JP2015219819A - 媒体収納装置及び媒体取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を高め得る。
【解決手段】一時保留部20は、円筒状でなり回転可能に設けられると共に、外部から紙幣入出孔30Dを介し供給される紙幣をテープ33と重ねて周側面に巻き付けるドラム31と、紙幣入出孔30D近傍を一端とし他端がドラム31近傍まで伸び、紙幣の紙幣入出孔30Dからドラム31までの搬送をガイドすると共にドラム31の外径に追従して回動軸45を中心に回動する可動部40と、可動部40に設けられテープ33をドラム31に向かって押圧する押圧ローラ46と、ドラム31、テープ33、可動部40及び押圧ローラ46が設けられ、所定の装置通常状態から、当該装置通常状態よりも傾斜した装置傾斜状態に移行する筐体と、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラ46の押圧力の変動を相殺する押圧力変動相殺部50とを設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は媒体収納装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金する。現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
一時保留部としては、例えば回転する円筒状のドラムと、対向する1組の長いテープとを有し、各テープの一端をドラムの周側面に重ねるように固定したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
そのような一時保留部を図26及び図27に示す。一時保留部920は、一時保留部筐体30に各部品が取り付けられた構成となっている。一時保留部筐体30は、当該一時保留部筐体30の後方下端に設けられた筐体支点30Aを軸として回動可能に構成されている。すなわち一時保留部筐体30は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、図26に示す装置通常状態となり外部に対し内部を遮断することにより、内部に保有している紙幣を保護する。一方一時保留部筐体30は、ジャムが発生した紙幣を取り除くために金融機関の職員等の保守作業者が紙幣の回収等を行う保守作業時には、図27に示すように回動して内部を開放することにより装置傾斜状態となり、内部の各部に対する作業を容易に行わせる。
この一時保留部920は、鑑別部等から順次搬送されてくる紙幣を、回動軸45を支点として回動する上側搬送ガイド41及び下側搬送ガイド42からなる可動部40によりガイドしながら上側テープ33U及び下側テープ33D(以下ではまとめてテープ33とも呼ぶ)により紙幣を両面から挟み、ドラム31を回転させてそのまま周側面に巻き付けることにより、紙幣を一時的に保留する。
上側搬送ガイド41におけるドラム31の上端近傍には、押圧ローラ46が、当該上側搬送ガイド41の下面から下側を露出させるように設けられている。上側搬送ガイド41は、重力によりドラム31へ向かう力が作用し、ドラム31に巻き付いた上側テープ33Uの周側面に押圧ローラ46を当接させる。このため上側搬送ガイド41は、装置通常状態において、上側テープ33Uの中心の一定領域に押圧ローラ46から一定の押圧力を作用させることにより、上側テープ33Uのテープよれを防ぎつつ紙幣をドラム31の周側面に押し付けるようガイドする。ここで一時保留部920においては、可動部40の重量である合体自重は、回動軸45の前側の重量であるフロント自重と、当該回動軸45の後側の重量であるリア自重との和となっている。
特開2013−25707号公報
ここで装置傾斜状態においては、図27に示すように可動部40における回動軸45よりも後ろ部分が、装置通常状態よりも多く位置し、リア自重が増加することとなるため、押圧ローラ46からドラム31に加わる押圧力も大きくなる。このため装置傾斜状態において手動でテープ33の巻き取り、巻き戻しが行われる際、テープ33がよれてしまい、信頼性が低下してしまうおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を高め得る媒体収納装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体収納装置においては、円筒状でなり回転可能に設けられると共に、外部から入出部を介し供給される紙葉状の媒体をテープと重ねて周側面に巻き付けるドラムと、入出部近傍を一端とし他端がドラム近傍まで伸び、媒体の入出部からドラムまでの搬送をガイドすると共にドラムの外径に追従して回動軸を中心に回動する可動部と、可動部に設けられテープをドラムに向かって押圧する押圧ローラと、ドラム、テープ、可動部及び押圧ローラが設けられ、所定の装置通常状態から、当該装置通常状態よりも傾斜した装置傾斜状態に移行する筐体と、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラの押圧力の変動を相殺する押圧力変動相殺部とを設けるようにした。
この媒体収納装置は、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラの押圧力の変動を相殺し、装置傾斜状態においても装置通常状態とほぼ同等の押圧力を保つことができる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける接客部と、接客部により受け付けた媒体を搬送する搬送部と、円筒状でなり回転可能に設けられると共に、外部から入出部を介し供給される媒体をテープと重ねて周側面に巻き付けるドラムと、入出部近傍を一端とし他端がドラム近傍まで伸び、媒体の入出部からドラムまでの搬送をガイドすると共にドラムの外径に追従して回動軸を中心に回動する可動部と、可動部に設けられテープをドラムに向かって押圧する押圧ローラと、ドラム、テープ、可動部及び押圧ローラが設けられ、所定の装置通常状態から、当該装置通常状態よりも傾斜した装置傾斜状態に移行する筐体と、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラの押圧力の変動を相殺する押圧力変動相殺部とを設けるようにした。
この媒体取引装置は、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラの押圧力の変動を相殺し、装置傾斜状態においても装置通常状態とほぼ同等の押圧力を保つことができる。
本発明によれば、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラの押圧力の変動を相殺し、装置傾斜状態においても装置通常状態とほぼ同等の押圧力を保つことができる。かくして本発明は、信頼性を高め得る媒体収納装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による一時保留部の構成(1)を示す斜視図である。 第1の実施の形態による一時保留部の構成(2)を示す平面図である。 第1の実施の形態による装置通常状態における最薄状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による装置傾斜状態の一時保留部の構成を示す左側面図である。 第1の実施の形態による装置通常状態の一時保留部における可動部の自重を示す左側面図である。 第1の実施の形態による装置傾斜状態の一時保留部における可動部の自重を示す左側面図である。 第1の実施の形態による装置通常状態の一時保留部における押圧力を示す左側面図である。 第1の実施の形態による装置傾斜状態の一時保留部における押圧力を示す左側面図である。 第1の実施の形態による装置通常状態における最厚状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である ポスト部の位置の説明に供する一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 第2の実施の形態による装置通常状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 第2の実施の形態による装置傾斜状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 第2の実施の形態による装置通常状態の一時保留部の可動部の自重を示す左側面図である。 