JP2013183718A - コンバイン - Google Patents

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雅也 水本
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yusuke Tateno
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Abstract

【課題】穀粒タンクの大型化を行ない易くする。
【解決手段】穀粒タンク20を、貯留姿勢と貯留姿勢から揺動した排出姿勢とに揺動切換え自在に支持してある。穀粒タンク20に、穀粒タンク20の排出姿勢への揺動によって穀粒が排出される穀粒排出口25を備えてある。
【選択図】図7

Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、たとえば特許文献1に示されるコンバインがあった。特許文献1に示されるコンバインでは、穀物タンクを底部排出オーガのオーガ軸を中心として右外側に回動させ、穀物タンクに貯留された穀粒を、底部排出オーガ、中継排出オーガ、縦排出オーガ及び上部搬出オーガによって取り出すよう構成されている。
特開2000−37134号公報
穀粒タンクから脱穀粒を排出するのに、排出オーガを採用した場合、排出経路や穀粒排出口が狭くなり、排出に時間が掛っていた。また、オーガによる脱穀粒の損傷や詰まりが発生し易くなっていた。特に濡れた脱穀粒を排出する際に発生し易い。また、穀粒タンクの底部内に設ける底排出オーガを採用した場合、穀粒タンクを貯留姿勢に固定したままにして穀粒排出するよう構成したものにあっては、底排出オーガの両横側に位置するタンク側壁の下部を、底排出オーガに向かって傾斜する傾斜壁に形成し、かつ、この傾斜壁の底排出オーガ付近の部位を、底排出オーガの外周に沿うとともに底排出オーガに極力近付いた円弧形状を備えた円弧壁に形成することにより、穀粒タンクの底部に位置した穀粒が底排出オーガに流入せずに底排出オーガ付近に残留する事態の発生を防止する必要がある。また、穀粒タンクを貯留姿勢から揺動させて排出姿勢にするよう構成したものにあっては、底排出オーガの両横側に位置するタンク側壁のうち、排出姿勢に揺動する穀粒タンクの揺動方向での下手側に位置する下手側タンク側壁が、穀粒タンクの排出姿勢において、下向きになってタンク内穀粒を底排出オーガに向けて流下させることにより、この下手側タンク側壁の下部を、底排出オーガの外周に沿うとともに底排出オーガに極力近付いた円弧形状を備えた円弧壁に形成することにより、穀粒タンクの底部に位置した穀粒が底排出オーガに流入せずに底排出オーガ付近に残留する事態の発生を防止する必要がある。
従って、底排出オーガを採用した場合、タンク側壁の形状や配置の制約を受けた形状や大きさを備えさせて穀粒タンクを構成せねばならず、穀粒タンクがタンク設置スペースにしようとする空きスペースに比して小型になりがちであった。
本発明の目的は、穀粒タンクから脱穀粒を排出する際の排出時間を短くすると共に、脱穀粒の損傷を軽減し、更に容量増大を行ない易いコンバインを提供することにある。
本第1発明によるコンバインは、脱穀粒を貯留する穀粒タンク又は前記穀粒タンクの底部を、貯留姿勢と前記貯留姿勢から揺動した排出姿勢とに揺動切換え自在に支持し、
前記穀粒タンクに、前記穀粒タンク又は前記底部の排出姿勢への揺動によって穀粒が排出される穀粒排出口を備えてある。
本第1発明の構成によると、穀粒タンク又は穀粒タンクの底部を貯留姿勢から揺動させて排出姿勢にすれば、タンク内の穀粒が自然流出によって穀粒排出口から出ることにより、排出オーガを採用する必要が無く、排出時間が短くなると共に、脱穀粒の損傷が少なくなる。更に底排出オーガを採用せずに済み、底排出オーガを採用した場合に発生する側壁の形状や配置に関する制約を受けずに穀粒タンクを構成することができる。
従って、本第1発明によると、穀粒タンクからの脱穀粒の排出を、迅速にかつ穀粒損傷が発生し難い状態でできる。特に濡れた脱穀粒でも迅速に排出できる。また、穀粒タンクをタンク設置スペースにしようとする空きスペースを無駄なく利用できる大型なタンクにして多くの脱穀粒を貯留し、満杯穀粒の取り出しのための作業中断回数を少なく済ませて能率よく作業できる。
本第2発明は、前記穀粒タンク又は前記底部を昇降軸芯まわりに揺動自在に枢支してある。
本第2発明の構成によると、穀粒タンク又は底部の一端側を昇降軸芯まわりに枢支する構造簡単な支持構造によって穀粒タンク又は底部を貯留姿勢と排出姿勢に揺動切換え自在に支持することができる。
従って、本第2発明によると、穀粒タンク又は底部を構造簡単な支持構造によって支持させて安価に得ることができる。
本第3発明は、前記穀粒タンクの昇降軸芯が走行機体前後向きになるように、前記穀粒タンクを支持してある。
穀粒タンクの貯留姿勢から排出姿勢への揺動によって発生する穀粒タンク及びタンク内穀粒の荷重の移動方向が機体横方向となり、穀粒タンクの排出姿勢への揺動にかかわらず、走行機体の前後の重量バランスが崩れ難い。
従って、本第3発明によると、穀粒タンクからの穀粒取り出しを行なう際、走行機体の前後の重量バランスが良い安定的な状態に維持できる。
本第4発明では、前記穀粒タンクの排出姿勢が、前記貯留姿勢から揺動上昇した姿勢である。
本第4発明の構成によると、穀粒タンクの下方に位置する装置や部材が穀粒タンクの排出姿勢への切換えに対する障害になりにくくて、穀粒タンクの排出姿勢での揺動高さを高くでき、排出姿勢にした穀粒タンクでの穀粒の自然流動をスムーズに行なわせることができる。
従って、本第4発明によると、穀粒タンクからの穀粒取り出しを行なうのに、穀粒のスムーズな自然流動によってスムーズかつ迅速に行なうことができる。
本第5発明では、前記穀粒タンクの側壁に前記穀粒排出口を設けてある。
本第5発明の構成によると、穀粒タンクの排出姿勢への揺動によって穀粒排出口が下向きになり、穀粒排出口からの穀粒流出をスムーズに行なわせることができる。
従って、本第5発明によると、穀粒タンクからの穀粒取り出しを行なうのに、穀粒のスムーズな流出によってスムーズかつ迅速に行なうことができる。
本第6発明は、前記穀粒排出口を、前記穀粒タンクの側壁の全幅又はほぼ全幅にわたって設けてある。
本第6発明の構成によると、穀粒排出口が穀粒タンクの側壁の全幅又はほぼ全幅にわたる広い穀粒排出口になり、単位時間当たりの穀粒排出量を大にできる。
