JPH0695341A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0695341A
JPH0695341A JP24365292A JP24365292A JPH0695341A JP H0695341 A JPH0695341 A JP H0695341A JP 24365292 A JP24365292 A JP 24365292A JP 24365292 A JP24365292 A JP 24365292A JP H0695341 A JPH0695341 A JP H0695341A
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JP
Japan
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image recording
roller
image
peeling
unit
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Application number
JP24365292A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Kachi
泰彦 可知
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像記録処理を行なう処理部へ画像記録材料
を搬送する搬送路において仮に画像記録材料のジャムが
発生した場合にはこれを容易に解消することができる画
像記録装置を得る。 【構成】 全体として一つのユニットとして構成される
熱現像転写部104及び剥離搬送部143は、機台12
に支軸193によって回動可能に支持されており、機台
12の外方へ向けて回動することにより機台12の内部
を開放し露出する状態となる。また、受像材料108の
搬送路を構成するガイド板182A及び受材ガイド17
0Aも、それぞれ支軸183、支軸171周りに回動す
ることにより、受像材料108の搬送路を開放可能であ
る。したがって、この搬送路において仮にジャムが発生
しても、機台12を開放しかつ搬送路を開放することに
より、このジャム部の確認及びこれを解消する作業が容
易に実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二種の画像記録材料を用
いこれらの画像記録材料を搬送しながら画像記録処理を
行う画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録材料として、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像記録装置が
知られている。
【0003】この種の画像記録装置では、感光材料と受
像材料は、内部が遮光状態とされたマガジンにそれぞれ
ロール状に巻き取られて収容されており、画像記録処理
を行う度に引出しローラによって挟持されて順次引き出
して使用される。また画像記録装置には、感光材料に像
露光する露光部が配置されると共に、露光後の感光材料
に画像形成用溶媒を塗布するための水塗布部が配置され
ている。さらに、水塗布部の側方には、加熱ドラムとこ
の加熱ドラムの外周に圧接し加熱ドラムと共に回転する
無端圧接ベルトから成る熱現像転写部が配置されてお
り、この熱現像転写部の近傍には剥離爪及び搬送ガイド
板等から成る剥離搬送部が設けられている。また、これ
らの露光部、水塗布部、熱現像転写部及び剥離搬送部の
間には、複数のガイド板及び搬送ローラが配置されてお
り、各部を連結している。
【0004】マガジンから所定寸法引き出されて切断さ
れた感光材料は、搬送ローラによって挟持搬送されなが
ら画像が露光され、さらに水塗布部において画像形成用
溶媒としての水が塗布された後に熱現像転写部へ送り込
まれる。一方、受像材料は、感光材料と同様にマガジン
から所定寸法引き出されて切断され、搬送ローラによっ
て感光材料と同期して熱現像転写部へ送り込まれる。熱
現像転写部においては、水塗布後の感光材料が受像材料
と重ね合わされ、この状態で加熱ドラムの外周へ密着し
て巻き付けられる。さらに、両材料は加熱ドラムと無端
圧接ベルトとの間で挟持搬送されながら感光材料が熱現
像されると共に受像材料へ画像が転写され、所定の画像
が受像材料に形成(記録)され、剥離搬送部において搬
送されて装置外部へ取り出される構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の画像記録装置では、前述の如く、各処理部へ感光
材料や受像材料を搬送ローラ及びガイド板によって案内
搬送する際に、感光材料や受像材料の詰まり(所謂、ジ
ャム)を生じる場合がある。このような感光材料や受像
材料のジャムは、シート状の材料を搬送ローラ及びガイ
ド板によって案内搬送する場合には不可避な問題であ
り、シート状の材料の形状や表面状態あるいは搬送ロー
ラの材質や硬度等を適切に設定しても、このジャムを皆
無にすることは困難であった。特に、前述の如き感光材
料や受像材料を複数の処理部へ搬送しながら画像記録処
理を行なう画像記録装置においては、各材料の搬送路が
密集して構成されるため、仮にジャムが発生した場合に
は、これを解消することは極めて困難であり、従来より
