JP2013135666A - コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品 - Google Patents

コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品 Download PDF

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Abstract

【課題】
コラーゲン、並びにκカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上の酸性多糖類を併用しつつも、凝集物が形成したりゲル化が阻害されることなく、均一な組織及び食感を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供する。ひいては、弾力ある食感など、様々な食感を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供する。
【解決手段】
λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンを安定剤として用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、コラーゲンを含有した酸性ゲル状飲食品に関する。具体的にはコラーゲンと、酸性多糖類としてκカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上を含有しつつも、酸性条件下で凝集物が形成せず、更にゲル化が阻害されることなく、均一なゲルを形成可能なゲル状飲食品に関する。
コラーゲン(コラーゲンペプチドを含む)は真皮、靭帯、腱、骨、軟骨などを構成する成分のひとつで、多細胞動物の細胞外基質(細胞外マトリクス)の主成分である。コラーゲンは、皮膚や筋肉、骨、関節などあらゆる生体組織に含まれており、コラーゲンのもつ美容や健康効果が注目され、コラーゲンを含有する商品が各種開発されている。
例えば、平均分子量4000以下のコラーゲンペプチド、及びカラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、ペクチン等のコラーゲンと相互作用するゲル化剤(分子内に硫酸基やカルボキシル基を含有する、いわゆる酸性多糖類)を含有する、コラーゲンペプチドの等電点よりも低いpHを有するコラーゲン添加飲食品が特許文献1に開示されている。
同様に、平均分子量2000〜10000のコラーゲンペプチドを1〜5重量%含有し、寒天、グルコマンナン、カードラン、ジェランガム、ペクチンから選ばれた1種又は2種以上のゲル化剤を含有することを特徴とするゼリー様飲食品(特許文献2)、色素及びコラーゲンを含有する酸性食品であって、ペクチン、大豆食物繊維、アラビアガム及びカルボキシメチルセルロースナトリウムよりなる群から選択される少なくとも1種の安定剤を含むことを特徴とする酸性食品(特許文献3)、コラーゲンペプチド、及び寒天、ジェランガム、カラギーナン、ローカストビーンガムから選ばれる少なくとも1種のゲル化剤、並びにヒアルロン酸及び/又はその塩を含有する、pH3.5〜5.0の酸性ゲル状飲食品(特許文献4)、コラーゲン及び大豆多糖類を含むことを特徴とする乳原料を含まない酸性飲食品(特許文献5)等が知られている。
コラーゲンを一般的に、pH3.5〜5の範囲内で、硫酸基やカルボキシル基などのマイナスの電荷を有する酸性多糖類(カラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、アルギン酸類、ペクチン等)と共存させると凝集物や沈殿物を生じる。かかる凝集物や沈殿物は、コラーゲンの平均分子量が大きくなるに伴い増加・増大し、その程度が大きくなると最終的にゲル化の阻害を引き起こす。
特許文献1に開示された技術は、酸性多糖類(カラギーナン、ジェランガム、キサンタンガム、ペクチン等)と相互作用を起こしにくい、平均分子量4000以下と比較的低分子量のコラーゲン(ペプチド)を用いている点に特徴がある。更に、特許文献1に開示されたゼリー食品は、85℃で15秒と、低温かつ極めて短時間の条件で殺菌されており、かかる殺菌条件下ではコラーゲンペプチドと酸性多糖類は凝集物、沈殿物を起こしにくい。通常、酸性ゲル状飲食品で用いられる殺菌条件は、80〜95℃の温度条件では30分以上であり、このような殺菌条件下では酸性多糖類とコラーゲンと相互作用を起こして、飲食品に白濁や沈殿を生じたり、ゲル化力を無くしてしまうことが依然として課題視されていた。
κカラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、アルギン酸類、ペクチン等の酸性多糖類をゲル状食品に配合すると、食感改良・離水防止・耐熱性付与など、様々な効果が得られる。しかし、上述のとおり、酸性多糖類をpH3.5〜5の酸性条件下でコラーゲンと共存させると相互作用による凝集物を形成し、ゲル化が阻害される。従来技術では、これら酸性多糖類とコラーゲンを併用したpH3.5〜5のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できず、コラーゲンと相互作用しない寒天等の中性多糖類を用いる必要があった。そのため、必然的に得られるゲル状飲食品の食感は寒天特有の脆い食感になるなど、食感にバリエーションを持たせたコラーゲンを含有する酸性ゲル状飲食品を提供することができなかった。同様にして、特許文献2に開示された技術も寒天を主剤としており、κカラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、アルギン酸類、ペクチン等の酸性多糖類が有する機能(食感改良、離水防止、耐熱性付与等)を十分に発揮させることができなかった。
特許文献3には、コラーゲンを含有した酸性ゲル状飲食品が開示されているが、酸性多糖類とコラーゲンが相互作用し、ゲル化を阻害するに至らないような、極めて少量のコラーゲンの添加(0.01質量%程度)に限定されている。
特許文献4の実施例2には、コラーゲンペプチド、ジェランガム及びカラギナンを併用したpH3.8の酸性ゲル状飲食品が記載されているが、使用しているコラーゲンペプチドの平均分子量が500〜2000と、酸性多糖類との相互作用が少ない低分子量のコラーゲンペプチドに限定されており、かつ80〜85℃で30分以上の殺菌条件も行っていないため、十分な保存性を担保することが難しい。
特許文献5には、コラーゲンペプチドを含有したpH3.8のドリンクゼリーが開示されているが、特許文献5に開示された技術は大豆多糖類を安定剤として用いることを特徴としており、κカラギナン、ジェランガム、キサンタンガム、アルギン酸類、ペクチン等の酸性多糖類と特定のカラギナンとの併用について何ら開示されていない。
特許第3574612号公報 特許第3659775号公報 特許第4120745号公報 特開2010−268709号公報 特開2007−167079号公報
上記従来技術に鑑み、本発明では、コラーゲン、並びにκカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上の酸性多糖類を併用しても、凝集物やゲル化阻害が生じることなく、均一な酸性ゲル状飲食品を提供することを目的とする。この場合、本発明では用いるコラーゲンの重量平均分子量に制限を受けることなく、安定なコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供することを目的とする。さらに、弾力のある食感など、従来の技術ではなし得なかった様々な食感を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記のごとき課題を解決すべく鋭意研究した結果、コラーゲンと、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上の酸性多糖類と併用して、λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンを用いることで、酸性条件下であってもコラーゲンと酸性多糖類が凝集物を形成することなく、またゲル化が阻害されることなく、様々な食感を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できることを見出し、本発明に至った。
本発明は以下の態様を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品、及びコラーゲンと酸性多糖類を併用した酸性ゲル状飲食品の凝集物形成又はゲル化阻害を抑制する方法に関する;
項1.以下(1)〜(3)を含有し、pHが3.5〜5であることを特徴とする、酸性ゲル状飲食品;
(1)コラーゲンを0.1質量%以上、
(2)κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上、
(3)λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナン。
項2.λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンを添加することを特徴とする、
(1)コラーゲンを0.1質量%以上含有し、(2)κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上を含有する、酸性ゲル状飲食品の凝集物形成又はゲル化阻害を抑制する方法。
