JP2013189057A - クローラ用芯金、弾性クローラ、及びクローラ用芯金の鋳型 - Google Patents

クローラ用芯金、弾性クローラ、及びクローラ用芯金の鋳型 Download PDF

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Abstract

【課題】容易に脱型できる形状で且つ、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をゆるやかにするクローラ用芯金を提供すること。
【解決手段】無端帯状のゴムベルト(無端帯状の弾性体の一例)に埋設される芯金基体21と、芯金基体21に設けられ、ゴムベルトの内周側を転動する転輪を支持し、芯金幅方向の両端部28Aから中間部に向ってクローラ内周側(弾性体の内周側と同義)に凸となるように連続して傾斜し、芯金幅方向に対して斜めに延びる稜線部30が形成された転輪支持面28と、をクローラ用芯金20が有すること。
【選択図】図3

Description

本発明は、クローラ用芯金、このクローラ用芯金を用いた弾性クローラ、及びこのクローラ用芯金の鋳型に関する。
農業用機械をはじめ、建設機械や土木作業用機械の走行部に無端状のゴムクローラが使用されている。
ゴムクローラは、通常、機体側のスプロケット、アイドラー、及び転輪に巻き掛けられて用いられる。これらのスプロケット、アイドラー、及び転輪は、ゴムクローラの内周側を転動することから、ゴムクローラの中には、内周部に補強用の芯金をクローラ周方向に一定間隔で埋設するものがある(特許文献1参照)。
特許文献1に開示のゴムクローラでは、芯金に形成されたクローラ内周側に突出する突起の頂面で転輪を支持している。この芯金は、縦割りの前後2つの鋳型で成型されるため、突起頂面をそれぞれの鋳型から容易に脱型できるように傾斜させている(抜き勾配をつけている)。
特開2010-202070号公報
ところで、特許文献1では、突起頂面をクローラ幅方向に沿って横切るように鋳型の割面が形成されているため、成型された芯金には、突起頂面にクローラ幅方向に沿って延びる稜線部(パーティングライン)が形成される。
ここで、転輪が突起頂面を転動する際には、転輪は、突起頂面(転輪支持面)の稜線部につながる一方の斜面を上がって、稜線部をほぼ同時に超えると他方の斜面を下るので転輪の上下動が急になる傾向にある。
本発明は、容易に脱型できる形状で且つ、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をゆるやかにするクローラ用芯金、このクローラ用芯金を用いた弾性クローラ、及びこのクローラ用芯金の鋳型を提供することを課題とする。
本発明の請求項1に記載のクローラ用芯金は、無端帯状の弾性体に埋設され、前記弾性体の幅方向に長い芯金基体と、前記芯金基体に設けられ、前記弾性体の内周側を転動する転輪を支持し、前記芯金基体幅方向の両端部から中間部に向って前記弾性体の内周側に凸となるように連続して傾斜し、前記芯金基体長手方向に対して斜めに延びる稜線部が形成された転輪支持面と、を有している。
本発明の請求項1に記載のクローラ用芯金(以下、適宜「芯金」と記載する。)では、
転輪支持面を稜線部から芯金基体幅方向の両端部に向かって下り勾配となるように傾斜させた形状としている。この形状により、芯金の形状を模した主型から、該主型を用いて造形された芯金成型用の鋳型を容易に脱型することができる。
また、鋳型を金型とした場合には、上記形状により、成型後の芯金を鋳型(金型)から容易に脱型することができる。
また、上記芯金では、転輪支持面の稜線部から芯金基体幅方向(言い換えると弾性体周方向)の両端部までをそれぞれ連続して傾斜させていることから、例えば、不連続に傾斜するものと比べて、転輪支持面を転動する転輪の上下動を少なくできる。
またさらに、上記芯金では、転輪支持面に芯金基体長手方向(言い換えると弾性体幅方向)に対して斜めに延びるように稜線部を形成していることから、転輪支持面上を転動する転輪は、転輪支持面の一方の傾斜部分を上がって稜線部の延在方向の一端部(または他端部)から稜線部に乗り上がり、該稜線部上を転動し、そして、稜線部の延在方向の他端部(または一端部)から稜線部を降りて他方の傾斜部分を下るため、上下動がゆるやかになる。
以上のことから、上記芯金によれば、容易に脱型できる形状にしつつ、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をゆるやかにすることができる。
本発明の請求項2に記載のクローラ用芯金は、請求項1に記載のクローラ用芯金において、前記転輪支持面は、前記芯金基体の前記芯金基体幅方向の中央を通る中央線を横切るように前記芯金基体幅方向に延び、前記稜線部の延在方向の一端部は、前記中央線上に位置している。
本発明の請求項2に記載のクローラ用芯金では、稜線部の延在方向の一端部を芯金基体の中央線上に位置させていることから、例えば、稜線部の延在方向の一端部を芯金基体の中央線上以外に位置させているものと比べて、転輪が稜線部の延在方向の一端部から稜線部に乗り上げる、または稜線部から降りる際に作用する荷重によって芯金基体が傾くのを抑制することができる。
本発明の請求項3に記載のクローラ用芯金は、請求項2に記載のクローラ用芯金において、前記稜線部の延在方向の他端部は、前記中央線側よりも前記転輪支持面の前記芯金基体幅方向の端部側に位置している。
本発明の請求項3に記載のクローラ用芯金では、稜線部の延在方向の他端部を芯金基体の中央線側よりも転輪支持面の芯金基体幅方向の端部側に位置させていることから、転輪支持面に対する稜線部の割合(芯金基体幅方向の割合)が増して、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をさらにゆるやかにすることができる。
本発明の請求項4に記載のクローラ用芯金は、請求項2または請求項3に記載のクローラ用芯金において、前記転輪支持面は、前記芯金基体の前記芯金基体長手方向に間隔をあけて一対設けられ、一方の前記転輪支持面の前記稜線部と他方の前記転輪支持面の前記稜線部は、前記中央線を挟んで前記芯金基体幅方向の逆側にそれぞれ形成されている。
