JP2013025707A - 媒体処理装置及び媒体取引装置 - Google Patents

媒体処理装置及び媒体取引装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013025707A
JP2013025707A JP2011162420A JP2011162420A JP2013025707A JP 2013025707 A JP2013025707 A JP 2013025707A JP 2011162420 A JP2011162420 A JP 2011162420A JP 2011162420 A JP2011162420 A JP 2011162420A JP 2013025707 A JP2013025707 A JP 2013025707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
drum
tape
closing
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011162420A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5724717B2 (ja
Inventor
Masafumi Kashiwabuchi
雅史 柏渕
Takashi Iwatsuki
敬 岩月
Michio Suetaka
倫夫 末高
Naoteru Hata
直輝 畠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2011162420A priority Critical patent/JP5724717B2/ja
Priority to PCT/JP2012/060483 priority patent/WO2013014985A1/ja
Priority to US13/991,162 priority patent/US8833537B2/en
Priority to CN201280004919.7A priority patent/CN103299348B/zh
Publication of JP2013025707A publication Critical patent/JP2013025707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5724717B2 publication Critical patent/JP5724717B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/16Handling of valuable papers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/28Feeding articles stored in rolled or folded bands
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/006Winding articles into rolls
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/40Device architecture, e.g. modular construction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/419Winding, unwinding from or to storage, i.e. the storage integrating winding or unwinding means
    • B65H2301/4191Winding, unwinding from or to storage, i.e. the storage integrating winding or unwinding means for handling articles of limited length, e.g. AO format, arranged at intervals from each other
    • B65H2301/41912Winding, unwinding from or to storage, i.e. the storage integrating winding or unwinding means for handling articles of limited length, e.g. AO format, arranged at intervals from each other between two belt like members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2402/00Constructional details of the handling apparatus
    • B65H2402/40Details of frames, housings or mountings of the whole handling apparatus
    • B65H2402/44Housings
    • B65H2402/441Housings movable for facilitating access to area inside the housing, e.g. pivoting or sliding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2402/00Constructional details of the handling apparatus
    • B65H2402/60Coupling, adapter or locking means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2601/00Problem to be solved or advantage achieved
    • B65H2601/30Facilitating or easing
    • B65H2601/32Facilitating or easing entities relating to handling machine
    • B65H2601/321Access
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/19Specific article or web
    • B65H2701/1912Banknotes, bills and cheques or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

【課題】保守作業時の作業性を格段に高め得るようにする。
【解決手段】一時保留部5は、可動アッパガイド51の後側に設けた開閉シャフト64によりアッパガイドベース62を回動可能とし、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより閉状態を保持する。また一時保留部5は、ロックレバー65がアンロック方向V1へ回動されると係合溝65Aによるロックポスト63に対する係合を解除し、上方向への外力に応じてアッパガイドベース62を開方向U1へ回動させて開状態とする。これにより一時保留部5は、開放部30Bを大きく開放すると共に上側テープ34及び35を退避させることができるので、従来よりも作業性を格段に高めることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、媒体処理装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動預払機としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金口と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を格納する金種カセットとを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この現金自動預払機は、入金取引において、顧客が紙幣入出金口に紙幣を投入すると、投入された紙幣を鑑別部で鑑別し、正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部で保留する一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣を紙幣入出金口へ戻して顧客に返却する。続いて現金自動預払機は、顧客により入金金額が確定されると、一時保留部に保留した紙幣を鑑別部により金種を再鑑別し、鑑別された金種に応じて各金種カセットへ収納する。
例えば図11に示すように、従来の一時保留部305は、図の左側に設けられた上側リール32から上側テープ34を引き出して図の右方向へ進行させた後、これを上側テーププーリ37により折り返して図の左方向へ進行させると共に、下側リール41から下側テープ43を引き出して所定のプーリ等により折り返して図の左方向へ進行させる。
そして一時保留部305は、図の右側から搬送されてくる紙幣BLを、短辺方向に沿って整列させるよう上側テープ34及び下側テープ43の間に挟持し、可動ガイド305内に形成された搬送路53に沿って搬送し円筒形状のドラム31に順次巻き付けることにより、一時保留部筐体30内に多数の紙幣BLを収納する。
上側テープ34及び下側テープ43は、薄く柔らかい材料で構成されることにより、紙幣BLを適切に挟持し、またドラム31に巻き付いたときの外径をできるだけ小さく抑えるようになされている。
また一時保留部305は、上側テープ34及び下側テープ43を上側リール32及び下側リール41にそれぞれ巻き取りながら、ドラム31を収納時とは反対方向に回転させることにより、収納している紙幣BLを放出するようにもなされている。
特開2011−2921公報(第1図)
ところで一時保留部305では、例えば傷んでいた紙幣BLが内部で切断されてしまい、その破片(以下これを半券BXと呼ぶ)が一時保留部筐体30内の意図しない箇所に入り込んでしまう場合が考えられる。
また一時保留部305では、紙幣BLが多量に巻き付けられることによりドラム31が大径化して可動ガイド350に衝突する等して、ドラム31を回転させることができず紙幣BLを放出できない場合も想定され得る。
