JP2013013683A - パンツ型吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩きやすく、擦れや漏れが生じにくく、吸収性コアの吸収性能が低下せず、装着感及び外観の良好なパンツ型吸収性物品を提供すること。
【解決手段】おむつ1は、腹側シート部材2と、背側シート部材3と、吸収性コア5を備えた吸収性本体4とを具備し、両シート部材2,3の両側縁部同士が接合されて一対のサイドシール部S,Sが形成され、両シート部材2,3間が股下部Cを形成している。吸収性コア5は、長手方向中央部に括れ部5cを形成し、腹側及び背側のシート部材2,3それぞれは、幅方向に伸長状態で配した弾性部材7を備え、括れ部5cは、腹側シート部材2と重なった前方括れ部5fを有し、背側シート部材3と重ならず、弾性部材7は、吸収性コア5と実質的に重ならず、腹側シート部材2に、前方括れ部5fの両側に配され、括れ部5cの側縁上端よりも幅方向内側に入り込んだ入込弾性部材7qを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、パンツ型吸収性物品に関する。
従来、パンツ型吸収性物品として、外装材が、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材とに分割されており、吸収性本体が、腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡すように固定されており、腹側シート部材と背側シート部材の左右両側縁部とが接合された、パンツ型吸収性物品が知られている。
また同様に外装体が腹側と背側とに分割されたパンツ型吸収性物品として、腹側シート部材及び背側シート部材の替わりに、吸収性本体の腹側の両側部に取り付けられた一対の腹側パネル部材と、該吸収性本体の背側の両側部に取り付けられた一対の背側パネル部材とを具備し、一対の腹側パネル部材それぞれの外方側縁部と一対の背側パネル部材それぞれの外方側縁部とが接合されたパンツ型吸収性物品が知られている。
外装材が腹側シート部材及び背側シート部材に分割されたパンツ型吸収性物品に関し、特許文献1には、股間シート(吸収性本体)に含まれた体液吸収体の両縦辺は、内方に湾曲した湾曲部を有し、該湾曲部は、腹側シート部材と股間シート部材との境界と重なり合い、背側シート部材と股間シート部材との境界には重なっていないパンツ型使い捨ておむつが記載されている。また、特許文献2には、腹側及び背側の両シート部材において、弾性部材が物品横方向に亘って伸長状態で配されており、且つ、該弾性部材の切断によって非伸縮部が形成されており、各シート部材における物品縦方向位置によって非伸縮部の物品横方向の長さが異なるパンツ型吸収性物品が記載されている。
特開2009−061046号公報 国際公開第2011/001944号
特許文献1に記載のおむつは、脚廻り開口がおむつの前方に開口して着用者の脚にフィットしやすく、また体液吸収体が着用者の臀部を広く覆いやすい、とされている。
しかしながら、特許文献1のおむつは、腹側シート部材における体液吸収体の湾曲部の上端よりも幅方向内側に、弾性部材が入り込んでいない。このため、体液吸収体の腹側部分が肌から浮き上がりやすく、漏れやすいと共に浮き上がった体液吸収体が大腿に当って擦れ、歩行時の脚の動きを邪魔しやすい。また特許文献1のおむつは、腹側シート部材及び背側シート部材に配された弾性部材が、体液吸収体を横切っており、体液吸収体と重なっている。これにより、吸収性コアに皺が寄りやすく、吸収性コアの吸収性能が低下して漏れへの懸念を生じてしまう。また弾性部材により吸収性コアが圧迫されることにより、装着感が低下すると共に外観も悪化してしまう。
また、特許文献2においては、腹側及び背側のシート部材と、吸収性コアの括れ部とが重なることについては何ら記載されていないため、シート部材と括れ部が重なる場合の弾性部材の配設について、何ら開示されていない。
これら特許文献1,2に関する上記の問題は、腹側パネル部材及び背側パネル部材を用いた従来のパンツ型吸収性物品にも当てはまる。
従って、本発明の課題は、着用者の脚にフィットして歩きやすく、擦れや漏れが生じにくく、且つ、吸収性コアの吸収性能が低下せず、装着感及び外観の良好なパンツ型吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、吸収性コアを備えた吸収性本体とを具備し、該吸収性本体が腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定され、腹側シート部材の両側縁部と背側シート部材の両側縁部とが接合されて一対のサイドシール部が形成されており、腹側シート部材と背側シート部材との間が股下部を形成しているパンツ型吸収性物品であって、前記吸収性コアは、長手方向中央部に括れ部が形成されており、前記腹側シート部材及び前記背側シート部材それぞれは、幅方向に伸長状態で配した弾性部材を備え、前記括れ部は、前記腹側シート部材と重なる前方括れ部を有し、前記背側シート部材とは重ならず、前記弾性部材は、前記吸収性コアと実質的に重ならず、前記腹側シート部材に、前記前方括れ部の両側に配され、前記括れ部の側縁上端よりも幅方向内側に入り込んだ入込弾性部材を備えている、パンツ型吸収性物品を提供するものである。
また、本発明は、吸収性コアを備えた吸収性本体と、該吸収性本体の腹側の両側部に取り付けられた一対の腹側パネル部材と、該吸収性本体の背側の両側部に取り付けられた一対の背側パネル部材とを具備し、一対の腹側パネル部材それぞれの外方側縁部と一対の背側パネル部材それぞれの外方側縁部とが接合されて一対のサイドシール部が形成されており、腹側パネル部材と背側パネル部材との間が股下部を形成しているパンツ型吸収性物品であって、前記吸収性コアは、長手方向中央部に括れ部が形成されており、前記腹側パネル部材及び前記背側パネル部材それぞれは、幅方向に伸長状態で配した弾性部材を備え、前記括れ部は、前記一対の腹側パネル部材それぞれと重なった部分を有し、前記背側パネル部材とは重ならず、前記弾性部材は、前記吸収性コアと実質的に重ならず、前記腹側パネル部材それぞれに、前記括れ部の側縁上端よりも幅方向内側に入り込んだ入込弾性部材を備えている、パンツ型吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、着用者の脚にフィットして歩きやすく、擦れや漏れが生じにくく、且つ、吸収性コアの吸収性能が低下せず、装着感及び外観の良好なパンツ型吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸長状態における内面側を示す展開平面図である。