JP2013114246A - シート処理装置、検品装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

シート処理装置、検品装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】正常に印刷された後、各出力トレイに小分け排紙された印刷物をページ順に重ねることで1セットのページが揃った正常な印刷物を得る。
【解決手段】画像形成装置に接続されて印刷出力用紙の搬送を行うシート処理装置であって、画像を読み取って検品する検品手段と、正常に印刷されたと判断される印刷出力用紙を複数の出力トレイに仕分けて排紙可能な第1の排紙手段と、再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記第1の排紙手段よりも上流側に設けられる排紙部に排紙する第2の排紙手段と、再印刷すべきと判断される毎に、前記排紙部に排紙させ、かつ、当該再印刷すべきと判断されたページ以降で正常に印刷されたと判断される後続ページの排紙先を、前記再印刷すべきと判断されたページ以前で正常に印刷されたと判断された印刷出力用紙を排紙した前記第1の排紙手段の出力トレイとは異なる出力トレイに切り替えて排紙させる第1の制御手段とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、シート処理装置、検品装置、シート処理装置の制御方法、及びプログラムに関するものである。
従来、印刷装置のようなシート処理装置では、紙ジャムや給紙段切替による影響を受けた画像が印刷された用紙と、正常に画像が印刷された用紙とを異なる排紙先に排紙するものがある(特許文献1参照)。
このように、紙ジャムや給紙段切替による影響を受けた画像が印刷された用紙と、正常に画像が印刷された用紙とを分けることによって、ユーザが、その影響の度合いを確認することができるようになる。
特開2005−144797号公報
また、紙ジャムや給紙段切替の発生に関わらず、出力された印刷物が正常なものであるか否かを判断する検品装置がある。このような検品装置を用いて、検品判定で検品不良であると判定された場合に、検品不良であると判定された出力用紙を通常とは異なる出力部に出力し画像形成を継続するような使い方をすることで、生産性を向上させることができる。しかしながら、この場合に、検品不良と判定された用紙と検品不良と判定されなかった用紙とが異なる排出部に積載されているために、検品不良と判定された用紙の本来あるべき位置が分からなくなるという問題がある。
こうした状況において、検品不良と判定された用紙を再度リカバリ印刷した際に、リカバリ印刷用紙を正しい位置に挿入する際に、人手によって正しい挿入位置を探しその位置に用紙を挿入する作業が発生してしまう。こうした煩雑な作業が必要となることで手番がかかってしまい、正しい印刷出力をするために作業負荷が増大してしまうという問題が挙げられている。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、正常に印刷された後、各出力トレイに小分け排紙された印刷物をページ順に重ねることで1セットのページが揃った正常な印刷物を得ることができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明のシート処理装置は以下に示す構成を備える。
複数のページからなるジョブを処理して印刷出力用紙に画像を形成する画像形成装置に接続されて印刷出力用紙の搬送を行うシート処理装置であって、前記画像形成装置から搬送される印刷出力用紙に画像形成された画像を読み取って検品する検品手段と、前記検品手段による検品で前記画像形成装置により正常に印刷されたと判断される印刷出力用紙を複数の出力トレイに仕分けて排紙可能な第1の排紙手段と、前記検品手段による検品で前記画像形成装置により再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記第1の排紙手段よりも上流側に設けられる排紙部に排紙する第2の排紙手段と、前記検品手段が行う各ページの印刷出力用紙の検品結果に従い、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記排紙部に排紙させ、かつ、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断されたページ以降で正常に印刷されたと判断される後続ページの印刷出力用紙の排紙先を、前記再印刷すべきと判断されたページ以前で正常に印刷されたと判断された印刷出力用紙を排紙した前記第1の排紙手段の出力トレイとは異なる出力トレイに切り替えて排紙させる第1の制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、検品処理で再印刷された印刷出力用紙が適切な出力トレイに排紙させることで、正常に印刷された後、各出力トレイに小分け排紙された印刷物をページ順に重ねることで1セットのページが揃った正常な印刷物を得ることができる。
画像形成システムの一例を示す構成図である。 プリンタ制御部構成を説明するブロック図である。 プリンタ部の構成を説明する断面図である。 フィニッシャ部の構成の一例を示す断面図である。 画像形成システムの構成を説明するブロック図である。 フィニッシャ部の制御構成を説明するブロック図である 図1に示した検品装置による検品処理部の詳細を説明するブロック図である。 検品装置における斜行検知処理を説明する図である。 検品装置における検品処理状態を説明する図である。 検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成システムで処理すべきジョブ処理状態を説明する図である。 画像形成システムで処理すべきページ処理状態を説明する図である。 検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成システムで表示するUI画面の一例を示す図である。 画像形成システムで表示するUI画面の一例を示す図である。 画像形成システムで処理すべきページ処理状態を説明する図である。 フィニッシャ部の原稿排紙状態を示す図である。 検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像形成システムで表示するUI画面の一例を示す図である。 検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示すシート処理装置を適用する画像形成システムの一例を示す構成図である。本システムは、画像形成装置、検品装置、シート処理装置を接続することで印刷出力用紙をインライン搬送するように搬送路が構成される例である。なお、シート処理装置は、用紙仕分けを行う用紙仕分け部と、印刷出力用紙の搬送先を制御する用紙搬送切り替え部とから構成される場合を示す。また、シート処理装置は、検品装置による検品結果に基づく排紙制御情報に従い、後述するように印刷出力用紙の排紙先を制御したり、検品処理で再印刷すべきと判断された印刷出力用紙の排紙先を制御したりする。
図1において、101は画像形成装置で、ネットワーク104を介してクライアントPC106、107、あるいはプリントサーバ105等より入力される各種の入力データを処理し、印刷用出力を行う。また、102は検品装置で、画像形成装置101から出力される印刷出力を受け取って出力内容を検査する。103はフィニッシャで、検品装置102で検査された出力紙を受け取り所定の出力部に搬送仕分けを行う。画像形成装置101はネットワーク104を介して外部のプリントサーバ105やクライアントPC106,107へと接続されている。
なお、検品装置102は通信ケーブルを介して画像形成装置101と1対1で接続されている。またフィニッシャ部103も上記とは別の通信ケーブルを介して画像形成装置101と1対1で接続されている。本実施形態においては画像形成、画像検品、フィニッシングまでを一貫して行うインライン検品機の例を示している。
〔画像形成装置の構成〕
図2は、図1に示した画像形成装置101のプリンタ制御部構成を説明するブロック図である。
図2において、入力画像処理部201は、紙原稿などをスキャナなどの画像読み取り装置で読み取り、読み取られた画像データに所定の画像処理を施す。
NIC部/RIP部202のNIC部は、ネットワークを利用して入力された画像データ(主に、PDLデータ)をRIP部に渡したり、画像形成装置内部の画像データや装置情報をネットワーク経由で外部に送信したりする。また、NIC部/RIP部202のRIP部は、入力されたPDLデータを解読し、RIP展開する部分である。
画像形成装置制御部203は、入力されるデータや出力する画像データを制御する役割を果す。また、画像形成装置制御部203に入力された画像データは、一旦メモリ部204に記憶される。メモリ部204に記憶された画像データは、一時的に記憶されたり、必要に応じて呼び出されたりする。出力画像処理部205は、印刷出力するための画像処理を施して、プリンタ部206に送る。
プリンタ部206では、用紙を給紙し、出力画像処理部205で作成された画像データをその用紙上に順次印字していく。更に、操作部207は、上記の様々なフローや機能を選択したり、操作指示したりするためのユーザインタフェース画面(UI画面)を表示する表示部と、当該表示部に対する指示を受け付けるソフトボタンやハードキーを備える。
図3は、図1に示した画像形成装置101のプリンタ部206の構成を説明する断面図である。
図3に示す画像形成装置101は、スキャナ部301、レーザ露光部302、感光ドラム303、作像部304、定着部305、給紙/搬送部306、及び、これらを制御する図2で説明したプリンタ制御部から構成される。
図3において、スキャナ部301は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを作成する。
レーザ露光部302は、上記画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)307に入射させ、反射走査光として感光ドラム303に照射する。
作像部304は、感光ドラム303を回転駆動し、帯電器によって帯電させ、上記レーザ露光部によって感光ドラム上に形成された潜像をトナーによって現像する。そのトナー像を用紙に転写し、その際に転写されずに感光ドラム上に残った微小トナーを回収するといった一連の電子写真プロセスの現像ユニット(現像ステーション)を4連持つことで実現している。
