JPH09330454A - 紙幣収納箱 - Google Patents

紙幣収納箱

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Publication number
JPH09330454A
JPH09330454A JP8150648A JP15064896A JPH09330454A JP H09330454 A JPH09330454 A JP H09330454A JP 8150648 A JP8150648 A JP 8150648A JP 15064896 A JP15064896 A JP 15064896A JP H09330454 A JPH09330454 A JP H09330454A
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JP
Japan
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cover
banknotes
casing
state
open state
Prior art date
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Pending
Application number
JP8150648A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamada
由博 山田
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Tokai Riken Co Ltd
Original Assignee
Tokai Riken Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レジスタの引出し中にも取付け可能な小型で
あり紙幣(一万円札)を収納するための操作が簡単なこ
と。 【解決手段】 ケーシング部11のガイド板16に沿っ
て紙幣Mを載置し、操作カバー31を全閉状態とするこ
とで搬送ローラ51及び搬送ベルト52を介して紙幣M
が保持部材61上に搬送され保持される。この紙幣Mが
操作カバー31の開閉動作に連動した押板67の押下げ
によってベース部21上に積重ねられる。このように、
紙幣Mを収納し保管する箱体は、ベース部21の外壁以
外がケーシング部11の外壁にて形成されることで堅固
で小型化される。また、紙幣Mの箱体内への搬送が、操
作カバー31の開状態から閉状態への動作に連動されて
おり極めて自然で確実であり、搬送された紙幣Mはケー
シング部11のベース部21上に積重ねられるため取出
しが容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レジスタ(金銭登
録器)の引出し内或いはレジスタの引出し外等に固着
し、例えば、現在の最高額紙幣である一万円札等の紙幣
を収納し、その移動を困難とする保管状態にする紙幣収
納箱に関するもので、特に、保安用として有効な紙幣収
納箱に関するものである。勿論、五千円札、千円札等の
紙幣にも使用可能である。
【0002】
【従来の技術】従来、店舗等の会計場所に設置され金銭
出納を記録するレジスタにおいて、引出しの中の構造は
各種金銭の大きさや形状に合わせて区切られており、適
宜、金銭を分類して収納できるようになっている。特
に、各種金銭のうち最高額紙幣については一旦、受取る
と釣銭として渡す必要が生じないため、また、防犯上か
らも他の金銭と一緒にレジスタの引出しの中に収納する
ことは好ましいとは言えなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような要望に対
処するため、例えば、レジスタ下側の隠れた場所等にレ
ジスタとは別の鍵付容器を設置し、その中に紙幣だけを
収納するようなものが考えられる。
【0004】ところが、このような収納容器は普段目に
つかないように設置される必要性があり、却って、紙幣
を収納するために時間を要し操作が簡単でないことも手
伝って、折角設置されていても使用されなかったりして
実用性に乏しいものとなる。
【0005】そこで、この発明は、かかる不具合を解決
するためになされたもので、レジスタの引出し中にも取
付け可能な小型であり紙幣を収納するための操作が簡単
な紙幣収納箱の提供を課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の紙幣収納箱に
よれば、ケーシング部の上面で開閉自在なカバー部の開
状態から閉状態への動作に連動する搬送機構によってガ
イド部に載置された紙幣が箱体内に搬送され、保持部に
てその箱体内の上部に案内され保持され、カバー部の閉
状態から開状態または開状態から閉状態への動作に連動
する移送機構によって保持部に保持された紙幣がベース
部の底面側に移し替えられる。これにより、搬送機構に
よってガイド部に載置された紙幣が箱体内に極めて自然
な動作で確実に搬送されると共に、搬送された紙幣が箱
体内に効率良く段積みされる。
【0007】請求項2の紙幣収納箱によれば、紙幣を収
納し保管する箱体のうち少なくとも底面を含む外壁が形
成されたベース部の外壁以外で上面を含み箱体の外壁を
形成するケーシング部の上面には紙幣の長手方向の両端
面が案内されるガイド部が形成され、このケーシング部
の上面で開閉自在なカバー部の開状態から閉状態への動
