JP2013194812A - 変速機のリバースアイドラ軸支持構造 - Google Patents

変速機のリバースアイドラ軸支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】リバースアイドラギヤがヘリカルギヤであり、かつ変速機ケースの奥部に配置される場合であっても、リバースアイドラ軸の変速機ケースヘの組付性を向上させる。
【解決手段】変速機のリバースアイドラ軸支持構造において、変速機ケース2の軸方向端部に配置される端部壁にはリバースアイドラ軸31に沿ってこのリバースアイドラ軸31の軸方向他端部近傍まで延びるケース側支持部50を形成し、支持ブラケット47にこの支持ブラケット47に形成される支持孔48の周辺からケース側支持部50へ延びるアーム部51を形成し、リバースアイドラ軸31の軸心を中心とする円弧状を成し且つ互いに接合される曲面部をケース側支持部50とアーム部51とに夫々形成し、ボルト49をその中心軸が曲面部を貫通するとともにリバースアイドラ軸31の軸心の方向に向くように配置した。
【選択図】図3

Description

この発明は変速機のリバースアイドラ軸支持構造に係り、特に、変速機におけるリバースアイドラギヤを回転自在に支持するリバースアイドラ軸の変速機ケースへの組付性の向上を図った変速機のリバースアイドラ軸支持構造に関する。
変速機においては、前進用やリバース用のギヤを軸に支持し、変速機ケースに組み付けている。リバース用のギヤの組み付けには、従来、リバースアイドラギヤをリバースアイドラ軸に回転自在に配置し、変速機ケースに組み付けたものがある。
実開昭59−7953号公報及び実開平2−34849号公報には、リバースアイドラ軸の両端部を、変速機ケースの端部壁に形成される支持孔と、ボルトによって変速機ケースに締結される支持ブラケットに設けられる支持孔とによって支持する構造が開示されている。
実開昭59−7953号公報 実開平2−34849号公報
ところで、変速機において、リバースアイドラギヤがリバース駆動ギヤ及びリバース従動ギヤと常時噛み合うヘリカルギヤであり、かつ変速機ケースの奥部にある端部壁の近傍に配置される場合、リバースアイドラギヤを以下のような手順で変速機ケースに組み付けている。
組み付けでは、まず、リバースアイドラギヤをリバース駆動ギヤ及びリバース従動ギヤと噛み合う位置に配置する。そして、支持ブラケットを軸方向他端部の支持孔に支持したリバースアイドラ軸をリバースアイドラギヤの中心の貫通孔に挿入し、その軸方向一端部を変速機ケースの端部壁に形成される支持孔に挿入する。その後、支持ブラケットを変速機ケースにボルトで締め付ける。
この際、実開昭59−7953号公報の構造では、支持ブラケットをリバースアイドラギヤよりも変速機ケースの奥側に位置する端部壁にボルトで締結するため、作業空間が少なく組み付けの作業が困難になる問題があった。また、実開平2−34849号公報の構造では、支持ブラケットを組み付ける際、変速機ケースに対する位置決めが困難で、組み付け性が悪くなる問題があった。
この発明は、リバースアイドラギヤがヘリカルギヤであり、かつ変速機ケースの奥部に配置される場合であっても、リバースアイドラ軸の変速機ケースヘの組付性を向上させることができる変速機のリバースアイドラ軸支持構造を提供することを目的とする。
この発明は、変速機ケースと、ヘリカルギヤからなるリバースアイドラギヤと、このリバースアイドラギヤを回転自在に支持するリバースアイドラ軸とを備え、前記リバースアイドラギヤを前記変速機ケースの軸方向端部に配置される端部壁の近傍に配置し、前記リバースアイドラ軸の軸方向一端部を前記端部壁に形成される支持孔に挿入することで前記変速機ケースに支持し、一方、前記リバースアイドラ軸の軸方向他端部を支持ブラケットに形成される支持孔に挿入し、この支持ブラケットをボルトによって前記端部壁に締結することで前記変速機ケースに支持する変速機のリバースアイドラ軸支持構造において、前記端部壁には前記リバースアイドラ軸に沿ってこのリバースアイドラ軸の軸方向他端部近傍まで延びるケース側支持部を形成し、前記支持ブラケットにこの支持ブラケットに形成される支持孔の周辺から前記ケース側支持部へ延びるアーム部を形成し、前記リバースアイドラ軸の軸心を中心とする円弧状を成し且つ互いに接合される曲面部を前記ケース側支持部と前記アーム部とに夫々形成し、前記ボルトをその中心軸が前記曲面部を貫通するとともに前記リバースアイドラ軸の軸心の方向に向くように配置したことを特徴とする。
