JP2013043630A5 - 台車 - Google Patents
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Description
本発明は、片手で荷物を運搬操作できる四輪の台車に関する。
第三に、台車を操作するには、常に両手を使用しなければならないこと。上記第一および第二の課題に関連するが、図3のように、操作者は常に台車の進行方向を、台車のグリップの右側の部分を右手で握り、またグリップの左側の部分を左手で握り、左手と右手で異なる大きさの力を加えて、あるいは同じ大きさの力を加えて、進行方向を制御しなければならない。したがって操作者は、常に両手でグリップを握り、両手の力を加減していく必要がある。つまり片手では台車を操作できない。したがって、片手でこの種の台車使用による荷物の運搬は困難である。
上記課題一を解決するひとつの方法は、台車底面の四隅部に装着する車輪をすべて方向転換しない固定型車輪にすることである。このようにすることによって、台車を面倒なく直進させることができる。
しかし、台車の車輪すべてを固定型の車輪にすると、直進は面倒なくできるが、方向転換が難しくなる。方向転換が難しいという問題を解決するには、台車の四隅部にある車輪をすべて固定型にはせず、4つのうちのいくつかを回転型車輪にすることである。しかしながら、課題二では、台車を両手で押していく方式をとっている場合に、進行方向に向かって前部の2輪を回転型車輪としても、方向の転換をするには両手に込める力加減が難しいことを指摘した。
上述したように、台車を「押す」という方式から、図4に示すグリップ41の、左右両端点の中央に位置する点である、中央点49を「引っ張る」という方式に変えると、直進させるという課題一にも対応できる。なぜなら、回転型ではない固定型の車輪であれば、前部を引っ張られる後部は、前部が辿る方向に抵抗少なく追随していくからである。
さらに、中央点という一点を引っ張るということは、両手を使う必要のないことを意味している。つまり、片手で中央点を引っ張ることにより、直進も方向転換も片手でできることになる。したがって、片手で中央点を引っ張る方式にすることにより、当初問題とした課題一と課題二と課題三は解決できる。
しかし、段落〔0013〕および段落〔0015〕で述べたような方式で台車を引っ張ると、すなわち図4に示すグリップ41の、左右両端点の中央に位置する点である、中央点49を引っ張ると、操作者の体勢および操作者と台車との位置関係は図5のようになり、危険な位置関係または不自然な形態となる。
段落〔0016〕で述べた危険な位置関係とは、中央点はグリップの中央に位置するため、台車の操作者は、台車の先端部と操作者自身の体が接触することに常に気をつけなければならない、危険な位置関係ということである。つまり、図5のように、グリップの中央である、中央点59を引っ張ろうとすると、台車の先端部と操作者の足や腰が接触し、引っ張りづらくなるだけではなく、台車と操作者とが接触することによって操作者が怪我をしたりするようなことが起こりうる。とくに、下り坂を下るときは、台車が弾みをつけて加速して下る可能性があり、このようなときは、操作者に台車が追突してくる危険性がおこりうる。この危険な位置関係は、操作者がグリップの中央点である中央点59を引っ張ろうとすることによって、あらたに発生した課題である。これを第四の課題とする。
上記課題四を解決するには、グリップの位置を台車の前部の左端または右端の上方部に配置し、操作者は台車の前ではなく、横に位置させることである。すなわち、右手で台車を操作しようとする操作者用として、進行方向に向かって台車の前部の左端の車輪の上方部にグリップ11(図1)を装着すること、あるいは左手で台車を操作しようとする操作者用として、進行方向に向かって台車の前部の右端の車輪の上方部にグリップを装着することである。こうすることにより、引っ張る人は台車の先端の前を歩行する必要はなくなり、台車の左側または右側を台車と平行して歩行しながらかつ前方を見ながら台車を引っ張ればよいことになる(図6)。こうして段落〔0017〕で課題とされた、台車の先端部と操作者の足や腰が接触し、引っ張りづらくなるだけではなく、台車と操作者とが接触することによって操作者が怪我をしたりするような危険性の問題は解決される。
