WO2013014985A1 - 媒体集積装置 - Google Patents

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柏渕 雅史
岩月 敬
倫夫 末高
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沖電気工業株式会社
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Abstract

 媒体集積装置は、開放部を有する筐体と、テープが巻き付けられたリールと、このテープを折り返す折り返し部と、媒体をテープと重ねて巻き付ける円筒状のドラムと、内部空間と外部との間を閉塞または開放する開閉部とを有する。作動時は遮蔽が保たれるが、保守作業時には、開閉部を上方向へ回動させることにより容易に上側テープを退避させた開状態とすることができるので、テープを損傷させることなく作業性を高めた保守作業を可能とする媒体集積装置が提供される。

Description

媒体集積装置
 本発明は、媒体集積装置に関し、たとえば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM)に好適に適用される媒体集積装置に関する。
 従来、金融機関等で使用される現金自動預払機等の自動取引装置においては、顧客との取引内容に応じて、たとえば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するなどの取引を行うことができる。
 特開2011-2921号公報には、顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金口と、投入された紙幣の金種および真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を格納する金種カセットとを有する現金自動預払機が提案されている。この現金自動預払機は、入金取引において、顧客が紙幣入出金口に紙幣を投入すると、投入された紙幣を鑑別部で鑑別し、正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部で保留する一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣を紙幣入出金口へ戻して顧客に返却する。続いて現金自動預払機は、顧客により入金金額が確定されると、一時保留部に保留した紙幣の金種を鑑別部により再鑑別し、鑑別された金種に応じて紙幣を各金種カセットへ収納する。
 従来の現金自動預払機の一時保留部は、上側リールから上側テープを引き出した後、上側テーププーリにより折り返すとともに、下側リールから下側テープを引き出して所定のプーリにより折り返す。そして、搬送されてくる紙幣を、短辺方向に沿って整列させながら折り返した上側テープおよび下側テープの間に挟持し、円筒形状のドラムに順次巻き付けることにより、一時保留部筐体内に多数の紙幣を収納する。
 また、上側テープおよび下側テープを上側リールおよび下側リールにそれぞれ巻き取り、ドラムを収納時とは反対方向に回転させることにより、収納している紙幣を放出する。
 しかし、たとえば傷んでいた紙幣が内部で切断されその破片(以下これを半券と呼ぶ)が一時保留部筐体内の意図しない箇所に入り込んでしまう場合や、紙幣が多量に巻き付けられることによりドラムが大径化して可動ガイドに接触しドラムを回転させることができず紙幣を放出できない場合が想定される。
 このような場合、目視により、また指先や工具等を内部へ到達させること(以下これをアクセスと呼ぶ)により、一時保留部筐体内の紙幣や半券を取り出すという、作業者による保守作業が必要となるが、上側テープが可動ガイドの上方を走行する構造上、可動ガイドを大きく開くことができず保守作業が困難なものとなっていた。保守作業が容易にできるように一時保留部筐体の側方部分を開口可能な構造とすることも考えられるが、上側テープおよび下側テープの間に挟持されている紙幣を引き出すときに、テープが一緒に引き出されたり切断されたりしてしまう可能性がある。
 このように一時保留部は、可動ガイドおよび上側テープの存在により、保守作業時の作業性が悪いという問題があった。
 本発明は、保守作業時の作業性を高め得る媒体集積装置を提供することを目的とする。
 本発明の媒体集積装置は、全体として矩形紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける受付部と、受付部により受け付けた媒体を搬送する搬送部と、隔壁により囲まれた内部空間を形成すると共に、一部の隔壁が省略された開放部を有する筐体と、矩形状の媒体の長辺よりも短いテープ幅でなるテープが巻き付けられたリールと、リールから引き出されたテープが開放部を横切ってから折り返すように設けられた折り返し部と、筐体の外部から短辺方向に沿って供給される媒体を折り返し部により折り返されたテープと重ねて巻き付けるため筐体の内部空間内に回転可能に設けられた円筒状のドラムと、内部空間と外部との間の開放部を閉塞すると共に折り返し部により折り返されたテープおよび媒体を走行経路に沿ってドラムの周側面へ案内する巻付ガイドと、巻付ガイドの一部分を構成し内部空間と外部との間の開放部を閉塞しまたは開放すると共に、開放時にはリールから引き出されたテープが開放部を横切る度合を閉塞時よりも低減させる開閉部とを含んで構成される。
 このように本発明によれば、通常動作時には巻付ガイドの開閉部を閉塞して内部空間を保護する一方、保守作業時には開閉部を開放して内部空間と外部との間を連通させると共にテープが開放部を遮る度合を低減して、作業者による内部空間の目視やアクセスを容易化することができる媒体集積装置が提供される。
 本発明の目的と特徴は、以下の添付図面を参照した詳細な説明を考慮することで、さらに明らかになる。
本発明の実施例による現金自動預払機の概略外観斜視図、 図1に示す実施例の現金自動預払機の構成を示す概略側面透視図、 図2に示す実施例における一時保留部の構成を示す概略外観斜視図、 図3に示す実施例の一時保留部の内部構成を示す概略外観斜視図、 図3に示す実施例の一時保留部の内部構成を示す概略側面図、 図4に示す実施例における可動アッパガイドの開放されたときの状態を示す概略外観斜視図、 図4に示す実施例における可動アッパガイドの開放されたときの状態を示す概略側面図、 本発明の第2の実施例による一時保留部の内部構成を示す概略側面図、 図8に示す実施例における可動アッパガイドの開放されたときの状態を示す概略側面図、 本発明の他の実施例による一時保留部の内部構成を示す概略側面図である。
 次に添付図面を参照して、本発明の第1の実施例に係る媒体集積装置の全体構成について詳細に説明する。図1に示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、顧客との間で現金に関する取引を行うために供される。筐体2は、その前面2A側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面2Aの上部から上面に渡る箇所に、接客部3が設けられている。