第2の実施の形態による装置傾斜状態の一時保留部の可動部の自重を示す左側面図である。 第2の実施の形態による装置通常状態の一時保留部における押圧力を示す左側面図である。 第2の実施の形態による装置傾斜状態の一時保留部における押圧力を示す左側面図である。 第3の実施の形態による一時保留部の構成を示す平面図である。 第4の実施の形態による一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 第5の実施の形態による一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 第6の実施の形態による装置通常状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 第6の実施の形態による装置傾斜状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 他の実施の形態による一時保留部の構成(1)を示す平面図である。 他の実施の形態による一時保留部の内部構成(2)を示す左側面図である。 従来の装置通常状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である。 従来の装置傾斜状態の一時保留部の内部構成を示す左側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行う。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉鎖する。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示せず)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
以下では、現金自動取引装置1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、制御部12が、図2に示すように箱型の入出金機筐体11内の各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28)を統括制御する。制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
入出金機筐体11の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18及び入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28とを接続している。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。一時保留部20は、入金時に顧客が紙幣入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された正常紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する一方、入金不可と鑑別されたリジェクト紙幣を、所謂後入れ先出しで紙幣入出金部16へ排出する。
また入出金機筐体11の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28とが設けられている。紙幣収納庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給する。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理、収納処理及び出金処理を行う。すなわち現金自動取引装置1は、入金取引時、利用者により操作表示部6を介して入金取引が選択され、さらに入出金口5に紙幣が投入されると、投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送する。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき入金可能と判定された紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。一方で現金自動取引装置1は、入金に適さないと判定された紙幣については紙幣入出金部16へ戻して、シャッタを開くことで利用者に返却する。その後利用者により入金金額が確定されると、現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣を鑑別部18に搬送して鑑別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき収納可能と判定された紙幣については、その金種に応じて各紙幣収納庫26へ搬送して保管する。一方で現金自動取引装置1は、収納に適さないと判定された紙幣については、リジェクト庫28へ搬送する。
一方出金取引時、現金自動取引装置1は、利用者により操作表示部6を介して出金取引が選択され出金金額が入力されると、出金金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各紙幣収納庫26から紙幣を繰り出して鑑別部18に搬送して鑑別結果の識別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき出金可能と判定された紙幣については紙幣入出金部16に搬送する。一方で現金自動取引装置1は、出金に適さないと判定された紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。そして出金金額分の紙幣が紙幣入出金部16へ集積されると、現金自動取引装置1は、シャッタを開ける。これにより紙幣入出金部16内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、利用者がこの紙幣を受け取る。その後現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣をリジェクト庫28へと搬送して保管する。
[1−3.一時保留部の構成]
図3及び図4に外観を示すように、一時保留部20は、一時保留部筐体30に各部品が取り付けられた構成となっている。一時保留部筐体30は、前側及び後側、左側及び右側、並びに下側といった外周の大部分を隔壁とすることにより、当該隔壁に囲まれた内部空間30Bを形成している。その一方で一時保留部筐体30は、外周のうち上側の隔壁が省略されてなる開放部30Cを介して外部から内部空間30Bへアクセスできるようになされている。また一時保留部筐体30の前側面下方には、内部空間30B内への紙幣の出入り口となる紙幣入出孔30Dが穿設されている。因みに一時保留部筐体30の左側及び右側の隔壁内には、図示しないモータから後述するドラムやローラ等へ駆動力を伝達するためのギヤ等が内蔵されている。また一時保留部筐体30の左側面には、保守作業の際にドラムやローラ等を手動で回転させるための操作ノブ(図示せず)が設けられている。
また一時保留部筐体30は、当該一時保留部筐体30の後方下端に設けられた筐体支点30Aを軸として入出金機筐体11に対し回動可能に構成されている。すなわち一時保留部筐体30は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、図5に示す装置通常状態となり外部に対し内部を遮断することにより、内部に保有している紙幣を保護する。一方一時保留部筐体30は、ジャムが発生した紙幣を取り除くために金融機関の職員等の保守作業者が紙幣の回収等を行う保守作業時には、図6に示すように回動して内部を開放することにより装置傾斜状態となり、内部の各部に対する作業を容易に行わせる。この装置傾斜状態において一時保留部筐体30は装置通常状態に対し所定角度傾き、図示しないステー機構によりその位置が保持される。
[1−3−1.ドラム及びテープ走行系の構成]
図5に示すように、ドラム31は円筒状に構成されており、一時保留部筐体30の内部空間30B内において、左右方向に沿った回転軸31Xを中心に巻取方向R1又は繰出方向R2へ回転し得るように取り付けられている。
図5は、設計上最も少ない数量の紙幣がドラム31に巻き付けられ、当該ドラム31の見かけ上の外径が最小となっている最薄状態を、図11は、設計上最も多い数量の紙幣がドラム31に巻き付けられ、当該ドラム31の見かけ上の外径が最大となっている最厚状態を示している。
