JP2023156629A - 印刷システム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】検査装置が印刷済みシートにおいて印刷欠陥が検出された場合、パージ機能において正常であると判定されるべき印刷済みシートが印刷欠陥有りと判定されてしまうことによって生じるシートの無駄を低減する印刷システムを提供する。【解決手段】印刷手段で印刷処理された印刷済みシートについて印刷欠陥の有無を検査する際、印刷欠陥が検出されない印刷済みシートを第1の排出先し、印刷欠陥が検出された印刷済みシートを第2の排出先に排出する。印刷済みシートにおいて印刷欠陥が検出された場合、後続の印刷済みシートも検査手段で検査した後、第2の排出先に排出し、当該後続の印刷済みシートの検査結果を用いて印刷ジョブをキャンセルするかを判定する。【選択図】図14(b)

Description

本発明は、印刷結果の検査技術に関する。
従来から、印刷結果を検査しながら印刷出力可能な、インライン方式の検査装置を組み込んだ印刷システムがある。このような印刷システムでは、照合のために登録した評価基準となる画像(正解画像)と、印刷物を光学的に読み取って得られた画像(読取画像)とを比較することで、印刷欠陥の有無を判定している。このような印刷システムにおいて、特許文献1に、印刷欠陥有りと判定された印刷済みシートと後続の印刷済みシートを、印刷欠陥無しの印刷済みシートが排出されるトレイとは異なるトレイ(エスケープトレイ)に排出するパージ機能が開示されている。さらに、特許文献1には、印刷欠陥有りと判定された場合に該当ページから印刷を再開するリカバリ機能を備える構成が開示されている。
特開2021-133613号公報
特許文献1では、検査において印刷欠陥有りと判定された印刷済みシートと後続の印刷済みシートをエスケープトレイに排出する際(パージ機能動作時)、後続の印刷済みシートについては検査を行わずに排紙している。そのため、検査装置の読取部に汚れがある場合やユーザが印刷ジョブに対応していない正解画像が誤って設定された場合に問題が生じることがある。すなわち、実際には印刷欠陥が生じていないにも関わらず、印刷欠陥有りと判定され、本来正常なはずの印刷済みシートがエスケープトレイに排紙されてしまうという問題である。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、本来正常であると判定されるべき印刷済みシートが印刷欠陥有りと誤判定されてしまうことによって生じるシートの無駄を低減する印刷システム提供することを目的とする。
本開示に係る印刷システムは、印刷ジョブで指定された画像データに基づき印刷処理を行う印刷手段と、前記印刷処理された印刷済みシートについて印刷欠陥の有無を検査する検査手段と、前記検査において印刷欠陥が検出されなかった前記印刷済みシートを第1の排出先に排出し、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートを第2の排出先に排出する排出手段と、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートに後続する、前記印刷手段から搬送されてくる前記印刷済みシートを、前記検査手段に検査させた後、前記排出手段によって前記第2の排出先に排出させる制御手段と、を備える、ことを特徴とする。
本開示の技術によれば、本来正常であると判定されるべき印刷済みシートが印刷欠陥有りと判定されてしまうことによって生じるシートの無駄を低減することが可能となる。
印刷システムの構成の一例を示す図。 印刷システムの内部構成を示すブロック図。 画像形成装置のメカ断面図。 検査モジュールの検査メニュー画面の一例を示す図。 検査モジュールの画像登録画面の一例を示す図。 検査モジュールの読取中画面の一例を示す図。 検査モジュールの登録処理画面の一例を示す図。 検査モジュールのエリア設定画面の一例を示す図。 検査モジュールの検査条件設定画面の一例を示す図。 検査モジュールの検査結果確認画面の一例を示す図。 検査モジュールのジョブ設定画面の一例を示す図。 正解画像の登録ジョブを投入する際の処理の流れを示すフローチャート。 登録ジョブに従って正解画像を登録する処理の流れを示すフローチャート。 実施形態1における印刷モジュールの印刷処理の流れを示すフローチャート。 実施形態1における検査モジュールの印刷処理の流れを示すフローチャート。 検査ステイタス画面の一例を示す図。 検査ステイタス画面の一例を示す図。 検査結果確認画面の一例を示す図。 検査結果確認画面の一例を示す図。 変形例2における印刷モジュールの印刷処理の流れを示すフローチャート。 変形例2における検査モジュールの印刷処理の流れを示すフローチャート。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、各実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが必須のものとは限らない。尚、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
[実施形態1]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示す図である。印刷システム100は、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。また、外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアントPC(クライアントコンピュータ)103と通信可能に接続されている。
クライアントPC103には、印刷処理の対象となる画像データを外部コントローラ102で処理可能なページ記述言語(PDL)に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行いたいユーザは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、ユーザからの印刷指示に基づいて、PDLデータを外部コントローラ102に対して送信する。外部コントローラ102は、PC103からPDLデータを受け取ると、PDL解析やラスタライズ処理を行って画像形成装置101で処理可能な印刷データ(以下、「印刷ジョブ」と呼ぶ。)を生成し、画像形成装置101に投入する。外部コントローラ102は、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。
次に画像形成装置101について説明する。画像形成装置101は、印刷モジュール107、インサータ108、検査モジュール109、スタッカ110、フィニッシャ111を備える。以下、各モジュールについて説明する。
印刷モジュール107は、印刷ジョブに従い、給紙部230から搬送される記録媒体としてのシート(用紙)に対して、記録剤としてのトナーを用いて画像を形成する。この印刷モジュール107の構成及び動作原理は次のとおりである。印刷ジョブで指定された画像に応じて変調されたレーザ光をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられた用紙に、トナー像が転写される。この一連の画像形成プロセスを、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナーに対して順次実行することにより、シート上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写ドラム上のシートは定着器へ搬送される。定着器は、ローラーやベルト等を含み、ローラー内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、フルカラー画像を形成しているシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解してシートに定着させる。
インサータ108は、印刷モジュール107で印刷処理が施されて搬送されてきたシート群に対して、例えば任意の位置で区切るための仕切りシート等を挿入する装置である。
検査モジュール109は、搬送されてきた印刷済みシートの画像を読み取り、予め登録された正解画像(或いは「基準画像」とも呼ばれる。)と比較することで当該シート上に形成された画像が正常かどうかを、すなわち、印刷欠陥の有無を判定する。
スタッカ110は、印刷済みシートを積み重ねておくことが可能な大容量の集積装置である。フィニッシャ111は、ステイプルやパンチ、中綴じ製本といった各種のフィニッシング処理機能を持つ後処理装置である。搬送されてきた印刷済みシートに対して予め選択・設定されたフィニッシング処理を加える。フィニッシング処理後のシートは、排紙トレイに排紙される。
なお、図1で説明した印刷システムでは、外部コントローラ102を介して印刷ジョブが投入される構成としているが、例えば外部コントローラ102を省略する構成も可能である。すなわち、画像形成装置101を外部LAN104に接続し、クライアントPC103から、画像形成装置101にPDLデータを送信する構成でもよい。この場合、画像形成装置101においてPDL解析やラスタライズ処理を行って印刷ジョブを生成した上で、印刷処理を実行することになる。また、図1の例では、外部コントローラ102と画像形成装置101は内部LAN105とビデオケーブル106とで接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよい。例えば、内部LAN105とビデオケーブル106のいずれか一方のみで接続されていてもよい。
<印刷システムの内部構成>
図2は、印刷システム100を構成する画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103の内部構成を示すブロック図である。以下、順に説明する。
≪画像形成装置の内部構成≫
