JPH09315647A - 画像形成用シート材の集積装置 - Google Patents

画像形成用シート材の集積装置

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JPH09315647A
JPH09315647A JP13328196A JP13328196A JPH09315647A JP H09315647 A JPH09315647 A JP H09315647A JP 13328196 A JP13328196 A JP 13328196A JP 13328196 A JP13328196 A JP 13328196A JP H09315647 A JPH09315647 A JP H09315647A
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JP
Japan
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core member
photosensitive material
main body
sheet material
roller
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Pending
Application number
JP13328196A
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English (en)
Inventor
Yuji Inoue
有二 井上
Yasuhiko Kachi
泰彦 可知
Toshiya Kojima
俊也 小島
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光材料や受像材料等のシート状の材料を小
さなスペースに無駄なく効率よく集積することができる
画像形成用シート材の集積装置を得る。 【解決手段】 集積装置90には、巻き芯部材130が
支持されると共にローラ98等に無端ベルト114が巻
き掛けられている、無端ベルト114は外周が巻き芯部
材130に圧接されており、無端ベルト114と巻き芯
部材130との間で感光材料14を挟持搬送しながら、
巻き芯部材130に巻き取って集積することができる。
したがって、仮に異なるサイズの感光材料14が混在し
ても、無駄なく効率よく集積することができ、また、感
光材料14にカールが生じることもない。このため、カ
ール防止用の押さえ板等を設ける必要がなく、構造が簡
単で低コストになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光材料や受像材
料等のシート状の材料を集積するための画像形成用シー
ト材の集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録材料として、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像記録装置が
知られている。
【0003】この種の画像記録装置では、感光材料と受
像材料は、内部が遮光状態とされたマガジンにそれぞれ
ロール状に巻き取られて収容されており、画像記録処理
を行う度に引出しローラによって挟持されて順次引き出
して使用される。また画像記録装置には、感光材料に像
露光する露光部が配置されると共に、露光後の感光材料
に画像形成用溶媒を塗布するための水塗布部が配置され
ている。さらに、水塗布部の側方には、熱現像転写部が
配置されている。また、これらの露光部、水塗布部、熱
現像転写部の間には、複数のガイド板及び搬送ローラが
配置されており、各部を連結している。
【0004】マガジンから所定寸法引き出されて切断さ
れた感光材料は、搬送ローラによって挟持搬送されなが
ら画像が露光され、さらに水塗布部において画像形成用
溶媒としての水が塗布された後に熱現像転写部へ送り込
まれる。一方、受像材料は、感光材料と同様にマガジン
から所定寸法引き出されて切断され、搬送ローラによっ
て感光材料と同期して熱現像転写部へ送り込まれる。熱
現像転写部においては、水塗布後の感光材料が受像材料
と重ね合わされ、この状態で搬送されながら感光材料が
熱現像されると共に受像材料へ画像が転写され、所定の
画像が受像材料に形成(記録)される。さらにその後
は、感光材料と受像材料が分離され、画像が記録された
受像材料が装置外部へ取り出される構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の画像記録装置では、前述の如く受像材料と分離さ
れた後の感光材料は、装置内に設けられた廃棄感材集積
箱へ搬送されて集積されるようになっているが、このよ
うな廃棄する感光材料を小さなスペースに効率よく集積
することが困難であり、従来よりこのための対策が切望
されていた。
【0006】すなわち、廃棄感材集積箱へ搬送された感
光材料は、サイズの如何に拘わらず厚さ方向に順次積み
重ねられて集積されるため、例えば異なるサイズの感光
材料が混在して集積されると、廃棄感材集積箱内に無駄
な(利用されない)スペースが生じ、廃棄感材集積箱の