展開且つ伸長状態とは、パンツ型吸収性物品を展開状態とし、その展開状態の吸収性物品を、各部の弾性部材を伸長させて、設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。 図2は、図1に示すおむつの展開且つ伸長状態における外面側を示す展開平面図である。 図3(a)は、図2のI−I線断面図であり、図3(b)は、図2のII−II線断面図である。図3(c)は、図2のIII−III線断面図である。 第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつの製造方法の一例を示す概略図である。 図5は、本発明の第2実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸長状態における内面側を示す展開平面図であり、図1相当図である。 図6は、図5に示すおむつの展開且つ伸長状態における外面側を示す展開平面図であり、図2相当図である。 図7(a)は、図6のIV−IV線断面図であり、図7(b)は、図6のV−V線断面図であり、図7(c)は、図6のVI−VI線断面図であり、図7(d)は、図6のVII−VII線断面図である。 図8(a)は、本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図であり、図8(b)は、図8(a)の矩形T1で囲まれた部分を拡大して示す図である。 図9は、従来のパンツ型使い捨ておむつの着用状態を示す斜視図であり、図9(b)は、図9(a)の矩形T2で囲まれた部分を拡大して示す図である。 図10は、本発明の変形例を示す図2相当図である。
以下、本発明のパンツ型吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の第1実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1に示すように、着用者の腹側に配される腹側シート部材2と、着用者の背側に配される背側シート部材3と、吸収性コア5を備えた吸収性本体4とを具備し、吸収性本体4が腹側シート部材2及び背側シート部材3に架け渡して固定され、腹側シート部材2の両側縁部2aと、背側シート部材3の両側縁部3aとが、接合されて一対のサイドシール部S,Sが形成されており、腹側シート部材2と背側シート部材3との間が股下部Cを形成している。吸収性コア5は、長手方向中央部に括れ部5cが形成されており、腹側シート部材2及び前記背側シート部材3それぞれは、幅方向に亘って伸長状態で配した弾性部材7を備え、括れ部5cは、腹側シート部材2と重なる前方括れ部5fを有しており、背側シート部材3とは重ならず、弾性部材7は、吸収性コア5と実質的に重ならず、腹側シート部材2に、前方括れ部5fの両側に配され、括れ部5cの側縁上端よりも幅方向内側に入り込んだ入込弾性部材7qを備えている。
おむつ1の股下部Cは、おむつ長手方向における吸収性本体4の腹側シート部材2と背側シート部材3との間の領域であり、着用者の股間部に配される。図1に示すように、おむつ1は、股下部Cより腹側の腹側部Aと、股下部Cより背側の背側部Bとを有している。おむつ長手方向(物品長手方向)は、腹側部Aから股下部Cを経て背側部Bに亘る方向又はその逆方向(図1中X方向)であり、おむつ幅方向(物品幅方向)は、着用者の胴回り方向に沿う方向であり、物品長手方向と交差する方向(図1中Y方向)である。
また、腹側部A及び背側部Bにおいては、おむつ1の長手方向(X方向)は着用時の上下方向であることから、腹側部A及び背側部Bのそれぞれにおける、おむつ長手方向(X方向)を上下方向、その上下方向のウエスト開口部W側を上側、その上下方向の股下部C側を下側ともいう。
以下、おむつ1(パンツ型吸収性物品)における長手方向又は前記上下方向をX方向、おむつ1(パンツ型吸収性物品)における幅方向をY方向ともいう。
おむつ1における腹側シート部材2は、おむつ1の展開且つ伸長状態(図1参照)において、横長の長方形状をなしており、おむつ長手方向(X方向)に沿う左右一対の側縁部2a,2aと、おむつ幅方向(Y方向)に沿う上端縁部2c、下端縁部2dとを有している。背側シート部材3も、同様に、おむつ1の展開且つ伸長状態(図1参照)において、横長の長方形状をなしており、X方向に沿う左右一対の側縁部3a,3aと、おむつ幅方向(Y方向)に沿う上端縁部3c、下端縁部3dとを有している。腹側シート部材2と背側シート部材3は、図1に示すように、おむつ長手方向(X方向)の長さがおむつ幅方向(Y方向)において均一であり、また腹側シート部材2と背側シート部材3とは、おむつ幅方向(Y方向)の長さが等しい。
そして、腹側シート部材2の側縁部2aと、背側シート部材3の側縁部3aとが接合されていることによって、おむつ1に、前述した一対のサイドシール部S,Sが形成されている。この接合には、例えばヒートシール、高周波シール、超音波シール、接着剤等の公知の接合手段が用いられる。また、この接合によって、サイドシール部S,Sと共に、ウエスト開口部W及び一対のレッグ開口部LO,LOが形成されている。
おむつ1における吸収性本体4は、図3に示すように、液透過性の表面シート41、液不透過性又は撥水性の裏面シート42、及び両シート41、42間に介在配置された液保持性の吸収体43を有しており、図1に示すように、X方向に長い長方形状(矩形状)に形成されている。吸収体43は、図3に示すように、パルプ繊維等の繊維の集合体(不織布であっても良い)又はこれに吸水性ポリマーの粒子を保持させてなる吸収性コア5と、該吸収性コア5を被覆するコアラップシート6からなる。コアラップシート6としては、各種公知のものを用いることができ、例えばティッシュペーパのような薄紙や透水性の不織布等が好ましく用いられる。
図3に示すように、コアラップシート6は、吸収性コア5の肌当接面側の面(表面シート41側の面)を被覆するコアラップシート6aと、該吸収性コア5の非肌当接面側の面(裏面シート42側の面)を被覆するコアラップシート6bからなる。肌当接面側のコアラップシート6aは、吸収性コア5の肌当接面側のほぼ全域を被覆している。非肌当接面側のコアラップシート6bは、吸収性コア5の非肌当接面側のほぼ全域を被覆していると共に、吸収性コア5の両側部において幅方向(内方)に折り返されている。
