JPWO2012137887A1 - クローラ走行装置及び弾性クローラ - Google Patents

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Abstract

重量の増加を抑制しつつ駆動輪の歯飛びを抑制するクローラ走行装置の提供。駆動軸に取付けられる輪部102と、輪部102の側部にスプロケット円周方向に間隔をあけて設けられ外周面102Aよりもスプロケット径方向外側に突出する歯部104と、を備えるスプロケット100と、スプロケット100に巻き掛けられる無端状のゴム体16と、ゴム体16の内周部に設けられ輪部102を支持する輪部支持面30と、前記内周部の輪部支持面30を挟んでクローラ幅方向両側にクローラ周方向に間隔をあけて設けられクローラ外周側へ凹み歯部116が挿入係合される係合凹部32と、を備えるゴムクローラ14と、をクローラ走行装置12が有すること。

Description

本発明は、クローラ走行装置及び弾性クローラに関する。
近年、農業用機械をはじめ、建設機械や土木作業用機械の走行部にクローラ走行装置が広く使用されるようになってきている。この種のクローラ走行装置は、駆動輪、遊動輪、転輪、及びこれらに巻き掛けられる無端状の弾性クローラで構成されている。
上述のクローラ走行装置の中には、ゴムクローラの内周部に周方向に一定間隔で形成された先細り形状の駆動突起の傾斜面に、駆動輪の側面縁部から突出する円柱状の駆動ピンを押し付けて、駆動力をゴムクローラへ伝達するものがある(例えば、特開平11−198871号公報)。
ところで、特開平11−198871号公報のように、円柱状の駆動ピンを先細り形状の駆動突起の傾斜面へ押し付けて駆動力をゴムクローラへ伝達するタイプのクローラ走行装置では、駆動力の入力時に、駆動ピンが駆動突起の傾斜面に沿って移動して駆動突起を乗り越える現象、所謂歯飛び現象が生じる虞がある。このような歯飛び現象の発生を抑制するために、上述のクローラ走行装置では駆動突起の高さを高くしているが、駆動突起を高くすることによってゴムクローラの重量、すなわち装置全体の重量が重くなっている。
本発明は、重量の増加を抑制しつつ、駆動輪の歯飛びを抑制するクローラ走行装置及び弾性クローラを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様のクローラ走行装置は、駆動軸に取付けられる輪部と、前記輪部の側部に円周方向に間隔をあけて設けられ該輪部の外周面よりも径方向外側に突出する歯部と、を備える駆動輪と、前記駆動輪に巻き掛けられる無端状の弾性体と、前記弾性体の内周部に設けられ前記輪部を支持する輪部支持面と、前記内周部の前記輪部支持面を挟んで幅方向両側に長手方向に間隔をあけて設けられ外周側へ凹み前記歯部が挿入係合される係合凹部と、を備える弾性クローラと、を有している。
本発明の第1の態様のクローラ走行装置では、駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合した状態で、駆動輪が回転すると、駆動輪に巻き掛けられた弾性体(弾性クローラ)へ駆動力が伝達される。
ここで、上記クローラ走行装置では、駆動輪の歯部を弾性クローラの係合凹部に挿入係合(挿入して係合)させるため、例えば、円柱状の駆動ピン(歯部)を弾性クローラの先細り形状の駆動突起の傾斜面へ押し付けるタイプのクローラ走行装置のように駆動突起を高くしなくても、駆動輪の歯部と弾性クローラの係合凹部との係合状態を維持することができる。すなわち、第1の態様のクローラ走行装置は、上述の駆動ピンを駆動突起に押し付けるタイプのクローラ走行装置と比べて、弾性クローラの重量の増加を抑制しつつ、駆動輪の歯飛びを抑制することができる。
以上のことから、本発明の第1の態様のクローラ走行装置によれば、重量の増加を抑制しつつ駆動輪の歯飛びを抑制することができる。
本発明の第2の態様のクローラ走行装置は、第1の態様のクローラ走行装置において、前記係合凹部には、前記歯部を支持する歯部支持面が形成されている。
本発明の第2の態様のクローラ走行装置では、駆動輪の輪部が弾性クローラの輪部支持面によって支持され、駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部の歯部支持面によって支持されることから、駆動輪からの荷重が輪部支持面及び歯部支持面に分散される(すなわち、各支持面の接地圧が低下する)。これにより、上記クローラ走行装置では、例えば、駆動輪からの荷重を輪部支持面のみで受けるものと比べて、輪部支持面の摩耗の進行を抑制することができる。
本発明の第3の態様のクローラ走行装置は、第2の態様のクローラ走行装置において、前記歯部支持面は、前記係合凹部を構成する前記幅方向の側壁に形成され、前記歯部には、前記側壁に形成された前記歯部支持面に支持される被支持面が形成されている。
本発明の第3の態様のクローラ走行装置では、係合凹部の幅方向の側壁に歯部支持面を形成し、歯部に上記歯部支持面に支持される被支持面を形成していることから、例えば、歯部に被支持面を形成しないものと比べて、歯部支持面が受ける駆動輪からの荷重の分布を均一に近づけることができる。
本発明の第4の態様の弾性クローラは、駆動輪に巻き掛けられる無端状の弾性体と、前記弾性体に該弾性体周方向に間隔をあけて埋設され、前記弾性体幅方向に延在し、前記弾性体幅方向の中央部を挟んで前記弾性体幅方向両側に前記弾性体内側に突出する一対の突起が形成された芯金と、前記弾性体の該弾性体周方向に互いに隣接する前記芯金の中央部間に形成され、前記中央部よりも前記弾性体内側に位置し前記駆動輪を支持する輪部支持面と、前記弾性体の前記輪部支持面を挟んで弾性体幅方向両外側でかつ前記弾性体周方向に互いに隣接する前記芯金の突起間に形成され、前記弾性体外周側へ凹み前記駆動輪の外周に設けられた半径方向外側へ延出する歯部が挿入係合される係合凹部と、を有している。