また一時保留部20では、上側テープ33U及び下側テープ33Dの2本のテープを走行させている。以下では上側テープ33U及び下側テープ33Dをまとめてテープ33とも呼ぶ。上側リール32は、糸巻き状に構成されており、ドラム31の上側、すなわち開放部30C側における後方寄り且つ左右のほぼ中央となる箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸32Xを中心に回転する。上側リール32には、上側テープ33Uが巻き付けられている。上側テープ33Uは、薄いフィルム状の樹脂でなり、その左右方向のテープ幅が紙幣の長辺よりも十分に短く、且つ長手方向に十分な長さを有している。
上側リール32から見てドラム31よりも前側、すなわち紙幣入出孔30D側には、比較的小さい円筒状に形成された上側ローラ34が設けられている。上側ローラ34は、軸方向の長さが上側テープ33Uのテープ幅よりも長くなるよう形成され、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸34Xを中心に自在に回転する。上側リール32から引き出された上側テープ33Uは、開放部30Cを横切るように前方向へ掛け渡された後、上側ローラ34を介して引き回されることにより後下方向へ折り返される。さらに上側テープ33Uは、後述する上側搬送ガイド41に設けられた押圧ローラ46によりドラム31に押し当てられ、その先端部が当該ドラム31に固定されている。また上側リール32は、図示しないテンションスプリングにより、上側テープ33Uを巻き取る方向である巻取方向V1へ付勢されている。これにより一時保留部20は、上側テープ33Uに常に所定の張力を持たせている。
下側リール35は、上側リール32と同様の糸巻き状に構成されており、当該上側リール32の下方、すなわちドラム31の下側における後方寄りの箇所に、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸35Xを中心に回転し得るように設けられている。この下側リール35には、上側テープ33Uと同様に構成された下側テープ33Dが巻き付けられている。また下側リール35は、図示しないテンションスプリングにより、下側テープ33Dを巻き取る方向である巻取方向V3へ付勢されている。これにより一時保留部20は、下側テープ33Dに常に所定の張力を持たせている。因みに下側リール35における下側テープ33Dの巻取方向V3は、上側リール32における上側テープ33Uの巻取方向V1とは反対となっている。
下側リール35の前方には、ドラム31の回転軸31Xと平行な回転軸37Xを中心に回転する下側ローラ37が設けられている。下側ローラ37は、上側ローラ34と同様に円筒状に構成されており、左右方向の長さが下側テープ33Dのテープ幅よりも長く、且つ左右のほぼ中央となる箇所に設けられている。下側リール35から引き出された下側テープ33Dは、前方向へ渡された後、下側ローラ37を介して引き回されることにより、上方向へ向かう。さらに下側テープ33Dは、後述する下側搬送ガイド42に設けられた所定のローラを介して後方向へ向かった後ドラム31に押し当てられており、その先端部が当該ドラム31に固定されている。ここで下側テープ33Dは、その先端がドラム31の周側面に固定されている。また上側テープ33Uは、その先端がドラム31の外周面において当該下側テープ33Dの外周側に重なるように固定されている。
かかる構成により一時保留部20は、ドラム31を巻取方向R1へ回転させると、その周側面に下側テープ33D及び上側テープ33Uを重ねるようにして巻き付けていく。このとき一時保留部20は、下側テープ33Dと上側テープ33Uとの間に紙幣における搬送方向に直交する左右方向(幅方向)の中央部分を挟み、当該下側テープ33D及び上側テープ33Uと共に当該紙幣をドラム31の周側面に巻き付ける。
[1−3−2.可動部の構成]
可動部40は、上側の上側搬送ガイド41及び下側の下側搬送ガイド42が連結部43により連結された構成となっている。また上側搬送ガイド41及び下側搬送ガイド42の間には、紙幣の厚さよりも充分に広い隙間でなる搬送路44が形成されている。
下側搬送ガイド42は、左右側面から見て滴状又は楔状に形成されており、その前側下方において回動軸45が左右方向に貫通している。一方、一時保留部筐体30(図3)における左右の内側面には、前側に回動軸45と対応する回動孔(図示せず)が設けられている。この下側搬送ガイド42は、回動軸45を一時保留部筐体30の回動孔に挿通させるよう取り付けられると、この回動軸45を中心として、一時保留部筐体30に対し開方向WO又は閉方向WC(図5)へ回動することができる。
一方上側搬送ガイド41は、全体として、一時保留部筐体30の上側に形成された開放部30Cにおいてドラム31を上側から覆うような、湾曲した板状に形成されている。すなわち上側搬送ガイド41は、図5に示したように、おおむねドラム31の前側部分から下側搬送ガイド42の後側部分までの範囲を覆う中央部分において、その下面がほぼ平面状に形成されている。また上側搬送ガイド41は、ドラム31の後側を覆う後側部分において、当該ドラム31の外周面よりも大きな曲率半径の円弧を描くように、その下面が後方へ進むに連れて下方へ垂れ下がる形状となっている。さらに上側搬送ガイド41は、下側搬送ガイド42の前側部分と対向する前側部分において、当該下側搬送ガイド42の上面形状に合わせるように、すなわち搬送路44を形成するように、その下面が前方へ進むにつれて下方へ垂れ下がる形状となっている。
ところで上側搬送ガイド41におけるドラム31の上端近傍には、ドラム31を貫通する回転軸31Xのほぼ真上となる位置に、円筒形と円錐台形とが組み合わされた形状に構成されると共に左右方向に沿った軸に貫通され自在に回転する押圧ローラ46が、当該上側搬送ガイド41の下面から下側を露出させるように設けられている。押圧ローラ46が上側テープ33Uに当接するローラ幅は、当該上側テープ33Uのテープ幅の1/3〜1/4に設定されている。
ここで可動部40は、実際には重力により閉方向WCへ向かう力が作用し、上側搬送ガイド41の下側における押圧ローラ46を、当接位置P1において、ドラム31に巻き付いた上側テープ33Uの周側面に当接させる。このため上側搬送ガイド41は、上側テープ33Uの幅方向の中心の一定領域に押圧ローラ46から一定の押圧力を作用させることにより、上側テープ33Uのテープよれを防ぎつつ紙幣をドラム31の周側面に押し付けるようガイドする。
ここでドラム31は、多数の紙幣が順次巻き付けられるに連れて、見かけ上の外径が増加していく。これに応じて可動部40は、上側搬送ガイド41がドラム31により上方向へ徐々に持ち上げられることになり、ドラム31よりも紙幣入出孔30Dに設けられた回動軸45を中心に開方向WOへ回動することになる。この結果、可動部40は、上側搬送ガイド41における押圧ローラ46を常にドラム31に当接させることができ、紙幣の搬送方向及び搬送先を当該ドラム31の外周面に追従させることができる。
上側搬送ガイド41における、前寄りの上側には、前端が一時保留部筐体30の前側の内側面に固定された引張スプリングでなる可動部テンション機構48の後端が、引張スプリングが自然状態から引き伸ばされた状態で取り付けられている。可動部テンション機構48は、自然状態への復元力が作用することにより、回動軸45を中心として開方向WOへ可動部40を付勢する。これにより可動部テンション機構48は、装置通常状態において押圧ローラ46からドラム31に加わる押圧力が高くなり過ぎないようにし、当該押圧力を適切な範囲に収めている。
かかる構成により可動部40は、前側から紙幣が搬送路44へ挿入された場合、ドラム31の周側面における上端近傍において当該紙幣を上側テープ33U及び下側テープ33Dの間に挟んだ状態でドラム31の周側面に当接させる。この状態において一時保留部20は、ドラム31を巻取方向R1へ回転させることにより、上側テープ33U及び下側テープ33Dの間に挟んだ紙幣をドラム31の周側面に巻き付けていくことができる。
[1−3−3.押圧力変動相殺部の構成]
押圧力変動相殺部50は、アシスト機構52及びテンション機構54により構成されている。上側搬送ガイド41の左側板における前後方向が回動軸45と押圧ローラ46とのほぼ中央部分からは、円筒形状のポスト部56が左側に向かって突設している。