このための対策が絶望されていた。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、画像記録処理
を行なう処理部へ画像記録材料を搬送する搬送路におい
て仮に画像記録材料のジャムが発生した場合にはこれを
容易に解消することができる画像記録装置を得ることが
目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像記録装置は、マガジンに収容された異なる二種の画像
記録材料を用い、前記二種の画像記録材料のうち前記マ
ガジンから引き出された一方の画像記録材料に像露光す
る露光部と、前記露光した後の一方の画像記録材料に画
像形成用溶媒を塗布する画像形成用溶媒塗布部と、前記
マガジンから引き出された他方の画像記録材料を前記一
方の画像記録材料と密着して重ね合わせて加熱ドラムに
巻き付けて熱現像転写処理をする熱現像転写部と、前記
加熱ドラムに巻き付けられた両方の画像記録材料を互い
に分離すると共に前記加熱ドラムから剥離して案内搬送
する剥離搬送部と、を備え、前記露光部、画像形成用溶
媒塗布部、熱現像転写部及び剥離搬送部の間に配置され
たガイド板及びガイド板に支持された搬送ローラによっ
て、前記画像記録材料を前記露光部、画像形成用溶媒塗
布部、熱現像転写部及び剥離搬送部へと案内搬送しなが
ら画像記録処理を行なう画像記録装置において、前記熱
現像転写部及び剥離搬送部を一つのユニットに構成する
と共に装置本体に対して装置本体の外方へ向けて回動可
能に支持し、かつ、前記剥離搬送部及びこれの近傍の画
像記録材料搬送路を構成する前記ガイド板を回動可能に
支持し、前記熱現像転写部及び剥離搬送部が装置本体の
外方へ向けて回動して装置内部が開放された状態では前
記剥離搬送部及びこれの近傍の画像記録材料搬送路を開
放可能とした、ことを特徴としている。
【0008】請求項2に係る発明の画像記録装置は、請
求項1に記載の画像記録装置において、前記画像記録材
料搬送路を構成する前記ガイド板の回動支軸にカム部を
設け、前記ガイド板が回動して画像記録材料搬送路が開
放された状態では前記搬送ローラによる画像記録材料の
挟持を解除することを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の画像記録装置では、画像記録材
料はガイド板及び搬送ローラによって、露光部、画像形
成用溶媒塗布部、熱現像転写部及び剥離搬送部へと案内
搬送されながら画像記録処理が行なわれる。
【0010】ここで、画像記録装置では、画像記録材料
の搬送の際に詰まり(ジャム)が発生した場合には、熱
現像転写部及び剥離搬送部を装置本体に対して装置本体
の外方へ向けて回動させることにより、容易にこれを解
消することができる。
【0011】すなわち、一つのユニットとして構成され
た熱現像転写部及び剥離搬送部を装置本体の外方へ向け
て回動させることにより、装置本体内部が開放され露出
される。さらに、この状態では、剥離搬送部及びこれの
近傍の画像記録材料搬送路を構成するガイド板を回動さ
せることにより、画像記録材料搬送路が開放される。し
たがって、画像記録材料のジャム部の確認及びこれを解
消する作業が容易に実施できる。
【0012】このように、本発明に係る画像記録装置で
は、画像記録材料の搬送路が密集して構成された場合で
あっても、装置本体内部が開放されかつ画像記録材料搬
送路も開放されるので、仮に画像記録材料のジャムが発
生した場合にはこれを容易に解消することができる。
【0013】請求項2記載の画像記録装置では、熱現像
転写部及び剥離搬送部を装置本体の外方へ向けて回動さ
せて装置本体内部を開放しさらにこの状態でガイド板を
回動させることにより、画像記録材料搬送路が開放され
る。この場合、この画像記録材料搬送路の開放に伴っ
て、ガイド板のカム部により搬送ローラが画像記録材料
搬送路から離間する方向へ移動され、この部位に残存す
る画像記録材料の挟持が解除される。したがって、この
画像記録材料搬送路に残存する画像記録材料を容易に取
り除くことができ、画像記録材料のジャム部の確認及び
これを解消する作業が一層容易に実施できる。
【0014】
【実施例】図1には本発明に係る画像記録装置10の概
略全体構成図が示されており、図2には画像記録装置1
0の外観斜視図が示されている。先ず、この画像記録装
置10の全体構成を説明する。
【0015】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉13、側面扉15等
が取り付けられている。各扉を開放することにより機台
12内を露出状態とすることができる。なお、各扉には
図示を省略した所謂インターロック機構による安全装置
が施されており、扉が開放されると同時に所定部位の電
源が切れるようになっている。
【0016】画像記録装置10の機台12内には感材マ
ガジン14が配置されており、感光材料16がロール状
に巻取られて収納されている。この感光材料16の幅方
向寸法は、例えば224mmとなっている。また感光材料
16は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バインダー、
色素供与性物質、還元剤を有するものであり、その感光
(露光)面が装置の下方へ向いて巻き取られている。
【0017】感材マガジン14は、感光材料16の幅方
向寸法に対応した長さに形成された図示を省略した胴部
とこの胴部の両端部に固定された一対の側枠部から構成
