JP4539344B2 - 内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等に使用する内燃機関用のスパークプラグに関する。
従来より、自動車のエンジン等の内燃機関における着火装置として用いられる内燃機関用のスパークプラグがある。図12に示すごとく、内燃機関用のスパークプラグ9は、絶縁碍子92と、該絶縁碍子92に保持された中心電極93と、上記絶縁碍子92の碍子先端部921を突出させた状態で該絶縁碍子92を保持する取付金具94と、上記中心電極93の先端部931との間に火花放電ギャップ91を形成する接地電極95とを有する。
かかる内燃機関用のスパークプラグ9においては、内燃機関の高出力化、燃費向上等を目的として、スパークプラグ9に流れるイオン電流を検出することにより、燃焼圧や失火等を検出するものがある(特許文献1,2参照)。
イオン電流は、絶縁碍子92から突出した中心電極93の表面に、燃焼室において発生した陽イオンが吸着して電子を受け取ることにより中心電極93に流れる電流である。それ故、イオン電流の検出によって内燃機関の燃焼状態を充分に把握するためには、絶縁碍子92から突出した中心電極93の突出部932の表面積を充分に確保することが必要である。
ところが、内燃機関の運転時間の増加に伴い、燃焼残渣物が徐々に中心電極93の表面に付着して、イオンを吸着することができる健全部の面積が減少してしまい、イオン電流の検出が困難となるおそれがある。そこで、上記特許文献2に記載の発明においては、接地電極95の先端面951を中心電極93の側面に対向させると共に、接地電極95の先端面951の面積を所定の範囲に規定している。これにより、中心電極93に付着した燃焼残渣物を、効果的に、放電によって清浄することができるよう構成している。
しかしながら、上記従来のスパークプラグ9においては、火花放電によって燃焼残渣物を除去できる領域が限られ、充分な広い面積において、中心電極93の表面の清浄を行うことは困難である。その結果、イオン電流の検出性を充分に確保することが困難となるおそれがある。
特開2000−34969号公報 特開2004−22450号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、イオン電流の検出性に優れた内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、外周に取付け用ネジ部を設けた取付金具と、碍子先端部が突出するように上記取付金具に保持される絶縁碍子と、電極先端部が上記碍子先端部から突出するように上記絶縁碍子に保持される中心電極と、該中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
上記接地電極は、上記取付金具に接合された基端部から先端に向かって上記中心電極に近付くように傾斜した傾斜部と、該傾斜部の先端側において屈曲部を介して上記中心電極の軸方向に略平行に形成された直伸部とを有し、
該直伸部の内側面と上記中心電極の側面との間に、上記火花放電ギャップが形成されており、
上記接地電極の上記直伸部の内側面には、貴金属チップが配設されており、該貴金属チップの直径をd、上記直伸部の幅をWとしたとき、W−d≦1.5mmであり、
上記接地電極の上記直伸部の内側面と上記貴金属チップとの接合部の全周に、レーザ溶接による溶接部が形成され、
該溶接部は、上記接合部の全周にわたって、上記直伸部の内側面上に配置されており、
上記接地電極の上記直伸部は、1.8〜3.0mmの長さを有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグにある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記スパークプラグにおいては、上記接地電極が、上記屈曲部を介して形成された上記傾斜部と上記直伸部とを有する。そして、該直伸部の内側面と上記中心電極の側面との間に、上記火花放電ギャップが形成されている。これにより、接地電極が中心電極の側面に沿うような形状となり、中心電極の側面と接地電極との間に形成される空間を小さくすることができる。そのため、中心電極の側面の広範囲において、接地電極との間で火花放電させることができる。
