JP2013079264A - 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 - Google Patents
超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013079264A JP2013079264A JP2012273199A JP2012273199A JP2013079264A JP 2013079264 A JP2013079264 A JP 2013079264A JP 2012273199 A JP2012273199 A JP 2012273199A JP 2012273199 A JP2012273199 A JP 2012273199A JP 2013079264 A JP2013079264 A JP 2013079264A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- powder
- coated
- treated
- surface treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Abstract
【解決手段】化粧料に使用可能な粉体と、その粒子表面の少なくとも一部上に形成された下記A層及びB層の表面処理剤被覆層とを含有し、当該粒子表面の少なくとも一部上において、A層が被覆され、更にその上にB層が被覆される表面処理粉体、A層:脂肪酸の中から選択される化合物を含有する常温で固体状の表面処理剤被覆層;及びB層:片末端官能基変性オルガノポリシロキサン、片末端官能基変性アルキルシラン及び分岐脂肪酸の中から選択される化合物を含有する常温で液体状の表面処理剤被覆層。
【選択図】なし
Description
反応性オルガノポリシロキサンには、好ましくはオルガノハイドロジェンポリシロキサン、ポリアルコキシオルガノポリシロキサン、トリオルガノシロキシケイ酸及び両末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン等が含まれる。
(R1 3SiO)(R1R2SiO)n(R1 2SiO)m(SiR1 3) (1)
(R1 3SiO1/2)n(SiO2)m (5)
(R2 3SiO)(R1 2SiO)n(SiR2 3) (6)
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンとして好ましくは、カルボキシル基を少なくとも1個有するポリオレフィン樹脂を挙げることができる(例えば、本発明者等の提案による特開昭63−179972号公報参照。)。例えば、分子量500〜20000で融点が40℃以上の低分子ポリエチレンや、ポリプロピレンを酸化して得られる酸化ポリエチレン、マレイン化ポリエチレン、酸化ポリプロピレン等の市販品を使用することができる。
水添レシチン(塩の形態にあるものを含む。)は、卵黄、大豆、コーン、菜種等から抽出された天然のレシチン、及び合成レシチンを水素添加したもので、ヨウ素価が好ましくは30以下、より好ましくは15以下の水添レシチンであり、リン酸基を有するグリセライドである。塩の形態にあるものとしては、Al、Mg、Ca、Zn、Zr、Ti等の水不溶性水添レシチン金属塩が好ましい。50℃以上の融点を有する水添レシチン(塩の形態にあるものを含む。)が特に好ましい(例えば、本発明者等の提案による特開昭60−184571号、特開昭60−190705号、特公平4−58443号公報等参照。)。簡便には、例えば、旭化成工業製「水添卵黄油No.5」や日清製油製水素添加大豆リン脂質(「ベイシスLS−60HR」)等の市販品を購入、使用することができる。
N−アシルアミノ酸はアミノ酸のアミノ基及び/又はイミノ基がアシル化されたものである。N−アシルアミノ酸を構成するアミノ酸としては1種でも複数混合物でもよい。N−アシルアミノ酸を構成するアミノ酸については、L−体、D−体、DL−体が存在する場合、何れの異性体でもよいし、その複数混合物でもよい。天然に存在する異性体L−体がより好ましい。
本発明に使用する脂肪酸については、前記N−アシルアミノ酸を構成する脂肪酸について説明した脂肪酸を採用することができる。塩の形態にあるものも含まれるが。その塩についても前記N−アシルアミノ酸が塩の形態にある場合に説明された塩の内容がそのまま採用される。特に、炭素数が12〜26までの直鎖状の飽和脂肪酸、例えば、ラウリル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、セロチン酸等の脂肪酸、或いはそのCa、Mg、Zn、Zr、Al、Ti等の金属塩が好ましい(例えば、本発明者等の提案による特開昭60−69011号公報参照。)。特に、40℃以上の融点を有する脂肪酸が適している。
本発明に使用するデキストリン脂肪酸エステルについては特に制限は無く、デキストリンと脂肪酸とで構成されるエステル或いはその誘導体から選択することができる。好ましくは、デキストリン1分子に対し、その水酸基の1つに炭素数8〜24の脂肪酸の1分子がエステル化した部分構造を少なくとも有するエステル体或いはその誘導体、例えばデキストリン1分子に対し炭素数8〜24の脂肪酸が1個又は複数個、その水酸基の1個又は複数個にエステル結合した構造を有するエステル体や当該エステル体において水酸基が更に別種の脂肪酸でエステル化された誘導体等を挙げることができる。
本発明でB層の表面処理剤被覆層として使用する片末端トリアルコキシ基変性オルガノポリシロキサン等片末端官能基変性オルガノポリシロキサンとしては、下記一般式(7)で示される化合物が好ましい。
(R3 3SiO)(R3 2SiO)n(SiR4 3) (7)
片末端官能基変性アルキルシランには片末端官能基変性アルキルトリアルコキシシラン等の各種シラン誘導体が含まれ、下記一般式(8)で示される化合物を使用するのが特に好ましい。
R5SiR6 3 (8)
本発明に使用する分岐脂肪酸については、分岐したアルキル基を有する脂肪酸であれば特に制限は無い。粉体に処理したときにオイリーな感触が得られかつ分散性に優れているものとしては、炭素数8〜22の分岐脂肪酸を使用するのが好ましい。具体的には、イソノナン酸、2−エチルヘキサン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、イソベヘン酸等の市販品を購入、使用することができる。炭素数が8より小さい場合、また22より大きい場合には何れも本発明の効果が得られず好ましくない。