アシスト機構52は、可動部40の左側において前後方向に延設されており、前後方向の中心よりやや後方において、一時保留部筐体30の左側の内側面に固定されたアシスト機構回動軸58を中心に回動可能に構成されている。アシスト機構52は、一時保留部筐体30の前側の内側面に穿設された孔部(図示せず)からその前端部である規制当接部60を一時保留部筐体30の前側に露出させている。入出金機筐体11における、一時保留部筐体30の前側には、アシスト機構回動軸58とほぼ同じ高さにおいてほぼ水平方向に沿って延設された面である移動規制部材としての回動規制部64が形成されている。またアシスト機構52の後端部には、ほぼ水平方向に沿った板状でなり、ポスト部56と上下方向に対向する持上当接部62が形成されている。
アシスト機構52における規制当接部60とアシスト機構回動軸58との間には、下端が一時保留部筐体30の下側の内側面に固定された引張スプリングでなる弾性部材としてのテンション機構54の上端が、引張スプリングが自然状態から引き伸ばされた状態で取り付けられている。テンション機構54は、自然状態への復元力が作用することにより、アシスト機構回動軸58を中心として左側面視で時計回り(以下では押圧力変動相殺方向とも呼ぶ)にアシスト機構52を付勢する。
これにより装置通常状態においては、規制当接部60が回動規制部64に当接し、アシスト機構52の押圧力変動相殺方向への回動が規制される。この装置通常状態においては、持上当接部62はポスト部56には当接しておらず、退避した状態となっている。
装置通常状態においては、図7に示すように、可動部40における重量である合体自重W1は、回動軸45の前側の重量であるフロント自重WF1と、当該回動軸45の後側の重量であるリア自重WR1との和となっている。
このとき、当接位置P1と、回転軸31Xの中心である軸中心P2とを通る直線を作用線L1とし、図9に示すようにリア自重WR1により作用線L1に沿って押圧ローラ46から軸中心P2に向かって作用する力をリア自重力FR1とし、可動部テンション機構48により作用線L1に沿って軸中心P2から外周に向かって押圧ローラ46に作用する力をテンション力FT1とすると、作用線L1に沿って押圧ローラ46から軸中心P2に向かって実際に作用する力であるテープ押圧力FP1は、リア自重力FR1からテンション力FT1を減算した値となる。装置通常状態においてテープ押圧力FP1は、上側テープ33U及び下側テープ33Dにおいてテープよれが発生しない押圧力範囲内となっている。
一方図6に示す装置傾斜状態においては、規制当接部60が回動規制部64から外れ、アシスト機構52が押圧力変動相殺方向へ回動する。このためアシスト機構52は、持上当接部62がポスト部56に当接し、上側搬送ガイド41を開方向WOへ付勢する。
装置傾斜状態においては、図8に示すように、合体自重W2はフロント自重WF2とリア自重WR2との和となり、フロント自重WF2は装置通常状態におけるフロント自重WF1よりも減少する一方、リア自重WR2は装置通常状態におけるリア自重WR1よりもリア自重変動量WRV1だけ増加する。
このとき、当接位置P1と軸中心P2とを通る直線を作用線L2とし、図10に示すようにリア自重WR2により作用線L2に沿って押圧ローラ46から軸中心P2に向かって作用する力をリア自重力FR2(リア自重力FR1よりもリア自重変動量WRV1だけ増加している)とし、可動部テンション機構48により作用線L2に沿って軸中心P2から外周に向かって押圧ローラ46に作用する力をテンション力FT2(テンション力FT1と同等の大きさになっている)とし、押圧力変動相殺部50により作用線L2に沿って軸中心P2から外周に向かって押圧ローラ46に作用する力を押圧力補正力FO1とすると、作用線L2に沿って押圧ローラ46から軸中心P2に向かって実際に作用する力であるテープ押圧力FP2は、リア自重力FR2からテンション力FT2及び押圧力補正力FO1を減算した値となる。この押圧力補正力FO1は、リア自重変動量WRV1における作用線L2に沿った成分とほぼ同様の大きさに設定されている。
このため押圧力変動相殺部50は、装置傾斜状態において装置通常状態のリア自重力FR1よりもリア自重変動量WRV1だけ増加したリア自重力FR2が押圧ローラ46から軸中心P2に向かって作用し、押圧ローラ46が上側テープ33U及び下側テープ33Dをより押し付ける方向に付勢したとしても、押圧力補正力FO1によりリア自重変動量WRV1を相殺できる。これにより押圧力変動相殺部50は、装置傾斜状態においても、装置通常状態と同様に、テープ押圧力FP2を、上側テープ33U及び下側テープ33Dにおいてテープよれが発生しない押圧力範囲内に収めることができる。
このように一時保留部20は、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における、可動部40の回動軸45よりも押圧ローラ46側の重心の変動を相殺するよう可動部40を開方向WOに付勢するようにした。
ところで、最薄状態から最厚状態へ移行していくと、図12に示すように、ポスト部56はポスト変動量D1だけ変動する。このため最薄状態から最厚状態へ移行していくと、装置通常状態において、ポスト部56は持上当接部62から遠ざかっていく。これにより装置傾斜状態においては、最薄状態の場合よりも最厚状態の場合の方が、押圧力補正力FO1が低くなる。このように、ドラム31に巻き付けられている紙幣が増加するにつれて、押圧力補正力FO1は低くなっていく。なお図12において最薄状態の可動部40は破線で示している。
これに対し、図12に示すように、仮にポスト部56よりも回動軸45に近接する位置にポスト部1056を設けた場合、最厚状態と最薄状態とで、ポスト部1056のポスト変動量D2は、ポスト変動量D1よりも小さくなる。このため、装置通常状態の最厚状態においてポスト部1056は、当該ポスト部1056に対向する持上当接部へポスト部56よりも近接することとなる。そのため装置傾斜状態において、ポスト部1056の位置にポスト部が設けられている方が、ポスト部56の場合よりも、一時保留部は最薄状態に対する最厚状態の押圧力補正力FO1の減少を抑えることができる。
しかしながらポスト部が回動軸45に近接するほど、持上当接部とポスト部とが当接する位置が、可動部40の回動支点である回動軸45に近接するため、持上当接部が僅かにポスト部を持ち上げただけで、押圧ローラ46が大きく変移し、押圧力補正力FO1が大きく変位することとなる。すなわち、押圧力補正力FO1のテンション比が高くなり、押圧力補正力FO1の精度に高精度を求められることとなる。
これらを勘案し、一時保留部20においては、ドラム31の見かけ上の外径の変化に対する押圧力補正力FO1の変化が許容され、且つ押圧力補正力FO1の精度が確保できるよう、ポスト部56の位置が設定されている。
[1−4.効果]
以上の構成において一時保留部20は、装置傾斜状態においてはアシスト機構52を押圧力変動相殺方向へ回動させ持上当接部62をポスト部56に当接させて、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラ46の押圧力が増加する変動分だけ上側搬送ガイド41を開方向WOへ回動させることにより、軸中心P2から外周に向かって押圧ローラ46に作用する押圧力補正力FO1を加えるようにした。
このため一時保留部20は、装置通常状態と同様に、テープ押圧力FP2を、上側テープ33U及び下側テープ33Dにおいてテープよれが発生しない押圧力範囲内に収めることができる。これにより一時保留部20は、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラ46の押圧力の変動を押圧力変動相殺部50により相殺することができ、装置傾斜状態において手動でテープの巻き取り、巻き戻しが行われる際にテープ33のよれを抑制し、テープの挙動を安定させることができる。
以上の構成によれば、一時保留部20は、円筒状でなり回転可能に設けられると共に、外部から入出部としての紙幣入出孔30Dを介し供給される紙葉状の媒体としての紙幣をテープ33と重ねて周側面に巻き付けるドラム31と、紙幣入出孔30D近傍を一端とし他端がドラム31近傍まで伸び、紙幣の紙幣入出孔30Dからドラム31までの搬送をガイドすると共にドラム31の外径に追従して回動軸45を中心に回動する可動部40と、可動部40に設けられテープ33をドラム31に向かって押圧する押圧ローラ46と、ドラム31、テープ33、可動部40及び押圧ローラ46が設けられ、所定の装置通常状態から、当該装置通常状態よりも傾斜した装置傾斜状態に移行する筐体と、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラ46の押圧力の変動を相殺する押圧力変動相殺部50とを設けるようにした。これにより一時保留部20は、装置通常状態から装置傾斜状態に移行した際における押圧ローラ46の押圧力の変動を相殺し、装置傾斜状態においても装置通常状態とほぼ同等の押圧力を保つことができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101の紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、一時保留部120が一時保留部20と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−2.一時保留部の構成]
