JP2013092135A - 燃料蒸発ガス排出抑止装置 - Google Patents

燃料蒸発ガス排出抑止装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013092135A
JP2013092135A JP2011236089A JP2011236089A JP2013092135A JP 2013092135 A JP2013092135 A JP 2013092135A JP 2011236089 A JP2011236089 A JP 2011236089A JP 2011236089 A JP2011236089 A JP 2011236089A JP 2013092135 A JP2013092135 A JP 2013092135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
purge
tank
solenoid valve
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011236089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5761515B2 (ja
Inventor
Norifumi Iwaya
教文 岩屋
Takayuki Sano
孝幸 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2011236089A priority Critical patent/JP5761515B2/ja
Priority to US13/662,004 priority patent/US9145857B2/en
Publication of JP2013092135A publication Critical patent/JP2013092135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5761515B2 publication Critical patent/JP5761515B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M33/00Other apparatus for treating combustion-air, fuel or fuel-air mixture
    • F02M33/02Other apparatus for treating combustion-air, fuel or fuel-air mixture for collecting and returning condensed fuel
    • F02M33/04Other apparatus for treating combustion-air, fuel or fuel-air mixture for collecting and returning condensed fuel returning to the intake passage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D41/00Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
    • F02D41/0025Controlling engines characterised by use of non-liquid fuels, pluralities of fuels, or non-fuel substances added to the combustible mixtures
    • F02D41/003Adding fuel vapours, e.g. drawn from engine fuel reservoir
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M25/089Layout of the fuel vapour installation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M25/00Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
    • F02M25/08Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
    • F02M2025/0845Electromagnetic valves

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、連通路と燃料タンクの差圧を低減することのできる燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供する。
【解決手段】ベーパソレノイドバルブ(32)は、キャニスタ(31)に連通するように接続され、ベーパ配管接続口(32b)とパージ配管接続口(32c)には、それぞれベーパ配管(38)とパージ配管(39)が接続されている。また、ベーパソレノイドバルブ(32)は、通電状態で開弁状態であるときにキャニスタ接続口(32a)とベーパ配管接続口(32b)とパージ配管接続口(32c)とを連通するようにして、キャニスタ(31)への燃料蒸発ガスの流出入或いはエアフィルタ(35)からの大気の流入を可能とし、無通電状態で閉弁状態であるときにキャニスタ接続口(32a)が封鎖され、ベーパ配管接続口(32b)とパージ配管接続口(32c)のみを連通にして、キャニスタ(31)への燃料蒸発ガスの流入出を不可とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料蒸発ガス排出抑止装置に係り、詳しくは、密閉燃料タンクにおける燃料の蒸発ガスのキャニスタでの吸着制御に関する。
従来、燃料タンク内で蒸発した燃料蒸発ガスの大気への放出を防止する技術として、燃料タンクと連通するキャニスタと、燃料タンクとキャニスタとを連通する経路に給油時以外は燃料タンクを密閉するように制御される封鎖弁(密閉弁)とを備え、給油時には密閉弁を開き燃料蒸発ガスをキャニスタに向けて流出するようにし、燃料蒸発ガスをキャニスタにて吸着させるようにしている。
しかしながら、密閉弁により燃料タンクが密閉されていると、外気温が上昇すると燃料タンク内の燃料の蒸発により燃料タンク内の圧力が上昇し高圧となることがある。
その場合には、給油に伴う燃料蒸発ガスの大気放出を防止するために、給油操作を検知すると密閉弁を開き、燃料タンク内の圧力が十分に低下するまで、給油口の開放を禁止するようにしている。
しかしながら、燃料タンク内の圧力が低下するまでには、長期の時間を要するため給油を開始するまでに多大な時間を要することとなる。
このようなことから、燃料タンク内の圧力が上昇した場合にエンジンの運転中でパージ処理中であれば、密閉弁を開き燃料タンク内の燃料蒸発ガスをキャニスタ内に吸着することなくエンジンの吸気通路に放出し、燃料タンク内の圧力を低下させる技術が開発されている(特許文献1)。
特許4110932号公報