このような場合、一時保留部305では、作業者による保守作業として、一時保留部筐体30内を目視し、また指先や工具等を内部へ到達させ(以下これをアクセスと呼ぶ)、紙幣BLや半券BXを取り出すことになる。
この保守作業では、可動ガイド350を外方(すなわち図の上方)へ開くことができれば、作業者が一時保留部305内の内部を容易に視認でき、また半券BXを容易に取り出すことができる。
しかしながら一時保留部305では、その構造上、上側テープ34が可動ガイド350の上方を走行するため、回動孔55を回動中心とする可動ガイド350を上側テープ34と当接する位置(図中破線で示す)までしか開くことができない。
すなわち一時保留部305は、保守作業を行う作業者に一時保留部筐体30と可動ガイド305との僅かな隙間から内部を覗き込ませ半券BXを視認して取り出させる等、保守作業が困難なものとなっていた。
また一時保留部305においては、一時保留部筐体30の側方部分(すなわち図11における手前側の部分)を一部開放し得るよう構成し、保守作業の際に開放された部分から、すなわちドラム31の回転軸に沿った方向から紙幣BLを取り出すことも考えられる。
しかしながら一時保留部305では、紙幣BLを引き出すときに上側テープ34及び下側テープ43も一緒に引き出されてしまう可能性がある。
このとき一時保留部305では、引き出された上側テープ34及び下側テープ43を保守作業後に元に戻す必要があり、また保守作業中に上側テープ34及び下側テープ43を意図しない箇所に巻き込んでしまう場合や切断してしまう場合もある。
このように一時保留部305は、可動ガイド350及び上側テープ34の存在により、保守作業時の作業性が悪いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、保守作業時の作業性を格段に高め得る媒体処理装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、隔壁により囲まれた内部空間を形成すると共に、当該隔壁が省略された開放部を有する筐体と、矩形状の媒体の長辺よりも短いテープ幅でなるテープが巻き付けられたリールと、開放部を挟んでリールの反対側に設けられ、リールから引き出され開放部を横切ったテープを折り返す折り返し部と、円筒状でなり筐体に対し内部空間内で回転可能に設けられると共に、筐体の外部から短辺方向に沿って供給される媒体を、折り返し部により折り返されたテープと重ねて巻き付けるドラムと、開放部において内部空間と外部との間を閉塞すると共に、折り返し部により折り返されたテープ及び媒体を所定の走行経路に沿ってドラムの周側面へ案内する巻付ガイドと、巻付ガイドの一部分でなり、内部空間と外部との間を閉塞し又は開放すると共に、開放時にはリールから引き出されたテープが開放部を横切る度合を閉塞時よりも低減させる開閉部とを設けるようにした。
これにより本発明の媒体処理装置は、通常動作時には巻付ガイドの開閉部を閉塞して内部空間を保護する一方、保守作業時には開閉部を開放して内部空間と外部との間を連通させると共にテープが開放部を遮る度合を低減して、作業者による内部空間の目視やアクセスを容易化することができる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける受付部と、受付部により受け付けた媒体を搬送する搬送部と、隔壁により囲まれた内部空間を形成すると共に、当該隔壁が省略された開放部を有する筐体と、媒体の長辺よりも短いテープ幅でなるテープが巻き付けられたリールと、開放部を挟んでリールの反対側に設けられ、リールから引き出され開放部を横切ったテープを折り返す折り返し部と、円筒状でなり筐体に対し内部空間内で回転可能に設けられると共に、搬送部から短辺方向に沿って供給される媒体を、折り返し部により折り返されたテープと重ねて巻き付けるドラムと、開放部において内部空間と外部との間を閉塞すると共に、折り返し部により折り返されたテープ及び媒体を所定の走行経路に沿ってドラムの周側面へ案内する巻付ガイドと、巻付ガイドの一部分でなり、内部空間と外部との間を閉塞し又は開放すると共に、開放時にはリールから引き出されたテープが開放部を横切る度合を閉塞時よりも低減させる開閉部とを設けるようにした。
これにより本発明の媒体取引装置は、通常動作時には巻付ガイドの開閉部を閉塞して内部空間を保護する一方、保守作業時には開閉部を開放して内部空間と外部との間を連通させると共にテープが開放部を遮る度合を低減して、作業者による内部空間の目視やアクセスを容易化することができる。
本発明によれば、通常動作時には巻付ガイドの開閉部を閉塞して内部空間を保護する一方、保守作業時には開閉部を開放して内部空間と外部との間を連通させると共にテープが開放部を遮る度合を低減して、作業者による内部空間の目視やアクセスを容易化することができる。かくして本発明は、保守作業時の作業性を格段に高め得る媒体処理装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動預払機の外観構成を示す略線的斜視図である。 現金自動預払機の内部構成を示す略線図である。 一時保留部の外観構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による一時保留部の内部構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による一時保留部の内部構成を示す略線図である。 第1の実施の形態による可動アッパガイドの開放を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態による可動アッパガイドの開放を示す略線図である。 第2の実施の形態による一時保留部の内部構成を示す略線図である。 第2の実施の形態による可動アッパガイドの開放を示す略線図である。 他の実施の形態による一時保留部の内部構成を示す略線図である。 従来の一時保留部の内部構成を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動預払機の全体構成]
図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、顧客との間で現金に関する取引を行うようになされている。
筐体2は、その前面2A側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面2Aの上部から上面に渡る箇所に、接客部3が設けられている。
接客部3は、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされており、硬貨入出金口11、紙幣入出金口12、通帳挿入口13、カード挿入口14及び表示操作部15が設けられている。
硬貨入出金口11及び紙幣入出金口12は、顧客が入金する硬貨及び紙幣がそれぞれ投入されると共に、顧客へ出金する硬貨及び紙幣がそれぞれ排出される部分である。また硬貨入出金口11及び紙幣入出金口12は、それぞれに設けられたシャッタを駆動することにより開放又は閉塞するようになされている。因みに紙幣は、例えば長方形の紙で構成されており、市場で流通する過程において折り曲げられて扱われる場合もある。
通帳挿入口13は、取引で使用される通帳が挿入され、取引が終了すると通帳が排出される部分である。この通帳挿入口13の奥部には、取引内容等を通帳に記録する通帳処理部(図示せず)が設けられている。
カード挿入口14は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード挿入口14の奥部には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
表示操作部15は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額などを入力するタッチパネルとが一体化されている。
図2は、図1の現金自動預払機1を矢印A方向から見た側面図であり、当該現金自動預払機1の内部構成のうち主に紙幣の処理に関する部分を示している。同図に示したように、現金自動預払機1の内部には、上側に接客部3、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部4及び入金紙幣を一時的に保留する一時保留部5等が設けられており、下側に金種別のカセットでなる紙幣貯蔵部6等が設けられている。図中太線で示す搬送路7は、各部の間で紙幣を短辺方向に沿って搬送する。
この現金自動預払機1は、制御部8により全体を統括制御するようになされている。制御部8は、例えば顧客が紙幣を入金する入金取引を行う場合、表示操作部15を介して所定の操作入力を受け付けた後、紙幣入出金口12のシャッタを開いて紙幣を投入させる。
続いて制御部8は、投入された紙幣を搬送路7を介して鑑別部4へ搬送して鑑別させ、正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部5へ搬送して一時的に保留する一方、取引すべきでないと鑑別されたリジェクト紙幣を紙幣入出金口12へ搬送して顧客に返却する。
その後制御部8は、表示操作部15を介して顧客に入金金額を確定させ、一時保留部5に保留している紙幣を再び鑑別部4へ搬送して金種を再鑑別させて、鑑別された金種に応じて紙幣貯蔵部6の各カセットへ搬送し収納させるようになされている。
ところで筐体2は、前面2A側やその反対側(すなわち背面側)等の一部の側面が開閉可能な扉により構成されている。すなわち筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、図1及び図2に示したように各扉を閉塞することにより、紙幣貯蔵部6等に格納している紙幣を保護する。一方筐体2は、作業者等が保守作業を行う保守作業時には、必要に応じて各扉を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得る。
また現金自動預払機1は、この保守作業時に、背面の扉を開放した上で所定のスライド機構を介して一時保留部5を背面方向へ引き出す(図中破線で示す)と共に、その上面を背面方向へ向けるよう傾けることもできるようになされている。
[1−2.一時保留部の構成]
図3に外観を示すように、一時保留部5は、一時保留部筐体30に各部品が取り付けられた構成となっている。
