JPH0695340A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0695340A
JPH0695340A JP24365192A JP24365192A JPH0695340A JP H0695340 A JPH0695340 A JP H0695340A JP 24365192 A JP24365192 A JP 24365192A JP 24365192 A JP24365192 A JP 24365192A JP H0695340 A JPH0695340 A JP H0695340A
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JP
Japan
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heating drum
roller
image recording
image
photosensitive material
Prior art date
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Application number
JP24365192A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Kachi
泰彦 可知
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱ドラムと貼り合わせローラとの間へ画像
記録材料を搬送する搬送路におけるジャムの解消が容易
でかつこの搬送路の隙間寸法を常に一定に維持できる画
像記録装置を得る。 【構成】 回動可能に支持されたブレードガイド124
には当接ローラ77が取り付けられて加熱ドラム116
に当接している。ブレードガイド124に固定されゴミ
取りシート128が貼り付けられたベース126は、そ
の当接部127が、加熱ドラム116に回動可能に支持
されたガイド部材78に当接している。このため、何れ
の部材の回動の如何に拘わらず、ブレードガイド124
と加熱ドラム116との相対的な位置関係、ベース12
6とガイド部材78との相対的な位置関係は変化するこ
とがなく、受像材料108の搬送路の隙間は一定に維持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一方の画像記録材料と
他方の画像記録材料とを貼り合わせローラで貼り合わせ
ながら加熱ドラムに巻き付け、熱現像転写処理を行うこ
とにより他方の画像記録材料に画像を記録する画像記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録材料として、例えば感光材料と
受像材料とを用いて画像記録処理を行う画像記録装置が
知られている。
【0003】この種の画像記録装置では、感光材料と受
像材料は、内部が遮光状態とされたマガジンにそれぞれ
ロール状に巻き取られて収容されており、画像記録処理
を行う度に引出しローラによって挟持されて順次引き出
して使用される。また画像記録装置には、感光材料に像
露光する露光部が配置されると共に、露光後の感光材料
に画像形成用溶媒を塗布するための水塗布部が配置され
ている。さらに、水塗布部の側方には、加熱ドラムとこ
の加熱ドラムの外周に圧接し加熱ドラムと共に回転する
無端圧接ベルトから成る熱現像転写部が配置されてお
り、この熱現像転写部の近傍には剥離爪及び搬送ガイド
板等から成る剥離搬送部が設けられている。また、これ
らの露光部、水塗布部、熱現像転写部及び剥離搬送部の
間には、複数のガイド板及び搬送ローラが配置されてお
り、各部を連結している。
【0004】マガジンから所定寸法引き出されて切断さ
れた感光材料は、搬送ローラによって挟持搬送されなが
ら画像が露光され、さらに水塗布部において画像形成用
溶媒としての水が塗布された後に熱現像転写部へ送り込
まれる。一方、受像材料は、感光材料と同様にマガジン
から所定寸法引き出されて切断され、搬送ローラによっ
て感光材料と同期して熱現像転写部へ送り込まれる。熱
現像転写部においては、受像材料が貼り合わせローラに
よって水塗布後の感光材料と重ね合わされ、この状態で
加熱ドラムの外周へ密着して巻き付けられる。さらに、
両材料は加熱ドラムと無端圧接ベルトとの間で挟持搬送
されながら感光材料が熱現像されると共に受像材料へ画
像が転写され、所定の画像が受像材料に形成(記録)さ
れ、剥離搬送部において搬送されて装置外部へ取り出さ
れる構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の画像記録装置では、前述の如く、各処理部へ感光
材料や受像材料を搬送ローラ及びガイド板によって案内
搬送する際に、感光材料や受像材料の詰まり(所謂、ジ
ャム)を生じる場合がある。このような感光材料や受像
材料のジャムは、シート状の材料を搬送ローラ及びガイ
ド板によって案内搬送する場合には不可避な問題であ
り、シート状の材料の形状や表面状態あるいは搬送ロー
ラの材質や硬度等を適切に設定しても、このジャムを皆
無にすることは困難であった。特に、前述の如き感光材
料や受像材料を複数の処理部へ搬送しながら画像記録処
理を行なう画像記録装置においては、各材料の搬送路が
密集して構成されるため、仮にジャムが発生した場合に
は、これを解消することは極めて困難であった。
【0006】そこで、感光材料や受像材料の搬送路を構
成するガイド板を回動可能に支持して搬送路を開放でき
るように構成し、これにより、仮にジャムが発生した場
合には搬送路を開放してジャムを容易に解消できるよう
にすることが考えられる。
【0007】しかしながら、単にガイド板を回動可能に
支持して搬送路を開放できるように構成したのでは、回
動支軸部分のガタ等のために、搬送路の寸法(ガイド板
間の隙間寸法)を所定寸法に常に正確に維持することが
困難であり(換言すれば、搬送路を開放する度に搬送路
の隙間の寸法が微妙に変化し)、これに起因して感光材
料や受像材料のジャムが新たに生じる不具合がある。
【0008】このように、感光材料や受像材料等のシー
ト状の材料の搬送路を開放型にしてジャムを容易に解消
することと、前記搬送路の隙間を所定寸法に正確に維持
してスムースにシート状材料を搬送することとは、互い
に二律背反であった。
【0009】特に、前述の如く受像材料を加熱ドラムと
貼り合わせローラとの間へ送り込んで水塗布後の感光材
料と重ね合わせる際には、受像材料は微妙なタイミング
でスムースに搬送されて感光材料とずれることなく密着
して重ね合わされる必要があるため、受像材料の搬送路
の隙間は極めて正確に所定寸法に維持されている必要が
ある。したがって、前述の如く単にこの受像材料の搬送
路を構成するガイド板を開放型にしたのでは、搬送路の
隙間を所定寸法に正確に維持することができず、受像材
料を常に正確かつスムースに加熱ドラムと貼り合わせロ
ーラとの間へ送り込んで感光材料と重ね合わせることが
できない。
【0010】またさらに、前述の如き受像材料は、良好
な画像を得るために、貼り合わせローラによって感光材
料と重ね合わせる時点においては、その画像形成面に塵
や埃が付着されることなく送り込まれる必要がある。こ
のため、従来では、貼り合わせローラの直前の搬送路を
構成するガイド板にゴミ取りシートを固定し、受像材料
の搬送に伴ってその画像形成面にゴミ取りシートを密着
させて払拭している。この場合にも、受像材料に対する
ゴミ取りシートの接触状態が良好でなければ満足する払
拭性能が確保できなかったり受像材料の画像形成面が損
傷するため、前述と同様に、受像材料の搬送路の隙間
(ゴミ取りシートの配設位置)は極めて正確に維持され
ている必要がある。したがって、この場合にも、前述の
如く単にこの受像材料の搬送路を構成するガイド板を開