上記課題五を解決するには、グリップの位置を台車の前部の左端または右端の上方部に配置し、かつ操作者が台車を操作しうる範囲内の高さの点に進行方向に向けて伸ばしたグリップを装着した台車にすることである。こうすることにより、操作者は、自然に伸ばした手でかつ自然な手の形でグリップを握ることができ、グリップをを介して台車を前方に引っ張ることができる(図6)。
しかし、段落〔0019〕の解決案は、つぎの課題六、課題七を発生させる。課題六とは、操作者が台車の進行方向に向かって、台車の中央ではなく台車の右端または左端を引っ張るために、台車を直進させることが難しいのではないかという課題である。一方、課題七とは、台車の中央ではなく台車の右端または左端を引っ張るために、左右に方向転換させることが難しいのではないかという課題である。
課題六は、段落〔0008〕で述べた第一の課題と、直進の問題で共通する。また課題七は、段落〔0009〕で述べた第二の課題と、方向転換という問題で共通する。しかし第一の課題または第二の課題と課題六または課題七との違いは、第一の課題または第二の課題が台車を押す方式に発生する課題であったのに対して、課題六または課題七は、台車をその左端または右端を引っ張るために発生する課題である。
課題六をさらに分析する。図7で、進行方向に向かって左端の前部を進行方向に力を加えて引っ張ると、各車輪は路面との摩擦力により、引っ張られる力を加えられる直前の場所に静止しようとする。しかし、引っ張られる力が勝ると、台車は進行方向に引っ張られるが、台車は図7の波線のような形に捻られる力が働く。すると台車は進行方向に直進することが難しくなると推定される。
しかし、進行方向に向かって後輪を固定型車輪にすると(請求項1)、固定型車輪は一旦図7と同様に捻られて波線のようになりそうだが、捻られると進行方向に向かって車輪が斜めになるため(図8の後輪83)、路面から受ける摩擦力が激しくなり、元の位置に戻ろうとする力が働く(図8)。そのため、後輪を固定型車輪にすると、想像するほど台車は捻られず、直進に近い形勢で進行方向に向かう。つまり、後輪を固定型車輪にすることで、直進方向に進めることができる。かくして課題六は解決される。
課題七は方向転換が可能かどうかに関する。本発明は台車の進行方向に対して前輪を方向が自在になる回転型車輪を採用し(請求項1)、かつ、グリップを回転型車輪の上方部に装着(請求項1)しているため、右方向に方向転換したい場合は、グリップを右方向に押しやれば、あるいは左方向に方向転換したい場合は、グリップを左方向に押しやれば、台車を容易に方向転換させることができる。かくして、課題七は解決される。
Claims (3)
- 台の底面の4隅部に少なくとも一個ずつの車輪を装着した台車において、
進行方向に向かって前方でかつ左右両側にある前記車輪(前輪)は、方向を自在に変更できる回転型であり、進行方向に向かって後方でかつ左右両側にある前記車輪(後輪)は、直進方向から逸れた角度に回転することがないように、直進方向に固定的に向けられた固定型であり、
少なくとも一方の前記前輪より上方に鉛直に延びるロッドの上端部に把持用のグリップが設けられていることを特徴とする台車。 - 前記グリップは、前記ロッドの上端部に、当該上端部から進行方向に向けて伸びていることを特徴とする請求項1に記載の台車。
- 前記両前輪の上方に前記グリップがそれぞれ設けられており、
これら一対のグリップが補強用のバーで繋がれていることを特徴とする請求項1または2に記載の台車。
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Publications (2)
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JP2013043630A JP2013043630A (ja) | 2013-03-04 |
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Family
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Family Applications (1)
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JP2011197642A Pending JP2013043630A (ja) | 2011-08-24 | 2011-08-24 | 四輪台車のグリップと車輪の位置関係 |
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