JP2013180756A - ボトル - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の減圧吸収性能を維持した上で、胴部に取り付けられるラベルに外観不良が発生するのを抑制できるボトルを提供する。
【解決手段】パネル部51は、径方向の内側に位置する底壁部53と、底壁部53の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部54と、を有し、底壁部53には、側壁部54との間に隙間をあけて径方向の外側に向けて突出するリブ55が形成され、径方向に沿う横断面視において、リブ55の径方向外側に位置する頂面55aは、複数の柱部52の径方向の外側に位置する頂部52a同士を周方向に沿って結ぶ仮想円L上に位置していることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボトルに関する。
従来から、合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルとして、例えば下記特許文献1に示されるように、筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合うパネル部同士の間が柱部とされた構成が知られている。
この構成によれば、例えばボトルに密封された内容物の温度が低下してボトル内が減圧した場合等に、パネル部が径方向の内側に向けて優先的に変形することで、ボトルのうちパネル部以外の部分での変形を抑えつつ、ボトル内の減圧を吸収するようになっている。
また、例えば特許文献2に示されるように、ボトルの減圧強度を高める目的で、胴部の外表面に沿って複数の環状溝を設ける構成が知られている。
特開2009−35263号公報 特開2004−262500号公報
ところで、上述したボトルにあっては、商品名や内容物等の表示、意匠性向上の観点から、例えばシュリンクラベルや、ストレッチラベル、ロールラベル、タックラベル等といったラベルが胴部に取り付けられる。
しかしながら、上述した従来の技術では、パネル部が径方向の内側に向けて凹設されているため、特にシュリンクラベルを用いた場合に、平面視において円形状のボトルであっても、胴部におけるラベルの装着状態が、柱部を覆う部分が角部、パネル部を覆う部分が辺部となるような略多角形状となり、ラベルの外観に違和感(外観不良)を生じる場合がある。
上述した外観不良の発生を抑制するために、パネル部の周方向に沿うパネル幅を縮小すると、減圧時におけるパネル部の変位量が低下し、所望の減圧吸収性能を発揮できない虞がある。
また、ボトルの胴部に複数の環状溝を設けた場合も同様に、当該溝の形状にラベルが追随し、軸方向に波打つようなラベル外観となる虞がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、所望の減圧吸収性能を維持した上で、胴部に取り付けられるラベルに外観不良が発生するのを抑制できるボトルを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るボトルは、筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされたボトルであって、前記パネル部は、径方向の内側に位置する底壁部と、該底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、を有し、前記底壁部には、前記側壁部との間に隙間をあけて径方向の外側に向けて突出するリブが形成され、径方向に沿う横断面視において、前記リブの径方向外側に位置する頂面は、複数の前記柱部の径方向の外側に位置する頂部同士を周方向に沿って結ぶ仮想円上に位置していることを特徴としている。
このような特徴により、ボトル内部が減圧すると、パネル部における底壁部と側壁部との接続部分を中心にして、底壁部が径方向の内側に向かって変位することになる。すなわち、減圧時にパネル部を優先的に変形させることで、他の部位での変形を抑えつつ、ボトルの内圧変化(減圧)を吸収できる。
しかも、本発明の構成によれば、底壁部に径方向の外側に向けて突出するリブを配設したため、パネル部を覆うように胴部に取り付けられるラベルを、径方向の内側から支持することができる。そのため、ラベル装着時において、パネル部を覆う当該ラベルが径方向の内側へ移動するのを規制できる。これにより、ラベルがパネル部の内側に引き込まれるのを抑制し、ラベルに外観不良が発生するのを抑制できる。
また、減圧時にパネル部が径方向の内側に向けて変形した場合であっても、当該ラベルの変位は抑制される。その結果、所望の減圧吸収性能を維持した上で、胴部に取り付けられるラベルに外観不良が発生するのを抑制できる。
特に、リブの頂面が、複数の柱部の各頂部の表面形状に倣って周方向に延びる仮想円上に位置しているため、リブにおいて柱部と同一面上でラベルを支持できる。これにより、パネル部を覆うラベル部分の径方向の内側への変位を確実に規制することができる。
また、上記本発明のボトルにおいて、前記頂面の周方向に沿うリブ幅は、前記パネル部の周方向に沿うパネル幅の10%以上38.5%以下に設定されていてもよい。
この場合には、パネル幅に対するリブ幅の割合を10%以上38.5%以下に設定することで、所望の減圧吸収性能を維持した上で、胴部に取り付けられるラベルに外観不良が発生するのを確実に抑制できる。