本発明の第4の態様の弾性クローラでは、駆動輪の歯部が弾性体の係合凹部に挿入係合された状態で駆動輪が回転すると、駆動力が伝達される。
ここで、上記弾性クローラでは、駆動輪の歯部を係合凹部に挿入係合(挿入して係合)させる構成のため、例えば、円柱状の駆動ピン(歯部)が先細り形状の芯金の突起の傾斜面に押し付けられるタイプの弾性クローラのように駆動突起を高くしなくても、駆動輪の歯部と弾性体の係合凹部との係合状態を維持することができる。すなわち、第4の態様の弾性クローラは、上述の駆動ピンが駆動突起に押し付けられるタイプの弾性クローラと比べて、重量の増加を抑制しつつ、駆動輪の歯飛びを抑制することができる。
以上のことから、本発明の第4の態様の弾性クローラによれば、重量の増加を抑制しつつ駆動輪の歯飛びを抑制することができる。
以上説明したように、本発明のクローラ走行装置及び弾性クローラは、重量の増加を抑制しつつ駆動輪の歯飛びを抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るクローラ走行装置の一部断面を含む斜視図である。 第1実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の側面の一部を示す側面図である。 図2AのX1−X1線断面図である。 第1実施形態に係るクローラ走行装置の弾性クローラの内周面を示す平面図である。 第1実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ幅方向に沿った断面図である。 第1実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ周方向に沿った断面図である。 本発明の第2実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の側面の一部を示す側面図である。 図6AのX2−X2線断面図である。 図6AのX3−X3線断面図である。 第2実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ幅方向に沿った断面図である。 第2実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ周方向に沿った断面図である。 本発明の第3実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の側面の一部を示す側面図である。 図9AのX4−X4線断面図である。 第3実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ幅方向に沿った断面図である。 第3実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ周方向に沿った断面図である。 第3実施形態に係るクローラ走行装置の第1変形例の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ幅方向に沿った断面図である。 第3実施形態に係るクローラ走行装置の第2変形例の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ幅方向に沿った断面図である。 第3実施形態に係るクローラ走行装置の第3変形例の駆動輪の歯部が弾性クローラの係合凹部に挿入係合された状態を示す、弾性クローラのクローラ幅方向に沿った断面図である。 本発明のその他の実施形態に係るクローラ走行装置の駆動輪の側面の一部を示す側面図である。 図15AのX5−X5線断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係るクローラ走行装置及び弾性クローラについて図1〜5を用いて説明する。
図1に示すように、第1実施形態に係るクローラ走行装置12は、クローラ車(例えば、トラクターなど)の駆動軸に取付けられる駆動輪の一例であるスプロケット100と、クローラ車に取付けられる遊動輪の一例であるアイドラー(図示省略)と、スプロケット100とアイドラーの間に配設されるようにクローラ車に取り付けられる複数の転輪(図示省略)と、を有している。また、クローラ走行装置12は、スプロケット100、アイドラー(図示省略)及び転輪(図示省略)に巻き掛けられる無端状の弾性クローラの一例としてのゴムクローラ14を有している。
(スプロケット)
次に、本実施形態のスプロケット100について説明する。
本実施形態では、図1、図2A及び図2Bに示すように、スプロケット100の円周方向(図中矢印E)を「スプロケット円周方向」と記載し、スプロケット100の径方向(図中矢印K)を「スプロケット径方向」と記載し、スプロケット100の幅方向(図中矢印T)を「スプロケット幅方向」と記載する。
図1、図2Aに示すように、スプロケット100は、上記駆動軸に取付けられる円盤状の輪部102を備えている。なお、本実施形態の輪部102の円周方向、径方向、幅方向は、それぞれスプロケット円周方向、スプロケット径方向、スプロケット幅方向と一致している。
また、スプロケット100は、輪部102の側部の外周縁部側にスプロケット円周方向に間隔をあけて(本実施形態では、一定間隔で)形成され、輪部102の外周面102Aよりもスプロケット径方向外側に突出する歯部104を備えている。
歯部104は、図2Aに示すように、スプロケット側面視で(スプロケット幅方向から見て)、突出根元側から突出先端側に向けて先細る略三角形状のブロック体とされ、先端部がスプロケット径方向外側へ凸となるように湾曲している。
また、歯部104は、後述するゴムクローラ14の係合凹部32に挿入係合するようになっている(図5参照)。具体的には、図5に示すように、歯部104のスプロケット円周方向の平坦状の傾斜面が、係合凹部32のクローラ周方向の壁面に係合(当接)して、スプロケット100からの駆動力が係合凹部32を介してゴムクローラ14に伝達されるようになっている。
なお、以下では、歯部104のスプロケット円周方向の傾斜面を、押圧面104Bとして記載する。
