JP2022148533A - 印刷システム、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022148533000001
【課題】検査で印刷欠陥が見つかった場合に状況に応じた適切な印刷処理の再開制御を行って歯抜けの成果物の発生を抑制する印刷システムを提供する。
【解決手段】印刷ジョブに、検査で印刷欠陥が検出された場合の印刷動作を規定する動作モードの設定情報を持たせる。そして、検査にて印刷欠陥が検出された場合、印刷ジョブに含まれる上記設定情報が示す動作モードに応じて、前記印刷ジョブで指定されるページのうち次に印刷処理を行うページを決定する。
【選択図】図11

Description

本発明は、印刷結果の検査技術に関する。
従来より、印刷結果を検査しながら印刷出力可能な、インライン方式の検査装置を組み込んだ印刷システムがある。このような印刷システムでは、ジョブに従って出力された印刷結果を光学的に読み取って得られた検査対象の画像(検査画像)と、予め登録した評価基準となる画像(正解画像)とを比較することで、印刷欠陥の有無をページ単位で判定している。そして、特許文献1には、正解画像と検査画像とのページ順の整合を取るために、複数ページ印刷、片面印刷、両面印刷などの印刷設定を考慮した検査方法が開示されている。
特開2013-171570号公報
例えば1部1ページの文書を大量に印刷してその結果を検査する場合は、印刷欠陥が見つかったページのシートを検査不合格用の排紙先に出力した後、継続して後続ページについての印刷・検査を行えばよく、その方が生産性もよい。一方、1部複数ページの文書を大量に印刷してその結果をページ単位で検査する場合、印刷欠陥が見つかったページのシートを検査不合格用の排紙先に出力した後に継続して後続ページの印刷・検査を行ってしまうと不良品(歯抜けの成果物)が発生してしまう。つまり、検査で印刷欠陥が見つかった場合の望ましい対処法は処理対象文書のページ構成に応じて異なるものである。
本開示の技術は上述の課題に鑑みてなされたものであり、検査で印刷欠陥が見つかった場合に状況に応じて適切に対処可能な印刷システムを提供することを目的とする。
本開示に係る印刷システムは、印刷ジョブに基づきページ単位で印刷処理を行う印刷手段と、前記印刷ジョブに基づき印刷処理されたページの印刷済みシート上の画像を読み取って得られた読取画像と、前記印刷ジョブと紐付けて登録された正解画像とを比較して、前記印刷済みシートにおける印刷欠陥の有無を検査する検査手段と、を備え、前記印刷ジョブには、前記検査において印刷欠陥が検出された場合の印刷動作を規定する動作モードの設定情報が含まれ、前記印刷手段は、前記検査にて印刷欠陥が検出された場合、前記設定情報が示す動作モードに応じて、前記印刷ジョブで指定されるページのうち次に印刷処理を行うページを決定する、ことを特徴とする。
本開示の技術によれば、検査で印刷欠陥が見つかった場合に状況に応じた印刷制御が可能になる。これにより歯抜けの成果物の発生を抑制しつつ印刷システムの生産性を上げることが可能となる。
印刷システムの構成の一例を示す図。 印刷システムの内部構成を示すブロック図。 画像形成装置のメカ断面図。 (a)は検品メニュー画面の一例を示す図、(b)は画像登録画面の一例を示す図。 (b)は読取中画面の一例を示す図、(b)は登録処理画面の一例を示す図。 (a)は検品メニュー画面の一例を示す図、条件設定画面の一例を示す図。 結果確認画面の一例を示す図。 (a)はジョブ選択画面の一例を示す図、(b)はジョブ設定画面の一例を示す図。 正解画像の登録ジョブを投入する際の処理の流れを示すフローチャート。 登録ジョブ従って正解画像を登録する処理の流れを示すフローチャート。 検品を伴う印刷処理の流れを示すフローチャート。 (a)及び(b)は検品ステイタス画面の一例を示す図。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではなく、また、各実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが必須のものとは限らない。尚、同一の構成については、同じ符号を付して説明する。
[実施形態1]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示す図である。印刷システム100は、画像形成装置101と外部コントローラ102を備える。画像形成装置101と外部コントローラ102は、内部LAN105とビデオケーブル106を介して通信可能に接続されている。また、外部コントローラ102は、外部LAN104を介してクライアントPC103と通信可能に接続されている。
クライアントPC103には、印刷処理の対象となる画像データを外部コントローラ102で処理可能なページ記述言語(PDL)に変換する機能を有するプリンタドライバがインストールされている。印刷を行いたいユーザは、各種アプリケーションからプリンタドライバを介して印刷指示を行うことができる。プリンタドライバは、ユーザからの印刷指示に基づいて、PDLデータを外部コントローラ102に対して送信する。外部コントローラ102は、PC103からPDLデータを受け取ると、PDL解析やラスタライズ処理を行って画像形成装置101で処理可能な印刷データ(以下、「印刷ジョブ」と呼ぶ。)を生成し、画像形成装置101に投入する。外部コントローラ102は、画像処理コントローラ、デジタルフロントエンド、プリントサーバ、DFEなどと呼ばれることもある。
次に画像形成装置101について説明する。画像形成装置101は、印刷モジュール107、インサータ108、検品モジュール109、スタッカ110、フィニッシャ111を備える。以下、各モジュールについて説明する。
印刷モジュール107は、印刷ジョブに従い、給紙部230から搬送される記録媒体としてのシート(用紙)に対して、記録剤としてのトナーを用いて画像を形成する。この印刷モジュール107の構成及び動作原理は次のとおりである。印刷ジョブで指定された画像に応じて変調されたレーザ光をポリゴンミラー等の回転多面鏡により反射して走査光として感光ドラムに照射する。このレーザ光により感光ドラム上に形成された静電潜像はトナーによって現像され、転写ドラムに貼り付けられた用紙に、トナー像が転写される。この一連の画像形成プロセスを、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナーに対して順次実行することにより、シート上にフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写ドラム上のシートは定着器へ搬送される。定着器は、ローラーやベルト等を含み、ローラー内にハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、フルカラー画像を形成しているシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解してシートに定着させる。
インサータ108は、印刷モジュール107で印刷処理が施されて搬送されてきたシート群に対して、例えば任意の位置で区切るための仕切りシート等を挿入する装置である。
検品モジュール109は、搬送されてきた印刷済みシートの画像を読み取り、予め登録された正解画像(或いは「基準画像」とも呼ばれる。)と比較することで当該シート上に形成された画像が正常かどうかを、すなわち、印刷欠陥の有無を判定する。
