JP2019209504A - 画像形成システム及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良が検出された用紙の廃棄時におけるユーザーの作業負担を低減する。【解決手段】本発明の一側面の画像形成システムは、第1の画像形成装置及び第2の画像形成装置が直列に接続され、第1の検品部及び第2の検品部を備えた画像形成システムである。第1の検品部は、画像の検品の結果を第2の画像形成装置に通知する。第2の検品部は、第1の検品部から第2の画像形成装置に対して行われた通知が、用紙に形成された画像が不良であることを示す通知であった場合に、第1の検品部で不良が検出された用紙を、第2の画像形成装置又は第2の検品部に設けられた不良紙排紙トレイに排紙させる。【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成システム及び画像形成方法に関する。
従来、2台の画像形成装置を直列に配置し、1台目の画像形成装置で用紙の一方の面(例えば表面)への画像形成を行い、2台目の画像形成装置で他方の面(例えば裏面)への画像形成を行う、直列タンデム方式の画像形成システムが知られている。該画像形成システムによれば、両面印刷の生産性が、片面印刷時の生産性と同程度に向上する。
このような直列タンデム方式の画像形成システムでは、印刷(画像形成)を実施してから用紙を排紙するまでの間に、用紙に形成された画像(出力画像)の不良を検出することが行われる。そして、このような直列タンデム方式の画像形成システムにおいては、不良が検出されなかったいわゆるOK紙と、不良が検出されたいわゆるNG紙とが、それぞれ別のトレイに排紙されることが一般的である。
例えば、特許文献1には、第1のMFP(Multi-Functional Peripherals)及び第2のMFPが直列に接続される画像形成システムにおいて、第1のMFPの検品部での検品結果がNGであったシートは第1のMFPのNG排紙部から排紙され、第2のMFPの検品部での検品結果がNGであったシートは第2のMFPのNG排紙部から排紙されることが記載されている。
特開2013−186435号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザーがNG紙を廃棄する際に、第1のMFPのNG排紙部に排紙された用紙と、第2のMFPのNG排紙部に排出された用紙とをそれぞれ集めて回る必要があり、NG紙廃棄時におけるユーザーの作業が煩雑となる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、不良が検出された用紙の廃棄時におけるユーザーの作業負担を低減することにある。
上記課題を解決するため、本発明の一側面を反映した画像形成システムは、例えば、用紙に画像を形成する第1の画像形成装置と第1の画像形成装置で画像が形成された用紙に画像を形成する第2の画像形成装置とが直列に接続され、第1の画像形成装置で用紙に形成された画像の検品を行う第1の検品部と、第2の画像形成装置で用紙に形成された画像の検品を行う第2の検品部とを備えた画像形成システムに適用される。第1の検品部は、画像の検品の結果を第2の画像形成装置に通知する。第2の検品部は、第1の検品部から第2の画像形成装置に対して行われた通知が、用紙に形成された画像が不良であることを示す通知であった場合に、第1の検品部で不良が検出された用紙を、第2の画像形成装置又は第2の検品部に設けられた不良紙排紙トレイに排紙させる。
本発明によれば、不良が検出された用紙の廃棄時におけるユーザーの作業負担を低減させることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムを含む印刷システムの概要構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る印刷システムを構成する各装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムのプリンタコントローラ、第1の画像形成装置及び第1の検品装置による画像形成手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムの第2の画像形成装置及び第2の検品装置による画像形成手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る印刷システムを構成する各装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成システムの第2の画像形成装置及び第2の検品装置による画像形成手法の手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るNG紙の排紙先トレイ選択画面の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る印刷システムを構成する各装置の構成例を示すブロック図である。 従来技術における、上流機で検品が開始されてから下流機で検品が終了するまでの間に行われる各処理を時系列に並べた図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。
<第1の実施形態>
[画像形成システムの構成]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システムを含む印刷システムの構成例について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システム30を含む印刷システム1の概要構成図である。
図1に示すように、印刷システム1は、ユーザーが操作するクライアントPC(Personal Computer)10と、プリンタコントローラ20と、画像形成システム30とを有する。
