JP2016011144A - ボトル - Google Patents

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松尾 宣典
Nobunori Matsuo
宣典 松尾
小口 弘樹
Hiroki Oguchi
弘樹 小口
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Abstract

【課題】ラベルの見映えを向上させた上で、胴部に減圧吸収性能を具備させることができるボトルを提供する。【解決手段】胴部13に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部51が周方向に間隔をあけて4つ以上形成されるとともに、周方向に隣り合うパネル部51同士の間が柱部52とされたボトル1であって、胴部13のうち、パネル部51に対してボトル軸O方向の両側に位置する部分には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝42,43が各別に形成され、胴部13のうち、周溝42,43に対してボトル軸O方向の外側に位置する部分には、周方向の全周に亘って連続して延びる平滑な周帯部45,46が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ボトルに関する。
従来から、合成樹脂材料で有底筒状に形成されたボトルとして、例えば下記特許文献1に示されるように、筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて複数形成されるとともに、周方向で隣り合うパネル部同士の間が柱部とされた構成が知られている。
この構成によれば、例えばボトルに密封された内容物の温度が低下してボトル内が減圧した場合等に、パネル部が径方向の内側に向けて優先的に変形することで、ボトルのうちパネル部以外の部分での変形を抑えつつ、ボトル内の減圧を吸収するようになっている。
特開2009−35263号公報
ところで、上述したボトルにあっては、商品名や内容物等の表示、意匠性向上の観点から、例えばロールラベル等のラベルが胴部に取り付けられることがある。
しかしながら、上述した従来の技術では、パネル部が径方向の内側に向けて凹設されているため、平面視において円形状のボトルであっても、胴部におけるラベルの取付状態が、柱部を覆う部分が角部、パネル部を覆う部分が辺部となるような多角形状となり、ラベルの外観に違和感が生じる場合がある。
ラベルの外観に違和感が生じるのを抑制するために、パネル部の周方向に沿うパネル幅を縮小すると、減圧時におけるパネル部の変位量が低下し、所望の減圧吸収性能を発揮できない虞がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ラベルの見映えを向上させた上で、胴部に減圧吸収性能を具備させることができるボトルを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るボトルは、筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて4つ以上形成されるとともに、周方向に隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされたボトルであって、前記パネル部は、径方向の内側に位置するパネル底壁部と、該パネル底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、により画成され、前記パネル底壁部には、前記側壁部のうち、周方向を向く縦側壁部との間に隙間をあけて径方向の外側に向けて突出するリブが、該パネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成され、該リブは、径方向の外側に位置する頂壁部と、該頂壁部における周方向の外端と前記パネル底壁部とを連結する周端壁部と、を備え、径方向に沿う横断面視において、前記リブの頂壁部の外面は、複数の前記柱部の径方向の外側に位置する頂部の外面同士を周方向に沿って結ぶ仮想円上に位置し、前記縦側壁部における径方向の内端、及び前記リブの前記周端壁部における径方向の内端それぞれの径方向に沿う位置が互いに異なっており、前記胴部のうち、前記パネル部に対してボトル軸方向の両側に位置する部分には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝が各別に形成され、前記胴部のうち、前記周溝に対してボトル軸方向の外側に位置する部分には、周方向の全周に亘って延びる平滑な周帯部が各別に形成されていることを特徴としている。
このような特徴により、縦側壁部における径方向の内端、及び周端壁部における径方向の内端それぞれの径方向に沿う位置が互いに異なっているため、胴部が縦側壁部及び周端壁部間の隙間を周方向に狭めながら収縮変形し易くなり、減圧吸収性能を確実に具備させることができる。