一時保留部筐体30は、現金自動預払機1内に設置された際に前面2A(図1)側となる前側及びその反対の後側、当該前面2A側に対峙した顧客から見て左及び右となる左側及び右側、並びに下側といった外周の大部分を隔壁とすることにより、当該隔壁に囲まれた内部空間30Aを形成している。その一方で一時保留部筐体30は、外周のうち上側の隔壁が省略されてなる開放部30Bを介して外部から当該内部空間30Aへアクセスできるようになされている。
また一時保留部筐体30の前側面には、内部空間30A内への紙幣BLの出入り口となる紙幣入出孔30Cが穿設されている。
因みに一時保留部筐体30の左側及び右側の隔壁内には、図示しないモータから後述するドラムやローラ等へ駆動力を伝達するためのギヤ等が内蔵されている。また一時保留部筐体30の左側面には、保守作業の際にドラムやローラ等を手動で回転させるための操作ノブ30Dが設けられている。
[1−2−1.ドラム及びテープ走行系の構成]
図4は、一時保留部5のうち一時保留部筐体30を省略し、当該一時保留部筐体30に取り付けられた各部品を表した斜視図である。また図5は、図4の一時保留部5を左側から見た側面図である。因みに図中の一点鎖線K1は、一時保留部筐体30の内側面の一部を表している。
図4及び図5に示すように、ドラム31は、円筒状に構成されており、一時保留部筐体30の内部空間30A(図3)内において、左右方向に沿った回転軸31Xを中心に巻取方向R1又は巻戻方向R2へ回転し得るように取り付けられている。
また一時保留部5には、互いにほぼ同様に構成されたテープ走行系が左右それぞれに1系統ずつ設けられている。各テープ走行系では、上側テープ及び下側テープの2本のテープを走行させるようになされている。
上側リール32は、糸巻き状に構成されており、ドラム31の上側、すなわち開放部30B(図3)側における後方寄り且つ左寄りの箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸32Xを中心に回転するように設けられている。この上側リール32には、テープとしての上側テープ34が巻き付けられている。
上側リール33は、上側リール32と同様に構成されており、当該上側リール32とほぼ左右対称となる後方寄り且つ右寄りの箇所に、当該上側リール32と共通の回転軸32Xを中心に回転するように設けられている。この上側リール33には、テープとしての上側テープ35が巻き付けられている。
上側テープ34及び35は、いずれも薄いフィルム状の樹脂でなり、そのテープ幅が紙幣BL(図3)の長辺よりも十分に短くなっている。また上側テープ34及び35は、長手方向に十分な長さを有している。
上側リール32及び33から見てドラム31よりも前側、すなわち紙幣入出孔30C(図3)側には、ドラム31の回転軸31Xと平行なプーリシャフト36に挿通された上側テーププーリ37及び38がそれぞれ設けられている。
上側テーププーリ37及び38は、いずれも円筒状に構成され、その内径がプーリシャフト36の外径よりも僅かに大きくなされているため、プーリシャフト36を回転軸として自在に回転することができる。
また上側テーププーリ37及び38は、それぞれ左右方向の長さが上側テープ34及び35のテープ幅よりも長く、且つ上側リール32及び33とそれぞれ対応するよう、プーリシャフト36上における左右方向の位置が定められている。
上側リール32及び33からそれぞれ引き出された上側テープ34及び35は、それぞれ開放部30B(図3)を横切るように前方向へ掛け渡された後、上側テーププーリ37及び38を介して引き回されることによりそれぞれ後方向へ折り返される。
さらに上側テープ34及び35は、後述する可動アッパガイド51に設けられた所定のローラによりそれぞれドラム31に押し当てられており、その先端部が当該ドラム31に固定されている。
また上側リール32及び33は、図示しないテンションスプリングにより、上側テープ34及び35を巻き取る方向である巻取方向S1へそれぞれ付勢されている。これにより一時保留部5は、上側テープ34及び35に対し常に所定の張力を持たせるようになされている。
因みに一時保留部5では、敢えて上側リール32及び33をドラム31よりも後方寄りの位置に設けた上で、当該上側リール32及び33と上側テーププーリ37及び38との間で上側テープ34及び35を前方へ走行させ、当該上側テーププーリ37及び38によって当該上側テープ34及び35を後方へ折り返している。
これにより一時保留部5は、上側リール32及び33と現金自動預払機1内における他の機構等との干渉を回避でき、また後述するようにドラム31の近傍において上側テープ34及び35を前方から後方へ向けて走行させることができる。
下側リール41は、上側リール32と同様の糸巻き状に構成されており、当該上側リール32の下方、すなわちドラム31の下側における後方寄り且つ左寄りの箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸41Xを中心に回転し得るように設けられている。
この下側リール41には、上側テープ34と同様に構成された下側テープ43が巻き付けられている。因みに下側リール41における下側テープ43の巻付方向は、上側リール32における上側テープ34の巻付方向とは反対となっている。
下側リール42は、下側リール41と同様に構成されており、当該下側リール41とほぼ左右対称となる後方寄り且つ右寄りの箇所に、当該下側リール41と共通の回転軸41Xを中心に回転するように設けられている。この下側リール42には、下側テープ43と同様の下側テープ44が巻き付けられている。
下側リール41及び42の前方には、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸45Xを中心に回転する下側テーププーリ45及び46がそれぞれ設けられている。
下側テーププーリ45及び46は、上側テーププーリ37及び38と同様、いずれも円筒状に構成されており、左右方向の長さが下側テープ43及び44のテープ幅よりも長く、且つ左右方向に関し下側リール41及び42とそれぞれ対応する位置に設けられている。
下側リール41及び42から引き出された下側テープ43及び44は、それぞれ前方向へ渡された後、下側テーププーリ45及び46を介して引き回されることにより、それぞれ上方向へ向かう。さらに下側テープ43及び44は、後述する可動ロアガイド52に設けられた所定のローラを介して後方向へ向かうと共にドラム31に押し当てられており、その先端部が当該ドラム31に固定されている。
因みに一時保留部5は、下側リール41及び42についても、上側リール32及び33の場合と同様にドラム31よりも後方寄りの位置に設けたことにより、現金自動預払機1内の他の機構等との干渉を回避するようになされている。
ここで下側テープ43は、その先端がドラム31の周側面における左寄りの箇所に固定されている。また上側テープ34は、その先端がドラム31の外周面において当該下側テープ43の外周側に重なるように固定されている。
また下側テープ44は、その先端がドラム31の周側面における右寄りの箇所、すなわち下側テープ43とほぼ左右対称となる箇所に固定されている。また上側テープ35は、その先端がドラム31の外周面において当該下側テープ44の外周側に重なるように固定されている。
かかる構成により一時保留部5は、ドラム31を巻取方向R1へ回転させると、その周側面に下側テープ43及び上側テープ34を重ねると共に下側テープ44及び上側テープ35を重ねるようにして巻き付けていく。
このとき一時保留部5は、下側テープ43及び44と上側テープ34及び35との間に紙幣BLを挟んでいれば、当該下側テープ43及び44並びに上側テープ34及び35と共に当該紙幣BLをドラム31の周側面に巻き付けることができる。
[1−2−2.可動ガイドの構成]
可動ガイド50は、上側の可動アッパガイド51及び下側の可動ロアガイド52により構成されている。
可動アッパガイド51及び可動ロアガイド52の間には、紙幣BLの厚さよりも充分に広い隙間が設けられており、この隙間から当該可動アッパガイド51の下面に沿って紙幣BLを搬送するための搬送路53が形成されている。
可動ロアガイド52は、左右側面から見て滴状又は楔状に形成されたロアガイドベース54を中心に構成されている。
ロアガイドベース54の前側下方には、左右方向に貫通する回動孔55が穿設されている。一方、一時保留部筐体30(図3)における左右の内側面には、前側の上方に回動孔55と対応する左右方向に沿った回動軸(図示せず)が設けられている。
可動ロアガイド52は、一時保留部筐体30の回動軸を回動孔55に挿通させるよう取り付けられると、この回動軸及び回動孔55を中心として、一時保留部筐体30に対し内方向T1又は外方向T2(図5)へ回動することができる。
またロアガイドベース54の前側から上側に渡る湾曲した斜面には、当該斜面から前側ないし上側を露出させるように搬送ローラ56及び57が設けられている。搬送ローラ56及び57は、それぞれ円筒状に構成されると共に左右方向に沿った回転軸(図示せず)に貫通されており、図示しない駆動機構を介して駆動力が当該回転軸に伝達されることにより、当該回転軸と共に双方向へ回転し得るようになされている。
ロアガイドベース54における後側の上方には、円筒状の下側テープローラ58が左右方向に沿った回転軸(図示せず)を中心に回転し得るよう設けられている。この下側テープローラ58は、上方向へ向かう下側テープ43及び44をそれぞれ後方向へ折り返し、搬送路53に沿って、すなわち後述するアッパガイドベース62の下面に沿って、それぞれ進行させる。
このため可動ガイド50は、前側から紙幣BLが搬送路53へ挿入された場合、回転する搬送ローラ56及び57により当該紙幣BLを搬送路53に沿って後方向へ順次送り出し、下側テープローラ58の後側を後方向へ走行する下側テープ43及び44によりさらに後方向へ進行させるようになされている。
可動アッパガイド51は、ロアガイドベース54に固定されたフレーム61と、ドラム31及びロアガイドベース54の上側を覆い当該フレーム61により位置決めされるアッパガイドベース62とを中心に構成されている。
フレーム61は、図4と対応する図6に示すように、前側において左右に延びた前辺61Aの左右それぞれの端部から、左アーム61B及び右アーム61Cがそれぞれ後方へ向けて延設されている。
左アーム61B及び右アーム61Cの後側部分は、ドラム31の外周形状に対応するように、後方へ進むに連れて下方へ垂れ下がるアーチ形状となっている。また左アーム61B及び右アーム61Cの前寄りの箇所からは、下方へ向けて連結脚61D及び61Eがそれぞれ延設されている。