しかしながら、上記特許文献1の蒸発燃料処理装置では、燃料タンク内の圧力を低下させるために、燃料蒸発ガスを吸気通路に導入する連通路を開閉するパージバキュームスイッチングバルブ(パージソレノイドバルブ)と上記密閉弁とを、エンジンの運転中に同時に開閉制御しており、パージソレノイドバルブと密閉弁とを協働させるが、連通路を通過してエンジンの吸気通路に放出される燃料蒸発ガスがキャニスタ内を通過するため、その一部がキャニスタに吸着され、給油時にキャニスタに吸着できる燃料蒸発ガスの量が減る可能性がある。
そこで、密閉弁とパージソレノイドバルブとの間の連通路にキャニスタ封鎖弁(ベーパソレノイドバルブ)を介してキャニスタを設け、エンジン運転中における燃料タンク内の圧力が上昇し圧力を低下させる時には、ベーパソレノイドバルブを閉じ、密閉弁とパージソレノイドバルブとを交互に開くことで、燃料タンク内の燃料蒸発ガスを吸気通路に放出しつつ、キャニスタへの燃料蒸発ガスの吸着を防止し、更に給油時には、パージソレノイドバルブを閉じ、密閉弁とベーパソレノイドバルブとを開き、燃料タンク内の燃料蒸発ガスをキャニスタに吸着するようなものもある。
しかしながら、エンジン運転中に密閉弁とパージソレノイドバルブとを交互に開閉するとエンジンの吸気負圧により連通路内が負圧となり、また燃料タンク内は燃料が蒸発して正圧となっていることから密閉弁の前後で多大な圧力差が発生する。そして、この状態で燃料タンク内の圧力を開放するために密閉弁が開かれると多大な圧力差により燃料タンク内の燃料が連通路内に吸い出されたり、或いは燃料タンク内に配設される燃料タンク内の燃料の漏れを防止する燃料カットオフバルブ内のバルブが連通路側に貼り付いたりする可能性がある。このような連通路への燃料の吸い出しはエンジンの運転不調を招くとともに、バルブの貼り付きは燃料タンク内の圧力上昇、延いては燃料タンクの破損に繋がる虞があり好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、連通路と燃料タンクの差圧を低減することのできる燃料蒸発ガス排出抑止装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、該連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、前記連通路と前記吸気通路との連通を開閉する連通路開閉手段と、前記キャニスタを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するキャニスタ開封鎖手段と、前記燃料タンクを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するタンク開封鎖手段と、を備える燃料蒸発ガス排出抑止装置であって、前記キャニスタ開封鎖手段を閉にして前記キャニスタを封鎖すると共に前記タンク開封鎖手段を閉にして前記燃料タンクを封鎖した状態で前記連通路開閉手段を開にして前記連通路内の燃料蒸発ガスを前記内燃機関に供給する所定のパージを行った後、前記キャニスタ開封鎖手段を開にして前記キャニスタを前記連通路へ開放させることを特徴とする。
また、請求項2の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、請求項1において、前記連通路内の圧力を検知する連通路圧検出手段を備え、前記連通路内の圧力が負圧の際に、前記キャニスタ開封鎖手段を開にして前記キャニスタを前記連通路へ開放させることを特徴とする。
また、請求項3の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、請求項1又は2において、前記燃料タンクの内圧を検出するタンク圧検出手段を備え、前記燃料タンクの内圧が所定値以上となった際に、前記タンク開封鎖手段を開にして前記燃料タンクを開放した後、前記所定のパージを行うことを特徴とする。
また、請求項4の燃料蒸発ガス排出抑止装置では、請求項1において、前記連通路開閉手段の作動時間を計測する作動時間検出手段を備え、前記連通路開閉手段の開放後に、前記連通路開閉手段と前記タンク開封鎖手段との間の前記連通路内の圧力が負圧となる所定期間が経過した後、前記キャニスタを前記連通路へ開放させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、所定パージを行った後、内燃機関の吸気負圧により連通路内が負圧となる可能性があるため、キャニスタ封鎖手段を開放し、キャニスタを通って大気が連通路内に吸入されるので、連通路内を大気圧とすることができる。
したがって、燃料タンク内と連通路内との差圧が小さくなるので、タンク開封鎖手段の開放時に燃料タンクから連通路への燃料の吸い出しや、燃料タンク内に設けられる燃料カットオフバルブ内のバルブの連通路側への貼り付きを防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、連通路内の圧力を検知する連通路圧検出手段を設けることで、連通路内が負圧となった際に確実にキャニスタを開放して連通路内を大気圧とすることができる。
また、請求項3の発明によれば、燃料タンクの内圧を検出するタンク圧検出手段を設けることで、燃料タンク内圧を監視して燃料タンク内圧が所定値以上となった際にタンク開封鎖手段を開にして燃料タンクを開放し所定のパージを行うことができ、必要な時に所定のパージを行うことができる。
また、請求項4の発明によれば、連通路開閉手段の開放後に、連通路開閉手段とタンク開封鎖手段との間の連通路内の圧力が負圧となる所定期間が経過した後、キャニスタを開放するため、連通路内の圧力を検出するセンサ等を用いずに負圧を判断することが可能となるのでコストの増加を抑制することができる。
本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。 本発明の第1実施例に係るパージソレノイドバルブ、タンク封鎖弁及びベーパソレノイドバルブの作動とタンク内圧及びベーパ・パージ配管内圧の推移を時系列で示す図である。 本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。 本発明の第2実施例に係るパージソレノイドバルブ、タンク封鎖弁及びベーパソレノイドバルブの作動とタンク内圧及びベーパ・パージ配管内圧の推移を時系列で示す図である。
以下、本発明の第1実施例を図面に基づき説明する。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。以下、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑制装置の構成を説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑制装置は、大きく車両に搭載されるエンジン(内燃機関)10と、燃料を貯留する燃料貯留部20と、燃料貯留部20で蒸発した燃料の蒸発ガスを処理する燃料蒸発ガス処理部30、車両の総合的な制御を行うための制御装置であって、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される電子コントロールユニット(以下、ECUという)(作動時間検出手段)50、車両の燃料給油口蓋23の開閉を操作する燃料給油口蓋開閉スイッチ61及び燃料給油口蓋23の開閉を検出する給油口蓋センサ62とで構成されている。