放型にしたのでは、搬送路の隙間(ゴミ取りシートの位
置)を正確に維持することができず、受像材料を損傷す
ることなく確実に払拭することができない。
【0011】本発明は上記事実を考慮し、画像被転写用
の一方の画像記録材料を加熱ドラムと貼り合わせローラ
との間へ送り込んで、画像形成溶媒が塗布された後の他
方の画像記録材料と貼り合わせローラによって貼り合わ
せながら加熱ドラムに巻き付ける際に、一方の画像記録
材料を搬送する搬送路において仮に画像記録材料のジャ
ムが発生した場合にはこれを容易に解消することがで
き、かつ、一方の画像記録材料の搬送路の隙間を極めて
正確に所定寸法に維持して一方の画像記録材料を常に正
確かつスムースに加熱ドラムと貼り合わせローラとの間
へ送り込んで他方の画像記録材料と重ね合わせることが
できる画像記録装置を得ることが目的であり、また、こ
の一方の画像記録材料を加熱ドラムと貼り合わせローラ
との間へ送り込む際にその画像形成面の塵や埃を良好に
払拭することができる画像記録装置を得ることが目的で
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像記録装置は、画像被転写用の一方の画像記録材料と、
像露光後に画像形成溶媒が塗布され他方の画像記録材料
と、を貼り合わせローラで貼り合わせながら加熱ドラム
に巻き付け、熱現像転写処理を行うことにより前記一方
の画像記録材料に画像を記録する画像記録装置であっ
て、前記貼り合わせローラに対して前記一方の画像記録
材料の搬送方向上流側に位置し、前記加熱ドラムに対向
し加熱ドラムに接近する方向へ付勢された状態で回動自
在に支持され、前記加熱ドラムとの間隙によって前記一
方の画像記録材料の搬送路を形成して前記一方の画像記
録材料を前記加熱ドラムと貼り合わせローラとの間へ案
内するガイド板と、前記ガイド板に支持されると共に前
記加熱ドラムに当接し、前記加熱ドラムとガイド板との
間隙を所定寸法で保持する当接ローラと、を備えたこと
を特徴としている。
【0013】請求項2に係る発明の画像記録装置は、画
像被転写用の一方の画像記録材料と、像露光後に画像形
成溶媒が塗布され他方の画像記録材料と、を貼り合わせ
ローラで貼り合わせながら加熱ドラムに巻き付け、熱現
像転写処理を行うことにより前記一方の画像記録材料に
画像を記録する画像記録装置であって、前記貼り合わせ
ローラに対して前記一方の画像記録材料の搬送方向上流
側に位置し、前記加熱ドラムから離間する方向へ付勢さ
れた状態で前記加熱ドラムに回動自在に支持された第1
の支持板と、前記第1の支持板に当接する当接部が形成
され、前記第1の支持板に対向して回動自在に支持され
かつ前記第1の支持板に接近する方向へ付勢された状態
で前記当接部が前記第1の支持板に当接し、前記第1の
支持板との間隙によって前記一方の画像記録材料の搬送
路を形成して前記一方の画像記録材料を前記加熱ドラム
と貼り合わせローラとの間へ案内すると共に、前記一方
の画像記録材料の搬送路に対向する面に清掃シートが取
り付けられた第2の支持板と、を備えたことを特徴とし
ている。
【0014】
【作用】請求項1記載の画像記録装置では、画像被転写
用の一方の画像記録材料は、加熱ドラムとによって搬送
路を形成するガイド板に案内されながら貼り合わせロー
ラへ送り込まれ、像露光され画像形成溶媒が塗布された
後の他方の画像記録材料と貼り合わせローラによって貼
り合わされながら加熱ドラムに巻き付けられ、熱現像転
写処理が行なわれる。
【0015】ここで、一方の画像記録材料を案内するガ
イド板は、加熱ドラムに接近する方向へ付勢された状態
で回動自在に支持されており、かつ、このガイド板に支
持された当接ローラが加熱ドラムに当接して加熱ドラム
とガイド板との間に隙間を設けて搬送路を形成している
ため、加熱ドラムとガイド板との間の寸法、すなわち一
方の画像記録材料の搬送路の隙間は、一定の寸法で維持
される。
【0016】この加熱ドラムとガイド板によって形成さ
れる搬送路において、一方の画像記録材料の搬送の際に
詰まり(ジャム)が発生した場合には、ガイド板を回動
させることにより搬送路が開放される。したがって、一
方の画像記録材料のジャム部の確認及びこれを解消する
作業が容易に実施できる。
【0017】ジャムが解消された後には、再びガイド板
を回動させて当接ローラが加熱ドラムに当接した状態と
することにより、加熱ドラムとガイド板によって搬送路
が形成される。この場合には、前述の如く、当接ローラ
が加熱ドラムに当接することにより搬送路が形成される
ため、仮にガイド板の回動支軸部分のガタ等が存在して
いても、当接ローラが加熱ドラムに当接した状態では、
加熱ドラムとガイド板との相対的な位置関係は変化せ
ず、その隙間すなわち搬送路は一定の寸法で維持され
る。
【0018】このように、本発明に係る画像記録装置で
は、仮に一方の画像記録材料のジャムが発生した場合に
はガイド板を回動させて搬送路を開放することにより容
易にこれを解消することができ、さらに、ガイド板の回
動の如何に拘わらず加熱ドラムとガイド板との相対的な
位置関係を一定にして搬送路の隙間を一定の寸法で維持
することができる。
【0019】請求項2記載の画像記録装置では、画像被
転写用の一方の画像記録材料は、第1の支持板と第2の
支持板とによって形成される搬送路に案内され、この搬
送の際に第2の支持板に取り付けられた清掃シートが接
触してその画像形成面が払拭されながら、貼り合わせロ
ーラへ送り込まれ、像露光され画像形成溶媒が塗布され
た後の他方の画像記録材料と貼り合わせローラによって
貼り合わされながら加熱ドラムに巻き付けられ、熱現像
転写処理が行なわれる。
【0020】ここで、第1の支持板と第2の支持板は互
いに接近する方向に付勢された状態で回動自在に支持さ
れており、かつ、第2の支持板の当接部が第1の支持板
に当接して両者の間に隙間を設けて搬送路を形成してい
るため、第1の支持板と第2の支持板との間の寸法、す
なわち一方の画像記録材料の搬送路の隙間は、一定の寸
法で維持される。
【0021】この第1の支持板と第2の支持板によって
形成される搬送路において、一方の画像記録材料の搬送
の際にジャムが発生した場合には、何れか一方の支持板
を回動させることによりあるいは互いに離間する方向へ
回動させることにより、搬送路が開放される。したがっ
て、一方の画像記録材料のジャム部の確認及びこれを解
消する作業が容易に実施できる。
【0022】ジャムが解消された後には、再び第2の支
持板の当接部が第1の支持板に当接した状態とすること
により、両支持板によって搬送路が形成される。この場
合には、前述の如く、第2の支持板の当接部が第1の支
持板に当接することにより搬送路が形成されるため、仮
に各支持板の回動支軸部分のガタ等が存在していても、
第2の支持板の当接部が第1の支持板に当接した状態で
は、第2の支持板と第1の支持板との相対的な位置関係
は変化せず、その隙間すなわち搬送路は一定の寸法で維
持される。したがって、第2の支持板に取り付けられた
清掃シートは常に一定の状態で一方の画像記録材料に接
触し、一方の画像記録材料の画像形成面が損傷すること
がなく良好な払拭性能を確保できる。
【0023】このように、本発明に係る画像記録装置で
は、仮に一方の画像記録材料のジャムが発生した場合に
は第1の支持板または第2の支持板を回動させて搬送路
を開放することにより容易にこれを解消することがで
き、さらに、各支持板の回動の如何に拘わらず第1の支
持板と第2の支持板との相対的な位置関係を一定にして
搬送路の隙間を一定の寸法で維持することができ、これ
により一方の画像記録材料を損傷することなく確実に払
拭して加熱ドラムと貼り合わせローラとの間へ送り込む
ことができる。
【0024】
【実施例】図1には本発明に係る画像記録装置10の概
略全体構成図が示されており、図2には画像記録装置1
0の外観斜視図が示されている。先ず、この画像記録装
