JP2013064883A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を書き込む必要がない感光体に対して不要な露光を行ってしまうことを防止することを目的とする。
【解決手段】 レーザ光を分割するハーフミラープリズム5によりレーザダイオード(LD)1,1′からの2本のレーザ光をそれぞれ分割して4本にし、ハーフミラープリズム5を直進的に透過した2本のレーザ光を対応する感光体41Kに、ハーフミラープリズム5で反射された2本のレーザ光を対応する感光体41Cにそれぞれ異なるタイミングで入射させて、感光体41K及び41Cの各々を、画像データに基づいて、かつ走査する期間が重ならないように走査して、感光体41K及び41Cに画像を書き込む光走査装置10であって、画像を書き込む必要のない感光体41Cについて、その感光体41Cと対応する反射された2本のレーザ光がその感光体41Cを走査するタイミングにおいて、LD1,1′を点灯させないように制御するようにした。
【選択図】 図2

Description

この発明は、分割されたレーザ光を用いて複数の感光体を走査する光走査装置、及びその光走査装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、プリンタや複写機、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置では、所定の電位に帯電された感光体表面を光走査装置によりレーザ光を用いて走査して静電潜像を形成し、その形成された静電潜像をトナーにより現像して、現像されたトナー像を用紙に転写することにより画像形成を行っている。
そして近年、電子写真方式の画像形成装置では、カラー化及び高速化が進み、上記感光体を複数(通常は4つ)有するタンデム方式の画像形成装置が普及してきている。
また、タンデム方式以外にもカラーの電子写真方式の画像形成装置としては、感光体を一つだけ備える方式もあるが、この場合、例えば4色だと感光体の露光、現像及び中間転写ベルトに対する転写を一色ずつ位置合わせも考慮して計4回繰り返さなければならず、タンデム方式の画像形成装置と比べると生産性が劣る。
しかし、タンデム方式の場合、複数の感光体を走査する関係上、光源数が増えてしまい、それに伴って部品点数の増加、複数光源間の波長差に起因する色ずれ及びコストアップ等が生じてしまう。また、光源数が増えると、その光源として広く用いられている半導体レーザの劣化などから故障の確率も増え、リサイクル性が低下するということもあった。
このようなことを鑑みて、光走査装置の光源数を減らすために、一つの光源からのレーザ光を分割し、分割されたレーザ光を異なる感光体表面上に導くという手法が知られている。
例えば、特許文献1の光走査装置には、2つの感光体が共通の偏向素子を挟んで互いに平行に配置されている状態で、上記偏向素子としてピラミダルミラー又は平板ミラーを用いることにより、共通の光源からのレーザ光で二つの感光体を走査する手法が提案されている。
また、特許文献2の光走査装置には、光学素子としてハーフミラープリズムを用いて、共通の光源からのレーザ光を二分割して、位相がずれた上下二段のポリゴンミラーにそれぞれ入射させ、偏向されたそれぞれのレーザ光により二つの感光体を時間差で光走査する手法が提案されている。
また、特許文献1及び2とは異なる手法として、例えば偏向素子として液晶シャッター等により、レーザ光自体の方向を各感光体の走査タイミングに合わせて振り分ける手法も提案されている。
ここで、上記特許文献1の手法を用いると光走査装置の光源数は低減できるものの、特許文献1の手法の場合、共通の光源からのレーザ光を用いて、二つの感光体に対する走査を上述した偏向素子一回転で一回の割合で行っているため、光走査の高速化に限度がある。
また、上記特許文献1及び2とは異なる液晶シャッターを用いる手法では、液晶シャッターの制御や、偏向の応答性及び偏向角等に限度がある。
そこで、上記特許文献2の手法を用いると、上下2段のポリゴンミラーがそれぞれ4つの偏向反射面を有するので、1回転当たりに少なくとも4回の光走査が可能であり、走査の高速化が可能となる。
また、この特許文献2の手法では、液晶シャッターが不要なので、その液晶シャッターの制御、偏向の応答性及び偏向角等を考慮する必要がなく、光走査装置の構成が簡略化されるというメリットもある。
しかしながら、上記特許文献2の手法を用いる場合に、例えば、ブラック(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の4色又はそれ以上の作像色を有する画像形成装置において、通常のカラー画像形成を行う場合は問題ないが、白黒画像形成や上記4色のうち2色以内の作像色を用いて行うモノカラー画像形成など、作像しない色がある画像形成時には以下のような問題が発生する。
通常、光走査装置の光源としては、レーザダイオードなどの半導体レーザが広く用いられており、画像形成の高速化の要求から、レーザ光のON−OFF速度の高速化が求められている。
このため、レーザダイオードのスイッチング速度を上げて光立ち上がり特性を向上させるために、感光体に静電潜像を形成するタイミング以外にも、レーザ発振する閾値電流Ith以下の所定のバイアス電流を印加してレーザダイオードをオフセット光量で発光させておき、レーザ光のON−OFF速度の高速化を行って、画像形成の高速化に対応している。