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に並べられた4連の現像ユニットは、シアンステーションの作像開始から所定時間経過後に、マゼンタ、イエロー、ブラックの作像動作を順次実行していく。このタイミング制御によって、用紙上に色ずれのない、フルカラートナー像が転写される。本実施例はカラープリンタを想定しているが、これに限定されるものではなく、白黒プリンタの場合にはブラックの現像ユニットのみが搭載される。
定着部305は、ローラやベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、上記作像部によってトナー像が転写された用紙上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
給紙/搬送部306は、用紙カセットやペーパーデッキに代表される用紙収納庫を一つ以上持っており、上記プリンタ制御部の指示に応じて用紙収納庫に収納された複数の用紙の中から一枚分離し、作像部・定着部へ搬送する。用紙は搬送され、前述の現像ステーションによって、各色のトナー像が転写され、最終的にフルカラートナー像が用紙上に形成される。また、用紙の両面に画像形成する場合は、定着部を通過した用紙を再度作像部へ搬送する搬送経路を通るように制御する。
なお、図2に示したプリンタ制御部は、画像形成装置101の全体を制御する画像形成制御部と通信して、その指示に応じて制御を実行する。さらに、図2に示したプリンタ制御部は、前述のスキャナ、レーザ露光、作像、定着、給紙/搬送の各部の状態を管理しながら、全体が調和を保って円滑に動作できるよう指示を行う。
〔フィニッシャ部の構成例〕
図Tは‖図Qに示したフィニッシャ部103の構成の一例を示す断面図である。
図4において、フィニッシャ部103よりも上流側に配置される検品装置102から排出された用紙は、フィニッシャ部103に入る。フィニッシャ部103は、用紙搬送切り替え部501と、用紙仕分け部502とから成る。用紙搬送切り替え部501の内部は、搬送パス510と、搬送パス切り替え部511と、搬送パス切り替え部512から成る。
搬送パス510は検品装置102から排出された用紙を搬送する。搬送パス切り替え部511は検品装置102によって搬送される用紙が検品不良か否かによってその用紙の搬送方向を切り替える。搬送パス切り替え部512は、インサータ514より別途用紙を搬送パスに挿入する際に搬送方向を切り替える。
また、用紙搬送切り替え部501の外部は、搬送パス切り替え部511によって搬送方向を切り替えられた用紙を載置するエスケープトレイ513と搬送パス510に別途用紙を挿入するためのインサータ514とから成る。また、インサータ514は、第1の排紙、第2の排紙手段に対応するフィニッシャ部103において、検品装置102と出力トレイとの間で印刷出力用紙を搬送する搬送路上に合紙を挿入する処理を行う。この挿入処理は、図20に示すフローチャートにおいて詳述する。
搬送パス切り替え部511において搬送される用紙が検品装置102にて検品不良であると判定された場合、その用紙はエスケープトレイ513に搬送方向を切り替えられる。また、その用紙が検品不良ではないと判定された場合、その用紙は引き続き搬送パスPASSを搬送されるよう切り替えられる。
搬送パス切り替え部512において、搬送パス510上に搬送される用紙が無い場合にインサータ514に設置された用紙を挿入が可能であり、操作部207によって用紙を挿入するよう指示があった場合に、所定のタイミングで用紙を挿入することが可能である。
用紙搬送切り替え部501内部の搬送パス510をそのまま搬送された用紙は用紙仕分け部502に対して排出する。
用紙仕分け部502の内部は、用紙搬送切り替え部501から排出された用紙を受け取り搬送する搬送パス520と仕分けパス切り替え部521、522、523、524とから成る。
また、用紙仕分け部502の外部は出力トレイ525、出力トレイ526、出力トレイ527、出力トレイ528、出力トレイ529の5つの出力トレイとから成る。搬送パス520を搬送される用紙は仕分けパス切り替え部521にて出力トレイ525に搬送するかそのまま搬送パス520を搬送するかを切り替えることが可能である。なお、フィニッシャ制御部601は、検品処理された印刷出力用紙を複数の出力トレイ525、出力トレイ526、出力トレイ527、出力トレイ528、出力トレイ529に仕分けて排紙可能に構成されている。
同様に、搬送パス520を搬送される用紙は仕分けパス切り替え部522にて出力トレイ526に搬送するかそのまま搬送パス520を搬送するかを切り替えることが可能である。
同様に、仕分けパス切り替え部523においては出力トレイ527に搬送するかそのまま搬送パス520を搬送するかを切り替えることが可能である。同様に、仕分けパス切り替え部524においては出力トレイ528に転送するか出力トレイ529に転送するかを切り替えることが可能である。以上のようにして、用紙仕分け部に入力された用紙は出力トレイ525から出力トレイ529のいずれかの出力トレイに排出される。なお、本例は、出力トレイの数が5つの場合を示すが、これよりも多くの出力トレイを備える構成であってもよい。
図5は、図1に示したフィニッシャ部103の制御構成を説明するブロック図である。なお、画像形成装置内の画像形成装置制御部203とフィニッシャ部103内のフィニッシャ制御部601は専用の通信線で接続されている。
図5において、フィニッシャ制御部601は、画像形成装置101からジョブに応じたフィニッシャ設定情報を受信し、受信した設定情報に基づいてフィニッシャ部103内の各機能を制御する後述する各制御部との間で通信を行う。602は用紙搬送制御部であり、フィニッシャ制御部601から送信されたジョブの制御情報などに基づいて各種用紙排出先へ用紙を導くように搬送パスの切り替え制御を行う。
具体的には搬送される用紙をエスケープトレイ513に搬送切り替えするよう搬送パス切り替え部511を制御したり、インサータ514に用意された用紙を搬送パス510に挿入するよう搬送パス切り替え部512を制御したりする。603は用紙仕分け制御部であり、フィニッシャ制御部601から送信されたジョブの制御情報などに基づいて用紙を各出力トレイ525〜529に搬送する。
〔検品装置の内部構成〕
図6は、図1に示した検品装置102の構成を説明する図である。なお、図6の(a)は、検品装置の内部構造を説明する断面図に対応し、図6の(b)は、検品装置の検品センサによる画像読取を示す平面図に対応する。
図6の(a)において、画像形成装置101から印刷出力された用紙は、給紙ローラ401によって検品装置102に引き込まれる。その後、印刷出力用紙は搬送ベルト402上を転送されながら、搬送ベルト402上にある検品センサ403で印刷出力用紙上の画像を読取り判定を行う。なお、検品センサ403で読み取られた画質の判定結果はフィニッシャ部103に送られる。当該判定が行われた後に、印刷出力用紙は排紙ローラ404から出力される。なお、本図においては、図示しないが、検品センサ403は両面印刷出力用紙にも対応できるように搬送ベルト402の下側からも検品センサで読み取る構造を備えていてもよい。また、本実施形態において、コントローラ102AのRAMは、検品処理により再印刷すべきと判断されたページの情報と当該再印刷すべきページ以前のページの印刷出力用紙を排紙した出力トレイの識別情報とを対応づけて記憶するために使用される。ここで、印刷出力用紙を排紙した出力トレイの識別情報を対応づけた情報は、排紙制御情報としてコントローラ102Aからフィニッシャ制御部601に送信される。
図6の(b)は、上記搬送ベルト402の部分を上面から視た平面図であり、ここで、検品センサ403は、図示するように搬送されてきた印刷出力用紙410の全面の画像をライン毎に読み取るラインセンサを備える。
411は画像読み取り用の用紙照射装置で、検品センサ403で読み取る際に印刷出力用紙を照射する。412は斜行検知用の用紙照射装置で、用紙が搬送ベルト402上を搬送される際に用紙搬送方向に対して斜行しているかどうかを読み取る。なお、本実施形態では、搬送ベルト402により搬送される用紙に対して斜め方向から照射することで、用紙の端部の影の画像を読み取り、斜行を検知する。
本実施形態では用紙端部の影画像の読み取りは検品センサ403で行う構成であるが、検品センサ403以外の別の読み取りセンサを使用する構成でもよい。
図7は、図1に示した検品装置102による検品処理部の詳細を説明するブロック図である。
図7において、図6の(b)に示した検品センサ403で読み取った印刷物をスキャンした画像情報は電気信号に変換され、比較前処理部704で用紙斜行補正など比較処理の前の補正処理を行う。用紙斜行補正処理は以下のような手法で行う。
検品装置102内に引き込まれ、搬送ベルト402上を搬送される用紙に対して、斜行検知用の用紙照射装置412によって照射された際にできる用紙端部の影を検品センサ403にて読み取り、所定の角度との差分を検出する。以下、図8を参照して画像の斜行の検知及び判定について説明する。
図8は、本実施形態を示す検品装置における斜行検知処理を説明する図である。
図8の(a)において、搬送ベルト402上を搬送される印刷出力用紙410は、用紙搬送方向に対して斜め方向且つ、搬送ベルト402に対して上方向に配置された斜行検知用の用紙照射装置411により、照射される。斜行検知用の用紙照射装置411により印刷出力用紙410が光を照射された際に、印刷出力用紙410の後端部に用紙端部影801が発生する。
この用紙端部影801を検品センサ403にて読み取る。検品センサ403にて読み取られた影画像は、比較前処理部704にて二値化及びエッジ検出処理等を行い、影画像の傾きを検出する。この際、傾き検知に用いられる用紙端部影は用紙搬送方向/用紙搬送方向と直交する方向のいずれかを用いても良いし、両方を求めて平均を取るなどしても良い。傾き検知については、例えば、検品センサ403によって読み取られた画像データを二値化及びエッジ検出処理等を行った後の画像が図8の(b)のようになっていた場合、基準座標811を決定する。次に、用紙端部影801の画像上に所定の始点座標812と始点座標812を決定し、基準座標811と各座標とのそれぞれの相対座標を決定する。
このとき、基準座標811の座標を(0,0)と、始点座標812の座標が(300,245)、終点座標813の座標が(235,3885)であった場合、始点座標812と終点座標813の傾きθ(deg)は、数1より求められる。