置10の全体構成を説明する。
【0025】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉13、側面扉15等
が取り付けられている。各扉を開放することにより機台
12内を露出状態とすることができる。なお、各扉には
図示を省略した所謂インターロック機構による安全装置
が施されており、扉が開放されると同時に所定部位の電
源が切れるようになっている。
【0026】画像記録装置10の機台12内には感材マ
ガジン14が配置されており、感光材料16がロール状
に巻取られて収納されている。この感光材料16の幅方
向寸法は、例えば224mmとなっている。また感光材料
16は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、バインダー、
色素供与性物質、還元剤を有するものであり、その感光
(露光)面が装置の下方へ向いて巻き取られている。
【0027】感材マガジン14は、感光材料16の幅方
向寸法に対応した長さに形成された図示を省略した胴部
とこの胴部の両端部に固定された一対の側枠部から構成
されており、機台12に設けられた収容部内に収容され
ている。
【0028】また、この収容部の感材マガジン14の引
出部分には図示を省略した内扉が配置されており、感材
マガジン14が収容部内に収納された状態では、機台1
2の前面扉13が開放した場合であっても収容部内に外
光が入り込むことが無く、収納された感光材料16が不
用意に感光しないようになっている。
【0029】感材マガジン14の感光材料取出し口近傍
には、引出しローラとしてのニップローラ18が配置さ
れている。このニップローラ18は、後に詳述する駆動
系によって回転されて、感材マガジン14から感光材料
16を引き出して搬送することができる。なお、ニップ
ローラ18による感光材料16の引出し搬送速度は、例
えば50mm/secとなっている。
【0030】ニップローラ18の側方には、カッタ20
が配置されており、ニップローラ18によって感材マガ
ジン14から所定長さ引き出された感光材料16を切断
することができる。カッタ20は、例えば固定刃と移動
刃から成るタイプのカッタとされており、移動刃を回転
カム等によって上下に移動させて固定刃と噛み合わせ感
光材料16を切断することができる。なお、カッタ20
の作動後にはニップローラ18が逆転し、このニップロ
ーラ18に感光材料16の先端部が僅かにニツプされる
程度まで巻き戻されるようになっている。また、カッタ
20の作動及びニップローラ18の感光材料16巻戻し
作動は、前記ニップローラ18の感光材料16引出し作
動とは別の駆動系によって独立して行なわれる。
【0031】カッタ20の上側方には、搬送ローラ1
9、搬送ローラ21、及びガイド板27が配置されてお
り、所定長さに切断された感光材料16を露光部22へ
搬送することができる。これらの搬送ローラ19、搬送
ローラ21も、前記ニップローラ18と同様に、後に詳
述する駆動系によって回転され、搬送速度を例えば50
mm/secまたは11mm/secとに切り換えて感光材料16を
搬送することができる。
【0032】露光部22は搬送ローラ23と搬送ローラ
24との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料16が通過するように
なっている。
【0033】なお、搬送ローラ23、搬送ローラ24に
よる感光材料16の搬送速度(露光部の通過速度)は、
例えば11mm/secとなっている。
【0034】露光部22の直上には露光装置38が設け
られている。露光装置38には、3種のLD、レンズユ
ニット、ポリゴンミラー、ミラーユニットが配置されて
いる(何れも、図示省略)。
【0035】露光部22の側方にはスイッチバック部4
0が設けられており、また、露光部22の下方には水塗
布部62が設けられている。感材マガジン14の側方を
上昇し露光部22にて露光された感光材料16は、一旦
スイッチバック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ
26の逆回転によって、露光部22の下方に設けられた
搬送経路を経て水塗布部62へ送り込まれる構成であ
る。
【0036】図3及び図5に詳細に示す如く、水塗布部
62では溶媒充填皿部材としての塗布タンク64が配置
されている。塗布タンク64は皿状に形成されており、
内部には画像形成用溶媒としての水が充填される。ま
た、塗布タンク64はその底壁が機台12にスライド移
動可能に支持されており、前面扉13を開放した状態で
機台12の前面側へスライドさせることにより着脱自在
とされている。
【0037】塗布タンク64の底面、すなわち感光材料
16通過面には、複数列のリブ76が感光材料16の搬
送方向に対し傾斜して形成されており、感光材料16が
後述するガイド板70と塗布タンク64との間を通過す
る際の摩擦抵抗を減少すると共に、感光材料16の一定
位置に傷が付くことを防止できるようになっている。
【0038】塗布タンク64の感光材料16搬送方向上
流側の端部には、供給ローラ66が配置されている。供
給ローラ66は、例えば、外径20mmでゴム硬度が60
±5のシリコンゴムローラとされており、長手方向両端
部においてそれぞれ所定の加圧力(例えば、1kg)が
加えられている。この供給ローラ66は、機台12に支
持されており、したがって、塗布タンク64がスライド
移動して取り外される場合には、塗布タンク64とは分
離される構成である。また、供給ローラ66は、前述の
スイッチバック部40から搬送された感光材料16の所
謂スキューを矯正するためのレジストレーションローラ
を兼ねている。
【0039】一方、塗布タンク64の感光材料16搬送
方向下流側の端部には、一対のスクイズローラ68が配
置されている。スクイズローラ68は、例えば、外径2
0mmでゴム硬度が40±5のシリコンゴムローラとされ
ており、長手方向両端部においてそれぞれ所定の加圧力
(例えば、1kg)が加えられている。このスクイズロー
ラ68は、塗布タンク64に固定されたカバー69によ
って支持されると共に被覆されている。これにより、ス
クイズローラ68からの水の蒸発を防止すると共にスク
イズローラ68は塗布タンク64と一体的にユニットと
して構成されている。
【0040】スクイズローラ68の近傍にはスターホイ
ル79が配設されている。スターホイル79は、一対の
スクイズローラ68間に位置されており、感光材料16
が一対のスクイズローラ68間を通って後述する貼り合
わせローラ120側へ搬送されていく際には殆ど感光材
料16とスターホイル79とは非接触の状態を維持して
いる。しかし、感光材料16におけるその搬送方向側の
先端部が貼り合わせローラ120の周面に到達し加熱ド
ラム116の周面に当接したときに、その反動で感光材
料16が下方側へ若干撓もうとすると、感光材料16と
スターホイル79の歯の尖端部とが接触し、下側のスク
イズローラ68の周面に感光材料16が再接触するのを
阻止している。
【0041】さらに、塗布タンク64には、スクイズロ
ーラ68の収容部に連通する排水口90が形成されると
共に、端部にはオーバーフロー槽92及びこれに連通す
るオーバーフロー口94が形成されている。
【0042】塗布タンク64の上方には、塗布タンク6
4に対向してガイド部材としてのガイド板70が取り付
けられている。ガイド板70はアルミ等の金属材料によ
って形成されており、前記供給ローラ66と同軸的に軸
71によって回転可能に支持されており、これにより塗
布タンク64に接離移動できる。
【0043】このガイド板70が塗布タンク64に接近
した状態(図3図示状態)では、ガイド板70と塗布タ
ンク64との対向間隙によって感光材料16の通過部が
構成される。したがって、この状態で塗布タンク64内
