JP2013169899A - 車両用フードヒンジ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができる車両用フードヒンジ構造を提供する。
【解決手段】車両用フードヒンジ構造10は、ヒンジベース18と、ヒンジアーム16と、脆弱部164Vとを備える。ヒンジベース18は車体のフード12の後部側において車体本体に固定される。ヒンジアーム16の一端部はヒンジベース18に回動可能に支持されると共に、他端部は車両前後方向に配置された複数箇所の固定部によりフード12の後部側に固定される。脆弱部164Vは、ヒンジアーム16の複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に配設される。車体上方側からの衝突荷重F1に対してヒンジアーム16の脆弱部164Vはそれ以外の他の部位よりも低い剛性を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用フードヒンジ構造に関する。
下記特許文献1には、エプロンアッパメンバに締結されたヒンジブラケットと、それに回動可能に支持されると共にフードに取付けられたヒンジアームとを有する車両用フードヒンジ構造が開示されている。この車両用フードヒンジ構造では、ヒンジブラケットに脆弱部が形成されており、外部から衝撃が作用した場合のフードの変形ストロークを確保して効果的に衝撃エネルギを吸収することができる。
特開2011−131703号公報
前述の車両用フードヒンジ構造では、フードにヒンジアームが取付けられているので、この取付部分のフードの剛性がヒンジアームにより高められている。このため、フードの取付部分に衝突体の衝突等の衝撃が作用した場合にフードの変形量を十分に得られないことが考えられ、建付け剛性等を確保すると共に衝撃エネルギを効率良く吸収するためには改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、簡易な構成により、建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができる車両用フードヒンジ構造を得ることが目的である。
請求項1に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、車体のフード後部側において車体本体に固定されたヒンジベースと、一端部がヒンジベースに回動可能に支持されると共に、他端部が車両前後方向に間隔をあけて設定された複数箇所の固定部によってフード後部側に固定されたヒンジアームと、ヒンジアームの複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に配設され、車両上下方向に対する剛性が他の部位よりも低く設定された脆弱部と、を備える。
請求項1に記載の発明では、ヒンジアームの複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に脆弱部が配設されており、この脆弱部の車両上下方向に対する剛性が他の部位よりも低く設定される。このため、フード後部側とヒンジアームとの固定部に衝突荷重が加わると、脆弱部には衝突荷重に応じた塑性変形を生じさせることができると共に、フード後部側には所期の十分な塑性変形を生じさせることができるので、効率良く衝突エネルギを吸収することができる。一方、ヒンジアームの他の部位は脆弱部よりも高い剛性を有するので、十分な建付け剛性等が得られる。
請求項2に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、請求項1において、脆弱部の車両前後方向と交差する方向の実効幅寸法がそれと同一方向の他の部位の幅寸法に対して小さいことを特徴とする。
請求項2に記載された発明では、ヒンジアームの他の部位の幅寸法に対して脆弱部の実効幅寸法が小さく設定されており、この脆弱部の実効幅寸法を調整することにより、簡易に脆弱部を形成することができる。
請求項3に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、請求項1又は請求項2において、脆弱部は、車両前後方向を長手方向として形成された長孔若しくは車両前後方向を長手方向として形成された切欠部、又は長孔及び切欠部の双方を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載された発明では、長孔若しくは切欠部、又はそれらの双方によりヒンジアームに脆弱部が形成される。長孔若しくは切欠部、又は双方が形成されるだけで、ヒンジアームの幅寸法が部分的に小さく調整された実効幅寸法を有する脆弱部が形成される。このため、簡易に脆弱部を形成することができる。
請求項4に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、請求項1又は請求項2において、ヒンジアームは、車両前後方向を長手方向としかつ車両幅方向を短手方向とする頂壁部を有し、脆弱部は、車両前後方向を長手方向として形成された長孔と、頂壁部に車両幅方向に沿って形成されると共に車両下方側に凹んだ凹形ビードとを備えたことを特徴とする。
