JP2021102322A - 画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 検査対象画像の印刷物に画質不良が発生していなくても画質不良と誤検出してしまう場合があった。【解決手段】 正解画像と印刷設定を関連付けて登録し、検品対象の画像の印刷設定に基づき、登録された正解画像を選択し、検品対象の画像と選択された正解画像とを比較することで検品する。【選択図】 図6
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、及び、プログラムに関するものである。
近年、印刷装置により印刷されたシートを搬送中に検品装置によって検査可能とした印刷システムが知られている。印刷シートの検査では、検品装置が搬送された印刷シートの画像を読み取り、読み取った画像の画像解析により印刷シートが正常であるか否かを判定する。検品装置は、例えばバーコードや罫線の欠け、色ずれなどを検出することが可能である。
画像解析に用いる正解画像(マスタ画像、リファレンス画像)を作成する方法として、事前に印刷した正解画像として十分な品位のある印刷シートを検品装置で読み取って取得する方法が知られる。取得した正解画像を画像データとして保存しておくことで、後に同一印刷内容の検査を行う場合に再利用することができる。保存した正解画像を再利用することで、再度正解画像を準備しなおす手間を省くことが可能である。
特許文献1では、印刷画像データを読取画像と同一形式に変換し、マスタ画像を生成し、読取画像とマスタ画像の差分データから印刷物の印刷品質を検査する方法について記載されている。
しかしながら、特許文献1では、マスタ画像を再利用する場合に、マスタ画像生成時と検査対象である画像の印刷時の印刷設定が異なる場合、たとえ印刷内容が同一であったとしてもマスタ画像と検査対象画像とで画質の差異が発生することが考えられる。これにより、検査対象画像の印刷物に画質不良が発生していなくても画質不良と検出してしまう課題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。すなわち、記録シートに画像を印刷する印刷手段と、前記印刷手段によって記録シートに印刷されている画像を読み取る読取手段と、前記印刷手段によって検品対象の画像を記録シートに印刷し、前記読取手段によって読み取り得られた画像を、前記印刷に使用した印刷設定と関連付けて正解画像として登録する登録手段と、前記印刷手段によって検品対象の画像を記録シートに印刷し、前記読取手段によって読み取り得られた前記検品対象の画像の印刷設定に基づき、前記登録手段によって登録された正解画像を選択する選択手段と、前記読み取り得られた検品対象の画像と前記選択手段によって選択された正解画像とを比較することで検品する検品手段とを有する。
本発明によれば、画像不良が発生していない検査対象画像の印刷物を、画像不良であると誤検知することを抑制することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
以下の説明において、外部コントローラは、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。画像形成装置は、複合機、マルチファンクションペリフェラル、MFPと呼ばれることもある。
図1は、本実施形態に係る画像処理システムのハード構成の全体図である。画像処理システムは、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されており、PC103から外部コントローラ102に対して印刷指示が行われる。
クライアントPC103には、印刷データを外部コントローラ102で処理可能な印刷記述言語に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行うユーザは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、ユーザからの印刷指示に基づいて外部コントローラ102に対して印刷データを送信する。外部コントローラ102は、PC103から印刷指示を受け取ると、データ解析やラスタライズ処理を行い、画像形成装置101に対して印刷データを投入し印刷指示を行う。
次に、画像形成装置101について説明する。画像形成装置101は、複数の異なる機能を持つ装置が接続され、製本などの複雑な印刷処理が可能なように構成されている。
印刷装置107は、印刷装置107の下部にある給紙部から搬送される用紙に対してトナーを用いて画像を形成する。この印刷装置107の構成及び動作原理は次のとおりである。画像データに応じて変調された、レーザ光などの光線をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられた用紙に、そのトナー像を転写する。この一連の画像形成プロセスを、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーに対して順次実行することにより、用紙上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写ドラム上の用紙は、定着器へ搬送される。定着器は、ローラーやベルト等を含み、ローラー内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、トナー像が転写された用紙上のトナーを、熱と圧力によって溶解して用紙に定着させる。