画像形成システム30は、第1の画像形成装置310、第1の検品装置320(第1の検品部の一例)、リレーユニット(図中では“RU”と表記)330、第2の画像形成装置340及び第2の検品装置350(第2の検品部の一例)を備える。第1の画像形成装置310、第1の検品装置320、リレーユニット330、第2の画像形成装置340及び第2の検品装置350は、用紙の搬送方向に沿ってこの順に配置される。つまり、画像形成システム30は、上記各装置が直列タンデム方式で接続されるシステムである。以下の説明において、第1の画像形成装置310を上流機、第2の画像形成装置340を下流機と称する場合もある。
クライアントPC10、プリンタコントローラ20及び画像形成システム30を構成する各装置は、ネットワーク回線Nを介して互いに接続される。
クライアントPC10は、プリンタコントローラ20に対して印刷データを送信する手段(図示略)を有し、該手段によって、印刷データがネットワークNを介してプリンタコントローラ20に送信される。
プリンタコントローラ20は、クライアントPC10から送信される印刷データをビットマップデータに展開(ラスタライズ)して、用紙の表面に印字用の表面印字データと、裏面に印字用の裏面印字データとを生成する。そして、プリンタコントローラ20は、第1の画像形成装置310に対して表面印字データを送信し、第2の画像形成装置340に対して裏面印字データを送信する。
第1の画像形成装置310は、プリンタコントローラ20から送信される表面印字データを用紙の表面に印字(画像形成)し、表面印字データ印字済みの用紙を、後段の第1の検品装置320に出力する。
第1の検品装置320は、第1の画像形成装置310から出力された用紙の表面に形成された画像の検品を行い、検品済の用紙を、後段のリレーユニット330に出力する。第1の検品装置320は、検品の結果、用紙に不良を検出した場合、その旨をNG通知として下流に配置された第2の画像形成装置340に通知するとともに、不良が検出された用紙であるNG紙を、リレーユニット330を介して第2の画像形成装置340に出力する。また、第1の検品装置320は、NG紙排紙用の第1のNGトレイTn1を備える。
リレーユニット330は、第1の画像形成装置310から出力された用紙の表裏面を反転させて、表裏面反転後の用紙を、後段の第2の画像形成装置340に出力する。
第2の画像形成装置340は、プリンタコントローラ20から送信される裏面印字データを用紙の裏面に印字(画像形成)し、表裏面印字データ印字済みの用紙を、後段の第2の検品装置350に出力する。
第2の検品装置350は、第2の画像形成装置340から出力された用紙の裏面に形成された画像の検品を行う。また、第2の検品装置350は、OK紙排紙用のOKトレイTo及びNG紙排紙用の第2のNGトレイTn2を備える。第1の検品装置320は、検品の結果、不良を検出しなかった場合(用紙はOK紙であると判定した場合)、用紙をOKトレイToに排紙する。一方、検品の結果、不良を検出した場合(用紙はNG紙であると判定した場合)、第1の検品装置320は、不良が検出されたNG紙を第2のNGトレイTn2に排紙する。また、第2の検品装置350は、第1の検品装置320からNG通知を受信した場合には、第1の画像形成装置310から搬送された用紙(NG紙)を、第2のNGトレイTn2に排紙する。
[印刷システムを構成する各装置の構成]
次に、図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る印刷システム1を構成する各装置の構成例について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態に係る印刷システム1を構成する各装置の構成例を示すブロック図である。
図2に示す印刷システム1は、クライアントPC10、プリンタコントローラ20及び画像形成システム30を備える。画像形成システム30は、第1の画像形成装置310、第1の検品装置320、第2の画像形成装置340及び第2の検品装置350を備える。
クライアントPC10は、ユーザーによる操作に基づいて印刷データを生成し、該印刷データをプリンタコントローラ20に送信するプリンタドライバ101を備える。
プリンタコントローラ20は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、外部データ送受信部204、RIP(Raster Image Processor)部205及びデータ送信部206を備える。プリンタコントローラ20を構成するこれらの各部は、共通バスB1を介して互いに接続される。
ROM202には、プリンタコントローラ20が備える各機能を実現するソフトウェアのプログラムコード等が格納される。CPU201は、ROM202に記憶されたプログラムを読み出すことにより、共通バスB1を介して接続される各部の制御を行う。RAM203には、CPU201の演算処理の途中に発生した変数やパラメータなどが一時的に書き込まれる。
外部データ送受信部204は、プリンタコントローラ20に設けられた不図示のネットワークポートを介してネットワークNに接続され、該ネットワークNを介して接続される各装置(例えば、クライアントPC10等)との間で、印刷データ等の送受信を行う。
RIP部205は、クライアントPC10から送信される印刷データをラスタライズして、表面印字データ及び裏面印字データを生成する。データ送信部206は、RIP部205で生成された表面印字データを第1の画像形成装置310に転送し、裏面印字データを第2の画像形成装置340に転送する。
第1の画像形成装置310は、CPU311、ROM312、RAM313、データ受信部314、印字部315及び用紙搬送部316を備える。第1の画像形成装置310を構成するこれらの各部は、共通バスB2を介して互いに接続される。
ROM312には、第1の画像形成装置310が備える各機能を実現するソフトウェアのプログラムコード等が格納される。CPU311は、ROM312に記憶されたプログラムを読み出すことにより、共通バスB2を介して接続される各部の制御を行う。RAM313には、CPU311の演算処理の途中に発生した変数やパラメータなどが一時的に書き込まれる。
