JP2013146905A - タイヤ形成用の剛性中子 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気性能を維持しながら、排気溝内へのゴムの流入を抑える。
【解決手段】中子本体は、周方向に分割される複数の中子セグメントからなり、周方向で隣り合う中子セグメントの少なくとも一方の合わせ面に、一端がコア側タイヤ成形面で開口する開口端を有する排気溝を凹設する。排気溝は、開口端がコア側トレッド成形面部で開口するトレッド排気溝、及び/又はコア側サイド成形面部で開口するサイド排気溝からなり、トレッド排気溝は、開口端からタイヤ半径方向線に対して角度θ1で傾斜してのびる傾斜溝部を有し、かつ前記サイド排気溝は、前記開口端からタイヤ軸方向線に対して角度θ2で傾斜してのびる傾斜溝部を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、中子セグメントの合わせ面に排気溝を形成したタイヤ形成用の剛性中子に関する。
近年、タイヤの形成精度を高めるため、剛性中子を用いたタイヤ形成方法(以下、中子工法という場合がある。)が提案されている(例えば特許文献1、2参照。)。前記剛性中子は、加硫済みタイヤのタイヤ内腔面の形状に合った外形形状を有する中子本体を具え、この中子本体上でタイヤ構成部材を順次貼り付けることにより、生タイヤが形成される。そしてこの生タイヤを、剛性中子ごと加硫金型内に投入することにより、内型である中子本体と外型である加硫金型との間に挟まれて、生タイヤが加硫成形される。
図7(A)に示すように、前記中子本体aでは、加硫成形後にタイヤから分解して取り外せるよう、周方向に分割される複数の中子セグメントcによって構成されている。各中子セグメントcは、その周方向両端面を合わせ面csとし、周方向で隣り合う合わせ面cs、cs同士を互いに付き合わすことにより、前記中子本体aが環状に形成される。
ここで、前記中子工法では、タイヤ形成精度をより高めるために、加硫成型時に、中子本体aと生タイヤとの間の空気を排出することが望まれる。そのため、本発明者は、図7(B)に示すように、中子セグメントcの前記合わせ面csの少なくとも一方に、排気溝dを凹設することを提案した。
しかし前記排気溝dには、空気だけでなくゴムも流入し、例えば、排気溝dの断面容積が大きい場合には、流入したゴムは太く丈夫であるため、排気溝d壁面と焼け付いても千切れ難く、加硫後、前記ゴムは、排気溝d壁面には付着しないでタイヤと一体に取り出すことができる。しかし、このゴム(スピュー)は太く大きいため、タイヤ振動の発生原因となりうる。
逆に、排気溝dの断面容積が小さい場合には、流入したゴムは薄く弱いため、排気溝d壁面に焼け付いて千切れ易くなる。そのため、加硫後、千切れたゴムが排気溝d壁面に付着する傾向となり、加硫回数の増加とともに付着量が増し、前記排気溝dを塞いで排気性能を損ねたり、又千切れたゴム片が合わせ面cs、cs間に入り込み、中子本体aの真円性を損ねるなどタイヤ形成精度を損ねるという問題を招く。又これを防止するため、中子セグメントcの頻繁な清掃が必要になるが、そのためにタイヤの生産効率を低下させることとなる。
従って、排気溝dでは、断面容積をできるだけ小さくしてゴムの流入を抑えることが望まれるが、その場合、排気性能が低下してタイヤに空気溜まりによる変形を招くなど、充分満足する効果を得るに至っていない。
なお前記特許文献1には、各中子セグメントを、タイヤ軸方向両側の側セグメント片と、その間の中間セグメント片とにさらに分割するとともに、分割面間に、空気を排気させる排気路を形成することが提案されている。この場合、前記側セグメント片と中間セグメント片との間がボルトによって一体に連結されるが、大きな熱膨張が繰り返し発生するため連結部の強度が充分でなくなり、中子セグメントの耐久性を低下させるという問題がある。又排気路内へのゴムの流入については、依然、考慮がなされていない。
特開2011−161896号公報 特開2011−167979号公報