インサータ108は、挿入シートを挿入するためのインサータである。印刷装置107で印刷され搬送された用紙群に対して、任意の用紙の間にインサータ108から用紙を挿入することができる。
検品装置109は、搬送された用紙の画像を読み取り、予め登録された正解画像と比較することで、印刷された画像が正常かどうかを判定するための装置である。
大容量スタッカ110は、大容量のシートを積載することが可能な大容量スタッカである。フィニッシャ111は、搬送されたシートに対してフィニッシング処理を加えるフィニッシャである。フィニッシャ111は、ステイプルやパンチ、中綴じ製本などのフィニッシングを行うことが可能で、フィニッシング処理後の製本物を排紙トレイに排紙する。
なお、インサータ108と検品装置109の位置は、図1の順番に限定されず、検品装置109とスタッカ110の間にインサータ108を配置してもよい。
図1で説明した印刷システムは、画像形成装置101に外部コントローラ102が接続された構成であるが、本実施例は、外部コントローラ102が接続された構成に限定されない。すなわち、画像形成装置101を外部LAN104に接続し、クライアントPC103から画像形成装置101へ、画像形成装置101が処理可能な印刷データを送信する構成でもよい。この場合、画像形成装置101において、データ解析やラスタライズ処理が行われ、印刷処理が実行される。
図2は、画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103のシステム構成を表すブロック図である。
まず画像形成装置101の印刷装置107の構成について説明する。画像形成装置101の印刷装置107は、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225で構成される。さらに画像形成装置101の印刷装置107は、原稿露光部226、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230を備える。それぞれの構成要素はシステムバス231を介して接続される。
通信I/F217は、通信ケーブル254を介してインサータ108、検品装置109、大容量スタッカ110、及びフィニッシャ111と接続され、それぞれの装置の制御のための通信が行われる。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。
HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラム等に基づいて、画像処理制御や印刷の制御を行う。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225には、画像処理装置の設定情報や印刷ジョブの処理状況などが表示される。
原稿露光部226は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を読み込む処理を行う。ユーザにより設置された用紙に対して露光ランプを照らしながらCMOSイメージセンサまたはCISイメージセンサで画像を検知することで原稿データを読み込む。レーザ露光部227は、トナー像を転写するために感光ドラムにレーザ光を照射するための一次帯電や、レーザ露光を行う装置である。レーザ露光部227においては、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電が行われる。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射される。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部228は、用紙に対してトナーを転写するための装置であり、現像ユニット、転写ユニット、トナー補給部等により構成され、感光ドラム上のトナーを用紙に転写する。現像ユニットにおいては、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットにおいては、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーを用紙に転写する二次転写が行われる。定着部229は、用紙上のトナーを熱と圧力で用紙に溶解固着するための装置であり、加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。給紙搬送部230は、用紙を給紙するための装置であり、ローラーや各種センサーにより用紙の給紙動作、搬送動作が制御される。
次に、画像形成装置101のインサータ108の構成について説明する。画像形成装置101のインサータ108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、給紙制御部235で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス236を介して接続される。通信I/F232は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、給紙に必要な各種制御を行う。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙制御部225は、CPU218からの指示に基づき、ローラーとセンサーを制御しながら、インサータの給紙部や印刷装置107から搬送された用紙の給紙、搬送を制御する。