また、上記本発明のボトルにおいて、前記胴部の下端に連なり該胴部の下端開口部を閉塞する底部を備え、前記底部の底壁部は、外周縁部に位置する接地部と、該接地部に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、該立ち上がり周壁部の上端部から径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、該可動壁部の径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、前記可動壁部は、前記陥没周壁部を上下方向に移動させるように、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に回動自在に配設されていてもよい。
この場合には、可動壁部が、陥没周壁部を上下方向に移動させるように、立ち上がり周壁部との接続部分を中心に回動自在に配設されているので、ボトル内圧が変動したときに、可動壁部を回動させその内圧変動を吸収させることで、肩部及び胴部それぞれのボトル径方向の変形を抑えることができる。そのため、ラベルに外観不良が発生するのを確実に抑えることができる。
本発明に係るボトルによれば、所望の減圧吸収性能を維持した上で、胴部に取り付けられるラベルに外観不良が発生するのを抑制できる。
本発明の実施形態におけるボトルの側面図である。 (a)は図1のA−A線に沿う断面図であり、(b)は図1のB−B線に沿う断面図である。 ボトルの底面図である。 図3のC−C線に沿う断面図である。 パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合(D1/D2)と、吸収容量(ml)と、の関係を示すグラフである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係るボトルを説明する。
本実施形態に係るボトル1は、図1〜4に示されるように、口部11、肩部12、胴部13及び底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設された概略構成となっている。
以下、上述した共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸O方向に沿って口部11側を上側、底部14側を下側といい、また、ボトル軸Oに直交する方向を径方向といい、ボトル軸Oを中心に周回する方向を周方向という。
なお、このボトル1は、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されてなり、合成樹脂材料で一体に形成されている。また、口部11には、図示しないキャップが装着される。さらに、口部11、肩部12、胴部13及び底部14はそれぞれ、径方向に沿う横断面視形状が円形状となっている。
肩部12と胴部13との接続部分には、第1環状凹溝16が全周にわたって連続して形成されている。
胴部13は筒状に形成され、肩部12の下端に連なり下方に向けて延在している。胴部13のうち、ボトル軸O方向の両端部同士の間の中間部13aは、両端部よりも小径になっている。なお、胴部13の中間部13aには、図示しない例えばシュリンクラベル等のラベルが巻き付けられるようになっている。
図1,3,4に示すように、底部14は、有底筒状に形成され、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続されたヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞し、かつ外周縁部が接地部18とされた底壁部19と、を備えている。
ヒール部17は、接地部18に径方向の外側から連なる下ヒール部27と、胴部13に下方から連なる上ヒール部28と、これらの下ヒール部27と上ヒール部28とを連結する連結部29と、を備えている。
下ヒール部27は、上ヒール部28より小径に形成され、連結部29は、上方から下方に向かうに従い漸次縮径されている。
上ヒール部28は、胴部13のボトル軸O方向の両端部とともに、ボトル1の最大外径部となっている。また、上ヒール部28におけるボトル軸O方向に沿う中間部分には、第2環状凹溝31が全周に亘って連続して形成されている。
また、ヒール部17の外周面、及び胴部13の下端部の外周面には、例えばシボ加工等により突出高さの低い凹凸部17aが形成されている。
図3,4に示されるように、底壁部19は、接地部18に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部21と、立ち上がり周壁部21の上端部から径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部22と、可動壁部22の径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部23と、を備えている。
立ち上がり周壁部21は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。また、立ち上がり周壁部21には、凹凸部21aが全周に亘って形成されている。凹凸部21aは、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成された複数の突部21bが、周方向に間隔をあけて配設された構成となっている。