されており、機台12に設けられた収容部内に収容され
ている。
【0018】また、この収容部の感材マガジン14の引
出部分には図示を省略した内扉が配置されており、感材
マガジン14が収容部内に収納された状態では、機台1
2の前面扉13が開放した場合であっても収容部内に外
光が入り込むことが無く、収納された感光材料16が不
用意に感光しないようになっている。
【0019】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、引出しローラとしてのニップローラ18が配置さ
れている。このニップローラ18は、後に詳述する駆動
系によって回転されて、感材マガジン14から感光材料
16を引き出して搬送することができる。なお、ニップ
ローラ18による感光材料16の引出し搬送速度は、例
えば50mm/secとなっている。
【0020】ニップローラ18の側方には、カッタ20
が配置されており、ニップローラ18によって感材マガ
ジン14から所定長さ引き出された感光材料16を切断
することができる。カッタ20は、例えば固定刃と移動
刃から成るタイプのカッタとされており、移動刃を回転
カム等によって上下に移動させて固定刃と噛み合わせ感
光材料16を切断することができる。なお、カッタ20
の作動後にはニップローラ18が逆転し、このニップロ
ーラ18に感光材料16の先端部が僅かにニツプされる
程度まで巻き戻されるようになっている。また、カッタ
20の作動及びニップローラ18の感光材料16巻戻し
作動は、前記ニップローラ18の感光材料16引出し作
動とは別の駆動系によって独立して行なわれる。
【0021】カッタ20の上側方には、搬送ローラ1
9、搬送ローラ21、及びガイド板27が配置されてお
り、所定長さに切断された感光材料16を露光部22へ
搬送することができる。これらの搬送ローラ19、搬送
ローラ21も、前記ニップローラ18と同様に、後に詳
述する駆動系によって回転され、搬送速度を例えば50
mm/secまたは11mm/secとに切り換えて感光材料16を
搬送することができる。
【0022】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている。
【0023】なお、搬送ローラ23、搬送ローラ24に
よる感光材料16の搬送速度(露光部の通過速度)は、
例えば11mm/secとなっている。
【0024】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。露光装置38には、3種のLD、レンズユ
ニット、ポリゴンミラー、ミラーユニットが配置されて
いる(何れも、図示省略)。
【0025】露光部22の側方にはスイッチバック部4
0が設けられており、また、露光部22の下方には水塗
布部62が設けられている。感材マガジン14の側方を
上昇し露光部22にて露光された感光材料16は、一旦
スイッチバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ
26の逆回転によって、露光部22の下方に設けられた
搬送経路を経て水塗布部62へ送り込まれる構成であ
る。
【0026】水塗布部62では塗布タンク64が配置さ
れている。また、塗布タンク64の感光材料16搬送方
向上流側の端部には供給ローラ66が配置されており、
さらに、感光材料16搬送方向下流側の端部には一対の
スクイズローラ68が配置されている。
【0027】供給ローラ66およびスクイズローラ68
は、例えば、共に外径20mmのシリコンゴムローラとさ
れており、さらにそのゴム硬度は、供給ローラ66が例
えば60±5とされスクイズローラ68が例えば40±
5とされている。また、各ローラは、長手方向両端部に
おいてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1kg)が加えら
れている。また、供給ローラ66は、前述のスイッチバ
ック部40から搬送された感光材料16の所謂スキュー
を矯正するためのレジストレーションローラを兼ねてい
る。
【0028】また、塗布タンク64の上方には、塗布タ
ンク64に対向してガイド板70が取り付けられてい
る。ガイド板70はアルミ等の金属材料によって形成さ
れており、このガイド板70と塗布タンク64との間が
感光材料16の通過部となっている。したがって、塗布
タンク64内に水が充填された場合には、供給ローラ6
6によってスキューが矯正された感光材料16がガイド
板70と塗布タンク64との間へ送り込まれて水が塗布
され、さらに、スクイズローラ68により挟持搬送され
ることによって余分な水が除去されるようになってい
る。
【0029】なおこの場合、ガイド板70と塗布タンク
64との間における感光材料16の水塗布長さ(感光材
料16が水の中を通過する長さ)は例えば100mmとな
っており、またその浸水時間は例えば2.5秒となって
いる。さらに、水塗布処理後(すなわち、スクイズロー
ラ68通過後)の感光材料16には、11±1gr/m
2 の水が塗布されるようになっている。また、ガイド板
70の上部にはセラミックヒータが取りつけられてお
り、水を昇温(例えば、40±2℃)させて塗布タンク
64内へ充填することができる。
【0030】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された(スクイズローラ6
8通過後の)感光材料16が送り込まれるようになって