次に、画像形成装置101の検品装置109の構成について説明する。画像形成装置101の検品装置109は、通信I/F237、CPU238、メモリ239、撮影部240、表示部241、操作部242で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス243を介して接続される。通信I/F237は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU238は、メモリ239に格納された制御プログラムに応じて、検品に必要な各種制御を行う。メモリ239は、制御プログラムが保存された記憶装置である。撮像部240は、CPU238の指示に基づき、搬送された用紙上に印刷されている画像をCISセンサで読み取る。なお、撮像部240は、搬送された用紙上に印刷されている画像を、カメラで撮影して画像を取得してもよい。また、撮像部240は、検査対象の印刷物だけでなく、正解画像登録時には正解画像候補となる印刷物の読み取りも行う。正解画像の候補となる印刷物は、印刷物1ページあたり複数部数印刷される。複数部数印刷されたページ間で対応する位置にある画素の画素値を平均化した画素値を正解画像の画素値にする。10部印刷された場合、10ページの対応する位置にある画素(例えば、画像の最も左上の画素)の画素値を平均化した画素値が、正解画像の画素値になる。これにより、印刷物に含まれる検査精度未満の微小な変動成分を極力排することが可能となる。
CPU238は、撮像部240によって撮像された画像と、メモリ239(記憶部)に記憶された正解画像とを比較し、印刷された画像が正常かどうかを判断する。表示部241は、検品結果や設定画面などが表示される。操作部242は、ユーザによって操作され、検品装置109の設定変更や正解画像の登録などの指示を受け付ける。
次に、画像形成装置101の大容量スタッカ110の構成について説明する。画像形成装置101の大容量スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排紙制御部247で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス248を介して接続される。通信I/F244は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU245は、メモリ246に格納された制御プログラムに応じて、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ239は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部247は、CPU245からの指示に基づき、搬送された用紙をスタックトレイ、エスケープトレイ、または後続のフィニッシャ111に搬送する制御を行う。
次に画像形成装置101の大容量スタッカ110の構成について説明する。画像形成装置101の大容量スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排紙制御部247で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス248を介して接続される。通信I/F244は通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU245は、メモリ246に格納された制御プログラムに応じて、排紙に必要な各種制御を行う。メモリ239は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部247は、CPU245からの指示に基づき、搬送された用紙をスタックトレイ、エスケープトレイ、または後続のフィニッシャ111に搬送する制御を行う。
次に、画像形成装置101のフィニッシャ111の構成について説明する。画像形成装置101のフィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙制御部252、フィニッシング処理部253で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス255を介して接続される。通信I/F249は、通信ケーブル254を介して印刷装置107と接続され、制御に必要な通信が行われる。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、フィニッシングや排紙に必要な各種制御を行う。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部252は、CPU251からの指示に基づき、用紙の搬送、排紙を制御する。フィニッシング処理部253は、CPU251からの指示に基づき、ステイプルやパンチ、中綴じ製本等のフィニッシング処理を制御する。
