JP2013182265A - 転写装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の先端把持領域を少なくした上で、記録媒体の転写体からの剥離不良を抑制することができる転写装置、画像形成装置を得る。
【解決手段】転写ドラム30からシート部材Pを剥離させる場合には、制御部20がモータ58Cを制御することで、カム58Aを回転させて台座部材56を離間状態へ移行させる。これにより、シート部材Pの先端側が、弾性層30Cの傾斜面50から剥離する。次に、把持部材54を解放状態へ移行させる。シート部材Pの先端部が、転写ドラム30の外周面から浮き、シート部材Pは剥離部材69と接触しながら転写ドラム30から剥離する。これにより、シート部材Pの先端把持領域を少なくした上で、シート部材Pの転写ドラム30からの剥離不良を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、転写装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、グリッパに第1の転写材剥離手段としての機能を持たせ、分離爪を第2の転写材剥離手段として、転写材を転写体から強制的に剥離する構成が記載されている。
特開平7−225518
本発明の課題は、記録媒体の先端把持領域を少なくした上で、記録媒体の転写体からの剥離不良を抑制することである。
本発明の請求項1に係る転写装置は、記録媒体が外周面に巻き付けられ、回転しながら表面にトナー画像が順次形成される像保持体と対向する転写位置に前記記録媒体を複数回搬送して前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を順次前記記録媒体に転写する転写体と、前記転写体の外周面に形成された凹部に配置され、前記転写体に前記記録媒体を巻き付ける際に、前記記録媒体の先端部を把持し、前記転写体に巻き付けられた前記記録媒体を前記転写体から離間させる際に、前記記録媒体の先端部を解放する先端把持部材と、最後のトナー画像が前記記録媒体に転写開始された後で前記先端把持部材が前記記録媒体の先端部を解放する前に、前記先端把持部材が前記記録媒体の先端部を把持した状態で、前記先端把持部材を移動させて前記記録媒体の先端側を前記転写体の外周面から離間させる移動部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る転写装置は、請求項1に記載の転写装置において、前記移動部材は、前記先端把持部材を前記転写体の回転方向の下流側に移動させることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る転写装置は、請求項1に記載の転写装置において、前記移動部材は、前記先端把持部材を前記転写体の径方向の外側に移動させることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る画像形成装置は、回転しながら表面にトナー画像が順次形成される像保持体と、前記像保持体に形成されたトナー画像を順次記録媒体に転写する請求項1〜3の何れか1項に記載される転写装置と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置において、少なくとも前記先端把持部材が前記記録媒体の先端部を解放する際に、前記像保持体の周速度を前記転写体の周速度より速くするように、前記像保持体を回転させる駆動部材と、前記転写体を回転させる駆動部材とを制御する制御部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1の転写装置によれば、先端把持部材が記録媒体の先端部を解放する前に、先端把持部材を移動させて記録媒体の先端側を転写体の外周面から離間させる移動部材が備えられていない場合と比して、記録媒体の先端把持領域を少なくした上で、記録媒体の転写体からの剥離不良を抑制することができる。
本発明の請求項2の転写装置によれば、移動部材が、先端把持部材を転写体の回転軸方向に移動させる場合と比して、記録媒体の先端側を転写体の外周面から効率的に離間させることができる。
本発明の請求項3の転写装置によれば、移動部材が、先端把持部材を転写体の回転軸方向に移動させる場合と比して、記録媒体の先端側を転写体の外周面から効率的に離間させることができる。
本発明の請求項4の画像形成装置によれば、請求項1〜3の何れか1項に記載の転写装置を備えていない場合と比して、記録媒体の先端余白を狭くすることができる。
本発明の請求項5の画像形成装置によれば、像保持体の周速度と転写体の周速度とが同じ場合と比して、剥離時の転写への影響を無くし画質劣化のない画像を得ることができる。
