JP2013008973A - チップ型積層キャパシタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、小型化及び高容量化を具現すると共に電源の印加時に内部電極間に生じる振動音を低減することができるチップ型積層キャパシタに関する。
【解決手段】本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、グレインの平均粒径の10倍以上で3μm以下の厚さで形成される誘電体層を含むセラミック本体と、上記セラミック本体の長さ方向の両端部面に形成される第1及び第2の外部電極と、上記第1及び第2の外部電極から上記セラミック本体の長さ方向内側のL−W平面上に伸びて形成され相違する長さを有する第1及び第2のバンド部と、上記第1及び第2の外部電極から上記セラミック本体の長さ方向内側のL−T平面上に伸びて形成され相違する長さを有する第3及び第4のバンド部と、を含むことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、小型化及び高容量化を具現すると共に電源の印加時に内部電極間に生じるアコースティックノイズを低減することができるチップ型積層キャパシタに関する。
電子製品の小型化及び多機能化に伴い、上記電子製品に内装されるチップ型積層キャパシタの小型化及び高容量化も求められている。
チップ型積層キャパシタの小型化及び高容量化のためには、誘電体層を形成するセラミック材料としてチタン酸バリウム等の強誘電率材料を用いる必要がある。しかしながら、強誘電率材料で製造された誘電体層を有するチップ型積層キャパシタに直流及び交流電圧を印加する場合、内部電極間に圧電現象及び振動が生じる。
上記振動は、誘電体層の誘電率が高いほど、同一の静電容量を基準にチップの形状が相対的に大きい場合に顕著となる傾向がある。上記振動は、上記チップ型積層キャパシタの外部電極から上記チップ型積層キャパシタが実装された回路基板に伝わる。この際、上記回路基板が振動しながら共鳴が生じる。
即ち、上記回路基板の振動による共鳴が可聴周波数(20〜20000Hz)領域に含まれると、その振動音が人間に不快感を与え、このような振動音をアコースティックノイズ(acoustic noise)という。
このように、強誘電体を材料として用いる積層セラミックキャパシタの圧電現象による振動音(acoustic noise)が一部の電子装置で深刻な問題となっている。
また、このような振動音は、積層セラミックキャパシタが実装される電子装置における騒音発生の原因となる。
本発明の目的は、誘電体層の誘電率を低くし厚さが顕著に減少した場合にもアコースティックノイズを低減することができるチップ型積層キャパシタを提供することである。
本発明の一側面において、本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、グレインの平均粒径の10倍以上で3μm以下の厚さで形成される誘電体層を含むセラミック本体と、上記セラミック本体の長さ方向の両端部面に形成される第1及び第2の外部電極と、上記第1及び第2の外部電極から上記セラミック本体の長さ方向内側のL−W平面上に伸びて形成され相違する長さを有する第1及び第2のバンド部と、上記第1及び第2の外部電極から上記セラミック本体の長さ方向内側のL−T平面上に伸びて形成され相違する長さを有する第3及び第4のバンド部と、を含むことができる。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記第1及び第2のバンド部が形成される上記セラミック本体の一面と積層方向に対応する他面に第5及び第6のバンド部が形成され、上記第3及び第4のバンド部が形成される上記セラミック本体の一面と幅方向に対応する他面に第7及び第8のバンド部が形成され、以下の条件(1)〜(4)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、BWave1は、上記第1及び第2のバンド部の長さの平均値でBWave1=(A1+A2)/2であり、BWave2は、上記第3及び第4のバンド部の長さの平均値でBWave2=(B1+B2)/2であり、BWave3は、上記第5及び第6のバンド部の長さの平均値でBWave3=(C1+C2)/2であり、BWave4は、上記第7及び第8のバンド部の長さの平均値でBWave4=(D1+D2)/2であり、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さである。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記セラミック本体の一面における上記バンド部の長さの差の絶対値と上記BWave1〜BWave4が、以下の条件(5)〜(8)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さであり、C1≠C2、D1≠D2である。
