JP2013033713A - 内燃機関用のスパークプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】飛び火性に優れた長寿命の内燃機関用のスパークプラグを提供すること。
【解決手段】筒状のハウジング2と、ハウジング2の内側に保持された筒状の絶縁碍子3と、先端部が突出するように絶縁碍子3の内側に保持された中心電極4と、ハウジング2に接続されると共に中心電極4との間に火花放電ギャップ11を形成する接地電極5とを有する内燃機関用のスパークプラグ1。接地電極5は、中心電極4へ向かって突出形成された凸部51を備えている。凸部51は、火花放電ギャップ11に最も突出する面にメッキ層12を形成してなる対向面511を有し、かつ、凸部51の表面であって対向面511の周囲に設けられた側面512には、接地電極5の母材50が露出している。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のエンジン等に用いる内燃機関用のスパークプラグに関する。
例えば自動車の内燃機関の燃焼室に導入される混合気に着火するための着火手段として、互いの間に火花放電ギャップを設けた中心電極と接地電極とを備えたスパークプラグがある。かかるスパークプラグにおいて、接地電極が中心電極に向かって突出した凸部を備えるものがある。そして、接地電極の母材を一部変形させることにより上記凸部を形成したものが開示されている(特許文献1、2参照)。
特開2009−54574号公報 特開2009−54579号公報
しかしながら、上記のように、凸部を母材の一部によって構成すると、火花放電によって凸部が消耗しやすく、その結果、早期に火花放電ギャップが拡大しやすく、スパークプラグの寿命が低下するおそれがある。
そこで、上記凸部を含めた接地電極の表面にメッキ層を形成することにより、凸部の耐消耗性を向上して、スパークプラグの寿命を長くすることが考えられる。すなわち、メッキ層は一般に硬度が高いため、これによって凸部を覆うことにより、凸部を保護する効果がある。
また、メッキ層は熱伝導率が低いため、凸部の表面にメッキ層が形成されていると、凸部の熱が逃げにくく、その温度が高くなり、凸部付近における電子の活発化を促進し、飛び火性が向上する。
ところが、熱伝導率の低いメッキ層が凸部の表面を覆うと、火花放電の際に極めて高温となった凸部の熱を、火花放電後に早期に発散させることが困難となり、その結果、凸部が消耗しやすくなってしまうという問題が生じる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、飛び火性に優れた長寿命の内燃機関用のスパークプラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジングと、該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを有する内燃機関用のスパークプラグであって、
上記接地電極は、上記中心電極へ向かって突出形成された凸部を備え、
上記凸部は、上記火花放電ギャップに最も突出する面にメッキ層を形成してなる対向面を有し、かつ、上記凸部の表面であって上記対向面の周囲に設けられた側面には、上記接地電極の母材が露出していることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
上記内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記凸部は、上記対向面にメッキ層を形成してなる。これにより、火花放電による凸部の消耗を抑制することができる。すなわち、凸部における対向面は、中心電極との間で火花放電を行う放電面であるため、この対向面にメッキ層を形成することにより、凸部の消耗を抑制することができる。すなわち、母材に比べて硬度(例えばビッカース硬さ)が高くなりやすいメッキ層を対向面に形成することで、火花放電による凸部の消耗を抑制することができる。その結果、火花放電ギャップの拡大を抑制し、スパークプラグの寿命を長くすることができる。
また、上記凸部の上記対向面にメッキ層が形成されていることにより、飛び火性の向上を図ることができる。すなわち、メッキ層は熱伝導率が低いため、凸部の対向面にメッキ層が形成されていると、凸部の熱が上記対向面から逃げにくく、凸部における特に対向面付近の温度が高くなりやすい。その結果、凸部付近における電子の活発化を促進し、飛び火性が向上する。