図1に示すように、輪部102の両側部には、歯部104がスプロケット円周方向に交互に形成されている。具体的には、スプロケット側面視で、一方の側部の互いに隣接する歯部104間の中央に、他方の側部の歯部104が配置されている。
なお、本実施形態のスプロケット100は、輪部102と歯部104とを一体形成した鋳造品である。
(ゴムクローラ)
次に、本実施形態のゴムクローラ14について説明する。
本実施形態では、図1に示すように、無端状のゴムクローラ14の周方向(図中矢印S)を「クローラ周方向」と記載し、ゴムクローラ14の幅方向(図中矢印W)を「クローラ幅方向」と記載する。なお、クローラ周方向とクローラ幅方向は、ゴムクローラ14を外周側または内周側(図3参照)から見た場合に直交している。また、ゴムクローラ14の周方向は、ゴムクローラ14の長手方向と言い換えられる。
また、本実施形態では、ゴムクローラ14の巻き掛け状態でのゴムクローラ14の内側(図中矢印IN)を「クローラ内側」と記載し、ゴムクローラ14の外側(図中矢印OUT)を「クローラ外側」と記載する。なお、クローラ外側はゴムクローラ14の接地面側、クローラ内側はゴムクローラ14の接地側に対して反対側(反接地側)とそれぞれ言い換えられる。さらに、ゴムクローラ14の内外方向を「クローラ内外方向」と記載する。なお、クローラ内外方向はゴムクローラ14の厚み方向と言い換えることもできる。
なお、スプロケット100にゴムクローラ14が巻き掛けられた状態においては、スプロケット幅方向とクローラ幅方向とが略一致する(図4参照)。
図1に示すように、ゴムクローラ14は、ゴム材を無端帯状に形成したゴム体16を有している。なお、本実施形態のゴム体16は、本発明の弾性体の一例である。
また、本実施形態のゴム体16の幅方向、周方向、内側、外側は、それぞれクローラ幅方向、クローラ周方向、クローラ内側、クローラ外側と一致している。
図1、図3に示すように、このゴム体16には、クローラ周方向に間隔(本実施形態では一定間隔)をあけてクローラ幅方向に延在する芯金20が複数埋設されている。図3、図4に示すように、芯金20のクローラ幅方向の中心を通る直線は、ゴム体16のクローラ幅方向の中心を通る直線と一致している。なお、図中の符号CLは、ゴムクローラ14の中心線を示しており、ゴム体16の中心を通る直線と一致している。
芯金20は、図3、図4に示すように、クローラ幅方向の中央部26と、中央部26のクローラ幅方向両端側からクローラ幅方向に延出した一対の翼部28と、クローラ内側に突出する一対の突起24(図4参照)と、で構成されている。突起24は、翼部28の根元部分からクローラ内側へ突出しており、突出先端側が、ゴム体16の内周部から突出している。また、図5に示すように、突起24は、クローラ側面視で(クローラ幅方向から見て)、突出先端側に向けて先細る略三角形状とされ、頂部が平坦状とされている。
図4に示すように、一対の突起24は、スプロケット100の輪部102の通過スペースを隔てて形成されており、両者の間を通過するスプロケット100と当接することでスプロケット100のクローラ幅方向の移動を制限することができる。すなわち、スプロケット100の転動方向(本実施形態では、クローラ周方向と同じ方向)をガイドすることができる。
図3に示すように、ゴム体16には、クローラ周方向に互いに隣接する芯金20の中央部26間にスプロケット100の輪部102の外周面102Aを支持する輪部支持面30が形成されている。この輪部支持面30は、中央部26よりもクローラ内側(矢印IN側)に位置している(図4参照)。これにより、スプロケット100が一対の突起24間を通過する際の、輪部102の外周面102Aと芯金20の中央部26との接触が抑制されるようになっている。
なお、本実施形態では、円盤状のアイドラー(図示省略)も輪部支持面30上を転動するようになっている。
図3、図4に示すように、ゴム体16の内周部には、輪部支持面30を挟んでクローラ幅方向両外側でかつクローラ周方向に互いに隣接する突起24間に、スプロケット100の歯部104が挿入係合される係合凹部32が一対形成されている。
図4、図5に示すように、係合凹部32は、クローラ外側へ向かって凹んでいる。この係合凹部32の深さは、輪部支持面30上を輪部102が転動する際に係合凹部32の底面32Aに歯部104の先端部104Aが当接する深さに設定されている。すなわち、係合凹部32に設けられた底面32Aは、歯部104の先端部104Aに接触して該歯部104を支持することができるようになっている。なお、底面32Aは、本発明の歯部支持面の一例である。
また、本発明のその他の実施形態では、係合凹部32の深さを、輪部支持面30上を輪部102が転動する際に係合凹部32の底面32Aに歯部104の先端部104Aが接触しない(届かない)深さに設定してもよく、輪部支持面30の摩耗が進行すると底面32Aに歯部104の先端部104Aが接触する深さに設定してもよい。
また、図5に示すように、係合凹部32のクローラ周方向の壁面には、歯部104の押圧面104Bが係合(当接)するようになっている。
図3〜図5に示すように、本実施形態のゴムクローラ14は、製造の都合上、新品時に突起24の表面が薄いゴム膜で覆われているが、このゴム膜は、スプロケット100の輪部102や歯部104との当接の繰り返しで突起24から剥がれ落ちる(言い換えると、削り取られる)。このため、係合凹部32のクローラ周方向の壁面は、ゴムクローラ新品時には、突起24の傾斜面(クローラ周方向の傾斜面)の突出根元側を覆うゴム膜により構成され、ゴムクローラをある程度使用して突起24の傾斜面の突出根元側を覆うゴム膜が剥がれ落ちた後は、突起24の傾斜面の突出根元側により構成される。なお、本発明は、上記構成に限定されず、ゴムクローラ14の出荷前に突起24の表面からゴム膜を剥がしておいてもよい。
図1、図3、図4に示すように、ゴム体16には、一対の係合凹部32を挟んでクローラ幅方向両外側に転輪(図示省略)が転動する平坦な転輪通過面36がクローラ周方向に連続して形成されている。