本発明の他の側面において、本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、六面体状のセラミック本体の長さ方向の両端部に形成される第1及び第2の外部電極と、上記第1及び第2の外部電極から上記長さ方向内側に伸びL−W平面上の第1の面と第3の面及びL−T平面上の第2の面と第4の面においてそれぞれ対向して形成される第1から第8のバンド部と、を含み、上記第1から第4の面の少なくとも一面のバンド部の長さは相違し、上記第1から第4の面の少なくとも一面と同一極性で連続する他の一面のバンド部の長さは相違することができる。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記第1の面の第1のバンド部の長さと上記第2の面の第3のバンド部の長さとが相違することができる。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記第1から第4の面のうち同一極性で対向する面のバンド部の長さが同一であるか又は相違することができる。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記第1から第4の面の少なくとも一面が、対向するバンド部の高さに差があることができる。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記誘電体層が、3μm以下の厚さを有し、上記誘電体層内のグレインの平均粒径の10倍以上であることができる。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記第1から第8のバンド部が、以下の条件(1)〜(4)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、BWave1は、上記第1及び第2のバンド部の長さの平均値でBWave1=(A1+A2)/2であり、BWave2は、上記第3及び第4のバンド部の長さの平均値でBWave2=(B1+B2)/2であり、BWave3は、上記第5及び第6のバンド部の長さの平均値でBWave3=(C1+C2)/2であり、BWave4は、上記第7及び第8のバンド部の長さの平均値でBWave4=(D1+D2)/2であり、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さである。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記セラミック本体の一面における上記バンド部の長さの差の絶対値と上記BWave1〜BWave4が、以下の条件(5)〜(8)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さであり、C1≠C2、D1≠D2である。
本発明のさらに他の側面において、本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、3μm以下の厚さを有する誘電体層を介して配置される第1及び第2の内部電極を含むセラミック本体と、上記セラミック本体の長さ方向の両端部に形成され上記第1及び第2の内部電極にそれぞれ連結される第1及び第2の外部電極と、を含み、上記第1及び第2の内部電極間に配置されるグレインの数は、誘電体層の厚さ方向に10個以上であり、上記セラミック本体の上記長さ方向の両端部から長さ方向内側に伸びL−W平面上の第1の面と第3の面及びL−T平面上の第2の面と第4の面においてそれぞれ対向して形成される第1から第8のバンド部をさらに含み、上記第1から第4の面の少なくとも一面のバンド部の長さは相違し、以下の条件(1)〜(4)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、BWave1は、上記第1及び第2のバンド部の長さの平均値でBWave1=(A1+A2)/2であり、BWave2は、上記第3及び第4のバンド部の長さの平均値でBWave2=(B1+B2)/2であり、BWave3は、上記第5及び第6のバンド部の長さの平均値でBWave3=(C1+C2)/2であり、BWave4は、上記第7及び第8のバンド部の長さの平均値でBWave4=(D1+D2)/2であり、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さである。