JP2013176930A - 印刷物作成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】感熱紙3c、粘着層3b、及び、剥離紙3aを含むラベル用テープ3Aを搬送するプラテンローラ26と、感熱紙3cに対し所望の印字を形成するサーマルヘッド31と、ラベル用テープ3Aを切断して印字ラベルTを作成するロータリーカッタ装置610と、を有するラベル作成装置500であって、プラテンローラ26は、一方向へ回転するロータリーカッタ装置610の回転体620の第1平刃621が、搬送経路において、感熱紙3c、粘着層3b、剥離紙3aの順でラベル用テープ3Aを切断するように、当該ラベル用テープ3Aを搬送する。
【選択図】図8
Description
まず、ラベル作成装置本体1の構成を、図1、図2、図3(a)、及び図3(b)を用いて説明する。ラベル作成装置本体1は、筐体2と、透明樹脂製の上カバー5と、筐体2の前側に配置される電源ボタン7等から構成されている。
上記ラベル作成装置本体1の制御系を図4により説明する。図4において、ラベル作成装置本体1には、上記搬送経路におけるラベル用テープ3Aの有無を検出するセンサ239と、上記サーマルヘッド31への通電を制御する印刷駆動回路205と、上記プラテンローラ26を駆動するプラテンローラ用モータ208を制御するプラテンローラ駆動回路209と、印刷駆動回路205、プラテンローラ駆動回路209等を介し、ラベル作成装置本体1全体の動作を制御するための制御回路210と、が設けられている。
次に、上記ロータリーカッタ装置610について、図5〜図9により説明する。なお、図6、図7、図8においては、ラベル用テープ3Aの図示を省略する。図5、図6、図7、図8、及び図9に示すように、ロータリーカッタ装置610は、筐体612と、回転体620と、保持体630と、を備えている。そして、ロータリーカッタ装置610は、上記サーマルヘッド31により印字形成された状態の感熱紙3c側が上方に向けられた状態で搬出口Eから搬送されてくる上記ラベル用テープ3Aに対し、上記第1平刃621と、第2平刃631との協働によって直線的な切断を行う。筐体612は、一方側(この例では右側)に第1壁面613を有し、他方側(この例では左側)に第2壁面614を有している。また、筐体612は、第1壁面613と第2壁面614との間を接続する接続部611を備える。
回転体620は、一方側の第1ブラケット622と、他方側の第2ブラケット623と、第1ブラケット622と第2ブラケット623との間を接続するようにかつ回転軸心Oまわりに回転可能に筐体612に設けられた回転軸650と、回転軸650に設けられ、回転刃としての上記第1平刃621を取り付けた平刃取付部624と、を備えている。なお、回転軸650及び平刃取付部624が各請求項記載の回転側支持部を構成している。
保持体630は、固定刃としての第2平刃631を備えた板状の保持部632を有している。また、保持部632は左右両端部に延出部634,634を備えており、この延出部634,634を介し、揺動支持機構635(図6(b)参照)によって筐体612に対し揺動可能に支持されている。
一方、筐体612の第2壁面614側の下方には、回転体620の駆動手段として機能するモータ638(駆動手段)が設けられている。これに対応して、第2壁面614の外面には、第2壁面614を貫通したモータ638の駆動軸651(図6(b)参照)と第2壁面614を貫通した回転体620の回転軸650との間を作動連結可能な、ギア列からなる駆動伝達機構639が設けられている。モータ638は、第1平刃621の第1刃先部621bが上方から上記第2平刃631の第2刃先部631bに近接してゆく方向に、駆動伝達機構639を介して回転体620を回転する(図9(b)参照)。これにより、回転体620と保持体630との間に挿入されたラベル用テープ3Aが、(搬送停止することなく)走行状態で切断される。
上記ロータリーカッタ装置610の動作を図10及び図11により説明する。前述したように、本実施形態では、上記回転体620が回転したときに第1刃先部621bの描く、回転軸心Oを中心とする円筒形の回転軌跡(第1回転軌跡)の外縁線に対し、第2平刃631の第2刃先部631bが斜交する位置関係となる。この結果、当該回転軌跡を回転してくる第1刃先部621bは、その直線形状のうちの一端部(この例では左端部)がまっ先に第2刃先部631bへ近接した後、回転の進行に伴い、第2刃先部631bへ近接する部位が左端部から右方へ向かって徐々に直線的に移行していく。図10(a)〜図10(e)、図11(a)〜図11(e)は、このときの挙動を順次表している。