しかしながら、上述した特許文献2の手法では、共通の光源からのレーザ光が二分割されて、二つの感光体をそれぞれ時間差で光走査するため、例えば、白黒画像形成時に、作像するブラックの感光体以外に作像しないカラーの感光体に対してもレーザ光がオフセット光で走査してしまい、非作像色の感光体に不要な露光を行ってしまうという問題があった。
また、モノカラー画像形成時の場合も同様に、二つの感光体それぞれが作像色と非作像色である場合には、非作像色の感光体に不要な露光を行ってしまうという問題があった。
また、上記白黒画像形成時及びモノカラー画像形成時には、非作像色の感光体に対して局所的にオフセット光が当たって一部の感光層だけ光疲労してしまうのを避けるため、非作像色の感光体も作像色の感光体と同様に回転駆動をする必要があった。
上述したような問題は、カラー画像形成可能な4色又はそれ以上の作像色を有する画像形成装置を前提として、画像形成時に非作像色の感光体が含まれるような白黒あるいはモノカラー画像形成時に生じる問題を例にとって説明したが、この問題は作像するトナーの色とは関係なく生じる。
具体的には、複数の感光体とその複数の感光体に対して光源からのレーザ光で走査する光走査装置とを備えた画像形成装置において、画像データに基づいて上記光源からのレーザ光を制御しながら複数の感光体表面を走査して画像を書き込む場合に、画像を書きこむ必要がある感光体と画像を書きこむ必要がない感光体とが複数の感光体に含まれていると、上記特許文献2の手法では、その画像を書きこむ必要がない感光体に不要な露光を行ってしまうという問題があった。
この点、上記特許文献1及び2の何れにも、この問題を解決するための手法については記載されていない。
この発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、分割されたレーザ光を用いて複数の感光体を走査する光走査装置において、画像を書き込む必要がない感光体に対して不要な露光を行ってしまうことを防止することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の光走査装置は、レーザ光を分割する光学素子により光源からのレーザ光を複数のレーザ光に分割し、その分割された複数のレーザ光の各々を、複数の被走査体のうちそのレーザ光と対応する被走査体に異なるタイミングで入射させて、その複数の被走査体各々を、画像データに基づいて、かつ走査する期間が重ならないように上記光源の点灯を制御しつつ走査して、上記複数の被走査体各々に画像を書き込む光走査装置であって、上記複数の被走査体のうち上記画像を書き込む必要のない被走査体について、その被走査体と対応するレーザ光がその被走査体を走査するタイミングにおいて、上記光源を点灯させないように制御する制御手段を備えたものである。
以上のようなこの発明による光走査装置によれば、画像を書き込む必要がない感光体に対して不要な露光を行ってしまうことを防止することができる。
この発明の実施形態である画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。 図1に示した画像形成装置が備える光走査装置の詳細な構成を示す図である。 図2に示したハームミラープリズムの副走査方向の断面図である。 図2に示したポリゴンミラー8によるレーザ光の偏向を示した平面図である。 図1に示した画像形成装置の制御系のハードウェア構成のブロック図である。 図5に示した制御部の機能ブロック図である。 カラー印刷モードにおいて黒及びシアンの静電潜像を形成する際のタイムチャートである。 白黒画像印刷モードにおいて黒の静電潜像を形成する際のタイムチャートである。 白黒印刷モードにおいて黒の静電潜像を形成する際の図8と対応する比較例を示したタイムチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の実施形態である画像形成装置の構成を概略的に示す断面図である。
この画像形成装置100は、タンデム型の画像形成装置であって、光走査装置10、給紙トレイ20、給紙ローラ21、分離ローラ22、レジストローラ23、駆動ローラ30、従動ローラ31、搬送ベルト32、画像形成ユニット40Y,40M,40C,40K及び定着部50を備えている。
なお、画像形成ユニット40Y〜K及びその画像形成ユニット40Y〜Kが備える感光体41Y〜K、帯電器42Y〜K、現像器43Y〜K、転写器44Y〜K及びクリーナ45Y〜Kの符号の後の添え字Y〜Kはそれぞれ、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)を示しており、特段各色を識別する必要がない場合は、便宜上添え字を省略して説明する。
また、図中破線で示す部分は、用紙の通る搬送路であって、一点鎖線で示す部分は、光路である。
このうち、光走査装置10は、画像データに基づくレーザ光を、帯電した感光体41Y〜K表面に照射して露光し、これによって感光体41Y〜K表面に静電潜像を形成するためのものである。また、この実施形態において光走査装置10は、光源からのレーザ光を光束分割して、その光束分割したレーザ光を用いて感光体41を走査する光束分割方式を用いている。この光走査装置10の詳細な構成については後述する。