まず画像形成装置101の印刷モジュール107の内部構成について説明する。印刷モジュール107は、主に制御に関わる構成要素として、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225を有する。さらに、印刷モジュール107は、主に画像形成に関わる構成要素として、原稿読取部226、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230を有する。それぞれの構成要素はシステムバス231を介して接続されている。通信I/F217は、通信ケーブル281を介して、インサータ108、検査モジュール109、スタッカ110、及びフィニッシャ111と接続され、それぞれの装置を制御するための通信が行われる。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラム等に基づいて、印刷モジュール107を統括的に制御する。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、例えばグラフィカルユーザインタフェースを介して、各種設定のユーザ入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225は、印刷処理に関わる各種設定情報や印刷ジョブの処理状況などを表示する。原稿読取部226は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を光学的に読み取るスキャナ装置である。ユーザが載置したシートに対して露光ランプを照らしながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿上の画像を光学的に読み取って画像データを生成する。レーザ露光部227は、レーザ光を照射するための一次帯電やレーザ露光を行う装置である。レーザ露光部227は、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電を行う。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射する。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部228は、シートに対してトナーを転写するための装置である。作像部228は、不図示の現像ユニット、転写ユニット、トナー補給ユニット等により構成され、感光ドラム上のトナーをシートに転写する。現像ユニットは、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットは、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーをシートに転写する二次転写を行う。定着部229は、シート上のトナーを熱と圧力でシートに溶解固着するための装置であり、不図示の加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。給紙部230は、印刷処理に供されるシートを給紙するための装置である。給紙部230は、不図示のローラーや各種センサーにより、シートの給紙動作、搬送動作を行う。
次に画像形成装置101のインサータ108の内部構成について説明する。インサータ108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、給紙制御部235で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス236を介して接続される。通信I/F232は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107と接続され、シートの挿入制御に必要な通信を行う。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、インサータ108全体を制御する。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙制御部235は、CPU233からの指示に基づき、不図示のローラーやセンサーを制御しながら、トレイ321に載置されたシートの取り込み、不図示の給紙部からの給紙、印刷モジュール107から搬送されてくるシートの搬送を制御する。
次に画像形成装置101の検査モジュール109の内部構成について説明する。検査モジュール109は、通信I/F237、CPU238、メモリ239、撮影部240、表示部241、操作部242で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス243を介して接続される。通信I/F238は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107と接続され、印刷済みシートの検査等の制御に必要な通信を行う。CPU238は、メモリ239に格納された制御プログラムに応じて、検査モジュール109全体を制御する。メモリ239は、制御プログラムの他、各種設定情報や画像データを保存する記憶装置である。撮影部240は、CPU238の指示に基づき、搬送されてくる印刷済みシート上の画像を撮影により読み取る。なお、本実施形態ではカメラで撮影することによってシート上の画像を読み取っているが、例えばインラインスキャナなどで読み取ってもよい。CPU238は、撮影部240によって得られた検査対象となる撮影画像(検査画像)と、メモリ239に予め保存した正解画像とを比較し、印刷結果に欠陥がないかどうかを判断する。表示部241は、検査結果や設定画面などが表示される。操作部242は、例えばグラフィカルユーザインタフェースを介して、ユーザによって操作され、検査モジュール109の設定変更や正解画像の登録などの指示を受け付ける。
次に画像形成装置101のスタッカ110の内部構成について説明する。スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排紙制御部247で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス248を介して接続される。通信I/F244は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107と接続され、シートの集積・排紙制御に必要な通信を行う。CPU245は、メモリ246に格納された制御プログラムに応じて、スタッカ110全体を制御する。メモリ246は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部247は、CPU245からの指示に基づき、搬送されてきたシートを、スタックトレイ、エスケープトレイ、または後続のフィニッシャ111に搬送するための制御を行う。
次に画像形成装置101のフィニッシャ111の内部構成について説明する。フィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙制御部252、フィニッシング処理部253で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス254を介して接続される。通信I/F249は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107と接続され、フィニッシング処理の制御に必要な通信を行う。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、フィニッシャ111全体を制御する。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部252は、CPU250からの指示に基づき、シートの搬送や排紙を制御する。フィニッシング処理部253は、CPU250からの指示に基づき、ステイプルやパンチ、中綴じ製本等の処理を実行する。
≪外部コントローラの内部構成≫
次に外部コントローラ102の内部構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213、LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を介して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいて、クライアントPC103からのPDLデータの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷ジョブの送信などの処理を実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータを記憶し、ワークエリアとして動作する。HDD210は、PDL解析やRIP処理などの動作に必要なプログラムやデータを記憶する。キーボード211は、外部コントローラ102に対してユーザが各種操作・指示を入力するための入力デバイスである。ディスプレイ212には、外部コントローラ102が実行中のアプリケーション等の情報が静止画や動画で表示される。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、PDLデータの受信などが行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷ジョブの送信などが行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、画像データの送受信などを行う。
≪クライアントPCの内部構成≫
次にクライアントPC103の内部構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206で構成され、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書作成プログラム等に基づいて、印刷処理の対象となる画像データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバス207に接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータを記憶し、ワークエリアとして動作する。HDD203は、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータを記憶する。キーボード204はクライアントPC103に対してユーザが各種操作・指示を入力するための入力デバイスである。ディスプレイ205には、クライアントPC103が実行中のアプリケーション等の情報が静止画や動画で表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、PDLデータの送信などが行われる。
