JP5831321B2 - 媒体収納繰出装置及び媒体取引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体収納繰出装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動預払機(ATM)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動預払機等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動預払機としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金口と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を格納する金種カセットとを有するものが提案されている。
この現金自動預払機は、入金取引において、顧客が紙幣入出金口に紙幣を投入すると、投入された紙幣を鑑別部で鑑別し、正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部で保留する一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣を紙幣入出金口へ戻して顧客に返却する。続いて現金自動預払機は、顧客により入金金額が確定されると、一時保留部に保留した紙幣の金種を鑑別部により再鑑別し、鑑別された金種に応じて各金種カセットへ収納する。
一時保留部としては、例えば回転する円筒状のドラム及び互いに対向する1組の長いテープを有し、各テープの一端をドラムの周側面に重ねるように固定したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そのような一時保留部を図10〜図12に示す。一時保留部115は、一時保留部筐体120に各部品が取り付けられた構成となっている。
この一時保留部115は、鑑別部等から順次搬送されてくる紙幣BLを可動ガイド141によりガイドしながら上側テープ33及び下側テープ36により紙幣BLの搬送方向に直交する左右方向の中央部分を両面から挟み、ドラム31を回転させてそのまま周側面に巻き付けることにより、一時保留部筐体120の内側面120Eとドラム31の周側面との間の空間に紙幣BLを一時的に保留するようになされている。
可動ガイド141は、ドラム31に巻かれた紙幣BLの厚みの変化に合わせて、回動軸45を中心として回動するため、図12中左側の先端部分と、一時保留部筐体120の内側面120Eとの間には、隙間SPが開いている。
特開2010−1123公報
ところで、紙幣BLには、市場で流通する過程において端部から切れ目が入ることがある。そのような紙幣BLをドラム31に一旦巻き取った後に放出する場合、搬送方向に沿って裂けている切れ目が上側テープ33及び下側テープ36から紙幣BLの幅方向にずれて位置した状態で、紙幣BLが搬送されることがある。
そのような紙幣BLがドラム31から繰り出される際、図13に示すように、紙幣BLは、切れ目から幅方向の外側部分がドラム31の回転に伴って浮き上がってめくれ、可動ガイド141と一時保留部筐体120の内側面120Eとの間の隙間SPに入り込み、いわゆる紙詰まりを引き起こしてしまう恐れがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を格段に高め得る媒体収納繰出装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体収納繰出装置においては、円筒状でなり回転可能に支持され紙葉状の媒体を周側面に巻き付けることにより、当該周側面に対向する対向部と当該周側面との間に媒体を保持するドラムと、一端がドラムの周側面に巻き付けられ、当該ドラムの回転に伴い、媒体を当該ドラムの周側面との間に挟んで巻き付けるテープと、第1の端部がドラム近傍まで伸び、ドラムに対し可動すると共に、第1の端部が対向部よりもドラムから離隔して位置する可動部とを設け、第1の端部には、可動部凹部が設けられ、対向部には、第1の端部に向かって突出し、可動部凹部と噛合する対向爪部が設けられ、可動部は、ドラムに媒体が最も少ない数量巻き付いた最薄状態から、ドラムに媒体が最も多い数量巻き付いた最厚状態にかけて、第1の端部が対向部よりもドラムから離隔して位置しているようにした。