本第1実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパを示した拡大側面図である。 本第1実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパを示した斜視図である。 (A)(B)(C)本第1実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパが解放状態に移行するまでを段階的に示した側面図である。 本第1実施形態の転写装置に用いられた剥離部材等を示した斜視図である。 (A)(B)本第1実施形態の画像形成装置に用いられた先端グリッパが解放状態へ配置された状態、及び把持状態へ配置された状態を示した側面図である。 (A)(B)本第1発明実施形態に係る画像形成装置に用いられた転写ドラム、先端グリッパ、及び後端グリッパを示した展開図及び側面図である。 (A)(B)本第1発明実施形態に係る画像形成装置に用いられた後端グリッパの構成を示した概略構成図である。 (A)(B)本第1発明実施形態に係る画像形成装置に用いられた転写ドラム、及び後端グリッパの構成を示した概略構成図である。 (A)(B)(C)(D)本第1発明実施形態に係る画像形成装置に用いられた転写ドラムにシート部材Pが巻き付けられる状態を示した状態図である。 (A)(B)(C)(D)本第1発明実施形態に係る画像形成装置に用いられた転写ドラムから巻き付けられたシート部材Pが離間する状態を示した状態図である。 本第1発明実施形態に係る画像形成装置に用いられた転写ドラムから巻き付けられたシート部材Pが離間する状態を示した状態図である。 本第1発明実施形態に係る画像形成装置を示した概略構成図である。 本第2実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパを示した拡大側面図である。 (A)(B)本第2実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパが解放状態に移行するまでを段階的に示した側面図である。 (A)(B)本第2実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパが解放状態に移行するまでを段階的に示した側面図である。 本第2実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパを示した斜視図である。 (A)(B)本第3実施形態の転写装置に用いられた先端グリッパが解放状態に移行するまでを段階的に示した側面図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る転写装置及び画像形成装置の一例について図1〜図11に従って説明する。
(全体構成)
図11に示されるように、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置10は、トナー画像を形成する画像形成部12と、供給される記録媒体としてのシート部材Pが巻き付けられると共に巻き付けられたシート部材Pに画像形成部12で形成されたトナー画像を転写する転写装置14と、転写装置14から解放されたシート部材Pに形成されたトナー画像をシート部材Pに定着する定着装置16と、転写装置14へシート部材Pを供給する用紙供給部18と、画像形成装置10の全体を制御する制御部20と、を備えている。
〔画像形成部〕
先ず、トナー画像を形成する画像形成部12について説明する。
画像形成部12は、回転しながら表面にトナー画像が順次形成される像保持体22を備えている。さらに、画像形成部12は、像保持体22の表面を帯電させる帯電装置24と、帯電された像保持体22の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置26と、現像剤を用いて像保持体22の表面に形成された静電潜像をトナー画像として現像するロータリ現像装置28と、像保持体22上に残った異物を清掃する清掃装置46と、を備えている。
[像保持体]
像保持体22は、矢印A方向に回転するように取り付けられ、その表面に負の帯電極性を有する感光層22Aを備えている。そして、帯電装置24、露光装置26、ロータリ現像装置28、清掃装置46は、像保持体22の周囲に、矢印A方向に沿って、この順番に配置されている。
また、像保持体22を周速度V1で回転させる駆動部材の一例としての駆動モータ22B(図10参照)が備えられている。
[帯電装置]
帯電装置24は、像保持体22に対向して設けられ、回転する像保持体22と従動回転しながら像保持体22の表面を帯電させるようになっている。
[露光装置]
露光装置26は、帯電装置24によって帯電した像保持体22の表面に光を照射することで静電潜像を形成するものであって、本実施形態においては一例として複数のLED(図示せず)を含んで構成されている。
[ロータリ現像装置]
ロータリ現像装置28は、回転軸28Aと、回転軸28Aの周囲に配置されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の現像器28Y、28M、28C、28Kとを備えている。さらに、ロータリ現像装置28は、回転軸28Aを中心として矢印C方向に回転するようになっている。
そして、ロータリ現像装置28は、像保持体22と対向する位置において、いずれかの現像器28Y、28M、28C、28Kを位置決めすることで、露光装置26によって形成された像保持体22上の静電潜像を、トナー画像として各色毎に順次現像するようになっている。
なお、これらの現像器28Y、28M、28C、28Kの内部には、対応する色の現像剤が収容されている。
[清掃装置]
清掃装置46は、後述する転写装置14によってシート部材Pに転写されずに像保持体22の表面に残ったトナーやトナー以外の付着物を像保持体22の表面から剥離させて回収するようになっている。本実施の形態の清掃装置46は、ブレード方式のクリーナとされている。
〔転写装置〕
次に、シート部材Pが巻き付けられると共に巻き付けられたシート部材Pに画像形成部12で形成したトナー画像を転写する転写装置14について説明する。