なお、図2に示すメモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ239、メモリ246、メモリ251はそれぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。たとえば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
<画像形成装置の搬送系>
続いて、画像形成装置101の搬送系について説明する。図3は、画像形成装置101のメカ断面図である。以下、図3に沿って説明する。
印刷モジュール107は、給紙デッキ301及び302を備えている。各給紙デッキ301/302には、各種シートを収容しておくことが可能である。給紙デッキ301/302は、収容されたシートのうち最も上にあるシート一枚のみを分離し、シート搬送パス303へ搬送する。現像ステーション304~307は、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、まず中間転写ベルト308に一次転写される。そして、中間転写ベルト308は図3において時計回りに回転し、二次転写位置309にて、シート搬送パス303から搬送されてきたシートへとトナー像が転写される。ディスプレイ225には、印刷ジョブの処理状況や各種設定のための情報が表示される。定着ユニット311は、加圧ローラーと加熱ローラーを備え、各ローラーの間をシートが通過させてトナーを溶融・圧着することでシートにトナー像を定着させる。定着ユニット311を抜けたシートは、シート搬送パス312を通って、シート搬送パス315へと搬送される。シート種が定着のためにさらに溶融・圧着を必要とするシート種である場合は、定着ユニット311を通過した後、シート搬送パス312の上にあるシート搬送パス312’を通って第二定着ユニット313へと搬送される。第二定着ユニット313にて追加の溶融・圧着が施されたシートは、シート搬送パス314を通ってシート搬送パス315へと搬送される。ここで、印刷モードの設定が両面印刷に設定されている場合は、シート反転パス316へとシートが搬送され、シートを反転させた後、両面搬送パス317へと搬送される。そして、二次転写位置309にて2面目の画像転写が行われる。
シート搬送パス315を通ってインサータ108に搬送されてくるシートが所定枚数に達すると、インサータ108は、シート搬送パス322を通じて給紙された仕切りシートを搬送パスへ合流させる。これにより、印刷モジュール107から搬送されてくる一連のシート群に、任意のタイミングで仕切りシートを割り込ませて後続の装置へと搬送させることが可能となる。インサータ108を通過したシートは、検査モジュール109へ搬送される。検査モジュール109内には第1カメラ331と第2カメラ332が対向する形で配置されている。第1カメラ331がシートの上面を撮影し、第2カメラ332がシートの下面を撮影する。検査モジュール109は、シート搬送パス333に搬送されてきたシートが所定位置に到達したタイミングで、第1カメラ331と第2カメラ332を用いてシート両面の画像を読み取り、検査対象面の読取画像に欠陥がないかを検査する。表示部241には、検査モジュール109によって行われた検査結果などが表示される。検査を終えたシートはスタッカ110へと搬送される。
スタッカ110は、シート積載用のスタックトレイ341を有する。検査モジュール109を通過したシートはシート搬送パス344を通ってスタッカ110に搬送されてくる。シート搬送パス344及びシート搬送パス345を経由して搬送されてきたシートはフリップしながら、スタックトレイ341に積載される。スタックトレイ341は昇降トレイ342とイジェクトトレイ343から構成される。さらにスタッカ110は、排紙トレイとしてエスケープトレイ346を有する。エスケープトレイ346は、検査モジュール109によって印刷欠陥(画像不良)ありと判定されたシートを排出するための排紙トレイである。エスケープトレイ346に排出する場合は、シート搬送パス344及びシート搬送パス347を経由してエスケープトレイ346へとシートが搬送される。なお、スタッカ110の後段のフィニッシャ111へシートを搬送する場合には、シート搬送パス348を経由して搬送される。反転部349は、検査モジュール109における検査結果に応じてシートの排出先を切り替える場合に必ず使用される。これは、第1カメラ331及び第2カメラ332によってシート上の画像を読み取り、読み取った画像を検査し、シート搬送パス345或いは348へと搬送パスを切り替えるための時間を稼ぐためである。なお、検査を行わない場合は、スタックトレイ341への積載時にシートをフリップさせるときのみ反転部349が使用されることになる。検査モジュール109での検査の結果、画像不良が検出されなかったシートはフィニッシャ111へと搬送される。
フィニッシャ111では、搬送されてきたシートに対し、ステイプル(1個所/2箇所綴じ)やパンチ(2穴/3穴)や中とじ製本といったフィニッシング処理を行う。フィニッシャ111は、2つの排紙トレイ351及び352を備える。シート搬送パス353を経由して搬送されたシートは排紙トレイ351に排出される。ただし、シート搬送パス353ではステイプル等のフィニッシング処理を行うことはできない。ステイプル等のフィニッシング処理を行う場合は、シート搬送パス354を経由して第一処理機構355にシートが搬送される。そして、第一処理機構355において、ユーザが指定したフィニッシング機能が実行された後、排紙トレイ352へ排出される。排紙トレイ351及び352は、それぞれ昇降することが可能である。また、排紙トレイ351を下降させ、第一処理機構355にてフィニッシング処理が施されたシートを排紙トレイ351へ積載するように動作させることも可能である。また、フィニッシング機能のうち中とじ製本が指定された場合には、第二処理機構356にて、シート中央にステイプル処理をした後、当該シートを二つ折りにして、シート搬送パス357を経由して中とじ製本トレイ358へ排出される。中とじ製本トレイ358はベルトコンベア構成になっており、中とじ製本トレイ358上に積載されたシート束(中とじ製本束)は左側へ搬送される構成となっている。
<検査モジュールの詳細>
続いて、検査処理を開始する前にユーザが検査モジュール109に対して行うべき各種設定作業など、検査モジュール109の使用方法を詳しく説明する。検査モジュール109は、予め設定された検査項目に従い、搬送されてきた印刷済みシートを検査する。検査は、印刷済みシートを撮影して得られたシート両面の読取画像のうち検査対象面に対応する読取画像(以下、「検査画像」と呼ぶ。)と、表面又は裏面の何れかを示すシート面と対応付けて予め登録された正解画像とを比較して行われる。画像の比較方法には、両画像における対応する位置毎に画素値を比較する方法、エッジ検出によってオブジェクトの位置を比較する方法、文字認識処理(OCR処理)による認識結果を比較する方法などがある。以下、図4~図10に示される各種UI画面を参照しつつ、検査モジュール109の事前の準備及び設定について説明する。
図4は、検査モジュール109の起動時に検査モジュール109の表示部241に表示される検査メニュー画面の一例である。なお、この検査メニュー画面を含む各種UI画面の表示制御は、検査モジュール109のCPU238によって行われる。
図4に示される検査メニュー画面400において、左側上部にあるメッセージ欄401には、正解画像が未登録である旨と検査処理開始に先立って正解画像の登録が必要である旨のメッセージが表示されている。起動時点で正解画像が登録済みの場合は、検査処理が開始可能である旨のメッセージが表示されることになる。メッセージ欄401の下は、正解画像が表示される画像表示領域402である。図4の例では、正解画像が未登録のため、「未登録」の文字列が表示されている。検査メニュー画面400の右側には4つのボタン403~406が配置されている。
ボタン403は、正解画像の登録を行うためのUI画面である画像登録画面を表示させるためのボタンである。正解画像は、検査画像に欠陥がないかを判断する際の基準となる画像である。本実施形態では、予め目視等により正常に印刷されていると判断された印刷済みシートをユーザの指示に基づき撮影部240で読み取り、得られた読取画像を正解画像として用いることとしている。
ボタン404は、検査における条件を設定するためのUI画面である検査条件設定画面を表示させるためのボタンである。ユーザは、検査目的に応じて検査項目や検査精度を設定する。ここで、検査項目には、印刷位置のずれ、画像の色合い、画像の濃度、スジやカスレ、印刷抜けなどがある。また、検査精度は、正解画像との差異がどの程度であれば欠陥ありと判断するのかを決める指標であり、例えば1%以内といった数値で規定される。
ボタン405は、検査結果を確認するためのUI画面である検査結果確認画面を表示させるためのボタンである。ユーザは、検査結果確認画面によって、過去の検査内容や検査結果を確認することができる。
ボタン406は、検査の開始を指示するためのボタンである。ボタン406の押下が検知されると、検査モジュール109は、順次搬送されてくる印刷済みシートの検査が開始される。
なお、図4に示す検査メニュー画面400の構成は一例に過ぎず、これらに限定されない。上述していない検査に関する情報、例えば、搬送されてきたシート群を、任意の位置で区切る仕切りシート設定などの情報を表示及び設定する検査情報設定に関するボタンを検査メニュー画面400内に配置してもよい。続いて、上記3つのUI画面を表示させるボタン403~405が押下された後に表示されるそれぞれのUI画面とその操作について説明する。
≪正解画像の登録≫