Figure 2013114246
この演斯により、比較前処理部704において、印刷出力用紙410は用紙搬送方向に対して時計回り方向に1.023度傾斜していると検出される。ここで検出された傾斜角度及び傾斜回転方向情報をもとに、比較前処理部704にて検品センサで読み取られた画像データ全体に対して回転処理を行う。
比較前処理部704で比較前補正処理を行った後、解像度変換部706に送信される。一方で、比較対象の元データとなるリファレンスデータはリファレンスデータ入力部701から入力され、リファレンスデータ記憶部703に記憶される。ここで、リファレンスデータ入力に関しては、ネットワーク104を介して画像形成装置101から入力される場合もしくは直接検品装置102に搭載される何らかの取り込み用インタフェースから取り込まれるもののどちらでも構わない。
リファレンスデータは解像度変換部705において、また、印刷物スキャンデータは解像度変換部706によってお互いに比較可能な同等の解像度(例えば300dpi)に変換され、画像判定部707に送られる。
画像判定部707では、解像度変換部706より送られた読み取り画像データと解像度変換部705より送られたリファレンスデータを比較し、検品判定の可/不可を判定する。
この判定処理において、もし検品判定不可と判定された場合には、該当するページのページ順番情報と、検品判定不可となった検品判定内容を確認し、これらを組み合わせた画像判定後のデータを作成する。ここで、画像判定後のデータは判定結果記憶部708に記憶され、さらに、検品動作判断部709に送られる。判定結果記憶部708では、送られた画像判定後のデータの内のページ順番情報と検品判定内容の組み合わせの発生回数を更新して検品NG結果データベース(NGDB)を更新する。
検品動作判断部709では、画像判定部707から送られた画像判定後のデータを用いて判定結果記憶部708内の上記NGDB内からその画像判定後のデータの組み合わせの場合の検品不可発生回数を獲得する。さらに、検品動作判断部709は、獲得した検品不良発生回数が、所定の閾値より大きいか否かを判定し、閾値より大きいと判定した場合には、必要があれば判定結果表部710に表示する。
また、検品装置制御部711に対して各種の制御処理を行うとともに、外部通信部712を介して画像形成装置101に対し画像形成動作停止要求通知を行う。
〔検品装置での判定方法〕
リファレンスデータと印刷出力データはそれぞれ解像度変換部705、706で所望の同等の解像度に変換され、各画素をビットマップでマッチングを行う。本実施例においては、各画素値の差分比較を行うものとして説明する。
画素値の差分は、画像読み取り用の用紙照射装置411によって照射された印刷出力用紙410からの反射光を検品センサ403にて読み取る。読み取られた画像データに対して画素ごとの濃度値の差分を算出し、差分の値に応じて正しく印字されたかを判断する。読み取られた画像データは、例えばPDLプリント時の場合はPDLデータを展開したものをリファレンスデータとし、これと比較する。リファレンスデータと読み取られた画像データはそれぞれ解像度変換部705、706で所望の同等の解像度に変換され、各画像をビットマップでマッチングを行う。
本実施形態においては、双方の画像データを複数の5×5ブロックに分割し、それぞれのブロック内で画素毎にRGBもしくはCMYKでの濃度比較を行う。ここでは、RGBで比較を行うか、CMYKでの比較を行うかは画像に応じて設定変更が可能で、例えばカラー画像データの場合にはRGBでの比較を行い、白黒画像データの場合にはCMYK(Kのみ)での比較を行うものとする。
5×5のブロックごとの画像比較例を図9に示す。
図9の(a)は、検品センサ403で読み取られた画像である。図9の(b)は、リファレンス画像データの内のある一部分を抜き出したものであり、図9の(c)は、別のある一部分を抜き出したものである。濃度データは0〜255の多値データとなっており、
Figure 2013114246
数2により算出した比較値の絶対値と、数3の予め設定した許容濃度差と比較して、
Figure 2013114246
である場合には、該当画素をOKと判定し、それ以外の場合にはNGと判定する。
図9の例の場合では、領域902の位置に何らかのごみが存在したことにより、本来であれば黒っぽい画素値が読み込まれるはずが、その濃度値が少なく読み取られている。この場合、濃度差閾値が40に設定されていて、領域901の画像濃度データ値が255、領域902の画像濃度が127であるとすると、数4より、
Figure 2013114246
であるから、濃度閾値よりも大きいため、該当画素はNGと判定される。
このように、本実施形態では、画像判定部707において、5×5のブロック内で各画素に対して同等の判定処理を行い、ブロック単位でのOK判定率を求める。このブロック単位でのOK判定率と所望の方法で設定されたOK判定閾値を比較する。例えばOK判定閾値が90%で指定されている場合に、ブロック内のNG画素が1画素であった場合には、数5より、
Figure 2013114246
であるから、画像判定部707において、該当ブロックに関しては、検品判定OKとする。画像判定部707は、上記検品判定処理を印刷出力用紙全面で行い、全てのブロックでOKとなった場合には該当用紙はOKと判定され、それ以外の場合は条件等によってOKもしくはNGと判定される。
以下、図9に示すように、検品判定において検品不良と判定された例を説明する。
図9の(a)は、検品装置102において、検品センサ403によって読み取られた印刷出力用紙の読み取り画像データである。図9の(b)は、図9の(a)の内の領域901を拡大したものである。
図9の(b)に示す円で囲まれた部分903には文字つぶれが発生している。これは元の原稿画像データ内の文字において黒文字で囲まれた部分に対して本来は白く抜けたように画像形成されるはずが、文字内の黒文字で囲まれた部分がつぶれて見える現象である。主に潜像を形成した際に、黒文字部分の閉空間が狭いために潜像を形成する電荷が閉空間内部に浸潤してしまったことが要因である。この場合、検品装置102において画素値の差分比較を行った際に検品NGと判定される。
一方、図9の(c)に示す例は、図9の(a)内の領域902を拡大したものであり、領域902は周りが白の領域に対して単独のノイズ画像として現れている。これは上記の文字つぶれのような原稿画像データに関連するものではなく、検品センサ403によって読み取られた際に偶然この場所に載っていた微小なゴミが読み取られたものである。この場合も、検品装置102において画素値の差分比較を行った際に検品NGと判定される。以下、特に本実施形態を示す検品装置による検品判定の結果に従い、画像形成装置で画像形成された印刷済み用紙(シート)であって、NGと判定されたシートの排紙制御と、再印刷されたOKシートとを合わせて積層して丁合する制御の詳細について説明する。
〔検品判定による用紙搬送切り替え〕
図10は、本実施形態を示す検品装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成システムを構成する検品装置による検品処理例である。なお、各ステップは、検品装置102内の検品判定制御するCPU、ROM、RAM、入出力インタフェースを備えるコントローラ102Aによって実行されることで実現される。また、判断手段については、CPUを主体として説明する。さらに、本実施形態では説明の簡単のためにコピージョブに対して説明をするが、ネットワークを介してプリントジョブについても同様に検品印刷を行うことが可能である。
S1001において、画像形成装置101から搬送される印刷出力用紙410を検品装置102が検出しているかどうかを判断する。このとき、図6の(a)の給紙ローラ401付近に設置された用紙検出手段(不図示)によって印刷出力用紙410が検品装置102内に搬送されたかどうかをコントローラ102AのCPUが判断する。ここで、印刷出力用紙410を検出していないとコントローラ102AのCPUが判断した場合には、再度S1001において、印刷出力用紙410が検出されるまで待機する。S1001において、印刷出力用紙を検出したとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1002に遷移する。
そして、S1002では、コントローラ102AのCPUが画像形成装置101から搬送されてきた印刷出力用紙410の検品処理の結果がNGかどうかを判定する。このとき、コントローラ102AのCPUは、図9で説明したような検品判定処理を実行する。これにより、検品判定処理の結果がNGであるとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1004に遷移し、検品判定処理の結果がNGではないとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1010に遷移する。
S1003において、検品処理の結果がNGであると判定された場合、S1004において、コントローラ102AのCPUは、検品処理の結果がNGであると判断した印刷用紙の順番情報を取得してコントローラ102AのRAM上に記憶する。
例えば図11に示すように、コピー印刷ジョブを投入してから3枚目の印刷用紙で検品処理の結果がNGであるとコントローラ102AのCPUが判定した場合、次のように判断できる。具体的には、給紙ローラ401付近に設置された用紙検出手段で用紙枚数を係数するなどの方法により、コントローラ102AのCPUは、3番目に入力された用紙であることが判断できる。図11の印刷用紙列1101は上記コピー印刷ジョブの印刷用紙の1枚目から5枚目までを順に示しており、1102は検品NGと判定された3枚目の印刷用紙を示している。
次に、S1005において、検品処理の結果でNGと判定された印刷用紙の履歴を管理するNG履歴情報として出力先情報(図11に示す例では、出力先ID=1)をコントローラ102AのRAM上に記憶する。この出力先情報とは、その検品処理の結果NGと判定された印刷出力用紙が本来搬送されるはずだった出力先情報を示す。ここで、用紙仕分け部502の出力トレイ525から出力トレイ529のいずれかである。例えばこのコピー印刷ジョブでは、全ての出力トレイを使用すると操作部207等で設定されていた場合で、且つ上記の検品処理の結果NGと判断された印刷出力用紙がそのコピー印刷ジョブの最初の検品処理の結果でNGと判定されるものとする。そうすると、例えば出力先情報は出力トレイ525となる。