請求項4に記載された発明では、脆弱部が、車両前後方向を長手方向として形成された長孔と、頂壁部に車両幅方向に沿って形成されると共に車両下方側に凹んだ凹形ビードとを備える。フード後部側とヒンジアームとの固定部に衝突荷重が加わると、脆弱部の凹形ビードに応力が集中してこの凹形ビードを起点とする塑性変形が生じ易いと共に、脆弱部の長孔によってヒンジアームの実効幅寸法が小さく調整された部分を起点とする塑性変形が生じ易い。また、凹形ビードが形成されることによって、車両前後方向の複数箇所の固定部間の離間寸法(ピッチ)に対して、頂壁部の同一方向の実際の長さが凹形ビードの凹形状に沿って長くなる。換言すれば、固定部間には頂壁部の車両前後方向の長さに凹形ビート分の余裕がある。このため、凹形ビード及びヒンジアームの実効幅寸法の小さく調整された部分を起点として、脆弱部には衝突荷重に応じた塑性変形を車両上下方向の車両下方側に容易に生じさせることができると共に、フード後部側には所期の十分な塑性変形を車両下方側に容易に生じさせることができる。従って、更に効率良く衝突エネルギを吸収することができる。
請求項1に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、簡易な構成により建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、より簡易な構成により建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、より簡易な構成により建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載された発明に係る車両用フードヒンジ構造は、簡易な構成により、より建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができるという優れた効果を有する。
運転席側から見て右側に配置された第1実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造の車両幅方向の内側から外側に向かって見た側面図である。 図1に示す車両用フードヒンジ構造の車両上方側から車両下方側に向かって見た平面図である。 図1に示す車両用フードヒンジ構造の車両後方側から車両前方側に向かって見た後方側面図である。 図1に示す車両用フードヒンジ構造の車両幅方向の外側から内側に向かって見た斜視図である。 図1に示す車両用フードヒンジ構造の車両幅方向の内側から外側に向かって見た斜視図である。 図1に示す車両用フードヒンジ構造及びそれを取付けた車両の車両幅方向の内側から外側に向かって見た斜視図である。 図1に示す車両用フードヒンジ構造のヒンジアームの車両幅方向の内側から外側に向かって見た斜視図である。 第2実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造のヒンジアームの車両幅方向の内側から外側に向かって見た斜視図である。 第3実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造のヒンジアームの車両幅方向の内側から外側に向かって見た斜視図である。 第4実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造のヒンジアームの車両幅方向の内側から外側に向かって見た斜視図である。
以下、図面を参照し、本発明に係る車両用フードヒンジ構造の実施の形態を説明する。なお、図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示している。また、矢印INは車両幅方向の内側を示している。
(第1実施の形態)
[車両用フードヒンジ構造の構成]
図6には車両50の前部及びこの前部から見た第1実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10が示されている。車両50の前部には、フロントウインドシールドガラス(図示を省略する)を支持するカウルトップ40及びその車両下方側に配置されたカウルインナ42より車両前方側で、かつフロントピラー44よりも車両前方側にエンジンルーム46が配設されている。エンジンルーム46の車両上部にはフード12が取付けられている。フード12は、その車両後部側を回動中心として、車両前部側を車両上下方向に開閉可能に支持されている。
同図6には例えば右ハンドル車で運転席側から見て右側に配置された車両用フードヒンジ構造10が示されている。車両用フードヒンジ構造10は、フード12の車両前後方向の後部側に配設されると共に、エンジンルーム46並びにフード12の車両幅方向の両側に左右一対で配設されている。本実施の形態並びにそれ以降の他の実施の形態では、運転席側から見て右側に配置された車両用フードヒンジ構造10の構成の説明を行い、運転席側から見て左側に配置された車両用フードヒンジ構造の構成の説明は右側のものと同一構成であるので省略する。
