JP2013184529A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】このタイヤ2は、トレッド4と、一対のサイド部6とを備える。トレッド4は、ベース層22と、キャップ層24とを備える。キャップ層24は、ベース層22の一端30aの側に位置する第一本体26aと、このベース層22の他端30bの側に位置する第二本体26bと、軸方向に延在するスキン層28とを備える。スキン層28の一部は、第一本体26aと第二本体26bとの間に挟まれている。スキン層28の他の一部は、第二本体26bとベース層22との間に挟まれている。スキン層28は、第一本体26a及び第二本体26bとの間においてトレッド4のトレッド面18の一部を形成している。スキン層28は、フィルムの表面に金属メッキを施したものからなる。サイド部6は、スキン層28とタイヤ2が装着されるリムとを電気的に接続する導電パスを有している。
【選択図】図1
Description
下記表1に示された仕様にしたがって、フィルムに金属メッキを施すことにより、導電フィルムCが準備された。フィルムCの基材ポリマーは、ナイロン66(旭化成(株)製の商品名「レオナ」(融点=265℃))である。このことが、表中フィルムの材質の欄に、「N」で示されている。このフィルムの厚みTBは、0.030mmとされた。金属メッキには、亜鉛の質量に対する銅の質量の比が63/37とされた黄銅メッキが施された。この金属メッキの厚みTTは、0.25μmとされた。
フィルムの厚みTBを下記の表1の通りとした他は導電フィルムCと同様にして、導電フィルムA、B、E及びFを得た。
金属メッキの厚みTTを下記の表2の通りとした他は導電フィルムCと同様にして、導電フィルムG、H及びIを得た。
フィルムの厚みTB及び金属メッキの厚みTTを下記の表2の通りとした他は導電フィルムCと同様にして、導電フィルムJを得た。
フィルムにポリエチレンテレフタレート樹脂(東洋紡(株)製の商品名「バイオペット」(融点=264℃))からなるものを用いた他は導電フィルムCと同様にして、導電フィルムDを得た。フィルムの材質をポリエチレンテレフタレートとしたことが、表中、「P」で表されている。
金属メッキを下記の表3の通りとした他は導電フィルムCと同様にして、導電フィルムK、L及びMを得た。
表面抵抗測定器(三菱化学株式会社製の商品名「ハイレスタUP MCP−HT450」)を用いて、導電フィルムにおける金属メッキの表面抵抗を測定した。測定結果が、下記の表1から3に示されている。
各導電フィルムから20mmの幅を有する試験片を作製し、この試験片について、JIS−P 8115に準拠して、屈曲試験を実施した。その結果が、試験片が破断するまでの屈曲回数の対数を導電フィルムCの場合を100とした指数値で、下記の表1から3に示されている。この数値が大きいほど、屈曲疲労性に優れていることが示される。
下記表4に示された配合表にしたがって、XからZで示された3種類のゴム組成物が準備された。表の最下段に示されているのは、各ゴム組成物の体積抵抗率である。
1) スチレンブタジエンゴム:JSR社製の商品名「SBR1500」
2) カーボンブラックa:東海カーボン(株)製の商品名「シースト6:N220」
3) カーボンブラックb:三菱化学(株)製の商品名「ダイヤブラックH:N330」
4) シリカ:日本シリカ社製の商品名「ニップシールVN3」
5) シランカップリング剤:デグサ社製の商品名「Si69」
6) ワックス:大内新興化学工業(株)製の商品名「サンノックN」
7) 老化防止剤:住友化学工業(株)製の商品名「アンチゲン6c」
8) ステアリン酸:日本油脂社製の商品名「ステアリン酸椿」
9) 亜鉛華:三井金属工業(株)製の商品名「亜鉛華1号」
10) 硫黄:(株)軽井沢製錬所製の商品名「粉末硫黄」
11) 加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製の商品名「ノクセラーNS−P」
図1に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた、実施例1の空気入りタイヤを得た。このタイヤのサイズは、195/65R15である。このタイヤでは、キャップ層の本体には、ゴム組成物Yが用いられた。スキン層の形成には、図4に示された構成を備えた導電シートが用いられた。この導電シートには、導電フィルムCが用いられた。スキン層の体積Vsのトレッド全体積Vtに対する比率Rsは、0.16とされた。
導電フィルム及び比率Rsを下記の表5、6及び7に示される通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
スキン層の形成に図8に示された構成を用いた予備成形体を用い比率Rsを下記の表5の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。この予備成形体においては、1.5cmの幅を有する多数の導電テープが、1.0cmの間隔を空けて配置された。この導電テープには、導電フィルムCが用いられた。
スキン層を設けなかった他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。
トレッドの構成を変えた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。このタイヤのトレッドでは、キャップ層はゴム組成物Xから形成された。このトレッドには、スキン層及び貫通部は設けられていない。比較例1は、従来のタイヤである。