次に、S1005では、S1004で取得されたページ順番情報と組み合わせて記憶されてもよい。例えば図11に示す履歴情報1103は、検品処理の結果NGと判定された用紙の順番を示す用紙番号1105と出力先ID1104とを組み合わせたもので構成され、検品NG履歴DB1110(コントローラ102A内のRAMに記憶される)に順に記憶される。尚、本実施形態では、出力先IDは、用紙仕分け部502の出力トレイ525をID=1、出力トレイ526をID=2、出力トレイ527をID=3、出力トレイ528をID=4、出力トレイ529をID=5とする。
また、場合によっては2枚連続で検品NGとなる場合が考えられる。
この場合出力先情報としては、1つ前の検品NGと判定された印刷用紙と同じ出力先となる。例えば、図11において、3枚目の印刷用紙が検品NGと判定された後に、さらに4枚目の印刷出力用紙も検品処理の結果NGと判定された場合を想定する。その場合、検品NG履歴DB1110において、検品NG組み合わせた履歴情報1103の次の組み合わせ情報1106は、用紙番号=4、出力先ID=1となる。
次に、S1006において、コントローラ102AのCPUは、検品NG用紙の枚数をカウントする。例えば上記の例では3枚目の印刷出力用紙が最初の検品処理の結果NGであると判断されるので、カウント後の枚数情報は「1」となる。なお、カウント後の枚数情報は、コントローラ102A内のRAMに記憶される。
次に、S1007において、コントローラ102AのCPUは、入出力I/Fを用いて検品処理の結果NGと判定された印刷用紙をエスケープ出力に搬送するようにフィニッシャ制御部601に対して検品NG情報を送信する。
次に、S1008において、コントローラ102AのCPUは、コントローラ102AのRAM上に確保される検品NGフラグをセットする。なお、この検品NGフラグについては後ほど説明する。
次に、S1009において、コントローラ102AのCPUは、指定枚数分の印刷動作が終わったかどうかを判断する。例えば、このコピー印刷ジョブに対して、操作部207から印刷用紙枚数があらかじめ分かっているため、コントローラ102AのCPUは、この印刷枚数情報に達したかどうかを判断することが可能である。ここで、指定枚数に達していないとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1001に再び遷移する。一方、S1009で、指定枚数に達しているとコントローラ102AのCPUが判断した場合には、一部印刷出力用紙に対して検品処理の結果NG判定が発生しているものの、このコピー印刷ジョブの検品判定処理は終了したため、S1014に遷移する。
S1014では、上記コピー印刷ジョブの検品判定処理が完了したため、次の検品判定処理に対して待機をする状態を示す。
但し、上記で説明したように検品処理の結果NGと判定されている場合がある。例えば、図11で説明したように、コントローラ102AのCPUは、検品NG履歴DB1110内に検品NG情報が格納されているか否かで判断することができる。この場合、ユーザは操作部207から検品NGと判定された印刷出力用紙に対してリカバリ印刷をするか否かを選択することが可能である。但しフローチャートは検品装置102における制御フローを表しているあるため、リカバリ印刷の実行の有無については説明しない。
以下、S1003において、入力された印刷出力用紙410が検品処理の結果がNGではないとコントローラ102AのCPUが判断した場合におけるS1010移行の処理を説明する。
S1010では、コントローラ102AのCPUがRAMに検品NGフラグがセットされているか否かを判断する。なお、検品NGフラグは上記のS1008で説明したように、S1003にて検品NGと判定された場合にセットされるものであるため、ここでは現在の印刷出力用紙の1つ前の印刷出力用紙が検品NG判定であったことを示す。
S1010において、検品NGフラグがセットされているとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1011に遷移する。そして、S1011において、コントローラ102AのCPUは、印刷出力用紙の出力先を変更するようにフィニッシャ制御部601に出力先変更情報を入出力I/Fを用いて送信する。
例えば、図11において、3枚目の印刷出力用紙が検品NGと判定され、次の4枚目の印刷出力用紙においては検品NGではない場合において説明する。
このコピー印刷ジョブで使用できる出力トレイが、出力トレイ525から出力トレイ5529であると設定されていた場合で、且つ1枚目および2枚目のコピー印刷用紙が出力トレイ525に出力されていた場合、次の出力トレイは出力トレイ526となる。
よって、コントローラ102AのCPUは、出力トレイ526に出力先を変更するために出力先変更情報をフィニッシャ制御部601に送信する必要がある。
次に、S1012では、検品判定処理におけるNG判定により検品NGフラグセットに対する制御動作が完了しているため、コントローラ102AのCPUは、検品NGフラグをクリアして、S1009に遷移する。
一方、S1010において、検品NGフラグがセットされていないと判断された場合は、現在のコピー印刷出力用紙も、一つ前のコピー印刷出力用紙も検品NGであると判定されていない。このため、通常のコピー印刷用紙の搬送を行うことが可能であり、フィニッシャ部103に対しては何も制御する必要が無いため、コントローラ102AのCPUは、S1009に遷移する。
以上のようにして印刷ジョブ時に検品NG判定が発生した場合に検品装置102による制御を行うことで、自動的にコピー印刷用紙の出力先を切り替えることができる。
ここで、より本発明の理解を容易にするために、次のようなコピー印刷ジョブ実行した場合における検品装置102およびフィニッシャ部103の動作について、図を用いて説明する。なお、先に、シート処理装置が検品装置から送信された排紙制御情報に基づいて印刷出力用紙の搬送先の制御の概要を説明する。ここで、シート処理装置の制御は、図5に示したフィニッシャ制御部601が総括的に制御する。
図5に示すように構成された画像形成システムにおいて、フィニッシャ制御部601は、検品装置102のコントローラ102Aから送信される排紙先制御情報に基づいて、次のように制御する。フィニッシャ制御部601は、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を排紙部に排紙させる制御を行う。これにより、エスケープトレイ513に再印刷すべき印刷出力用紙が排紙されるように制御される。
また、フィニッシャ制御部601は、検品装置102のコントローラ102Aから送信される排紙先制御情報に基づいて、次のように制御する。フィニッシャ制御部601は、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断されたページ以降で正常に印刷されたと判断される後続ページの印刷出力用紙の排紙先を切り替える制御を行う。その際、フィニッシャ制御部601は、再印刷すべきと判断されたページ以前で正常に印刷されたと判断された印刷出力用紙を排紙した第1の排紙手段を構成する出力トレイとは異なる出力トレイに切り替えて排紙させるように制御する。以下、その具体的な例を図12を参照して説明する。
図12に示すように、本例のコピー印刷ジョブでは、全20枚の印刷を行うものとし、この印刷ジョブ中に、5枚目(図中に下線を付記している)、12枚目、13枚目および18枚目にてそれぞれ検品NG判定が発生した場合について説明する。
なお、このコピー印刷ジョブでは出力トレイ525から出力トレイ529の3つの出力トレイを順に使用できるものとし、その他の出力トレイは他の印刷出力ジョブ用に予約されており使用できないものとする。
図12において、1201は上記で説明したコピー印刷ジョブで印刷出力される20枚の用紙である。これら印刷出力用紙1201は、1枚目の印刷出力用紙1202から20枚目の印刷出力用紙1215まで順に検品装置102に入力され検品判定を行われる。
なお、1枚目の印刷出力用紙1202は検品NGと判定されないため、図10に示したステップは、S1001→S1002→S1003→S1010→S1009の順に遷移する。
同様に、2枚目の印刷出力用紙から4枚目の印刷出力用紙の各印刷出力用紙については検品NGと判定されないため、上記で説明したようにフローチャートは遷移する。
この間、S1011で説明した、出力先変更情報はフィニッシャ部103に送信されないため、1枚目の印刷出力用紙1202から4枚目の印刷出力用紙1203は用紙仕分け部502の同じ出力トレイ525に排紙されて載置される。
次に、5枚目の印刷出力用紙1204では、上述した検品処理の結果NGと判断されるため、図10に示したステップは、S1001→S1002→S1003→S1004→S1005→S1006→S1007→S1008→S1009の順に遷移する。
この時、S1007にてフィニッシャ部103に検品NG情報を送信したため、5枚目の印刷出力用紙1204は用紙搬送切り替え部501においてエスケープトレイ513に排出され、用紙仕分け部502には搬送されない。
次に、6枚目の印刷出力用紙1205では検品判定の結果NGと判定されないが、1つ前の印刷出力用紙1204が検品NGと判定されている。このため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1010→S1011→S1012→S1009の順に遷移する。
この時、S1011にて、コントローラ102AのCPUは、フィニッシャ部103に出力先変更情報を送信しているため、6枚目の印刷出力用紙1205は用紙仕分け部502の出力トレイ526に出力される。これによって1枚目の印刷出力用紙1202から4枚目の印刷出力用紙1203とは異なる出力先に印刷出力用紙が載置される。
次に、7枚目の印刷出力用紙1206から11枚目の印刷出力用紙1207の各印刷出力用紙については検品処理の結果NGと判定されないため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1010→S1009の順に遷移する。
この間、7枚目の印刷出力用紙1206から11枚目の印刷出力用紙1207の各印刷出力用紙は用紙仕分け部502の出力トレイ527に出力され、6枚目の印刷出力用紙と同じ出力トレイに排紙されて載置される。