これにより、中心電極の側面に燃焼残渣物が付着しても、これを広範囲において除去して、表面の清浄化を行うことができる。その結果、中心電極の側面の広範囲に、燃焼時に発生する陽イオンを吸着させることができる健全部を確保して、イオン電流の検出性を充分に確保することができる。
以上のごとく、本発明によれば、イオン電流の検出性に優れた内燃機関用のスパークプラグを提供することができる。
第2の発明は、上記第1の発明にかかる内燃機関用のスパークプラグを製造する方法であって、
上記取付金具の先端に、上記接地電極を構成するための電極材を接合する電極接合工程と、
直棒状の上記電極材に、先端部を広げるように曲げ加工を施して屈曲部を形成する屈曲工程と、
該屈曲工程の後に、貴金属チップを上記屈曲部よりも先端側における上記電極材の内側面にレーザ溶接するチップ溶接工程と、
該チップ溶接工程の後に、上記電極材を、基端部において内側に向かって曲げ加工することにより、上記電極材における上記屈曲部よりも基端側の部分を、基端部から先端に向かって上記中心電極に近付くように傾斜した傾斜部とし、上記屈曲部よりも先端側の部分を上記中心電極の軸方向に略平行に形成された直伸部とすると共に、上記貴金属チップと上記中心電極の側面との間に上記火花放電ギャップを形成するギャップ形成工程とを有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法にある(請求項)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記製造方法においては、上記屈曲工程の後であって上記ギャップ形成工程の前に、上記チップ溶接工程を行う。そのため、貴金属チップを上記電極材の内側面にレーザ溶接するに当たり、上記取付金具、上記中心電極、或いは他の上記接地電極用の電極材等が邪魔になりにくい。これにより、貴金属チップを、上記電極材の内側面に対して、接合部の全周にわたってレーザ溶接を行うことが容易となる。また、チップ溶接工程の後にギャップ形成工程を行うため、火花放電ギャップの大きさを容易に調整することができる。
また、上記製造方法により得られるスパークプラグは、接地電極が中心電極の側面に沿うような形状となるため、上述したごとく、イオン電流の検出性を向上させることができる。
以上のごとく、本発明によれば、製造容易かつイオン電流の検出性に優れた内燃機関用のスパークプラグの製造方法を提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記内燃機関用のスパークプラグは、例えば、自動車、コージェネレーション、ガス圧送用ポンプ等における着火手段として用いることができる。
本明細書において、上記スパークプラグにおける、内燃機関の燃焼室に挿入する側を先端側とし、その反対側を基端側とする。
また、上記中心電極は、上記火花放電ギャップを形成する部分における断面積が0.79〜4.9mm2、上記絶縁碍子から突出している突出部の表面積が10〜30mm2であり、上記接地電極の上記直伸部の内側面には、断面積が0.12〜1.13mm2、突出高さが0.3〜1.5mmの貴金属チップが配設されていることが好ましい。
この場合には、優れたイオン電流の検出性を確保しつつ、優れた着火性を確保することができる。
即ち、上記中心電極の断面積及び突出部の表面積を、上記の範囲に規定することにより、多少の燃焼残渣物が中心電極に付着したとしても、充分な面積の健全部を確保することができる。そのため、イオン電流の検出性の低下を防ぐことができる。また、中心電極の熱容量が大きくなりすぎることがなく、着火性を充分に確保することができる。
また、上記接地電極には、上記貴金属チップが配設されているため、着火性の向上を図ることができる。そして、上記貴金属チップの断面積及び突出高さが上記の範囲にあることにより、熱容量を小さくして、着火性を確保することができる。
上記中心電極の断面積が0.79mm2未満の場合には、充分なイオン電流の検出が困難となるおそれがある。一方、上記断面積が4.9mm2を超える場合には、着火性が低下するおそれがある。
また、上記中心電極の突出部の表面積が10mm2未満の場合には、充分なイオン電流の検出が困難となるおそれがある。一方、上記突出部の表面積が30mm2を超える場合には、着火性が低下するおそれがある。
上記貴金属チップの断面積が0.12mm2未満の場合には、耐熱性、耐消耗性が低下するおそれがある。一方、上記断面積が1.13mm2を超える場合には、着火性が低下するおそれがある。
