JP5328375B2 - 粘着シートの分離供給装置及び方法 - Google Patents

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本発明は、粘着シートの分離供給装置及び方法に関するものである。
シート状の物体の少なくとも片側の表面に粘着性の有する粘着シートを基材より剥離し、別のシートに移し替える(貼り付ける)する技術として、特許文献1に開示された従来技術がある。係る従来技術は、この特許文献1の図3にあるようなラベル剥離板(11)によって基材シートからラベルを剥離させることを基本としている。しかし、基材シートからラベルを剥離することが困難である場合には、特許文献1の図1にあるようなラベル剥離板(5)によって、基材シート上に剥離可能にラベルを貼着したラベルシートを屈曲させて基材シートよりラベルを剥離させている。なお、上記の符号は、特許文献1において用いられた符号である。
また、別の従来技術である特許文献2では、テープ状の剥離紙に粘着剤付きシートが一列に整列されて接合されている粘着シートの供給装置において、隣接するシートが粘着剤により結合しているため1枚ずつのシートを分離するのが困難であるとし、剥離紙の剥離されたシートの直上に配置された移動可能のシート吸着ヘッドと、シートをシート吸着ヘッドに押し当て吸着させるアシストピンとから構成した粘着シートの供給装置が開示されている。この特許文献2に開示された技術は、アシストピンによりシート吸着ヘッドにシートを押し当てたままの状態でシート吸着ヘッド及びアシストピンを移動させることで、シートは隣接シートとの粘着結合から分離される。
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術は、粘着シートが厚みのあるもの、硬質のものや、腰のあるものであれば問題なく基材シートより粘着シートを確実に剥離することが可能であるが、厚みがたとえば25μm以下の軟質シートの場合、基材シートより粘着シートが剥離せずにそのまま基材シートとともに巻取り装置に巻き取られてしまうという問題を有している。この問題に対し、剥離板の先端角度を鋭角にしたり、剥離板の厚みを薄くしたりするような対策を施したとしても、粘着シートが薄く、腰が弱い(無い)場合には粘着シートの粘着力が勝ってしまい基材シートから確実に剥離することはできない。
また、特許文献2に開示された従来技術においても、シートの厚みが薄い製品では、隣接するシートの粘着結合によって、次の製品の粘着フィルムを剥離紙より剥離することはできない。つまり、厚みが薄いために、隣接するシートとの接触面積は非常に少なく、よって両者間での粘着結合力は非常に弱くなり、剥離紙から粘着シートを剥離させるには不十分である。
このように、上述した各従来技術は、いずれも粘着シート(ラベル)が比較的厚みがあって硬質で腰のあるものの場合には適用できるものの、粘着シートが薄く軟質で腰が弱いものの場合には十分に適用できないという課題がある。
上述した課題を解決するために、本発明の粘着シートの分離供給装置は、(1)帯状の基材シートの表面に帯状の粘着シート素材が貼り付けられた帯状シートを搬送する第1搬送装置と、その第1搬送装置の下流側に設置され、帯状台紙素材を搬送する第2搬送装置と、を備える。そして、前記第1搬送装置は、前記第2搬送装置の近傍位置で前記基材シートの搬送経路を折り返す折返手段を備えるとともに、前記帯状シートを間欠的に搬送するものである。前記粘着シート素材は、一定間隔で幅方向に一部が切断された分離部分が形成され、前記粘着シート素材の先端が前記基材シートから剥がされた状態で前記帯状シートの搬送が開始され、前記分離部分が前記折返手段から前方外側に位置した際に前記第1搬送装置は一時停止する制御手段を備え、前記第2搬送装置は、前記制御手段により前記第1搬送装置が一時停止している際も前記帯状台紙素材を搬送し、前記帯状台紙素材は、前記粘着シート素材の先端が貼り付いた状態で前記第2搬送装置にて搬送されるように構成した。折返手段は、実施形態の「剥離板」に対応するが、このように板に限ることはなく、棒状体でも良いし、その他の各種の機構により実現できる。分離部分は、実施形態の「ミシン目」に対応する。そして、ミシン目の場合、通常複数箇所で連結されるが、ミシン目を挟んで前後に隣接する粘着シートは少なくとも一カ所で連結されていればよい。分離部分は、粘着シート素材の幅方向に一部が切断されることで形成されるが、この一部は、一カ所でも良いし、複数箇所でも良い。