 接客部3は、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされており、硬貨入出金口11、紙幣入出金口12、通帳挿入口13、カード挿入口14および表示操作部15が設けられている。
 硬貨入出金口11および紙幣入出金口12は、顧客が入金する硬貨および紙幣がそれぞれ投入されると共に、顧客へ出金する硬貨および紙幣がそれぞれ排出される部分である。また硬貨入出金口11および紙幣入出金口12は、それぞれに設けられたシャッタを駆動することにより開放または閉塞することができる。紙幣は、市場で流通する過程において折り曲げられて扱われる場合もあるが、通常長方形の紙で構成されており、折り曲げられていない状態で投入される。
 通帳挿入口13は、取引で使用される通帳が挿入され、取引が終了すると通帳が排出される部分である。この通帳挿入口13の奥部には、取引内容等を通帳に記録する通帳処理部(図示せず)が設けられている。
 カード挿入口14は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード挿入口14の奥部には、各種カードに磁気的または電子的に記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
 表示操作部15は、取引に際して操作画面を表示する液晶表示装置(LCD)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額などの所望または必要なデータを入力するタッチパネルとが一体化されて設けられている。
 図2は、図1に示す実施例に係る現金自動預払機1を矢印A方向から見た側面透視図であり、主に紙幣の処理に関連する内部構成部分を示している。同図に示すように、現金自動預払機1は、上側に紙幣入出金口12、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部4および入金紙幣を一時的に保留する一時保留部5、下側に金種別のカセットでなる紙幣貯蔵部6を有し、これら各部の間で紙幣を短辺方向に沿って搬送する搬送路7、さらに現金自動預払機1全体の統括制御を行う制御部8を有している。
 制御部8は、たとえば顧客が紙幣を入金する入金取引を行う場合、表示操作部15を介して所定の操作入力を受け付けた後、紙幣入出金口12のシャッタを開かせて紙幣の投入を待受け、紙幣が投入されると投入された紙幣を搬送路7によって鑑別部4へ搬送させ、鑑別部4で真偽を鑑別させ、真と鑑別された紙幣を一時保留部5へ搬送して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別されたリジェクト紙幣を紙幣入出金口12へ搬送させ、顧客に返却させる制御を行う。さらに制御部8は、表示操作部15を介して顧客に入金金額を確定させ、一時保留部5に保留している紙幣を再び鑑別部4へ搬送させ、金種を再鑑別させ、鑑別された金種に応じて紙幣貯蔵部6の金種別の各カセットへ搬送させ格納させる制御を行う。
 筐体2は、前面2A側およびその反対側すなわち背面側の少なくとも一つの側面の一部が開閉可能な扉(図示せず)により構成されている。図1および図2に示すように、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作に先立って各扉は閉鎖されることにより、紙幣貯蔵部6等に格納している紙幣を保護し、作業者等が保守作業を行う保守作業時には必要に応じて各扉は開放され内部の各部に対する作業を容易に行なうことを可能とする。
 また、現金自動預払機1は、保守作業時に、背面側の扉を開放した上で所定のスライド機構を介して一時保留部5を図2に点線で示すように背面方向へ引き出すと共に、引き出された一時保留部5の上面を背面方向へ向くように傾けることができる構造としてもよい。
 つづいて、一時保留部5の構成について図3を参照して説明する。図3に示すように、一時保留部5は、一時保留部筐体30とこの一時保留部筐体30に取り付けられた、上側リール32、33、プーリシャフト36、上側テーププーリ37、38および上側テープ34、35を備えている。
 また、一時保留部筐体30は、外周の大部分、すなわち紙幣が投入される前側と、その反対の後側と、前側からみた左側および右側と、底面である下側とを隔壁とすることにより、内部空間30Aを形成している。その一方で一時保留部筐体30は、上側に外部から内部空間30Aへアクセスできる開放部30Bを有している。
 また一時保留部筐体30の前側の面に、内部空間30Aへの紙幣の出入り口となる紙幣入出孔30Cが穿設されている。
 一時保留部筐体30の左側および右側の隔壁内には、モータから後述するドラムやローラへ駆動力を伝達するためのギヤ等の伝達部(図示しない)が内蔵されている。また一時保留部筐体30の左側の面には、保守作業の際にドラムやローラを手動で回転させるための操作ノブ30Dが設けられている。
 図4は、一時保留部筐体30を省略した一時保留部5の内部構成を示す斜視図、図5は、図4の一時保留部5の内部構成を示す側面図である。図4に示すように、一時保留部5は、さらに、ドラム31、下側リール41、42、下側テープ43、44および下側テーププーリ45、46を備えている。
 ドラム31は、円筒状に構成されており、一時保留部筐体30の内部空間30A(図3)内において左右方向の回転軸31Xを中心に巻取方向R1または巻戻方向R2へ回転可能に取り付けられている。
 また一時保留部5には、互いにほぼ同様に構成されたテープ走行系が左右それぞれに1系統ずつ設けられている。各テープ走行系は、上側テープおよび下側テープの2本のテープを対応させ走行させるように構成されている。
 上側リール32および33は、糸巻き状に構成されており、ドラム31の上側、すなわち開放部30B(図3)側の後方寄りのそれぞれ左寄りおよび右寄りのほぼ左右対称となる箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸32Xを中心に回転するように設けられている。この上側リール32および33には、上側テープ34および35がそれぞれ巻き付けられている。
 上側テープ34および35は、薄いフィルム状の樹脂からなり、テープ幅は紙幣BL(図3)の長辺よりも十分に小さく、テープ長さは紙幣BLの短辺よりも十分に長い。
 上側テーププーリ37および38は、いずれも円筒状で、ドラム31の回転軸31Xと平行なプーリシャフト36が回転自在の回転軸として挿通され、ドラム31よりも前側、すなわち紙幣入出孔30C側(図3)に設けられている。
 また上側テーププーリ37および38は、それぞれ左右方向の長さが上側テープ34および35のテープ幅よりも長く、かつプーリシャフト36を軸として上側リール32および33とそれぞれ対応する左右方向の位置が定められている。
 図5に示すように、上側テープ34および35は、それぞれ上側リール32および33から引き出され、それぞれ開放部30B(図3)を横切るように前方向へ掛け渡された後、上側テーププーリ37および38により引き回され、それぞれ後方向へ折り返される。
 さらに上側テープ34および35は、アッパガイドベース62に設けられた搬送ローラ68によりそれぞれドラム31に押し当てられている。なお、上側テープ34および35の先端部はドラム31に固定されている。