上記貴金属チップの突出高さが0.3mm未満の場合には、着火性が低下するおそれがある。一方、上記突出高さが1.5mmを超える場合には、耐熱性、耐消耗性が低下するおそれがある。
また、上記接地電極の上記直伸部は、1.8〜3.0mmの長さを有する。
これにより、充分に広い領域において、上記中心電極の側面を清浄化して、充分に広い健全部を確保することができ、イオン電流の検出性を向上させることができる。
上記直伸部の長さが1.8mm未満の場合には、上記中心電極の側面を充分に広い範囲にわたって清浄化することが困難となる。その結果、運転時間の増加に伴う健全部の面積減少を充分に防止することが困難となり、イオン電流の検出性を充分に向上させることが困難となるおそれがある。一方、上記直伸部の長さが3.0mmを超える場合には、絶縁碍子の碍子先端部に沿った横飛火が発生して不確実な燃焼となり、燃焼により発生するイオンが少なくイオン検出性が低下するおそれがある。
また、上記火花放電ギャップの大きさをG、上記接地電極と上記絶縁碍子との間の最短距離をgとすると、g/G≧1.3であることが好ましい。
この場合には、絶縁碍子の碍子先端部に沿った横飛火を抑制して、燃焼効率を確保することができる。
上記g/G<1.3の場合には、横飛火の頻度が高くなり、燃焼効率が低下するおそれがある。即ち、本発明のスパークプラグは、接地電極を中心電極の側面に沿うような形状としているため、碍子先端部にも接地電極が接近しやすく、火花放電ギャップの大きさGとの関係によっては横飛火が生じやすくなるおそれがある。そこで、火花放電ギャップの大きさGと、上記接地電極と上記絶縁碍子との間の最短距離gとの関係(g/G)を上記の関係とすることにより、横飛火の発生を抑制することができる。
また、上記接地電極の上記直伸部の内側面には、貴金属チップが配設されており、該貴金属チップの直径をd、上記直伸部の幅をWとしたとき、0.7mm≦W−d≦1.5mmであることが好ましい(請求項)。
この場合には、接地電極と貴金属チップとの接合部に対して、レーザ照射を容易かつ確実に行うことができる。そのため、接地電極への貴金属チップの接合信頼性を確保することができる。
W−d>1.5mmの場合には、接地電極と貴金属チップとの接合部の全周に対して、適切な角度でレーザ照射を行うことが困難となり、接地電極と貴金属チップとの接合信頼性を確保することが困難となるおそれがある。なお、W−d<0の場合には、貴金属チップが接地電極からはみ出てしまい、接地電極と貴金属チップとの接合信頼性を確保することが困難となるおそれがある。
また、上記接地電極の上記直伸部の内側面と上記貴金属チップとの接合部の全周に、レーザ溶接による溶接部が形成されている。
これにより、上記接地電極と貴金属チップとの接合信頼性を向上させることができる。
また、上記スパークプラグは、上記接地電極を複数備えていることが好ましい(請求項、請求項)。
この場合には、中心電極の側面をより広い範囲で清浄化して、健全部を確保し、イオン電流の検出性をより向上させることができる。
次に、上記第2の発明(請求項)において、上記チップ溶接工程におけるレーザ溶接は、電極材の内側面に対するレーザ照射角度を20〜55°として行うことが好ましい(請求項)。
この場合には、電極材と貴金属チップとの接合部に対して、レーザ照射を一層容易かつ確実に行うことができる。そのため、接地電極への貴金属チップの接合信頼性を一層向上させることができる。
上記レーザ照射角度が20°未満の場合には、接地電極のえぐれが生ずるおそれがあると共に、接地電極を充分に溶融させることが困難となるおそれがある。一方、上記レーザ照射角度が55°を超える場合には、貴金属チップがえぐれたり、貴金属チップを充分に溶融させることが困難となるおそれがある。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる内燃機関用のスパークプラグにつき、図1〜図7を用いて説明する。
本例の内燃機関用のスパークプラグ1は、図1、図2に示すごとく、外周に取付け用ネジ部41を設けた取付金具4と、碍子先端部21が突出するように上記取付金具4に保持される絶縁碍子2と、電極先端部31が上記碍子先端部21から突出するように上記絶縁碍子2に保持される中心電極3と、該中心電極3との間に火花放電ギャップ11を形成する接地電極5とを備えている。