本発明の請求項4に記載のクローラ用芯金では、一方の転輪支持面の稜線部と他方の転輪支持面の稜線部を芯金基体の中央線を挟んで芯金基体幅方向の逆側にそれぞれ形成していることから、転輪が、一方の転輪支持面の稜線部から中央線を挟んで他方の転輪支持面の稜線部へ連続して乗り移るため、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をさらにゆるやかにすることができる。
本発明の請求項5のクローラ用芯金は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のクローラ用芯金において、前記芯金基体の前記芯金基体長手方向に間隔をあけて設けられ、前記弾性体の内周側に突出し、前記弾性体が巻き掛けられる駆動輪及び遊動輪の前記弾性体幅方向の移動を当接により制限する一対の突起を有し、前記転輪支持面は、前記突起の頂面である。
本発明の請求項5に記載のクローラ用芯金では、駆動輪及び遊動輪の弾性体幅方向の移動を当接により制限する突起の頂面を転輪支持面としていることから、芯金基体に別途転輪支持面を形成する必要がなく、芯金の構造を簡単にすることができる。また、芯金の重量の増加を抑えることができる。
本発明の請求項6に記載の弾性クローラは、無端状の弾性体と、前記弾性体に該弾性体周方向に間隔をあけて複数埋設される請求項1に記載のクローラ用芯金と、を有している。
本発明の請求項6に記載の弾性クローラでは、請求項1に記載のクローラ用芯金を用いていることから、例えば、上記クローラ用芯金を用いていないものと比べて、芯金成型用の鋳型の造形時に、芯金の形状を模した主型(不図示)から鋳型(砂型)を容易に脱型することができるため、生産性を向上させることができる。また、鋳型を金型とした場合には、成型後の芯金を鋳型(金型)から容易に脱型することができるため、生産性を向上させることができる。さらに、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をゆるやかにすることができる。
本発明の請求項7に記載のクローラ用芯金の鋳型は、請求項1に記載のクローラ用芯金を成型するための鋳型であって、前記芯金の前記芯金基体幅方向の一方側を成型する第1鋳型と、前記芯金の前記芯金基体幅方向の他方側を成型する第2鋳型と、を有し、前記第1鋳型及び前記第2鋳型の各々の割面が前記転輪支持面の稜線部に沿っている。
本発明の請求項7に記載のクローラ用芯金の鋳型では、第1鋳型と第2鋳型の割面が、転輪支持面の稜線部に沿っていることから、請求項1に記載のクローラ用芯金を成型することができる。
以上説明したように、本発明のクローラ用芯金は、容易に脱型できる形状にしつつ、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をゆるやかにすることができる。
本発明の弾性クローラは、生産性を向上させることができ、かつ、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をゆるやかにすることができる。
本発明のクローラ用芯金の鋳型は、容易に脱型できる形状で且つ、転輪支持面上を転動するときの転輪の上下動をゆるやかにするクローラ用芯金を成型することができる。
第1実施形態のゴムクローラを側方(クローラ幅方向)から見た側面図である。 第1実施形態のゴムクローラの内周部を示す平面図である。 第1実施形態のクローラ用芯金の斜視図である。 (A)第1実施形態のクローラ用芯金の平面図である。(B)第1実施形態のクローラ用芯金の正面図である。(C)第1実施形態のクローラ用芯金の側面図である。 (A)図4(A)の矢印5X付近の拡大図である。(B)図4(A)の矢印5X付近の拡大斜視図である。 図2のゴムクローラを6X−6X線で切断したゴムクローラの断面図である。 図2のゴムクローラを7X−7X線で切断したゴムクローラの断面図である。 図7の矢印8X付近の拡大図である。 一対の鋳型内で第1実施形態の芯金が成型された状態を示す、クローラ用芯金の斜視図である。 図9の10X−10X線断面図である。 図10の11X−11X線断面図である。 図9の12X−12X線断面図である。 図12の13X−13X線断面図である。 第1実施形態のクローラ用芯金の変形例を示す平面図である。 第2実施形態のクローラ用芯金の平面図である。 第2実施形態のクローラ用芯金を成型するための第1鋳型の割面を正面から見た正面図である。 第2実施形態のクローラ用芯金を成型するための第2鋳型の割面を正面から見た正面図である。 一対の鋳型内で第2実施形態の芯金が成型された状態を示す、クローラ用芯金の斜視図である。 図18の19X−19X線断面図である。 図19の20X−20X線断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係るクローラ用芯金及び弾性クローラについて図1〜8を用いて説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係る弾性クローラの一例としての無端状のゴムクローラ10は、機体としてのクローラ車の駆動輪の一例としてのスプロケット100、遊動輪の一例としてのアイドラー102、及びスプロケット100とアイドラー102の間に配設されるようにクローラ車に回転自在に取り付けられる複数の転輪104に巻き掛けられて用いられるものである。
本実施形態では、無端状のゴムクローラ10の周方向(図2の矢印S方向)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ10の幅方向(図2の矢印W方向)を「クローラ幅方向」と記載する。なお、クローラ周方向とクローラ幅方向は、ゴムクローラ10を外周側または内周側(図2参照)から見た場合に直交している。
また、本実施形態では、スプロケット100、アイドラー102、及び転輪104に巻き掛けて環状(円環状、楕円環状、多角形環状などを含む)となったゴムクローラ10の内周側(図6の矢印IN方向側)を「クローラ内周側」と記載し、上記ゴムクローラ10の外周側(図6の矢印OUT方向側)を「クローラ外周側」と記載する。なお、図6の矢印IN方向及び矢印OUT方向は、巻き掛け状態のゴムクローラ10の内外方向を示している。また、クローラ外周側はゴムクローラ10の接地側、クローラ内周側はゴムクローラ10の接地側に対して反対側(またはスプロケット100などに巻き掛けられる側)とそれぞれ言い換えられる。
また、スプロケット100、アイドラー102、転輪104、及びこれらに巻き掛けられたゴムクローラ10によってクローラ車の走行部としてのクローラ走行装置98が構成されている。
