JP2013187097A - シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体及び電極材料及びリチウムイオン二次電池並びにシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製造方法 - Google Patents

シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体及び電極材料及びリチウムイオン二次電池並びにシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013187097A
JP2013187097A JP2012052541A JP2012052541A JP2013187097A JP 2013187097 A JP2013187097 A JP 2013187097A JP 2012052541 A JP2012052541 A JP 2012052541A JP 2012052541 A JP2012052541 A JP 2012052541A JP 2013187097 A JP2013187097 A JP 2013187097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicon
silicon oxide
carbon nanohorn
carbon
lithium ion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012052541A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6065390B2 (ja
Inventor
Ryota Yuge
亮太 弓削
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012052541A priority Critical patent/JP6065390B2/ja
Publication of JP2013187097A publication Critical patent/JP2013187097A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6065390B2 publication Critical patent/JP6065390B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

【課題】リチウムイオンの挿入脱離に伴う体積変化が緩和されるシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10は、開孔211を有するカーボンナノホーン集合体21と、カーボンナノホーン集合体21に内包されているシリコン又はシリコン酸化物31を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体及び電極材料及びリチウムイオン二次電池並びにシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製造方法に関する。
近年、電気機器や電気自動車などに用いられる二次電池として、軽量かつ充電容量の大きいリチウムイオン二次電池が広く利用されている。電気機器や電気自動車の性能向上に伴い、これらに用いられるリチウムイオン二次電池には、さらなる高容量化及び優れたレート特性が求められている。このため、負極材料においては、従来のカーボン系材料(グラファイトカーボン、ハードカーボンなど)から、単位重量あたりの容量が大きいシリコン系を用いることが検討されている。
しかしながら、シリコン系の負極材料は、充放電サイクルを繰り返した際に大きな体積変化が起こる。このため、活物質が微細化したり、電極表面にクラックが発生したり、活物質と電極などが剥離し、充放電のサイクル特性が低下するという課題がある。そこで、このような課題を解決すべく、下記のような複数の提案がなされている。
例えば特許文献1には、シリコンを含有する酸化物および炭素質物質で構成され、かつ前記酸化物が炭素質物質に埋設されている負極活物質が記載されている。
また、特許文献2には、珪素酸化物粒子の表面に電子導電性材料層を備えた負極材料が記載されている。
また、特許文献3には、珪素粒子の表面を少なくとも部分的に炭化珪素層で被覆してなり、X線回折において珪素に由来する回折線が存在し、かつ遊離炭素量が5質量%以下であることを特徴とする非水電解質二次電池用珪素複合体が記載されている。
また、特許文献4には、ケイ素、ケイ素を含む合金、またはケイ素酸化物(SiOx(1≦x<2))からなる、リチウムイオンの挿入脱離が可能な負極活物質と、カーボンナノホーンとを備え、平均粒径が2nm〜10μmであることを特徴とするリチウム二次電池用負極材料が開示されている。
特開2000−243396 特開2002−42806 特許第4450192号 特開2010−118330
しかしながら、上記特許文献に記載のいずれの材料を用いても、充放電に伴うシリコンの体積変化の緩和は不十分であった。
この発明は、リチウムイオンの挿入脱離に伴う体積変化が緩和されるシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体は、開孔を有するカーボンナノホーン集合体と、シリコン、又はシリコン酸化物(SiOx(0<x≦2))を少なくとも含み、前記シリコン又はシリコン酸化物は、前記開孔を有するカーボンナノホーン集合体に内包されていることを特徴とする。
また、本発明に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製造方法は、液相雰囲気で、開孔を有するカーボンナノホーン集合体にシリコン又はシリコン酸化物前駆体を混合し、若しくは、真空または不活性雰囲気下で加熱し、前記シリコン又はシリコン酸化物前駆体を、前記開孔を有するカーボンナノホーン集合体内部に吸着させることにより、シリコン又はシリコン酸化物前駆体を内包するカーボンナノホーン集合体を形成する工程と、前記シリコン又はシリコン酸化物前駆体を内包するカーボンナノホーン集合体を、真空、不活性または水素雰囲気下において、100℃以上1800℃以下で加熱することにより、前記シリコン又はシリコン酸化物前駆体をシリコン又はシリコン酸化物に変化させる工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、リチウムイオンの挿入脱離に伴う体積変化が緩和されたシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体及びその製造方法が提供される。