 また上側リール32および33は、図示しないテンションスプリングにより、上側テープ34および35の巻取方向S1へそれぞれ付勢されており、上側テープ34および35は常に所定の張力を維持している。
 あえて上側リール32および33をドラム31よりも後方寄りの位置に設け、上側テープ34および35を上側リール32および33から上側テーププーリ37および38へと前方へ走行させ、上側テーププーリ37および38によって上側テープ34および35を後方へ折り返している。これにより一時保留部5は、上側リール32および33と現金自動預払機1内における他の機構等との干渉を回避でき、また後述するようにドラム31の近傍において上側テープ34および35を前方から後方へ向けて走行させることができる。
 下側リール41および42は、上側リール32および33と同様の糸巻き状に構成されており、この上側リール32および33の下方、すなわちドラム31の下側における後方寄りのそれぞれ左寄りおよび右寄りのほぼ左右対称となる箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸41Xを中心に回転し得るように設けられている。この下側リール41および42には、上側テープ34および35と同様に構成された下側テープ43および44が、上側リール32および33における上側テープ34および35の巻付方向とは反対方向にそれぞれ巻き付けられている。
 下側テープ43および44は、上側テープ34および35と同様に薄いフィルム状の樹脂からなり、テープ幅は紙幣BLの長辺よりも十分に小さく、テープ長さは紙幣BLの短辺よりも十分に長い。
 下側テーププーリ45および46は、上側テーププーリ37および38と同様いずれも円筒状で、下側リール41および42の前方に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸45Xを中心に回転し得るようにそれぞれ設けられている。
 また下側テーププーリ45および46は、左右方向の長さが下側テープ43および44のテープ幅よりも長く、かつ左右方向において下側リール41および42とそれぞれ対応する位置に設けられている。
 図5に示すように、下側テープ43および44は、それぞれ下側リール41および42から引き出され、前方向へ渡された後、それぞれ下側テーププーリ45および46により引き回され、それぞれ上方向へ向かう。さらに下側テープ43および44は、後述する可動ロアガイド52に設けられたローラにより後方向へ向かうと共にドラム31に押し当てられている。なお、下側テープ43および44の先端部はドラム31に固定されている。
 上側リール32および33の場合と同様、下側リール41および42をドラム31よりも後方寄りの位置に設けることにより、一時保留部5は、現金自動預払機1内の他の機構等との干渉を回避することができる。
 ここで下側テープ43は、先端がドラム31の周側面における左寄りの箇所に固定されており、上側テープ34は、先端がドラム31の周側面においてこの下側テープ43の外周側に重なるように固定されている。同様に、下側テープ44は、先端がドラム31の周側面における右寄りの箇所、すなわち下側テープ43とほぼ左右対称となる箇所に固定されており、上側テープ35は、先端がドラム31の周側面においてこの下側テープ44の外周側に重なるように固定されている。
 かかる構成により、ドラム31は、巻取方向R1へ回転させると、その周側面に下側テープ43と上側テープ34とを、また下側テープ44と上側テープ35とを重ねながら巻き付けていく。
 このとき紙幣BLが供給されれば、一時保留部5は、下側テープ43および44と上側テープ34および35との間に紙幣BLを挟みこみ、下側テープ43および44ならびに上側テープ34および35と共に紙幣BLをドラム31の周側面に巻き付けることができる。
 つづいて、可動ガイド50について説明する。可動ガイド50は、上側の可動アッパガイド51および下側の可動ロアガイド52により構成されている。可動アッパガイド51および可動ロアガイド52の間には、紙幣BLの厚さよりも充分に広い隙間が設けられており、この隙間から可動アッパガイド51の下面に沿って紙幣BLを搬送するための搬送路53が形成されている。
 可動ロアガイド52は、左右側面から見て概水滴形状または概楔形状に形成されたロアガイドベース54を主として構成されている。ロアガイドベース54の前側下方には、左右方向に貫通する回動孔55が穿設されている。また、一時保留部筐体30(図3)の左右の内側面に、回動孔55に挿通させた左右方向の回動軸(図示せず)が設けられており、可動ロアガイド52は、この回動軸および回動孔55を中心として、一時保留部筐体30に対し内方向T1または外方向T2(図5)へ回動することができる。
 またロアガイドベース54の前側から上側にわたる湾曲した斜面に、この斜面からそれぞれ前側および上側を露出させた搬送ローラ56および57が設けられている。搬送ローラ56および57は、いずれも円筒状で共に左右方向に延伸する回転軸(図示せず)を有し、図示しない駆動機構を介して駆動力が回転軸に伝達されることにより、この回転軸と共に双方向へ回転することができる。
 ロアガイドベース54の後側上方には、円筒状の下側テープローラ58が、左右方向に延伸する回転軸(図示せず)を中心に回転し得るよう設けられている。この下側テープローラ58により、上方向へ向かう下側テープ43および44がそれぞれ後方向へ折り返され、後述するアッパガイドベース62の下面の搬送路53に沿って、それぞれ後方向に向かう。
 これにより可動ガイド50は、前側から紙幣BLが搬送路53へ挿入された場合、紙幣BLが回転する搬送ローラ56および57により搬送路53に沿って後方向へ順次送り出され、つづいて下側テープローラ58から後方向へ走行する下側テープ43および44によりさらに後方向へ送られる。
 可動アッパガイド51は、フレーム61と、アッパガイドベース62とを中心に構成されており、フレーム61はロアガイドベース54に固定され、アッパガイドベース62はドラム31およびロアガイドベース54の上側を覆うようにフレーム61により位置決めされて構成されている。
 フレーム61は、図6に示すように、前方側において左右に延びた前辺61Aの左右それぞれの端部から、左アーム61Bおよび右アーム61Cがそれぞれ後方へ向けて延設された構造となっている。
 左アーム61Bおよび右アーム61Cの後方側部分は、ドラム31の外周形状に対応するように、後方へ進むに連れて下方へ垂れ下がるアーチ形状となっている。また左アーム61Bおよび右アーム61Cの前寄りの箇所からは、下方へ向けて連結脚61Dおよび61Eがそれぞれ延設されている。
 また、フレーム61は、連結脚61Dおよび61Eの下方部で、ロアガイドベース54に固定されており、可動ロアガイド52が回動孔55を中心に回動すると、この可動ロアガイド52と一体に回動する。
 左アーム61Bおよび右アーム61Cの前寄りのそれぞれの内側面に、円柱状のロックポスト63が内側へ向けて立設されている。
 また、左アーム61Bおよび右アーム61Cの後端近傍には、それぞれ左右方向に貫通する開閉孔61Fおよび61Gが穿設されており、この開閉孔61Fおよび61Gに、左右方向の円柱状の開閉シャフト64が挿通されている。