上記接地電極5は、取付金具4に接合された基端部51から先端に向かって中心電極3に近付くように傾斜した傾斜部52と、該傾斜部52の先端側において屈曲部53を介して中心電極3の軸方向に略平行に形成された直伸部54とを有する。
そして、該直伸部54の内側面541と上記中心電極3の側面34との間に、上記火花放電ギャップ11が形成されている。
中心電極3は、火花放電ギャップ11を形成する部分における断面積が0.79〜4.9mm2、上記絶縁碍子2から突出している突出部32の表面積が10〜30mm2である。ここで、突出部32の表面積は、図1、図3に示すごとく、中心電極3の表面のうち、絶縁端子2の碍子先端部21よりも先端側に突出している部分の面積である。
また、図3に示すごとく、接地電極5の直伸部54の内側面541には、断面積が0.12〜1.13mm2、突出高さtが0.3〜1.5mmの円筒形状の貴金属チップ55が配設されている。
該貴金属チップ55と中心電極3との間に火花放電ギャップ11が形成されている。
また、接地電極5の直伸部54の長さAは、1.8〜3.0mmである。
また、火花放電ギャップ11の大きさをG、接地電極5と絶縁碍子2との間の最短距離をgとすると、g/G≧1.3を満たす。
また、図4に示すごとく、接地電極5の直伸部54の内側面541に配設された貴金属チップ55の直径をd、直伸部54の幅をWとしたとき、0≦W−d≦1.5mmを満たす。
また、接地電極5の直伸部54の内側面541と貴金属チップ55との接合部の全周に、レーザ溶接による溶接部(図示略)が形成されている。
また、スパークプラグ1は、上記接地電極5を複数備えている。本例においては、図1〜図3に示すごとく、接地電極5は、中心電極3を挟んで対極に2本配設されている。
また、接地電極5に対向する中心電極3の側面34部分は、スウェージングによって接合された貴金属部33によって構成されている。なお、中心電極3の電極先端部31の全体を貴金属によって構成してもよい。
上記貴金属部33及び上記貴金属チップ55は、Ptを主成分として50重量%以上含有すると共に、Ir、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の少なくとも1種を添加したものとすることができる。或いは、Irを主成分として50重量%以上含有すると共に、Pt、Rh、Ni、W、Pd、Ru、Re、Al、Al23、Y、Y23の少なくとも1種を添加したものとすることもできる。
本例の内燃機関用のスパークプラグ1を製造するに当たっては、図7に示すごとく、以下の電極接合工程、屈曲工程、チップ溶接工程、及びギャップ形成工程とを行う。
即ち、上記屈曲工程においては、図7(A)に示すごとく、取付金具4の先端に、接地電極5を構成するための電極材50を接合する。この接合は、抵抗溶接により行うことができる。
次に、上記屈曲工程においては、図7(B)に示すごとく、直棒状の電極材50に、先端部を広げるように曲げ加工を施して屈曲部53を形成する。
上記チップ溶接工程においては、図7(C)に示すごとく、屈曲工程の後に、貴金属チップ55を屈曲部53よりも先端側における電極材50の内側面にレーザ溶接する。
上記ギャップ形成工程においては、図7(D)に示すごとく、チップ溶接工程の後に、電極材50を、基端部51において内側に向かって曲げ加工する。これにより、電極材50における屈曲部53よりも基端側の部分を、基端部51から先端に向かって中心電極3に近付くように傾斜した傾斜部52とし、屈曲部53よりも先端側の部分を中心電極3の軸方向に略平行に形成された直伸部54とする。これと共に、貴金属チップ55と中心電極3の側面34との間に上記火花放電ギャップ11を形成する。
なお、ギャップ形成工程においては、電極材50の基端部51の曲げ加工を行う前に、中心電極3を保持した絶縁碍子2を、取付金具4に挿嵌する。ただし、中心電極3及び絶縁碍子2の取付金具4への挿嵌は、電極材50の基端部51の曲げ加工を行った後に行うこともできる。
また、貴金属チップ55は、レーザ溶接の前に、抵抗溶接によって電極材50に対して仮接合しておくが、この仮接合は、チップ溶接工程の前の何れの段階で行うこともできる。
また、上記チップ溶接工程におけるレーザ溶接は、図5に示すごとく、電極材50の内側面541に対するレーザ照射角度θを20〜55°として行う。