図13に示すように、第2の実施の形態による一時保留部120は、第1の実施の形態による一時保留部20と比べて、各種機構が上下反転した配置となっている。一時保留部筐体130は、下側に開放部130Cが設けられている。
下側搬送ガイド141は、開放部130Cにおいてドラム131を下側から覆うような、湾曲した板状に形成されている。下側搬送ガイド141におけるドラム131の下端近傍には、ドラム131を貫通する回転軸131Xのほぼ真下となる位置に、左右方向に沿った軸に貫通され自在に回転する押圧ローラ146が、当該下側搬送ガイド141の上面から上側を露出させるように設けられている。
下側搬送ガイド141における、前寄りの下側には、前端が一時保留部筐体130の左側及び右側の内側面に固定された引張スプリングでなる可動部テンション機構148の前端が、引張スプリングが自然状態から引き伸ばされた状態で取り付けられている。可動部テンション機構148は、自然状態への復元力が作用することにより、回動軸145を中心として閉方向WCへ可動部140を付勢する。これにより可動部140は、下側搬送ガイド141の上側における押圧ローラ146を、当接位置P11において、ドラム131に巻き付いた上側テープ133Uの周側面に当接させる。
ここでドラム131は、多数の紙幣が順次巻き付けられるに連れて、見かけ上の外径が増加していく。これに応じて可動部140は、下側搬送ガイド141がドラム131により下方向へ徐々に持ち下げられることになり、回動軸145を中心に開方向WOへ回動することになる。この結果、可動部140は、下側搬送ガイド141における押圧ローラ146を常にドラム131に当接させることができ、紙幣の搬送方向及び搬送先を当該ドラム131の外周面に追従させることができる。
かかる構成により可動部140は、前側から紙幣が搬送路144へ挿入された場合、ドラム131の周側面における下端近傍において当該紙幣を上側テープ133U及び下側テープ133Dの間に挟んだ状態でドラム131の周側面に当接させる。この状態において一時保留部120は、ドラム131を巻取方向へ回転させることにより、上側テープ133U及び下側テープ133Dの間に挟んだ紙幣をドラム131の周側面に巻き付けていくことができる。
[2−3.押圧力変動相殺部の構成]
押圧力変動相殺部150は、アシスト機構152及びテンション機構154により構成されている。下側搬送ガイド141における前後方向が回動軸145と押圧ローラ146とのほぼ中央部分からは、円筒形状のポスト部156が左側に向かって突設している。
アシスト機構152は、前後方向に延設されており、前後方向の中心よりやや後方において、一時保留部筐体130の左側の内側面に固定されたアシスト機構回動軸158を中心に回動可能に構成されている。アシスト機構152は、一時保留部筐体130の前側の内側面に穿設された孔部(図示せず)からその前端部である規制当接部160を一時保留部筐体130の前側に露出させている。入出金機筐体111における、一時保留部筐体130の前側には、アシスト機構回動軸158よりも高い位置においてほぼ水平方向に沿って延設された面である回動規制部164が形成されている。またアシスト機構152の後端部には、ほぼ水平方向に沿った板状でなり、ポスト部156と上下方向に対向する持上当接部162が形成されている。
アシスト機構152における持上当接部162とアシスト機構回動軸158との間には、前端が一時保留部筐体130の前側の内側面に固定された引張スプリングでなるテンション機構154の後端が、引張スプリングが自然状態から引き伸ばされた状態で取り付けられている。テンション機構154は、自然状態への復元力が作用することにより、アシスト機構回動軸158を中心として左側面視で時計回り(以下では押圧力変動相殺方向とも呼ぶ)にアシスト機構152を付勢する。
これにより装置通常状態においては、規制当接部160が回動規制部164に当接し、アシスト機構152の押圧力変動相殺方向への回動が規制される。この装置通常状態においては、持上当接部162はポスト部156には当接しておらず、退避した状態となっている。
装置通常状態においては、図15に示すように、可動部140における重量である合体自重W11は、回動軸145の前側の重量であるフロント自重WF11と、当該回動軸145の後側の重量であるリア自重WR11との和となっている。
このとき、当接位置P11と軸中心P12とを通る直線を作用線L11とし、図17に示すようにリア自重WR11により作用線L11に沿って軸中心P2から外周に向かって押圧ローラ146に作用する力をリア自重力FR11とし、可動部テンション機構148により作用線L11に沿って押圧ローラ146から軸中心P2に向かって作用する力をテンション力FT11とすると、作用線L1に沿って押圧ローラ146から軸中心P2に向かって実際に作用する力であるテープ押圧力FP11は、テンション力FT11からリア自重力FR11を減算した値となる。装置通常状態においてテープ押圧力FP11は、上側テープ133U及び下側テープ133Dにおいてテープよれが発生しない押圧力範囲内となっている。
一方図14に示す装置傾斜状態においては、規制当接部160が回動規制部164から外れ、アシスト機構152が押圧力変動相殺方向へ回動する。このためアシスト機構152は、持上当接部162がポスト部156に当接し、下側搬送ガイド141を閉方向WCへ付勢する。
装置傾斜状態においては、図16に示すように、合体自重W12はフロント自重WF12とリア自重WR12との和となり、フロント自重WF12は装置通常状態におけるフロント自重WF11よりも減少する一方、リア自重WR12は装置通常状態におけるリア自重WR11よりもリア自重変動量WRV2だけ増加する。
このとき、図18に示すようにリア自重WR12により作用線L12に沿って軸中心P2から外周に向かって押圧ローラ146に作用する力をリア自重力FR12(リア自重力FR11よりもリア自重変動量WRV2だけ増加している)とし、可動部テンション機構148により作用線L2に沿って押圧ローラ146から軸中心P2に向かって作用する力をテンション力FT12(テンション力FT11と同等の大きさになっている)とし、押圧力変動相殺部150により作用線L2に沿って押圧ローラ146から軸中心P2に向かって作用する力を押圧力補正力FO11とすると、作用線L12に沿って押圧ローラ146から軸中心P2に向かって実際に作用する力であるテープ押圧力FP12は、テンション力FT12に押圧力補正力FO11を加算した値からリア自重力FR12を減算した値となる。この押圧力補正力FO11は、リア自重変動量WRV2における作用線L12に沿った成分とほぼ同様の大きさに設定されている。
このため押圧力変動相殺部150は、装置傾斜状態において装置通常状態のリア自重力FR11よりもリア自重変動量WRV2だけ増加したリア自重力FR12が軸中心P2から押圧ローラ146に向かって作用し、押圧ローラ146が上側テープ133U及び下側テープ133Dから離隔する方向に移動しようとしたとしても、押圧力補正力FO11によりリア自重変動量WRV2を相殺できる。これにより押圧力変動相殺部150は、装置傾斜状態においても装置通常状態と同様に、上側テープ133U及び下側テープ133Dにおいてテープよれが発生しない押圧力範囲内にテープ押圧力FP12を収めることができる。その他第2の実施の形態による一時保留部120は、第1の実施の形態による一時保留部20とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.紙幣入出金機及び一時保留部の構成]
図1及び図2に示すように、第3の実施の形態による現金自動取引装置201の紙幣入出金機210は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、一時保留部220が一時保留部20と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。図19に示すように、第3の実施の形態による一時保留部220は、第1の実施の形態による一時保留部20と比べて、押圧力変動相殺部250が押圧力変動相殺部50と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3−2.押圧力変動相殺部の構成]