この媒体収納繰出装置は、可動部と対向部とに沿わせて媒体を搬送することにより、隙間に媒体が入り込まないようにすることができる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける接客部と、接客部により受け付けた媒体を搬送する搬送部と、円筒状でなり回転可能に支持され媒体を周側面に巻き付けることにより、当該周側面に対向する対向部と当該周側面との間に媒体を保持するドラムと、一端がドラムの周側面に巻き付けられ、当該ドラムの回転に伴い、媒体を当該ドラムの周側面との間に挟んで巻き付けるテープと、第1の端部がドラム近傍まで伸び、ドラムに対し可動すると共に、第1の端部が対向部よりもドラムから離隔して位置する可動部とを設け、第1の端部には、可動部凹部が設けられ、対向部には、第1の端部に向かって突出し、可動部凹部と噛合する対向爪部が設けられ、可動部は、ドラムに媒体が最も少ない数量巻き付いた最薄状態から、ドラムに媒体が最も多い数量巻き付いた最厚状態にかけて、第1の端部が対向部よりもドラムから離隔して位置しているようにした。
この媒体取引装置は、可動部と対向部とに沿わせて媒体を搬送することにより、隙間に媒体が入り込まないようにすることができる。
本発明によれば、可動部と対向部とに沿わせて媒体を搬送することにより、隙間に媒体が入り込まないようにすることができる。かくして本発明は、信頼性を格段に高め得る媒体収納繰出装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動預払機の構成における前面、左側面及び上面を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 一時保留部の外観構成における左側面及び上面を示す斜視図である。 一時保留部の外観構成を示す上面図である。 最薄状態における一時保留部の内部構成における左側面図である。 最厚状態における一時保留部の内部構成における左側面図である。 最薄状態から最厚状態における可動ガイドの軌道を示す略線図である。 ガイド先端角度を示す略線図である。 ドラムから紙幣を繰り出す状態を示す左側面図である。 従来の一時保留部の外観構成における左側面及び上面を示す斜視図である。 従来の一時保留部の外観構成を示す上面図である。 従来の一時保留部の内部構成における左側面図である。 従来の一時保留部においてドラムから紙幣を繰り出す状態を示す左側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
<1.実施の形態>
[1−1.現金自動預払機の全体構成]
図1に外観を示すように、現金自動預払機1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部から上面に渡る部分が斜めに切り落とされたような形状となっており、この部分に接客部3が設けられている。
接客部3は、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされており、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7、及びレシート発行口8が設けられている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入または排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞するようになされている。因みに紙幣は、例えば長方形の紙で構成されている。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。
テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられるようになされている。
レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動預払機1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2内には、現金自動預払機1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金取引や出金取引等の種々の処理を行うようになされている。
また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部9Aを有しており、この記憶部9Aに種々の情報を記憶させるようになされている。
因みに筐体2は、前面側やその後面側等の一部の側面が開閉可能な扉により構成されている。すなわち筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、図1に示したように各扉を閉塞することにより、紙幣入出金機10内に収納している紙幣を保護する。一方筐体2は、作業者等が保守作業を行う保守作業時には、必要に応じて各扉を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得るようになされている。