フレーム61は、連結脚61D及び61Eの下方において、ロアガイドベース54に固定されている。このためフレーム61は、可動ロアガイド52が回動孔55を中心に回動すると、当該可動フロアガイド52と一体に回動する。
フレーム61における左アーム61B及び右アーム61Cの前寄りの箇所には、それぞれの内側面に、円柱状のロックポスト63が内側へ向けて立設されている。
またフレーム61における左アーム61B及び右アーム61Cの後端近傍には、左右方向に貫通する開閉孔61F及び61Gが穿設されている。この開閉孔61F及び61Gには、左右方向に沿った円柱状の開閉シャフト64がそれぞれ挿通されている。
アッパガイドベース62は、フレーム61によって前方及び左右を囲まれるように設けられており、全体として、一時保留部筐体30(図3)の上側に形成された開放部30Bにおいてドラム31を上側から覆うような、湾曲した板状に形成されている。
すなわちアッパガイドベース62は、おおむねドラム31の前側部分からロアガイドベース54の後側部分までの範囲を覆う中央部分において、その下面がほぼ平面状に形成されている。またアッパガイドベース62は、ドラム31の後側を覆う後側部分において、当該ドラム31の外周形状に対応するように、その下面が後方へ進むに連れて下方へ垂れ下がる形状となっている。さらにアッパガイドベース62は、ロアガイドベース54の前側部分と対向する前側部分において、当該ロアガイドベース54の上面形状に合わせるように、その下面が前方へ進むにつれて下方へ垂れ下がる形状となっている。
因みにアッパガイドベース62には、上側テープ34及び35を挿通させるための挿通孔等が適宜設けられている。
アッパガイドベース62の後端近傍には、左右方向に貫通する開閉孔62A及び62Bが穿設されている。この開閉孔62A及び62Bは、フレーム61の開閉孔61F及び61Gにそれぞれ挿通された開閉シャフト64がそれぞれ挿通されている。
これによりアッパガイドベース62は、開閉シャフト64を回動軸として、フレーム61に対し開方向U1又は閉方向U2へ回動し得るようになされている。
一方、アッパガイドベース62の前側上部には、プーリシャフト36が取り付けられている。プーリシャフト36には、上述した上側テーププーリ37及び38に加えて、ロックレバー65が回転自在に挿通されている。
ロックレバー65は、後側下部に、ロックポスト63の外径よりも大きい溝幅でなる係合溝65Aが設けられ、また後側における当該係合溝65Aよりも下側に、下方へ進むに連れて前後幅が短くなるような傾斜面が形成されている。
またロックレバー65は、上方に爪部65Bが延設されており、作業者により当該爪部65Bの前側から後方向へ向けた力が加えられると、プーリシャフト36を中心にアンロック方向V1方向へ回動する。
さらにロックレバー65は、図示しないスプリングにより、ロック方向V2へ回動するよう付勢されている。
このためロックレバー65は、付勢されロック方向V2へ回動して係合溝65Aをフレーム61のロックポスト63に係合させることにより、図4及び図5に示したように、フレーム61とアッパガイドベース62とを一体化させる。
このとき可動アッパガイド51は、アッパガイドベース62の下面をドラム61に近接させると共にロアガイドベース54の上面と対向させた状態(以下これを閉状態と呼ぶ)に維持することができる。
またロックレバー65は、外力が加えられてアンロック方向V1へ回動されることにより、係合溝65Aとロックポスト63との係合を解除することができる。
アッパガイドベース62は、ロックレバー65の係合溝65Aとロックポスト63との係合が解除された上で前側部分に上方向への外力が加えられると、図6及び図7に示すように、開閉シャフト64を回動中心として開方向U1へ回動する。以下、図6及び図7のようにアッパガイドベース62を開方向U1へ回動させた状態を開状態と呼ぶ。
因みにアッパガイドベース62は、開状態から閉方向U2へ回動されると、その下面をドラム31及びロアガイドベース54に近接させていく。このときロックレバー65は、下側に形成された傾斜面をロックポスト63に当接させながら当該ロックレバー65を一度アンロック方向V1へ回動させた後、付勢力の作用によりロック方向V2へ回動し、係合溝63Aを当該ロックポスト63に係合させる。この結果アッパガイドベース62は、再びフレーム61と一体化し下面をドラム31及びロアガイドベース54の上面に近接させた閉状態に戻る。
このように可動アッパガイド51は、フレーム61に対し開閉シャフト64を中心にアッパガイドベース62を開方向U1又は閉方向U2へ回動させ得ると共に、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることより閉状態を維持できるようになされている。
ところでアッパガイドベース62における中央部分には、下側を露出させるように搬送ローラ66、67及び68が設けられている。搬送ローラ66、67及び68は、それぞれ円筒状に構成されると共に左右方向に沿った回転軸(図示せず)に貫通されており、双方向へ回転し得るようになされている。
搬送ローラ66は、自然状態から圧縮されたスプリング69によりその回転軸が下方向へ付勢されている。このため搬送ローラ66は、閉状態において、搬送路53を搬送されてくる紙幣BLを可動ロアガイド52の搬送ローラ57に押し付けることができ、当該搬送ローラ57の駆動力を当該紙幣BLへ効率良く伝達させることができる。
搬送ローラ68は、前後方向に関してドラム31のほぼ真上となり左右方向に関して上側リール32及び33と対応する箇所に設けられており、その下面において上側テープ34及び35と当接している。
このため搬送ローラ68は、閉状態において、下側テープ43及び44の上面に載せられて搬送路53を前側から搬送されてくる紙幣BLの上側に上側テープ34及び35を当接させて走行させることができる。
すなわち搬送ローラ68は、上側テープ34及び35と下側テープ43及び44との間に紙幣BLを挟ませ、さらにこれらを後方へ進行させると共にドラム31の周側面に押し付ける。
このように可動ガイド50は、閉状態において一時保留部筐体30の紙幣入出孔30Cを介して挿入された紙幣BLを搬送路53に沿って搬送し、上側テープ34及び35並びに下側テープ43及び44により当該紙幣BLを上下から挟んだ状態で、ドラム31の周側面近傍まで到達させるようになされている。
ところで可動ガイド50は、上述した可動ロアガイド52の回動孔55を回動中心として内方向T1又は外方向T2へ回動し得るようになされているが、重力により下方向へ向かう力、すなわち内方向T1へ向かう力が作用する。
このため可動ガイド50は、閉状態において、アッパガイドベース62の下面及び搬送ローラ67をドラム31の周側面に当接させ、押し付けることになる。
これにより可動ガイド50は、ドラム31が巻取方向R1へ回転する際に、長辺方向に折れ曲がる恐れを有しながらも一部のみが上側テープ34及び35並びに下側テープ43及び44により挟持された紙幣BLを、長辺方向に(すなわち左右方向に)伸ばしながら当該ドラム31の周側面に押し付けるようガイドすることができる。
ここでドラム31は、多数の紙幣BLが順次巻き付けられていくに連れて、見かけ上の外径が増加していく。これに応じて可動ガイド50は、アッパガイドベース62がドラム31により上方向へ徐々に持ち上げられることになり、回動孔55を中心に外方向T1へ回動することになる。
すなわち可動ガイド50は、ドラム31の外径に関わらず、アッパガイドベース62の下面及び搬送ローラ67をドラム31に当接させることができ、紙幣BLの搬送方向及び搬送先を当該ドラム31の外周面に追従させることができる。
また可動ガイド50は、閉状態であれば、ドラム31の外径に関わらず一時保留部筐体30(図3)の開放部30Bをドラム31の上方から覆い、内部空間30Aと外部とを遮蔽し続けることができる。
因みに一時保留部5では、ドラム31の外径、ドラム31と一時保留部筐体30との隙間、上側テープ34及び35並びに下側テープ43及び44の長さ等がそれぞれ最適化されており、当該ドラム31に約200枚の紙幣BLを順次巻き付けることができる。
[1−3.動作及び効果]
以上の構成において、第1の実施の形態による一時保留部5は、可動アッパガイド51の後端近傍においてフレーム61とアッパガイドベース62とを開閉シャフト64により回動可能に接続し、前側においてフレーム61にロックポスト63を、アッパガイドベース62にロックレバー65を設けた。
可動アッパガイド51は、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより、アッパガイドベース62の下面をドラム31に近接させロアガイドベース54の上面と対向させた閉状態(図4及び図5)を保持する。
この閉状態において一時保留部5は、一時保留部筐体30の開放部30Bをアッパガイドベース62によりドラム31の上側から覆った状態とすることができ、内部空間30Aと外部との間を遮蔽することができる。
すなわち一時保留部5は、内部空間30A内に存在する紙幣BLや半券BX等を不用意に外部へ放出することなくその内部に留めることができ、また外部からの異物の侵入を防止することができる。
またこの閉状態において、可動アッパガイド51は、搬送ローラ66及び68を可動ロアガイド52の搬送ローラ57及びドラム31へそれぞれ押し当てることができる。これにより可動ガイド50は、搬送路53に沿って走行する紙幣BLに対し搬送ローラ57の駆動力を効率良く伝達することができる。
一方ロックレバー65は、作業者により爪部65Bに後方向への外力が加えられると、プーリシャフト36を中心にアンロック方向V1へ回動し、係合溝65Aによるフレーム61のロックポスト63に対する係合を解除する。
さらにアッパガイドベース62は、このように係合が解除された状態で作業者によりロックレバー65等を介してその前側部分に上方向への外力が加えられると、開閉シャフト64を回動中心として開方向U1へ回動し、その下面をドラム31及びロアガイドベース54の上面から遠ざけた開状態とする。
この開状態において一時保留部5は、一時保留部筐体30の内部空間30Aと外部とを連通させるため、作業者に外部から内部空間30Aやドラム31を容易に目視させ得ると共に、当該作業者に工具や指先を容易に挿入させること、すなわち容易にアクセスさせることができる。