給紙トレイ20は、記録紙Pを載置して収容しておくためのものである。なお、図示の例では、1段構成であるが、上下2段構成あるいは多段構成にしても構わない。
給紙ローラ21は、図示しない給紙モータで反時計回りに回転させられて、積載された給紙トレイ20の記録紙Pのうち最も上の記録紙を繰り出すためのものである。
分離ローラ22は、給紙ローラ21と同じ反時計回りに回転して、複数枚繰り出された記録紙Pを1枚ずつ分離して図中破線で示す搬送路に導くためのものである。
レジストローラ23は、位置決めローラであり給紙されて搬送された記録紙Pをいったん突き当てて止めることによりスキュー補正を行うとともに、スキュー補正後の記録紙Pを、感光体40と転写器80との間の転写位置に対してトナー像がくるタイミングに合わせて送り込むためのものである。
駆動ローラ30は、図示しない駆動モータにより図中矢印方向に回転駆動することで、従動ローラ31を図中矢印方向に従動回転させて搬送ベルト32を矢印A方向に駆動させるためのものである。
搬送ベルト32は、駆動ローラ30と従動ローラ31に掛け回され、矢印A方向に回転可能な無端ベルトであって、順次トナー像が転写される記録紙Pを定着部50に搬送するためのものである。
画像形成ユニット40は、被走査体の一例である感光体41、この感光体41表面を所定の電位に帯電するための帯電器42、光走査装置10により形成された静電潜像に対してトナー像を現像させるための現像器43、記録紙Pの裏側から感光体41に担持されているトナー像と逆の転写バイアスをかけて感光体41から記録紙Pへトナー像を転写させる転写器44及びトナー像転写後の感光体41表面上に残留する残留トナーを除去するクリーナ45などを一体として備えたものである。
そして、この画像形成ユニット40は、搬送ベルト32の搬送方向に沿って色毎に4つ横に並べて配置されており、これら4つの画像形成ユニット40Y〜Kによりタンデム型の画像形成装置100として機能しており、搬送ベルト32により搬送される記録紙Pに順次各色のトナー像を転写していき合成されたカラーのトナー像を形成することができる。
定着部50は、加熱ローラと加圧ローラからなり、搬送ベルト32により搬送された記録紙Pを加熱加圧することにより記録紙P上のトナー像を定着させるためのものである。
次に、図2を参照しながら、図1に示した画像形成装置100が備える光走査装置10について説明する。図2は、その光走査装置10の詳細な構成を示す図である。
この光走査装置10は、光束分割したレーザ光を用いて感光体41K及び41Cを走査する光束分割方式のものであって、レーザダイオード(以下、「LD」ともいう)1,1′、ホルダ2、コリメートレンズ3,3′、アパーチャ4、ハーフミラープリズム5、シリンドリカルレンズ6,6′、防音ガラス7、ポリゴンミラー8、第1走査レンズ9,9′、第2走査レンズ11,11′、光路折り曲げミラー12,12′を備えている。
なお、この光走査装置10が備える上述した各構成は、感光体41K及び41Cを走査するためのものであるが、この光走査装置10は、ポリゴンミラー8を除く上述した各構成と同じ構成をもう一セット別に備えており、それを用いてポリゴンミラー8の別の偏光反射面を使って上記LD1,1′とは異なる図示しないLDからのレーザ光を偏向させ、感光体41Y及び41Mにも走査するようにしている。図2には説明の便宜上、感光体41K及び41Cを走査する各構成についてのみ示した。
また、図示はしないが感光体41Y〜K各々を走査する走査タイミングをとるために、同期検知センサが感光体41Y〜K各々の有効走査領域外にそれぞれ設けられている。
まず、レーザダイオード1,1′は、点灯することによりレーザ光を発光する半導体レーザであって、光源の一例である。
ホルダ2は、LD1,1′を所定の位置関係で保持するためのものである。
コリメートレンズ3,3′は、LD1,1′からそれぞれ発光されたレーザ光を平行光束にするためのものである。
アパーチャ4は、開口部を2つ有し、その開口部にLD1,1′からそれぞれ発光されたレーザ光を通過させることでビーム幅を規制して、レーザ光をビーム整形するためのものである。
ハーフミラープリズム5は、LD1,1′からのレーザ光をそれぞれ上下方向の副走査方向に2分割するための光学素子の一例である。
この点について、図3を参照しながら具体的に説明する。図3は、図2に示したハームミラープリズム5の副走査方向の断面図である。なお、説明の便宜上、図中一点鎖線で示すLD1からのレーザ光Rにより説明する。
このハーフミラープリズム5は、レーザ光Rを1:1の割合で透過光と反射光に分割する半透面5aと、反射光を全反射する反射面5bとを有する。ここで、LD1からのレーザ光Rは、ハーフミラープリズム5の半透面5aを直進的に透過するレーザ光R1と、半透面5aで反射された後、さらに反射面5bで直角に全反射されてレーザ光R1と平行に出力されるレーザ光R2とに2分割される。
また、LD1′からの図示しないレーザ光も上記レーザ光Rと同様にハーフミラープリズム5に入射して、副走査方向に2分割される。このため、LD1及び1′からのレーザ光がそれぞれハーフミラープリズム5に入射して2分割されるため4本のレーザ光がハーフミラープリズム5から出力されることになる。