図1に示すように、車両用フードヒンジ構造10はフード12を開閉可能に支持するフードヒンジ20を備えている。以下、このフードヒンジ20の各構成要素の詳細は以下の通りである。
[フードヒンジの構成]
図1〜図6に示すように、車両用フードヒンジ構造10のフードヒンジ20は、ヒンジベース(ヒンジブラケット)18と、ヒンジアーム16とを備えている。特に図6に示すように、ヒンジベース18は車体側構成部材であるカウルトップサイド14の上面部141に近いエンジンルーム46側の側面部142において、図示を省略するエプロンアッパメントに取付ボルト25を用いて固定される。カウルトップサイド14は、フード12の後部側とフロントウインドシールドガラスの下端部との間に車両幅方向に沿って延在するカウルトップ40の両側に設けられている。特に図1及び図6に示すように、ヒンジアーム16の一端部はヒンジベース18に回動軸(ヒンジピン)22により相対回転可能(回動可能)に連結されている。ヒンジアーム16の他端部はフード12の後述する後端膨らみ部122A(図1参照)に固定されている。つまり、ヒンジアーム16はヒンジベース18と後端膨らみ部122Aとを連結する。
図1に示すように、フード12は、車両外側に配置されて意匠面を構成するフードアウタパネル121と、車両内側であってエンジンルーム46側に配置されると共にフードアウタパネル121を補強するフードインナパネル122とを備えて構成されている。フードアウタパネル121及びフードインナパネル122はその端末部がヘミング加工によって結合されている。また、フードインナパネル122の後部側はフード12の下方側へ膨らんでおり、これによりフード12の後部側に後端膨らみ部122Aが形成されている。フードヒンジ20は、本来的にはフード12をボディに開閉可能に支持するためのヒンジ部品であり、本実施の形態では車両用フードヒンジ構造10の構成要素でもある。
各部の構成についてより具体的に説明すると、図1〜図6に示すように、ヒンジベース18は車両正面視で略L字状に形成されている。このヒンジベース18は、車両前後方向並びに車両幅方向に沿って延在する狭幅板状の取付部181と、取付部181の車両幅方向の内側の端部から車両上方側へ屈曲されかつ車両側面視において略三角形状に形成された支持部182とを備えている。取付部181には車両後方側に位置決め孔184及び車両前方側に締付け用長孔185が形成されている。図6に示すように、取付ボルト25が位置決め孔184及び締付け用長孔185を通してカウルトップサイド14の側面部142に取付られており、これにより取付部181が側面部142に固定される。
更に、ヒンジベース18には、支持部182の車両上下方向の下部であって車両後方側の端部から車両幅方向の外側に屈曲されると共に屈曲された上部を車両上方側に立設させた支持部183が配設されている。支持部183の上部には車両後方側に屈曲されたフランジ部183Aが形成されており、このフランジ部183Aには取付ナット186が配設されている。取付ナット186は、カウルトップサイド14の取付部181よりも車両上方側において、図示を省略する取付ボルトを用いてカウルトップサイド14とフランジ部183Aとを固定する。
ヒンジベース18の支持部182の車両上方向の上部には車両上下方向に立設されたストッパ部187が形成されている。このストッパ部187は支持部182に一体に形成されている。ストッパ部187はヒンジアーム16の車両上方側の回動範囲を制限する。
一方、ヒンジアーム16は、図1〜図6に示すように、車両前後方向に延設された長尺状の部材であり、車両側面視において略J字状で形成されている。ヒンジアーム16はヒンジベース18から車両前方側に向かって順次配列された第1フランジ部161、第2フランジ部162、第3フランジ163及び第4フランジ部164を有しており、これらの部位は一体に形成されている。
ヒンジアーム16の第1フランジ部161はヒンジベース18の支持部182に対して車両幅方向の内側に平行に配置される側壁部161Sを有しており、図7に示すように側壁部161Sの車両上方側には回動軸孔161Hが配設されている。図1〜図7に示すように、回動軸孔161Hには回動軸22が挿入されており、この回動軸22を回動中心としてヒンジアーム16が回動自在にされている。側壁部161Sは回動軸孔161Hから車両下方側に延設されている。側壁部161Sの車両前方側の端部にはこの端部を車両幅方向の内側に屈曲させた頂壁部161Uが形成されており、側壁部161Sの車両後方側の端部にはこの端部を頂壁部161Uと同一方向に屈曲させた底壁部161Lが形成されている。頂壁部161U及び底壁部161Lが形成されることにより第1フランジ部161の剛性が高められている。