データ受信部314は、プリンタコントローラ20から転送された表面印字データを受信する。印字部315は、データ受信部314が受信した表面印字データを用紙の表面に印字する。用紙搬送部316は、印字部315によって表面印字データが印字された用紙を、搬送路Pを介して第1の検品装置320に搬送する。
第1の検品装置320は、CPU321、ROM322、RAM323、検品部324、第1のNGトレイTn1(不良紙排紙トレイの一例)、NGトレイ排紙部325及び用紙搬送部326を備える。第1の検品装置320を構成するこれらの各部は、共通バスB3を介して互いに接続される。
ROM322には、第1の検品装置320が備える各機能を実現するソフトウェアのプログラムコード等が格納される。CPU321は、ROM322に記憶されたプログラムを読み出すことにより、共通バスB3を介して接続される各部の制御を行う。RAM323には、CPU321の演算処理の途中に発生した変数やパラメータなどが一時的に書き込まれる。
検品部324は、例えば、用紙に形成された画像を読み取るラインセンサ等を有し、該ラインセンサが読み取った読取り画像データと、参照用のサンプル画像データとを比較することにより、用紙に形成された画像の検品を行う。検品部324は、検品を行うことにより、用紙がその品質に問題がないOK紙であるか、又は、品質が不良であるNG紙であるかを判定する。そして、検品部324は、検品済の用紙を用紙搬送部326に出力する。さらに、検品部324は、検品の結果、用紙はNG紙であると判定した場合には、ネットワークNを介して第2の画像形成装置340にNG通知を送信する。
第1のNGトレイTn1は、検品部324でNG紙であると判定された用紙が排紙されるトレイである。NGトレイ排紙部325は、検品部324でNG紙であると判定された用紙を、第1のNGトレイTn1に排紙させる制御を行う。なお、検品部324及びNGトレイ排紙部325は、同一の部として構成してもよい。例えば、NGトレイ排紙部325が行う制御を、検品部324が行うように構成してもよい。
用紙搬送部326は、検品部324で検品が行われた用紙を、搬送路Pを介して後段の第2の画像形成装置340に搬送する。なお、第1の検品装置320は第1のNGトレイTn1を備えるが、本実施形態では、検品部324によってNG紙であると判定された用紙も、検品の結果OK紙であると判定された用紙と同様に、用紙搬送部326によって第2の画像形成装置340に搬送される。
第2の画像形成装置340は、CPU341、ROM342、RAM343、データ受信部344、印字部345及び用紙搬送部346を備える。第2の画像形成装置340を構成するこれらの各部は、共通バスB4を介して互いに接続される。
ROM342には、第2の画像形成装置340が備える各機能を実現するソフトウェアのプログラムコード等が格納される。CPU341は、ROM342に記憶されたプログラムを読み出すことにより、共通バスB4を介して接続される各部の制御を行う。なお、CPU341は、第1の検品装置320からNG通知が送られてきた場合には、該NG通知を第2の検品装置350に転送する制御も行う。RAM343には、CPU341の演算処理の途中に発生した変数やパラメータなどが一時的に書き込まれる。
データ受信部344は、プリンタコントローラ20から転送された裏面印字データを受信する。印字部345は、データ受信部344が受信した裏面印字データを用紙の裏面に印字(画像形成)する。用紙搬送部346は、搬送路Pを介して第1の検品装置320から搬送されてくる用紙を受け取るとともに、印字部345で裏面印字データが印字された用紙を、搬送路Pを介して第2の検品装置350に搬送する。
第2の検品装置350は、CPU351、ROM352、RAM353、検品部354、OKトレイTo、第2のNGトレイTn2(不良紙排紙トレイの一例)及びNGトレイ排紙部355を備える。第2の検品装置350を構成するこれらの各部は、共通バスB5を介して互いに接続される。
ROM352には、第2の検品装置350が備える各機能を実現するソフトウェアのプログラムコード等が格納される。CPU351は、ROM352に記憶されたプログラムを読み出すことにより、共通バスB5を介して接続される各部の制御を行う。RAM353には、CPU351の演算処理の途中に発生した変数やパラメータなどが一時的に書き込まれる。
検品部354は、第1の検品装置320の検品部324と同様の構成を有し、搬送路Pを介して搬送されてくる用紙の裏面に印字された画像の検品を行う。そして、検品部354は、検品の結果、用紙はOK紙であると判定した場合には、該用紙をOKトレイToに排紙する。
また、検品部354は、検品の結果、用紙はNG紙であると判定した場合には、該用紙を第2のNGトレイTn2に排紙する。本実施形態では、第1の検品装置320の検品部324からNG通知が送られてきた場合、検品部354は、第1の画像形成装置310から搬送されてきた用紙を第2のNGトレイTn2に排紙する。なお、検品部354及びNGトレイ排紙部355は、同一の部として構成してもよい。例えば、NGトレイ排紙部355が行う制御を、検品部354が行うように構成してもよい。
[画像形成システムによる画像形成方法]
次に、図3及び図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像形成システム30による画像形成方法について説明する。図3は、画像形成システム30のプリンタコントローラ20、第1の画像形成装置310及び第1の検品装置320による画像形成手法の手順を示すフローチャートである。図4は、画像形成システム30の第2の画像形成装置340及び第2の検品装置350による画像形成手法の手順を示すフローチャートである。