粉体粒子表面に固体状被覆層(A層)を形成する表面処理剤の配合量については、粒子表面を均一に覆う一歩手前の量が好ましい。粉体表面を完全に被覆できる量で処理すると、粒子を凝集させ易くなるので、それを回避するためである。粒子表面を均一に覆う一歩手前の量とは、粉体にA層のみを被覆した粉体を評価したときに、本願明細書、実施例の評価項目の一つである被覆粉体の評価方法中被覆の均一性試験で乳化層を形成するような被覆量のことである。
本発明で、処理すべき粉体の第1層目にA層、好ましくは常温で固体状被覆層形成のための表面処理剤を、第2層目にB層、好ましくは常温で液体状被覆層形成のための表面処理剤を被覆する方法としては、表面処理剤の被覆方法として知られている方法を適宜採用することができる。例えば、
1.ヘンシルミキサーやスーパーミキサー等で、例えば固体状の表面処理剤を混合後、液体状の表面処理剤を混合し乾燥する乾式法;
2.ボールミルやサンドグラインダー等のメカノケミカル型のミルで水や有機溶媒中に処理すべき粉体を分散させた後、例えば固体状の表面処理剤を混合固着し、例えば液体状の表面処理剤を混合した後、溶媒を除去して乾燥する方法;及び
3.発明者等が提案した特公平6−59379号公報に記載のJETミルのような高速気流中で処理すべき粉体と、例えば固体状の表面処理剤を接触させ被覆後更に、例えば液体状の表面処理剤を接触させて被覆する方法等が挙げられる。特に、サブミクロン以下の一次粒子径を有する微粒子粉体にはジェット(JET)法による処理方法を採用するのが好ましい。
以下、本発明のマイブリッド処理粉体の製造例を示す。
「マイカM―102」(三好化成製)100重量部に、トリメチルシロキシケイ酸50重量%液(信越化学工業製「KF―9002」)3重量部及び50%イソプロパノール水溶液10重量部を加え、ジャケット付き高速ヘンシルを用いて減圧下80℃で30分混合した。更に、重合度が20で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「X−24−9174」)3重量部及び50%イソプロパノール水溶液5重量部を加えジャケット付き高速ヘンシルを用いて減圧下100℃で60分間混合してマイブリッド処理マイカを得た。
実施例1−1において「マイカM―102」をセリサイト(三信鉱工製「FSE」)に代えて、同様の処理を行い、マイブリッド処理セリサイトを得た。
実施例1−1においてマイカをタルク(浅田製粉製「JA−46R」)に代えて、同様の処理を行い、マイブリッド処理タルクを得た。
「マイカM―102」(三好化成製)100重量部にトリメチルシロキシケイ酸50重量%液(信越化学工業製「KF―9002」)を3重量部と重合度が10で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「X−24−9174」)を1.5重量部加え更に50%イソプロパノール水溶液を15重量部加えジャケット付き高速ヘンシルを用いて減圧下100℃で60分間混合してマイブリッド処理マイカを得た。なお、後述の表1(A)、(B)、(C)及び表2に「実施例1−4」とあるのは、「参考例1−4」であるものとする。
実施例1−1においてマイカを雲母チタン(マールコーポレーション製「クロイゾネオレンジ(Cloisonne orange)」に代えて、同様の処理を行い、マイブリッド処理雲母チタンを得た。
実施例1−1においてマイカをシリカビーズ(触媒化成工業製「P−1500」)に代えて同様に処理を行い、マイブリッド処理シリカビーズを得た。
以下、比較のために固体状表面処理剤のみ、或いは液体状表面処理剤のみを被覆した粉体の製造例を示す。
「マイカM―102」(三好化成製)100重量部にトリメチルシロキシケイ酸50重量%液(信越化学工業製「KF―9002」)6重量部及び50%イソプロパノール水溶液15重量部を加えジャケット付き高速ヘンシルを用いて減圧下100℃で60分間混合してトリメチルシロキシケイ酸処理マイカを得た。
「マイカM―102」(三好化成製)100重量部に重合度が20で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「X−24−9174」)3重量部を加え、更に50%イソプロパノール水溶液を15重量部加え減圧下100℃で60分間混合してジメチルポリシロキサン処理マイカを得た。
比較例1−2においてマイカを雲母チタン(マールコーポレーション製「クロイゾネオレンジ(Cloisonne orange))に代えて同様に処理しジメチルポリシロキサン処理雲母チタンを得た。
比較例1−1においてマイカをセリサイトに代えて同様に処理を行い、トリメチルシロキシケイ酸処理セリサイトを得た。
比較例1−1においてマイカをタルクに代えて同様に処理を行い、トリメチルシロキシケイ酸処理タルクを得た。
比較例1−1においてマイカをシリカビーズに代えて同様に処理を行い、トリメチルシロキシケイ酸処理シリカビーズを得た。
「マイカM−102」(三好化成製)100重量部にステアリン酸(日本油脂製「SK−1」)1.5重量部を加え高速ヒーターヘンシルを用いて80℃で15分間混合した。次に、これにN−ラウロイル−L−リジン(味の素製「アミホープLL」)を4重量部加えて高速ヒーターヘンシルを用いて80℃で15分間混合した後、105℃に昇温して3分間混合してステアリン酸とN−ラウロイル−L−リジン処理マイカを得た。
以下、別種の粉体について、本発明及び参考例のマイブリッド処理粉体の製造例を示す。
二酸化チタン(石原産業製「CR―50」)100重量部にミリスチン酸(花王製「LUNAC MY―98」)を2重量部と「IPソルベント」(出光石油化学製)20重量部を加え減圧ニーダーで減圧下50℃で60分混練した。更に、重合度が50で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「X−24−9826」)を3重量部とイソプロピルアルコール30重量部減圧下100℃で60分間混練した後アトマイザーを通してマイブリッド処理二酸化チタンを得た。
実施例2−1において二酸化チタンを黄酸化鉄(チタン工業製「マピコイエローレモン」)に代えて、また固体状の表面処理剤としてミリスチン酸をミリスチン酸デキストリン(千葉製粉製「レオパールMKL」)に代えて、実施例2−1と同様の処理を行い、マイブリッド処理黄酸化鉄を得た。なお、後述の表1(A)、(B)、(C)、表2〜表4、表6〜表8及び表12に関する記載において、「実施例2−2」の記載は、「参考例2−2」であるものとする。
実施例2−1において二酸化チタンをベンガラ(森下弁柄製「ベンガラ七宝」)に代えて、また液体状の表面処理剤として片末端トリメトキシシリルジメチルポリシロキサンをイソステアリン酸(ヘンケルジャパン製「イソステアリン酸871」)に代えて、実施例2−1と同様の処理を行い、マイブリッド処理ベンガラを得た。
実施例2−1において二酸化チタンを黒酸化鉄(チタン工業製「BL―100」)に代えて、実施例2−1と同様の処理を行い、マイブリッド処理黒酸化鉄を得た。
以下、比較のために固体状表面処理剤のみ、或いは液体状表面処理剤のみを多量に処理被覆した粉体等の製造例を示す。
二酸化チタン(石原産業製「CR―50」)100重量部にミリスチン酸(花王製「LUNAC MY―98」)を6重量部とメチルエチルケトン20重量部を加え減圧ニーダーで減圧下100℃で60分間混練した後アトマイザーを通してミリスチン処理二酸化チタンを得た。
二酸化チタン(石原産業製「CR―50」)100重量部に重合度が50で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「X−24−9826」)を6重量部とイソプロピルアルコール30重量部を加え減圧ニーダーで減圧下100℃で60分間混練した後アトマイザーを通してジメチルポリシロキサン処理二酸化チタンを得た。
実施例2−1の二酸化チタンをミリスチン酸の固体状表面処理剤で被覆処理後、非反応性の重合度が約50の直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「KF―96」(100cs))を3重量部とイソプロピルアルコール30重量部を加え減圧ニーダーで減圧下100℃で60分間混練し、アトマイザーを通してミリスチン酸とジメチルポリシロキサン処理二酸化チタンを得た。
比較例2−2において二酸化チタンを黄酸化鉄(チタン工業製「マピコイエローレモン」)に代えて、比較例2−2と同様の処理を行い、ミリスチン酸とジメチルポリシロキサン処理黄酸化鉄を得た。
比較例2−2において二酸化チタンをベンガラ(森下弁柄製「ベンガラ七宝」)に代えて、比較例2−2と同様の処理を行い、ミリスチン酸とジメチルポリシロキサン処理ベンガラを得た。
以下、一次粒子径がサブミクロン以下の微粒子粉体について参考例のマイブリッド処理
粉体の製造例を示す。
微粒子酸化チタン(石原産業製「TTO−55A」)100重量部に80℃の熱湯水3重量部とレシチン(旭化成製「レシチン5」)2重量部の溶解物を加えヘンシルミキサーで5分間混合した。これらの混合物をJETミル(ドイツ、アルピネ社製100AFG型)を用いて粉砕同時処理をした後、更にアルキル基の炭素数が18のオクタデシルトリメトキシシラン(東芝シリコン製「TSL8186」)4重量部を加えヘンシルミキサーで5分間混合した。更に、JETミルを用いて粉砕同時処理をした後130℃で7時間乾燥してマイブリッド処理微粒子酸化チタンを得た。
微粒子酸化亜鉛(堺化学製「FINEX−50」)100重量部とマレイン化ポリエチレン(日本石油製「POWAX S−30」)3重量部をヒーターヘンシルで品温が60℃になってから5分間混合した。これらの混合物をJETミル(ドイツ、アルピネ社製100AFG型)を用いて粉砕同時処理をした後、更にアルキル基の炭素数が18のオクタデシルトリメトキシシラン(東芝シリコン製「TSL8186」)4重量部を加えヘンシルミキサーで5分間混合した。更に、JETミルを用いて粉砕同時処理をした後130℃で7時間乾燥してマイブリッド処理微粒子酸化亜鉛を得た。
参考例3−1においてレシチンを4重量部に増加し同様の処理を行い、更にオクタデシルトリメトキシシラン2重量部を加え同様の処理を行いマイブリッド処理微粒子酸化チタンを得た。
微粒子酸化亜鉛(堺化学製「FINEX−50」)100重量部とマレイン化ポリエチレン(日本石油製「POWAX S−30」)3重量部をヒーターヘンシルで品温が60℃になってから5分間混合した。これらの混合物をJETミルで粉砕同時処理をした後、更にアルキル基の炭素数が18のオクタデシルトリメトキシシラン5重量部と重合度が50で片末端トリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン5重量部を加えヘンシルミキサーで5分間混合した。更に、JETミルを用いて粉砕同時処理をした後130℃で7時間乾燥してマイブリッド処理微粒子酸化亜鉛を得た。
微粒子酸化亜鉛(堺化学製「FINEX−50」)100重量部とマレイン化ポリエチレン(日本石油製「POWAX S−30」)3重量部をヒーターヘンシルで品温が60℃になってから5分間混合した。更に、アルキル基の炭素数が18のオクタデシルトリメトキシシラン5重量部と重合度が50で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン5重量部を加えヘンシルミキサーで5分間混合した。更に、JETミルを用いて粉砕同時処理をした後130℃で7時間乾燥してマイブリッド処理微粒子酸化亜鉛を得た。なお、後述の表1(A)、(B)、(C)、表2、表12及び表15に関する記載における、「実施例3−1」、「実施例3−2」、「実施例3−3」、「実施例3−4」及び「実施例3−5」の各記載は、それぞれ「参考例3−1」、「参考例3−2」、「参考例3−3」、「参考例3−4」及び「参考例3−5」であるものとする。
以下、上記アルキルシランの重合度が8の表面処理剤で被覆した粉体の製造例を示す。
特開平8−92052号公報記載の製造例1.の方法で微粒子酸化チタン(石原産業製「TTO−55A」)をアルキル基の炭素数が8のオクチルトリメトキシシラン6重量部で表面処理を行いアルキルシラン処理微粒子酸化チタンを得た。
参考例3−1においてアルキル基の炭素数が18のオクタデシルトリメトキシシランを炭素数4のブチルトリメトキシシラン(チッソ製「SIB1988.0」)に代えて同様の処理を行いアルキルシラン処理微粒子酸化チタンを得た。
参考例3−2においてオクタデシルトリメトキシシランをブチルトリメトキシシランに代えて同様の処理を行いアルキルシラン処理微粒子酸化亜鉛を得た。
水50ccとヘキサン50ccを100ccの透明硝子瓶に入れ更に粉体試料を0.5gを加え栓をする。手で強く20回振とう後50℃で1週間放置して、更に手で強く20回振とうし静置した後、粉体を観察し3段階評価を行った。
乳化層ができた ―――― △
水層に移行した ―――― ×
粉体試料20gを採り油性剤A:ジメチルポリシロキサン(信越化学工業製:KF―96(20cs))、油性剤B:イソノナン酸イソトリデシル(日本エマルジョン製:INTD−139)及び油性剤C:流動パラフィン(エッソスタンダード石油製:クリストール72)の各油性剤を100ccのビューレットに満たし少量ずつ滴下しながらヘラで練り合わせ粉体試料が各油性剤で均一に濡れた塊になった油性剤量(%)を湿潤点とする。更に、油性剤を滴下して粉体試料が油性剤とともに流動し始める油性剤量を流動点とする。
前記(2)の吸油量試験で調製した流動点の試料をレーザー回折式粒度測定装置(島津製作所製:SALD−2000J)の高濃度粒度測定装置を用いてD50とD95を測定した。
8cm×5cm片のコラーゲンペーパー(出光化学社製、商品名:サプラーレ)上に粉体を1mg/cm2の条件で塗布し往復動摩擦係数測定試験器(カトーテック社製)にセットし無塗布のコラーゲンペーパーを載せ、更に50g/cm2の荷重をかけて5回の往復運動を行い動摩擦係数(MIU)の平均値を求めた。
前記実施例及び比較例で得られた顔料級酸化チタンを10gとカーボンブラック(三菱化学製)0.5gと「タルクJA−46R」(浅田製粉製)79.5gを混合しアトマイザーで粉砕後、ジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「KF―96」(100cs))10gを混合しアトマイザーで粉砕した。各試料について色差計(日本電色工業(株):SZ−Σ90)にて白色度を測定した。
前記実施例、参考例及び比較例で得られたベンガラと黄酸化鉄を3gと酸化チタン(石原産業製「CR―50」)10gと「タルクJA−46R」(浅田製粉製)77.0gを混合しアトマイザーで粉砕後、ジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「KF―96」(100cs))10gを混合しアトマイザーで粉砕した。各試料について色差計(日本電色工業(株):SZ−Σ90)にてL,a,b値を測定した。
参考例及び比較例の微粒子酸化チタン及び微粒子酸化亜鉛の試料を、各々1g採りポリブテン(日本油脂製)9gを加えヘラで混ぜ合わせた後、フーバーマーラーで25回転×1回(荷重22.68kg)の条件で分散しSPFアナライザー(OPTOMETORICS社:米国)でSPF値を測定した。
被覆粉体90gにイソノナン酸イソトリデシル10gを加えホームミキサーで1分間混合後、アトマイザーで粉砕したものを光学特性の測定試料に用いた。8cm×5cm片のコラーゲンペーパー(出光化学社製、商品名:サプラーレ)上に測定試料を2mg/cm2の条件で塗布しこの塗膜について変角光沢計(日本電色工業社製:VGS−300A)で−45°入射時の0°と+45°の反射率を測定した。
表3に示す組成の2WAYパウダーファンデーションを下記の方法により製造した。
上記成分(1)〜(7)を混合し粉砕機を通して粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、成分(8)〜(12)を加熱混合し均一にしたものを加えて更に混合し均一にした。これを粉砕機に通し、フルイをかけ粒度を揃えた後、圧縮成形して2WAYファンデーションを製造した。
表4に示す組成の乳化型ファンデーションを下記の方法により製造した。
上記成分(7)〜(11)を予め混合し粉砕した。70℃にて成分(1)〜(6)を均一に溶解混合した油相に予め粉砕した成分(7)〜(11)の混合物を加えホモディスパーで均一に分散した。成分(12)〜(16)を70℃で均一に混合溶解した水相を前記油相に徐添し、ホモミキサーで均一分散後、冷却し成分(17)を加え乳化粒子を整えリキッドファンデーションを製造した。
表5に示す組成の固形白粉を下記の方法により製造した。
上記成分(1)〜(5)を均一に混合して、粉末化粧料基剤とした。これにエタノールを粉末化粧基剤に対して、55重量%加え、均一混合した。これを中皿に充填し吸引圧縮成形し、成形物を40℃で24時間乾燥後、固形白粉を製造した。
表6に示す組成のパウダーアイシャドウを下記の方法により製造した。
上記成分のうち、雲母チタン以外の成分(1)〜(4)をヘンシルミキサーで混合した後、アトマイザーで粉砕した。これに成分(3)の雲母チタンを混合し成分(5)〜(10)を均一にしたものを加え均一に混合した。これをアトマイザーで粉砕した後、フルイを通し、中皿に圧縮成形してパウダーアイシャドウを製造した。
表7に示す組成のほほ紅を下記の方法により製造した。
上記成分(1)〜(7)を混合し粉砕機を通して粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、成分(8)〜(12)を加熱混合し均一にしたものを加えて、更に混合し均一にした。これを粉砕機に通し、フルイをかけ粒度を揃えた後、圧縮成形してほほ紅を製造した。
表8に示す組成の油性ファンデーションを下記の方法により製造した。
上記成分(8)〜(10)を予め混合し粉砕した。成分(1)〜(7)を85℃にて混合溶解した油相に予め粉砕した成分(8)〜(10)を加え均一にホモディスパーで分散した。これに香料を加えて、金皿に充填、冷却して油性ファンデーションを製造した。
表9に示す組成の乳液を下記の方法により製造した。
上記成分(1)〜(6)を75℃にて混合溶解した油相に成分(7)を加え均一にホモディスパーで分散した。成分(8)〜(12)を均一に75℃で混合溶解した水相を前記油相に徐添し、ホモミキサーで均一分散後、乳化粒子を整えた後、成分(13)を加え乳液を製造した。
5:良い;
4:やや良い;
3:普通;
2:やや悪い;及び
1:悪い。
参考例3−1及び2の試料と比較例3−1及び2の試料をスクワランと混合後サンドグラインダー(ビーズ径1mmφ)に3回通し分散させてスクワラン分散体を調製した。この時、各分散体の調製直後の粘度(25℃)が2000±500cp(ビスメトロン粘度計VDA:芝浦システム(株))になるように粉体試料の配合量を調整した。これらの分散体について粒度(D50,D95)と経時安定性(50℃で1ケ月間放置)を観察した。各被覆粉体の配合量と試験結果を表11に示す。なお、表11における「実施例3−1の微粒子酸化チタン」の記載は、「参考例3−1の微粒子酸化チタン」であるものとし、「実施例3−1の微粒子酸化亜鉛」の記載は、「参考例3−2の微粒子酸化亜鉛」であるものとする。また、表13及び表14に関する記載における「実施例13−1」、「実施例の被覆粉体」及び「実施例11の分散体」の記載は、それぞれ「参考例13−1」、「参考例の被覆粉体」及び「参考例11の分散体」であるものとする。
表12に示す組成のパウダーファンデーションを下記の方法により製造した。なお、表12における実施例12−1、比較例12−1、実施例12−2及び比較例12−2のUVカットパウダーファンデーションは、いずれも本発明の表面処理粉体を含有するので、本発明の化粧料であるが、比較例12−1及び比較例12−2の場合は、参考例3−1(出願時の実施例3−1)の微粒子酸化チタンを配合していないという点で「比較例」と表記している。
上記成分(1)〜(8)を混合し粉砕機を通して粉砕した。これを高速ブレンダーに移し、これに成分(9)〜(13)を混合し均一にしたものを加えて、更に混合し均一にした。このようにして得られた均一な混合物を粉砕機に通し、フルイをかけ粒度を揃えた後、これを圧縮成形してUVカットファンデーションを製造した。
表13に示す組成の日焼け止めクリームを下記の方法により製造した。
上記成分(1)〜(9)の油相成分を75℃で溶解した。成分(10)〜(14)の水相成分を75℃で溶解し、均一化したものを油相成分に添加しホモミキサーで乳化して、これに成分(15)を加え冷却し日焼け止めクリームを製造した。
試料をトランスポアサージカルテープ(住友3M社製)の4.5×4.5cmの面に2mg/cm2の条件でスポンジで塗布した。その塗布面について分光光度計(島津製作所社製:UV−160)で560nmの透過率を10スポット測定し平均値を求めた。
前記可視部透過率で調整した試料をSPFアナライザーで12スポットを測定し平均値を求めた。
料は、油性剤への親和性や分散性に優れているため微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛の
可視部の透明性や紫外線遮蔽能を大きく向上させることができる。更に、このようにして
得られる化粧料の経時安定性にも優れている。
表15に示す組成のマスカラを下記の方法により製造した。
上記成分(6)に成分(2)〜(5)を加え予め均一に溶解した。次に、成分(7)〜(9)を混合し粉砕した。成分(1)に成分(7)〜(9)を添加し均一に分散して予め調製した成分(2)〜(6)の均一混合物を加えホモミキサーで均一に分散してエマルジョン型マスカラを製造した。
表16に示す組成のネイルエナメルを下記の方法により製造した。
上記成分(5)〜(8)を混合し、成分(1)〜(4)を加え均一に溶解した。更に、成分(9)〜(11)を添加し分散させてネイルエナメルを製造した。
5:良い;
4:やや良い;
3:普通;
2:やや悪い;及び
1:悪い。
試料をガラス板状に垂らしドクターブレードで10μm厚の塗膜を作製した。この塗膜について変角光沢計(日本電色工業社製:VGS−300A)で20°−20°と60°−60°の光沢値を測定した。
試料を−10℃〜50℃の48時間サイクルで1ケ月間保存し色分かれの有無を観察した。
以下、参考例のマイブリッド処理粉体の製造例を示す。
「マイカM―102」(三好化成製)100重量部に、トリメチルシロキシケイ酸50重量%液(信越化学工業製「KF―9002」)3重量部及び50%イソプロパノール水溶液10重量部を加え、ジャケット付き高速ヘンシルを用いて減圧下80℃で30分混合した。更に、重合度が20で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「X−24−9174」)3重量部及び50%イソプロパノール水溶液5重量部を加えジャケット付き高速ヘンシルを用いて減圧下100℃で60分間混合してマイブリッド処理マイカを得た。
参考例1−1において「マイカM―102」をセリサイト(三信鉱工製「FSE」)に代えて、同様の処理を行い、マイブリッド処理セリサイトを得た。
参考例1−1においてマイカをタルク(浅田製粉製「JA−46R」)に代えて、同様の処理を行い、マイブリッド処理タルクを得た。
「マイカM―102」(三好化成製)100重量部にトリメチルシロキシケイ酸50重量%液(信越化学工業製「KF―9002」)を3重量部と重合度が10で片末端にトリメトキシ基を有する直鎖状のジメチルポリシロキサン(信越化学工業製「X−24−9174」)を1.5重量部加え更に50%イソプロパノール水溶液を15重量部加えジャケット付き高速ヘンシルを用いて減圧下100℃で60分間混合してマイブリッド処理マイカを得た。
参考例1−1においてマイカを雲母チタン(マールコーポレーション製「クロイゾネオレンジ(Cloisonne orange)」に代えて、同様の処理を行い、マイブリッド処理雲母チタンを得た。
参考例1−1においてマイカをシリカビーズ(触媒化成工業製「P−1500」)に代えて同様に処理を行い、マイブリッド処理シリカビーズを得た。なお、後述の表1(A)、(B)、(C)、表2〜表9及び表12に「実施例1−1」、「実施例1−2」、「実施例1−3」、「実施例1−4」、「実施例1−5」及び「実施例1−6」とあるのは、「参考例1−1」、「参考例1−2」、「参考例1−3」、「参考例1−4」、「参考例1−5」及び「参考例1−6」であるものとする。
表9に示す組成の乳液を下記の方法により製造した。
表12に示す組成のパウダーファンデーションを下記の方法により製造した。なお、表12における実施例12−1、比較例12−1、実施例12−2及び比較例12−2のUVカットパウダーファンデーションは、いずれも本発明の表面処理粉体を含有するので、本発明の化粧料であるが、比較例12−1及び比較例12−2の場合は、参考例3−1の微粒子酸化チタンを配合していないという点で「比較例」と表記している。
Claims (8)
- 化粧料に使用可能な粉体と、その粒子表面の少なくとも一部上に形成された下記A層及びB層の表面処理剤被覆層とを含有し、
当該粒子表面の少なくとも一部上において、A層が被覆され、更にその上にB層が被覆されることを特徴とする表面処理粉体、
A層:脂肪酸(塩の形態にあるものを含む。)の中から選択される化合物を含有する常温で固体状の表面処理剤被覆層;及び
B層:片末端官能基変性オルガノポリシロキサン、片末端官能基変性アルキルシラン及び分岐脂肪酸の中から選択される化合物を含有する常温で液体状の表面処理剤被覆層(但し、メチルハイドロジェンポリシロキサン及びトリメチルシロキシケイ酸の中から選択される少なくとも1種の化合物を含有する場合を除く。)。 - 化粧料に使用可能な粉体と、その粒子表面の少なくとも一部上に形成された下記A層及びB層の表面処理剤被覆層とを含有し、
当該粒子表面の少なくとも一部上において、A層が被覆され、更にその上にB層が被覆されることを特徴とする表面処理粉体、
A層:N−アシルアミノ酸(塩の形態にあるものを含む。)の中から選択される化合物を含有する常温で固体状の表面処理剤被覆層;及び
B層:片末端官能基変性オルガノポリシロキサン及び片末端官能基変性アルキルシランの中から選択される化合物を含有する常温で液体状の表面処理剤被覆層(但し、メチルハイドロジェンポリシロキサン及びトリメチルシロキシケイ酸の中から選択される少なくとも1種の化合物を含有する場合を除く。)。 - 片末端官能基変性オルガノポリシロキサンが直鎖状でその重合度が10〜100であり、片末端官能基変性アルキルシランが炭素数6〜30のアルキル基を有し、分岐脂肪酸の炭素数が8〜22である請求項1〜2何れか記載の表面処理粉体。
- A層とB層とが、重量比較でA≦Bの関係にある請求項1〜3何れか記載の表面処理粉体。
- 被覆処理される粉体に対し、A層の重量比が100対0.1〜10であり、B層の重量比が100対0.1〜30である請求項1〜4何れか記載の表面処理粉体。
- ジェット法により処理された請求項1〜5何れか記載の表面処理粉体。
- 請求項1〜6何れか記載の表面処理粉体を含有することを特徴とする化粧料。
- 当該表面処理粉体を1〜100重量%含有する請求項7記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012273199A JP5748733B2 (ja) | 1999-07-08 | 2012-12-14 | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999194570 | 1999-07-08 | ||
JP19457099 | 1999-07-08 | ||
JP2012273199A JP5748733B2 (ja) | 1999-07-08 | 2012-12-14 | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010197873A Division JP5525391B2 (ja) | 1999-07-08 | 2010-09-03 | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013079264A true JP2013079264A (ja) | 2013-05-02 |
JP5748733B2 JP5748733B2 (ja) | 2015-07-15 |
Family
ID=43631517
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010197873A Expired - Lifetime JP5525391B2 (ja) | 1999-07-08 | 2010-09-03 | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 |
JP2012273199A Expired - Lifetime JP5748733B2 (ja) | 1999-07-08 | 2012-12-14 | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010197873A Expired - Lifetime JP5525391B2 (ja) | 1999-07-08 | 2010-09-03 | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5525391B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018123585A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社 資生堂 | 油中水型乳化化粧料 |
US10258545B2 (en) | 2016-11-22 | 2019-04-16 | Tokiwa Corporation | Oily cosmetics |
JP2020066678A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 株式会社アドマテックス | 表面処理済金属酸化物粒子材料、その製造方法、及び電子材料用樹脂組成物、並びにシリコーン樹脂材料用のフィラー |
JP7038452B1 (ja) | 2021-09-15 | 2022-03-18 | 株式会社 サンエース | 表面処理粒子及び表面処理粒子の製造方法 |
US20220265524A1 (en) * | 2019-07-25 | 2022-08-25 | Miyoshi Kasei, Inc. | Hydrophilic inorganic powder and cosmetic preparation containing the same |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2642274T3 (es) | 2011-02-02 | 2017-11-16 | Nitto Denko Corporation | Preparación de parche |
CN106366702B (zh) * | 2011-12-21 | 2019-06-07 | 日挥触媒化成株式会社 | 低聚物修饰微粒与其制造方法以及涂料 |
JP6266230B2 (ja) * | 2013-05-15 | 2018-01-24 | 日揮触媒化成株式会社 | 表面改質金属酸化物微粒子、薄膜形成用の塗布液、薄膜付き基材、光電気セル、及び表面改質金属酸化物微粒子の製造方法 |
JPWO2022030284A1 (ja) * | 2020-08-07 | 2022-02-10 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5629512A (en) * | 1979-08-21 | 1981-03-24 | Pola Chem Ind Inc | Cosmetic composition |
JPS6287237A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-21 | Miyoshi Kasei:Kk | 表面処理粉体及びその製造方法 |
JPS6490111A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-06 | Pola Chem Ind Inc | Make-up cosmetic |
JPH05285373A (ja) * | 1992-04-14 | 1993-11-02 | Kao Corp | 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 |
JPH05285369A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-11-02 | Kao Corp | 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 |
JPH1129719A (ja) * | 1997-07-10 | 1999-02-02 | Nikko Kemikaruzu Kk | 表面コート剤、親油性被覆物及びその製造方法 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3079395B2 (ja) * | 1991-06-26 | 2000-08-21 | 三好化成株式会社 | 有機ケイ素化合物処理顔料、その製法および化粧料 |
JP3119379B2 (ja) * | 1991-08-29 | 2000-12-18 | 花王株式会社 | 撥水性化粧用粉体及び該粉体を含有する化粧料 |
JPH05221827A (ja) * | 1992-02-10 | 1993-08-31 | Kanebo Ltd | メイクアップ化粧料 |
JPH0762263A (ja) * | 1993-08-30 | 1995-03-07 | Kanebo Ltd | 改質粉体および化粧料 |
JP3567335B2 (ja) * | 1993-12-28 | 2004-09-22 | 三好化成株式会社 | 有機ケイ素化合物処理顔料または体質顔料、その製法および化粧料 |
JP3492790B2 (ja) * | 1994-10-03 | 2004-02-03 | カネボウ株式会社 | メイクアップ化粧料 |
JP3819069B2 (ja) * | 1995-06-02 | 2006-09-06 | 三好化成株式会社 | 化粧料 |
JP3417735B2 (ja) * | 1995-07-14 | 2003-06-16 | カネボウ株式会社 | 易崩壊性軟凝集粉体および化粧料 |
JPH1160439A (ja) * | 1997-08-09 | 1999-03-02 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
JP3707758B2 (ja) * | 1997-09-05 | 2005-10-19 | 株式会社ノエビア | 表面処理粉体及びそれを含有して成る化粧料 |
JP4034430B2 (ja) * | 1997-09-10 | 2008-01-16 | 三好化成株式会社 | 有機ケイ素化合物処理粉体基材、その製造方法及び前記基材を含有する化粧料 |
JP4602506B2 (ja) * | 1999-07-08 | 2010-12-22 | 三好化成株式会社 | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 |
JP5001486B2 (ja) * | 2000-09-11 | 2012-08-15 | 三好化成株式会社 | 超分散安定性を有する粉体の油性分散体及びこれを配合した化粧料 |
EP1600144A1 (en) * | 2004-05-24 | 2005-11-30 | The Procter & Gamble Company | Translucent cosmetic foundation |
JP2008266211A (ja) * | 2007-04-20 | 2008-11-06 | Mandom Corp | シリコーン被覆処理粉体含有化粧料 |
JP5559992B2 (ja) * | 2008-06-11 | 2014-07-23 | 花王株式会社 | 油中水型乳化化粧料 |
-
2010
- 2010-09-03 JP JP2010197873A patent/JP5525391B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2012
- 2012-12-14 JP JP2012273199A patent/JP5748733B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5629512A (en) * | 1979-08-21 | 1981-03-24 | Pola Chem Ind Inc | Cosmetic composition |
JPS6287237A (ja) * | 1985-10-11 | 1987-04-21 | Miyoshi Kasei:Kk | 表面処理粉体及びその製造方法 |
JPS6490111A (en) * | 1987-09-30 | 1989-04-06 | Pola Chem Ind Inc | Make-up cosmetic |
JPH05285369A (ja) * | 1992-04-13 | 1993-11-02 | Kao Corp | 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 |