次に、12枚目の印刷出力用紙1208では、検品処理の結果NGと判定されるため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1004→S1005→S1006→S1007→S1008→S1009の順に遷移する。この時、コントローラ102AのCPUは、S1007にて、フィニッシャ部103に検品NG情報を送信している。そのため、12枚目の印刷出力用紙1208は、用紙搬送切り替え部501においてエスケープトレイ513に排出され、用紙仕分け部502には搬送されないように排紙先が切り替え制御される。
次に、13枚目の印刷出力用紙1209では検品処理の結果がNGと判定されるため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1004→S1005→S1006→S1007→S1008→S1009の順に遷移する。
この時も、コントローラ102AのCPUは、S1007にてフィニッシャ部103に検品NG情報を送信している。そのため、13枚目の印刷出力用紙1209は用紙搬送切り替え部501において、排紙先が切り替えられた状態でエスケープトレイ513に排紙され、用紙仕分け部502には搬送されないように印刷出力用紙の搬送先が制御される。
次に、14枚目の印刷出力用紙1210では、検品処理の結果NGと判定されないが、1つ前の印刷出力用紙1209が検品NGと判定されている。このため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1010→S1011→S1012→S1009の順に遷移する。この時、S1011にてフィニッシャ部103に出力先変更情報を送信している。このため、14枚目の印刷出力用紙1210は用紙仕分け部502の出力トレイ527に出力され、6枚目の印刷出力用紙1205から11枚目の印刷出力用紙1207とは異なる出力先に排紙されて載置される。
次に、15枚目の印刷出力用紙1211から17枚目の印刷出力用紙1212の各印刷出力用紙については、検品処理の結果NGと判定されないため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1010→S1009の順に遷移する。
この間、15枚目の印刷出力用紙1211から17枚目の印刷出力用紙1212の各印刷出力用紙は用紙仕分け部502の出力トレイ527に排紙され、14枚目の印刷出力用紙1210と同じ出力トレイに排紙されて載置される。
次に、18枚目の印刷出力用紙1213では、検品処理の結果がNGと判定されるため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1004→S1005→S1006→S1007→S1008→S1009の順に遷移する。
この時、コントローラ102AのCPUは、S1007にてフィニッシャ部103に検品NG情報を送信した。そのため、13枚目の印刷出力用紙1209は用紙搬送切り替え部501においてエスケープトレイ513に排出され、用紙仕分け部502には搬送されないように制御される。
次に、19枚目の印刷出力用紙1214では検品処理の結果がNGと判定されないが、1つ前の印刷出力用紙1213が検品NGと判定されている。このため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1010→S1011→S1012→S1009の順に遷移する。
この時、S1011にて、コントローラ102AのCPUは、フィニッシャ部103に出力先変更情報を送信している。このため、19枚目の印刷出力用紙1214は用紙仕分け部502の出力トレイ528に排紙され、14枚目の印刷出力用紙1210から17枚目の印刷出力用紙1212とは異なる出力先に排紙されて載置される。
次に、20枚目の印刷出力用紙1215では検品処理の結果NGと判定されないため、図10に示すステップは、S1001→S1002→S1003→S1010→S1009の順に遷移する。
この間、20枚目の印刷出力用紙1215は用紙仕分け部502の出力トレイ528に出力され、19枚目の印刷出力用紙1214と同じ出力部に載置される。上記のようにして全20枚の印刷出力用紙から成るコピー印刷ジョブの検品判定処理は完了し、コントローラ102AのCPUが実行する図10に示すステップはS1014に遷移する。
この時、検品NGと判定された印刷出力用紙の情報を画像形成装置制御部203に送信する。それによって、操作部207上に表示することが可能となり、ユーザに対して上記検品NGと判定された印刷出力用紙をリカバリ印刷するか否かを判断するよう促すことが可能である。
〔検品NG判定された印刷出力用紙のリカバリ印刷〕
次に、コピー印刷出力ジョブにおいて、図10に示した処理により1ジョブでエラー前後で異なる出力トレイに印刷出力用紙を仕分け排紙した後、実行される処理について説明する。具体的には、上記処理において、検品処理の結果NGと判定された印刷出力用紙を再度印刷するリカバリ印刷制御について説明する。
図13は、本実施形態を示す画像形成システムの制御方法を説明するフローチャートである。本例は、エラー前後で異なる出力トレイに印刷出力用紙を仕分け排紙した後、実行されるリカバリ処理例である。なお、各ステップは、検品装置102内の検品判定制御するCPU、ROM、RAM、入出力インタフェースを備えるコントローラ102A、および画像形成装置制御部203のCPUによって実行されることで実現される。また、判断手段については、それぞれのCPUを主体として説明する。
S1014は図10で説明したように、一旦コピー印刷出力を行った後に検品処理でNGと判定された場合のリカバリ印刷を行うか否かをユーザに選択させるための状態である。
この時、画像形成装置制御部203のCPUにより、図14に示すように操作部207上の表示領域1401に検品NGと判定された用紙の情報が表示されている。これは検品装置102内に記憶された検品NG履歴DB1110内の情報を操作部207が受け取ることで表示されている。
図14は、本実施形態を示す画像形成装置のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。
図14において、1401は表示領域で、検品処理で不良が検出されたページ情報として、ページ5、12、13、18が検出された状態に対応する。1402、1403はボタンで、リカバリ印刷の開始要求を指示するボタン(ボタン1402)、あるいは取り消すボタン(ボタン1403)として機能する。
この時、ユーザは検品処理でNGと判定された用紙のみコピー印刷出力するか(リカバリ印刷)、それともリカバリ印刷を行わないかを上記ボタン1402、1403のいずれかを指示することで選ぶことができる。そこで、S1301にて、画像形成装置制御部203のCPUは、ユーザが操作部207を操作して、図14に示したボタン1402、1403のいずれを指示しているかどうかを判断する。
ここで、リカバリ印刷開始を要求するためのボタン1402が指示されていると画像形成装置制御部203のCPUが判断した場合は、S1302へすすむ。S1302で、それ以外のボタン1403が指示されていると画像形成装置制御部203のCPUが判断した場合は、S1310へ進む。
このようにして、S1301において、リカバリ印刷を開始すると画像形成装置制御部203のCPUが判断した場合、S1302にすすむ。S1302にて、コントローラ102AのCPUは、リカバリ印刷された印刷出力用紙が検品装置102内に搬送されたことを検出しているかどうかを判断する。リカバリ印刷された印刷出力用紙を検出していないとコントローラ102AのCPUが判断した場合には、再度S1302においてリカバリ印刷された印刷出力用紙が検知されるまで待機する。一方、S1302において印刷出力用紙を検出しているとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1303に遷移する。
次に、S1303では、コントローラ102AのCPUは、検品装置102に搬送された印刷出力用紙が検品処理でNGかどうかを判定する。この時も同様に図9で説明したような検品判定方法によって判定される。ここで、検品判定の処理の結果がNGでないとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1305に遷移する。また、検品判定の処理の結果がNGであるとコントローラ102AのCPUが判断した場合、S1308に遷移する。
そして、S1305では、コントローラ102AのCPUが検品NG履歴DB1110に記憶された検品NG情報を更新する。ここでは、コントローラ102AのCPUが検品NG履歴DB1110に記憶された検品NG情報の内、S1302にて検品判定でNGでないと判断された印刷出力用紙の情報を削除する。なお、あらかじめリカバリ印刷によって検品装置102に入力される印刷出力用紙の順番は検品NG履歴DB1110に記憶されている順番と等しいため、検品判定を行った順に検品NG履歴DB1110に格納された履歴情報1103に対して更新作業を行う。
次に、S1306にて、コントローラ102AのCPUは、検品NGでないと判定された用紙の出力先情報をフィニッシャ部103に対して送信する。ここで、送信される出力先情報は、検品NG履歴DB1110に記憶された出力先ID1104に格納されているため、これをコントローラ102AのCPUが送信する。
一方、S1304において、入力されたリカバリ印刷出力用紙が検品処理の結果NGであるとコントローラ102AのCPUが判定した場合、S1308に遷移する。そして、S1308では、コントローラ102AのCPUが検品処理の結果がNGとなったリカバリ印刷出力用紙に対応する履歴情報1103を参照して該当する印刷出力用紙が再度検品NGと判定されたことを確認する。また、履歴情報1103に不図示の回数情報を対応づけて管理することで、例えば何回連続して検品NGと判定されているかを記憶させるような構成を取ってもよい。
次に、S1309では、コントローラ102AのCPUが印刷出力用紙の出力先を変更するようにフィニッシャ制御部601に出力先変更情報を送信する。これにより、検品NGと判定された印刷出力用紙をエスケープトレイ513に排出し、通常の出力部に排出されることを防ぐことができる。
次に、S1307にて、コントローラ102AのCPUがリカバリ印刷枚数分の検品判定処理が完了したかどうかを判定する。尚、S1307においてリカバリ印刷枚数分の検品判定処理が完了したと判定された場合、S1311において、上記リカバリ印刷が検品NG無く完了したか否かをコントローラ102AのCPUが判定する。
