JP2016045950A - ハードウェアデバイス制御装置、画像形成装置、および制御方法 - Google Patents

ハードウェアデバイス制御装置、画像形成装置、および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制御部(CPU)に接続されたI/Oエキスパンダーなどの中継部に異常が生じた場合に、ハードウェアデバイスの異常発生を的確に監視し、停止可能にする。
【解決手段】ハードウェアデバイス105を制御する制御信号を出力する制御部101と、制御信号に基づいてハードウェアデバイス105に制御信号を出力するI/Oエキスパンダー103aと、制御部101からI/Oエキスパンダー103aを介して出力される第1の信号を予め定めた所定期間以上受信しない場合、第2の信号を出力するウォッチドッグタイマ102と、を備え、第2の信号が出力されると、制御部101及びI/Oエキスパンダー103aは初期化処理を行い、かつ前記ハードウェアデバイス105は駆動を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハードウェアデバイス制御装置、画像形成装置、および制御方法に関するものである。
従来、複数の制御部を有する情報処理装置およびモータ駆動装置において、CPUに異常が発生した際には制御信号や電源供給を強制的に停止することでデータや装置の保護性を高めている。このCPUの異常を検知する方法として、ウォッチドッグタイマを用いる構成が広く用いられており、CPUからのクリア信号をウォッチドッグタイマで監視することによりCPUの異常発生時に電源供給を遮断する。このように、CPUのソフト暴走をウォッチドッグタイマで監視することで装置の保護性を高める構成が知られている。
例えば、特許文献1には、ウォッチドッグタイマでCPUが制御するハードウェアデバイスの異常を監視し、異常発生時にモータなどの負荷を停止する技術が開示されている。
しかしながら、上記に示されるような従来の技術にあっては、制御部(CPU)に接続されたI/Oエキスパンダーなどの中継部に異常が生じた場合に、ハードウェアデバイスの異常発生を的確に監視することができなかった。このため異常発生のハードウェアデバイスを的確に停止させることができないという問題点があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、制御部(CPU)に接続されたI/Oエキスパンダーなどの中継部に異常が生じた場合に異常発生を的確に監視し、ハードウェアデバイスを的確に停止可能にすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ハードウェアデバイスを制御する制御信号を出力する制御部と、前記制御信号に基づいて前記ハードウェアデバイスに制御信号を出力する中継部と、前記制御部から前記中継部を介して出力される第1の信号を予め定めた所定期間以上受信しない場合、第2の信号を出力するウォッチドッグタイマと、を備え、前記第2の信号が出力されると、前記制御部及び中継部は初期化処理を行い、かつ前記ハードウェアデバイスは駆動を停止することを特徴とする。
本発明は、制御部に接続された中継部に異常が生じた場合に異常発生を的確に監視し、ハードウェアデバイスを的確に停止できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置の概略構成図である。 図2は、実施の形態にかかるモータ駆動装置の機能を含む主要構成を示すブロック図である。 図3は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置における異常発生時の様子を示すタイミングチャートである。 図4は、画像形成装置において複数の制御対象の負荷(ハードウェアデバイス)の例を示すブロック図である。 図5は、従来の異常発生時の様子を示すタイミングチャートである。 図6は、従来のモータ駆動装置のソフト暴走以外の異常発生時の様子を示すタイミングチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるハードウェアデバイス制御装置、画像形成装置、および制御方法の一実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