作に連動する搬送機構によってガイド部に載置された紙
幣が箱体内に搬送され、保持部にてその箱体内の上部に
案内され保持され、カバー部の閉状態から開状態または
開状態から閉状態への動作に連動する移送機構によって
保持部に保持された紙幣がベース部の底面側に移し替え
られる。これにより、搬送機構によってガイド部に載置
された紙幣が箱体内に極めて自然な動作で確実に搬送さ
れると共に、搬送された紙幣が箱体内に効率良く段積み
される。
【0008】請求項3の紙幣収納箱によれば、ケーシン
グ部の上面で開閉自在なカバー部の開状態から閉状態へ
の動作に連動する搬送機構によってガイド部に載置され
た紙幣が箱体内に搬送され、保持部にてその箱体内の上
部に案内され保持され、カバー部の閉状態から開状態ま
たは開状態から閉状態への動作に連動する移送機構によ
って保持部に保持された紙幣がベース部の底面側に移し
替えられる。これにより、搬送機構によってガイド部に
載置された紙幣が箱体内に極めて自然な動作で確実に搬
送されると共に、搬送された紙幣が箱体内に効率良く段
積みされる。また、前記ケーシング部はキー部によって
分離自在であり、収容した紙幣の取出しが容易になる。
【0009】請求項4の紙幣収納箱によれば、紙幣を収
納し保管する箱体のうち少なくとも底面を含む外壁が形
成されたベース部の外壁以外で上面を含み箱体の外壁を
形成するケーシング部の上面には紙幣の長手方向の両端
面が案内されるガイド部が形成され、このケーシング部
の上面で開閉自在なカバー部の開状態から閉状態への動
作に連動する搬送機構によってガイド部に載置された紙
幣が箱体内に搬送され、保持部にてその箱体内の上部に
案内され保持され、カバー部の閉状態から開状態または
開状態から閉状態への動作に連動する移送機構によって
保持部に保持された紙幣がベース部の底面側に移し替え
られる。これにより、搬送機構によってガイド部に載置
された紙幣が箱体内に極めて自然な動作で確実に搬送さ
れると共に、搬送された紙幣が箱体内に効率良く段積み
される。また、前記ケーシング部はキー部によって分離
自在であり、収容した紙幣の取出しが容易になる。
【0010】請求項5の紙幣収納箱の搬送機構では、増
速機構におけるレバー比やギヤ比を適宜選択すること
で、カバー部の全開状態から全閉状態までの1動作に対
応する搬送距離を長くできる。
【0011】請求項6の紙幣収納箱の搬送機構では、カ
バー部の開方向となる動作方向でクラッチ機構が働いて
カバー部との連動が解除されることで、カバー部を開方
向に動作するための負荷が最小限となる。
【0012】請求項7の紙幣収納箱の搬送機構では、カ
バー部の閉方向となる動作方向で緩衝機構が働いてカバ
ー部から加えられる力が緩やかに伝達されることで、カ
バー部を閉方向に大きな力で動作したとしても搬送機構
に無理な力が加わることがない。
【0013】請求項8の紙幣収納箱の搬送機構では、搬
送ローラと搬送ベルトとの間に挟持された紙幣が摩擦を
利用して搬送される。このため、紙幣の搬送状態におけ
る安定性が増し搬送の信頼性が向上する。
【0014】請求項9の紙幣収納箱の搬送機構における
搬送ベルトでは、カバー部の全開近傍の動作に連動さ
れ、紙幣の挿入先端位置に対応して搬送ローラとの接触
状態を解除される。つまり、カバー部が全開近傍とされ
ることで、挿入される紙幣の先端位置に対応して搬送ロ
ーラに従動される搬送ベルトの接触状態が解除される。
これにより、紙幣が挿入されるときには、搬送ローラと
搬送ベルトとには予め隙間が設けられているため、紙幣
は確実に挟持可能な位置まで到達され、カバー部の開状
態から閉状態への動作に連動した搬送状態となると搬送
ベルトは搬送ローラに確実に接触され従動状態となるた
め、紙幣の搬送状態が初期から安定し搬送の信頼性が向
上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施の形
態に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態にかかる紙幣
収納箱における操作カバーの全開状態を示す斜視図、図
2は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収納箱における
操作カバーの全閉状態及びその紙幣収納箱が挿入固定さ
れるレジスタのドロワ(Drawer:引出し)を示す斜視図
である。また、図3は本発明の一実施の形態にかかる紙
幣収納箱の主要構成を示す分解斜視図である。そして、
図4は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収納箱におけ
る紙幣の搬送機構を示す概略構成図である。更に、図5
は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収納箱における紙
幣の搬送機構及び移送機構等の作動状態を示す説明図で
ある。
【0017】図1乃至図4において、11は紙幣収納箱
100のケーシング部であり、ケーシング部11は略直
方体からなる箱体の外壁のうち底面以外の外壁から形成
されている。ケーシング部11の外壁としての上面に
は、この場合には別部材にて、一段下がって紙幣(一万
円札)Mの長手方向の両端面の幅(約76mm)よりも
やや幅広い溝を有するガイド板16が一体的に固定され
ている。なお、ケーシング部11の長手方向の長さを紙