第1フランジ部161の回動軸孔161Hの周囲であって頂壁部161Uの車両上方側には被ストッパ部161Aが配設されている。被ストッパ部161Aは側壁部161Sの車両前方側の端部を車両幅方向の外側に屈曲させて形成されている。ヒンジベース18のストッパ部187に被ストッパ部161Aが当接されることにより、ヒンジアーム16の車両上方側の回動範囲が制限される。第1フランジ部161において頂壁部161Uと被ストッパ部161Aとの間には脆弱部161Bが配設されている。ここで、脆弱部161Bは頂壁部161U及び側壁部161Sの一部を切欠いて側壁部161Sの実効幅寸法(例えば、図1においては、車両前後方向の寸法)を部分的に小さくすることにより形成されている。また、第1フランジ部161において底壁部161Lの中間部には脆弱部161Cが配設されている。脆弱部161Cは底壁部161L及び側壁部161Sの一部を切欠いて側壁部161Sの実効幅寸法を部分的に小さくすることにより形成されている。
第2フランジ部162は、第1フランジ部161の側壁部161Sの車両下方側からフード12の後部側(車両前方側)に向かって折返えされると共に車両側面視においてU字形で形成された側壁部162Sを有している。側壁部162Sの車両上方側の端部にはこの端部を車両幅方向の内側に屈曲させた頂壁部162Uが形成されており、側壁部162Sの車両下方側の端部にはこの端部を頂壁部162Uと同一方向に屈曲させた底壁部162Lが形成されている。頂壁部162U及び底壁部162Lが形成されることにより第2フランジ部162の剛性が高められている。
第3フランジ部163は、第2フランジ部162の側壁部162Sの折返された車両上方側から更にフード12の後部側(車両前方側及び車両上方側)に向かって延設された側壁部163Sを有している。側壁部163Sの車両上方側の端部にはこの端部を車両幅方向の内側に屈曲させた頂壁部163Uが形成されており、側壁部163Sの車両下方側の端部にはこの端部を頂壁部162Uと同一方向に屈曲させた底壁部163Lが形成されている。頂壁部163U及び底壁部163Lが形成されることにより第3フランジ部163の剛性が高められている。第3フランジ部163の車両上下方向の中間部から車両上方側に向かって頂壁部163Uの車両幅方向の内側への幅寸法が滑らかに増加されており、頂壁部163Uの上部の幅寸法が下部の幅寸法に比べて大きく形成されている。また、側壁部163Sの車両上下方向の上部には脆弱部163Aが配設されており、この脆弱部163Aは側壁部163Sの延設方向と同一方向を長手方向とする長孔により形成されている。長孔が形成されることにより側壁部163Sの車両上下方向の実効幅寸法が部分的に小さく形成されており、この部分が脆弱部163Aとして形成されている。
第4フランジ部164は、第3フランジ部163の側壁部163Sの上部から更にフード12の後部側(車両前方側)に向かって折曲されると共にフード12の後端膨らみ部122Aに対して略平行に延設された側壁部164Sを有している。側壁部164Sの車両上方側の端部にはこの端部を車両幅方向の内側に屈曲させた頂壁部164Uが形成されている。頂壁部164Uは基本的には第3フランジ部163の頂壁部163Uの上部の増加された幅寸法(後述する脆弱部164Vを除く)と略同等の幅寸法を有している。この頂壁部164Uが形成されることにより、第4フランジ部163の剛性が高められると共にフード12にヒンジアーム16を取付けることができる。
第4フランジ部164の頂壁部164Uには、車両後方側に第1結合部164Aが配設されており、第1結合部164Aに対して車両前方側に離間された位置に第2締結部164Bが配設されている。図2、図4、図5及び図7に示すように、第1結合部164Aはここでは車両平面視において真円形を有する位置決め孔により形成されている。第2結合部164Bはここでは車両平面視において車両前後方向を長手方向とする長孔により形成されている。図1及び図6に示すように、第1結合部164A及びフードインナパネル122の後端膨らみ部122Aに形成された図示しない位置決め孔を通して取付ボルト24が締込まれる。また、第2結合部164B及び後端膨らみ部122Aに形成された図示しない締結孔を通して取付ボルト24が締込まれる。これにより、ヒンジアーム16の頂壁部164Uと後端膨らみ部122Aとが固定されて、フード12にフードヒンジ20(ヒンジアーム16)が位置決めされると共に取付けられる。第1結合部164Aと後端膨らみ部122Aとが取付ボルト24により締結された箇所、第2結合部164Bと後端膨らみ部122Aとが取付ボルト24により締結された箇所はいずれも本発明に係る固定部である。固定部は、頂壁部164Uにおいて車両前後方向に間隔をあけて複数箇所配置されている。本実施の形態では、1つのフードヒンジ20のヒンジアーム16に車両前後方向に2箇所の固定部が形成されている。
図1〜図7に示すように、ヒンジアーム16の第4フランジ部164には脆弱部164V(図1、図2等において破線により取り囲まれた部位)が配設されている。脆弱部164Vは車両前後方向に配置された複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に配設されている。ここで、固定部間及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に配設されているとは、固定部間のみに配設されている場合、隣接部のみに配設されている場合、固定部間及び隣接部の双方に配設されている場合のいずれも含む意味において使用されている。また、固定部間及び隣接部の少なくとも一方に脆弱部164Vのすべてが配設されている場合に限らず、脆弱部164Vの一部が配設されていてもよい。つまり、脆弱部164Vの一部が固定部間及び隣接部の少なくとも一方に配設されていれば、脆弱部164Vの他の一部は固定部間及び隣接部の少なくとも一方の外側まで配設されていてもよい。