従って、本第6発明によると、穀粒タンクからの穀粒取り出しを行なうのに、単位時間当たりの大排出量によってスムーズかつ迅速に行なうことができる。
本第7発明では、前記穀粒排出口を、前記穀粒タンクの側壁の下部に配置してある。
本第7発明の構成によると、穀粒排出口が穀粒タンクの底部に連なるようにして、底部と側壁によって形成される隅角部を発生しにくくできる。
従って、本第7発明によると、底部と側壁によって形成される隅角部に起因する穀粒溜まりを発生しにくくして、穀粒タンクにおける穀粒残留を抑制し易い。
本第8発明は、前記穀粒排出口の開口面積を変更調節する開口調節手段を設けてある。
本第8発明の構成によると、開口調節手段によって穀粒排出口の開口面積を変更調節できるから、運搬車などの受け入れ側の容量が異なる場合、多量の穀粒が受け入れ側に瞬時に出ないように調節できる。
従って、本第8発明によると、多量の穀粒が受け入れ側に瞬時に出て受け入れ側からこぼれ出ることがないように調節できるなど便利である。
本第9発明は、前記開口調節手段を、前記穀粒排出口の横幅変更を行なうよう構成してある。
本第9発明の構成によると、運搬車荷台などの受け入れ側の大きさが異なる場合であっても、穀粒排出口の横幅を受け入れ側の大きさに適応したものに調節できる。
従って、本第9発明によると、穀粒排出口の横幅を受け入れ側の大きさに適応したものに調節し、穀粒タンクから出た穀粒が受け入れ側の外部にこぼれ出ることを防止しながら、受け入れ側に穀粒を迅速に供給できる。
本第10発明は、前記穀粒排出口を複数の分割排出口に分割して個別に開閉する複数の蓋体を備えて、前記開口調節手段を構成してある。
本第10発明の構成によると、個別に開閉自在な複数の蓋体を備えるだけで構造簡単に開口調節手段を構成することができる。
従って、本第10発明によると、穀粒排出口の開口量調節を行なえる有利なものを安価に得ることができる。
本第11発明は、前記複数の蓋体を、上端側に配置した開閉軸芯まわりに揺動開閉自在に枢支してある。
本第11発明の構成によると、穀粒タンクの揺動に伴う蓋体の垂下による揺動によって蓋体が開くようにでき、穀粒タンクの揺動に伴う蓋体の垂下による揺動によって蓋体が閉じるようにできる。
従って、本第11発明によると、穀粒タンクを揺動させるだけで蓋体が自ずと開閉する便利なものを安価に得ることができる。
本第12発明は、前記穀粒排出口から出る脱穀粒を落下案内するシュートを前記穀粒タンクに装備してある。
本第12発明の構成によると、穀粒タンクの穀粒排出口から排出される脱穀粒をシュートによって受け入れ側に案内しながら供給できる。
従って、本第12発明によると、シュートによる穀粒の案内により、受け入れ側の外部への穀粒のこぼれ落ちを良好に回避できる。
本第13発明は、前記シュートを、前記穀粒タンクから外側に延出した使用姿勢と前記穀粒タンク側に引退した格納姿勢とに切り換え操作自在に支持してある。
本第13発明の構成によると、シュートを格納姿勢に切換えることにより、シュートの穀粒タンク外への突出を無くしたり、抑制したりできる。
従って、作業や移動の際、シュートを格納姿勢に切換えて障害にならないようにして走行できる。
本第14発明は、前記シュートを、前記格納姿勢において前記穀粒排出口の外側を覆うべく前記穀粒タンクの側壁に沿って位置するよう構成してある。
本第14発明の構成によると、格納姿勢のシュートが穀粒排出口の外側に位置して穀粒排出口の蓋体を閉じ姿勢に押さえるように、シュートに蓋体押さえの機能を発揮させることができる。
従って、本第14発明によると、作業や移動の際、シュートを蓋体押さえに活用した簡単な構造で蓋体を閉じ姿勢に固定しておくことができる。
本第15発明は、前記シュートを、シュート本体を構成する底板と、前記底板の両端側から立ち上がる縦板とを備えて構成してある。
本第15発明の構成によると、シュートによって案内される穀粒のシュートからのこぼれ落ちを縦板によって防止できる。
従って、本第15発明によると、穀粒のシュートからのこぼれ落ちを防止して、受け入れ側への穀粒供給を確実にできる。
コンバインの全体を示す右側面図である。 コンバインの全体を示す左側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 コンバインの全体を示す後面図である。 脱穀装置を示す右横側面図である。 (a)は、穀粒タンク及び脱穀装置を示す正面図、(b)は、閉じ姿勢の天板を示す縦断正面図である。 (a)は、扱室が閉じられた状態での脱穀装置、貯留姿勢での穀粒タンク及び格納姿勢でのシュートを示す正面図、(b)は、扱室が開かれた状態での脱穀装置、排出姿勢での穀粒タンク及び使用姿勢のシュートを示す正面図である。 (a)は、還元装置を示す後面図、(b)は、スクリューコンベヤの開き状態での還元装置を示す斜視図である。 図6のIX−IX断面矢視図であり、(a)は、供給用位置に位置変更された状態の穀粒吐出筒を示す横断平面図、(b)は、タンク揺動用位置に位置変更された状態の穀粒吐出筒を示す横断平面図である。 (a)は、穀粒タンクの支持構造を示す縦断後面図、(b)は、穀粒タンクの支持構造を示す側面図である。 穀粒タンクの穀粒排出部を示す斜視図である。 穀粒タンクの走行機体に対する配置を示す説明図である。 穀粒タンク、揚穀装置及び脱穀クラッチの操作系を示すブロック図である。 (a)は、別の実施構造を備えた穀粒タンクの貯留状態での後面図、(b)は、別の実施構造を備えた穀粒タンクの貯留状態での側面図、(c)は、別の実施構造を備えた穀粒タンクの排出状態での後面図、(d)は、別の実施構造を備えた穀粒タンクの排出状態での側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す右側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す左側面図である。図3は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す平面図である。図4は、本発明の実施例に係るコンバインの全体を示す後面図である。これらの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、左右一対の駆動自在な前車輪1,1、左右一対の操向操作自在な後車輪2,2、及び運転部3を有した走行機体を備え、運転部3の後方に配置して走行機体に設けた脱穀装置10及び穀粒タンク20を備え、脱穀装置10の前部から走行機体前方向きに延出するフィーダ31を有した刈取り部30を備えて構成してある。