まず、従来のモータ駆動装置の異常発生時の動作について説明する。図5は、従来の異常発生時の様子を示すタイミングチャートである。なお、図では、クリア信号をCLR、リセット信号をRST、I/OエキスパンダーをI/O、ハードウェアデバイスを負荷と略記する。従来のウォッチドッグタイマを用いて異常発生時にモータ駆動を停止する装置では、CPUが直接ウォッチドッグタイマへクリア信号を送信している。CPUがソフト暴走などによりI/Oエキスパンダーへ制御信号を送信できなくなった際にはクリア信号もウォッチドッグタイマへも送信されない。このときクリア信号を受信できなくなったウォッチドッグタイマがリセット信号を送信することでCPUを初期化してモータの駆動を停止している。
しかし、この場合、I/Oエキスパンダーから負荷への信号は監視されていないことがわかる。これにより生じる問題について図6で説明する。
図6は、従来のモータ駆動装置のソフト暴走以外の異常発生時の様子を示すタイミングチャートである。上述したように、従来の構成においてもCPUのソフト暴走を監視しモータ駆動を停止することで装置の保護性を高めている。しかし、図6に示すように、CPUが正常で、かつCPUとI/Oエキスパンダー間の通信についても正常である場合、ウォッチドッグタイマはCPUからクリア信号を受信するため、CPUが正常であるならばシステムも安全であると判断する。しかし、I/Oエキスパンダーから負荷への制御信号が、CPUのソフト暴走以外のバスエラー、外的ノイズなどにより正しく送信されない場合、負荷には正常な制御信号が送信されていないにもかかわらずウォッチドッグタイマは異常を検知できない。これにより、モータはシステムとして想定外の動作を続けることになり、装置が危険な状態となる。
本実施の形態では上記の不具合について、以下に示す構成および動作により、装置の保護性を高めている。
まず、本例のモータ駆動装置が搭載される画像形成装置例について説明する。図1は、実施の形態に係る画像形成装置1の概略構成図である。図1に示すように、画像形成装置1は、ADF(Auto Document Feeder)1Aと、装置本体1Bと、を備える。また、装置本体1Bは、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5とから構成されている。
ADF1Aは、原稿トレイ20と、原稿給紙ローラ21と、原稿搬送ベルト22と、原稿排紙ローラ23と、原稿排紙トレイ24とを含んで構成されている。ADF1Aは、画像読取部4に対し、ヒンジなどの開閉機構(図示せず)を介して開閉自在に取り付けられている。
原稿給紙ローラ21は、原稿トレイ20に載置された原稿(図示せず)束から原稿を1枚ずつ分離して、画像読取部4に向かって搬送する。原稿搬送ベルト22は、原稿給紙ローラ21によって分離された原稿を画像読取部4に搬送する。原稿排紙ローラ23は、原稿搬送ベルト22によって画像読取部4から排紙される原稿を、原稿トレイ20の下方の原稿排紙トレイ24に排紙する。
画像読取部4は、筐体40と、走査光学ユニット41と、コンタクトガラス42と、駆動手段(図示せず)とを含んで構成されている。走査光学ユニット41は、筐体40の内部に設けられるとともに、LEDユニットを備えている。走査光学ユニット41は、LEDユニットから主走査方向に光を照射するとともに、駆動手段によって全照射領域内において副走査方向に走査される。これにより、走査光学ユニット41は、原稿の2次元カラー画像を読み取るようになっている。
コンタクトガラス42は、画像読取部4の筐体40の上部に設けられ、筐体40の上面部を構成している。駆動手段は、走査光学ユニット41に固定された不図示のワイヤと、このワイヤに橋架される複数の従動プーリ(図示せず)および駆動プーリ(図示せず)と、駆動プーリを回転させるモータとを備えている。
給紙部3は、給紙カセット30と、給紙手段31とを備えている。給紙カセット30は用紙サイズの異なる記録媒体としての用紙(図示せず)を収容する。給紙手段31は、給紙カセット30に収納された用紙を画像形成部5の主搬送路70まで搬送する。
また、画像形成部5の側面には、手差しトレイ32が画像形成部5に対して開閉可能に配設されており、画像形成部5に対して開いた状態でトレイ上面に紙束が手差しされる。手差しされた紙束における一番上の用紙は、手差しトレイ32の送出ローラによって主搬送路70に向けて送り出される。
主搬送路70には、レジストローラ対70aが配設されている。レジストローラ対70aは、主搬送路70内を搬送されてくる用紙をローラ間に挟み込んだ後、所定のタイミングで2次転写ニップに向けて送り込む。