図1に示すように、スプロケット100は、クローラ車の駆動軸に連結される円盤状の輪部100Aの外周面に、円周方向に一定間隔で歯部100Bを形成したものである。このスプロケット100は、ゴムクローラ10にクローラ車からの駆動力を作用させて(詳細は後述)、ゴムクローラ10をスプロケット100及びアイドラー102の間で循環させるものである。
アイドラー102は、円盤状とされ、クローラ車に回転自在に取付けられている。また、アイドラー102は、クローラ車側が備える図示しない油圧等の加圧機構によってスプロケット100から離間する方向へ押圧されて、ゴムクローラ10のテンション(張力)を保持するものである。
転輪104は、クローラ車の重量を支持するものであり、クローラ車に回転自在に取付けられる軸部104Aと、軸部104Aの中央から外周側に張り出す鍔部である輪部104Bと、を含んで構成されている(図6参照)。
上記アイドラー102及び転輪104は、スプロケット100及びアイドラー102の間を循環するゴムクローラ10に対して従動回転するようになっている。
図1に示すように、ゴムクローラ10は、ゴム材を無端帯状に形成したゴムベルト12を有している。なお、本実施形態のゴムベルト12は、本発明の無端状の弾性体の一例である。また、本実施形態のゴムベルト12の周方向、幅方向、内周側、外周側は、それぞれクローラ周方向、クローラ幅方向、クローラ内周側、クローラ外周側と一致している。
なお、図2、図6、図7では、ゴム材により形成される後述するゴムベルト12、ラグ14、及びゴム突起16を二点鎖線で示している。
図2に示すように、ゴムベルト12には、本発明の第1実施形態に係るクローラ用芯金
20(以下、単に「芯金20」と記載する。)がクローラ周方向に間隔(本実施形態では一定間隔)をあけて複数埋設されている。なお、本実施形態の芯金20は、金属材料で形成されている。
図2、図6に示すように、芯金20は、ゴムベルト12に埋設され、クローラ幅方向(ゴムベルト12の幅方向)に延びて該クローラ幅方向が長手方向とされた芯金基体21を有している。なお、芯金基体21の長手方向(以下、「芯金長手方向」と記載する。)とゴムベルト12の幅方向(クローラ幅方向)は一致している。また、芯金基体21の幅方向(以下、「芯金幅方向」と記載する。)は、ゴムクローラ10の平坦部分(ここでいう平坦部分とは、スプロケット100やアイドラー102に巻き掛けられたりなどして湾曲した部分を除く部分であり、例えば、図1の符号Fで示す部分などを指す)において、ゴムベルト12の周方向(クローラ周方向)と一致している。このため、図3、図4では、芯金長手方向を矢印W、芯金幅方向を矢印Sで示している。
図3、図4に示すように、芯金基体21は、芯金長手方向の中央部22と、中央部22の芯金長手方向の両端部から延出する一対の翼部24と、を含んで構成されている。
中央部22は、スプロケット100が係合する部分であり、スプロケット100と係合して駆動力が入力されるため、翼部24よりも芯金厚み方向に肉厚とされている。なお、ここでいう「芯金厚み方向」とは、芯金長手方向及び芯金幅方向に対して直交する方向であり、ゴムクローラ10の上記平坦部分Fにおいては、ゴムベルト12の厚み方向(クローラ内外方向)と一致している。
また、図3、図4(A)に示すように、芯金20は、中央部22の芯金長手方向の中央を通る直線(以下では、中央線CLと記載する)が、ゴムベルト12の幅方向の中央を通る直線(ゴムベルト12の中央線)と一致するように配置されている。なお、本実施形態では、中央線CLに向う側をクローラ幅方向内側、中央線CLから離れる側をクローラ幅方向外側として説明する。
また、図4(A)及び図4(B)に示すように、芯金20は、芯金基体21に一対の突起26を有している。この一対の突起26は、芯金長手方向へ互いに間隔をあけて設けられ、この間隔がスプロケット100及びアイドラー102の通過スペースを形成している。この突起26は、翼部24の根元部分(中央部22側)に形成され、芯金厚み方向に沿って中央部22よりもクローラ内周側へ突出している。また、一対の突起26間を通過するスプロケット100及びアイドラー102は、突起26の芯金長手方向内側の内壁に当接して、芯金長手方向への移動が制限されるようになっている。
図3及び図4(C)に示すように、突起26は、芯金側面視で(芯金長手方向から見て)突起中腹部26Aよりも突起頂部26Bが芯金幅方向両側に張り出した形状とされている。この突起頂部26Bは、芯金基体21よりも芯金幅方向の長さが長くなっている。
具体的には、図4(C)に示すように、突起頂部26Bは、芯金基体21の芯金幅方向の中央を通る直線(以下では、中央線XLと記載する)からの距離が芯金幅方向の一方側よりも他方側で長くなっている。なお、以下では、突起頂部26Bの中央線XLからの距離が短い張り出し部分を短張出部26C、中央線XLからの距離が長い張り出し部分を長張出部26Dとして説明する。なお、中央線XLは、芯金基体21の芯金幅方向の中央を通り、芯金幅方向と直交する中央平面と言い換えできる。このため、以下では、中央線XLを適宜中央平面XLと記載する。
図4(A)に示すように、一対の突起26は、芯金20の中央線CLと中央平面XLとの交点Pを中心として点対称とされている。
また、突起26は、頂面で転輪104の軸部104Aを支持するようになっている。なお、以下では、突起26の頂面を転輪支持面28として説明する。
図3、図4(A)、図5に示すように、転輪支持面28は、前述したように突起26の頂面であり、芯金幅方向(図2では、クローラ周方向)に細長く延びている。この転輪支持面28は、芯金幅方向の両端部28Aから中間部に向って突起26の突出方向(クローラ内周側)に凸となるように連続して傾斜している。この転輪支持面28の傾斜している傾斜部28D及び傾斜部28Eの境界である稜線部30は、転輪支持面28の芯金長手方向の一方の端部28Bから他方の端部28Bに向って、芯金長手方向に対して斜めに延びるように形成されている。なお、本実施形態では、短張出部26C側に形成される傾斜部を傾斜部28Dとし、長張出部26D側に形成される傾斜部を傾斜部28Eとしている。
また、本実施形態の稜線部30の凸高さは、稜線部30の延在方向に沿って同じ凸高さになっている。なお、ここで言う「凸高さ」とは、芯金基体21の底面(最も底に位置する部分)からの高さを示している。なお、稜線部30の凸高さは、稜線部30の延在方向に沿って凸高さが変化してもよい。