押圧力変動相殺部250は、アシスト機構252及びテンション機構254により構成されている。上側搬送ガイド41の左側板及び右側板における前後方向が回動軸45(図示せず)と押圧ローラ46とのほぼ中央部分からは、円筒形状のポスト部56L及び56Rがそれぞれ左側及び右側に向かって突設している。
アシスト機構252は、可動部40の右側に設けられた右側アシスト機構252Rと、可動部40の左側に設けられた左側アシスト機構252Lと、左右方向に沿って延設され当該右側アシスト機構252Rと左側アシスト機構252Lとを連結し同期して動作させるアシスト機構連結部252Cとにより構成されている。左側アシスト機構252Lは、アシスト機構52(図4)とほぼ同様に構成され、アシスト機構回動軸58Lと規制当接部60Lとの間にアシスト機構連結部252Cの左端が接続されている。右側アシスト機構252Rは、アシスト機構52が左右反転した構成であると共に規制当接部60が形成されておらず、前端部にアシスト機構連結部252Cの右端が接続されている。
左側アシスト機構252Lにおける規制当接部60Lとアシスト機構回動軸58Lとの間には、下端が一時保留部筐体30の下側の内側面に固定された引張スプリングでなるテンション機構254の上端が、引張スプリングが自然状態から引き伸ばされた状態で取り付けられている。テンション機構254は、自然状態への復元力が作用することにより、アシスト機構回動軸58Lを中心として押圧力変動相殺方向に左側アシスト機構252Lを付勢する。この付勢力は、アシスト機構連結部252Cを介して左側アシスト機構252Lから右側アシスト機構252Rへ伝達するため、テンション機構254は、左側アシスト機構252Lと共に右側アシスト機構252Rを押圧力変動相殺方向に付勢する。
これにより装置通常状態においては、規制当接部60Lが回動規制部64に当接し、左側アシスト機構252L及び右側アシスト機構252Rの押圧力変動相殺方向への回動が規制される。この装置通常状態においては、持上当接部62L及び62Rはポスト部56L及び56Rには当接しておらず、退避した状態となっている。
一方装置傾斜状態においては、規制当接部60Lが回動規制部64から外れ、左側アシスト機構252L及び右側アシスト機構252Rが押圧力変動相殺方向へ回動する。このため左側アシスト機構252L及び右側アシスト機構252Rは、持上当接部62L及び62Rがそれぞれポスト部56L及び56Rに当接し、上側搬送ガイド41を開方向WO(図示せず)へ付勢する。
このように一時保留部220は、可動部40の左端及び右端の両側を開方向WOへ付勢するようにした。このため一時保留部220は、一時保留部20のように可動部40の片側である左端のみを開方向WOへ付勢する場合と比較して、左端から右端までに亘って安定して可動部40を付勢することができる。その他第3の実施の形態による一時保留部220は、第1の実施の形態による一時保留部20とほぼ同様の作用効果を奏する。
[4.第4の実施の形態]
[4−1.紙幣入出金機及び一時保留部の構成]
図1及び図2に示すように、第4の実施の形態による現金自動取引装置301の紙幣入出金機310は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、一時保留部320が一時保留部20と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。図20に示すように、第4の実施の形態による一時保留部320は、第1の実施の形態による一時保留部20と比べて、押圧力変動相殺部350が押圧力変動相殺部50と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[4−2.押圧力変動相殺部の構成]
押圧力変動相殺部350は、アシスト機構352及びテンション機構354により構成されている。アシスト機構352は、可動部40の左側において上下方向に延設されており、一時保留部筐体30の左側の内側面に固定された円筒形状のアシスト機構スライドポスト70に、上下方向に沿って穿設されたアシスト機構スライド溝72が摺動可能に嵌め込まれている。このためアシスト機構352は、上下方向に沿って平行移動可能に構成されている。
アシスト機構352は、前側の下寄りにおいて、規制当接部軸360Aを中心に回動可能に構成され前後方向に延設された部材である規制当接部360の後端が取り付けられている。アシスト機構352は、一時保留部筐体30の前側の内側面に穿設された孔部(図示せず)から規制当接部360の前端を一時保留部筐体30の前側に露出させている。入出金機筐体311における、一時保留部筐体30の前側には、規制当接部軸360Aとほぼ同じ高さにおいてほぼ水平方向に沿って延設された面である回動規制部364が形成されている。またアシスト機構352の上端部には、ほぼ水平方向に沿った板状でなり、ポスト部56と上下方向に対向する持上当接部362が形成されている。
アシスト機構352の下端には、上端が一時保留部筐体30の左側の内側面に固定された引張スプリングでなるテンション機構354の下端が、引張スプリングが自然状態から引き伸ばされた状態で取り付けられている。テンション機構354は、自然状態への復元力が作用することにより、上方向(以下では押圧力変動相殺方向とも呼ぶ)にアシスト機構352を付勢する。
これにより装置通常状態においては、規制当接部360の前端が回動規制部364に当接し、アシスト機構352の押圧力変動相殺方向への移動が規制される。この装置通常状態においては、持上当接部362はポスト部56には当接しておらず、退避した状態となっている。
一方装置傾斜状態においては、規制当接部360の前端が回動規制部364から外れ、アシスト機構352が押圧力変動相殺方向へ移動する。このためアシスト機構352は、持上当接部362がポスト部56に当接し、上側搬送ガイド41を開方向WOへ付勢する。
このように一時保留部320は、一時保留部20のようにアシスト機構52を回動させるのではなく、アシスト機構352をスライドさせることにより、可動部40を開方向WOへ付勢するようにした。
[5.第5の実施の形態]
[5−1.紙幣入出金機及び一時保留部の構成]
図1及び図2に示すように、第5の実施の形態による現金自動取引装置401の紙幣入出金機410は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、一時保留部420が一時保留部20と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。図21に示すように、第5の実施の形態による一時保留部420は、第1の実施の形態による一時保留部20と比べて、押圧力変動相殺部450が押圧力変動相殺部50と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[5−2.押圧力変動相殺部の構成]
押圧力変動相殺部450は、アシスト機構452及びテンション機構454により構成されている。上側搬送ガイド41の左側板における回動軸45よりもドラム31から離隔する側(前側)である前端部からは、円筒形状のポスト部456が左側に向かって突設している。
アシスト機構452は、略L字型であり可動部40の左側において上下方向に延設され下端部が前方に屈曲しており、上下方向の中央において、一時保留部筐体30の左側の内側面に固定されたアシスト機構回動軸458を中心に回動可能に構成されている。アシスト機構452は、一時保留部筐体30の前側の内側面に穿設された孔部(図示せず)からその下端の前端部である規制当接部460を一時保留部筐体30の前側に露出させている。入出金機筐体411における、一時保留部筐体30の前側には、規制当接部460とほぼ同じ高さにおいてほぼ水平方向に沿って延設された面である回動規制部464が形成されている。またアシスト機構452の上端部の後側には、ほぼ垂直方向に沿った板状でなり、ポスト部456と前後方向に対向する持上当接部462が形成されている。
アシスト機構452における下端の後側には、後端が一時保留部筐体30の左側の内側面に固定された引張スプリングでなるテンション機構454の前端が、引張スプリングが自然状態から引き伸ばされた状態で取り付けられている。テンション機構454は、自然状態への復元力が作用することにより、アシスト機構回動軸458を中心として左側面視で時計回り(以下では押圧力変動相殺方向とも呼ぶ)にアシスト機構452を付勢する。