上述の検査メニュー画面400において、ユーザがボタン403を押下すると、図5に示される正解画像を登録するためのUI画面である画像登録画面が、表示部241に表示される。図5に示される画像登録画面500には、2つの設定領域501及び502と1つのボタン503が存在する。設定領域501は、検査を伴う印刷ジョブの印刷物1部あたりのシート枚数を設定するための領域である。ユーザは、設定領域501内のスピンボタンを操作して印刷物1部あたりの枚数を指定することができる。印刷物1部あたり2枚以上のシートを指定する場合、つまり、1部が複数のシートで構成される印刷物を検査する場合には、シート毎に正解画像を登録することができる。
設定領域502は、シートの検査対象面を設定するための領域である。検査をシートの両面に対して行うのか、片面に対してのみ行うのか(その際、検査が、表面、又は裏面に対して行われるのかを指定する。)を設定することができる。なお、印刷が片面に対してのみ行われる場合であっても、印刷されていない面にゴミが付着していないことを検査するために、両面の検査を行うように検査条件を設定することも可能である。
ボタン503は、見本となるシートから画像を読み取って、正解画像として登録する処理を開始するためのボタンである。ユーザは、上記2つの設定領域501及び502の設定を行った後、ボタン503を押下する。ボタン503が押下されると、まず画像登録画面500から、図6に示される、画像の読み取りスタンバイ中であることを示す読取中画面600へ遷移する。そして、ボタン503の押下後に搬送されてきた見本となる印刷済みシートの両面が撮影部240によって読み取られ、上述の設定領域502における設定内容に基づき、表面又は裏面の何れかを示すシート面の情報と対応付けて正解画像が登録される。
なお、正解画像の登録時においては、第1カメラ331が読み取るシート上面が“表面”、第2カメラ332が読み取るシート下面が“裏面”となる装置構成になっているとする。つまり、インサータ108のトレイ321には、例えば「原稿表向き」という特定の向きにて見本シートを載置することが指定され、検査モジュール109を通過する際にシート上面が必ず表面となるように設計されているとする。
ただし、このような固定の装置構成とする代わりに、例えば設定によって、第1カメラ331が読み取るシート上面の読取画像を“裏面”の正解画像として登録することも可能である。
いずれの場合においても、正解画像はシート面と対応付けられて登録されることになる。上記読取中画面600の表示は、設定領域501及び502の設定内容に従った画像の読み取りが完了するまで継続する。
読取中画面600内のボタン601は、画像の読み取りをキャンセルするためのボタンである。ボタン601が押下された場合には、画像の読み取り動作がキャンセルされ、表示部241のUI画面は上述の検査メニュー画面400へ遷移する。
設定された枚数分のシートについての画像の読み取りが完了した場合は、表示部241のUI画面は読取中画面600から、図7に示される、正解画像の登録と関連事項の設定を促すUI画面である登録処理画面700へ遷移する。
登録処理画面700の左側には、読み取った画像が表示される画像表示領域701が配置される。さらに画像表示領域701の下には、1部が複数シートで構成される場合において、表示するシートを切り替えるためのボタン702と、シートの表面と裏面のどちらを表示するのかを切り替えるためのボタン703が配置される。
なお、画像登録画面500で設定した印刷物1部当たりのシート枚数が1枚のときにはボタン702の表示を行わないようにしてもよい。同様に、画像登録画面500で設定した検査対象面が片面のみのときにはボタン703の表示を行わないようにしてもよい。
登録処理画面700の右側には、3つのボタン704~706が配置される。
ボタン704は、正解画像のうち検査画像との比較を行わない領域(以下、「検査スキップエリア」と呼ぶ。)を設定するためのボタンである。検査スキップエリア設定は、検査の対象領域を限定する場合に使用する。例えば、印刷物1部毎にシート内の特定エリアについて印刷内容を変えるバリアブル印刷(VDP:Variable Data Printing)の場合を考える。つまり、印刷物1部毎に異なるIDを付し、住所や名前の部分だけを1部毎に変更して印刷するような場合を考える。
ボタン704が押下されると、登録処理画面700から、図8に示される検査スキップエリアの設定用UI画面であるエリア設定画面へ遷移する。図8に示されるエリア設定画面800において、画像表示領域701内の破線の矩形は、検査スキップエリア801を示している。
ユーザは、位置変更ボタン802を用いて検査スキップエリア801の位置を変更したり、大きさ変更ボタン803を用いて検査スキップエリア801の大きさを変更したりすることができる。検査スキップエリア801の位置及び大きさを決定したユーザは、検査スキップエリア801を登録するためにボタン804を押下する。ボタン804が押下されると、設定された検査スキップエリア801が、画像表示領域701に表示中の正解画像と紐づけて登録される。検査スキップエリアの登録完了後は、表示部241のUI画面は登録処理画面700へ遷移する。
ボタン805は、ある一つの検査スキップエリア801を登録した後、同一の正解画像に対してさらに別の検査スキップエリアを登録するためのボタンである。
ボタン806は、検査スキップエリアの設定をキャンセルするためのボタンである。ボタン806が押下された場合には、検査スキップエリアの設定がキャンセルされ、表示部241のUI画面は登録処理画面700へ遷移する。
登録処理画面700の説明に戻る。ボタン705は、画像表示領域701に表示中の読取画像を、正解画像として登録するためのボタンである。ボタン705が押下されると、画像表示領域701に表示された読取画像が、該当するシート番号(例えば1/10枚目)及びシート面(表面又は裏面)と関連付けられて正解画像として登録される。登録完了後は、表示部241のUI画面は登録処理画面700から検査メニュー画面400へ遷移する。
ボタン706は、正解画像の登録をキャンセルするためのボタンである。ボタン706が押下された場合には、登録処理はキャンセルされ、表示部241のUI画面は検査メニュー画面400へ遷移する。
≪検査条件の設定≫
上述の検査メニュー画面400において、ユーザがボタン404を押下すると、図9に示されるユーザの操作により検査条件を設定するための検査条件設定画面900が、表示部241のUI画面に表示される。検査条件設定画面900には、3つの設定領域901、902及び903とOKボタン904が配置される。
設定領域901は、検査を行う際の欠陥の検知レベルを設定するための領域である。ユーザは、設定領域901内のスピンボタンを操作して所望の検査レベルを設定することができる。ここで、検査レベルを高く設定した(数値を大きく設定した)場合を考える。正解画像と検査画像との間に僅かな差異が存在した場合においても、当該検査画像は印刷欠陥有りと判定される。
設定領域902は、検査種別を設定するための領域である。ユーザは、検査目的に応じどのような観点で検査を行うのかを、チェックボックスにて選択することができる。図9の例では、位置、色合い、濃度、スジ、抜けの5項目が用意されており、位置、色合い、スジ、抜けの4つの項目にチェックが入っている。この場合、位置、色合い、スジ、抜けは検査の対象となるが、濃度は検査の対象とはならない。
設定領域903は、検査処理において連続して検査NGが発生した場合に、印刷ジョブがキャンセルされる連続検査NGの閾値を設定するための領域である。閾値は、“0”以上の値を設定することが可能である。閾値を“0”に設定すると、検査モジュール109は検査処理を行わない動作と同一の動作を行うことになるので、ここでは、閾値は、1以上の値が設定された場合を考える。印刷済みシートが検査処理において検査NGと判定されると、後続の印刷済みシートに対して検査が行われ、当該印刷済みシートはエスケープトレイに排出される。印刷済みシートに対する検査、又は後続の印刷済みシートに対する検査において、検査NGが上記閾値以上連続して発生した場合に、印刷ジョブはキャンセルされる。
OKボタン904が押下された場合、検査条件の設定が完了し、表示部241のUI画面は検査メニュー画面400へ遷移する。
≪検査結果の確認≫
上述の検査メニュー画面400において、ユーザがボタン405を押下すると、図10に示される検査結果を確認するための検査結果確認画面が、表示部241に表示される。検査結果確認画面1000には、検査結果の詳細を表示する結果表示領域1001、表示対象の印刷ジョブを切り替えるためのボタン1002及びOKボタン1003が配置される。図10に示される結果表示領域1001の例では、履歴が保存されている9個の印刷ジョブのうち、1ジョブ目についての検査結果が示されている。すなわち、1ジョブ目の検査実行日時、対象となった印刷ジョブの名称、検査が実行されたシートの枚数、検査が実行されたシートのうち検査OKシート数と検査NGシート数の各情報が表示される。そして、ユーザは、左右のスピンボタンによって表示されるボタン1002を操作することによって、表示対象の印刷ジョブを切り替えることができる。検査結果を確認したユーザがOKボタン1003を押下すると、表示部241のUI画面は検査メニュー画面400へ遷移する。
<外部コントローラの詳細>
続いて、外部コントローラ102の使用方法について詳しく説明する。検査モジュール109に対して上述した各種設定を行ったユーザは、外部コントローラ102を用いて正解画像登録のためのジョブ(以下、「登録ジョブ」と呼ぶ。)及び印刷ジョブを生成し、生成したジョブを画像形成装置101に投入する。登録ジョブ及び印刷ジョブの各種設定を行う設定画面は、外部コントローラ102のディスプレイ212に表示される。図11は、画像形成装置101の動作条件を設定するためのジョブ設定画面の一例である。なお、このジョブ設定画面の表示制御は、外部コントローラ102内のCPU208によって行われる。図11に示されるジョブ設定画面1100には、2つの設定領域1101及び1102と5つのボタン1103~1107が配置される。