図5(A)に示すように、稜線部30の延在方向の一端部30Aは、芯金基体21の中央平面XL上に位置している。また、稜線部30の延在方向の他端部30Bは、芯金基体21の中央平面XL側よりも転輪支持面28の芯金幅方向の端部28A側に位置している。具体的には、稜線部30の他端部30Bは、中央平面XLと端部28Aとの中間点よりも端部28A側に位置している。
本実施形態では、稜線部30の延在方向の他端部30Bは、転輪支持面28の端部28Aと端部28Bとの角部を構成する湾曲部28Cの近傍に位置している。
図3、図4(A)に示すように、一方の転輪支持面28の稜線部30と他方の転輪支持面28の稜線部30は、芯金基体21の中央平面XLを挟んで芯金幅方向の逆側にそれぞれ形成されている。また、本実施形態では、一方の転輪支持面28の稜線部30と他方の転輪支持面28の稜線部30は、芯金基体21の中央線CLに対して互いに同じ方向に傾斜している。
なお、本実施形態では、図4(A)に示すように、一方の転輪支持面28(図4(A)では左側の転輪支持面28)の稜線部30が右上がりとされ、延在方向の一端部(図4(A)では右上端部)が中央平面XL上に位置し、他方の転輪支持面28(図4(A)では、右側の転輪支持面28)の稜線部30が右上がりとされ、延在方向の一端部(図4(A)では左下端部)が中央平面XL上に位置している。換言すると、一方の転輪支持面28の稜線部30及び他方の転輪支持面28の稜線部30は、それぞれの延在方向の一端部30Aが芯金20の中央平面XL上でかつ中央線CL側とされ、それぞれの延在方向の他端部30Bが長張出部26Dの先端でかつ翼部24の先端側に向けて傾斜しながら延びている。
また、本実施形態では、一方の転輪支持面28の稜線部30と他方の転輪支持面28の稜線部30とが互いに同じ方向に傾斜しているが、本発明はこの構成に限定されず、図4(A)に示すように、それぞれの稜線部30が右上がりであれば、芯金幅方向(クローラ周方向)に対する角度は異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、図4(A)に示すように、一方の転輪支持面28の稜線部30及び他方の転輪支持面28の稜線部30をそれぞれ右上がりにしているが、本発明はこの構成に限定されず、図14に示すように、一方の転輪支持面28の稜線部30及び他方の転輪支持面28の稜線部30をそれぞれ左上がりにしてもよい。具体的には、一方の転輪支持面28の稜線部30及び他方の転輪支持面28の稜線部30は、それぞれの延在方向の一端部30Aが芯金20の中央平面XL上でかつ翼部24の先端側とされ、それぞれの延在方向の他端部30Bが長張出部26Dの先端でかつ芯金20の中央線CL側に向けて傾斜しながら延びている。
図3、図4(A)に示すように、芯金基体21には、翼部24の根元側に芯金幅方向の一方側に突出する突起部32が形成され、他方側に突出する二股部36が形成されている。この二股部36の隙間は、突起部32が差し込める大きさとされている。
また、突起部32は、突起26の長張出部26Dの下方(クローラ外周側)に形成され、二股部36は、突起26の短張出部26Cの下方(クローラ外周側)に形成されている。
図2に示すように、突起部32は、クローラ周方向の一方側に隣り合う芯金20の二股部36の隙間に差し込まれている。また、二股部36の隙間には、クローラ周方向の他方側に隣り合う芯金20の突起部32が差し込まれている。上記のように、突起部32を二股部36に差し込んだ状態で、芯金20はゴムベルト12の内周部にクローラ周方向に間隔をあけて配設されている。
図2に示すように、二股部36に、クローラ周方向の他方に隣り合う芯金20の突起部32が差し込まれているときには、図7に示すクローラ側面視で二股部36と、隣り合う芯金20の突起部32とが重なり合っている。
上記構成により、クローラ周方向に互いに隣り合う芯金20のクローラ幅方向の相対移動が、突起部32と二股部36との当接により制限される。
図3、図4(A)に示すように、本実施形態では、突起26の短張出部26Cの下方に二股部36を形成し、長張出部26Dの下方に突起部32を形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、突起26の短張出部26Cの下方に突起部32を形成し、突起26の長張出部26Dの下方に二股部36を形成してもよい。
なお、本実施形態の突起部32及び二股部36は、芯金20の交点Pを中心として点対称となるように芯金基体21に形成されているが、本発明はこの構成に限定されず、芯金20の中央線CLに対して左右対称となるように芯金基体21に形成されてもよい。
図6に示すように、芯金20の少なくとも一対の翼部24を含むクローラ外周側部分は、ゴムベルト12の内周部に埋設されている。また、突起26は、上述した転輪支持面28を除いてゴム材により被覆されて、ゴム突起16を形成している。このゴム突起16は、クローラ幅方向から見て略台形状となっている(図1、図7参照)。
図2に示すように、ゴムベルト12の内周部には、クローラ周方向に互いに隣り合う芯金20の中央部22間にスプロケット100の歯部100Bが挿入係合される係合凹部40が形成されている。この係合凹部40は、底部がゴム材により閉鎖されている。なお、本発明に係るその他の実施形態では、係合凹部40の底部にクローラ内外に貫通するスリット(切り欠き)を形成してもよく、また、ゴムベルト12に、係合凹部40の代わりにクローラ内外に貫通する貫通穴を形成し、該貫通穴に歯部100Bを挿入係合させる構成としてもよい。
ここで、スプロケット100の歯部100Bが係合凹部40に挿入係合した状態でスプロケット100が回転(駆動)すると、歯部100Bが係合(当接)している係合凹部40を構成するクローラ周方向のゴム壁を介して芯金20の中央部22に駆動力が入力されて、ゴムベルト12(ゴムクローラ10)に駆動力が伝達される。
図5に示すように、ゴムベルト12には、芯金20のクローラ外周側にクローラ周方向に沿って延びる無端帯状の補強層42が埋設されている。この補強層42は、係合凹部40を挟んでクローラ幅方向両側にそれぞれ配設されている。また、補強層42は、クローラ周方向に沿って螺旋状に巻回された1本の補強コード又はクローラ周方向に沿って並列された複数本の補強コードをゴム被覆して形成したものである。なお、本実施形態では、引張り強度に優れるスチールコードを補強コードとして用いるが、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、例えば、有機繊維などで構成したコードを補強コードとして用いてもよい。