転写装置14は、像保持体22上のトナー画像が転写されるシート部材Pが巻き付けられる転写体の一例としての転写ドラム30と、転写ドラム30に巻き付けられるシート部材Pの先端部を把持する先端把持部材の一例としての先端グリッパ32と、シート部材Pの後端部の位置を規制する後端グリッパ34とを備えている。
さらに、転写装置14は、シート部材Pが通過することを検知する用紙検知センサ36と、転写ドラム30にシート部材Pを押し付ける押付ロール38と、転写ドラム30を回転させる駆動モータM1(図7参照)と、転写ドラム30にトナーとは逆極性の電圧から成る転写バイアスを印加する電源48と、を備えている。
[転写ドラム]
像保持体22に対向して配置される転写ドラム30は、回転軸30Aを備え、ドラム形状とされた基部30Bと、この基部30Bの外周面に形成された弾性変形可能な弾性層30Cとを備えている。
弾性層30Cは、シート部材Pの搬送方向先端である弾性層先端側から、シート部材Pの搬送方向後端である弾性層後端側まで、ドラム形状の基部30Bの外周に沿って設けられている。そして、最大サイズのシート部材Pが巻き付けられない部分は、弾性層30Cが転写ドラム30の周方向で一部が切り欠かれた凹部の一例としての切欠き領域30Dとさている。
また、転写ドラム30の切欠き領域30Dが、像保持体22と対向する場合には、転写ドラム30と像保持体22とが接触しないように各部材の大きさ及び位置関係が決められている。さらに、弾性層30Cの外周表面には誘電体シートのような誘電体は設けられておらず、転写ドラム30にシート部材Pを巻き付ける場合には、静電吸着を利用しないようになっている。
また、この転写位置Trおいては、転写ドラム30と像保持体22と挟み込まれるシート部材Pの搬送は、像保持体22による静電吸着搬送が支配的になるようになっている。
さらに、図7(A)(B)に示されるように、転写ドラム30の回転軸30Aの一端部には、ギア30Eが設けられ、ギア30Eは、転写ドラム30を回転させる駆動モータM1の出力軸に設けられたギア30Fと噛み合っている。
[用紙検知センサ]
図11に示されるように、用紙検知センサ36は、転写ドラム30の外周面に対向して配置されており、転写ドラム30に巻き付けられて搬送されるシート部材Pに赤外光を照射し、この反射光により、シート部材Pの通過を検知するようになっている。
この用紙検知センサ36は、後述する後端グリッパ34の待機位置(図11に示す位置)に対してシート部材Pの搬送方向上流側に配置され、シート部材Pが転写ドラム30に給紙される給紙位置Paに対してシート部材Pの搬送方向下流側に配置されている。
[押付ロール]
転写ドラム30にシート部材Pを押し付ける押付ロール38は、転写位置Trに対してシート部材Pの搬送方向上流側に配置され、後端グリッパ34の待機位置に対してシート部材Pの搬送方向下流側に配置されている。
また、押付ロール38は、転写ドラム30に対して近接又は離間する動作を行う(図10の矢印D1及びD2参照)ようになっている。
[先端グリッパ]
図5(A)(B)に示されるように、転写ドラム30に巻き付けられるシート部材Pの先端部を把持する先端グリッパ32は、転写ドラム30に取り付けられ、切欠き領域30Dに配置されている。なお、図5(A)は、転写ドラム30の外周を展開した展開図である。
図4(A)(B)に示されるように、先端グリッパ32は、シート部材Pの先端部を把持する把持状態(図4(B)参照)と、シート部材Pの先端部を解放する解放状態(図4(A)参照)との間を移行するようになっている。
なお、先端グリッパ32については、詳細を後述する。
[後端グリッパ]
図5(A)(B)に示されるように、後端グリッパ34は、ドラム軸方向において、転写ドラム30を跨ぐように配置されている。そして、回転軸30Aの周囲を転写ドラム30に対して独立に回転するようになっている。
図7(A)(B)に示されるように、後端グリッパ34は、ドラム軸方向に延びる用紙規制部34Aと、用紙規制部34Aの両端部を保持する保持部34Bとを備えており、用紙規制部34Aでシート部材Pの後端部の移動を規制するようになっている。
用紙規制部34Aは、フィルム状の樹脂部材から形成され、弾性変形可能とされている。樹脂部材の材質としては、例えばPET(Polyethylene terephthalate)、ポリイミド、フッ素系樹脂等が上げられる。
また、保持部34Bは、転写ドラム30の径方向(以下単に、「ドラム径方向」と記載する場合がある)に延びて設けられている。さらに、後端グリッパ34は、ドラム軸方向に移動することで、保持部34Bを介して用紙規制部34Aをドラム径方向に沿って移動させる楔状の楔型移動部材34Cを備えている。
また、図6(A)(B)に示されるように、回転軸30Aには、ベアリング34Dを介してギア34Eが取り付けられており、ギア34Eには、ドラム径方向に延びる支持部34Fが取り付けられている。前述した保持部34Bは、支持部34Fに対してドラム径方向に移動可能に取り付けられている。そして、保持部34Bと支持部34Fとの間には、保持部34Bを径方向内側に付勢するバネ部材34Gが設けられている。さらに、バネ部材34Gによって径方向内側に付勢される保持部34Bと当って、保持部34Bの位置を規制するストッパ部34Jが設けられている。