集積可能容量が必然的に少なくなってしまう。換言すれ
ば、従来のこのような廃棄感材集積箱は、最大サイズの
感光材料に対応させて寸法を設定しておく必要があり、
内部容積を効率よく利用できなかった。
【0007】また、前述の如き水が塗布された感光材料
は、加熱され受像材料と分離された後にカールが生じる
場合がある。このようなカールが生じると、廃棄感材集
積箱に順次均一に積み重ねられて集積することができな
い。したがってこの場合には、カール防止用の押さえ板
を設けたり、感光材料自体に折り目(コルゲーション)
を付けて剛性を上げる等の対策が必要であり、構造が複
雑でコスト高になってしまう。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、感光材料や受
像材料等のシート状の材料を小さなスペースに無駄なく
効率よく集積することができる画像形成用シート材の集
積装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明の画像形成用シート材の集積
装置は、画像形成のために用いられるシート状の材料を
集積するための画像形成用シート材の集積装置におい
て、筒状に形成されると共に回転可能に支持され、外周
に前記シート材を巻き取り可能な巻き芯部材と、無端状
に形成され、複数のローラに巻き掛けられる無端ベルト
であって外側が前記巻き芯部材に圧接して前記巻き芯部
材との間で前記シート材を挟持すると共に、前記巻き芯
部材に巻き取られたシート材の巻き径に応じて前記ベル
トの巻き掛け位置が変移するバッファ部を有する無端ベ
ルトと、を備えたことを特徴としている。
【0010】請求項1記載の画像形成用シート材の集積
装置では、シート材は、巻き芯部材と無端ベルトとの間
で挟持され、巻き芯部材に順次巻き取られて集積され
る。さらに、シート材が巻き芯部材に巻き取られること
により次第に巻き径が拡大すると、無端ベルトのバッフ
ァ部によってこれが吸収される。
【0011】このように、シート材を巻き芯部材に巻き
取って集積するため、異なるサイズのシート材が混在し
ていても、無駄なく効率よく集積することができる。ま
た、巻き芯部材と無端ベルトとの間で挟持して集積する
ため、シート材がカールすることがない。さらにこのた
め、カール防止用の押さえ板を設けたり、シート材に折
り目(コルゲーション)を付けて剛性を上げる等の対策
が不要であり、構造が簡単で低コストになる。
【0012】また、請求項2に係る発明の画像形成用シ
ート材の集積装置は、請求項1記載の画像形成用シート
材の集積装置において、箱形に形成されると共に支軸に
よって開閉移動可能に互いに連結され、前記巻き芯部材
及び複数のローラを支持すると共に、前記巻き芯部材が
露出する状態で開放する上本体部及び下本体部を備え、
全体としてユニットとして構成したことを特徴としてい
る。
【0013】請求項2記載の画像形成用シート材の集積
装置では、巻き芯部材及び複数のローラを支持する上本
体部及び下本体部によって、装置がユニットとして構成
されるため、汎用性が拡大する。
【0014】またここで、上本体部及び下本体部を支軸
周りに回動させて開放状態とすると、巻き芯部材が露出
される。したがって、容易に内部に集積されたシート材
を取り出したり、メンテナンスを実施できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る実施の形態を説明する。
【0016】図4には本発明の実施の形態に係る画像形
成用シート材の集積装置90が適用された画像記録装置
10の全体構成が示されている。
【0017】この画像記録装置10では、機台12を備
えている。機台12内には、画像形成用シート材として
の感光材料14を収納する感材マガジン16が配置され
ており、感材マガジン16から引き出されたこの感光材
料14の感光(露光)面が図中左方へ向くように感材マ
ガジン16内にロール状に巻き取られている。
【0018】感材マガジン16の感光材料取出し口の近
傍には、ニップローラ18及びカッタ20が配置されて
おり、感材マガジン16から感光材料14を所定長さ引
き出した後に切断することができる。
【0019】カッタ20の上方には、複数の搬送ローラ
22、24、26、28、30、32が順に配置されて
おり、各搬送ローラの間には図示しないガイド板が配設
されている。搬送ローラ22と搬送ローラ24との間が
露光部34とされており、所定長さに切断された感光材
料14はこの露光部34へ搬送されるようになってい
る。
【0020】露光部34の左側にはレーザ光照射部36
が設けられている。レーザ光照射部36には、図示を省
略した半導体レーザが設置されており、赤色、緑色、及
び青色の各レーザ光を照射して露光部34に位置する感
光材料14を露光することができる。
【0021】さらに、露光部34の上方には、画像形成
用溶媒を塗布するための水塗布部38が設けられてい
る。感材マガジン16から引き出され露光部34にて露
光された感光材料14は、搬送ローラ26、28等によ
って挟持搬送されて水塗布部38へ送り込まれる構成で
ある。水塗布部38には噴射タンク40が配置されてお
り、矢印Zで示す位置で噴射タンク40から水が噴射さ