またこの開状態では、アッパガイドベース62全体を開方向U1へ回動させることにより、ロアガイドベース54の上面を外部に露出させるように搬送路53を大きく開くことができる。これにより一時保留部5では、搬送中に紙幣BLが詰まる可能性が比較的高い搬送路53について、従来よりも保守作業を格段に容易化することができる。
このときアッパガイドベース62は、取り付けられているプーリシャフト36も開方向U1へ一体に回動させるため、当該プーリシャフト36に挿通された上側テーププーリ37及び38を後側上方へ持ち上げることになる。
これに伴いアッパガイドベース62は、上側テーププーリ37及び38に掛け渡された上側テープ34及び35も一緒に後側上方へ移動させるため、当該上側テープ34及び35が開放部30Bを前後に横切る度合を低減させることができる。
すなわち一時保留部5は、アッパガイドベース62を開方向U1へ回動させるだけで、開放部30Bを横切るように走行していた上側テープ34及び35を後方へ寄せて当該開放部30Bから退避させることができる。これにより一時保留部5は、作業者が開放部30Bを介して内部空間30Aやドラム31等にアクセスする際の作業性を一段と向上させることができる。
ここで一時保留部5では、アッパガイドベース62を開方向U1へ回動させることにより、上側テープ34及び35が上側リール32及び33から上側テーププーリ37及び38により折り返されてドラム31へ到達するまでの経路長が短くなる。すなわち上側テープ34及び35は、開状態において大きく弛む可能性がある。
この点において上側リール32及び33は、上述したようにトーションスプリング(図示せず)により巻取方向S1への力が加えられている。これにより一時保留部5は、上側リール32及び33が巻取方向S1へ回転して上側テープ34及び35を適切に巻き取ることができ、当該上側テープ34及び35の弛みを自動的に解消することができる。
この結果一時保留部5では、作業者による保守作業において、弛んだ上側テープ34及び35に指や工具等を不用意に引っかけることによる、当該上側テープ34及び35を切断してしまうことや、ドラム31を意図せず回転させて紙幣BLを新たに詰まらせてしまうことのような、副次的な障害の発生を未然に防止することができる。
このように一時保留部5は、作業者にロックレバー65によるロック状態を解除させてアッパガイドベース62を開方向U1へ回動させるといった極めて容易な操作を行わせるだけで、開放部30Bを大きく開放すると共に上側テープ34及び35を退避させてその弛みを解消することができるので、従来よりも格段に良好な作業環境を構築することができる。
また一時保留部5は、アッパガイドベース62が閉方向U2へ回動されると、ロックレバー65の下側に形成された斜面をロックポスト63に摺動させながら当該ロックレバー65をアンロック方向V1へ回動させた後、係合溝65Aを当該ロックポスト63に係合させることにより、閉状態を維持する。
このとき上側リール32及び33は、トーションスプリング(図示せず)の作用により、引出方向S2へ回転して上側テープ34及び35を引き出すため、当該上側テープ34及び35の張力を適切に調整することができる。
すなわち一時保留部5は、作業者にアッパガイドベース62を閉方向U2へ回動させるだけで、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させて開状態から閉状態に戻すことができ、このとき上側テープ34及び35についても元の走行経路に沿って適切な張力で掛け渡された状態とすることができる。
以上の構成によれば、一時保留部5は、可動アッパガイド51の後側に設けた開閉シャフト64によりアッパガイドベース62を回動可能とし、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより閉状態を保持する。また一時保留部5は、ロックレバー65がアンロック方向V1へ回動されると係合溝65Aによるロックポスト63に対する係合を解除し、上方向への外力に応じてアッパガイドベース62を開方向U1へ回動させて開状態とする。これにより一時保留部5は、開放部30Bを大きく開放すると共に上側テープ34及び35を退避させることができるので、従来よりも作業性を格段に高めることができる。
[2.第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態による現金自動預払機101(図1、図2)は、第1の実施の形態と比較して、一時保留部5に代わる紙幣収納庫105を有している点が相違するものの、他の点については同様に構成されている。
[2−1.一時保留部の構成]
一時保留部105は、第1の実施の形態による一時保留部5(図3)と比較して、可動ガイド50に代わる可動ガイド150を有する点が相違するものの、各テープの走行系やドラム31など、他の点については同様に構成されている。
可動ガイド150は、可動ガイド50と比較して、可動アッパガイド51に代わる可動アッパガイド151を有する点が異なるものの、可動ロアガイド52及び搬送路53については同様に構成されている。
可動アッパガイド151は、図5と対応する図8に示すように、可動アッパガイド51と比較して、フレーム61及びアッパガイドベース62に代えてフレーム161、アッパガイドベース162及びアッパドラムガイド163を有する点が異なるものの、他の点については同様に構成されている。
フレーム161は、フレーム61(図6)と比較して、左右のアーム161B及び161Cがアーム61B及び61Cよりも短縮されており、前辺161Aの左右それぞれの端部から、アッパガイドベース162とドラム31とが当接する箇所、すなわち搬送ローラ68が設けられている箇所の近傍までに止められている。
そして左アーム161B及び右アーム161Cの後端近傍、すなわちアッパガイドベース162とドラム31とが当接する箇所の近傍には、左右方向に貫通する開閉孔161F及び161Gが穿設されている。この開閉孔161F及び161Gには、第1の実施の形態における開閉孔61F及び61Gと同様、左右方向に沿った円柱状の開閉シャフト64がそれぞれ挿通されている。
アッパガイドベース162は、第1の実施の形態におけるアッパガイドベース62の中央部分及び前側部分に相当しており、その後端部分、すなわちドラム31と当接する箇所の近傍に、左右方向に貫通する開閉孔162A及び162Bが穿設されている。
この開閉孔162A及び162Bは、フレーム161の開閉孔161F及び161Gと共に開閉シャフト64がそれぞれ挿通されている。これによりアッパガイドベース162は、開閉シャフト64を回動軸として、フレーム161に対し開方向U1又は閉方向U2へ回動し得るようになされている。
アッパドラムガイド163は、第1の実施の形態におけるアッパガイドベース62の後側部分に相当する。このアッパドラムガイド163は、フレーム161の左アーム161B及び右アーム161Cの後端に取り付けられており、当該フレーム161に対し固定されている。
すなわち第2の実施の形態による可動アッパガイド151では、図7と対応する図9に示すように、アッパドラムガイド163を残して、ドラム31と当接する箇所よりも前側のアッパガイドベース162のみが開方向U1へ回動するようになされている。
因みにアッパガイドベース162には、アッパガイドベース62と同様、下面に搬送ローラ66〜68が設けられており、また前側上方にはプーリシャフト36、上側テーププーリ37及び38並びにロックレバー65も設けられている。
[2−2.動作及び効果]
以上の構成において、第2の実施の形態による一時保留部105は、可動アッパガイド151のドラム31と当接する箇所の近傍においてフレーム161とアッパガイドベース162とを開閉シャフト64により回動可能に接続した。
可動アッパガイド151は、第1の実施の形態と同様、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより、アッパガイドベース162の下面をドラム31に近接させロアガイドベース54の上面と対向させた閉状態を保持する(図8)。
この閉状態において一時保留部105は、一時保留部筐体30の開放部30Bをアッパガイドベース162及びアッパドラムガイド163によりドラム31の上側から覆った状態とすることができ、内部空間30Aと外部との間を遮蔽することができる。
一方、アッパガイドベース162は、作業者によりロックレバー65がアンロック方向V1へ回動されると、係合溝65Aとロックポスト63との係合を解除する。さらにアッパガイドベース162は、上方向への外力が加えられると、開閉シャフト64を回動中心として開方向U1へ回動し、その下面をドラム31及びロアガイドベース54の上面から遠ざけた開状態とする(図9)。
この開状態において一時保留部105は、一時保留部筐体30の内部空間30Aと外部とを連通させることができるため、作業者が外部から内部空間30Aやドラム31を容易に目視できると共に、当該作業者に工具や指先を容易に挿入させること、すなわち容易にアクセスさせることができる。
このときアッパガイドベース162は、第1の実施の形態と同様、開放部30Bを横切るように走行していた上側テープ34及び35を後方へ寄せて当該開放部30Bから退避させることができる。
また上側リール32及び33は、トーションスプリング(図示せず)により巻取方向S1へ回転して上側テープ34及び35を適切に巻き取ることができ、当該上側テープ34及び35の弛みを自動的に解消することができる。
ところで第1の実施の形態による一時保留部5では、アッパガイドベース62の形状と、開閉シャフト64の位置と、上側リール32及び33又は一時保留部筐体30の内側面との関係により、アッパガイドベース62を開方向U1へ約45°まで回動させることが可能であった(図7)。
これに対し第2の実施の形態による一時保留部105では、開閉シャフト64がドラム31のほぼ真上に設けられ、またアッパドラムガイド163の上方に何ら部品が設けられていないため、例えば図9に破線で示すように、アッパガイドベース162を約120°のように大きな角度まで回動させることができる。
このため一時保留部105では、開放部30Bのうちロアガイドベース54の上面及びドラム31の前側部分の上方に相当する空間を完全に開放することができるので、作業者が上方から内部空間30Aを容易に目視でき、また容易にアクセスすることができる。
またこのとき一時保留部105では、アッパガイドベース162の下面、すなわち閉状態においてロアガイドベース54との間に搬送路53を形成する面を前方ないし上方へ向けることができるため、当該アッパガイドベース162に関する作業性も格段に向上させることができる。