図1に示すように、ゴム体16の外周部には、クローラ外側に突出しクローラ幅方向に延びるブロック状の長ラグ38が中心線CLを挟んでクローラ幅方向に一対形成されている。
また、ゴム体16の外周部には、クローラ外側に突出しクローラ幅方向に延びるブロック状の短ラグ40が中心線CLを挟んでクローラ幅方向に一対形成されている。
これら一対の長ラグ38及び一対の短ラグ40は、クローラ周方向に一間隔をあけて交互に形成されている。
なお、長ラグ38及び短ラグ40は、ゴムクローラ14の地面に接地する部位である。
図4に示すように、ゴム体16には、芯金20のクローラ外側にクローラ周方向に沿って延びる無端帯状の補強層42が埋設されている。この補強層42は、クローラ周方向に沿って螺旋状に巻回された1本の補強コード又はクローラ周方向に沿って並列された複数本の補強コードをゴム被覆して形成されている。なお、本実施形態においては、引張り強度に優れるスチールコードを補強コードとして用いるが、本発明はこの構成に限定されず、十分な引張り強度を有していれば、例えば、有機繊維などで構成したコードを補強コードとして用いてもよい。
次に、本実施形態のクローラ走行装置12の作用効果について説明する。
クローラ走行装置12は、ゴムクローラ14が所定の張力をもってスプロケット100及びアイドラー(図示省略)に巻き掛けられることにより、軽負荷走行時には、スプロケット100の回転によってスプロケット100の輪部102の外周面102Aとゴムクローラ14の輪部支持面30との間に生じる摩擦力によって、スプロケット100の駆動力がゴムクローラ14へ伝達され、ゴムクローラ14がスプロケット100とアイドラー(図示省略)との間を循環して、ゴムクローラ14が走行する。
一方、クローラ走行装置12は、重負荷走行時には、スプロケット100の歯部104がゴムクローラ14の一対の係合凹部32のうちの一方に挿入係合して(具体的には、係合凹部32に歯部104が挿入され、押圧面104Bが係合凹部32のクローラ周方向の壁面に当接して)、スプロケット100の回転により、係合凹部32のクローラ周方向の壁面が歯部104により押圧されてゴムクローラ14に駆動力が伝達される。これにより、ゴムクローラ14がスプロケット100、アイドラー(図示省略)、転輪(図示省略)の間で循環し、クローラ走行装置12を備えるクローラ車が地面の上を移動する。
ここで、クローラ走行装置12では、重負荷走行時には、スプロケット100の歯部104をゴムクローラ14の係合凹部32に挿入係合(挿入して係合)させるため、例えば、輪部102の側部に円柱状の駆動ピンを設けて該駆動ピンをゴムクローラの先細り形状の駆動突起の傾斜面へ押し付けるタイプのクローラ走行装置のように駆動突起(突起24)を高くしなくても、歯部104と係合凹部32との係合状態を維持することができる。すなわち、クローラ走行装置12は、上述の駆動ピンを駆動突起に押し付けるタイプのクローラ走行装置と比べて、突起24の高さを抑えられるため、ゴムクローラ14の重量の増加を抑制しつつ、スプロケット100の歯飛びを抑制することができる。
特に、本実施形態のゴムクローラ14は、クローラ周方向に互いに隣接する係合凹部32間に突起24が配設されていることから、仮に、係合凹部32から歯部104が抜け出たとしても、歯部104は突起24の突出先端側に当接するため、スプロケット100の歯飛びを効果的に抑制することができる。
クローラ走行装置12では、輪部102の外周面102Aがゴムクローラ14の輪部支持面30によって支持され、歯部104の先端部104Aが係合凹部32の底面32Aによって支持されることから、スプロケット100からの荷重が輪部支持面30及び底面32Aに分散される(すなわち、各支持面の接地圧が低下する)。これにより、クローラ走行装置12では、例えば、スプロケット100からの荷重を輪部支持面30のみで受けるものと比べて、輪部支持面30の摩耗の進行が抑制されて、歯部104と係合凹部32との噛み合わせ状態を維持することができる。結果、長期に亘って駆動力の伝達効率の低下を抑制することができる。
一方、クローラ走行装置12では、アイドラー(図示省略)も輪部支持面30上を転動するため、例えば、アイドラーが輪部支持面30上を転動しないものと比べると、輪部支持面30の摩耗の進行が早くなる。しかし、クローラ走行装置12では、円盤状のアイドラーが転動しない部位である係合凹部32の底面32Aで歯部104を支持するため、スプロケット100及びアイドラーの転動によって輪部支持面30の摩耗が進行しても、歯部104と係合凹部32との噛み合わせ状態を維持することができる。その結果、さらに長期に亘って駆動力の伝達効率の低下を抑制することができるようになっている。
また、クローラ走行装置12では、上記のように、輪部102の外周面102Aがゴムクローラ14の輪部支持面30によって支持され、歯部104の先端部104Aが係合凹部32の底面32Aによって支持されることから、スプロケット100とゴムクローラ14との接触面積が増える。このため、走行時におけるゴムクローラ14とスプロケット100との横ズレ(クローラ幅方向の相対変位)を抑制することができる。
以上のことから、クローラ走行装置12によれば、重量の増加を抑制しつつスプロケット100の歯飛びを抑制し、さらに、スプロケット100の輪部102が転動する部位(輪部支持面30)の摩耗の進行を抑制することができる。
また、本実施形態では、図2Aに示すように、輪部102の一方の側部の互いに隣接する歯部104間の中央に、他方の側部の歯部104を配置していることから、例えば、輪部102の両側部の同じ位置に歯部104を配置するものと比べて、歯部104の数が少なくなり、スプロケット100の重量が軽くなる。すなわち、クローラ走行装置12の重量を低減することができる。