酸性条件下でコラーゲンと、酸性多糖類を併用した場合であっても、凝集物形成やゲル化阻害が起きることなく、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上を用いた酸性ゲル状飲食品を提供できる。コラーゲンを含有する酸性ゲル状飲食品に従来から使用されている寒天などの中性多糖類に加え、上記のような酸性多糖類を使用することができるため、使用する多糖類の制約を受けることなくゲル状飲食品の処方設計が可能となり、弾力のある食感等、様々な食感を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できる。
実験例1における、実施例1−1〜1−4、対照例1−1、及び比較例1−1〜1−3のゲル形成の様子を示す。 実験例2における、実施例2−1〜2−2、対照例2−1、及び比較例2−1のゲル形成の様子を示す。 実験例6における、実施例6−1及び6−2のゲル形成の様子を示す。 実験例6における、比較例6−1及び6−2のゲル形成の様子を示す。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品は、以下の(1)〜(3)を含有し、pHが3.5〜5であることを特徴とする;
(1)コラーゲンを0.1質量%以上、
(2)κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上、
(3)λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナン。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品は、コラーゲンを0.1質量%以上、好ましくは0.5質量%以上含有することを特徴とする。コラーゲン含量が0.1質量%より少ないと、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上の酸性多糖類と相互作用してできる凝集は、問題視されない程度である。
コラーゲン含量の上限は特に制限がないが、価格面やコラーゲン特有の風味がゲル状飲食品の風味の低下に及ぼす影響を考慮すると、60質量%程度である。
なお、本発明においてコラーゲンとは、コラーゲンペプチドを含む。
本発明で用いるコラーゲンの重量平均分子量は特に制限されず、目的とするコラーゲン含有ゲル状飲食品によって適宜調整することが可能である。
コラーゲンの重量平均分子量が2000、更には4000を超えると、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上の酸性多糖類との相互作用が大きく、pH3.5〜5の酸性条件下で酸性多糖類と凝集物を形成し、ゲル化阻害を起こすが、本発明にかかる構成要件をとることで、凝集物形成、ゲル化阻害が抑制された、コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できる。重量平均分子量の上限は特に制限がないが、具体的には30000である。
本発明において「平均分子量」とは、重量平均分子量を指す。重量平均分子量は、重量分率による分子量の平均であり、光散乱法等を用いて測定可能である。
本発明に用いるコラーゲンの起源は、牛、豚、鶏、魚等、特に制限されない。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品は、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上を含有する。これら多糖類は硫酸基やカルボキシル基などの電解基を有する酸性多糖類(マイナスの電荷を有する多糖類)であり、pH3.5〜5の酸性条件下で、コラーゲンと相互作用する結果、凝集物形成やゲル化阻害等の各種問題を引き起こす。
一方、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上を含有することで、コラーゲン含有酸性ゲル状食品の食感改良とバリエーション化(弾力を有するゲル状飲食品等、様々な食感を有するゲル状飲食品を提供できる)、離水防止、耐熱性付与等の効果を期待できる。本発明において、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上は、ゲル化剤として使用されることが望ましい。
本発明において、ジェランガムは、脱アシル型ジェランガム及びネイティブ型ジェランガムのいずれも使用することができる。
本発明において、アルギン酸類とは、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム又はアルギン酸アンモニウムを指す。本発明において、ペクチンとは、LM(低メトキシル)ペクチン及びHM(高メトキシル)ペクチンのいずれも含むが、好ましくはLMペクチンである。
コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品中における、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上の添加量は、対象飲食品に求められる食感やレオロジー特性によって適宜調整可能であり、特に制限されない。具体的には、κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上が0.04〜1.2質量%、好ましくは0.1〜0.4質量%である。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品は、(3)λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンを含有することを特徴とする。かかる特定のカラギナンを用いることで、コラーゲンと酸性多糖類を併用した場合であっても、凝集物形成やゲル化阻害が生じることなく、均一な酸性ゲル状飲食品を提供することができる。すなわちかかる特定のカラギナンは本飲食品中で主として安定剤の機能を果たす。
カラギナンは、紅藻類海藻から抽出、精製される天然高分子で、D−ガラクトースと、3,6アンヒドロ−D−ガラクトースから構成される多糖類であり、分子量は通常、100,000〜1,500,000である。カラギナンの基本構造単位モノマーを下記(化1)に示した。カラギナンの種類は、この結合様式を変えることなく、硫酸基の位置、アンヒドロ糖の有無によって区別される(参照:特表2005−518463号公報)。各成分の基本構造について、(化2)に示した。
Figure 2013135666
Figure 2013135666
本発明では、上記基本構造を有すλ(ラムダ)カラギナン、ι(イオタ)カラギナン、κ2(カッパツー)カラギナン、並びにμ(ミュー)成分及びν(ニュー)成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンを含有することを特徴とする。なお、本発明では、硫酸基含量が20〜40%のカラギナンを用いることが好ましい。
λカラギナンは、(化2)に示すλ成分を基本構造とするカラギナンである。商業上入手可能なλカラギナンとして、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製の「サンサポート[登録商標]P−30」を例示できる。
ιカラギナンは、(化2)に示すι成分を基本構造とするカラギナンである。商業上入手可能なιカラギナンとして、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製の「サンサポート[登録商標]P−90」を例示できる。
κ2カラギナンは、分子の一部がι成分で置換されたκカラギナンをいう。具体的には、κカラギナンの分子構造中にιカラギナンの構造を一部有する、すなわちκカラギナンとιカラギナンがハイブリッド化していることを特徴とするカラギナンである。ιカラギナンによるκカラギナンの置換率は特に制限されないが、置換率として1〜49%程度、好ましくは10〜40%を例示できる。商業上入手可能なκ2カラギナンとして、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製の「サンサポート[登録商標]P−40」を例示できる。
μ成分及びν成分(化2)はそれぞれκ成分及びι成分の前駆体である。一般的に市場に流通しているκカラギナン及びιカラギナンは、各々μカラギナン及びνカラギナンをアルカリ処理して得られるカラギナンであり、通常、μ及びν成分をほとんど含まない。本発明では好ましくはμ成分及びν成分を総量で8質量%以上、好ましくは12質量%以上含有するカラギナンを用いる。μ成分及びν成分の上限は特に制限されないが、好ましくは50質量%である。
μ成分及びν成分を含有するカラギナンとして、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製の「カラギニンHi−pHive(「Hi−pHive」はCPケルコ社の登録商標)」を商業上利用することが可能である。当該製品はμ成分を2〜7質量%、ν成分を10〜17質量%含有するものである。なお、μ成分及びν成分を含有するカラギナンは、それ自体でゲルを形成しないという特徴を有している。
コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品中における、λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンの添加量は、コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品の種類によって適宜調整することが可能であるが、具体的には0.01〜0.5質量%、好ましくは0.05〜0.4質量%、更に好ましくは0.05〜0.3質量%である。0.01質量%を下回ると、十分に凝集物形成やゲル化阻害を抑制できない場合があり、一方で0.5質量%を上回ると、コラーゲンの種類によっては逆に、凝集物形成を起こす場合がある。