れて感光材料14に水を塗布することができる。
【0022】一方、機台12内の図中左上端部には、受
像材料42を収納する受材マガジン44が配置されてい
る。受像材料42の画像形成面には、媒染剤を有する色
素固定材料が塗布されており、受材マガジン44から引
き出された受像材料42の画像形成面が下方へ向くよう
に受像材料42が受材マガジン44にロール状に巻き取
られている。
【0023】受材マガジン44の受像材料取出し口の近
傍には、ニップローラ46及びカッタ48が配置されて
おり、受材マガジン44から受像材料42を所定長さ引
き出した後に切断することができる。なおこの場合、受
像材料42は、感光材料14よりも短い長さに切断され
るようになっている。
【0024】カッタ48の側方には、搬送ローラ50、
52、54、56及び図示しないガイド板が配置されて
おり、所定長さに切断された受像材料42を熱現像転写
部58へ搬送できるようになっている。
【0025】熱現像転写部58には、それぞれ上下方向
を長手方向とした一対の無端ベルト60、62が設けら
れている、これらの無端ベルト60、62は、それぞれ
複数の巻き掛けローラ64に巻き掛けられており、ルー
プ状外側が互いに圧接している。これらの無端ベルト6
0、62は、巻き掛けローラ64の何れかが駆動回転さ
れることによりそれぞれ回転される。
【0026】従って、感光材料14は、搬送経路の最後
の搬送ローラ32により熱現像転写部58の一対の無端
ベルト60、62間に送り込まれる。また、受像材料4
2は感光材料14の搬送に同期して搬送され、感光材料
14が所定長さ先行した状態で、搬送経路の最後の搬送
ローラ56により熱現像転写部58の一対の無端ベルト
60、62間に送り込まれて、感光材料14に重ね合わ
される構成である。
【0027】さらに、一方の無端ベルト60のループ内
には、上下方向を長手方向とした平板状に形成された加
熱板66が、無端ベルト60の図中左側の内周部分に対
向しつつ配置されている。この加熱板66の内部には、
図示しない線状のヒータが配置されており、このヒータ
によって加熱板66の表面を昇温して所定の温度に加熱
できるようになっている。
【0028】以上より、一対の無端ベルト60、62に
よって重ね合わされた感光材料14及び受像材料42
は、重ね合わせられた状態のままで一対の無端ベルト6
0、62によって挟持搬送され、さらにこの際に加熱板
66によって加熱されることとなり、加熱に伴って感光
材料14が可動性の色素を放出し、同時にこの色素が受
像材料42の色素固定層に転写されて、受像材料42に
画像が形成されることができる構成である。
【0029】熱現像転写部58(無端ベルト60、6
2)に対して材料供給方向下流側には、剥離爪68が配
置されている。剥離爪68は、一対の無端ベルト60、
62間で挟持搬送される感光材料14と受像材料42の
うち、感光材料14の先端部のみに係合して感光材料1
4を受像材料42から剥離させることができる。
【0030】剥離爪68の図中左方には感材排出ローラ
70が配置されており、剥離爪68に案内されながら移
動される感光材料14を、更に集積装置90へ搬送でき
るようになっている。
【0031】またさらに、剥離爪68の図中左方には受
材排出ローラ72、74、76、78、80が順に配置
されており、一対の無端ベルト60、62から送り出さ
れた受像材料42をトレイ82へ排出することができ
る。
【0032】ここで、図1には、集積装置90の構成が
斜視図にて示されている。また、図2及び図3には、集
積装置90の構成が断面図にて示されている。
【0033】集積装置90は、上本体部92及び下本体
部94を備えている。上本体部92及び下本体部94は
共に箱形に形成されており、上本体部92の下端角部が
支軸96によって下本体部94の上端角部に回動可能に
連結されている。このため、上本体部92が支軸96周
りに回動することで、装置内部を開放することができ
る。
【0034】また、下本体部94には、後に詳述する巻
き芯部材130、及びローラ98、100、102が支
持されており、上本体部92には、ローラ104、10
6、108、110、112が支持されている。さら
に、これらの巻き芯部材130及びローラ98、10
0、102、104、106、108、110、112
には無端ベルト114が巻き掛けられている。すなわ
ち、無端ベルト114は、前記各ローラに巻き掛けられ
ると共に、その無端状外側が巻き芯部材130に圧接さ
れている。
【0035】ローラ98には図示を省略した駆動源が連
結されて駆動ローラとされている。また、ローラ98の
直上には案内ローラ116が設けられている。このた
め、ローラ98が回転することにより、無端ベルト11
4及び案内ローラ116が回転されると共に、これに伴
って巻き芯部材130も回転される構成である。
【0036】これにより、剥離爪68によって受像材料
42から剥離され感材排出ローラ70によって送り出さ
れた感光材料14を、案内ローラ116によって無端ベ
ルト114と巻き芯部材130との間へ案内送給し、さ
らに、無端ベルト114と巻き芯部材130との間で挟
持しながら巻き芯部材130に順次巻き取ることができ
る。