なお、上述の第1実施形態では、輪部102の一方の側部の互いに隣接する歯部104間の中央に、他方の側部の歯部104を配置しているが、本発明はこの構成に限定されず、輪部102の両側部の同じ位置に歯部104を配置してもよい。この場合には、歯部104と係合凹部32との係合状態において、一つの歯部104が受ける駆動力の反作用力が減少するため、歯部104の不具合が抑制される。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るクローラ走行装置について図6〜図8を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図7、図8に示すように、第2実施形態に係るクローラ走行装置110は、クローラ車(例えば、トラクターなど)の駆動軸に取付けられる駆動輪の一例であるスプロケット112と、第1実施形態と同じ構成のアイドラー(図示省略)と、第1実施形と同じ構成の複数の転輪(図示省略)と、第1実施形態と同じ構成のゴムクローラ14と、を有している。このゴムクローラ14は、第1実施形態と同様に、スプロケット112、アイドラー(図示省略)、転輪(図示省略)に巻き掛けられる。
(スプロケット)
次に、本実施形態のスプロケット112について説明する。なお、本実施形態では第1実施形態と同様に、スプロケット112の円周方向、径方向、幅方向を、それぞれスプロケット円周方向、スプロケット径方向、スプロケット幅方向と記載する。
図6Aに示すように、スプロケット112は、上記駆動軸に取付けられる円盤状の輪部114を備えている。なお、本実施形態の輪部114の円周方向、径方向、幅方向は、それぞれスプロケット円周方向、スプロケット径方向、スプロケット幅方向と一致している。
また、スプロケット112は、輪部114の側部の外周縁部側にスプロケット円周方向に間隔をあけて(本実施形態では、一定間隔で)形成され、輪部114の外周面114Aよりもスプロケット径方向外側に突出する歯部116を備えている。この歯部116は、輪部114の両側部の同じ位置に一対形成されている。なお、本実施形態の輪部114の外周面114Aは、後述する一対の環状部材120の各外周面により構成される(図6B、図6C参照)。
歯部116は、図6Aに示すように、スプロケット側面視で(スプロケット幅方向から見て)、突出根元側から突出先端側に向けて先細る略三角形状のブロック体とされ、先端部116Aがスプロケット径方向外側へ凸となるように湾曲している。
また、歯部116は、ゴムクローラ14の係合凹部32に挿入係合するようになっている(図8参照)。具体的には、図8に示すように、歯部104のスプロケット円周方向の平坦状の傾斜面(押圧面116B)が、係合凹部32のクローラ周方向の壁面に係合(当接)して、スプロケット112からの駆動力が係合凹部32を介してゴムクローラ14に伝達されるようになっている。
また、図6A、図6Cに示すように、輪部114は、輪部114のスプロケット径方向内側部分を構成する円盤体118と、この円盤体118に取付けられて輪部114のスプロケット径方向外側部分を構成するスプロケット幅方向に一対の環状部材120とで構成されている。
図6B、図6Cに示すように、円盤体118は、外周面のスプロケット幅方向の中央部分に、スプロケット径方向外側に突出するとともにスプロケット円周方向に連続するリブ122が形成されている。このリブ122には、スプロケット円周方向に間隔をあけて(本実施形態では一定間隔で)スプロケット幅方向に貫通する貫通穴124が複数形成されている。
環状部材120は、連続した円環状とされ、スプロケット径方向内側の内側部120Aがリブ122にスプロケット幅方向で重なるように配置されている。つまり、一対の環状部材120は、内側部120Aでリブ122を両側から挟むように配置されている(図6C参照)。
図6Bに示すように、内側部120Aには、リブ122の貫通穴124に対応した位置に、該貫通穴124よりも径が若干大きい貫通穴126が形成されている。一対の環状部材120は、リブ122を挟んだ状態で、各貫通穴に差し込まれたボルト、及びこのボルトに螺合するナットにより、リブ122(円盤体118)に取付けられている。なお、ボルト及びナットは、取付手段の一例である。
本実施形態の歯部116は、図6A、図6Cに示すように、環状部材120の内側部120Aよりもスプロケット径方向外側に形成されている。なお、環状部材120と歯部116は一体成形されている。
また、本実施形態の円盤体118及び環状部材120は、鍛造により成形されている。
次に、第2実施形態のクローラ走行装置110の作用効果について説明する。
なお、本実施形態の作用効果のうち、第1実施形態と同様の作用効果については、その説明を省略する。
クローラ走行装置110では、スプロケット112の歯部116が輪部102の両側部の同じ位置に一対形成されていることから、歯部116と係合凹部32との係合状態において、一つの歯部104が受ける駆動力の反作用力が減少するため、歯部104の不具合(例えば、変形など)が抑制される。これにより、スプロケット112の耐久性が向上する。
また、ゴムクローラ14の係合凹部32のクローラ周方向の壁面も、一つの歯部116から受ける駆動力が減少するため、例えば、突起24のクローラ周方向の壁面の磨耗などが抑制される。これにより、ゴムクローラ14の耐久性が向上する。
よって、クローラ走行装置110の耐久性が向上する。
一方、過度な入力により、スプロケット112の歯部116に不具合が生じた場合には、不具合が生じた歯部116が形成された環状部材120を輪部114から取り外し、新たな環状部材120と交換すれば、スプロケット112の寿命を延ばすことができる。
また、本実施形態では、スプロケット112を、円盤状の円盤体118と一対の環状部材120とに分割していることから、例えば、分割しないものと比べて、金属材料を圧縮して引き延ばしながら加工する鍛造での成形が容易になる。このように、スプロケット112を鍛造で成形することにより、例えば、鋳造品と比べて、靭性及び耐摩耗性に優れるため耐久性が向上する。