この構成において、制御部20が図示せぬソレノイドを制御して、楔型移動部材34Cをドラム軸方向に沿って移動させて、楔型移動部材34Cを保持部34Bとストッパ部34Jとの間に挿入し、保持部34Bを径方向外側に移動さる。これにより、用紙規制部34Aが、弾性層30Cから離間してシート部材Pの後端部を解放する解放状態へ移行するようになっている(図6(A)、図7(A)参照)。
一方、制御部20が図示せぬソレノイドを制御して、楔型移動部材34Cをドラム軸方向に沿って移動させて、楔型移動部材34Cを保持部34Bとストッパ部34Jとの間から引き抜き、保持部34Bを径方向内側に移動さる。これにより、用紙規制部34Aが、シート部材Pの後端部を弾性層30Cに接触させて弾性層30Cに沿わせるように規制する規制状態へ移行するようになっている(図6(B)、図7(B)参照)。
また、図7(A)(B)に示されるように、後端グリッパ34を、回転軸30Aを中心に回転させる駆動モータM2が設けられ、この駆動モータM2の出力軸に設けられたギア34Hが、一方側に配置された前述したギア34Eと噛み合っている。
このように、後端グリッパ34は、転写ドラム30と別体として設けられており、転写ドラム30に対する後端グリッパ34の相対位置を変更することが可能となっている。
なお、前述した先端グリッパ32がシート部材Pの先端部を把持した場合には、シート部材Pの搬送方向へのずれを許容せず、かつ転写ドラム30から離れる方向の移動を制限するようになっている。一方、後端グリッパ34がシート部材Pの後端部を規制した場合、シート部材Pの搬送方向へのずれを許容し、かつ転写ドラム30から離れる方向の移動を規制するようになっている。
〔定着装置〕
次に、シート部材Pに形成されたトナー画像をシート部材Pに定着する定着装置16について説明する。
図11に示されるように、定着装置16は、加熱源(図示せず)を備え回転力が伝達される加熱ロール16Aと、この加熱ロール16Aに圧接される加圧ロール16Bとを備えている。
そして、トナー画像が形成されたシート部材Pが、加熱ロール16Aと加圧ロール16Bとで挟持搬送されることで、トナー画像が溶融・加圧されてシート部材Pに定着されるようになっている。
また、定着装置16に対してシート部材Pの搬送方向下流側には、トナー画像が定着されたシート部材Pを装置本体10Aの上面に設けられた排出部42に排出する排出ロール44が設けられている。
〔用紙供給部〕
次に、転写装置14へシート部材Pを供給する用紙供給部18について説明する。
用紙供給部18は、画像形成装置10の装置本体10A内の下方に配置され、シート部材Pが積載される用紙収容部材18Aと、用紙収容部材18Aからシート部材Pを取り出す取出しロール18Bと、密着したシート部材Pを分離する分離ロール18Cと、シート部材Pの先端部の通過を検知する先端検知センサ18Dとを備えている。
また、用紙供給部18には、複数の搬送ロール18Eが備えられ、シート部材Pは、この搬送ロール18Eによって搬送経路40に沿って搬送されるようになっている。
これにより、転写位置Trに対して転写ドラム30の回転方向上流側に設けられた給紙位置Paに向けて、用紙収容部材18Aから搬送経路40に沿ってシート部材Pが供給されるようになっている。
(全体構成の作用)
次に、全体構成の作用について説明する。
先ず、図示せぬパーソナルコンピュータ等によって形成された画像データは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各データとして、画像信号処理装置(図示せず)に入力され、画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の階調データに変換され、露光装置26に出力されて画像形成動作が開始される。
また、先端グリッパ32は転写ドラム30と共に回転するのに対して、後端グリッパ34は、転写ドラム30と共に回転することなく解放状態とされて待機位置で停止している。
そして、回転する像保持体22の感光層22Aが帯電装置24により帯電された後、露光装置26により像保持体22に光が照射され、画像情報に応じた一色目(たとえばイエロー)の静電潜像が像保持体22に形成される。
一方、ロータリ現像装置28が回転し、像保持体22上に形成される静電潜像に対応する色成分トナーを有する現像器(例えばイエローの場合にはイエローの現像器28Y)が、像保持体22との対向位置に配置されるように位置決めされている。
そして、現像器28Yにより像保持体22上の静電潜像が現像され、像保持体22上にトナー画像が形成される。このトナー画像は、像保持体22の回転に伴って転写ドラム30と対向する転写位置Trに向かって搬送される。
一方、画像形成動作の開始に伴って、シート部材Pの供給も行われる。具体的には、取出しロール18Bにより用紙収容部材18Aから取り出したシート部材Pは、分離ロール18Cにより分離される。さらに、分離したシート部材Pは、搬送ロール18Eによって搬送経路40に送り出される。そして、先端検知センサ18Dがシート部材Pの先端部が通過したことを検出し、検出信号を制御部20へ送る。
検出信号を受けた制御部20は、この検出信号に基づき、先端グリッパ32が給紙位置Paに到達するのに合わせて、シート部材Pが給紙位置Paに到達するようにシート部材Pの搬送を制御する(図8(A)参照)。
なお、シート部材Pが供給される際に、用紙サイズセンサ(図示せず)によって検知されたシート部材Pのサイズが制御部20へ送られる。