いる。
【0031】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の幅方向寸法は感光材料16よりも小さく(例え
ば、210mm)形成されている。また、受像材料108
の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が塗布さ
れており、この画像形成面が装置の上方へ向いて巻き取
られている。
【0032】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。
【0033】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。
【0034】ニップローラ110の側方にはカッタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
タイプのカッタとされており、移動刃を回転カム等によ
って上下に移動させて固定刃と噛み合わせることによ
り、受材マガジン106から引き出された受像材料10
8を感光材料16よりも短い長さに切断するようになっ
ている。
【0035】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182A、182Bが配
置されており、所定長さに切断された受像材料108を
熱現像転写部104へ搬送できる。
【0036】ここで、図3乃至図5に詳細に示す如く、
搬送ローラ186の一方のローラ部186Aは、感材マ
ガジン14と反対側に位置するガイド板182Aに支持
されており、さらに、このガイド板182Aは上端部が
支軸183によって回動可能に支持されている。また支
軸183には、搬送ローラ114の一方のローラ部11
4Aが同軸的に支持されている。このため、支軸183
周りにガイド板182Aを回動させることにより、ガイ
ド板182Aは対応するガイド板182Bから離間して
受像材料搬送部180を開放することができる。
【0037】また、支軸183には、カム部185が設
けられている。これにより、ガイド板182Aが支軸1
83周りに回動して受像材料搬送部180が開放された
状態では、搬送ローラ114の一方のローラ部114A
が他方のローラ部114Bから離間し、ニップ解除状態
となる構成である。
【0038】ガイド板182Aには、ガイド板182B
へ向けてストッパ187が突出されており、ガイド板1
82Aがガイド板182Bに接近して搬送路を形成する
際の搬送路隙間を所定値に確保している。
【0039】また、搬送ローラ114は、受像材料搬送
部180から搬送された受像材料108の所謂スキュー
を矯正するためのレジストレーションローラを兼ねてい
る。このため、受像材料108は搬送ローラ114によ
ってスキューを矯正されて熱現像転写部104へ送りこ
まれる。
【0040】熱現像転写部104は加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118とによって構成されており、さら
に、水塗布部62側の加熱ドラム116外周には貼り合
わせローラ120が配置されている。
【0041】貼り合わせローラ120は、軸線方向中央
部の外径が例えば22mmのローラで、外周面にはシリコ
ンゴム(例えば、肉厚2.35mm)が被覆されており、
さらにそのゴム硬度はほぼ40度とされている。また、
貼り合わせローラ120は、長手方向両端部においてそ
れぞれ所定の加圧力(例えば、9kg)が加えられて加熱
ドラム116外周に圧接されている。この貼り合わせロ
ーラ120は、図示を省略した駆動系を介してドラムモ
ータ200に連結されており、ドラムモータ200の駆
動力が伝達されて回転されるようになっている。なおこ
こで、貼り合わせローラ120による感光材料16と受
像材料108の搬送速度に対し、スクイズローラ68や
搬送ローラ114による感光材料16または受像材料1
08の搬送速度が若干(例えば、2%程度)遅くなるよ
うに設定されており、これによって、感光材料16およ
び受像材料108には、貼り合わせローラ120へ送り
込まれる際にバツクテンシヨンが作用するようになって
いる。
【0042】加熱ドラム116は、薄肉のアルミパイプ
によって製作されており、本実施例においては、肉厚3
mm、外径166mm、軸線方向有効幅300mmに形成され
ている。加熱ドラム116の外周面及び内周面には、何
れも黒色アルマイト処理が施されている。
【0043】熱現像転写部104へ搬送される感光材料
16は、貼り合わせローラ120と加熱ドラム116と
の間に送り込まれ、また、受像材料108は感光材料1
6の搬送に同期し、感光材料16が所定長さ(本実施例
においては20mm)先行した状態で貼り合わせローラ1
20と加熱ドラム116との間に送り込まれて重ね合わ
せられるようになっている。この場合、受像材料108
は感光材料16よりも幅方向寸法および長手方向寸法が
いずれも小さい寸法となっているため、感光材料16の
周辺部は四辺とも受像材料108の周辺部から突出した
状態で重ね合わせられる構成である。
【0044】またさらに、加熱ドラム116の側壁には
カム130及びフィラー131が固着されている。この
カム130は、後述する剥離爪154及び剥離爪176
に係合可能となっており、加熱ドラム116の回転に伴
って剥離爪154及び剥離爪176を回動させるように