脆弱部164Vは、頂壁部164U及び側壁部164Sの第1締結部164Aと第2締結部164Bとの間すなわち複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部に配設された長孔164Eを主体として備えている。この長孔164Eは、車両前後方向を長手方向として形成されると共に、頂壁部164Uの車両幅方向の外側の側部から側壁部164Sの車両上下方向の上部に亘って形成されている。長孔164Eは貫通孔により形成されている。長孔164Eが形成されることにより、頂壁部164Uの車両前後方向と交差する車両幅方向の実効幅寸法が、長孔164Eが配置された以外(脆弱部164V以外)の頂壁部164Uの同一方向の幅寸法に対して小さく調整されている。ここで、「脆弱部164Vの実効幅寸法」とは、空間部分、実体の無い部分等を含まない脆弱部164Vの実長を持つ幅寸法を意味する。また、長孔164Eが形成されることにより、側壁部164Sの車両前後方向と交差する車両上下方向の実効幅寸法が、長孔164Eが配置された以外(脆弱部164V以外)の側壁部164Sの同一方向の幅寸法に対して小さく調整されている。従って、脆弱部164Vは、車両上下方向、詳細には図7に示すように、車体上方側から車体下方側に作用する衝突荷重F1に対して、ヒンジアーム16の脆弱部164V以外の他の部位よりも低い剛性を有する。
また、図2、図4〜図6に示すように、車両平面視において、頂壁部164Uの第1締結部164Aと第2締結部164Bとの間(複数箇所の固定部間)の車両幅方向の隣接部であって車両幅方向の内側が円弧形により形成されている。円弧形の頂点に相当する、頂壁部164Uの第1締結部164Aと第2締結部164Bとの中間部分の実効幅寸法はそれ以外の頂壁部164Uの幅寸法に比べて小さく形成されている。すなわち、頂壁部164Uの中間部分の剛性がそれ以外の他の部位の剛性に比べて低くなっており、この中間部は衝突荷重F1に対して作用する脆弱部164Vの1つの構成要素として形成されている。なお、円弧形に限らず、中間部の形状は車両平面視においてV字形、U字形等であってもよい。
本実施の形態に係るフードヒンジ20では、図1〜図7に示すように、脆弱部164Vは、更に凹形ビード164F、164G、切欠部(又はノッチ部)164H及び164Iを備えている。凹形ビード164Fは、頂壁部164Uの複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部の中間部に配設されており、車両幅方向の全域に沿って形成されると共に車両下方側に凹んだ形状(車両側面視において車両上方側に開放された凹形或はU字形)により形成されている。凹形ビード164Fの車両幅方向の内側の端部は前述の円弧形の略中間に位置し、外側の端部は長孔164Eの周縁に位置する。凹形ビード164Fは頂壁部164Uに曲げ加工又は成形加工を施すことにより形成される。
凹形ビード164Gは、複数箇所の固定部間の車両幅方向の隣接部であって側壁部164Sに配設されており、車両上下方向の全域に沿って形成されると共に車両幅方向の内側に凹んだ形成(車両平面視において車両幅方向の外側に開放された凹形或はU字形)により形成されている。凹形ビード164Gの車両上下方向の上側の端部は長孔164Eの周縁に位置し、下側の端部は側壁部164Sの車両下方側の端部に位置する。凹形ビード164Gは凹形ビード164Fと同様の加工法を用いて形成される。
切欠部164Hは、複数箇所の固定部間の車両幅方向の隣接部、詳細には第1締結部164Bを横切る車両幅方向及び車両上下方向に延伸される仮想面と一致すると共に、側壁部164Sの車両下方側の端部に配設されている。切欠部164Hは、車両側面視において車両下方側に開放された凹形或はU字形(若しくはV字形、台形等)を有しており、側壁部164Sの一部を取除いて(切欠いて)形成される。切欠部164Hが形成されることにより、側壁部164Sの車両上下方向の実効幅寸法が部分的に小さくなる。
切欠部164Iは、複数箇所の固定部間の車両幅方向の隣接部、詳細には第2締結部164Aを横切る車両幅方向及び車両上下方向に延伸される仮想面と一致すると共に、側壁部164Sの車両下方側の端部に配設されている。切欠部164Hは、車両側面視において車両下方側に開放された凹形或はU字形(若しくはV字形、台形等)を有しており、側壁部164Sの一部を取除いて形成される。切欠部164Iが形成されることにより、側壁部164Sの車両上下方向の実効幅寸法が部分的に小さくなる。