画像形成部5は、露光ユニット51、タンデム作像ユニット50、中間転写ベルト54、中間転写ローラ55、2次転写装置52、定着ユニット53などを有している。また、画像形成部5は、主搬送路70、反転搬送路73、排紙路60などを有している。
図1に示すように、露光ユニット51は、タンデム作像ユニット50に隣接して配置されている。露光ユニット51は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に対応して設けられた感光体ドラム74に露光を行うようになっている。
タンデム作像ユニット50は、中間転写ベルト54の上であって、中間転写ベルト54の回転方向に沿って配置されたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つの作像ユニット75から構成されている。個々の作像ユニット75は、詳細な図示を省略するが、上記各色に対応して設けられた感光体ドラム74の周りに帯電装置、現像装置、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。そして、各感光体ドラム74とその周りに設けられる上記各装置がユニット化されて1つのプロセスカートリッジを構成している。
タンデム作像ユニット50は、画像読取部4によって読み取られて色別分解された画像情報に基づいて、各感光体ドラム74に色分けしてトナーにより形成された可視画像(トナー画像)を形成するようになっている。また、各感光体ドラム74に形成された可視画像は、各感光体ドラム74と中間転写ローラ55との間で中間転写ベルト54に転写されるようになっている。
一方、中間転写ベルト54を挟んでタンデム作像ユニット50の反対側には、2次転写装置52が設けられている。2次転写装置52は、転写部材としての2次転写ローラ521を有している。この2次転写ローラ521を中間転写ベルト54に押し当てることにより、2次転写ニップを形成している。この2次転写ニップには、中間転写ベルト54に形成されたトナー画像が、給紙部3から主搬送路70を介して搬送された用紙に転写されるように構成されている。
2次転写ニップでトナー画像が転写された用紙は、2つの支持ローラ57に張架された用紙搬送ベルト56により定着ユニット53へ送り込まれる。
定着ユニット53は、無端ベルトである定着ベルト58に加圧ローラ59を押し当てて構成している。そして、定着ユニット53は、加圧ローラ59により用紙に熱と圧力を加えることにより、用紙に転写されたトナー画像のトナーを溶融して、用紙にカラー画像として定着するようになっている。
このようにしてカラー画像が定着された用紙は、排紙搬送路としての排紙路60を経由して機外の排紙トレイ61上にスタックされる。
また、図1に示すように、反転搬送路73が、2次転写装置52および定着ユニット53の下側に設けられている。反転搬送路73は、用紙の両面に画像を形成するために、定着ユニット53から排出された用紙の表裏を反転させて再度、主搬送路70を介して2次転写装置52に供給するためのものである。
また、主搬送路70や反転搬送路73には、搬送経路に沿って複数の紙詰まり検知手段としての用紙検知センサ(図示せず)が配置されている。なお、用紙検知センサの数や配置箇所は適宜設定される。各用紙検知センサが、それぞれ予め決められた時間内に用紙の通過を検知しないとき、用紙ジャムが発生したことを把握し、画像形成装置1の表示部(図示せず)などにジャムが発生したことを通知する。
以上のように構成される画像形成装置1には、例えば、感光体ドラム74を駆動するモータ、中間転写ベルト54を駆動するモータ、用紙搬送ベルト56を駆動するモータなど、適切な画像形成を行うために一定速度で回転することが要求されるモータが設けられている。そして、画像形成装置1は、これら画像形成に用いるモータをフィードバック制御により定速回転となるように駆動制御するモータ駆動装置を備えている。以下、本実施の形態にかかる画像形成装置1が備えるモータ駆動装置100の具体例について説明する。
図2は、実施の形態にかかるモータ駆動装置の機能を含む主要構成を示すブロック図である。モータ駆動装置100は、制御部101、ウォッチドッグタイマ102、I/Oエキスパンダー103a、AND回路104、ハードウェアデバイス105、ディスプレイ装置106を有する。