図8(B)に示されるように、シート部材Pの先端部が給紙位置Paに到達するのに合わせて、解放状態とされた先端グリッパ32が把持状態へ移行する。これにより、シート部材Pの先端部が先端グリッパ32によって把持される。
そして、シート部材Pを把持した先端グリッパ32は、停止した後端グリッパ34と対向する位置を通過する。後端グリッパ34を通過した先端グリッパ32は、シート部材Pを把持したまま転写位置Trへ向う。このとき、押付ロール38は、弾性層30Cと接触する接触配置に配置されており、転写ドラム30にシート部材Pを巻き付けるようシート部材Pを弾性層30Cに押し付けて沿わせる。
これにより、図8(C)に示されるように、先端グリッパ32によって把持されて転写位置Trを通過したシート部材Pは、先端グリッパ32に把持されたまま転写ドラム30に巻き付けられる。
像保持体22上に形成された一色目(例えばイエロー)のトナー画像は、像保持体22と転写ドラム30とが対向する転写位置Trにおいて、転写ドラム30上のシート部材Pに転写される。なお、転写後に像保持体22上に残ったトナーは、清掃装置46(図10参照)によって像保持体22上から回収される。
そして、露光装置26により画像情報に応じた一色目(たとえばイエロー)の静電潜像が形成され、用紙検知センサ36によってシート部材Pの後端部が通過したことが検知される。この用紙検知センサ36からの信号を受けた制御部20が、後端グリッパ34及び押付ロール38へ指示を出す。
指示を受けた後端グリッパ34は、解放状態から規制状態へ移行して、シート部材Pの後端部を規制する。また、指示を受けた押付ロール38は、接触位置から離間位置へ移動して、シート部材Pから離れる。
規制状態へ移行した後端グリッパ34は、転写ドラム30と同期して回転を開始する。つまり、後端グリッパ34の用紙規制部34Aの速度は、転写ドラム30の周速度V2と等しくなる。
さらに、図8(D)に示されるように、転写ドラム30と同期して回転する後端グリッパ34は、シート部材Pの後端部を規制しながら転写位置Trを通過する。
そして、二色目から、最終色(例えば黒)前の潜像形成(例えばマゼンタ、シアン)、現像及び転写が、前述した工程に従って同様に繰り返される。
図9(A)(B)に示されるように、最終色のトナー画像が転写される場合には、最終色(例えば黒)前の転写の場合と異なり、転写位置Trにおいて、先端グリッパ32が把持状態から解放状態へ移行する。
さらに、図9(C)(D)に示されるように、先端グリッパ32による把持が解除され、複数のトナー画像が形成されたシート部材Pの先端側は、転写ドラム30から剥離する。
図11に示されるように、先端側が転写ドラム30から剥離したシート部材Pは、定着装置16に向って搬送される。
さらに、シート部材Pの搬送に従い、シート部材Pの後端部を規制する後端グリッパ34が前述した待機位置に到達する。この待機位置にて、後端グリッパ34は、規制状態から解放状態へ移行してシート部材Pの後端部を解放する。そして、解放状態へ移行した後端グリッパ34は、この待機位置で停止する。
定着装置16に向って搬送されたシート部材Pのトナー画像は、定着装置16によってシート部材Pに定着される。さらに、搬送されるシート部材Pは、転写ドラム30から離間する。そして、シート部材Pは、排出ロール44によって排出部42に排出される。
(要部構成)
次に、先端グリッパ32等について説明する。
図1に示されるように、先端グリッパ32は、切欠き領域30Dに向けられた弾性層30Cの傾斜面50に沿ったシート部材Pの先端部を把持するようになっている。
先端グリッパ32は、回転してシート部材Pの先端部を把持又は解放する把持部材54と、把持部材54を支持すると共に把持部材54との間でシート部材Pの先端部を把持する台座部材56と、把持部材54を回転移動させる把持作動部材60とを備えている。
さらに、転写装置14には、先端グリッパ32に備えられた台座部材56を転写ドラム30の回転方向(以下単に「ドラム回転方向」と記載することがある)に移動させる移動部材の一例としての台座作動部材58が備えられている。
〔先端グリッパ〕
[把持部材]
把持部材54は、板材を折り曲げて形成され、ドラム軸方向から見てクランク状とされ、ドラム軸方向に延びている。
そして、把持部材54は、傾斜面50に沿って形成される共に、シート部材Pの先端部を把持する上板54Aを備えている。さらに、把持部材54は、一端部に上板54Aの端部が連結されると共に、把持部材54を回転可能に支持する軸部材68が挿入される軸孔62が形成された縦板54Bと、縦板54Bの他端部に連結されるドラム回転方向に延びた底板54Cとを備えている。
上板54Aのシート部材Pと接触する面には、把持部材54によって把持されるシート部材Pの先端部が突き当たるように突出した突出部64が形成されている。つまり、この突出部64にシート部材Pの先端部を突き当てることで先端位置を揃え、上板54Aに把持されるシート部材Pの先端側の把持面積(把持領域)が規制されるようになっている。
なお、把持面積とは、シート部材Pの先端部が先端グリッパ32によって把持された状態で、上板54Aと台座部材56との間でシート部材Pの先端側が挟まれる面積である。つまり、トナー画像を形成させることができないシート部材Pの先端余白の面積である。
[台座部材]