スタッカ110は、印刷済みシートを積み重ねておくことが可能な大容量の集積装置である。フィニッシャ111は、ステイプルやパンチ、中綴じ製本といった各種のフィニッシング処理機能を持つ後処理装置である。搬送されてきた印刷済みシートに対して予め選択・設定されたフィニッシング処理を加える。フィニッシング処理後のシートは、排紙トレイに排紙される。
なお、図1で説明した印刷システムでは、外部コントローラ102を介して印刷ジョブが投入される構成としているが、例えば外部コントローラ102を省略する構成も可能である。すなわち、画像形成装置101を外部LAN104に接続し、クライアントPC103から、画像形成装置101にPDLデータを送信する構成でもよい。この場合、画像形成装置101においてPDL解析やラスタライズ処理を行って印刷ジョブを生成した上で、印刷処理を実行することになる。また、図1の例では、外部コントローラ102と画像形成装置101は内部LAN105とビデオケーブル106とで接続されているが、印刷に必要なデータの送受信が行える構成であればよい。例えば、内部LAN105とビデオケーブル106のいずれか一方のみで接続されていてもよい。
<印刷システムの内部構成>
図2は、印刷システム100を構成する画像形成装置101、外部コントローラ102、及びクライアントPC103の内部構成を示すブロック図である。以下、順に説明する。
≪画像形成装置の内部構成≫
まず画像形成装置101の印刷モジュール107の内部構成について説明する。印刷モジュール107は、主に制御に関わる構成要素として、通信I/F217、LANI/F218、ビデオI/F220、HDD221、CPU222、メモリ223、操作部224、ディスプレイ225を有する。さらに、印刷モジュール107は、主に画像形成に関わる構成要素として、原稿読取部226、レーザ露光部227、作像部228、定着部229、給紙部230を有する。それぞれの構成要素はシステムバス231を介して接続されている。通信I/F217は、通信ケーブル254を介して、インサータ108、検品モジュール109、スタッカ110、及びフィニッシャ111と接続され、それぞれの装置を制御するための通信が行われる。LANI/F218は、内部LAN105を介して外部コントローラ102と接続され、印刷データなどの通信が行われる。ビデオI/F220は、ビデオケーブル106を介して外部コントローラ102と接続され、画像データなどの通信が行われる。HDD221は、プログラムやデータが保存された記憶装置である。CPU222は、HDD221に保存されたプログラム等に基づいて、印刷モジュール107を統括的に制御する。メモリ223は、CPU222が各種処理を行う際に必要となるプログラムや、画像データが記憶され、ワークエリアとして動作する。操作部224は、例えばグラフィカルユーザインタフェースを介して、ユーザからの各種設定の入力や操作の指示を受け付ける。ディスプレイ225は、印刷処理に関わる各種設定情報や印刷ジョブの処理状況などを表示する。原稿読取部226は、コピー機能やスキャン機能を使用する際に原稿を光学的に読み取るスキャナ装置である。ユーザが載置したシートに対して露光ランプを照らしながらCCDカメラで画像を撮影することで原稿上の画像を光学的に読み取って画像データを生成する。レーザ露光部227は、レーザ光を照射するための一次帯電やレーザ露光を行う装置である。レーザ露光部227は、まず感光ドラム表面を均一なマイナス電位に帯電させる一次帯電を行う。次にレーザードライバーによってレーザ光を、ポリゴンミラーで反射角度を調節しながら感光ドラムに照射する。これにより照射した部分のマイナス電荷が中和され、静電潜像が形成される。作像部228は、シートに対してトナーを転写するための装置である。作像部228は、不図示の現像ユニット、転写ユニット、トナー補給ユニット等により構成され、感光ドラム上のトナーをシートに転写する。現像ユニットは、現像シリンダーからマイナスに帯電したトナーを感光ドラム表面の静電潜像に付着させ、可視像化する。転写ユニットは、一次転写ローラーにプラス電位を印可し感光ドラム表面のトナーを転写ベルトに転写する一次転写、二次転写外ローラーにプラス電位を印可し転写ベルト上のトナーをシートに転写する二次転写を行う。定着部229は、シート上のトナーを熱と圧力でシートに溶解固着するための装置であり、不図示の加熱ヒーター、定着ベルト、加圧ベルト等で構成される。給紙部230は、印刷処理に供されるシートを給紙するための装置である。給紙部230は、不図示のローラーや各種センサーにより、シートの給紙動作、搬送動作を行う。
次に画像形成装置101のインサータ108の内部構成について説明する。インサータ108は、通信I/F232、CPU233、メモリ234、給紙制御部235で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス236を介して接続される。通信I/F232は、通信ケーブル254を介して印刷モジュール107と接続され、シートの挿入制御に必要な通信を行う。CPU233は、メモリ234に格納された制御プログラムに応じて、インサータ108全体を制御する。メモリ234は、制御プログラムが保存された記憶装置である。給紙制御部235は、CPU233からの指示に基づき、不図示のローラーやセンサーを制御しながら、トレイ321に載置されたシートの取り込み、不図示の給紙部からの給紙、印刷モジュール107から搬送されてくるシートの搬送を制御する。
次に画像形成装置101の検品モジュール109の内部構成について説明する。検品モジュール109は、通信I/F237、CPU238、メモリ239、撮影部240、表示部241、操作部242で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス243を介して接続される。通信I/F237は、通信ケーブル254を介して印刷モジュール107と接続され、印刷済みシートの検査等の制御に必要な通信を行う。CPU238は、メモリ239に格納された制御プログラムに応じて、検品モジュール109全体を制御する。メモリ239は、制御プログラムの他、各種設定情報や画像データを保存する記憶装置である。撮影部240は、CPU238の指示に基づき、搬送されてくる印刷済みシート上の画像を撮影により読み取る。なお、本実施形態ではカメラで撮影することによってシート上の画像を読み取っているが、例えばインラインスキャナなどで読み取ってもよい。CPU238は、撮影部240によって得られた検査対象となる撮影画像(検査画像)と、メモリ239に予め保存した正解画像とを比較し、印刷結果に欠陥がないかどうかを判断する。表示部241は、検品結果や設定画面などが表示される。操作部242は、例えばグラフィカルユーザインタフェースを介して、検品モジュール109の設定変更や正解画像の登録などのユーザ指示を受け付ける。
次に画像形成装置101のスタッカ110の内部構成について説明する。スタッカ110は、通信I/F244、CPU245、メモリ246、排紙制御部247で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス248を介して接続される。通信I/F244は、通信ケーブル254を介して印刷モジュール107と接続され、シートの集積・排紙制御に必要な通信を行う。CPU245は、メモリ246に格納された制御プログラムに応じて、スタッカ110全体を制御する。メモリ246は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部247は、CPU245からの指示に基づき、搬送されてきたシートを、スタックトレイ、エスケープトレイ、または後続のフィニッシャ111に搬送するための制御を行う。