本発明の第1の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態に係るカーボンナノホーン集合体の走査型透過電子顕微鏡(STEM)像である。 本発明の第1の実施形態に係るカーボンナノホーン集合体の走査型電子顕微鏡(SEM)像である。 本発明の第1の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体において、シリコンまたはシリコン酸化物がリチウムイオンを挿入脱離するメカニズムを示す概略図である。 本発明の第2の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の電極上での充放電のメカニズムを示す概略図である。 本発明の第3の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製造方法を示す概略図である。 実施例1に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の走査型透過電子顕微鏡(STEM)像である。 実施例1に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体をエネルギー分散型X線分析(EDX)によって分析した結果を示す図である。
(第1の実施形態)
以下、図1から図4を参照し、本発明の第1実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体を示す概略図である。本実施の形態におけるシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10は、開孔211を有するカーボンナノホーン集合体21と、カーボンナノホーン集合体21に内包されているシリコン又はシリコン酸化物31を含む。
カーボンナノホーン集合体21は、複数のカーボンナノホーン212が球形に凝集した形状を有する。なお、この概略図は、カーボンナノホーン集合体21を透過して、カーボンナノホーン集合体21に内包されたシリコン又はシリコン酸化物31を表現したものである。
図2は本発明の第1実施形態に係るカーボンナノホーン集合体の走査型透過電子顕微鏡(STEM)像であり、図3は本発明の第1実施形態に係るカーボンナノホーン集合体の走査型電子顕微鏡(SEM)像である。図2及び図3の球状物質がカーボンナノホーン集合体である。
カーボンナノホーン集合体21を構成する各々のカーボンナノホーン212は、チューブ状であり、一方の端部が閉鎖されているものであるが、後述するように、一方の端部に開孔211を有している場合もある。カーボンナノホーン212の直径は、限定はされないが、好ましくは2−5nmのものを利用できる。
カーボンナノホーン212には、開孔211が複数設けられている。開孔211は、図1に図示されるように、カーボンナノホーン212の前記一方の端部に存在する場合もあり、チューブ状のカーボンナノホーン212の側面に存在する場合もある。開孔211の直径は、特に限定されないが、好ましくは5nm以下のものを用いることができる。
カーボンナノホーン集合体21は、複数のカーボンナノホーン212が球形に集合した凝集体である。カーボンナノホーン212は、閉鎖された、あるいは開孔211が設けられた前記一方の端部が、他方の端部よりも、カーボンナノホーン集合体21において外側になるように形成されている。前記一方の端部は、前記外側の方向を向いているもののみでは無く、折れ曲がっているものや内側を向いているものも含まれる。
カーボンナノホーン集合体21の直径は、限定はされないが、好ましくは30nm以上200nm以下のものを利用できる。カーボンナノホーン集合体21は、開孔211を有することにより、内部スペースを使用できるようになり、比表面積が著しく向上し、容量を増加させることが出来る。
シリコン又はシリコン酸化物31は、SiOxと記述した場合、0≦x≦2までを使用することが出来るが、好ましくは、0≦x≦1.5の範囲で使用することができる。xが1.5より大きいとシリコン粒子の量が減少し、サイクル特性が良好であるが、充放電容量が多く取れないためである。シリコン又はシリコン酸化物31の直径は、好ましくは0.3nm以上30nm以下のものを利用できる。このような直径のシリコン又はシリコン酸化物31は、カーボンナノホーン集合体21の中心部に内包しうるからである。
また、シリコン又はシリコン酸化物31は、開孔211を有するカーボンナノホーン集合体21に内包されている。ここで 内包とは、シリコン又はシリコン酸化物31が、カーボンナノホーン集合体21の内部に固定化されている状態、またはカーボンナノホーン集合体21により取り囲まれている状態を指す。
このような構成を有するシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10に内包されたシリコンまたはシリコン酸化物31に、リチウムイオンを挿入脱離するメカニズムを、図4に示す。図4(a)は、リチウムイオン吸蔵前の第1の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10を示すものである。
図4(b)に示すように、シリコン又はシリコン酸化物31にリチウムイオンが挿入されると、シリコン又はシリコン酸化物31がリチウム化合物32となり、膨張する。この時、カーボンナノホーン212は一次元構造体なので、リチウム化合物32は、図4(b)に示すように、カーボンナノホーン212で囲まれる範囲内で膨張し、シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10自身の体積は変化しない。すなわち、カーボンナノホーン集合体21が、膨張するシリコンまたはシリコン酸化物31の鋳型の役割を果たす(以下テンプレート効果と称する)。