また、パネル底壁部に径方向の外側に向けて突出するリブを配設したため、パネル部を覆うように胴部に取り付けられるラベルを、径方向の内側から支持することができる。そのため、ラベル装着時において、胴部を覆うラベルが径方向の内側へ移動するのを規制して、ラベルの平滑状態を維持できる。これにより、ラベルが隙間の内側に引き込まれてしわが発生するのを抑制して、ラベルの外観に違和感が生ずるのを抑制できる。
また、リブがパネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成されているので、径方向から見た側面視でリブと重なる部分では、ラベルをボトル軸方向の全体に亘って支持できる。これにより、ラベルにしわが発生するのを確実に抑制できる。
そして、リブ及び柱部によって胴部におけるラベルの支持面積を確保できるので、ラベルの外観に違和感が生ずるのを確実に抑制できる。
特に、本発明の構成によれば、胴部のうち、パネル部に対してボトル軸方向の両側に位置する部分に、周方向の全周に亘って延びる平滑な周帯部が形成されているため、これら周帯部をラベルの貼付面として利用することで、ラベルの貼付面積を確保して、ラベルを胴部に確実に貼り付けることができる。
しかも、胴部のうち、パネル部に対してボトル軸方向の両側に位置する部分に、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝が形成されているため、胴部の径方向の剛性を向上させることができる。この場合、周溝が周帯部とパネル部との間に形成されているため、ボトル内の減圧に伴うパネル部の変形が周帯部に及ぶのを周溝により抑制することができ、周帯部の平滑状態を維持し易くなる。さらに、上述したようにリブがパネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成されているため、周溝の形成に伴うボトルの座屈強度の低下を抑制できる。
したがって、ラベルの見映えを向上させた上で、胴部に減圧吸収性能を具備させることができる。
なお、ボトルがボトル軸を水平方向に向けた横向き姿勢で、自動販売機におけるボトル通路内でストッパにより保持される場合に、周帯部をストッパの保持部分として利用することで、ボトルがボトル通路内で安定して保持される。これにより、ボトルがパネル部等で保持される場合に比べて、ラベルの破れや、胴部の変形、ボトルの落下等を抑制して、いわゆる、自販機適正を満足させることができる。
しかも、周帯部は、上述したように周溝により平滑状態が維持され易いので、胴部の変形を確実に抑制し、ボトルがより安定して保持される。
また、上記本発明のボトルでは、径方向において、ボトル軸及び前記周帯部間の距離は、ボトル軸及び前記柱部の頂部間の距離と同等になっていてもよい。
この場合、柱部の頂部及び周帯部が協働してラベルを支持することになるので、ラベルの支持面積の更なる向上を図り、ラベルの外観に違和感が生ずるのを確実に抑制できる。
本発明に係るボトルによれば、ラベルの見映えを向上させた上で、胴部に減圧吸収性能を具備させることができる。
本発明の実施形態におけるボトルの側面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 ボトルの底面図である。 図3のIV−IV線に沿う断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係るボトルを説明する。
本実施形態に係るボトル1は、図1〜図4に示されるように、口部11、肩部12、胴部13及び底部14を備え、これら11〜14が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連設された概略構成となっている。
以下、上述した共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸O方向に沿って口部11側を上側、底部14側を下側といい、また、ボトル軸Oに直交する方向を径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向を周方向という。
なお、このボトル1は、合成樹脂材料で一体に形成され、射出成形により有底筒状に形成されたプリフォームが、ブロー成形されて形成される。また、口部11には、図示しないキャップが装着される。さらに、口部11、肩部12、胴部13及び底部14はそれぞれ、径方向に沿う横断面視形状が円形状となっている。なお、本実施形態のボトル1は、例えば内容量350ml用のものである。
図1、図3、図4に示すように、底部14は、有底筒状に形成され、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続されたヒール部17と、ヒール部17の下端開口部を閉塞し、かつ外周縁部が接地部18とされた底壁部19と、を備えている。
ヒール部17は、接地部18に径方向の外側から連なる下ヒール部27と、胴部13に下方から連なる上ヒール部28と、これらの下ヒール部27と上ヒール部28とを連結する連結部29と、を備えている。