幣(一万円札)Mの長辺の長さ(約160mm)に近づ
けるように短くしてあるため、このガイド板16の長さ
は、紙幣Mの長辺の長さよりも短く形成されている。
【0018】ケーシング部11の上面の約2/3を覆う
大きさの操作カバー31が、後述のカムレバー41、レ
バー42や増速ギヤ列45等による増速機構40及び搬
送ローラ51や搬送ベルト52等を用いた搬送機構50
の台板を兼ねるケーシング部11の側壁内面11aやケ
ーシング部11に固定された機構取付壁17にヒンジ接
続されている。このため、操作カバー31はケーシング
部11の上面で開閉自在となる。
【0019】ケーシング部11の上面の手前には操作カ
バー31を全閉状態に保持する係止レバー14、また、
ケーシング部11の上面の後方には後述のドロワDと係
合するためのキー本体13が配設されている。つまり、
操作カバー31が全閉状態でその係止爪31aが係止レ
バー14の係止部14aと係合されることで操作カバー
31が保持状態とされ、係止レバー14の押下げで係止
レバー14の係止部14aと操作カバー31の係止爪3
1aとによる操作カバー31の保持状態が解除される
(図3参照)。このように、操作カバー31の保持状態
が解除されると図4に示すスプリング33の付勢力によ
り操作カバー31はケーシング部11の上面から所定の
角度まで跳上げられ全開状態となる。
【0020】また、図3及び図4に示すように、ケーシ
ング部11の底面はケーシング部11とは別体のベース
部21からなる。このベース部21はそのヒンジ用折曲
部23に形成されたヒンジ穴23aを利用し、ヒンジロ
ッド24を介してケーシング部11にヒンジ接続され、
その先端部22がケーシング部11の底面側に引掛けら
れ保持される。本実施の形態の紙幣収納箱100の使用
に際しては、ケーシング部11がレジスタのドロワDの
所定の区画に挿入され、ケーシング部11のキー本体1
3の側面突起13aが図示しないキーによりドロワDに
設けられたキーロック穴D1と結合されることで固定さ
れる(図2参照)。なお、ベース部21には指先が入る
程度の丸穴21aが設けられており、ドロワDからケー
シング部11を取出した状態では、ベース部21の先端
部22をケーシング部11の底面側に容易に引掛けまた
は解除することができる(図4参照)。
【0021】次に、本発明の一実施の形態にかかる紙幣
収納箱におけるカムレバー41、レバー42や増速ギヤ
列45等による増速機構40及び搬送ローラ51や搬送
ベルト52等を用いた搬送機構50について図3及び図
4を参照して説明する。ここで、図4(a)は操作レバ
ー31が全閉状態であるときのカムレバー41等の回転
力伝達系の作動角関係を示している。また、図4(b)
は操作レバー31が開状態への動作途中であるとき、図
4(c)は操作レバー31が全開状態であるとき、図4
(d)は操作レバー31が閉状態への動作途中であると
きの各レバーの作動角関係のみを示している。
【0022】図3及び図4に示すように、増速機構40
は主として、操作カバー31の開閉動作に連動して回転
されるカムレバー41とそのカムレバー41にて回転さ
れるレバー42とそのレバー42と同軸上にて回転伝達
される遊星ギヤ等を用いた増速ギヤ列45とから構成さ
れている。搬送機構50は主として、増速機構40を含
みその増速機構40における増速ギヤ列45が内装さ
れ、左右の円周面がゴムライニングされた搬送ローラ5
1とその搬送ローラ51の左右のゴムライニングされた
円周面に沿った方向に懸架され搬送ローラ51の回転に
従動される搬送ベルト52とから構成されている。
【0023】搬送ローラ51の左右に配設された搬送ベ
ルト52は、ベルト台板53に軸支された3つのベルト
ローラ54a,54b,54cに懸架されており、反時
計方向に回転される搬送ローラ51に接触し従動して時
計方向にエンドレス回転される。また、ベルト台板53
の下方に先端が挟まれた保持部材61が、ケーシング部
11の内面にネジで固定されている。この保持部材61
は搬送ローラ51にてケーシング部11内に搬送された
紙幣Mの長辺の両端面近傍を左右下方から支えてベース
部21の上方に一旦保持する。なお、搬送ローラ51に
対して搬送ベルト52、ベルト台板53、ベルトローラ
54a,54b,54c、保持部材61等は紙幣Mの長
手方向である搬送方向に対して左右対称に配設されてい
るが、図3には都合上、片側のみの部品が図示されてい
る。
【0024】ここで、操作カバー31とカムレバー41
との軸間にはトーションスプリング32が採用されてお
り、操作カバー31から加わる力がトーションスプリン
グ32を介して緩やかにカムレバー41から増速機構4
0の後段側に伝達される。また、増速機構40のレバー
42とその後段の増速ギヤ列45との間には、操作カバ
ー31が閉方向となる動作方向では連動すると共に操作
カバー31が開方向となる動作方向では連動を解除する
周知のワンウェイクラッチ44が配設されている。
【0025】次に、本実施の形態の紙幣収納箱100に
紙幣Mを収納する際の一連の動作について図1乃至図5
を参照して説明する。
【0026】図2に示すように、まず、本実施の形態の
紙幣収納箱100がレジスタのドロワD内に固着され
る。次に、操作カバー31の全閉状態において、操作カ
バー31の手前の係止レバー14が押下げられること
で、その係止部14aと操作カバー31の係止爪31a
との係合状態が解除される。このときには、図4(c)
