JP2013145037A - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールねじの転動体に、安定したグリスの供給ができるアクチュエータを提供する。
【解決手段】アクチュエータ10のスライダ60には、グリスを注入するための注入口66と、注入口66から注入されたグリスが通り、ボールねじナット80のねじ溝に通じるグリス通路(第1通路)が形成されている。グリス通路は、スライダ本体61に形成されたグリス通路67(第2通路)と、ボールねじナット80に形成されたグリス通路85(第3通路)と、スライダ本体61とボールねじナット80との間に形成されたグリス通路W(第4通路)とから構成されている。注入口66から注入されたグリスは、グリス通路67、85、Wを通り、ボールねじナット80とボールねじ軸50との間に配置されたボールに供給される。これにより、注入口66から、ボールに、直接、グリスを供給することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクチュエータに関する。
アクチュエータは、例えば、ボールねじが、モータの回転運動を、ボールねじナットの直線運動に変換する。ボールねじナットは、スライダの内部に固定されており、このボールねじナットの直線運動に伴って、スライダが、ベースに形成されたレールに沿って直線運動する。このようなアクチュエータにおいては、ボールねじ軸に対するスライダの円滑な移動のために、ボールねじのボールに、グリス等の潤滑剤が供給されている。供給された潤滑剤は、時間の経過とともに、徐々に減少していくことから、適宜、潤滑剤を補給することが必要となる。
例えば、特許文献1には、スライダの内部に、グリス充填空間が形成されたアクチュエータが開示されている。特許文献1に記載のアクチュエータにおいて、グリスが減少すると、グリスは、グリス充填空間に補給される。このグリス充填空間は、ボールねじ軸に沿って、ボールねじナットの両側に形成されている。このため、スライダの直線運動によって、グリス充填空間のグリスは、ボールねじナットに巻き込まれる。これにより、グリスは、ボールねじナットとボールねじ軸との間を転動するボールに供給される。
特開2001−41304号公報
特許文献1に記載のアクチュエータにおいて、グリスは、スライダが直線運動をすることにより、ボールねじナット本体の両端に取り付けられたエンドキャップの内側を潜って、ボールねじナットとボールねじ軸との間を転動するボールに供給される。そのため、ボールねじナットとボールねじ軸との間を転動するボール全体に、グリスが十分に行き届かないおそれがある。また、スライダの移動速度によっては、グリスの塗り斑が大きくなるおそれもある。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、ボールねじの転動体に、潤滑剤の安定した供給ができるアクチュエータを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明のアクチュエータは、
第1転動体が転動するボールねじを備えたアクチュエータであって、
第1ねじ溝が外周面に形成されたボールねじ軸と、
第2ねじ溝が内周面に形成されるとともに、前記第1転動体が通過する第1循環路が内部に形成され、前記ボールねじ軸の回転運動に伴って、直線運動する移動体と、
前記第1ねじ溝と前記第2ねじ溝とに挟まれつつ、前記第1ねじ溝と前記第2ねじ溝との間を転動し、転動した後に前記第1循環路を通過し、前記第1循環路を通過した後に、再び、前記第1ねじ溝と前記第2ねじ溝との間を転動する複数の第1転動体と、
を有し、
前記移動体には、潤滑剤を注入するための注入口と、前記注入口から注入された前記潤滑剤が通り、前記第2ねじ溝と前記第1循環路との少なくともいずれか一方に通じる第1通路とが、形成されていることを特徴とする。
前記移動体は、
前記ボールねじ軸の回転運動を、直線運動に変換するボールねじナットと、
前記ボールねじナットからの前記潤滑剤の流出を防止する流出防止部材と、
を有し、
前記流出防止部材は、前記ボールねじ軸に沿って、前記ボールねじナットの両側に配置されていてもよい。
前記流出防止部材は、前記ボールねじ軸の外径と同等の内径を有する円環状に形成されており、前記ボールねじ軸の外周面に嵌め込まれていてもよい。
前記流出防止部材は、前記ボールねじ軸の前記第1ねじ溝に螺合する第3ねじ溝が形成された内周面を有する円環状に形成されており、前記ボールねじ軸に螺合しつつ、嵌め込まれていてもよい。
前記流出防止部材は、前記ボールねじナットから離間して配置され、
前記流出防止部材と前記ボールねじナットとの間は、前記移動体の移動に伴って流出する潤滑剤を保持する潤滑剤保持空間から構成されていてもよい。
前記流出防止部材は、潤滑油を含んだ素材からなっていてもよい。
前記移動体は、前記ボールねじナットを内部に配置する移動体本体を有し、
前記移動体本体には、前記潤滑剤が通過する第2通路が形成され、
前記ボールねじナットには、前記潤滑剤が通過する第3通路が形成され、
前記移動体本体と、前記ボールねじナットとの間には、前記潤滑剤が通る第4通路が形成され、
前記移動体に形成された前記第1通路は、前記第2通路と、前記第3通路と、前記第4通路とから構成されていてもよい。
前記アクチュエータは、
複数の第2転動体と、
前記移動体を、前記第2転動体を介して移動可能に支持するとともに、前記ボールねじ軸に沿って第1溝部が形成された支持体をさらに有し、
前記移動体の内部には、前記第1溝部に対向する第2溝部と、転動体が通過する第2循環路とが、形成され、
前記第2転動体は、前記第1溝部と前記第2溝部とに挟まれつつ、前記第1溝部と前記第2溝部との間を転動し、転動した後に前記第2循環路を通過し、前記第2循環路を通過した後に、再び、前記第1溝部と前記第2溝部との間を転動してもよい。
前記移動体には、前記注入口から注入された前記潤滑剤が通り、前記第1溝部と前記第2循環路との少なくともいずれか一方に通じる第5通路が形成されていてもよい。
前記注入口は、前記第1通路を介して、前記第5通路に通じていてもよい。