なお、レーザ光の分割は、必ずしもハーフミラープリズム5を用いる必要はなく、別の手法により分割しても構わない。また、レーザ光は必ずしも1:1の割合で分割しなくてもよい。
次に、シリンドリカルレンズ6及び6′のうち、シリンドリカルレンズ6は、LD1からのレーザ光Rのうちハーフミラープリズム5を直進的に透過したレーザ光R1を副走査方向に集光して、上下2段のポリゴンミラー8のうち上ポリゴンミラー8aに導くためのものである。また、シリンドリカルレンズ6′は、LD1からのレーザ光Rのうちハーフミラープリズム5の反射面5bで反射されたレーザ光R2を副走査方向に集光して、上下2段のポリゴンミラー8のうち下ポリゴンミラー8bに導くためのものである。
また、LD1′からのレーザ光も同様に、ハーフミラープリズム5を直進的に透過したレーザ光は、シリンドリカルレンズ6により上ポリゴンミラー8aに導かれ、反射されたレーザ光は、シリンドリカルレンズ6′により下ポリゴンミラー8bに導かれる。
次に、防音ガラス7は、ポリゴンミラー8近傍に配置され、ポリゴンミラー8の回転による振動音等を遮音するためのものである。また、防音ガラス7は、ポリゴンミラー8へ入射するレーザ光及びポリゴンミラー8で偏向されるレーザ光を透過する構成となっている。
ポリゴンミラー8は、それぞれ4面の偏向反射面をもつ上ポリゴンミラー8aと下ポリゴンミラー8bとを上下2段にして一体形成されたものであって、後述するポリゴンモータ240(図5)により図中矢印方向に回転可能な偏光器の一例である。
ここで、LD1,1′からのレーザ光のうちハーフミラープリズム5を直進的に透過した2本のレーザ光が上ポリゴンミラー8aに入射して、それぞれ感光体41Kを走査するための走査方向に偏向される。一方で、LD1,1′からのレーザ光のうちハーフミラープリズム5の反射面5bで反射された2本のレーザ光が下ポリゴンミラー8bに入射して、それぞれ感光体41Cを走査するための走査方向に偏向される。このポリゴンミラー8による偏向の手法については後述する。
第1走査レンズ9、第2走査レンズ11及び光路折り曲げミラー12は、上ポリゴンミラー8aにより偏向された2本のレーザ光を走査対象となる感光体41Kに導いて、副走査方向に分離した2つの光スポットを形成するためのものである。
また、第1走査レンズ9′、第2走査レンズ11′及び光路折り曲げミラー12′は、下ポリゴンミラー8bにより偏向された2本のレーザ光を走査対象となる感光体41Cに導いて、副走査方向に分離した2つの光スポットを形成するためのものである。
このことから、上ポリゴンミラー8aで偏向された2本のレーザ光により感光体41Kを2ラインのマルチビームで走査して静電潜像を形成することができ、下ポリゴンミラー8bで偏向された2本のレーザ光も同様に感光体41Cを2ラインのマルチビームで走査して静電潜像を形成することができる。
ここで、このポリゴンミラー8による偏向の手法について図4を参照しながら説明する。図4は、図2に示したポリゴンミラー8によるレーザ光の偏向を示した平面図であり、(a)は、上ポリゴンミラー8aに入射するレーザ光が感光体41Kの走査方向に偏向される様子を、(b)は、下ポリゴンミラー8bに入射するレーザ光が感光体41Cの走査方向に偏向される様子をそれぞれ示したものである。
なお、図4においては、説明の便宜上、ハーフミラープリズム5からの2分割されたレーザ光R1及びR2により説明するものとする。
図4に示すように、上ポリゴンミラー8aと下ポリゴンミラー8bとは、45°の位相差でずれて一体として回転しており、感光体41K及び41Cを走査するタイミングをそれぞれ異なるようにしている。
図中(a)で示すようにレーザ光R1が上ポリゴンミラー8aで偏向されて感光体41Kを走査している間は、レーザ光R2が下ポリゴンミラー8bで偏向されて防音ガラス7の内壁で遮光されている。一方で、図中(b)で示すようにレーザ光R2が下ポリゴンミラー8bで偏向されて感光体41Cを走査している間は、レーザ光R1が上ポリゴンミラー8aで偏向されて防音ガラス7の内壁で遮光されている。
すなわち、レーザ光R1と対応する感光体41Kをレーザ光R1により走査している間は感光体41Cが走査されず、レーザ光R2と対応する感光体41Cをレーザ光R2により走査している間は感光体41Kが走査されないので、感光体41K及び41Cへの走査は、走査する期間が重ならないように時間的にずれて交互に行われることになる。
また、図示しないLD2からのレーザ光であって、ハーフミラープリズム5に2分割されたレーザ光も図4(a)及び(b)で示した手法により同じように偏向されて、それぞれ対応する感光体41K及び41Cを、走査する期間が重ならないように時間的にずれて交互に走査することになる。
なお、防音ガラス7の内壁については、例えば図4(a)の状態で、レーザ光R1が感光体41Kを走査している間にレーザ光R2がゴースト光として感光体41Kを走査しないように、非反射面にしてレーザ光R2を完全に遮光するとよい。
以上説明した光走査装置10の構成により、LD1,1′からのレーザ光は、ハーフミラープリズム5によりそれぞれ光分割されて計4本のレーザ光となり、ハーフミラープリズム5を直進的に透過した2本のレーザ光は、上ポリゴンミラー8aで偏向されて、第1走査レンズ9、第2走査レンズ11及び光路折り曲げミラー12により感光体41Kに導かれて、副走査方向に分離した2つの光スポットとなりマルチビーム走査を行う。