なお、切欠部164Iのサイズ(切欠いた面積)は切欠部164Hのサイズ(切欠いた面積)に比べて大きく設定されている。これにより、衝突荷重F1に対して、切欠部164Iに生じる応力集中を高めて、切欠部164Hの塑性変形よりも切欠部164Iの塑性変形が生じ易い。また、第4フランジ部164の側壁部164Sの車両下方側の端部には底壁部は形成されていない。この底壁面が形成されていないことにより第4フランジ部164の全体の実効幅寸法が小さくなっており、この底壁面が形成されていない部分は大きな切欠部として形成されて脆弱部164Vの一構成要素として形成されている。
上記の如く構成されたヒンジアーム16を機能的に見た場合、第1フランジ部161の側壁部161Sがヒンジベース18に連結されて車両50側への連結部として機能する。一方、第4フランジ部164の頂壁部164Uがフード膨らみ部122Aに連結されてフード12側への連結部として機能する。すなわち、両機能を併有した部品がヒンジアーム16といえる。
[本実施の形態の作用並びに効果]
次に、本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10の作用並びに効果について説明する。
本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10では、フードヒンジ20のヒンジアーム16の複数箇所の固定部間(第1結合部164Aと第2結合部164Bとの間)及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に脆弱部164Vが配設されている。この脆弱部164Vの剛性は車両上下方向であって車体上方側からの衝突荷重F1に対して他の部位よりも低く設定される。このため、フード12の後部側とヒンジアーム16との固定部に衝突荷重F1が加わると、脆弱部164Vには衝突荷重F1に応じた塑性変形を生じさせることができると共に、フード12の後部側には所期の十分な塑性変形を生じさせることができるので、効率良く衝突エネルギを吸収することができる。第1結合部164Aと後端膨らみ部122Aとが取付ボルト24により締結され、第2結合部164Bと後端膨らみ部122Aとが取付ボルト24により締結されているので、本来的にはヒンジアーム16の頂壁部164Uの固定部間及びその隣接部には張力が作用する。本実施の形態では、このような張力が作用する箇所に脆弱部164Vが配設されているので、特に頂壁部164Uは衝突荷重F1による塑性変形を生じ易い。従って、脆弱部164Vにより後端膨らみ部122Aに塑性変形を生じさせ易くすることができる。
一方、ヒンジアーム16の他の部位、例えば図7に示す前面衝突によって生じる荷重F2が作用する部位は脆弱部164Vよりも高い剛性を有する。荷重F2は、車両前後方向の車体前方側から車両後方側に作用する荷重や、車両上下方向の車両下方側から車両上方側に作用する荷重である。荷重F2が作用する方向に対して、第4フランジ部164の側壁部164Sの面方向が一致されている。この荷重F2に対する剛性が高いと、フードヒンジ20の建付け剛性、フード12の開閉耐久性能、衝突性能等を高めることができる。更に、脆弱部164Vは、頂壁部164Uの固定部間及びその車両幅方向の隣接部に単に長孔164E、凹形ビード164F、切欠部164I等を配置するだけなので、簡易に脆弱部164Vを製作することができる。
従って、本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10は、簡易な構成により建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができる。
また、本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10では、ヒンジアーム16の他の部位の幅寸法に対して脆弱部164Vの実効幅寸法が小さく設定されており、この脆弱部164Vの実効幅寸法を調整することにより、簡易に脆弱部164Vを形成することができる。従って、車両用フードヒンジ構造10は、より簡易な構成により建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができる。
また、本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10では、車両前後方向を長手方向として形成された長孔164Eによりヒンジアーム16に脆弱部164Vを形成することができる。長孔164Eが形成されると、ヒンジアーム16の実効幅寸法が部分的に小さくなるので、簡易に脆弱部164Vを形成することができる。更に、ヒンジアーム16の頂壁部164Uに車両平面視における円弧形、側壁部164Sに切欠部164H、164I等を形成することにより、同様に簡易に脆弱部164Vを形成することができる。従って、車両用フードヒンジ構造10は、より簡易な構成により建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができる。