前記第2循環路の少なくとも一部には、潤滑油を含んだ潤滑油含有部材が配置されていてもよい。
前記潤滑油含有部材は、貫通孔が形成された円筒形状に形成され、
前記第2転動体は、前記貫通孔を通過してもよい。
前記注入口は、前記移動体に2つ形成され、
前記移動体が運動する方向を挟んで、前記移動体の両側に形成されていてもよい。
本発明によれば、第2ねじ溝と、第1循環路との少なくともいずれか一方に通じる第1通路が、移動体に形成されている。これにより、第1通路を介して、ボールねじの第1転動体に、直接、潤滑剤を供給することができ、この結果、第1転動体に、潤滑剤の安定した供給ができる。
本発明に係るアクチュエータの斜視図である。 アクチュエータのYZ断面図である。 図2のIII−III線におけるXZ断面図である。 一部を分解したアクチュエータのXZ断面図である。 スライダ、ボール、及びレールを分解して示す斜視図である。 (A)は、スライダのYZ断面図である。(B)は、(A)のB−B線におけるXY断面図である。 (A)は、スライダ本体の斜視図である。(B)は、(A)のB−B線におけるXZ断面図である。 (C)は、図7(B)のC−C線におけるYZ断面図である。(D)は、図7(B)のD−D線におけるXY断面図である。 ボールねじナット、ボール、及びボールねじ軸を分解して示す側面図である。 (A)ボールねじナットの斜視図である。(B)は、ボールねじナットのYZ断面図である。(C)は、(B)のC−C線におけるXZ断面図である。 ボールねじナットへの、ボールねじ軸等の取り付けを説明するためのYZ断面図である。 (A)は、スライダ本体、カラー、ボールねじナット等を分解して示すYZ断面図である。(B)は、スライダに形成されたグリス通路を説明するための模式図である。 (A)は、スライダ本体への、カラー、ボールねじナット等の取り付けを説明するためのYZ断面図である。(B)は、(A)の部分拡大図である。(C)は、(A)の部分拡大図である。 (A)は、潤滑パイプ、ガイドパイプ、リターンキャップ等の斜視図である。(B)は、潤滑パイプ、ガイドパイプ、リターンキャップのXY断面図である。 レールへの、スライダの取り付けを説明するためのXY断面図である。 (A)は、アクチュエータの動作を説明するためのYZ断面図(その1)である。(B)は、アクチュエータの動作を説明するためのYZ断面図(その2)である。(C)は、アクチュエータの動作を説明するためのYZ断面図(その3)である。 (A)は、グリスの注入方法を説明するためのXZ断面図である。(B)は、グリス通路におけるグリスの流れ方を説明するための模式図である。 (A)は、グリスの注入方法を説明するためのXY断面図(その1)である。(B)は、グリスの注入方法を説明するためのXY断面図(その2)である。 スライダの変形例である。 (A)は、ボールねじナットの変形例(その1)である。(B)は、ボールねじナットの変形例(その2)である。 (A)は、スライダ本体等の変形例(その1)である。(B)は、スライダ本体等の変形例(その2)である。
以下、本発明の第1実施形態に係るアクチュエータ10について、図を参照しながら説明する。なお、理解を容易にするため、XYZ座標を設定し、適宜参照する。
アクチュエータ10は、図1に示すように、Y軸方向に往復移動するスライダ60を有するアクチュエータである。アクチュエータ10は、モータユニット20と、ハウジング30と、ベアリングユニット40と、ボールねじ軸50と、スライダ60とを有している。また、アクチュエータ10の先端(−Y側の端部)には、キャップ11が取り付けられている。キャップ11は、複数のボルトやねじ等によって、ハウジング30に固定されている。
モータユニット20は、図2に示すように、モータ21と、モータ21を収納するケースと、ケーブルとを有する。
モータ21は、例えば、ACサーボモータであり、出力軸22、ロータ、ステータ、エンコーダ、減速器等を有している。モータ21には、ケーブルを介して電源からの電力が供給される。モータ21に電力が供給されることによって、モータ21のロータが回転する。なお、このロータの回転運動は、例えば、減速器によって所定の減速比で減速され、出力軸22に出力されてもよい。また、本実施形態においては、モータ21は、ACサーボモータであるが、モータの種類は、任意であり、これに限られない。例えば、モータ21は、ステッピングモータ等であってもよい。
ハウジング30は、図3及び図4に示すように、スライダ60をY軸方向に移動可能に支持するレール31と、スライダ60の上部を覆う上面(+Z側の面)カバー37と、スライダ60の側面(+X側の面及び−X側の面)を覆う一対の側面のカバー38とを有する。
レール31は、Y軸方向を長手方向とする板状のベース32と、このベース32の+X側及び−X側に形成された側壁33、34とを有する。レール31は、例えば、アルミニウムを押出成形することによって形成される。レール31には、側壁33の−X側の面及び側壁34の+X側の面には、凹部33a、34aがそれぞれ形成されている。この凹部33a、34aには、Y軸方向を長手方向とする略直方体に形成された鋼製部材35、36が取り付けられている。鋼製部材35の−X側の面及び鋼製部材36の+X側の面には、溝部35a、36aがそれぞれ形成されている。溝部35a、36aの内面は、略湾曲面として構成されている。
ベアリングユニット40は、図2に示すように、ハウジング30の+Y側の端部に、ボルト等によって固定されている。ベアリングユニット40は、ベアリングハウジング41と、ベアリング42と、押さえ部材43とを有している。ベアリングハウジング41には、Y軸方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔には、ベアリング42が、−Y側から嵌め込まれ、押さえ部材43によって固定される。ベアリング42は、ボールねじ軸50を回転可能に支持する。
ボールねじ軸50は、外周に螺旋状のねじ溝51aが形成されたボールねじ軸本体51と、ボールねじ軸本体51の+Y側の端部に形成された小径部52とを有している。小径部52は、その径がボールねじ軸本体51の径よりも小さく形成されている。この小径部52は、モータ21の出力軸22に連結される。小径部52と、モータ21の出力軸22とが連結されることにより、ボールねじ軸50は、出力軸22とともに回転する。