紙幣入出金機10は、図2に側面図を示すように、紙幣に関する種々の処理を行う複数の部分が組み合わされた構成となっている。また紙幣入出金機10の各部分は、紙幣制御部11により制御されるようになされている。
紙幣制御部11は、主制御部9と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、紙幣の搬送先を決定する処理等、種々の処理を行うようになされている。
また紙幣制御部11は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部11A(図1)を有しており、この記憶部11Aに種々の情報を記憶させるようになされている。
紙幣制御部11は、例えば顧客が紙幣を入金する入金取引を行う場合、操作表示部6を介して所定の操作入力を受け付けた後、入出金口5のシャッタを開いて入出金部12内へ紙幣を投入させる。
入出金部12は、紙幣が投入されると、入出金口5のシャッタを閉じてから紙幣を1枚ずつ取り出し、搬送部13へ受け渡す。搬送部13は、長方形の紙葉状に構成された紙幣を短辺方向に沿って進行させ、鑑別部14へ搬送する。
鑑別部14は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等を鑑別し、その鑑別結果を紙幣制御部11へ通知する。これに応じて紙幣制御部11は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
このとき搬送部13は、鑑別部14において正常紙幣と鑑別された紙幣を一時保留部15へ搬送する等して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別されたリジェクト紙幣を入出金部12へ搬送して顧客に返却する。
その後紙幣制御部11は、操作表示部6を介して顧客に入金金額を確定させ、一時保留部15に保留している紙幣を搬送部13により鑑別部14へ搬送してその金種及び損傷の程度等を鑑別させ、その鑑別結果を取得する。
そして紙幣制御部11は、紙幣の損傷の程度が大きければ、これを再利用すべきでない紙幣として搬送部13によりリジェクト庫16へ搬送して収納させ、損傷の程度が小さければ、これを再利用すべき紙幣として搬送部13により鑑別部14に搬送し、当該鑑別部14により再び紙幣を鑑別する。
搬送部13は、鑑別部14において正常紙幣と鑑別された紙幣を、その金種に応じた紙幣カセット17に収納させる一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣を回収庫18に搬送する。
[1−2.一時保留部の構成]
図3及び図4に外観を示すように、一時保留部15は、一時保留部筐体20に各部品が取り付けられた構成となっている。
一時保留部筐体20は、前側及び後側、左側及び右側、並びに下側といった外周の大部分を隔壁とすることにより、当該隔壁に囲まれた内部空間20Aを形成している。また一時保留部筐体20の前側面下方には、内部空間20A内への紙幣の出入り口となる紙幣入出孔20Cが穿設されている。
その一方で一時保留部筐体20は、外周のうち上側の隔壁が省略されてなる開放部20Bを介して外部から当該内部空間20Aへアクセスできるようになされている。
因みに一時保留部筐体20の左側及び右側の隔壁内には、図示しないモータから後述するドラムやローラ等へ駆動力を伝達するためのギヤ等が内蔵されている。また一時保留部筐体20の左側面には、保守作業の際にドラムやローラ等を手動で回転させるための操作ノブ20Dが設けられている。
[1−2−1.ドラム及びテープ走行系の構成]
図5に示すように、ドラム31は、半径が比較的大きい円筒状に構成されており、一時保留部筐体20の内部空間20A(図3)内において、左右方向に沿った回転軸31Xを中心に巻取方向R1又は繰出方向R2へ回転し得るように取り付けられている。
図5は、設計上最も少ない数量の紙幣がドラム31に巻き付けられ、当該ドラム31の見かけ上の外径が最小となっている最薄状態を、図6は、設計上最も多い数量の紙幣がドラム31に巻き付けられ、当該ドラム31の見かけ上の外径が最大となっている最厚状態を示している。
また一時保留部15では、上側テープ33及び下側テープ36の2本のテープを走行させるようになされている。
上側リール32は、糸巻き状に構成されており、ドラム31の上側、すなわち開放部20B(図3)側における後方寄り且つ左右のほぼ中央となる箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸32Xを中心に回転するように設けられている。