このコンバインは、稲、麦、トウモロコシなどの収穫作業を行なうものである。すなわち、このコンバインは、稲、麦などの植立穀稈を刈取り部30によって刈取り処理し、刈取り穀稈を脱穀装置10によって脱穀処理し、脱穀粒を穀粒タンク20に回収して貯留する。
走行機体について説明する。
走行機体は、前車輪1と後車輪2の間に設けられたエンジン4aを有する原動部4を備え、エンジン4aからの駆動力によって左右一対の前車輪1,1を駆動して自走する。走行機体は、運転部3に設けられた運転キャビン3aを備え、運転部3の運転キャビン内に搭乗して操縦するよう搭乗型になっている。
運転部3には、運転キャビン3aの左右の出入り口3b,3bの一方の出入り口3bの横外側に設けられた乗降用ステップ3c、及び他方の出入り口3bの横外側に設けられた作業用ステップ3dを備えている。乗降用ステップ3cは、階段構造に構成されている。
図4に示すように、左右一対の後車輪2,2を両端側で回転及び操向揺動自在に支持する機体横向きの後輪支持フレーム5を、走行機体の機体フレームFの後部を構成する機体横向きの連結フレーム6に設けた支持部6aに支持させてある。支持部6aと後輪支持フレーム5にわたって装着された機体前後向きのローリング支軸によって形成されるローリング支点7を後輪支持フレーム5に設け、後輪支持フレーム5がローリング支点7の周りに連結フレーム6に対して上下揺動することにより、左右一対の後車輪2,2は、ローリング支点7の周りに機体フレームFに対して背反昇降するようになっている。
刈取り部30について説明する。
刈取り部30は、フィーダ31が昇降シリンダ32によって上下に揺動操作されることにより、フィーダ31の前端部に連結している刈取りフレーム33の底部が地面上近くに下降した下降作業状態と刈取りフレーム33が地面から高く上昇した上昇非作業状態とに昇降操作される。刈取り部30を下降作業状態に下降させた状態で走行機体を走行させることにより、刈取り部30は、刈取りフレーム33の前端部に備えてある左右一対の分草体34,34によって植立穀稈を刈取り対象の植立穀稈と非刈取り対象の植立穀稈に分草し、刈取り対象の植立穀稈の穂先側を回転リール35によって横送りオーガ36の上方に掻き寄せながら、刈取り対象の植立穀稈をバリカン形の刈取装置37によって刈取り、刈取り穀稈を横送りオーガ36の左右の螺旋板36aによって横送りオーガ36の中間部に寄せ集め、寄せ集めた刈取り穀稈の株元から穂先までの全体を、横送りオーガ36の中間部に設けた掻き込みアーム38によってフィーダ31の搬送始端部に送り込み、フィーダ31によって後方に搬送して脱穀装置10に投入する。
脱穀装置10について説明する。
図5は、脱穀装置10を示す右横側面図である。図6(a)は、脱穀装置10を示す正面図である。これらの図及び図3,4に示すように、脱穀装置10は、走行機体の左寄りの部位に配置してある。脱穀装置10は、脱穀機体10aの上部に設けられた脱穀部10bを備え、フィーダ31によって供給される刈取り穀稈を脱穀部10bによって脱穀処理する。
すなわち、脱穀部10bは、脱穀機体10aの上部内に設けられた扱室11、及び扱室11に走行機体前後向きの扱胴軸芯12aまわりに回動自在に設けられた扱胴12を備え、扱室11には刈取り穀稈の株元から穂先までの全体がフィーダ31によって投入され、扱室11に投入された刈取り穀稈を、回動する扱胴12によって扱室後方側に搬送しながら脱穀処理し、脱穀排ワラを脱穀機体10aの後部に設けられた排塵口13(図4参照)から走行機体の後方に排出する。
脱穀装置10は、脱穀機体10aの下部内に設けられた選別部10cを備え、選別部10cには脱穀処理物が扱室11から受網を介して供給され、選別部10cに供給された脱穀処理物を選別風及び揺動選別装置によって穀粒と塵埃とに選別処理し、穀粒のうちの一番処理物を一番スクリューコンベヤ14(図6参照)によって脱穀機体外に設けられた揚穀装置40に供給し、穀粒のうちの二番処理物を二番スクリューコンベヤ15(図8参照)により、脱穀機体外に設けられた還元装置50に供給する。
図5及び図7に示すように、扱室11の上方を覆う天板16を、開閉軸芯Xを備えた枢支構造を介して脱穀機体10aに支持し、扱室11を扱胴12の上方部位で開閉できるように構成してある。天板16の開閉軸芯Xは、脱穀機体10aの走行機体横方向での一端側に走行機体前後向きに位置するように配備してある。
図6(b)は、閉じ姿勢の天板16を示す縦断正面図である。図7(a)は、扱室11が閉じられた状態での脱穀装置10を示す正面図である。これらの図に示すように、天板16を開閉軸芯Xまわりに下降揺動操作し、天板16の遊端側に位置する走行機体前後向き(脱穀装置前後向き)の天板フレーム16aが、扱胴軸芯12aに対して開閉軸芯Xが位置する側とは反対側の脱穀機体10aの部位に走行機体前後向きに位置する脱穀機体フレーム17の上面に当接して受け止め支持されると、天板16が閉じ姿勢になって扱室11を閉じる。天板16が閉じ姿勢になると、天板側に設けた支持部材18aに支持されるネジ式のロック具18を脱穀機体側に設けたロック部材17aに連結することにより、天板16を閉じ姿勢に固定できるように構成してある。ロック具18は、天板16の前後方向(走行機体前後方向)での複数箇所に配備してある。
図7(b)は、扱室11が開かれた状態での脱穀装置10を示す正面図である。この図に示すように、天板16を開閉軸芯Xまわりに上昇揺動操作すると、天板16が開き姿勢になって扱室11を開く。
還元装置50について説明する。
図8(a)は、還元装置50を示す後面図、図8(b)は、スクリューコンベヤ55の開き状態での還元装置50を示す斜視図である。これらの図及び図5に示すように、還元装置50は、二番スクリューコンベヤ15の搬送終端部と脱穀機体10aの側壁上部に設けられた還元口11aとにわたって設けられ、脱穀装置10の選別部10cから送り出される二番処理物を扱室11に還元する。
すなわち、還元装置50は、脱穀機体10aの外面側に装着された搬送処理ケース52、及び二番スクリューコンベヤ15のスクリュー軸15aの端部に一体回転自在に設けられ、搬送処理ケース52の内部で回転駆動される処理搬送体53を備え、二番スクリューコンベヤ15からの二番処理物のうちの未処理粒を、処理搬送体53、及び搬送処理ケース52の内部に固定された固定処理体(図示せず)による扱き作用によって清粒化処理し、処理後の二番処理物を、処理搬送体53による送り作用によって搬送処理ケース52の出口側に送り出す。