また、ハーフミラープリズム5の反射面5bで反射された2本のレーザ光は、下ポリゴンミラー8bで偏向されて、第1走査レンズ9′、第2走査レンズ11′及び光路折り曲げミラー12′により感光体41Cに導かれて、副走査方向に分離した2つの光スポットとなりマルチビーム走査を行う。
なお、感光体41K及び41Cをそれぞれ走査する走査開始タイミングは、感光体41K及び41Cの有効走査領域外にそれぞれ設けられた図示しない同期検知センサにより上記上ポリゴンミラー8aで偏向されたレーザ光及び上記下ポリゴンミラー8bで偏向されたレーザ光をそれぞれ検知することによりとるものとする。
このようにして、この実施形態では、光走査装置10のレーザ光を光束分割方式で分割し、分割したレーザ光をそれぞれ対応する感光体に異なるタイミングで導いて、走査する期間が重ならないように交互に走査し、かつ走査時にはマルチビーム方式で走査するようにしている。
次に、図5に、図1に示した画像形成装置100の制御系のハードウェア構成のブロック図を示す。図5に示すように、画像形成装置100は、制御部200、操作部210、感光体駆動モータ220Y〜K、通信I/F230、ポリゴンモータ240、記憶部250及びレーザダイオード1、1′を備えている。なお、レーザダイオード1,1′については図2において説明した通りなので、その説明を省略する。
このうち制御部200は、CPUを中核として、図1に示した画像形成装置100が備える各種部材及び図示しないモータ群を制御して、用紙の給紙、搬送、転写、定着、排紙などの一連の処理を実行するためのものである。また、この制御部200は、画像形成装置100に含まれる光走査装置10の制御も行うものであり、その制御のための各機能も有する。この制御部200の各機能については後述する。
また、この制御部200は、以上の処理を実行するためのプログラムを記憶したROMと、そのプログラムを展開して実行するためのワークエリアとなるRAMも備える。
なお、制御部200は、図示しないモータ群として、例えば、図1の給紙ローラ21を回転させるための給紙モータ、レジストローラ23を回転させるためのレジストモータ及び搬送ベルト32を回転させるための搬送モータ等を適宜制御するものとする。
操作部210は、液晶ディスプレイ等による表示部と、タッチパネルあるいはボタン等とを備えるものであり、画像形成装置100の状態をユーザに画面表示で通知したり、ユーザからのカラー印刷、モノカラー印刷あるいは白黒画像印刷等の印刷モードの指示を受け付けたりするものである。
感光体駆動モータ220Y〜Kは、感光体41Y〜Kをそれぞれ回転させるための駆動源となるモータである。
通信I/F230は、画像形成装置100が、他の装置やPC(パーソナルコンピュータ)などとネットワーク又はUSBケーブルなどを介して通信や画像データの送受信を行うためのインタフェースである。
なお、通信I/F230は、ネットワークの規格や使用する通信プロトコル等に応じて適切なものを用意する。また、複数の規格に対応させて複数の通信I/F230を設けることも当然可能である。
ポリゴンモータ240は、図2の光走査装置10の備えるポリゴンミラー8を回転させるためのモータである。
記憶部250は、転写器44Y〜Kの転写バイアス値や定着部50における定着温度など印刷出力までに必要な各種制御パラメータを記憶する不揮発性メモリである。
次に、制御部200が行う光走査装置10の制御について、図6の制御部200の機能ブロック図を参照しながら説明する。図6は、図5に示した制御部200の機能ブロック図を示したものである。なお、この機能ブロック図は、この実施形態の特徴部分に係る機能を中心に示したものであり、制御部200は図示の機能ブロック以外にもポリゴンモータ240及び図示しないモータ群を制御するための機能を有している。
図6に示すように、制御部200は、書き込み検出部201、モータ制御部202及びLD制御部203を備えている。
このうち、書き込み検出部201は、画像データ又は実行すべきジョブのジョブデータに含まれる印刷モードの情報に基づいて、感光体41Y〜Kに静電潜像を書き込む必要があるか否かを検出するためのものである。
例えば、ユーザが操作するPCの図示しないプリンタドライバよりカラー印刷の指示を受けると、書き込み検出部201は、通信I/F230を介して受信したその指示に係る画像データがカラー画像であると認識して、感光体41Y〜K全てを、静電潜像を書き込む必要がある作像色の感光体と判断する。
なお、ユーザが図示しないスキャナ等を操作して操作部210によりカラー印刷を指示した場合は、読み取って得られた画像データからカラー画像であることを認識するとよい。
次に、モータ制御部202は、書き込み検出部201の検出結果に応じて、モータ駆動回路260に感光体駆動モータ220Y〜K各々について駆動を行うか否かの指示を行うものである。例えば、書き込み検出部201が感光体41Y〜K全てを静電潜像の書き込み対象と判断したような場合には、モータ制御部202は、モータ駆動回路260に、感光体駆動モータ220Y〜K全ての駆動を行うように指示をする。