なっている。一方、フィラー131は、加熱ドラム11
6と感光材料16及び受像材料108の位置合わせの検
出用に使用されている。
【0045】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置されている。ハロ
ゲンランプ132A、132Bはそれぞれ例えば400
Wと450Wの出力となっており、加熱ドラム116の
表面を昇温(例えば、約82℃)できるようになってい
る。この場合、昇温開始時には二つのハロゲンランプ1
32A、132Bが共に用いられ、その後の通常運転時
には一方のハロゲンランプ132Aのみが用いられるよ
うになっている。
【0046】加熱ドラム116の外周に圧接する無端圧
接ベルト118は、織布材をゴムで被覆した構成となっ
ており、本実施例においては幅方向寸法が224mmに形
成されている。織布材は、芳香族ポリアミド繊維(例え
ば、ケブラーあるいはノーメツクス:いずれもdu P
ont社の登録商標)等の耐熱性の繊維によって縫製さ
れている。また、被覆用のゴムはカーボンを含有したシ
リコンゴムとされており、導電性を有している。
【0047】この無端圧接ベルト118は、5本の巻き
掛けローラ134、、135、136、138、140
に巻き掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛
けローラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116
の外周に圧接されている。
【0048】巻き掛けローラ134、135、136、
138はそれぞれステンレス製とされている。また、巻
き掛けローラ136はその軸線方向両端部が外側へ拡が
るテーパ状に形成されており、その長手方向両端部にお
いてそれぞれ2.0kg(実用範囲は、1.0〜3.0k
g)の加圧力を加熱ドラム116から離間する方向へ加
えている。これによって、無端圧接ベルト118を所定
の張力に保持すると共に片寄りを防止している。
【0049】一方、巻き掛けローラ140はゴムローラ
とされており、さらに図示を省略した駆動系を介してド
ラムモータ200に連結されており、ドラムモータ20
0の駆動力が伝達されて巻き掛けローラ140が回転さ
れるようになっている。巻き掛けローラ140が回転さ
れると、この巻き掛けローラ140に巻き掛けられた無
端圧接ベルト118が回転され、これに伴って、この無
端圧接ベルト118の回転力が加熱ドラム116との間
の摩擦力によって加熱ドラム116へ伝達されて加熱ド
ラム116が従動的に回転される構成である。この場
合、加熱ドラム116の回転周速度は、40mm/secとな
っている。
【0050】なお、ドラムモータ200は、複数の駆動
部、すなわち、巻き掛けローラ140、貼り合わせロー
ラ120、スクイズローラ68、及び、後述する屈曲案
内ローラ142、剥離ローラ174、感材排出ローラ1
58、160、剥離ローラ174、受材排出ローラ17
2、173、175、を共に駆動している。
【0051】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で加熱ドラム116のほぼ2/3周(巻き掛け
ローラ134と巻き掛けローラ140の間)に渡って挟
持搬送されるようになっている。さらに、重ね合わされ
た感光材料16と受像材料108が加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118との間に完全に収まった時点で、
加熱ドラム116は回転を一旦停止し(例えば、5〜1
5秒間)、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱する。感光材料16はこの挟持搬送時及び停止時にお
いて加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの
色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像が
得られる構成である。
【0052】加熱ドラム116の下方には剥離搬送部1
43が配置されている。この剥離搬送部143において
は、無端圧接ベルト118の材料供給方向下流側の加熱
ドラム116下部に、屈曲案内ローラ142が配置され
ている。屈曲案内ローラ142は、シリコンゴム製のゴ
ムローラとされており、ドラムモータ200の駆動力を
伝達されて回転する。また、屈曲案内ローラ142は加
熱ドラム116の外周に所定の圧力(例えば、800
g)で圧接されており、このため、加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118とによって搬送された感光材料1
6または受像材料108をさらに挟持搬送できる。
【0053】屈曲案内ローラ142の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が回動可
能に軸支されており、さらに、ピンチローラ157が配
置されている。
【0054】剥離爪154は加熱ドラム116の外周に
対応しており、前述のカム130の作動によって加熱ド
ラム116に接離可能となっている。剥離爪154が加
熱ドラム116に当接した状態では、無端圧接ベルト1
18と加熱ドラム116との間で挟持搬送される感光材
料16と受像材料108のうち、所定長さ先行した状態