その他の点についても、第2の実施の形態による一時保留部105は、第1の実施の形態による一時保留部5と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、一時保留部105は、可動アッパガイド151の中央よりも後側に設けた開閉シャフト64によりアッパガイドベース162を回動可能とし、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより閉状態を保持する。一方、一時保留部105は、ロックレバー65がアンロック方向V1へ回動されると係合溝65Aによるロックポスト63に対する係合を解除し、上方向への外力に応じてアッパガイドベース162を開方向U1へ回動させて開状態とする。これにより一時保留部105は、開放部30Bを大きく開放すると共に上側テープ34及び35を退避させることができるので、従来よりも作業性を格段に高めることができる。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては可動アッパガイド51の後端近傍に、また第2の実施の形態においてはドラム31のほぼ真上に、それぞれ開閉シャフト64を設けてフレーム61又は161に対しアッパガイドベース62又は162を回動可能に接続するようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、可動アッパガイドにおける任意の箇所に開閉シャフト64を設け、当該接続箇所よりも前側部分でなるアッパガイドベースを回動させるようにしても良い。この場合、アッパガイドベースと共にプーリシャフト36を回動させることにより、上側テーププーリ37及び38に掛け渡された上側テープ34及び35を少なくとも後方向へ一緒に移動させるようにすれば良い。
また上述した第1及び第2の実施の形態においては、開閉シャフト64による1本の回動軸を中心にアッパガイドベースを回動させて開状態とするようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、回動軸を2箇所以上設け、各回動軸を回動させてアッパガイドベースを開閉させるようにしても良い。
例えば図9と対応する図10に示すように、一時保留部205は、可動ガイド150と対応する可動ガイド250を有しており、可動ガイド250は、可動アッパガイド151と対応する可動アッパガイド251を有している。可動アッパガイド251は、第1の実施の形態と同様のフレーム61と、第2の実施の形態と一部類似したアッパガイドベース262及びアッパドラムガイド263とを有している。
アッパドラムガイド263は、第1の実施の形態におけるアッパガイドベース62と同様、フレーム61の左右のアーム61B及び61Cの後側端部において開閉シャフト264により回動可能に接続されている。アッパガイドベース262は、その後側端部において、アッパドラムガイド263の前側端部に開閉シャフト265により回動可能に接続されている。
すなわち一時保留部205は、フレーム61に対し開閉シャフト264を回動軸としてアッパドラムガイド263を開方向U1又は閉方向U2へ回動させることができ、さらに当該アッパドラムガイド263に対し開閉シャフト265を回動軸としてアッパガイドベース262を開方向W1又は閉方向W2へ回動させることができる。
かかる構成により一時保留部205は、図10に示したように、ドラム31及びロアガイドベース54の上側を大きく開放することができ、当該ドラム31や内部空間30A、さらにはアッパガイドベース262に対する視認性や作業性を格段に向上させることができる。
さらにこの場合、アッパドラムガイド263をゴムや樹脂のような可撓性を有する材料により構成すると共に開閉シャフトを省略し、当該アッパドラムガイド263を撓ませることにより閉状態又は開状態に切り換えるようにしても良い。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、アッパガイドベース62又は162の開閉孔62A及び62B又は162A及び162Bとフレーム61の開閉孔61F及び61Gとを開閉シャフト64によって挿通することにより、回動軸として作用させるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えばアッパガイドベース62又は162の左右側面に円柱状の回動軸を外方へ突出させるよう形成し、この回動軸をフレーム61の開閉孔61F及び61Gに挿通させることにより、回動軸として作用させるようにしても良い。
さらに上述した第1及び第2実施の形態においては、開閉シャフト64による回動作用を利用して、アッパガイドベース62又は162を開状態又は閉状態に切り換えるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、スライド機構やリンク機構など、周知の種々の機構又はその組み合わせを介してアッパガイドベースを開状態又は閉状態に切り換えるようにしても良い。この場合も、アッパガイドベースをプーリシャフト36と一体にスライド等させることにより、上側テーププーリ37及び38に掛け渡された上側テープ34及び35を少なくとも後方向へ一緒に移動させることにより、上側テープ34及び35が開放部30Bを前後に横切る度合を低減できれば良い。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、上側テーププーリ37及び38が挿通されたプーリシャフト36をアッパガイドベース62又は162に固定し、当該アッパガイドベース62又は162の回動に伴って上側テーププーリ37及び38を後上方向へ移動させるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えばプーリシャフト36をアッパガイドベース62又は162ではなく所定の移動機構に取り付け、アッパガイドベース62又は162の回動に伴って当該移動機構を移動させるようにしても良い。要は、開状態においてプーリシャフト36と共に上側テーププーリ37及び38を少なくとも上側リール32及び33がある後方向へ移動させ、上側テープ34及び35を開放部30Bから退避させることができれば良い。
さらに上述した第1及び第2実施の形態においては、ロック機構として、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより、フレーム61又は161に対しアッパガイドベース62又は162を固定して閉状態を維持し、またそのロックを解除することにより開状態に遷移できるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えばアッパガイドベース62又は162の左右側面にスプリング等により外方へ付勢されたロックピンを突出させるように設けると共に、フレーム61又は161の左右内側面に孔を穿設しても良い。この場合、ロックピンを孔に係合させることにより閉状態を維持し、所定のリリースレバーを介してロックピンを内方へ引き込むことによりロック状態を解除して開状態とするようにすれば良い。
また本発明では、このような機構以外にも、周知の種々のロック機構を用いても良く、要はフレームに対しアッパガイドベースをロック(固定)して閉状態とすると共に、このロックを解除することにより開状態とすることができれば良い。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、図示しないトーションスプリングによって上側リール32及び33を巻取方向S1へ付勢することにより、開状態において上側テープ34及び35を巻き取って弛みを解消するようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば図示しないモータの回転力を上側リール32及び33に伝達するように構成し、アッパガイドベースを開方向U1へ回動させた際に、自動的に又は作業者の操作により、当該モータを回転動作させて上側リール32及び33を巻取方向S1に回転させ、上側テープ34及び35の弛みを解消するようにしても良い。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、一時保留部5に上側テープ34及び35並びに下側テープ41及び42のように、上側テープ及び下側テープの組み合わせでなるテープ走行系を左右に2組設けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、一時保留部5にテープ走行系を1組又は3組以上設けるようにしても良い。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、一時保留部5又は105により上側テープ34及び35並びに下側テープ41及び42の間に紙幣BLを挟持した状態で、当該紙幣BLをドラム31の外周面に巻き付けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、一時保留部5又は105から下側テープ41及び42及びこれに関連する機構を省略しても良い。この場合、例えば上側テープ34及び35の紙幣BLと当接する面に粘着性を持たせ、この粘着性により紙幣BLを上側テープ34及び35に貼り付けて仮止めした状態で、上側テープ34及び35を紙幣BLの外周側に重ねるようにしてドラム31の外周面に巻き付けるようにすれば良い。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、現金自動預払機1において取引中に入金された紙幣を一時的に保留する一時保留部5又は105に本発明を適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば紙幣の鑑別や計数のみを行う装置等、紙幣BLを上側テープ34及び35並びに下側テープ41及び42の間に挟みドラム31に巻き付けて一時的に保留する種々の装置に適用するようにしても良い。