スライダ60は、図5に示すように、複数のボール39(転動体)を介して、ハウジング30のレール31に支持されている。このボール39の転動により、スライダ60は、レール31に沿って、+Y方向及び−Y方向の双方向に移動する。スライダ60は、図6(A)に示すように、スライダ本体61と、ボールねじナット80と、カラー90、91と、ボールねじナット80を固定する固定部材92とを有している。また、図6(B)に示すように、潤滑パイプ94と、ガイドパイプ95と、リターンキャップ96とを有している。
スライダ本体61は、図7(A)に示すように、略直方体の部材で、例えば、アルミニウムを押出成形することによって形成される。スライダ本体61の上面(+Z側の面)と、側面(+X側の面及び−X側の面)とからなるコーナー部分近傍には、+Z方向に突出する取付部62が形成されている。取付部62の上面には、複数のねじ孔が形成されている。これらのねじ孔に挿入されたボルトやねじによって、ロボットアームや他のアクチュエータなどの移動対象機器が固定される。
また、スライダ本体61には、図7(B)に示すように、ボールねじナット80等を収納するための貫通孔63と、潤滑パイプ94等を収納するための一対の貫通孔64、65が形成されている。
貫通孔63は、図8(C)に示すように、Y軸方向に貫通して形成されている。また、貫通孔63は、丸孔形状の小径部63aと、この小径部63aの+Y側に形成された中径部63bと、この中径部63bの+Y側に形成された大径部63cとから構成されている。また、大径部63cには、グリス循環溝63dが形成されている。貫通孔63の内径は、小径部63aの内径が最も小さく、大径部63cに形成されたグリス循環溝63dの内径が最も大きくなっている。貫通孔63の小径部63aは、内径が、ボールねじ軸本体51の外径よりもやや大きく形成されている。これにより、小径部63aの内周面と、ボールねじ軸本体51の外周面とは、非接触状態となる。また、貫通孔63の中径部63bには、カラー90が配置される。中径部63bは、カラー90を嵌め込むことができるように、カラー90の形状に対応した凹形状に形成されている。また、貫通孔63の大径部63cには、ボールねじナット80が配置される。
また、スライダ本体61の+X側の側面及び−X側の側面には、図7(B)に示すように、グリスを注入するための一対の注入口66が形成されている。注入口66は、ハウジング30のカバー37、38との間から露出するように形成されている(図1参照)。この注入口66は、スライダ本体61内に形成されたグリス通路67を介して、貫通孔63に通じている。詳しくは、注入口66は、グリス通路67を介して、貫通孔63の大径部63cに形成されたグリス循環溝63dに通じている。このグリス通路67は、X軸方向に貫通して形成される。また、注入口66には、逆止弁が取り付けられている。この逆止弁により、注入されたグリスが、注入口66から逆流するのを防ぐ。
貫通孔64、65は、図8(D)に示すように、Y軸方向に貫通して形成されている。貫通孔64、65は、転動したボール39が通過する循環路として用いられる。この貫通孔64、65は、図7(B)に示すように、スライダ本体61内にグリス通路68を介して、貫通孔63に通じている。詳しくは、貫通孔64、65は、グリス通路68を介して、貫通孔63の大径部63cに形成されたグリス循環溝63dに通じている。グリス通路68は、X軸方向に貫通して形成される。
また、スライダ本体61の上面には、図7(A)に示すように、樹脂からなるシート69が、ボルトやねじによって、取り付けられている。このシート69は、スライダ本体61の上部を覆うカバー37が撓んだ場合に、このカバー37とスライダ本体61とが接触することを防ぐ。
また、スライダ本体61の+X側の側面及び−X側の側面には、図7(A)及び(B)に示すように、凹部61a、61bがそれぞれ形成されている。凹部61a、61bは、Y軸方向に沿って形成されている。この凹部61a、61bには、Y軸方向を長手方向とする略直方体に形成された鋼製部材70、71が取り付けられている。鋼製部材70の+X側の面及び鋼製部材71の−X側の面には、溝部70a、71aがそれぞれ形成されている。溝部70a、71aの内面は、略湾曲面として構成されている。また、溝部70a、71aには、X軸方向に貫通して形成された孔部70b、71bが形成されている。
ボールねじナット80は、図9に示すように、複数のボール59(転動体)を介して、ボールねじ軸50に取り付けられている。そして、ボールねじ軸50の回転運動に伴って、Y軸方向に沿って直線運動をする。ボールねじナット80は、図10(A)に示すように、ナット本体81と、ナット本体81に固定されたエンドキャップ86、87とを有している。
ナット本体81は、図10(B)に示すように、貫通孔が形成された略円筒形状の部材である。ナット本体81は、円筒部82と、円筒部82の+Y側の端部に形成されたフランジ部83とから構成される。ナット本体81の円筒部82は、外径が、スライダ本体61の貫通孔63の大径部63cの内径と同等に形成されている。ナット本体81の円筒部82は、スライダ本体61の貫通孔63の大径部63cに嵌め込まれる。これにより、大径部63cに形成されたグリス循環溝63dの内周面と、ナット本体81の円筒部82の外周面とによって、グリス通路Wが形成される。
ナット本体81の貫通孔の内周面には螺旋状のねじ溝81aが形成されている。このねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間には、ボール59が配置される。また、ナット本体81には、ボール59が循環する循環路84が形成されている。循環路84は、Y軸方向を貫通して形成され、図10(C)に示すように、Y軸を中心とする円周に沿って等間隔に3箇所に形成されている。なお、本実施形態においては、循環路84は、3箇所に形成されているが、循環路84の形成数は、任意である。2つ以下であってもよいし、4つ以上であってもよい。また、ナット本体81には、径方向に貫通する2つのグリス通路85が、形成されている。グリス通路85は、ナット本体81の外周から、ナット本体81の貫通孔内に通じている。詳しくは、グリス通路85は、ナット本体81の外周から、ナット本体81の貫通孔内に形成されたねじ溝81aに通じている。グリス通路85は、ナット本体81のねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間に配置されるボール59に、グリスを供給するために用いられる。