上側リール32には、テープとしての上側テープ33が巻き付けられている。上側テープ33は、薄いフィルム状の樹脂でなり、そのテープ幅が紙幣の長辺よりも十分に短く、且つ長手方向に十分な長さを有している。
上側リール32から見てドラム31よりも前側、すなわち紙幣入出孔20C(図3)側には、比較的小さい円筒状に形成された上側ローラ34が設けられている。
上側ローラ34は、軸方向の長さが上側テープ33のテープ幅よりも長くなるよう形成され、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸34Xを中心に自在に回転するようになされている。
上側リール32から引き出された上側テープ33は、開放部20B(図3)を横切るように前方向へ掛け渡された後、上側ローラ34を介して引き回されることにより後下方向へ折り返される。
さらに上側テープ33は、後述する可動ガイド41に設けられた所定のローラによりドラム31に押し当てられ、その先端部が当該ドラム31に固定されている。
また上側リール32は、図示しないテンションスプリングにより、上側テープ33を巻き取る方向である巻取方向V1へ付勢されている。これにより一時保留部15は、上側テープ33に常に所定の張力を持たせるようになされている。
下側リール35は、上側リール32と同様の糸巻き状に構成されており、当該上側リール32の下方、すなわちドラム31の下側における後方寄りの箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸35Xを中心に回転し得るように設けられている。
この下側リール35には、上側テープ33と同様に構成された下側テープ36が巻き付けられている。
また下側リール35は、図示しないテンションスプリングにより、下側テープ36を巻き取る方向である巻取方向V3へ付勢されている。これにより一時保留部15は、下側テープ36に常に所定の張力を持たせるようになされている。
因みに下側リール35における下側テープ36の巻取方向V3は、上側リール32における上側テープ33の巻取方向V1とは反対となっている。
下側リール35の前方には、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸37Xを中心に回転する下側ローラ37が設けられている。
下側ローラ37は、上側ローラ34と同様に円筒状に構成されており、左右方向の長さが下側テープ36のテープ幅よりも長く、且つ左右のほぼ中央となる箇所に設けられている。
下側リール35から引き出された下側テープ36は、前方向へ渡された後、下側ローラ37を介して引き回されることにより、上方向へ向かう。さらに下側テープ36は、後述する媒体ガイド42に設けられた所定のローラを介して後方向へ向かった後ドラム31に押し当てられており、その先端部が当該ドラム31に固定されている。
ここで下側テープ36は、その先端がドラム31の周側面に固定されている。また上側テープ33は、その先端がドラム31の外周面において当該下側テープ36の外周側に重なるように固定されている。
かかる構成により一時保留部15は、ドラム31を巻取方向R1へ回転させると、その周側面に下側テープ36及び上側テープ33を重ねるようにして巻き付けていく。
このとき一時保留部15は、下側テープ36と上側テープ33との間に紙幣を挟み、当該下側テープ36及び上側テープ33と共に当該紙幣をドラム31の周側面に巻き付けることにより、紙幣をドラム31の周側面と一時保留部筐体20の内側面20Eとの間の空間に保持していく。
[1−2−2.可動ガイドの構成]
可動部40は、上側の可動ガイド41及び下側の媒体ガイド42が連結部43により連結された構成となっている。また可動ガイド41及び媒体ガイド42の間には、紙幣の厚さよりも充分に広い隙間でなる搬送路44が形成されている。
媒体ガイド42は、左右側面から見て滴状又は楔状に形成されており、その前側下方において回動軸45が左右方向に貫通している。一方、一時保留部筐体20(図3)における左右の内側面には、前側の上方に回動軸45と対応する回動孔(図示せず)が設けられている。
この媒体ガイド42は、回動軸45を一時保留部筐体20の回動孔に挿通させるよう取り付けられると、この回動軸45を中心として、一時保留部筐体20に対し開方向W1又は閉方向W2(図5)へ回動することができる。
一方可動ガイド41は、全体として、一時保留部筐体20(図3)の上側に形成された開放部20Bにおいてドラム31を上側から覆うような、湾曲した板状に形成されている。