に水が充填されると、供給ローラ66によってスキュー
が矯正された感光材料16がガイド板70と塗布タンク
64との間へ送り込まれて水が塗布され、さらに、スク
イズローラ68により挟持搬送されることによって余分
な水が除去される構成である。なおこの場合、ガイド板
70と塗布タンク64との間における感光材料16の水
塗布長さ(感光材料16が水の中を通過する長さ)は例
えば100mmとなっており、またその浸水時間は例えば
2.5秒となっている。さらに、水塗布処理後(すなわ
ち、スクイズローラ68通過後)の感光材料16には、
11±1gr/m2 の水が塗布されるようになってい
る。
【0044】一方、ガイド板70が塗布タンク64から
離間した状態では、ガイド板70は塗布タンク64とは
分離独立され、これにより塗布タンク64のスライド移
動が可能となる構成である。
【0045】このガイド板70の中心部には、給水路と
しての複数の給水路72が形成されている。これらの複
数の給水路72は、塗布タンク64を通過する感光材料
16の案内搬送方向と公差する方向(ガイド板70の長
手方向)に沿って互いに並行に設けられており、一方の
開口はそれぞれ塗布タンク64に連通して塗布タンク6
4内に水を供給することができる。さらにここで、各給
水路72は、隣接同士でそれぞれ給水方向が反対方向と
されている。
【0046】また、ガイド板70の上部には、昇温手段
としてのセラミックヒータ102が取り付けられてい
る。このセラミックヒータ102は、前述の給水路72
に対応しており、給水路を通過する水を昇温(例えば、
40±2℃)させることができる。
【0047】前述の如く構成された水塗布部62には複
数のパイプ(図示省略)が連結されて水を供給できるよ
うになっている。
【0048】水塗布部62の側方には熱現像転写部10
4が配置されており、水塗布された(スクイズローラ6
8通過後の)感光材料16が送り込まれるようになって
いる。
【0049】一方、感材マガジン14の側方の機台12
には受材マガジン106が配置されており、受像材料1
08がロール状に巻取られて収納されている。受像材料
108の幅方向寸法は感光材料16よりも小さく(例え
ば、210mm)形成されている。また、受像材料108
の画像形成面には媒染剤を有する色素固定材料が塗布さ
れており、この画像形成面が装置の上方へ向いて巻き取
られている。
【0050】受材マガジン106は、感材マガジン14
と同様に、胴部とこの胴部の両端部に固定された一対の
側枠部から構成されており、機台12の前面側(図1紙
面手前側すなわち巻取られた受像材料108の幅方向)
へ引出し可能となっている。
【0051】受材マガジン106の受像材料取出し口近
傍には、ニップローラ110が配置されており、受材マ
ガジン106から受像材料108を引き出すと共にその
ニップを解除することができる。
【0052】ニップローラ110の側方にはカッタ11
2が配置されている。カッタ112は前述の感光材料用
のカッタ20と同様に、例えば固定刃と移動刃から成る
タイプのカッタとされており、移動刃を回転カム等によ
って上下に移動させて固定刃と噛み合わせることによ
り、受材マガジン106から引き出された受像材料10
8を感光材料16よりも短い長さに切断するようになっ
ている。
【0053】カッタ112の側方には、感材マガジン1
4の側方に位置して受像材料搬送部180が設けられて
いる。受像材料搬送部180には、搬送ローラ186、
190、114、及びガイド板182A、182Bが配
置されており、所定長さに切断された受像材料108を
熱現像転写部104へ搬送できる。
【0054】ここで、図6乃至図8に詳細に示す如く、
搬送ローラ186の一方のローラ部186Aは、感材マ
ガジン14と反対側に位置するガイド板182Aに支持
されており、さらに、このガイド板182Aは上端部が
支軸183によって回動可能に支持されている。また支
軸183には、搬送ローラ114の一方のローラ部11
4Aが同軸的に支持されている。このため、支軸183
周りにガイド板182Aを回動させることにより、ガイ
ド板182Aは対応するガイド板182Bから離間して
受像材料搬送部180を開放することができる。
【0055】また、支軸183には、カム部185が設
けられている。これにより、ガイド板182Aが支軸1
83周りに回動して受像材料搬送部180が開放された
状態では、搬送ローラ114の一方のローラ部114A
が他方のローラ部114Bから離間し、ニップ解除状態
となる構成である。
【0056】ガイド板182Aには、ガイド板182B
へ向けてストッパ187が突出されており、ガイド板1
82Aがガイド板182Bに接近して搬送路を形成する
際の搬送路隙間を所定値に確保している。
【0057】また、搬送ローラ114は、受像材料搬送
部180から搬送された受像材料108の所謂スキュー
を矯正するためのレジストレーションローラを兼ねてい
る。このため、受像材料108は搬送ローラ114によ
ってスキューを矯正されて熱現像転写部104へ送りこ
まれる。
【0058】熱現像転写部104は加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118とによって構成されており、さら
に、水塗布部62側の加熱ドラム116外周には貼り合
わせローラ120が配置されている。
【0059】加熱ドラム116は、薄肉のアルミパイプ
によって製作されており、本実施例においては、肉厚3
mm、外径166mm、軸線方向有効幅300mmに形成され
ている。加熱ドラム116の外周面及び内周面には、何
れも黒色アルマイト処理が施されている。
【0060】貼り合わせローラ120は、軸線方向中央
部の外径が例えば22mmのローラで、外周面にはシリコ
ンゴム(例えば、肉厚2.35mm)が被覆されており、
さらにそのゴム硬度はほぼ40度とされている。また、
貼り合わせローラ120は、長手方向両端部においてそ
れぞれ所定の加圧力(例えば、9kg)が加えられて加熱
ドラム116外周に圧接されている。この貼り合わせロ
ーラ120は、図示を省略した駆動系を介してドラムモ
ータ200に連結されており、ドラムモータ200の駆
動力が伝達されて回転されるようになっている。なおこ
こで、貼り合わせローラ120による感光材料16と受
像材料108の搬送速度に対し、スクイズローラ68や
搬送ローラ114による感光材料16または受像材料1
08の搬送速度が若干(例えば、2%程度)遅くなるよ
うに設定されており、これによって、感光材料16およ
び受像材料108には、貼り合わせローラ120へ送り
込まれる際にバツクテンシヨンが作用するようになって
いる。
【0061】ここで、図3及び図5に詳細に示す如く、
加熱ドラム116の外周部には、貼り合わせローラ12
0と受像材料108の搬送ローラ114との間に、ガイ
ド板としてのブレードガイド124が配置されている。
ブレードガイド124は金属板により形成されており、
幅方向両端部は直角に屈曲されて支持フランジ74とさ
れている。この支持フランジ74が軸75によって機台
12に支持されている。ブレードガイド124の先端部
124Aは貼り合わせローラ120の近傍の加熱ドラム
116に対応しており、この先端部124Aと加熱ドラ
ム116との間隙が受像材料108の搬送路とされてい
る。
【0062】なお、ブレードガイド124は図示しない
付勢手段によって加熱ドラム116の周面へ接近する方
向へ付勢されている。
【0063】ブレードガイド124の先端部124Aの
近傍には、幅方向両端に当接ローラ77がそれぞれ支持
されている。これらの当接ローラ77は、加熱ドラム1
16が後に詳述するセット位置(図6図示位置)にある
場合にはその周面に当接している。この状態では、ブレ
ードガイド124の先端部124Aと加熱ドラム116
の周面との隙間(ギャップ)が所定距離に維持されてい