エンジン10は、吸気通路噴射型(Multi Point Injection:MPI)の4サイクル直列4気筒型ガソリンエンジンである。エンジン10には、エンジン10の燃焼室内に空気を取り込む吸気通路11が設けられている。また、吸気通路11の下流には、エンジン10の吸気ポート内に燃料を噴射する燃料噴射弁12が設けられている。燃料噴射弁12には、燃料配管13が接続され、燃料が供給される。
燃料貯留部20は、燃料を貯留する燃料タンク21と、燃料タンク21への燃料注入口である燃料給油口22と、車両の車体に設けられる燃料給油口22の蓋である燃料給油口蓋23と、燃料を燃料タンク21から燃料配管13を介して燃料噴射弁12に供給する燃料ポンプ24と、燃料タンク21内の圧力を検出する圧力センサ(タンク圧検出手段)25と、内部に図示しないフロート弁を有し、フロート弁の作用により燃料タンク21から燃料蒸発ガス処理部30への燃料の流出を防止する燃料カットオフバルブ26及び給油時に燃料タンク21内の液面を制御するレベリングバルブ27とで構成されている。また、燃料タンク21内で発生した燃料の蒸発ガスは、燃料カットオフバルブ26よりレベリングバルブ27を経由して、燃料タンク21外に排出される。
燃料蒸発ガス処理部30は、キャニスタ31と、ベーパソレノイドバルブ(キャニスタ開封鎖手段)32と、タンク封鎖弁(タンク開封鎖手段)33と、安全弁34と、エアフィルタ35と、チャンバ36と、パージソレノイドバルブ(連通路開閉手段)37と、ベーパ配管38(連通路)と、パージ配管(連通路)39、圧力センサ(連通路圧検出手段)40とで構成されている。
キャニスタ31は、内部に活性炭を有している。また、キャニスタ31には、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガス或いは活性炭に吸着した燃料蒸発ガスが流通する蒸発ガス流通孔31aが設けられている。また、キャニスタ31には、活性炭に吸着した燃料蒸発ガスを放出するときに外気を吸入する外気吸入孔31bが設けられている。また、外気吸入孔31bは、外部からのゴミの侵入を防ぐ一方を大気に開放されたエアフィルタ35の他方に連通するように接続されている。
ベーパソレノイドバルブ32には、キャニスタ31の蒸発ガス流通孔31aに連通するように接続されるキャニスタ接続口32aが設けられている。また、ベーパソレノイドバルブ32には、一端が燃料タンク21のレベリングバルブ27と連通するように接続されるベーパ配管38の他端が連通するように接続されるベーパ配管接続口32bと、一端がエンジン10の吸気通路11に連通するように接続されるパージ配管39の他端が連通するように接続されるパージ配管接続口32cとが設けられている。そして、ベーパソレノイドバルブ32のベーパ配管接続口32bとパージ配管接続口32cとは、それぞれベーパ配管38とパージ配管39とに接続されている。また、ベーパソレノイドバルブ32は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、ベーパソレノイドバルブ32は、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるときには、キャニスタ接続口32aとベーパ配管接続口32bとパージ配管接続口32cとを連通するようにして、キャニスタ31への燃料蒸発ガスの流出入と、エアフィルタ35より吸入される大気のベーパ配管38及びパージ配管39への流入とを可能とする。また、ベーパソレノイドバルブ32は、無通電状態で閉弁状態であるときには、キャニスタ接続口32aが封鎖され、ベーパ配管接続口32bとパージ配管接続口32cのみを連通にして、キャニスタ31への燃料蒸発ガスの流出入とエアフィルタ35からベーパ配管38及びパージ配管39への大気の流入を不可とする。即ち、ベーパソレノイドバルブ32は、閉弁状態であれば、キャニスタ31を封鎖し、開弁状態ではキャニスタ31を開放する。
タンク封鎖弁33は、ベーパ配管38に介装されている。また、タンク封鎖弁33は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、タンク封鎖弁33は、無通電状態で閉弁状態であるとベーパ配管38を封鎖し、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるとペーパ配管38を開放する。即ち、タンク封鎖弁33は、閉弁状態であれば燃料タンク21を密閉状態に封鎖し、燃料タンク21内で発生した燃料蒸発ガスの燃料タンク21外への流出を不可とし、開弁状態であればキャニスタ31への燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
安全弁34は、タンク封鎖弁33と並列にベーパ配管38に介装されている。そして、安全弁34は、燃料タンク21内の圧力が上昇すると開弁し、圧力をキャニスタ32へ逃がして燃料タンク21が破裂することを防止するものである。
チャンバ36は、ベーパソレノイド32とタンク封鎖弁33と間のベーパ配管38に接続されている。そして、チャンバ36は、燃料タンク21から流出する燃料蒸発ガスを一時的に貯留するものである。
パージソレノイドバルブ37は、エンジン10の吸気通路11とベーパソレノイド32との間のパージ配管39に介装されている。また、パージソレノイドバルブ37は、無通電の状態で閉弁し、外部から駆動信号が供給され通電の状態となることにより開弁状態となる常時閉タイプの電磁弁である。そして、パージソレノイドバルブ37は、無通電状態で閉弁状態であるとパージ配管39を封鎖し、外部から駆動信号が供給され通電状態で開弁状態であるとパージ配管39を開放する。即ち、パージソレノイドバルブ37は、閉弁状態であれば燃料蒸発ガス処理部30よりエンジン10への燃料蒸発ガスの流出を不可とし、開弁状態であればエンジン10へ燃料蒸発ガスの流出を可能とする。
圧力センサ40は、ベーパソレノイドバルブ32とタンク封鎖弁33との間のベーパ配管38に配設され、当該ベーパ配管38内の圧力を検出する。圧力センサ40は、上述の通りタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38内の圧力を検出することに限定するものではなく、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のパージ配管39或いはチャンバ36内の圧力を検出するように配設してもよい。
ECU50は、車両の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、中央演算処理装置(CPU)及びタイマ等を含んで構成される。
ECU50の入力側には、上記圧力センサ25,40、車両に備えられた燃料給油口蓋の開閉を行う燃料給油口開閉スイッチ61及び燃料給油口の開閉を検出する給油口蓋センサ62が接続されており、これらのセンサ類からの検出情報が入力される。
一方、ECU50の出力側には、上記燃料噴射弁12、燃料ポンプ24、ベーパソレノイドバルブ32、タンク封鎖弁33及びパージソレノイドバルブ37が接続されている。
ECU50は、各種センサ類からの検出情報に基づいて、ベーパソレノイドバルブ32、タンク封鎖弁33及びパージソレノイドバルブ37の開閉を制御し、燃料タンク21内と、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力を制御するものである。