そして、図4(c)に示すように、リチウムイオンの脱離の際には、カーボンナノホーンとリチウム化合物32はリチウムイオン挿入前の形状に戻る。
以上のメカニズムにより、カーボンナノホーン集合体21は、シリコン又はシリコン酸化物31の体積変化による劣化を低減できるテンプレート効果を奏するため、リチウムイオンの挿入脱離に伴うシリコンの体積変化を緩和することができる。
(第2の実施形態)本発明の第2の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体を含むリチウムイオン二次電池の電極材料およびそれを用いたリチウムイオン二次電池について説明する。本実施形態中の構成要素は、第1の実施形態の構成要素および図1〜4で示される番号とそれぞれ同じである。
第2の形態におけるリチウムイオン二次電池は、第1の実施形態にかかるシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10を含む負極材料が負極集電体に塗布されてなる負極と、正極材料が正極集電体に塗布されてなる正極と、セパレータと、電解質を備える。
前記負極材料は、第1の実施形態にかかるシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10のみならず、単独のシリコン又はシリコン酸化物(SiOx:0≦x≦2)、カーボンで被膜したシリコン又はシリコン酸化物(SiOx:0≦x≦2)、さらに別にカーボンを含むことができる。前記カーボンとしては、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン、グラフェンシートなどと混合した材料を用いることができる。
正極材料としては、公知のリチウム含有遷移金属酸化物を使用できる。具体的には、LiCoO2、LiNiO2、LiMn2O4、LiFePO4、LiFeSiO4、LiFeBO3、Li3V2(PO4)3、Li2FeP2O7などが挙げられる。
電解質としては、例えば、LiPF6、LiClO4、LiBF4、LiAlO4,LiAlCl4、LiSbF6、LiSCN、LiCl,LiCF3SO3等のリチウム塩を含む非水溶液が用いられ、1種または、2種以上を混合したものを用いることが出来る。
電解質の非水溶媒としては、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネートなどの1種または2種以上が組み合わせて使用される。
以上のような構成を有するリチウムイオン二次電池において、カーボンナノホーン集合体21は、シリコン又はシリコン酸化物31の体積変化による劣化を低減できるテンプレート効果を奏する。リチウムイオンの挿入脱離に伴うシリコン又はシリコン酸化物の体積変化を緩和することができるため、負極表面にクラックが発生したり、活物質と電極などが剥離したりすることを防ぐことができ、充電・放電のサイクル特性が低下するという効果を奏することができる。
更に、開孔211を有するカーボンナノホーン集合体21が低抵抗であるため、充放電の抵抗による損失が少ないという効果も有する。図5は、第2の実施形態に係るリチウムイオン二次電池の負極における電子の移動を示す概略図であり、図5(a)は充電前又は放電後、図5(b)は充電中を示す。なお、この概略図は、カーボンナノホーン集合体21を透過して、カーボンナノホーン集合体21に内包されたシリコン又はシリコン酸化物31並びにリチウム化合物32を表現したものである。
カーボンナノホーン集合体21は低抵抗であるため、負極集電体51との抵抗による損失が少ない。また、図5(b)中の、充電時の電子41の移動の軌跡を示す矢印で表されるように、リチウムイオンの挿入脱離時の電子は、カーボンナノホーンを介して負極集電体51に移動できるため、抵抗による損失が少ない。本発明の第1の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物カーボンナノホーンの複合体10は、抵抗による損失が少ないため、シリコンの高いイオン吸蔵能力を損なうことが無く、高容量なリチウムイオン二次電池を実現できる。また、抵抗による損失が少ないため、レート特性(C レート:1 時間で所定の電圧まで放電することを1Cとする)が向上し、急速な充放電が可能なリチウムイオン二次電池を実現することができる。
以上のように、第1の実施形態にかかるシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10をリチウムイオン二次電池の電極材料に用いることで、シリコン又はシリコン酸化物31の体積変化が緩和されサイクル特性に優れたリチウムイオン二次電池を提供することができる。同時に、高い導電性を付与することができるため、高容量でレート特性に優れ急速に充放電可能なリチウムイオン二次電池の電極材料及びそれを用いたリチウムイオン二次電池を提供することができる。
なお、シリコン又はシリコン酸化物31を内包するカーボンナノホーン集合体21の直径が30nm以上200nm以下であるため、他の活物質と混合すると、それらの隙間に入ることが可能である。本願のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10は、負極活物質としてだけでなく、充放電できる導電補助材としても利用可能であり、導電付与材なしで電極の低抵抗化が可能である。
(第3の実施形態)図6を参照して、本発明の第3の実施形態に係るシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製造方法について説明する。本実施形態中の構成要素および図6に記載の番号は、第1〜2の実施形態の構成要素および図1〜5で示される番号とそれぞれ同じである。なお、この概略図は、カーボンナノホーン集合体21を透過して、カーボンナノホーン集合体21に内包されたシリコン又はシリコン酸化物31並びにシリコン又はシリコン酸化物前駆体33を表現したものである。
まず、図6(a)で示されるように、複数のカーボンナノホーン212が球状に凝集した形状を有するカーボンナノホーン集合体21を用意する。次に、図6(b)で示されるように、カーボンナノホーン集合体21に酸化処理を行い、カーボンナノホーン212の5員環及び7員環を優先的に酸化することにより、開孔211を設ける。これにより、開孔211を有するカーボンナノホーン集合体21を得る。