に示すように、操作カバー31はスプリング33の付勢
力により全開状態となる角度(例えば、80°程度)ま
で回動され使用開始状態となる。なお、これと同時に、
レバー42はワンウェイクラッチ44が働いてスプリン
グ43の付勢力により図4(c)に示す位置まで時計方
向に回転され待機状態となる。
【0027】この状態で、紙幣Mをケーシング部11の
ガイド板16上に載置し、そのガイド板16に沿って挿
入し搬送ローラ51と搬送ベルト52との隙間に臨ませ
る。なお、操作カバー31の全開近傍の動作角(例え
ば、15°程度)によって、図5(c)に示すようなレ
バー34,35,36からなるリンク機構で、レバー3
6がスプリング37に抗して時計方向に回転され、紙幣
Mの挿入側で搬送ローラ51に接触する搬送ベルト52
が持上げられることで、紙幣Mの先端部を搬送ローラ5
1と搬送ベルト52との隙間の奥側に容易に臨ませるこ
とができる。
【0028】次に、操作カバー31を全開状態から全閉
状態まで1動作にて押下げ、操作カバー31の係止爪3
1aを係止レバー14の係止部14aに係合させ保持さ
せる。この操作カバー31の動作方向では、搬送ベルト
52の搬送ローラ51からの持上げが解除されたのち、
操作カバー31と同軸上のカムレバー41がトーション
スプリング32を介して回転され、レバー42、ワンウ
ェイクラッチ44、増速ギヤ列45を介して搬送ローラ
51が回転される。なお、本実施の形態では、カムレバ
ー41によるレバー42の回転角が90°、搬送ローラ
51の外周径がφ26mmであり、増速ギヤ列45によ
る増速比を12倍とすると、約245mm〔=26π×
(90/360)×12〕の搬送距離が確保できる。こ
こで、紙幣(一万円札)Mの長辺の長さは約160mm
であり、245−160=85(搬送ローラ51のほぼ
1周分の長さ)となるため、この程度の搬送距離があれ
ばケーシング部11のガイド板16上に載置された紙幣
Mを搬送ローラ51及び搬送ベルト52にて挟持しつつ
搬送し、ケーシング部11内の上部の保持部材61上に
移動させることができる。
【0029】次に、本発明の一実施の形態にかかる紙幣
収納箱における紙幣Mの移送機構60について図5に基
づき図4の各レバーの作動角関係を参照して説明する。
【0030】図4及び図5に示すように、移送機構60
は主として、操作カバー31の開閉動作に連動して回転
されるカムレバー41とそのカムレバー41にて回転さ
れるレバー62,63とそのレバー62と同軸上にて回
転される押レバー66とその押レバー66にて略平行移
動される押板67とから構成されている。
【0031】図5(a)に示すように、紙幣Mが操作カ
バー31の開状態から閉状態への動作に連動して回転さ
れる搬送ローラ51等によりケーシング部11内の上部
に搬送され、左右の保持部材61の上面に保持される。
この紙幣Mが操作カバー31の閉状態から開状態への次
の動作に連動し反時計方向に回転するカムレバー41に
より、レバー63と一体的なレバー62がその回転軸6
2aを中心としてスプリング64の付勢力に抗して所定
の角度だけ時計方向に回転される(図4(b)参照)。
【0032】そして、図5(b)に示すように、このレ
バー62の時計方向の回転により同軸上に固定された押
レバー66が同じ角度だけ時計方向に回転される。する
と、押レバー66の先端ローラ66aは押板67を押下
げる。この押板67は2枚の押板補助板68,69に支
えられており、それらの回転軸68a,69aを中心と
して回転されることで、保持部材61の上面に保持され
ている紙幣Mを下方向に押付けつつ、略平行に移動され
る。このため、紙幣Mは長手方向の中央が押下げられ両
端面近傍が保持されている保持部材61から外され、ベ
ース部21にて形成される底面側に移し替えられる。
【0033】更に、図5(c)に示すように、操作レバ
ー31が完全に開状態となる角度まで回転すると、レバ
ー63はカムレバー41の軌跡から外れるため、レバー
62,63は元の状態に戻る(図4(c)参照)。ま
た、操作レバー31の開状態から閉状態への動作に連動
してカムレバー41が時計方向の回転をするときには、
レバー63のみがその回転軸63aを中心としてスプリ
ング65の付勢力に抗して反時計方向に回転されるだけ
でレバー62は回転されない(図4(d)参照)。この
ような動作が繰返されることで、ケーシング部11のガ
イド板16に沿って載置された紙幣Mがケーシング部1
1内の保持部材61上に搬送されたのち、ベース部21
上に順次積重ねられる。
【0034】次に、本実施の形態の紙幣収納箱100に
所定枚数の紙幣Mが収納されたのちの動作について説明
する。
【0035】まず、ケーシング部11のキー本体13に
所定のキーを挿入し操作することで、ケーシング部11
とレジスタのドロワDのキーロック穴D1との結合状態
が解除される。そして、ケーシング部11をレジスタの
ドロワDから持上げる(図2の矢印と逆方向)。この状
態で、図4に示すように、ベース部21の先端部22と
ケーシング部11の底面側との引掛けを外すことでベー
ス部21上に積重ねられた紙幣Mを取出すことができ
る。
【0036】このように、本実施の形態の紙幣収納箱1
00は、紙幣Mを収納し保管する箱体の外壁のうち少な
くとも底面を含む外壁を形成するベース部21と、前記
箱体の前記外壁のうち上面を含みベース部21が形成す
る前記外壁以外を形成するケーシング部11と、ケーシ