第2実施形態では、円盤体118及び環状部材120を鍛造により成形しているが、本発明はこの構成に限定されず、円盤体118及び環状部材120を鋳造で製造しても構わない。第2実施形態では、スプロケット112を、円盤状の円盤体118と一対の環状部材120とに分割していることから、例えば、分割しないものと比べて、鋳造での成形が簡単になる。
また、第2実施形態では、円盤体118と環状部材120とを同一の金属材料で構成している。しかし、本発明はこの構成に限定されず、円盤体118と環状部材120とを異なる金属材料で構成してもよい。このように、円盤体118と環状部材120とをそれぞれ求められる性能に応じた別々の金属材料で形成することで、スプロケット112の耐久性の向上や軽量化などを図ることができる。
第2実施形態では、環状部材120を連続した円環状としている。しかし、本発明はこの構成に限定されず、環状部材120をスプロケット円周方向に複数に分割して複数の分割体を構成し、この分割体を円盤体118に取付ける構成としてもよい。このような構成とすることで、不具合が生じた歯部116が形成された分割体のみを輪部114から取り外して新たな分割体と交換するだけで交換作業を完了できる。ここで、分割体は、連続した円環状とした環状部材120と比べて、軽量なため交換作業をしやすく、さらにボルト及びナットを締結する数も少ないため交換作業を容易かつ迅速に行なえる。
なお、第2実施形態のスプロケット112に、第1実施形態のスプロケット100と同様の、輪部114の一方の側部の互いに隣接する歯部116間の中央に、他方の側部の歯部116を配置する構成を適用してもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るクローラ走行装置について図9〜図11を参照しながら説明する。なお、第1実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図10、図11に示すように、第3実施形態に係るクローラ走行装置130は、クローラ車(例えば、トラクターなど)の駆動軸に取付けられる駆動輪の一例であるスプロケット132と、第1実施形態と同じ構成のアイドラー(図示省略)と、第1実施形と同じ構成の複数の転輪(図示省略)と、無端状のゴムクローラ140と、を有している。このゴムクローラ140は、第1実施形態と同様に、スプロケット132、アイドラー(図示省略)、転輪(図示省略)に巻き掛けられる。
(スプロケット)
次に、本実施形態のスプロケット132について説明する。なお、本実施形態では第1実施形態と同様に、スプロケット132の円周方向、径方向、幅方向を、それぞれスプロケット円周方向、スプロケット径方向、スプロケット幅方向と記載する。
図9A、図9Bに示すように、スプロケット132は、第1実施形態と同じ構成の輪部102を備えている。なお、本実施形態の輪部102の円周方向、径方向、幅方向は、それぞれ本実施形態のスプロケット円周方向、スプロケット径方向、スプロケット幅方向と一致している。
また、スプロケット132は、輪部102の側部の外周縁部側にスプロケット円周方向に間隔をあけて(本実施形態では、一定間隔で)形成され、輪部102の外周面102Aよりもスプロケット径方向外側に突出する歯部134を備えている。この歯部134は、輪部102の両側部の同じ位置に一対形成されている。
歯部134は、図9Aに示すように、スプロケット側面視で(スプロケット幅方向から見て)、突出根元側から突出先端側に向けて先細る略三角形状のブロック体とされ、先端部134Aがスプロケット径方向外側へ凸となるように湾曲している。
また、歯部134は、ゴムクローラ140の係合凹部142に挿入係合するようになっている(図11参照)。具体的には、図11に示すように、歯部134のスプロケット円周方向の平坦状の傾斜面(押圧面134B)が、係合凹部142のクローラ周方向の壁面に係合(当接)して、スプロケット132からの駆動力が係合凹部142を介してゴムクローラ140に伝達されるようになっている。
また、図9Bに示すように、歯部134は、先端部134Aのスプロケット幅方向外側部分が切り欠かれて、先端部134Aよりもスプロケット径方向内側に位置する平坦面134Cが形成されている。この平坦面134Cは、図9Aに示すように、スプロケット側面視でスプロケット径方向に対して直交する方向に延びている。なお、平坦面134Cは、本発明の被支持面の一例である。
なお、本実施形態のスプロケット132は、輪部102と歯部134とを一体形成した鋳造品である。
(ゴムクローラ)
次に、本実施形態のゴムクローラ140について説明する。
なお、本実施形態では第1実施形態と同様に、ゴムクローラ140の周方向、幅方向、内側、外側を、それぞれクローラ周方向、クローラ幅方向、クローラ内側、クローラ外側と記載する。
図10、図11に示すように、ゴムクローラ140は、第1実施形態と同じ構成のゴム体16と、ゴム体16にクローラ周方向に間隔(本実施形態では一定間隔)をあけて埋設された芯金20とを備えている。なお、芯金20も第1実施形態と同じ構成である。また、本実施形態のゴム体16の幅方向、周方向、内側、外側は、それぞれクローラ幅方向、クローラ周方向、クローラ内側、クローラ外側と一致している。
また、ゴム体16の内周部には、第1実施形態と同じ構成の輪部支持面30、及び転輪通過面36が形成され、外周部には、第1実施形態と同じ構成の長ラグ38及び短ラグ40が形成され、内部には、第1実施形態と同じ構成の補強層42が埋設されている。
図10、図11に示すように、ゴム体16の内周部には、輪部支持面30を挟んでクローラ幅方向両外側でかつクローラ周方向に互いに隣接する突起24間に、スプロケット132の歯部134が挿入係合されるクローラ外側へ凹む係合凹部142が一対形成されている。
図10に示すように、係合凹部142を構成するクローラ幅方向外側の側壁は、クローラ内側よりもクローラ外側で幅が狭くなる段差形状とされている。この側壁に形成された段差面144は、平坦状とされ、係合凹部142に挿入された歯部134の平坦面134Cに接触して歯部134を支持するようになっている。なお、段差面144は、本発明の歯部支持面の一例であり、歯部134の平坦面134Cと係合凹部142の段差面144は、互いに対応した形状となっている。