トレッドの構成を変えた他は実施例1と同様にして、タイヤを得た。このタイヤでは、トレッドは、キャップ層、ベース層及び貫通部を備えている。キャップ層の形成には、ゴム組成物Yが用いられた。ベース層及び貫通部の形成には、ゴム組成物Zが用いられた。貫通部は、キャップ層を貫通しており、このベース層と接触している。この貫通部の体積Vpのトレッド全体積Vtに対する比率Rpは、7.0%とされた。この比較例2は、比較例1とは別の従来のタイヤである。
転がり抵抗試験機を用い、下記の測定条件で転がり抵抗を測定した。
使用リム:15×6JJ(アルミニウム合金製)
内圧:200kPa
荷重:6.96kN
速度:80km/h
この結果が、比較例1を100とした指数値で、下記の表5から7に示されている。数値が小さいほど好ましい。
「JASO C607:2000」に規定されたユニフォーミティ試験方法に準拠して、下記に示す条件にて、ラテラル・フォース・バリエーション(LFV)及びコニシティ(CON)を測定した。100本のタイヤについて測定し、その測定結果の平均値が、下記の表5から7に示されている。この数値が小さいほど、評価が高い。
リム幅:5.5インチ
内圧:200kPa
荷重:3.67kN
速度:60rpm
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに空気を充填して内圧を200kPaとした。正規リムを抵抗測定器の取付軸に固定することで、このタイヤを抵抗測定器に装着した。この取付軸は、導電性を有している。この抵抗測定器においてタイヤは、絶縁板(電気抵抗値=1012Ω以上)上に設置され、その表面が研磨された金属板に載せられた。JATMA規定に準拠して、下記に示す条件にて、取付軸と金属板との間の電気抵抗値を測定した。その測定結果が、タイヤの抵抗として、下記の表5から7に示されている。タイヤの抵抗が1×108Ω以下である場合が、合格である。なお、測定は、その温度が25℃、その湿度が50%の環境下で実施された。測定には、予め表面の離型剤及び汚れが十分に除去され、十分に乾燥した状態にあるタイヤが用いられた。
使用リム:15×6JJ(アルミニウム合金製)
内圧:200kPa
荷重:5.3kN
試験電圧(印加可電圧):1000V
抵抗測定器の測定範囲:103Ωから1.6×1016Ω
4、66・・・トレッド
6・・・サイド部
8・・・ビード
10・・・カーカス
12・・・ベルト
14・・・インナーライナー
16・・・チェーファー
18・・・トレッド面
22、68・・・ベース層
24、70・・・キャップ層
26a、26b、72a、72b・・・本体
28、74・・・スキン層
34・・・ウィング
36・・・サイドウォール
38・・・クリンチ
54・・・基材
56・・・薄層
58・・・導電シート
60、82・・・フィルム
62、84・・・金属メッキ
76・・・予備成形体
80・・・導電テープ
Claims (6)
- その外面がトレッド面をなすトレッドと、それぞれが上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びる一対のサイド部とを備えており、
このトレッドが、軸方向に延在するベース層と、このベース層の半径方向外側に位置するキャップ層とを備えており、
このキャップ層が、上記ベース層の一端側に位置する第一本体と、このベース層の他端側に位置する第二本体と、軸方向に延在する導電性のスキン層とを備えており、
このスキン層の一部が、上記第一本体と上記第二本体との間に挟まれており、
このスキン層の他の一部が、上記第二本体と上記ベース層との間に挟まれており、
このスキン層が、上記第一本体及び上記第二本体との間において上記トレッド面の一部を形成しており、
このスキン層が、フィルムの表面に金属メッキを施したものからなり、
上記サイド部が、このスキン層とこのタイヤが装着されるリムとを電気的に接続する導電パスを有している空気入りタイヤ。 - 上記フィルムの厚みが、0.01mm以上0.05mm以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 上記金属メッキの厚みが、1μm以下である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 上記スキン層が、導電シートをタイヤの周方向に巻回すことにより形成されており、
この導電シートが、上記フィルムの表面に金属メッキを施したものである請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 上記スキン層が、多数の導電テープを、その長さ方向がタイヤの軸方向に一致するようにしてタイヤの周方向に間隔を空けて配置させることにより形成されており、
それぞれの導電テープが、上記フィルムの表面に金属メッキを施したものである請求項1から3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。 - 上記サイド部が、上記トレッドの端においてこのトレッドの半径方向内側に位置するウィングと、このウィングから半径方向略内向きに延びるサイドウォールと、このサイドウォールよりも半径方向略内側に位置するクリンチとを備えており、
このウィング、サイドウォール及びクリンチの体積抵抗率が、1×108Ω・cm未満であり、
このウィング、サイドウォール及びクリンチが、上記スキン層と上記リムとを電気的に接続する導電パスを構成している請求項1から5のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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