で重ね合わされた感光材料16の先端部のみに係合し、
この先端部を加熱ドラム116の外周から剥離させるこ
とができる。一方、ピンチローラ157は、剥離爪15
4に連動して作動され、剥離爪154が加熱ドラム11
6から離間した状態では前記屈曲案内ローラ142に所
定の圧力(例えば、600g)で圧接される。したがっ
て、剥離爪154によって剥離された感光材料16は、
ピンチローラ157によって押圧されながら屈曲案内ロ
ーラ142に巻き掛けられ、下方へ移動される構成であ
る。
【0055】屈曲案内ローラ142及び剥離爪154の
下方には感材排出ローラ158、160および複数のガ
イドローラ162が配置されており、屈曲案内ローラ1
42に巻き掛けられながら下方へ移動される感光材料1
6を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱178へ集積で
きる。この感材排出ローラ158、160は、前述の如
く熱現像転写部104駆動用のドラムモータ200の駆
動力を伝達されて回転するようになっている。なお、感
材排出ローラ158、160の回転速度は、加熱ドラム
116の回転周速度よりも1〜3%遅くなるように設定
されており、感光材料16に張力を与えることを防止し
ている。
【0056】また、ガイドローラ162の近傍には乾燥
ファン165が配置されており、感光材料16の乾燥を
促進している。
【0057】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174は、シリコンゴム製
のゴムローラで表面荒さは25S以上とされており、前
述の如くドラムモータ200の駆動力を伝達されて回転
するようになっている。また、剥離ローラ174は加熱
ドラム116の外周に所定の圧力(例えば、800g)
で圧接されている。このため、剥離ローラ174は、加
熱ドラム116と共に移動する受像材料108を、剥離
爪176と共に作用して加熱ドラム116の外周から剥
して屈曲案内することができる。
【0058】剥離ローラ174および剥離爪176の下
方には受材ガイド170A、170Bが配置されると共
に、受材排出ローラ172、173が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0059】ここで、図3乃至図5に詳細に示す如く、
受材排出ローラ172の一方のローラ部172Aは、感
材マガジン14の側に位置する受材ガイド170Aに支
持されており、さらに、この受材ガイド170Aは下端
部が支軸171によって回動可能に支持されている。こ
のため、支軸171周りに受材ガイド170Aを回動さ
せることにより、受材ガイド170Aは対応する受材ガ
イド170Bから離間して受像材料108の搬送路を開
放することができる。
【0060】また、受材ガイド170Aには、受材ガイ
ド170Bへ向けてストッパ179が突出されており、
受材ガイド170Aが受材ガイド170Bに接近して搬
送路を形成する際の搬送路隙間を所定値に確保してい
る。
【0061】さらに、受材ガイド170Aには、受材ガ
イド170Bと反対方向へ向けて押圧バネ191が取付
けられている。この押圧バネ191は、前述のガイド板
182Aに対応しており、通常はガイド板182Aに当
接して受材ガイド170A及びガイド板182Aを共に
押圧している。
【0062】受材排出ローラ172の近傍には、乾燥手
段としてのドラムファン168が配置されている。この
ため、加熱ドラム116に沿って移動する受像材料10
8は、加熱ドラム116の熱によって乾燥されるのみな
らず、このドラムファン168によっても乾燥を促進さ
れる。なお、このドラムファン168は雰囲気条件に対
応して必要な場合に作動する。これは加熱ドラム116
の温度分布を均一に維持するためである。さらに、受材
ガイド170Bの中間部には、乾燥手段としてのセラミ
ックヒータ210が配置されており、搬送される受像材
料108の乾燥を更に促進している。なお、セラミック
ヒータ210の温度は、70℃に設定されている。
【0063】受材排出ローラ173の下方には、ガイド
板192及び受材排出ローラ175が配置されており、
受材排出ローラ173によって搬送される受像材料10
8をさらに搬送してトレイ177へ排出する構成であ
る。
【0064】ここで、以上のような構成による熱現像転
写部104及び剥離搬送部143は、全体として一つの
ユニツトとして構成されており、さらに、機台12(装
置本体)に対して回動可能に支持されている。すなわ
ち、図3乃至図5に詳細に示す如く、熱現像転写部10
4及び剥離搬送部143は支軸193によって機台12
に回動可能に支持されており、機台12に対し外方へ
(水塗布部62、感材マガジン14や受材マガジン10
6配設位置と反対側)へ回動可能となっている。このた
め、機台12の側面扉15Aを開放した後に熱現像転写
部104及び剥離搬送部143を開放移動させることに
よって、機台12の内部が開放され露出される構成であ
る。
【0065】また、この熱現像転写部104及び剥離搬
送部143が機台12に対して外方へ回動した状態にお
いて、前述のガイド板182A及び受材ガイド170A
の回動が可能になり、それぞれの搬送路を開放状態とす
ることができる。
【0066】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
の画像記録装置10では、感材マガジン14がセットさ