また、本実施形態の係合凹部142の深さは、係合凹部142の段差面144に平坦面134Cが接触して歯部134が支持された状態において、歯部134の先端部134Aが係合凹部142の底面142Aに当接しない深さに設定されている。
なお、本発明のその他の実施形態では、係合凹部142の深さを、係合凹部142の段差面144に平坦面134Cが接触して歯部134が支持された状態において、係合凹部142の底面142Aに歯部134の先端部134Aが接触する深さに設定してもよく、輪部支持面30と段差面144の摩耗が進行すると底面142Aに歯部134の先端部134Aが接触する深さに設定してもよい。
また、図11に示すように、係合凹部142のクローラ周方向の壁面には、歯部134の押圧面134Bが係合(当接)するようになっている。
図11に示すように、本実施形態のゴムクローラ140は、第1実施形態のゴムクローラ14と同様に、新品時に突起24の表面が薄いゴム膜で覆われている。このため、係合凹部142のクローラ周方向の壁面は、ゴムクローラ新品時には、突起24の傾斜面の突出根元側を覆うゴム膜により構成され、ゴムクローラをある程度使用して突起24の傾斜面の突出根元側を覆うゴム膜が剥がれ落ちた後は、突起24の傾斜面の突出根元側により構成される。なお、本発明は、上記構成に限定されず、ゴムクローラ140の出荷前に突起24の表面からゴム膜を剥がしておいてもよい。
次に、第3実施形態のクローラ走行装置130の作用について説明する。
なお、本実施形態の作用効果のうち、第1実施形態と同様の作用効果については、その説明を省略する。
図10に示すように、クローラ走行装置130では、スプロケット132の歯部134が係合凹部142に挿入されると、歯部134の平坦面134Cが係合凹部142の段差面144に接触して支持される。ここで、歯部134の平坦面134Cと係合凹部142の段差面144は、互いに対応した形状とされていることから、段差面144が受けるスプロケット132からの荷重の分布を均一に近づけることができる。これにより、段差面144の摩耗、特に偏摩耗の発生を抑制することができる。また、スプロケット132と輪部支持面30及び段差面144との接触面積も増すため、輪部支持面30の摩耗の進行もより抑制することができる。
第3実施形態では、本発明の被支持面の一例を歯部134に形成した平坦面134Cとし、歯部支持面の一例を係合凹部142に形成した段差面144としているが、本発明はこの構成に限定されず、上記被支持面と上記歯部支持面とが互いに対応した形状となっていれば、どのような形状としてもよい。例えば、以下の図12〜図14に示す第1変形例〜第3変形例の形状としてもよい。
図12に示す第1変形例では、歯部134の先端部134Aのスプロケット幅方向外側部分をスプロケット幅方向内側から外側へ斜めに切り欠いて平坦な形状の傾斜面150(被支持面の一例)を形成し、そして、この傾斜面150に対応するように係合凹部142のクローラ幅方向外側の側壁の少なくとも一部を傾斜させて傾斜面152(歯部支持面の一例)を形成している。図12に示すように、歯部134の傾斜面150は、係合凹部142の傾斜面152によって支持される。ここで、歯部134の傾斜面150と係合凹部142の傾斜面152とを接触させていることから、例えば、スプロケット幅方向に沿う平坦面とクローラ幅方向に沿う平坦面とを接触させるものよりも、接触面積を増やすことができる。
図13に示す第2変形例では、歯部134の先端部134Aのスプロケット幅方向内側部分を切り欠いて先端部134Aよりもスプロケット径方向内側に位置する平坦面154(被支持面の一例)を形成している。この平坦面154は、平坦面134Cと同様に、スプロケット側面視でスプロケット径方向に対して直交する方向に延びている。そして、この平坦面154に対応するように係合凹部142のクローラ幅方向内側の側壁に段差面156(歯部支持面の一例)を形成している。図13に示すように、歯部134の平坦面134Cは、係合凹部142の段差面156によって支持される。ここで、歯部134の平坦面134Cと係合凹部142の段差面144と、歯部134の平坦面154と係合凹部142の段差面156とをそれぞれ接触させていることから、例えば、いずれか一方の平坦面と段差面とを接触させるものと比べて、接触面積を増やすことができる。
なお、第2変形例では、図13に示すように、平坦面154と先端部134Aとの距離が、平坦面134Cと先端部134Aとの距離よりも短くなるように、歯部134の先端部134Aのスプロケット幅方向内側部分を切り欠いているが、本発明はこの構成に限定されず、平坦面154と先端部134Aとの距離が、平坦面134Cと先端部134Aとの距離よりも長くなるように切り欠いても、距離が同じとなるように切り欠いても構わない。
なお、クローラ走行装置130としては、歯部134に平坦面154のみを形成し、係合凹部142に段差面156のみを形成する構成としても構わない。
図14に示す第3変形例では、歯部134の先端部134Aのスプロケット幅方向内側部分をスプロケット幅方向外側から内側へ斜めに切り欠いて平坦な形状の傾斜面158(被支持面の一例)を形成し、そして、この傾斜面158に対応するように係合凹部142のクローラ幅方向内側の側壁の少なくとも一部を傾斜させて傾斜面160(歯部支持面の一例)を形成している。図14に示すように、歯部134の傾斜面158は、係合凹部142の傾斜面160によって支持される。ここで、歯部134の平坦面134Cと係合凹部142の段差面144と、歯部134の傾斜面158と係合凹部142の傾斜面160とをそれぞれ接触させていることから、例えば、平坦面134Cと段差面144または、傾斜面158と傾斜面160のどちらかを接触させるものと比べて、接触面積を増やすことができる。