図1、図2に示されるように、台座部材56は、把持部材54の縦板54Bに形成された開口66に挿入されると共に、軸部材68を回転可能に支持する挿入部56Aと、把持部材54の上板54Aとの間でシート部材Pを挟み込む上面56Bとを備えている。さらに、上面56Bには、突出部64が挿入可能な凹部72が形成されている。
また、上面56Bの端縁には、ドラム径方向に沿って延び、弾性層30Cの端面74と一部で接触する接触面56Cが隣接されている。
そして、この台座部材56は、ドラム回転方向に沿って移動可能に支持部材(図示省略)に支持されている。
[把持作動部材]
把持作動部材60は、ドラム径方向の外側から外周面が底板54Cに接触するカム60Aと、底板54Cをカム60Aの外周面に向けて付勢する付勢バネ60Bと、カム60Aを回転させるステッピングモータ60C(以下単に「モータ60C」と記載する)とを備えている。
そして、付勢バネ60Bの一端部は、上板54Aの側面に固定され、付勢バネ60Bの他端部は、台座部材56の側面に固定されている。
この構成において、把持部材54は、付勢バネ60Bの付勢力により、台座部材56との間でシート部材Pの先端部を把持する把持状態(図3A(A)参照)に配置される。また、カム60Aを回転させることで、把持部材54は、カム60Aの外周面に底板54Cが押されて回転してシート部材Pの先端部を解放する解放状態(図3A(C)参照)との間を移行するようになっている。
〔台座作動部材〕
台座作動部材58は、台座部材56の接触面56Cに外周面が接触するカム58Aと、接触面56Cをカム58Aの外周面に向けて付勢する付勢バネ58Bと、カム58Aを回転させるステッピングモータ58C(以下単に「モータ58C」と記載する)とを備えている。
そして、付勢バネ58Bの一端部は、カム58Aの回転軸に固定され、付勢バネ58Bの他端部は、台座部材56の側面に固定されている。
この構成において、カム58Aを回転させることで、台座部材56は、接触面56Cが端面74に接触する基本状態(図3A(A)参照)と、台座部材56がドラム回転方向の下流側に移動して接触面56Cが端面74から離間する離間状態(図3A(B)参照)との間を図示せぬガイド部材に沿って移行するようになっている。
なお、制御部20によるモータ58C及びモータ60Cの制御については、後述する要部構成の作用と共に説明する。
〔剥離部材〕
転写位置Tr(図11参照)に対してドラム回転方向の下流側で、転写ドラム30と対向する位置には、シート部材Pを転写ドラム30から剥離させる剥離部材69(図3A(C)参照)が配置されている。
図3A(C)に示されるように、剥離部材69は、ドラム軸方向から見て三角形状で用紙剥離側先端が鋭利になっており、図示せぬソレノイドによってドラム径方向に回転により先端の移動が可能とされている(図3B参照)。
この構成において、転写ドラム30からシート部材Pを剥離させる場合には、剥離部材69は、切欠き領域30Dで先端を回転し、ドラム外径より中心側に下げた位置に配置される。(図中実線)。そして、シート部材Pの先端内側からに接触すると同時に剥離部材69をドラムから退避した元の位置に戻し(図中破線)に戻しシート部材Pを転写ドラム30から剥離させるようになっている。
(要部構成の作用)
図4(A)に示されるように、シート部材Pの先端部を先端グリッパ32で把持しようとする場合には、制御部20がモータ58Cを制御することで、カム58Aを回転させて台座部材56を基本状態とする。さらに、制御部20がモータ60Cを制御することで、カム60Aを回転させて把持部材54を解放状態とする。
この状態で、給紙位置Pa(図11参照)で、シート部材Pの先端部が、切欠き領域30Dに進入して把持部材54の突出部64に突き当たる。
そして、図3A(A)に示されるように、制御部20がモータ60Cを制御することで、カム60Aを回転させて把持部材54を把持状態へ移行する。これにより、シート部材Pの先端部が先端グリッパ32に把持される。
転写ドラム30からシート部材Pを剥離させる場合には、先ず、図3A(B)に示されるように、制御部20がモータ58Cを制御することで、カム58Aを回転させて台座部材56を離間状態へ移行させる。
これにより、シート部材Pの先端側が、弾性層30Cの端部74から移動する。
次に、図3A(C)に示されるように、制御部20がモータ60Cを制御することで、カム60Aを回転させて把持部材54を解放状態へ移行させる。これにより、シート部材Pの先端部が、弾性層30の端部74から一定量の距離をとり自由な状態となり、シート部材Pは剥離部材69により転写ドラム30から剥離する。
このように、シート部材Pの先端部を解放することで、台座部材56を移動させずに把持部材54を解放状態へ移行させる場合と比して、シート部材Pの先端側における弾性層30Cと剥離部材69との接触面積が大きくなる。
また、シート部材Pの弾性層30Cとの接触面積が大きくなることで、弾性層端部74との破損や剥離部材の引っ掛かり量が少ないことにより静電吸着により転写ドラム表面に貼りついた用紙が剥離部材からの外れによる剥離不良が抑制される。つまり、台座部材56が移動しない場合と比して、先端グリッパ32によるシート部材Pの先端把持領域(先端余白)を少なくしても、シート部材Pの転写ドラム30からの剥離不良が抑制される。
また、シート部材Pの転写ドラム30からの剥離不良が抑制されることで、像保持体22と転写ドラム30との間で、搬送されるシート部材Pがジャムするのが抑制される。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る転写装置及び画像形成装置の一例について図12〜図15に従って説明する。なお、第1実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