次に画像形成装置101のフィニッシャ111の内部構成について説明する。フィニッシャ111は、通信I/F249、CPU250、メモリ251、排紙制御部252、フィニッシング処理部253で構成され、それぞれの構成要素はシステムバス254を介して接続される。通信I/F249は、通信ケーブル254を介して印刷モジュール107と接続され、フィニッシング処理の制御に必要な通信を行う。CPU250は、メモリ251に格納された制御プログラムに応じて、フィニッシャ111全体を制御する。メモリ251は、制御プログラムが保存された記憶装置である。排紙制御部252は、CPU250からの指示に基づき、シートの搬送や排紙を制御する。フィニッシング処理部253は、CPU250からの指示に基づき、ステイプルやパンチ、中綴じ製本等の処理を実行する。
≪外部コントローラの内部構成≫
次に外部コントローラ102の内部構成について説明する。外部コントローラ102は、CPU208、メモリ209、HDD210、キーボード211、ディスプレイ212、LANI/F213、LANI/F214、ビデオI/F215で構成され、システムバス216を介して接続されている。CPU208は、HDD210に保存されたプログラムやデータに基づいて、クライアントPC103からのPDLデータの受信、RIP処理、画像形成装置101への印刷ジョブの送信などの処理を実行する。メモリ209は、CPU208が各種処理を行う際に必要なプログラムやデータを記憶し、ワークエリアとして動作する。HDD210は、PDL解析やRIP処理などの動作に必要なプログラムやデータを記憶する。キーボード211は、外部コントローラ102に対してユーザが各種操作・指示を入力するための入力デバイスである。ディスプレイ212には、外部コントローラ102が実行中のアプリケーション等の情報が静止画や動画で表示される。LANI/F213は、外部LAN104を介してクライアントPC103と接続され、PDLデータの受信などが行われる。LANI/F214は、内部LAN105を介して画像形成装置101と接続され、印刷ジョブの送信などが行われる。ビデオI/F215は、ビデオケーブル106を介して画像形成装置101と接続され、画像データの送受信などを行う。
≪クライアントPCの内部構成≫
次にクライアントPC103の内部構成について説明する。クライアントPC103は、CPU201、メモリ202、HDD203、キーボード204、ディスプレイ205、LANI/F206で構成され、システムバス207を介して接続されている。CPU201は、HDD203に保存された文書作成プログラム等に基づいて、印刷処理の対象となる画像データの作成や印刷指示を実行する。またCPU201は、システムバス207に接続される各デバイスを包括的に制御する。メモリ202は、CPU201が各種処理を行う際に必要となるプログラムやデータを記憶し、ワークエリアとして動作する。HDD203は、印刷処理などの動作に必要なプログラムやデータを記憶する。キーボード204はクライアントPC103に対してユーザが各種操作・指示を入力するための入力デバイスである。ディスプレイ205には、クライアントPC103が実行中のアプリケーション等の情報が静止画や動画で表示される。LANI/F206は、外部LAN104と接続されており、PDLデータの送信などが行われる。
なお、図2に示すメモリ202、メモリ209、メモリ223、メモリ234、メモリ239、メモリ246、メモリ251はそれぞれ、データやプログラムを保持するための記憶装置であればよい。たとえば、揮発性のRAM、不揮発性のROM、内蔵HDD、外付けHDD、USBメモリなどで代替した構成でもよい。
<画像形成装置の搬送系>
続いて、画像形成装置101の搬送系について説明する。図3は、画像形成装置101のメカ断面図である。以下、図3に沿って説明する。
印刷モジュール107は、給紙デッキ301及び302を備えている。各給紙デッキ301/302には、各種シートを収容しておくことが可能である。給紙デッキ301/302は、収容されたシートのうち最も上にあるシート一枚のみを分離し、シート搬送パス303へ搬送する。現像ステーション304~307は、それぞれY、M、C、Kの有色トナーを用いてトナー像を形成する。形成されたトナー像は、まず中間転写ベルト308に一次転写される。そして、中間転写ベルト308は図3において時計回りに回転し、二次転写位置309にて、シート搬送パス303から搬送されてきたシートへとトナー像が転写される。表示装置225には、印刷ジョブの処理状況や各種設定のための情報が表示される。定着ユニット311は、加圧ローラーと加熱ローラーを備え、各ローラーの間をシートが通過させてトナーを溶融・圧着することでシートにトナー像を定着させる。定着ユニット311を抜けたシートは、シート搬送パス312を通って、シート搬送パス315へと搬送される。シート種が定着のためにさらに溶融・圧着を必要とするシート種である場合は、定着ユニット311を通過した後、シート搬送パス312の上にあるシート搬送パス312’を通って第二定着ユニット313へと搬送される。第二定着ユニット313にて追加の溶融・圧着が施されたシートは、シート搬送パス314を通ってシート搬送パス315へと搬送される。ここで、印刷モードの設定が両面印刷に設定されている場合は、シート反転パス316へとシートが搬送され、シートを反転させた後、両面搬送パス317へと搬送される。そして、二次転写位置309にて2面目の画像転写が行われる。
シート搬送パス315を通ってインサータ108に搬送されてくるシートが所定枚数に達すると、インサータ108は、シート搬送パス322を通じて給紙された仕切りシートを搬送パスへ合流させる。これにより、印刷モジュール107から搬送されてくる一連のシート群に、任意のタイミングで仕切りシートを割り込ませて後続の装置へと搬送させることが可能となる。インサータ108を通過したシートは、検品モジュール109へ搬送される。検品モジュール109内には第1カメラ331と第2カメラ332が対向する形で配置されている。第1カメラ331がシートの上面を撮影し、第2カメラ332がシートの下面を撮影する。検品モジュール109は、シート搬送パス333に搬送されてきたシートが所定位置に到達したタイミングで、第1カメラ331と第2カメラ332を用いてシート両面の画像を読み取り、検査対象面の読取画像に欠陥がないかを検査する。表示装置241には、検品モジュール109によって行われた検品結果などが表示される。検査を終えたシートはスタッカ110へと搬送される。
スタッカ110は、シート積載用のスタックトレイ341を有する。検品モジュール109を通過したシートはシート搬送パス344を通ってスタッカ110に搬送されてくる。シート搬送パス344からシート搬送パス345を経由して搬送されてきたシートはフリップしながら、スタックトレイ341に積載される。スタックトレイ341は昇降トレイ342とイジェクトトレイ343から構成される。さらにスタッカ110は、排紙トレイとしてエスケープトレイ346を有する。エスケープトレイ346は、検品モジュール109によって印刷欠陥(画像不良)ありと判定されたシートを排出するための排紙トレイである。エスケープトレイ346に排出する場合は、シート搬送パス344からシート搬送パス347を経由してエスケープトレイ346へとシートが搬送される。なお、スタッカ110の後段のフィニッシャ111へシートを搬送する場合には、シート搬送パス348を経由して搬送される。反転部349は、検品モジュール109における検品結果に応じてシートの排出先を切り替える場合に必ず使用される。これは、2つのカメラ331及び332によってシート上の画像を読み取り、読み取った画像を検査し、シート搬送パス345或いは348へと搬送パスを切り替えるための時間を稼ぐためである。なお、検品を行わない場合は、スタックトレイ341への積載時にシートをフリップさせるときのみ反転部349が使用されることになる。検品モジュール109での検査の結果、画像不良が検出されなかったシートはフィニッシャ111へと搬送される。