なお、クローラ走行装置130としては、歯部134に上記傾斜面158のみを形成し、係合凹部142に傾斜面160のみを形成する構成としても構わない。
また、第3実施形態のスプロケット132に、第1実施形態のスプロケット100と同様の、スプロケット側面視で、輪部102の一方の側部の互いに隣接する歯部134間の中央に、他方の側部の歯部134を配置する構成を適用してもよい。
さらに、第3実施形態のスプロケット132に、第2実施形態のスプロケットを分割する構成を適用してもよい。なお、スプロケット132を分割した場合に、分割した各部材は、第2実施形態と同様に鍛造で成形しても、鋳造で成形してもよい。
(その他の実施形態)
第2実施形態の歯部116は、スプロケット側面視で(スプロケット幅方向から見て)、突出根元側から突出先端側に向けて先細る略三角形状のブロック体とされ、先端部がスプロケット径方向外側へ凸となるように湾曲している構成とされているが、本発明はこの構成に限定されず、図15A、図15Bに示す歯部162の構成を用いてもよい。図15A、図15Bに示すように、歯部162は、先端部162A及び押圧面162Bを構成する各壁部で囲まれる部分が肉薄部164とされている。言い換えると、ブロック状の歯部162の中央部分がスプロケット径方向内側へ凹んで肉薄部164を形成している。このように、歯部162に肉薄部164を形成することで、歯部162の重量を減少させて、スプロケット112の重量を減少させることができる。これにより、クローラ走行装置110の重量を低減することができる。
なお、第1実施形態及び第3実施形態にも、歯部162の構成(肉薄部164形成する構成)を用いてもよい。
前述した実施形態では、芯金20のクローラ幅方向の中心を通る直線がゴム体16のクローラ幅方向の中心を通る直線と一致している構成としているが、本発明はこの構成に限定されず、芯金20の上記直線がゴム体16の上記直線に対してクローラ幅方向にずれていてもよい。
また、前述した実施形態では、ゴムクローラ14の補強用に補強層42を埋設しているが、本発明はこの構成に限定されず、補強層42を用いずに、クローラ周方向に互いに隣接する芯金20同士を連結部材(例えば、リング状の連結部材など)で連結、又は、芯金に形成した連結部同士(例えば、フックとピンなど)を連結し、この連結して無端状とした芯金でゴムクローラ14を補強する構成としてもよい。
さらに、前述した実施形態では、弾性体の一例としてのゴムでゴム体16を形成しているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴム以外のエラストマーなどでゴム体16を形成してもよい。
またさらに、前述した実施形態では、芯金20を金属製としているが、本発明はこの構成に限定されず、ゴムクローラ14の仕様に対して十分な強度を備えるならば、芯金20を例えば、樹脂製としてもよい。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、これらの実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲がこれらの実施形態に限定されないことは言うまでもない。
12 クローラ走行装置
14 ゴムクローラ(弾性クローラ)
16 ゴム体(弾性体)
20 芯金
24 突起
30 輪部支持面
32 係合凹部
32A 底面(歯部支持面)
100 スプロケット(駆動輪)
102 輪部
102A 外周面
104 歯部
110 クローラ走行装置
112 スプロケット(駆動輪)
114 輪部
116 歯部
130 クローラ走行装置
132 スプロケット(駆動輪)
134 歯部
134C 平坦面(被支持面)
140 ゴムクローラ
142 係合凹部
144 段差面(歯部支持面)
150 傾斜面(被支持面)
152 傾斜面(歯部支持面)
154 平坦面(被支持面)
156 段差面(歯部支持面)
158 傾斜面(被支持面)
160 傾斜面(歯部支持面)
162 歯部
CL 中心線
E スプロケット円周方向
T スプロケット幅方向
K スプロケット径方向
S クローラ周方向
W クローラ幅方向
IN クローラ内側
OUT クローラ外側

Claims (4)

  1. 駆動軸に取付けられる輪部と、前記輪部の側部に円周方向に間隔をあけて設けられ該輪部の外周面よりも径方向外側に突出する歯部と、を備える駆動輪と、
    前記駆動輪に巻き掛けられる無端状の弾性体と、前記弾性体の内周部に設けられ前記輪部を支持する輪部支持面と、前記内周部の前記輪部支持面を挟んで幅方向両側に長手方向に間隔をあけて設けられ外周側へ凹み前記歯部が挿入係合される係合凹部と、を備える弾性クローラと、
    を有するクローラ走行装置。
  2. 前記係合凹部には、前記歯部を支持する歯部支持面が形成されている請求項1に記載のクローラ走行装置。
  3. 前記歯部支持面は、前記係合凹部を構成する前記幅方向の側壁に形成され、
    前記歯部には、前記側壁に形成された前記歯部支持面に支持される被支持面が形成されている請求項2に記載のクローラ走行装置。
  4. 駆動輪に巻き掛けられる無端状の弾性体と、
    前記弾性体に該弾性体周方向に間隔をあけて埋設され、前記弾性体幅方向に延在し、前記弾性体幅方向の中央部を挟んで前記弾性体幅方向両側に前記弾性体内側に突出する一対の突起が形成された芯金と、
    前記弾性体の該弾性体周方向に互いに隣接する前記芯金の中央部間に形成され、前記中央部よりも前記弾性体内側に位置し前記駆動輪を支持する輪部支持面と、
    前記弾性体の前記輪部支持面を挟んで弾性体幅方向両外側でかつ前記弾性体周方向に互いに隣接する前記芯金の突起間に形成され、前記弾性体外周側へ凹み前記駆動輪の外周に設けられた半径方向外側へ延出する歯部が挿入係合される係合凹部と、
    を有する弾性クローラ。
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