下ヒール部27は、上ヒール部28よりも小径に形成されている。
連結部29は、上方から下方に向かうに従い漸次縮径されている。
上ヒール部28は、ボトル1の最大外径部となっている。また、上ヒール部28と胴部13との接続部分には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる第1周溝31が形成されている。
図3、図4に示されるように、底壁部19は、接地部18に径方向の内側から連なり上方に向けて延びる立ち上がり周壁部21と、立ち上がり周壁部21の上端部から径方向の内側に向けて突出する環状の可動壁部22と、可動壁部22の径方向の内端部から上方に向けて延びる陥没周壁部23と、を備えている。
立ち上がり周壁部21は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。また、立ち上がり周壁部21には、凹凸部21aが全周に亘って形成されている。凹凸部21aは、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成された複数の突部21bが、周方向に間隔をあけて配設された構成となっている。
可動壁部22は、下方に向けて突の曲面状に形成されるとともに、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次下方に向けて延在している。可動壁部22と立ち上がり周壁部21とは、上方に向けて突の曲面部25を介して連結されている。そして、可動壁部22は、陥没周壁部23を上方に向けて移動させるように、曲面部(立ち上がり周壁部21との接続部分)25を中心に回動自在となっている。
また、可動壁部22には、複数のリブ41がボトル軸Oを中心に放射状に配設されている。リブ41は、上方に向けて曲面状に窪む複数の凹部41aが径方向に沿って断続的に配設された構成となっている。
陥没周壁部23は、ボトル軸Oと同軸に配設されるとともに、その上端部に、ボトル軸O上に配置された頂壁24が接続されており、これらの陥没周壁部23及び頂壁24の全体で有頂筒状をなしている。
陥没周壁部23は、上方から下方に向かうに従い漸次拡径された多段筒状に形成されている。具体的に、陥没周壁部23は、可動壁部22の径方向の内端部から上方に向かうに従い漸次縮径された下筒部23aと、頂壁24の外周縁部から下方に向かうに従い漸次拡径され下筒部23aより小径の上筒部23bと、これらの両筒部23a,23b同士を連結する環状段部23cと、を備えている。
下筒部23aは、可動壁部22の径方向の内端部に、下方に向けて突の曲面部26を介して連結されている。なお、この曲面部26は、径方向の内側を向く斜め下方に向けて突出している。また下筒部23aは、径方向に沿う横断面視で円形状に形成されている。
環状段部23cは、径方向の外側に向けて窪む凹曲面状に形成されている。環状段部23cは、立ち上がり周壁部21の上端部よりも上方、もしくは同等の高さに位置している。
そして、上筒部23bには、径方向の内側に張り出した張出部23dが、周方向に複数連ねられて形成されることにより、底面視形状が、周方向で隣り合う張出部23d同士の間部分23eを角部とし、かつ張出部23dを辺部とした多角形状をなす角形筒部23fが形成されている。
張出部23dは、底面視において径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、陥没周壁部23の上筒部23bにおいて、周方向に間隔をあけて複数配置されている。図示の例において、張出部23dは3つ形成され、角形筒部23fの底面視形状は正三角形状となっている。図4に示すボトル軸O方向に沿う縦断面視において、張出部23dは、径方向の内側に向けて突の曲面状に形成されている。
また、張出部23d同士の間部分23eは、底面視において径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、周方向で隣り合う張出部23dの周方向に沿う端部同士を各別に連結している。
ここで、図1に示すように、胴部13は筒状に形成され、肩部12の下端に連なり下方に向けて延在している。胴部13のうち、ボトル軸O方向の両端部と中間部との間には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる第2周溝(周溝)42及び第3周溝(周溝)43が各別に形成されている。
そして、胴部13のうち、第2周溝42及び第3周溝43よりもボトル軸O方向の外側に位置する部分は、ロールラベル等の図示しないラベルが貼着される第1周帯部45及び第2周帯部46を構成している。各周帯部45,46は、周方向の全周に亘って連続して延びる平滑面になっている。また、図示の例では、ボトル軸O方向における各周帯部45,46の長さは、互いに同等(例えば、8mm程度)になっている。なお、ボトル軸O方向において、接地部18から第1周帯部45の中央部までの長さは例えば103.9mm、接地部18から第2周帯部46の中央部までの長さは例えば19mmになっている。