変速機において、変速機ケースの奥部に配置されるリバースアイドラギヤがヘリカルギヤである場合、リバースアイドラギヤをリバース駆動ギヤ及びリバース従動ギヤとの噛み合い位置に配置した後、リバースアイドラ軸を組み付ける必要がある。
この発明は、端部壁のケース側支持部と支持ブラケットのアーム部とに夫々円弧状で互いに接合される曲面部を形成し、アーム部をケース側支持部に締結するボルトをその中心軸が曲面部を貫通してリバースアイドラ軸の軸心の方向に向くように配置したことで、支持ブラケットのアーム部を変速機ケースのケース側支持部に締結する作業を、リバースアイドラ軸に沿う方向でリバースアイドラギヤに対して端部壁とは反対側の比較的広い空間内で行えるため、支持ブラケットの変速機ケースに対する組み付けの作業性が向上する。
また、この発明は、リバースアイドラ軸の軸心を中心とする円弧状を成し且つ互いに接合される曲面部をケース側支持部とアーム部とに夫々形成したため、リバースアイドラ軸を中心に支持ブラケットをケース側支持部や周辺部品と干渉しない位置へ回転させた状態でリバースアイドラ軸に組み付けることができる。
そして、支持ブラケットの曲面部をケース側支持部の曲面部に沿わせて支持ブラケットを組み付け位置へと回転させることで、支持ブラケットのアーム部を変速機ケースのケース側支持部にボルトで締結することができる。
これにより、この発明は、変速機ケースの奥部に配置されるリバースアイドラギヤがヘリカルギヤの場合にも、リバースアイドラ軸の変速機ケースヘの組付性を向上させることができる。
図1は変速機の構造図である。(実施例) 図2は変速機の正面図である。(実施例) 図3は変速機ケースに組み付けたリバースアイドラ軸及び支持ブラケットの斜視図である。(実施例) 図4は図2のIV−IV線による断面図である。(実施例) 図5は変速機ケースの端部壁及びケース側支持部を示す斜視図である。(実施例) 図6は図4のVI−VI線による断面図である。(実施例) 図7は図4のVII−VII線による断面図である。(実施例) 図8はリバースアイドラ軸組み付け前の変速機ケースの端部壁及びケース側支持部を示す斜視図である。(実施例) 図9はリバースアイドラギヤを端部壁の近傍に配置した状態を示す斜視図である。(実施例) 図10はリバースアイドラ軸及び支持ブラケットの組み付け途中の状態を示す斜視図である。(実施例) 図11はリバースアイドラ軸組み付けが完了した状態を示す斜視図である。(実施例)
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
図1〜図11は、この発明の実施例を示すものである。図1、図2において、1は変速機である。変速機1は、図2に示すように、変速機ケース2を備えている。変速機ケース2は、内燃機関側の第1ケース部3と、中間の第2ケース部4と、内燃機関から離れた第3ケース部5とからなり、内燃機関から離れた第3ケース部5の端部に端部壁6を備えている。
変速機1は、図1に示すように、第1クラッチ7を介して内燃機関の駆動力が伝達される第1入力軸8及び第2クラッチ9を介して内燃機関の駆動力が伝達される第2入力軸10を、出力軸11と平行に変速機ケース2内に配置している。前記変速機ケース2の端部壁6は、これら第1入力軸8、第2入力軸10、出力軸11の内燃機関から離れた側の軸方向端部に配置されている。