還元装置50は、搬送処理ケース52の出口側に下端側が連結され、上端側が脱穀機体10aの側壁上部に連結されたスクリューコンベヤ55を備え、搬送処理ケース52からスクリューコンベヤ55の搬送始端部に送り込まれた二番処理物を、スクリューコンベヤ55によって放出筒56に揚送し、この放出筒56に到達した二番処理物を、スクリューコンベヤ55のスクリュー軸58aの端部に一体回転自在に設けた放出板57による跳ね飛ばしにより、脱穀機体10aの還元口11aから扱室11の前端側に送り込む。
還元装置50におけるスクリューコンベヤ55の搬送筒59を、半径方向に二つの半割り搬送筒59a,59aに分割自在に構成し、二つの半割り搬送筒59aの脱着によってスクリューコンベヤ55を開閉できるようにしてある。
すなわち、図8(b)に示すように、二つの半割り搬送筒59aは、横断面形状が半円形状の半割り搬送筒本体59b、及び半割り搬送筒本体59bの両端部に設けた連結フランジ部59cを備えて構成してある。両端部の連結フランジ部59cは、半割り搬送筒本体59bに一体成形してある。両端部の連結フランジ部59cは、半割り搬送筒本体59bの全長にわたって設けてある。
連結フランジ部59cに設けてあるボルト孔59dに装着した連結手段としての連結ボルト59eによる二つの半割り搬送筒59aの締め付け連結を解除して、搬送処理ケース52及び放出筒56に設けてある環状の支持部52a,56aから二つの半割り搬送筒59aを取り外すことにより、スクリューコンベヤ55が開き状態になって、スクリュー58が露出状態になる。
図8(a)に示すように、二つの半割り搬送筒59aをスクリュー58に対して両横側からスクリュー58を挟むようにして寄せ合わせ、当接し合った連結フランジ部59cを連結ボルト59eによって締め付け連結することにより、二つの半割り搬送筒59aを搬送筒59の形態にした状態で搬送処理ケース52及び放出筒56の支持部52a,56aに組み付けることができ、スクリューコンベヤ55が閉じ状態になる。
揚穀装置40について説明する。
図5,6に示すように、揚穀装置40は、一番スクリューコンベヤ14の搬送終端部と穀粒タンク20の前側の壁面20aの上部に位置する穀粒投入口21とにわたって設けられ、脱穀装置10の選別部10cから一番スクリューコンベヤ14によって送り出された一番処理物としての脱穀粒を、穀粒タンク20の前端側上部の前方に揚送して穀粒投入口21から穀粒タンク20に供給する。
揚穀装置40について詳述すると、揚穀装置40は、一番スクリューコンベヤ14からの脱穀粒を受継いで脱穀装置10の前端側上部の横側方に揚送するバケットコンベヤ41と、このバケットコンベヤ41からの脱穀粒を、中継筒42を介して受継いで穀粒タンク20の前端側上部の前方に揚送するスクリューコンベヤ43と、このスクリューコンベヤ43からの脱穀粒を、穀粒タンク20に穀粒投入口21から送り込むスロワ44とを備えて構成してある。
図5,6及び図9に示すように、スロワ44は、スクリューコンベヤ43の搬送終端部に導入口が接続されたスロワケース44a、及びスロワケース44aの内部に回転自在に設けた翼車44bを備え、スクリューコンベヤ43からスロワケース44aの内部に送り込まれた脱穀粒を、電動式のスロワモータ45によって回転駆動される翼車44bによる跳ね飛ばしにより、スロワケース44aに設けた穀粒吐出筒44cから吐出して穀粒タンク20に送り込む。
スロワケース44aを、スクリューコンベヤ43のスクリュー軸芯のまわりに回転自在に支持させ、スロワケース44aの外周部に設けたギヤ部と電動式の吐出筒モータ46の出力ギヤとを咬合させることによってスロワケース44aと吐出筒モータ46を連動させて、穀粒吐出筒44cを供給用位置Aとタンク揺動用位置Bとに位置変更できるように構成してある。
図9(a)は、供給用位置Aに位置変更された状態の穀粒吐出筒44cを示す横断平面図である。この図に示すように、穀粒吐出筒44cは、スロワケース44aが吐出筒モータ46によって正回転方向に回転操作されることによって供給用位置Aに位置変更される。供給用位置Aに位置変更された穀粒吐出筒44cは、延出端側が穀粒タンク20の穀粒投入口21に入り込んだ状態になり、翼車44bからの脱穀粒を穀粒タンク20の外部にこぼれ出ないように穀粒タンク20の内部で吐出する。
図9(b)は、タンク揺動用位置Bに位置変更された状態の穀粒吐出筒44cを示す横断平面図である。この図に示すように、穀粒吐出筒44cは、スロワケース44aが吐出筒モータ46によって逆回転方向に回転操作されることによってタンク揺動用位置Bに位置変更される。タンク揺動用位置Bに位置変更された穀粒吐出筒44cは、全体が穀粒投入口21の外部に出た状態になる。
つまり、穀粒タンク20の穀粒投入口21を設けてある壁面20aは、後述する穀粒タンク20の昇降軸芯Yに交差する方向に沿っている。従って、穀粒吐出筒44cは、タンク揺動用位置Bに位置変更されることにより、揺動昇降する穀粒タンク20の前側の側壁との当接を回避する。
穀粒タンク20について説明する。
図6,7に示すように、穀粒タンク20は、脱穀装置10の横側方に底部が位置する排出側タンク部20bと、排出側タンク部20bから脱穀装置側に延出する延出タンク部20cとを備えて構成してある。穀粒タンク20は、排出側タンク部20bの横外側の側壁20dに設けられた穀粒排出口25を備えている。
図6,10に示すうように、穀粒タンク20は、排出側タンク部20bの前後側に分散配置した前後一対の支持体60,60を備えた支持構造体62に枢支され、排出側タンク部20bの底部に走行機体前後向きに位置する昇降軸芯Yまわりに揺動昇降するようになっている。
支持構造体62は、走行機体に脱穀装置10の横側方に配置して設けてある。支持構造体62は、走行機体の機体フレームFに立設された複数本の支柱部材62a、支柱部材62aに連結する走行機体前後向きの支持部材62bとしての梁部材、支持部材62bに連結する走行機体横向きの支持部材62cとしての梁部材、及び前後側の支持部材62cから機体上方向きに突設された前後一対の支持体60,60を備えて構成してある。支持構造体62は、支柱部材62a及び支持部材62b、62cが枠体となって組み合った枠組み構造に成っている。走行機体横向きの支持部材62cは、脱穀装置10の機体壁と支持部材62bにわたって連結している。前後一対の支持体60,60は、穀粒タンク20の前側の壁面20a及び後側の壁面に設けられた支軸部22を昇降軸芯Yまわりに回動自在に支持している。