また、補強層42のクローラ外周側またはクローラ内周側に別の補強層を配設してもよい。
また、図1に示すように、ゴムベルト12の外周部には、クローラ外周側に突出するゴム材により構成されたラグ14がクローラ周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、このラグ14は、ゴムクローラ10の地面に接地する部位である。
次に、本発明の第1実施形態に係るクローラ用芯金の鋳型について図9〜13を用いて説明する。なお、本実施形態の鋳型50は、芯金20を成型するための鋳型である。
また、図9〜13中で示す矢印W方向は鋳型50の幅方向(以下、「鋳型幅方向」と記載する。)を示し、矢印L方向は鋳型50の長手方向(以下、「鋳型長手方向」と記載する。)を示し、矢印T方向は、鋳型50の厚み方向(以下、「鋳型厚み方向」と記載する。)を示している。なお、鋳型幅方向は芯金20の芯金長手方向に一致し、鋳型厚み方向は芯金20の芯金幅方向に一致し、鋳型長手方向は芯金20の芯金厚み方向と一致している。
図9に示すように、本実施形態の鋳型50は、鋳型厚み方向に2分割される芯金20の芯金幅方向の一方側を成型するための第1鋳型52と芯金20の芯金幅方向の他方側を成型するための第2鋳型54と、で構成されている。なお、本実施形態の第1鋳型52及び第2鋳型54は、芯金20の形状を模した主型(不図示)を用いて造形された砂型である。
第1鋳型52の割面52M及び第2鋳型54の割面54Mはともに、芯金基体21の中央平面XLを基準面(図11参照)として、芯金20の各部位を構成する部分が凹凸している。
第1鋳型52の割面52Mには、芯金20の芯金幅方向の一方側を成型するための第1芯金成型用凹部53(図10、図12参照)が形成されている。
一方、第2鋳型54の割面54Mには、芯金20の芯金幅方向の他方側を成型するための芯金成型用第2凹部55(図10、図12参照)が形成されている。
第1鋳型52の割面52Mと第2鋳型54の割面54Mとを重ね合わせると、第1芯金成型用凹部53と第2芯金成型用凹部55とにより、芯金20を模した形状のキャビティが鋳型50の内部に形成されるようになっている。なお、図示省略しているが、割面52Mと割面54Mには、上記キャビティに溶融した金属材料を流し込むための流通路を構成する流通路用凹部が形成されている。
図10に示すように、第1鋳型52には、割面52Mから鋳型厚み方向に突出する凸部56が形成されている。この凸部56と第1芯金成型用凹部53には、芯金20の一方の転輪支持面28(図9では、左側の転輪支持面28)の傾斜部28Dを成型するための成型面57が形成されている。この成型面57の端部57Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図11参照)。
また、凸部56は、平坦状の頂面56Aから根元部に向って末広がりとなるように側壁56Bが傾斜している。これにより、凸部56は、後述する凹部58への嵌め入れが容易になる。また、凸部56の強度も確保することができる。
図10に示すように、第2鋳型54の第2芯金成型用凹部55には、芯金20の一方の転輪支持面28の傾斜部28Eを成型するための成型面59が形成されている。この成型面59の端部59Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図11参照)。
また、第2鋳型54には、第1鋳型52の凸部56が嵌め入れられる凹部58が第2芯金成型用凹部55に連なって形成されている。
ここで、凸部56を凹部58に嵌め入れた際には、凸部56の頂面56Aが凹部58の凹底58Aに当接し、図10及び図11に示すように成型面57の端部57Aと成型面59の端部59Aとが当接するようになっている。
図12に示すように、第2鋳型54には、割面54Mから鋳型厚み方向に突出する凸部60が形成されている。この凸部60と第2芯金成型用凹部55には、芯金20の他方の転輪支持面28(図9では、右側の転輪支持面28)の傾斜部28Dを成型するための成型面61が形成されている。この成型面61の端部61Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図13参照)。
また、凸部60は、平坦状の頂面60Aから根元部に向って末広がりとなるように側壁60Bが傾斜している。これにより、凸部60は、後述する凹部62への嵌め入れが容易になる。また、凸部60の強度も確保することができる。
図12に示すように、第1鋳型52の第1芯金成型用凹部53には、芯金20の他方の転輪支持面28の傾斜部28Eを成型するための成型面63が形成されている。この成型面63の端部63Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図13参照)。
また、第1鋳型52には、第2鋳型54の凸部60が嵌め入れられる凹部62が第1芯金成型用凹部53に連なって形成されている。
ここで、凸部60を凹部62に嵌め入れた際には、凸部60の頂面60Aが凹部62の凹底62Aに当接し、図12及び図13に示すように成型面61の端部61Aと成型面63の端部63Aとが当接するようになっている。
第1鋳型52及び第2鋳型54の割面同士を重ね合わせ、図示しない流通路から鋳型50内に形成されたキャビティ内に金属材料を流し込むことで、鋳物としての芯金20が成型される。上記第1鋳型52及び第2鋳型54を用いていることから、芯金20の転輪支持面28には、図4(A)に示すような、芯金長手方向に対して斜めに延びる稜線部30が形成される。
次に、本実施形態の芯金20及びゴムクローラ10の作用効果について説明する。
芯金20では、転輪支持面28を稜線部30から芯金幅方向(クローラ周方向)の両端部28Aに向かって下り勾配(クローラ内周側からクローラ外周側へ向かっての勾配)となるように傾斜させた形状としている。この形状により、芯金20の形状を模した主型(不図示)から、該主型を用いて造形された鋳型50(第1鋳型52及び第2鋳型54)を容易に脱型することができる。