る。つまり、加熱ドラム116が水塗布部62から離間
された後リセットされた際、加熱ドラム116の周面に
当接ローラ77が当接し、その際の前記付勢手段の付勢
力に抗してブレードガイド124(支持フランジ74)
が軸75回りに回転して吸収することにより、ブレード
ガイド124の先端部124Aと加熱ドラム116の周
面との隙間を一定に保持する構成である。
【0064】また、ブレードガイド124には、第2の
支持板としての樹脂製のベース126が取り付けられて
いる。図4に示す如く、ベース126は幅方向中間部が
凹形に形成されており、幅方向両端部には加熱ドラム1
16の側へ突出する当接部127が形成されている。こ
のベース126の幅方向中間部、すなわち当接部127
の間にはゴミ取りシート128が貼り付けられている。
【0065】一方、加熱ドラム116の側面には、ブレ
ードガイド124と対向する位置に、第1の支持板とし
てのガイド部材78が取り付けられている。ガイド部材
78はく字形に形成されており、軸82によって加熱ド
ラム116に支持されている。このガイド部材78とベ
ース126との間隙が受像材料108の搬送路とされて
おり、ガイド部材78とゴミ取りシート128との間を
受像材料108が搬送(上昇)される構成である。
【0066】なお、ガイド部材78も図示しない付勢手
段によってベース126(ブレードガイド124)へ接
近する方向へ付勢されている。
【0067】すなわち、前述と同様に加熱ドラム116
がセット位置(図6図示位置)にある場合には、ベース
126の当接部127がガイド部材78に当接し、この
状態では、ガイド部材78とベース126との隙間(ギ
ャップ)が所定距離に維持されている。つまり、加熱ド
ラム116が水塗布部62から離間された後リセットさ
れた際に、加熱ドラム116の周面に当接ローラ77が
当接すると共にベース126の当接部127がガイド部
材78に当接し、その際にブレードガイド124(支持
フランジ74)が軸75回りに回転すると共にガイド部
材78も軸82周りに回転して、これにより、ブレード
ガイド124の先端部124Aと加熱ドラム116の周
面との隙間を一定に保持し、かつガイド板78とベース
126(ゴミ取りシート128)との間の隙間を一定に
保持している。
【0068】また、ブレードガイド124を支持する支
持フランジ74には、スターホイル80が配設されてい
る。スターホイル80は、貼り合わせローラ120の直
下付近の感光材料16と受像材料108との貼り合わせ
時に両者が出合う位置に配置されている。このため、感
光材料16と受像材料108との貼り合わせローラ12
0による貼り合わせが後述するようにして進み、感光材
料16の後端部が一対のスクイズローラ68から外れ、
更に塗布タンク64側のスターホイル79をも越えた場
合に、感光材料16の後端部が貼り合わせローラ120
によって受像材料108と貼り合わせられる以前に感光
材料16の後端部が受像材料108と接触するのを阻止
している。
【0069】このようにして熱現像転写部104へ搬送
されてきた感光材料16は、貼り合わせローラ120と
加熱ドラム116との間に送り込まれ、また、受像材料
108は感光材料16の搬送に同期し、感光材料16が
所定長さ(本実施例においては20mm)先行した状態
で貼り合わせローラ120と加熱ドラム116との間に
送り込まれて重ね合わせられるようになっている。この
場合、受像材料108は感光材料16よりも幅方向寸法
および長手方向寸法がいずれも小さい寸法となっている
ため、感光材料16の周辺部は四辺とも受像材料108
の周辺部から突出した状態で重ね合わせられる構成であ
る。
【0070】またさらに、加熱ドラム116の側壁には
カム130及びフィラー131が固着されている。この
カム130は、後述する剥離爪154及び剥離爪176
に係合可能となっており、加熱ドラム116の回転に伴
って剥離爪154及び剥離爪176を回動させるように
なっている。一方、フィラー131は、加熱ドラム11
6と感光材料16及び受像材料108の位置合わせの検
出用に使用されている。
【0071】加熱ドラム116の内部には、一対のハロ
ゲンランプ132A、132Bが配置されている。ハロ
ゲンランプ132A、132Bはそれぞれ例えば400
Wと450Wの出力となっており、加熱ドラム116の
表面を昇温(例えば、約82℃)できるようになってい
る。この場合、昇温開始時には二つのハロゲンランプ1
32A、132Bが共に用いられ、その後の通常運転時
には一方のハロゲンランプ132Aのみが用いられるよ
うになっている。
【0072】加熱ドラム116の外周に圧接する無端圧
接ベルト118は、織布材をゴムで被覆した構成となっ
ており、本実施例においては幅方向寸法が224mmに形
成されている。織布材は、芳香族ポリアミド繊維(例え
ば、ケブラーあるいはノーメツクス:いずれもdu P
ont社の登録商標)等の耐熱性の繊維によって縫製さ
れている。また、被覆用のゴムはカーボンを含有したシ
リコンゴムとされており、導電性を有している。
【0073】この無端圧接ベルト118は、5本の巻き
掛けローラ134、135、136、138、140に
巻き掛けられており、巻き掛けローラ134と巻き掛け
ローラ140との間の無端状外側が加熱ドラム116の
外周に圧接されている。
【0074】巻き掛けローラ134、135、136、
138はそれぞれステンレス製とされている。また、巻
き掛けローラ136はその軸線方向両端部が外側へ拡が
るテーパ状に形成されており、その長手方向両端部にお
いてそれぞれ2.0kg(実用範囲は、1.0〜3.0k
g)の加圧力を加熱ドラム116から離間する方向へ加
えている。これによって、無端圧接ベルト118を所定
の張力に保持すると共に片寄りを防止している。
【0075】一方、巻き掛けローラ140はゴムローラ
とされており、さらに図示を省略した駆動系を介してド
ラムモータ200に連結されており、ドラムモータ20
0の駆動力が伝達されて巻き掛けローラ140が回転さ
れるようになっている。巻き掛けローラ140が回転さ
れると、この巻き掛けローラ140に巻き掛けられた無
端圧接ベルト118が回転され、これに伴って、この無
端圧接ベルト118の回転力が加熱ドラム116との間
の摩擦力によって加熱ドラム116へ伝達されて加熱ド
ラム116が従動的に回転される構成である。この場
合、加熱ドラム116の回転周速度は、40mm/secとな
っている。
【0076】なお、ドラムモータ200は、複数の駆動
部、すなわち、巻き掛けローラ140、貼り合わせロー
ラ120、スクイズローラ68、及び、後述する屈曲案
内ローラ142、感材排出ローラ158、160、剥離
ローラ174、受材排出ローラ172、173、17
5、を共に駆動している。
【0077】貼り合わせローラ120によって重ね合わ
された感光材料16と受像材料108とは、重ね合わせ
た状態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト11
8との間で加熱ドラム116のほぼ2/3周(巻き掛け
ローラ134と巻き掛けローラ140の間)に渡って挟
持搬送されるようになっている。さらに、重ね合わされ
た感光材料16と受像材料108が加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118との間に完全に収まった時点で、
加熱ドラム116は回転を一旦停止し(例えば、5〜1
5秒間)、挟持した感光材料16と受像材料108を加
熱する。感光材料16はこの挟持搬送時及び停止時にお
いて加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの
色素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像が