 アッパガイドベース62は、フレーム61によって前方および左右を囲まれて設けられており、一時保留部筐体30(図3)の上側に形成された開放部30Bを上側から覆って形成されており、その下面の形状は、ロアガイドベース54の前側部分を覆う前側部分ではロアガイドベース54の上面形状に沿って前方へ進むにつれて下方へ垂れ下がる形状であり、おおむねロアガイドベース54の後側部分からドラム31の前側部分を覆う中央部分ではほぼ平面状であり、ドラム31の後側を覆う後側部分ではドラム31の外周形状に沿って後方へ進むに連れて下方へ垂れ下がる形状となっており、全体的には前後方向に湾曲した板状に形成されている。
 また、アッパガイドベース62には、上側テープ34および35を挿通させるための挿通孔等が適宜設けられている。
 さらに、アッパガイドベース62の後端近傍には、左右方向に貫通する開閉孔62Aおよび62Bが穿設されており、この開閉孔62Aおよび62Bにはフレーム61の開閉孔61Fおよび61Gに挿通された開閉シャフト64が挿通されている。これによりアッパガイドベース62は、開閉シャフト64を回動軸として、フレーム61に対し開方向U1または閉方向U2(図5)へ回動することができる。
 アッパガイドベース62の前側上部に、プーリシャフト36が取り付けられている。プーリシャフト36には、上述した上側テーププーリ37および38に加えて、ロックレバー65が回転自在に挿通されている。
 ロックレバー65には、下部の後側にロックポスト63の外径よりも少し大きい溝幅を有し前方向へ切り込まれた係合溝65Aが設けられ、ロックレバー65の後側の形状は、係合溝65Aよりも下側の下方へ進むにしたがって前後幅が細くなるような傾斜面を有している。
 また、ロックレバー65の上方に爪部65Bが延設されており、作業者によりこの爪部65Bの前側から後方向へ向けた力が加えられると、プーリシャフト36を中心にアンロック方向V1方向へ回動する。さらにロックレバー65は、図示しないスプリングにより、ロック方向V2へ回動するよう付勢されている。
 このためロックレバー65は、付勢されロック方向V2へ回動して係合溝65Aをフレーム61のロックポスト63に係合させることにより、図4および図5に示したように、フレーム61とアッパガイドベース62とを一体化させることができる。
 このとき可動アッパガイド51は、アッパガイドベース62の下面をドラム31に近接させるとともにロアガイドベース54の上面と近接して対向させた状態(以下これを閉状態と呼ぶ)を維持することができる。
 またロックレバー65は、外力が加えられてアンロック方向V1へ回動されることにより、係合溝65Aとロックポスト63との係合を解除することができる。
 アッパガイドベース62は、ロックレバー65の係合溝65Aとロックポスト63との係合が解除され前側部分に上方向への外力が加えられると、図6および図7に示すように、開閉シャフト64を回動中心として開方向U1へ回動する。以下、図6および図7のようにアッパガイドベース62を開方向U1へ回動させた状態を開状態と呼ぶ。
 アッパガイドベース62を開状態から閉方向U2へ回動させると、アッパガイドベース62の下面がドラム31およびロアガイドベース54に近接し、ロックレバー65の下側に形成された傾斜面がロックポスト63に当接し、ロック方向V2へ付勢されているロックレバー65が傾斜面にそって押し上げられアンロック方向V1へ回動し、ロックレバー65の係後合溝63Aがロックポスト63に係合する。この結果アッパガイドベース62は、再びフレーム61と一体化しアッパガイドベース62の下面をドラム31およびロアガイドベース54の上面に近接させた閉状態に戻る。
 このように可動アッパガイド51は、フレーム61に対し開閉シャフト64を中心にアッパガイドベース62を開方向U1または閉方向U2へ回動させ得ると共に、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることより閉状態を維持できる構成となっている。
 図7に示すように、アッパガイドベース62にローラ面の下側を露出させるように搬送ローラ66、67および68が設けられており、搬送ローラ66、67および68は、それぞれ円筒状に構成されると共に、左右方向に延伸する回転軸(図示せず)が貫通されており、双方向へ回転することができる。
 搬送ローラ66は、自然状態から圧縮されたスプリング69によりその回転軸の下方向に付勢されている。これにより搬送ローラ66は、閉状態において、搬送路53を搬送されてくる紙幣BLを搬送ローラ57に押し付けることができるため、搬送ローラ57の駆動力を紙幣BLへ効率良く伝達させることができる。
 搬送ローラ67は、閉状態において、前後方向においてドラム31のほぼ真上から少し前側、すなわち搬送ローラ68の前側に隣接する位置に、左右方向において上側リール32と33との中間の位置に設けられ、搬送ローラ67の下面は直接ドラム31の周側面に当接している。
 搬送ローラ68は、閉状態において、前後方向においてドラム31のほぼ真上の位置に、左右方向において上側リール32および33と対応する位置に設けられ、搬送ローラ68の下面は上側テープ34および35と当接している。これにより搬送ローラ68は、閉状態において、下側テープ43および44の上面に載せられて搬送路53を前側から搬送されてくる紙幣BLに上側テープ34および35を当接させることにより走行させることができる。すなわち搬送ローラ68は、上側テープ34および35と下側テープ43および44との間に紙幣BLを挟み込ませて後方へ進行させ、ドラム31の周側面に押し付ける。
 このように可動ガイド50は、閉状態において一時保留部筐体30の紙幣入出孔30Cを介して挿入された紙幣BLを搬送路53に沿って搬送し、上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44により紙幣BLを上下から挟んだ状態で、ドラム31の周側面近傍まで到達させる構成を有している。
 また、可動ガイド50は、上述した可動ロアガイド52の回動孔55を回動中心として内方向T1または外方向T2へ回動できる構造であるが、重力により内方向T1へ向かう力が作用しているため、閉状態において、アッパガイドベース62の下面から露出した搬送ローラ67がドラム31の周側面に押し付けて当接している。そのため可動ガイド50は、ドラム31が巻取方向R1へ回転する際に、搬送ローラ67が直接紙幣BLに当接しドラム31の周側面に押し付けるため、上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44により一部のみを挟持された紙幣BLをその長辺方向、すなわち左右方向に伸ばしながらドラム31の周側面に押し付けるようガイドすることができる。
 多数の紙幣BLが順次巻き付けられていくにつれて、ドラム31は、見かけ上の外径が増加していく。これに応じてアッパガイドベース62がドラム31により上方向へ徐々に持ち上げられることになり、可動ガイド50は回動孔55を中心に外方向T2(図5)へ回動することになる。すなわち可動ガイド50は、ドラム31の外径に関わらず、アッパガイドベース62の下面から露出した搬送ローラ67をドラム31に当接させることにより紙幣BLの搬送方向をドラム31の外周面に追従させることができる。
 また可動ガイド50は、閉状態において、ドラム31の外径にかかわらず一時保留部筐体30の開放部30Bをドラム31の上方から覆い、内部空間30Aと外部とを遮蔽し続けることができる。