穀粒タンク20の下部に油圧式のシリンダ61を連結してある。シリンダ61は、穀粒タンク20の昇降軸芯方向視で脱穀装置10に対して走行機体横方向での内外方向に並ぶ箇所であって、穀粒タンク20の下方に位置する箇所に配備してある。さらに詳述すると、シリンダ61は、穀粒タンク20における排出側タンク部20bの下面側に位置するタンクフレームの昇降軸芯Y寄りの部位に設けたシリンダ支持部と、支持構造体62を構成する支柱部材62aに設けたシリンダ支持部62dとにわたって取付けてある。シリンダ61は、穀粒タンク20に連結する側とは反対側が支持構造体62の内側に入り込むよう配備してある。
つまり、穀粒タンク20をシリンダ61によって昇降軸芯Yまわりに貯留姿勢と排出姿勢に揺動昇降操作できるように構成してある。
図6,7に示すように、穀粒タンク20の遊端側(昇降軸芯Yが位置する側とは反対側であって、延出タンク部20cの延出端側)の走行機体前後方向(穀粒タンク20の前後方向)での複数箇所に、穀粒タンク20から下方向きに延出する脚体23を設けてある。各脚体23は、穀粒タンク20の下面側に位置するタンクフレームから下方向きに突設してある。扱胴軸芯12aに対して昇降軸芯Yが位置する側とは反対側の脱穀機体10aの部位に走行機体前後向き(脱穀装置前後向き)に配置されて脱穀機体10aを構成している脱穀機体フレーム17に、複数のタンク受け部17bを設けてある。複数のタンク受け部17bは、穀粒タンク20の複数の脚体23に各別に受け止め作用するよう走行機体前後方向に分散配置してある。
図7(a)は、貯留姿勢での穀粒タンク20を示す正面図である。この図に示すように、穀粒タンク20は、シリンダ61によって脱穀装置10の上方に下降揺動操作されることにより、脱穀装置10からの脱穀粒を貯留するように貯留姿勢になる。
図6(b)に示すように、穀粒タンク20が貯留姿勢になると、穀粒タンク20の複数本の脚体23の下端側が脱穀機体フレーム17のタンク受け部17bに載り、穀粒タンク20の遊端側が脚体23及び天板フレーム16aを介して脱穀機体フレーム17によって受け止め支持される。
穀粒タンク20が貯留姿勢になると、穀粒タンク20のうちの延出タンク部20cにおける底壁24aは、脱穀装置10の天板16より高い箇所に水平又はほぼ水平に位置し、穀粒タンク20のうちの排出側タンク部20bにおける底壁24bは、脱穀装置10の横側方に、延出タンク部20cの底壁24aより低い配置高さで水平又はほぼ水平に位置する。
図7(b)は、排出姿勢での穀粒タンク20の正面図である。この図に示すように、穀粒タンク20は、シリンダ61によって貯留姿勢から脱穀装置10が位置する走行機体横側とは反対の走行機体横側(右側)に揺動上昇操作されると、貯留した脱穀粒を排出するように排出姿勢になる。
すなわち、穀粒タンク20が排出姿勢になると、穀粒排出口25を設けてある側壁20dが走行機体横外側向きに斜め下向きになり、タンク内の脱穀粒を自然落下によって穀粒排出口25から排出する。つまり、穀粒タンク20が排出姿勢になると、排出側タンク部20bの底壁24bが穀粒排出口側ほど低く位置する傾斜姿勢になり、延出タンク部20cの底壁24aが排出側タンク部側ほど低く位置する傾斜姿勢になり、排出側タンク部20bに貯留されている脱穀粒は、底壁24bの傾斜による自然落下によって穀粒排出口25から排出され、延出タンク部20cに貯留されている脱穀粒は、底壁24cの傾斜による自然落下によって排出側タンク部20bに移動して穀粒排出口25から排出される。
図12は、穀粒タンク20の走行機体に対する配置を示す説明図である。図12に示す三角形65は、左右一対の前車輪1,1の接地点1a、及び後輪支持フレーム5に設けたローリング支点7を三つの角とする三角形である。図12に示す重心G1の位置は、貯留姿勢での穀粒タンク20の重心の位置を示し、図12に示す重心G2の位置は、排出姿勢での穀粒タンク20の重心の位置を示す。この図に示すように、穀粒タンク20は、貯留姿勢での重心G1及び排出姿勢での重心G2が三角形65の内側に位置するように配備してある。
図7に示すように、天板16を揺動開閉自在に支持する脱穀装置10の部位を昇降軸芯Y寄りの部位に設定し、排出姿勢に上昇する際の穀粒タンク20の昇降軸芯Yに沿う方向視での揺動方向が、開き姿勢に上昇する際の天板16の開閉軸芯Xに沿う方向視での揺動方向と同じ又はほぼ同じになるように構成してある。従って、排出姿勢に上昇した穀粒タンク20は、天板16の上昇障害にならず、扱室11の開口が大となるように天板16の閉じ姿勢から開き姿勢への上昇角度を大にする。
図11に示すように、穀粒排出口25に、三つの蓋体71,72を備えて構成した開口調節手段70を設け、開口調節手段70によって穀粒排出口25の開口面積及び開口幅を変更調節できるように構成してある。
すなわち、図10及び図11に示すように、穀粒排出口25は、側壁20dの全幅(走行機体前後方向での幅)又はほぼ全幅にわたって設けてある。穀粒排出口25は、下端縁が穀粒タンク20の底壁24bに連なるように側壁20dの下部に配置してある。
三つの蓋体71,72は、穀粒排出口25の横幅方向であって、走行機体前後方向に並んでいる。三つの蓋体71,72は、蓋体71,72の上端側に配置した蝶番73を介して側壁20dに支持され、穀粒タンク20の揺動昇降に伴い、穀粒排出口横幅方向に沿った開閉軸芯Zであって、走行機体前後方向に沿った開閉軸芯Zまわりに垂下によって揺動開閉して、穀粒排出口25を開閉する。三つの蓋体71,72は、穀粒排出口25を横幅方向(走行機体前後方向)に三つの分割排出口25a,25bに分割して個別に開閉するように、独立して揺動開閉する。
三つの蓋体71,72のうちの両端の蓋体72は、下端側に設けたロックピン74によって閉じ姿勢にロックしたり、ロックピン74による閉じロックを解除したりできるように構成してある。すなわち、ロックピン74は、ロックバネ75による摺動操作によって先端側が側壁20d側に設けてあるピン孔に係入されることによって、ロック状態になる。ロックピン74は、ロックバネ75に抗しての人為操作によって先端側が側壁20d側のピン孔から抜き外され、レバー部がホルダー76に係止されることにより、ロック解除状態になる。
従って、開口調節手段70は、両端の蓋体72のロックピン74による閉じロックを解除しておくことにより、三つの蓋体71,72が穀粒タンク20の排出姿勢への上昇揺動に伴う垂下によって開き姿勢に揺動することを許容し、排出姿勢になった穀粒タンク20の穀粒排出口25の横幅が三つの分割排出口25a,25bの横幅の和に相当する横幅になるように、かつ排出姿勢になった穀粒タンク20の穀粒排出口25の開口面積が三つの分割排出口25a,25bの開口面積の和に相当する開口面積になるように、穀粒排出口25の横幅及び開口面積を変更調節する。三つの蓋体71,72が開いた場合、穀粒排出口25の横幅方向(穀粒タンク前後方向)での大きさは、側壁20dの全幅(穀粒タンク前後方向での全長)にわたる大きさになる。