以下、このように構成された本発明の第1実施例に係るECU50での燃料タンク21内の圧力制御について説明する。
図2は、パージソレノイドバルブ37、タンク封鎖弁33及びベーパソレノイドバルブ32の作動とタンク内圧とベーパ・パージ配管内圧の推移を時系列で示す図である。
図2に示すように、エンジン10の運転中では、ペーパソレノイドバルブ32、タンク封鎖弁33及びパージソレノイドバルブ37の開閉を制御して、給油中にキャニスタ31の活性炭に吸着された燃料蒸発ガスをエンジン10に供給し、エンジン10で燃焼させるキャニスタパージ制御が行われている(図2(i))。
そして、圧力センサ25での燃料タンク21内圧力の検出値が第1の所定値(所定値)以上となると、ベーパソレノイドバルブ32が閉弁した状態でタンク封鎖弁33へ駆動信号を供給し通電状態としてタンク封鎖弁33を第1の所定期間開弁し、燃料タンク21から燃料蒸発ガスを流出可能とする。即ち、ベーパソレノイドバルブ32が閉弁状態でタンク封鎖弁33を開弁して、燃料蒸発ガスをキャニスタ31内の活性炭と接触することなくパージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36へ導入する(図2(ii))。
次に、第1の所定期間経過後にタンク封鎖弁33へ駆動信号の供給を停止し無通電状態として閉弁して、燃料タンク21から燃料蒸発ガスの流出を不可とする。その後にパージソレノイドバルブ37へ駆動信号を所定回数(本実施例では3回)断続的に供給し断続的に通電状態としてパージソレノイドバルブ37を所定回数断続的に開弁する。即ち、パージソレノイドバルブ37を所定回数断続的に開弁して、パージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36に導入された燃料蒸発ガスをエンジン10に供給し、エンジン10にて燃焼させる。本実施例では、このタンク封鎖弁33を閉弁とすると共にベーパソレノイドバルブ32が閉弁状態で燃料蒸発ガスを内燃機関に供給することを所定のパージとする(図2(iii))。
次に、パージソレノイドバルブ37へ駆動信号の供給を停止し無通電状態としてパージソレノイドバルブ37を閉弁する。その後、圧力センサ40にて検出されるタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力が大気圧未満であると、ベーパソレノイドバルブ32へ駆動信号を供給し通電状態としてベーパソレノイドバルブ32を開弁する。そして、キャニスタ31とベーパ配管38とパージ配管39とを連通し、エアフィルタ35より吸入される大気のベーパ配管38及びパージ配管39への流入を可能とし、パージソレノイドバルブ37の開弁期間において発生した負圧を大気圧とすることのできる予め実験等で決定される第2の所定期間となるまで、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36に大気を導入する(図2(iv))。なお、パージソレノイドバルブ37の開弁期間を第2の所定期間としているが、圧力センサ40での検出値が大気圧以上となるまでの期間としてもよい。
そして、圧力センサ25での燃料タンク21内圧力の検出値が第2の所定値未満となっていなければ、図2(ii)と同様に、ベーパソレノイドバルブ32及びパージソレノイドバルブ37へ駆動信号の供給を停止し無通電状態としてパージソレノイドバルブ37を閉弁する。その後、タンク封鎖弁33へ駆動信号を供給し通電状態としてタンク封鎖弁33を第1の所定期間開弁し、燃料タンク21から燃料蒸発ガスを流出可能とし、パージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36へ燃料蒸発ガスを再度導入する(図2(v))。
次に、図2(iii)と同様に、第1の所定期間経過後にタンク封鎖弁33へ駆動信号の供給を停止し無通電状態として閉弁して、燃料タンク21から燃料蒸発ガスの流出を不可とする。その後にパージソレノイドバルブ37へ駆動信号を所定回数断続的に供給し断続的に通電状態としてパージソレノイドバルブ37を所定回数断続的に開弁して、パージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36に導入された燃料蒸発ガスをエンジン10に供給し、エンジン10にて燃焼させる所定のパージ処理を再度行う(図2(vi))。
次に、図2(iv)と同様に、パージソレノイドバルブ37へ駆動信号の供給を停止し無通電状態としてパージソレノイドバルブ37を閉弁する。その後、圧力センサ40にて検出されるタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力が大気圧未満であると、ベーパソレノイドバルブ32へ駆動信号を供給し通電状態としてベーパソレノイドバルブ32を開弁する。そして、キャニスタ31とベーパ配管38とパージ配管39とを連通し、エアフィルタ35より吸入される大気のベーパ配管38及びパージ配管39への流入を可能とし、パージソレノイドバルブ37の開弁期間において発生した負圧を大気圧とすることのできる予め実験等で決定される第2の所定期間となるまで、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36に大気を導入する(図2(vii))。
そして、次に、圧力センサ25での燃料タンク21内圧力の検出値が第2の所定値未満となれば、ベーパソレノイドバルブ33へ駆動信号の供給を停止し無通電状態とし、ベーパソレノイドバルブ33を閉弁する(図2(viii))。
このように、本発明の第1実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置では、燃料タンク21内の圧力が第1の所定値以上となると、ベーパソレノイドバルブ32を封鎖した後にタンク封鎖弁33を開弁し、パージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39とチャンバ36へ燃料蒸発ガスを導入する。そして、タンク封鎖弁33を閉弁した後にパージソレノイドバルブ37を所定回数断続的に開弁させ、エンジン10の吸気負圧によりパージソレノイドバルブ37までのベーパ配管38とパージ配管39とチャンバ36に導入された燃料蒸発ガスをエンジンの吸気通路11に吸引してエンジン10に供給し、エンジン10にて燃焼させる所定のパージを行う。そして、パージソレノイドバルブ37を閉弁した後、圧力センサ40にて検出されるタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力が負圧であるとベーパソレノイドバルブ32を開弁するようにしている。
このように、エンジン10の吸気負圧によりタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力が負圧となった際に、ベーパソレノイドバルブ32を開弁し、エアフィルタ35からキャニスタ31内を通って大気がタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36に吸入されるので、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内を大気圧とすることができる。