本発明は、粘着シート素材の先端を基材シートから剥がした状態で搬送を開始することで、たとえ粘着シートが薄く腰が弱くても折返手段にて基材シートが折り返された際に粘着シート素材が基材シートと共に折り返されることはなく、基材シートから分離してそのまま前方に進む。そして、その前方には、第2搬送装置で搬送される帯状台紙素材が存在しているので、その粘着シート素材の先端が帯状台紙素材に貼り付き、一体となる。その後、分離部分が折返手段よりも前方外側に位置した際に、帯状シートの搬送が一時停止されるが、基材シートから離反した状態の粘着シート素材の先端部分は、帯状台紙素材に貼り付いて一体となって搬送されるので、分離部分にて切断され、当該粘着シート素材の先端部分は後続の粘着シート素材から分離し、粘着シートとなり、第2搬送装置にて帯状台紙素材と共に搬送される。これにより、粘着シートの帯状シートからの分離並びに帯状台紙素材側への供給が完了する。
また、分離部分は、幅方向に一部が切断されて構成されるため、粘着シート素材の先端部分と、分離部分を挟みそれに続く粘着シート素材は、少なくとも一部が連結されるので、帯状台紙素材に貼り付き、一体となって第2搬送装置により搬送される粘着シート素材の先端部分により、後続の部分も確実かつスムーズに基材シートより剥離することができる。
(2)前記分離部分を構成する切断部位を形成するカッター装置を備えるとよい。分離部分は、予め形成されたものを用意しても良いが、カッター装置により搬送途中で分離部分を形成するようにすると、用意する粘着シート素材には分離部分を設けることなく1本の帯状の粘着シート素材で良いので、その製造が容易となるばかりでなく、カッター装置で横方向に一部を切断するタイミングを調整することで、異なるピッチとすることができる。つまり、長さ寸法の異なる粘着シートに対し、粘着シート素材の共通化を図ることができる。
(3)前記粘着シート素材の厚みは、25μm以下とするとよい。粘着シート素材(粘着シート)の厚さは、任意であるが、特に、25μm以下の肉薄の素材の場合、腰が弱くなるが、本発明によって確実に分離供給することができるので、本発明を適用する素材として好ましい(本発明を用いないと、分離供給しにくくなる素材である)。
(4)本発明の粘着シートの分離供給方法は、帯状の基材シートの表面に、一定間隔で幅方向に一部が切断された分離部分が形成された帯状の粘着シート素材が貼り付けられた帯状シートを第1搬送装置で搬送するとともに、その第1搬送装置の搬送途中に設けられた折り返し地点で、前記基材シートを折り返すようにし、前記粘着シート素材の先端が前記基材シートから剥がされた状態で前記帯状シートの搬送を開始することで、前記粘着シート素材の先端は、前記折り返し地点で折り返されずにそのまま前方に進み、その先端に続く前記粘着シート素材は前記基材シートからはがれながら前進し、その粘着シート素材は、前記第1搬送装置の下流側に設置された第2搬送装置で搬送される帯状台紙素材に貼り付いて一体となって搬送され、前記分離部分が前記折り返し地点から前方外側に位置した際に前記第1搬送装置による前記帯状シートの搬送を一時停止し、前記第2搬送装置は、前記第1搬送装置が一時停止している際も前記帯状台紙素材を搬送することで、前記粘着シート素材は、前記分離部分で切断され、その粘着シート素材のうち前記分離部分から前方の部分が粘着シートとなって前記帯状台紙素材とともに搬送されるようにした。
本発明は、肉薄で腰が弱い軟質の粘着シート素材であっても、基材シートより確実に剥がすことができ、さらに、分離部分にて切断することで、粘着シートを次々と分離して次段の帯状台紙素材に貼り付け、供給することができる。
(a)は、本発明の粘着シートの分離供給装置の好適な一実施形態を示す要部拡大斜視図であり、(b)は、それにより最終的に製造される製品の一例を示す図である。 本実施形態の作用を説明する正面図である。 本実施形態の作用を説明する正面図である。 本実施形態の作用を説明する正面図である。 本発明の効果を説明するための比較例の図である。
図1(a)は、本発明の粘着シートの分離供給装置を示す要部拡大斜視図であり、同図(b)は、本実施形態を経て製造される製品の一例を示している。図1(b)に示すように、製品1は、ライナーと称される台紙2の上に、粘着シート3が貼り付けられた態様となっている。粘着シート3は、その肉厚が25μm以下の肉薄で腰が弱いシートである。材質は、各種のフィルムや紙その他、各種の材料を用いて構成できる。また、台紙2の厚みは、75μm以下で材質は、PET(POLYETHYLENE TEREPHTHALATE)を用いている。もちろん、この台紙2の材質も、PETに限ることはなく、各種のものを用いることができる。