その一方で、上記凸部の側面には、上記接地電極の母材が露出している。つまり、凸部の側面にはメッキ層が形成されていない。それゆえ、上記凸部の側面からは熱が発散しやすい。これにより、凸部の過熱を防ぎ、その耐消耗性を確保することができる。すなわち、仮に、上記対向面に加えて上記側面にまでもメッキ層を形成したとすると、火花放電の際に極めて高温となった凸部の熱を、火花放電後に早期に発散させ難くなり、凸部が消耗しやすくなってしまうという問題が考えられる。
それゆえ、上記凸部の側面は、メッキ層にて覆わずに、母材を露出させておく。これにより、火花放電の際に極めて高温となった凸部の熱を、火花放電後に早期に発散させることができる。その結果、凸部の耐消耗性を確保することができ、スパークプラグの長寿命を確保することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、飛び火性に優れた長寿命の内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
実施例1における、スパークプラグの先端部付近の縦断面図。 実施例1における、スパークプラグの縦断面図。 実施例1における、スパークプラグの先端部付近の斜視図。 実施例1における、凸部を設けた接地電極の先端部付近の平面図。 実施例1における、(a)凸部及び凹部を成形する前の状態を示すスパークプラグの先端部の説明図、(b)凸部及び凹部を成形した後の状態を示すスパークプラグの先端部の説明図、(c)火花放電ギャップを形成した状態を示すスパークプラグの先端部の説明図。 実施例1における、凸部の成形方法の説明図。 実施例1における、(a)凸部を形成する前の接地電極の部分断面図、(b)凸部を形成した後の接地電極の部分断面図。 実施例1における、プレス加工により加工ダレやメッキ這い上がりが生じた場合の凸部付近の接地電極の部分断面図。 実験例1における、試料として用いたスパークプラグの先端部付近の側面図。 実験例1における、接地電極の断面図。 実施例6における、スパークプラグの先端部付近の縦断面図。 図11のXII−XII線矢視断面図。 実施例7における、スパークプラグの先端部付近の、軸方向に直交する断面図。
上記接地電極は、上記凸部の上記側面以外の部分において、表面にメッキ層を形成してあってもよい。ここで、凸部以外の部分における接地電極のメッキ層は、上記凸部の上記対向面におけるメッキ層と同一材料とすることが好ましい。この場合には、接地電極のメッキ層を、上記凸部の上記対向面におけるメッキ層も含めて一度に形成することができる。
また、上記ハウジングは、表面にメッキ層を形成してあることが好ましい。ここで、ハウジングのメッキ層は、上記凸部の対向面におけるメッキ層と同一材料からなることが好ましい。この場合には、ハウジングのメッキ層と、上記凸部の上記対向面におけるメッキ層とを、一度に形成することができる。
また、上記接地電極は、塑性加工によって突出形成されてなるものであってもよい(請求項3)。例えば、接地電極における中心電極と反対側となる面から、接地電極の一部を中心電極側へ向かってプレスすることにより、中心電極と反対側の面に凹部を形成しつつ、中心電極側の面に凸部を形成することができる。
また、上記接地電極の塑性加工は、接地電極の母材にメッキ層を形成した後に行うことができる。この場合、プレス成形の際に形成される上記凸部において、その側面が剪断面として形成されることによって、側面にはメッキ層ではなく、母材が露出することとなる。これにより、「上記凸部は、上記火花放電ギャップに最も突出する面にメッキ層を形成してなる対向面を有し、かつ、上記凸部の表面であって上記対向面の周囲に設けられた側面には、上記接地電極の母材が露出している」という構成を容易に実現することができる。
また、この場合、上記接地電極における上記凸部と反対側の面に形成される上記凹部についても、その底面にはメッキ層が残るが、内側面は剪断面となって母材が露出することとなる。
また、上記メッキ層はNiからなり、上記接地電極の母材は、Ni含有量が90重量%以上のNi合金からなることが好ましい(請求項2)。この場合には、上記凸部における上記メッキ層の密着性を向上することができる。
(実施例1)
実施例にかかる内燃機関用のスパークプラグにつき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の内燃機関用のスパークプラグ1は、図2に示すごとく、筒状のハウジング2と、該ハウジング2の内側に保持された筒状の絶縁碍子3と、先端部が突出するように絶縁碍子3の内側に保持された中心電極4と、ハウジング2に接続されると共に中心電極4との間に火花放電ギャップ11を形成する接地電極5とを有する。
図1に示すごとく、接地電極5は、塑性加工によって中心電極4へ向かって突出形成された凸部51を備えている。