したがって、燃料タンク21内と、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内との差圧が小さくなるので、タンク封鎖弁33の開弁時に燃料タンク21からベーパ配管38への燃料の吸い出しや燃料カットオフバルブ26内のフロート弁のベーパ配管38側への貼り付きを防止することができる。
また、圧力センサ40でタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力を検知しており、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内が負圧となった際には、確実にキャニスタ31を開放してタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内を大気圧とすることができる。
また、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力を圧力センサ40で検出しており、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の負圧を正確に検出することができるので、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内が負圧であるときに確実にベーパソレノイドバルブ32を開弁して大気圧に近づけることができる。
また、燃料タンク21の内圧を検出する圧力センサ25を設け、燃料タンク内圧を監視しており、燃料タンク内圧が所定値以上となった際にタンク封鎖弁33を開弁して燃料タンク21を開放する所定のパージを必要な時に行うことができる。
[第2実施例]
以下、本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置について説明する。
図3は、本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置の概略構成図である。第2実施例では、図3に示すように、圧力センサ40を廃し、上記第1実施例で圧力センサ40によるタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の負圧の検出を、パージソレノイドバルブ37の開弁からタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内が負圧となる第3の所定期間を予め実験等で決定してECU50に記憶し、当該第3の所定期間に基づいて、ベーパソレノイドバルブ32の開閉を制御することが異なっており、それによりECU50での燃料タンク21内の圧力制御の制御方法も異なっている。以下にECU50での燃料タンク21内の圧力制御に付いて説明する。
図4は、本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置のパージソレノイドバルブ37、タンク封鎖弁33及びベーパソレノイドバルブ32の作動とタンク内圧とベーパ・パージ配管内圧の推移を時系列で示す図である。
図4に示すように、第1実施例と同様に、エンジン10の運転中では、ペーパソレノイドバルブ32、タンク封鎖弁33及びパージソレノイドバルブ37の開閉を制御して、給油中にキャニスタ31の活性炭に吸着された燃料蒸発ガスをエンジン10に供給し、エンジン10で燃焼させるキャニスタパージ制御が行われている(図4(i))。
そして、圧力センサ25での燃料タンク21内圧力の検出値が第1の所定値(所定値)以上となると、ベーパソレノイドバルブ32が閉弁した状態でタンク封鎖弁33へ駆動信号を供給し通電状態としてタンク封鎖弁33を第1の所定期間開弁し、燃料タンク21から燃料蒸発ガスを流出可能とする。即ち、ベーパソレノイドバルブ32が閉弁状態でタンク封鎖弁33を開弁して、燃料蒸発ガスをキャニスタ31内の活性炭と接触することなくパージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36へ導入する(図4(ii))。
次に、第1の所定期間経過後にタンク封鎖弁33へ駆動信号の供給を停止し無通電状態として閉弁して、燃料タンク21から燃料蒸発ガスの流出を不可とする。その後にパージソレノイドバルブ37へ駆動信号を所定回数(本実施例では3回)断続的に供給し断続的に通電状態としてパージソレノイドバルブ37を所定回数断続的に開弁する。即ち、パージソレノイドバルブ37を所定回数断続的に開弁して、パージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36に導入された燃料蒸発ガスをエンジン10に供給し、エンジン10にて燃焼させる。また、併せてパージソレノイドバルブ37の開弁期間を検出する(図4(iii))。
次に、パージソレノイドバルブ37へ駆動信号の供給を停止し無通電状態としてパージソレノイドバルブ37を閉弁する。その後、図4(iii)で検出されたパージソレノイドバルブ37の開弁期間が、パージソレノイドバルブ37の開弁からタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内が負圧となる予め実験等で設定される第3の所定期間以上であれば、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力が大気圧未満であるとして、ベーパソレノイドバルブ32へ駆動信号を供給し通電状態としてベーパソレノイドバルブ32を開弁する。そして、キャニスタ31とベーパ配管38とパージ配管39とを連通し、エアフィルタ35より吸入される大気のベーパ配管38及びパージ配管39への流入を可能とし、パージソレノイドバルブ37の開弁期間において発生した負圧を大気圧とすることのできる予め実験等で決定される第2の所定期間となるまで、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36に大気を導入する(図4(iv))。
そして、圧力センサ25での燃料タンク21内圧力の検出値が第2の所定値未満となっていなければ、図4(ii)と同様に、ベーパソレノイドバルブ32及びパージソレノイドバルブ37へ駆動信号の供給を停止し無通電状態としてベーパソレノイドバルブ32及びパージソレノイドバルブ37を閉弁する。その後、タンク封鎖弁33へ駆動信号を供給し通電状態としてタンク封鎖弁33を第1の所定期間開弁し、燃料タンク21から燃料蒸発ガスを流出可能とし、パージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36へ燃料蒸発ガスを再度導入する(図4(v))。
次に、図4(iii)と同様に、第1の所定期間経過後にタンク封鎖弁33へ駆動信号の供給を停止し無通電状態として閉弁して、燃料タンク21から燃料蒸発ガスの流出を不可とする。その後にパージソレノイドバルブ37へ駆動信号を所定回数断続的に供給し断続的に通電状態としてパージソレノイドバルブ37を所定回数断続的に開弁して、パージソレノイドバルブ37までのパージ配管39及びチャンバ36に導入された燃料蒸発ガスをエンジン10に供給し、エンジン10にて燃焼させる。また、併せてパージソレノイドバルブ37の開弁期間を検出する(図4(vi))。