フィニッシャ111では、搬送されてきたシートに対し、ステイプル(1個所/2箇所綴じ)やパンチ(2穴/3穴)や中とじ製本といったフィニッシング処理を行う。フィニッシャ111は、2つの排紙トレイ351及び352を備える。シート搬送パス353を経由して搬送されたシートは排紙トレイ351に排出される。ただし、シート搬送パス353ではステイプル等のフィニッシング処理を行うことはできない。ステイプル等のフィニッシング処理を行う場合は、シート搬送パス354を経由して処理機構355にシートが搬送される。そして、処理機構355において、ユーザが指定したフィニッシング機能が実行された後、排紙トレイ352へ排出される。排紙トレイ351及び352は、それぞれ昇降することが可能である。また、排紙トレイ351を下降させ、第一処理機構355にてフィニッシング処理が施されたシートを排紙トレイ351へ積載するように動作させることも可能である。また、フィニッシング機能のうち中とじ製本が指定された場合には、第二処理機構356にて、シート中央にステイプル処理をした後、当該シートを二つ折りにして、シート搬送パス357を経由して中とじ製本トレイ358へ排出される。中とじ製本トレイ358はベルトコンベア構成になっており、中とじ製本トレイ358上に積載されたシート束(中とじ製本束)は左側へ搬送される構成となっている。
<検品モジュールの詳細>
続いて、検品処理の開始前にユーザが検品モジュール109に対して行うべき各種設定作業など、検品モジュール109の使用方法について詳しく説明する。検品モジュール109は、予め設定された検査項目に従い、搬送されてきた印刷済みシートを検査する。検査は、印刷済みシートを撮影して得られたシート両面の読取画像のうち検査対象面に対応する読取画像(検査画像)と、表面又は裏面の何れかを示すシート面と対応付けて予め登録された正解画像とを比較して行われる。画像の比較方法には、両画像における対応する位置毎に画素値を比較する方法、エッジ検出によってオブジェクトの位置を比較する方法、文字認識処理(OCR)による認識結果を比較する方法などがある。
図4(a)に示す検品メニュー画面400において、左側上部にあるメッセージ欄401には、正解画像が未登録である旨と検品処理開始に先立って正解画像の登録が必要である旨のメッセージが表示されている。起動時点で正解画像が登録済みの場合は、検品処理が開始可能である旨のメッセージが表示されることになる。メッセージ欄401の下は、正解画像が表示される画像表示領域402である。図4(a)の例では、正解画像が未登録のため、「画像未登録」の文字列が表示されている。正解画像が登録されている場合の表示に関しては後述する。検品メニュー画面400の右側には4つのボタン403~406が並んでいる。ボタン403は、正解画像の登録を行うためのUI画面を呼び出すためのボタンである。前述のとおり正解画像は、検査画像に欠陥がないかどうかを判断する際の基準となる画像である。ボタン404は、検品時の条件を設定するためのUI画面を呼び出すためのボタンである。ユーザは、検品目的に応じて検査項目や検査精度を設定する。ここで、検査項目には、印刷位置のずれ、画像の色合い、画像の濃度、スジやカスレ、印刷抜けなどがある。また、検査精度は、正解画像との差異がどの程度であれば欠陥ありと判断するのかを決める指標であり、例えば1%以内といった数値で規定される。ボタン405は、検品結果を確認するためのUI画面を呼び出すためのボタンである。ユーザは、検品結果確認画面によって、過去の検品内容や検品結果を確認することができる。ボタン406は、検品の開始を指示するためのボタンである。ボタン406の押下が検知されると、検品モジュール109は検品モードへ移行し、印刷モジュール107に検品モードであることを通知して、順次搬送されてくる印刷済みシートの検査を開始する。なお、図4(a)に示す検品メニュー画面400の構成は一例であって、上述した以外の情報、例えば、仕切りシート設定などの検品の設定に関わる情報などを表示するように構成してもよい。
≪正解画像の登録≫
上述の検品メニュー画面400において、ユーザがボタン403を押下すると、図4(b)に示すような正解画像を登録するためのUI画面(以下、「画像登録画面」と呼ぶ。)が、まず表示部241に表示される。図4(b)に示す画像登録画面410には、4つの設定領域411~414と1つのボタン415が存在する。設定領域411は、検品処理を伴う印刷ジョブの1部あたりのシート枚数を設定するための領域である。ユーザは、1部あたり2枚以上の印刷ジョブである場合には、設定領域411内のスピンボタンを操作して複数のシート枚数を指定する。設定領域412は、シートの検査対象面を設定するための領域である。検査をシートの両面に対して行うのか、片面に対してのみ行うのか(その際は、表面のみか、裏目のみか)を設定することができる。なお、印刷は片面に対してだけ行われる場合であっても、非印刷面にゴミが付着していないことを検査するために、両面の検査を行うよう検品条件を設定する場合もある。設定領域413は用紙サイズを登録するための領域である。ユーザは、用紙サイズをプルダウンメニューで選択できる。ここではA4、LTR、A3が選択可能で、A4が選択された状態を表している。設定領域414は、用紙タイプを登録するための領域である。ユーザは、普通紙、光沢紙、色紙などの用紙タイプをプルダウンメニューで選択できる。ここでは普通紙が選択された状態を表している。ボタン415は、見本となるシートから画像を読み取って、正解画像として登録する処理を開始するためのボタンである。このボタン415が押下されると検品モジュール109は正解画像登録モードに移行し、印刷モジュール107に正解画像登録モードであることを通知して、流れてきた見本となるシートの画像を読み取り、正解画像として登録する。
ユーザは、上記4つの設定領域411~414の設定を行った後、ボタン415を押下する。すると、画像登録画面410から、図5(a)に示すような、画像の読み取りスタンバイ中であることを示すUI画面(以下、「読取中画面」と呼ぶ。)500へと遷移する。見本シートの読み取り開始から、設定領域411で設定された枚数の読み取りが完了するまでこの読取中画面500が表示される。そして、ボタン415の押下後に搬送されてきた見本シートの両面が撮影部240によって撮影され、上述の設定領域412における設定内容に基づき、表面又は裏面の何れかを示すシート面の情報と対応付けて正解画像が登録されることになる。ボタン501は、正解画像の読み取り中止を指示するためのボタンである。ボタン501が押された場合には、正解画像の登録を行わずに図4(a)の検品メニュー画面400に戻る。