 本実施例においては、一時保留部5の、ドラム31の外径、ドラム31と一時保留部筐体30との空間、上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44の長さ等の条件がそれぞれ最適化されており、ドラム31に約200枚の紙幣BLを順次巻き付けることができる。
 以上の構成にすることにより次に記載の効果が得られる。
 第1の実施例による一時保留部5は、可動アッパガイド51の後端近傍においてフレーム61とアッパガイドベース62とが開閉シャフト64により回動可能に接続され、前側においてロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより、アッパガイドベース62の下面をドラム31に近接させロアガイドベース54の上面と対向させた閉状態(図4および図5)を保持することができる。
 同時に一時保留部5は、一時保留部筐体30の開放部30Bをアッパガイドベース62によりドラム31の上側から覆った状態とすることができ、内部空間30Aと外部との間を遮蔽することができる。
 その結果、一時保留部5は、内部空間30A内に存在する紙幣BLや半券BX等を不用意に外部へ放出することなくその内部に留めることができ、また外部からの異物の侵入を防止することができる。
 またこの閉状態において、可動アッパガイド51は、搬送ローラ66および68を可動ロアガイド52の搬送ローラ57およびドラム31へそれぞれ押し当てることにより、可動ガイド50は、搬送路53に沿って走行する紙幣BLに対し搬送ローラ57の駆動力を効率良く伝達することができる。
 さらに、ロックレバー65は、作業者により爪部65Bに後方向への外力が加えられることによりプーリシャフト36を中心にアンロック方向V1へ回動し、係合溝65Aによるフレーム61のロックポスト63に対する係合を解除する。さらにアッパガイドベース62は、ロックレバー65等を介してその前側部分に上方向への外力が加えられると、開閉シャフト64を回動中心として開方向U1へ回動し、アッパガイドベース62の下面をドラム31およびロアガイドベース54の上面から遠ざけた開状態とすることができる。
 この開状態において、一時保留部5は、一時保留部筐体30の内部空間30Aと外部とが連通されるため、作業者が外部から内部空間30Aやドラム31を容易に目視できると共に、工具や指先を容易に挿入させること、すなわち容易にアクセスすることができる。
 さらにこの開状態では、ロアガイドベース54の上面が外部に露出され、すなわち搬送路53を大きく開放することができる。これにより一時保留部5では、搬送中に紙幣BLが詰まる可能性が比較的高い搬送路53について、従来よりも容易に保守作業をすることができる。
 このときアッパガイドベース62は、取り付けられているプーリシャフト36も開方向U1へ一体に回動させるので、プーリシャフト36に挿通された上側テーププーリ37および38を後側上方へ持ち上げることになる。
 これに伴いアッパガイドベース62は、上側テーププーリ37および38に掛け渡された上側テープ34および35も一緒に後側上方へ移動させるので、上側テープ34および35が開放部30Bを前後に横切る度合を低減させることができる。
 すなわち一時保留部5は、アッパガイドベース62を開方向U1へ回動させるだけで、開放部30Bを横切るように走行していた上側テープ34および35を後方へ寄せて開放部30Bから退避させることになり、作業者が開放部30Bを介して内部空間30Aやドラム31等の内部部位にアクセスする際の作業性を一段と向上させることができる。
 ここで、アッパガイドベース62を開方向U1へ回動させることにより、上側テープ34および35が上側リール32および33から上側テーププーリ37および38により折り返されてドラム31へ到達するまでの経路長が短くなるため、上側テープ34および35は、開状態において大きく弛む可能性があろう。
 しかし、上側リール32および33は上述したようにトーションスプリング(図示せず)により巻取方向S1への力が加えられているので、上側リール32および33が巻取方向S1へ回転して上側テープ34および35を適切に巻き取ることができ、上側テープ34および35の弛みは自動的に解消される。
 このような構成により、作業者による保守作業における、弛んだ上側テープ34および35に指や工具等を不用意に引っかけることによる上側テープ34および35を切断させたり、ドラム31を意図せず回転させて紙幣BLを新たに詰まらせたりするなどの副次的な障害の発生を未然に防止することができる。
 このように一時保留部5は、作業者にロックレバー65によるロック状態を解除させてアッパガイドベース62を開方向U1へ回動させるといった容易な操作を行わせるだけで、開放部30Bを大きく開放すると共に上側テープ34および35を退避させてその弛みを解消することができるので、従来よりも良好な作業環境を構築することができる。
 また一時保留部5は、アッパガイドベース62が閉方向U2へ回動されると、ロックレバー65の下側に形成された斜面をロックポスト63に摺動させながらロックレバー65をアンロック方向V1へ回動させた後、係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより、閉状態を維持することができる。
 このとき上側リール32および33は、トーションスプリング(図示せず)の作用により、引出方向S2へ回転して上側テープ34および35を引き出すので、上側テープ34および35の張力を適切に保持することができる。
 すなわち一時保留部5は、作業者がアッパガイドベース62を閉方向U2へ回動するだけで、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させて開状態から閉状態に戻すことができ、このとき上側テープ34および35についても元の走行経路に沿って適切な張力で掛け渡された状態に戻すことができる。
 以上の構成によれば、一時保留部5は、可動アッパガイド51の後側に設けた開閉シャフト64によりアッパガイドベース62を回動可能とし、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより閉状態を保持する。また一時保留部5は、ロックレバー65がアンロック方向V1へ回動されると係合溝65Aによるロックポスト63に対する係合を解除し、上方向への外力に応じてアッパガイドベース62を開方向U1へ回動させて開状態とする。これにより一時保留部5は、開放部30Bを大きく開放すると共に上側テープ34および35を退避させることができるので、従来よりも作業性を高めることができる。
 次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例による現金自動預払機101は、第1の実施例の一時保留部5に代わり一時保留部105を有している点が相違し、他の点については第1の実施例と同様に構成されている。
 一時保留部105は、第1の実施例による一時保留部5と比較して、可動ガイド50に代わり可動ガイド150を有している点が相違し、各テープの走行系やドラム31など、他の点については同様に構成されている。