ング部11の上面に形成され、紙幣Mの長手方向の両端
面を案内するガイド部としてのガイド板16と、ケーシ
ング部11の上面に形成され、開閉自在なカバー部とし
ての操作カバー31と、操作カバー31の開状態から閉
状態への動作に連動し、ガイド板16に載置された紙幣
Mを前記箱体内に搬送する搬送ローラ51及び搬送ベー
ス52等からなる搬送機構50と、搬送機構50によっ
て搬送される紙幣Mを前記箱体内の上部に案内し保持す
る保持部としての保持部材61と、操作カバー31の閉
状態から開状態または開状態から閉状態への動作に連動
し、保持部材61に保持された紙幣Mをベース部21の
底面側に移し替える押レバー66、押板67等からなる
移送機構60とを具備するものであり、これを請求項1
の実施の形態とすることができる。
【0037】したがって、少なくとも底面を含む外壁が
形成されたベース部21の外壁以外で上面を含み箱体の
外壁を形成するケーシング部11の上面に形成されたガ
イド板16で紙幣Mの長手方向の両端面が案内され、ケ
ーシング部11の上面を覆って開閉自在な操作カバー3
1の開状態から閉状態への動作に連動する搬送機構50
によってそのガイド板16に載置された紙幣Mが搬送さ
れ箱体内の上部の保持部材61上に案内され保持され、
操作カバー31の開閉動作に連動する移送機構60によ
って保持部材61上の紙幣Mがベース部21の底面側に
移し替えられる。
【0038】このため、紙幣Mを収納し保管する箱体
は、底面となるベース部21の外壁以外がケーシング部
11の外壁にて形成され、ベース部21にケーシング部
11が固定されたときの箱体の外観となる外壁がほぼケ
ーシング部11のみからなることで外壁を二重構造とす
ることなく堅固で小型なものにできる。また、ケーシン
グ部11の上面のガイド板16に載置された紙幣Mの箱
体内への搬送機構50による搬送が、操作カバー31の
開状態から閉状態への動作に連動されているため極めて
自然な動作で確実となる。更に、紙幣Mは移送機構60
によって操作カバー31の開閉動作に連動されてベース
部21上に積重ねられた状態となるため、箱体内から紙
幣Mを取出す際の取出しが容易である。
【0039】また、本実施の形態の紙幣収納箱100
は、紙幣Mを収納し保管する箱体の外壁のうち少なくと
も底面を含む外壁を形成するベース部21と、前記箱体
の前記外壁のうち上面を含みベース部21が形成する前
記外壁以外を形成するケーシング部11と、ケーシング
部11の上面に形成され、紙幣Mの長手方向の両端面を
案内するガイド部としてのガイド板16と、ケーシング
部11の上面に形成され、開閉自在なカバー部としての
操作カバー31と、操作カバー31の開状態から閉状態
への動作に連動し、ガイド板16に載置された紙幣Mを
前記箱体内に搬送する搬送ローラ51及び搬送ベース5
2等からなる搬送機構50と、搬送機構50によって搬
送される紙幣Mを前記箱体内の上部に案内し保持する保
持部としての保持部材61と、操作カバー31の閉状態
から開状態または開状態から閉状態への動作に連動し、
保持部材61に保持された紙幣Mをベース部21の底面
側に移し替える押レバー66、押板67等からなる移送
機構60と、ケーシング部11を分離自在とするキー部
としてのキー本体13とを具備するものであり、これを
請求項2の実施の形態とすることができる。
【0040】したがって、少なくとも底面を含む外壁が
形成されたベース部21の外壁以外で上面を含み箱体の
外壁を形成するケーシング部11の上面に形成されたガ
イド板16で紙幣Mの長手方向の両端面が案内され、ケ
ーシング部11の上面を覆って開閉自在な操作カバー3
1の開状態から閉状態への動作に連動する搬送機構50
によってそのガイド板16に載置された紙幣Mが搬送さ
れ箱体内の上部の保持部材61上に案内され保持され、
操作カバー31の開閉動作に連動する移送機構60によ
って保持部材61上の紙幣Mがベース部21の底面側に
移し替えられる。このケーシング部11はキー本体13
によって分離自在とされる。
【0041】このため、紙幣Mを収納し保管する箱体
は、底面となるベース部21の外壁以外がケーシング部
11の外壁にて形成され、ベース部21にケーシング部
11が固定されたときの箱体の外観となる外壁がほぼケ
ーシング部11のみからなることで外壁を二重構造とす
ることなく堅固で小型なものにできる。また、ケーシン
グ部11の上面のガイド板16に載置された紙幣Mの箱
体内への搬送機構50による搬送が、操作カバー31の
開状態から閉状態への動作に連動されているため極めて
自然で確実となる。更に、紙幣Mは移送機構60によっ
て操作カバー31の開閉動作に連動されてベース部21
上に積重ねられた状態となるため、箱体内から紙幣Mを
取出す際、キー本体13によりケーシング部11を相手
側から分離することで箱体内からの紙幣Mの取出しが容
易である。
【0042】そして、本実施の形態の紙幣収納箱100
における搬送機構としての搬送機構50は、カバー部と
しての操作カバー31の全開状態から全閉状態までの1
動作に対応して紙幣Mの搬送を完了するカムレバー4
1、レバー42、増速ギヤ列45等からなる増速機構4
0を具備するものであり、これを請求項3の実施の形態
とすることができる。
【0043】したがって、増速機構40のレバー比やギ
ヤ比を適宜選択することにより、操作カバー31の全開
状態から全閉状態までの1動作が少ない角度であって