モータ駆動回路260は、上述のモータ制御部202の指示に従って感光体駆動モータ220Y〜Kを駆動させて感光体41Y〜Kを回転させるためのものである。
LD制御部203は、LD駆動回路270に対して感光体41Y〜Kへの静電潜像の書き込みを指示するものである。このLD制御部203が備える強制消灯指示部204は、書き込み検出部201の検出結果に応じて、静電潜像を書き込む必要のない感光体はLD1,1′を強制消灯するように強制消灯回路271に対して指示をするものである。
例えば、LD制御部203が通常は、LD駆動回路270に対して感光体41Y〜Kへ静電潜像の書き込みを行うように指示を行い、書き込み検出部201が感光体41Y〜K全てを静電潜像の書き込み対象と判断したような場合には、強制消灯指示部204は強制消灯回路に特に指示は行わない。
一方、書き込み検出部201が感光体41Y〜Kのうち例えば感光体41Cを静電潜像の書き込み対象外と判断したような場合には、強制消灯指示部204は強制消灯回路271に感光体41Cに対して書き込みを行わないようにLD1,1′を強制消灯するように指示をする。
なお、この指示は、特定の感光体に書き込みを行わないことを示す信号そのものにより行うことができる。
LD駆動回路270は通常、LD制御部203の指示に従って感光体41Y〜K各々への走査タイミングを図示しない同期検知センサでとってLD1,1′ならびに図示しない感光体41Y及び41M走査用のLD1,1′とは異なるLDの点灯を制御するものである。LD駆動回路270の備える強制消灯回路271は、強制消灯指示部204の指示に従って、書き込みを行う必要のない感光体を走査するタイミングを図示しない同期検知センサでとって、その走査タイミングで強制的にLD1,1′ならびに上述したLD1,1′とは異なるLDの消灯を行うように制御する。
例えば、強制消灯回路271は、強制消灯指示部204により感光体41Cに対して書き込みを行わないようにLD1,1′を強制消灯するよう指示を受けると、その感光体41CをLD1,1′が走査するタイミングではLD1,1′を点灯させないように制御する。この強制消灯指示部204と強制消灯回路271が制御手段の一例である。
ここで、図7を参照しながらカラー印刷モードにおける、感光体41K及び41Cへの静電潜像の書き込みについて説明する。図7は、カラー印刷モードにおいて黒及びシアンの静電潜像を形成する際のタイムチャートである。
なお、図中縦軸は光量を、横軸は時間を示しており、ポリゴンミラー8の1/4周期とは、そのポリゴンミラー8が1回転する1周期の4分の1の周期を意味しており、この4分の1周期の有効走査領域で上ポリゴンミラー8a及び下ポリゴンミラー8bのそれぞれの偏向反射面1面で偏向したレーザ光を点灯させることにより感光体41K及び41Cをそれぞれ走査することを示している。なお、図7の感光体41K及び41C走査開始タイミングは図示しない同期検知センサで行うものとする。
このカラー印刷モードにおいては、書き込み検出部201により感光体41Y〜K全てを静電潜像の書き込み対象と判断した場合であって、図7は感光体41Y〜Kのうち感光体41K及び41Cを走査する例を示している。このとき、強制消灯指示部204は機能しない。
LD駆動回路270は、LD制御部203の指示に従って、書き込み対象の感光体41Kと対応するハーフミラープリズム5を直進的に透過したLD1,1′のレーザ光がその感光体41Kを走査するタイミングにおいては、画像データに基づく光量でLD1,1′を点灯するように制御する。このことにより、感光体41Kに黒の静電潜像が書き込まれていく。
また、LD駆動回路270は、感光体41Cと対応するハーフミラープリズム5の反射面5bで反射されたLD1,1′のレーザ光がその感光体41Cを走査するタイミングにおいては、画像データに基づく光量でLD1,1′を点灯させるように制御する。このことにより、感光体41Cにシアンの静電潜像が書き込まれていく。
なお、図示はしないが、感光体44M及び44Yにも、LD駆動回路270が図示しないLD1,1′とは異なるLDの点灯タイミングを制御することによりマゼンタ及びイエローの静電潜像を書き込んでいく。
以上説明した、制御部200の備える書き込み検出部201、モータ制御部202及びLD制御部203などの各機能について特徴的な点は、静電潜像を書き込む必要のない感光体が含まれる場合に強制消灯指示部204の指示に基づいて行う、強制消灯回路271での消灯制御である。
そこで、以下この点に関連して、上述した図6の機能ブロック図を適宜参照しつつ、図8の静電潜像を書き込む必要のない感光体が含まれる場合の光走査のタイムチャートも参照して説明する。図8は、白黒画像印刷モードにおいて黒の静電潜像を形成する際のタイムチャートである。
まず、ユーザが操作するPCの図示しないプリンタドライバより白黒画像印刷の指示を受けると、書き込み検出部201は、通信I/F230を介して受信したその指示に係る画像データが白黒画像であると認識して、感光体41Y〜Kのうち、感光体41Y〜Cを静電潜像を書き込む必要がない非作像色の感光体と判断し、感光体41Kを静電潜像を書き込む必要がある作像色の感光体と判断する。