図5(b)は、見本シートの読み取りが完了した後に検品モジュール109の表示部241に表示される、正解画像の登録と関連事項の設定を促すUI画面(登録処理画面)画面の一例である。登録処理画面510の左側には、見本シートの読取画像を表示する画像表示領域511が存在し、さらにその下に、1部が複数ページで構成される場合における表示するページ(シート)を切り替えるためのボタン512と、シートの表面と裏面のいずれを表示するのかを切り替えるためのボタン513が存在する。なお、画像登録画面500で設定した1部当たりのシート枚数が1枚のときにはボタン512の表示を行わないようにしてもよい。同様に、画像登録画面500で設定した検査対象面が片面のみのときにはボタン513の表示を行わないようにしてもよい。登録処理画面510の右側には、3つのボタン514~516が並んでいる。ボタン514は、正解画像のうち検査画像との比較を行わない領域(検品スキップエリア)を設定するためのボタンである。この検品スキップエリア設定は、検査対象領域を限定する場合に使用する。例えば、1部毎にシート内の特定エリアについて印刷内容を変えるバリアブル印刷(VDP:Variable Data Printing)の場合、1部毎に異なるIDを付して印刷する場合、住所や名前の部分だけを1部毎に変えて印刷するような場合がユースケースとして挙げられる。ボタン515は、画像表示領域511に表示中の読取画像を、正解画像として登録するためのボタンである。ボタン515が押下されると、画像表示領域511に表示された読取画像が、該当するシート番号(例えば1/10枚目)やシート面(表面或いは裏面)の情報、さらに対象文書を識別するバーコード情報と共に登録される。登録完了後は、登録処理画面510から検品メニュー画面400へと表示が戻る。ボタン516は、正解画像の登録をキャンセルする場合のボタンである。ボタン516が押下された場合には登録処理を中止し、検品メニュー画面400へと表示が戻る。検品メニュー画面400に表示が戻ると、検品モジュール109は、通常時の動作モードである検品モードに移行し、印刷モジュール107に検品モードであることを通知する。
図6(a)は、複数の印刷ジョブについてそれぞれ対応する正解画像を登録した際に検品モジュール109の表示部241に表示される検品メニュー画面600の一例を示している。検品メニュー画面600において、メッセージ欄601は、登録された複数の正解画像の中から検品処理に使用する正解画像の選択を促すメッセージが表示されている。そして、画像表示領域602には、登録された複数の正解画像それぞれの代表画像と、選択用のチェックボックス605~607が表示されている。選択ボックス605~607は各代表画像に対応している。左右のスピンボタン603及び604は、登録された複数の正解画像のすべてについて代表画像が表示し切れない場合に、表示させる代表画像を切り替えるためのボタンである。任意の正解画像を選択後、ボタン406が押下されると、選択された正解画像を使用した検品処理が開始される。
≪検品条件の設定≫
上述の検品メニュー画面400又は600において、ユーザがボタン404を押下すると、図6(b)に示すような検品条件を設定するためのUI画面(以下、「条件設定画面」と呼ぶ。)が、表示部241に表示される。条件設定画面610には、2つの設定領域611及び612とOKボタン613が存在する。設定領域611は、検品を行う際の欠陥の検知レベルを設定するための領域である。ユーザは、設定領域611内のスピンボタンを操作して所望の検品レベルを設定することができる。ここでは、設定される検品レベルが高い(数値が大きい)ほど、正解画像と検査画像との僅かな違いでも欠陥画像と判断されることになる。設定領域612は、検査項目(検品種別)を設定するための領域である。ユーザは、検品目的に応じどのような観点で検査を行うのかを、チェックボックスにて選択することができる。図6(b)の例では、位置、色合い、濃度、スジ、抜けの5項目が用意されており、位置、色合い、スジ、抜けの4つの項目にチェックが入っている。この場合、位置、色合い、スジ、抜けは検査の対象となるが、濃度は検査の対象外となる。OKボタン613が押下された場合には検品条件の設定が完了し、上述の検品メニュー画面400又は600に表示が戻ることになる。
≪検品結果の確認≫
上述の検品メニュー画面400又は600において、ユーザがボタン405を押下すると、図7に示すような検品結果を確認するためのUI画面(以下、「結果確認画面」と呼ぶ。)が、表示部241に表示される。結果確認画面700には、検品結果の詳細を表示する結果表示領域701、表示対象の印刷ジョブを切り替えるためのボタン702及びOKボタン703が存在する。いま、結果表示領域701には、履歴が保存されている印刷ジョブのうち、1部1ページ構成の1ジョブ目についての、検品実行日時、ジョブ名称、検品の実行枚数、実行枚数のうち合格だった枚数と不合格だった枚数、の各情報が表示されている。そして、ユーザは、左右のスピンボタン702を操作することによって、表示対象の印刷ジョブを切り替えることができる。検品結果を確認したユーザがOKボタン703を押下すると、上述の検品メニュー画面400又は600に表示が戻る。
<外部コントローラの動作>
続いて、検品処理を開始する際に、ユーザが外部コントローラ102において行う作業について詳しく説明する。検品モジュール109に正解画像を登録するための見本シートや印刷対象の文書単位で正解画像を切り替えるための区切りシート、検品対象の印刷済みシートを流す指示は、外部コントローラ102から行う。
図8(a)は、外部コントローラ102のディスプレイ212に表示される、実行する印刷ジョブを選択するためのUI画面(以下、「ジョブ選択画面」と呼ぶ。」)である。ジョブ選択画面800の設定領域801には、クライアントPC103から受信した印刷ジョブの一覧が表示され、ユーザは実行対象の印刷ジョブを選択する。いま、設定領域801に表示された4つの印刷ジョブの中から「請求書」が選択されている状態を示している。このようにして、実行する印刷ジョブを選択した上で、ユーザがボタン802を押下すると、図8(b)に示す印刷ジョブの詳細設定のためのUI画面(以下、「ジョブ設定画面」と呼ぶ。)810へ遷移する。ジョブ設定画面810の設定領域811は、上記ジョブ選択画面800で選択された印刷ジョブに対して印刷部数を設定する領域である。設定領域811内のスピンボタンを操作してユーザは所望の部数を設定することができる。ボタン812は、選択中の印刷ジョブを1部だけ印刷する場合に使用する。例えばユーザが、検品モジュール109に対して正解画像の登録開始を指示した上で、ジョブ選択画面800にて“請求書”を選択し、ジョブ設定画面810にてボタン812を押下したとする。この場合、印刷モジュール107に対し“請求書”の1部印刷を指示する印刷ジョブが発行される。この印刷ジョブを受けた印刷モジュール107は“請求書”を1部だけ印刷出力し、その印刷済みシートが検品モジュール109に搬送される。そして、検品モジュール109において、搬送されてきた印刷済みシートが読み取られ、“請求書”に対応する正解画像の登録が行われる。設定領域813では、選択中の印刷ジョブについての排紙先を設定する。いま、検品合格時の排紙先として大容量スタッカ110が設定され、検品不合格時の排紙先としてエスケープトレイ346が設定されている。ボタン814は、正解画像を登録する際の見本シートを、インサータ108から給紙する場合に使用する。これにより、ユーザの目視により正常に印刷されていると判断した見本シートを用いて正解画像を登録することができる。ボタン814を使用する際には、ユーザは予め印刷欠陥がないことを確認済みの見本シートをインサータ108のトレイ321にセットすることになる。これにより、インサータ108から見本シートが検品モジュール109に搬送され、検品モジュール109において、搬送されてきた見本シートが読み取られて正解画像の登録が行われる。