さらに上述した第1及び第2の実施の形態においては、現金を取引する現金自動預払機1又は101の一時保留部5又は105において、媒体としての紙幣BLを上側テープ34及び35並びに下側テープ41及び42の間に挟みドラム31に巻き付けて保留するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体をドラム31に巻き付けて保留する種々の装置に適用するようにしても良い。この場合、媒体の大きさや形状に応じて上側テープ34及び35並びに下側テープ41及び42のテープ幅等を適宜定めれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、筐体としての一時保留部筐体30と、リールとしての上側リール32及び33と、折り返し部としての上側テーププーリ37及び38と、ドラムとしてのドラム31と、巻付ガイドとしての可動アッパガイド51又は151と、開閉部としてのアッパガイドベース62又は162及び開閉シャフト64とによって媒体処理装置としての一時保留部5又は105を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる筐体と、リールと、折り返し部と、ドラムと、巻付ガイドと、開閉部とによって媒体処理装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、受付部としての接客部3と、搬送部としての搬送路7と、筐体としての一時保留部筐体30と、リールとしての上側リール32及び33と、折り返し部としての上側テーププーリ37及び38と、ドラムとしてのドラム31と、巻付ガイドとしての可動アッパガイド51又は151と、開閉部としてのアッパガイドベース62又は162及び開閉シャフト64とによって媒体取引装置としての現金自動預払機1又は101を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる受付部と、搬送部と、筐体と、リールと、折り返し部と、ドラムと、巻付ガイドと、開閉部とによって媒体取引装置を構成するようにしても良い。
本発明は、投入された紙幣等の紙状の媒体をテープと共にドラムに巻き付けて一時的に保留する種々の装置でも利用できる。
1、101……現金自動預払機、3……接客部、5、105……一時保留部、7……搬送部、12……紙幣入出金口、30……一時保留部筐体、30A……内部空間、30B……開放部、30C……紙幣入出孔、31……ドラム、32、33……上側リール、34、35……上側テープ、36……プーリシャフト、37、38……上側テーププーリ、41、42……下側リール、43、44……下側テープ、50、150……可動ガイド、51、151……可動アッパガイド、52……可動ロアガイド、53……搬送路、54……ロアガイドベース、55……回動孔、61、161……フレーム、61B、61C、161B、161C……アーム、62、162……アッパガイドベース、63……ロックポスト、64……開閉シャフト、65……ロックレバー、65A……係合溝、163……アッパドラムガイド、BL……紙幣。

Claims (8)

  1. 隔壁により囲まれた内部空間を形成すると共に、当該隔壁が省略された開放部を有する筐体と、
    矩形状の媒体の長辺よりも短いテープ幅でなるテープが巻き付けられたリールと、
    上記開放部を挟んで上記リールの反対側に設けられ、上記リールから引き出され上記開放部を横切った上記テープを折り返す折り返し部と、
    円筒状でなり上記筐体に対し上記内部空間内で回転可能に設けられると共に、上記筐体の外部から短辺方向に沿って供給される上記媒体を、上記折り返し部により折り返された上記テープと重ねて巻き付けるドラムと、
    上記開放部において上記内部空間と外部との間を閉塞すると共に、上記折り返し部により折り返された上記テープ及び上記媒体を所定の走行経路に沿って上記ドラムの周側面へ案内する巻付ガイドと、
    上記巻付ガイドの一部分でなり、上記内部空間と外部との間を閉塞し又は開放すると共に、開放時には上記リールから引き出された上記テープが上記開放部を横切る度合を上記閉塞時よりも低減させる開閉部と
    を具えることを特徴とする媒体処理装置。
  2. 上記開閉部は、
    上記開放時に上記折り返し部を上記閉塞時よりも上記リールに近接させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 上記折り返し部は、
    上記巻付ガイドに取り付けられ、上記開閉部の開閉動作により移動される
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  4. 上記巻付ガイドは、
    上記走行経路の上記ドラム側部分でなるロアガイドと、上記走行経路を挟んで当該ロアガイドと対向する走行部分及び上記ドラムの周側面と対向する周側部分を有するアッパガイドとを具え、
    上記開閉部は、
    上記開放時に、上記アッパガイドのうち少なくとも上記走行部分を上記ロアガイドから離隔させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  5. 上記開閉部は、
    上記開放時に、上記アッパガイドの上記走行部分を上記ロアガイドから離隔させると共に、上記周側部分を上記ドラムの上記周側面から離隔させる
    ことを特徴とする請求項4に記載の媒体処理装置。
  6. 上記開閉部は、
    上記ドラムの回転軸と略平行な回動軸を回動中心として上記巻付ガイドの一部を回動させることにより、上記内部空間と外部との間を閉塞し又は開放する
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  7. 少なくとも上記開閉部を開放したときに、上記テープの弛みを軽減し又は排除する弛張調整部
    をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  8. 紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける受付部と、
    上記受付部により受け付けた上記媒体を搬送する搬送部と、
    隔壁により囲まれた内部空間を形成すると共に、当該隔壁が省略された開放部を有する筐体と、
    上記媒体の長辺よりも短いテープ幅でなるテープが巻き付けられたリールと、
    上記開放部を挟んで上記リールの反対側に設けられ、上記リールから引き出され上記開放部を横切った上記テープを折り返す折り返し部と、
    円筒状でなり上記筐体に対し上記内部空間内で回転可能に設けられると共に、上記搬送部から短辺方向に沿って供給される上記媒体を、上記折り返し部により折り返された上記テープと重ねて巻き付けるドラムと、
    上記開放部において上記内部空間と外部との間を閉塞すると共に、上記折り返し部により折り返された上記テープ及び上記媒体を所定の走行経路に沿って上記ドラムの周側面へ案内する巻付ガイドと、
    上記巻付ガイドの一部分でなり、上記内部空間と外部との間を閉塞し又は開放すると共に、開放時には上記リールから引き出された上記テープが上記開放部を横切る度合を上記閉塞時よりも低減させる開閉部と
    を具えることを特徴とする媒体取引装置。
JP2011162420A 2011-07-25 2011-07-25 媒体処理装置及び媒体取引装置 Active JP5724717B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011162420A JP5724717B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 媒体処理装置及び媒体取引装置
PCT/JP2012/060483 WO2013014985A1 (ja) 2011-07-25 2012-04-18 媒体集積装置
US13/991,162 US8833537B2 (en) 2011-07-25 2012-04-18 Medium stocking apparatus
CN201280004919.7A CN103299348B (zh) 2011-07-25 2012-04-18 介质收集装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011162420A JP5724717B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 媒体処理装置及び媒体取引装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013025707A true JP2013025707A (ja) 2013-02-04
JP5724717B2 JP5724717B2 (ja) 2015-05-27

Family

ID=47600845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011162420A Active JP5724717B2 (ja) 2011-07-25 2011-07-25 媒体処理装置及び媒体取引装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8833537B2 (ja)
JP (1) JP5724717B2 (ja)
CN (1) CN103299348B (ja)
WO (1) WO2013014985A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015118742A1 (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
WO2015178198A1 (ja) * 2014-05-20 2015-11-26 沖電気工業株式会社 媒体収納装置及び媒体取引装置
CN105825579A (zh) * 2016-05-26 2016-08-03 武汉科技大学 螺旋式滚筒钱币分离机
JP2016207029A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
WO2018008247A1 (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 沖電気工業株式会社 媒体収納装置及び媒体取引装置
EP3623326A1 (en) 2018-09-13 2020-03-18 Glory Ltd. Sheet storage device and sheet processing apparatus

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5724652B2 (ja) * 2011-06-10 2015-05-27 沖電気工業株式会社 媒体処理装置