 可動ガイド150は、可動ガイド50と比較して、可動アッパガイド51に代わり可動アッパガイド151を有している点が異なり、可動ロアガイド52および搬送路53については可動ガイド50と同様に構成されている。
 可動アッパガイド151は、図8に示すように、可動アッパガイド51と比較して、フレーム61に代わりフレーム161を、アッパガイドベース62に代わりアッパガイドベース162およびアッパドラムガイド163を有する点が異なり、他の点については可動アッパガイド51と同様に構成されている。
 フレーム161は、フレーム61と比較して、左右のアーム161Bおよび161Cが、前方側において左右に延びた前辺161Aの左右それぞれの端部から、アッパガイドベース162とドラム31とが当接する箇所、すなわち搬送ローラ68が設けられている箇所の近傍まで、左アーム61Bおよび右アーム61Cがそれぞれ後方へ向け、アーム61Bおよび61Cよりも短縮されて延設されている。
 そして左アーム161Bおよび右アーム161Cの後端近傍、すなわちアッパガイドベース162とドラム31とが当接する箇所の近傍には、それぞれ左右方向に貫通する開閉孔161Fおよび161Gが穿設されており、この開閉孔161Fおよび161Gには、第1の実施例における開閉孔61Fおよび61Gと同様、左右方向の円柱状の開閉シャフト64が挿通されている。
 アッパガイドベース162は、第1の実施例におけるアッパガイドベース62の中央部分および前側部分に相当する部分で構成されており、アッパガイドベース162の後端部分、すなわちドラム31と当接する位置の上部近傍に、左右方向に貫通する開閉孔162Aおよび162Bが穿設されている。
 この開閉孔162Aおよび162Bには、フレーム161の開閉孔161Fおよび161Gと共に開閉シャフト64がそれぞれ挿通されている。これによりアッパガイドベース162は、開閉シャフト64を回動軸として、フレーム161に対し開方向U1または閉方向U2へ回動することができる。
 アッパドラムガイド163は、第1の実施例におけるアッパガイドベース62の後側部分に相当するが、このアッパドラムガイド163は、フレーム161の左アーム161Bおよび右アーム161Cの後端に取り付けられており、フレーム161に固定されている。
 すなわち第2の実施例による可動アッパガイド151では、図9に示すように、アッパドラムガイド163を残して、ドラム31と当接する箇所よりも前側のアッパガイドベース162のみが開方向U1へ回動することができる。
 また、アッパガイドベース162には、アッパガイドベース62と同様、下面に搬送ローラ66、67および68が設けられており、また前側上方にはプーリシャフト36、上側テーププーリ37および38ならびにロックレバー65も設けられている。
 以上の構成にすることにより次に記載の効果が得られる。
 第2の実施例による一時保留部105は、可動アッパガイド151がドラム31と当接する位置の上部近傍において、フレーム161とアッパガイドベース162とが開閉シャフト64により回動可能に接続され、第1の実施例と同様、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより、アッパガイドベース162の下面をドラム31に近接させロアガイドベース54の上面と対向させた閉状態を保持することができる(図8)。
 同時に一時保留部105は、一時保留部筐体30の開放部30Bをアッパガイドベース162およびアッパドラムガイド163によりドラム31の上側から覆った状態とすることができ、内部空間30Aと外部との間を遮蔽することができる。
 さらに、アッパガイドベース162は、作業者によりロックレバー65がアンロック方向V1へ回動されると、係合溝65Aとロックポスト63との係合を解除する。さらにアッパガイドベース162は、上方向への外力が加えられると、開閉シャフト64を回動中心として開方向U1へ回動し、アッパガイドベース162の下面をドラム31およびロアガイドベース54の上面から遠ざけた開状態とすることができる(図9)。
 この開状態において一時保留部105は、一時保留部筐体30の内部空間30Aと外部とが連通されるため、作業者が外部から内部空間30Aやドラム31を容易に目視できると共に、工具や指先を容易に挿入させること、すなわち容易にアクセスすることができる。
 このときアッパガイドベース162は、第1の実施例と同様、開放部30Bを横切るように走行していた上側テープ34および35を後方へ寄せて開放部30Bから退避させることができる。
 また上側リール32および33は、トーションスプリング(図示せず)により巻取方向S1へ回転して上側テープ34および35を適切に巻き取ることができ、上側テープ34および35の弛みは自動的に解消される。
 ところで第1の実施例による一時保留部5では、アッパガイドベース62の形状と、開閉シャフト64の位置と、上側リール32および33または一時保留部筐体30の内側面との構造により、アッパガイドベース62を開方向U1へ約45°まで回動させることが可能である(図7)。
 これに対し第2の実施例による一時保留部105では、開閉シャフト64がドラム31のほぼ真上に設けられ、またアッパドラムガイド163の上方に何ら部品が設けられていないため、たとえば図9に二点鎖線162aで示すように、アッパガイドベース162を約120°の大きな角度まで回動させることができる。
 このため一時保留部105では、開放部30Bのロアガイドベース54の上面およびドラム31の前側部分の上方に相当する空間を完全に開放することができるので、さらに作業者が上方から内部空間30Aを容易に目視でき、また容易にアクセスすることができる。
 またこのとき一時保留部105では、アッパガイドベース162の下面、すなわち閉状態においてロアガイドベース54との間に搬送路53を形成する面を前方ないし上方へ向けることができるため、アッパガイドベース162に関する作業性も向上させることができる。
 その他の点についても、第2の実施例による一時保留部105は、第1の実施例による一時保留部5と同様の作用効果を奏し得る。
 以上の構成によれば、一時保留部105は、可動アッパガイド151の中央よりも後側に設けた開閉シャフト64によりアッパガイドベース162を回動可能とし、ロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより閉状態を保持する。また、一時保留部105は、ロックレバー65がアンロック方向V1へ回動されると係合溝65Aによるロックポスト63に対する係合を解除し、上方向への外力に応じてアッパガイドベース162を開方向U1へ回動させて開状態とする。これにより一時保留部105は、開放部30Bを大きく開放すると共に上側テープ34および35を退避させることができるので、従来よりも作業性を高めることができる。
 なお、第1の実施例においては可動アッパガイド51の後端近傍に、また第2の実施例においてはドラム31のほぼ真上に、それぞれ開閉シャフト64を設けてフレーム61または161に対しアッパガイドベース62または162を回動可能に接続する構成にした。
 しかし、本発明はこれに限らず、可動アッパガイドにおける任意の箇所に開閉シャフト64を設け、これら接続箇所よりも前側部分でアッパガイドベースを回動可能に接続するようにしてもよい。この場合、アッパガイドベースと共にプーリシャフト36を回動させることにより、上側テーププーリ37および38に掛け渡された上側テープ34および35を少なくとも後方向へ一緒に移動させるようにすればよい。