まず、プリンタコントローラ20の外部データ送受信部204(図5参照)は、クライアントPC10から送信された印刷データを受信したか否かを判定する(図3のステップSC1)。ステップSC1で、印刷データを受信していないと判定された場合(ステップSC1がNO判定の場合)、外部データ送受信部204は、ステップSC1の判定を繰り返す。
一方、ステップSC1で、印刷データを受信したと判定された場合(ステップSC1がYES判定の場合)、RIP部205は印刷データにRIP処理を行う(ステップSC2)。ステップSC2でRIP部205がRIP処理を行うことにより、表面印字データ及び裏面印字データが生成される。
次いで、データ送信部206は、表面印字データを第1の画像形成装置310に送信し、裏面印字データを第2の画像形成装置340に送信する(ステップSC3)。ステップSC3の処理後、CPU201は処理をステップSC1に戻す。
第1の画像形成装置310のデータ受信部314は、プリンタコントローラ20から送信された表面印字データを受信したか否かを判定する(ステップSPa1)。ステップSPa1で、表面印字データを受信していないと判定された場合(ステップSPa1がNO判定の場合)、データ受信部314は、ステップSPa1の判定を繰り返す。
一方、ステップSPa1で、表面印字データを受信したと判定された場合(ステップSPa1がYES判定の場合)、印字部315は、用紙の表面に印字処理を行う(ステップSPa2)。次いで、用紙搬送部316は、表面印字済みの用紙を、搬送路Pを介して第1の検品装置320に搬送する(ステップSPa3)。ステップSPa3の処理後、CPU311は処理をステップSPa1に戻す。
第1の検品装置320の検品部324は、第1の画像形成装置310から表面印字済みの用紙が搬送されたか否かを判定する(ステップSIa1)。ステップSIa1で、表面印字済みの用紙が搬送されてきていないと判定された場合(ステップSIa1がNO判定の場合)、検品部324は、ステップSIa1の判定を繰り返す。
一方、ステップSIa1で表面印字済みの用紙が搬送されてきたと判定された場合(ステップSIa1がYES判定の場合)、検品部324は、用紙の表面を検品する(ステップSIa2)。次いで、検品部324は、検品の結果がOKである否か、すなわち、用紙がOK紙であるかNG紙であるかを判定する(ステップSIa3)。
ステップSIa3で、検品の結果はOKであったと判定された場合(ステップSIa3がYES判定の場合)、用紙搬送部326は、表面印字済みの用紙を、搬送路Pを介して第2の画像形成装置340に搬送する(ステップSIa4)。
一方、ステップSIa3で、検品結果はOKでないと判定された場合(ステップSIa3がNO判定の場合)、検品部324はNG通知を第2の画像形成装置340に送信する(ステップSIa5)。ステップSIa5の処理後には、ステップSIa4の処理が行われる。すなわち、用紙搬送部326によって、表面印字済みの用紙が、搬送路Pを介して第2の画像形成装置340に搬送される。
第2の画像形成装置340のデータ受信部344は、プリンタコントローラ20から送信された裏面印字データを受信したか否かを判定する(図4のステップSPb1)。ステップSPb1で、裏面印字データを受信していないと判定された場合(ステップSPb1がNO判定の場合)、データ受信部344は、ステップSPb1の判定を繰り返す。
一方、ステップSPb1で、裏面印字データを受信したと判定された場合(ステップSPb1がYES判定の場合)、印字部345は、第1の検品装置320から表面印刷済みの用紙が搬送されてきたか否かを判定する(ステップSPb2)。ステップSPb2で、表面印刷済みの用紙は搬送されてきていないと判定された場合(ステップSPb2がNO判定の場合)、印字部345は、ステップSPb2の判定を繰り返す。
一方、ステップSPb2で、表面印刷済みの用紙が搬送されてきたと判定された場合(ステップSPb2がYES判定の場合)、印字部345は、用紙の裏面に印字処理を行う(ステップSPb3)。次いで、用紙搬送部346は、表裏面印字済みの用紙を、搬送路Pを介して第2の検品装置350に搬送する(ステップSPb4)。ステップSPb4の処理後、CPU341は処理をステップSPb1に戻す。
第2の検品装置350の検品部354は、第2の画像形成装置340から表裏面印字済みの用紙が搬送されたか否かを判定する(ステップSIb1)。ステップSIb1で、表裏面印字済みの用紙が搬送されてきていないと判定された場合(ステップSIb1がNO判定の場合)、検品部354は、ステップSIb1の判定を繰り返す。
一方、ステップSIb1で表裏面印字済みの用紙が搬送されてきたと判定された場合(ステップSIb1がYES判定の場合)、検品部354は、用紙の裏面を検品する(ステップSIb2)。次いで、検品部354は、検品の結果がOKである否か、すなわち、用紙がOK紙であるかNG紙であるかを判定する(ステップSIb3)。
ステップSIb3で、検品の結果はOKであったと判定された場合(ステップSIb3がYES判定の場合)、検品部354は、第1の検品装置320から送信されるNG通知を受信したか否かを判定する(ステップSIb4)。ステップSIb4で、NG通知を受信していないと判定された場合(ステップSIb4がNO判定の場合)、検品部354は、表裏面印字済みの用紙をOKトレイToに排紙する(ステップSIb5)。
ステップSIb3で、検品の結果はNGであったと判定された場合(ステップSIb3が NO判定の場合)、又は、ステップSIb5で、NG通知を受信したと判定された場合(ステップSIb5がYES判定の場合)、NGトレイ排紙部355は表裏面印字済みの用紙を第2のNGトレイTn2に排紙する(ステップSIb6)。その後、画像形成システム30による画像形成方法の処理は終了する。