すなわち可動ガイド41は、図5に示したように、おおむねドラム31の前側部分から媒体ガイド42の後側部分までの範囲を覆う中央部分において、その下面がほぼ平面状に形成されている。また可動ガイド41は、ドラム31の後側を覆う後側部分において、当該ドラム31の外周面よりも大きな曲率半径の円弧を描くように、その下面が後方へ進むに連れて下方へ垂れ下がる形状となっている。さらに可動ガイド41は、媒体ガイド42の前側部分と対向する前側部分において、当該媒体ガイド42の上面形状に合わせるように、すなわち搬送路44を形成するように、その下面が前方へ進むにつれて下方へ垂れ下がる形状となっている。
ところで可動ガイド41におけるドラム31の上端近傍には、ドラム31を貫通する回転軸31Xのほぼ真上となる位置に、円筒状に構成されると共に左右方向に沿った軸に貫通され自在に回転する巻付ローラ53が、当該可動ガイド41の下面から下側を露出させるように設けられている。
ここで可動部40は、実際には重力により閉方向W2へ向かう力が作用し、可動ガイド41の下側における巻付ローラ53をドラム31の周側面に当接させる。このため可動ガイド41は、ドラム31が回転する際に、長辺方向に折れ曲がる恐れを有しながらも中央部分のみが上側テープ33及び下側テープ36により挟持された紙幣を、長辺方向に伸ばしながら当該ドラム31の周側面に押し付けるようガイドすることができる。
ここでドラム31は、多数の紙幣が順次巻き付けられるに連れて、見かけ上の外径が増加していく。これに応じて可動部40は、可動ガイド41がドラム31により上方向へ徐々に持ち上げられることになり、回動軸45を中心に開方向W1へ回動することになる。
この結果、可動部40は、可動ガイド41における巻付ローラ53を常にドラム31に当接させることができ、紙幣の搬送方向及び搬送先を当該ドラム31の外周面に追従させることができる。
かかる構成により可動部40は、前側から紙幣が搬送路44へ挿入された場合、ドラム31の周側面における上端近傍において当該紙幣を上側テープ33及び下側テープ36の間に挟んだ状態でドラム31の周側面に当接させる。
この状態において一時保留部15は、ドラム31を巻取方向R1へ回転させることにより、上側テープ33及び下側テープ36の間に挟んだ紙幣をドラム31の周側面に巻き付けていくことができる。
[1−2−3.ガイド爪部及び筐体爪部の構成]
一時保留部筐体20の内側面20Eの後端の上部分には、図4に示すように左右方向に所定の幅を有する筐体爪部60が、左右方向に一定間隔を空けて、前方に向かって複数個突設している。
筐体爪部60は、側面視(図6)において略三角形状となっており、下方から上方に向かうに連れて前後方向の長さが長くなっている。
以下では、複数の筐体爪部60が左右方向に併設されることにより、ドラム31の周側面に対向し当該複数の筐体爪部60の前端にわたって仮想的に形成された面を、対向部64とも呼ぶ。
すなわち、一時保留部筐体20の後方の内側面20Eの上部分は、平面視(図4)において筐体爪部60が形成されていない部分(以下、筐体爪凹部66とも呼ぶ)が対向部64から後方に凹んだ構成となっている。
一方可動ガイド41の後端には、平面視において、左右方向に筐体爪部60とほぼ同様の幅を有するガイド爪部62が、左右方向に筐体爪部60とほぼ同様の間隔を空けて、後方に向かって複数個突設している。
すなわち可動ガイド41の後端は、平面視においてガイド爪部62が形成されていない部分(以下、ガイド爪凹部68とも呼ぶ)が、当該可動ガイド41の後端から前方に凹んだ構成となっている。
ガイド爪部62の左右方向の幅は、筐体爪凹部66の幅よりも狭く形成されている。また筐体爪部60の幅は、ガイド爪凹部68の幅よりも狭く形成されている。
このためガイド爪部62と筐体爪部60とは互いに遊嵌しつつ噛合した状態となっている。これにより可動ガイド41の後端は、対向部64よりも後方に、すなわち対向部64よりもドラム31から離接して位置している。
以下では、複数のガイド爪部62が左右方向に併設されることにより、当該複数のガイド爪部62の前端においてドラム31の周側面に対向して仮想的に形成された面を、ガイド先端面70とも呼ぶ。
また図5に示した最薄状態から、図7に示す最厚状態へ変化する際、可動ガイド41はドラム31に巻かれた紙幣BLの厚みの変化に合わせて、回動軸45を中心として回動するため、当該可動ガイド41の後端(ガイド爪部62)は、図7に示す軌道Tに沿って、やや前方に移動しながら上方へ移動する。図7においては最薄状態のガイド爪部62を破線で示している。
筐体爪部60は、上述したように側面視において下方から上方に向かうに連れて前後方向の長さが長くなっている。
このため一時保留部15は、最薄状態から最厚状態まで移動する際に、常にガイド爪部62と筐体爪部60とが噛合した状態となっている。