ここでは、検品処理の結果NGでは無いと判定された場合にS1305にてその印刷出力用紙用の履歴情報1103は削除される。このため、検品NG履歴DB1110に履歴情報が記録されていない場合に、コントローラ102AのCPUがリカバリ印刷が検品NG無く完了したと判定し、1つ以上の履歴情報が記録されている場合に、リカバリ印刷が検品NGを含んで完了したと判定する。
ここで、リカバリ印刷が検品NG無く完了したとコントローラ102AのCPUが判定された場合には、S1312に遷移し、リカバリ印刷は正常に完了する。
一方、S1311で、リカバリ印刷が検品NGを含んで完了したとコントローラ102AのCPUが判定した場合には、S1014に遷移する。S1014は図10で説明したように再度リカバリ印刷するか否かをユーザに判断させることができる。
一方、S1301において、リカバリ印刷を開始しないと画像形成装置制御部203のCPUが判定された場合について説明する。
この場合、図14に示すUI画面において、ユーザがボタン1403を指示していると画像形成装置制御部203のCPUが判断するため、例えば、出力トレイ525から出力トレイ529に出力・載置されたすべての出力済み印刷用紙を破棄されることを意味する。この時、S1310に遷移し、コントローラ102AのCPUが検品NG履歴DB1110に記憶されたすべての検品NG履歴情報を削除する。この時、画像形成装置制御部203のCPUは、操作部207上に、図15の(a)に示すようなUI画面1501を用いて、ユーザにリカバリ印刷出力を中止するか否かを確認するための表示をするような構成を取ってもよい。
次に、ステップはS1313に遷移し、リカバリ印刷せずに本処理を終了となる。
この時、すでに出力済みの印刷用紙が出力トレイ525から出力トレイ529及びエスケープトレイ513に積載されている。
このため、これらの出力用紙の取り忘れを防止するように操作部207上に出力された用紙を取り除くことを、画像形成装置制御部203のCPUが図15の(b)に示すUI画面を用いて、ユーザに促すような表示(図15(b))をしてもよい。
なお、図15(b)の例では、操作部207上のステータス表示部1502において、次の2つの表示がされている。すなわち、出力トレイ上に出力用紙が積載されていることを示すステータス表示1503とエスケープトレイ上に出力用紙が積載されていることを示すステータス表示1504がそれぞれ表示されている。
これら表示によってユーザに対して各出力部に積載されている各出力用紙を取り除くことを促すことができる。また、ユーザが図15(b)のUI画面を確認して、ボタン1505を押下することで、操作部207上からこれらの表示を消去することが可能である。
以下、図16に示す例を参照して、リカバリ印刷を実行した場合における検品装置102及びフィニッシャ部103の動作について、各図を用いて説明する。
図16に示すように、リカバリ印刷は全4枚の印刷を行う。これらは図12を使用して説明したコピー印刷ジョブを実行した際に、検品処理の判定の結果NGと判定された用紙である。これらの印刷用紙情報は、上記で説明したように検品NG履歴DB1110内に記憶されており、どの用紙を再度印刷するかをこの履歴情報から画像形成装置制御部203はコントローラ102AのCPUからの通知により判断できる。
また、ここでは、13枚目のリカバリ印刷出力用紙が再度検品処理の結果NGと判定され、他のリカバリ印刷出力用紙は検品処理の結果NGと判断されないものとする。
この場合において、操作部207が、図14に示すUI画面を操作部207に表示すること。それによって、ユーザがリカバリ印刷を開始させるためにボタン1402が押下されたと画像形成装置制御部203のCPUが判断した場合、図13のステップはS1301からS1302に遷移する。
これと並行して画像形成装置制御部203においては、最初のコピー印刷ジョブ実行時に各ページを印刷中に並行してメモリ部204内に格納された各原稿読み取る。そして、読み取った画像データの中から、上記検品NG履歴DB1110内の情報の内の検品NGと判定された用紙に対応するページ画像データを読み出し出力画像処理部205に順次転送する。それによって、入力画像処理部201から再度原稿用紙を読み取ること無しにリカバリ印刷動作を開始する。
この場合、図12における5枚目(1204)、12枚目(1208)、13枚目(1209)、18枚目(1213)に対応する画像データを順次印刷する。これによって、検品装置102に対して図16に示す5枚目のリカバリ印刷出力用紙1602、12枚目のリカバリ印刷出力用紙1603、13枚目のリカバリ印刷出力用紙1604及び18枚目のリカバリ印刷出力用紙1605が順に検品装置102に搬送される。
まず、5枚目用のリカバリ印刷出力用紙1602が検品装置102内に搬送されたと判断された場合、ステップは、図13に示すS1302からS1303に遷移し検品判定処理を行う。この印刷出力用紙は、図16で説明したように検品処理の結果NGと判定されないため、ステップはS1304→S1305→S1306と遷移する。
そして、S1306では、検品NG履歴DB1110に記憶された情報からこの5枚目用のリカバリ印刷出力用紙1602の出力先が出力トレイ525であることが分かるため、出力トレイ525に搬送・載置される。この結果、上記5枚目用のリカバリ印刷出力用紙1602は、最初のコピー印刷出力ジョブ時に出力・載置されている4枚目の印刷出力用紙1203の上に排紙されて載置されることになる。
次に、12枚目のリカバリ印刷用紙1603が検品装置102内に搬送されてきたと判断した場合も、ステップは図13に示すS1302からS1303に遷移し、検品判定処理を行う。この印刷出力用紙は、図16で説明したように検品処理の結果NGと判定されないため、ステップはS1304→3fS1305→S1306と遷移する。
そして、S1306では、検品NG履歴DB1110に記憶された情報から、コントローラ102AのCPUは、この12枚目用のリカバリ印刷出力用紙1603の出力先が出力トレイ526であることが分かるため、出力トレイ526に搬送して載置される。この結果、上記12枚目用のリカバリ印刷出力用紙1603は、最初のコピー印刷出力ジョブ時に出力・載置されている11枚目の印刷出力用紙1207の上に排紙されて載置されることになる。
次に、13枚目用のリカバリ印刷出力用紙1604が検品装置102内に入力したと判断された場合もステップはS1302からS1303に遷移し、検品判定処理を行う。この印刷出力用紙は、図16で説明したように検品処理の結果NGと判定されるため、ステップはS1304→S1308→S1309と遷移する。
そして、S1308では、コントローラ102AのCPUが検品NG履歴DB1110に記憶された情報からこの13枚目用のリカバリ印刷出力用紙1604が再度検品処理の結果NGと判定されたことを確認する。そして、CPUは、13枚目に対応する履歴情報1103は消去せずにさらに次のリカバリ印刷のために再度記憶処理を行う。
S1309では、13枚目用のリカバリ印刷出力用紙1604の出力先をエスケープトレイ513に変更するため、コントローラ102AのCPUが検品NG情報をフィニッシャ部103に対して送信する。これにより、13枚目用のリカバリ印刷出力用紙1604は用紙搬送切り替え部501内の搬送パス切り替え部511においてエスケープトレイ513に排紙されて積載される。
次に18枚目のリカバリ印刷用紙1605が検品装置102内に搬送されたと判断された場合もステップはS1302からS1303に遷移し、検品判定処理を行う。
この印刷出力用紙は図16で説明したように検品処理の結果NGと判定されないため、ステップはS1304→S1305→S1306と遷移する。
そして、S1306では、コントローラ102AのCPUが検品NG履歴DB1110に記憶された情報からこの18枚目用のリカバリ印刷出力用紙1605の出力先が出力トレイ527であることが分かるため、出力トレイ527に搬送されて載置される。
この結果、上記18枚目用のリカバリ印刷出力用紙1605は、最初のコピー印刷出力ジョブ時に排紙して載置されている17枚目の印刷出力用紙1212の上に排紙されて載置されることになる。
また、同様にして再度13枚目用のリカバリ印刷を実行して、検品処理の結果NGではないと判定された場合には、13枚目用のリカバリ印刷出力用紙は出力トレイ526に搬送され、12枚目の印刷出力用紙上に排紙されて載置される。
以上のようにして、すべての印刷出力が完了した際にそれぞれに出力トレイに出力・載置されている印刷出力用紙は、図17に示すように出力トレイ525上には1枚目から5枚目の印刷出力用紙から成る用紙束1701が載置される。
同様に、出力トレイ526上には6枚目から13枚目の印刷出力用紙から成る用紙束1702が載置される。同様に、出力トレイ527上には14枚目から18枚目の印刷出力用紙から成る用紙束1703が載置される。同様に、出力トレイ528上には19枚目から20枚目の印刷出力用紙から成る用紙束1704が載置される。そして、ユーザが以上の4か所の出力トレイ上に載置された各印刷出力用紙束を1701→1702→1703→1704の順に重ねることで、1枚目の印刷出力用紙から20枚目の印刷出力用紙の順に並んだ用紙束を積載順序に迷うことなく容易に得ることができる。つまり、フィニッシャ制御部601は、検品装置102により画像形成装置101が再印刷して正常に印刷されたと判断した印刷出力用紙を出力トレイの識別情報で特定される出力トレイに排紙させるように排紙先を制御する。
なお、本実施形態では、説明を簡単にするために、片面印刷を行った場合について説明したが両面印刷を行った場合においても、図4で説明したように搬送ベルト402の下側からも検品センサで読み取る構成を取る。それによって、表裏の両面を同時に読み取って検品判定を行うことが可能である。且つ1枚の用紙に対して2ページの対応付けを行って検品NG履歴DB1110を管理することで対応が可能である。この場合、例えば同一用紙の表裏のいずれかだけが検品NGとなった場合にも、表裏の両方のページ画像データをリカバリ印刷する必要がある。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、第1実施形態において説明した、検品処理の結果NGと判定された場合に切り替えられる出力トレイの数が、実際に検品処理の結果NGと判定される用紙の数と比べて少ない場合における、フィニッシャ部103での制御方法について説明する。
本実施例においても、図1で説明したシステム構成例や、図4において説明したフィニッシャ部103の構成は同一であるとして、それらの説明は割愛する。