得られる構成である。
【0078】加熱ドラム116の下方には剥離搬送部1
43が配置されている。この剥離搬送部143において
は、無端圧接ベルト118の材料供給方向下流側の加熱
ドラム116下部に、屈曲案内ローラ142が配置され
ている。屈曲案内ローラ142は、シリコンゴム製のゴ
ムローラとされており、ドラムモータ200の駆動力を
伝達されて回転する。また、屈曲案内ローラ142は加
熱ドラム116の外周に所定の圧力(例えば、800
g)で圧接されており、このため、加熱ドラム116と
無端圧接ベルト118とによって搬送された感光材料1
6または受像材料108をさらに挟持搬送できる。
【0079】屈曲案内ローラ142の材料供給方向下流
側の加熱ドラム116下部には、剥離爪154が回動可
能に軸支されており、さらに、ピンチローラ157が配
置されている。剥離爪154は加熱ドラム116の外周
に対応しており、前述のカム130の作動によって加熱
ドラム116に接離可能となっている。剥離爪154が
加熱ドラム116に当接した状態では、無端圧接ベルト
118と加熱ドラム116との間で挟持搬送される感光
材料16と受像材料108のうち、所定長さ先行した状
態で重ね合わされた感光材料16の先端部のみに係合
し、この先端部を加熱ドラム116の外周から剥離させ
ることができる。一方、ピンチローラ157は、剥離爪
154に連動して作動され、剥離爪154が加熱ドラム
116から離間した状態では前記屈曲案内ローラ142
に所定の圧力(例えば、600g)で圧接される。した
がって、剥離爪154によって剥離された感光材料16
は、ピンチローラ157によって押圧されながら屈曲案
内ローラ142に巻き掛けられ、下方へ移動される構成
である。
【0080】屈曲案内ローラ142及び剥離爪154の
下方には感材排出ローラ158、160および複数のガ
イドローラ162が配置されており、屈曲案内ローラ1
42に巻き掛けられながら下方へ移動される感光材料1
6を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱178へ集積で
きる。この感材排出ローラ158、160は、前述の如
く熱現像転写部104駆動用のドラムモータ200の駆
動力を伝達されて回転するようになっている。なお、感
材排出ローラ158、160の回転速度は、加熱ドラム
116の回転周速度よりも1〜3%遅くなるように設定
されており、感光材料16に張力を与えることを防止し
ている。
【0081】また、ガイドローラ162の近傍には乾燥
ファン165が配置されており、感光材料16の乾燥を
促進している。
【0082】屈曲案内ローラ142の側方の加熱ドラム
116近傍には、剥離ローラ174及び剥離爪176が
配置されている。剥離ローラ174は、シリコンゴム製
のゴムローラで表面荒さは25S以上とされており、前
述の如くドラムモータ200の駆動力を伝達されて回転
するようになっている。また、剥離ローラ174は加熱
ドラム116の外周に所定の圧力(例えば、800g)
で圧接されている。このため、剥離ローラ174は、加
熱ドラム116と共に移動する受像材料108を、剥離
爪176と共に作用して加熱ドラム116の外周から剥
して屈曲案内することができる。
【0083】剥離ローラ174および剥離爪176の下
方には受材ガイド170A、170Bが配置されると共
に、受材排出ローラ172、173が配置されており、
剥離ローラ174および剥離爪176によって加熱ドラ
ム116から剥離された受像材料108を案内搬送する
ことができる。
【0084】ここで、図6乃至図8に詳細に示す如く、
受材排出ローラ172の一方のローラ部172Aは、感
材マガジン14の側に位置する受材ガイド170Aに支
持されており、さらに、この受材ガイド170Aは下端
部が支軸171によって回動可能に支持されている。こ
のため、支軸171周りに受材ガイド170Aを回動さ
せることにより、受材ガイド170Aは対応する受材ガ
イド170Bから離間して受像材料108の搬送路を開
放することができる。
【0085】また、受材ガイド170Aには、受材ガイ
ド170Bへ向けてストッパ179が突出されており、
受材ガイド170Aが受材ガイド170Bに接近して搬
送路を形成する際の搬送路隙間を所定値に確保してい
る。
【0086】さらに、受材ガイド170Aには、受材ガ
イド170Bと反対方向へ向けて押圧バネ191が取付
けられている。この押圧バネ191は、前述のガイド板
182Aに対応しており、通常はガイド板182Aに当
接して受材ガイド170A及びガイド板182Aを共に
押圧している。
【0087】受材排出ローラ172の近傍には、乾燥手
段としてのドラムファン168が配置されている。この
ため、加熱ドラム116に沿って移動する受像材料10
8は、加熱ドラム116の熱によって乾燥されるのみな
らず、このドラムファン168によっても乾燥を促進さ
れる。なお、このドラムファン168は雰囲気条件に対
応して必要な場合に作動する。これは加熱ドラム116
の温度分布を均一に維持するためである。さらに、受材
ガイド170Bの中間部には、乾燥手段としてのセラミ
ックヒータ210が配置されており、搬送される受像材
料108の乾燥を更に促進している。なお、セラミック
ヒータ210の温度は、70℃に設定されている。
【0088】受材排出ローラ173の下方には、ガイド
板192及び受材排出ローラ175が配置されており、
受材排出ローラ173によって搬送される受像材料10
8をさらに搬送してトレイ177へ排出する構成であ
る。
【0089】ここで、以上のような構成による熱現像転
写部104及び剥離搬送部143は、全体として一つの
ユニツトとして構成されており、さらに、機台12(装
置本体)に対して回動可能に支持されている。すなわ
ち、図6乃至図8に詳細に示す如く、熱現像転写部10
4及び剥離搬送部143は支軸193によって機台12
に回動可能に支持されており、機台12に対し外方へ
(水塗布部62、感材マガジン14や受材マガジン10
6配設位置と反対側)へ回動可能となっている。このた
め、機台12の側面扉15を開放した後に熱現像転写部
104及び剥離搬送部143を開放移動させることによ
って、機台12の内部が開放され露出される構成であ
る。
【0090】また、この熱現像転写部104及び剥離搬
送部143が機台12に対して外方へ回動した状態にお
いて、前述のガイド板182A及び受材ガイド170
A、ブレードガイド124及びガイド部材78の回動が
可能になり、それぞれの搬送路を開放状態とすることが
できる。
【0091】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
の画像記録装置10では、感材マガジン14がセットさ
れた後には、感材マガジン14内に収容された感光材料
16はニップローラ18によって例えば50mm/secの速
度で引き出され、カッタ20によって切断された後に搬
送ローラ19、搬送ローラ21によって例えば11mm/s
ecの速度で搬送される。その後は、搬送ローラ19、搬
送ローラ21によって搬送される感光材料16は、さら
に搬送ローラ23、24、26によって搬送されて露光
部22へ搬送され、露光部22を所定速度(例えば、1
1mm/sec)で通過する。この感光材料16の搬送(露光
部22の通過)と同時に露光装置38が作動し、露光部
22に位置する感光材料16へ走査露光される。露光が
開始された後は、露光後の感光材料16が一旦スイッチ
バック部40へ送り込まれた後に、搬送ローラ26の逆
回転によって水塗布部62へ送り込まれる。
【0092】水塗布部62では、水がガイド板70に設
けられた複数の給水路72へ送給され、さらに、セラミ
ックヒータ102によって給水路72を流れる水が所定
温度(例えば、40±2℃)に昇温されながらこの状態