上述した第1の実施形態では、第1の画像形成装置310でNG紙と判定された用紙、及び、第2の画像形成装置340でNG紙と判定された用紙のいずれもが、下流機である第2の画像形成装置340の後段に配置された第2のNGトレイTn2に排紙される。したがって、本実施形態によれば、ユーザーは、NG紙廃棄時に、第2のNGトレイTn2に排紙された用紙のみを回収すればよくなる。つまり、本発明の第1の実施形態によれば、NG紙廃棄時におけるユーザーの作業負担を低減することができる。
<第2の実施形態>
[印刷システムを構成する各装置の構成]
次に、図5を参照して、本発明の第2の実施形態に係る印刷システム1Aを構成する各装置の構成例について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態に係る印刷システム1Aを構成する各装置の構成例を示すブロック図である。なお、図5において、図2に示す構成と同じ構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図5に示す印刷システム1Aが図2に示す印刷システム1と異なる点は、画像形成システム30Aを構成する第2の画像形成装置340Aが印字スルー搬送部347を有し、第2の検品装置350Aが検品スルー搬送部356を有する点である。
第2の画像形成装置340Aの印字スルー搬送部347は、第1の検品装置320からNG通知が送信された場合に、印字部345での用紙の裏面への印字を行わせずに、用紙をそのまま第2の検品装置350Aに搬送させる制御を行う。第2の検品装置350Aの検品スルー搬送部356は、第1の検品装置320からNG通知が送信された場合に、検品部354に用紙の裏面に対する検品を行わせずに、用紙をNGトレイ排紙部355に出力する制御を行う。
つまり、本発明の第2の実施形態においては、第1の検品装置320からNG通知が送信された場合には、第2の画像形成装置340Aでの印字は行われず、かつ、第2の検品装置350Aでの検品も行われない。
[画像形成システムによる画像形成方法]
次に、図6を参照して、本発明の第2の実施形態に係る画像形成システム30Aによる画像形成方法について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成システム30Aの第2の画像形成装置340A及び第2の検品装置350Aによる画像形成手法の手順を示すフローチャートである。図6に示す処理は、図3に示す処理の後に行われる。図3に示す処理については、図3を参照して説明済みであるため、ここではその説明を省略する。
まず、第2の画像形成装置340Aのデータ受信部344(図5参照)は、プリンタコントローラ20から送信された裏面印字データを受信したか否かを判定する(ステップSPb11)。ステップSPb11で、裏面印字データを受信していないと判定された場合(ステップSPb11がNO判定の場合)、データ受信部344は、ステップSPb11の判定を繰り返す。
一方、ステップSPb11で、裏面印字データを受信したと判定された場合(ステップSPb11がYES判定の場合)、印字部345は、表面印刷済みの用紙が第1の検品装置320から搬送されてきたか否かを判定する(ステップSPb12)。ステップSPb12で、表面印刷済みの用紙は搬送されてきていないと判定された場合(ステップSPb12がNO判定の場合)、印字部345は、ステップSPb12の判定を繰り返す。
一方、ステップSPb12で、表面印刷済みの用紙が搬送されてきたと判定された場合(ステップSPb12がYES判定の場合)、印字部345は、第1の検品装置320から送信されるNG通知を受信したか否かを判定する(ステップSPb13)。ステップSPb13で、NG通知は受信していないと判定された場合(ステップSPb13がNO判定の場合)、印字部345は、用紙の裏面に印字処理を行う(ステップSPb14)。次いで、用紙搬送部346は、表裏面印字済みの用紙を、搬送路Pを介して第2の検品装置350に搬送する(ステップSPb15)。ステップSPb15の処理後、CPU341は処理をステップSPb11に戻す。
一方、ステップSPb13で、NG通知を受信したと判定された場合(ステップSPb13がYES判定の場合)、印字スルー搬送部347は、用紙を、用紙搬送部346及び搬送路Pを介して第2の検品装置350Aに搬送させる制御を行う(ステップSPb16)。ステップSPb16の処理後、CPU341は処理をステップSPb11に戻す。
第2の検品装置350Aの検品部354は、第2の画像形成装置340から表裏面印字済みの用紙が搬送されたか否かを判定する(ステップSIb11)。ステップSIb11で、表裏面印字済みの用紙が搬送されてきていないと判定された場合(ステップSIb11がNO判定の場合)、検品部354は、ステップSIb11の判定を繰り返す。
一方、ステップSIb11で表裏面印字済みの用紙が搬送されてきたと判定された場合(ステップSIb11がYES判定の場合)、検品部354は、第1の検品装置320から送信されるNG通知を受信したか否かを判定する(ステップSIb12)。ステップSIb12で、NG通知を受信したと判定された場合(ステップSIb12がYES判定の場合)、検品スルー搬送部356は、用紙をNGトレイ排紙部355から第2のNGトレイTn2に排紙させる制御を行う(ステップSIb13)。これにより、第1の検品装置320でNG紙であると判定された用紙が、第2のNGトレイTn2から排紙される。
一方、ステップSIb12で、NG通知は受信していないと判定された場合(ステップSIb12がNO判定の場合)、検品部354は、用紙の裏面を検品する(ステップSIb14)。次いで、検品部354は、検品の結果がOKである否か、すなわち、用紙がOK紙であるかNG紙であるかを判定する(ステップSIb15)。
ステップSIb15で、検品の結果はOKであったと判定された場合(ステップSIb15がYES判定の場合)、検品部354は、表裏面印字済みの用紙をOKトレイToに排紙する(ステップSIb16)。ステップSIb16の処理後、画像形成システム30による画像形成方法の処理は終了する。