また、上記芯金20では、転輪支持面28の稜線部30から芯金幅方向の両端部28Aまでをそれぞれ連続して傾斜させていることから、転輪支持面28上を転動する転輪104(軸部104A)の上下動を少なくできる。
またさらに、上記芯金20では、転輪支持面28に芯金長手方向(クローラ幅方向)に対して斜めに延びるように稜線部30を形成していることから、転輪支持面28上を転動する転輪104は、図8に示すように、転輪支持面28の傾斜部28D(または傾斜部28E)を上がって稜線部30の延在方向の一端部30A(または他端部30B)から稜線部30に乗り上がり、該稜線部30上を転動し、そして、稜線部30の延在方向の他端部30B(または一端部30A)から稜線部30を降りて他方の傾斜部28E(または傾斜部28D)を下るため、上下動がゆるやかになる。
以上のことから、本実施形態の芯金20によれば、容易に脱型できる形状にしつつ、転輪支持面28上を転動するときの転輪104の上下動をゆるやかにすることができる。
また、芯金20では、稜線部30の延在方向の一端部30Aを芯金基体21の中央平面XL上に位置させていることから、転輪104が延在方向の一端部30Aから稜線部30に乗り上がる、または稜線部30から降りる際に作用する荷重によって芯金基体21が傾くのが抑制される。さらに、一つの転輪支持面28のために第1鋳型52及び第2鋳型54にそれぞれ凸部を形成する必要がない。
またさらに、芯金20では、稜線部30の延在方向の他端部30Bを芯金基体21の中央平面XL側よりも転輪支持面28の芯金幅方向(クローラ周方向)の端部28B側に位置させていることから、転輪支持面28に対する稜線部30の割合が増して、転輪支持面28上を転動するときの転輪104の上下動をさらにゆるやかにすることができる。
そして、芯金20では、一方の転輪支持面28の稜線部30と他方の転輪支持面28の稜線部30を芯金基体21の中央平面XLを挟んで芯金幅方向(クローラ周方向)の逆側にそれぞれ形成していることから、図8に示すように、転輪104が、一方の転輪支持面28の稜線部30から中央平面XLを挟んで他方の転輪支持面28の稜線部30へほぼ連続して乗り移るため、転輪支持面28上を転動するときの転輪104の上下動をさらにゆるやかにすることができる。
また、芯金20では、スプロケット100及びアイドラー102のクローラ幅方向の移動を当接により制限する突起26の頂面を転輪支持面28としていることから、芯金基体21に別途転輪支持面を形成する必要がなく、芯金20の構造を簡単にすることができる。また、芯金20の重量の増加を抑えることができる。
そして、ゴムクローラ10は、上記特徴を有する芯金20を用いていることから、芯金成型用の鋳型50(第1鋳型52及び第2鋳型54)の造形時に、芯金20の形状を模した主型(不図示)から第1鋳型52及び第2鋳型54を容易に脱型することができるため、生産性を向上させることができる。さらに、転輪支持面28上を転動するときの転輪104の上下動をゆるやかにすることができる。
前述の第1実施形態では、鋳型50を構成する第1鋳型52及び第2鋳型54を芯金20の形状を模した主型(不図示)を用いて造形された砂型としているが、本発明はこの構成に限定されず、第1鋳型52及び第2鋳型54を金型としてもよい。第1鋳型52及び第2鋳型54を金型とした場合には、第1鋳型52及び第2鋳型54の割面同士を重ね合わせるときの、第1鋳型52の凸部56の第2鋳型54の凹部58への抜き差し(嵌め入れ及び抜き出し)、及び、第2鋳型54の凸部60の第1鋳型52の凹部62への抜き差しが容易になる。また、芯金20の転輪支持面28を稜線部30から芯金幅方向(クローラ周方向)の両端部28Aに向かって下り勾配となるように傾斜させた形状としていることから、成型後の芯金20を鋳型(金型)から容易に脱型することができる。これにより、ゴムクローラ10は、鋳型を金型とした場合に、成型後の芯金20を鋳型(金型)から容易に脱型することができるため、生産性を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態のクローラ用芯金について図15を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図15に示すように、本実施形態の芯金70は、一方の転輪支持面28の稜線部30と他方の転輪支持面28の稜線部30とが互いに逆向きに傾斜している構成以外は、第1実施形態の芯金20と同一の構成である。このため、以下では、稜線部30の構成について説明する。
芯金70では、図15に示すように、一方の転輪支持面28(図15では左側の転輪支持面28)の稜線部30が右上がりに傾斜すると共に延在方向の一端部(図15では右上端部)が中央平面XL上に位置し、他方の転輪支持面28(図15では、右側の転輪支持面28)の稜線部30が左上がりに傾斜すると共に延在方向の一端部(図15では右下端部)が中央平面XL上に位置している。
次に、本実施形態の芯金70の作用効果について説明する。
芯金70では、一方の転輪支持面28の稜線部30と他方の転輪支持面28の稜線部30とを互いに逆向きに傾斜させていることから、転輪104が一方の転輪支持面28の稜線部30上を転動しながら該稜線部の延在方向側に寄っていっても、他方の転輪支持面28に乗り移ると、他方の転輪支持面28の延在方向側に寄っていくため、転輪104をクローラ周方向に沿って直進させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るクローラ用芯金の鋳型について図16〜20を用いて説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図18に示すように、本実施形態の鋳型80は、芯金70を成型するための鋳型である。また、図16〜20中で示す矢印W方向は鋳型80の幅方向(以下、「鋳型幅方向」と記載する。)を示し、矢印L方向は鋳型80の長手方向(以下、「鋳型長手方向」と記載する。)を示し、矢印T方向は、鋳型80の厚み方向(以下、「鋳型厚み方向」と記載する。)を示している。なお、鋳型幅方向は芯金70の芯金長手方向に一致し、鋳型厚み方向は芯金20の芯金幅方向に一致し、鋳型長手方向は芯金70の芯金厚み方向と一致している。
図18に示すように、本実施形態の鋳型80は、鋳型厚み方向に2分割される芯金70の芯金幅方向の一方側を成型するための第1鋳型82(図16参照)と芯金20の芯金幅方向の他方側を成型するための第2鋳型84(図17参照)と、で構成されている。なお、本実施形態の第1鋳型82及び第2鋳型84は、芯金70の形状を模した主型(不図示)を用いて造形された砂型である。