そこで本発明は、合わせ面に凹設される排気溝における開口端側の溝部分の傾斜の向きを工夫することを基本として、排気溝の断面容積をある程度確保して充分な排気性能を維持しながら、排気溝内へのゴムの流入を抑えることができ、ゴムの流入に起因する前記問題点を解決しうるタイヤ形成用の剛性中子を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、生タイヤを形成するコア側タイヤ成形面を外表面に有する環状の中子本体を具え、かつ生タイヤごと加硫金型内に投入されることにより、該加硫金型と中子本体との間で前記生タイヤを加硫成形する剛性中子であって、
前記加硫金型は、タイヤ半径方向内方に押し付けることによりタイヤのトレッド外表面を成形する金型側トレッド成形面部を有し、タイヤ半径方向内外に移動可能なトレッドモールドと、
タイヤ軸方向内方に押し付けることによりタイヤのサイド外表面を成形する金型側サイド成形面部を有し、タイヤ軸方向内外に移動可能なサイドモールドとを具え、
前記コア側タイヤ成形面は、前記金型側トレッド成形面部と金型側サイド成形面部との境界位置を通って前記コア側タイヤ成形面と直交する向きにのびる法線により、該法線間のコア側トレッド成形面部と、法線よりも外側のコア側サイド成形面部とに区分される一方、
前記中子本体は、周方向に分割される複数の中子セグメントからなり、
かつ各中子セグメントは、その周方向両端面を合わせ面として、周方向で隣り合う合わせ面同士を互いに付き合わすことにより前記中子本体を形成するとともに、
前記周方向で隣り合う合わせ面の少なくとも一方の合わせ面上に、一端がコア側タイヤ成形面で開口する開口端を有しかつ前記コア側タイヤ成形面と生タイヤとの間の空気を中子本体の内側に排気する少なくとも1本の排気溝が凹設され、
しかも前記排気溝は、前記開口端が前記コア側トレッド成形面部で開口するトレッド排気溝、及び/又はコア側サイド成形面部で開口するサイド排気溝からなるとともに、
前記トレッド排気溝は、前記開口端からタイヤ半径方向線に対して角度θ1で傾斜してのびる傾斜溝部を有し、かつ前記サイド排気溝は、前記開口端からタイヤ軸方向線に対して角度θ2で傾斜してのびる傾斜溝部を有することを特徴としている。
また請求項2では、前記トレッド排気溝の角度θ1、及びサイド排気溝の角度θ2は、それぞれ30〜80°の範囲であることを特徴としている。
また請求項3では、前記排気溝は、前記トレッド排気溝とサイド排気溝とからなり、かつ前記トレッド排気溝は、開口端がタイヤ赤道位置に配される赤道位置のトレッド排気溝を含むとともに、前記サイド排気溝は、開口端が、コア側サイド成形面部のタイヤ軸方向最大幅位置に配される最大幅位置のサイド排気溝を含むことを特徴としている。
また請求項4では、前記排気溝は、その長さ方向と直角な溝断面積が0.03mm以下であることを特徴としている。
本発明は叙上の如く、周方向で隣り合う中子セグメントの合わせ面の少なくとも一方に、排気溝を凹設している。この排気溝は、コア側トレッド成形面部に開口端を有するトレッド排気溝、及び/又はコア側サイド成形面部に開口端を有するサイド排気溝からなる。そして、前記トレッド排気溝では、その開口端からタイヤ半径方向線に対して角度θ1で傾斜してのびる傾斜溝部を有し、かつ前記サイド排気溝では、その開口端からタイヤ軸方向線に対して角度θ2で傾斜してのびる傾斜溝部を有して形成される。
ここで、加硫金型は、タイヤ半径方向内外に移動可能なトレッドモールドと、タイヤ軸方向内外に移動可能なサイドモールドとを含んで構成される。そして加硫成形時、生タイヤのゴムは、トレッドモールドと当接する部分では、このトレッドモールドによってタイヤ半径方向内方に強く押し付けられる。そのため、もし前記トレッド排気溝の開口端側が、タイヤ半径方向に沿ってのびる場合には、前記トレッドモールドによる強い押し付け力の向きと一致するため、ゴムが排気溝内に流入しやすくなる。同様に、生タイヤのゴムは、サイドモールドと当接する部分では、このサイドモールドによってタイヤ軸方向内方に強く押し付けられる。そのため、もし前記サイド排気溝の開口端側が、タイヤ軸方向に沿ってのびる場合には、前記サイドモールドによる強い押し付け力の向きと一致するため、ゴムが排気溝内に流入しやすくなる。
しかし本発明では、前記トレッド排気溝及びサイド排気溝の開口端側が、それぞれ前記角度θ1、θ2で傾斜する。即ち、開口端側が、強い押し付け力とは異なる向きにのびるため、空気の流入は阻害することなく、ゴムの流入のみを抑制することができる。これは、ゴムの粘度が、空気に比してはるかに高いためであり、前記排気溝の開口端側を、強い押し付け力の加わる向きと相違させることにより、その向きの相違が抵抗となり、粘度の高いゴムの流入を抑制することができる。又粘度の低い空気に対しては抵抗とはならず、その流入を阻害しないため、排気性能を有効に発揮することができる。
その結果、排気溝の壁面に付着するゴム量が加硫回数の増加とともに増加して排気溝を塞ぐなどの排気不良を抑制しうるとともに、前記付着したゴムが千切れて合わせ面間に入り込んで中子本体の真円性を損ねることも抑制することができる。又中間セグメント片の頻繁な清掃が不要となるため、長時間の連続生産が可能となる。しかも、製品タイヤの内面に太いスピューも発生しないため、タイヤ品質を高く維持することができる。
本発明の剛性中子の一実施例の使用状態を示す断面図である。 (A)、(B)は中子本体の斜視図、及び側面図である。 (A)、(B)は中子セグメントの合わせ面を、排気溝とともに示す斜視図、及び正面図である。 (A)〜(D)は排気溝の断面形状を例示する断面図である。 (A)、(B)は、中子セグメントの他の実施例を示す斜視図、及び正面図である。 (A)、(B)は、中子セグメントのさらに他の実施例を示す斜視図、及び正面図である。 (A)は従来の中子本体を示す側面図、(B)は本発明以外の排気溝を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の剛性中子1は、外表面にコア側タイヤ成形面2Sを有する環状の中子本体2を具える。そして、このコア側タイヤ成形面2S上に、カーカスプライ、ベルトプライ、サイドウォールゴム、トレッドゴム等の周知のタイヤ構成部材を順次貼り付けることにより、仕上がりタイヤとほぼ同形状の生タイヤTが形成される。
又前記生タイヤTを、剛性中子1ごと加硫金型20内に投入し、内型である中子本体2と外型である加硫金型20との間で前記生タイヤTを加熱加圧することで加硫成形が行われる。
前記加硫金型20は、従来的な周知構造をなし、タイヤ半径方向内外に移動可能なトレッドモールド21と、タイヤ軸方向内外に移動可能なサイドモールド22、22とを含んで構成される。前記トレッドモールド21は金型側トレッド成形面部21Sを有し、この金型側トレッド成形面部21Sを、タイヤ半径方向内方に向かって押し付けることにより、タイヤTのトレッド外表面Taが成形される。又前記サイドモールド22は金型側サイド成形面部22Sを有し、この金型側サイド成形面部22Sをタイヤ軸方向内方に向かって押し付けることによりタイヤTのサイド外表面Tbが成形される。
次に、前記剛性中子1は、環状の前記中子本体2と、その中心孔2Hに内挿される円筒状のコア3とを含んで構成されるが、前記中子本体2以外は、従来的な周知構造を採用できる。従って、以下に前記中子本体2のみ説明する。
前記中子本体2は、その外表面に、仕上がりタイヤの内面形状とほぼ同形状をなす前記コア側タイヤ成形面2Sを具える。このコア側タイヤ成形面2Sは、図1に示すように、前記金型側トレッド成形面部21Sと金型側サイド成形面部22Sとの境界位置Pを通って前記コア側タイヤ成形面2Sと直交する向きにのびる法線N、Nにより、該法線N、N間のコア側トレッド成形面部2Saと、法線Nよりも外側のコア側サイド成形面部2Sbとに仮想的に区分される。
又前記中子本体2は、本例では、その内部に例えば周方向に連続してのびる内腔部4を具えた中空状をなし、その内腔部4内に前記生タイヤTを内側加熱する例えば電気ヒータなどの加熱手段(図示しない。)を配置している。
又前記中子本体2は、図2(A)、(B)に示すように、周方向に分割される複数の中子セグメント5から形成される。各中子セグメント5は、その周方向両端面を合わせ面6とし、周方向で隣り合う合わせ面6、6同士を互いに付き合わすことにより環状の中子本体2が形成される。
本例では、前記中子セグメント5は、周方向に交互に配される第1、第2の中子セグメント5A、5Bから構成される。前記第1の中子セグメント5Aは、周方向両端の合わせ面6が、半径方向内方に向かって周方向巾が減じる向きに傾斜している。これに対して第2の中子セグメント5Bは、周方向両端の合わせ面6が、半径方向内方に向かって周方向巾が増す向きに傾斜している。これにより、前記第2の中子セグメント5Bから順に半径方向内側に移動でき、加硫成形後、仕上がりタイヤTのビード孔から順次取り出すことができる。なお前記コア3は、各中子セグメント5の半径方向内側への移動を阻止し、各中子セグメント5を一体連結させる。
そして本発明では、周方向で隣り合う合わせ面6、6の少なくとも一方の合わせ面6上に、図3(A)、(B)に示すように、少なくとも1本の排気溝11が凹設される。この排気溝11は、一端がコア側タイヤ成形面2Sで開口する開口端12を有し、前記コア側タイヤ成形面2Sと生タイヤTとの間の空気を中子本体2の内側に排気する。なお排気溝11の他端は、本例では外気に導通する前記内腔部4に連通している。
詳しくは、前記排気溝11は、前記開口端12が前記コア側トレッド成形面部2Saで開口するトレッド排気溝11A、及び/又はコア側サイド成形面部2Sbで開口するサイド排気溝11Bから構成される。
好ましくは、排気溝11が、トレッド排気溝11Aとサイド排気溝11Bとから形成され、しかも前記トレッド排気溝11Aが、その開口端12がタイヤ赤道Co位置に配される赤道位置のトレッド排気溝11Acを含み、又前記サイド排気溝11Bが、その開口端12が、コア側サイド成形面部2Sbのタイヤ軸方向最大幅位置Qに配される最大幅位置のサイド排気溝11Bqを含むことが望ましい。
本例では、前記排気溝11が、1本のトレッド排気溝11Aと、2本のサイド排気溝11Bとからなり、しかもこの1本のトレッド排気溝11Aが赤道位置のトレッド排気溝11Acとして形成され、又2本のサイド排気溝11Bがそれぞれ最大幅位置のサイド排気溝11Bqとして形成される場合が示されている。
ここで、前記トレッド排気溝11Aは、前記開口端12からタイヤ半径方向線に対して角度θ1で傾斜してのびる傾斜溝部13を有し、又前記サイド排気溝11Bは、前記開口端12からタイヤ軸方向線に対して角度θ2で傾斜してのびる傾斜溝部14を有する。
このように、トレッド排気溝11Aでは、その開口端12側に、トレッドモールド21による強い押し付け力の向きであるタイヤ半径方向に対して角度θ1で傾く傾斜溝部13を具える。そのため前記角度θ1が抵抗となって、高粘度であるゴムの流入を抑制することができる。同様に、サイド排気溝11Bでは、その開口端12側に、サイドモールド22による強い押し付け力の向きであるタイヤ軸方向に対して角度θ2で傾く傾斜溝部14を具える。そのため前記角度θ2が抵抗となって、高粘度であるゴムの流入を抑制することができる。
前記角度θ1、θ2は、それぞれ30〜80°の範囲であることが好ましく、30°未満では、抵抗が小さくなってゴム流入の抑制効果が充分達成されなくなる。逆に80°を超えると、コア側タイヤ成形面2Sと排気溝11との交わり部が剣先状となるなど、強度不足となって耐久性を低下させる恐れを招く。このような観点から、角度θ1、θ2の下限値は45°以上がより好ましく、上限値は70°以下がより好ましい。
なお排気溝11としては、本例のサイド排気溝11Bの如く、全長を傾斜溝部14のみで形成することもでき、又本例のトレッド排気溝11Aの如く、傾斜溝部13と、この傾斜溝部13に連なる継ぎ溝部15とからなる屈曲溝状に形成することもできる。なお継ぎ溝部15を形成する場合、特に規制されないが、中子本体2の内部(本例では内腔部4)に向かって最短距離で形成するのが好ましい。
又前記排気溝11の長さ方向と直角な溝断面形状としては、例えば、断面三角形状(図4(A))、断面四角形状(図4(B)、(C))、半円弧形状(図4(D))など種々な形状を採用することができるが、加工性の観点から断面三角形状が好ましい。なお断面三角形状の場合、正三角形よりも二等辺三角形状の方が、断面積同一の時、ゴムの流入が少なく好適であり、特に底辺m1を、開口側としかつ他の斜辺m2よりも短くするのがゴムの流入を安定して抑制する上で好ましい。又断面四角形状の場合、正方形よりも長方形の方が、断面積同一の時、ゴムの流入が少なく好適であり、特に短辺n1を開口側とすることが、ゴムの流入を安定して抑制する上で好ましい。
又傾斜溝部13、14によるゴム流入の抑制効果にも限界があり、溝断面積が大きすぎると、前記抑制効果が充分発揮されなくなる。そのため、溝断面積は0.03mmであるのが好ましい。又溝断面積が小さすぎると、高度な加工技術が必要となるとともに、排気性能の低下を招き、従ってその下限は0.02mm以上が好ましい。この時、断面形状における何れかの一辺の長さ(本例では斜辺m2、長辺n2の長さ)が0.1mm以上であるのが、好ましい。
なお前記排気溝11は、周方向で隣り合う合わせ面6のうちの少なくとも一方の合わせ面6に設ければよい。なお双方の合わせ面6に、排気溝11をそれぞれ形成する場合には、その開口端12の位置を互いに相違させるのが好ましい。
図5、6に、中子セグメントの他の実施例を示す。図5において、中子セグメント5の周方向両端の側面18が、その外周縁に沿う縁取り面部18Aと、この縁取り面部18Aに囲まれかつ該縁取り面部18Aからステップ状に凹む凹み面部18Bとからなる段付き面として形成される。この時、合わせ面6は、前記縁取り面部18Aによって構成され、この縁取り面部18Aに前記排気溝11が形成される。なお排気溝11の他端は、本例では、外気に導通する凹み面部18Bに連通される。
又図6において、中子セグメント5は、その周方向両端の側面18の全面が合わせ面6として形成される。なお排気溝11の他端は、本例では外気に導通する側面18の半径方向内側端18eに連通している。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、タイヤサイズ195/65R15の空気入りタイヤ形成用の中子本体を、表1の仕様に基づき試作した。そしてこの中子本体を用いて空気入りタイヤを形成した時の排気溝へのゴムの流れ込み状態、流れ込んだゴムが焼き付いて溝壁面に付着する焼き付き状態、焼き付きによる排気性能の低下に起因する空気溜まりの発生状態をそれぞれ評価した。
各中子本体は、アルミニウム(熱膨張率=23.1×10−6/度)にて形成され、かつ図2に示すように10個の中子セグメントに分割されている。又中子本体は、常温状態(20℃)にて生タイヤが形成されるとともに、加硫金型内では150℃の高温状態に加熱される。表1に記載以外は、実質的に同仕様である。テスト方法は下記のとおりであり、評価は、赤道位置のトレッド排気溝にて行われた。
(1)ゴムの流れ込み状態:
排気溝内へのゴムの流れ込みによってタイヤ側に生じるスピュー量(ゴム量)を比較するもので、加硫を1000回連続で行い、1回目、300回目、600回目、1000回目におけるスピュー量をそれぞれ数値化して評価した。数値は、大きいほど流れ込みが少なく良好であることを示す。
(2)焼き付き状態:
排気溝内に流れ込んだゴムが、焼き付いて溝壁面に付着するゴムの焼き付き量を比較するもので、加硫を1000回連続で行い、1回目、300回目、600回目、1000回目における焼き付き量をそれぞれ数値化して評価した。数値は、大きいほど焼き付き量が少なく良好である。
(3)空気溜まりの発生状態:
焼き付きによってゴムが溝壁面に付着し、排気性能が低下することに起因する空気溜まりの発生状況を比較するもので、加硫を1000回連続で行い、1回目、300回目、600回目、1000回目において、空気溜まりによって生じるタイヤの変形状態それぞれ数値化して評価した。数値は、大きいほど空気溜まりが少なく良好である。
Figure 2013146905
表1に示すように、実施例の剛性中子は、排気溝に所定角度の傾斜溝部を形成したため、排気溝内へのゴムの流れ込みを抑制することができ、タイヤへのスピューの発生、排気溝内でのゴムの焼き付き、及びそれによる排気溝の目詰まりなどを効果的に抑制しうるのが確認できる。又溝断面形状は、断面積が同じ時、図4(A)>図4(B)>図4(D)≧図4(C)の順で優れるのが確認できる。
1 剛性中子
2 中子本体
2S コア側タイヤ成形面
2Sa コア側トレッド成形面部
2Sb コア側サイド成形面部
5 中子セグメント
6 合わせ面
11 排気溝
11A トレッド排気溝
11Ac 赤道位置のトレッド排気溝
11B サイド排気溝
11Bq 最大幅位置のサイド排気溝
12 開口端
13、14 傾斜溝部
20 加硫金型
21S 金型側トレッド成形面部
21 トレッドモールド
22S 金型側サイド成形面部
22 サイドモールド
N 法線
P 境界位置
T 生タイヤ

Claims (4)

  1. 生タイヤを形成するコア側タイヤ成形面を外表面に有する環状の中子本体を具え、かつ生タイヤごと加硫金型内に投入されることにより、該加硫金型と中子本体との間で前記生タイヤを加硫成形する剛性中子であって、
    前記加硫金型は、タイヤ半径方向内方に押し付けることによりタイヤのトレッド外表面を成形する金型側トレッド成形面部を有し、タイヤ半径方向内外に移動可能なトレッドモールドと、
    タイヤ軸方向内方に押し付けることによりタイヤのサイド外表面を成形する金型側サイド成形面部を有し、タイヤ軸方向内外に移動可能なサイドモールドとを具え、
    前記コア側タイヤ成形面は、前記金型側トレッド成形面部と金型側サイド成形面部との境界位置を通って前記コア側タイヤ成形面と直交する向きにのびる法線により、該法線間のコア側トレッド成形面部と、法線よりも外側のコア側サイド成形面部とに区分される一方、
    前記中子本体は、周方向に分割される複数の中子セグメントからなり、
    かつ各中子セグメントは、その周方向両端面を合わせ面として、周方向で隣り合う合わせ面同士を互いに付き合わすことにより前記中子本体を形成するとともに、
    前記周方向で隣り合う合わせ面の少なくとも一方の合わせ面上に、一端がコア側タイヤ成形面で開口する開口端を有しかつ前記コア側タイヤ成形面と生タイヤとの間の空気を中子本体の内側に排気する少なくとも1本の排気溝が凹設され、
    しかも前記排気溝は、前記開口端が前記コア側トレッド成形面部で開口するトレッド排気溝、及び/又はコア側サイド成形面部で開口するサイド排気溝からなるとともに、
    前記トレッド排気溝は、前記開口端からタイヤ半径方向線に対して角度θ1で傾斜してのびる傾斜溝部を有し、かつ前記サイド排気溝は、前記開口端からタイヤ軸方向線に対して角度θ2で傾斜してのびる傾斜溝部を有することを特徴とするタイヤ形成用の剛性中子。
  2. 前記トレッド排気溝の角度θ1、及びサイド排気溝の角度θ2は、それぞれ30〜80°の範囲であることを特徴とする請求項1記載のタイヤ形成用の剛性中子。
  3. 前記排気溝は、前記トレッド排気溝とサイド排気溝とからなり、かつ
    前記トレッド排気溝は、開口端がタイヤ赤道位置に配される赤道位置のトレッド排気溝を含むとともに、
    前記サイド排気溝は、開口端が、コア側サイド成形面部のタイヤ軸方向最大幅位置に配される最大幅位置のサイド排気溝を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ形成用の剛性中子。
  4. 前記排気溝は、その長さ方向と直角な溝断面積が0.03mm以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤ形成用の剛性中子。
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