エンドキャップ86、87は、図10(A)に示すように、ナット本体81の−Y側の端部及び+Y側の端部に、3本のボルトによって取り付けられている。エンドキャップ86、87には、図10(B)に示すように、ボール59が循環する循環路88、89が形成されている。循環路88、89は、円弧状の通路から構成されている。
上述のように構成されたボールねじナット80には、図11に示すように、ボール59を介して、ボールねじ軸50が挿入される。ボールねじ軸50が挿入されると、ボール59は、ナット本体81のねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間に挟まれる。ナット本体81のねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間で、ボール59が転動することにより、ボールねじナット80は、ボールねじ軸本体51に沿って、円滑に移動する。ボール59は、ナット本体81の循環路84と、エンドキャップ86、87の循環路88、89にも配置される。また、ボール59には、ボール59を円滑に転動させるためのグリスが供給される。
カラー90は、図12(A)及び図13(A)に示すように、ボールねじナット80の−Y側に配置され、ナット本体81のねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間に供給されたグリスの流出を防ぐ部材である。カラー90は、円環状に形成されている。そして、カラー90は、内径が、ボールねじ軸本体51の外径と同等になるように形成されている。また、カラー90は、オイルを含有する素材からなる。カラー90に用いられる素材は、例えば、ポリエチレン、ポリエステル等のポリマー素材である。
カラー91は、ボールねじナット80の+Y側に配置され、カラー90と同様に、ナット本体81のねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間に供給されたグリスの流出を防ぐ部材である。カラー91は、円環状に形成されている。そして、カラー91は、内径が、ボールねじ軸本体51の外径と同等になるように形成されている。また、カラー91は、カラー90と同様に、オイルを含有する素材からなる。カラー91に用いられる素材は、例えば、ポリエチレン、ポリエステル等のポリマー素材である。
固定部材92は、ボールねじナット80を、スライダ本体61に固定する部材である。固定部材92は、複数のボルトによって、スライダ本体61に固定される。また、固定部材92には、貫通孔93が形成されている。この貫通孔93は、丸孔形状の小径部93aと、小径部93aの−Y側に形成された中径部93bと、中径部93bの−Y側に形成された大径部93cとから構成されている。貫通孔93の内径は、小径部93aの内径が最も小さく、大径部93cの内径が最も大きくなっている。貫通孔93の小径部93aは、内径が、ボールねじ軸本体51の外径よりもやや大きく形成されている。これにより、小径部93aの内周面と、ボールねじ軸本体51の外周面とは、非接触状態となる。また、貫通孔93の中径部93bには、カラー91が配置される。中径部93bは、カラー91を嵌め込むことができるように、カラー91の形状に対応した凹形状に形成されている。また、貫通孔93の大径部93cには、ボールねじナット80のエンドキャップ87が挿入される。
次に、ボールねじナット80の取り付け方法について、図12及び図13を参照して説明する。
先ず、図12(A)及び図13(A)を参照するとわかるように、カラー90が、スライダ本体61に形成された貫通孔63の中径部63bに嵌め込まれる。次に、ボールねじナット80が、スライダ本体61に形成された貫通孔63の大径部63cに嵌め込まれる。ボールねじナット80が嵌め込まれると、ボールねじナット80のエンドキャップ86と、ナット本体81の円筒部82とが、スライダ本体61に形成された貫通孔63の大径部63c内に配置される。そして、ナット本体81のフランジ部83が、貫通孔63の+Y側の開口縁部に当接する。スライダ本体61に形成された貫通孔63の大径部63cは、図12(A)に示すように、Y軸方向の長さ(深さ)L1が、ナット本体81の円筒部82とエンドキャップ86とのY軸方向の長さL2よりも長く形成されている。このため、図13(B)に示すように、ボールねじナット80の−Y側に、空間R1が形成される。空間R1は、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間から流出したグリスを保持するために用いられる。
また、ボールねじナット80が嵌め込まれると、大径部63cに形成されたグリス循環溝63dの内周面と、ナット本体81の円筒部82の外周面とによって、グリス通路Wが形成される。グリス通路Wは、図12(B)に示すように、円環状に形成される。グリス通路Wが形成されることにより、スライダ本体61内に形成されたグリス通路67と、ナット本体81に形成されているグリス通路85とが、連通する。また、スライダ本体61内に形成されたグリス通路67と、グリス通路68とが連通する。
次に、図12(A)及び図13(A)を参照するとわかるように、カラー91が、固定部材92に形成された貫通孔93の中径部93bに嵌め込まれる。カラー91が嵌め込まれた固定部材92は、複数のボルトによって、スライダ本体61に固定される。固定部材92が、スライダ本体61に固定されると、ボールねじナット80のエンドキャップ87が、固定部材92に形成された貫通孔93の大径部93c内に配置される。そして、ナット本体81のフランジ部83が、固定部材92に形成された貫通孔93の−Y側の開口縁部に当接する。固定部材92に形成された貫通孔93の大径部93cは、図12(A)に示すように、Y軸方向の長さ(深さ)L3が、ボールねじナット80のエンドキャップ87とのY軸方向の長さL4よりも長く形成されている。このため、図13(C)に示すように、ボールねじナット80の+Y側に、空間R2が形成される。空間R2は、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間から流出したグリスを保持するために用いられる。