一方、ステップSIb15で、検品の結果はNGであったと判定された場合(ステップSIb15がNO判定の場合)、ステップSIb13の処理が行われる。すなわち、検品スルー搬送部356によって、用紙をNGトレイ排紙部355から第2のNGトレイTn2に排紙させる制御が行われる。これにより、検品部354でNG紙と判定された用紙が第2のNGトレイTn2から排紙される。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態により得られる効果と同様の効果が得られる。また、本実施形態では、上流機である第1の画像形成装置310で用紙がNG紙と判定された場合、下流機である第2の画像形成装置340Aでの用紙裏面への印字、及び、第2の検品装置350Aでの用紙裏面の検品が行われない。それゆえ、本実施形態によれば、上流機である第1の検品装置320で用紙がNG紙と判定された場合において、下流機である第2の画像形成装置340Aでトナー等が消費されてしまうことを防ぐことができる。さらに、上流機である第1の検品装置320で用紙がNG紙と判定された場合において、第2の検品装置350で検品が行われる時間を削減することができる。
なお、上述した第1の実施形態及び第2の実施形態では、第1の検品装置320でNG紙と判定された用紙、及び、第2の検品装置350(350A)でNG紙と判定された用紙のいずれもが、下流機の後段に配置された第2の検品装置350(350A)の第2のNGトレイTn2に排紙される例を挙げた。しかしながら、本発明はこの例に限定されない。
例えば、NG紙が排紙される先のトレイを、上流機の後段に配置された第1の検品装置320の第1のNGトレイTn1にするか、あるいは、下流機の後段に配置された第2の検品装置350(350A)の第2のNGトレイTn2にするかの選択を、ユーザーに行わせる構成としてもよい。
ここで、図7を参照して、NG紙が排紙される先のトレイをユーザーに選択させる際に表示させるUI(User Interface)の構成例について説明する。図7は、NG紙の排紙先トレイ選択画面Scの構成例を示す図である。NG紙の排紙先トレイ選択画面Scは、例えば、クライアントPC10(図2参照)の表示部(図示略)の画面等に表示される。NG紙の排紙先トレイ選択画面Scの表示(UIの提供)は、例えば、クライアントPC10の不図示の画像処理部(ユーザインタフェース提供部の一例)等により行われる。
図7に示すNG紙の排紙先トレイ選択画面Scの上方には、「排紙モードを選択してください」というメッセージが記載されており、その下方には、「上流機で排紙」と記載されたボタンBn1と、「下流機で排紙」と記載されたボタンBn2とが配置されている。NG紙の排紙先トレイ選択画面ScのボタンBn1がユーザーによって押下(選択)された場合には、画像形成システム30又は30Aにおいて、NG紙を第1の検品装置320の第1のNGトレイTn1から排紙させる制御が行われる。一方、NG紙の排紙先トレイ選択画面ScのボタンBn2がユーザーによって押下(選択)された場合には、画像形成システム30又は30Aにおいて、NG紙を第2の検品装置350(350A)の第2のNGトレイTn2から排紙させる制御が行われる。
画像形成システム30又は30Aをこのように構成することにより、ユーザーは、NG紙が排紙される先のトレイを、上流機の後段に配置された第1の検品装置320の第1のNGトレイTn1にするのか、又は、下流機の後段に配置された第2の検品装置350(350A)の第2のNGトレイTn2にするのかを、自由に選択することが可能となる。
なお、NG紙の排紙先トレイ選択画面ScをクライアントPC10の表示部の画面に表示する例は一例であり、本発明はこれに限定されない。例えば、NG紙の排紙先トレイ選択画面Scは、第1の画像形成装置310の表示部(図示略)の画面や、第2の画像形成装置340(340A)の表示部(図示略)の画面などに表示させてもよい。
また、NG紙が排紙される先のトレイが、第1の検品装置320による検品の結果に応じて決定される構成としてもよい。例えば、第1の検品装置320によって、用紙に付着したトナーの量が多すぎると判定された場合には、NG紙が排紙される先のトレイとして、上流機の後段に配置された第1の検品装置320の第1のNGトレイTn1が選択される構成としてもよい。このような制御が行われることにより、用紙が後段の第2の画像形成装置340に搬送されてしまうことがなくなる。したがって、用紙に付着した余剰のトナーが下流機である第2の画像形成装置340(340A)を構成する各機器に付着してしまうことを防ぐことができる。
または、第1の検品装置320によって、用紙のヨレが大きすぎると判定された場合には、NG紙が排紙される先のトレイとして、上流機の後段に配置された第1の検品装置320の第1のNGトレイTn1が選択される構成としてもよい。このような制御が行われることにより、下流機である第2の画像形成装置340(340A)にヨレの大きい用紙が搬送されることがなくなるため、第2の画像形成装置340(340A)においてジャム等が発生してしまうことを防ぐことができる。
もしくは、付着したトナーの量が多すぎる用紙や、ヨレが大きすぎる用紙などの、そのまま後段の第2の画像形成装置340に搬送すると問題が発生する可能性の高い用紙は、別途設けた搬送路等を介して、後段の第2のNGトレイTn2に搬送及び排紙するように構成してもよい。
<第3の実施形態>
[印刷システムを構成する各装置の構成]
次に、図8を参照して、本発明の第3の実施形態に係る印刷システム1Bを構成する各装置の構成例について説明する。図8は、本発明の第3の実施形態に係る印刷システム1Bを構成する各装置の構成例を示すブロック図である。なお、図8において、図2、図5に示す各構成と同じ構成には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