【0037】また、ローラ104にはスプリング118
が連結されており、無端ベルト114に所定の張力を付
与している。また、このローラ104の軸線方向両端部
には、円錐台形のガイド部120が設けられており、無
端ベルト114の蛇行(ズレ)を防止することができ
る。
【0038】さらに、最も上方に位置するローラ108
は、上本体部92に設けられたガイド溝122に沿って
スライド移動可能とされており、さらにスプリング12
4によって付勢されている。すなわち、これらのローラ
108及びスプリング124は、無端ベルト114のバ
ッファ部126を構成しており、感光材料14を巻き芯
部材130に巻き取ることにより次第に巻き径が拡大し
た際に、ローラ108がガイド溝122に沿って移動
(変移)して無端ベルト114の巻掛け長さの見掛け上
の増減を吸収することができるようになっている。
【0039】ここで、図5には、前述した巻き芯部材1
30の斜視図が示されている。また、図6及び図7には
この巻き芯部材130の断面図が示されている。
【0040】この巻き芯部材130は、第1の本体部1
32と第2の本体部134とによって構成されており、
全体として略円筒形に形成されている。
【0041】第1の本体部132の軸線方向両端部には
爪136が径方向に突出形成されており、一方、第2の
本体部134の軸線方向両端部には前記爪136に対応
して嵌合孔138が形成されている。この爪136が嵌
合孔138に嵌まり込むことにより、第1の本体部13
2と第2の本体部134が一体的に結合されて、全体と
して略円筒形の巻き芯部材130を構成している。
【0042】また、巻き芯部材130(第1の本体部1
32及び第2の本体部134)の内部には、外径縮小機
構を構成する一対のカム140が収容配置されている。
各カム140は略円盤形に形成されており、支軸142
によって連結されている。この支軸142が第1の本体
部132の支持孔144に入り込むことでカム140が
巻き芯部材130(第1の本体部132及び第2の本体
部134)の内部に回転可能に支持され、さらにこの支
持状態において、各カム140は、第2の本体部134
の軸線方向両端部近傍に位置している。
【0043】また、カム140には、外周縁に開口する
カム溝146が形成されている。カム溝146は、カム
140の外周縁から次第に中心へ向けて切り込まれて形
成されており、開口側の端部には保持部148が形成さ
れている。このカム溝146には、第2の本体部134
の軸線方向両端壁内面に突出形成された突起150が入
り込んでいる。この場合、突起150がカム溝146の
保持部148に位置した状態では、突起150すなわち
第2の本体部134は、カム140すなわち第1の本体
部132から離間した状態とされると共に、第2の本体
部134の第1の本体部132への接近移動が制限され
る。一方、カム140が支軸142と共に回転すると、
カム溝146の内周壁が突起150に係合し、突起15
0すなわち第2の本体部134を、第1の本体部132
へ引き寄せる(接近させる)ことができる構成である。
【0044】また、各カム140にはそれぞれスプリン
グ152の一端が連結されており、さらに、各スプリン
グ152の他端は第1の本体部132にそれぞれ係止さ
れている。このスプリング152は、カム溝146から
突起150が抜け出す方向にカム140を付勢してい
る。このため、通常は、突起150はカム溝146の保
持部148に位置しており、これにより、第2の本体部
134は、第1の本体部132から離間した状態とされ
ると共に第1の本体部132への接近移動が制限された
状態となっている。
【0045】一対のカム140を連結すると共にこれを
支持する支軸142の一端は、第1の本体部132の支
持孔144及び第2の本体部134の透孔145から外
部に突出しており、さらに、先端にハンドル154が取
り付けられている。これにより、ハンドル154を操作
することで支軸142すなわちカム140を回転させる
ことができる構成である。
【0046】次に、本実施の形態の作用を説明する。上
記構成の画像記録装置10では、ニップローラ18が作
動され、感光材料14がニップローラ18によって引き
出される。感光材料14が所定長さ引き出されると、カ
ッタ20が作動して、感光材料14が所定長さに切断さ
れると共に、その感光(露光)面を図中左方へ向けた状
態で露光部34へ搬送される。そして、この感光材料1
4の露光部34の通過と同時にレーザ光照射部36が作
動する。
【0047】レーザ光照射部36では、画像データに基
づいたレーザ光が発せられ露光部34に位置する感光材
料14に照射される。これにより、感光材料14に画像
データに基づく画像が走査露光される。
【0048】そして、露光された感光材料14は、水塗
布部38に送られる。水塗布部38では、搬送中の感光
材料14に向けて噴射タンク40から水が噴射され、感
光材料14に水が塗布される。その後、水が塗布された
感光材料14は、搬送ローラ32によって熱現像転写部
58の一対の無端ベルト60、62間へ送り込まれる。
【0049】他方、感光材料14へ走査露光されるに伴
って、受像材料42も受材マガジン44からニップロー
ラ46によって引き出されて搬送される。受像材料42