そして、図6に示すごとく、電極材50と貴金属チップ55との接合部における全周からレーザ光Lを照射し、レーザ溶接を行う。このとき、取付金具4が邪魔になり、電極材50と貴金属チップ55との接合部のうちの取付金具4側の溶接ポイントPに対して、平面視において垂直にレーザ光Lを照射しようとすると、死角となる領域Zが生ずる。
そこで、上記溶接ポイントPに対しては、平面視で斜めにレーザ光Lを入射させることにより、レーザ溶接を行う。
次に、本例の作用効果につき説明する。
上記スパークプラグ1においては、図1〜図3に示すごとく、接地電極5が、屈曲部53を介して形成された傾斜部52と直伸部54とを有する。そして、該直伸部54の内側面541と中心電極3の側面34との間に、火花放電ギャップ11が形成されている。これにより、接地電極5が中心電極3の側面34に沿うような形状となり、中心電極3の側面34と接地電極5との間に形成される空間を小さくすることができる。そのため、中心電極3の側面34の広範囲において、接地電極5との間で火花放電させることができる。
これにより、中心電極3の側面34に燃焼残渣物が付着しても、これを広範囲において除去して、表面の清浄化を行うことができる。その結果、中心電極3の側面34の広範囲に、燃焼時に発生する陽イオンを吸着させることができる健全部を確保して、イオン電流の検出性を充分に確保することができる。
また、上記中心電極3は、火花放電ギャップ11を形成する部分における断面積が0.79〜4.9mm2、突出部32の表面積が10〜30mm2であり、接地電極5の直伸部54の内側面541には、断面積が0.12〜1.13mm2、突出高さtが0.3〜1.5mmの貴金属チップ55が配設されている。
そのため、優れたイオン電流の検出性を確保しつつ、優れた着火性を確保することができる。
即ち、中心電極3の断面積及び突出部32の表面積を、上記の範囲に規定することにより、多少の燃焼残渣物が中心電極3に付着したとしても、充分な面積の健全部を確保することができる。そのため、イオン電流の検出性の低下を防ぐことができる。また、中心電極3の熱容量が大きくなりすぎることがなく、着火性を充分に確保することができる。
また、接地電極5には、貴金属チップ55が配設されているため、着火性の向上を図ることができる。そして、貴金属チップ55の断面積及び突出高さtが上記の範囲にあることにより、熱容量を小さくして、着火性を確保することができる(実施例3参照)。
また、接地電極5の直伸部54の長さAは、1.8〜3.0mmであるため、充分に広い領域において、中心電極3の側面34を清浄化して、充分に広い健全部を確保することができ、イオン電流の検出性を向上させることができる(実施例4参照)。
また、火花放電ギャップ11の大きさGと、接地電極5と絶縁碍子2との間の最短距離gとが、g/G≧1.3の関係を有するため、絶縁碍子2の碍子先端部21に沿った横飛火を抑制して、燃焼効率を確保することができる。即ち、本発明のスパークプラグ1は、接地電極5を中心電極3の側面34に沿うような形状としているため、碍子先端部21にも接地電極5が接近しやすく、火花放電ギャップ11の大きさGとの関係によっては横飛火が生じやすくなるおそれがある。そこで、火花放電ギャップ11の大きさGと、接地電極5と絶縁碍子2との間の最短距離gとの関係(g/G)を上記の関係とすることにより、横飛火の発生を抑制することができる(実施例5参照)。
また、接地電極5の直伸部54に配設された貴金属チップ55の直径d、直伸部54の幅Wとが、0≦W−d≦1.5mmの関係を有している。これにより、接地電極5と貴金属チップ55との接合部に対して、レーザ照射を容易かつ確実に行うことができる。そのため、接地電極5への貴金属チップ55の接合信頼性を確保することができる(実施例6参照)。
また、接地電極5の直伸部54の内側面541と貴金属チップ55との接合部の全周に、レーザ溶接による溶接部が形成されている。これにより、接地電極54と貴金属チップ55との接合信頼性を向上させることができる。
また、スパークプラグ1は、接地電極5を複数備えているため、中心電極3の側面34をより広い範囲で清浄化して、健全部を確保し、イオン電流の検出性をより向上させることができる。