図12に示されるように、第2実施形態に係る転写装置100の先端把持部材の一例としての先端グリッパ80は、回転してシート部材Pの先端部を把持又は解放する把持部材82と、把持部材82を支持すると共に把持部材82との間でシート部材Pの先端部を把持する台座部材84と、把持部材82を回転移動させる把持作動部材88とを備えている。
さらに、先端グリッパ80に備えられた台座部材84をドラム径方向に移動させる移動部材の一例としての台座作動部材86が備えられている。
また、転写装置100には、転写ドラム30から先端部が剥離したシート部材Pの先端部と転写ドラム30との間に挿入し、シート部材Pを転写ドラム30から剥離させる剥離部材102(図15参照)が備えられている。
〔先端グリッパ〕
[把持部材]
把持部材82は、板材を折り曲げて形成され、ドラム軸方向から見て一個の屈曲部が形成された一つ折り形状とされ、ドラム軸方向に延びている。
そして、把持部材82は、傾斜面50に沿って形成される共に、シート部材Pの先端部を把持する上板82Aと、一端部に上板82Aの端部が連結されると共に、把持部材82を回転可能に支持する軸部材90が挿入される軸孔92が形成された縦板82Bとを備えている。
上板82Aのシート部材Pと接触する面には、把持部材82によって把持されるシート部材Pの先端部が突き当たるように突出する突出部98が形成されている。
[台座部材]
台座部材84は、把持部材82の縦板82Bに形成された開口(図示省略)に挿入されると共に、軸部材90を回転可能に支持する挿入部84Aと、把持部材82の上板82Aとの間でシート部材Pを挟み込む上面84Bとを備えている。
さらに、上面84Bには、突出部98が挿入可能な凹部94が形成されている。また、上面84Bの端縁には、ドラム径方向に沿って延び、弾性層30Cの端面74と少なくとも一部で接触する接触面84Cが連結されている。さらに、上面84Bの反対側には、ドラム回転方向に延びる平面状の底面84Dが備えられている。
そして、先端グリッパ80には、台座部材84をドラム径方向に沿って移動可能に支持する支持部材96が備えられている。
[把持作動部材]
把持作動部材88は、ドラム回転方向の下流側から外周面が縦板82Bに接触するカム88Aと、縦板82Bをカム88Aの外周面に向けて付勢する付勢バネ88Bと、カム88Aを回転させるステッピングモータ88C(以下単に「モータ88C」と記載する)とを備えている。
そして、付勢バネ88Bの一端部は、上板82Aの側面に固定され、付勢バネ88Bの他端部は、台座部材84の側面に固定されている。
この構成において、カム88Aを回転させることで、把持部材82は、台座部材84との間でシート部材Pの先端部を把持する把持状態(図13(A)参照)と、シート部材Pの先端部を解放する解放状態(図14(A)参照)との間を移行するようになっている。
〔台座作動部材〕
台座作動部材86は、台座部材84の底面84Dと外周面で接触するカム86Aと、底面84Dをカム86Aの外周面に向けて付勢する付勢バネ86Bと、カム86Aを回転させるステッピングモータ86C(以下単に「モータ86C」と記載する)とを備えている。
そして、付勢バネ86Bの一端部は、カム86Aの回転軸に固定され、付勢バネ86Bの他端部は、台座部材84の側面に固定されている。
この構成において、カム86Aを回転させることで、台座部材84は、上面84Bが傾斜面50の延長面状に配置される基本状態(図13(A)参照)と、台座部材84がドラム径方向の外側に移動して上面84Bが傾斜面50に対して突出する突出状態(図13(B)参照)との間を移行するようになっている。
なお、制御部20によるモータ86C及びモータ88Cの制御については、後述する要部構成の作用と共に説明する。
〔剥離部材〕
転写位置Tr(図11参照)に対してドラム回転方向の下流側で、転写ドラム30と対向する位置には、シート部材Pを転写ドラム30から剥離させる剥離部材102(図15参照)が配置されている。
図14(B)、図15に示されるように、剥離部材102は、ドラム軸方向から見て、直線状の剥離面102Aを備えている。さらに、剥離部材102は、板状とされ、ドラム軸方向に一定間隔を空けて複数備えられている。また、解放状態の先端グリッパ32が、剥離部材102と対向する位置を通過する場合には、剥離部材102は、把持部材82の上板82Aに形成された凹部104内を通過するようになっている。
(要部構成の作用)
シート部材Pの先端部を把持する場合には、給紙位置Pa(図11参照)で、シート部材Pの先端部が、切欠き領域30Dに進入して把持部材82の突出部98に突き当たる。
そして、図13(A)に示されるように、制御部20がモータ88Cを制御することで、カム88Aを回転させて把持部材82を解放状態から把持状態へ移行させる。これにより、シート部材Pの先端部が先端グリッパ80に把持される。
転写ドラム30からシート部材Pを剥離させる場合には、先ず、図13(B)に示されるように、制御部20がモータ86Cを制御することで、カム86Aを回転させて台座部材84を基本状態から突出状態へ移行させる。
これにより、シート部材Pの先端側が、弾性層30Cの傾斜面50から剥離する。