吸収体43と裏面シート42との間は、接着剤やヒートシール、超音波シール等の任意の接合手段によって接合されている。
また、吸収性本体4は、長手方向の一端側(腹側シート部材2と重なっている部分)が、腹側シート部材2のY方向の中央領域に接着剤8を介して固定され、長手方向の他端側(背側シート部材3と重なっている部分)が、背側シート部材3のY方向の中央領域に接着剤8を介して固定されている。
吸収性本体4は、長手方向の両側部に、吸収体43の長手方向の両側縁それぞれの外方に位置する側部シート部44,44を有している。
側部シート部44は、図1に示すように、吸収性本体4の長手方向に沿って延びており、吸収性本体4の全長に亘って存在している。側部シート部44は、図3に示すように、液抵抗性ないし撥水性のシート材45及び該シート材45に伸長状態で固定された弾性部材46を備えている。
股下部Cにおいて、側部シート部44における弾性部材46の配設領域は、伸長状態で配された弾性部材46が収縮することで、側部シート部44を構成するシート材45が襞寄せされたり波状の断面形状に変形して、側部ギャザーを形成する。側部ギャザーは、少なくとも、自然状態及び/又は着用状態におけるおむつ1の股下部Cに形成され、着用者の肌側に向かって起立して着用者の肌に当接する。
なお、本実施形態のおむつ1においては、吸収性本体4は、その長手方向(X方向)の両端部においては、接着剤8により、Y方向のほぼ全長に亘る部分が腹側シート部材2又は背側シート部材3に接合されている(図3(a)参照)。側部シート部44のX方向両端部は、おむつ幅方向(Y方向)の外方側に倒した状態で、腹側シート部材2又は背側シート部材3に固定されている。一方、図3(b)及び図3(c)に示すように、吸収性本体4は、その長手方向中央部においては、側部シート部44が腹側シート部材2又は背側シート部材3に接合されていない。
また、吸収性本体4は、長手方向(X方向)の両側における、側部シート部44よりも長手方向中心線CL側(以下、Y方向内側ともいう)に、X方向に沿って延びる立体ギャザー形成部48を有している。
図3に示すように、立体ギャザー形成部48は、シート材45と、該シート材45に固定された立体ギャザー形成用の弾性部材49とを有してなる。立体ギャザー形成部48は、少なくとも股下部Cに立体ギャザー48cを形成する。本実施形態のおむつ1におけるシート材45は、立体ギャザー形成部48における、立体ギャザー48cの自由端側の端部に弾性部材49が接着剤を介して固定されている。また、そのシート材45は、側部シート部44における、側部ギャザーの自由端側の端部に配される折り曲げ部に沿って2つ折りされており、それによって相対向した2枚のシート材45間に弾性部材46が接着剤を介して固定されている。また、その相対向したシート材45は、吸収体43の側縁部の近傍において、両者間に表面シート41を介在させた状態で接合一体化されている。
立体ギャザー48cは、おむつ1の着用時に、着用者の肌側に向かって起立し、吸収性本体4から幅方向外方への液の流出を阻止する。
なお、立体ギャザー形成部48の長手方向の両端部又はその近傍部は、おむつ1の幅方向(Y方向)の内方側に倒した状態で、表面シート41上に固定されている。
次に、吸収性本体4の吸収性コア5の形状について詳述する。
吸収性コア5は、図1及び図2に示すように、長手方向(X方向)中央部に、両側縁が内方に括れた括れ部5cを有している。括れ部5cの両側縁は、吸収性コア5の長手方向中心線CLに対して凸となった湾曲状を有しており、且つ、吸収性コアの長手方向中心線CLに対して互いに左右対称な形状をしており、括れ部5cは砂時計形状を有している。吸収性コア5は、括れ部5c以外の部分は、両側縁がX方向に平行な直線状となっており、Y方向幅が略一定である。なお、長手方向中心線CLは、X方向に延びて吸収性コア5の全幅を2等分する直線であり、おむつ1の全幅を2等分するおむつ1の長手方向中心線でもある。
図1及び図2に示すように、吸収性コア5は、括れ部5cが腹側に偏在した形状をしている。括れ部5cは、腹側シート部材2と重なった部分を有しており、背側シート部材3には重なっていない。以下では、括れ部5cのうち腹側シート部材2と重なった部分を前方括れ部5fともいう。図2に、前方括れ部5fをハッチングにより示す。図2に示すように、前方括れ部5fは、平面視において、腹側シート部材2の下端縁部2dと、括れ部5cの両側縁と、括れ部5cの両側縁それぞれの上端部5u,5u同士を結ぶ直線とにより囲まれた領域である。
括れ部5c側縁の上端5uから、腹側シート部材2の下端縁部2dまでのX方向距離(前方括れ部5fのX方向長さ)Lu(図2参照)は、吸収性コア5の長手方向の全長Lx(図2参照)に対して、2〜20%であることが好ましく、更に好ましくは、5〜15%である。当該X方向距離Luは、好ましくは7〜80mmであり、より好ましくは20〜60mmである。また、括れ部5cの側縁上端5uから、前方括れ部5c側縁の下端部5pとのY方向距離Ldは、吸収性コア5の腹側部Aにおける両側縁が平行な部分の幅Ly(図2参照)に対し、好ましくは5〜35%であり、更に好ましくは、10〜25%である。当該Y方向距離Ldは、好ましくは6〜50mmであり、より好ましくは10〜35mmである。
なお、吸収性コア5が括れ部5cを有している一方で、コアラップシート6a,6bは、括れ部5cを除く吸収性コア5の平行な両側縁よりもY方向内側に入り込んでおらず、吸収体43は、X方向に長い長方形状(矩形状)に形成されている。
おむつ1における腹側シート部材2及び背側シート部材3は何れも、図3に示すように、おむつの外面をなす外層シート22と、外層シート22の内面側に配された内層シート23と、両シート22,23間に配された複数本の糸状の弾性部材7とを備えている。弾性部材7は、腹側シート部材2及び背側シート部材3に、長手方向(X方向)に間隔を開けて、且つ幅方向(Y方向)に伸長した状態で固定されており、Y方向に平行に配されている。
以下、本実施形態のおむつ1における弾性部材7の配置について更に詳述する。
図2に示すように、腹側シート部材2に配された弾性部材7は、吸収性コア5の上端部5wよりも上側に位置する腹側のウエスト弾性部材7wと、腹側のウエスト弾性部材7wよりも股下部C側に位置する腹側の胴回り弾性部材7mとを有している。