カーボンナノホーンに微細な孔は、様々な酸化条件により、開孔するサイズを制御できる。酸素雰囲気中での加熱処理による酸化では、酸化処理温度を変えることにより、開孔211の直径が制御でき、350から550℃で直径0.3から5nmの開孔211を設けることができる。また、特開2003−95624に示されるように、酸などによる処理でも開孔211を設けることが可能である。硝酸溶液であれば、110℃、15分で1nmの開孔211を設けることが可能で、過酸化水素であれば、100℃、2時間で1nmの開孔211を設けることができる。
次に、シリコン又はシリコン酸化物前駆体33を用意し、液相雰囲気でシリコン又はシリコン酸化物前駆体33と開孔211を有するカーボンナノホーン集合体21を混合する。図6(c)で示されるように、シリコン又はシリコン酸化物前駆体33は、エネルギー的に安定なカーボンナノホーン集合体21の内部に吸着される。またこの時、シリコン又はシリコン酸化物前駆体33は、カーボンナノホーン212とカーボンナノホーン212の隙間にも優先的に吸着する。
開孔カーボンナノホーン集合体21へのシリコン前駆体の吸着は、液相中で両者を混合後、濃縮乾固法、含浸法など従来の担持手法で行うことが出来る。この時、分散溶媒は水系、有機溶媒系などどのようなものでも使用できるが、ヘキサン、メタノール、エタノール、アセトニトリル、ベンゼン、トルエンなどがより好ましい。また気相においては、真空または不活性ガス雰囲気で、加熱することでカーボンナノホーン集合体21の内部へシリコン又はシリコン酸化物前駆体33を吸着させる。
その後、図6(d)で示されるように、内包物を不活性雰囲気下で100℃以上1800℃以下の領域で熱分解または高温下での水素雰囲気下(以下「加熱処理」という)で還元することで、シリコン又はシリコン酸化物前駆体33をシリコン又はシリコン酸化物31に変化させ、カーボンナノホーン集合体21の内部に析出させる。
加熱処理は、真空、不活性ガス、水素中およびそれらの組み合わせた雰囲気で行うことが出来る。この場合、加熱処理の温度は100℃以上1800℃以下の範囲で行うことが好ましい。100℃より低い温度であると、シリコン又はシリコン酸化物前駆体33の結晶化が進まず、1800℃より高い温度であると、カーボンナノホーン212が融合し始めるからである。また、より好ましくは、100以上1200℃以下の範囲で行うことができる。1200℃付近に達すると、カーボンナノホーン212の開孔211が縮んでしまうからである。
以上の工程により、本発明のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体10が完成する。
以下に本発明の詳細について実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
1.シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製作
(1−1)カーボンナノホーン集合体の準備
レーザーパワー密度(30kW/cm)、ターゲット回転速度(2rpm)の条件で、COレーザーアブレーション法により、カーボンナノホーン集合体を合成した。合成雰囲気は、室温、Ar中で行った。得られた試料を電子顕微鏡で観察した結果、直径が2nm以上5nm以下のカーボンナノホーンが凝集して30nm以上200nm以下程度の集合体を形成していることがわかった。
(1−2)カーボンナノホーン集合体の開孔処理
続いて、前記カーボンナノホーン集合体の開孔処理を行った。乾燥空気中で550℃まで1℃/minで昇温し、その後自然放冷した。この時の、ガス流量は、200ml/minで行った。
(1−3)シリコン前駆体の混合
次に、テトラエトキシシラン((C2H5O)4Si)(100ml)と(1−2)で得た開孔を有するカーボンナノホーン集合体(100mg)をエタノール溶液30ml中で混合し、室温で約12時間攪拌した。その後、フィルターを使って1回ろ過した後、24時間真空乾燥を行い、含まれている溶媒などを蒸発させて取り除いた。
(1−4)加熱処理
(1−3)で得られたシリコン又はシリコン酸化物前駆体を内包するカーボンナノホーン集合体を、水素とArの混合ガス雰囲気下(水素:Ar=50ml:200ml)にて、650℃で1時間加熱し、前記シリコン又はシリコン酸化物前駆体をシリコン又はシリコン酸化物に変化させ、カーボンナノホーン集合体の内部に析出させた。
(1−5)実施例1のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体
以上の工程で得られたシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体(以下SiOx−CNHoxとする)の走査型透過電子顕微鏡(STEM)像を図7に示す。ここで、図中の実線の領域をエネルギー分散型X線分析(EDX)により分析を行った結果を図8に示す。開孔カーボンナノホーン集合体は球状であるため、炭素のピークは中心部が大きく検出される。また、SiとOも中心部に向かってピークが強くなっていることから、シリコン酸化物が開孔ナノホーンの内部に取り込まれていることが分かった。また、ピークの形状が似ていることからSiとOは隣接して存在していることがわかった。
2.リチウムイオン二次電池の製作
(2−1)負極材料の作成
上記の製造方法で作製したSiOx−CNHoxを5wt%、SiOの負極材75wt%にポリイミドを15wt%加え、さらにNメチル−2−ピロリジノンを混ぜ十分に攪拌し、ペーストを作製した。ここで、SiOは、Ar中で1000℃において加熱処理後、炭素で表面をコーティングした物を使用した。
(2−2)負極の作成
(2−1)で得られたペーストを集電体用の銅箔に厚さ50μmで塗布した。その後、120℃で1時間乾燥させた後、ローラプレスにより電極を加圧成形した。さらに、この電極を350℃で1時間窒素雰囲気下で焼成し、2cmに打ち抜き負極とした。
(2−3)対極の準備
対極としては、Li箔を使用した。
(2−4)電解液の準備
電解液はLiPF6を体積比で3:7のエチレンカーボネートとジエチルカーボネートに1Mで混合した。
(2−5)セパレータの準備
セパレータは、30μmのポリエチレン製多孔質フィルムを用いた。
(2−6)リチウムイオン二次電池の作製