次に、外部コントローラ102の構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213,LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を通して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいてクライアントPC103からの印刷データの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷データの送信などの処理を実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD230には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード211は、外部コントローラ102の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ212には、外部コントローラ102の実行アプリケーション等の情報を静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、印刷指示などの通信が行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷指示などの通信が行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、印刷データなどの通信が行われる。
次に、クライアントPC103の構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206で構成され、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書処理プログラム等に基づいて印刷データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバスに接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータが記憶され、ワークエリアとして動作する。HDD203には、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータが記憶される。キーボード204は、PC103の操作指示を入力するための装置である。ディスプレイ205には、クライアントPC103の実行アプリケーション等の情報が静止画や動画の映像信号により表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、印刷指示などの通信が行われる。
以上の説明において、外部コントローラ102と画像形成装置101は、内部LAN1905とビデオケーブル106が接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよく、例えば、ビデオケーブルのみの接続構成でもよい。また、メモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ239、メモリ249、メモリ251はそれぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。たとえば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
図3は、画像形成装置101のメカ断面図である。印刷装置107は、シートに印刷する画像を形成する装置である。給紙デッキ301および302は、各種シートを収容しておくことが可能である。各給紙デッキでは、収容されたシートの最上位のシート一枚のみを分離し、シート搬送パス303へ搬送することが可能である。304〜307は現像ステーションであり、カラー画像を形成するために、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。ここで形成されたトナー像は中間転写ベルト308に一次転写され、中間転写ベルト308は時計回りに回転し、二次転写位置309でシート搬送パス303から搬送されてきたシートへとトナー像が転写される。表示装置225は、画像形成装置101の印刷状況や設定のための情報を表示する。トナー像をシートへ定着させるための定着ユニット311は、加圧ローラーと加熱ローラーを備え、各ローラーの間をシートが通過することにより、トナーを溶融・圧着することでシートにトナー像を定着させる。定着ユニット311を抜けたシートはシート搬送パス312を通って、搬送路315へと搬送される。シートの種類によって定着のためにさらに溶融・圧着が必要な場合は、定着ユニット311を通過した後、上のシート搬送パスを使って第二定着ユニット313へと搬送さる。そして、追加の溶融・圧着が施された後、シート搬送パス314を通って315へと搬送される。画像形成モードが両面の場合は、シート反転パス316へとシートを搬送し、シート反転パス316で反転した後、両面搬送パス317へとシートが搬送され、二次転写位置309で2面目の画像転写が行われる。
挿入シートを挿入するためのインサータ108は、インサータトレイ321を備え、シート搬送パス322を通じて給紙されたシートを搬送パスへ合流させる。これにより、印刷装置107から搬送される一連のシート群に、任意の位置でシートを挿入させて後続装置へ搬送させることが可能となる。
インサータ108を通過したシートは検品装置109へ搬送される。検品装置109内にはCIS(Contact Image Sensor)331、332(読取手段)が対向する形で配置される。CIS331は記録シートの上面を、CIS332は記録シートの下面を読み取るためのセンサーである。なお読み取るイメージセンサはCISではなく、ラインスキャンカメラでもよい。検品装置109は、シート搬送パス333に搬送されたシートが所定の位置に到達したタイミングで、CIS331、332を用いて記録シートの両面の画像を読み取り、画像が正常であるかを判断する。表示装置241には、検品装置109によって行われた検品結果などが表示される。
大容量スタッカ110は、大容量のシートを積載することが可能である。大容量スタッカ110は、シートを積載するトレイとしてスタックトレイ341を有する。検品装置109を通過したシートは、シート搬送パス344を通して大容量スタッカ110に入力されてくる。シートは、シート搬送パス344からシート搬送パス345を経由して、スタックトレイ341に積載される。さらに、スタッカ340は、排紙トレイとしてエスケープトレイ346を有する。エスケープトレイ346は、検品装置109によって欠陥シートと判定されたシートを排出するために使用される排紙トレイである。エスケープトレイ346に出力する場合は、シート搬送パス344からシート搬送パス347を経由してエスケープトレイ346へシートが搬送される。なお、大容量スタッカ110の後段の後処理装置へシートを搬送する場合には、シート搬送パス348を経由してシートが搬送される。349はシートを反転するための反転部である。この反転部349は、シートをスタックトレイ341に積載する場合に使用される。入力されたシートの向きと出力時点でのシートの向きが同一となるように、スタックトレイ341に積載する場合には反転部349で一度シートを反転させる。エスケープトレイ346や、後続の後処理装置へ搬送する場合は、積載時にフリップせずにそのままシートを排出するため、反転部349での反転動作は行わない。
フィニッシャ111は、ユーザに指定された機能に応じ、搬送されたシートに対してフィニッシング処理を加えるである。フィニッシャ111は、具体的にはステイプル(1個所・2箇所綴じ)やパンチ(2穴・3穴)や中とじ製本等のフィニッシング機能を有する。フィニッシャ111は、2つの排紙トレイ351と352を備え、シート搬送パス353を経由して排紙トレイ351に出力される。ただし、シート搬送パス353は、ステイプル等のフィニッシング処理を行うことはできない。ステイプル等のフィニッシング処理を行う場合は、シート搬送パス354を経由して処理部355でユーザに指定されたフィニッシング機能が実行され、排紙トレイ352へ出力される。排紙トレイ351および352はそれぞれ昇降することが可能であり、排紙トレイ351を下降させ、処理部355でフィニッシング処理したシートを排紙トレイ351へ積載するように動作することも可能である。中とじ製本が指定された場合には中とじ処理部356で、シート中央にステイプル処理をした後、シートを二つ折りにしてシート搬送パス357を経由して中とじ製本トレイ358へ出力される。中とじ製本トレイ358は、ベルトコンベア構成になっており、中とじ製本トレイ358上に積載された中とじ製本束は左側へ搬送される構成となっている。
検品装置109は、予め設定された検査項目に従い、印刷装置107で印刷されたシート画像を検査する。シート画像の検査は、予め設定された正解画像と印刷されたシート画像とを比較して行われる。画像の比較方法には、画像位置ごとの画素値を比較する方法や、エッジ検出によるオブジェクトの位置の比較、OCR(Optical Character Recognition)による文字データの抽出などによる方法がある。検査項目には、印刷位置のずれ、画像の色合い、画像の濃度、スジやカスレ、印刷抜けなどがある。
以下、図4〜図6を用いて正解画像の登録処理、および画像検査処理フローについて説明する。
図4は、正解画像を登録する際に外部コントローラ102が行う処理の流れを示すフローチャートである。図4のフローチャートを実行するためのプログラムはHDD210に記憶されており、メモリ209に読み出されCPU208によって実行される。
S401で、外部コントローラ102は、ユーザの指示に基づき、正解画像を新規に作成するかどうかを判断する。正解画像を新規に作成する場合は、S402に進む。正解画像を新規に作成せずに再利用を行う場合は、S403に進む。S402、S403については後述する。
S404で、外部コントローラ102は、S402もしくはS403で決定した正解画像を用いて検品処理を開始するように、検品装置109に指示を行う。この時の検品処理の詳細については後述する。S405で、外部コントローラ102は、印刷装置107へ印刷ジョブを投入し、印刷の実行を指示する。印刷装置107が受信する印刷ジョブには、印刷する画像データの他に、給紙先や排紙先の情報も含まれる。印刷装置107は、外部コントローラ102から受信したジョブの内容に応じて、インサータ108、検品装置109、大容量スタッカ110、フィニッシャ111の印刷シート搬送にかかわる制御を行う。
図5は、S402において、正解画像を新規登録する際に外部コントローラ102と検品装置109が行う処理の流れを示すフローチャートである。図5(a)は外部コントローラ102のS402の処理を示し、図5(b)は検品装置109が行う処理を示す。