が所定長さ引き出されると、カッタ48が作動して受像
材料42が所定長さに切断される。
【0050】カッタ48の作動後は、切断された受像材
料42がガイド板によって案内されながら搬送ローラ5
0、52、54、56によって搬送される。受像材料4
2の先端部が搬送ローラ56によって挟持されると、受
像材料42は熱現像転写部58の直前で待機状態とな
る。
【0051】そして、前述のように感光材料14が搬送
ローラ32によって一対の無端ベルト60、62間へ送
り込まれるのに伴って、受像材料42の搬送が再開され
て、一対の無端ベルト60、62間へ受像材料42が感
光材料14と一体的に送り込まれる。
【0052】これにより、感光材料14と受像材料42
とが重ね合わせられ、重なり合った感光材料14と受像
材料42とが加熱板66により加熱されつつ挟持搬送さ
れる。この結果、感光材料14に露光された画像が受像
材料42へ転写され、受像材料42に画像が形成され
る。
【0053】さらに、一対の無端ベルト60、62から
これらが排出されると、受像材料42よりも所定長さ先
行して搬送される感光材料14の先端部に剥離爪68が
係合し、感光材料14の先端部を受像材料42から剥離
する。さらに、この感光材料14は感材排出ローラ70
によって搬送され、集積装置90内に集積される。
【0054】一方、感光材料14と分離された受像材料
42は、受材排出ローラ72、74、76、78、80
によって搬送されて、トレイ82へ排出される。
【0055】ここで、感光材料14が集積される集積装
置90においては、剥離爪68によって受像材料42か
ら剥離され感材排出ローラ70によって送り出された感
光材料14は、案内ローラ116によって無端ベルト1
14と巻き芯部材130(第1の本体部132と第2の
本体部134)との間へ案内送給される。これにより、
感光材料14は、無端ベルト114と巻き芯部材130
との間で挟持されながら巻き芯部材130に順次巻き取
られる。
【0056】この集積装置90においては、巻き取られ
る感光材料14は水が塗布された後に加熱されたもので
あり粘着性を有しており、確実に巻き芯部材130に巻
き取ることができる。一枚一枚重ねて集積することが困
難な粘着性を有するシートを集積する場合に特に有効で
ある。
【0057】なお、巻き芯部材130は、図6に示す如
く第2の本体部134の突起150がカム140(カム
溝146)の保持部148に位置しており、第2の本体
部134は第1の本体部132から離間した状態とされ
ると共に、第2の本体部134の第1の本体部132へ
の接近移動が制限されている。このため、巻き芯部材1
30が不用意に縮径することがない。
【0058】さらに、感光材料14が巻き芯部材130
に巻き取られることにより次第に巻き径が拡大すると、
無端ベルト114のバッファ部126を構成するローラ
108がガイド溝122に沿って図2右方向へ移動(変
移)して、巻き径が拡大することによる無端ベルト11
4の巻掛け長さの見掛け上の増減が吸収される。
【0059】このように、感光材料14を巻き芯部材1
30に巻き取って集積するため、仮に異なるサイズの感
光材料14が混在していても、無駄なく効率よく集積す
ることができる。また、巻き芯部材130と無端ベルト
114との間で挟持して集積するため、感光材料14が
カールすることがない。さらにこのため、カール防止用
の押さえ板を設けたり、感光材料14に折り目(コルゲ
ーション)を付けて剛性を上げる等の対策が不要であ
り、構造が簡単で低コストになる。
【0060】また、この集積装置90では、上本体部9
2を下本体部94に対し支軸96周りに回動させて装置
内部を開放状態とすると、図3に示す如く巻き芯部材1
30が露出される。したがって、容易に内部に集積され
た感光材料14を取り出したり、メンテナンスを実施で
きる。
【0061】さらにここで、集積装置90では、巻き芯
部材130及び複数のローラ98等を支持する上本体部
92及び下本体部94によって装置がユニットとして構
成されるため、画像記録装置10に限らず他の装置であ
っても適用することができ、また、感光材料14に限ら
ず他のシート状の材料であっても集積することができ、
大幅に汎用性が拡大する。
【0062】またさらに、集積装置90の巻き芯部材1
30は、第1の本体部132と第2の本体部134とに
よって構成されており、外径を縮小することができるた
め、感光材料14を巻き取って集積した後に巻き芯部材
130を容易に感光材料14から分離する(抜き取る)
ことができる。
【0063】すなわち、感光材料14が巻き芯部材13
0に層状に巻き取られた後に、層状に巻き取られた感光
材料14から巻き芯部材130を分離する(抜き出す)
際には、先ず、巻き芯部材130を感光材料14と共に
下本体部94から取り外す。次いで、ハンドル154を
操作することで支軸142すなわちカム140を回転さ
せる。カム140が支軸142と共に回転されると、カ
ム溝146の内周壁が突起150に係合し、突起150
すなわち第2の本体部134が第1の本体部132へ引
き寄せられ、巻き芯部材130の外径が縮小される(図
7図示状態)。これにより、層状に密着して巻き取られ