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品はpHが3.5〜5、好ましくは3.7〜4.2の範囲である。かかるpHに調整することで、コラーゲンと上記(2)の酸性多糖類が相互作用し、凝集物形成、ゲル化阻害等の種々の問題を引き起こすが、本発明では上記pHの範囲であっても、凝集物形成やゲル化阻害が抑制されたコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できる。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品は、(1)〜(3)を含有し、pHが3.5〜5の範囲でゲル状を呈するものであれば、各種飲食品に応用可能である。具体的には、ゼリー、プリン、ババロア、ムース、ドリンクゼリー、ゲル状の栄養食品、濃厚流動食(総合栄養食品)又は経腸栄養剤;ジャム、グミ、ゲル状の調味料(ゲル状ドレッシング)等を例示できる。
酸性条件下におけるタンパク質の安定剤として、水溶性大豆多糖類、カルボキシメチルセルロース、HMペクチン等の多糖類が知られている。本発明では、これら多糖類を併用しても良い。なお、本発明では、水溶性大豆多糖類、カルボキシメチルセルロース、及びHMペクチンからなる群から選択される1種以上の含量が0.05質量%未満、更にはこれら多糖類を使用しない場合であっても、均一なコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できるという利点を有する。
本発明では、コラーゲンを含有するpH3.5〜5の酸性ゲル状飲食品に使用できるゲル化剤として、従来汎用されてきた寒天を併用することももちろん可能である。
しかし、寒天を用いた場合、通常脆くて硬い食感しか得ることができず、食感にバリエーションを付与することができなかった。
本発明では、コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品中における寒天含量が0.25質量%以下、又は0.15質量%以下、更には0.05質量%以下であっても、酸性多糖類をゲル化剤として利用でき、均一な組織を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できる。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品は、下記(1)〜(3)を含有し、pHを3.5〜5に調整する以外は、常法のゲル状飲食品の製法に従って調製可能である。
(1)コラーゲンを0.1質量%以上、
(2)κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上、
(3)λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナン。
例えば、上記(1)〜(3)、及び必要に応じて糖類などを水に添加して加熱撹拌溶解後、酸や果汁を用いてpH調整を行う。次いで殺菌処理を行い、冷却することで均一なコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を調製できる。pH調整には、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸、酢酸、リン酸、アスコルビン酸等の酸又は塩類等を用いることができる。
本発明のコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品に用いる殺菌条件として、例えば80〜95℃で30〜60分間の加熱殺菌等を例示できる。殺菌温度が高く、殺菌時間が長くなるほど、特にコラーゲンと酸性多糖類が相互作用しやすく、凝集物形成やゲル化阻害が発生しやすいが、本発明では上記殺菌処理を行った場合であっても、凝集物形成、ゲル化阻害が抑制され、均一な組織と食感を有するコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を提供できる。
本発明はまた、λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンを添加することを特徴とし、コラーゲンを0.1質量%以上、並びにκカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上を併用した場合に生じる凝集物形成又はゲル化阻害を抑制する方法に関する。
本方法は上述した方法に従って実施可能である。
以下に、実施例を用いて本発明を更に詳しく説明する。ただし、これらの例は本発明を制限するものではない。なお、実施例中の「部」「%」は、それぞれ「質量部」「質量%」、文中「*」印は、三栄源エフ・エフ・アイ株式会社製、文中「※」印は三栄源エフ・エフ・アイ株式会社の登録商標であることを意味する。