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタは、上記セラミック本体の一面における上記バンド部の長さの差の絶対値と上記BWave1〜BWave4が、以下の条件(5)〜(8)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さであり、C1≠C2、D1≠D2である。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタ及びその実装回路基板によると、誘電体の厚さが3μm以下の小型高容量のチップ型積層キャパシタでもアコースティックノイズが顕著に減少する。
本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタの概略部分切開斜視図である。 図1のII−II’線に沿う断面の概略図である。 (a)〜(d)は、図1のチップ型積層キャパシタの外部面に形成される外部電極のバンド部の長さを示す概略平面図である。 (a)及び(b)は、図1のA及びBを拡大して示す概略斜視図である。 外部電極のバンド部の態様を拡大して示す概略断面図である。 本発明のバンド部の長さの測定のための概略断面図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。但し、本発明の思想は、提示される実施形態に制限されず、本発明の思想を理解する当業者は、同一思想の範囲内で他の構成要素の追加、変更、削除などによって、退歩的な他の発明や本発明の思想の範囲内に含まれる他の実施形態を容易に提案することができるが、これもまた本願発明の思想の範囲内に含まれる。
なお、図面上における同一機能の構成要素は、同一又は類似の符号を付して示す。
チップ型積層セラミックキャパシタ
図1は、本発明の一実施形態によるチップ型積層キャパシタの概略部分切開斜視図であり、図2は、図1のII−II’線に沿う断面の概略図であり、図3の(a)〜(d)は、図1のチップ型積層キャパシタの外部面に形成される外部電極のバンド部の長さを示す概略平面図である。
図1から図3を参照すると、チップ型積層キャパシタ10は、セラミック本体12と、第1及び第2の外部電極14、16と、バンド部142、144、146、148、162、164、166、168と、を含むことができる。
上記セラミック本体12は、セラミックグリーンシート上に内部電極20を形成するように導電性ペーストを塗布し、上記内部電極20が形成された上記セラミックグリーンシートを積層した後、焼成することにより製造されることができる。上記セラミック本体12は、多数の誘電体層40と内部電極20とが繰り返し積層して形成されることができる。
上記セラミック本体12は、六面体状であることができる。上記セラミック本体12は、チップの焼成時にセラミック粉末の焼成収縮によって完全な直線からなる六面体状ではないが、実質的にほぼ六面体状であることができる。
本発明の実施形態では、六面体の方向を定義する上で、図1のL、W及びTをそれぞれ長さ方向、幅方向及び厚さ方向という。ここで、厚さ方向は、誘電体層が積層される積層方向である。
図1に示されるチップ型積層キャパシタ10は、長さ方向が幅方向又は厚さ方向より大きい直六面体の形状を有する。
上記誘電体層40の材料としては、高容量化のために高誘電率を有するセラミック粉末を用いることができる。上記セラミック粉末としては、例えば、チタン酸バリウム(BaTiO)系粉末又はチタン酸ストロンチウム(SrTiO)系粉末等を用いることができるが、これらに限定されるものではない。
また、平均粒径が小さい強誘電体セラミック粉末を用いて焼成した後にグレインのサイズを小さくすると、強誘電体の誘電率を低減することができる。本発明は、上記誘電体層40の誘電率によって制限されるものではない。
本実施形態による誘電体層40は、3μm以下の厚さtdを有し、上記誘電体層40をなすセラミックグレイン42の平均粒径は、0.3μm以下であることができる。即ち、上記誘電体層40の厚さは、焼成されたチップ型積層キャパシタ10の一つの誘電体層40に含まれるグレイン42の平均粒径の10倍以上であることができる。
ここで、上記誘電体層40の厚さtdは、上記内部電極20間に配置される一つの誘電体層40の平均厚さを意味する。