更に、本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10では、車両前後方向を長手方向としかつ車両幅方向を短手方向とするヒンジアーム16の頂壁部164Uに車両幅方向に沿って形成されると共に車両下方側に凹んだ凹形ビード164Fが脆弱部164Vとして形成される。フード12の後部側とヒンジアーム16との固定部に衝突荷重F1が加わると、脆弱部164Vの凹形ビード164Fに応力が集中してこの凹形ビード164Fを起点とする塑性変形が生じ易い。加えて、脆弱部164Vの長孔164Eによってヒンジアーム16の実効幅寸法が小さく調整された部分を起点とする塑性変形が生じ易い。また、凹形ビード164Fが形成されることによって、車両前後方向の複数箇所の固定部間の離間寸法(ピッチ)に対して、頂壁部164Uの同一方向の実際の長さが凹形ビード164Fの凹形状に沿って長くなる。換言すれば、固定部間には頂壁部164Uの車両前後方向の長さに凹形ビート164F分の余裕がある。このため、凹形ビード164F及びヒンジアーム16の実効幅寸法の小さく調整された部分を起点として、脆弱部164Vには衝突荷重F1に応じた塑性変形を車両上下方向の車両下方側に容易に生じさせることができると共に、フード12の後部側には所期の十分な塑性変形を車両下方側に容易に生じさせることができる。従って、更に効率良く衝突エネルギを吸収することができる。従って、車両用フードヒンジ構造10は、簡易な構成により、より一層、建付け剛性等と歩行者保護性能とを両立させることができる。
(第2実施の形態)
次に、図8を用いて、本発明の第2実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造について説明する。なお、第2実施の形態並びにそれ以降の実施の形態において、第1実施の形態で説明した構成要素と同一機能を有する構成要素には同一符号を付し、この同一符号が付された構成要素の説明は重複するので省略する。
[フードヒンジの構成]
第2実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10のフードヒンジ20では、図8に示すように、脆弱部164Vは第4フランジ部164の側壁部164Sに配設されると共に車両前後方向を長手方向として形成された長孔164Jを備えている。長孔164Jは、複数箇所の固定部間(第1結合部164Aと第2結合部164Bとの間)の車両幅方向の隣接部に配設されると共に、第1結合部164Aを横切る車両幅方向及び車両上下方向に延伸される仮想面よりも車両後方側を突出させている。つまり、長孔164Jは、固定部間の隣接部に形成されると共に更に第4フランジ部164の側壁部164Sにおいて車両前後方向の略全域に形成されている。この長孔164Jは側壁部164Sの車両上下方向の実効幅寸法を部分に小さく調整している。
なお、ヒンジアーム16の第4フランジ部164において、側壁部164Sの車両下方側に配設された切欠部164H、164Iのそれぞれは前述の第1実施の形態に係る切欠部164H、164Iのそれぞれと同一の構成要素である。
[本実施の形態の作用並びに効果]
本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10では、フードヒンジ20のヒンジアーム16に長孔164Jを有する脆弱部164Vが配設されている。このため、前述の第1実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10により得られる作用並びに効果と同様の作用並びに効果を得ることができる。
(第3実施の形態)
次に、図9を用いて、本発明の第3実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造について説明する。
[フードヒンジの構成]
第3実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10のフードヒンジ20では、図9に示すように、脆弱部164Vは第4フランジ部164の側壁部164Sに配設されると共に車両前後方向を長手方向として形成された切欠部164Kを備えている。切欠部164Kは、複数箇所の結合部間の車両幅方向の隣接部であって、第2結合部164Bを横切る車両幅方向及び車両上下方向に延伸される仮想面よりも車両前方側を突出させて側壁部164Sの端部まで延設し、第1結合部164Aを横切る車両幅方向及び車両上下方向に延伸される仮想面と同一位置まで車両後方側を延設させている。つまり、切欠部164Kは側壁部164Sの車両上下方向の中間部から車両下方側の略全域を切取った形状を有する。切欠部164Kは側壁部164Sの車両上下方向の実効幅寸法を部分に小さく調整している。
[本実施の形態の作用並びに効果]
本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10では、フードヒンジ20のヒンジアーム16に切欠部164Kを有する脆弱部164Vが配設されている。このため、前述の第1実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10により得られる作用並びに効果と同様の作用並びに効果を得ることができる。
(第4実施の形態)
