JP5871488B2 - ゴムクローラ - Google Patents
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そして一般に、前記芯金を備えるゴムクローラとして、該芯金が、前記クローラ本体にクローラ周方向に間隔をあけて複数配設されてなる構成が知られている。該ゴムクローラでは、クローラ周方向に隣り合う芯金同士のうち、前記一方側に位置する芯金における一対の外突起の間に、前記他方側に位置する芯金における一対の内突起が配置されている。
ここで前記芯金では、外突起および内突起それぞれにおけるクローラ幅方向の大きさが、クローラ本体の外周面側から内周面側に向かうに従い漸次、小さくなっており、クローラ周方向に隣り合う芯金同士のうち、クローラ幅方向に隣接する内突起および外突起それぞれにおいて、クローラ幅方向に対向し合う対向面同士のクローラ幅方向の間隔が、クローラ本体の外周面側から内周面側に向かうに従い漸次、大きくなっている。
本発明に係るゴムクローラは、ゴム材料で形成された無端帯状のクローラ本体と、該クローラ本体にクローラ周方向に間隔をあけて配設された複数の芯金と、を備え、該芯金は、前記クローラ本体に埋設された翼部と、該翼部から前記クローラ本体の内周面側に向けて突出する一対の突出部と、を備え、該突出部は、前記翼部からクローラ周方向の一方側に向けて突出する内突起と、前記翼部からクローラ周方向の他方側に向けて突出する外突起と、を備え、クローラ周方向に隣り合う前記芯金同士のうち、前記一方側に位置する前記芯金における一対の前記外突起の間に、前記他方側に位置する前記芯金における一対の前記内突起が配置されたゴムクローラであって、クローラ周方向に隣り合う前記芯金同士のうち、クローラ幅方向に隣接する前記内突起および前記外突起それぞれにおいて、前記クローラ本体の厚さ方向に対して傾斜しつつクローラ幅方向に対向し合う対向面同士のクローラ幅方向の間隔は、その全域にわたって同等であり、前記間隔にばらつきがある場合でも、最も大きい前記間隔と、最も小さい前記間隔と、の差が、1.5mm以内であることを特徴とする。前記芯金には、前記突出部をクローラ幅方向に跨るように延在するパーティングラインが形成されていてもよく、前記突出部の頂面は、クローラ周方向に沿った前記芯金の外側に向かうに従い漸次、前記クローラ本体の外周面側に向けて傾斜していてもよい。
図1に示すように、例えば、油圧ショベル等の建設機械や農機、その他のクローラ式車両の下部に配設される左右一対のクローラ式走行体10にはそれぞれ、駆動輪11と図示しない従動輪との間に無端帯状に巻回されたゴムクローラ20が備えられている。
駆動輪11はスプロケットとされ、図示しない車両フレームに設けられた例えば油圧モータ等の駆動手段により回転自在に支持されている。前記従動輪は前記車両フレームに回転自在に支持されている。
クローラ本体21の外周面21bには、複数のラグ23が突設されるとともに、クローラ本体21においてクローラ周方向に隣り合う芯金22同士の間には、駆動輪11に対する噛み合い孔24が開口されている。
翼部25は、クローラ幅方向Hに沿って延びており、翼部25のクローラ幅方向Hの中央部に前記一対の突出部26が配設されている。なおクローラ本体21内において、翼部25よりもこのクローラ本体21の外周面21b側には、突出部26よりもクローラ幅方向Hに沿ったクローラ本体21の外側に位置する各部分に、クローラ周方向に連続して延びる一対のスチールコード層27が埋設されている。
突出部26は、翼部25からクローラ周方向の一方側に向けて突出するとともにクローラ幅方向Hの内側に位置する内突起28と、翼部25からクローラ周方向の他方側に向けて突出するとともにクローラ幅方向Hの外側に位置する外突起29と、翼部25上に配設され、内突起28および外突起29が連結された基部30と、を備えている。
また外突起29において、クローラ幅方向Hの内側を向く内壁面29aは、基部30の内壁面30aにおける前記他方側部分に屈曲部29cを介して連結され、クローラ幅方向Hの外側を向く外壁面29bは、基部30の外壁面30bにおける前記他方側部分に面一に連結されている。