これにより装置通常状態においては、規制当接部460が回動規制部464に当接し、アシスト機構452の押圧力変動相殺方向への回動が規制される。この装置通常状態においては、持上当接部462はポスト部456には当接しておらず、退避した状態となっている。
一方装置傾斜状態においては、規制当接部460が回動規制部464から外れ、アシスト機構452が押圧力変動相殺方向へ回動する。このためアシスト機構452は、持上当接部462がポスト部56に当接し、上側搬送ガイド41を開方向WOへ付勢する。
このように一時保留部420は、一時保留部20のように回動軸45よりもドラム31側(後側)に設けられたポスト部56にアシスト機構52を当接させるのではなく、回動軸45よりもドラム31から離隔する側(前側)に設けられたポスト部456にアシスト機構452を当接させることにより、可動部40を開方向WOへ付勢するようにした。
この場合、ポスト部456がポスト部56よりも回動軸45に近接するため、持上当接部462がポスト部456に当接した状態でのアシスト機構452の回動に対し押圧ローラ46が一時保留部20よりも大きく変移し、押圧力補正力FO1が大きく変位するが、装置傾斜状態において手動でテープ33の巻き取り、巻き戻しが行われる際にテープ33のよれを抑制し、テープ33の挙動を安定させることができる。
[6.第6の実施の形態]
[6−1.紙幣入出金機及び一時保留部の構成]
図1及び図2に示すように、第6の実施の形態による現金自動取引装置501の紙幣入出金機510は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、一時保留部520が一時保留部20と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
図22に示すように押圧力変動相殺部550は、アシスト機構552、シャフト74及びシャフト保持部76により構成されている。アシスト機構552の規制当接部560の下側には、上下方向に延設された円筒形状の金属棒であるシャフト74が設けられており、装置通常状態において規制当接部560は、シャフト74の上端に当接している。シャフト74は、一時保留部筐体30の前側の内側面に固定された2個のリング状のシャフト保持部76に貫通し保持されている。シャフト保持部76は、シャフト74が当該シャフト保持部76から下方向に抜け落ちない程度の範囲において、シャフト74を下方向に移動可能に保持している。
シャフト74は、一時保留部筐体30の下側の内側面に穿設された孔部(図示せず)からその下端部を一時保留部筐体30の下側に露出させている。入出金機筐体511における、一時保留部筐体30の下側には、ほぼ水平方向に沿って延設された面である回動規制部564が形成されている。装置通常状態においてシャフト74の下端は回動規制部564に当接している。
これにより装置通常状態においては、規制当接部560がシャフト74の上端に当接し、シャフト74の下端が回動規制部564に当接し、アシスト機構552の押圧力変動相殺方向への回動が規制される。この装置通常状態においては、持上当接部562はポスト部56には当接しておらず、退避した状態となっている。
一方装置傾斜状態においては、図23に示すように、シャフト74の下端部が回動規制部564から外れ、規制当接部560がシャフト74を下方向へ押し込むことにより、アシスト機構552が押圧力変動相殺方向へ回動する。このためアシスト機構552は、持上当接部562がポスト部56に当接し、上側搬送ガイド41を開方向WOへ付勢する。
このように一時保留部520は、一時保留部筐体30に設けられた作用点延長部材としてのシャフト74により、回動規制部564から上方向へ離隔した位置にある規制当接部560の下方向への力を回動規制部564へ伝達するようにした。これにより一時保留部520は、一時保留部20のように一時保留部筐体30の前側においてアシスト機構回動軸58とほぼ同じ高さにおいて回動規制部64が形成されていない場合であっても、装置通常状態においては可動部40を開方向WOへ付勢せず、装置傾斜状態においては可動部40を開方向WOへ付勢することができる。その他第6の実施の形態による一時保留部520は、第1の実施の形態による一時保留部20とほぼ同様の作用効果を奏する。
[7.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、一時保留部20に上側テープ33U及び下側テープ33Dを一組のみ設ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、図24に示す一時保留部620のように、上側テープ33U及び下側テープ33D(図示せず)を二組以上設けるようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、一時保留部20により上側テープ33U及び下側テープ33Dの間に紙幣を挟持した状態で、当該紙幣をドラム31の外周面に巻き付ける場合について述べた。本発明はこれに限らず、図25に示す一時保留部720のように、例えば一時保留部20から下側テープ33D及びこれに関連する機構を省略し、上側テープ33Uの紙幣と当接する面に粘着性を持たせ、この粘着性により紙幣を上側テープ33Uに貼り付けて仮止めした状態で、上側テープ33Uを紙幣の外周側に重ねるようにしてドラム31の外周面に巻き付けるようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、テンション機構54として引張スプリングを用いる場合について述べた。本発明はこれに限らず、押圧スプリング、トーションスプリング又は板バネ等、種々の形態のテンション機構を、種々の配置で設けて良い。要は、可動部40を開方向WOへ付勢できれば良い。第2乃至第5の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、持上当接部62が装置通常状態においてポスト部56に当接せず、装置傾斜状態において当接する場合について述べた。本発明はこれに限らず、持上当接部62が装置通常状態においてポスト部56に当接しても良く、要は、装置通常状態よりも装置傾斜状態において、上側搬送ガイド41を開方向WOへ強く付勢すれば良い。第2乃至第6の実施の形態においても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、可動部40に対し別途アシスト機構52を設け、当該アシスト機構52をテンション機構54で付勢する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、可動部40の前端部から装置通常状態において回動規制部64に当接する腕部を延設し、当該腕部をテンション機構で押圧力変動相殺方向に付勢し、装置傾斜状態においては当該腕部が回動規制部64から外れることで可動部40が押圧力変動相殺方向に回動するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、ドラム31の見かけ上の外径の変化に対する押圧力補正力FO1の変化が許容され、且つ押圧力補正力FO1の精度が確保できるよう、ポスト部56の位置を設定する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ドラム31の見かけ上の外径が大きくなるほど押圧力補正力FO1を大きくするような機構を設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、本発明を現金自動取引装置1の一時保留部20に適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば紙幣の鑑別や計数のみを行う装置等、紙幣を上側テープ33U及び下側テープ33Dの間に挟みドラム31に巻き付けて一時的に保留する種々の装置に適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、金融機関等において顧客との間で現金に関する取引を行う現金自動取引装置1の一時保留部20において、媒体としての紙幣を保留する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば金融機関等において職員が現金に関する各種処理を行うための出納システムに組み込まれる一時保留部に適用しても良く、或いは商品券や金券、入場券等のような紙葉状の媒体を保留する種々の装置に適用しても良い。