第1鋳型82の割面82M及び第2鋳型84の割面84Mはともに、芯金基体21の中央平面XLを基準面(図19参照)として、芯金20の各部位を構成する部分が凹凸している。なお、本実施形態では、割面82M、84Mから凸となっている部分の傾斜する側壁に点状の模様を付し、凸の頂面に格子状の模様を付している。
第1鋳型82の割面82Mには、芯金20の芯金幅方向の一方側を成型するための第1芯金成型用凹部83(図16、図19参照)が形成されている。
一方、第2鋳型84の割面84Mには、芯金20の芯金幅方向の他方側を成型するための第2芯金成型用凹部85(図17、図19参照)が形成されている。
第1鋳型82の割面82Mと第2鋳型84の割面84Mとを重ね合わせると、第1芯金成型用凹部83と第2芯金成型用凹部85とにより、芯金20を模した形状のキャビティが鋳型80の内部に形成されるようになっている。なお、図示省略しているが、割面82Mと割面84Mには、上記キャビティに溶融した金属材料を流し込むための流通路を構成する流通路用凹部が形成されている。
図10に示すように、第1鋳型82には、割面82Mから鋳型厚み方向に突出する凸部86が形成されている。この凸部86と第1芯金成型用凹部83には、芯金70の一方の転輪支持面28(図18では、左側の転輪支持面28)の傾斜部28Dを成型するための成型面87が形成されている。この成型面87の端部87Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図20参照)。
また、凸部86は、平坦状の頂面86Aから根元部に向って末広がりとなるように側壁86Bが傾斜している。これにより、凸部86は、後述する凹部88への嵌め入れが容易になる。また、凸部86の強度も確保することができる。
図16に示すように、凸部86の頂面86Aは、芯金70の転輪支持面28よりも翼部24の先端側に形成されている。
図10に示すように、第2鋳型84の第2芯金成型用凹部85には、芯金20の一方の転輪支持面28の傾斜部28Eを成型するための成型面89が形成されている。この成型面89の端部89Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図11参照)。
また、第2鋳型84には、第1鋳型82の凸部86が嵌め入れられる凹部88が第2芯金成型用凹部85に連なって形成されている。
ここで、凸部86を凹部88に嵌め入れた際には、凸部86の頂面86Aが凹部88の凹底88Aに当接し、図10及び図11に示すように成型面87の端部87Aと成型面89の端部89Aとが当接するようになっている。
図19に示すように、第2鋳型84には、割面84Mから鋳型厚み方向に突出する凸部90が形成されている。この凸部90と第2芯金成型用凹部85には、芯金70の他方の転輪支持面28(図18では、右側の転輪支持面28)の傾斜部28Dを成型するための成型面91が形成されている。この成型面91の端部91Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図20参照)。
また、凸部90は、平坦状の頂面90Aから根元部に向って末広がりとなるように側壁90Bが傾斜している。これにより、凸部90は、後述する凹部92への嵌め入れが容易になる。また、凸部90の強度も確保することができる。
図17に示すように、凸部90の頂面90Aは、芯金70の転輪支持面28よりも中央線CL側に形成されている。これは、他方の転輪支持面28(図15では右側)の稜線部30が左上がりに傾斜しているため、凸部90が形成される位置が転輪支持面28よりも中央線CL側に寄るためである。
図19に示すように、第1鋳型82の第1芯金成型用凹部83には、芯金20の他方の転輪支持面28の傾斜部28Eを成型するための成型面93が形成されている。この成型面93の端部93Aは、転輪支持面28の稜線部30を形成するように傾斜している(図20参照)。
また、第1鋳型82には、第2鋳型84の凸部90が嵌め入れられる凹部92が第1芯金成型用凹部83に連なって形成されている。
ここで、凸部90を凹部92に嵌め入れた際には、凸部90の頂面90Aが凹部92の凹底92Aに当接し、図19及び図20に示すように成型面91の端部91Aと成型面93の端部93Aとが当接するようになっている。
第1鋳型82及び第2鋳型84の割面同士を重ね合わせ、図示しない流通路から鋳型80内に形成されたキャビティ内に金属材料を流し込むことで、鋳物としての芯金70が成型される。上記第1鋳型82及び第2鋳型84を用いていることから、芯金70の転輪支持面28には、図15に示すような、芯金長手方向に対して斜めに延びる稜線部30が転輪支持面28に形成される。
図16及び図17に示すように、第1鋳型82及び第2鋳型84では、芯金20が交互に上下逆さまに成型されるように第1芯金成型用凹部83及び第2芯金成型用凹部85をそれぞれ形成している。
ここで、第1鋳型82の凸部86の頂面86Aを転輪支持面28よりも翼部24側に形成し、第2鋳型84の凸部90を転輪支持面28よりも中央線CL側に形成していることから、図16及び図17に示すように、鋳型長手方向(図16、図17では上下方向)に対向する凸部86の頂面86Aと凹部88の凹底88Aの位置が互いに芯金長手方向にずれ、凸部60の頂面60Aと凹部62の凹底62Aとの位置が互いに芯金長手方向にずれている。このため、第1芯金成型用凹部83及び第2芯金成型用凹部85の間隔L1を狭めることができ、一つの鋳型80内により多くの芯金70を成型するためのキャビティを形成することができる。
これにより、一つの鋳型80から成型できる芯金70の個数を増やすことができ、製造コストを減らすことができる。
前述の第2実施形態では、鋳型80を構成する第1鋳型82及び第8鋳型54を芯金70の形状を模した主型(不図示)を用いて造形された砂型としているが、本発明はこの構成に限定されず、第1鋳型82及び第2鋳型84を金型としてもよい。第1鋳型82及び第2鋳型84を金型とした場合には、第1鋳型82及び第2鋳型84の割面同士を重ね合わせるときの、第1鋳型82の凸部86の第2鋳型84の凹部88への抜き差し(嵌め入れ及び抜き出し)、及び、第2鋳型84の凸部90の第1鋳型82の凹部92への抜き差しが容易になる。また、芯金70の転輪支持面28を稜線部30から芯金幅方向(クローラ周方向)の両端部28Aに向かって下り勾配となるように傾斜させた形状としていることから、成型後の芯金70を鋳型(金型)から容易に脱型することができる。これにより、ゴムクローラ10は、鋳型を金型とした場合に、成型後の芯金70を鋳型(金型)から容易に脱型することができるため、生産性を向上させることができる。