図1(a)や図2以降に示すように、上流側の第1搬送装置10と、下流側の第2搬送装置12と、を備えている。第1搬送装置10は、帯状の基材シート13の表面に帯状の粘着シート素材14が貼り付けられた帯状シート15を所定の搬送経路で搬送するものである。ここで粘着シート素材14は、製品1における粘着シート3が連続された帯状の素材である。そして、この粘着シート素材14を適宜の長さで切断することで、粘着シート3が製造される。また、粘着シート素材14の片面(基材シート13側)には、接着剤・粘着材等の接着物質が塗布されており、基材シート13に貼り付いている。
第1搬送装置10は、帯状シート15が巻き取られた原反を回転可能に支持する支持機構(図示省略)と、その支持機構から連続して引き出された帯状シート15を水平方向に搬送する第1ベルトコンベア16と、第1ベルトコンベア16の搬出側の前方に配置された剥離板17と、その剥離板17によって折り返されて進行方向を斜め下方に変換された基材シート13に接触し、その搬送を安定して行う第2ベルトコンベア19と、剥離板17と第2ベルトコンベア19との間に配置された複数のローラ18と、第2ベルトコンベア19の搬出側に配置された巻き取りローラ(図示省略)と、を備えている。さらに、第1ベルトコンベア16の上方所定位置には、カッター装置20が設けられている。
支持機構は、たとえば、帯状シート15が巻き取られた原反を装着するための回転軸と、その回転軸に対して回転力を与えるモータ並びに動力伝達機構(モータの出力軸の回転を回転軸に伝達するためのもの)とを備えて構成することができる。また、そのように原反に対して回転力を与えるのではなく、引き出される帯状シート15に対して前方へ搬送する搬送力を与えるフィードローラ等を設けてもよい。また、第1ベルトコンベア16の搬送力によって原反から帯状シート15を引き出すことができるならば、原反を回転可能に支持する機能があればよい。なお、回転軸に対してモータの回転力を与える構成を採らない場合、原反の回転を停止するブレーキ機能を設ける必要がある。これは、帯状シート15の引き出しを停止した際に、原反が慣性力によって回転し続けて帯状シート15が不必要に引き出されるのを抑止するためである。
第1ベルトコンベア16は、一般的なベルトコンベア装置でも良いが、ベルト部分に多数の孔部を設けると共に、吸引装置を併設して被搬送物である帯状シート15を吸着できるようにすると良い。モータ等の原反から帯状シート15を連続的に繰り出す(引き出す)ための駆動源と、第1ベルトコンベア16と、第2ベルトコンベア19とは、同期して動作し、間欠的に動作する。
カッター装置20は、粘着シート素材14の搬送方向と直交する方向に刃先が向いており、その粘着シート素材14に対して横方向に分離部分たるミシン目21を形成する。このミシン目21は、製品1の粘着シート3の長さに対応するピッチで形成される。そして、上記のように、帯状シート15は、間欠的に搬送されるので、一時停止しているタイミングでカッター装置20が作動し、カッター刃が加工することで粘着シート素材14の所定位置にミシン目21を形成する。また、このミシン目21は、カッター刃が当たった部分が切断されることで、横方向に部分的に切断された目が形成され、隣接する目と目の間に形成される連結部分でミシン目21の前後の部分がつながる。そして、その隣接部分の寸法は、0.2〜0.3mmとした。
また、剥離板17は、粘着シート素材14を基材シート13から剥離・分離するためのもので、その上面が第1ベルトコンベア16の搬送面と同一平面上に位置し、その先端下面が、斜面17aとなっている。つまり、剥離板17の先端部分の肉厚は、先端に行くにつれて徐々に薄くなる形状となる。これにより、帯状シート15(基材シート13)は、第1搬送装置10から剥離板17の先端位置までは、水平方向に搬送され、剥離板17の先端位置にて折り返され、剥離板17の先端下面の斜面17aに沿って進む。よって、基材シート13は、その剥離板17の先端位置にて鋭角に折れ曲がることになる。
このとき、本実施形態の粘着シート素材14は、肉薄で腰が弱いため、基材シート13に貼り付けられた状態のままでは、剥離板17における基材シート13の折り返しの際には基材シート13から剥離することなくそのまま基材シート13とともに搬送されてしまう(図5参照)。そこで、本実施形態では、図1,図2に示すように、粘着シート素材14の先端部分を基材シート13から剥がした状態にする。このようにすると、一旦先端部分が剥がれた粘着シート素材14は、剥離板17の先端部分で折り返される基材シート13から剥離していく。このようにして剥がれた先端部分は、第2搬送装置12上を搬送する帯状台紙素材24に貼り付けられ、その後は、一体となって搬送される。