以上において、本実施形態の特徴は、感熱紙3c側が上方に向けられた状態でラベル用テープ3Aをロータリーカッタ装置610に導入することで、第1平刃621が感熱層3c側から剥離紙3a側へ向かって切断を行うことにある。以下、その詳細を比較例を参照しつつ説明する。
すなわち、既に述べたように、搬送されるラベル用テープ3Aは、感熱紙3cの厚さ方向一方側(上記の例では下側)に粘着層3bが設けられ、その粘着層3bのさらに厚さ方向一方側(上記の例では下側)が剥離紙3aにより覆われる構造である。そして、剥離紙3aは粘着層3bに対し剥離可能に設けられており、これら剥離紙3aと粘着層3bとの間の一体性すなわち固着度は非常に弱い。これに対し、粘着層3bは、一般に、粘着基材となる上記感熱紙3cに対し粘着剤が塗布されることにより形成されており、粘着層3bと感熱紙3cとの間の一体性(固着度)は上記よりは強い。
本実施形態の比較例として、回転体620の第1平刃621が、剥離紙3a、粘着層3b、感熱紙3cの順でラベル用テープ3Aの切断を行う場合を、図12(a)〜図12(c)により説明する。この場合、第1平刃621は、最初に剥離紙3aに進入して剥離材層の分断を行う。その後、第1平刃621が粘着層3bに到達したとき、上記のように粘着層3bと剥離紙3aとの固着度が弱いことから、図12(a)の拡大図に示すように、粘着層3bは第1平刃621の進行に引きずられるように剥離紙3aから引き剥がされ折れ曲がりながら分断されていく。これにより、粘着層3bの粘着剤がラベル用テープ3Aの切断端面から露出し、はみ出した状態となる。この結果、粘着層3bは、剥離紙3aのように上記進行方向に沿って鋭利に分断されず、上記の引きずられ挙動によって、層内の粘着剤が上記第1平刃621側にはみ出しながら分断される。これにより、図12(b)に示すように、第1平刃621の、第1刃先部621bより刃元側部分に、上記はみ出した粘着剤が付着する(図12(c)参照)。また、このように引きずり分断された粘着剤は第2平刃631にも付着する。この結果、回転体620が回転してラベル用テープ3Aの切断が行われるたびに上記付着した粘着剤が堆積し、ロータリーカッタ装置610全体での切断作業に悪影響を与え、円滑な印字ラベルTの作成を阻害するおそれがある。
そこで、本実施形態においては、回転体620の第1平刃621が、搬送経路において、感熱紙3c、粘着層3b、剥離紙3aの順で切断を行う位置関係となるように、プラテンローラ26がラベル用テープ3Aを搬送する。すなわち、上記したように、プラテンローラ26は、上方から下方に向かって感熱紙3c、粘着層3b、剥離紙3aの順の積層構造となるように、略水平な搬送経路に沿ってラベル用テープ3Aを搬送し、回転体620の第1平刃621は、搬送経路においてラベル用テープ3Aを上方から下方へ向かって切断する。この場合、第1平刃621は、最初に感熱紙3cに進入して当該感熱紙3cを分断する。ここで、上記のように感熱紙3cと粘着層3bとの固着度は比較的強いことから、その後第1平刃621が進行して粘着層3bに到達したときにも、粘着層3bは第1平刃621の進行にあまり引きずられることなく、感熱紙3cと共に比較的鋭利に分断される(図13参照)。これにより、粘着層3bの粘着剤は剥離紙3aから離脱されず、ラベル用テープ3Aの切断端面から露出しない状態となる。この結果、前述のように粘着層3b内の粘着剤が上記第1平刃621側にはみ出して付着する弊害を回避でき、印字ラベルTを円滑に作成することができる。
上記のようなロータリーカッタ装置610の動作により、ラベル用テープ3Aが切断されて形成された印字ラベルT(印刷物)を、図14(a)、図14(b)、及び図15に示す。図示のように、印字ラベルTは、前述の3層構造となっており、表面側(図15中上側)よりその反対側(図15中下側)へ向かって、感熱紙3c、粘着層3b、剥離紙3aの順で積層している。そして、前述のように感熱紙3cの表面に印字R(この例では「AA−AA」の文字)が印刷されている。
3A ラベル用テープ(被印刷媒体)
3a 剥離紙(剥離材層)