同様に、背側シート部材3に配された弾性部材7は、吸収性コア5の上端部5wより上側に位置する背側のウエスト弾性部材7wと、背側ウエスト弾性部材7wよりも股下部C側に位置する背側の胴回り弾性部材7mとを有している。
換言すると、腹側胴回り弾性部材7mは、腹側シート部材2に配された弾性部材7のうち、X方向において、吸収性コア5の上端部5wの位置から股下部C側に配された弾性部材であり、同様に、背側の胴回り弾性部材7mは、X方向において、背側シート部材3に配された弾性部材7のうち、吸収性コア5の上端部5wの位置から股下部C側に配された弾性部材である。
本実施形態のおむつ1は、腹側及び背側のシート部材2,3にウエスト弾性部材7wが配されていることにより、おむつのズレ落ちが確実に防止される。
図2に示すように、腹側及び背側のウエスト弾性部材7wは、各々が配されたシート部材2,3の全幅に亘って配されている。一方、腹側及び背側の胴回り弾性部材7mは、各々が配されたシート部材2,3の幅方向(Y方向)中央部において左右に分割されて配されている。腹側及び背側の胴回り弾性部材7mは、各々が配されたシート部材2,3において、そのシート部材の側縁部2a,3aと吸収性コア5の側縁5eとの間に配されている。腹側及び背側の胴回り弾性部材7mは、Y方向の外側においては、シート部材2,3の側縁部2a,3aまで延在している一方、Y方向内側(長手方向中心線CL側)においては、吸収性コア5の側縁5e又はその近傍まで延在している。腹側胴回り弾性部材7m及び背側胴回り弾性部材7mは、Y方向内側(長手方向中心線CL側)の端部が吸収性コア5の側縁形状に沿うように配されている。
図2及び図3に示す例において、腹側及び背側の胴回り弾性部材7mのY方向内側の端部は、吸収性コア5の両側縁部5e,5eと近接しつつ、該両側縁部5e,5eよりY方向内側に入り込んでおらず、腹側及び背側のシート部材2,3において全ての弾性部材7が吸収性コア5と重なっていない。なお、胴回り弾性部材7mのY方向内側の端部が、吸収性コア5の両側縁部5e,5eのY方向外側に位置している場合、胴回り弾性部材7mのY方向内側の端部と吸収性コア5の側縁部5eとのY方向距離は10mm以下であることが好ましく、更に好ましくは5mm以下である。胴回り弾性部材7mのY方向内側の端部と吸収性コア5の側縁部5eとのY方向距離、すなわち弾性部材7と吸収性コア5とが離間するY方向距離が10mm以下、特に5mm以下であることは、吸収性コア5が着用者の肌から浮きにくく、吸収性本体4と着用者の肌との間に隙間が生じにくくして、漏れ防止を図ることができるため好ましい。
弾性部材7は吸収性コア5と重ならないことが好ましいが、本発明の効果が損なわれない範囲(特に吸収性コア5の皴や圧迫を防止可能な範囲)で、腹側及び背側の胴回り弾性部材7mが吸収性コア5と重なっていてもよい。そのような場合も、弾性部材7が吸収性コア5と実質的に重ならない場合に含まれる。但し、胴回り弾性部材7mのY方向内側(長手方向中心線CL側)の端部側に吸収性コア5と重なる部分を有する場合であっても、吸収性コア5と重なる部分のY方向の長さは20mm以下であることが好ましく、更に好ましくは10mm以下である。また、吸収性コア5と重なる部分の前記Y方向の長さを前記範囲内に抑えることは、弾性部材7が吸収性コア5を圧迫することによる装着感や外観の悪化、吸収性コア5の皴寄せによる吸収性能低下を防止する観点からも好ましい。
図2に示すように、弾性部材7は、前方括れ部5fの左右両側に配され、括れ部5cの腹側の側縁上端5uよりもY方向内側に入り込んだ弾性部材(以下、入込弾性部材7qともいう)を有する。入込弾性部材7qは、X方向に間隔を設けて複数本配された腹側の胴回り弾性部材7mのうち、括れ部5cの側縁上端5uよりも股下部C側に配されている弾性部材である。入込弾性部材7qは、Y方向内側の端部が、括れ部5cの側縁上端5uを通ってX方向に延びる直線LcよりもY方向内側に入り込んでいる。本実施形態における直線Lcは、括れ部5cの側縁上端5uよりX方向上側の吸収性コア5の側縁と重なっている。
腹側シート部材2の左右両側それぞれに配される入込弾性部材7qの本数は、複数本であることが好ましく、好ましくは2〜20本であり、更に好ましくは2〜15本である。なお、図2に示される入込弾性部材7qは上記の本数が2本である。
なお、図2に示す例では、前方括れ部5fの、上側に向け幅広となる形状に合わせて、入込弾性部材7qは、腹側シート部材2の下側に配された弾性部材ほど、長さが長い。
一方、図2に示す例においては、括れ部5cよりも上側に配された腹側の胴回り弾性部材7m、及び背側の胴回り弾性部材7mは、Y方向において、括れ部5cの側縁上端5uよりも内側に入り込んでいない。ただし、これらの胴回り弾性部材7mは、Y方向において、括れ部5cの側縁上端5uよりも内側に入り込んでいてもよい。その場合であっても、本実施形態のおむつ1のように、腹側及び背側の胴回り弾性部材7mのY方向間隔は、以下の大小関係(La1<La2,Lb1,Lb2)を満たすことが好ましい。
ここでいう弾性部材のY方向間隔とは、X方向の同位置に位置して左右に離間した弾性部材同士のY方向間隔である。また、La1は、入込弾性部材7qのY方向間隔(図3(b)参照)であり、La2は、腹側胴回り弾性部材7mのうち、括れ部5cよりも上側に配された弾性部材7pのY方向間隔(図3(a)参照)である。またLb1は、背側シート部材3における領域3u(図2参照)に配された弾性部材7(背側胴回り弾性部材7m)のY方向間隔(図3(c)参照)であり、Lb2は、領域3uよりも上側に配された背側胴回り弾性部材7mのY方向間隔(図2参照)である。なお、背側シート部材3における領域3uは、背側シート部材3における、入込弾性部材7qの配設領域と対応する領域であり、背側シート部材3における、下端縁部3dから前記X方向距離Lu分上方の位置までの領域である。
最も股下部C側に位置する入込弾性部材7qのY方向間隔は、入込弾性部材7q以外の腹側及び背側の胴回り弾性部材7mのY方向間隔のうちの最小間隔に対して、好ましくは20〜90%であり、より好ましくは30〜70%である。