なお、本発明で用いたカラギナンは全て硫酸基含量が20〜40%の範囲内である。
実験例1 コラーゲン含有 酸性ゲル状飲食品
表1及び表2の処方に基づき、コラーゲンを含有する酸性ゲル状飲食品(ゼリー)を調製した。
具体的には、水、果糖ぶどう糖液糖にコラーゲン、グラニュー糖、ゲル化剤及び安定剤の粉体混合物を添加し、常温で10分間撹拌溶解した。次いで80℃で10分間加熱撹拌溶解後、クエン酸(無水)及び果汁を添加した。イオン交換水にて全量が100質量%となるように全量補正後、品温70℃で容器(約100ml容のプラスチック)に充填し、85℃で30分間加熱殺菌後、8℃の冷却槽にて24時間冷却して酸性ゲル状飲食品を調製した(pH3.8)。得られた酸性ゲル状飲食品の状態(ゲル化の有無)を評価した。
結果を表2及び図1に示す。
Figure 2013135666
注1)κカラギナン24質量%、グルコマンナン22質量%及びローカストビーンガム6.5質量%、こんにゃく粉1%含有製剤を使用。
Figure 2013135666
注2)「サンサポート※P−90*」を使用。
注3)「カラギニンHi−pHive*」(μ成分を2〜7質量%、ν成分を10〜17質量%含有するカラギナン100質量%)を使用。
注4)「サンサポート※P−30*」を使用
注5)「サンサポート※P−40*」を使用
注6)ゲル化が阻害されていないもの(容器から取り出して静置した場合に、容器の形状を保つもの)を○、ゲル化が阻害されたもの(容器から取り出して静置した場合に、容器の形状を保たずに広がるもの、ペースト状あるいはゾル状のもの)を×とした。
コラーゲン不使用区の対照例1−1は均一なゲルを形成する一方で、コラーゲンを1質量%添加した比較例1−1はコラーゲンとゲル化剤中に含まれるκカラギナンの相互作用により凝集物を生じ、ゲルを形成しなかった。安定剤としてκカラギナン、水溶性大豆多糖類を使用した比較例1−2、1−3も、比較例1−1と同様にゲルを形成しなかった。
一方、実施例1−1〜1−4は、平均分子量約5500のコラーゲン及びκカラギナンを併用しても、凝集物を形成したり、ゲル化が阻害されることなく、均一で弾力のあるゲルを形成した。安定剤として、ιカラギナン、μ成分及びν成分を含有するカラギナン、λカラギナン及びκ2カラギナンが有効であった。
図1に、実施例1−1〜1−4、対照例1−1(比較例1−1からコラーゲンを抜いた例)、比較例1−1〜1−3及びの外観(写真)を示す。
実験例2 コラーゲン含有 酸性ゲル状飲食品
表3及び表4の処方に基づき、コラーゲンを含有する酸性ゲル状飲食品(ゼリー)を調製した。
具体的には、水にコラーゲン、グラニュー糖、ゲル化剤及び安定剤を添加し、常温で10分間撹拌溶解後、80℃で10分間加熱撹拌溶解した。クエン酸(無水)及び果汁を添加後、イオン交換水にて全量が100質量%となるように全量補正を行った。品温70℃で容器(約100ml容のプラスチック)に充填し、85℃で30分間加熱殺菌後、8℃の冷却槽にて24時間冷却して酸性ゲル状飲食品を調製した(pH3.8)。得られた酸性ゲル状飲食品の状態(ゲル化の有無)を評価した。結果を表4及び図2に示す。
Figure 2013135666
注7)κカラギナン34質量%、ローカストビーンガム24質量%及びキサンタンガム2質量%含有製剤を使用。
Figure 2013135666
μ成分及びν成分を含有するカラギナンを使用した実施例2−1、2−2は、平均分子量約20000コラーゲン、κカラギナン及びキサンタンガムを併用しても、凝集物を形成したり、ゲル化が阻害されることなく、均一で弾力のあるゲルを形成した。
一方、安定剤無添加区の比較例2−1は、コラーゲンを含有することで凝集物が形成し、ゲル化が阻害された。具体的には、コラーゲンを含有しない対照例2−1と比較して明確にゲルが弱くなり、容器から取り出して静置した場合に自重で崩れ、容器から取り出した際の形状を保つことができなかった。図2に、実施例2−1〜2−2、対照例2−1、及び比較例2−1の外観(写真)を示す。
実験例3 コラーゲン含有 酸性ゲル状飲食品
表5の処方に基づき、コラーゲンを含有する酸性ゲル状飲食品(ゼリー)を調製した。
具体的には、水にコラーゲン、グラニュー糖、ゲル化剤及び安定剤を添加し、常温で10分間撹拌溶解後、80℃で10分間加熱撹拌溶解した。クエン酸(無水)を添加後、イオン交換水にて全量が100質量%となるように全量補正を行った。品温70℃で容器(約100ml容のプラスチック)に充填し、85℃で30分間加熱殺菌後、8℃の冷却槽にて24時間冷却して酸性ゲル状飲食品を調製した(pH3.8)。得られた酸性ゲル状飲食品の状態(ゲル化の有無)を評価した。結果を表5に示す。
Figure 2013135666
注8)キサンタンガム15質量%、ローカストビーンガム15質量%及び寒天25%含有製剤を使用。
実施例3−1及び実施例3−2は、コラーゲン含量が20質量%及び60質量%と極めてコラーゲン含量が高いものの、凝集物形成やゲル化阻害が発生することなく、均一なゲルを形成した。