つまり、第2搬送装置12は、製品1における台紙2が連続された帯状の素材である帯状台紙素材24を、剥離板17近傍位置に供給する帯状台紙素材供給装置25と、その帯状台紙素材供給装置25の下流側に配置された第3ベルトコンベア26と、を備える。
帯状台紙素材供給装置25は、図省略する下方位置に、帯状台紙素材24を巻き取った原反を回転自在に支持する支持装置と、その支持装置にて支持された原反から連続して引き出された帯状台紙素材24を所定の経路で搬送し、剥離板17近傍位置に導く複数ローラ23並びにフィードローラ22を備えている。このフィードローラ22にて帯状台紙素材24が搬送力を受け、上記の原反から引き出される。これに伴い、その原反或いは原反を支持する回転軸に対しては、所定のブレーキ機構が設置され、原反から帯状台紙素材24が必要以上に繰り出されることを防止している。
フィードローラ22を通過した帯状台紙素材24は、そこにおいて進行方向が反転して前方へ進む。つまり、帯状台紙素材24は、第1搬送装置10における第1ベルトコンベア16の搬送面とほぼ同一の搬送面であって、その第1搬送装置10における粘着シート素材14が貼り付けられている帯状シート15の搬送方向と同一方向前方に搬送される。そして、上述したように基材シート13から剥がれた粘着シート素材14の先端部分が、図3に示すように、剥離板17の近傍位置に導かれた帯状台紙素材24に接触し、貼り付いて一体化する。よって、帯状台紙素材24の搬送に伴い、粘着シート素材14もそれと一体となって搬送されるため、粘着シート素材14の基材シート13からの離反がよりスムーズに行われる。
ここで、本実施形態では、第2搬送装置12は連続して運転しているが、第1搬送装置10は間欠運転している。この第1の搬送装置10並びに第2搬送装置12による搬送運転が、図示省略する制御装置により以下に示すタイミングで動作する。つまり、当初は、ともに運転して帯状シート15並びに帯状台紙素材24をそれぞれ搬送する。そして、図3に示すように、粘着シート素材14に形成したミシン目21が剥離板17の先端位置から更に前方・外側に位置したときに、第1搬送装置10は一時停止する。これにより、帯状シート15の搬送は一時停止され、基材シート13はその位置をとどめる。このとき、第2搬送装置12は、継続して運転しているので、帯状台紙素材24も搬送され、それに伴い、帯状台紙素材24に貼り付いた粘着シート素材14の先端部分も搬送される。よって、粘着シート素材14は、先頭のミシン目21を境にして、その先端部分は前方へ搬送されるが、ミシン目21よりも後方側は停止したままとなるので、当該ミシン目12部分が裂けて、先頭部分のみが分離して帯状台紙素材24上に貼り付いた状態で搬送される(図4参照)。そして、その分離した先頭部分が、製品1における粘着シート3となる。
換言すると、ミシン目21を設けることで、ミシン目21の目の部分はその前後ですでに分離・分断されているが、左右に隣接する目の間の連結部分にて、粘着シート素材14は連続した帯状の状態を保持する。従って、粘着シート素材14の先端部分が、帯状台紙素材24に貼り付き、第2搬送装置12側に移動し、その状態のまま搬送され、その先端部分に続くミシン目21が剥離板17の先端位置よりも外側に位置した場合でも、その先端部分はミシン目21の連結部分によって後続の粘着シート素材14とつながっているので、後続の粘着シート素材14の部分も続いて基材シート13から剥離して前進し、図3の状態まで至る。ただし、粘着シート素材14におけるミシン目21の前後の部分は、ミシン目21の連結部分といった一部で接続されているので、上述したように、第1搬送装置10側が一時停止すると、粘着シート素材14の先端部分が前進しようとする力がかかる連結部分に集中し、当該連結部分が破断し、先端部分が粘着シート素材14から分離して粘着シート3となるのである。よって、連結部分の長さが長いほど先端部分と後続の粘着シート素材14との間の接続の力が強いので、上記の第1搬送装置10の運転中に先端部分が粘着シート素材14の後続部分を引っ張ってくることができるとともに、第1搬送装置10の一時停止中に連結部分が切断できるような適宜の長さに設定する。そして、軟質の粘着シートの厚みや材質により適宜変更可能となる。