た感光材料14から巻き芯部材130を容易に分離する
(抜き取る)ことができる。
【0064】このように、巻き芯部材130は、感光材
料14等のシート状の材料を巻き取って集積することが
できるのみならず、巻き取った後の感光材料14から手
間や労力を要することなく容易に分離することができ
る。
【0065】また、巻き芯部材130は第1の本体部1
32と第2の本体部134とから成る構成であるため、
構造も極めて簡単である。さらに、巻き芯部材130
は、ハンドル154を操作してカム140を回転させる
ことにより第1の本体部132と第2の本体部134と
を接近移動させることができるため、極めて容易な操作
で外径を拡縮させることができ、手間や労力を要するこ
とがない。
【0066】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像形成
用シート材の集積装置は、感光材料や受像材料等のシー
ト状の材料を小さなスペースに無駄なく効率よく集積す
ることができるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る集積装置の構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る集積装置の構成を示
す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る集積装置の構成を示
す装置開放状態の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る集積装置が適用され
た画像記録装置の全体構成図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る集積装置の巻き芯部
材の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る集積装置の巻き芯部
材の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る集積装置の巻き芯部
材の構成を示す縮径状態の断面図である。
【符号の説明】
14 感光材料(シート材) 90 集積装置 92 上本体部 94 下本体部 96 支軸 98 ローラ 100 ローラ 102 ローラ 104 ローラ 106 ローラ 108 ローラ 110 ローラ 112 ローラ 114 無端ベルト 124 スプリング 126 バッファ部 130 巻き芯部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成のために用いられるシート状の
    材料を集積するための画像形成用シート材の集積装置に
    おいて、 筒状に形成されると共に回転可能に支持され、外周に前
    記シート材を巻き取り可能な巻き芯部材と、 無端状に形成され、複数のローラに巻き掛けられる無端
    ベルトであって外側が前記巻き芯部材に圧接して前記巻
    き芯部材との間で前記シート材を挟持すると共に、前記
    巻き芯部材に巻き取られたシート材の巻き径に応じて前
    記ベルトの巻き掛け位置が変移するバッファ部を有する
    無端ベルトと、 を備えたことを特徴とする画像形成用シート材の集積装
    置。
  2. 【請求項2】 箱形に形成されると共に支軸によって開
    閉移動可能に互いに連結され、前記巻き芯部材及び複数
    のローラを支持すると共に、前記巻き芯部材が露出する
    状態で開放する上本体部及び下本体部を備え、全体とし
    てユニットとして構成したことを特徴とする請求項1記
    載の画像形成用シート材の集積装置。
JP13328196A 1996-05-28 1996-05-28 画像形成用シート材の集積装置 Pending JPH09315647A (ja)

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JP13328196A JPH09315647A (ja) 1996-05-28 1996-05-28 画像形成用シート材の集積装置
US08/864,723 US5913182A (en) 1996-05-28 1997-05-28 Take-up device

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013014985A1 (ja) * 2011-07-25 2013-01-31 沖電気工業株式会社 媒体集積装置

Cited By (3)

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JP2013025707A (ja) * 2011-07-25 2013-02-04 Oki Electric Ind Co Ltd 媒体処理装置及び媒体取引装置
US8833537B2 (en) 2011-07-25 2014-09-16 Oki Electric Industry Co., Ltd. Medium stocking apparatus

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