変速機1は、第1入力軸8と出力軸11との間に奇数段の変速段を構成するギヤ列を配置し、第2入力軸10と出力軸11との間に偶数段の変速段を構成するギヤ列を配置している。奇数段の変速段を構成するギヤ列は、第1速ギヤ列12、第3速ギヤ列13、第5速ギヤ列14とからなる。偶数段の変速段を構成するギヤ列は、第2速ギヤ列15、第4速ギヤ列16、第6速ギヤ列17からなる。変速機1は、この偶数段の変速段を構成する第6速ギヤ列17が配置された第2入力軸10の端部であって、第2クラッチ9から最も離れた第6速ギヤ列17の外側にリバースギヤ列18を配置している。
前記第1速ギヤ列12は、第1入力軸8の軸方向で第1クラッチ7から最も離れた他端部の近傍に回転自在に配置した第1駆動ギヤ19と、この第1駆動ギヤ19に対応する位置で、第1駆動ギヤ19に噛み合うように出力軸11に回転不能に配置した第1従動ギヤ20とからなる。
前記第3速ギヤ列13は、第1入力軸8の軸方向で前記第1駆動ギヤ19よりも第1クラッチ7に近づく側に回転自在に配置した第3駆動ギヤ21と、この第3駆動ギヤ21に対応する位置で、第3駆動ギヤ21に噛み合うように出力軸11に回転不能に配置した第2・第3従動ギヤ22とからなる。
前記第5速ギヤ列14は、第1入力軸8の軸方向で第3駆動ギヤ21よりも第1クラッチ7に近づく側に回転自在に配置した第5駆動ギヤ23と、この第5駆動ギヤ23に対応する位置で、第5駆動ギヤ23に噛み合うように出力軸11の前記第2・第3従動ギヤ22の軸方向一側に回転不能に配置した第4・第5従動ギヤ24とからなる。
また、前記第2速ギヤ列15は、第2入力軸10の軸方向で第3駆動ギヤ21に対応する位置に回転自在に配置した第2駆動ギヤ25と、この第2駆動ギヤ25に対応する位置で、第2駆動ギヤ25に噛み合うように出力軸11に回転不能に配置した前記第2・第3従動ギヤ22とからなる。
前記第4速ギヤ列16は、第2入力軸10の軸方向で第5駆動ギヤ23に対応する位置に回転自在に配置した第4駆動ギヤ26と、この第4駆動ギヤ26に対応する位置で、第4駆動ギヤ26に噛み合うように出力軸11に回転不能に配置した前記第4・第5従動ギヤ24とからなる。
前記第6速ギヤ列17は、第2入力軸10の軸方向で第2駆動ギヤ25よりも第2クラッチ9から離れる側に回転自在に配置した第6駆動ギヤ27と、この第6駆動ギヤ27に対応する位置で、第6駆動ギヤ27に噛み合うように出力軸11の前記第1従動ギヤ20よりも第2クラッチ9から離れる側に回転不能に配置した第6従動ギヤ28とからなる。
さらに、前記リバースギヤ列18は、第2入力軸10の軸方向で第6駆動ギヤ27よりも第2クラッチ9から離れる側に回転自在に配置したリバース駆動ギヤ29と、このリバース駆動ギヤ29に対応する位置で、出力軸11の第6従動ギヤ28よりも第2クラッチ9から離れる側に回転不能に配置したリバース従動ギヤ30と、リバース駆動ギヤ29及びリバース従動ギヤ30に噛み合うようにリバースアイドラ軸31に回転自在に配置したリバースアイドラギヤ32とからなる。リバースアイドラギヤ32は、ヘリカルギヤに形成されている。
前記変速機1は、第1入力軸8に第1駆動ギヤ19をワンウェイクラッチ33を介して取り付けている。第3駆動ギヤ21と第5駆動ギヤ23との間の第1入力軸8には、第3駆動ギヤ21と第5駆動ギヤ23とを第1入力軸8に選択的に連結する第3・第5噛み合いクラッチ34を配置している。
前記第2駆動ギヤ25と第4駆動ギヤ26との間の第2入力軸10には、第2駆動ギヤ25と第4駆動ギヤ26とを第2入力軸10に選択的に連結する第2・第4噛み合いクラッチ35を配置している。
前記第6駆動ギヤ27とリバース駆動ギヤ29との間の第2入力軸10には、第6駆動ギヤ27とリバース駆動ギヤ29とを第2入力軸10に選択的に連結する第6・リバース噛み合いクラッチ36を配置している。
第3・第5噛み合いクラッチ34と第2・第4噛み合いクラッチ35と第6・リバース噛み合いクラッチ36とは、図2に示すシフターシャフト37により動作され、第3速ギヤ列13及び第5速ギヤ列14と、第2速ギヤ列15及び第4速ギヤ列16と、第6速ギヤ列17及びリバースギヤ列18とのいずれか一つを選択的に連結する。