以上の製造方法で作成もしくは準備した負極、対極、電解液、セパレータを用いて、評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
[比較例1]
前記ペーストとして、SiOx−CNHoxを含めずにSiOのみを用いた他は、上記実施例1と同様にして評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
(実験1)
以上のようにして得た実施例1および比較例1の方法で作成した評価用のリチウムイオン二次電池セルを用いて、以下の実験を行った。
上記の製造方法により得られた実施例1及び比較例1のリチウムイオン二次電池セルを充放電試験機にセットし、充電密度0.5mA/cm2の定電流で電圧が0.02Vに達するまで充電を行い、0.02Vの状態で電流を減少させて充電を行った。そして、電流値が60μA/cm2になった時点で充電を終了した。その後、電流密度0.5mA/cm2の定電流で行い、セル電圧が2.0Vに達した時点で終了した。この過程を1サイクルとして50サイクル繰り返し、サイクル特性を得た。
また、上記の製造方法により得られた実施例1及び比較例1のリチウムイオン二次電池セルを充放電試験機にセットし、1C(1C:電池を1時間で完全に充放電できる電流値)放電容量(mAh)/0.2C放電容量(mAh)×100の値(レート特性)を求めた。
(結果1)
以上の実験結果を表1に示す。
Figure 2013187097
実施例1と比較例1の初回充電容量は、それぞれ2300mA/gと2200mA/gを示し、初回放電容量は、それぞれ1600mA/g、1400mA/gを示した。初回の充放電効率は、それぞれおよそ70%と65%になり、SiOx−CNHoxを加えた実施例1の方が、加えなかった比較例1と比べ、良い電池特性を示した。これは、カーボンナノホーン内部のシリコンによる容量の増加の結果であると考えられる。
また、50サイクル後の容量維持率がそれぞれ、実施例1の場合は85%であり、比較例1の場合は75%であった。これは、SiOx−CNHox自身の劣化が少ないことやSiOx−CNHoxのサイズが50−200nmであるため、SiOの間の隙間を埋めることで、体積の膨張収縮による影響を緩和したためであると考えられる。
また、レート特性を比較した結果、SiOx−CNHoxを加えた実施例1が、SiOを加えた比較例1に比べ、5%向上することが分かった。これらの結果は、カーボンナノホーンが良導体であるため、活物質間の抵抗が減少したことやLiイオンの拡散抵抗が減少したためであると考えられる。
[実施例2]
黒鉛に重量比で5wt%のSiOx−CNHoxを混合してペーストを作成した他は、上記実施例1と同様にして評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
[比較例2]
黒鉛に重量比で5wt%のカーボンナノホーンを混合してペーストを作製した他は、上記実施例1と同様にして評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
[比較例3]
黒鉛に重量比で5wt%のアセチレンブラックを混合してペーストを作製した他は、上記実施例1と同様にして評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
[比較例4]
黒鉛に重量比で5wt%のケッチェンブラックを混合してペーストを作製した他は、上記実施例1と同様にして評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
[比較例5]
黒鉛に重量比で5wt%のカーボンナノチューブを混合してペーストを作製した他は、上記実施例1と同様にして評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
[比較例6]
黒鉛に重量比で5wt%のカーボンファイバーを混合してペーストを作製した他は、上記実施例1と同様にして評価用のリチウムイオン二次電池セルを作製した。
(実験2)
以上のようにして得た実施例2および比較例2〜6の方法で作成した評価用のリチウムイオン二次電池セルを用いて、実験1と同様の実験を行った。
(結果2)
実施例2の初回充電容量は、比較例1〜6のいずれに対しても、5%増加することが分かった。また比較例2〜6の構成は、容量に大きな影響を与えないことが分かった。
また、50サイクル後の容量維持率は、実施例2の場合、95%と高い容量維持率を示した。これは、カーボンナノホーンが高い導電性だけでなく、高分散性であるため黒鉛粒子間の隙間を埋める働きをしたためであると考えられる。
10 シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体
21 カーボンナノホーン集合体
211 開孔
212 カーボンナノホーン
31 シリコン又はシリコン酸化物
32 リチウム化合物
33 シリコン又はシリコン酸化物前駆体
41 電子
51 集電体

Claims (8)

  1. 開孔を有するカーボンナノホーン集合体と、
    シリコン、又はシリコン酸化物(SiOx(0<x≦2))を少なくとも含み、
    前記シリコン又はシリコン酸化物は、前記開孔を有するカーボンナノホーン集合体に内包されている、シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体。
  2. 前記シリコン又はシリコン酸化物は、直径が0.3nm以上30nm以下であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体。
  3. 請求項1又は2に記載のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体を含むリチウムイオン二次電池の電極材料。
  4. 請求項3に記載のリチウムイオン二次電池の電極材料であって、
    さらにシリコン、又はシリコン酸化物(SiOx(0<x≦2))、又はカーボンのいずれかを含むことを特徴とする、リチウムイオン二次電池の電極材料。
  5. 請求項4に記載のリチウムイオン二次電池の電極材料であって、
    前記シリコン又はシリコン酸化物は、カーボン層が表面を覆っていることを特徴とする、リチウムイオン二次電池の電極材料。
  6. 請求項4または5に記載のリチウムイオン二次電池の電極材料であって、