また、スパークプラグ1の製造方法においては、上記屈曲工程(図7(B))の後であって上記ギャップ形成工程(図7(D))の前に、上記チップ溶接工程(図7(C))を行う。そのため、貴金属チップ55を電極材50の内側面にレーザ溶接するに当たり、取付金具4、中心電極3、或いは他の接地電極5用の電極材50等が邪魔になりにくい。これにより、貴金属チップ55を、電極材50の内側面に対して、接合部の全周にわたってレーザ溶接を行うことが容易となる。また、チップ溶接工程の後にギャップ形成工程を行うため、火花放電ギャップ11の大きさGを容易に調整することができる。
また、チップ溶接工程におけるレーザ溶接は、電極材50の内側面541に対するレーザ照射角度θを20〜55°として行うため、電極材50と貴金属チップ55との接合部に対して、レーザ照射を一層容易かつ確実に行うことができる。そのため、接地電極5への貴金属チップ55の接合信頼性を一層向上させることができる。
以上のごとく、本例によれば、イオン電流の検出性に優れた内燃機関用のスパークプラグ及びその製造方法を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図8に示すごとく、電極材50を屈曲する前に貴金属チップ54を電極材50に溶接する例である。
即ち、図8(A)に示すごとく、実施例1と同様に電極接合工程を行った後、図8(B)に示すごとく、電極材50を屈曲する前に貴金属チップ54を電極材50に溶接する。次いで、図8(C)に示すごとく、電極材50を基端部51において内側に屈曲すると共に、貴金属チップ55を接合した先端部付近をスパークプラグ1の軸方向に平行となるように屈曲する。これにより、傾斜部52と屈曲部53と直伸部54とを形成する。
次いで、図8(D)に示すごとく、中心電極3を保持した絶縁碍子2を取付金具4に挿嵌する。
以上により、スパークプラグ1を組み立てる。
その他は、実施例1と同様である。
本例によっても、上記スパークプラグ1を容易に製造することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図9に示すごとく、接地電極5に接合した貴金属チップ55の突出高さt(図3参照)と、スパークプラグ1の着火性との関係を調べた例である。
着火性の評価は、1.8L、直列4気筒のエンジンを用い、アイドル状態において、各スパークプラグ1による着火の限界となる空燃比(A/F)を調べることによって行った。
評価を行う試料としては、実施例1のスパークプラグ1において、貴金属チップ55の突出高さtをそれぞれ0.3mm、0.8mmとしたものを用意した。
評価結果を図9に示す。
同図において、○にてプロットしたものは、中心電極3の直径を2.5mm(断面積4.9mm2、突出部32の表面積30mm2)、貴金属チップ55の直径を1.2mm(断面積1.13mm2)としたスパークプラグ1についての結果である。
また、◇にてプロットしたものは、中心電極3の直径を2.5mm(断面積4.9mm2、突出部32の表面積30mm2)、貴金属チップ55の直径を0.4mm(断面積0.12mm2)としたスパークプラグ1についての結果である。
また、●にてプロットしたものは、中心電極3の直径を2.0mm(断面積3.1mm2、突出部32の表面積21mm2)、貴金属チップ55の直径を1.2mm(断面積1.13mm2)としたスパークプラグ1についての結果である。
また、◆にてプロットしたものは、中心電極3の直径を2.0mm(断面積3.1mm2、突出部32の表面積21mm2)、貴金属チップ55の直径を0.4mm(断面積0.12mm2)としたスパークプラグ1についての結果である。
評価の結果、図9から分かるように、何れのスパークプラグ1も、貴金属チップ55の突出高さtが0.3mm以上あれば、着火限界空燃比17.4以上を確保することができる。
即ち、突出高さtが0.3mm以上とすることにより、スパークプラグ1の着火性を確保することができる。
(実施例4)
本例は、図10に示すごとく、スパークプラグ1の耐久試験による、中心電極3における健全部の面積の推移を調べた例である。
即ち、以下のスパークプラグ1を、2L、直列6気筒の自動車のエンジンに取り付けて運転した。
評価試料としては、実施例1のスパークプラグ1として、接地電極5の直伸部54の長さA(図3参照)を1.3mm、1.8mm、2.3mmとしたものを用意した。また、従来例(図12)のスパークプラグ9についても同様の試験を行った。