第1、第2実施形態では、転輪支持面28の稜線部30の延在方向の他端部30Bを芯金基体21の中央平面XL側よりも転輪支持面28の芯金幅方向(クローラ周方向)の端部28A側に位置させているが、本発明はこの構成に限定されず、転輪支持面28の稜線部30の延在方向の他端部30Bを端部28A側よりも中央平面XL側に位置させてもよい。この場合には、鋳型の凸部の高さを低くして凸部全体を小さくすることができる(すなわち、凸部が嵌め入れられる凹部の深さも浅くなる。)。これにより、鋳型50、80内の第1芯金成型用凹部53、83及び第2芯金成型用凹部55、85の鋳型長手方向の間隔L1をより詰めることができ、一つの鋳型50、80で成型できる芯金20、70の数を増やすことができる。
第1、第2実施形態では、転輪支持面28の稜線部30の延在方向の一端部30Aを芯金基体21の中央平面XL上に配置しているが、本発明はこの構成に限定されず、稜線部30が中央平面XLを横切るように一端部30Aを中央平面XLと端部28Aとの間に配置してもよい。このように構成することで、芯金側面視(クローラ側面視)で、一対の転輪支持面28の各稜線部30の一端部30A同士が互いに重なり、転輪104の軸部104Aが、一方の転輪支持面28の稜線部30から他方の転輪支持面28の稜線部30に連続して乗り移るようになる。これにより、転輪支持面28上を転動する転輪104の上下動が抑制される。
また、第1、第2実施形態では、突起26の頂面を転輪支持面28とする構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、芯金基体21に別途転輪支持面28を形成する構成としてもよい。例えば、芯金基体21の突起26の芯金長手方向外側(クローラ幅方向外側)に芯金幅方向(クローラ周方向)に延出する延出部を形成し、この延出部の頂面(クローラ内周側の面)を転輪支持面とする構成としてもよい。なお、この延出部の延出方向の一端に突起部32を形成し、延出方向の他端に二股部36を形成することで、芯金20の重量増加を抑え、かつ、芯金20の構造の複雑化を抑えることができる。
第1、第2実施形態では、ゴムベルト12の幅方向の中央線と芯金20の中央線CLとを一致させる構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴムベルト12の幅方向の中央線に対して芯金20の中央線CLがクローラ幅方向にずれていてもよい。
また、第1、第2実施形態では、無端状の弾性体一例として、ゴム材を無端状に形成したゴムベルト12を用いているが、本発明はこの構成に限定されず、無端状の弾性体の一例としては、ゴム弾性を有する材料を無端状に形成したゴム弾性体ベルトでもよく、例えば、ゴム弾性を有する樹脂材料であるエラストマーなどを無端状に形成したエラストマーベルトなどを用いてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10、70 ゴムクローラ(弾性クローラ)
12 ゴムベルト(無端帯状の弾性体)
20 芯金(クローラ用芯金)
21 芯金基体
26 突起
28A 端部(芯金基体幅方向の端部)
28 転輪支持面
30 稜線部
30A 一端部(稜線部の延在方向の一端部)
30B 他端部(稜線部の延在方向の他端部)
50、80 鋳型
52、82 第1鋳型
54、84 第2鋳型
100 スプロケット(駆動輪)
102 アイドラー(遊動輪)
104 転輪
CL 中央線
XL 中央平面(中央線)
S クローラ周方向(弾性体周方向)、芯金幅方向(芯金基体幅方向)
W クローラ幅方向(弾性体幅方向)、芯金長手方向(芯金基体長手方向)
IN クローラ内周側(弾性体の内周側)
OUT クローラ外周側

Claims (7)

  1. 無端帯状の弾性体に埋設され、前記弾性体の幅方向に長い芯金基体と、
    前記芯金基体に設けられ、前記弾性体の内周側を転動する転輪を支持し、前記芯金基体幅方向の両端部から中間部に向って前記弾性体の内周側に凸となるように連続して傾斜し、前記芯金基体長手方向に対して斜めに延びる稜線部が形成された転輪支持面と、
    を有するクローラ用芯金。
  2. 前記転輪支持面は、前記芯金基体の前記芯金基体幅方向の中央を通る中央線を横切るように前記芯金基体幅方向に延び、
    前記稜線部の延在方向の一端部は、前記中央線上に位置している、請求項1に記載のクローラ用芯金。
  3. 前記稜線部の延在方向の他端部は、前記中央線側よりも前記転輪支持面の前記芯金基体幅方向の端部側に位置している、請求項2に記載のクローラ用芯金。
  4. 前記転輪支持面は、前記芯金基体の前記芯金基体長手方向に間隔をあけて一対設けられ、
    一方の前記転輪支持面の前記稜線部と他方の前記転輪支持面の前記稜線部は、前記中央線を挟んで前記芯金基体幅方向の逆側にそれぞれ形成されている、請求項2または請求項3に記載のクローラ用芯金。
  5. 前記芯金基体の前記芯金基体長手方向に間隔をあけて設けられ、前記弾性体の内周側に突出し、前記弾性体が巻き掛けられる駆動輪及び遊動輪の前記弾性体幅方向の移動を当接により制限する一対の突起を有し、
    前記転輪支持面は、前記突起の頂面である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のクローラ用芯金。
  6. 無端状の弾性体と、
    前記弾性体に該弾性体周方向に間隔をあけて複数埋設される請求項1に記載のクローラ用芯金と、
    を有する弾性クローラ。
  7. 請求項1に記載のクローラ用芯金を成型するための鋳型であって、
    前記芯金の前記芯金基体幅方向の一方側を成型する第1鋳型と、
    前記芯金の前記芯金基体幅方向の他方側を成型する第2鋳型と、を有し、
    前記第1鋳型及び前記第2鋳型の各々の割面が前記転輪支持面の稜線部に沿っているクローラ用芯金の鋳型。
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