ハードウェアデバイス105は、例えば画像形成装置のメイン駆動部、転写駆動部といった駆動源に用いるモータ13を対象としている。画像形成装置としては、電子写真方式の複写機やプリンタ、あるいはインクジェットプリンタなどである。モータ13は、ステッピングモータ、DCモータなどいずれであってもよい。ディスプレイ装置106は、例えば、液晶パネルなどの表示部を有し、制御部101から出力される所定の表示情報を視覚的に表示するものである。なお、モータ13は、例えば、上述したように感光体ドラム74を駆動するモータ、中間転写ベルト54を駆動するモータ、用紙搬送ベルト56を駆動するモータなどが対象となる。
制御部101は、マイクロコンピュータシステムでなる。すなわち、制御部101は、CPU(Central Processing Unit)10、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12などを有する。ハードウェアデバイス105は、本例では、モータ13、プリドライバ14を有する。ROM11はCPU10の制御プログラムを格納する。RAM12はCPU10の制御時におけるワーキングメモリなどに用いる。
なお、制御部101の機能構成の全部、あるいは一部をハードウェアで構成してもよい。また、図では、クリア信号をCLR(第1の信号に該当)、リセット信号をRST(第2の信号に該当)と略記する。
制御部101は、ハードウェアデバイス105を制御する制御信号を出力する。中継部としてのI/Oエキスパンダー103aは、上記制御信号に基づいてハードウェアデバイス105(プリドライバ14)に制御信号を出力する。ウォッチドッグタイマ102は、制御部101からI/Oエキスパンダー103aを介して出力されるクリア信号(図4ではCLRと記述)を一定間隔で受信する。
ウォッチドッグタイマ102は、上記クリア信号を一定間隔で受信できない異常を検出した場合に、制御部101にリセット信号を送信するとともに、I/Oエキスパンダー103aを初期化させ、ハードウェアデバイス105の駆動を停止する信号を出力する。なお、ウォッチドッグタイマ102は所定時間(タイマー)にオーバーフロしない範囲で信号を受信すればよく、一定間隔で受信しなくてもよい。
AND回路104は、ウォッチドッグタイマ102からのRST(第2の信号)と制御部101からのRST_O(第3の信号)を受信してAND論理により、第4の信号を出力する。このようにAND回路104は、電源ON時のリセットシーケンスを確保するとともに、ウォッチドッグタイマ102のリセットが働いたときに、CPU10とモータ13、I/Oエキスパンダー103aを同じタイミングでリセットする。なお、このAND回路104はない構成であってもよい。
さらに、図2に示すモータ駆動装置100について具体的に説明する。CPU10は、モータ駆動制御命令を送信する。I/Oエキスパンダー103aは、CPU10からの信号を各負荷(本例では、プリドライバ14)に送信する。ウォッチドッグタイマ102は、CPU10から送信されI/Oエキスパンダー103aを介したクリア信号を入力する。プリドライバ14は、I/Oエキスパンダー103aからの信号によりモータ13を駆動制御する信号に変換する。
I/Oエキスパンダー103aは、主にCPU10だけでは制御するポートが足りないほど負荷(ハードウェアデバイス105)の制御が必要な場合にCPU10のポート拡張を目的として使用する。I/Oエキスパンダー103aは、CPU10からの信号を制御する負荷へ送信する役割を持っており、これを使用することで少ないCPU10で多くの負荷を制御することを可能としている。
この場合、モータ13の制御信号はI/Oエキスパンダー103aを通してプリドライバ14へ送信されており、プリドライバ14は信号を受信してモータ13の各相の電流をスイッチングする駆動信号をモータ13へ送信する。
ウォッチドッグタイマ102へのクリア信号は、CPU10がI/Oエキスパンダー103aを中継して送信する構成となっている。ウォッチドッグタイマ102は一定間隔で送信されるクリア信号を受信する。ウォッチドッグタイマ102がクリア信号を一定の周期で受信している間は、システム(モータ駆動装置100)は正常に動作しており、ウォッチドッグタイマ102がクリア信号を受信できなくなるとCPU10へリセット信号を送信する。
また、ウォッチドッグタイマ102は、CPU10およびI/Oエキスパンダー103aを初期化するとともにプリドライバ14へDisable(無効)信号を送信する。Disable信号を受信したプリドライバ14は、モータ13への制御信号を停止し、モータ13の駆動が停止する。また、CPU10にはROM11、RAM12が接続されており、CPU10の状態を記録・保持するとともに異常発生時のCPU10や通信の状態を保存する構成となっている。