開口調節手段70は、両端の蓋体72をロックピン74によって閉じロックしておくことにより、中央の蓋体71だけが穀粒タンク20の排出姿勢への上昇揺動に伴う垂下によって開き姿勢に揺動することを許容し、排出姿勢になった穀粒タンク20の穀粒排出口25の横幅が中央の分割排出口25aが備える横幅に減少するように、かつ排出姿勢になった穀粒タンク20の穀粒排出口25の開口面積が中央の分割排出口25aが備える開口面積に減少するように、穀粒排出口25の横幅及び開口面積を変更調節する。
開口調節手段70は、両端の蓋体72の一方だけをロックピン74によって閉じロックしておくことにより、中央の蓋体71及び他方の端の蓋体72が穀粒タンク20の排出姿勢への上昇揺動に伴う垂下によって開き姿勢に揺動することを許容し、排出姿勢になった穀粒タンク20の穀粒排出口25の横幅が中央の分割排出口25a及び他方の端の分割排出口25bの横幅の和に相当する横幅に減少するように、かつ排出姿勢になった穀粒タンク20の穀粒排出口25の開口面積が中央の分割排出口25a及び他方の端の分割排出口25bが備える開口面積の和に相当する開口面積に減少するように、穀粒排出口25の横幅及び開口面積を変更調節する。
図7,11に示すように、穀粒タンク20の排出側タンク部20bの外側にシュート80を設けてある。シュート80は、奥端側に配置した走行機体前後向きの枢支軸芯Pまわりに上下揺動して使用姿勢と格納姿勢に切り換わるように穀粒タンク20に枢支され、穀粒タンク20から排出される脱穀粒を運搬車荷台などの受け入れ側に落下案内するように、かつ蓋体71,72を閉じ姿勢に押圧保持するように構成してある。
すなわち、シュート80は、シュート本体80aを構成する底板、及び底板の走行機体前後方向(穀粒タンク前後方向)での両端側から立ち上がった縦板80bを備えて構成してある。
図7(b)は、使用姿勢でのシュート80を示す正面図である。この図に示すように、シュート80の前後側でシュート80と穀粒タンク20にわたって設けた一対の屈伸リンク機構81,81の一方の屈伸リンク機構81に設けたロック機構82による屈曲ロックを解除すると、シュート80が枢支軸芯Pまわりに自重によって下降揺動し、屈伸リンク機構81が伸展状態になると、シュート80が使用姿勢になる。シュート80は、使用姿勢になると、穀粒タンク20から外側に延出した状態になり、かつ伸展状態になった屈伸リンク機構81による引っ張り支持によって使用姿勢に保持された状態になり、穀粒タンク20の穀粒排出口25から排出される脱穀粒を、縦板80bによってシュート本体80aからこぼれ出ることを防止しながら、シュート本体80aによって運搬車荷台などに向けて落下案内する。
図7(a)は、格納姿勢でのシュート80を示す正面図である。この図に示すように、シュート80を上昇揺動操作し、屈伸リンク機構81が屈曲状態になると、シュート80が穀粒タンク側に引退して格納姿勢になる。図7(a)及び図10(a)に示すように、シュート80は、格納姿勢になると、前後側の縦板80bが穀粒タンク20の前後側に側壁20dより機体内側に入り込んで、シュート本体80aが穀粒タンク20の側壁20dに沿って位置して穀粒排出口25の外側を覆い、両端及び中央の蓋体71,72の外面側に当接して押圧作用し、ロックピン74を備えない中央の蓋体71を閉じ姿勢に保持し、両端の蓋体72をロックピン74が効いてなくても閉じ姿勢に保持する。
穀粒タンク20などの操作系について説明する。
図13は、穀粒タンク20、揚穀装置40及び脱穀クラッチ85の操作系を示すブロック図である。この図に示すように、タンクレバー86の操作位置をタンクレバー検出スイッチ87によって検出するように構成し、脱穀クラッチレバー88の操作位置をクラッチレバー検出スイッチ89によって検出するように構成し、タンクレバー検出スイッチ87及びクラッチレバー検出スイッチ89を連係させた制御装置90に、穀粒タンク20を揺動操作するシリンダ61、揚穀装置40の穀粒吐出筒44cを揺動操作する吐出筒モータ46、揚穀装置40のスロワ44を駆動するスロワモータ45、及び電動式のクラッチモータ91を連係させてある。制御装置90には、脱穀クラッチ検出スイッチ92及びタンク姿勢検出スイッチ93を連係させてある。
脱穀クラッチ85は、脱穀装置10をエンジン4aに連動させる入り状態と脱穀装置10のエンジン4aに対する連動を絶つ切り状態とに切り換え操作されることにより、脱穀装置10を駆動及び停止操作するよう構成してある。クラッチモータ91は、脱穀クラッチ85の操作部を駆動操作して、脱穀クラッチ85を入り状態と切り状態に切り換え操作するように構成してある。脱穀クラッチ検出スイッチ92は、脱穀クラッチ85の入り状態及び切り状態を検出し、検出情報を制御装置90に出力する。タンク姿勢検出スイッチ93は、穀粒タンク20の貯留姿勢及び排出姿勢を検出し、検出情報を制御装置90に出力する。
制御装置90は、マイクロコンピュータを利用して構成され、タンク制御手段94、クラッチ牽制手段95、クラッチ制御手段96、スロワ制御手段97、吐出筒制御手段98及びタンク牽制手段99を備えている。
タンク制御手段94は、タンクレバー検出スイッチ87から入力する検出情報を基に、穀粒タンク20をタンクレバー86の操作位置に対応する貯留姿勢及び排出姿勢に切り換え操作させるべくシリンダ61を駆動及び停止制御するよう構成してある。タンク牽制手段99は、脱穀クラッチ検出スイッチ92からの検出情報を基に脱穀クラッチ85が入り状態と切り状態にいずれにあるかを判別し、脱穀クラッチ85が切り状態にあると判別した場合、タンク制御手段94によるシリンダ61の排出側及び貯留側への駆動制御を許容するよう構成してある。タンク牽制手段99は、脱穀クラッチ85が入り状態にあると判別した場合、タンク制御手段94によるシリンダ61の排出側及び貯留側への駆動制御を牽制するよう構成してある。
従って、タンクレバー86を人為操作によって貯留位置[貯]に切り換え操作することにより、脱穀クラッチ85が切り状態になっておれば、タンク牽制手段99が牽制作用しなくてタンク制御手段94がシリンダ61を貯留側に駆動制御し、穀粒タンク20を貯留姿勢に姿勢変更できる。