潤滑パイプ94は、図14(A)及び(B)に示すように、円筒形状に形成された部材である。潤滑パイプ94は、例えば、ポリマー樹脂を熱硬化させることにより形成される。潤滑パイプ94の孔は、ボール39が循環する循環路94aから構成されている。潤滑パイプ94は、スライダ本体61に形成された貫通孔64、65にそれぞれ挿入される。潤滑パイプ94の外径は、貫通孔64、65の内径よりもやや小さくなっており、これにより、潤滑パイプ94の外周と、貫通孔64、65の内周との間に、所定のクリアランスCが形成される。この潤滑パイプ94は、オイルを含有しており、この潤滑パイプ94をボール39が通過すると、ボール39にオイルが付着する。
ガイドパイプ95は、潤滑パイプ94と同等の外径及び内径に形成された円筒形状の部材である。ガイドパイプ95の孔は、ボール39が循環する循環路95aから構成されている。ガイドパイプ95は、スライダ本体61に形成された貫通孔64、65に挿入され、潤滑パイプ94の両側(+Y側及び−Y側)に配置される。ガイドパイプ95の外径も、潤滑パイプ94の外径と同様に、貫通孔64、65の内径よりもやや小さくなっており、これにより、ガイドパイプ95の外周と、貫通孔64、65の内周との間に、微小なクリアランスCが形成される。また、ガイドパイプ95の円筒壁には、ガイドパイプ95の外部と循環路95aとを連通させる孔95bが形成されている。ガイドパイプ95には、4つの孔95bが形成されている。
リターンキャップ96は、スライダ本体61の貫通孔64、65の開口を覆うように取り付けられている。リターンキャップ96は、2本のボルトによって固定されている。このリターンキャップ96の内部には、ボール39が、循環する循環路97が形成されている。循環路97は、略U字状に形成された通路から構成される。
上述のように構成されたスライダ60は、図5に示すように、複数のボール39を介して、ハウジング30のレール31に取り付けられる。スライダ60が取り付けられると、図15に示すように、ボール39は、スライダ本体61の側面に取り付けられた鋼製部材70、71の溝部70a、71aと、レール31に取り付けられた鋼製部材35、36の溝部35a、36aとの間に挟まれる。スライダ本体61の側面に取り付けられた鋼製部材70、71の溝部70a、71aと、レール31に取り付けられた鋼製部材35、36の溝部35a、36aとの間で、ボール39が転動することにより、スライダ60は、レール31に沿って、+Y方向及び−Y方向の双方向に円滑に移動する。ボール39は、潤滑パイプ94の循環路94a、ガイドパイプ95の循環路95a、リターンキャップ96の循環路97にも配置される。また、ボール39には、ボール39を円滑に転動させるためのグリスやオイルが供給される。
上述のように構成されたアクチュエータ10の動作について、図16、図11、図13、図15を用いて説明する。
先ず、モータユニット20のモータ21に電源が供給されることによって、図16(A)に示すように、モータ21の出力軸22が所定の方向に回転(正転)する。出力軸22が所定の方向に回転(正転)すると、出力軸22に接続されているボールねじ軸50も、出力軸22とともに回転(正転)する。
ボールねじ軸50が回転(正転)すると、図16(B)に示すように、ボールねじ軸50の回転運動に伴って、ボールねじナット80が、例えば、−Y方向に直線運動をする。
このとき、図11を参照するとわかるように、ナット本体81のねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間に挟まれたボール59は、ねじ溝81aの内周面、及びねじ溝51aの内周面に転がり接触しながら転動する。そして、ボール59は、ねじ溝81a及びねじ溝51aに沿って、+Y方向に移動していき、ねじ溝81aとねじ溝51aとの間から、+Y側のエンドキャップ87の循環路89に移動する。エンドキャップ87の循環路89に移動したボール59は、ナット本体81の循環路84と、−Y側のエンドキャップ86の循環路88とを通過する。そして、エンドキャップ86の循環路88から、再び、ねじ溝81aとねじ溝51aとの間に移動する。そして、ボール59は、ねじ溝81aの内周面、及びねじ溝51aの内周面に転がり接触しながら転動する。ボール59が転動することにより、ボールねじナット80は、−Y方向に円滑に直線運動をする。
また、ボールねじナット80は、−Y方向に直線運動をすると、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間から、グリスが流出する。グリスの流出は、図13(C)を参照するとわかるように、ボールねじナット80の+Y側に配置されたカラー91によって塞き止められる。これにより、グリスは、空間R2に保持される。
また、ボールねじナット80の−Y側に形成された空間R1に、グリスが保持されている場合には、図13(B)を参照するとわかるように、ボールねじナット80は、空間R1に保持されているグリスを巻き込みながら、−Y方向に移動する。これにより、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間にグリスが供給される。
また、カラー90は、潤滑油を含有する素材からなるため、潤滑油が、カラー90からしみ出されることで、ボールねじナット80は、空間R1に保持されているグリスに加えて、潤滑油を巻き込みながら、−Y方向に移動する。
ボールねじナット80が、−Y方向に移動すると、図16(B)に示すように、ボールねじナット80に固定されているスライダ本体61も、ボールねじナット80とともに−Y方向に移動をする。スライダ本体61は、レール31に沿って、−Y方向に移動する。