で塗布タンク64へ供給されて塗布タンク64に充填さ
れる。また、塗布タンク64とガイド板70との対向間
隙によって感光材料16の通路が構成されており、搬送
された感光材料16は供給ローラ66の駆動によってガ
イド板70と塗布タンク64との間へ送り込まれ、さら
にスクイズローラ68によって挟持搬送される。これに
より、ガイド板70と塗布タンク64との間へ送り込ま
れた感光材料16に水が塗布され、さらに、スクイズロ
ーラ68によって余分な水が除去されながら水塗布部6
2を通過する。
【0093】水塗布部62において画像形成用溶媒とし
ての水が塗布された感光材料16は、スクイズローラ6
8によって熱現像転写部104へ送り込まれる。
【0094】一方、感光材料16への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料108も受材マガジン106か
らニツプローラ110によって引き出されて搬送され
る。受像材料108が所定長さ引き出されると、カッタ
112が作動して受像材料108が所定長さに切断され
る。カッタ112の作動後は、切断後の受像材料108
が受像材料搬送部180のガイド板182A、182B
によって案内されながら搬送ローラ190、186、1
14によって搬送され、熱現像転写部104の直前で待
機状態となる。
【0095】熱現像転写部104では、感光材料16が
スクイズローラ68によって加熱ドラム116外周と貼
り合わせローラ120との間へ送り込まれたことが検出
されると、受像材料108の搬送が再開されると共に、
加熱ドラム116が作動される。
【0096】これにより、受像材料108は、ベース1
26とガイド部材78との間を搬送され、さらに、ブレ
ードガイド124の尖端部124Aと加熱ドラム116
との間で案内されながら貼り合わせローラ120へ送り
込まれる。この場合、ベース126にはゴミ取りシート
128が取り付けられているため、受像材料108はそ
の画像形成面に付着した塵や埃が除去されて送り込まれ
る。
【0097】加熱ドラム116と貼り合わせローラ12
0との間に送り込まれた感光材料16と受像材料108
とは、互いに重ね合わされ、さらにこの重ね合わせた状
態のままで加熱ドラム116と無端圧接ベルト118と
の間で挟持されて加熱ドラム116のほぼ2/3周(巻
き掛けローラ134と巻き掛けローラ140の間)に渡
って搬送される。さらに、重ね合わされた感光材料16
と受像材料108は、加熱ドラム116によって加熱さ
れる。感光材料16はこの挟持搬送時及び停止時におい
て加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの色
素が受像材料108の色素固定層に転写されて画像が得
られる。
【0098】その後、感光材料16と受像材料108と
が挟持搬送され加熱ドラム116の下部に達すると、カ
ム130によって剥離爪154が移動され、受像材料1
08よりも所定長さ先行して搬送される感光材料16の
先端部に剥離爪154が係合して感光材料16の先端部
を加熱ドラム116の外周から剥離させる。さらに、剥
離爪154の復帰移動によってピンチローラ157が感
光材料16を押圧し、これにより、感光材料16はピン
チローラ157によって押圧されながら屈曲案内ローラ
142に巻き掛けられ、下方へ移動される。屈曲案内ロ
ーラ142に巻き掛けられ感光材料16は、さらにガイ
ドローラ162に案内されながら感材排出ローラ15
8、160によって搬送され、この際に乾燥ファン16
5によって乾燥されて廃棄感光材料収容箱178内に集
積される。
【0099】一方、感光材料16と分離し加熱ドラム1
16に密着されたままの状態で移動する受像材料108
は、剥離ローラ174へ送られる。受像材料108の先
端部が剥離ローラ174(加熱ドラム116との間)に
よって挟持されると、再びカム130によって剥離爪1
76が移動され、受像材料108の先端部に剥離爪17
6が係合して受像材料108が加熱ドラム116の外周
から剥離される。
【0100】剥離爪176によって加熱ドラム116の
外周から剥離された受像材料108は、さらに剥離ロー
ラ174に巻き掛けられながら下方へ移動され、受材ガ
イド170A、170Bに案内されながら受材排出ロー
ラ172、173、175によって搬送され、この際に
ドラムファン168及びセラミックヒータ210によっ
て乾燥されながらトレイ177へ排出される。
【0101】複数枚の画像記録処理を実施する場合に
は、以上の工程が順次連続して行なわれる。
【0102】ここで、画像記録装置10では、受像材料
108の搬送の際に詰まり(ジャム)が発生した場合に
は、熱現像転写部104及び剥離搬送部143を機台1
2に対して機台12の外方へ向けて回動させることによ
り、容易にこれを解消することができる。
【0103】すなわち、図7に示す如く、一つのユニッ
トとして構成された熱現像転写部104及び剥離搬送部
143を機台12の外方へ向けて回動させることによ
り、機台12の内部が開放され露出される。さらに、こ
の状態において、前述のガイド板182A及び受材ガイ
ド170Aの回動が可能になり、図8に示す如く、支軸
171周りに受材ガイド170Aを回動させることによ
り、受材ガイド170Aが対応する受材ガイド170B
から離間して受像材料108の搬送路が開放され、ま
た、支軸183周りにガイド板182Aを回動させるこ
とにより、ガイド板182Aが対応するガイド板182
Bから離間して受像材料搬送部180が開放される。し
たがって、受像材料108の搬送の際に仮にジャムが発
生しても、このジャム部の確認及びこれを解消する作業
が容易に実施できる。
【0104】またさらに、受像材料搬送部180におい
ては、支軸183にカム部185が設けられており、ガ
イド板182Aが支軸183周りに回動して開放された
状態では搬送ローラ114の一方のローラ部114Aが
他方のローラ部114Bから離間してニップ解除状態と
なるため、この受像材料搬送部180に残存する受像材
料108を容易に取り除くことができ、受像材料108
のジャム部の確認及びこれを解消する作業が一層容易に
実施できる。
【0105】さらにここで、貼り合わせローラ120の
直前の加熱ドラム116とブレードガイド124(ベー
ス126)とによって形成される受像材料108の搬送
路においては、受像材料108の搬送の際にジャムが発
生した場合には、ブレードガイド124(ベース12
6)を回動させることにより、すなわち、前述の如く熱
現像転写部104及び剥離搬送部143を機台12の外
方へ向けて回動させると、図5に示す如く加熱ドラム1
16及びガイド部材78がブレードガイド124(ベー
ス126)から離間して受像材料108の搬送路が開放
される。したがって、この部位においても、受像材料1
08のジャム部の確認及びこれを解消する作業が容易に
実施できる。
【0106】また、受像材料108のジャムが解消され
た後には、再び熱現像転写部104及び剥離搬送部14
3を機台12にリセットすることにより(図6図示状
態)、加熱ドラム116の周面に当接ローラ77が当接
すると共に、ベース126の当接部127がガイド部材
78に当接し、ガイド部材78とベース126とによっ
て、及び加熱ドラム116とブレードガイド124とに
よって受像材料108の搬送路が形成される(図3図示
状態)。
【0107】この場合、加熱ドラム116の周面に当接
ローラ77が当接すると共にベース126の当接部12
7がガイド部材78に当接し、その際にブレードガイド
124(支持フランジ74)が軸75回りに回転すると
共にガイド部材78も軸82周りに回転して、これによ
り、ブレードガイド124の先端部124Aと加熱ドラ
ム116の周面とのギャップが一定に保持され、かつガ
イド板78とベース126(ゴミ取りシート128)と
の間のギャップも一定に保持される。