またおむつ1は、胴回り弾性部材7mのY方向間隔が上述のLa1<Lb1という関係を満たしているため、収縮状態において、腹側シート部材2の下端縁部2dが吸収性本体4と重なる長さDf(図2参照)が、背側シート部材3の下端縁部3dが吸収性本体4と重なる長さDb(図2参照)よりも短い。収縮状態とは、サイドシール部S,Sを剥がしておむつ1を展開し、弾性部材7を自然に収縮させた状態である。収縮状態における前記長さDfは、収縮状態における前記長さDbに対して、好ましくは60〜98%であり、更に好ましくは、75〜95%である。
なお、本実施形態のおむつ1においては、胴回り弾性部材7mが上述のLa1<Lb1という関係を満たしているため、図3(b)に示す長さY方向長さGaが、図3(c)に示すY方向長さGbよりも長い。Y方向長さGaは、腹側シート部材2と吸収性本体4の接合部(接着剤8が配された部分)と、入込弾性部材7qとが重なる部分のY方向長さであり、Y方向長さGbは、背側シート部材3と吸収性本体4の接合部(接着剤8が配された部分)と、前記領域3uに配された胴回り弾性部材7mとが重なる部分のY方向長さである。このことにより、収縮状態において前記長さDbが、より確実に前記長さDfよりも小さくなる。
また、腹側及び背側の胴回り弾性部材7mは、上記の関係(La1<La2,Lb1,Lb2)を有しているため、本実施形態のおむつ1においては、入込弾性部材7qの長さLq(図3(b)参照)は、入込弾性部材7q以外の胴回り弾性部材7mのいずれの長さよりも長い。
この点について詳述すると、まず、入込弾性部材7qの長さLq(図3(b)参照)は、背側シート部材3の領域3u(図2参照)に配された弾性部材7(背側胴回り弾性部材7m)の長さLr(図3(c)参照)よりも長い。
また、本実施形態において、腹側胴回り弾性部材7mのうち、括れ部5cよりも上側に配された弾性部材7pの長さLp(図3(a)参照)よりも、入込弾性部材7qの長さLq(図3(b)参照)の方が長い。
なお、図2に示すように、本実施形態においては、吸収性コア5の括れ部5cよりも上側部分の、両側縁が平行な形状に合わせるように、腹側シート部材2の左右両側それぞれにおいて、括れ部5cよりも上側に配された胴回り弾性部材7mのY方向内側端部のY方向位置がほぼ一致しており、括れ部5cよりも上側に配された胴回り弾性部材7m総ての長さが、ほぼ同じである。
また、入込弾性部材7qは、背側胴回り弾性部材7mのいずれよりも長い。
図3に示すように、本実施形態のおむつ1においては、背側の胴回り弾性部材7mのうち、領域3uに配された弾性部材のY方向間隔Lb1(図3(c)参照)と、領域3uよりも上側に配された弾性部材のY方向間隔Lb2(図2参照)とは、腹側シート部材2におけるLa2>La1のような大小関係を有していない。より具体的には、Lb1は、Lb2と略等しい。
図2に示すように、本実施形態において、背側の胴回り弾性部材7mは、すべて略同じ長さであり、背側シート部材3の左右両側それぞれにおいて、背側胴回り弾性部材7mのY方向内側の端部のY方向位置がほぼ一致し、分割された背側胴回り弾性部材7mのY方向間隔は一定である。
また、本実施形態においては、腹側の胴回り弾性部材7mのうち括れ部5cよりも上側に配された弾性部材7pのY方向間隔La2は、背側の胴回り弾性部材7mのY方向間隔Lb1,Lb2と略等しく、該弾性部材7pと、背側胴回り弾性部材7mとは長さがほぼ同じである。
おむつ1の形成材料について説明する。
表面シート41、裏面シート42、吸収性コア5,コアラップシート6の形成材料としては、それぞれ、この種の吸収性物品に従来用いられているものと同様のものを用いることができる。吸収性コア5としては、繊維が絡んでマット状となっている繊維集合体を有するものの他、繊維が不織布となっている繊維集合体を有するものを用いることもできる。
外層シート22及び内層シート23としては、この種の物品に従来使用されている各種のシート材を特に制限なく用いることができるが、不織布であることが好ましく、特に柔軟性等の観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等からなる単層の不織布又は2層以上の積層不織布であることが好ましい。また、これらの不織布とフィルムとを一体化したシートでもよい。弾性部材7の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状(糸ゴム等)若しくは紐状(平ゴム等)のもの、又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を好ましく用いることができる。
上述したおむつ1は、以下の方法により効率的に製造することができる。
例えば、図4に示すように、外層シートの原反である幅広の帯状シート122と、内層シートの原反である幅広の帯状シート123とを、両者間に弾性部材7を伸長状態で介在させた状態に重ね合わせる。図示しないが、その際に、帯状シート122と、帯状シート123との間に弾性部材7を接合させる。接合は、弾性部材7の配設が予定される部分において行われる。更に、弾性部材7を挟んだ状態の両帯状シート122,123を、周面に弾性部材7切断用の凸部が形成された凸ロール93と、凸ロール93と対向配置されたアンビルロール94との間に導入して、部分的に加圧及び/又は加熱することにより、図2に示す胴回り弾性部材7のY方向内側端部の位置と対応する部位で弾性部材7を切断する。
この弾性部材7の切断工程で用いる凸ロール93のロール周方向における弾性部材7切断用の前記凸部の分布長さ(ロールの周方向に沿って測定)は、以下の関係を有する。即ち、入込弾性部材7qを切断する前記凸部の分布長さは、括れ部5cよりも上側の腹側胴回り弾性部材7pを切断する前記凸部の分布長さよりも短い。また、背側シート部材3の領域3u(図2参照)に配される胴回り弾性部材7mを切断する前記凸部の分布長さ、及び背側シート部材3の領域3uよりも上方に配される胴回り弾性部材7mを切断する前記凸部の分布長さは、いずれも入込弾性部材7qを切断する前記凸部の分布長さよりも長い。
次いで、弾性部材7が介在された状態で積層された両帯状シート122,123を、分割手段95により、2本の帯状シート102,103に分割する。分割により生じた2本の帯状シート102,103は、腹側シート部材連続体102及び背側シート部材連続体103として用いられる。腹側シート部材連続体102は、概ね、複数個分のおむつ1の腹側シート部材2が連続した構成を有し、背側シート部材連続体103は、概ね、複数個分のおむつ1の背側シート部材3が連続した構成を有している。