このとき、図15に示すように、スライダ本体61の側面に取り付けられた鋼製部材70、71の溝部70a、71aと、レール31に取り付けられた鋼製部材35、36の溝部35a、36aとの間に挟まれたボール39は、溝部70a、71aの内周面、及び溝部35a、36aの内周面に転がり接触しながら転動する。ボール39は、+Y方向に移動していき、溝部70a、71aと溝部35a、36aの間から、+Y側のリターンキャップ96の循環路97に移動する。+Y側のリターンキャップ96の循環路97に移動したボール39は、+Y側のガイドパイプ95の循環路95aと、潤滑パイプ94の循環路94aと、−Y側のガイドパイプ95の循環路95aと、−Y側のリターンキャップ96の循環路97とを、順番に通過していく。なお、潤滑パイプ94の循環路94aを通過すると、ボール39に、潤滑パイプ94からオイルが供給される。そして、−Y側のリターンキャップ96の循環路97から、再び、溝部70a、71aと溝部35a、36aとの間に移動する。そして、ボール39は、溝部70a、71aの内周面、及び溝部35a、36aの内周面に転がり接触しながら転動する。ボール39が転動することにより、スライダ60は、レール31に沿って、−Y方向に円滑に移動する。
以上により、スライダ60の−Y方向への移動が完了する。
次に、モータユニット20の出力軸22が所定の方向とは逆方向に回転(逆転)すると、出力軸22に接続されているボールねじ軸50は、出力軸22とともに逆転する。
ボールねじ軸50が逆転すると、図16(C)に示すように、ボールねじ軸50の回転運動に伴って、ボールねじナット80が、例えば、+Y方向に直線運動をする。
このとき、図11に示すように、ナット本体81のねじ溝81aと、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aとの間に挟まれたボール59は、ねじ溝81aの内周面、及びねじ溝51aの内周面に転がり接触しながら転動する。このため、ボールねじナット80は、+Y方向に円滑に直線運動をする。
また、ボールねじナット80は、+Y方向に直線運動をすると、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間から、グリスが流出する。グリスの流出は、図13(B)を参照するとわかるように、ボールねじナット80の−Y側に配置されたカラー90によって塞き止められる。これにより、グリスは、空間R1に保持される。
また、ボールねじナット80は、図13(C)を参照するとわかるように、空間R2に保持されているグリスを巻き込みながら、+Y方向に移動する。これにより、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間にグリスが供給される。
また、カラー91は、潤滑油を含有する素材からなるため、潤滑油が、カラー91からしみ出されることで、ボールねじナット80は、空間R2に保持されているグリスに加えて、潤滑油を巻き込みながら、+Y方向に移動する。
ボールねじナット80が、+Y方向に移動すると、図16(C)に示すように、ボールねじナット80に固定されているスライダ本体61も、ボールねじナット80とともに+Y方向に移動をする。スライダ本体61は、レール31に沿って、+Y方向に移動する。
このとき、図15に示すように、スライダ本体61の側面に取り付けられた鋼製部材70、71の溝部70a、71aと、レール31に取り付けられた鋼製部材35、36の溝部35a、36aとの間に挟まれたボール39は、溝部70a、71aの内周面、及び溝部35a、36aの内周面に転がり接触しながら転動する。このため、スライダ60は、レール31に沿って、+Y方向に円滑に移動する。
以上により、スライダ60の+Y方向への移動が完了し、スライダ60は、初期位置まで戻る。
次に、アクチュエータ10へのグリスの注入方法ついて、図17及び図18を用いて説明する。
アクチュエータ10にグリスを注入する場合には、アクチュエータ10のユーザは、図17(A)及び(B)に示すように、先ず、スライダ本体61に形成された注入口66に、グリスを注入する。注入口66からグリスが注入されると、グリスは、スライダ本体61に形成されたグリス通路67を流れる。そして、グリスは、スライダ本体61とナット本体81との間に形成されたグリス通路Wに移動する。グリス通路Wに移動したグリスは、さらに、ナット本体81に形成されたグリス通路85を通過して、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間に流入する。この結果、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間に配置されているボール59に、グリスが供給される。
また、スライダ本体61には、グリス通路68も形成されているため、グリス通路Wに移動したグリスは、このグリス通路68を通過して、スライダ本体61に形成された貫通孔64、65に移動する。貫通孔64、65に移動したグリスは、図18(A)及び(B)に示すように、潤滑パイプ94及びガイドパイプ95の外周と、貫通孔64、65の内周との間に形成されたクリアランスCを通過する。そして、グリスは、ガイドパイプ95に形成された孔95bから、ガイドパイプ95の循環路95aに流入する。この結果、循環路95aに配置されているボール39に、グリスが供給される。また、貫通孔64、65に移動したグリスは、鋼製部材70、71に形成された孔部70b、71bから、鋼製部材70,71の溝部70a、71aの内周面に流入する。この結果、溝部70a、71aに配置されているボール39に、グリスが供給される。
以上、説明したように、本実施形態に係るアクチュエータ10によれば、注入口66から、ナット本体81の貫通孔内に形成されたねじ溝81aに通じているグリス通路67、85、Wが、スライダ60に形成されている。これにより、注入口66から、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間を転動するボール59に、直接、グリスを供給することができる。結果的に、ボール59に、安定したグリスの供給ができるようになる。また、グリスの塗り斑等を生じにくくすることができる。