3b 粘着層(粘着剤層)
3c 感熱紙(被印字層)
26 プラテンローラ(搬送手段)
31 サーマルヘッド(印字手段)
500 ラベル作成装置(印刷物作成装置)
610 ロータリーカッタ装置(ロータリーカッタ)
612 筐体
620 回転体
621 第1平刃(回転刃)
621b 第1刃先部
630 保持体
631 第2平刃(固定刃)
631b 第2刃先部
638 モータ(駆動手段)
O 回転軸心
T 印字ラベル(印刷物)
Claims (3)
- 所定の厚さ方向寸法を備え、被印字層、前記被印字層より前記厚さ方向の一方側に設けられた粘着剤層、及び、前記粘着剤層より前記厚さ方向の一方側に剥離可能に設けられた剥離材層、を含む被印刷媒体を、所定の搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記被印刷媒体の前記被印字層に対し、所望の印字を形成する印字手段と、
前記搬送経路に設けられ、前記印字が形成された前記被印刷媒体を切断して印刷物を作成するロータリーカッタと、
を有する印刷物作成装置であって、
前記ロータリーカッタは、
筐体と、
前記筐体に対し回転可能に支持され、直線状に伸びる第1刃先部を有する第1平刃を備えた回転体と、
前記回転体を、予め定められた所定の一方向へ回転駆動するための駆動手段と、
前記筐体に支持され、前記搬送手段により搬送される前記被印刷媒体の搬送面内において直線状に伸びるように配置された第2刃先部を有し、前記第1平刃と協働して前記被印刷媒体を切断する第2平刃を備えた保持体と、
を有し、
前記搬送手段は、
前記一方向へ回転する前記回転体の前記第1平刃が、前記搬送経路において、前記被印字層、前記粘着剤層、前記剥離材層の順で前記被印刷媒体を切断するように、当該被印刷媒体を搬送する
ことを特徴とする印刷物作成装置。 - 請求項1記載の印刷物作成装置において、
前記ロータリーカッタは、
前記回転体が、
回転軸心のまわりに回転可能となるように前記筐体に設けられ、前記第1刃先部が前記回転軸心を中心とした円筒形の第1回転軌跡を描くように前記第1平刃を支持する回転側支持部
を備えており、
前記保持体が、
前記第2平刃の取付面方向が前記回転軸心と所定間隔を介し平行となるように、かつ、前記第2平刃の取付面方向と直交する方向から見たとき、前記第2刃先部を含む直線と前記回転軸心とが所定の角度を持って配設されるように、前記第2平刃を保持可能な固定側保持部
を備えている
ことを特徴とする印刷物作成装置。 - 請求項2記載の印刷物作成装置において、
前記搬送手段は、上方から下方に向かって前記被印字層、前記粘着剤層、及び、前記剥離材層の積層構造となるように、略水平な前記搬送経路に沿って前記被印刷媒体を搬送し、
前記回転体の前記第1平刃は、前記搬送経路において前記被印刷媒体を上方から下方へ向かって切断することを特徴とする印刷物作成装置。
Priority Applications (1)
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JP2012042914A JP2013176930A (ja) | 2012-02-29 | 2012-02-29 | 印刷物作成装置 |
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Citations (3)
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JPS517791U (ja) * | 1974-07-03 | 1976-01-20 | ||
JPH05208530A (ja) * | 1992-01-31 | 1993-08-20 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | ラベルプリンター |
JP2010089215A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Brother Ind Ltd | 印刷装置の切断機構、およびこれを備えた印刷装置 |
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2012
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