上記誘電体層40の厚さは、図2に示されるように、上記セラミック本体12の長さ方向断面を走査電子顕微鏡(SEM、Scanning Eletron Microscope)でイメージスキャンすることで測定されることができる。例えば、図2に示されるように、上記セラミック本体12の幅方向Wの中心部に沿う長さ方向及び厚さ方向(L−T)断面を走査電子顕微鏡でスキャンしたイメージから取り出された任意の誘電体層40に対し、長さ方向に等間隔の30箇所の厚さを測定することにより、その平均値を求めることができる。上記等間隔の30箇所は、第1及び第2の内部電極22、24が重なる領域を意味する容量形成部で測定されることができる。また、このような平均値の測定を10個以上の誘電体層40に拡張して行うと、誘電体層の厚さをより一般化することができる。
また、上記誘電体層40の厚さは、長さ方向Lの中心部に沿う幅方向及び厚さ方向(W−T)断面を走査電子顕微鏡でスキャンしたイメージから測定されることができる。
ここで、上記セラミック本体12の幅方向W又は長さ方向Lの中心部は、上記セラミック本体12の幅方向W又は長さ方向Lの中心点から上記セラミック本体12の幅又は長さの30%範囲内である。
なお、上記誘電体層40のグレイン42の平均サイズは、走査電子顕微鏡でスキャンされたイメージから取り出された誘電体層の断面写真を分析することで測定されることができる。例えば、ASTM(American Society for Testing and Materials)E112で規定する平均グレインサイズ標準測定方法を支援するグレインサイズ測定ソフトウエアを用いて上記誘電体層40のグレイン42の平均サイズを測定することができる。
本発明の一実施形態によると、上記グレイン42の平均サイズを小さくすることで、セラミックの誘電率を低減することができる。また、上記誘電体層40の厚さを3μm以下に設定することにより、同一サイズのチップへの誘電体層40の多積層化が可能となる。したがって、チップの小型高容量化が可能となる。
上記内部電極20は、第1の内部電極22と第2の内部電極24とを含み、上記第1及び第2の内部電極22、24は、それぞれ第1及び第2の外部電極14、16に電気的に連結されることができる。
アコースティックノイズの減少のために誘電体層40の厚さtdを減少させると共に上記誘電体層40内のグレイン42の平均サイズを減少させることにより低誘電率化が可能となる。
このように、誘電体層40の厚さtdとグレインの平均サイズを小さくして積層セラミックキャパシタ10を低誘電率化する場合、アコースティックノイズが低減する。
しかしながら、上記セラミック本体12内における第1及び第2の内部電極20、22間の距離、即ち、誘電体層40の厚さが3μm以下であり上記誘電体層40内のグレインの数が10個以上の積層セラミックキャパシタ10では、アコースティックノイズの低減効果が顕著に低くなった。
これは、下記表1からより明確に分かる。
Figure 2013008973
ここで、実験対象となった試料は、下記の通りに製作された。
まず、チタン酸バリウム(BaTiO)等の粉末を含んで形成されたスラリーをキャリアフィルム(carrier film)上に塗布及び乾燥して様々な実験条件に必要な厚さで製造された複数のセラミックグリーンシートを用意し、上記セラミックグリーンシートから誘電体層を形成した。
その後、スクリーンを用いて上記セラミックグリーンシート上にニッケル内部電極用導電性ペーストから内部電極を形成した後、370層に積層し、10μmから100μmまでカバー層の厚さを異ならせながらセラミック積層体を製造した。
次に、上記セラミック積層体を85℃で1000kgf/cmの圧力条件で等圧圧縮成形(isostatic pressing)した。
次いで、圧着が完了されたセラミック積層体を個別のチップ状に切断し、切断されたチップに対して大気雰囲気下で230℃、60時間維持して脱バインダーを行った。続けて、1200℃で内部電極が酸化されないようにNi/NiOの平衡酸素分圧より低い10−11〜10−10atmの酸素分圧の還元雰囲気下で焼成を行った。焼成後のチップのサイズは、3.2mm×1.6mm×1.6mm(L×W×T)であり、誘電体層の厚さtd及びグレインのサイズDcは、上記表1の通りである。
表1を参照すると、試料1〜4に示されるように、誘電体の厚さが4.3μmの条件でグレインのサイズを小さくして低誘電率化する場合、振動音のサイズが顕著に小さくなることが分かる。しかしながら、試料5〜12に示されるように、誘電体の厚さが約3μm以下の条件でグレインのサイズを小さくして低誘電率化する場合、td/Dc、即ち、誘電体の厚さに対するグレインのサイズの比が1/10以下であっても振動音の減少効果が微小することが分かる。
したがって、誘電体の厚さが薄い場合には、グレインのサイズの減少の他にも別途の条件を加えてこそ、振動音の減少効果をより大きくすることができることが分かる。