凸部51は、火花放電ギャップ11に最も突出する面にメッキ層12を形成してなる対向面511を有し、かつ、凸部51の表面であって対向面511の周囲に設けられた側面512には、接地電極5の母材50が露出している。
本例のスパークプラグ1は、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等における内燃機関の着火手段として用いることができる。
スパークプラグ1は、図2に示すようにハウジング2の外周に形成された取付用ネジ部20によって、内燃機関の燃焼室(図示略)の壁部に螺合できるよう構成されている。ハウジング2は、例えば炭素鋼等の金属からなると共に略円筒形状を有する。
この略円筒状のハウジング2の内側に、例えばアルミナ等のセラミックスからなる略円筒状の絶縁碍子3が挿通保持されており、絶縁碍子3の内側にからなる略円柱状の中心電極4が挿通保持されている。中心電極4は、Ni合金等からなる中心電極母材40の先端に、略円柱状のIr、Rh、Ru等からなる貴金属チップ41を接合してなる。少なくともこの貴金属チップ41は、絶縁碍子3の先端部から突出している。
また、図1〜図3に示すごとく、ハウジング2の先端面に、接地電極5の一端が接合されている。そして、接地電極5の他端に形成される凸部51が、中心電極4の貴金属チップ41と対向する位置に配されるよう、接地電極5は屈曲形成されている。凸部51は、略円柱状を有し、略円形の対向面511が中心電極4の貴金属チップ41の先端面に対向している。なお、凸部51の寸法は、例えば、直径を1.3〜1.5mm、突出量を0.5〜0.8mmとすることができる。
接地電極5は、図1に示すごとく、Ni合金からなる母材50の表面にNiからなるメッキ層12を形成してなる。本例において、母材50を構成するNi合金におけるNi含有量は90重量%以上であり、Si、Y、Tiを含有する。具体的には、上記Ni合金は、主成分(98重量%)のNiに、Siを0.7〜1.3重量%、Yを0.05〜0.2重量%、Tiを0.02〜0.1重量%それぞれ含有してなる。
また、本例においては、図1に示すように、凸部51が形成されている軸方向の延長線上における接地電極5の背面には、凹部53が形成されている。そして、図3、図4に示すごとく、本例において凸部51と凹部53とは略円柱形状である。
図1に示すごとく、メッキ層12は、凸部51における対向面511に形成されている。また、本例においては、接地電極5における対向面511以外の表面においても適宜メッキ層12が形成されている。ただし、凸部51の側面512には、メッキ層12が形成されておらず、母材50が露出している。また、凹部53の底面531にはメッキ層12が形成されているが、凹部53の側壁面532にはメッキ層12が形成されておらず、母材50が露出している。すなわち、本例においては、凸部51の側面512と凹部53の側壁面532以外における接地電極5の表面を、メッキ層12が被覆している。
また、ハウジング2の表面にもメッキ層12が形成されている。ハウジング2におけるメッキ層12は、略円筒状のハウジング2の内周面や取付用ネジ部20も含め、その全表面を被覆している。また、ハウジング2に形成されたメッキ層12は、接地電極5の表面に形成されたメッキ層12と同じ材料からなり、本例においてはNiメッキからなる。
また、メッキ層12の厚みは、4〜28μmとすることができる。
また、メッキ層12は、接地電極5の母材50よりもビッカース硬さが高く、例えば母材50のビッカース硬さ100〜150Hvに対して、メッキ層12のビッカース硬さは、500〜600Hvとすることができる。
また、メッキ層12は、接地電極5の母材50よりも熱伝導率が低く、例えば母材50の熱伝導率60〜70W/m・Kに対して、メッキ層12の熱伝導率は、40〜50W/m・Kとすることができる。
次に、本例のスパークプラグ1の製造方法について、図5〜図7を用いて説明する。
まず、断面略長方形(図10参照)の角柱形状の接地電極5の母材50を、ハウジング2の先端面に、レーザ溶接等によって接合する(図5参照)。このとき、接地電極5の母材50は、ハウジング2の軸方向と平行に立設している。
次いで、ハウジング2とこれに接合された接地電極5の母材50の表面にNiメッキを施す。このとき、メッキの形成は、電解メッキ及び無電解メッキのいずれを用いることもできる。また、メッキは、ハウジング2の表面の全面及び接地電極5の母材50の表面の全面に形成する。接地電極5の母材50においても、図7(a)に示すごとく、その全面をメッキ層12が覆う。それゆえ、特にマスキング等を施す必要はない。