また図8に示すように、最厚状態において、回転軸31Xの中心から、ガイド先端面70と対向64とが交わる部分である交点Pに向かって伸びる仮想的な線を径方向線LRとする。
ここで、交点Pにおいて径方向線LRに直交し、繰出方向R2にほぼ沿う方向は、紙幣BLがドラム31から繰り出される際の当該紙幣BLの先端の進行方向DMとなる。
交点Pにおけるガイド爪部62のガイド先端面70と、進行方向DMとがなす角度(以下ガイド先端角度ATとも呼ぶ)は30度以下に設定されている。
[1−3.動作及び効果]
以上の構成において、紙幣BLを繰り出す際、一時保留部15は、ドラム31を繰出方向R2へ回転させると共に上側リール32及び下側リール35を巻取方向V1及びV3へ回転させることにより、当該上側リール32及び下側リール35に上側テープ33及び下側テープ36をそれぞれ巻き取っていく。
これにより一時保留部15は、紙幣BLをドラム31の外周から引き剥がして、搬送路44を介し外部に繰り出す。
このとき、上側テープ33及び下側テープ36から幅方向にずれて搬送方向に沿って切れ目が存在する紙幣BLが搬送された場合、図9に示すように、切れ目から幅方向の外側部分がドラム31の回転に伴って浮き上がってめくれることがある。
ガイド爪部62と筐体爪部60とは、紙幣の長辺方向の長さよりも十分に短い間隔で左右方向に沿って噛合しているため、紙幣BLの一部分は、筐体爪部60の対向部64と可動ガイド41のガイド先端面70とに沿いながら、めくれが抑制され、繰り出される。
このように一時保留部15は、紙幣BLの一部がめくれたとしても、可動ガイド41と一時保留部筐体20との間に入り込ませることなく繰り出すことができる。
ところで一般的に、紙幣が進行しており周囲の物体に当接して方向が変化される際、当該紙幣の先端の進行方向から30度(以下、座屈限界角度とも呼ぶ)以内の角度であれば、当該紙幣の先端は座屈することなく、正常に搬送される。
また、ほぼ平面状に形成された対向部64に対し、ガイド爪部62は円弧を描くような軌道Tに沿って移動するため、ガイド先端角度ATは、最薄状態から最厚状態に向かうに連れて大きくなっていく。
すなわち、最薄状態から最厚状態に向かうに連れて、紙幣BLが繰り出される際、座屈し易い状態へ向かっていく。
これに対し一時保留部15は、最厚状態においてもガイド先端角度ATを座屈限界角度以下に設定するようにした。
このため一時保留部15は、最厚状態においても紙幣を座屈させることなくスムーズに繰り出すことができる。
また一時保留部15は、ガイド爪部62と筐体爪部60とを噛合した状態としたため、紙幣BLをドラム31に巻き取る際も、当該紙幣BLをガイド爪部62と一時保留部筐体20との隙間に入り込ませることなく、ガイドすることができる。
ところで、紙幣BLにおける、上側テープ33及び下側テープ36に挟持されている部分に切れ目が入っていたとしても、当該紙幣BLはめくれることはない。
このため平面視(図4)における上側テープ33の裏側には、筐体爪部60及びガイド爪部62は形成されていない。
これにより一時保留部15は、従来の一時保留部115に比べて追加する部材を最小限に抑えることができる。
以上の構成によれば、一時保留部15は、円筒状でなり回転可能に支持されたドラム31の周側面に紙幣BLを巻き付けることにより、当該周側面に対向する対向部64と当該周側面との間に紙幣BLを保持し、一端がドラム31の周側面に巻き付けられた上側テープ33及び下側テープ36により、ドラム31の回転に伴い、一時保留部筐体20の外部から紙幣入出孔20Cを介し供給される紙幣BLを当該ドラム31の周側面との間に挟んで巻き付け、紙幣入出孔20C近傍を一端とし他端がドラム31近傍まで伸び、ドラム31に対し可動しつつ紙幣BLをドラム31の周側面に押し付ける可動部40の、他端を対向部64よりもドラム31から離隔して位置するようにした。
これにより一時保留部15は、筐体爪部60とガイド爪部62とに沿わせて紙幣BLを搬送することにより、一時保留部筐体20の内側面20Eと可動部40との隙間に紙幣BLが入り込まないようにすることができる。かくして一時保留部15は、紙幣BLのジャムを防ぎ、信頼性を格段に高めることができる。
<2.他の実施の形態>
なお上述した実施の形態においては、一定の幅を有する筐体爪部60及びガイド爪部62を、左右方向に一定の間隔を空けて形成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば筐体爪部60及びガイド爪部62を、左右方向端部から中央部分に連れて幅を広くしたり、間隔を広くしたりしても良い。この場合、筐体爪部60及びガイド爪部62の幅を広くするほど、強度を高めることができる。このため内部空間20Aから紙幣BLを取り出される際に作業者により筐体爪部60及びガイド爪部62に接触されてしまっても、破損しにくくすることができる。
また上述した実施の形態においては、一時保留部15に上側テープ33及び下側テープ36を一組のみ設ける場合について述べた。
本発明はこれに限らず、一時保留部15に上側テープ及び下側テープを二組以上設けるようにしても良い。この場合、二組の上側テープ及び下側テープの幅方向の外側に紙幣BLの切れ目が位置している場合、当該切れ目よりも外側がめくれやすくなるが、その場合でも一時保留部15は、可動ガイド41と一時保留部筐体20との間に紙幣BLを入り込ませることなく繰り出すことができる。
さらに上述した実施の形態においては、一時保留部筐体20の上側に開放部20Bを設けると共に可動部40をドラム31よりも上側に配置し、重力の作用により可動部40の可動ガイド41をドラム31の外周面に押し付けるようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、一時保留部筐体20の前側、後ろ側や下側に開放部20Bを設け、当該開放部20Bを覆うように可動部40をドラム31の前側、後ろ側や下側に配置し、ばね等の付勢手段の作用により可動部40の可動ガイド41をドラム31の外周面に押し付けるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、一時保留部15により上側テープ33及び下側テープ36の間に紙幣BLを挟持した状態で、当該紙幣BLをドラム31の外周面に巻き付けるようにした場合について述べた。
本発明はこれに限らず、例えば一時保留部15から下側テープ36及びこれに関連する機構を省略し、上側テープ33の紙幣BLと当接する面に粘着性を持たせ、この粘着性により紙幣BLを上側テープ33に貼り付けて仮止めした状態で、上側テープ33を紙幣BLの外周側に重ねるようにしてドラム31の外周面に巻き付けるようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、本発明を現金自動預払機1の一時保留部15に適用するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば紙幣の鑑別や計数のみを行う装置等、紙幣BLを上側テープ33及び下側テープ36の間に挟みドラム31に巻き付けて一時的に保留する種々の装置に適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、金融機関等において顧客との間で現金に関する取引を行う現金自動預払機1の一時保留部15において、媒体としての紙幣BLを保留するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、例えば金融機関等において職員が現金に関する各種処理を行うための出納システムに組み込まれる一時保留部に適用するようにしても良く、或いは商品券や金券、入場券等のような紙葉状の媒体を保留する種々の装置に適用するようにしても良い。この場合、媒体の大きさや形状に応じて上側テープ33及び下側テープ36のテープ幅や数等を適宜定めれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、ドラムとしてのドラム31と、テープとしての上側テープ33又は下側テープ36と、可動部としての可動部40とによって媒体収納繰出装置としての一時保留部15を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるドラムと、テープと、可動部とによって媒体収納繰出装置を構成するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、接客部としての接客部3と、搬送部としての搬送部13と、ドラムとしてのドラム31と、テープとしての上側テープ33又は下側テープ36と、可動部としての可動部40とによって媒体取引装置としての現金自動預払機1を構成する場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる接客部と、搬送部と、ドラムと、テープと、可動部とによって媒体取引装置を構成するようにしても良い。
本発明は、紙幣等の紙状の媒体をテープと共にドラムに巻き付けて一時的に保留する種々の装置でも利用できる。