一方、第1搬送装置10側に残った粘着シート素材14は、図4に示すように、その先端部分(切断されたミシン目の部分)が基材シート13から剥がれた状態となっているので、その状態で第1搬送装置10の運転が再開されると、その先端部分が更に前進し(粘着シート素材14が先端部分から徐々に基材シート13より分離していく)、前方の帯状台紙素材24に接触して貼り付く。以後、上記の処理を繰り返し行うことで、粘着シート素材14からミシン目ごとに1枚ずつ先頭部分が分離して粘着シート3として帯状台紙素材24上に移し替えられていく。そして、第1搬送装置10の一時停止している時間を調整することで、帯状台紙素材24上に置ける前後の粘着シート3の間隔を調整できる。
また、第3ベルトコンベア26は、第1ベルトコンベア16の延長線上に配置され、上記のように、粘着シート3が貼り付けられた帯状台紙素材24を搬送する。図示省略するが、第3ベルトコンベア26の更に下流側にカッター装置が配置され、帯状台紙素材24の所定位置(前後の粘着シート3の間)を横方向にカットすることで、製品1が製造される。
なお、本実施形態では、ミシン目21により形成される連結部分を等間隔に位置するようにしたが、本発明はこれに限定されることはなく、不規則に形成してもよい。いずれの場合も、連結部分を破断した際に目立たない程度とし、かつ基材シートから軟質の粘着シートが剥離される程度にするのがよい。そして、連結部分は、前後に引き裂かれることから、カッター装置20で切断された部分に比べると、ぎざぎざが残ってしまうので、短ければ短い程良い。
1 製品
2 台紙
3 粘着シート
10 第1搬送装置
12 第2搬送装置
13 基材シート
14 粘着シート素材
15 帯状シート
16 第1ベルトコンベア
17 剥離板
18 ローラ
19 第2ベルトコンベア
20 カッター装置
21 ミシン目
22 フィードローラ
23 ローラ
24 帯状台紙素材
25 帯状台紙素材供給装置
26 第3ベルトコンベア
実開昭63−190015 特開平7−10354

Claims (4)

  1. 帯状の基材シートの表面に帯状の粘着シート素材が貼り付けられた帯状シートを搬送する第1搬送装置と、
    その第1搬送装置の下流側に設置され、帯状台紙素材を搬送する第2搬送装置と、
    を備え、
    前記第1搬送装置は、前記第2搬送装置の近傍位置で前記基材シートの搬送経路を折り返す折返手段を備えるとともに、前記帯状シートを間欠的に搬送するものであり、
    前記粘着シート素材は、一定間隔で幅方向に一部が切断された分離部分が形成され、
    前記粘着シート素材の先端が前記基材シートから剥がされた状態で前記帯状シートの搬送が開始され、前記分離部分が前記折返手段から前方外側に位置した際に前記第1搬送装置は一時停止する制御手段を備え、
    前記第2搬送装置は、前記制御手段により前記第1搬送装置が一時停止している際も前記帯状台紙素材を搬送し、
    前記帯状台紙素材は、前記粘着シート素材の先端が貼り付いた状態で前記第2搬送装置にて搬送されるように構成したことを特徴とする粘着シートの分離供給装置。
  2. 前記分離部分を構成する切断部位を形成するカッター装置を備えたことを特徴とする請求項1に記載の粘着シートの分離供給装置。
  3. 前記粘着シート素材の厚みは、25μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の粘着シートの分離供給装置。
  4. 帯状の基材シートの表面に、一定間隔で幅方向に一部が切断された分離部分が形成された帯状の粘着シート素材が貼り付けられた帯状シートを第1搬送装置で搬送するとともに、その第1搬送装置の搬送途中に設けられた折り返し地点で、前記基材シートを折り返すようにし、
    前記粘着シート素材の先端が前記基材シートから剥がされた状態で前記帯状シートの搬送を開始することで、前記粘着シート素材の先端は、前記折り返し地点で折り返されずにそのまま前方に進み、その先端に続く前記粘着シート素材は前記基材シートからはがれながら前進し、
    その粘着シート素材は、前記第1搬送装置の下流側に設置された第2搬送装置で搬送される帯状台紙素材に貼り付いて一体となって搬送され、
    前記分離部分が前記折り返し地点から前方外側に位置した際に前記第1搬送装置による前記帯状シートの搬送を一時停止し、前記第2搬送装置は、前記第1搬送装置が一時停止している際も前記帯状台紙素材を搬送することで、前記粘着シート素材は、前記分離部分で切断され、その粘着シート素材のうち前記分離部分から前方の部分が粘着シートとなって前記帯状台紙素材とともに搬送されることを特徴とする粘着シートの分離供給方法。
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