また、ボール59に、安定したグリスの供給ができるようになることから、ボールねじの安定した動作につながり、ひいては、アクチュエータ10の高寿命化に寄与することができる。
また、本実施形態に係るアクチュエータ10では、カラー90、91が、ボールねじ軸50に沿って、ボールねじナット80の−Y側及び+Y側に配置され、ボールねじナット80の−Y側及び+Y側には、空間R1、R2が形成されている。これにより、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間から、流出したグリスを保持することができる。
また、本実施形態に係るアクチュエータ10では、グリスを注入するための注入口66は、ハウジング30のカバー37とカバー38との間から露出している。これにより、カバー37、38等を取り外さなくとも、グリスの注入作業をすることができ、作業性が良好となる。また、グリスの注入作業を含む、アクチュエータ10のメンテナンス作業の工数を減らすことができる。
また、本実施形態に係るアクチュエータ10では、注入口66は、スライダ本体61の+X側の側面及び−X側の側面それぞれに形成されている。これにより、グリスを注入するための注入口66を、2つのうちから、適宜、選択できる。例えば、アクチュエータ10の設置状態によっては、スライダ本体61の+X側の側面近傍に、別の装置等が配置されて、スライダ本体61の+X側の側面に形成された注入口66から、グリスの注入作業がしづらい場合がある。この場合、スライダ本体61の−X側の側面に形成された注入口66から、グリスの注入作業を行うことができる。
また、本実施形態に係るアクチュエータ10では、グリス通路67、85、Wに加えて、グリス通路68が、スライダ60に形成されている。このグリス通路68は、注入口66から、スライダ本体61に形成された貫通孔64、65に通じている。これにより、注入口66から、貫通孔64、65内に配置されたボール39に、直接、グリスを供給することができる。結果的に、ボール39に、安定したグリスの供給ができるようになる。また、グリスの塗り斑等を生じにくくすることができる。
また、本実施形態に係るアクチュエータ10では、注入口66から、ナット本体81の貫通孔内に形成されたねじ溝81aと、スライダ本体61に形成された貫通孔64、65とに、それぞれ通じている。したがって、注入口66からグリスを注入することにより、ボールねじ軸50とボールねじナット80との間を転動するボール59と、貫通孔64、65内に配置されたボール39とのいずれにも、グリスを供給することができる。このため、アクチュエータ10へのグリスの注入回数を低減させることができ、作業性が良好となる。
また、本実施形態に係るアクチュエータ10では、鋼製部材70、71に孔部70b、71bが形成されている。この孔部70b、71bは、鋼製部材70、71の溝部70a、71aに通じている。これにより、注入口66から、スライダ60とレール31との間を転動するボール39にも、直接、グリスを供給することができる。そのため、ボール39に、安定したグリスの供給ができるようになる。また、グリスの塗り斑等を生じにくくすることができる。
また、カラー90、91は、潤滑油を含有する素材からなるため、潤滑油が、カラー90、91からしみ出されることで、ボール59に、潤滑油とグリスとの両方を供給することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、スライダ本体61と、ボールねじナット80とは、別体で構成されている。しかしながら、これに限らず、図19に示すように、スライダ本体と、ボールねじナットとが一体に構成されていてもよい。
また、本実施形態においては、ボールねじナット80に形成されたグリス通路85は、ねじ溝81aに通じている。しかしながら、これに限らず、図20(A)に示すように、グリス通路85は、ボールねじナット80に形成された循環路84に通じていてもよい。この循環路84にも、ボール59が配置されているため、ボール59に、直接、グリスを供給することができる。
また、グリス通路85は、図20(B)に示すように、ねじ溝81aと循環路84との両方に通じていてもよい。この場合、ねじ溝81aで転動するボール59と、循環路84に配置されたボール59とのいずれにも、直接、グリスを供給することができる。結果的に、ボール59に、安定したグリスの供給ができるようになる。また、グリスの塗り斑等を生じにくくすることができる。
また、本実施形態においては、スライダ本体61に形成されたグリス通路68は、貫通孔64,65と、鋼製部材70、71の溝部70a、71aとの両方に通じているが、図21(A)に示すように、貫通孔64,65だけに通じていてもよい。また、図21(B)に示すように、溝部70a、71aだけに通じていてもよい。
また、本実施形態においては、カラー90、91は、円環状に形成され、内径が、ボールねじ軸本体51の外径と同等になるように形成されている。しかしながら、これに限らず、カラー90、91の内周面に、ボールねじ軸本体51のねじ溝51aに対応したねじ溝を形成し、カラー90、91を、ボールねじ軸本体51に螺合してもよい。
また、本実施形態においては、ガイドパイプ95には、孔95bが4つ形成されている。しかしながら、これに限らず、5つ以上の多くの孔を形成してもよい。また、3つ以下でもよい。
また、本実施形態においては、ガイドパイプ95に、グリスが通過する孔95bが形成されている。しかしながら、これに限らず、潤滑パイプ94に、グリスが通過する孔を形成してもよい。この場合、ガイドパイプ95を無くすことも可能である。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
10 アクチュエータ
11 キャップ
20 モータユニット
21 モータ
22 出力軸
30 ハウジング
31 レール(支持体)
32 ベース
33、34 側壁
33a、34a 凹部
35、36 鋼製部材
35a、36a 溝部
37、38 カバー
39 ボール(第2転動体)
40 ベアリングユニット