れた後には、感材マガジン14内に収容された感光材料
16はニップローラ18によって例えば50mm/secの速
度で引き出され、カッタ20によって切断された後に搬
送ローラ19、搬送ローラ21によって例えば11mm/s
ecの速度で搬送される。その後は、搬送ローラ19、搬
送ローラ21によって搬送される感光材料16は、さら
に搬送ローラ23、24、26によって搬送されて露光
部22へ搬送され、露光部22を所定速度(例えば、1
1mm/sec)で通過する。この感光材料16の搬送(露光
部22の通過)と同時に露光装置38が作動し、露光部
22に位置する感光材料16へ走査露光される。露光が
開始された後は、露光後の感光材料16が一旦スイッチ
バック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ26の逆
回転によって水塗布部62へ送り込まれる。
【0067】水塗布部62では、搬送された感光材料1
6が、供給ローラ66の駆動によってガイド板70と塗
布タンク64との間へ送り込まれ、さらに、スクイズロ
ーラ68によって挟持搬送される。ここで感光材料16
に水が塗布され、さらにスクイズローラ68によって余
分な水が除去されながら水塗布部62を通過する。水塗
布部62において画像形成用溶媒としての水が塗布され
た感光材料16は、スクイズローラ68によって熱現像
転写部104へ送り込まれる。
【0068】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。カッタ112の作動後は、切断後の受像材料108
が受像材料搬送部180のガイド板182A、182B
によって案内されながら搬送ローラ190、186、1
14によって搬送され、熱現像転写部104の直前で待
機状態となる。
【0069】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されて貼り合わ
せローラ120へ送り込まれると共に、加熱ドラム11
6が作動される。これにより、貼り合わせローラ120
によって重ね合わされた感光材料16と受像材料108
とは、重ね合わせた状態のままで加熱ドラム116と無
端圧接ベルト118との間で挟持されて加熱ドラム11
6のほぼ2/3周(巻き掛けローラ134と巻き掛けロ
ーラ140の間)に渡って搬送される。さらに、重ね合
わされた感光材料16と受像材料108は、加熱ドラム
116によって加熱される。感光材料16はこの挟持搬
送時及び停止時において加熱されると、可動性の色素を
放出し、同時にこの色素が受像材料108の色素固定層
に転写されて画像が得られる。
【0070】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動される。屈曲案内ロ
ーラ142に巻き掛けられ感光材料16は、さらにガイ
ドローラ162に案内されながら感材排出ローラ15
8、160によって搬送され、この際に乾燥ファン16
5によって乾燥されて廃棄感光材料収容箱178内に集
積される。
【0071】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られる。受像材料108の先
端部が剥離ローラ174(加熱ドラム116との間)に
よって挟持されると、再びカム130によって剥離爪1
76が移動され、受像材料108の先端部に剥離爪17
6が係合して受像材料108が加熱ドラム116の外周
から剥離される。
【0072】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170A、170Bに案内されながら受材排出ロー
ラ172、173、175によって搬送され、この際に
ドラムファン168及びセラミックヒータ210によっ
て乾燥されながらトレイ177へ排出される。
【0073】複数枚の画像記録処理を実施する場合に
は、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0074】ここで、画像記録装置10では、受像材料
108の搬送の際に詰まり(ジャム)が発生した場合に
は、熱現像転写部104及び剥離搬送部143を機台1
2に対して機台12の外方へ向けて回動させることによ
り、容易にこれを解消することができる。
【0075】すなわち、図4に示す如く、一つのユニッ
トとして構成された熱現像転写部104及び剥離搬送部
143を機台12の外方へ向けて回動させることによ
り、機台12の内部が開放され露出される。さらに、こ
の状態において、前述のガイド板182A及び受材ガイ
ド170Aの回動が可能になり、図5に示す如く、支軸
171周りに受材ガイド170Aを回動させることによ
り、受材ガイド170Aが対応する受材ガイド170B
から離間して受像材料108の搬送路が開放され、ま
た、支軸183周りにガイド板182Aを回動させるこ
とにより、ガイド板182Aが対応するガイド板182
Bから離間して受像材料搬送部180が開放される。し
たがって、受像材料108の搬送の際に仮にジャムが発
生しても、このジャム部の確認及びこれを解消する作業
が容易に実施できる。
【0076】またさらに、受像材料搬送部180におい
ては、支軸183にカム部185が設けられており、ガ
イド板182Aが支軸183周りに回動して開放された
状態では搬送ローラ114の一方のローラ部114Aが
他方のローラ部114Bから離間してニップ解除状態と