 また、第1および第2の実施例においては、開閉シャフト64による1本の回動軸を中心にアッパガイドベースを回動させて開状態とするようにしたが、本発明はこれに限らず、回動軸を2箇所以上設け、各回動軸を回動させてアッパガイドベースを開閉させるようにしてもよい。
 たとえば、図10に示すように、一時保留部205は、可動ガイド150に相当する可動ガイド250を有しており、可動ガイド250は、可動アッパガイド151に相当する可動アッパガイド251を有している。可動アッパガイド251は、第1の実施例と同様のフレーム61と、第2の実施例に類似したアッパガイドベース262およびアッパドラムガイド263とを有している。
 アッパドラムガイド263は、第1の実施例のアッパガイドベース62と同様、フレーム61の左右のアーム61Bおよび61Cの後側端部において開閉シャフト264により回動可能に接続されている。アッパガイドベース262は、その後側端部において、アッパドラムガイド263の前側端部に開閉シャフト265により回動可能に接続されている。
 すなわち一時保留部205は、フレーム61に対し開閉シャフト264を回動軸としてアッパドラムガイド263を開方向U1または閉方向U2へ回動させることができ、さらにアッパドラムガイド263に対し開閉シャフト265を回動軸としてアッパガイドベース262を開方向W1または閉方向W2へ回動させることができる。
 かかる構成により一時保留部205は、図10に示すように、ドラム31およびロアガイドベース54の上側を大きく開放することが可能となり、ドラム31や内部空間30A、さらにはアッパガイドベース262に対する視認性や作業性をさらに向上させることができる。
 さらにこの場合、アッパドラムガイド263をゴムや樹脂のような可撓性を有する材料により構成すると共に開閉シャフトを省略し、アッパドラムガイド263を撓ませることにより閉状態または開状態に切り換えるようにしてもよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、アッパガイドベース62または162の開閉孔62Aおよび62Bまたは162Aおよび162Bとフレーム61の開閉孔61Fおよび61Gとに開閉シャフト64を挿通することにより、回動軸として作用させる構成としたが、本発明はこれに限らず、たとえばアッパガイドベース62または162の左右側面に円柱状の回動軸を外方へ突出させるよう形成し、この回動軸をフレーム61の開閉孔61Fおよび61Gに挿通させることにより、回動軸として作用させるようにしてもよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、開閉シャフト64による回動作用を利用して、アッパガイドベース62または162を開状態または閉状態に切り換える構成としたが、本発明はこれに限らず、スライド機構やリンク機構など、周知の種々の機構またはその組み合わせを介してアッパガイドベースを開状態または閉状態に切り換えるようにしてもよい。この場合も、アッパガイドベースをプーリシャフト36と一体にスライドさせることにより、上側テーププーリ37および38に掛け渡された上側テープ34および35を少なくとも後方向へ一緒に移動させることにより、上側テープ34および35が開放部30Bを前後に横切る度合を低減できればよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、上側テーププーリ37および38が挿通されたプーリシャフト36をアッパガイドベース62または162に固定し、アッパガイドベース62または162の回動に伴って上側テーププーリ37および38を後上方向へ移動させるようにしたが、本発明はこれに限らず、たとえばプーリシャフト36を所定の移動機構に取り付け、アッパガイドベース62または162の回動に伴って移動機構を移動させる構成にしてもよい。すなわち、開状態においてプーリシャフト36と共に上側テーププーリ37および38を少なくとも上側リール32および33がある後方向へ移動させ、上側テープ34および35を開放部30Bから退避させることができればよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、ロック機構としてロックレバー65の係合溝65Aをロックポスト63に係合させることにより、フレーム61または161に対しアッパガイドベース62または162を一体化させて閉状態を維持し、またそのロックを解除することにより開状態に遷移できるようにしたが、本発明はこれに限らず、たとえばアッパガイドベース62または162の左右側面にスプリング等により外方へ付勢されたロックピンを突出させるように設けると共に、フレーム61または161の左右内側面に孔を穿設してもよい。この場合、ロックピンを孔に係合させることにより閉状態を維持し、リリースレバーを介してロックピンを内方へ引き込むことによりロック状態を解除して開状態とするようにすればよい。
 また本発明では、このような機構以外にも、周知の種々のロック機構を用いて、フレームに対しアッパガイドベースをロックまたは固定して閉状態とすると共に、このロックを解除することにより開状態とすることができる機構であればよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、図示しないトーションスプリングを用いて上側リール32および33を巻取方向S1へ付勢することにより、開状態において上側テープ34および35を巻き取って弛みを解消する構成であったが、本発明はこれに限らず、たとえば図示しないモータの回転力を上側リール32および33に伝達するように構成し、アッパガイドベースを開方向U1へ回動させた際に、自動的にまたは作業者の操作によりモータを回転動作させて上側リール32および33を巻取方向S1に回転させ、上側テープ34および35の弛みを解消するようにしてもよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、一時保留部5に上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44のように、上側テープおよび下側テープの組み合わせでなるテープ走行系を左右に2組設けるようにしたが、本発明はこれに限らず、一時保留部5にテープ走行系を1組または3組以上設ける構成にしてもよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、一時保留部5または105により上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44の間に紙幣BLを挟持した状態で、紙幣BLをドラム31の外周面に巻き付ける構成であったが、本発明はこれに限らず、たとえば上側テープ34および35と紙幣BLと当接する面に粘着性を持たせ、この粘着性により紙幣BLを上側テープ34および35に貼り付けて仮止めした状態で、上側テープ34および35を紙幣BLの外周側に重ねるようにしてドラム31の外周面に巻き付ける構成にして、一時保留部5または105から下側テープ43および44、およびこれに関連する機構を省略してもよい。