なお、ラベルは、例えばボトル軸O方向における長さが胴部13の長さと同等に形成されている。そして、ラベルは、後述するパネル部51を覆い、かつボトル軸O方向における両端部が糊を介して周帯部45,46にそれぞれ貼着された状態で、胴部13に巻回される。
この構成によれば、ラベル装着時において、胴部13に対するラベルのボトル軸O方向における位置合わせを行うだけで(周方向の位置合わせを行う必要なく)、ラベルを胴部13に貼着することができる。そのため、ラベルを胴部13に容易、かつ正確に貼着することができる。また、ラベルのうち、パネル部51や柱部52と径方向で対向する部分が非貼着になっているので、パネル部51の変形若しくは変位に対してラベルが追従し難く、ラベルの外観に違和感が生じるのを抑制できる。また、ラベルにおける周方向の両端部は、互い重ね合わされていてもよく、離間していても構わない。
図1、図2に示すように、胴部13におけるボトル軸O方向の中間部には、径方向の内側に向けて窪む減圧吸収用のパネル部51が周方向に間隔をあけて複数(図示の例では、等間隔に6つ)形成されている。そして、胴部13において、周方向で隣り合うパネル部51同士の間に位置する部分は、ボトル軸O方向に沿って延びる柱部52を構成している。すなわち、胴部13には、パネル部51と柱部52とが周方向に交互に配設されている。なお、パネル部51は、胴部13の中間部において、ボトル軸O方向の全域に亘って延在している。
パネル部51は、胴部13の外周面に対して径方向の内側に位置するパネル底壁部53と、パネル底壁部53の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部54と、により画成されている。
側壁部54のうち、パネル底壁部53における周方向の両端に連なりボトル軸O方向に延びる一対の縦側壁部54aは、径方向の内側から外側に向かうに従い周方向の外側(各縦側壁部54aが離間する方向)に向けて傾斜している。そして、周方向で隣り合うパネル部51の縦側壁部54a同士の間に位置する柱部52は、ボトル軸Oに直交する横断面視形状が矩形状または台形状となるように形成されている。また、柱部52における径方向の外側に位置する頂部52aは、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成され、上述した周帯部45,46とともにボトル1の最大外径部となっている。
一方で、図1に示すように、側壁部54のうち、ボトル軸O方向の両端に位置して周方向に延びる一対の横側壁部54bは、径方向の内側から外側に向かうに従いボトル軸O方向の外側に向けて傾斜する傾斜面とされている。なお、横側壁部54bは、径方向から見た側面視で、ボトル軸O方向の外側に向けて突の曲面状とされている。
パネル底壁部53における周方向の中央部には、径方向の外側に向けて突出するリブ55が形成されている。リブ55は、同一のパネル部51を構成する縦側壁部54a同士の間に、縦側壁部54aに対して周方向に隙間56をあけて配設されるとともに、パネル底壁部53におけるボトル軸O方向の全長に亘って形成されている。したがって、本実施形態のパネル部51は、周方向の中央部において、ボトル軸O方向で互いに対向する一対の横側壁部54b同士がリブ55によって架け渡されており、このリブ55に対して周方向の両側が、ボトル軸O方向に沿って延びる一対の隙間56になっている。この場合、隙間56は、パネル部51における周方向の外端と、リブ55における周方向の外端と、の間に位置し、各パネル部51にそれぞれ2本配設されている。そのため、本実施形態では合計12本の隙間56が周方向に間隔をあけて配設されている。
リブ55は、パネル底壁部53に対して径方向の外側に位置する頂壁部55aと、頂壁部55aにおける周方向の外端とパネル底壁部53とを連結する周端壁部55bと、により画成されている。
頂壁部55aは、径方向に沿う横断面視(図2参照)において、径方向の外側に向けて突の曲面状に形成されている。頂壁部55aは、実質的に複数の柱部52における各頂部52aの表面形状に倣って周方向に延びる仮想円L上に位置し、ボトル1の最大外径部となっている。したがって、径方向において、ボトル軸O及び頂壁部55a間の距離、ボトル軸O及び柱部52の頂部52a間の距離、並びにボトル軸O及び周帯部45,46間の距離は、それぞれ同等になっている。
なお、径方向に沿う横断面視において、頂壁部55aにおける胴部13の接線方向に沿うリブ幅D1は、頂部52aにおける胴部13の接線方向に沿う柱幅D2以上になっている。
周端壁部55bは、リブ55の周方向の両端に位置してボトル軸O方向に延び、径方向の外側から内側に向かうに従い周方向の外側に向けて傾斜している。したがって、リブ55は、径方向に沿う横断面視において、径方向の外側から内側に向かうに従い周方向の幅が漸次拡大する台形状に形成されている。なお、縦側壁部54aにおける径方向の内端、及び周端壁部55bにおける径方向の内端の径方向に沿う位置が互いに異なっている。具体的に、図示の例では、縦側壁部54aにおける径方向の長さ(深さ)H1は、周端壁部55bにおける径方向の長さ(深さ)H2に比べて短くなっている(H1<H2)。