タンクレバー86を貯留位置[貯]に切り換え操作しても、脱穀クラッチ85が入り状態になっておれば、タンク牽制手段99が牽制作用してタンク制御手段94がシリンダ61を貯留側に駆動制御せず、穀粒タンク20を貯留姿勢に姿勢変更できない。
タンクレバー86を人為操作によって排出位置[排]に切り換え操作することにより、脱穀クラッチ85が切り状態になっておれば、タンク牽制手段99が牽制作用しなくてタンク制御手段94がシリンダ61を排出側に駆動制御し、穀粒タンク20を排出姿勢に姿勢変更できる。
タンクレバー86を排出位置[排]に切り換え操作しても、脱穀クラッチ85が入り状態になっておれば、タンク牽制手段99が牽制作用してタンク制御手段94がシリンダ61を排出側に駆動制御せず、穀粒タンク20を排出姿勢に姿勢変更できない。
従って、タンクレバー86は、穀粒タンク20を貯留姿勢と排出姿勢に切り換え操作するようシリンダ61を駆動操作する人為操作自在なタンク操作手段となる。
クラッチ制御手段96は、クラッチレバー検出スイッチ89から入力する検出情報を基に、脱穀クラッチ85を脱穀クラッチレバー88の操作位置に対応する入り状態及び切り状態に切り換え制御するよう構成してある。クラッチ牽制手段95は、タンク姿勢検出スイッチ93からの検出情報を基に穀粒タンク20が貯留姿勢にあるか否かを判別し、穀粒タンク20が貯留姿勢にないと判別した場合、クラッチ制御手段96による脱穀クラッチ85の入り状態への切り換え制御を牽制する。クラッチ牽制手段95は、穀粒タンク20が貯留姿勢にあると判別した場合、クラッチ制御手段96による脱穀クラッチ85の入り状態への切り換え制御を許容するように構成してある。
従って、脱穀クラッチレバー88を人為操作によって入り位置[入]に切り換え操作することにより、穀粒タンク20が貯留姿勢になっておれば、クラッチ牽制手段95が牽制作用しなくてクラッチ制御手段96がクラッチモータ91を入り側に駆動制御し、脱穀クラッチ85を入り状態に切り換え操作して脱穀装置10を駆動できる。
脱穀クラッチレバー88を入り位置[入]に切り換え操作しても、穀粒タンク20が貯留姿勢になければ、クラッチ牽制手段95が牽制作用してクラッチ制御手段96がクラッチモータ91を入り側に駆動制御せず、脱穀クラッチ85が入り状態に切り換わらなくて脱穀装置10を駆動できない。
脱穀クラッチレバー88を人為操作によって切り位置[切]に切り換え操作することにより、クラッチ制御手段96がクラッチモータ91を切り側に駆動制御し、脱穀クラッチ85を切り状態に切り換え操作できて脱穀装置10を停止できる。
吐出筒制御手段98は、脱穀クラッチ検出スイッチ92による検出情報を基に脱穀クラッチ85が入り状態に切り換わったか否か、あるいは脱穀クラッチ85が切り状態に切り換わったか否かを判別する。吐出筒制御手段98は、脱穀クラッチ85が入り状態に切り換わったと判別した場合、吐出筒モータ46を供給側に駆動制御して穀粒吐出筒44cを供給用位置Aに切り換える。吐出筒制御手段98は、脱穀クラッチ85が入り状態に切り換わっていないと判別した場合、吐出筒モータ46をタンク揺動側に維持制御して穀粒吐出筒44cをタンク揺動用位置Bに維持する。吐出筒制御手段98は、脱穀クラッチ85が切り状態に切り換わったと判別した場合、吐出筒モータ46をタンク揺動側に駆動制御して穀粒吐出筒44cをタンク揺動用位置Bに切り換え、脱穀クラッチ85が切り状態に切り換わっていないと判別した場合、吐出筒モータ46を供給側に維持制御して穀粒吐出筒44cを供給用位置Aに維持する。従って、吐出筒制御手段98は、脱穀クラッチ85の切り状態への切り換りに連係して穀粒吐出筒44cがタンク揺動用位置Bに切り換わるように脱穀クラッチ85と穀粒吐出筒44cを連係させた連係手段となる。
スロワ制御手段97は、脱穀クラッチ検出スイッチ92による検出情報を基に脱穀クラッチ85が入り状態になっているか否かを判別し、脱穀クラッチ85が入り状態になっていると判別した場合、スロワモータ45を駆動制御し、脱穀クラッチ85が入り状態になっていないと判別した場合、スロワモータ45を停止制御するよう構成してある。
従って、脱穀クラッチレバー88を入り位置[入]に切り換え操作して脱穀クラッチ85が入り状態に切り換わると、吐出筒制御手段98による吐出筒モータ46の供給側への駆動制御により、穀粒吐出筒44cが供給用位置に自ずと切り換わり、スロワ制御手段97によるスロワモータ45の駆動制御により、スロワ44が自ずと駆動される。
脱穀クラッチレバー88を入り位置[入]に切り換え操作しても、クラッチ牽制手段95による牽制作用によって脱穀クラッチ85が入り状態に切り換わらない場合、吐出筒制御手段98による吐出筒モータ46のタンク揺動側での停止制御により、穀粒吐出筒44cが供給用位置Aに切り換わらずにタンク揺動用位置Bに位置し、スロワ制御手段97によるスロワモータ45の停止制御により、スロワ44が駆動されないで停止している。
〔別実施形態〕
図14(a)は、別の実施構造を備えた穀粒タンク20の貯留状態での後面図である。図14(b)は、別の実施構造を備えた穀粒タンク20の貯留状態での側面図である。図14(c)は、別の実施構造を備えた穀粒タンク20の排出状態での後面図である。図14(d)は、別の実施構造を備えた穀粒タンク20の排出状態での側面図である。これらの図に示すように、別の実施構造を備えた穀粒タンク20では、穀粒タンク20の上部を構成する上部構造体20Uと、穀粒タンク20の底部を構成する底部構造体20Dとを備えて構成してある。
上部構造体20Uは、走行機体の機体フレーム側に固定状態で支持されている。上部構造体20Uは、穀粒タンク20の前後一対の側壁を構成する前後一対の側壁20e,20e、穀粒タンク20の左右一対の側壁を構成する左右一対の側壁20d,20d、及び穀粒タンク20の上壁を構成する上壁20fを備えて構成してある。前側の側壁20eの上部に穀粒投入口21を設け、穀粒投入口21に揚穀装置40の穀粒吐出筒44cを連通させてある。
底部構造体20Dは、底壁20gと、底壁20gの前後側から立ち上がる前後一対のシール壁20h,20hとを備えて構成してある。底部構造体20Dは、前後一対のシール壁20h,20hの走行機体横方向での一端側に配置した連結軸26を介して上部構造体20Uの前側及び後側の側壁20e,20eに枢支され、連結軸26が備える走行機体前後向きの昇降軸芯Y1まわりに揺動昇降して貯留姿勢と排出姿勢に切り換わるように構成してある。