可動壁部22は、下方に向けて突の曲面状に形成されるとともに、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。可動壁部22と立ち上がり周壁部21とは、上方に向けて突の曲面部25を介して連結されている。そして、可動壁部22は、陥没周壁部23を上方に向けて移動させるように、曲面部(立ち上がり周壁部21との接続部分)25を中心に回動自在となっている。
また、可動壁部22には、複数のリブ41がボトル軸Oを中心に放射状に配設されている。リブ41は、上方に向けて曲面状に窪む複数の凹部41aが径方向に沿って断続的に配設された構成となっている。
陥没周壁部23は、ボトル軸Oと同軸に配設されるとともに、その上端部に、ボトル軸Oと同軸に配置された頂壁24が接続されており、これらの陥没周壁部23及び頂壁24の全体で有頂筒状をなしている。
陥没周壁部23は、上方から下方に向かうに従い漸次拡径された多段筒状に形成されている。具体的に、陥没周壁部23は、可動壁部22の径方向の内端部から上方に向かうに従い漸次縮径された下筒部23aと、頂壁24の外周縁部から下方に向かうに従い漸次拡径され下筒部23aより小径の上筒部23bと、これらの両筒部23a、23b同士を連結する環状段部23cと、を備えている。
下筒部23aは、可動壁部22の径方向の内端部に、下方に向けて突の曲面部26を介して連結されている。なお、この曲面部26は、径方向の内側を向く斜め下方に向けて突出している。また下筒部23aは、径方向に沿う横断面視で円形状に形成されている。
環状段部23cは、径方向の外側に向けて窪む凹曲面状に形成されている。環状段部23cは、立ち上がり周壁部21の上端部よりも上方、もしくは同等の高さに位置している。
そして、上筒部23bには、径方向の内側に張り出した張出部23dが、周方向に複数連ねられて形成されることにより、底面視形状が、周方向で隣り合う張出部23d同士の間部分23eを角部とし、かつ張出部23dを辺部とした多角形状をなす角形筒部23fが形成されている。
張出部23dは、底面視において径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、陥没周壁部23の上筒部23bにおいて、周方向に間隔をあけて複数配置されている。本実施形態において、張出部23dは3つ形成され、角形筒部23fの底面視形状は正三角形状となっている。図3に示すボトル軸O方向に沿う縦断面視において、張出部23dは、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成されている。
また、張出部23d同士の間部分23eは、底面視において径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、周方向で隣り合う張出部23dの周方向に沿う端部同士を各別に連結している。
ここで、図1,2に示すように、上述した胴部13の中間部13aには、径方向の内側に向けて窪む減圧吸収用のパネル部51が周方向に間隔をあけて複数形成されている。そして、胴部13において、周方向で隣り合うパネル部51同士の間に位置する部分は、ボトル軸O方向に沿って延びる柱部52を構成している。すなわち、胴部13には、凹形状のパネル部51と凸形状の柱部52とが周方向に交互に配設されている。
パネル部51は、径方向の外側から見てボトル軸O方向を長手方向とする矩形状に形成された底壁部53と、底壁部53の外周縁から径方向の外側に向けて立設され、底壁部53を全周に亘って取り囲む側壁部54と、を有している。
側壁部54のうち、底壁部53における周方向の両端に連なりボトル軸O方向に延びる一対の縦側壁部54aは、径方向の内側から外側に向かうに従い周方向の外側(各縦側壁部54aが離間する方向)に向けて傾斜する傾斜面とされている。そして、周方向で隣り合うパネル部51の縦側壁部54a同士の間に位置する柱部52は、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が径方向の内側から外側に向けて周方向の大きさが小さくなる台形状に形成されている。また、柱部52における径方向の外側に位置する頂部52aは、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、胴部13における中間部13aの最大外径部となっている。
一方で、側壁部54のうち、ボトル軸O方向の両端に位置して周方向に延びる一対の横側壁部54bは、径方向の内側から外側に向けて延設されている。
そして、底壁部53の中央部には、径方向の外側に向けて突出するリブ55が形成されている。リブ55は、径方向の外側から見てボトル軸O方向を長手方向とする矩形状に形成され、側壁部54との間に全周に亘って隙間をあけて配設されている。すなわち、リブ55は、パネル部51の内側に島状に配設されている。
リブ55の径方向に沿う横断面視(図2(a)参照)において、径方向の外側に位置する頂面55aは、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。頂面55aは、複数の柱部52における各頂部52aの表面形状に倣って周方向に延びる仮想円L上に位置し、胴部13における中間部13aの最大外径部となっている。
また、頂面55aにおける中間部13aの接線方向に沿うリブ幅D1は、パネル部51における中間部13aの接線方向に沿うパネル幅D2の10%以上38.5%以下に設定されている。
リブ55を画成する壁部のうち、周方向の両端に位置してボトル軸O方向に延びる一対の縦壁部55bは、径方向の内側から外側に向かうに従い周方向の内側に向けて傾斜している。一方、リブ55を画成する壁部のうち、ボトル軸O方向の両端に位置して周方向に延びる一対の横リブ55cは、径方向の内側から外側に向かうにつれボトル軸O方向の外側から内側に向けて傾斜している。したがって、リブ55は、径方向の内側から外側に向かうに従いボトル軸O方向、及び周方向の幅が漸次縮小する台形状に形成されている。
底壁部53における側壁部54の内周縁との接続部分53aは、図2(a),(b)に示されるように、ボトル軸O方向に沿う縦断面視(図2(b)参照)、及び径方向に沿う横断面視(図2(a)参照)において、側壁部54の内周縁から連なり径方向の内側に向けて窪む曲面状に形成されている。
本実施形態では、ボトル1の内部が減圧すると、パネル部51における底壁部53と側壁部54との接続部分53aを中心にして、底壁部53が径方向の内側に向かって変位することになる。すなわち、減圧時にパネル部51を優先的に変形させることで、他の部位(例えば、柱部52や肩部12)での変形を抑えつつ、ボトル1の内圧変化(減圧)を吸収できる。
しかも、本実施形態では、底壁部53に径方向の外側に向けて突出するリブ55を形成したため、パネル部51を覆うように胴部13に巻き付けられるラベルを、径方向の内側から支持することができる。そのため、ラベル装着時において、パネル部51を覆うラベルが径方向の内側へ移動するのを規制できる。これにより、ラベルがパネル部51の内側に引き込まれるのを抑制し、ラベルに外観不良が発生するのを抑制できる。
また、減圧時にパネル部51が径方向の内側に向けて変形した場合であっても、ラベルの変位は抑制される。その結果、所望の減圧吸収性能を維持した上で、胴部13に巻き付けられるラベルに外観不良が発生するのを抑制できる。
特に、リブ55の頂面55aが、複数の柱部52の各頂部52aの表面形状に倣って周方向に延びる仮想円L上に位置しているため、リブ55において柱部52と同一面上でラベルを支持できる。これにより、パネル部51を覆うラベル部分の径方向の内側への変位を確実に規制することができる。
さらに、本実施形態では、可動壁部22が、陥没周壁部23をボトル軸O方向に移動させるように、曲面部25を中心に回動自在に配設されているので、ボトル1の内圧が変動したときに、可動壁部22を回動させその内圧変動を吸収させることで、肩部12及び胴部13それぞれの径方向の変形を抑えることができる。そのため、ラベルに外観不良が発生するのを確実に抑えることができる。
また、可動壁部22による減圧吸収機能が十分である場合、この可動壁部22を優先的に減圧変位させ、前記パネル部51の変形を抑制(防止)するように構成することもできる。
この場合は、例えばリブ幅D1を可能な限り大きく形成することができ、より確実にラベルに外観不良が発生することを防止できる。
ここで、本願発明者は、図5に示すように、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合(D1/D2)と、ボトル1内が減圧状態となった際の吸収容量(ml)と、の関係がどのように変化するかを検証した。本検証で用いたボトル1は、内容量が500mlとし、同形状のパネル部51が胴部13の周方向に均等間隔で6つ配置されている。また、減圧時に底壁部19が実質変形しないような構成とし、パネル部51のみの吸収容量を解析により検証した。
本試験において、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合は、パネル幅D2は変化させずに、リブ幅D1を6(mm)〜12(mm)の範囲で1(mm)ずつ変化させることで調整した。具体的な条件は以下の通りである。
<サンプル1>リブ幅D1=6、パネル幅D2=26mm(D1/D2=23.1%)
<サンプル2>リブ幅D1=7、パネル幅D2=26mm(D1/D2=26.9%)
<サンプル3>リブ幅D1=8、パネル幅D2=26mm(D1/D2=30.8%)
<サンプル4>リブ幅D1=9、パネル幅D2=26mm(D1/D2=34.6%)
<サンプル5>リブ幅D1=10、パネル幅D2=26mm(D1/D2=38.5%)
<サンプル6>リブ幅D1=11、パネル幅D2=26mm(D1/D2=42.3%)
<サンプル7>リブ幅D1=12、パネル幅D2=26mm(D1/D2=46.2%)
図5に示すように、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合が高くなるにつれて(リブ幅D1が大きくなるにつれて)、パネル部51においてラベルの支持部分が拡大されるため、ラベル装着に伴うラベルへの外観不良の発生は少なくなるものの、吸収容量が低下していることが分かる。具体的に、サンプル1〜7における吸収容量は、それぞれ27.4(ml),27.3(ml),27.2(ml),26.9(ml),26.6(ml),25.2(ml),22.2(ml)となっている。
特に、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合が38.5%より高い場合(サンプル6,7の場合)には、吸収容量が大幅に低下していることが分かる。これは、リブ幅D1が大きくなるにつれて、底壁部53の幅が縮小し、減圧時におけるパネル部51の変位量が低下するため、所望の減圧吸収性能を発揮できなかったと考えられる。この場合には、減圧強度の増加に追従できず、減圧途中でパネル部51以外の箇所に局部変形が生じる等の虞がある。
これに対して、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合が38.5%以下の場合には、ラベルに外観不良が発生するのを抑制した上で、26(ml)以上の吸収容量を維持しており、十分な減圧吸収性能を発揮できた。
一方、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合が低くなるにつれて(リブ幅D1が小さくなるにつれて)、減圧時に十分な減圧吸収性能を発揮できるものの、外観の低下が顕著になった。これは、リブ幅D1が小さくなるにつれて、パネル部51においてラベルの支持部分が縮小されるため、リブ55と柱部52との間隔が大きくなり、胴部13に巻き付けられたラベルがパネル部51の底壁部53に向けて径方向の内側に移動し易くなったためと考えられる。具体的には、上記サンプル1において、シュリンクラベルを装着した際の外観の低下は見られなかった。
これに対して、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合が10%未満とした場合には、装着されたシュリンクラベルに外観の低下が見られた。
以上の結果から、パネル幅D2に対するリブ幅D1の割合を10%以上38.5%以下に設定することで、所望の減圧吸収性能を維持した上で、胴部13に巻き付けられるラベルに外観不良が発生するのを抑制できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、パネル部51及び柱部52の数や配置等は、ボトル1に要求される強度や減圧吸収容量等を考慮して適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、肩部12、胴部13及び底部14のそれぞれの径方向に沿う横断面視形状を円形状としたが、これに限らず例えば、多角形状にする等適宜変更してもよい。
さらに、上述した実施形態では、リブ55が側壁部54との間に全周に亘って隙間をあけて配設した場合について説明したが、これに限らず、少なくとも縦側壁部54aとの間に隙間をあけていれば構わない。
また、上述した実施形態では、各底壁部53にそれぞれ一つのリブ55を配設した場合について説明したが、これに限らず、リブ55を複数ずつ配設しても構わない。
また、ボトル1を形成する合成樹脂材料は、例えばポリエチレンテレフタレートや、ポリエチレンナフタレート、非晶性ポリエステル等、またはこれらのブレンド材料等、適宜変更してもよい。
さらに、ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…ボトル
13…胴部
14…底部
18…接地部
19…底壁部
21…立ち上がり周壁部
22…可動壁部
23…陥没周壁部
51…パネル部
52…柱部
53…底壁部
54…側壁部
54a…縦側壁部
55…リブ
D1…リブ幅
D2…パネル幅
L…仮想円
O…ボトル軸

Claims (3)

  1. 筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされたボトルであって、
    前記パネル部は、径方向の内側に位置する底壁部と、該底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、を有し、
    前記底壁部には、前記側壁部のうち、少なくとも周方向を向く縦側壁部との間に隙間をあけて径方向の外側に向けて突出するリブが形成され、
    径方向に沿う横断面視において、前記リブの径方向外側に位置する頂面は、複数の前記柱部の径方向の外側に位置する頂部同士を周方向に沿って結ぶ仮想円上に位置していることを特徴とするボトル。
  2. 前記頂面の周方向に沿うリブ幅は、前記パネル部の周方向に沿うパネル幅の10%以上38.5%以下に設定されていることを特徴とする請求項1記載のボトル。
  3. 前記胴部の下端に連なり該胴部の下端開口部を閉塞する底部を備え、
    前記底部の底壁部は、
    外周縁部に位置する接地部と、
    該接地部に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部と、
    該立ち上がり周壁部の上端部から径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部と、
    該可動壁部の径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部と、を備え、
    前記可動壁部は、前記陥没周壁部を上下方向に移動させるように、前記立ち上がり周壁部との接続部分を中心に回動自在に配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載のボトル。
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