さらに、本実施形態の柱部52及びリブ55は、それぞれ周方向の中心を通り径方向に延びる中心線に対して線対称になっている。すなわち、同一のリブ55を構成する一対の周端壁部55bにおける径方向の内端それぞれの径方向に沿う位置が互いに同等とされ、同一の柱部52を構成する一対の縦側壁部54aにおける径方向の内端それぞれの径方向に沿う位置が互いに同等とされている。したがって、同一のパネル部51において、周方向で互いに対向する縦側壁部54a及び周端壁部55bのうち、縦側壁部54aは周端壁部55bよりも径方向の長さが短くなっている。
そして、パネル底壁部53のうち縦側壁部54aの径方向の内端との接続部分53aは、縦側壁部54aにおける径方向の内端と、周端壁部55bにおける径方向の内端と、を接続している。具体的に、接続部分53aは、径方向に沿う横断面視において、径方向の外側から内側に向かうに従い周方向の内側に向けて傾斜している。なお、上述した隙間56は、縦側壁部54a、横側壁部54b、接続部分53a、及び周端壁部55bによって画成されている。
したがって、本実施形態では、ボトル1の内部が減圧すると、胴部13(パネル部51)が、柱部52とリブ55との間の隙間56を周方向に狭めながら優先的に縮径変形し易くなり、胴部13に減圧吸収性能を具備させることができる。さらに、隙間56が胴部13に8本以上(12本)形成されているので、ボトル1の減圧時に胴部13が不正に変形して角部が生ずるのを抑えることが可能になり、ラベルの外観を確実に良好に保つことができる。
しかも、縦側壁部54aにおける径方向の内端、及び周端壁部55bにおける径方向の内端の径方向に沿う位置が互いに異なっているため、隙間56が変形し易くなり、減圧吸収性能を確実に具備させることができる。
これにより、隙間56以外の部位(例えば、柱部52やリブ55、肩部12)での変形を抑えつつ、ボトル1の内圧変化(減圧)を吸収できる。
また、本実施形態では、パネル底壁部53に径方向の外側に向けて突出するリブ55を配設したため、パネル部51を覆うように胴部13に取り付けられるラベルを、径方向の内側から支持することができる。そのため、ラベル装着時において、胴部13を覆うラベルが径方向の内側へ移動するのを規制して、ラベルの平滑状態を維持できる。これにより、ラベルが隙間56の内側に引き込まれてしわが発生するのを抑制して、ラベルの外観に違和感が生ずるのを抑制できる。
また、リブ55がパネル底壁部53におけるボトル軸O方向の全長に亘って形成されているので、径方向から見た側面視でリブ55と重なる部分では、ラベルをボトル軸O方向の全体に亘って支持できる。これにより、ラベルにしわが発生するのを確実に抑制できる。
そして、リブ55及び柱部52によって胴部13におけるラベルの支持面積を確保できるので、ラベルの外観に違和感が生ずるのを確実に抑制できる。
特に、本実施形態では、胴部13のうち、パネル部51に対してボトル軸O方向の両側に位置する部分に、周方向の全周に亘って連続して延びる平滑な周帯部45,46が形成されているため、これら周帯部45,46をラベルの貼付面として利用することで、ラベルの貼付面積を確保して、ラベルを胴部13に確実に貼り付けることができる。
しかも、胴部13のうち、パネル部51に対してボトル軸O方向の両側に位置する部分に、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝42,43が形成されているため、胴部13の径方向の剛性を向上させることができる。この場合、周溝42,43が周帯部45,46とパネル部51との間に形成されているため、ボトル1内の減圧に伴うパネル部51の変形が周帯部45,46に及ぶのを周溝42,43により抑制することができ、周帯部45,46の平滑状態を維持し易くなる。さらに、リブ55がパネル底壁部53におけるボトル軸O方向の全長に亘って形成されているため、周溝42,43の形成に伴うボトル1の座屈強度の低下を抑制できる。
したがって、ラベルの見映えを向上させた上で、胴部13に減圧吸収性能を具備させることができる。
また、本実施形態では、径方向において、ボトル軸O及び周帯部45,46間の距離が、ボトル軸O及び柱部52の頂部52a間の距離と同等になっているため、柱部52の頂部52a及び周帯部45,46が協働してラベルを支持することになる。その結果、ラベルの支持面積の更なる向上を図り、ラベルの外観に違和感が生ずるのを確実に抑制できる。
なお、ボトル1がボトル軸Oを水平方向に向けた横向き姿勢で、自動販売機におけるボトル通路内でストッパにより保持される場合に、周帯部45,46をストッパの保持部分として利用することで、ボトル1がボトル通路内で安定して保持される。これにより、ボトル1がパネル部51等で保持される場合に比べて、ラベルの破れや、胴部13の変形、ボトル1の落下等を抑制して、いわゆる、自販機適正を満足させることができる。