設定領域1101は、印刷ジョブにおける印刷部数を設定するための領域である。設定領域1101内のスピンボタンを操作してユーザは所望の印刷部数を設定することができる。図11の例では、1000部の印刷を指定する印刷ジョブが生成されることになる。
設定領域1102は、登録ジョブ及び印刷ジョブに従って印刷された印刷済みシートの排出先を設定するための領域である。図11に示される例では、印刷欠陥無し、すなわち、検査OKと判定された印刷済みシートの排出先としてスタッカ110内のスタックトレイ341が選択される。印刷欠陥有り、すなわち、検査NGと判定された印刷済みシートの排出先としてスタッカ110のエスケープトレイ346が選択される。
正解画像を登録した後、直ちに印刷ジョブを実行した場合、ユーザは、印刷済みシートの排出先をエスケープトレイ346に設定することにより、印刷結果を即座に確認することができる。また、大量の部数の印刷を実行する際には、ユーザは、印刷済みシートの排出先をスタッカ110に設定することも可能である。つまり、ユーザは、用途に合わせて、印刷済みシートの排出先を選択することができる。また、ユーザは、検査OKと判定された印刷済みシートの排出先及び検査NGと判定された印刷済みシートの排出先を複数の排出先から設定してもよい。
ボタン1103は、排出先の設定以外の印刷条件を詳細に設定するためのボタンである。ユーザが、詳細設定を行うためのボタン1103を押下すると、ポップアップ画面(不図示)が表示される。ユーザは、面付け設定、印刷品質設定、フィニッシング設定、排紙面設定などの各種設定を行うことができる。ここで、面付け設定は、例えば両面印刷や2in1印刷などを指定する設定のことである。印刷品質設定は、例えば印刷時に品質を優先するか処理速度を優先するかを指定する設定のことである。フィニッシング設定は、ステイプルやパンチ穴といった後処理の内容を指定する設定のことである。排紙面設定は、選択した排出先に、フェースアップ(表面を上向き)で排紙するのかフェースダウン(表面を下向き)で排紙するのかを指定する設定のことである。
ジョブ設定画面1100の右上に並ぶ2つのボタン1104と1105は、登録ジョブにおいて正解画像を登録する際に使用するボタンである。
まず左側のボタン1104は、見本となるシートを印刷し、当該印刷済みシート上の画像を読み取って正解画像として登録する場合、すなわち、「登録ジョブ」を実行する場合に用いられる。ユーザがボタン1104を押下すると、印刷モジュール107は1部のシートの印刷を行い、検査モジュール109は当該印刷済みシートの画像を読み取り、読み取った画像の登録を行う登録ジョブが生成される。当該登録ジョブは、画像形成装置101に投入される。そして画像形成装置101において、当該登録ジョブに従った一連の処理が実行されることにより、正解画像が登録される。
また、右側のボタン1105は、印刷処理が完了している見本となるシートがインサータ108から給紙され、検査モジュール109が、当該シートを読み取り、読み取った画像を正解画像として登録するときに用いられる。この右側のボタン1105を使用する場合は、印刷処理は行われず、正解画像の読取及び登録の処理のみが行われる。
ボタン1105を押下する前にユーザは、見本シートをインサータ108のトレイ321に載置する。見本シートがインサータ108から検査モジュール109内部へ搬送されて、見本シート上の画像が検査モジュール109において読み取られ、正解画像として登録される。ここで、見本シートは、印刷モジュール107の給紙部230から給紙してもよいが、そうすると定着ユニット311や第二定着ユニット313を通ることになり加圧や加熱によって見本シートの画像が変形又は変質してしまうことがある。そのため、印刷処理済みの見本シートを使って正解画像の登録を行う場合にはインサータ108から給紙を行うことが望ましい。なお、本実施形態において、ユーザは、ボタン1104又は1105の押下に先立って、検査モジュール109にて正解画像の登録開始を指示(前述の画像登録画面500のボタン503を押下)しておくものとする。
画面下部にあるボタン1106は、印刷ジョブの実行開始を指示するためのボタンである。ボタン1106が押下されると、外部コントローラ102は、ジョブ設定画面1100でなされた設定内容に基づき印刷ジョブを生成して印刷モジュール107に投入する。なお、本実施形態において、ユーザは、ボタン1106の押下に先立って、検査モジュール109にて、ユーザは検査メニュー画面400のボタン406を押下して、検査開始を指示しておくものとする。外部コントローラ102から印刷ジョブが投入されると、印刷モジュール107にて指定された部数の印刷処理が実行され、印刷処理されたシートが検査モジュール109に順次搬送され、事前に設定された検査条件に従って検査が行われる。
ボタン1107は検査に関する設定作業をキャンセルするためのボタンであり、ユーザがボタン1107を押下すると、ジョブ設定画面1100はクローズする。
<正解画像の登録処理>
続いて、正解画像を登録する際の具体的な処理の流れについて説明する。図12は、前述のジョブ設定画面1100においてボタン1104又は1105が押下された場合に外部コントローラ102が所定の登録ジョブを生成して画像形成装置101に投入するまでの処理の流れを示すフローチャートである。そして、図13は、画像形成装置101において、外部コントローラ102から投入された登録ジョブに従って正解画像が登録されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図12及び図13のフローチャートにおける記号「S」はステップを意味する。
≪外部コントローラ側の処理≫
正解画像を登録する際の外部コントローラ102側の処理の流れを以下に説明する。
図12に示すフローチャートのS1201は、表示中のジョブ設定画面1100に対するユーザによるボタン操作を監視する処理である。いずれかのボタン操作が検知された場合に、処理はS1202に進む。
S1202では、ボタン操作の内容に応じて処理の振り分けがなされる。検知されたボタン操作が、「1部印刷」のボタン1104の押下であった場合はS1203に進み、「見本シートをインサータから給紙」のボタン1105の押下であった場合はS1204に進む。検知されたボタン操作がそれ以外のボタンの押下であった場合は本処理を終了する。
S1203では、1部だけ印刷処理を行った上で、その印刷済みシートを読み取って得られた画像を、正解画像として登録することを指示する登録ジョブが生成される。この場合の登録ジョブには、印刷対象となる画像データや給紙先等の情報が含まれる。
一方、S1204では、画像不良がないことが確認済みである見本となる見本シートをインサータ108から取り込み、当該見本シートを読み取って得られた画像を、正解画像として登録することを指示する登録ジョブが生成される。S1203において生成される登録ジョブとは異なり、印刷処理を伴わないので、この場合の登録ジョブには画像データや給紙先等の情報は含んでいなくてもよい。ただし、S1203で生成される登録ジョブとS1204で生成される登録ジョブのいずれにも、前述のジョブ設定画面1100で設定された排紙設定の内容(すなわち、排出先及び排紙面の情報)が含まれる。
S1205では、S1203又はS1204にて生成された正解画像の登録ジョブがLANI/F214を介して画像形成装置101に送信される。
≪画像形成装置側の処理≫
画像形成装置101が外部コントローラ102から送信された登録ジョブを受信した際の画像形成装置101側の処理の流れを図13のフローチャートを参照して説明する。
図13のフローチャートにおいて示される一連の処理は、外部コントローラ102から送信された登録ジョブを画像形成装置101の印刷モジュール107が受信することにより開始する。
まずS1301では、印刷モジュール107のCPU222が、外部コントローラ102から受信した登録ジョブを解析する。そして、印刷モジュール107のCPU222は受信した登録ジョブの内容に応じて、通信ケーブル281を介してインサータ108、検査モジュール109、スタッカ110、フィニッシャ111を制御する。ジョブ解析の結果、正解画像を読み取るために1部だけの印刷処理を行うのか見本シートを取り込むのかによって、制御内容が変わることになる。また、S1301では、登録ジョブから抽出された排紙設定の情報を、検査モジュール109に通知する処理も併せて行われる。
そしてS1302では、上記判定結果に従って処理の振り分けがなされる。具体的には、登録ジョブにおいて1部印刷が指定されている場合には処理はS1303に進み、見本シートの取り込みが指定されている場合には処理はS1304に進む。
S1303では、印刷モジュール107が、S1301にて受信した登録ジョブに含まれる画像データを用いて1部だけの印刷処理を行う。この印刷処理に使用するシートは登録ジョブにて指定された給紙先から供給される。印刷処理を終えた後の印刷済みシートは検査モジュール109に搬送される。
S1304では、インサータ108が、印刷モジュール107からの指示に従って、トレイ321に載置された見本シートを取り込む。取り込んだ見本シートは、検査モジュール109へと搬送される。S1305以降の処理は、検査モジュール109において実行される処理である。
S1305では、検査モジュール109のCPU238が、ユーザが画像登録画面500で設定した正解画像登録時の動作条件の設定値(すなわち、1部当たりのシート枚数及び検査対象面を規定する情報)を取得する。取得した設定値はメモリ239に保存される。なお、S1305は、S1301にて登録ジョブの受信後にS1303やS1304と並行して実行しておいてもよい。
続くS1306は、搬送されてくるシート(印刷モジュール107にて印刷処理された印刷済みシート又はインサータ108で取り込まれた見本シート)の検知処理である。シートが検知されると処理はS1307に進む。
S1307では、まず、搬送されてきたシートの両面上の画像が撮影部240によって読み取られる。そして、取得された画像データは、メモリ239に保存されると共に前述の登録処理画面700における画像表示領域701に表示される。なお、画像の読み取りが完了したシートは、印刷モジュール107から通知された排紙設定に従った排出先に排出される。そして、登録処理画面700内のボタン705が押下されたことに応答して、処理はS1308に進む。
そしてS1308では、S1307にて読み取られ、メモリ239に保存されている画像データのうち検査対象面に対応する画像データが、正解画像として登録され、メモリ239に保存される。この際、S1305にて取得された設定値を参照して、例えば「1枚目の表面」というように、何枚目のシートのどちらのシート面に対する正解画像であるのかを示す情報も当該画像データと共に登録される。なお、本実施形態においては、前述したように、第1カメラ331で読み取られたシート上面が表面となり、第2カメラ332で読み取られたシート下面が裏面となる。
S1309では、S1305で取得した設定値で規定される枚数分のシートに対する画像の読み取り処理及び正解画像の登録処理が完了したか否かを検査モジュール109のCPU238が判定する。未登録のシートがある場合には、処理はS1306に戻り、次のシートに対する処理を続行する。一方、全てのシートに対して正解画像の登録処理が完了していれば、S1306~S1309のループ処理を終了する。
<検査を伴う印刷処理>
次に、検査を伴う印刷ジョブを行う際の具体的な処理の流れについて説明する。外部コントローラ102は、ユーザが前述のジョブ設定画面1100内の「印刷開始」ボタン1106を押下すると前述した印刷ジョブを生成し、画像形成装置101に対して印刷ジョブの実行を指示する。なお、前述したように本実施形態においては、検査モジュール109の検査メニュー画面400にて「検査開始」ボタン406の押下が、ジョブ設定画面1100内の「印刷開始」ボタン1106の押下に先立って行われているものとする。図14(a)及び図14(b)は、印刷ジョブが投入された場合の印刷モジュール107及び検査モジュール109それぞれにおける一連の処理の流れを示すフローチャートである。
≪印刷モジュールにおける処理≫
図14(a)のフローチャートが示す一連の処理は、外部コントローラ102から送信された印刷ジョブを画像形成装置101の印刷モジュール107において受信することにより開始する。なお、図14(a)及び図14(b)のフローチャートにおける記号「S」はステップを意味する。
図14(a)に示されるS1401~S1407の各処理は印刷モジュール107のCPU222において実行される。まずS1401では、外部コントローラ102から受信した印刷ジョブが解析される。そして、印刷モジュール107のCPU222は受信した印刷ジョブの解析結果に応じて、通信ケーブル281を介してインサータ108、検査モジュール109、スタッカ110、フィニッシャ111を制御する。
そして、S1402では、印刷ジョブの未処理分(処理開始直後は1シート目)の印刷処理が実行される。後述するS1407にて検査モジュール109から検査NGシート目から印刷再開指示を受けた場合は、検査NGシート目からの印刷を行う。
続くS1403では、印刷モジュール107のCPU222は、後述するS1413にて検査モジュール109のCPU238から印刷中断が通知されているかを判定する。S1403において、中断指示が通知されていれば処理はS1405に進み、印刷中断が通知されていなければ処理はS1404に進む。
S1404では、印刷ジョブで指定された印刷処理が完了したか否かが判定される。印刷処理が完了していなければ処理はS1402に戻り、残りのシートの印刷処理が続行される。一方、完了していれば印刷モジュール107における処理は終了する。
S1405では、検査モジュール109のCPU238からの印刷中断の指示に基づき、印刷中の印刷ジョブを中断する。
続くS1406では中断指示を受けた際に印刷済みシート及び給紙済みシートの全シートを排紙する。
その後、S1407にて検査モジュール109のCPU238からの再開またはキャンセルの指示を待つ。検査モジュール109のCPU238から再開指示が通知された場合には処理はS1402に戻り、検査NGとなったシートから印刷を再開する。検査モジュール109のCPU238からキャンセル指示が通知された場合は当該印刷ジョブをキャンセルする。
≪検査モジュールにおける処理≫
図14(b)に示されるS1408~S1436の各処理は、検査モジュール109において、「検査開始」ボタン406の押下を受けて開始し、印刷モジュール107における印刷処理(S1402~S1407)と並行して実行される。
まずS1408では、検査モジュール109のCPU238が検査終了であるか否かを判定する。例えば、後述の図15及び図16に示すUI画面内の「検査キャンセル」ボタン1503が押下された場合や、印刷ジョブで指定された全部数についての検査処理が完了した場合が、検査モジュール109における検査は終了となる。検査終了でなければ処理は次のS1409に進む。S1409では、搬送されてくる印刷済みシートの検知処理が実行される。そして、印刷済みシートが検知されれば処理はS1410に進む。
S1410では、検知された印刷済みシートの上面と下面それぞれが、第1カメラ331および第2カメラ332によって読み取られる。読み取られた読取画像は、メモリ239に保存される。さらに、当該読取画像は、検査中の印刷済みシートのステイタスを示す図15の検査ステイタス画面1500内の画像表示領域1501に表示され、処理はS1411に進む。
次のS1411では、登録されている正解画像とS1410で読み取った画像とが比較される。S1412では、S1411における正解画像を用いた比較処理の結果に基づき、検査中の印刷済みシートの読取画像が検査OK又は検査NGのいずれであるのかによって処理が振り分けられる。
S1412において、検査中の印刷済みシートの読取画像が検査OKであると判定された場合には処理はS1413に進む。S1413では、検査結果に問題が無かったことを示す「OK」の文字列が、図15の検査ステイタス画面1500内の結果表示領域1502に表示される。なお、この検査結果の表示は自動で行ってもよいし、前述の図4に示す検査メニュー画面400内の「検査結果確認」ボタン406が押下されたときにだけ行うようにしてもよい。なお、検査ステイタス画面1500内のボタン1503を押下することにより検査をキャンセルすることができる。ボタン1503が押下された場合には、検査モジュール109は検査処理をキャンセルし、表示部241のUI画面は図4の検査メニュー画面400へ遷移する。このとき、後述するS1416と同様に印刷モジュール107に対して印刷中断指示を出してもよい。また、検査ステイタス画面1500内のボタン1504を押下することにより、表示部241のUI画面を、印刷ジョブ全体の検査結果を確認できる図10の検査結果確認画面1000に遷移させることが可能である。検査結果を表示した後、処理はS1414に進む。S1414では、検査モジュール109のCPU238は、印刷ジョブにて検査OKの場合に指定された排出先であるスタッカ110内のスタックトレイ341に検査中の印刷済みシートを排出するようにスタッカ110のCPU245に指示する。検査モジュール109のCPU238からの指示に従い、検査OKと判定された印刷済みシートは検査モジュール109からスタッカ110に搬送される。スタッカ110のCPU245の制御に基づき、搬送されてきた印刷済みシートは検査OKの場合に指定された排出先であるスタッカ110内のスタックトレイ341に排出され、処理はS1415に進む。次にS1415では、検査モジュール109のCPU238はメモリ239に記憶されている連続NG回数の値を“0”にクリアする。その後、処理はS1408に戻り、検査処理が続行される。
S1412において、検査中の印刷済みシートの読取画像が検査NGであると判定された場合には処理はS1416に進む。S1416では、検査結果に問題があることを示す「NG」の文字列が、図16の検査ステイタス画面1600内の結果表示領域1502に表示される。また、図16の例では、「NG」の文字列表示に加え、欠陥画像と判定された要因(この例では“スジ”)を特定する情報を示す情報表示領域1601やその位置を示す結果表示領域1602が表示されている。また、S1416では、検査モジュール109は通信ケーブル281を介して印刷モジュール107に対して印刷中断を通知する。検査結果を表示し、印刷モジュール107に対して印刷中断を通知した後、処理はS1417に進む。
S1417では、検査モジュール109のCPU238は、検査中の印刷済みシートを検査NGの場合の排出先として指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出するようにスタッカ110のCPU245に指示する。検査モジュール109のCPU238からの指示に従い、検査NGと判定された印刷済みシートは検査モジュール109からスタッカ110に搬送される。スタッカ110のCPU245の制御に基づき、搬送されてきた印刷済みシートは検査NGの場合に指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出され、処理はS1418に進む。
次にS1418では、検査モジュール109のCPU238は連続NG回数をインクリメントしてメモリ239に記憶し、処理をS1419に進める。
S1419では、検査モジュール109のCPU238は、連続NG回数が図9の検査条件設定画面900内の「連続NGとするシート数」を設定する設定領域903で設定されている閾値以上になっているかを判定する。連続NG回数が、「連続NGとするシート数」の閾値以上である場合は、処理をS1420に進める。S1420では、メモリ239に記憶されている連続NGフラグの値を「ON」を表す“1”に設定して、処理をS1421に進める。S1419において、連続NG回数が、「連続NGとするシート数」の閾値未満である場合は、連続NGフラグの値を「OFF」を表す“0”のままとし、処理をS1421に進める。
S1421では、検査モジュール109のCPU238は、検査NG発生時に印刷モジュール107及び検査モジュール109に存在する全シートが排紙されたかを判定する。具体的な判定方法は以下の通りである。当該印刷ジョブにおいて、印刷モジュール107のCPU222は、検査NGが発生するまでに給紙したシート枚数をカウントしている。当該給紙枚数の情報が印刷モジュール107のCPU222から検査モジュール109のCPU238に送信される。また、検査モジュール109のCPU238は、スタッカ110内のスタックトレイ341に排紙されたシート枚数とスタッカ110のエスケープトレイ346に排紙されたシート枚数をそれぞれカウントしている。検査モジュール109のCPU238は、スタックトレイ341への排紙枚数とエスケープトレイ346への排紙枚数の和が給紙枚数と一致した場合、全シートが排紙されたと判定する。
したがって、S1421では、検査モジュール109のCPU238が、スタックトレイ341への排紙枚数とエスケープトレイ346への排紙枚数の和が給紙枚数と一致したと判定した場合には、処理をS1434に進める。検査モジュール109のCPU238が、スタックトレイ341への排紙枚数とエスケープトレイ346への排紙枚数の和が給紙枚数と一致しないと判定した場合には処理をS1422に進める。
S1422では、検査モジュール109へ搬送されてくる印刷済みシートの検知処理が実行される。そして、検査モジュール109において、印刷済みシートが検知されれば、処理はS1423に進む。検査モジュール109において、印刷済みシートが検知されなければ、処理はS1421に戻る。処理をS1421に戻すのは、S1422の処理中にスタックトレイ341への排紙枚数とエスケープトレイ346への排紙枚数の和が給紙枚数と一致する場合を考慮したためである。
S1423では、検知された印刷済みシートの上面と下面それぞれが、第1カメラ331および第2カメラ332によって読み取られ、処理はS1424に進む。
S1424では、搬送されてきた印刷済みシートが白紙シートであるかを判定する。搬送されてきた印刷済みシートが白紙シートである場合は、検査を行わずに処理をS1433に進める。S1433では、検査モジュール109のCPU238は、白紙シートを検査NGの場合の排出先として指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出するようにスタッカ110のCPU245に指示する。検査モジュール109のCPU238からの指示に従い、白紙シートは検査モジュール109からスタッカ110に搬送される。スタッカ110のCPU245の制御に基づき、搬送されてきた白紙シートは検査NGの場合に指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出され、処理をS1421に戻す。これは、印刷が行われていない白紙シートは印刷欠陥が発生していないシートであるので、徒に連続NGが発生するのを防止するためである。搬送されてきた印刷済みシートが白紙シートではない場合は、処理はS1425に進む。
S1425では、登録されている正解画像とS1423で読み取った画像とが比較され、処理をS1426に進める。S1426では、S1425における正解画像を用いた比較処理の結果に基づき、検査中の印刷済みシートの読取画像が検査OK又は検査NGのいずれであるのかによって処理が振り分けられる。
S1426において、検査中の印刷済みシートの読取画像が検査OKであると判定された場合には処理はS1427に進む。S1427では、検査結果に問題が無かったことを示す「OK」の文字列が、図15の検査ステイタス画面1500内の結果表示領域1502に表示され、処理をS1428に進める。S1428では、検査モジュール109のCPU238はメモリ239に記憶されている連続NG回数の値を“0”にクリアする。その後、処理はS1433に進む。S1433では、検査モジュール109のCPU238は、検査中の印刷済みシートを検査NGの場合の排出先として指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出するようにスタッカ110のCPU245に指示する。検査モジュール109のCPU238からの指示に従い、当該印刷済みシートは検査モジュール109からスタッカ110に搬送される。スタッカ110のCPU245の制御に基づき、搬送されてきた印刷済みシートは検査NGの場合に指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出され、処理をS1421に戻す。
S1426において、検査中の印刷済みシートの読取画像が検査NGであると判定された場合には処理はS1429に進む。S1429では、検査結果に問題があることを示す「NG」の文字列が、図16の検査ステイタス画面1600内の結果表示領域1502に表示され、処理はS1430に進む。
S1430では、検査モジュール109のCPU238は連続NG回数をインクリメントしてメモリ239に記憶し、処理をS1431に進める。
S1431では、検査モジュール109のCPU238は、連続NG回数が図9の検査条件設定画面900内の「連続NGとするシート数」を設定する設定領域903で設定されている閾値以上になっているかを判定する。連続NG回数が、「連続NGとするシート数」の閾値以上である場合は、処理をS1432に進める。S1432では、メモリ239に記憶されている連続NGフラグの値を「ON」を表す“1”に設定して、処理をS1433に進める。
S1431において、連続NG回数が、「連続NGとするシート数」の閾値未満である場合は、メモリ239に記憶されている連続NGフラグの値を「OFF」を表す“0”のままとし、処理をS1433に進める。
S1433では、検査モジュール109のCPU238は、検査中の印刷済みシートを検査NGの場合の排出先として指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出するようにスタッカ110のCPU245に指示する。検査モジュール109のCPU238からの指示に従い、当該印刷済みシートは検査モジュール109からスタッカ110に搬送される。スタッカ110のCPU245の制御に基づき、搬送されてきた印刷済みシートは検査NGの場合に指定された排出先であるスタッカ110のエスケープトレイ346に排出され、処理をS1421に戻す。S1421において、検査モジュール109のCPU238が、スタックトレイ341への排紙枚数とエスケープトレイ346への排紙枚数の和が給紙枚数と一致したと判定した場合には、処理をS1434に進める。
S1434では、検査モジュール109のCPU238は連続NGフラグが「ON」を表す“1”であるかを判定する。連続NGフラグの値が「ON」を表す“1”である場合には、処理はS1435に進み、連続NGフラグが「OFF」を表す“0”である場合には、処理はS1436に進む。
S1435では連続NGが発生したことにより、印刷ジョブがキャンセルされたことを示す文字列が、図17の検査結果確認画面1700内のキャンセル要因表示領域1701に表示される。また、検査モジュール109のCPU238は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107に対して連続NGによる印刷ジョブのキャンセルを通知して検査処理を終了する。
S1436では、図18の検査結果確認画面1800内の中断要因表示領域1801に連続NG発生によって印刷ジョブが中断したことを示す文字列を表示する。その後、最初に検査NGとなったシートから印刷再開できるようにし、処理をS1408に戻す。また、検査モジュール109のCPU238は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107に対して最初に検査NGとなったシートから印刷を再開する通知を行う。
以上が、本実施形態の画像形成装置101における、印刷ジョブの処理内容である。上述のとおり、本実施形態によれば、検査NGが発生した時、その後続の印刷済みシートに対しても検査モジュール109は検査を行い、当該印刷済みシートが検査OK又は検査NGであるかを判定する。この検査において連続してNGが発生した場合、検査モジュール109の読取部の汚れや設定した正解画像に対応していない印刷ジョブを投入したことにユーザが早期に気付くことが可能になる。これにより、本来正常であると判定されるべき印刷済みシートが印刷欠陥有りと誤判定されてしまうことによって生じるシートの無駄を低減することが可能となる。
<変形例1>
上述の実施形態1においては、図14のフローチャートのS1435にて連続NGフラグの値が「ON」を表す“1”である場合に印刷ジョブをキャンセルしていた。印刷ジョブを強制的にキャンセルするのではなく、一度印刷ジョブを中断し、ユーザに再開またはキャンセルを選択させるようなUIを設けてもよい。具体的には、図17の検査結果確認画面1700内に、OKボタン1003の代わりに、「再開」ボタンと「キャンセル」ボタンを配置した選択領域を設ければよい。例えば第1カメラ331、又は第2カメラ332の汚れのために連続NGが発生した場合には、ユーザが汚れを除去した後、ユーザが「再開」ボタンを押下すれば、即座に印刷ジョブを再開することが可能となる。
<変形例2>
また、上述の実施形態1においては、図9の設定領域903で連続NG回数を設定し、S1419又はS1431にて連続NG回数が閾値以上であるかを判定している。連続NG回数を用いて印刷ジョブのキャンセルを判定する代わりに、検査結果が検査NGとなる累積回数が閾値以上であるか又は検査結果が検査NGとなる割合が閾値以上であるかで判定してもよい。図19(a)及び図19(b)に具体的なフローチャートを示す。以下に、図19(b)のフローチャートの要点を記載する。
図19(b)のフローチャートにおいて、S1912又はS1923の検査にて検査NGが発生した場合、S1917又はS1926の処理にて累積NG回数をインクリメントしメモリ239に記憶することにより、累積NG回数を求める。
S1918において、全ての印刷済みシートを排紙した場合、処理はS1928に進む。S1928では、累積NG回数が予め設定されている閾値以上であるかを判定する。
累積NG回数が閾値以上である場合は、処理は印刷ジョブをキャンセルする処理S1929に進む。
累積NG回数が閾値未満である場合は、処理はS1930に進む。S1930では、検査結果が検査NGとなる割合が閾値以上の割合であるかを判定する。検査結果が検査NGとなる割合が閾値以上である場合は、処理は印刷ジョブをキャンセルする処理S1929に進む。検査結果が検査NGとなる割合が閾値未満である場合は、処理はS1931に進む。
S1929では、「累積して検査NGが発生したためキャンセルしました。」又は「検査NGが発生する割合が設定した割合に達したためキャンセルしました。」等の文字列を図17のキャンセル要因表示領域1701に表示させる。その後、検査モジュール109のCPU238は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107に対して印刷ジョブのキャンセルを通知して検査処理を終了する。
S1931では、図18の検査結果確認画面1800内の中断要因表示領域1801に累積して検査NGが発生したことによって印刷ジョブが中断したことを示す文字列を表示する。その後、最初に検査NGとなったシートから印刷再開できるようにし、処理をS1908に戻す。また、検査モジュール109のCPU238は、通信ケーブル281を介して印刷モジュール107に対して最初に検査NGとなったシートから印刷を再開する通知を行い、印刷ジョブを再開する。
検査結果が検査NGとなる割合が閾値以上になる設定例としては、以下の例が考えられる。最初に検査NGとなった印刷済みシート以降の検査NG時の排出先に排紙されたシート数を分母とし、累積NG回数を分子として、分子を分母で除算することにより得られる割合が閾値以上になった場合である。また図9の設定領域903の表示は、「累積NGとするシート数」又は「NGと判定する割合」等に表示を変更して、ユーザが所望の値に設定できるようにする。
累積NG回数が閾値以上になる場合又は検査NGとなる割合が閾値以上になる場合に、図19(a)及び図19(b)のフローチャートでは印刷ジョブをキャンセルしていた。変形例2においても、変形例1と同様に、一度印刷ジョブを中断し、ユーザに再開またはキャンセルを選択させるようなUIを設けてもよい。このようなUIを設けると、印刷システムの何れかのモジュールにおいて付着した微小な汚れにより、印刷欠陥の誤検出が僅かな回数発生する場合に、汚れを除去した後、ユーザが「再開」ボタンを押下すれば、即座に印刷ジョブを再開することを可能にする。
以上のとおり、変形例2によれば、検査NGとなる累積回数又は検査結果が検査NGとなる割合が一定の割合以上になった場合にも印刷ジョブをキャンセルすることが可能になる。これにより、印刷システムの何れかのモジュールにおいてカメラやセンサー等に付着した微小な汚れによって、印刷欠陥の誤検出が僅かな回数発生する場合等においてユーザが早期に微小な汚れ等を認識することが可能となる。
本実施形態の開示は、以下の構成及び方法を含む。
(構成1)印刷ジョブで指定された画像データに基づき印刷処理を行う印刷手段と、前記印刷処理された印刷済みシートについて印刷欠陥の有無を検査する検査手段と、前記検査において印刷欠陥が検出されなかった前記印刷済みシートを第1の排出先に排出し、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートを第2の排出先に排出する排出手段と、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートに後続する、前記印刷手段から搬送されてくる前記印刷済みシートを、前記検査手段に検査させた後、前記排出手段によって前記第2の排出先に排出させる制御手段と、を備える、ことを特徴とする印刷システム。
(構成2)前記印刷手段は、前記検査において印刷欠陥が検出された場合に前記印刷ジョブに係る印刷処理を中断し、前記制御手段は、前記中断された印刷ジョブを、前記検査に関する所定の条件に従って再開するかキャンセルするかを制御する、ことを特徴とする構成1に記載の印刷システム。
(構成3)前記所定の条件は、前記検査において印刷欠陥が連続して検出される回数が閾値以上である、ことを特徴とする構成2に記載の印刷システム。
(構成4)前記所定の条件は、前記検査において印刷欠陥が検出された累積の回数が閾値以上である、ことを特徴とする構成2に記載の印刷システム。
(構成5)前記所定の条件は、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシート数を、前記検査において印刷欠陥された以降の第2の排出先に排出した前記印刷済みシート数で除算した値が閾値以上である、ことを特徴とする構成2に記載の印刷システム。
(構成6)ユーザが前記所定の条件を設定するための設定画面とユーザに前記検査の結果を示すための確認画面を有するユーザインタフェース手段をさらに備える、ことを特徴とする構成2乃至構成5のいずれか一項に記載の印刷システム。
(構成7)前記確認画面には、前記所定の条件が満たされた場合、前記印刷ジョブをキャンセルする前に前記印刷ジョブの再開又はキャンセルをユーザに選択させる選択領域が表示される、ことを特徴とする構成6に記載の印刷システム。
(構成8)前記制御手段は、前記確認画面に表示された前記選択領域に対する前記ユーザインタフェース手段からのユーザ入力によって、前記印刷ジョブの再開が指示された場合に前記印刷ジョブを再開し、前記印刷ジョブのキャンセルが指示された場合に前記印刷ジョブをキャンセルする、ことを特徴とする構成7に記載の印刷システム。
(方法1)印刷ジョブで指定された画像データに基づき印刷処理を行うステップと、前記印刷処理された印刷済みシートについて印刷欠陥の有無を検査するステップと、前記検査において印刷欠陥が検出されなかった前記印刷済みシートを第1の排出先に排出し、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートを第2の排出先に排出するステップと、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートに後続する、印刷手段から搬送された前記印刷済みシートを、検査手段に検査させた後、排出手段によって前記第2の排出先に排出させる制御を行うステップと、ことを特徴とする印刷システムの制御方法。

Claims (10)

  1. 印刷ジョブで指定された画像データに基づき印刷処理を行う印刷手段と、
    前記印刷処理された印刷済みシートについて印刷欠陥の有無を検査する検査手段と、
    前記検査において印刷欠陥が検出されなかった前記印刷済みシートを第1の排出先に排出し、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートを第2の排出先に排出する排出手段と、
    前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートに後続する、前記印刷手段から搬送されてくる前記印刷済みシートを、前記検査手段に検査させた後、前記排出手段によって前記第2の排出先に排出させる制御手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記印刷手段は、前記検査において印刷欠陥が検出された場合に前記印刷ジョブに係る印刷処理を中断し、
    前記制御手段は、前記中断された印刷ジョブを、前記検査に関する所定の条件に従って再開するかキャンセルするかを制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記所定の条件は、前記検査において印刷欠陥が連続して検出される回数が閾値以上である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記所定の条件は、前記検査において印刷欠陥が検出された累積の回数が閾値以上である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  5. 前記所定の条件は、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシート数を、前記検査において印刷欠陥された以降の第2の排出先に排出した前記印刷済みシート数で除算した値が閾値以上である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  6. ユーザが前記所定の条件を設定するための設定画面とユーザに前記検査の結果を示すための確認画面を有するユーザインタフェース手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  7. 前記確認画面には、前記所定の条件が満たされた場合、前記印刷ジョブをキャンセルする前に前記印刷ジョブの再開又はキャンセルをユーザに選択させる選択領域が表示される、ことを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
  8. 前記制御手段は、前記確認画面に表示された前記選択領域に対する前記ユーザインタフェース手段からのユーザ入力によって、
    前記印刷ジョブの再開が指示された場合に前記印刷ジョブを再開し、
    前記印刷ジョブのキャンセルが指示された場合に前記印刷ジョブをキャンセルする、
    ことを特徴とする請求項7に記載の印刷システム。
  9. 印刷ジョブで指定された画像データに基づき印刷処理を行うステップと、
    前記印刷処理された印刷済みシートについて印刷欠陥の有無を検査するステップと、
    前記検査において印刷欠陥が検出されなかった前記印刷済みシートを第1の排出先に排出し、前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートを第2の排出先に排出するステップと、
    前記検査において印刷欠陥が検出された前記印刷済みシートに後続する、印刷手段から搬送された前記印刷済みシートを、検査手段に検査させた後、排出手段によって前記第2の排出先に排出させる制御を行うステップと、
    ことを特徴とする印刷システムの制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の印刷システムとして機能させるためのプログラム。
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