図8に示す印刷システム1Bは、図5に示す印刷システム1Aから、第1のNGトレイTn1及びNGトレイ排紙部325を削除したものである。つまり、本実施形態では、NG紙が排紙されるトレイは、下流機の後段に設けられた第2の検品装置350AのNGトレイTnのみとなる。なお、第3の実施形態に係る印刷システムを、図2に示す印刷システム1から第1のNGトレイTn1及びNGトレイ排紙部325を削除することにより構成してもよい。
本実施形態によれば、上流機の後段に配置される第1の検品装置320A(320)の演算処理能力を規定するハードウェアスペックを、下流機の後段に配置される第2の検品装置350A(350)のそれよりも低くすることが可能となる。このような構成を採ることが可能となる理由について、図9を参照して説明する。
図9は、従来技術における、上流機である第1の画像形成装置で検品が開始されてから下流機の第2の検品装置で検品が終了するまでの間に行われる各処理を時系列に並べた図である。従来の技術では、第1の検品装置でNG紙と判定された用紙は、第1の検品装置に設けられたNGトレイに排紙される。したがって、第1の検品装置での検品処理は、NG紙が第1のNGトレイに排紙、又は、用紙を下流機である第2の画像形成装置に搬送するタイミングt3が来るまでの間(例えば、タイミングt2の時点等)には終了している必要がある。
NG紙が第1の検品装置のNGトレイに排紙、又は、用紙を下流機に搬送するタイミングt3が来るまでの間に、検品が終了していない場合、検品が終了するタイミングt4までの間(破線の両矢印で示す時間)、用紙の搬送を一旦停止する必要が生じる。このような制御が行われた場合には、印刷の生産性が低下してしまう。
したがって、従来の技術では、このような状況の発生を防ぐために、第1の検品装置のハードウェアスペック(CPU又はASIC等)は高く設定されている。検品装置による検品のスピードは、検品装置のハードウェアスペックに依存するためである。第2の検品装置のハードウェアスペックも、同様の理由により高く設定されている。
これに対して、本発明の第3の実施形態では、用紙はすべて下流機の後段に配置された第2の検品装置350A(350)のNGトレイTnから排紙される。したがって、第1の検品装置320での検品は、第2の検品装置350A(350)のOKトレイTo又はNGトレイTnへの排紙が行われるタイミングt8までの間に完了していればよい。
つまり、本実施形態では、第1の検品装置320における検品終了のタイミングを、第2の検品装置350A(350)における検品終了のタイミングt7まで遅らせたとしても、用紙の搬送の停止等を行う必要が無く、それゆえ、印刷の生産性も低下しない。したがって、本実施形態では、第1の検品装置320のハードウェアスペックを、第2の検品装置350A(350)のそれよりも低くすることが可能である。つまり、本実施形態によれば、第1の検品装置320のハードウェアスペックを低くすることにより、画像形成システム30Bのコストダウンを図ることができる。
<各種変形例>
なお、本発明は上述した各種実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得る。
[変形例1]
上述した各実施形態のように、2台の画像形成装置が直列タンデム方式で接続される画像形成システムにおいては、1台の画像形成装置で用紙の表面への印字を行い、もう一台の画像形成装置で裏面への印字が行われる。したがって、各画像形成装置の後段に配置される各検品装置においても、片面のみの検品が行えればよい。しかしながら、上流機である第1の画像形成装置として、用紙の両面への印字を可能とする機構(両面印字機構)を有する画像形成装置が用いられる場合もある。この場合、第1の画像形成装置の後段に配置される第1の検品装置には、用紙の両面を検品可能な機能を有する検品装置が使用される。
このように、上流機である第1の画像形成装置の後段に配置される第1の検品装置が、用紙の両面を検品可能な機能を有する場合、第1の検品装置では、非印字面(例えば、裏面等)の検品は行わないように構成してもよい。このように構成することにより、第1の画像形成装置による印字が行われない用紙の非印字面の検品が、第1の検品装置と第2の検品装置とで重複して行われることを防ぐことができる。
また、上流機である第1の画像形成装置の後段に配置される第1の検品装置が、用紙の両面を検品可能な機能を有する場合、第1の検品装置において、非印字面に対して簡易検品を行うように構成してもよい。簡易検品とは、例えばトナーこぼれや通紙による汚れなどの、用紙における汚れの有無を確認する検品である。第1の検品装置でこのような簡易検品を行うことにより、トナーこぼれや通紙等により非印字面に付着した汚れを、早期に(下流機での印字が終了するのを待つことなく)検出することが可能となる。
また、下流機である第2の画像形成装置の後段に配置される第2の検品装置が、用紙の両面を検品可能な機能を有する場合、第2の検品装置では、第1の検品装置が検品済みの面(例えば、表面等)の検品は行わないように構成してもよい。このように構成することにより、第1の検品装置が検品済の面の検品が、第1の検品装置と第2の検品装置とで重複して行われることを防ぐことができる。
また、下流機である第2の画像形成装置の後段に配置される第2の検品装置が、用紙の両面を検品可能な機能を有する場合、第2の検品装置が、非印字面に対する簡易検品を行うように構成してもよい。第2の検品装置でこのような簡易検品を行うことにより、トナーこぼれや通紙等により非印字面に付着した汚れを検出することが可能となる。
また、上述の各実施形態及び各変形例では、上流機である第1の画像形成装置310で用紙の表面に印字を行い、下流機である第2の画像形成装置340(340A)で用紙の裏面に印字を行う例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第1の画像形成装置310で用紙の裏面に印字を行い、下流機である第2の画像形成装置340(340A)で用紙の表面に印字を行う構成としてもよい。
さらに、上述の各実施形態及び各変形例では、画像形成装置と検品装置とがそれぞれ別の装置として構成される例を挙げたが、本発明はこれに限定されない。例えば、画像形成装置の一部(筐体の中)に、検品装置が形成される構成を採用してもよい。この構成を、第1の実施形態及び第2の実施形態に適用する場合には、第1のNGトレイTn1は第1の画像形成装置310に設けられ、第2のNGトレイTn2は第2の画像形成装置340(340A)に設けられる。
1,1A,1B…印刷システム、10…クライアントPC、20…プリンタコントローラ、30,30A,30B…画像形成システム、310…第1の画像形成装置、320,320A…第1の検品装置、324…検品部、325…NGトレイ排紙部、326…用紙搬送部、340,340A…第2の画像形成装置、347…印字スルー搬送部、350,350A…第2の検品装置、354…検品部、355…NGトレイ排紙部、356…検品スルー搬送部、Tn1…第1のNGトレイ、Tn2…第2のNGトレイ

Claims (11)

  1. 用紙に画像を形成する第1の画像形成装置と前記第1の画像形成装置で画像が形成された用紙に画像を形成する第2の画像形成装置とが直列に接続され、前記第1の画像形成装置で前記用紙に形成された画像の検品を行う第1の検品部と、前記第2の画像形成装置で前記用紙に形成された画像の検品を行う第2の検品部とを備えた画像形成システムであって、
    前記第1の検品部は、前記画像の検品の結果を前記第2の画像形成装置に通知し、
    前記第2の検品部は、前記第1の検品部から前記第2の画像形成装置に対して行われた通知が、前記用紙に形成された画像が不良であることを示す通知であった場合に、前記第1の検品部で不良が検出された用紙を、前記第2の画像形成装置又は前記第2の検品部に設けられた不良紙排紙トレイに排紙させる
    画像形成システム。
  2. 前記第2の画像形成装置は、前記用紙に画像を形成する印字部を備え、
    前記印字部は、前記第1の検品部で不良が検出された用紙には、前記画像の形成を行わない
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記第2の検品部は、前記第1の検品部で不良が検出された用紙の検品は行わない
    請求項2に記載の画像形成システム。
  4. 前記第1の画像形成装置及び前記第1の検品部は、前記第1の検品部で不良が検出された用紙を排紙する不良紙排紙トレイを備えない
    請求項2又は3に記載の画像形成システム。
  5. 前記第1の検品部の演算処理能力は、前記第2の検品部の演算処理能力よりも低く設定される
    請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記第1の検品部で不良が検出された用紙の排紙先を、前記第1の画像形成装置又は前記第1の検品部に設けられた不良紙排紙トレイ、及び、前記第2の画像形成装置又は前記第2の検品部に設けられた不良紙排紙トレイのいずれかにするかの選択をユーザーに行わせるためのユーザインタフェースを提供する、ユーザインタフェース提供部をさらに備える
    請求項2又は3に記載の画像形成システム。
  7. 前記第1の画像形成装置は、前記印字部による前記用紙の両面に対する画像の形成を可能とする両面印字機構を有し、前記第1の検品部は、前記用紙の両面を検品する機能を有し、
    該第1の検品部は、前記第1の画像形成装置の前記印字部による画像の形成が行われない側の面である前記用紙の非印字面に対する検品は行わない
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  8. 前記第1の画像形成装置は、前記印字部による前記用紙の両面に対する画像の形成を可能とする両面印字機構を有し、前記第1の検品部は、前記用紙の両面を検品する機能を有し、
    該第1の検品部は、前記第1の画像形成装置の前記印字部による画像の形成が行われない側の面である前記用紙の非印字面に対して、汚れの付着の有無を調べる検品を行う
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  9. 前記第2の画像形成装置は、前記印字部による前記用紙の両面に対する画像の形成を可能とする両面印字機構を有し、前記第2の検品部は、前記用紙の両面を検品する機能を有し、
    該第2の検品部は、前記用紙における前記第1の検品部による検品済の面に対する検品は行わない
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  10. 前記第2の画像形成装置は、前記印字部による前記用紙の両面に対する画像の形成を可能とする両面印字機構を有し、前記第2の検品部は、前記用紙の両面を検品する機能を有し、
    該第2の検品部は、前記用紙における前記第1の検品部による検品済の面に対して、汚れの付着の有無を調べる検品を行う
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の画像形成システム。
  11. 用紙に画像を形成する第1の画像形成装置と前記第1の画像形成装置で画像が形成された用紙に画像を形成する第2の画像形成装置とが直列に接続され、前記第1の画像形成装置で前記用紙に形成された画像の検品を行う第1の検品部と、前記第2の画像形成装置で前記用紙に形成された画像の検品を行う第2の検品部とを備えた画像形成システムにおける画像形成方法であって、
    前記第1の検品部が、前記画像の検品の結果を前記第2の画像形成装置に通知することと、
    前記第2の検品部が、前記第1の検品部から前記第2の画像形成装置に対して行われた通知が、前記用紙に形成された画像が不良であることを示す通知であった場合に、前記第1の検品部で不良が検出された用紙を、前記第2の画像形成装置又は前記第2の検品部に設けられた不良紙排紙トレイに排紙させることと、を含む
    画像形成方法。
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