JP5935512B2 (ja) * 2012-05-28 2016-06-15 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
CN104640784B (zh) * 2012-09-21 2017-05-03 默克专利股份公司 用于打开带状包装的分配器
CN102963782A (zh) * 2012-12-11 2013-03-13 广州广电运通金融电子股份有限公司 纸币暂存装置
JP6229264B2 (ja) * 2012-12-20 2017-11-15 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
CN103676990B (zh) * 2013-12-30 2016-12-07 广州广电运通金融电子股份有限公司 纸币暂存模块和其卷筒转速控制方法以及自动柜员机
JP6421665B2 (ja) * 2015-03-25 2018-11-14 沖電気工業株式会社 媒体処理装置
CN107191072A (zh) * 2017-07-05 2017-09-22 深圳怡化电脑股份有限公司 锁止结构、介质收集装置、锁止方法及解锁方法
CN107369247B (zh) * 2017-08-30 2023-05-30 深圳怡化电脑股份有限公司 介质收集装置及介质交易装置
EP3809381A4 (en) * 2018-07-17 2023-02-22 Glory Ltd. PAPER SHEET STORAGE UNIT AND PAPER SHEET PROCESSING DEVICE
CN109118642B (zh) * 2018-10-26 2021-08-31 浪潮金融信息技术有限公司 一种用于维护挖钞模块的同步张紧装置
CN110491046A (zh) * 2019-09-09 2019-11-22 维融科技股份有限公司 一种开票机
CN114687382B (zh) * 2022-03-22 2024-05-03 地洲智云信息科技(上海)有限公司 一种智慧井盖结构

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09315647A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成用シート材の集積装置
JP2006069708A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Glory Ltd 紙幣収納繰出装置
WO2009050796A1 (ja) * 2007-10-17 2009-04-23 Glory Ltd. 紙葉類収納繰出装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5913182A (en) * 1996-05-28 1999-06-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Take-up device
JPH09330454A (ja) * 1996-06-12 1997-12-22 Tokai Riken Kk 紙幣収納箱
GB0820089D0 (en) * 2008-11-01 2008-12-10 Innovation Technology Ltd note storage and/or dispensing apparatus
JP5267345B2 (ja) 2009-06-17 2013-08-21 沖電気工業株式会社 媒体処理装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09315647A (ja) * 1996-05-28 1997-12-09 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成用シート材の集積装置
JP2006069708A (ja) * 2004-08-31 2006-03-16 Glory Ltd 紙幣収納繰出装置
WO2009050796A1 (ja) * 2007-10-17 2009-04-23 Glory Ltd. 紙葉類収納繰出装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9595154B2 (en) 2014-02-04 2017-03-14 Oki Electric Industry Co., Ltd. Medium processing device and medium transaction device
JP2015146167A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
RU2635778C1 (ru) * 2014-02-04 2017-11-15 Оки Электрик Индастри Ко., Лтд. Устройство обработки носителей и устройство для выполнения транзакций с носителями
CN105873842A (zh) * 2014-02-04 2016-08-17 冲电气工业株式会社 介质处理装置和介质交易装置
WO2015118742A1 (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
WO2015178198A1 (ja) * 2014-05-20 2015-11-26 沖電気工業株式会社 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP2015219819A (ja) * 2014-05-20 2015-12-07 沖電気工業株式会社 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP2016207029A (ja) * 2015-04-24 2016-12-08 沖電気工業株式会社 媒体処理装置及び媒体取引装置
CN105825579A (zh) * 2016-05-26 2016-08-03 武汉科技大学 螺旋式滚筒钱币分离机
WO2018008247A1 (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 沖電気工業株式会社 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP2018005753A (ja) * 2016-07-07 2018-01-11 沖電気工業株式会社 媒体収納装置及び媒体取引装置
EP3623326A1 (en) 2018-09-13 2020-03-18 Glory Ltd. Sheet storage device and sheet processing apparatus
JP2020047258A (ja) * 2018-09-13 2020-03-26 グローリー株式会社 紙葉類収納装置、及び、紙葉類処理装置
US11370630B2 (en) 2018-09-13 2022-06-28 Glory Ltd. Sheet storage device and sheet processing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20130240321A1 (en) 2013-09-19
US8833537B2 (en) 2014-09-16
JP5724717B2 (ja) 2015-05-27
CN103299348A (zh) 2013-09-11
WO2013014985A1 (ja) 2013-01-31
CN103299348B (zh) 2015-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5724717B2 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP5724652B2 (ja) 媒体処理装置
JP5704027B2 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP5831321B2 (ja) 媒体収納繰出装置及び媒体取引装置
US8702088B2 (en) Automatic transaction apparatus
JP5440566B2 (ja) 媒体収納繰出装置及び媒体処理装置
JP5935512B2 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
US9611117B2 (en) Medium processing device and medium transaction device
WO2016031333A1 (ja) 媒体取引装置
JP6582544B2 (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP6565343B2 (ja) 駆動力伝達装置及び媒体処理装置
JP6070326B2 (ja) 紙葉類収納繰出し装置及び紙葉類取扱装置
JP6264191B2 (ja) 媒体収納装置及び媒体取引装置
US11900752B2 (en) Medium processing device and medium transaction device
WO2016059824A1 (ja) 媒体集積装置及び媒体取引装置
WO2016009761A1 (ja) 現金処理装置
JP2014191447A (ja) 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP2018032265A (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP5807559B2 (ja) 開閉装置、紙葉類搬送装置及び紙葉類取扱装置
JP2016057687A (ja) 媒体処理装置
JP2019139318A (ja) 媒体処理装置及び媒体取引装置
JP2018030683A (ja) 媒体搬送機構及び媒体処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150316

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5724717

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150