そして、モータ制御部202は、静電潜像を書き込む必要がない非作像色の感光体41Y〜Cを駆動しないようにモータ駆動回路260に指示し、静電潜像を書き込む必要がある作像色の感光体41Kについては駆動するようにモータ駆動回路260に指示する。この指示に従ってモータ駆動回路260が感光体駆動モータ220Kを駆動して感光体41Kを回転させる。
一方、LD駆動回路270は、LD制御部203の指示に従って、図8に示すように、作像色の感光体41Kと対応するハーフミラープリズム5を直進的に透過したLD1,1′のレーザ光がその感光体41Kを走査するタイミングにおいては、画像データに基づく光量でLD1,1′を点灯させるように制御する。このことにより、感光体41Kに黒の静電潜像が書き込まれていく。
そして、強制消灯回路271は、強制消灯指示部204の指示に従って、非作像色の感光体41Cと対応するハーフミラープリズム5の反射面5bで反射されたLD1,1′のレーザ光がその感光体41Cを走査するタイミングにおいては、LD1,1′を強制消灯するように制御する。このことにより、図8に示すように非作像色の感光体41Cを走査する期間においては光走査が行われない。
なお、図示はしないが強制消灯回路270は、非作像色の感光体41Y及び41Mについても走査しないように、図示しないLD1,1′とは異なるLDも強制消灯するように制御する。
このように、印刷モードとして静電潜像を書き込む必要のある作像色の感光体と静電潜像を書き込む必要のない非作像色の感光体とが含まれる白黒画像印刷モードのような場合では、LD駆動回路270が、強制消灯指示部204の指示に従って、非作像色の感光体41Cと対応するレーザ光がその感光体41Cを走査するタイミングにおいて、LD1,1′を強制消灯して点灯させないように制御するようにしている。
ここで、比較例として図9に白黒画像印刷モードにおいてLD1,1′に所定のバイアス電流を流す図8と対応するタイムチャートを示す。図9は、白黒印刷モードにおいて黒の静電潜像を形成する際の図8と対応する比較例を示したタイムチャートである。
図9に示すように、この比較例においては、作像色の感光体41Kを走査するタイミングではLD1,1′を点灯するようにし、非作像色の感光体41Cを走査するタイミングではLD1,1′に所定のバイアス電流を流してLD1,1′をオフセット光量で発光させておく。この場合、発明が解決しようとする課題の項でも説明したように、オフセット光量が局所的に非作像色の感光体41Cを走査して一部の感光層だけ光疲労しないように、感光体41Cも回転させておく。
一方で、図8を参照しながら説明したように、この実施形態においては強制消灯指示部204の指示により、強制消灯回路271が、静電潜像を書き込む必要のない非作像色の感光体41Cと対応するレーザ光がその感光体41Cを走査するタイミングにおいては、LD1,1′を点灯させないように制御するようにしている。
このことにより、非作像色のような画像を書き込む必要がない感光体に対して不要な露光を行ってしまうことを防止することができる。このため、上述した図9の比較例のようなオフセット光による不要な露光を行わずに済み、画像を書き込む必要がない感光体の感光層における光疲労を緩和することができる。
これは、上述の白黒画像印刷モードに限らず、作像色と非作像色の感光体が含まれるモノカラー画像印刷のような場合でも非作像色の感光体を走査するタイミングにおいてはLD1,1′を点灯させないように制御するようにすることにより、上述と同様の効果を得ることができる。
また、作像するトナーの色に依らずに、複数の感光体に画像を書きこむ必要がある感光体と画像を書きこむ必要がない感光体とが含まれている場合に、強制消灯指示部204の指示により、強制消灯回路271が、複数の感光体のうち画像を書き込む必要のない感光体を走査するタイミングにおいて、LD1,1′を点灯させないように制御することにより、上述と同様の効果を得ることができる。
また、モータ駆動回路260が、モータ制御部202の指示に従って、画像を書き込む必要のある作像色の感光体はそれと対応する感光体駆動モータを駆動させるようにし、画像を書き込む必要のない非作像色の感光体はそれと対応する感光体駆動モータを駆動させないように制御している。
このことにより、画像を書き込む必要のない感光体を不要に回転させることがなくなるので、メカ的な疲労を緩和することができるとともに、感光体の経時劣化を不要に加速させることがないので、感光体をより長く使用することができる。また、画像を書き込む必要のない感光体について回転を行わないことに加えて、例えば帯電器での高圧の帯電バイアス制御など電子写真プロセスに関わる制御もあわせてストップさせることで、省エネルギーで画像形成を行うことができる。
次に、上述した制御部200の各機能が行う指示により感光体41Y〜Kに適宜書き込まれる静電潜像を現像して記録紙Pに転写し、排紙するまでの画像形成装置100の処理の流れについて、ユーザにより白黒画像印刷の指示を受けた場合を例にとって、適宜図1を参照しながら以下説明する。
まず、ユーザが操作するPCの図示しないプリンタドライバより白黒画像印刷の指示を受けると、制御部200が図示しない給紙モータを回転させて給紙トレイ20から記録紙Pを繰り出し、図1の矢印B方向に搬送してレジストローラ23に突き当てることによりスキュー補正が行われ、その後記録紙Pを待機させる。