次に、図10を用いて、本発明の第4実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造について説明する。
[フードヒンジの構成]
第4実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10のフードヒンジ20では、図10に示すように、脆弱部164Vは第4フランジ部164の頂壁部164U及び側壁部164Sに配設されると共に車両前後方向を長手方向として形成された切欠部164Mを備えている。切欠部164Mは、複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部に配設されると共に、頂壁部164Uの車両幅方向の全域並びに側壁部164Sの車両上下方向の上端部から中間部まで配設されている。つまり、切欠部164Mは頂壁部164U及び側壁部164Sの一部を切取った形状を有する。切欠部164Mは、頂壁部164Uの車両幅方向の寸法を皆無にすると共に側壁部164Sの車両上下方向の実効幅寸法を部分に小さくしており、第4フランジ部164の車両幅方向及び車両上下方向を含む実効幅寸法を小さく調整している。
また、第4フランジ部164の側壁部164Sの車両上下方向の下部には、車両前後方向に沿って形成されると共に、車両幅方向の外側に凹んだ凹形ビード164Nが配設されている。凹形ビード164Nは、複数箇所の結合部間の車両幅方向の隣接部に配設されると共に、第2結合部164Bを横切る車両幅方向及び車両上下方向に延伸される仮想面と同一位置まで車両前方側を延設し、第1結合部164Aを横切る車両幅方向及び車両上下方向に延伸される仮想面よりも車両後方側を突出させている。この凹形ビード164Nは、衝突荷重F1に対して塑性変形を生じ易くなっており、脆弱部164Vの一部として構成されている。
[本実施の形態の作用並びに効果]
本実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10では、フードヒンジ20のヒンジアーム16に切欠部164Mを有する脆弱部164Vが配設されている。また、ヒンジアーム16に凹形ビード164Nを有する脆弱部164Vが配設されている。このため、前述の第1実施の形態に係る車両用フードヒンジ構造10により得られる作用並びに効果と同様の作用並びに効果を得ることができる。
(上記実施の形態の補足説明)
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本発明は以下の変形例が含まれる。
例えば、上記した実施の形態では、フード12とヒンジアーム16との固定部が第1結合部164A及び第2結合部164Bの2箇所であったが、これに限らず、本発明は3箇所以上の結合部を備えてもよい。例えばヒンジアームの車両前後方向に互いに間を開けて3箇所の固定部が配設された場合、本発明では、車両前方側の固定部と中間の固定部との間及びその車両幅方向の隣接部、又は中間の固定部と車両後方側の固定部との間及びその車両幅方向の隣接部、又は車両前方側の固定部と車両後方側の固定部との間及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に脆弱部が配設される。
10 車両用フードヒンジ構造
12 フード
122A 後端膨らみ部
16 ヒンジアーム
164A 第1結合部
164B 第2結合部
164E、164J 長孔
164F、164G、164N 凹形ビード
164I、164H、164K、164M 切欠部
164S 側壁部
164U 頂壁部
164V 脆弱部
18 ヒンジベース
20 フードヒンジ
22 回動軸
24 取付ボルト
50 車体

Claims (4)

  1. 車体のフード後部側において車体本体に固定されたヒンジベースと、
    一端部が前記ヒンジベースに回動可能に支持されると共に、他端部が車両前後方向に間隔をあけて設定された複数箇所の固定部によって前記フード後部側に固定されたヒンジアームと、
    前記ヒンジアームの前記複数箇所の固定部間及びその車両幅方向の隣接部の少なくとも一方に配設され、車両上下方向に対する剛性が他の部位よりも低く設定された脆弱部と、
    を備えた車両用フードヒンジ構造。
  2. 前記脆弱部の車両前後方向と交差する方向の実効幅寸法がそれと同一方向の前記他の部位の幅寸法に対して小さい請求項1に記載の車両用フードヒンジ構造。
  3. 前記脆弱部は、車両前後方向を長手方向として形成された長孔若しくは車両前後方向を長手方向として形成された切欠部、又は前記長孔及び前記切欠部の双方を備えた請求項1又は請求項2に記載の車両用フードヒンジ構造。
  4. 前記ヒンジアームは、車両前後方向を長手方向としかつ車両幅方向を短手方向とする頂壁部を備え、
    前記脆弱部は、車両前後方向を長手方向として形成された長孔と、前記頂壁部に車両幅方向に沿って形成されると共に車両下方側に凹んだ凹形ビードとを備えた請求項1又は請求項2に記載の車両用フードヒンジ構造。
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