次いで、図5(a)に示すように、母材50の表面にメッキ層12を有する接地電極5を接合したハウジング2内に、中心電極4、絶縁碍子3等を挿通して配設する。
次に、図5(b)に示すように、接地電極5の先端部において、塑性加工によって凸部51を形成する。具体的には、図6に示すごとく、パンチ61と金型62とを用いたプレス成形によって、凸部51を形成する。金型62には、凸部51の形状に対応するキャビティ621が形成されている。そして、キャビティ621を覆うように接地電極5を金型62に載置した後、パンチ61を金型62と反対側から接地電極5に向かって押し込む。これにより、接地電極5の背面に凹部53を成形しつつ、その反対側に凸部51を成形する。
このとき、図7(b)に示すごとく、成形される凸部51の側面512は、キャビティ621の内側面に沿って剪断された剪断面となるため、母材50が露出することとなる。同様に、成形される凹部53の側壁面532も、パンチ61の側面に沿って剪断された剪断面となるため、母材50が露出することとなる。それ以外の接地電極5の表面は、メッキ層12によって被覆されたままの状態が保たれる。
なお、実際には、図8に示すごとく、プレス成形によって、凸部51の立上り部や対向面511の端縁等において、曲面が形成され、ここにメッキのダレが生じることがある。かかる場合にも、凸部51の側面512において母材50が充分に露出していれば、後述する作用効果に特に影響を及ぼすことはない。
なお、凸部51の対向面511の端縁におけるメッキのダレの高さh1、凸部51の立上り部におけるダレの高さh2は、それぞれ凸部51の高さh0の25%以下とすることが好ましい。
次いで、図5(b)に示すようにハウジング2の軸方向と平行に立設している接地電極5に対して、図5(c)に示すごとく、所定位置において曲げ加工を施す。すなわち、凸部51を形成した部分よりも基端側の部分において、ハウジング2の中心軸側へ向かって略直角に接地電極5を曲げる。このとき、接地電極5の凸部51が中心電極4の貴金属チップ41に対向するようにする。そして、凸部51と貴金属チップ41との間の距離を所定の寸法に調整して、火花放電ギャップ11を形成する。
以上により、本例のスパークプラグ1が得られる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記内燃機関用のスパークプラグ1において、図1に示すごとく、凸部51は、対向面511にメッキ層12を形成してなる。これにより、火花放電による凸部51の消耗を抑制することができる。すなわち、凸部51における対向面511は、中心電極4との間で火花放電を行う放電面であるため、この対向面511にメッキ層12を形成することにより、凸部51の消耗を抑制することができる。すなわち、母材50に比べて硬度(例えばビッカース硬さ)が高くなりやすいメッキ層12を対向面511に形成することで、火花放電による凸部51の消耗を抑制することができる。その結果、火花放電ギャップ11の拡大を抑制し、スパークプラグ1の寿命を長くすることができる。
また、凸部51の対向面511にメッキ層12が形成されていることにより、飛び火性の向上を図ることができる。すなわち、メッキ層12は熱伝導率が低いため、凸部51の対向面511にメッキ層12が形成されていると、凸部51の熱が対向面511から逃げにくく、凸部51における特に対向面511付近の温度が高くなりやすい。その結果、凸部51付近における電子の活発化を促進し、飛び火性が向上する。
その一方で、凸部51の側面512には、接地電極5の母材50が露出している。つまり、凸部51の側面512にはメッキ層12が形成されていない。それゆえ、凸部51の側面512からは熱が発散しやすい。これにより、凸部51の過熱を防ぎ、その耐消耗性を確保することができる。すなわち、仮に、対向面511に加えて側面512にまでもメッキ層12を形成したとすると、火花放電の際に極めて高温となった凸部51の熱を、火花放電後に早期に発散させ難くなり、凸部51が消耗しやすくなってしまうという問題が生じる。
それゆえ、凸部51の側面512は、メッキ層12にて覆わずに、母材50を露出させておく。これにより、火花放電の際に極めて高温となった凸部51の熱を、火花放電後に早期に発散させることができる。その結果、凸部51の耐消耗性を確保することができ、スパークプラグ1の長寿命を確保することができる。
また、メッキ層12はNiからなり、接地電極5の母材50は、Ni含有量が90重量%以上のNi合金からなる。これにより、凸部51におけるメッキ層12の密着性を向上することができる。この点については、後述する実験例1において詳細に説明する。