また、上記白黒画像印刷の指示を受けると、書き込み検出部201の検出結果に基づいてモータ制御部202が、作像色の感光体41Kを駆動するように指示して感光体41Kだけを回転させ、強制消灯指示部204が上述した図8のタイムチャートに従った指示を強制消灯回路271に行うことにより、非作像色の感光体41Cを走査するタイミングではLD1,1′を点灯させないように制御しつつ、感光体41Kに黒の静電潜像を書き込んでいく。
その感光体41Kに形成した黒の静電潜像を現像部41Kにより黒のトナー像に現像し、その現像された黒のトナー像が転写器44Kの転写位置に来るタイミングに合わせて、待機中の記録紙Pを制御部200が図示しないレジストモータと駆動モータを駆動させることによりレジストローラ23と搬送ベルト32を回転させて搬送する。
そして、転写器44Kの転写位置にて黒のトナー像が記録紙Pに転写されて、定着部50により熱と圧力とを加えて黒のトナー像を記録紙Pに定着させて、図1に示す矢印C方向の図示しない機外の排紙トレイ上に排紙する。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、光走査装置10の具体的な構成や制御部200が行う処理が、上述した実施形態の内容に限られないことはもちろんである。
例えば、図2に示す光走査装置10は、LD1,1′からの2本のレーザ光をハーフミラープリズム5により分割して4本にし、ハーフミラープリズム5を直進的に透過した2本のレーザ光を上ポリゴンミラー8aの偏向により感光体41Kに導いてマルチビーム走査し、ハーフミラープリズム5の反射面5bで反射された2本のレーザ光を下ポリゴンミラー8bの偏向により感光体41Cに導いてマルチビーム走査するものであったが、LDを1つにしてシングルビーム走査を行っても構わない。
この場合、例えばLD1だけの構成にして、1本のレーザ光を2分割し、それぞれ対応する感光体41K及び41Cに導いてシングルビーム走査するようにし、この場合に図6及び図8で説明したような手法でモータ制御部202とLD制御部203ならびにLD制御部203の強制消灯指示部204が適宜モータ駆動回路260、LD駆動回路270及び強制消灯回路271それぞれに指示を行うようにすれば、上述した効果と同様の効果が得られる。
また、光源数を減らすことができるので、光源数が2つの場合と比べると故障の確率が減って、かつコストも抑えることができる。
また、上述の実施形態では、搬送ベルト32により記録紙Pを搬送しながら順次トナー像を直接転写していくタンデム型の画像形成装置100を例にとって説明したが、中間転写ベルトを用いてその中間転写ベルト上に合成トナー像を形成して記録紙Pに転写を行うタイプの画像形成装置にこの発明の光走査装置10を適用しても構わない。
また、この画像形成装置は、デジタル複合機、ファクシミリ(FAX)装置、プリンタ等として構成することができる。
1,1′:レーザダイオード 2:ホルダ 3,3′:コリメートレンズ
4:アパーチャ 5:ハーフミラープリズム 6,6′:シリンドリカルレンズ
7:防音ガラス 8:ポリゴンミラー 9,9′:第1走査レンズ
10:光走査装置 11,11′:第2走査レンズ11,11′
12,12′:光路折り曲げミラー 20:給紙トレイ 21:給紙ローラ
22:分離ローラ 23:レジストローラ 30:駆動ローラ
31:従動ローラ 32:搬送ベルト 40Y〜K:画像形成ユニット
41Y〜K:感光体 42Y〜K:帯電器42 43K〜Y:現像器
44Y〜K:転写器 45Y〜K:クリーナ 50:定着部
100:画像形成装置 200:制御部 201:書き込み検出部
202:モータ制御部 203:LD制御部 210:操作部
220Y〜K:感光体駆動モータ 230:通信I/F
240:ポリゴンモータ 250:記憶部 260:モータ駆動回路
270:LD駆動回路
特開2002−23085号公報 特開2005−92129号公報

Claims (3)

  1. レーザ光を分割する光学素子により光源からのレーザ光を複数のレーザ光に分割し、その分割された複数のレーザ光の各々を、複数の被走査体のうちそのレーザ光と対応する被走査体に異なるタイミングで入射させて、該複数の被走査体各々を、画像データに基づいて、かつ走査する期間が重ならないように前記光源の点灯を制御しつつ走査して、前記複数の被走査体各々に画像を書き込む光走査装置であって、
    前記複数の被走査体のうち前記画像を書き込む必要のない被走査体について、その被走査体と対応するレーザ光がその被走査体を走査するタイミングにおいて、前記光源を点灯させないように制御する制御手段を備えたことを特徴とする光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置と、その光走査装置の前記光源からのレーザ光が走査する複数の被走査体とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記光走査装置に前記複数の被走査体を走査させる場合に、前記画像を書き込む必要のある被走査体は駆動し、前記画像を書き込む必要のない被走査体は駆動しないことを特徴とする画像形成装置。
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