設定領域815は、検品処理によって印刷欠陥が検出された場合における対処方法としての印刷動作を規定する動作モードの設定領域である。本実施形態では、2種類の動作モードの中から選択できるようになっている。1つ目の動作モードは、検品不合格が発生した時に印刷ジョブの実行を中断することなく印刷処理を継続する「継続モード」である。この継続モードは、1部1ページの印刷ジョブを大量に処理する場合に適しており、検品不合格になった印刷済みシートはエスケープトレイ346に排出され、検品合格になった印刷済みシートだけが大容量スタッカ110に積載される。2つ目の動作モードは、検品不合格が発生した時に印刷ジョブの実行を一旦中断して検品不合格になったページから再印刷を行う「リカバリモード」である。このリカバリモードは、1部複数ページの印刷ジョブの処理に適しており、途中であるページがNGになったとき当該NGページの印刷済みシート及び後続ページのための未印刷の給紙済みシートをエスケープトレイ346に排出した上で、当該NGページから印刷をやり直す。これにより、大容量スタッカ110に排出される成果物においてページ抜けが発生するのを防ぐことができる。また、図8(b)のジョブ設定画面810には図示されていないが、1部当たりのページ数、片面/両面、ソート出力の要否、用紙タイプ、用紙サイズなどについても所定のUI画面を介してユーザは必要に応じて設定を行う。ボタン816は、印刷ジョブの実行開始を指示するためのボタンである。ボタン816の押下により、外部コントローラ102は、上記設定領域811、813及び815における設定値に基づき印刷ジョブを生成し、印刷モジュール107に投入する。本実施形態では、検品モジュール109において先ず検品開始を指示(検品メニュー画面400又は600のボタン406を押下)し、それに続いて、印刷ジョブの実行開始を指示(ジョブ設定画面810のボタン816を押下)する。この印刷開始指示に基づき外部コントローラ102は、印刷モジュール107に印刷ジョブを投入し、その印刷済みシートの検品モジュール109への搬送を指示する。そして、印刷済みシートが検品モジュール109に搬送され、検品処理が行われる。
<正解画像の登録処理>
続いて、正解画像を登録する際の具体的な処理の流れについて説明する。図9は、前述のジョブ設定画面810においてボタン812または814が押下された場合に外部コントローラ102が正解画像の登録ジョブを生成して画像形成装置101に投入するまでの処理の流れを示すフローチャートである。そして、図10は、画像形成装置101において、外部コントローラ102から投入された登録ジョブに従って正解画像が登録されるまでの処理の流れを示すフローチャートである。なお、図9及び図10のフローチャートにおける記号「S」はステップを意味する。
≪外部コントローラ側の処理≫
図9に示すフローチャートのS901は、表示中のジョブ設定画面810に対するユーザによるボタン操作を監視する処理である。いずれかのボタン操作が検知された場合にS902に進む。S902では、ボタン操作の内容に応じて処理の振り分けがなされる。検知されたボタン操作が、「1部印刷」のボタン812の押下であった場合はS903へ進み、「見本シートをインサータから給紙」のボタン814の押下であった場合はS904へ進む。検知されたボタン操作がそれ以外のボタンの押下であった場合は本処理を抜ける。
S903では、1部だけ印刷処理を行った上で、その印刷済みシートを読み取って得た画像を、正解画像として登録することを指示する登録ジョブが生成される。この場合の登録ジョブには、印刷対象となる画像データや給紙先等の情報が含まれる。一方、S904では、印刷欠陥がないことを確認済みの見本となる印刷物(見本シート)をインサータ108から取り込み、当該見本シートを読み取って得た画像を、正解画像として登録することを指示する登録ジョブが生成される。S903で生成される登録ジョブとは異なり、印刷処理を伴わないので、この場合の登録ジョブには画像データや給紙先等の情報は含んでいなくてもよい。
S905では、S903又はS904にて生成された登録ジョブがLANI/F214を介して画像形成装置101に送信される。
以上が、正解画像を登録する際の外部コントローラ102側の処理の流れである。
≪画像形成装置側の処理≫
図10のフローチャートが示す一連の処理は、外部コントローラ102から送信された登録ジョブを画像形成装置101の印刷モジュール107が受信したことに応答して開始する。
まずS1001では、印刷モジュール107が、外部コントローラ102から受信した登録ジョブを解析する。そして、印刷モジュール107は受信した登録ジョブの内容に応じて、通信ケーブル254を介してインサータ108、検品モジュール109、スタッカ110、フィニッシャ111を制御する。ジョブ解析の結果、正解画像を読み取るために1部だけの印刷処理を行うのか見本シートを取り込むのかによって、制御内容が変わることになる。
S1002では、上記解析結果に従って処理の振り分けがなされる。具体的には、登録ジョブにおいて1部印刷が指定されていればS1003に進み、見本シートの取り込みが指定されていればS1004に進む。
S1003では、印刷モジュール107が、S1001にて受信した登録ジョブに含まれる画像データを用いて1部だけの印刷処理を行う。この印刷処理に使用するシートは登録ジョブにて指定された給紙先から供給される。印刷処理を終えた後のシートは検品モジュール109に搬送される。
S1004では、インサータ108が、印刷モジュール107からの指示に従って、トレイ321に載置された見本シートを取り込む。取り込んだ見本シートは、検品モジュール109へと搬送される。S1005以降は、検品モジュール109における処理である。
S1005では、検品モジュール109が、ユーザが画像登録画面410で設定した正解画像登録時の動作条件の設定値(すなわち、1部当たりのシート枚数や検査対象面を規定する値など)を取得する。取得した設定値はメモリ239に保存される。なお、本ステップは、S1001にて登録ジョブの受信後にS1003やS1004と並行して実行しておいてもよい。
続くS1006は、搬送されてくるシート(印刷モジュール107で印刷処理されたシート或いはインサータ108で取り込まれた見本シート)の検知処理である。シートが検知されればS1007に進む。そして、S1007では、まず、搬送されてきたシートが撮影部240によって撮影されて、当該シートの画像が読み取られる。そして、読み取られた画像は、メモリ239に保存されると共に前述の登録処理画面510における画像表示領域511に表示される。そして、登録処理画面510内のボタン515が押下されたことに応答して、S1008に進む。そしてS1008では、S1007にて読み取られ保存中の読取画像のうち検査対象面に対応する読取画像が、正解画像としてメモリ239に保存・登録される。この際、S1005にて取得した設定値が参照され、例えば「1枚目の表面」といったように、何枚目のシートのどちらのシート面に対する正解画像であるのかを示す情報と共に登録されることになる。
S1009では、S1005で取得した設定値で規定される枚数分のシートに対する画像の読み取り及び正解画像の登録が完了したかどうかが判定される。完了していなければS1006に戻って次のシートに対する処理を続行する。一方、完了していれば本処理を終了する。
以上が、本実施形態の画像形成装置101における、正解画像を登録する際の処理の内容である。
<検品を伴う印刷処理>