次に、図4(iv)と同様に、パージソレノイドバルブ37へ駆動信号の供給を停止し無通電状態としてパージソレノイドバルブ37を閉弁する。その後、図4(iii)で検出されたパージソレノイドバルブ37の開弁期間が、パージソレノイド37の開弁からタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内が負圧となる予め実験等で設定される第3の所定期間以上であれば、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の圧力が大気圧未満であるとして、ベーパソレノイドバルブ32へ駆動信号を供給し通電状態としてベーパソレノイドバルブ32を開弁する。そして、キャニスタ31とベーパ配管38とパージ配管39とを連通し、エアフィルタ35より吸入される大気のベーパ配管38及びパージ配管39への流入を可能とし、パージソレノイドバルブ37の開弁期間において発生した負圧を大気圧とすることのできる予め実験等で決定される第2の所定期間となるまで、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36に大気を導入する(図4(vii))。
そして、次に、圧力センサ25での燃料タンク21内圧力の検出値が第2の所定値未満となれば、ベーパソレノイドバルブ33へ駆動信号の供給を停止し無通電状態とし、ベーパソレノイドバルブ33を閉弁する(図4(viii))。
このように、本発明の第2実施例に係る燃料蒸発ガス排出抑止装置では、タンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の負圧を、パージソレノイドバルブ37の開弁期間がパージソレノイドバルブ37の開弁からタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内が負圧となる第3の所定期間以上であるか、否かで検出するようにしており、圧力センサを用いずにタンク封鎖弁33とパージソレノイドバルブ37との間のベーパ配管38、パージ配管39及びチャンバ36内の負圧を判断することができるのでコストの増加を抑制しつつ、燃料タンクから連通路への燃料の吸い出しや燃料カットオフバルブ内のバルブの連通路側への貼り付きを防止することができる。
10 エンジン(内燃機関)
11 吸気通路
21 燃料タンク
25 圧力センサ(タンク圧検出手段)
30 燃料蒸発ガス処理部
31 キャニスタ
32 ベーパソレノイドバルブ(キャニスタ開封鎖手段)
33 タンク封鎖弁(タンク開封鎖手段)
36 チャンバ
37 パージソレノイドバルブ(連通路開閉手段)
38 ベーパ配管(連通路)
39 パージ配管(連通路)
40 圧力センサ(連通路圧検出手段)
50 ECU(作動時間検出手段)

Claims (4)

  1. 内燃機関の吸気通路と燃料タンクとを連通する連通路と、
    該連通路内の燃料蒸発ガスを吸着するキャニスタと、
    前記連通路と前記吸気通路との連通を開閉する連通路開閉手段と、
    前記キャニスタを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するキャニスタ開封鎖手段と、
    前記燃料タンクを前記連通路へ開放又は封鎖するように開閉するタンク開封鎖手段と、を備える燃料蒸発ガス排出抑止装置であって、
    前記キャニスタ開封鎖手段を閉にして前記キャニスタを封鎖すると共に前記タンク開封鎖手段を閉にして前記燃料タンクを封鎖した状態で前記連通路開閉手段を開にして前記連通路内の燃料蒸発ガスを前記内燃機関に供給する所定のパージを行った後、前記キャニスタ開封鎖手段を開にして前記キャニスタを前記連通路へ開放させることを特徴とする燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  2. 前記連通路内の圧力を検知する連通路圧検出手段を備え、
    前記連通路内の圧力が負圧の際に、前記キャニスタ開封鎖手段を開にして前記キャニスタを前記連通路へ開放させることを特徴とする、請求項1に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  3. 前記燃料タンクの内圧を検出するタンク圧検出手段を備え、
    前記燃料タンクの内圧が所定値以上となった際に、前記タンク開封鎖手段を開にして前記燃料タンクを開放した後、前記所定のパージを行うことを特徴とする、請求項1又は2に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
  4. 前記連通路開閉手段の作動時間を計測する作動時間検出手段を備え、
    前記連通路開閉手段の開放後に、前記連通路開閉手段と前記タンク開封鎖手段との間の前記連通路内の圧力が負圧となる所定期間が経過した後、前記キャニスタを前記連通路へ開放させることを特徴とする、請求項1に記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置。
JP2011236089A 2011-10-27 2011-10-27 燃料蒸発ガス排出抑止装置 Expired - Fee Related JP5761515B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011236089A JP5761515B2 (ja) 2011-10-27 2011-10-27 燃料蒸発ガス排出抑止装置
US13/662,004 US9145857B2 (en) 2011-10-27 2012-10-26 Evaporative emission control device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011236089A JP5761515B2 (ja) 2011-10-27 2011-10-27 燃料蒸発ガス排出抑止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013092135A true JP2013092135A (ja) 2013-05-16
JP5761515B2 JP5761515B2 (ja) 2015-08-12

Family

ID=48171095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011236089A Expired - Fee Related JP5761515B2 (ja) 2011-10-27 2011-10-27 燃料蒸発ガス排出抑止装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9145857B2 (ja)
JP (1) JP5761515B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015045264A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 三菱自動車工業株式会社 燃料タンクシステム
JP2015086773A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2015086774A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2015096710A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 三菱自動車工業株式会社 車両の燃料装置