穀粒タンク20の前後側に配置した前後一対の開閉シリンダ27,27の一端側を上部構造体20Uの前後の側壁20eに設けたシリンダ支持部に支持させ、前記前後一対の開閉シリンダ27,27の他端側を底部構造体20Dの前後側に設けたシリンダ支持部に支持させてあり、底部構造体20Dを前後一対の開閉シリンダ27,27によって貯留姿勢と排出姿勢に切換え操作することにより、穀粒タンク20を貯留状態に切換えて揚穀装置40からの脱穀粒を貯留し、穀粒タンク20を排出状態に切り換えて穀粒タンク20から脱穀粒を排出するように構成してある。
すなわち、図14(c),(d)に示すように、底部構造体20Dを開閉シリンダ27によって昇降軸芯Y1まわりに下降操作すると、底部構造体20Dが排出姿勢に切り換わり、穀粒タンク20が排出状態になる。排出状態になった穀粒タンク20は、昇降軸芯Y1が位置する側とは反対の走行機体横側での横端部に、穀粒排出口25を側壁20d、底壁20g及びシール壁20hによって形成し、タンク内の脱穀粒を穀粒排出口25から自然流出によって排出する。このとき、穀粒タンク20は、前後側の側壁20eと底壁20gの間を穀粒が漏れ出ないようにシール壁20hによってシールする。
図14(a),(b)に示すように、底部構造体20Dを開閉シリンダ27によって昇降軸芯Y1まわりに上昇操作すると、底部構造体20Dが貯留姿勢に切り換わり、穀粒タンク20が貯留状態になる。貯留状態になった穀粒タンク20は、底部構造体20Dの上昇によって穀粒排出口25を閉じ、揚穀装置40からの脱穀粒を貯留していく。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、穀粒タンク20及び底部20Dを、枢支することによって貯留姿勢と排出姿勢に揺動昇降するよう構成した例を示したが、リンク機構によって揺動昇降自在に支持することによって貯留姿勢と排出姿勢に揺動昇降するよう構成して実施してもよい。
(2)上記した実施例では、穀粒タンク20を貯留姿勢からの揺動上昇によって排出姿勢に切換えるよう構成した例を示したが、貯留姿勢からの揺動下降によって排出姿勢に切換えるよう構成して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、昇降軸芯Yが走行機体前後向きになるように穀粒タンク20を配備し、穀粒タンク20の横側の側壁20dに穀粒排出口25を設けた例を示したが、昇降軸芯Yが走行機体横向きになり、穀粒タンク20の後側の側壁に穀粒排出口25を設けて実施してもよい。
(4)上記した実施例では、穀粒排出口25の開口調節を三つの蓋体71,72によって行なうよう構成した例を示したが、穀粒排出口25に一つの蓋体をスライド操作自在に設け、蓋体のスライド調節によって開口調節を行なうよう構成して実施してもよい。また、穀粒排出口の開口調節を穀粒排出口の高さ変更や蓋体の角度変更によって行うように構成して実施してもよい。
(5)上記した実施例では、シュート80を使用姿勢と格納姿勢に揺動切り換え自在に設けた例を示したが、使用姿勢と格納姿勢にスライド操作によって切り換えるように構成して実施してもよい。
本発明は、植立穀稈を地面付近で切断する一段刈り状態で刈り取るように刈取り部30を構成し、刈取り穀稈が株元から穂先までの全体にわたって扱室11に投入されるように脱穀装置10を構成するに替え、植立穀稈を地面付近箇所、及び地面付近箇所と穂部の間の箇所の二箇所で切断する二段刈り状態で刈り取るように刈取り部を構成し、二段刈りの刈取り穀稈の穂先側だけを扱室に投入される脱穀装置を構成したコンバインにも利用できる。
20 穀粒タンク
20D 底部
20d 側壁
25 穀粒排出口
25a 分割排出口
70 開口調節手段
71,72 蓋体
80 シュート
80a 底板
80b 縦板
Y,Y1 昇降軸芯
Z 開閉軸芯

Claims (15)

  1. 脱穀粒を貯留する穀粒タンク又は前記穀粒タンクの底部を、貯留姿勢と前記貯留姿勢から揺動した排出姿勢とに揺動切換え自在に支持し、
    前記穀粒タンクに、前記穀粒タンク又は前記底部の排出姿勢への揺動によって穀粒が排出される穀粒排出口を備えてあるコンバイン。
  2. 前記穀粒タンク又は前記底部を昇降軸芯まわりに揺動自在に枢支してある請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記穀粒タンクの昇降軸芯が走行機体前後向きになるように、前記穀粒タンクを支持してある請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記穀粒タンクの排出姿勢が、前記貯留姿勢から揺動上昇した姿勢である請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンバイン。
  5. 前記穀粒タンクの側壁に前記穀粒排出口を設けてある請求項1〜4のいずれか一項に記載のコンバイン。
  6. 前記穀粒排出口を、前記穀粒タンクの側壁の全幅又はほぼ全幅にわたって設けてある請求項5記載のコンバイン。
  7. 前記穀粒排出口を、前記穀粒タンクの側壁の下部に配置してある請求項5又は6記載のコンバイン。
  8. 前記穀粒排出口の開口面積を変更調節する開口調節手段を設けてある請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンバイン。
  9. 前記開口調節手段を、前記穀粒排出口の横幅変更を行なうよう構成してある請求項8記載のコンバイン。
  10. 前記穀粒排出口を複数の分割排出口に分割して個別に開閉する複数の蓋体を備えて、前記開口調節手段を構成してある請求項8又は9記載のコンバイン。
  11. 前記複数の蓋体を、上端側に配置した開閉軸芯まわりに揺動開閉自在に枢支してある請求項10記載のコンバイン。
  12. 前記穀粒排出口から出る脱穀粒を落下案内するシュートを前記穀粒タンクに装備してある請求項1〜11のいずれか一項に記載のコンバイン。
  13. 前記シュートを、前記穀粒タンクから外側に延出した使用姿勢と前記穀粒タンク側に引退した格納姿勢とに切り換え操作自在に支持してある請求項12記載のコンバイン。
  14. 前記シュートを、前記格納姿勢において前記穀粒排出口の外側を覆うべく前記穀粒タンクの側壁に沿って位置するよう構成してある請求項13記載のコンバイン。
  15. 前記シュートを、シュート本体を構成する底板と、前記底板の両端側から立ち上がる縦板とを備えて構成してある請求項12〜14のいずれか一項に記載のコンバイン。
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