次いで、腹側シート部材連続体102と背側シート部材連続体103とを、両者間に所定の間隔を設けた状態で連続搬送しながら、腹側シート部材連続体102と背側シート部材連続体103とに、吸収性本体4を架け渡すように固定する。吸収性本体4の固定のために、吸収性本体4の裏面シート側の面及び/又は両連続体102,103の対向面に接着剤を塗工しておく。また、本実施態様においては、腹側シート部材連続体102と背側シート部材連続体103それぞれの流れ方向に沿う一方の側部102’,103’を、吸収性本体4の両端部を覆うように折り返し、折り返した部分を該両端部に固定している。
そして、このようにして得られたおむつ連続体101を2つ折りし、次いで、サイドシール部S,Sを、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤等、またはこれらの手段を組み合わせて形成する。サイドシール部S,Sの形成には、一対のシールロールを備えたシール装置(図示せず)が好ましく用いられる。また、おむつ連続体101の2つ折りは、腹側シート部材連続体102の側部102wの折り返し及び背側シート部材連続体103の側部103wの折り返しにより生じた縁部101wどうしが重なるように行う。
そして、サイドシール部S,Sの形成後に、おむつ連続体101を公知の切断手段(図示せず)により、個々のおむつ1の寸法に切断する。これにより、上述した構成のパンツ型使い捨ておむつ1が得られる。
上記方法によれば、このようにして、括れ部5cが腹側に偏在した吸収性コア5と、弾性部材7とが実質的に重ならないおむつ1を容易に且つ効率的に製造することができる。
次に、本発明の第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1’について、図5〜図7を参照して説明する。第2実施形態のパンツ型使い捨ておむつについては、第1実施形態との相違点について主として説明し、同様の点については基本的に説明を省略する。特に説明しない点は、第1実施形態と同様である。図5〜図7には、第1実施形態のおむつの構成要素等と同様の構成要素等に同一の符号を付してある。
第2実施形態のおむつ1’は、図5及び図6に示すように、腹側シート部材2に替えて、左右一対の腹側パネル部材2’,2’が吸収性本体4の腹側の両側部に取り付けられており、背側シート部材3に替えて、左右一対の背側パネル部材3’,3'が吸収性本体4の背側の両側部に取り付けられている。サイドシール部S,Sは、左右一対の腹側パネル部材2’,2’それぞれの外方の側縁部2a’,2a’と、左右一対の背側パネル部材3’,3'それぞれの外方の側縁部3a’,3a’とが、接合されて形成される。腹側パネル部材2’の 外方側縁部と背側パネル部材3’の外方側縁部とは、おむつ長手方向において同じ側の側縁部同士が接合される。また、おむつ長手方向(X方向)における、吸収性本体4の腹側パネル部材2’,2’と背側パネル部材3’,3'の間が、股下部Cを形成している。
図6に示すように、吸収性コア3の括れ部5cは、一対の腹側パネル部材2’,2’それぞれと重なった部分(前方括れ部5f,5f)を有しており、括れ部5cは、一対の背側パネル部材3’,3'のいずれとも重ならない。図6に、第2実施形態の前方括れ部5fをハッチングで示す。
一対の腹側パネル部材2’,2’は、基本的には、第1実施形態の腹側シート部材2における幅方向中央の矩形部分を除去したものと同じものであり、同じY方向幅を有する。同様に、一対の背側パネル部材3’,3'は、基本的には、第1実施形態の背側シート部材3における幅方向中央の矩形部分を除去したものと同じものであり、同じY方向幅を有する。
図6に示すように、腹側部A及び背側部Bにおける吸収性本体4の腹側の上端縁部4cは、腹側パネル部材の上端縁部2c’,2c’とX方向の同位置にある。同様に、吸収性本体4の背側の上端縁部4cは、背側パネル部材の上端縁部3c’,3c’とX方向の同位置にある。これにより、おむつ1’のウエスト開口部Wの周縁部(ウエスト開口縁部)は、吸収性本体4の上端縁部4cと、腹側及び背側のパネル部材の上端縁部2c’,3c’とから形成されている。
また、図6及び図7(a)に示すように、吸収性本体4の吸収性コア5の長手方向の両端部5w、5wの両外側それぞれに、本体ウエスト弾性部材4wが配されている。本体ウエスト弾性部材4wは、吸収性本体4の腹側の上端縁部4c側及び背側の上端縁部4c側のそれぞれにおける、表面シート41と裏面シート42との間に、おむつ長手方向(X方向)に間隔を開けて、且つ幅方向(Y方向)に伸長した状態で接合固定されている。図7(a)に示すように、本体ウエスト弾性部材4wのY方向長さは吸収性コア5の側縁が平行な部分のY方向幅とほぼ同じである。
また、図7(b)、図7(c)及び図7(d)に示すように、本実施形態においては、吸収性本体4は、長手方向の両端部だけでなく、その間に位置する部分も、Y方向の略全域が腹側パネル部材2’,2’及び背側パネル部材3’,3'に接合されている。
本体ウエスト弾性部材に対し、腹側及び背側のパネル部材におけるウエスト弾性部材を、腹側及び背側のパネルウエスト弾性部材7wという。各パネルウエスト弾性部材は、対応するパネル部材の全幅に亘って配されている。
第2実施形態のおむつ1’において、腹側パネル部材及び背側パネル部材それぞれは、第1実施形態と同様に、幅方向に亘って伸長状態で配した弾性部材7を備えている。第2実施形態における各弾性部材7のX方向位置や長さは、第1実施形態のおむつ1における各弾性部材7のX方向位置や長さと同様であり、第1実施形態で説明した弾性部材7のY方向間隔や長さに係る上述した大小関係は、第2実施形態の弾性部材7に当てはまる。
なお、第2実施形態における入込弾性部材7qは、腹側パネル部材2’,2’それぞれに配された、括れ部5cの側縁上端5uよりも幅方向内側に入り込んだ弾性部材である。第2実施形態における胴回り弾性部材7mは、各パネル部材の弾性部材7のうち、おむつ長手方向において、吸収性コア5の上端部5wの位置から股下部C側に配された弾性部材である。第2実施形態において、図7に示すX方向距離Luは、括れ部5c側縁の上端5uから、腹側パネル部材2’,2’の下端縁部2d’までのX方向距離であり、第2実施形態において、背側パネル部材における、入込弾性部材7qの配設領域と対応する領域3uは、背側パネル部材3’,3'における、下端縁部3d’から、該X方向距離Lu分上方の位置までの領域である。また収縮状態において、吸収性本体4の両側縁が腹側パネル部材2’,2’の下端縁部2d’,2d’と重なる2箇所間のY方向間隔Df’(図6参照)は、吸収性本体4の両側縁が背側パネル部材3’,3’の下端縁部3d’,3d’と重なる2箇所間のY方向間隔Db’(図6参照)よりも短い。