JP2015096711A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 三菱自動車工業株式会社 車両の燃料装置
JP2015190347A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑制装置
JP2016020794A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 三浦工業株式会社 ボイラ装置
JP2017008803A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2017008804A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2017110554A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
US10006411B2 (en) 2015-03-10 2018-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel vapor treatment system
JP2019206959A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 トヨタ自動車株式会社 蒸発燃料処理装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10767600B2 (en) * 2016-12-22 2020-09-08 Polaris Industries Inc. Evaporative emissions control for a vehicle
JP6945310B2 (ja) * 2017-03-22 2021-10-06 浜名湖電装株式会社 燃料タンクシステム

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08261039A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Unisia Jecs Corp 蒸発燃料処理装置付エンジンの空燃比制御装置
JPH1130156A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料放出防止装置
JPH1150919A (ja) * 1997-08-04 1999-02-23 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料放出防止装置
JPH11270794A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Toyota Motor Corp 炭化水素ガスの貯蔵装置
JP2000110672A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Denso Corp エバポガスパージシステム
JP2001041114A (ja) * 1999-07-26 2001-02-13 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料放出防止装置
JP2005036759A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Honda Motor Co Ltd 蒸発燃料処理装置
JP4110932B2 (ja) * 2002-11-05 2008-07-02 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の蒸発燃料処理装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2254318B (en) * 1991-04-02 1995-08-09 Nippon Denso Co Abnormality detecting apparatus for use in fuel transpiration preventing system
JP3456467B2 (ja) * 1999-11-02 2003-10-14 トヨタ自動車株式会社 エバポパージシステムの故障診断装置
JP4648295B2 (ja) * 2006-06-12 2011-03-09 株式会社日本自動車部品総合研究所 蒸発燃料処理装置
DE102008017004A1 (de) * 2008-04-03 2009-10-08 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Tanklüftungsanlage und Verfahren zur Tanklüftung
JP5556702B2 (ja) * 2011-03-04 2014-07-23 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5804268B2 (ja) * 2012-01-05 2015-11-04 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5500182B2 (ja) * 2012-01-05 2014-05-21 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5578222B2 (ja) * 2012-11-02 2014-08-27 三菱自動車工業株式会社 エンジンの制御装置
JP5527391B2 (ja) * 2012-11-28 2014-06-18 三菱自動車工業株式会社 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08261039A (ja) * 1995-03-24 1996-10-08 Unisia Jecs Corp 蒸発燃料処理装置付エンジンの空燃比制御装置
JPH1130156A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料放出防止装置
JPH1150919A (ja) * 1997-08-04 1999-02-23 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料放出防止装置
JPH11270794A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Toyota Motor Corp 炭化水素ガスの貯蔵装置
JP2000110672A (ja) * 1998-10-01 2000-04-18 Denso Corp エバポガスパージシステム
JP2001041114A (ja) * 1999-07-26 2001-02-13 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の蒸発燃料放出防止装置