転輪12は、クローラ本体21の内周面21a側における駆動輪11と前記従動輪との間に複数配設されている。複数の転輪12のうちの一部は、クローラ本体21の内周面21aにおいて地面側である下側に位置する部分を、その上側から支持して地面に押し付ける。また残りの転輪12は、クローラ本体21の内周面21aにおいて反地面側である上側に位置する部分を、その下側から弛まないように支持する。
なお芯金22の製造方法は、前記鋳造によるものに限られず、例えば鍛造などにより形成することも可能である。
例えば前記実施形態では、内突起28および外突起29は、前記縦断面視において前記厚さ方向Tに平行に延在しているものとしたが、これに限られるものではなく、図6および図7に示す芯金40のように、前記厚さ方向Tに対して傾いて延在していてもよい。該芯金40では、同一の芯金40に備えられた一対の内突起28同士、および一対の外突起29同士はそれぞれ、前記縦断面視において、クローラ本体21の外周面21b側から内周面21a側に向かうに従い漸次、クローラ幅方向Hに互いに接近しており、対向面31、32も、前記厚さ方向Tに対して傾斜していている。なお図示の例では、内突起28の対向面31におけるクローラ本体21の外周面21b側の端縁と、外突起29の対向面32におけるクローラ本体21の内周面21a側の端縁と、は、クローラ幅方向Hの位置が一致している。
さらに前記各実施形態では、転輪通過面Sは、突出部26の頂面26aにより構成されているものとしたが、これに限られない。例えば転輪通過面が、クローラ本体の内周面側において、芯金の各突出部よりもクローラ幅方向の外側に位置する部分に各別に形成されていてもよい。
21 クローラ本体
21a 内周面
21b 外周面
22、40、50、60 芯金
25 翼部
26 突出部
28 内突起
29 外突起
31、32 対向面
Claims (4)
- ゴム材料で形成された無端帯状のクローラ本体と、
該クローラ本体にクローラ周方向に間隔をあけて配設された複数の芯金と、を備え、
該芯金は、前記クローラ本体に埋設された翼部と、該翼部から前記クローラ本体の内周面側に向けて突出する一対の突出部と、を備え、
該突出部は、前記翼部からクローラ周方向の一方側に向けて突出する内突起と、前記翼部からクローラ周方向の他方側に向けて突出する外突起と、を備え、
クローラ周方向に隣り合う前記芯金同士のうち、前記一方側に位置する前記芯金における一対の前記外突起の間に、前記他方側に位置する前記芯金における一対の前記内突起が配置されたゴムクローラであって、
クローラ周方向に隣り合う前記芯金同士のうち、クローラ幅方向に隣接する前記内突起および前記外突起それぞれにおいて、前記クローラ本体の厚さ方向に対して傾斜しつつクローラ幅方向に対向し合う対向面同士のクローラ幅方向の間隔は、その全域にわたって同等であり、前記間隔にばらつきがある場合でも、最も大きい前記間隔と、最も小さい前記間隔と、の差が、1.5mm以内であることを特徴とするゴムクローラ。 - 請求項1記載のゴムクローラであって、
前記クローラ幅方向および前記クローラ本体の厚さ方向の両方向に沿った縦断面視において、クローラ幅方向に隣接する前記内突起および前記外突起はそれぞれ、前記対向面同士の前記厚さ方向への投影が互いに重なり合うように、前記厚さ方向に対して傾いて延在していることを特徴とするゴムクローラ。 - 請求項1または2に記載のゴムクローラであって、
前記芯金には、前記突出部をクローラ幅方向に跨るように延在するパーティングラインが形成されていることを特徴とするゴムクローラ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のゴムクローラであって、
前記突出部の頂面は、クローラ周方向に沿った前記芯金の外側に向かうに従い漸次、前記クローラ本体の外周面側に向けて傾斜していることを特徴とするゴムクローラ。
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