なるため、この受像材料搬送部180に残存する受像材
料108を容易に取り除くことができ、受像材料108
のジャム部の確認及びこれを解消する作業が一層容易に
実施できる。
【0077】このように、本実施例に係る画像記録装置
10では、画像記録材料(受像材料108)の搬送路が
密集して構成された場合であっても、ユニット化された
熱現像転写部104及び剥離搬送部143を機台12の
外方へ向けて回動させることにより機台12の内部が開
放され、さらに、この状態では受像材料108の搬送路
も開放されるので、仮に受像材料108のジャムが発生
した場合にはこれを容易に解消することができる。
【0078】なお、本実施例においては、画像記録材料
として感光材料16と受像材料108とを用いた構成と
したが、これに限らず、他のシート状の画像記録材料で
あっても適用可能である。
【0079】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
装置は、以下の効果を有している。
【0080】請求項1に係る発明の画像記録装置では、
画像記録材料の搬送路が密集して構成された場合であっ
ても、装置本体内部が開放されかつ画像記録材料搬送路
も開放されるので、仮に画像記録材料のジャムが発生し
た場合にはこれを容易に解消することができる。
【0081】請求項2記載の画像記録装置では、画像記
録材料搬送路の開放に伴って搬送ローラによる画像記録
材料の挟持が解除されるため、この画像記録材料搬送路
に残存する画像記録材料を容易に取り除くことができ、
画像記録材料のジャム部の確認及びこれを解消する作業
が一層容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像記録装置の概略全体
構成図である。
【図2】画像記録装置の外観斜視図である。
【図3】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台にセットされた通常の状態を示す側面図である。
【図4】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台の外方へ回動されて機台の内部が開放された状態を
示す図3に対応する側面図である。
【図5】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台の外方へ回動されて機台の内部が開放されかつ受像
材料の搬送路も開放された状態を示す図3及び図4に対
応する側面図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 12 機台 14 感材マガジン 16 感光材料(画像記録材料) 22 露光部 62 水塗布部 104 熱現像転写部 106 受材マガジン 108 受像材料(画像記録材料) 114 搬送ローラ 116 加熱ドラム 118 無端圧接ベルト 142 屈曲案内ローラ 143 剥離搬送部 170A受材ガイド 170B受材ガイド 172 受材排出ローラ 173 受材排出ローラ 174 剥離ローラ 180 受像材料搬送部 182Aガイド板 182Bガイド板 185 カム部 186 搬送ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マガジンに収容された異なる二種の画像
    記録材料を用い、前記二種の画像記録材料のうち前記マ
    ガジンから引き出された一方の画像記録材料に像露光す
    る露光部と、前記露光した後の一方の画像記録材料に画
    像形成用溶媒を塗布する画像形成用溶媒塗布部と、前記
    マガジンから引き出された他方の画像記録材料を前記一
    方の画像記録材料と密着して重ね合わせて加熱ドラムに
    巻き付けて熱現像転写処理をする熱現像転写部と、前記
    加熱ドラムに巻き付けられた両方の画像記録材料を互い
    に分離すると共に前記加熱ドラムから剥離して案内搬送
    する剥離搬送部と、を備え、 前記露光部、画像形成用溶媒塗布部、熱現像転写部及び
    剥離搬送部の間に配置されたガイド板及びガイド板に支
    持された搬送ローラによって、前記画像記録材料を前記
    露光部、画像形成用溶媒塗布部、熱現像転写部及び剥離
    搬送部へと案内搬送しながら画像記録処理を行なう画像
    記録装置において、 前記熱現像転写部及び剥離搬送部を一つのユニットに構
    成すると共に装置本体に対して装置本体の外方へ向けて
    回動可能に支持し、かつ、 前記剥離搬送部及びこれの近傍の画像記録材料搬送路を
    構成する前記ガイド板を回動可能に支持し、前記熱現像
    転写部及び剥離搬送部が装置本体の外方へ向けて回動し
    て装置内部が開放された状態では前記剥離搬送部及びこ
    れの近傍の画像記録材料搬送路を開放可能とした、 ことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記画像記録材料搬送路を構成する前記
    ガイド板の回動支軸にカム部を設け、前記ガイド板が回
    動して画像記録材料搬送路が開放された状態では前記搬
    送ローラによる画像記録材料の挟持を解除することを特
    徴とする請求項1記載の画像記録装置。
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