また、前記変速機1は、出力軸11の第4・第5従動ギヤ24よりも内燃機関側の端部に終減速ギヤ列38の終減速駆動ギヤ39を回転不能に配置している。終減速ギヤ列38の終減速駆動ギヤ39に噛み合う終減速従動ギヤ40は、ディファレンシャル装置41に配置されている。ディファレンシャル装置41は、駆動軸42により駆動輪43に連絡している。
これにより、変速機1は、内燃機関から第1入力軸8または第2入力軸10に入力する駆動力を第1〜第6速ギヤ列12〜17、リバースギヤ列18を介して出力軸11に伝達し、ディファレンシャル装置41から駆動軸42を介して駆動輪43に伝達する。
この変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、図2、図3に示すように、変速機ケース2と、変速機ケース2の奥部に配置されるヘリカルギヤからなるリバースアイドラギヤ32と、このリバースアイドラギヤ32を回転自在に支持するリバースアイドラ軸31とを備えている。変速機1は、リバースアイドラギヤ32を、変速機ケース2を構成する第3ケース部5の軸方向端部に配置される端部壁6の近傍に配置している。変速機ケース2を構成する第3ケース部5は、軸方向端部の端部壁6と交差する変速機1の正面側の側壁44に開口部45を形成している。開口部45は、リバースアイドラギヤ32及びリバースアイドラ軸31を配置する端部壁6の内面に臨んで設けられ、正面カバー(図示せず)により覆われる。
リバースアイドラ軸31は、図4、図5に示すように、軸方向一端部を端部壁6に形成される支持孔46に挿入することで変速機ケース2に支持している。一方、リバースアイドラ軸31は、軸方向他端部を支持ブラケット47に形成される支持孔48に挿入し、この支持ブラケット47をボルト49によって端部壁6に締結することで変速機ケース2に支持している。
変速機ケース2の端部壁6の内面には、図6、図7に示すように、リバースアイドラ軸31に沿って、このリバースアイドラ軸31の軸方向他端部近傍まで延びるケース側支持部50を形成している。支持ブラケット47には、図4に示すように、この支持ブラケット47に形成される支持孔48の周辺から、ケース側支持部50へ延びるアーム部51を形成している。端部壁6のケース側支持部50及び支持ブラケット47のアーム部51は、夫々複数個、この実施例では2個備えている。
2個のケース側支持部50は、図4、図5に示すように、リバースアイドラ軸31の軸心方向から見た場合、リバースアイドラ軸31の軸心Cを中心とする周方向に隙間を隔てて配置されている。2個のアーム部51は、支持ブラケット47に形成した支持孔48の外周から夫々のケース側支持部50に向かって放射状に延びるように配置されている。
各2個のケース側支持部50とアーム部51とには、夫々曲面部52、曲面部53を形成している。ケース側支持部50の曲面部52とアーム部51の曲面部53とは、リバースアイドラ軸31の軸心を中心とする円弧状を成し、且つ互いに接合される同じ曲率の曲面に形成されている。
図6、図7に示すように、ケース側支持部50には、ボルト49を挿通する挿通孔54を形成している。また、アーム部51には、ケース側支持部50の挿通孔54に合致してボルト49がねじ込まれるねじ孔55を形成している。ケース側支持部50の挿通孔54及びアーム部51のねじ孔55は、図4に示すように、互いに合致してリバースアイドラ軸31の軸心Cの方向に向くように形成している。これより、ボルト49は、その中心軸がケース側支持部50の曲面部52とアーム部51の曲面部53とを貫通するとともに、リバースアイドラ軸31の軸心Cの方向に向くように配置している。
さらに、ケース側支持部50は、曲面部52の裏側に、このケース側支持部50と端部壁6の内面とを連結する補強リブ56を備えている。
変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、図8〜図11に示すように、リバースアイドラ軸31及びリバースアイドラギヤ32を変速機ケース2に組み付ける。