なお、本例において使用したスパークプラグ1は、中心電極3の断面積が3.1mm2、中心電極3の突出部32の表面積が25mm2、接地電極5に接合された貴金属チップ55の断面積が0.38mm2、突出高さtが0.8mmである。
試験結果を図10に示す。
図10において、◇にてプロットしたものがA=1.3mmのスパークプラグ1についての結果、●にてプロットしたものがA=1.8mmのスパークプラグ1についての結果、○にてプロットしたものがA=2.3mmのスパークプラグ1についての結果、△にてプロットしたものが従来のスパークプラグ9についての結果である。
図10より分かるように、従来のスパークプラグ9については、走行距離が長くなるにつれ健全部の面積が大きく減少するのに対し、本発明のスパークプラグ1については、健全部の面積の減少が少ないことが分かる。
特に、直伸部54の長さAが1.8mm以上のものについては、耐久試験開始直後に健全部が減少するものの、その後は殆ど減少しない。
これらの結果から、本発明のスパークプラグ1は、健全部の面積の減少が少なく、イオン電流の検出性に優れており、特に直伸部54の長さAを1.8mm以上とすることにより、更に、その効果が大きくなることが分かる。
(実施例5)
本例は、図11に示すごとく、接地電極5と絶縁碍子2との間の最短距離gと、火花放電ギャップの大きさGとの比g/Gが、横飛火の頻度に与える影響につき調べた例である。
即ち、以下のスパークプラグ1を、1.8L、直列4気筒のエンジンに取り付けて、エンジンをアイドル状態で運転したときに、横飛火が生ずる頻度を確認した。
評価試料としては、g/Gをそれぞれ1.0、1.1、1.2、1.3、1.8としたスパークプラグ1を用意した。
また、接地電極5と絶縁碍子2との間で飛火するものを、横飛火としてカウントした。また、接地電極5と中心電極3との間の正規の飛火と横飛火との合計に対する横飛火の割合を「横飛火の頻度」とした。また、横飛火の確認は、火花波形によって飛火位置を判断することにより行った。
試験結果を図11に示す。
同図より分かるように、g/Gを大きくすることにより横飛火の頻度は減少し、g/Gが1.3以上であれば、横飛火の発生を防ぐことができる。
従って、g/G≧1.3とすることが好ましいことが分かる。
(実施例6)
本例は、表1に示すごとく、接地電極5用の電極材50に貴金属チップ55を溶接する際における、電極材50の内側面に対するレーザ照射角度θ(図5参照)及び接地電極5の幅W(図4参照)を種々変化させた場合の、溶接状態の違いについて調べた例である。
レーザ照射角度θは10〜60°の間で種々変化させ、接地電極5の幅Wは1.4〜2.6mmの間で種々変化させた。
ここで、接地電極に接合する貴金属チップ55の直径dは0.7mm、取付金具4の先端から貴金属チップ55の中心までの距離は3.8mmである。
評価結果を表1に示す。同表において、溶接が良好に行われたものを○、溶接不良となったものを×、若干の溶接不良が生じたものを△とした。ここで、溶接不良としては、接地電極5又は貴金属チップ55のえぐれの発生や、両部材の一方のみを照射してしまうことが挙げられる。
Figure 0004539344
表1から分かるように、レーザ照射角度θが20〜55°であり、接地電極5の幅Wが2.2mm以下であるものについては、良好な溶接が行われた。
そして、レーザ照射角度θが60°のものは、貴金属チップ55がえぐれたり、接地電極5のみが照射されたりする不具合が生じた。一方、レーザ照射角度θが10°のものは、接地電極5がえぐれたり、貴金属チップ55のみを照射したりする不具合が生じた。
また、これらの溶接不良は、接地電極5の幅Wと貴金属チップの直径dとの差(W−d)に起因すると考えられ、かかる観点から、W−d≦(2.2−0.7)mm=1.5mmとすることにより、適切な溶接を行うことができることが分かる。
以上の結果から、20≦θ≦55°、W−d≦1.5mmであることが好ましいことが分かる。