【0108】したがって、仮にブレードガイド124の
軸75の部分やガイド部材78の軸82の部分にガタ等
が存在していても、当接ローラ77が加熱ドラム116
に当接すると共にベース126の当接部127がガイド
部材78に当接した状態では、加熱ドラム116とブレ
ードガイド124の先端部124Aとの相対的な位置関
係、及び、ガイド部材78とベース126との相対的な
位置関係は何れも変化せず、加熱ドラム116とブレー
ドガイド124の先端部124Aとの隙間、及びガイド
部材78とベース126との隙間、すなわち受像材料1
08の搬送路は一定の寸法で維持される。
【0109】したがって、その後の処理の際において
も、受像材料108を常に正確かつスムースに加熱ドラ
ム116と貼り合わせローラ120との間へ送り込んで
感光材料16と重ね合わせることができる。さらに、ガ
イド部材78とベース126との隙間が一定に維持され
るため、ベース126に取り付けられたゴミ取りシート
128は常に一定の状態で受像材料108に接触し、受
像材料108の画像形成面が損傷することがなく良好な
払拭性能を確保できる。
【0110】このように、画像記録装置10では、仮
に、貼り合わせローラ120の直前の受像材料108の
搬送路において受像材料108のジャムが発生した場合
には、熱現像転写部104及び剥離搬送部143を機台
12の外方へ向けて回動させて加熱ドラム116及びガ
イド部材78をブレードガイド124(ベース126)
から離間させることにより、受像材料108の搬送路が
開放され、受像材料108のジャム部の確認及びこれを
解消する作業が容易に実施できる。さらに、ブレードガ
イド124(ベース126)の回動の如何に拘わらず、
加熱ドラム116とブレードガイド124、及びガイド
部材78とベース126(ゴミ取りシート128)との
相対的な位置関係を一定にして受像材料108の搬送路
の隙間を一定の寸法で維持することができ、これによ
り、受像材料108を損傷することなく確実に払拭し、
常に正確かつスムースに加熱ドラム116と貼り合わせ
ローラ120との間へ送り込むことができる。
【0111】なお、本実施例においては、画像記録材料
として感光材料16と受像材料108とを用いた構成と
したが、これに限らず、他のシート状の画像記録材料で
あっても適用可能である。
【0112】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る画像記録
装置は、以下の効果を有している。
【0113】請求項1に係る発明の画像記録装置では、
仮に一方の画像記録材料のジャムが発生した場合にはガ
イド板を回動させて搬送路を開放することにより容易に
これを解消することができ、さらに、ガイド板の回動の
如何に拘わらず加熱ドラムとガイド板との相対的な位置
関係を一定にして搬送路の隙間を一定の寸法で維持する
ことができ、一方の画像記録材料を常に正確かつスムー
スに加熱ドラムと貼り合わせローラとの間へ送り込むこ
とができる。
【0114】請求項2記載の画像記録装置では、仮に一
方の画像記録材料のジャムが発生した場合には第1の支
持板または第2の支持板を回動させて搬送路を開放する
ことにより容易にこれを解消することができ、さらに、
各支持板の回動の如何に拘わらず第1の支持板と第2の
支持板との相対的な位置関係を一定にして搬送路の隙間
を一定の寸法で維持することができ、これにより一方の
画像記録材料を損傷することなく確実に払拭して加熱ド
ラムと貼り合わせローラとの間へ送り込むことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る画像記録装置の概略全体
構成図である。
【図2】画像記録装置の外観斜視図である。
【図3】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台にセットされた通常の状態におけるブレードガイド
及び周辺部品の状態を示す断面図である。
【図4】図3に示す状態におけるブレードガイド、ベー
ス及びガイド部材の対応関係を示す横断面図である。
【図5】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台の外方へ回動され搬送路が開放された状態における
ブレードガイド及び周辺部品の状態を示す図3に対応す
る断面図である。
【図6】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台にセットされた通常の状態を示す側面図である。
【図7】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台の外方へ回動されて機台の内部が開放された状態を
示す図6に対応する側面図である。
【図8】画像記録装置の熱現像転写部及び剥離搬送部が
機台の外方へ回動されて機台の内部が開放されかつ受像
材料の搬送路も開放された状態を示す図6及び図7に対
応する側面図である。
【符号の説明】
10 画像記録装置 16 感光材料(他方の画像記録材料) 22 露光部 62 水塗布部 77 当接ローラ 78 ガイド部材(第1の支持板) 104 熱現像転写部 108 受像材料(一方の画像記録材料) 116 加熱ドラム 120 貼り合わせローラ 124 ブレードガイド(ガイド板) 126 ベース(第2の支持板) 127 当接部 128 ゴミ取りシート(清掃シート)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像被転写用の一方の画像記録材料と、
    像露光後に画像形成溶媒が塗布され他方の画像記録材料
    と、を貼り合わせローラで貼り合わせながら加熱ドラム
    に巻き付け、熱現像転写処理を行うことにより前記一方
    の画像記録材料に画像を記録する画像記録装置であっ
    て、 前記貼り合わせローラに対して前記一方の画像記録材料
    の搬送方向上流側に位置し、前記加熱ドラムに対向し加
    熱ドラムに接近する方向へ付勢された状態で回動自在に
    支持され、前記加熱ドラムとの間隙によって前記一方の
    画像記録材料の搬送路を形成して前記一方の画像記録材
    料を前記加熱ドラムと貼り合わせローラとの間へ案内す
    るガイド板と、 前記ガイド板に支持されると共に前記加熱ドラムに当接
    し、前記加熱ドラムとガイド板との間隙を所定寸法で保
    持する当接ローラと、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 画像被転写用の一方の画像記録材料と、
    像露光後に画像形成溶媒が塗布され他方の画像記録材料
    と、を貼り合わせローラで貼り合わせながら加熱ドラム
    に巻き付け、熱現像転写処理を行うことにより前記一方
    の画像記録材料に画像を記録する画像記録装置であっ
    て、 前記貼り合わせローラに対して前記一方の画像記録材料
    の搬送方向上流側に位置し、前記加熱ドラムから離間す
    る方向へ付勢された状態で前記加熱ドラムに回動自在に
    支持された第1の支持板と、 前記第1の支持板に当接する当接部が形成され、前記第
    1の支持板に対向して回動自在に支持されかつ前記第1
    の支持板に接近する方向へ付勢された状態で前記当接部
    が前記第1の支持板に当接し、前記第1の支持板との間
    隙によって前記一方の画像記録材料の搬送路を形成して
    前記一方の画像記録材料を前記加熱ドラムと貼り合わせ
    ローラとの間へ案内すると共に、前記一方の画像記録材
    料の搬送路に対向する面に清掃シートが取り付けられた
    第2の支持板と、 を備えたことを特徴とする画像記録装置。
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