も、所定の長い搬送距離を得ることができる。このた
め、操作カバー31の開度を余り大きくできないよう
な、設計条件にも適合させることができる。
【0044】更に、本実施の形態の紙幣収納箱100に
おける搬送機構としての搬送機構50は、カバー部とし
ての操作カバー31の開方向となる動作方向では操作カ
バー31との連動を解除するクラッチ機構としてのワン
ウェイクラッチ44を具備するものであり、これを請求
項4の実施の形態とすることができる。
【0045】したがって、操作カバー31はその係止爪
31aが係止レバー14の係止部14aとの係合を解除
されるとスプリング33の付勢力により容易に全閉状態
から全開状態まで回動されることとなる。このため、操
作カバー31の開方向では増速機構40における後段側
が動作されることがないのでスプリング33の付勢力を
操作カバー31の開方向の動作のためだけに利用するこ
とができる。また、搬送機構50が逆回転動作されるこ
ともないので、紙幣Mの搬送方向が逆転することによる
不都合を全く考えなくてもよい。
【0046】更にまた、本実施の形態の紙幣収納箱10
0における搬送機構50は、カバー部としての操作カバ
ー31の閉方向となる動作方向では操作カバー31から
加わる力を緩やかに伝達する緩衝機構としてのトーショ
ンスプリング32を具備するものであり、これを請求項
5の実施の形態とすることができる。
【0047】したがって、操作カバー31を閉方向に大
きな力で動作したとしても一旦、その力はトーションス
プリング32の付勢力として蓄えられたのち、増速機構
40における後段側に徐々に加わることとなる。このた
め、増速機構40等に一度に無理な力が加わることがな
くそれらの損傷を防止することができる。
【0048】加えて、本実施の形態の紙幣収納箱100
における搬送機構50は、搬送ローラ51と搬送ローラ
51の円周面に沿った方向に懸架され搬送ローラ51の
回転に従動する搬送ベルト52とを有し、搬送ローラ5
1と搬送ベルト52との間に紙幣Mを挟持しそれらの摩
擦力によって搬送するものであり、これを請求項6の実
施の形態とすることができる。
【0049】したがって、紙幣Mは両面を搬送ローラ5
1と搬送ベルト52とに挟まれた状態で搬送されること
となり、例え紙幣Mの先端が多少折曲がっていたりして
も安定して搬送することができる。
【0050】また、本実施の形態の紙幣収納箱100に
おける搬送ベルト52は、操作カバー31の全開近傍の
動作に連動し、紙幣Mの挿入先端位置に対応し搬送ロー
ラ51との接触状態が解除されるものであり、これを請
求項7の実施の形態とすることができる。
【0051】したがって、紙幣Mの搬送ローラ51と搬
送ベルト52との間への挿入が容易となる。このため、
紙幣Mは搬送ローラ51と搬送ベルト52との間に確実
に挟持されたのち搬送されることとなり、搬送状態をよ
り安定したものとすることができる。
【0052】ところで、上記実施の形態の搬送機構で
は、搬送機構50によるローラ駆動によって紙幣Mを搬
送するとしたが、本発明を実施する場合には、これに限
定されるものではなく、ベルト駆動を利用してもよく、
要は操作カバー31の開状態から閉状態への動作に連動
してガイド板16上に載置された紙幣Mが箱体内に搬送
されるものであればよい。
【0053】また、上記実施の形態のカバー部として
は、操作カバー31としてケーシング部11の上面の約
2/3を覆うように形成したが、本発明を実施する場合
には、これに限定されるものではなく、ケーシング部1
1の上面の一部を覆うようなレバー状部材であってもよ
く、要は搬送機構50を操作カバー31の開状態から閉
状態への動作に連動することでガイド板16に載置され
た紙幣Mを箱体内に搬送できるものであればよい。
【0054】そして、上記実施の形態では、ケーシング
部11のキー本体13がレジスタのドロワDのキーロッ
ク穴D1に固定されるものであるが、本発明を実施する
場合には、ケーシング部11がキー本体13によって固
定されるのは、カウンタ等の台上或いはレジスタ以外の
何れに固定してもよい。好ましくは、固定されている
か、重量のある部材がよい。このとき、紙幣収納箱を容
易に移動できなくなる効果がある。
【0055】なお、上記実施の形態では、一万円札等の
紙幣を収納し、その移動を困難とする保管状態にする紙
幣収納箱について説明したが、当然、五千円札、千円札
等の長辺の長さが一万円札より短い紙幣にも使用可能で
ある。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の紙幣収
納箱によれば、紙幣を収納し保管する箱体を形成するケ
ーシング部の上面には紙幣の長手方向の両端面が案内さ
れるガイド部が形成され、このケーシング部の上面で開
閉自在なカバー部の開状態から閉状態への動作に連動す
る搬送機構によってガイド部に載置され搬送された紙幣
が一旦、箱体内の上部の保持部に保持されたのち、カバ
ー部の開閉動作に連動される移送機構によってベース部
の底面側に移し替えられる。このため、紙幣の箱体内へ
の搬送及び積重ねを極めて自然な動作で確実に達成する
ことができる。
【0057】請求項2の紙幣収納箱によれば、紙幣を収
納し保管する箱体を形成するケーシング部の上面には紙
幣の長手方向の両端面が案内されるガイド部が形成さ
れ、このケーシング部の上面で開閉自在なカバー部の開
状態から閉状態への動作に連動する搬送機構によってガ