しかも、周帯部45,46は、上述したように周溝42,43により平滑状態が維持され易いので、胴部13の変形を確実に抑制し、ボトル1がより安定して保持される。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、隙間56の数や配置等は、8本以上(パネル部51が4つ以上)であれば、ボトル1に要求される強度や減圧吸収容量等を考慮して適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、肩部12、胴部13及び底部14のそれぞれの径方向に沿う横断面視形状を円形状としたが、これに限らず、例えば多角形状にする等適宜変更してもよい。
また、上述した実施形態では、径方向において、ボトル軸O及び頂壁部55a間の距離、ボトル軸O及び柱部52の頂部52a間の距離、並びにボトル軸O及び周帯部45,46間の距離は、それぞれ同等になっている構成について説明したが、互いに異なっていても構わない。
さらに、胴部13において、パネル部51、周溝42,43、及び周帯部45,46それぞれのボトル軸O方向における形成範囲は適宜設計変更が可能である。
また、上述した実施形態では、縦側壁部54aの深さH1が周端壁部55bの深さH2に比べて短くなるように形成したが、これとは逆に、周端壁部55bの深さH2が縦側壁部54aの深さH1に比べて短くなるように形成しても構わない。
さらに、上述した実施形態では、リブ幅D1が柱幅D2以上になっている場合について説明したが、これに限らず、柱幅D2がリブ幅D1より大きくなっていても構わない。
また、上述した実施形態では、各パネル底壁部53にそれぞれ一つのリブ55を配設した場合について説明したが、これに限らず、リブ55を複数ずつ配設しても構わない。
さらに、上述した実施形態の周帯部45,46では、平滑面が周方向の全周に亘って連続して延びる構成について説明したが、これに限らず、例えば平滑面が断続的に形成され、各平滑面間に、ラベルの貼り付けに影響がない(ラベルにしわが出ない)程度に隙間が形成されていても構わない。
上述した実施形態では、ラベルがボトル軸O方向の両端部を介して胴部13(周帯部45,46)に貼着された構成について説明したが、これに限られない。例えば、ラベルにおける周方向の一端部を、柱部52またはリブ55、及び周帯部45,46の一部に糊を介して貼着した後、ラベルを胴部13に巻回し、ラベルにおける周方向の他端部を、ラベルにおける周方向の一端部に貼着しても構わない。また、ラベルにおける周方向の他端部を、柱部52またはリブ55、及び周帯部45,46の一部に貼着し、周方向の一端部から離間させてもても構わない。
さらに、ラベルを、柱部52、リブ55、及び周帯部45,46の全域に亘って貼着しても構わない。
また、ボトル1を形成する合成樹脂材料は、例えばポリエチレンテレフタレートや、ポリエチレンナフタレート、非晶性ポリエステル等、またはこれらのブレンド材料等、適宜変更してもよい。
さらに、ボトル1は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…ボトル
13…胴部
42…第2周溝(周溝)
43…第3周溝(周溝)
45…第1周帯部(周帯部)
46…第2周帯部(周帯部)
51…パネル部
52…柱部
53…パネル底壁部
54…側壁部
54a…縦側壁部
55…リブ
56…隙間
O…ボトル軸

Claims (2)

  1. 筒状の胴部に、その径方向の内側に向けて窪むパネル部が周方向に間隔をあけて4つ以上形成されるとともに、周方向に隣り合う前記パネル部同士の間が柱部とされたボトルであって、
    前記パネル部は、径方向の内側に位置するパネル底壁部と、該パネル底壁部の外周縁から径方向の外側に向けて延びる側壁部と、により画成され、
    前記パネル底壁部には、前記側壁部のうち、周方向を向く縦側壁部との間に隙間をあけて径方向の外側に向けて突出するリブが、該パネル底壁部におけるボトル軸方向の全長に亘って形成され、
    該リブは、径方向の外側に位置する頂壁部と、該頂壁部における周方向の外端と前記パネル底壁部とを連結する周端壁部と、を備え、
    径方向に沿う横断面視において、前記リブの頂壁部の外面は、複数の前記柱部の径方向の外側に位置する頂部の外面同士を周方向に沿って結ぶ仮想円上に位置し、
    前記縦側壁部における径方向の内端、及び前記リブの前記周端壁部における径方向の内端それぞれの径方向に沿う位置が互いに異なっており、
    前記胴部のうち、前記パネル部に対してボトル軸方向の両側に位置する部分には、径方向の内側に向けて窪み、かつ周方向の全周に亘って連続して延びる周溝が各別に形成され、
    前記胴部のうち、前記周溝に対してボトル軸方向の外側に位置する部分には、周方向の全周に亘って延びる平滑な周帯部が各別に形成されていることを特徴とするボトル。
  2. 径方向において、ボトル軸及び前記周帯部間の距離は、ボトル軸及び前記柱部の頂部間の距離と同等になっていることを特徴とする請求項1記載のボトル。
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