図5(a)の処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行し、図5(b)の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。図5(a)のフローチャートを実行するためのプログラムはHDD210に記憶されており、メモリ209に読み出されCPU208によって実行される。図5(b)のフローチャートを実行するためのプログラムはHDD255に記憶されており、メモリ2039に読み出されCPU238によって実行される。
図5(a)において、S501で外部コントローラ102は後述する印刷ジョブの各種設定情報、および正解画像作成に係る情報を検品装置109に送信する。印刷ジョブの各種設定情報(印刷設定)は、図7で後述する。正解画像作成に係る情報には、1部あたりの用紙枚数や検品を行う面、さらには用紙1枚あたり何枚の画像を平均化して正解画像を作成するかといった情報が含まれる。
次にS502で外部コントローラは、検品装置109に正解画像として読み取らせるために、印刷装置107へ印刷指示して本フローを終了する。
図5(b)において、S511で検品装置は、外部コントローラ102から印刷ジョブの各種設定情報のほか、正解画像作成に係る情報を受信する。次にS512で、検品装置109に用紙が搬送されるのを待つ。
S512で用紙が搬送された場合はS513に進み、用紙の画像をCIS331およびCIS332を使用して読み取り、検品装置109のメモリ239に保存する。
次にS514で、検品装置109はS511で取得した用紙枚数分の画像を読み取ったかを判断する。S514で、まだ用紙枚数分の画像読み取りが完了していない場合はS512に進む。S515では、読み取り画像を平均化することで正解画像を生成する。次にS516で、生成された正解画像と印刷ジョブの各種設定情報(印刷設定)を関連付けてHDD255に保存し、本フローチャートを終了する。
なお、本実施例では正解画像と印刷ジョブの各種設定情報は検品装置109のHDD255に保存するが、保存先は印刷装置107のHDD221でもよく、外部コントローラ102のHDD210でもよい。
図6はS403において、正解画像を再利用する際に外部コントローラ102と検品装置109が行う処理の流れを示すフローチャートである。図6(a)は外部コントローラ102のS403の処理を示し、図6(b)は検品装置109が行う処理を示す。図6(a)の処理は、外部コントローラ102のCPU208が実行し、図6(b)5の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。図6(a)のフローチャートを実行するためのプログラムはHDD210に記憶されており、メモリ209に読み出されCPU208によって実行される。図6(b)のフローチャートを実行するためのプログラムはHDD255に記憶されており、メモリ2039に読み出されCPU238によって実行される。
図6(a)において、S601で外部コントローラ102は、後述する印刷ジョブの各種設定情報を検品装置109に送信する。次に、S602で検品装置109から正解画像の再利用可否を受信し、その結果を外部コントローラ102のディスプレイ212に表示する。
S603で、正解画像の再利用が可能である場合には本フローを終了する。S603で正解画像の再利用が不可である場合には、S604で正解画像の新規作成を行い、本フローチャートを終了する。なお、S604の正解画像新規作成処理は、図5で説明した処理と同様である。
なお、本実施例においては、S602において正解画像再利用可否のユーザへの通知方法については、検品装置109の表示部241、もしくは印刷装置107のディスプレイ225へ表示してもよい。また、S602において正解画像再利用可否を通知したうえで、正解画像を新規作成させるかどうかをユーザに選択させる構成をとってもよい。
図6(b)において、S611で検品装置は、外部コントローラ102から検品対象の印刷ジョブの各種設定情報を受信する。次にS612で、HDD255に保持された設定情報と、S611で受信した設定情報とを照合する。受信した設定情報と一致する設定情報がHDD255に保持されている場合には、S614において検品装置109は外部コントローラ102へ正解画像の再利用が可能であることを通知する。次にS615で、検品装置109はS611で受信した設定情報に紐づいた正解画像を、HDD255から読み出して本フローチャートを終了する。S613において、受信した設定情報と一致する設定情報がHDD255に保持されていない場合には、S616で検品装置109は外部コントローラ102へ正解画像の再利用が不可であることを通知し、本フローチャートを終了する。正解画像の再利用が不可である場合には、本フローチャートを終了したのちに、外部コントローラ102のS604の処理と合わせて、図5(b)で説明した正解画像新規作成処理を行う。
図7は、HDD255に保持される、印刷ジョブの各種設定情報と正解画像とを紐づけて管理するための管理テーブルを示す表である。
管理テーブルの各要素はIDを持つ。各要素はそれぞれ、印刷ジョブの各種設定情報として、画像ID、印刷装置ID、メディア設定、スクリーン設定、カラー設定、解像度設定の情報を持つ。各要素はまた、各種設定情報に紐づいた正解画像ファイルを持つ。管理テーブルが持つ各種設定情報について順番に説明する。
画像IDは、印刷する画像を識別するための情報である。画像IDとして、外部コントローラ102への入稿データのファイル名やページ数、サイズ等の属性情報などを使用することができる。そのほか、入稿データを縮小したサムネイル画像や、入稿データのコピーをそのまま用いてもよい。これにより、外部コントローラ102がこれから印刷する画像に対応した正解画像を識別することができる。
印刷装置IDは、正解画像候補の印刷をどの印刷装置で行ったかを示す情報である。検品装置109が他の印刷装置に接続された場合を考慮している。印刷装置IDとして、印刷装置の機種名のほか、印刷装置を一意に識別できるシリアルナンバー等を用いてもよい。これにより、印刷装置の機種違いなどにより印刷画像精度が変動した場合であっても正しく正解画像を選択することができる。
メディア設定は、印刷シートとして用いる紙種を示す情報である。紙種の情報として、坪量(厚紙、普通紙、薄紙)や種別(光沢紙、普通紙)等を用いる。これにより、メディア種別違いなどにより印刷画像精度が変動した場合であっても正しく正解画像を選択することができる。
スクリーン設定は、外部コントローラ102に入稿された画像データから、ハーフトーン処理においてハーフトーン画像を生成する際に使用するスクリーンを示す情報である。スクリーン設定として、外部コントローラ102が使用可能なスクリーン名を用いる。これにより、印刷画質を考慮して使用スクリーンを変更した場合であっても正しく正解画像を選択することができる。
カラー設定は、外部コントローラ102に入稿された画像データをハーフトーン画像にレンダリングする際のカラープロファイルを示す情報である。カラー設定として、外部コントローラ102が使用可能なカラープロファイル名を用いる。これにより、印刷画質を考慮して使用カラープロファイルを変更した場合であっても正しく正解画像を選択することができる。
解像度設定は、外部コントローラ102に入稿された画像データをハーフトーン画像にレンダリングする際の解像度を示す情報である。解像度設定として、1200dpiや600dpiなどの解像度を用いる。これにより、解像度を変更した場合であっても正しく正解画像を選択することができる。
正解画像ファイルは、これら各種設定情報に紐づいた正解画像ファイルである。S612において、検品装置109はHDD255に保持されている各種設定情報と、外部コントローラ102から受信した各種設定情報とを照合する。照合の結果、各種設定情報が一致する正解画像ファイルが選択される。
なお、本実施例で説明する各種設定情報は一例であり、これ以外にも印刷画像精度にかかわる設定情報があればそれを含めることができる。例えば、印刷装置107固有の画像処理設定等があれば、その情報を含めることもできる。また、これら設定情報をすべて用いなければならないわけではなく、検品装置109の撮影部240の読み取り性能によっては、影響を無視できるような設定情報は無視してもよい。あるいは、各設定情報の項目に変更可能な重みを設定し、合計が一定値を超えた正解画像を選択するという構成をとってもよい。
なお、設定情報が一致する正解画像が複数存在した場合には、ID順、すなわち作成された順によって自動で選択するという構成をとってもよく、ユーザに問い合わせるという構成をとっても良い。
図8は検品処理を行う際に検品装置109が行う処理の流れを示すフローチャートである。図8の処理は、検品装置109のCPU238が実行する。図8のフローチャートを実行するためのプログラムはHDD25に記憶されており、メモリ209に読み出されCPU238によって実行される。
S801で検品装置109は検品終了指示を受信したかを判断する。S801で検品終了指示を受信した場合は検品装置109の処理を終了する。S801で検品終了指示を受信していない場合はS802に進む。S802で、検品装置109は検品装置109に用紙が搬送されたかを判断する。S802で用紙が搬送されない場合はS801に進む。
S802で用紙が搬送された場合はS803に進み、用紙の画像をCIS331およびCIS332を使用して読み取り、検品装置109のメモリ239に保存する。
S804で、検品装置109はS803で読み取った画像と正解画像との比較を行う。ここで用いる正解画像は図5(b)で生成された、もしくは図6(b)で再利用されるものである。次にS805に進み、S804の正解画像との比較の結果、正常画像と欠陥画像のどちらであるかを判断する。
S805で正常画像(検品OK)と判断された場合には、S806に進み、検品装置109の表示部241に検品結果がOKであることを表示する。次にS807に進み、検品装置109は印刷装置107に対して、印刷シートを大容量スタッカ110のスタックトレイ341に排紙するよう指示する。印刷装置107は、検品装置109の指示に基づき、大容量スタッカ110に対してスタックトレイ341に排紙するよう指示する。
次に、S801に進み処理を継続する。S805で欠陥画像(検品NG)と判断された場合には、S808に進み、検品装置109の表示部241に検品結果がNGであることを表示する。次にS809に進み、検品装置109は印刷装置107に対して、印刷シートを大容量スタッカ110のエスケープトレイ346に排紙するよう指示する。印刷装置107は、検品装置109の指示に基づき、大容量スタッカ110に対してエスケープトレイ346に排紙するよう指示する。次に、S801に進み処理を継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば正解画像と印刷ジョブに係る各種設定情報を紐づけて管理する。これにより、正解画像を後に再利用するときに、印刷画像精度にかかわる設定が変更されていた場合であっても正しく正解画像を選択することが可能となる。
なお、本実施例は一例であり、本実施例がここで説明した構成に限定されるものではない。本実施例の図4から図6で説明した正解画像の作成と再利用に係る処理フローは、外部コントローラ102と検品装置109で行われるが、外部コントローラ102が接続されない形態においては、印刷装置107と検品装置109で行ってもよい。あるいは、これらの処理をすべて検品装置109の内部で閉じてもよい。この場合、印刷ジョブに係る設定情報は検品装置109から外部コントローラ102もしくは印刷装置102に、必要な時に都度問い合わせを行う。このような構成をとった場合は、外部コントローラ102は検品装置109からの設定情報問い合わせ時のみ対応するように構成する。
なお、本実施例においては、検品装置109は外部コントローラ102から受信した設定情報をもとに、検品装置109は最適な正解画像を自動で選択するという構成をとっている。しかし、図7で説明した正解画像と設定情報一覧をユーザに提示したうえで、ユーザに選択させるという構成をとってもよい。このような構成をとった場合、ユーザが選択した正解画像の設定情報と外部コントローラ102から受信した設定情報が一致しない場合、外部コントローラ102は警告を表示したうえで、新たに正解画像を作成するかどうかをユーザの判断に委ねることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
Claims (10)
- 記録シートに画像を印刷する印刷手段と、
前記印刷手段によって記録シートに印刷されている画像を読み取る読取手段と、
前記印刷手段によって検品対象の画像を記録シートに印刷し、前記読取手段によって読み取り得られた画像を、前記印刷に使用した印刷設定と関連付けて正解画像として登録する登録手段と、
前記印刷手段によって検品対象の画像を記録シートに印刷し、前記読取手段によって読み取り得られた前記検品対象の画像の印刷設定に基づき、前記登録手段によって登録された正解画像を選択する選択手段と、
前記読み取り得られた検品対象の画像と前記選択手段によって選択された正解画像とを比較することで検品する検品手段とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記印刷設定は、画像の印刷に使用した紙の情報、画像を印刷するために実行された画像処理の情報のうち1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、前記検品対象の画像の印刷設定と前記登録手段によって登録された正解画像の印刷設定に基づき、前記登録手段によって登録された正解画像を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、前記検品対象の画像の印刷設定と同じ印刷設定と関連付けられた正解画像を選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、前記検品対象の画像の印刷設定と少なくとも1つ以上の印刷設定が同じである正解画像を選択することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- さらに、前記検品対象の画像の印刷設定と同じ印刷設定と関連付けられた正解画像が登録されていない場合、正解画像の登録を促す通知を行う通知手段とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記選択手段は、さらに、前記読取手段によって読み取り得られた前記検品対象の画像の内容に基づき、前記登録手段によって登録された正解画像を選択することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記画像処理の情報は、ハーフトーン処理で使用されたスクリーンの情報と、前記画像処理に使用したカラープロファイルの情報と、画像の解像度の情報のうち1つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 記録シートに画像を印刷する印刷ステップと、
前記印刷ステップによって記録シートに印刷されている画像を読み取る読取ステップと、
前記印刷ステップによって検品対象の画像を記録シートに印刷し、前記読取ステップによって読み取り得られた画像を、前記印刷に使用した印刷設定と関連付けて正解画像として登録する登録ステップと、
前記印刷ステップによって検品対象の画像を記録シートに印刷し、前記読取ステップによって読み取り得られた前記検品対象の画像の印刷設定に基づき、前記登録ステップによって登録された正解画像を選択する選択ステップと、
前記読み取り得られた検品対象の画像と前記選択ステップによって選択された正解画像とを比較することで検品する検品ステップとを有することを特徴とする画像形成方法。 - コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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