図18は、本実施形態を示す検品処理の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図1に示した画像形成システムを構成する検品装置による検品処理例である。なお、各ステップは、検品装置102内の検品判定制御するCPU、ROM、RAM、入出力インタフェースを備えるコントローラ102Aによって実行されることで実現される。また、判断手段については、CPUを主体として説明する。また、本実施形態では説明の簡単のためにコピージョブに対して説明をするが、ネットワークを介してプリントジョブについても同様に検品印刷を行うことが可能である。
なお、図10に示す一連の処理と、図18に示す一連の処理との差違は、図10ですでに説明したフローチャートの内、S1006及び、S1007の間に判断用のS1801を挿入したものである。これは判断結果によってS1007に遷移する場合とS1802に遷移する場合とに分岐する部分を設けたものである。よって、ほぼ大部分は図10での説明と同一であるため、以下は本実施例で必要な部分のみを説明するものとする。
S1001において、コントローラ102AのCPUは、印刷出力用紙410が検品装置102に搬送されてきたか否かを判断する。ここで、印刷出力用紙410が搬送されてきていないとコントローラ102AのCPUが判断した場合には、再度S1001において印刷出力用紙410が搬送されてくるまで待機する。
このようにして、S1001において印刷出力用紙が搬送されてきたとコントローラ102AのCPUが判断した場合、ステップはS1002に遷移する。
S1002では、コントローラ102AのCPUが入力検知された印刷出力用紙410が検品処理の判定の結果がNGであるかどうかを判定する。ここで、検品処理の判定の結果がNGであるとコントローラ102AのCPUが判断した場合、ステップはS1003からS1004に遷移する。そして、S1004において、検品処理の結果がNGであるとコントローラ102AのCPUが判断した印刷用紙の順番情報を取得し記憶する。
次に、S1005において、コントローラ102AのCPUは検品NG履歴情報として出力先情報を記憶する。この出力先情報とは、その検品処理の結果NGと判定された印刷出力用紙が本来搬送されるはずだった出力先情報を示す。ここで用紙仕分け部502の出力トレイ525から出力トレイ529のいずれかである。
次に、S1005では、コントローラ102AのCPUがS1004で取得されたページ順番情報と組み合わせて記憶されてもよい。例えば図11の1103は検品NGを判定された用紙の順番を示す用紙番号1105と出力先ID1104を組み合わせた履歴情報で、検品NG履歴DB1110に順に記憶される。
尚、出力先IDは、用紙仕分け部502の出力トレイ525をID=1、出力トレイ526をID=2、出力トレイ527をID=3、出力トレイ528をID=4、出力トレイ529をID=5とするものである。次に、S1006において、コントローラ102AのCPUが検品NG用紙の枚数をカウントする。
次に、S1801において、コントローラ102AのCPUは上記S1006にてカウントされた検品NG用紙の枚数と、このコピー印刷ジョブで使用できる出力トレイの数を比較し、検品NG用紙枚数が出力トレイ数以上であるかどうかを判断する。
ここで、検品NG用紙枚数が出力トレイ数以上であるとコントローラ102AのCPUが判断した場合は、ステップをS1802に遷移させる。一方、S1801で、上記の条件以外の場合であるとコントローラ102AのCPUが判断した場合、ステップはS1007に遷移する。S1007で、検品処理の結果NGと判断された印刷用紙がエスケープトレイに出力されるように、コントローラ102AのCPUが検品NG情報をフィニッシャ部103に送信する。次に、S1008において、コントローラ102AのCPUが検品NGフラグをセットする。以降の各ステップについては、第1実施形態の説明と同一であるため、説明を省略する。
なお、S1803は、上記S1802によって分岐した先での処理フローによっては再度、図18のフローチャートに戻る場合があるため、その戻りポイントを示したものである。この場合S1803からS1009に遷移し、次の印刷出力用紙に対して検品判定処理を行うことが可能である。
上記の図18に示す処理では、S1801の判断のステップで説明したように、検品NG判定が発生した毎に出力トレイを切り替える場合に、所定の出力トレイの数以上の検品NG判定が発生してしまうと、それ以上別の出力先が存在しないことになる。そのため、その場合の処理方法を切り替えるために、図18ではS1802からS1803の間でこの場合の処理フローを実行する。
なお、本実施形態では特に、コピー印刷ジョブ実行時に検品処理を行う場合に、このコピー印刷ジョブを実行時に使用できる用紙仕分け部502における出力トレイの数を指定する必要がある。
例えば、図19の(a)に示すUI画面のように、操作部207において、検品処理実行を指定した場合に、ユーザがこのコピー印刷ジョブに使用する出力トレイを指定することができる構成を用意する。
図19に示すUI画面例は、検品処理を実施する場合に操作部207上の表示領域1901に検品処理モードの詳細を表示した例である。ここでは検品処理時に使用できる用紙仕分け部502内の出力トレイ525から出力トレイ529の内のいずれを使用するかをユーザが選択できるように構成されている。
1902から1906は、それぞれ用紙仕分け部502内の出力トレイ525から出力トレイ529に対応する選択ボタンであり、例えば選択ボタン1902を押下した場合に、検品処理時に使用される出力トレイとして出力トレイ525が選択される。
本実施形態では、ユーザが選択ボタン1902、1903及び1904を選択することにより、用紙仕分け部502内の出力トレイ525から出力トレイ527を選択・使用することとする。
図19の(a)に示す例では、ユーザが選択ボタン1902、1903及び1904を選択した状態を表示しており、これによって用紙仕分け部502内の出力トレイ525、出力トレイ526および出力トレイ527がコピー印刷ジョブに使用されるものとする。ここで、ユーザが出力トレイを選択する処理を完了するために、ボタン1909を押下しているとコントローラ102AのCPUが判断した場合、図19の(b)に示すUI画面を操作部207に表示する。本例は、表示領域1911に検品中に積載エラーが発生したことをユーザに通知するためのUI画面を表示した例である。
表示領域1911は、上記図19の(a)で説明したように、検品判定処理中に検品処理の結果NGと判定される回数が指定された出力トレイの枚数以上になり、それ以上出力トレイを変更して継続することができなくなった場合に操作部207に表示される。ここで、ユーザは、以後の動作モードとして、第1の処理(合紙挿入して継続する合紙挿入モード)と、第2の処理(印刷中止モード)とのいずれかをボタン1912、1913により選択することができる。
ボタン1912は、上述した積載エラーが発生した場合に、検品処理の結果NGと判定された用紙位置に合紙を挿入することで、検品判定処理を継続する動作モードである。この場合、検品判定終了時にリカバリ印刷された印刷出力用紙を人手により挿入する手間は発生するが、挿入すべき用紙位置に合紙が挿入されているため、従来と比較して作業手順は容易になっている。
一方、ボタン1913は、上述した積載エラーが発生した場合に、その印刷出力ジョブを中止する動作モードである。この場合、上記積載エラーが発生した場合に、それ以降の印刷出力用紙をすべてエスケープトレイ513に搬送し、且つ画像形成装置101において印刷動作を中止するものである。
図20は、本実施形態を示す検品処理の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、図17に示したS1802からS1803の間の制御の詳細手順である。
なお、各ステップは、検品装置102内の検品判定制御するCPU、ROM、RAM、入出力インタフェースを備えるコントローラ102Aによって実行されることで実現される。また、判断手段については、CPUを主体として説明する。以下、コントローラ102AのRAMに記憶されたページ数が、第1の排紙手段に対応するフィニッシャ部103が備える出力トレイの数を超えている場合、ジョブの処理を中止すべき通知を画像形成装置101及びフィニッシャ部103に送信する処理を説明する。その際、上述した図19に示すUI画面を操作部207に表示する。
図20において、S1802は、図18で説明した検品NG発生枚数が所定の出力トレイ数以上になった場合の分岐ポイントである。
まず、S2001にて、合紙挿入モードかどうかを判断する。ここでは、図19(b)で説明した、モード選択手段によって選択された動作モードによって判断される。このコピー印刷ジョブの前に、表示領域1911にてボタン1912が選択されていた場合には合紙挿入モードであるため、フローチャートはS2002に遷移する。また表示領域1911にてボタン1913が選択されていた場合には印刷中止モードであるため、フローチャートはS2004に遷移する。
S2001にて、コントローラ102AのCPUは、図19の(b)に示すUI画面を用いて操作部207を操作して指示されたボタンから、ユーザが要求する動作モードが印刷中止モードであるかどうかを判断する。ここで、印刷中止モードであるとコントローラ102AのCPUが判断した場合には、S2004にて、コントローラ102AのCPUは、画像形成装置101に対して画像形成中止情報を送信する。この時画像形成装置101においては画像形成装置制御部203が、印刷動作を停止するために給紙・搬送部において用紙搬送を停止し、且つ現在印刷中のページ画像については速やかに印刷停止させるよう制御する。
次に、S2005において、コントローラ102AのCPUは、出力先変更情報をフィニッシャ部103に送信し、検品NGと判定された印刷出力用紙はもちろん、この印刷出力用紙以降に搬送される印刷出力用紙もすべてエスケープトレイ513に出力させる。
次に、S2006にて、コントローラ102AのCPUは、全印刷出力用紙が排出完了したかどうかを確認する。これは用紙搬送切り替え部501において、搬送パス切り替え部511に配置された用紙検知センサ(不図示)にて入力された印刷出力用紙枚数を計数し、S2004以降に入力される用紙枚数情報と比較して判断するような構成でもよい。また、所定時間経過後にすべての印刷出力用紙が排出されたと判断してもよい。