図6に示すように、第2実施形態において、腹側パネル部材2’,2’それぞれは、Y方向内側の側縁部2f,2fのうち、吸収性コア5の上端部5wよりも股下部C側に位置する部分の全体が吸収性コア5と重なっている。これにより、腹側胴回り弾性部材7mのY方向内側端部は、いずれも側縁部2fよりもY方向外側に位置している。但し腹側パネル部材2’,2’の内方側縁部2f,2fは、吸収性コア5における、括れ部5cの側縁上端5uよりもY方向内側であれば、図6に示すよりも若干Y方向外側に位置することにより、股下部C側の一部が吸収性コア5と重ならなくてもよい。
背側パネル部材3’,3'それぞれの内方側縁部3f,3f間のY方向間隔は、腹側パネル部材2’,2’それぞれの内方側縁部2f,2f間のY方向間隔よりも大きく、背側パネル部材3’,3'のY方向幅は、腹側パネル部材2’,2’のY方向幅よりも小さい。図7(c)及び図7(d)に示すように、腹側パネル部材2’,2’の入込弾性部材7qのY方向内側の端部は、背側パネル部材3’,3'それぞれの内方側縁部3f,3fよりもY方向内側に位置している。このため第2実施形態においても、弾性部材7を背側パネル部材3’,3'の全幅に亘るように配していても、La1<Lb1,Lb2という関係が成立している。
このように、第2実施形態は、腹側パネル部材2’,2’と背側パネル部材3’,3'の幅を異ならせることにより、図6に示すように、背側パネル部材3’,3'に配される弾性部材7の総てを背側パネル部材3’,3'の全幅に亘るように配しても、弾性部材7を吸収性コア5と実質的に重ならないように構成でき、背側パネル部材3’,3'の製造が容易であり、且つ生産コスト的にも優れるという効果を有する。
なお、図7(d)に示すように、背側パネル部材3’,3'それぞれの内方側縁部3f,3fは、括れ部5cよりも外側における吸収性コア5のX方向に平行な両側縁とほぼ重なる位置にある。図7(b)及び図7(d)に示す例では、腹側胴回り弾性部材7mのうち、括れ部5cよりも上方に位置する弾性部材7pの長さLpは、背側パネル部材3’,3'のY方向幅と略等しい。
以下では、上述した実施形態の効果について説明する。
上述したように、おむつ1,1’は、括れ部5cの側縁上端5uよりY方向内側に入り込んだ入込弾性部材7qを有する。このため、おむつ1,1’は、入込弾性部材7qの収縮によって、吸収性コア5、特に吸収性コア5の前方括れ部5fが、着用者の肌に密着し、着用者の肌から浮き上がらない。第1実施形態のおむつ1の当該特性が、図8、特に図8(b)に現れている。これにより、おむつ1,1’は、吸収性本体4と着用者の肌との隙間が生じにくく、漏れ防止を図ることができる。また、前方括れ部5fが着用者の肌から浮き上がらないことにより、腹側の股間部において、吸収性コア5の側縁5eと着用者の脚との擦れが生じにくく、着用者が歩きやすい。
一方、図9に示す従来のおむつ100は、第1実施形態のおむつ1に対し、弾性部材7が、括れ部5cの側縁上端5uよりY方向内側に入り込んでいない点で異なっている。おむつ100は、腹側の股下部Cにおいて、吸収性コア5、特に吸収性コア5の前方括れ部5fが、着用者の肌から浮きやすく、このため、吸収性本体4と着用者の肌との隙間が生じて漏れやすく、また吸収性コア5の側縁5eと脚との擦れが生じやすく、着用者の歩行を邪魔してしまう。
また、おむつ1,1’は、弾性部材7が、吸収性コア5と実質的に重ならないことにより、吸収性コア5の縮みが少なく、吸収性コア5の吸収性能が悪化しない。更に、吸収性コア5が着用者の肌を圧迫せず、装着感に優れ、良好な外観を有する。おむつ1,1’は、弾性部材7が吸収性コア5と完全に重ならないため、当該効果が更に確実に奏される。
また、収縮状態において前記長さDf(又はDf’)が、前記長さDb(又はDb’)よりも短いことにより、吸収性本体4が、腹側よりも背側において幅広となりやすい。このため、腹側の股間部においては、吸収性本体4がもたつくことを防止するとともに、臀部が吸収性本体4からはみ出すことによる漏れ防止を図ることができる。
また、入込弾性部材7qは、背側シート部材3(又は一対の背側パネル部材3’,3’)における、入込弾性部材の配設領域と対応する領域3uに配された弾性部材7よりも長いため、腹側のシート部材(又はパネル部材)の股下部C側における胴回り方向の収縮力が、背側のシート部材(又はパネル部材)の股下部C側の胴回り方向の収縮力よりも大きくなりやすい。このため収縮状態における吸収性本体4が、腹側よりも背側において更に確実に幅広となりやすく、また、腹側部Aの股下部C側において吸収性コア5が着用者の肌に更にフィットしやすい。
また、腹側胴回り弾性部材7mは、括れ部5cよりも上側に配された弾性部材7pよりも、入込弾性部材7qの方が長い。このため、吸収性コア5の上端部5wよりも股下部C側における腹側の胴回り方向の収縮力が、より下側の部分において大きくなりやすく、おむつ1の体型追従性がより向上する。
また、入込弾性部材7qは、背側胴回り弾性部材7mのいずれよりも長いため、収縮状態における吸収性本体4が、腹側よりも背側において更に確実に幅広となりやすい。
また、入込弾性部材7qが弾性部材7p及び背側の胴回り弾性部材7mよりも長いことにより、より確実に、吸収性コア5と弾性部材7とが重ならない構成が実現できる。
更に、背側胴回り弾性部材7mは全てほぼ同じ長さであるから、吸収性コア5の背側部Bにおける側縁が平行な部分と、背側胴回り弾性部材7mとが重ならない構成を更に確実に実現できる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。
例えば、第1実施形態の腹側シート部材2及び/又は背側シート部材3は、図10に示すように、下端縁部2d,3dのうち吸収性本体4よりもY方向両外側に位置する部分がY方向に対して傾斜することにより、等脚台形状を有していてもよい。下端縁部2d,3dの傾斜は、各シート部材がY方向外側に向かうに連れてX方向幅が狭くなるようになされている。図10(a)においては、背側シート部材3が等脚台形状をしており、腹側シート部材2は矩形状である。図10(b)においては、腹側シート部材2及び背側シート部材3の両方が等脚台形状である。なお、図10(a)に示すように、腹側シート部材2を矩形状とし、背側シート部材3を台形状とすることは、入込弾性部材7qの長さを長く、背側シート部材の領域3uに配された弾性部材7の長さを短くして、吸収性本体の腹側股間部のもたつきを抑制し、臀部のはみ出しを防ぐ観点から好ましい。