JP4110932B2 (ja) * 2002-11-05 2008-07-02 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2005036759A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Honda Motor Co Ltd 蒸発燃料処理装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9556827B2 (en) 2013-08-28 2017-01-31 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Fuel tank system
JP2015045264A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 三菱自動車工業株式会社 燃料タンクシステム
JP2015086773A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2015086774A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2015096710A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 三菱自動車工業株式会社 車両の燃料装置
JP2015096711A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 三菱自動車工業株式会社 車両の燃料装置
JP2015190347A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑制装置
JP2016020794A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 三浦工業株式会社 ボイラ装置
US10006411B2 (en) 2015-03-10 2018-06-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel vapor treatment system
JP2017008803A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2017008804A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2017110554A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 三菱自動車工業株式会社 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2019206959A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 トヨタ自動車株式会社 蒸発燃料処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5761515B2 (ja) 2015-08-12
US20130104858A1 (en) 2013-05-02
US9145857B2 (en) 2015-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5761515B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5556702B2 (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
US9382879B2 (en) Fuel evaporative gas emission suppression system
JP5672454B2 (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP6015935B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP6015936B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5500182B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5704338B2 (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2004156494A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2004156498A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP5672457B2 (ja) 燃料貯留装置
JP2015045264A (ja) 燃料タンクシステム
JP5527391B2 (ja) 内燃機関の燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2015121113A (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP5804268B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP6711465B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑制装置
JP2007205210A (ja) 蒸発燃料処理装置の異常検出装置
JP6202267B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2004308484A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP5804289B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP6233591B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑制装置
JP6260771B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置
JP2004308493A (ja) 内燃機関の蒸発燃料処理装置
JP2004156468A (ja) 燃料蒸気パージシステムの故障診断装置及び燃料蒸気パージシステムの故障診断方法
JP6748373B2 (ja) 燃料蒸発ガス排出抑止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150106

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20150106

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150526

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5761515

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees