JP2004359592A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】肌への伸展性、使用感が良好で、毛穴やしわなどの肌上の凹凸を見えにくくする効果に優れ、しかも経時で仕上がりが変化しにくい化粧料を提供する。
【解決手段】球状母体粒子表面に小さな突起物が化学的に結合してなるポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合する化粧料としたもので、このような粒子表面に突起物を有する粒子形状とすることで、化粧料としての粉体物性を従来の真球状粒子のものに比べ飛躍的に向上させたものとすることができる。
【選択図】 なし
【解決手段】球状母体粒子表面に小さな突起物が化学的に結合してなるポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合する化粧料としたもので、このような粒子表面に突起物を有する粒子形状とすることで、化粧料としての粉体物性を従来の真球状粒子のものに比べ飛躍的に向上させたものとすることができる。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌への伸展性、使用感が良好であり、かつ毛穴、しわなどの肌の凹凸を目立ちにくくする効果に優れた粒子を配合してなる化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、メークアップ化粧料には、シミ、ソバカス、くすみ等の色むらや毛穴、しわ等の肌の凹凸といった欠点を補正しながら、自然な透明感、光沢といった美的機能が求められており、これら欠点を改善する方法としては、鱗片状粒子表面を微粒子によりコーティングした所謂拡散反射型粉体を配合した化粧料が知られている(例えば特許文献1)。
また、伸展性、使用感を向上させる目的として各種真球状粒子も使用されており、真球状ポリオルガノシルセスキオキサン粒子もファンデーション系化粧料として利用されている(例えば特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭60−228406号公報
【特許文献2】
特開昭63−297313号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1のものは、毛穴、しわ等を見えにくくする効果を若干は有するものの、仕上がった感じが白っぽく不自然であり、また微粒子による光拡散効果は、皮脂、油剤等によって経時的に変化するため、化粧崩れの一因となるという問題がある。
また、特許文献2のものは、伸展性は優れているものの、硬度が高いため硬い感触やきしみ感があって使用感が良くないという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑み創作されたものであって、化粧料として他成分と配合して組成物とした場合において、塗布時の伸展性、使用感が良好であり、化粧崩れし難く、透明感、毛穴やしわ等の肌上の欠点を目立たなくする効果に優れた化粧料を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、球状ポリオルガノシルセスキオキサン粒子表面に小さな突起物を有する粒子を用いることにより、光学特性が飛躍的に向上して肌の毛穴、しわ等を見え難くする効果に優れ、さらに伸展性、分散性、感触等の粉体物性においても、従来の真球状粒子に比べ良好となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
即ち本発明は、球状母体粒子表面に小さな突起物が化学的に結合してなるポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合する化粧料を提供するものであり、このような粒子形状とすることで化粧料としての粉体物性を従来の真球状粒子に比べ飛躍的に向上させることができる。
このような母体粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の合成方法としては、本発明者らは特願2002−156113号に記載される製造方法として完成するに至ったが、本発明に使用される粒子はこの製造方法に限定されるものではない。
前記特願2002−156113号製造方法により合成される、球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の突起物は母体粒子表面に化学的に結合しているため、単なる混合等による微粒子コーティング法と異なり欠落することがないことが特徴である。
このような強固な突起物を粒子表面に有するため、例えば本粒子にPMMA等の微粒子にて被覆する場合においても、粒子表面の突起物間にて被覆微粒子を捉えるため、平滑な表面を有する粒子と比べ被覆粒子の欠落が大幅に抑制されることを特徴とすることができる。
また、突起物を有するため吸油量が真球状粒子に比べ高く、このため本粒子の光拡散効果は皮脂や化粧油等による経時的変化を受けにくく、化粧崩れし難い化粧料が得られることを特徴とすることができる。
【0006】
本発明に使用される球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の「突起物直径の平均値/母体粒子直径」の値(割合)は0.01〜0.3であり、且つ「突起物高さの平均値/母体粒子直径」の値(割合)は0.01〜0.3である。
このような突起物を有することにより、真球状粒子と比較して光拡散効果が飛躍的に向上するため、毛穴やしわをぼかす所謂ソフトフォーカス効果が非常に大きい。
【0007】
さらにまた、突起物を有することにより非常に伸展性が良好で伸びがよく、ポリオルガノシルセスキオキサン粒子特有の硬い感触やきしみ感も抑制され、使用感が非常に優れた化粧料を得ることができる。
【0008】
本発明で使用する球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の平均粒径は0.5〜20μm(マイクロメートル)であり、かつ特に好ましくは1〜15μmである。
【0009】
本発明で使用する球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の効果を損なわない範囲で、該粒子表面に酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化クロム、水酸化クロム、セリサイト、タルク、ベントナイト、カーボンブラック、雲母、雲母チタン、硫酸バリウム、燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、各種無機顔料等の無機粒子、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、ポリスチレンパウダー、シリコーンパウダー、各種有機顔料等の有機高分子粒子等により複合化処理することも可能である。これら被覆粒子は単独で用いても良く、また2種以上を組み合わせても良い。また、これら被覆粒子はそのまま用いても良いが、疎水化処理または親水化処理等を施しても良く、金属石鹸、ロウ、油脂、炭化水素等の通常公知の表面処理剤を用いて該被覆粒子を表面処理しても良い。
これらは屈折率を調整するためにも用いることができる。
複合化処理は単なる混合から化学的結合処理方法等全ての処理方法を指す。
【0010】
また、球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子を表面処理することにより、親水性あるいは疎水性とすることも可能である。親水化処理方法としてはアルギン酸類を例示することができ、疎水化処理方法としては脂肪酸金属塩類、シリコーン類、アルキルリン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩、アミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪酸アシル塩基性アミノ酸、フッ素化合物等を例示することができる。
さらに金属石鹸、ロウ、油脂、炭化水素等の通常公知の表面処理剤を用いたもので通常の表面処理を施しても良い。また、これらは屈折率を調整するためにも用いることができる。該球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子に対する各種表面処理剤の処理量は、0.01〜30重量%が好ましく、特に1〜15重量%が好適である。
さらにまた、ロジン処理することにより該球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の白色度を向上させることも可能である。該ロジン種としては水添ロジン、不均化ロジン等を例示することができる。
【0011】
本発明の化粧料において、粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の配合量は、化粧料の性質により任意に選択されるが、化粧料全成分中0.1〜99重量%であり、更に好ましくは1〜70重量%である。
【0012】
本発明化粧料の調製には、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合しうる。
油性成分としては、固体パラフィン、セレシン、ミツロウ、カルナバロウ、木ロウ、キャンデリラロウ、ステアリン酸、セタノール、コレステロール、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、ラノリン、部分硬化油、スクワレン、流動パラフィン、ひまし油、ジグリセライド、トリグリセライド、高級脂肪酸、高級アルコール、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン、エステル油、シリコーン油、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等の化粧料に汎用される油性成分を例示することができる。
水性成分としては、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、セルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、エタノール等の化粧料に汎用される水性成分を例示することができる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン界面活性剤、ステアリン酸ナトリウム、パルチミン酸トリエタノールアミン等のアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の化粧料に汎用される界面活性剤を例示することができる。
粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子以外の粉体としては、タルク、カオリン、セリサイト、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、リチア雲母、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸ストロンチウム、珪酸バリウム、珪藻土、含水珪酸、無水珪酸、ベントナイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、チタン酸鉄、黄土、水酸化鉄、水酸化アルミニウム、水酸化クロム、カーボンブラック、アルミニウムパウダー等の化粧料に汎用される無機粉体、ナイロンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、シリコーンパウダー等の化粧料に汎用される有機高分子粉体、有機顔料、その他粉体、有機染料等色剤、酸化防止剤、水溶性高分子、防腐剤、香料、紫外線吸収剤、無機塩、有機塩、殺菌剤等の化粧料に汎用される組成物を例示することができる。
これら組成物は単独で用いても良いが、通常使用用途に応じて2種以上を組み合わせて用いる。また、これら組成物粉体はそのまま用いても良いが、疎水化処理または親水化処理等を施しても良く、金属石鹸、ロウ、油脂、炭化水素等の通常公知の表面処理剤を用いたものであっても良い。また水は任意の量で配合することができる。
【0013】
粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合する化粧料は、パウダーファンデーション、油性ファンデーション、リキッドファンデーション、口紅、リップクリーム、アイシャドウ、アイライナー、ほほ紅等のメークアップ化粧料や乳液、クリーム等の基礎化粧料、整髪剤、毛染め剤等の毛髪化粧料等、その他皮膚に外用される全ての製品を包含する。また皮膚洗浄剤、ヘアケア剤としても利用でき、各種洗顔料、シャンプー、リンス、コンディショナー等を例示することができる。さらに、各種プラスティック、ゴム等の添加剤としても有効である。
【0014】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら限定されるものではない。
【0015】
<粉体物性評価方法>
(1)反射光特性評価方法は、黒色紙に透明両面テープをはり、その一方の粘着面に試料粉体をメークアップ用パフを用いて均一に塗布したものを検体とし、ゴニオフォトメーター(村上色彩研究所製)にて入射角−45°における正反射角+45°の反射率および0°における反射率を測定し、+45°反射率/0°反射率=Luster(つや感)で表した。
(2)透過光分布特性評価方法は、塗膜中の粉体含有量が10%となるように、試料粉体をクリアラッカーに分散させた後、この塗料を透明PET樹脂フィルムに塗布・乾燥して得られた膜厚15μmを検体とし、ゴニオフォトメーター(村上色彩研究所製)にて入射角0°における透過光拡散分布を測定し、透過光拡散分布の度合いをピークの1/2半価幅で表した。この数値が大きいほど透過光は拡散していることを示す。
(3)全光線透過率および拡散透過率測定方法としては、上記透過光評価に使用した検体を使用して、へ一ズメーター(村上色彩研究所製)にて全光線透過率及び拡散透過率を測定した。
一般的に全光線透過率が高くかつ拡散透過率が高い粉体ほど、透明感良好であり、かつソフトフォーカス効果に優れる粉体であると言われている。
(4)平均摩擦係数評価方法は、ガラスプレートに両面テープをはり、その一方の粘着面に試料粉体を均一に塗布したものを検体とし、摩擦感テスターKES−SE(カトーテック製)を用いて測定した平均摩擦係数(MIU)を測定した。
平均摩擦係数の数値が小さいほどすべり性が良好な粉体である。
(5)吸油量測定方法は、JIS K 5101−21記載のあまに油による吸油量測定方法に準じて測定した。
【0016】
<実施例粉体Aの製造>
500ml(ミリリットル)の反応容器に撹拌機、温度計を取り付け、反応容器に塩酸0.1重量%、酢酸アンモニウム0.125重量%の水溶液320mlを入れ、これに高分子分散剤としてポリビニルアルコール[完全けん化型、重合度500]を0.025重量%となるように混合溶解した反応初液を調製した。該反応初液を200rpm(回転 毎分)で撹拌しつつ、反応容器を20℃に恒温した後、定量ポンプにてメチルトリメトキシシラン64gを10g/min(グラム 毎分)の供給速度で添加し、該メチルトリメトキシシランの加水分解部分縮合溶液を得た。次に、これを10分間撹拌した後、2重量%のアンモニア水を速やかに滴下し、pHが7.9となったところで滴下を停止した。1分間混合撹拌した後、撹拌を停止して1時間熟成し、その後濾過・水洗・乾燥を実施し、白色粒子を得た。この粒子は、ポリメチルシルセスキオキサン粒子であった。得られた粒子を電子顕微鏡で観察した結果、粒子表面に突起物を有する平均粒径6.2μmの単分散粒子であった。
【0017】
<実施例粉体Bの製造>
実施例粉体Aと同様の方法で加水分解部分縮合溶液を調製した後、2重量%のアンモニア水を速やかに滴下し、pHが8.1となったところで滴下を停止した。1分間混合撹拌した後、撹拌を停止して1時間熟成し、その後濾過・水洗・乾燥を実施し、白色粒子を得た。この粒子はポリメチルシルセスキオキサン粒子であった。得られた粒子を電子顕微鏡で観察した結果、粒子表面に突起物を有する平均粒子径5.2μmの単分散粒子であった。
【0018】
<実施例粉体Cの製造>
実施例粉体Aと同様の方法で加水分解部分縮合溶液を調製した後、2重量%のアンモニア水を速やかに滴下し、pHが8.4となったところで滴下を停止した。1分間混合撹拌した後、撹拌を停止して1時間熟成し、その後濾過・水洗・乾燥を実施し、白色粒子を得た。この粒子はポリメチルシルセスキオキサン粒子であった。得られた粒子を電子顕微鏡で観察した結果、粒子表面に突起物を有する平均粒子径5.3μmの単分散粒子であった。
【0019】
<複合化粉体(実施例粉体D)の製造>
実施例粉体Bの100重量部と平均粒子径0.04μmの略球状ルチル形酸化チタン10重量部をヘンシェルミキサーに仕込み、回転速度2000rpmで10分間乾式混合して実施例粉体Dを得た。シリコーン粒子は高速回転による摩擦でマイナス電荷を、また酸化チタンはプラス電荷を帯びるため、シリコーン粒子表面に均一にコーティングされた。
【0020】
<親水化処理粉体(実施例粉体E)の製造>
エチルアルコール100重量部にアルギン酸ナトリウム2.5重量部を溶解させた後、実施例粉体Bを50重量部投入し、撹拌しながら80℃に加熱してエチルアルコールを蒸発させ、実施例粉体Eを得た。
【0021】
<比較例粉体>
比較粉体試料として、トスパール145(GE東芝シリコーン製:真球状ポリメチルシルセスキオキサン粒子)およびSP−500(東レ製:真球状ナイロン粒子)を選択した。
【0022】
【実施例1】物性評価
表1に実施例粉体試料および比較例粉体試料の物性評価結果を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
表1から、球状粒子表面に突起物を有するポリメチルシルセスキオキサン粒子はいずれも各光学特性において良好な光拡散性を有することがわかり、かつ平均摩擦係数も低くすべり性良好な粉体であった。また感触的にも真球状ポリメチルシルセスキオキサン粒子特有の硬い感触やきしみ感も抑制されていた。
【0025】
【実施例2】パウダーファンデーション1
パウダーファンデーションを下記の配合比率にて、下記の製造方法に従って製造し、これらのファンデーションを使用した際の評価を下記評価方法に従って評価した結果を表2に示す。
【0026】
(1)実施例粉体B(実施例粉体C、Dおよび比較例粉体についても同様に処方する)の40重量部、(2)マイカ バランス、(3)タルク15重量部、(4)カオリン5重量部、(5)酸化チタン10重量部、(6)黄酸化鉄2.5重量部、(7)黒酸化鉄0.1重量部、(8)ベンガラ0.9重量部、(9)流動パラフィン8重量部、(10)ミツロウ2重量部、(11)ミリスチン酸オクチルドデシル2重量部、(12)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体として100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(8)を混合粉砕した後、高速ブレンダーに移し、更に(9)〜(12)を混合溶解させたものを加え混合・粉砕・分級したものを金皿に圧縮成型した。
【0027】
<評価方法>
評価方法は、各ファンデーションを肌に塗布した際の伸展性、使用感、毛穴・しわの見え難さ、きめの細かさ、素肌感、カバー力、および4時間後の化粧持ちを評価した。
評価は、パネラー10名により、各項目とも「良い」を5点、「やや良い」を4点、「普通」を3点、「やや悪い」を2点、「悪い」を1点として、その平均値で表した。
【0028】
【表2】
【0029】
表2からも明らかなように、本発明品は伸展性、使用感が良好であり、きめが細かく、ソフトフォーカス効果、素肌感に優れ、尚且つカバー力および化粧持ちも良好であった。
【0030】
【実施例3】パウダーファンデーション2
(1)実施例粉体B(実施例粉体D、Eおよび比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(2)マイカ バランス、(3)タルク15重量部、(4)カオリン5重量部、(5)酸化チタン15重量部、(6)黄酸化鉄2.5重量部、(7)黒酸化鉄0.1重量部、(8)ベンガラ0.9重量部、(9)流動パラフィン8重量部、(10)ミツロウ2重量部、(11)ミリスチン酸オクチルドデシル2重量部、(12)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体として100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(8)を混合粉砕した後、高速ブレンダーに移し、更に(9)〜(12)を混合溶解させたものを加え混合・粉砕・分級したものを金皿に圧縮成型した。
【0031】
実施例3のパウダーファンデーション2は、実施例2のパウダーファンデーション1よりも実施例および比較例粉体の配合量を少なくしたが、実験例2の評価結果と同様に比較例粉体配合化粧料と比べ実施例粉体配合化粧料は伸展性、使用感が良好であり、きめが細かく、ソフトフォーカス効果、素肌間に優れ、尚且つカバー力および化粧持ちも良好であった。
【0032】
【実施例4】乳化型ファンデーション
(1)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(2)酸化チタン5重量部、(3)無水珪酸3重量部、(4)タルク8重量部、(5)ベンガラ1重量部、(6)黒酸化鉄0.5重量部、(7)黄酸化鉄1重量部、(8)オクタメチルシクロテトラシロキサン10重量部、(9)ロジンペンタエリスリットエステル2重量部、(10)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール4重量部、(11)スクワレン2.5重量部、(12)トリイソオクタン酸グリセリン2重量部、(13)ポリオキシエチレン変成ジメチルポリシロキサン2重量部、(14)精製水35重量部、(15)1,3−ブチレングリコール4重量部、(16)エタノール8重量部、(17)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(4)〜(7)をヘンシェルミキサーで混合し、これに(1)〜(3)を加えよく混合した後、粉砕・分級したものに、(8)〜(17)を添加し、ホモミキサー処理後、脱気して容器に充填した。
【0033】
【実施例5】固形白粉
(1)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)30重量部、(2)タルク20重量部、(3)マイカ バランス、(4)酸化チタン0.5重量部、(5)黄酸化鉄0.1重量部、(6)ステアリン酸亜鉛5重量部、(7)流動パラフィン10重量部、(8)ミツロウ3重量部、(9)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(9)を混合・分級した後、金皿に圧縮成型した。
【0034】
【実施例6】アイシャドウ
(1)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)30重量部、(2)マイカ バランス、(3)タルク15重量部、(4)雲母チタン8重量部、(5)ステアリン酸亜鉛5重量部、(6)ラウリン酸亜鉛3重量部、(7)黄酸化鉄2重量部、(8)黒酸化鉄0.5重量部、(9)ベンガラ3重量部、(10)流動パラフィン8重量部、(11)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(9)を混合した後、(10)、(11)を噴霧して加え、混合・分級した後、金皿に圧縮成型した。
【0035】
【実施例7】口紅
(1)パラフィンワックス13重量部、(2)ラノリンワックス12重量部、(3)キャンデリラロウ5重量部、(4)ミツロウ5重量部、(5)オゾケライト3重量部、(6)ヒマシ油 バランス、(7)ジメチルポリシロキサン10重量部、(8)トリオクタン酸グリセリン2重量部、(9)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)6重量部、(10)酸化チタン1重量部、(11)赤色201号1重量部、(12)赤色202号2重量部、(13)赤色223号0.1重量部、(14)青色1号アルミニウムレーキO.5重量部、(15)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(14)を加熱溶解した後、(15)を加え混合し、脱気後金型に流し込み急冷して固めたものを容器に装填した。
【0036】
【実施例8】W/O型クリーム
(1)セタノール5重量部、(2)ラノリン6重量部、(3)スクワレン35重量部、(4)ミツロウ5重量部、(5)脂肪酸グリセリン3重量部、(6)モノステアリン酸グリセリン2重量部、(7)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル酸エステル2重量部、(8)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(9)香料・防腐剤適量、(10)酸化防止剤少量、(11)プロピレングリコール10重量部、(12)精製水バランスの割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は(9)〜(12)を撹拌混合し、加温しながら予め(1)〜(8)を加熱混合したものを加え、ホモミキサーで均一に乳化した後、容器に充填した。
【0037】
実施例4〜8で得られた実施例粉体配合化粧料は、いずれも比較例粉体配合化粧料と比べ伸展性、使用感が良好で透明感が高く自然な仕上がりであり、毛穴やしわ隠し効果に優れ、かつ化粧持ちも良好なものであった。
【0038】
【実施例9】頭髪用ブラッシング剤
(1)ミリスチン酸イソプロピル1重量部、(2)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(3)エタノール25重量部、(4)香料適量、(5)噴射剤 バランスの割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は(1)〜(4)を混合した後、エアゾール用缶に詰めた後、(5)を充填した。
【0039】
実施例粉体B配合ブラッシング剤は比較例粉体配合ブラッシング剤に比べ使用感、すべり性に優れ、櫛通りも非常に良好であった。
【0040】
【発明の効果】
本発明の化粧料は球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合することにより、良好な伸展性、使用感を与え、毛穴やしわなどの肌上の凹凸を見えにくくする効果に優れ、かつ経時で仕上がりが変化しにくい化粧料を調製することが出来る。
【発明の属する技術分野】
本発明は、肌への伸展性、使用感が良好であり、かつ毛穴、しわなどの肌の凹凸を目立ちにくくする効果に優れた粒子を配合してなる化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、メークアップ化粧料には、シミ、ソバカス、くすみ等の色むらや毛穴、しわ等の肌の凹凸といった欠点を補正しながら、自然な透明感、光沢といった美的機能が求められており、これら欠点を改善する方法としては、鱗片状粒子表面を微粒子によりコーティングした所謂拡散反射型粉体を配合した化粧料が知られている(例えば特許文献1)。
また、伸展性、使用感を向上させる目的として各種真球状粒子も使用されており、真球状ポリオルガノシルセスキオキサン粒子もファンデーション系化粧料として利用されている(例えば特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開昭60−228406号公報
【特許文献2】
特開昭63−297313号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1のものは、毛穴、しわ等を見えにくくする効果を若干は有するものの、仕上がった感じが白っぽく不自然であり、また微粒子による光拡散効果は、皮脂、油剤等によって経時的に変化するため、化粧崩れの一因となるという問題がある。
また、特許文献2のものは、伸展性は優れているものの、硬度が高いため硬い感触やきしみ感があって使用感が良くないという問題がある。
本発明は、このような問題点に鑑み創作されたものであって、化粧料として他成分と配合して組成物とした場合において、塗布時の伸展性、使用感が良好であり、化粧崩れし難く、透明感、毛穴やしわ等の肌上の欠点を目立たなくする効果に優れた化粧料を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究した結果、球状ポリオルガノシルセスキオキサン粒子表面に小さな突起物を有する粒子を用いることにより、光学特性が飛躍的に向上して肌の毛穴、しわ等を見え難くする効果に優れ、さらに伸展性、分散性、感触等の粉体物性においても、従来の真球状粒子に比べ良好となることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】
即ち本発明は、球状母体粒子表面に小さな突起物が化学的に結合してなるポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合する化粧料を提供するものであり、このような粒子形状とすることで化粧料としての粉体物性を従来の真球状粒子に比べ飛躍的に向上させることができる。
このような母体粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の合成方法としては、本発明者らは特願2002−156113号に記載される製造方法として完成するに至ったが、本発明に使用される粒子はこの製造方法に限定されるものではない。
前記特願2002−156113号製造方法により合成される、球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の突起物は母体粒子表面に化学的に結合しているため、単なる混合等による微粒子コーティング法と異なり欠落することがないことが特徴である。
このような強固な突起物を粒子表面に有するため、例えば本粒子にPMMA等の微粒子にて被覆する場合においても、粒子表面の突起物間にて被覆微粒子を捉えるため、平滑な表面を有する粒子と比べ被覆粒子の欠落が大幅に抑制されることを特徴とすることができる。
また、突起物を有するため吸油量が真球状粒子に比べ高く、このため本粒子の光拡散効果は皮脂や化粧油等による経時的変化を受けにくく、化粧崩れし難い化粧料が得られることを特徴とすることができる。
【0006】
本発明に使用される球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の「突起物直径の平均値/母体粒子直径」の値(割合)は0.01〜0.3であり、且つ「突起物高さの平均値/母体粒子直径」の値(割合)は0.01〜0.3である。
このような突起物を有することにより、真球状粒子と比較して光拡散効果が飛躍的に向上するため、毛穴やしわをぼかす所謂ソフトフォーカス効果が非常に大きい。
【0007】
さらにまた、突起物を有することにより非常に伸展性が良好で伸びがよく、ポリオルガノシルセスキオキサン粒子特有の硬い感触やきしみ感も抑制され、使用感が非常に優れた化粧料を得ることができる。
【0008】
本発明で使用する球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の平均粒径は0.5〜20μm(マイクロメートル)であり、かつ特に好ましくは1〜15μmである。
【0009】
本発明で使用する球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の効果を損なわない範囲で、該粒子表面に酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ジルコニウム、酸化クロム、水酸化クロム、セリサイト、タルク、ベントナイト、カーボンブラック、雲母、雲母チタン、硫酸バリウム、燐酸カルシウム、燐酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、各種無機顔料等の無機粒子、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、ポリスチレンパウダー、シリコーンパウダー、各種有機顔料等の有機高分子粒子等により複合化処理することも可能である。これら被覆粒子は単独で用いても良く、また2種以上を組み合わせても良い。また、これら被覆粒子はそのまま用いても良いが、疎水化処理または親水化処理等を施しても良く、金属石鹸、ロウ、油脂、炭化水素等の通常公知の表面処理剤を用いて該被覆粒子を表面処理しても良い。
これらは屈折率を調整するためにも用いることができる。
複合化処理は単なる混合から化学的結合処理方法等全ての処理方法を指す。
【0010】
また、球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子を表面処理することにより、親水性あるいは疎水性とすることも可能である。親水化処理方法としてはアルギン酸類を例示することができ、疎水化処理方法としては脂肪酸金属塩類、シリコーン類、アルキルリン酸、アルキルリン酸のアルカリ金属塩、アミン塩、N−モノ長鎖(炭素数8〜22)脂肪酸アシル塩基性アミノ酸、フッ素化合物等を例示することができる。
さらに金属石鹸、ロウ、油脂、炭化水素等の通常公知の表面処理剤を用いたもので通常の表面処理を施しても良い。また、これらは屈折率を調整するためにも用いることができる。該球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子に対する各種表面処理剤の処理量は、0.01〜30重量%が好ましく、特に1〜15重量%が好適である。
さらにまた、ロジン処理することにより該球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の白色度を向上させることも可能である。該ロジン種としては水添ロジン、不均化ロジン等を例示することができる。
【0011】
本発明の化粧料において、粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子の配合量は、化粧料の性質により任意に選択されるが、化粧料全成分中0.1〜99重量%であり、更に好ましくは1〜70重量%である。
【0012】
本発明化粧料の調製には、必要に応じて通常の化粧料に配合される成分を配合しうる。
油性成分としては、固体パラフィン、セレシン、ミツロウ、カルナバロウ、木ロウ、キャンデリラロウ、ステアリン酸、セタノール、コレステロール、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン、ラノリン、部分硬化油、スクワレン、流動パラフィン、ひまし油、ジグリセライド、トリグリセライド、高級脂肪酸、高級アルコール、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン、エステル油、シリコーン油、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール等の化粧料に汎用される油性成分を例示することができる。
水性成分としては、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、セルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、エタノール等の化粧料に汎用される水性成分を例示することができる。
界面活性剤としては、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等の非イオン界面活性剤、ステアリン酸ナトリウム、パルチミン酸トリエタノールアミン等のアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等の化粧料に汎用される界面活性剤を例示することができる。
粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子以外の粉体としては、タルク、カオリン、セリサイト、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、リチア雲母、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸ストロンチウム、珪酸バリウム、珪藻土、含水珪酸、無水珪酸、ベントナイト、ゼオライト、セラミックスパウダー、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、チタン酸鉄、黄土、水酸化鉄、水酸化アルミニウム、水酸化クロム、カーボンブラック、アルミニウムパウダー等の化粧料に汎用される無機粉体、ナイロンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、シリコーンパウダー等の化粧料に汎用される有機高分子粉体、有機顔料、その他粉体、有機染料等色剤、酸化防止剤、水溶性高分子、防腐剤、香料、紫外線吸収剤、無機塩、有機塩、殺菌剤等の化粧料に汎用される組成物を例示することができる。
これら組成物は単独で用いても良いが、通常使用用途に応じて2種以上を組み合わせて用いる。また、これら組成物粉体はそのまま用いても良いが、疎水化処理または親水化処理等を施しても良く、金属石鹸、ロウ、油脂、炭化水素等の通常公知の表面処理剤を用いたものであっても良い。また水は任意の量で配合することができる。
【0013】
粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合する化粧料は、パウダーファンデーション、油性ファンデーション、リキッドファンデーション、口紅、リップクリーム、アイシャドウ、アイライナー、ほほ紅等のメークアップ化粧料や乳液、クリーム等の基礎化粧料、整髪剤、毛染め剤等の毛髪化粧料等、その他皮膚に外用される全ての製品を包含する。また皮膚洗浄剤、ヘアケア剤としても利用でき、各種洗顔料、シャンプー、リンス、コンディショナー等を例示することができる。さらに、各種プラスティック、ゴム等の添加剤としても有効である。
【0014】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等により何ら限定されるものではない。
【0015】
<粉体物性評価方法>
(1)反射光特性評価方法は、黒色紙に透明両面テープをはり、その一方の粘着面に試料粉体をメークアップ用パフを用いて均一に塗布したものを検体とし、ゴニオフォトメーター(村上色彩研究所製)にて入射角−45°における正反射角+45°の反射率および0°における反射率を測定し、+45°反射率/0°反射率=Luster(つや感)で表した。
(2)透過光分布特性評価方法は、塗膜中の粉体含有量が10%となるように、試料粉体をクリアラッカーに分散させた後、この塗料を透明PET樹脂フィルムに塗布・乾燥して得られた膜厚15μmを検体とし、ゴニオフォトメーター(村上色彩研究所製)にて入射角0°における透過光拡散分布を測定し、透過光拡散分布の度合いをピークの1/2半価幅で表した。この数値が大きいほど透過光は拡散していることを示す。
(3)全光線透過率および拡散透過率測定方法としては、上記透過光評価に使用した検体を使用して、へ一ズメーター(村上色彩研究所製)にて全光線透過率及び拡散透過率を測定した。
一般的に全光線透過率が高くかつ拡散透過率が高い粉体ほど、透明感良好であり、かつソフトフォーカス効果に優れる粉体であると言われている。
(4)平均摩擦係数評価方法は、ガラスプレートに両面テープをはり、その一方の粘着面に試料粉体を均一に塗布したものを検体とし、摩擦感テスターKES−SE(カトーテック製)を用いて測定した平均摩擦係数(MIU)を測定した。
平均摩擦係数の数値が小さいほどすべり性が良好な粉体である。
(5)吸油量測定方法は、JIS K 5101−21記載のあまに油による吸油量測定方法に準じて測定した。
【0016】
<実施例粉体Aの製造>
500ml(ミリリットル)の反応容器に撹拌機、温度計を取り付け、反応容器に塩酸0.1重量%、酢酸アンモニウム0.125重量%の水溶液320mlを入れ、これに高分子分散剤としてポリビニルアルコール[完全けん化型、重合度500]を0.025重量%となるように混合溶解した反応初液を調製した。該反応初液を200rpm(回転 毎分)で撹拌しつつ、反応容器を20℃に恒温した後、定量ポンプにてメチルトリメトキシシラン64gを10g/min(グラム 毎分)の供給速度で添加し、該メチルトリメトキシシランの加水分解部分縮合溶液を得た。次に、これを10分間撹拌した後、2重量%のアンモニア水を速やかに滴下し、pHが7.9となったところで滴下を停止した。1分間混合撹拌した後、撹拌を停止して1時間熟成し、その後濾過・水洗・乾燥を実施し、白色粒子を得た。この粒子は、ポリメチルシルセスキオキサン粒子であった。得られた粒子を電子顕微鏡で観察した結果、粒子表面に突起物を有する平均粒径6.2μmの単分散粒子であった。
【0017】
<実施例粉体Bの製造>
実施例粉体Aと同様の方法で加水分解部分縮合溶液を調製した後、2重量%のアンモニア水を速やかに滴下し、pHが8.1となったところで滴下を停止した。1分間混合撹拌した後、撹拌を停止して1時間熟成し、その後濾過・水洗・乾燥を実施し、白色粒子を得た。この粒子はポリメチルシルセスキオキサン粒子であった。得られた粒子を電子顕微鏡で観察した結果、粒子表面に突起物を有する平均粒子径5.2μmの単分散粒子であった。
【0018】
<実施例粉体Cの製造>
実施例粉体Aと同様の方法で加水分解部分縮合溶液を調製した後、2重量%のアンモニア水を速やかに滴下し、pHが8.4となったところで滴下を停止した。1分間混合撹拌した後、撹拌を停止して1時間熟成し、その後濾過・水洗・乾燥を実施し、白色粒子を得た。この粒子はポリメチルシルセスキオキサン粒子であった。得られた粒子を電子顕微鏡で観察した結果、粒子表面に突起物を有する平均粒子径5.3μmの単分散粒子であった。
【0019】
<複合化粉体(実施例粉体D)の製造>
実施例粉体Bの100重量部と平均粒子径0.04μmの略球状ルチル形酸化チタン10重量部をヘンシェルミキサーに仕込み、回転速度2000rpmで10分間乾式混合して実施例粉体Dを得た。シリコーン粒子は高速回転による摩擦でマイナス電荷を、また酸化チタンはプラス電荷を帯びるため、シリコーン粒子表面に均一にコーティングされた。
【0020】
<親水化処理粉体(実施例粉体E)の製造>
エチルアルコール100重量部にアルギン酸ナトリウム2.5重量部を溶解させた後、実施例粉体Bを50重量部投入し、撹拌しながら80℃に加熱してエチルアルコールを蒸発させ、実施例粉体Eを得た。
【0021】
<比較例粉体>
比較粉体試料として、トスパール145(GE東芝シリコーン製:真球状ポリメチルシルセスキオキサン粒子)およびSP−500(東レ製:真球状ナイロン粒子)を選択した。
【0022】
【実施例1】物性評価
表1に実施例粉体試料および比較例粉体試料の物性評価結果を示す。
【0023】
【表1】
【0024】
表1から、球状粒子表面に突起物を有するポリメチルシルセスキオキサン粒子はいずれも各光学特性において良好な光拡散性を有することがわかり、かつ平均摩擦係数も低くすべり性良好な粉体であった。また感触的にも真球状ポリメチルシルセスキオキサン粒子特有の硬い感触やきしみ感も抑制されていた。
【0025】
【実施例2】パウダーファンデーション1
パウダーファンデーションを下記の配合比率にて、下記の製造方法に従って製造し、これらのファンデーションを使用した際の評価を下記評価方法に従って評価した結果を表2に示す。
【0026】
(1)実施例粉体B(実施例粉体C、Dおよび比較例粉体についても同様に処方する)の40重量部、(2)マイカ バランス、(3)タルク15重量部、(4)カオリン5重量部、(5)酸化チタン10重量部、(6)黄酸化鉄2.5重量部、(7)黒酸化鉄0.1重量部、(8)ベンガラ0.9重量部、(9)流動パラフィン8重量部、(10)ミツロウ2重量部、(11)ミリスチン酸オクチルドデシル2重量部、(12)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体として100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(8)を混合粉砕した後、高速ブレンダーに移し、更に(9)〜(12)を混合溶解させたものを加え混合・粉砕・分級したものを金皿に圧縮成型した。
【0027】
<評価方法>
評価方法は、各ファンデーションを肌に塗布した際の伸展性、使用感、毛穴・しわの見え難さ、きめの細かさ、素肌感、カバー力、および4時間後の化粧持ちを評価した。
評価は、パネラー10名により、各項目とも「良い」を5点、「やや良い」を4点、「普通」を3点、「やや悪い」を2点、「悪い」を1点として、その平均値で表した。
【0028】
【表2】
【0029】
表2からも明らかなように、本発明品は伸展性、使用感が良好であり、きめが細かく、ソフトフォーカス効果、素肌感に優れ、尚且つカバー力および化粧持ちも良好であった。
【0030】
【実施例3】パウダーファンデーション2
(1)実施例粉体B(実施例粉体D、Eおよび比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(2)マイカ バランス、(3)タルク15重量部、(4)カオリン5重量部、(5)酸化チタン15重量部、(6)黄酸化鉄2.5重量部、(7)黒酸化鉄0.1重量部、(8)ベンガラ0.9重量部、(9)流動パラフィン8重量部、(10)ミツロウ2重量部、(11)ミリスチン酸オクチルドデシル2重量部、(12)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体として100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(8)を混合粉砕した後、高速ブレンダーに移し、更に(9)〜(12)を混合溶解させたものを加え混合・粉砕・分級したものを金皿に圧縮成型した。
【0031】
実施例3のパウダーファンデーション2は、実施例2のパウダーファンデーション1よりも実施例および比較例粉体の配合量を少なくしたが、実験例2の評価結果と同様に比較例粉体配合化粧料と比べ実施例粉体配合化粧料は伸展性、使用感が良好であり、きめが細かく、ソフトフォーカス効果、素肌間に優れ、尚且つカバー力および化粧持ちも良好であった。
【0032】
【実施例4】乳化型ファンデーション
(1)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(2)酸化チタン5重量部、(3)無水珪酸3重量部、(4)タルク8重量部、(5)ベンガラ1重量部、(6)黒酸化鉄0.5重量部、(7)黄酸化鉄1重量部、(8)オクタメチルシクロテトラシロキサン10重量部、(9)ロジンペンタエリスリットエステル2重量部、(10)ジイソオクタン酸ネオペンチルグリコール4重量部、(11)スクワレン2.5重量部、(12)トリイソオクタン酸グリセリン2重量部、(13)ポリオキシエチレン変成ジメチルポリシロキサン2重量部、(14)精製水35重量部、(15)1,3−ブチレングリコール4重量部、(16)エタノール8重量部、(17)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(4)〜(7)をヘンシェルミキサーで混合し、これに(1)〜(3)を加えよく混合した後、粉砕・分級したものに、(8)〜(17)を添加し、ホモミキサー処理後、脱気して容器に充填した。
【0033】
【実施例5】固形白粉
(1)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)30重量部、(2)タルク20重量部、(3)マイカ バランス、(4)酸化チタン0.5重量部、(5)黄酸化鉄0.1重量部、(6)ステアリン酸亜鉛5重量部、(7)流動パラフィン10重量部、(8)ミツロウ3重量部、(9)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(9)を混合・分級した後、金皿に圧縮成型した。
【0034】
【実施例6】アイシャドウ
(1)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)30重量部、(2)マイカ バランス、(3)タルク15重量部、(4)雲母チタン8重量部、(5)ステアリン酸亜鉛5重量部、(6)ラウリン酸亜鉛3重量部、(7)黄酸化鉄2重量部、(8)黒酸化鉄0.5重量部、(9)ベンガラ3重量部、(10)流動パラフィン8重量部、(11)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(9)を混合した後、(10)、(11)を噴霧して加え、混合・分級した後、金皿に圧縮成型した。
【0035】
【実施例7】口紅
(1)パラフィンワックス13重量部、(2)ラノリンワックス12重量部、(3)キャンデリラロウ5重量部、(4)ミツロウ5重量部、(5)オゾケライト3重量部、(6)ヒマシ油 バランス、(7)ジメチルポリシロキサン10重量部、(8)トリオクタン酸グリセリン2重量部、(9)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)6重量部、(10)酸化チタン1重量部、(11)赤色201号1重量部、(12)赤色202号2重量部、(13)赤色223号0.1重量部、(14)青色1号アルミニウムレーキO.5重量部、(15)防腐剤・香料適量の割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は、(1)〜(14)を加熱溶解した後、(15)を加え混合し、脱気後金型に流し込み急冷して固めたものを容器に装填した。
【0036】
【実施例8】W/O型クリーム
(1)セタノール5重量部、(2)ラノリン6重量部、(3)スクワレン35重量部、(4)ミツロウ5重量部、(5)脂肪酸グリセリン3重量部、(6)モノステアリン酸グリセリン2重量部、(7)ポリオキシエチレンソルビタンモノラウリル酸エステル2重量部、(8)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(9)香料・防腐剤適量、(10)酸化防止剤少量、(11)プロピレングリコール10重量部、(12)精製水バランスの割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は(9)〜(12)を撹拌混合し、加温しながら予め(1)〜(8)を加熱混合したものを加え、ホモミキサーで均一に乳化した後、容器に充填した。
【0037】
実施例4〜8で得られた実施例粉体配合化粧料は、いずれも比較例粉体配合化粧料と比べ伸展性、使用感が良好で透明感が高く自然な仕上がりであり、毛穴やしわ隠し効果に優れ、かつ化粧持ちも良好なものであった。
【0038】
【実施例9】頭髪用ブラッシング剤
(1)ミリスチン酸イソプロピル1重量部、(2)実施例粉体B(比較例粉体についても同様に処方する)10重量部、(3)エタノール25重量部、(4)香料適量、(5)噴射剤 バランスの割合にして配合し、全体を100重量部とした。
調製方法は(1)〜(4)を混合した後、エアゾール用缶に詰めた後、(5)を充填した。
【0039】
実施例粉体B配合ブラッシング剤は比較例粉体配合ブラッシング剤に比べ使用感、すべり性に優れ、櫛通りも非常に良好であった。
【0040】
【発明の効果】
本発明の化粧料は球状粒子表面に突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合することにより、良好な伸展性、使用感を与え、毛穴やしわなどの肌上の凹凸を見えにくくする効果に優れ、かつ経時で仕上がりが変化しにくい化粧料を調製することが出来る。
Claims (1)
- 球状粒子表面に化学的に結合してなる突起物を有するポリオルガノシルセスキオキサン粒子を配合する化粧料。
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