41 ベアリングハウジング
42 ベアリング
43 押さえ部材
50 ボールねじ軸
51 ボールねじ軸本体
51a ねじ溝(第1ねじ溝)
52 小径部
59 ボール(第1転動体)
60 スライダ(移動体)
61 スライダ本体
61a、61b 凹部
62 取付部
63、64、65 貫通孔
63a 小径部
63b 中径部
63c 大径部
63d グリス循環溝
66 注入口
67 グリス通路(第2通路)
68 グリス通路(第5通路)
69 シート
70、71 鋼製部材
70a、71a 溝部
70b、71b 孔部
80 ボールねじナット
81 ナット本体
81a ねじ溝(第2ねじ溝)
82 円筒部
83 フランジ部
84 循環路
85 グリス通路(第3通路)
86、87 エンドキャップ
88、89 循環路
90、91 カラー(流出防止部材)
92 固定部材
93 貫通孔
93a 小径部
93b 中径部
93c 大径部
94 潤滑パイプ
94a、95a、97 循環路
95 ガイドパイプ
96 リターンキャップ
W グリス通路(第4通路)
C クリアランス
L1、L2、L3、L4 長さ

Claims (13)

  1. 第1転動体が転動するボールねじを備えたアクチュエータであって、
    第1ねじ溝が外周面に形成されたボールねじ軸と、
    第2ねじ溝が内周面に形成されるとともに、前記第1転動体が通過する第1循環路が内部に形成され、前記ボールねじ軸の回転運動に伴って、直線運動する移動体と、
    前記第1ねじ溝と前記第2ねじ溝とに挟まれつつ、前記第1ねじ溝と前記第2ねじ溝との間を転動し、転動した後に前記第1循環路を通過し、前記第1循環路を通過した後に、再び、前記第1ねじ溝と前記第2ねじ溝との間を転動する複数の前記第1転動体と、
    を有し、
    前記移動体には、潤滑剤を注入するための注入口と、前記注入口から注入された前記潤滑剤が通り、前記第2ねじ溝と前記第1循環路との少なくともいずれか一方に通じる第1通路とが、形成されていることを特徴とするアクチュエータ。
  2. 前記移動体は、
    前記ボールねじ軸の回転運動を、直線運動に変換するボールねじナットと、
    前記ボールねじナットからの前記潤滑剤の流出を防止する流出防止部材と、
    を有し、
    前記流出防止部材は、前記ボールねじ軸に沿って、前記ボールねじナットの両側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記流出防止部材は、前記ボールねじ軸の外径と同等の内径を有する円環状に形成されており、前記ボールねじ軸の外周面に嵌め込まれていることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記流出防止部材は、前記ボールねじ軸の前記第1ねじ溝に螺合する第3ねじ溝が形成された内周面を有する円環状に形成されており、前記ボールねじ軸に螺合しつつ、嵌め込まれていることを特徴とする請求項2に記載のアクチュエータ。
  5. 前記流出防止部材は、前記ボールねじナットから離間して配置され、
    前記流出防止部材と前記ボールねじナットとの間は、前記移動体の移動に伴って流出する前記潤滑剤を保持する潤滑剤保持空間から構成されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  6. 前記流出防止部材は、潤滑油を含んだ素材からなることを特徴とする請求項2乃至5のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  7. 前記移動体は、前記ボールねじナットを内部に配置する移動体本体を有し、
    前記移動体本体には、前記潤滑剤が通る第2通路が形成され、
    前記ボールねじナットには、前記潤滑剤が通る第3通路が形成され、
    前記移動体本体と、前記ボールねじナットとの間には、前記潤滑剤が通る第4通路が形成され、
    前記移動体に形成された前記第1通路は、前記第2通路と、前記第3通路と、前記第4通路とから構成されることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  8. 複数の第2転動体と、
    前記移動体を、前記第2転動体を介して移動可能に支持するとともに、前記ボールねじ軸に沿って第1溝部が形成された支持体をさらに有し、
    前記移動体の内部には、前記第1溝部に対向する第2溝部と、転動体が通過する第2循環路とが、形成され、
    前記第2転動体は、前記第1溝部と前記第2溝部とに挟まれつつ、前記第1溝部と前記第2溝部との間を転動し、転動した後に前記第2循環路を通過し、前記第2循環路を通過した後に、再び、前記第1溝部と前記第2溝部との間を転動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  9. 前記移動体には、前記注入口から注入された前記潤滑剤が通り、前記第1溝部と前記第2循環路との少なくともいずれか一方に通じる第5通路が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のアクチュエータ。
  10. 前記注入口は、前記第1通路を介して、前記第5通路に通じていることを特徴とする請求項9に記載のアクチュエータ。
  11. 前記第2循環路の少なくとも一部には、潤滑油を含んだ潤滑油含有部材が配置されていることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
  12. 前記潤滑油含有部材は、貫通孔が形成された円筒形状に形成され、
    前記第2転動体は、前記貫通孔を通過することを特徴とする請求項11に記載のアクチュエータ。
  13. 前記注入口は、前記移動体に2つ形成され、
    前記移動体が運動する方向を挟んで、前記移動体の両側に形成されていることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のアクチュエータ。
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