本発明の一実施形態によると、図3に示されるように、上記セラミック本体12の長さ方向の両端部に形成される第1及び第2の外部電極14、16は、第1から第8のバンド部を含むことができる。
上記第1及び第2の外部電極14、16は、直六面体状の上記セラミック本体12の長さ方向の両端部に形成されることができる。上記第1及び第2の外部電極14、16は、相違する極性を有し、上記誘電体層42を介して対向する第1の内部電極22と第2の内部電極24に電気的に連結されることができる。
図3には、上記第1の面126に形成される第1のバンド部142と第2のバンド部162、上記第2の面125に形成される第3のバンド部144と第4のバンド部164、上記第3の面128に形成される第5のバンド部146と第6のバンド部166、上記第4の面127に形成される第7のバンド部148と第8のバンド部168が示されている。
上記第1から第8のバンド部142、144、146、148、162、164、166、168は、上記第1及び第2の外部電極14、16から上記長さ方向L内側に伸び、L−W平面上の第1の面126と第3の面128及びL−T平面上の第2の面125と第4の面127においてそれぞれ対向して形成されることができる。ここで、上記第1の面126と第3の面128は、互いに積層方向に対応し、上記第2の面125と第4の面127は、互いに幅方向に対応する。
上記第1から第4の面126、125、127、128の少なくとも一面126のバンド部142、162の長さは相違することができる。
また、上記第1から第4の面126、125、127、128の少なくとも一面126と同一極性で連続する他の一面125のバンド部142、144の長さは相違することができる。
以下、図6を参照して、上記バンド部142、162の長さA1、A2の測定方法を説明する。
図6は、図2に示されるように、上記セラミック本体12の幅方向Wの中心部に沿う長さ方向及び厚さ方向(L−T)断面を概略的に示す断面図である。
上記セラミック本体12のL−T方向断面を参照すると、上記第1の外部電極14の第1のバンド部142の長さA1は、上記セラミック本体12の厚さ方向の上下端部面126、128間の中心点Cp1とCp2とを連結する中心線Cを基準として厚さ方向に垂直に伸びる仮想線X−X’から上記第1のバンド部142のL方向最内側までの距離であることができる。
また、上記第2のバンド部162の長さA2は、上記中心線Cを基準として厚さ方向に垂直に伸びる仮想線Y−Y’から上記第2のバンド部162のL方向最内側までの距離であることができる。
また、上記第1のバンド部142及び上記第2のバンド部162以外の他のバンド部144、146、148、164、166の長さも、上述したと同様に測定されることができる。
このような測定法を用いる理由は、焼成によって上記セラミック本体12の六面体の各辺が正確な直線状を有することが困難なためである。
本発明の実施形態によると、小型化及び高容量化を具現すると共にアコースティックノイズを減少させるために、上記チップ型積層セラミックキャパシタ10の上記第1から第8のバンド部は、以下の条件(1)〜(4)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、BWave1は、上記第1及び第2のバンド部の長さの平均値でBWave1=(A1+A2)/2であり、BWave2は、上記第3及び第4のバンド部の長さの平均値でBWave2=(B1+B2)/2であり、BWave3は、上記第5及び第6のバンド部の長さの平均値でBWave3=(C1+C2)/2であり、BWave4は、上記第7及び第8のバンド部の長さの平均値でBWave4=(D1+D2)/2であり、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さである。
上記BWave1/L、BWave2/L、BWave3/L及びBWave4/Lのそれぞれが3%未満の場合は、回路基板へのチップ型積層セラミックキャパシタ10の固着の強度が低下して実装不良が生じることがあり、40%を超える場合は、実装時に両端子の短絡によって実装不良が生じることがある。
また、本発明の一実施形態において、上記セラミック本体12の一面における上記バンド部の長さの差の絶対値と上記BWave1〜BWave4は、以下の条件(5)〜(8)の少なくとも一つを満足することができる。
Figure 2013008973
ここで、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さであり、C1≠C2、D1≠D2である。
上記セラミック本体12の一面における上記バンド部の長さの差の絶対値と上記BWave1〜BWave4との関係を示す上記式(5)〜(8)によると、バンド幅部の非対称率を規定することができる。