次に、検品を伴った印刷処理を行う際の具体的な処理の流れについて説明する。外部コントローラ102は、前述のジョブ設定画面810内の「印刷開始」ボタン816の押下に応答して前述の印刷ジョブを生成して、画像形成装置101に投入し、検品を伴う印刷処理の実行を指示する。なお、前述のとおり本実施形態においては、検品モジュール109の検品メニュー画面400にて「検品開始」ボタン406の押下が、ジョブ設定画面800内の「印刷開始」ボタン816の押下に先立って行われているものとする。
図11は、印刷ジョブが投入された画像形成装置101における一連の処理の流れを示すフローチャートである。図11のフローチャートが示す一連の処理は、外部コントローラ102から送信された印刷ジョブを画像形成装置101の印刷モジュール107が受信したことに応答して開始する。なお、図11のフローチャートにおける記号「S」はステップを意味する。
S1101~S1108の各処理は印刷モジュール107において実行される。まずS1101では、外部コントローラ102から受信した印刷ジョブが解析される。そして、印刷モジュール107は受信した印刷ジョブの解析結果に応じて、通信ケーブル254を介してインサータ108、検品モジュール109、スタッカ110、フィニッシャ111を制御する。ここでは、検品モジュール109に対して、印刷済みシートの検品処理が指示されることになる。そして、S1102では、印刷ジョブで指定された部数のうち未処理分(処理開始直後は1部目)についてページ単位での印刷処理が開始される。
S1103は、1部を構成する全ページのうち印刷処理の対象となっている注目ページの印刷処理が完了したか否かのチェック処理である。注目ページの印刷処理が完了すればS1104に進む。次のS1104では、1部を構成する全ページ分の印刷処理が完了したか否かのチェック処理である。1部を構成する全ページ分の印刷処理が完了していればS1109に進み、未処理のページがあればS1105に進む。1部1ページ構成の印刷ジョブの場合は、1ページ分の印刷処理が完了する毎に1部を構成する全ページの印刷処理が完了したと判定され、S1108に進むことになる。一方、1部複数ページ構成の印刷ジョブの場合は、指定されたページ数分の印刷処理が完了するまではS1105に進み、全ページの印刷処理が完了した時点でS1108に進むことになる。
S1105は、検品モジュール109から所定の通知を受信したか否かのチェック処理である。後述のとおり検品モジュール109は、一定条件が満たされる場合に、現在実行中の印刷ジョブについてリカバリ印刷の指示を含んだNG通知を印刷モジュール107に対して送信する(S1122)。当該NG通知を受信していない場合はS1107に進み、受信していた場合はS1106に進む。
S1106では、実行中の印刷ジョブが中断され、現在の注目ページの印刷処理が再実行される。現在の注目ページについての再印刷処理が完了するとS1107に進む。
S1107では、注目ページが更新(ページ数がインクリメントされ)、新たな注目ページの印刷処理が実行される。その後、S1003に戻り同様の処理が繰り返される。
一部を構成する全ページ分の印刷処理が完了した場合のS1108では、S1101にて受信した印刷ジョブで指定された全部数の印刷処理が完了したか否かが判定され、完了していなければS1102に戻って残りの部数の印刷処理が続行される。一方、完了していれば印刷モジュール107における処理は終了する。
ここまでが印刷モジュール107における、印刷ジョブに基づく印刷処理の流れである。上述のとおり、印刷欠陥が検出された場合に検査モジュール109からリカバリ指示を含むNG通知を受け取ると、次に印刷処理を行うページが次のページではなく同じページに決定され、印刷欠陥が検出されたページについて再び印刷処理がなされることになる。
次のS1109~S1122の各処理は、検品モジュール109において、印刷モジュール107からの検品処理の実行指示に応答して開始し、印刷モジュール107における印刷処理(S1102~S1108)と並列で実行される。
まずS1109では、これから実行される印刷ジョブの設定値が印刷モジュール107から取得される。ここで取得されるジョブ設定値には、印刷部数、1部当たりのページ数、片面/両面、ソート出力の要否、用紙タイプ、用紙サイズといった印刷処理に関する基本情報に加え、検品不合格が発生した場合の印刷動作(対処方法)を規定する動作モードの情報も含まれる。本実施形態の場合はこの設定情報によって、前述した「継続モード」と「リカバリモード」のいずれかが示されることになる。
次のS1110では、検品処理終了のタイミングであるかどうかが判定される。例えば、後述の図12(a)及び(b)に示すUI画面(検品ステイタス画面)内の「検品終了」ボタン1203が押下された場合や、印刷ジョブで指定された全部数についての検品処理が完了した場合が、検品終了のタイミングとなる。検品終了のタイミングでなければ次のS1111に進んで、搬送されてくる印刷済みシートの検知処理が実行される。そして、シートが検知されればS1112に進む。
S1112では、検知された印刷済みシートが、第1カメラ331及び/又は第2カメラ332によって撮影される。そして、撮影によって得られた読取画像は、メモリ239に保存される。さらに、これら読取画像は検品中の印刷済みシートのステイタスを示すUI画面(検品ステイタス画面)1200内の画像表示領域1201に表示される。
次のS1113では、実行中の印刷ジョブと紐付けて登録されている正解画像とS1112で得られた読取画像とが比較されて印刷欠陥の有無がチェックされる。この際、1部1ページ構成の印刷ジョブの場合は、当該印刷ジョブで指定された部数の検品が完了するまで、同じ正解画像が繰り返し用いられることになる。これに対し、1部複数ページ構成の印刷ジョブの場合は、搬送されてきた印刷済みシートについての検品処理が完了する毎に正解画像も併せて更新されることになる。ただし、後述のS1122にてリカバリ印刷の指示を含んだNG通知がなされた場合には、正解画像の更新も中断される。リカバリ印刷の指示に基づき再印刷されたページ(印刷済みシート)の検査を再度行うためである。なお、検査内容は、前述の条件設定画面610で設定された検品レベルや検品種別に従う。
そして、S1114では、印刷済みシートの読取画像から印刷欠陥が検出されたか否かによって処理が振り分けられる。
シートの読取画像から印刷欠陥が検出されなかった(すなわち、検品合格)とS1114にて判定された場合にはS1115に進む。そして、S1115では、検品結果に問題がなかったことを示す「OK」の文字列が、図12(a)に示すように、検品ステイタス画面1200内の結果表示領域1202に表示される。なお、この検品結果の表示は自動で行ってもよいし、前述の図4に示す検品メニュー画面400内の「検品結果確認」ボタン406が押下されたときにだけ行うようにしてもよい。なお、検品ステイタス画面1200内のボタン1203を押下することで検品を終了させることができる。また、検品ステイタス画面1200内のボタン1204を押下することで、検品ジョブ全体の検品結果を確認可能な前述の図7に示す結果確認画面700を表示させることができる。検品結果を表示後はS1116に進む。S1116では、印刷モジュール107に対して、印刷ジョブで指定された基本排紙先にシートを排紙するよう指示される。そして、印刷モジュール107の制御によって、検品合格と判定された印刷済みシートが基本排紙先に排出される。シート排出後は、S1110に戻って処理が続行される。
印刷欠陥が検出された(すなわち、検品不合格)と判定された場合にはS1117に進み、検品結果に問題があったことを示す「NG」の文字列が、図12(b)に示すように、検品ステイタス画面1200内の結果表示領域1202に表示される。また、図12(b)の例では、「NG」の文字列表示に加え、欠陥画像と判定された要因(ここでは“スジ”)を特定する情報1210やその位置を示すマーク1211が表示されている。検品結果を表示後はS1118に進む。