この場合、媒体の大きさや形状に応じて上側テープ33U及び下側テープ33Dのテープ幅や数等を適宜定めれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、ドラムとしてのドラム31と、テープとしてのテープ33と、可動部としての可動部40と、筐体としての一時保留部筐体30と、押圧力変動相殺部としての押圧力変動相殺部50、150、250又は550とによって、媒体収納装置としての一時保留部20、120、220、320、420、520、620又は720を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなるドラムと、テープと、可動部と、筐体と、押圧力変動相殺部とによって、媒体収納装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、接客部としての接客部3と、搬送部としての搬送部24と、ドラムとしてのドラム31と、テープとしてのテープ33と、可動部としての可動部40と、筐体としての一時保留部筐体30と、押圧力変動相殺部としての押圧力変動相殺部50、150、250又は550とによって、媒体取引装置としての現金自動取引装置1、101、201、301、401又は501を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる接客部と、搬送部と、ドラムと、テープと、可動部と、筐体と、押圧力変動相殺部とによって、媒体取引装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣等の紙状の媒体をテープと共にドラムに巻き付けて一時的に保留する種々の装置でも利用できる。
1、101、201、301、401、501……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10、110、210、310、410、510……紙幣入出金機、11、311、411、511……入出金機筐体、12……制御部、16……紙幣入出金部、18……鑑別部、20、120、220、320、420、520、620、720……一時保留部、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30、130……一時保留部筐体、30A、130A……筐体支点、30B、130B……内部空間、30C、130C……開放部、30D、130D……紙幣入出孔、31、131……ドラム、32、135……上側リール、33U、133U……上側テープ、33D、133D……下側テープ、34、137……上側ローラ、35、132……下側リール、37、134……下側ローラ、40、140……可動部、41、142……上側搬送ガイド、42、141……下側搬送ガイド、43、143……連結部、44、144……搬送部、45、145……回動軸、46、146……押圧ローラ、48、148……可動部テンション機構、50、150、250、550……押圧力変動相殺部、52、152、252、352、452、552……アシスト機構、54、154、254、354、454、554……テンション機構、56、156、256、456、1056……ポスト部、58、158、458……アシスト機構回動軸、60、160、360、460、560……規制当接部、62、162、362、462、562……持上当接部、64、164、364、464、564……回動規制部、252C……アシスト機構連結部、70……アシスト機構スライドポスト、72……アシスト機構スライド溝、360A……規制当接部軸、74……シャフト、76……シャフト保持部、P1、P11……当接位置、P2、P12……軸中心、L1、L2、L11、L12……作用線、W1、W2、W11、W12……合体自重、WF1、WF2、WF11、WF12……フロント自重、WR1、WR2、WR11、WR12……リア自重、WRV1、WRV2……リア自重変動量、FP1、FP2、FP11、FP12…テープ押圧力、FR1、FR2、FR11、FR12……リア自重力、FT1、FT2、FT11、FT12……テンション力、FO1、FO11……押圧力補正力、D1、D2……ポスト変動量。

Claims (13)

  1. 円筒状でなり回転可能に設けられると共に、外部から入出部を介し供給される紙葉状の媒体をテープと重ねて周側面に巻き付けるドラムと、
    前記入出部近傍を一端とし他端が前記ドラム近傍まで伸び、前記媒体の前記入出部から前記ドラムまでの搬送をガイドすると共に前記ドラムの外径に追従して回動軸を中心に回動する可動部と、
    前記可動部に設けられ前記テープを前記ドラムに向かって押圧する押圧ローラと、
    前記ドラム、前記テープ、前記可動部及び前記押圧ローラが設けられ、所定の装置通常状態から、当該装置通常状態よりも傾斜した装置傾斜状態に移行する筐体と、
    前記装置通常状態から前記装置傾斜状態に移行した際における前記押圧ローラの押圧力の変動を相殺する押圧力変動相殺部と
    を有する媒体収納装置。
  2. 前記押圧力変動相殺部は、前記装置通常状態から前記装置傾斜状態に移行した際における前記押圧ローラの押圧力の変動を相殺する方向である押圧力変動相殺方向へ可動し前記可動部を付勢する
    請求項1に記載の媒体収納装置。
  3. 前記回動軸は前記ドラムよりも前記入出部側に設けられ、
    前記押圧力変動相殺部は、前記装置通常状態から前記装置傾斜状態に移行した際における、前記可動部の前記回動軸よりも前記押圧ローラ側の重心の変動を相殺するよう前記可動部を付勢する
    請求項2に記載の媒体収納装置。
  4. 前記押圧力変動相殺部は、前記装置通常状態よりも前記装置傾斜状態において、前記可動部を強く付勢する
    請求項3に記載の媒体収納装置。
  5. 前記押圧力変動相殺部は、前記可動部を付勢するアシスト機構と、当該アシスト機構を付勢するテンション機構とにより構成される
    請求項4に記載の媒体収納装置。
  6. 前記アシスト機構は、前記装置通常状態において所定の移動規制部材に当接し移動が規制されることにより前記可動部を付勢せず、前記装置傾斜状態において前記移動規制部材から外れることにより移動し前記可動部に当接して付勢する
    請求項5に記載の媒体収納装置。
  7. 前記アシスト機構は、所定の軸を中心に回動可能であり、前記装置傾斜状態において前記可動部に当接する
    請求項6に記載の媒体収納装置。
  8. 前記アシスト機構は、平行移動可能であり、前記装置傾斜状態において前記可動部に当接する
    請求項6に記載の媒体収納装置。
  9. 前記筐体に設けられた作用点延長部材をさらに有し、
    前記作用点延長部材は、前記装置通常状態において前記移動規制部材と前記アシスト機構とに挟まれて当接し、前記装置傾斜状態において前記移動規制部材から離隔し前記アシスト機構を移動させる
    請求項6に記載の媒体収納装置。
  10. 前記押圧力変動相殺部は、前記可動部における前記回動軸よりも前記押圧ローラ側を付勢する
    請求項4に記載の媒体収納装置。
  11. 前記筐体は、前記装置通常状態において外部から内部を遮断し、前記装置傾斜状態において内部を開放する
    請求項4に記載の媒体収納装置。
  12. 前記アシスト機構は、前記可動部における前記媒体の幅方向の外側の両側に設けられている
    請求項5に記載の媒体収納装置。
  13. 紙葉状の媒体に関する取引を受け付ける接客部と、
    前記接客部により受け付けた前記媒体を搬送する搬送部と、
    円筒状でなり回転可能に設けられると共に、外部から入出部を介し供給される前記媒体をテープと重ねて周側面に巻き付けるドラムと、
    前記入出部近傍を一端とし他端が前記ドラム近傍まで伸び、前記媒体の前記入出部から前記ドラムまでの搬送をガイドすると共に前記ドラムの外径に追従して回動軸を中心に回動する可動部と、
    前記可動部に設けられ前記テープを前記ドラムに向かって押圧する押圧ローラと、
    前記ドラム、前記テープ、前記可動部及び前記押圧ローラが設けられ、所定の装置通常状態から、当該装置通常状態よりも傾斜した装置傾斜状態に移行する筐体と、
    前記装置通常状態から前記装置傾斜状態に移行した際における前記押圧ローラの押圧力の変動を相殺する押圧力変動相殺部と
    を有する媒体取引装置。
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