それぞれのバンド幅部の非対称率が増加すればするほど、力のバラツキによって基板への振動伝達が減少するため、振動音が顕著に減少する。
上記それぞれのバンド幅部の非対称率の少なくとも一つが5%未満の場合は、振動音が高すぎ、20%を超える場合は、回路基板でチップが立ち上がるツームストーン(Tombstone)実装不良が生じる。
以下、本発明の実施例と比較例の実験データを参照して本発明の実施形態をより具体的に説明する。
実験例
本発明の実施例と比較例による積層セラミックキャパシタは、下記の通りに製作された。
まず、チタン酸バリウム(BaTiO)等の粉末を含んで形成されたスラリーをキャリアフィルム(carrier film)上に塗布及び乾燥して3.9μmの厚さで製造された複数のセラミックグリーンシートを用意した。
その後、上記セラミックグリーンシート上にマージンの非対称パターンを形成させるスクリーンを用いてニッケル内部電極用導電性ペーストを塗布して内部電極を形成した。
次に、上記セラミックグリーンシートを370層に積層し、この積層体を85℃で1000kgf/cmの圧力条件で等圧圧縮成形(isostatic pressing)した。
次いで、圧着が完了されたセラミック積層体を個別のチップ状に切断し、切断されたチップに対して大気雰囲気下で230℃、60時間維持して脱バインダーを行った。
続けて、1200℃で内部電極が酸化されないようにNi/NiOの平衡酸素分圧より低い10−11〜10−10atmの酸素分圧の還元雰囲気下で焼成を行った。焼成後の誘電体層の厚さは、2.7μmであり、焼成後の誘電体層のグレインの平均サイズは、0.27μmであり、焼成後のチップのサイズは、3.2mm×1.6mm×1.6mm(L×W×T)であった。
以後、外部電極形成工程、メッキ工程等を経て積層セラミックキャパシタを製作した。
ここで、上記積層セラミックキャパシタの試料は、外部電極のバンド部の非対称率に応じて多様に製作された。
下記表2及び3は、外部電極のバンド部の非対称率による振動音、実装不良率を比較したものである。振動音は、定格電圧の1/2に該当するDC電圧に3Vppのパルス波を印加して無響室で直接測定したものであり、実装不良率は、100個のサンプルに対して実装テストを行って外観不良の有無、固着強度、電気的特性等に基づく不良の有無を判断して示したものである。
Figure 2013008973
※*:比較例、A1〜D2:第1から第8のバンド部の長さ、X1:BWave1/L、X2:BWave2/L、X3:BWave3/L、X4:BWave4/L、BWave:バンド幅部の平均値を示す関数、L:外部電極を除いたセラミック本体の長さ方向の両端部間の距離
試料1及び6は、比較例であり、試料2〜5は、実施例である。
本発明の実施例の試料2〜5では、前述したX1〜X4の少なくとも一つが3〜40%の範囲を満足すると、36dB以下の低い振動音が生じ、回路基板上への実装不良が完全になくなる。
これに対し、上記バンド部の非対称率X1〜X4が3%未満の試料1の場合は、振動音が40dB以上に大きくなる問題があり、40%を超える試料6の場合は、振動音の減少には効果的であるが、実装不良が顕著に生じる。
以上のことから、本発明の実施例は、比較例に比べ、振動音を顕著に減少させると共に実装不良率を減らすことができることが分かる。
Figure 2013008973

Figure 2013008973
試料1、2、7及び8は、比較例であり、試料3〜6は、実施例である。
本発明の実施例の試料3〜6では、バンド部の非対称率をバンド部の長さの差の絶対値とバンド幅部の平均との関係で示したY1〜Y4の少なくとも一つが5〜20%の範囲を満足すると、35dB以下の低い振動音が生じ、回路基板上への実装不良が完全になくなる。
これに対し、上記バンド部の非対称率Y1〜Y4が5%未満の試料1及び2の場合は、振動音が40dB以上に大きくなる問題があり、20%を超える試料7及び8の場合は、振動音の減少には効果的であるが、ツームストーン実装不良が顕著に生じる。
以上のことから、本発明の実施例は、比較例に比べ、振動音を顕著に減少させると共に実装不良率を減らすことができることが分かる。
変形例
図4の(a)及び(b)は、図1のA及びBを拡大して示す概略斜視図であり、図5は、外部電極のバンド部の態様を拡大して示す概略断面図である。
図4及び図5に示される実施形態では、外部電極のバンド部142、162の長さの差の他に高さの差が設定されている。
外部電極のバンド部142、162の高さは、上記外部電極のバンド部142、162の最高点hmax1、hmax2の水平仮想線とセラミック本体12の一面126の水平仮想線との間の距離を測定することにより決められる。