以上のごとく、本例によれば、飛び火性に優れた長寿命の内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
(実施例2)
本例は、接地電極5の母材50として、上記実施例1において示したNi合金とは異なる組成のNi合金を用いた例である。
すなわち、本例のスパークプラグ1において、母材50を構成するNi合金は、主成分(95重量%)のNiに、Crを1.5〜2.0重量%、Mnを1.0〜1.25重量%、Siを1.0〜1.25重量%、Sを0.01重量%それぞれ含有してなる。
その他は、実施例1と同様の構成を有し、同様の作用効果を奏する。
(実施例3)
本例は、接地電極5の母材50として、上記実施例1、2においてそれぞれ示したNi合金とは異なる組成のNi合金を用いた例である。
すなわち、本例のスパークプラグ1において、母材50を構成するNi合金は、主成分(90重量%)のNiに、Crを5〜10重量%含有してなる。その他の組成は、実施例2と同様である。
その他は、実施例1と同様の構成を有し、同様の作用効果を奏する。
(実施例4)
本例は、接地電極5の母材50として、上記実施例1〜3においてそれぞれ示したNi合金とは異なる組成のNi合金を用いた例である。
すなわち、本例のスパークプラグ1において、母材50を構成するNi合金は、Ni含有量を85重量%としている。また、Feの含有量を2〜5重量%としている。その他の組成は実施例3と同様である。
その他は、実施例1と同様の構成を有し、同様の作用効果を奏する。
(実施例5)
本例は、接地電極5の母材50として、上記実施例1〜4においてそれぞれ示したNi合金とは異なる組成のNi合金を用いた例である。
すなわち、本例のスパークプラグ1において、母材50を構成するNi合金は、主成分(71重量%)のNiに、Crを14〜17重量%、Feを6〜10重量%それぞれ含有してなる。
その他は、実施例1と同様の構成を有し、同様の作用効果を奏する。
(実験例1)
本例においては、上記実施例1〜5に示したスパークプラグ1について、接地電極5の母材50とメッキ層12との密着性について調べた。
すなわち、まず、実施例1〜5のスパークプラグ1をそれぞれ作製し、それらを試料1〜5として用意した。
そして、これらのスパークプラグ1において、接地電極5の曲げ試験を行った。すなわち、母材50にメッキ層12を形成してなる接地電極5を、図5(b)に示す状態と図5(c)に示す状態との間で、曲げ伸ばしを繰り返す。最初は、図5(b)に示す、まっすぐ伸びた接地電極5の状態から始めて、曲げ伸ばしを繰り返す。
この曲げ試験において、メッキ層12の剥離の有無を確認することにより、母材50に対するメッキ層12の密着性を評価した。
なお、この曲げ試験に用いたスパークプラグ1における接地電極5の各部寸法等を以下に示す。まず、接地電極5を略直角に曲げたときの屈曲部の曲率半径は、図9に示す中心電極4に近い側の面55における曲率半径として、1.6mm(公差は+1.0mm)とした。また、長手方向に直交する平面による接地電極5の断面形状及び寸法は、図10に示すように、幅wが2.8mm、厚みtが1.6mmの略長方形状であって、角部56の曲率半径は0.3mmとした。そして、メッキ層12の厚みは、4〜28μmとした。また、メッキ層12は、電解ニッケルメッキによって成膜した。
また、試料1、2、3、4、5のそれぞれにおける接地電極5の母材50の組成の詳細を、表1に示す。表1における各数値の単位は重量%である。また、曲げ試験の結果については、表2に示す。
Figure 2013033713
Figure 2013033713
表2から分かるように、試料1、2、3においては、上記曲げ試験において、4回曲げを繰り返してもメッキ層12の剥離は見られなかった。なお、試料1、2、3においては、接地電極5を4回曲げた時点で、母材50が破断した。
一方、試料4においては、上記曲げ試験において、接地電極5を2回曲げた時点で、メッキ層12の剥離が部分的に見られた。さらに、試料5に至っては、上記曲げ試験において、接地電極5を1回曲げた時点で、メッキ層12の剥離が部分的に見られた。
この結果から、母材50におけるNi含有量が高い試料1、2、3については、母材50に対するNiからなるメッキ層12の密着力が充分に高いことが分かる。具体的には、母材50におけるNi含有量を90重量%以上とすることにより、高いメッキ層12の密着力を得られると考えられる。
また、本例の結果から、以下のことが導かれる。
すなわち、接地電極5の凸部51の対向面511におけるメッキ層12については、上記のような曲げによる応力が作用することはないが、上記曲げ試験において剥離しないことが確認された実施例1、2、3を採用することがより好ましい。すなわち、曲げ試験において剥離しないことが確認された試料については、接地電極5の曲げによる応力が作用しない凸部51の対向面511においては、より一層メッキ層12の密着力を保証することができる。
また、接地電極5における凸部51の対向面511以外の部分に形成されたメッキ層12の剥がれも、製品の外観の低下や、スパークプラグ1を組み付けた内燃機関あるいは周囲の部品へのコンタミネーションの問題となるおそれが考えられる。それゆえ、実施例1、2のように、母材50へのメッキ層12の密着性が高い場合には、製品外観、あるいはコンタミネーションの防止という観点で有利である。
(実施例6)
本例は、図11、図12に示すごとく、接地電極5を2つ有する多極型のスパークプラグ1の例である。
すなわち、本例のスパークプラグ1は、凸部51を有する接地電極5を2つ備えている。具体的には、2つの接地電極5は、それぞれの凸部51の対向面511が中心電極4を挟んで互いに対向するように取付金具2に取り付けられている。また、それぞれの凸部51は、中心電極4の先端部の側面に向かって突出している。これにより、中心電極4の先端部の側面と、接地電極5の凸部51との間に、火花放電ギャップ11を形成している。また、中心電極4の先端部における、凸部51が対向配置された部分には、Ir、Rh、Ru等の貴金属部410が配置されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、火花放電ギャップ11を複数箇所に設けることができ、より着火性に優れたスパークプラグ1を得ることができる。その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例7)
本例は、図13に示すごとく、接地電極5を3つ有する多極型のスパークプラグ1の例である。
3つの接地電極5は、周方向に一定の間隔で配設されている。そして、中心電極4の側面には、3つの接地電極5の凸部51が対向する部分に、それぞれ貴金属部410を設けてある。
その他は、実施例6と同様の構成を有し、同様の作用効果を得ることができる。
実施例1〜7に示すように、接地電極5の本数は特に限定されるものではなく、1本でも複数本であってもよい。
なお、上記実施例においては、接地電極5の凸部51の対向面511に形成するメッキ層12の材質としてNiメッキを用いた例を示したが、メッキ層12の材質は、これに限定されるものではなく、例えば、Zn、Cr等、他の金属を用いることもできる。
また、上記実施例においては、凸部51の対向面511が略平坦面となる例を示したが、凸部51の形状はこれに限らず、突出端が曲面状、尖塔状、多段状等となるような形状とすることもできる。この場合、少なくとも凸部51が最も火花放電ギャップ11(中心電極4側)へ向かって突出した部分を含む領域に、メッキ層12を備えた対向面511が形成されることとなる。そして、その周囲における凸部51の表面に母材50が露出した側面512が形成されることとなる。
1 スパークプラグ
11 火花放電ギャップ
12 メッキ層
2 ハウジング
3 絶縁碍子
4 中心電極
5 接地電極
50 母材
51 凸部
511 対向面
512 側面

Claims (3)

  1. 筒状のハウジングと、該ハウジングの内側に保持された筒状の絶縁碍子と、先端部が突出するように上記絶縁碍子の内側に保持された中心電極と、上記ハウジングに接続されると共に上記中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを有する内燃機関用のスパークプラグであって、
    上記接地電極は、上記中心電極へ向かって突出形成された凸部を備え、
    上記凸部は、上記火花放電ギャップに最も突出する面にメッキ層を形成してなる対向面を有し、かつ、上記凸部の表面であって上記対向面の周囲に設けられた側面には、上記接地電極の母材が露出していることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記メッキ層はNiからなり、上記接地電極の母材は、Ni含有量が90重量%以上のNi合金からなることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 請求項1又は2に記載の内燃機関用のスパークプラグにおいて、上記接地電極は、塑性加工によって突出形成されてなることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
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