    前記カーボンは、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンファイバー、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン又はグラフェンシートのいずれか1つを少なくとも含むことを特徴とする、リチウムイオン二次電池の電極材料。
  7. 請求項3乃至6のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池の電極材料を含むリチウムイオン二次電池。
  8. 液相雰囲気で、開孔を有するカーボンナノホーン集合体にシリコン又はシリコン酸化物前駆体を混合し、
    若しくは、
    真空または不活性雰囲気下で加熱し、
    前記シリコン又はシリコン酸化物前駆体を、前記開孔を有するカーボンナノホーン集合体内部に吸着させることにより、
    シリコン又はシリコン酸化物前駆体を内包するカーボンナノホーン集合体を形成する工程と、
    前記シリコン又はシリコン酸化物前駆体を内包するカーボンナノホーン集合体を、真空、不活性または水素雰囲気下において、100℃以上1800℃以下で加熱することにより、前記シリコン又はシリコン酸化物前駆体をシリコン又はシリコン酸化物に変化させる工程、
    を含む、シリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーンの複合体の製造方法。
JP2012052541A 2012-03-09 2012-03-09 リチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体及びリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体の製造方法。 Active JP6065390B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012052541A JP6065390B2 (ja) 2012-03-09 2012-03-09 リチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体及びリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体の製造方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012052541A JP6065390B2 (ja) 2012-03-09 2012-03-09 リチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体及びリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体の製造方法。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013187097A true JP2013187097A (ja) 2013-09-19
JP6065390B2 JP6065390B2 (ja) 2017-01-25

Family

ID=49388361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012052541A Active JP6065390B2 (ja) 2012-03-09 2012-03-09 リチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体及びリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体の製造方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6065390B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160024325A (ko) * 2014-08-25 2016-03-04 서강대학교산학협력단 탄소-실리콘 복합체 및 이의 제조 방법
JP2016132608A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社豊田中央研究所 複合体及びその製造方法
JP2017027935A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 株式会社半導体エネルギー研究所 電極、蓄電池、蓄電装置、及び電子機器
ITUB20159619A1 (it) * 2015-12-15 2017-06-15 Advanced Tech Partner Elettrodi anodici per batterie litio ione, e batterie litio ione che comprendono detti elettrodi anodici
JP2017168378A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社東芝 非水電解質電池用電極活物質、非水電解質電池用電極、非水電解質電池及び電池パック
US9947921B2 (en) 2015-06-23 2018-04-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Silicon-carbon composite material including layered carbon and silicon particles
CN108336342A (zh) * 2018-02-28 2018-07-27 宁波富理电池材料科技有限公司 Si/SiOx/C复合负极材料、其制备方法及锂离子电池
CN111082005A (zh) * 2019-12-06 2020-04-28 欣旺达电动汽车电池有限公司 负极材料、复合材料及其制备方法
KR102133961B1 (ko) * 2019-04-05 2020-07-14 (주)에이치피케이 복합 음극재의 제조 방법 및 리튬이차전지용 복합 음극재
CN111900362A (zh) * 2020-08-21 2020-11-06 珠海冠宇电池股份有限公司 一种快充型高比容量的负极片及包括该负极片的锂离子电池
CN112599778A (zh) * 2020-12-15 2021-04-02 广东凯金新能源科技股份有限公司 硅碳基负极材料及其制备方法
KR102309264B1 (ko) * 2020-10-16 2021-10-07 에스머티리얼 주식회사 음극소재용 실리콘 나노 복합 구조체 분말 및 그의 제조방법
JP2022512339A (ja) * 2019-02-27 2022-02-03 上海利物盛企業集団有限公司 超疎水性防腐自己組織化三次元ナノ材料およびその製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334697A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Hitachi Maxell Ltd 非水二次電池
JP2007204310A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Japan Science & Technology Agency カーボンナノホーン複合体及びその作製方法
US20090117468A1 (en) * 2007-11-02 2009-05-07 Samsung Sdi Co., Ltd Anode active material and method of manufacturing the same and lithium secondary battery using the same
JP2010118330A (ja) * 2008-10-15 2010-05-27 Furukawa Electric Co Ltd:The リチウム二次電池用負極材料、リチウム二次電池用負極、それを用いたリチウム二次電池、リチウム二次電池用負極材料の製造方法、およびリチウム二次電池用負極の製造方法。

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002334697A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Hitachi Maxell Ltd 非水二次電池
JP2007204310A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Japan Science & Technology Agency カーボンナノホーン複合体及びその作製方法
US20090117468A1 (en) * 2007-11-02 2009-05-07 Samsung Sdi Co., Ltd Anode active material and method of manufacturing the same and lithium secondary battery using the same
JP2010118330A (ja) * 2008-10-15 2010-05-27 Furukawa Electric Co Ltd:The リチウム二次電池用負極材料、リチウム二次電池用負極、それを用いたリチウム二次電池、リチウム二次電池用負極材料の製造方法、およびリチウム二次電池用負極の製造方法。

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160024325A (ko) * 2014-08-25 2016-03-04 서강대학교산학협력단 탄소-실리콘 복합체 및 이의 제조 방법
KR101677258B1 (ko) * 2014-08-25 2016-11-17 서강대학교산학협력단 탄소-실리콘 복합체 및 이의 제조 방법
JP2016132608A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 株式会社豊田中央研究所 複合体及びその製造方法
US9947921B2 (en) 2015-06-23 2018-04-17 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Silicon-carbon composite material including layered carbon and silicon particles
JP2017027935A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 株式会社半導体エネルギー研究所 電極、蓄電池、蓄電装置、及び電子機器
JP2021077659A (ja) * 2015-07-16 2021-05-20 株式会社半導体エネルギー研究所 蓄電装置の作製方法
US11289692B2 (en) 2015-07-16 2022-03-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electrode, storage battery, power storage device, and electronic device
JP7174787B2 (ja) 2015-07-16 2022-11-17 株式会社半導体エネルギー研究所 蓄電装置の作製方法
ITUB20159619A1 (it) * 2015-12-15 2017-06-15 Advanced Tech Partner Elettrodi anodici per batterie litio ione, e batterie litio ione che comprendono detti elettrodi anodici
WO2017103758A1 (en) 2015-12-15 2017-06-22 Advanced Technology Partner S.R.L. Electrodes for lithium ion and post lithium ion batteries
JP2017168378A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 株式会社東芝 非水電解質電池用電極活物質、非水電解質電池用電極、非水電解質電池及び電池パック
CN108336342A (zh) * 2018-02-28 2018-07-27 宁波富理电池材料科技有限公司 Si/SiOx/C复合负极材料、其制备方法及锂离子电池
JP7201813B2 (ja) 2019-02-27 2023-01-10 上海利物盛企業集団有限公司 超疎水性防腐自己組織化三次元ナノ材料およびその製造方法
JP2022512339A (ja) * 2019-02-27 2022-02-03 上海利物盛企業集団有限公司 超疎水性防腐自己組織化三次元ナノ材料およびその製造方法
KR102133961B1 (ko) * 2019-04-05 2020-07-14 (주)에이치피케이 복합 음극재의 제조 방법 및 리튬이차전지용 복합 음극재
US11367865B2 (en) 2019-04-05 2022-06-21 Hpk Inc. Method of manufacturing composite anode material and composite anode material for lithium secondary battery
CN111799449A (zh) * 2019-04-05 2020-10-20 Hpk有限公司 复合负极材料的制备方法及用于锂二次电池的复合负极材料
CN111082005A (zh) * 2019-12-06 2020-04-28 欣旺达电动汽车电池有限公司 负极材料、复合材料及其制备方法
CN111900362A (zh) * 2020-08-21 2020-11-06 珠海冠宇电池股份有限公司 一种快充型高比容量的负极片及包括该负极片的锂离子电池
KR102309264B1 (ko) * 2020-10-16 2021-10-07 에스머티리얼 주식회사 음극소재용 실리콘 나노 복합 구조체 분말 및 그의 제조방법
WO2022080762A1 (ko) * 2020-10-16 2022-04-21 에스머티리얼 주식회사 음극소재용 실리콘 나노 복합 구조체 분말 및 그의 제조방법
CN112599778A (zh) * 2020-12-15 2021-04-02 广东凯金新能源科技股份有限公司 硅碳基负极材料及其制备方法
CN112599778B (zh) * 2020-12-15 2022-04-01 广东凯金新能源科技股份有限公司 硅碳基负极材料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6065390B2 (ja) 2017-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6065390B2 (ja) リチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体及びリチウムイオン二次電池並びにリチウムイオン二次電池の電極材料用のシリコン又はシリコン酸化物とカーボンナノホーン集合体との複合体の製造方法。
JP4519592B2 (ja) 非水電解質二次電池用負極活物質及び非水電解質二次電池
KR101396521B1 (ko) 리튬 이차 전지용 음극 활물질, 이의 제조 방법, 그리고 이를 포함하는 음극 및 리튬 이차 전지
US8999581B2 (en) Negative active material for lithium secondary battery, method for preparing the same, negative electrode comprising the same, and lithium secondary battery comprising same
JP6183361B2 (ja) 負極活物質及びその製造方法、並びにリチウム二次電池用負極及びリチウム二次電池
JP6203497B2 (ja) リチウム2次電池用正極活物質及びこれを含むリチウム2次電池
JP5464653B2 (ja) 非水二次電池およびその製造方法
JP5484570B2 (ja) リチウム二次電池用負極活物質およびその製造方法
Lee et al. Si-based composite interconnected by multiple matrices for high-performance Li-ion battery anodes
JP6593330B2 (ja) ナノカーボン複合体及びその製造方法
CN116914076A (zh) 负极和包含所述负极的锂二次电池
JP7281570B2 (ja) 非水電解液二次電池およびその製造方法
JP6048407B2 (ja) 負極活物質及びその製造方法
KR101601919B1 (ko) 리튬 이차 전지용 음극 활물질, 이의 제조 방법, 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지
KR20220046702A (ko) 리튬 이온 2차 배터리용 전극 재료 제조 방법 및 이러한 전극 재료를 사용하는 리튬 이온 배터리
KR20210000983A (ko) 복합 음극 및 이를 포함하는 리튬 이차전지
CN113346054A (zh) MXene-碳纳米笼-硫复合材料的制备方法及应用
KR102147727B1 (ko) 리튬 이차 전지용 음극 및 이의 제조방법
KR20150029426A (ko) 음극 활물질 및 이를 채용한 리튬 전지
KR100950312B1 (ko) 리튬 이차 전지용 음극 활물질, 이의 제조 방법 및 이를포함하는 리튬 이차 전지
EP4010938A1 (en) Negative electrode material for a lithium ion battery
CN112125310A (zh) 硅/碳负极活性材料及其制备方法和应用
JP5318921B2 (ja) リチウムイオン二次電池用黒鉛粒子
JP7100158B2 (ja) 機能性分離膜、その製造方法及びこれを含むリチウム二次電池
KR101650156B1 (ko) 리튬 이차 전지용 음극 활물질, 이의 제조 방법 및 이를 포함하는 리튬 이차 전지

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160705

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6065390

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150