また図示しないが、第2実施形態のおむつ1’についても、パネル部材の下端縁部のY方向外側の一部を傾斜させて、図10に示すおむつと同様の形状に変更できる。
また例えば、吸収性本体は、立体ギャザー形成部や側部シート部を有しないものであっても良い。
また、胴回り弾性部材は、切断により左右に分割されている必要はなく、例えば第1実施形態のおむつ1について、胴回り弾性部材をシート部材の全幅に亘り配してから、シート幅方向中央に配された部分の弾性を薬品等により消失させることによって、左右に分割させてもよい。また胴回り弾性部材を切断した場合も、切断した弾性部材におけるY方向内側端部側の弾性を消失させ、その弾性消失部分が吸収性コアと重なっていてもよい。本明細書では、各弾性部材のうち、弾性を消失した部分は弾性部材とは見なさない。
また例えば、第2実施形態において、背側パネル部材のY方向幅を、腹側パネル部材のY方向幅と等しくして、背側パネル部材の弾性部材の一部は、パネル部材の全幅には亘って配されていない(背側パネル部材内方側縁部まで延在しない)構成としてもよい。
また、サイドシール部Sは、腹側及び背側シート部材の側縁部2a,3aを接合して形成されているが、サイドシール部Sの外側に腹側シート部材2と背側シート部材3とが接合されていない細幅(例えば0mm超20mm以下)の非接合部分を有していてもよい。
また、パンツ型吸収性物品は、幼児又は成人用のパンツ型使い捨ておむつの他、パンツ型の生理用ナプキン等であっても良い。
上述した一の実施形態における説明省略部分及び一の実施形態のみが有する要件は、それぞれ他の実施形態に適宜適用することができ、また、各実施形態における要件は、適宜、実施形態間で相互に置換可能である。
1,1’ パンツ型使い捨ておむつ
2 腹側シート部材
2a 側縁部
2’ 腹側パネル部材
2a’ 外方側縁部
3 背側シート部材
3a 側縁部
3’ 背側パネル部材
3a’ 外方側縁部
4 吸収性本体
5 吸収性コア
5c 括れ部
5f 前方括れ部
5w 吸収性コアの上端部
5u 括れ部の側縁上端
6 コアラップシート
7 弾性部材
7w 腹側及び背側のウエスト弾性部材
7m 腹側及び背側の胴回り弾性部材
7q 入込弾性部材
S サイドシール部
A 腹側部
B 背側部
C 股下部

Claims (9)

  1. 着用者の腹側に配される腹側シート部材と、着用者の背側に配される背側シート部材と、吸収性コアを備えた吸収性本体とを具備し、該吸収性本体が腹側シート部材及び背側シート部材に架け渡して固定され、腹側シート部材の両側縁部と背側シート部材の両側縁部とが接合されて一対のサイドシール部が形成されており、腹側シート部材と背側シート部材との間が股下部を形成しているパンツ型吸収性物品であって、
    前記吸収性コアは、長手方向中央部に括れ部が形成されており、
    前記腹側シート部材及び前記背側シート部材それぞれは、幅方向に伸長状態で配した弾性部材を備え、
    前記括れ部は、前記腹側シート部材と重なる前方括れ部を有し、前記背側シート部材とは重ならず、
    前記弾性部材は、前記吸収性コアと実質的に重ならず、
    前記腹側シート部材に、前記前方括れ部の両側に配され、前記括れ部の側縁上端よりも幅方向内側に入り込んだ入込弾性部材を備えている、パンツ型吸収性物品。
  2. 収縮状態において、前記腹側シート部材の下端縁部が前記吸収性本体と重なる長さが、前記背側シート部材の下端縁部が該吸収性本体と重なる長さよりも短い、請求項1記載のパンツ型吸収性物品。
  3. 吸収性コアを備えた吸収性本体と、該吸収性本体の腹側の両側部に取り付けられた一対の腹側パネル部材と、該吸収性本体の背側の両側部に取り付けられた一対の背側パネル部材とを具備し、一対の腹側パネル部材それぞれの外方側縁部と一対の背側パネル部材それぞれの外方側縁部とが接合されて一対のサイドシール部が形成されており、腹側パネル部材と背側パネル部材との間が股下部を形成しているパンツ型吸収性物品であって、
    前記吸収性コアは、長手方向中央部に括れ部が形成されており、
    前記腹側パネル部材及び前記背側パネル部材それぞれは、幅方向に伸長状態で配した弾性部材を備え、
    前記括れ部は、前記一対の腹側パネル部材それぞれと重なった部分を有し、前記背側パネル部材とは重ならず、
    前記弾性部材は、前記吸収性コアと実質的に重ならず、
    前記腹側パネル部材それぞれに、前記括れ部の側縁上端よりも幅方向内側に入り込んだ入込弾性部材を備えている、パンツ型吸収性物品。
  4. 前記弾性部材は、前記吸収性コアと重なる部分の吸収性物品幅方向長さが20mm以下である、請求項1〜3の何れか1項記載のパンツ型吸収性物品。
  5. 前記弾性部材は、前記吸収性コアと重ならない、請求項1〜3の何れか1項記載のパンツ型吸収性物品。
  6. 前記入込弾性部材は、前記背側シート部材又は一対の前記背側パネル部材における、該入込弾性部材の配設領域と対応する領域に配された前記弾性部材よりも長い、請求項1〜5の何れか1項記載のパンツ型吸収性物品。
  7. 前記腹側シート部材又は前記腹側パネル部材における前記弾性部材は、おむつ長手方向において、前記吸収性コアの上端部の位置から股下部側に配された腹側胴回り弾性部材を有し、
    前記腹側胴回り弾性部材は、前記括れ部よりも上側に配された弾性部材よりも、前記入込弾性部材の方が長い、請求項1〜6の何れか1項記載のパンツ型吸収性物品。
  8. 前記背側シート部材又は背側パネル部材における前記弾性部材は、おむつ長手方向において、前記吸収性コアの上端部の位置から股下部側に配された背側胴回り弾性部材を有し、
    前記入込弾性部材は、前記背側胴回り弾性部材のいずれよりも長い、請求項1〜7の何れか1項記載のパンツ型吸収性物品。
  9. 前記背側胴回り弾性部材は、全て同じ長さである、請求項8記載のパンツ型吸収性物品。
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