次に、図14(A)に示されるように、制御部20がモータ88Cを制御することで、カム88Aを回転させて把持部材82を解放状態へ移行させる。
さらに、図14(B)に示されるように、転写ドラム30が回転して、シート部材Pの先端部が剥離部材102と対向する位置を通過する際に、シート部材Pの先端側から剥離部材102の剥離面102Aと接触して、シート部材Pは転写ドラム30から剥離する。
以上説明したように、台座作動部材86が、台座部材84をドラム径方向に移動させることで、台座部材が移動しない場合と比して、シート部材Pの先端側における弾性層30Cとの離間面積が大きくなる。
また、剥離部材102よって、シード部材Pを転写ドラム30から剥離させるため、効果的にシート部材Pが剥離する。他の作用については、第1実施形態と同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る転写装置及び画像形成装置の一例について図16に従って説明する。なお、第2実施形態と同一部材については、同一符号を付してその説明を省略する。
第3実施形態の制御部20は、少なくとも先端グリッパ80がシート部材Pの先端部を解放する際に、像保持体22の周速度を転写ドラム30の周速度より速くするように、像保持体22及び転写ドラム30を回転させる駆動部材を制御するようになっている。なお、本実施例では、常に、像保持体22の周速度が転写ドラム30の周速度より速くされている。
つまり、制御部20は、像保持体22を回転させる駆動モータ22B(図10参照)及び転写ドラム30を回転させる駆動モータM1(図7参照)を制御するようになっている。
これにより、図16(A)に示されるように、先端グリッパ32がシート部材Pの先端部を解放する際に、弾性層30Cの一般面110と傾斜面50との境界付近で、シート部材Pが、持ち上げられて弾性層30Cから離間したるみができる。
さらに、図16(B)に示されるように、制御部20がモータ86Cを制御することで、カム86Aを回転させて台座部材84を基本状態から突出状態へ移行させる。
このように、像保持体22の周速度を転写ドラム30の周速度より速くすることで、像保持体22の周速度と転写ドラム30の周速度とが同じ場合と比して、剥離動作による用紙の速度変動で転写中の画質影響をなくすことがきる。これにより、効果的にシート部材Pが転写ドラム30から剥離する。他の作用については、第2実施形態と同様である。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記第1実施形態では、特に言及しなかったが、第3実施形態のように、先端グリッパがシート部材Pの先端部を解放する際に、像保持体の周速度を転写ドラムの周速度より速くしてもよい。これにより、効果的にシート部材Pが転写ドラムから剥離する。
また、上記実施形態では、台座部材をドラム回転方向又はドラム径方向に移動させたが、ドラム軸方向から見て、ドラム径方向に対して傾斜する方向に移動させてもよい。
また、上記第1実施形態では、台座部材56をドラム回転方向に移動させて台座部材56をドラム回転方向の下流側に配置させた。つまり、台座部材を円弧状に移動させたが直線状に移動させることで台座部材をドラム回転方向の下流側に配置させてもよい。
10 画像形成装置
14 転写装置
20 制御部
22 像保持体
22B 駆動モータ(駆動部材の一例)
30 転写ドラム(転写体の一例)
30D 切欠き領域(凹部の一例)
32 先端グリッパ(先端把持部材の一例)
58 台座作動部材(移動部材の一例)
80 先端グリッパ(先端把持部材の一例)
86 台座作動部材(移動部材の一例)
100 転写装置
M1 駆動モータ(駆動部材の一例)

Claims (5)

  1. 記録媒体が外周面に巻き付けられ、回転しながら表面にトナー画像が順次形成される像保持体と対向する転写位置に前記記録媒体を複数回搬送して前記像保持体の表面に形成されたトナー画像を順次前記記録媒体に転写する転写体と、
    前記転写体の外周面に形成された凹部に配置され、前記転写体に前記記録媒体を巻き付ける際に、前記記録媒体の先端部を把持し、前記転写体に巻き付けられた前記記録媒体を前記転写体から離間させる際に、前記記録媒体の先端部を解放する先端把持部材と、
    最後のトナー画像が前記記録媒体に転写開始された後で前記先端把持部材が前記記録媒体の先端部を解放する前に、前記先端把持部材が前記記録媒体の先端部を把持した状態で、前記先端把持部材を移動させて前記記録媒体の先端側を前記転写体の外周面から離間させる移動部材と、
    を備える転写装置。
  2. 前記移動部材は、前記先端把持部材を前記転写体の回転方向の下流側に移動させる請求項1に記載の転写装置。
  3. 前記移動部材は、前記先端把持部材を前記転写体の径方向の外側に移動させる請求項1に記載の転写装置。
  4. 回転しながら表面にトナー画像が順次形成される像保持体と、
    前記像保持体に形成されたトナー画像を順次記録媒体に転写する請求項1〜3の何れか1項に記載される転写装置と、
    を備える画像形成装置。
  5. 少なくとも前記先端把持部材が移動し前記記録媒体の先端部を解放する際に、前記像保持体の周速度を前記転写体の周速度より速くするように、前記像保持体を回転させる駆動部材と、前記転写体を回転させる駆動部材とを制御する制御部を備える請求項4に記載の画像形成装置。
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