実験例4 コラーゲン含有 酸性ゲル状飲食品
表6の処方に基づき、コラーゲンを含有する酸性ゲル状飲食品(ゼリー)を調製した。
具体的には、水にコラーゲン、グラニュー糖、ゲル化剤及び安定剤を添加し、常温で10分間撹拌溶解後、80℃で10分間加熱撹拌溶解した。クエン酸(無水)及び果汁を添加後、イオン交換水にて全量が100質量%となるように全量補正を行った。品温70℃で容器(約100ml容のプラスチック)に充填し、85℃で30分間加熱殺菌後、8℃の冷却槽にて24時間冷却して酸性ゲル状飲食品を調製した(pH3.8)。得られた酸性ゲル状飲食品の状態(ゲル化の有無)を評価した。結果を表6に示す。
Figure 2013135666
注9)κカラギナン18質量%及び脱アシル型ジェランガム17質量%含有製剤を使用。
実施例4−1は、凝集物形成やゲル化阻害が発生することなく、均一なゲルを形成した。
実験例5 コラーゲン含有 酸性ゲル状飲食品
コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品のpHを変化させ、安定剤の有無によるゲル強度の変化を検討した。
(酸性ゲル状飲食品の調製)
表7の処方に基づき、コラーゲンを含有する酸性ゲル状飲食品を調製した。
具体的には、水にコラーゲン、グラニュー糖、ゲル化剤及び安定剤を添加し、常温で10分間撹拌溶解後、80℃で10分間加熱撹拌溶解した。クエン酸(無水)及び果汁を添加後、イオン交換水にて全量が100質量%となるように全量補正を行った。品温70℃で容器(約100ml容のプラスチック)に充填し、85℃で30分間加熱殺菌後、8℃の冷却槽にて24時間冷却して酸性ゲル状飲食品を調製した
一方、比較対照のため、安定剤無添加区でもpHを変化させて、コラーゲン含有酸性ゲル状飲食品を調製した。
Figure 2013135666
(ゲル強度の測定)
得られたコラーゲン含有酸性ゲル状飲食品について、ゲル強度を測定した。ゲル強度は、テクスチャーアナライザーTA-XT2i(Stable Micro Systems社製)を用いて測定した。
容器:上部直径63mm、下部直径46mm、高さ38mmの約100ml容プラスチック容器、プランジャー:直径6mm、ステンレス製架台速度:1mm/s、試料品温:5℃
試料の上部に接触し、0.005Nを感知してから20mm圧縮。ゲルが破断した点の応
力を読み取り、ゲル強度とした。
各pHにおいて、安定剤添加区のゲル強度を100とした場合の、安定剤無添加区のゲル強度の相対比を表8に示す。
(相対比)=(安定剤無添加区のゲル強度/安定剤添加区のゲル強度)×100(%)
相対比の値が0とは、安定剤無添加区でゲル化せず、ゲル強度の測定が不可能であったものを示す。相対比の値が大きいほど、安定剤添加の有無によって、ゲル強度に大きな差異がないことを示す。
Figure 2013135666
Figure 2013135666
注10)κカラギナン30質量%、グルコマンナン20質量%及びローカストビーンガム12質量%、こんにゃく粉10%含有製剤を使用。
殺菌時間が1分の実施例6−1及び比較例6−1は、共にゲル化した。比較例6−1は、ゲル化しているものの、ゼリーのハリ・コシが弱く、弾力が劣っており、コラーゲンとκカラギナンの相互作用によって部分的にゲル化阻害を受けていると考えられた。一方、実施例6−1は、ハリ・コシのある弾力の強い食感であった。
また、実用的な殺菌条件である85℃30分で加熱殺菌した場合、安定剤添加区である実施例6−2においては、85℃で30分加熱後も、しっかりとゲルを保持していた。一方、安定剤無添加区である比較例6−2においては、ゲル化が阻害された。これは、平均分子量約2000のコラーゲンとκカラギナンの相互作用が、加熱により促進した為と推察できた。

Claims (2)

  1. 以下(1)〜(3)を含有し、pHが3.5〜5であることを特徴とする、酸性ゲル状飲食品;
    (1)コラーゲンを0.1質量%以上、
    (2)κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上、
    (3)λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナン。
  2. λカラギナン、ιカラギナン、κ2カラギナン、並びにμ成分及びν成分を含有するカラギナンからなる群から選択される一種以上のカラギナンを添加することを特徴とする、(1)コラーゲンを0.1質量%以上含有し、(2)κカラギナン、キサンタンガム、ジェランガム、アルギン酸類及びペクチンからなる群から選択される一種以上を含有する、酸性ゲル状飲食品の凝集物形成又はゲル化阻害を抑制する方法。
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