イド部に載置され搬送された紙幣が一旦、箱体内の上部
の保持部に保持されたのち、カバー部の開閉動作に連動
される移送機構によってベース部の底面側に移し替えら
れる。このため、紙幣の箱体内への搬送及び積重ねを極
めて自然な動作で確実に達成することができる。
【0058】請求項3の紙幣収納箱によれば、紙幣を収
納し保管する箱体を形成するケーシング部の上面には紙
幣の長手方向の両端面が案内されるガイド部が形成さ
れ、このケーシング部の上面で開閉自在なカバー部の開
状態から閉状態への動作に連動する搬送機構によってガ
イド部に載置され搬送された紙幣が一旦、箱体内の上部
の保持部に保持されたのち、カバー部の開閉動作に連動
される移送機構によってベース部の底面側に移し替えら
れる。このため、紙幣の箱体内への搬送及び積重ねを極
めて自然な動作で確実に達成することができる。また、
ケーシング部はキー部によって分離自在であるため、収
容した紙幣の取出しが容易である。
【0059】請求項4の紙幣収納箱によれば、紙幣を収
納し保管する箱体を形成するケーシング部の上面には紙
幣の長手方向の両端面が案内されるガイド部が形成さ
れ、このケーシング部の上面で開閉自在なカバー部の開
状態から閉状態への動作に連動する搬送機構によってガ
イド部に載置され搬送された紙幣が一旦、箱体内の上部
の保持部に保持されたのち、カバー部の開閉動作に連動
される移送機構によってベース部の底面側に移し替えら
れる。このため、紙幣の箱体内への搬送及び積重ねを極
めて自然な動作で確実に達成することができる。また、
ケーシング部はキー部によって分離自在であるため、収
容した紙幣の取出しが容易である。
【0060】請求項5の紙幣収納箱によれば、請求項1
乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、搬送
機構における増速機構のレバー比やギヤ比を適宜選択す
ることで、カバー部の全開状態から全閉状態までの1動
作に対応する搬送距離を長くできる。これにより、カバ
ー部の1動作当たりの開度を余り大きくできないよう
な、設計条件にも適合させることができる。
【0061】請求項6の紙幣収納箱によれば、請求項1
乃至請求項5の何れか1つの効果に加えて、搬送機構に
おけるクラッチ機構がカバー部の開方向となる動作方向
で働くことでカバー部との連動が解除され、カバー部を
開方向に動作するための負荷が最小限となる。これによ
り、カバー部の開方向では搬送機構が動作されることが
ないため、カバー部の開方向の動作は容易となる。ま
た、カバー部の開方向の動作で搬送機構が逆回転動作さ
れることによる不都合をなくすことができる。
【0062】請求項7の紙幣収納箱によれば、請求項1
乃至請求項6の何れか1つの効果に加えて、搬送機構に
おける緩衝機構がカバー部の閉方向となる動作方向で働
くことでカバー部から加えられる力が緩やかに伝達され
る。これにより、カバー部を閉方向に大きな力で動作し
たとしても搬送機構に無理な力が加わることがないた
め、搬送機構の損傷を防止することができる。
【0063】請求項8の紙幣収納箱によれば、請求項1
乃至請求項7の何れか1つの効果に加えて、搬送機構は
搬送ローラと搬送ベルトとを有し、紙幣がそれらの間に
挟持され摩擦力によって搬送される。これにより、紙幣
は両面を挟まれた状態で搬送されることとなり、例え紙
幣の先端が多少折曲がっていたりしても安定して搬送す
ることができる。
【0064】請求項9の紙幣収納箱によれば、請求項8
の効果に加えて、搬送ベルトがカバー部の全開近傍の動
作によって搬送ローラとの接触状態が解除されるため、
紙幣の搬送ローラと搬送ベルトとの間への挿入が容易と
なる。これにより、紙幣は搬送ローラと搬送ベルトとの
間に確実に挟持されたのち搬送されることとなり、搬送
状態をより安定したものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収
納箱における操作カバーの全開状態を示す斜視図であ
る。
【図2】 図2は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収
納箱における操作カバーの全閉状態及びその紙幣収納箱
が挿入固定されるレジスタのドロワを示す斜視図であ
る。
【図3】 図3は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収
納箱の主要構成を示す分解斜視図である。
【図4】 図4は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収
納箱における紙幣の搬送機構を示す概略構成図である。
【図5】 図5は本発明の一実施の形態にかかる紙幣収
納箱における紙幣の搬送機構及び移送機構等の作動状態
を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ケーシング部 13 キー本体 16 ガイド板 21 ベース部 31 操作カバー 32 トーションスプリング 40 増速機構 44 ワンウェイクラッチ 50 搬送機構 51 搬送ローラ 52 搬送ベルト 60 移送機構 61 保持部材 67 押板 100 紙幣収納箱 M 紙幣(一万円札)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング部の上面に形成され、紙幣の