すなわち、上述した図2に示す構成では次の動作制御を行う。制御部101は、ハードウェアデバイス105を制御する制御信号を出力する。中継部(I/Oエキスパンダー103a)は、制御部101の制御信号に基づいてハードウェアデバイス105に制御信号を出力する。ウォッチドッグタイマ102は、制御部101から中継部(I/Oエキスパンダー103a)を介して出力される第1の信号を予め定めた所定期間以上受信しない場合、第2の信号を出力する。上記第2の信号が出力されると、制御部101及びI/Oエキスパンダー103a(中継部)は初期化処理を行い、かつハードウェアデバイス105は駆動を停止する。
AND回路104は、ウォッチドタイマ102から出力されるRST(第2の信号)と制御部101から出力されるRST_O(第3の信号)が入力される第4の信号を出力する。制御部101は、上記第2の信号が入力されると上記第3の信号を出力する。
また、中継部(I/Oエキスパンダ103a)は、上記第4の信号が入力されると初期化処理を行い、ハードウェアデバイス105は、上記第4の信号が入力されると駆動を停止する。
つぎに、タイミングチャートを参照し、モータ駆動装置100の動作について説明する。図3は、本実施の形態にかかるモータ駆動装置100における異常発生時の様子を示すタイミングチャートである。なお、図では、ウォッチドッグタイマをWDT、クリア信号をCLR、リセット信号をRST、I/OエキスパンダーをI/O、ハードウェアデバイスを負荷と略記する。また、この動作例では、制御信号等のタイミングチャートを容易に説明するため、CPU10からモータ13までの信号において、I/Oエキスパンダー103からモータ13への信号がなんらかの異常により正しく送信されなかった場合を想定する。
図3において、まず、CPU10からI/Oエキスパンダー103aへの命令が正常に送信されていると仮定する。ここで、I/Oエキスパンダー103aから制御する負荷(ハードウェアデバイス105)への信号が図示するようにT1のタイミングで異常発生した場合を考える。
I/Oエキスパンダー103aから負荷への信号が異常により送信されなかった場合、同じくウォッチドッグタイマ102へのクリア信号も送信されない。これにより、ウォッチドッグタイマ102はT1の期間クリア信号を受信せず、システム(モータ駆動装置100)に異常が発生したことを検知する。
異常を検知したウォッチドッグタイマ102は、リセット信号を送信し、CPU10およびI/Oエキスパンダー103aを初期化するとともにプリドライバ14へDisable信号を送信する。Disable信号を受信したプリドライバ14はモータ13の駆動制御を停止する。これにより異常発生時においてモータ13の駆動が停止される。したがって、システム(モータ駆動装置100)に異常状態が発生した場合においても確実にモータの駆動を停止することができる。
また、従来と同様にCPU10にソフト暴走などの異常が発生した際は、そもそもクリア信号がI/Oエキスパンダー103aに送信されない。このためウォッチドッグタイマ102もクリア信号を受信できず、上記と同様にモータ13の駆動を停止することができる。
さて、上述のモータ駆動装置100の例では、説明を容易にするためI/Oエキスパンダー103aとこれに制御される負荷を1つとして記載したが、図4のように、複数の負荷にそれぞれの中継部(I/Oエキスパンダー)を設けた構成であってもよい。図4には、I/Oエキスパンダー103a〜103cと制御する負荷(ハードウェアデバイス105,108,109)を複数設けた構成のモータ駆動装置200を示している。
図4では、画像形成装置において複数の制御対象の負荷(ハードウェアデバイス)の例をあげている。図4において、ハードウェアデバイス108は定着ヒータを有する定着装置20、ハードウェアデバイス109は、帯電、転写、分離などの高圧電源21について示している。なお、この構成は、モータ13に限らずI/Oエキスパンダー103a〜103cで制御可能な全ての負荷について有効である。