図8に示すように、組み付け前において、変速機ケース2の開口部45からは、奥部に位置する端部壁6の内面に形成された支持孔46及びケース側支持部50が、容易に目視できるように配置されている。
図9に示すように、リバースアイドラギヤ32を開口部45から変速機ケース2内に入れて、リバースアイドラギヤ32の軸心を端部壁6の支持孔46に合致させながら、リバース駆動ギヤ29及びリバース従動ギヤ30との噛み合い位置に配置する。
次に、リバースアイドラ軸31の軸方向一端部をリバースアイドラギヤ32の中心の貫通孔57に回転自在に挿入し、端部壁6に形成される支持孔46に挿入するとともに、リバースアイドラ軸31の軸方向他端部を支持ブラケット47に形成される支持孔48に挿入して組み付ける。
このとき、支持ブラケット47は、図10に示すように、リバースアイドラ軸31を中心にシフターシャフト37などの周辺部品とは干渉しない位置に回転させた状態で、リバースアイドラギヤ32の貫通孔57及び端部壁6の支持孔46に組み付ける。
その後、図11に示すように、アーム部51の曲面部53をケース側支持部50の曲面部52に沿って摺動させて支持ブラケット47を組み付け位置へと回転させ、アーム部51のねじ孔55をケース側支持部50の挿通孔54に合致させる。この状態で、ケース側支持部50の挿通孔54に挿通したボルト49をアーム部51のねじ孔55にねじ込んで締め付けることで、支持ブラケット47のアーム部51を変速機ケース2のケース側支持部50に締結する。
このように、この変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、変速機ケース2の端部壁6のケース側支持部50と支持ブラケット47のアーム部51とに夫々円弧状で互いに接合される曲面部52、曲面部53を形成し、アーム部51をケース側支持部50に締結するボルト49を、その中心軸が曲面部52、曲面部53を貫通してリバースアイドラ軸31の軸心Cの方向に向くように配置している。
これにより、支持ブラケット47のアーム部51を変速機ケース2のケース側支持部50に締結する作業を、リバースアイドラ軸31に沿う方向でリバースアイドラギヤ32に対して端部壁6とは反対側の比較的広い空間内で行うことができるため、支持ブラケット47の変速機ケース2に対する組み付け作業性が向上する。
また、この変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、リバースアイドラ軸31の軸心を中心とする円弧状を成し且つ互いに接合される曲面部52、曲面部53をケース側支持部50とアーム部51とに夫々形成したため、リバースアイドラ軸31を中心に支持ブラケット47をケース側支持部50や周辺部品と干渉しない位置へ回転させた状態で、支持ブラケット47をリバースアイドラ軸31に組み付けることができる。
そして、支持ブラケット47に形成したアーム部51の曲面部53をケース側支持部50の曲面部52に沿わせて支持ブラケット47を組み付け位置へと回転させることで、支持ブラケット47のアーム部51を変速機ケース2のケース側支持部50にボルト49で締結することができる。
これにより、この変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、変速機ケース2の奥部に配置されるリバースアイドラギヤ32がヘリカルギヤの場合にも、リバースアイドラ軸31の変速機ケース2ヘの組付性を向上させることができる。
また、この変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、ケース側支持部50の曲面部52の裏側に、このケース側支持部50と端部壁6とを連結する補強リブ56を備えているので、リバースアイドラ軸31の変速機ケース2ヘの組付性を向上させつつ、ケース側支持部50の剛性を向上させ、駆動力の伝達時にリバースアイドラ軸31の倒れを防止することができる。