 さらに、第1および第2の実施例において、本発明による一時保留部5または105は、現金自動預払機1の取引中に入金された紙幣を一時的に保留するものであった。本発明はこれに限らず、たとえば紙幣の鑑別または計数のみを行う装置等、紙幣BLを上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44の間に挟みドラム31に巻き付けて一時的に保留する種々の装置に適用してもよい。
 さらに、第1および第2の実施例は、現金を取引する現金自動預払機1または101の一時保留部5または105において、媒体としての紙幣BLを上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44の間に挟みドラム31に巻き付けて保留するものであったが、本発明はこれに限らず、たとえば商品券や金券、入場券等の薄い紙葉状または条片状の媒体をドラム31に巻き付けて保留する種々の装置に適用してもよい。この場合、媒体の大きさや形状に応じて上側テープ34および35ならびに下側テープ43および44のテープ幅等を適宜定めればよい。
 さらに上述した実施例は、筐体としての一時保留部筐体30と、リールとしての上側リール32および33と、折り返し部としての上側テーププーリ37および38と、ドラムとしてのドラム31と、巻付ガイドとしての可動アッパガイド51または151と、開閉部としてのアッパガイドベース62または162および開閉シャフト64とによって媒体集積装置としての一時保留部5または105が構成されていたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる筐体と、リールと、折り返し部と、ドラムと、巻付ガイドと、開閉部とによって媒体集積装置を構成してもよい。
 さらに上述した実施例は、受付部としての接客部3と、搬送部としての搬送路7と、筐体としての一時保留部筐体30と、リールとしての上側リール32および33と、折り返し部としての上側テーププーリ37および38と、ドラムとしてのドラム31と、巻付ガイドとしての可動アッパガイド51または151と、開閉部としてのアッパガイドベース62または162および開閉シャフト64とによって媒体集積装置としての現金自動預払機1または101を構成していたが、本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる受付部と、搬送部と、筐体と、リールと、折り返し部と、ドラムと、巻付ガイドと、開閉部とによって媒体取引装置を構成してもよい。
 西暦2011年7月25日に出願された日本国特許出願、特願2011-162420号の明細書、特許請求の範囲、添付図面および要約書を含むすべての開示内容は、この明細書にそのすべてが含まれ、参照される。
 本発明を特定の実施例を参照して説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。いわゆる当業者は、本発明の範囲および概念から逸脱しない範囲で、これらの実施例を変更または修正することができることは、認識されるべきである。
 

Claims (8)

  1.  隔壁により囲まれた内部空間を形成すると共に、該隔壁の一部が省略された開放部を有する筐体と、
     全体として矩形状の媒体の長辺よりも短いテープ幅でなるテープが巻き付けられたリールと、
     前記開放部を挟んで該リールの反対側に設けられ、該リールから引き出され前記開放部を横切った前記テープを折り返す折り返し部と、
     前記筐体に対し前記内部空間内で回転可能に設けられると共に、前記媒体が前記筐体の外部から短辺方向に沿って供給されると、該媒体を前記折り返し部により折り返された前記テープと重ねて巻き付ける円筒状のドラムと、
     前記開放部において前記内部空間と外部との間を閉塞すると共に、前記折り返し部により折り返された前記テープおよび前記媒体を走行経路に沿って前記ドラムの周側面へ案内する巻付ガイドと、
     該巻付ガイドの一部分であり、前記内部空間と外部との間を閉塞または開放すると共に、開放時に前記リールから引き出され前記開放部を横切る前記テープが前記開放部を遮蔽する度合を前記閉塞時よりも低減させる開閉部とを含むことを特徴とする媒体集積装置。
  2.  請求項1に記載の媒体集積装置において、前記開閉部は、閉塞時より開放時に、前記折り返し部を前記リールに近接させることを特徴とする媒体集積装置。
  3.  請求項1に記載の媒体集積装置において、前記折り返し部は、前記巻付ガイドに取り付けられ、前記開閉部の開閉動作にともない移動することを特徴とする媒体集積装置。
  4.  請求項1に記載の媒体集積装置において、
     前記巻付ガイドは、前記走行経路の前記ドラム側部分を含むロアガイドと、該走行経路を挟んで該ロアガイドと対向する走行部分および前記ドラムの周側面と対向する周側部分を有するアッパガイドとを含み、
     前記開閉部は、開放時に、前記アッパガイドのうち少なくとも前記走行部分を前記ロアガイドから離隔させることを特徴とする媒体集積装置。
  5.  請求項4に記載の媒体集積装置において、前記開閉部は、開放時に、前記アッパガイドの前記走行部分を前記ロアガイドから離隔させると共に、前記周側部分を前記ドラムの周側面から離隔させることを特徴とする媒体集積装置。
  6.  請求項1に記載の媒体集積装置において、前記開閉部は、前記ドラムの回転軸と略平行な回動軸を回動中心として前記巻付ガイドの一部を回動させることにより、前記内部空間と外部との間を閉塞または開放することを特徴とする媒体集積装置。
  7.  請求項1に記載の媒体集積装置において、該装置はさらに、前記開閉部を開放したときにおいても、前記テープの弛みを軽減または排除する弛張調整部を含むことを特徴とする媒体集積装置。
  8.  全体として矩形紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける受付部と、
     該受付部により受け付けた前記媒体を搬送する搬送部と、
     隔壁により囲まれた内部空間を形成すると共に、該隔壁の一部が省略された開放部を有する筐体と、
     前記媒体の長辺よりも短いテープ幅でなるテープが巻き付けられたリールと、
     前記開放部を挟んで該リールの反対側に設けられ、該リールから引き出され前記開放部を横切った前記テープを折り返す折り返し部と、
     前記筐体に対し前記内部空間内で回転可能に設けられると共に、前記媒体が前記搬送部から短辺方向に沿って供給されると、該媒体を前記折り返し部により折り返された前記テープと重ねて巻き付ける円筒状のドラムと、
     前記開放部において前記内部空間と外部との間を閉塞すると共に、前記折り返し部により折り返された前記テープおよび前記媒体を走行経路に沿って前記ドラムの周側面へ案内する巻付ガイドと、
     該巻付ガイドの一部分であり、前記内部空間と外部との間を閉塞または開放すると共に、開放時に前記リールから引き出され前記開放部を横切る前記テープが前記開放部を遮蔽する度合を前記閉塞時よりも低減させる開閉部とを含むことを特徴とする媒体取引装置。
     
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