図4において、定着装置20は、例えば、図1の内部に定着ヒータを有する定着ローラと加圧ローラを含む定着ベルト方の定着ユニット53、あるいは一般に知られている定着ローラと加圧ローラの対による定着装置などいずれであってもよい。また、高圧電源21は、例えば、図1に示すように感光体ドラム74の表面に帯電チャージャーなどで高電圧を印加するための電源である。あるいは、転写・分離用の高圧電源21は、例えば、中間転写ベルト54の画像を記録紙に密着させて転写および分離するために所定の電圧を印加するための電源である。
図4に示すように、制御部101は、それぞれ異なる複数のハードウェアデバイス105,108,109に制御信号を出力する複数の中継部(I/Oエキスパンダー103a〜103c)に接続している。ウォッチドッグタイマ102は、複数の中継部(I/Oエキスパンダー103a〜103c)のうちI/Oエキスパンダー103aから出力されるクリア信号を一定間隔で受信する。
また、図4において、制御部101は、ウォッチドッグタイマ102により複数の中継部から出力されるクリア信号を一定間隔で受信する。そして、制御部101は、上記クリア信号と上記中継部ごとに予め定められる信号とを比較することにより、異常が発生した中継部(I/Oエキスパンダー103a〜103c)を特定する。
また、制御部101は、ウォッチドッグタイマ102により異常を検出した場合、ディスプレイ装置106に所定の表示を行う。この場合、制御部101は、例えば、「XXX部の異常を検知しました」といった旨の表示をディスプレイ装置106に表示する。
このように図6の構成では、それぞれ異なる複数のハードウェアデバイス105に制御信号を出力する複数の中継部(I/Oエキスパンダー103a〜103c)を備える。制御部101及び上記複数の中継部(I/Oエキスパンダー103a〜103c)は直列に接続され、ウォッチドッグタイマ102には、CLR(第1の信号)は制御部101から直列接続上で最も遠くに接続された中継部から出力される。
従来の構成ではCPUがクリア信号を送信する構成であったため、CPU以降の制御信号の異常について検知できず、複数の負荷が異常動作を続けてしまうことがあった。これに対して、図3では、CPU10からのクリア信号を制御系統の末端までを介してウォッチドッグタイマ102へ送信する構成とする。これにより、CPU10とI/Oエキスパンダー103a〜103c間、I/Oエキスパンダー103a〜103c同士の通信のどこで異常が発生しても安全に負荷を停止することができる。
図4において、クリア信号は末端のI/Oエキスパンダー103a〜103cからのみ送信される構成としている。この他に、全てのI/Oエキスパンダー103a〜103cがそれぞれクリア信号を送信する機能を持ち、かつクリア信号がCPU10を中継してウォッチドッグタイマ102へ送信される構成とすることで異常発生箇所の検知も可能になる。
また、制御部101は、主制御部と副制御部と、を有する構成であってもよい。この場合、主制御部および副制御部は、それぞれ異なる複数のハードウェアデバイス105,108,109に制御信号を出力する複数の中継部(I/Oエキスパンダー103a〜103c)に接続する。ウォッチドッグタイマ102は、複数の中継部から出力されるクリア信号を一定間隔で監視する。
以上説明してきたように本実施の形態によれば、モータ13などの負荷を駆動制御する装置において以下のような効果を奏する。すなわち、簡易な回路構成でCPU10のソフト暴走を監視するだけでなく、ソフト暴走以外のCPU10とI/Oエキスパンダー103a〜103c間の異常についても検知し、モータ13等の負荷を強制停止することで装置を保護することができる。
ところで、本実施の形態で実行されるプログラムは、ROM11に予め組み込まれて提供するものとしているが、これに限定されるものではない。本実施の形態で実行されるプログラムを、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録してコンピュータプログラムプロダクトとして提供してもよい。たとえば、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、本実施の形態で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、本実施の形態で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