さらに、この変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、ケース側支持部50及び支持ブラケット47のアーム部51を夫々2個備えているので、複数個のケース側支持部50及び支持ブラケット47のアーム部51によってリバースアイドラ軸31を支持でき、駆動力の伝達時にリバースアイドラ軸31の倒れを防止することができる。
さらにまた、この変速機1のリバースアイドラ軸支持構造は、リバースアイドラ軸31の軸心方向からケース側支持部50を見た場合、このケース側支持部50をリバースアイドラ軸31の軸心Cを中心とする周方向に隙間を隔てて配置し、アーム部51を支持ブラケット47に形成した支持孔48の外周から夫々のケース側支持部50に向かって放射状に延びる複数個設けている。これにより、支持ブラケット47を変速機ケース2に組み付ける際、支持ブラケット47のアーム部51をケース側支持部50の間に形成される隙間を通してケース側支持部50の外側から曲面部52の側へ移動させることができ、支持ブラケット47の組付性を向上させることができる。
この発明は、リバースアイドラギヤがヘリカルギヤであり、かつ変速機ケースの奥部に配置される場合であっても、リバースアイドラ軸の変速機ケースヘの組み付け性を向上させることができるものであり、手動式や自動式の変速機にかかわらず、ヘリカルギヤからなるリバースアイドラギヤを備えた変速機に適用することが可能である。
1 変速機
2 変速機ケース
6 端部壁
18 リバースギヤ列
29 リバース駆動ギヤ
30 リバース従動ギヤ
31 リバースアイドラ軸
32 リバースアイドラギヤ
37 シフターシャフト
45 開口部
46 支持孔
47 支持ブラケット
48 支持孔
49 ボルト
50 ケース側支持部
51 アーム部
52 曲面部
53 曲面部
54 挿通孔
55 ねじ孔
56 補強リブ

Claims (4)

  1. 変速機ケースと、ヘリカルギヤからなるリバースアイドラギヤと、このリバースアイドラギヤを回転自在に支持するリバースアイドラ軸とを備え、前記リバースアイドラギヤを前記変速機ケースの軸方向端部に配置される端部壁の近傍に配置し、前記リバースアイドラ軸の軸方向一端部を前記端部壁に形成される支持孔に挿入することで前記変速機ケースに支持し、一方、前記リバースアイドラ軸の軸方向他端部を支持ブラケットに形成される支持孔に挿入し、この支持ブラケットをボルトによって前記端部壁に締結することで前記変速機ケースに支持する変速機のリバースアイドラ軸支持構造において、前記端部壁には前記リバースアイドラ軸に沿ってこのリバースアイドラ軸の軸方向他端部近傍まで延びるケース側支持部を形成し、前記支持ブラケットにこの支持ブラケットに形成される支持孔の周辺から前記ケース側支持部へ延びるアーム部を形成し、前記リバースアイドラ軸の軸心を中心とする円弧状を成し且つ互いに接合される曲面部を前記ケース側支持部と前記アーム部とに夫々形成し、前記ボルトをその中心軸が前記曲面部を貫通するとともに前記リバースアイドラ軸の軸心の方向に向くように配置したことを特徴とする変速機のリバースアイドラ軸支持構造。
  2. 前記ケース側支持部は前記曲面部の裏側にこのケース側支持部と前記端部壁とを連結する補強リブを備えることを特徴とする請求項1に記載の変速機のリバースアイドラ軸支持構造。
  3. 前記ケース側支持部及び前記支持ブラケットのアーム部を夫々複数個備えることを特徴とする請求項1に記載の変速機のリバースアイドラ軸支持構造。
  4. 前記リバースアイドラ軸の軸心方向から前記ケース側支持部を見た場合、このケース側支持部は前記リバースアイドラ軸の軸心を中心とする周方向に隙間を隔てて配置され、前記アーム部は前記支持ブラケットに形成した支持孔の外周から夫々のケース側支持部に向かって放射状に延びる複数個のアーム部からなることを特徴とする請求項3に記載の変速機のリバースアイドラ軸支持構造。
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