    長手方向の端面を案内するガイド部と、 前記ケーシング部の上面に形成され、開閉自在なカバー
    部と、 前記カバー部の開状態から閉状態への動作に連動し、前
    記紙幣を収納し保管する箱体内に搬送する搬送機構と、 前記搬送機構によって搬送される前記紙幣を収納し保管
    する箱体内に案内し保持する保持部と、 前記カバー部の閉状態から開状態または開状態から閉状
    態への動作に連動し、前記保持部に保持された前記紙幣
    を移し替える移送機構とを具備することを特徴とする紙
    幣収納箱。
  2. 【請求項2】 紙幣を収納し保管する箱体の外壁のうち
    少なくとも底面を含む外壁を形成するベース部と、 前記箱体の前記外壁のうち上面を含み前記ベース部が形
    成する前記外壁以外を形成するケーシング部と、 前記ケーシング部の上面に形成され、前記紙幣の長手方
    向の端面を案内するガイド部と、 前記ケーシング部の上面に形成され、開閉自在なカバー
    部と、 前記カバー部の開状態から閉状態への動作に連動し、前
    記紙幣を前記箱体内に搬送する搬送機構と、 前記搬送機構によって搬送される前記紙幣を収納し保管
    する箱体内に案内し保持する保持部と、 前記カバー部の閉状態から開状態または開状態から閉状
    態への動作に連動し、前記保持部に保持された前記紙幣
    を移し替える移送機構とを具備することを特徴とする紙
    幣収納箱。
  3. 【請求項3】 ケーシング部の上面に形成され、紙幣の
    長手方向の端面を案内するガイド部と、 前記ケーシング部の上面に形成され、開閉自在なカバー
    部と、 前記カバー部の開状態から閉状態への動作に連動し、前
    記紙幣を収納し保管する箱体内に搬送する搬送機構と、 前記搬送機構によって搬送される前記紙幣を収納し保管
    する箱体内に案内し保持する保持部と、 前記カバー部の閉状態から開状態または開状態から閉状
    態への動作に連動し、前記保持部に保持された前記紙幣
    を移し替える移送機構と前記ケーシング部と前記箱体と
    を分離自在とするキー部とを具備することを特徴とする
    紙幣収納箱。
  4. 【請求項4】 紙幣を収納し保管する箱体の外壁のうち
    少なくとも底面を含む外壁を形成するベース部と、 前記箱体の前記外壁のうち上面を含み前記ベース部が形
    成する前記外壁以外を形成するケーシング部と、 前記ケーシング部の上面に形成され、紙幣の長手方向の
    端面を案内するガイド部と、 前記ケーシング部の上面に形成され、開閉自在なカバー
    部と、 前記カバー部の開状態から閉状態への動作に連動し、前
    記紙幣を収納し保管する箱体内に搬送する搬送機構と、 前記搬送機構によって搬送される前記紙幣を収納し保管
    する箱体内に案内し保持する保持部と、 前記カバー部の閉状態から開状態または開状態から閉状
    態への動作に連動し、前記保持部に保持された前記紙幣
    を移し替える移送機構と前記ケーシング部と前記箱体と
    を分離自在とするキー部とを具備することを特徴とする
    紙幣収納箱。
  5. 【請求項5】 前記搬送機構は、更に、前記カバー部の
    全開状態から全閉状態までの1動作に対応して前記紙幣
    の搬送を完了する増速機構を具備することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のうちの何れか1つに記載の紙幣
    収納箱。
  6. 【請求項6】 前記搬送機構は、更に、前記カバー部の
    開方向となる動作方向では前記カバー部との連動を解除
    するクラッチ機構を具備することを特徴とする請求項1
    乃至請求項5の何れか1つに記載の紙幣収納箱。
  7. 【請求項7】 前記搬送機構は、更に、前記カバー部の
    閉方向となる動作方向では前記カバー部から加わる力を
    緩やかに伝達する緩衝機構を具備することを特徴とする
    請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の紙幣収納
    箱。
  8. 【請求項8】 前記搬送機構は、搬送ローラと前記搬送
    ローラの円周面に沿った方向に懸架され前記搬送ローラ
    の回転に従動する搬送ベルトとを有し、前記搬送ローラ
    と前記搬送ベルトとの間に前記紙幣を挟持しそれらの摩
    擦力によって搬送することを特徴とする請求項1乃至請
    求項7の何れか1つに記載の紙幣収納箱。
  9. 【請求項9】 前記搬送ベルトは、前記カバー部の全開
    近傍の動作に連動し、前記紙幣の挿入先端位置に対応し
    前記搬送ローラとの接触状態が解除されることを特徴と
    する請求項8に記載の紙幣収納箱。
JP8150648A 1996-06-12 1996-06-12 紙幣収納箱 Pending JPH09330454A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103299348A (zh) * 2011-07-25 2013-09-11 冲电气工业株式会社 介质收集装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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