本実施の形態で実行されるROM11のプログラムは、上述したCPU10の機能を含むモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしてはCPU10(プロセッサ)が上記記録媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部がRAM12等の主記憶装置上にロードされる。そして、上記プログラムが主記憶装置上に生成されるようになっている。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。上述した実施形態では、本発明を適用可能な画像形成装置の一例として、中間転写方式のタンデム型カラー複写機として構成された画像形成装置1を例示したが、本発明は、あらゆるタイプの画像形成装置に対して広く適用することができる。また、本発明は、画像形成装置に限らず、一定速度で回転することが要求されるモータを備えた機器に対して広く適用することができる。さらに、モータに限らずI/Oエキスパンダーなどの中継部を介して制御部で接続されるハードウェアデバイスに対して広く適用することができる。
10 CPU
11 ROM
12 RAM
13 モータ
14 プリドライバ
20 定着装置
21 高圧電源
100,200 モータ駆動装置
101 制御部
102 ウォッチドッグタイマ
103a,103b,103c I/Oエキスパンダー
104 AND回路
105,108,109 ハードウェアデバイス
106 ディスプレイ装置
特開2011−56852号公報

Claims (7)

  1. ハードウェアデバイスを制御する制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号に基づいて前記ハードウェアデバイスに制御信号を出力する中継部と、
    前記制御部から前記中継部を介して出力される第1の信号を予め定めた所定期間以上受信しない場合、第2の信号を出力するウォッチドッグタイマと、
    を備え、
    前記第2の信号が出力されると、前記制御部及び中継部は初期化処理を行い、かつ前記ハードウェアデバイスは駆動を停止すること
    を特徴とするハードウェアデバイス制御装置。
  2. 前記第2の信号と前記制御部から出力される第3の信号が入力される第4の信号を出力する回路を備え、
    前記制御部は、前記第2の信号が入力されると前記第3の信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のハードウェアデバイス制御装置。
  3. 前記中継部は、前記第4の信号が入力されると初期化処理を行い、
    前記ハードウェアデバイスは、前記第4の信号が入力されると駆動を停止する
    ことを特徴とする請求項2に記載のハードウェアデバイス制御装置。
  4. それぞれ異なる複数のハードウェアデバイスに制御信号を出力する複数の中継部を備え、
    前記制御部及び前記複数の中継部は直列に接続され、
    前記ウォッチドッグタイマには、前記第1の信号は前記制御部から直列接続上で最も遠くに接続された前記中継部から出力されること
    を特徴とする請求項1に記載のハードウェアデバイス制御装置。
  5. 表示部を備え、
    前記制御部は、前記ウォッチドッグタイマにより異常を検出した場合、前記表示部に所定の表示を行うことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載のハードウェアデバイス制御装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一つに記載のハードウェアデバイス制御装置と、
    画像情報を記録紙に形成する形成手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. ハードウェアデバイスを制御する制御信号を出力する制御部と、
    前記制御信号に基づいて前記ハードウェアデバイスに制御信号を出力する中継部と、
    前記制御部から前記中継部を介して出力される第1の信号を予め定めた所定期間以上受信しない場合、第2の信号を出力するウォッチドッグタイマと、
    を備えるハードウェアデバイス制御装置の制御方法であって、
    前記第2の信号が出力されると、前記制御部及び中継部は初期化処理を行う工程と、前記中継部が初期化処理を行う工程と、前記ハードウェアデバイスが駆動を停止する工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
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