そして、S1118では、検品不合格時の動作モードが継続モードに設定されているか否かがS1109で取得したジョブ設定値に基づき判定される。継続モードが設定されていればS1119に進み、リカバリモードが設定されていればS1121に進む。
継続モードの場合のS1119では、印刷モジュール107に対して、印刷ジョブで指定された検品NG時の排紙先に、検品不合格と判定された印刷済みシートを排紙するよう指示される。そして、印刷モジュール107の制御によって、検品NG時の排紙先に検品不合格と判定された印刷済みシートが排出される。シート排出後は、S1120に進む。S1120では、ソート出力が指定されているか否かがS1109で取得したジョブ設定値に基づき判定される。例えば、印刷部数が複数で、かつ、1部が複数ページで構成されるような印刷ジョブの場合にソート出力が指定される。印刷部数が1部の印刷ジョブや、1部が1ページで構成される印刷ジョブについては通常、ソート出力は指定されない。ソート出力が指定されていればS1122に進み、ソート出力が指定されていなければS1110に戻って処理が続行される。
リカバリモードの場合のS1121では、印刷モジュール107に対して、印刷ジョブで指定された検品NG時の排紙先に、検品不合格と判定された印刷済みシート及び後続の未印刷の給紙済みシートすべてを排紙するよう指示される。そして、印刷モジュール107の制御によって、検品NG時の排紙先に、検品不合格と判定された印刷済みシートと後続の給紙済みシートが排出される。シート排出後は、S1122に進む。
S1122では、印刷モジュール107に対してリカバリ印刷の指示を含むNG通知が送信される。このNG通知を受けて印刷モジュール107は、前述のとおり、ジョブの中断とリカバリ印刷を行うことになる(S1105でYes、S1106)。印刷モジュール107に対するNG通知を行った後はS1110に戻る。
以上が、検品を伴う印刷処理の内容である。
以上のとおり本実施形態によれば、検査で印刷欠陥が見つかった場合に次ページから印刷処理を継続するか、印刷欠陥が見つかったページから印刷処理をやり直すのかを適切に制御できる。これにより歯抜けの成果物の発生を抑制しつつ印刷システムの生産性を上げることが可能となる。
(その他の実施例)
本開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。

Claims (11)

  1. 印刷ジョブに基づきページ単位で印刷処理を行う印刷手段と、
    前記印刷ジョブに基づき印刷処理されたページの印刷済みシート上の画像を読み取って得られた読取画像と、前記印刷ジョブと紐付けて登録された正解画像とを比較して、前記印刷済みシートにおける印刷欠陥の有無を検査する検査手段と、
    を備え、
    前記印刷ジョブには、前記検査において印刷欠陥が検出された場合の印刷動作を規定する動作モードの設定情報が含まれ、
    前記印刷手段は、前記検査にて印刷欠陥が検出された場合、前記設定情報が示す動作モードに応じて、前記印刷ジョブで指定されるページのうち次に印刷処理を行うページを決定する、
    ことを特徴とする印刷システム。
  2. 前記動作モードとして、印刷欠陥が検出されたページの次のページを、前記次に印刷処理を行うページに決定する第1動作モードと、印刷欠陥が検出されたページを前記次に印刷処理を行うページに決定する第2動作モードとを有する、ことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  3. 前記印刷手段は、前記設定情報で特定される動作モードが前記第1動作モードの場合であっても、前記印刷ジョブにおいてソート出力が指定されている場合は、印刷欠陥が検出されたページを前記次に印刷処理を行うページに決定する、ことを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  4. 前記検査手段は、前記検査にて印刷欠陥が検出された場合、前記設定情報で特定される動作モードに基づいてその旨を示す所定の通知を前記印刷手段に対して行い、
    前記印刷手段は、前記所定の通知に応答して、前記印刷ジョブで指定されるページのうち次に印刷処理を行うページを決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の印刷システム。
  5. 前記設定情報が示す動作モードが前記第2動作モードの場合又は前記設定情報が示す動作モードが前記第1動作モードであって前記印刷ジョブにおいてソート出力が指定されている場合、前記所定の通知は、前記印刷欠陥が検出されたページを前記次に印刷処理を行うページとする旨の指示を含む、ことを特徴とする請求項4に記載の印刷システム。
  6. 前記設定情報が示す動作モードが前記第2動作モードの場合の前記印刷ジョブは、1部複数ページで構成される印刷ジョブである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システム。
  7. 前記設定情報が示す動作モードが前記第1動作モードであって前記印刷ジョブにおいてソート出力が指定されている場合の前記印刷ジョブは、1部複数ページで構成される印刷ジョブである、ことを特徴とする請求項5に記載の印刷システム。
  8. 印刷欠陥が検出されなかったときの前記印刷済みシートを第1排出先に出力し、印刷欠陥が検出されたときの前記印刷済みシートを前記第1排出先とは異なる第2排出先に出力する排出手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の印刷システム。
  9. 前記排出手段は、
    前記印刷手段が、印刷欠陥が検出されたページの次のページを前記次に印刷処理を行うページに決定して印刷処理を行う場合、印刷欠陥が検出されたときの前記印刷済みシートを前記第2排出先に出力し、
    前記印刷手段が、印刷欠陥が検出されたページを前記次に印刷処理を行うページに決定して印刷処理を行う場合、印刷欠陥が検出されたときの前記印刷済みシート及び未だ印刷処理されていない給紙済みシートを前記第2排出先に出力する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の印刷システム。
  10. 印刷システムの制御方法であって、
    前記印刷システムは、
    印刷ジョブに基づきページ単位で印刷処理を行う印刷手段と、
    前記印刷ジョブに基づき印刷処理されたページの印刷済みシート上の画像を読み取って得られた読取画像と、前記印刷ジョブと紐付けて登録された正解画像とを比較して、前記印刷済みシートにおける印刷欠陥の有無を検査する検査手段と、
    を備え、
    前記印刷ジョブには、前記検査において印刷欠陥が検出された場合の印刷動作を規定する動作モードの設定情報が含まれ、
    前記検査にて印刷欠陥が検出された場合、前記設定情報が示す動作モードに応じて、前記印刷ジョブで指定されるページのうち次に印刷処理を行うページを決定する、
    ことを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の印刷システムとして機能させるためのプログラム。
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