1……現金自動預払機、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、9A……記憶部、10……紙幣入出金機、11……紙幣制御部、11A……記憶部、12……入出金部、13……搬送部、14……鑑別部、15……一時保留部、16……リジェクト庫、17……紙幣カセット、18……回収庫、20……一時保留部筐体、20A……内部空間、20B……開放部、20C……紙幣入出孔、20D……操作ノブ、20E……内側面、31……ドラム、32……上側リール、33……上側テープ、34……上側ローラ、35……下側リール、36……下側テープ、37……下側ローラ、40……可動部、41……可動ガイド、42……媒体ガイド、43……連結部、44……搬送、45……回動軸、53……巻付ローラ、60……筐体爪部、62……ガイド爪部、64……対向部、66……筐体爪凹部、68……ガイド爪凹部、70……ガイド先端面、BL……紙幣、P……交点、AT……ガイド先端角度、LR……径方向線、DM……進行方向。

Claims (8)

  1. 円筒状でなり回転可能に支持され紙葉状の媒体を周側面に巻き付けることにより、当該周側面に対向する対向部と当該周側面との間に上記媒体を保持するドラムと、
    一端が上記ドラムの周側面に巻き付けられ、当該ドラムの回転に伴い、上記媒体を当該ドラムの周側面との間に挟んで巻き付けるテープと、
    第1の端部が上記ドラム近傍まで伸び、上記ドラムに対し可動すると共に、上記第1の端部が上記対向部よりも上記ドラムから離隔して位置する可動部と
    を有し、
    上記第1の端部には、可動部凹部が設けられ、
    上記対向部には、上記第1の端部に向かって突出し、上記可動部凹部と噛合する対向爪部が設けられ、
    上記可動部は、上記ドラムに上記媒体が最も少ない数量巻き付いた最薄状態から、上記ドラムに上記媒体が最も多い数量巻き付いた最厚状態にかけて、上記第1の端部が上記対向部よりも上記ドラムから離隔して位置している
    媒体収納繰出装置。
  2. 上記最厚状態において、上記媒体が上記ドラムから繰り出される際に進む進行方向と、上記ドラムに対向する上記第1の端部との角度が30度以下である
    請求項1に記載の媒体収納繰出装置。
  3. 上記可動部は、上記ドラムの周側面を一方から覆うような、湾曲した板状に形成されている
    請求項1に記載の媒体収納繰出装置。
  4. 上記可動部は、上記ドラムの周側面を覆う面がほぼ平面状に形成された平面部分を具え、当該平面部分よりも上記第1の端部側において、上記ドラムの周側面を覆う面が上記ドラムの周側面よりも大きな曲率半径の円弧を描くように形成されている
    請求項3に記載の媒体収納繰出装置。
  5. 上記可動部は、上記ドラムを上側から覆うように形成されている
    請求項3に記載の媒体収納繰出装置。
  6. 紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける接客部と、
    上記接客部により受け付けた上記媒体を搬送する搬送部と、
    円筒状でなり回転可能に支持され上記媒体を周側面に巻き付けることにより、当該周側面に対向する対向部と当該周側面との間に上記媒体を保持するドラムと、
    一端が上記ドラムの周側面に巻き付けられ、当該ドラムの回転に伴い、上記媒体を当該ドラムの周側面との間に挟んで巻き付けるテープと、
    第1の端部が上記ドラム近傍まで伸び、上記ドラムに対し可動すると共に、上記第1の端部が上記対向部よりも上記ドラムから離隔して位置する可動部と
    を有し、
    上記第1の端部には、可動部凹部が設けられ、
    上記対向部には、上記第1の端部に向かって突出し、上記可動部凹部と噛合する対向爪部が設けられ、
    上記可動部は、上記ドラムに上記媒体が最も少ない数量巻き付いた最薄状態から、上記ドラムに上記媒体が最も多い数量巻き付いた最厚状態にかけて、上記第1の端部が上記対向部よりも上記ドラムから離隔して位置している
    媒体取引装置。
  7. 円筒状でなり回転可能に支持され紙葉状の媒体を周側面に巻き付けることにより、当該周側面に対向する対向部と当該周側面との間に上記媒体を保持するドラムと、
    一端が上記ドラムの周側面に巻き付けられ、当該ドラムの回転に伴い、上記媒体を当該ドラムの周側面との間に挟んで巻き付けるテープと、
    第1の端部が上記ドラム近傍まで伸び、上記ドラムに対し可動する可動部と
    を有し、
    上記第1の端部には可動部凹部が、上記対向部には対向爪部が設けられ、
    上記ドラムに上記媒体が最も少ない数量巻き付いた最薄状態から、上記ドラムに上記媒体が最も多い数量巻き付いた最厚状態にかけての任意の状態において、上記可動部凹部と上記対向爪部とは噛合している
    媒体収納繰出装置。
  8. 上記対向部は、プレート状である
    請求項1、請求項又は請求項の何れかに記載の媒体収納繰出装置。
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