実施例1における、内燃機関用のスパークプラグの先端部付近の説明図。 実施例1における、内燃機関用のスパークプラグの説明図。 実施例1における、スパークプラグの各部の寸法の説明図。 実施例1における、接地電極と貴金属チップの軸直交断面説明図。 実施例1における、電極材へのレーザ照射角度θの説明図。 実施例1における、電極材へのレーザ照射の説明図。 実施例1における、スパークプラグの製造方法の説明図であって、(A)電極接合工程、(B)屈曲工程、(C)チップ溶接工程、(D)ギャップ形成工程をそれぞれ表す説明図。 実施例2における、スパークプラグの製造方法の説明図であって、(A)電極接合工程、(B)貴金属チップの溶接、(C)接地電極の屈曲、(D)中心電極及び絶縁碍子の挿嵌をそれぞれ表す説明図。 実施例3における、接地電極の突出高さと着火性との関係を示す線図。 実施例4における、走行距離と健全部面積との関係を示す線図。 実施例5における、g/Gと横飛火の頻度との関係を示す線図。 従来例における、内燃機関用のスパークプラグの先端部付近の説明図。
符号の説明
1 スパークプラグ
11 火花放電ギャップ
2 絶縁碍子
21 碍子先端部
3 中心電極
31 電極先端部
32 突出部
34 側面
4 取付金具
41 取付け用ネジ部
5 接地電極
51 基端部
52 傾斜部
53 屈曲部
54 直伸部
541 内側面
55 貴金属チップ

Claims (6)

  1. 外周に取付け用ネジ部を設けた取付金具と、碍子先端部が突出するように上記取付金具に保持される絶縁碍子と、電極先端部が上記碍子先端部から突出するように上記絶縁碍子に保持される中心電極と、該中心電極との間に火花放電ギャップを形成する接地電極とを備えた内燃機関用のスパークプラグであって、
    上記接地電極は、上記取付金具に接合された基端部から先端に向かって上記中心電極に近付くように傾斜した傾斜部と、該傾斜部の先端側において屈曲部を介して上記中心電極の軸方向に略平行に形成された直伸部とを有し、
    該直伸部の内側面と上記中心電極の側面との間に、上記火花放電ギャップが形成されており、
    上記接地電極の上記直伸部の内側面には、貴金属チップが配設されており、該貴金属チップの直径をd、上記直伸部の幅をWとしたとき、W−d≦1.5mmであり、
    上記接地電極の上記直伸部の内側面と上記貴金属チップとの接合部の全周に、レーザ溶接による溶接部が形成され、
    該溶接部は、上記接合部の全周にわたって、上記直伸部の内側面上に配置されており、
    上記接地電極の上記直伸部は、1.8〜3.0mmの長さを有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  2. 請求項1において、上記接地電極の上記直伸部の内側面には、貴金属チップが配設されており、該貴金属チップの直径をd、上記直伸部の幅をWとしたとき、0.7mm≦W−d≦1.5mmであることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  3. 請求項1又は2において、上記スパークプラグは、上記接地電極を複数備えていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関用のスパークプラグを製造する方法であって、
    上記取付金具の先端に、上記接地電極を構成するための電極材を接合する電極接合工程と、
    直棒状の上記電極材に、先端部を広げるように曲げ加工を施して屈曲部を形成する屈曲工程と、
    該屈曲工程の後に、貴金属チップを上記屈曲部よりも先端側における上記電極材の内側面にレーザ溶接するチップ溶接工程と、
    該チップ溶接工程の後に、上記電極材を、基端部において内側に向かって曲げ加工することにより、上記電極材における上記屈曲部よりも基端側の部分を、基端部から先端に向かって上記中心電極に近付くように傾斜した傾斜部とし、上記屈曲部よりも先端側の部分を上記中心電極の軸方向に略平行に形成された直伸部とすると共に、上記貴金属チップと上記中心電極の側面との間に上記火花放電ギャップを形成するギャップ形成工程とを有することを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法
  5. 請求項4において、上記スパークプラグは、上記接地電極を複数備えていることを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
  6. 請求項4又は5において、上記チップ溶接工程におけるレーザ溶接は、電極材の内側面に対するレーザ照射角度を20〜55°として行うことを特徴とする内燃機関用のスパークプラグの製造方法。
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