JPH05285373A (ja) * | 1992-04-14 | 1993-11-02 | Kao Corp | 撥水・撥油性粉体及びこれを含有する化粧料 |
JPH1129719A (ja) * | 1997-07-10 | 1999-02-02 | Nikko Kemikaruzu Kk | 表面コート剤、親油性被覆物及びその製造方法 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10258545B2 (en) | 2016-11-22 | 2019-04-16 | Tokiwa Corporation | Oily cosmetics |
WO2018123585A1 (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | 株式会社 資生堂 | 油中水型乳化化粧料 |
JP2018108952A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-12 | 株式会社 資生堂 | 油中水型乳化化粧料 |
US11540998B2 (en) | 2016-12-28 | 2023-01-03 | Shiseido Company, Ltd. | Water-in-oil emulsion cosmetic |
JP2020066678A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 株式会社アドマテックス | 表面処理済金属酸化物粒子材料、その製造方法、及び電子材料用樹脂組成物、並びにシリコーン樹脂材料用のフィラー |
US20220265524A1 (en) * | 2019-07-25 | 2022-08-25 | Miyoshi Kasei, Inc. | Hydrophilic inorganic powder and cosmetic preparation containing the same |
JP7038452B1 (ja) | 2021-09-15 | 2022-03-18 | 株式会社 サンエース | 表面処理粒子及び表面処理粒子の製造方法 |
JP2023042993A (ja) * | 2021-09-15 | 2023-03-28 | 株式会社 サンエース | 表面処理粒子及び表面処理粒子の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011021192A (ja) | 2011-02-03 |
JP5748733B2 (ja) | 2015-07-15 |
JP5525391B2 (ja) | 2014-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4602506B2 (ja) | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 | |
JP5748733B2 (ja) | 超分散性を有する新規被覆粉体及びこれを配合した化粧料 | |
JP5001486B2 (ja) | 超分散安定性を有する粉体の油性分散体及びこれを配合した化粧料 | |
US7964178B2 (en) | Modified colorants and uses of the same | |
JP5155658B2 (ja) | 表面処理粉体及びこれを含有する化粧料 | |
JP2008056535A (ja) | ルチル型酸化チタン凝集粒子およびそれを配合した化粧料 | |
JP2008214229A (ja) | 特定のパーフルオロポリエーテル変性アミノシランで被覆された表面処理粉体及びこれを配合した化粧料 | |
WO2007069430A1 (ja) | 微粒子酸化チタン分散物及びそれを含む化粧料 | |
JP2019510032A (ja) | 多糖類で処理された化粧用粉体およびその製造方法 | |
JP4475970B2 (ja) | 化粧料 | |
JPH11158036A (ja) | 化粧料および化粧方法 | |
JP7508248B2 (ja) | 繊維含有化粧料 | |
JP7306952B2 (ja) | 粉末化粧料およびその製造方法 | |
JP2009046643A (ja) | セルロース被覆顔料およびその製造方法並びにそれを含有する化粧料 | |
JP3707758B2 (ja) | 表面処理粉体及びそれを含有して成る化粧料 | |
CN108078800B (zh) | 油性化妆料 | |
JP6012983B2 (ja) | 被覆粉体及びその製造方法 | |
JP2004359592A (ja) | 化粧料 | |
US20220267609A1 (en) | Powder surface treatment method, surface treating agent composition used therefor, and surface-treated powder | |
JPH09301825A (ja) | メイクアップ化粧料 | |
JP2005171145A (ja) | 分散組成物及びこれを配合した化粧料 | |
JP3492790B2 (ja) | メイクアップ化粧料 | |
JP7373916B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JP7323354B2 (ja) | 油中水型乳化化粧料 | |
JPH0971509A (ja) | 化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131224 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141105 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150508 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150512 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5748733 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |