JP2016011144A - ボトル - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、例えばボトルに密封された内容物の温度が低下してボトル内が減圧した場合等に、パネル部が径方向の内側に向けて優先的に変形することで、ボトルのうちパネル部以外の部分での変形を抑えつつ、ボトル内の減圧を吸収するようになっている。
しかしながら、上述した従来の技術では、パネル部が径方向の内側に向けて凹設されているため、平面視において円形状のボトルであっても、胴部におけるラベルの取付状態が、柱部を覆う部分が角部、パネル部を覆う部分が辺部となるような多角形状となり、ラベルの外観に違和感が生じる場合がある。
本発明に係るボトルは、筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて4つ以上形成されるとともに、周方向に隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされたボトルであって、前記パネル部は、径方向の内側に位置するパネル底壁部と、該パネル底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、により画成され、前記パネル底壁部には、前記側壁部のうち、周方向を向く縦側壁部との間に隙間をあけて径方向の外側に向けて突出するリブが、該パネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成され、該リブは、径方向の外側に位置する頂壁部と、該頂壁部における周方向の外端と前記パネル底壁部とを連結する周端壁部と、を備え、径方向に沿う横断面視において、前記リブの頂壁部の外面は、複数の前記柱部の径方向の外側に位置する頂部の外面同士を周方向に沿って結ぶ仮想円上に位置し、前記縦側壁部における径方向の内端、及び前記リブの前記周端壁部における径方向の内端それぞれの径方向に沿う位置が互いに異なっており、前記胴部のうち、前記パネル部に対してボトル軸方向の両側に位置する部分には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝が各別に形成され、前記胴部のうち、前記周溝に対してボトル軸方向の外側に位置する部分には、周方向の全周に亘って延びる平滑な周帯部が各別に形成されていることを特徴としている。
また、パネル底壁部に径方向の外側に向けて突出するリブを配設したため、パネル部を覆うように胴部に取り付けられるラベルを、径方向の内側から支持することができる。そのため、ラベル装着時において、胴部を覆うラベルが径方向の内側へ移動するのを規制して、ラベルの平滑状態を維持できる。これにより、ラベルが隙間の内側に引き込まれてしわが発生するのを抑制して、ラベルの外観に違和感が生ずるのを抑制できる。
また、リブがパネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成されているので、径方向から見た側面視でリブと重なる部分では、ラベルをボトル軸方向の全体に亘って支持できる。これにより、ラベルにしわが発生するのを確実に抑制できる。
そして、リブ及び柱部によって胴部におけるラベルの支持面積を確保できるので、ラベルの外観に違和感が生ずるのを確実に抑制できる。
しかも、胴部のうち、パネル部に対してボトル軸方向の両側に位置する部分に、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝が形成されているため、胴部の径方向の剛性を向上させることができる。この場合、周溝が周帯部とパネル部との間に形成されているため、ボトル内の減圧に伴うパネル部の変形が周帯部に及ぶのを周溝により抑制することができ、周帯部の平滑状態を維持し易くなる。さらに、上述したようにリブがパネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成されているため、周溝の形成に伴うボトルの座屈強度の低下を抑制できる。
したがって、ラベルの見映えを向上させた上で、胴部に減圧吸収性能を具備させることができる。
しかも、周帯部は、上述したように周溝により平滑状態が維持され易いので、胴部の変形を確実に抑制し、ボトルがより安定して保持される。
この場合、柱部の頂部及び周帯部が協働してラベルを支持することになるので、ラベルの支持面積の更なる向上を図り、ラベルの外観に違和感が生ずるのを確実に抑制できる。
本実施形態に係るボトル1は、図1〜図4に示されるように、口部11、肩部12、胴部13及び底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設された概略構成となっている。
なお、このボトル1は、合成樹脂材料で一体に形成され、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成される。また、口部11には、図示しないキャップが装着される。さらに、口部11、肩部12、胴部13及び底部14はそれぞれ、径方向に沿う横断面視形状が円形状となっている。なお、本実施形態のボトル1は、例えば内容量350ml用のものである。
下ヒール部27は、上ヒール部28よりも小径に形成されている。
連結部29は、上方から下方に向かうに従い漸次縮径されている。
上ヒール部28は、ボトル1の最大外径部となっている。また、上ヒール部28と胴部13との接続部分には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる第1周溝31が形成されている。
また、可動壁部22には、複数のリブ41がボトル軸Oを中心に放射状に配設されている。リブ41は、上方に向けて曲面状に窪む複数の凹部41aが径方向に沿って断続的に配設された構成となっている。
下筒部23aは、可動壁部22の径方向の内端部に、下方に向けて突の曲面部26を介して連結されている。なお、この曲面部26は、径方向の内側を向く斜め下方に向けて突出している。また下筒部23aは、径方向に沿う横断面視で円形状に形成されている。
環状段部23cは、径方向の外側に向けて窪む凹曲面状に形成されている。環状段部23cは、立ち上がり周壁部21の上端部よりも上方、もしくは同等の高さに位置している。
また、張出部23d同士の間部分23eは、底面視において径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、周方向で隣り合う張出部23dの周方向に沿う端部同士を各別に連結している。
この構成によれば、ラベル装着時において、胴部13に対するラベルのボトル軸O方向における位置合わせを行うだけで(周方向の位置合わせを行う必要なく)、ラベルを胴部13に貼着することができる。そのため、ラベルを胴部13に容易、かつ正確に貼着することができる。また、ラベルのうち、パネル部51や柱部52と径方向で対向する部分が非貼着になっているので、パネル部51の変形若しくは変位に対してラベルが追従し難く、ラベルの外観に違和感が生じるのを抑制できる。また、ラベルにおける周方向の両端部は、互い重ね合わされていてもよく、離間していても構わない。
頂壁部55aは、径方向に沿う横断面視(図2参照)において、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。頂壁部55aは、実質的に複数の柱部52における各頂部52aの表面形状に倣って周方向に延びる仮想円L上に位置し、ボトル1の最大外径部となっている。したがって、径方向において、ボトル軸O及び頂壁部55a間の距離、ボトル軸O及び柱部52の頂部52a間の距離、並びにボトル軸O及び周帯部45,46間の距離は、それぞれ同等になっている。
しかも、縦側壁部54aにおける径方向の内端、及び周端壁部55bにおける径方向の内端の径方向に沿う位置が互いに異なっているため、隙間56が変形し易くなり、減圧吸収性能を確実に具備させることができる。
これにより、隙間56以外の部位(例えば、柱部52やリブ55、肩部12)での変形を抑えつつ、ボトル1の内圧変化(減圧)を吸収できる。
また、リブ55がパネル底壁部53におけるボトル軸O方向の全長に亘って形成されているので、径方向から見た側面視でリブ55と重なる部分では、ラベルをボトル軸O方向の全体に亘って支持できる。これにより、ラベルにしわが発生するのを確実に抑制できる。
そして、リブ55及び柱部52によって胴部13におけるラベルの支持面積を確保できるので、ラベルの外観に違和感が生ずるのを確実に抑制できる。
しかも、胴部13のうち、パネル部51に対してボトル軸O方向の両側に位置する部分に、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝42,43が形成されているため、胴部13の径方向の剛性を向上させることができる。この場合、周溝42,43が周帯部45,46とパネル部51との間に形成されているため、ボトル1内の減圧に伴うパネル部51の変形が周帯部45,46に及ぶのを周溝42,43により抑制することができ、周帯部45,46の平滑状態を維持し易くなる。さらに、リブ55がパネル底壁部53におけるボトル軸O方向の全長に亘って形成されているため、周溝42,43の形成に伴うボトル1の座屈強度の低下を抑制できる。
したがって、ラベルの見映えを向上させた上で、胴部13に減圧吸収性能を具備させることができる。
しかも、周帯部45,46は、上述したように周溝42,43により平滑状態が維持され易いので、胴部13の変形を確実に抑制し、ボトル1がより安定して保持される。
また、上述した実施形態では、肩部12、胴部13及び底部14のそれぞれの径方向に沿う横断面視形状を円形状としたが、これに限らず、例えば多角形状にする等適宜変更してもよい。
さらに、胴部13において、パネル部51、周溝42,43、及び周帯部45,46それぞれのボトル軸O方向における形成範囲は適宜設計変更が可能である。
さらに、上述した実施形態では、リブ幅D1が柱幅D2以上になっている場合について説明したが、これに限らず、柱幅D2がリブ幅D1より大きくなっていても構わない。
さらに、上述した実施形態の周帯部45,46では、平滑面が周方向の全周に亘って連続して延びる構成について説明したが、これに限らず、例えば平滑面が断続的に形成され、各平滑面間に、ラベルの貼り付けに影響がない(ラベルにしわが出ない)程度に隙間が形成されていても構わない。
さらに、ラベルを、柱部52、リブ55、及び周帯部45,46の全域に亘って貼着しても構わない。
さらに、ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
13…胴部
42…第2周溝(周溝)
43…第3周溝(周溝)
45…第1周帯部(周帯部)
46…第2周帯部(周帯部)
51…パネル部
52…柱部
53…パネル底壁部
54…側壁部
54a…縦側壁部
55…リブ
56…隙間
O…ボトル軸
Claims (2)
- 筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて4つ以上形成されるとともに、周方向に隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされたボトルであって、
前記パネル部は、径方向の内側に位置するパネル底壁部と、該パネル底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、により画成され、
前記パネル底壁部には、前記側壁部のうち、周方向を向く縦側壁部との間に隙間をあけて径方向の外側に向けて突出するリブが、該パネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成され、
該リブは、径方向の外側に位置する頂壁部と、該頂壁部における周方向の外端と前記パネル底壁部とを連結する周端壁部と、を備え、
径方向に沿う横断面視において、前記リブの頂壁部の外面は、複数の前記柱部の径方向の外側に位置する頂部の外面同士を周方向に沿って結ぶ仮想円上に位置し、
前記縦側壁部における径方向の内端、及び前記リブの前記周端壁部における径方向の内端それぞれの径方向に沿う位置が互いに異なっており、
前記胴部のうち、前記パネル部に対してボトル軸方向の両側に位置する部分には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝が各別に形成され、
前記胴部のうち、前記周溝に対してボトル軸方向の外側に位置する部分には、周方向の全周に亘って延びる平滑な周帯部が各別に形成されていることを特徴とするボトル。 - 径方向において、ボトル軸及び前記周帯部間の距離は、ボトル軸及び前記柱部の頂部間の距離と同等になっていることを特徴とする請求項1記載のボトル。
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2014
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