以上のようにして、コントローラ102AのCPUが、印刷中止モードによる各部の制御を行い、S2007において、本処理を終了する。なお、この時、操作部207に対して印刷中止モードによって印刷出力が中止されたことを示す表示を行ったり、検品NG履歴DB1110内に記憶された印刷出力用紙の積載状況を表示したりする制御を実行してもよい。
一方、S2001において、ユーザからの動作モードの要求が合紙挿入モードであるとコントローラ102AのCPUが判断した場合には、S2002に処理を進める。S2002にて、コントローラ102AのCPUは、印刷出力用紙の出力先を変更するようにフィニッシャ部103に対して検品NG情報を送信する。この場合、用紙搬送切り替え部501では、搬送パス切り替え部511にて検品処理の結果NGと判定された印刷出力用紙がエスケープトレイ513に排出されるように印刷出力用紙の入力タイミングに合わせて搬送方向を切り替える。
次に、S2003にて、コントローラ102AのCPUは、エスケープトレイ513に排出された印刷出力用紙の代わりに合紙を出力トレイ部に出力するように、合紙挿入要求情報をフィニッシャ部103に送信する。
この場合、用紙搬送切り替え部501は搬送パス切り替え部512をインサータ514から搬送される合紙が挿入されるように切り替える。さらに、インサータ514はすでにエスケープトレイ513に排出済みの印刷出力用紙の代わりとなるよう、タイミングを合わせて搬送パス510に挿入する。次に、ステップは、図18に示したS1803に遷移し、図18に示した処理に戻る。
以上のようにして、コントローラ102AのCPUは、S2001からS2003に示すように合紙挿入モードに基づく制御を行う。もし、次に検品処理の結果NGと判断された場合においても、上記S2001→S2002→S2003と遷移して、検品処理の結果NGと判定された印刷出力用紙をエスケープトレイ513に排出しつつ、合紙を出力トレイに排出する。
なお、本実施形態では説明しないが、例えば上記の例において、出力トレイ527に対して引き続き印刷出力用紙と合紙が搬送・載置され続ける場合において、積載できる用紙束高さ等の制限により、各出力トレイの積載可能用紙枚数が設定されている場合がある。この場合、出力トレイ上に積載された用紙枚数を係数する手段を各出力トレイ部に設置して所定閾値以上になったと判断した場合は、フィニッシャ部103が画像形成装置101に対して印刷出力停止情報を送信するような構成としてもよい。
以上のように本実施形態では、合紙挿入モードを選択することで、検品NGと判定された際に出力トレイを切り替えることで継続して印刷出力ジョブ行う際に、変更する出力トレイが無くなった場合にも引き続き印刷出力と行うことができる。且つ印刷出力後に、リカバリ印刷された用紙を出力済みに用紙束に挿入する場合においても、合紙が挿入されている場所に挿入することで容易に行うことができる。
また、印刷中止モードでは、変更する出力トレイが無くなった場合には印刷出力を停止することによって、余分な印刷出力がされることを防ぐことができる。
なお、上述の画像形成装置制御部203は、第1の制御手段、第2の制御手段、第3の制御手段として機能することができる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
101 画像形成装置
102 検品装置
103 フィニッシャ部

Claims (8)

  1. 複数のページからなるジョブを処理して印刷出力用紙に画像を形成する画像形成装置に接続されて印刷出力用紙の搬送を行うシート処理装置であって、
    前記画像形成装置から搬送される印刷出力用紙に画像形成された画像を読み取って検品する検品手段と、
    前記検品手段による検品で前記画像形成装置により正常に印刷されたと判断される印刷出力用紙を複数の出力トレイに仕分けて排紙可能な第1の排紙手段と、
    前記検品手段による検品で前記画像形成装置により再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記第1の排紙手段よりも上流側に設けられる排紙部に排紙する第2の排紙手段と、
    前記検品手段が行う各ページの印刷出力用紙の検品結果に従い、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記排紙部に排紙させ、かつ、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断されたページ以降で正常に印刷されたと判断される後続ページの印刷出力用紙の排紙先を、前記再印刷すべきと判断されたページ以前で正常に印刷されたと判断された印刷出力用紙を排紙した前記第1の排紙手段の出力トレイとは異なる出力トレイに切り替えて排紙させる第1の制御手段と、
    を備えることを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記検品手段により再印刷すべきと判断されたページの情報と当該再印刷すべきページ以前のページの印刷出力用紙を排紙した出力トレイの識別情報とを対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記画像形成装置が1つのジョブの画像形成を終了した後、前記記憶手段に記憶された再印刷すべきページ情報と前記出力トレイの識別情報とに基づいて、前記検品手段により前記画像形成装置が再印刷して正常に印刷されたと判断した印刷出力用紙を前記出力トレイの識別情報で特定される出力トレイに排紙させる第2の制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記記憶手段に記憶されたページ数が、前記第1の排紙手段が備える出力トレイの数を超えているかどうかを判断する判断手段を備え、
    前記第1の制御手段は、前記ページ数が前記出力トレイの数を超えたと判断した場合、前記ジョブの処理を中止すべき通知を前記画像形成装置に行うことを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 前記第1の排紙手段と前記排紙部との間で印刷出力用紙を搬送する搬送路上に合紙を挿入する挿入手段と、
    前記ページ数が前記出力トレイの数を超えたと判断した場合、前記ジョブの処理を中止する中止モードと、前記挿入手段により挿入された合紙を前記第1の排紙手段のいずれかの出力トレイに排紙させてジョブの処理を継続する合紙挿入モードとを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択されたモードが前記合紙挿入モードである場合、前記ページ数が前記出力トレイの数を超えたと判断した後も、前記検品手段による検品で前記画像形成装置により正常に印刷されたと判断される印刷出力用紙を前記合紙が排紙された出力トレイに継続して排紙させる第3の制御手段と、
    を備えることを特徴とする請求項3記載のシート処理装置。
  5. 複数のページからなるジョブを処理して印刷出力用紙に画像を形成する画像形成装置に接続されて印刷出力用紙の搬送を行うシート処理装置の制御方法であって、
    前記画像形成装置から搬送される印刷出力用紙に画像形成された画像を読み取って検品する検品工程と、
    前記検品工程による検品で前記画像形成装置により正常に印刷されたと判断される印刷出力用紙を複数の出力トレイに仕分けて排紙する第1の排紙工程と、
    前記検品工程による検品で前記画像形成装置により再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記出力トレイよりも上流側の排紙部に排紙する第2の排紙工程と、
    前記検品工程が行う各ページの印刷出力用紙の検品結果に従い、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記排紙部に排紙させ、かつ、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断されたページ以降で正常に印刷されたと判断される後続ページの印刷出力用紙の排紙先を、前記再印刷すべきと判断されたページ以前で正常に印刷されたと判断された印刷出力用紙を排紙した出力トレイとは異なる出力トレイに切り替えて排紙させる第1の制御工程と、
    を備えることを特徴とするシート処理装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載のシート処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 複数のページからなるジョブを処理して画像形成されて画像形成装置から搬送される印刷出力用紙の画像を検品してシート処理装置に排紙する検品装置であって、
    前記シート処理装置が検品で前記画像形成装置により正常に印刷されたと判断される印刷出力用紙を複数の出力トレイに仕分けて排紙可能な第1の排紙手段と、
    前記画像形成装置により再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記第1の排紙手段よりも上流側に設けられる排紙部に排紙する第2の排紙手段と、を備え、
    各ページの印刷出力用紙の検品結果に従い、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断された印刷出力用紙を前記排紙部に排紙させ、かつ、複数ページ中のいずれかのページで再印刷すべきと判断される毎に、当該再印刷すべきと判断されたページ以降で正常に印刷されたと判断される後続ページの印刷出力用紙の排紙先を、前記再印刷すべきと判断されたページ以前で正常に印刷されたと判断された印刷出力用紙を排紙した前記第1の排紙手段の出力トレイとは異なる出力トレイに切り替えて排紙させる指示を前記シート処理装置に送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする検品装置。
  8. 再印刷すべきと判断されたページの情報と当該再印刷すべきページ以前のページの印刷出力用紙を排紙した出力トレイの識別情報とを対応づけて記憶する記憶手段を備え、
    前記送信手段は、前記画像形成装置が1つのジョブの画像形成を終了した後、前記記憶手段に記憶された再印刷すべきページ情報と前記出力トレイの識別情報とに基づいて、前記画像形成装置が再印刷して正常に印刷されたと判断した印刷出力用紙を前記出力トレイの識別情報で特定される出力トレイに排紙させる排紙制御情報を前記シート処理装置に送信することを特徴とする請求項7記載の検品装置。
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