以上のことから、上記バンド部142、162の高さのバラツキによる振動音の減少及び上記バンド部142、162の長さのバラツキによる振動音の減少が可能となる。
10 チップ型積層キャパシタ
14、16 第1及び第2の外部電極
20 内部電極
40 誘電体層
42 グレイン

Claims (12)

  1. グレインの平均粒径の10倍以上で3μm以下の厚さで形成される誘電体層を含むセラミック本体と、
    前記セラミック本体の長さ方向の両端部面に形成される第1及び第2の外部電極と、
    前記第1及び第2の外部電極から前記セラミック本体の長さ方向内側のL−W平面上に伸びて形成され、相違する長さを有する第1及び第2のバンド部と、
    前記第1及び第2の外部電極から前記セラミック本体の長さ方向内側のL−T平面上に伸びて形成され、相違する長さを有する第3及び第4のバンド部と、
    を含む、チップ型積層キャパシタ。
  2. 前記第1及び第2のバンド部が形成される前記セラミック本体の一面と積層方向に対応する他面には第5及び第6のバンド部が形成され、
    前記第3及び第4のバンド部が形成される前記セラミック本体の一面と幅方向に対応する他面には第7及び第8のバンド部が形成され、
    以下の条件(1)〜(4)の少なくとも一つを満足する、請求項1に記載のチップ型積層キャパシタ。
    Figure 2013008973
    ここで、BWave1は、前記第1及び第2のバンド部の長さA1、A2の平均値でBWave1=(A1+A2)/2であり、BWave2は、前記第3及び第4のバンド部の長さB1、B2の平均値でBWave2=(B1+B2)/2であり、BWave3は、前記第5及び第6のバンド部の長さC1、C2の平均値でBWave3=(C1+C2)/2であり、BWave4は、前記第7及び第8のバンド部の長さD1、D2の平均値でBWave4=(D1+D2)/2であり、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さである。
  3. 前記セラミック本体の一面における前記バンド部の長さの差の絶対値と前記BWave1〜BWave4は、以下の条件(5)〜(8)の少なくとも一つを満足する、請求項2に記載のチップ型積層キャパシタ。
    Figure 2013008973
    ここで、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さであり、C1≠C2、D1≠D2である。
  4. 六面体状のセラミック本体の長さ方向の両端部に形成される第1及び第2の外部電極と、
    前記第1及び第2の外部電極から前記長さ方向内側に伸び、L−W平面上の第1の面と第3の面及びL−T平面上の第2の面と第4の面においてそれぞれ対向して形成される第1から第8のバンド部と、
    を含み、
    前記第1から第4の面の少なくとも一面のバンド部の長さは相違し、前記第1から第4の面の少なくとも一面と同一極性で連続する他の一面のバンド部の長さは相違する、チップ型積層キャパシタ。
  5. 前記第1の面の第1のバンド部と前記第2の面の第3のバンド部の長さが相違する、請求項4に記載のチップ型積層キャパシタ。
  6. 前記第1から第4の面のうち同一極性で対向する面のバンド部の長さは、同一であるか又は相違する、請求項4に記載のチップ型積層キャパシタ。
  7. 前記第1から第4の面の少なくとも一面は、同一面における対向するバンド部の高さに差がある、請求項4に記載のチップ型積層キャパシタ。
  8. 前記誘電体層は、3μm以下の厚さを有し、前記誘電体層内のグレインの平均粒径の10倍以上である、請求項4に記載のチップ型積層キャパシタ。
  9. 前記第1から第8のバンド部は、以下の条件(1)〜(4)の少なくとも一つを満足する、請求項4に記載のチップ型積層キャパシタ。
    Figure 2013008973
    ここで、BWave1は、前記第1及び第2のバンド部の長さの平均値でBWave1=(A1+A2)/2であり、BWave2は、前記第3及び第4のバンド部の長さの平均値でBWave2=(B1+B2)/2であり、BWave3は、前記第5及び第6のバンド部の長さの平均値でBWave3=(C1+C2)/2であり、BWave4は、前記第7及び第8のバンド部の長さの平均値でBWave4=(D1+D2)/2であり、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さである。
  10. 前記セラミック本体の一面における前記バンド部の長さの差の絶対値と前記BWave1〜BWave4は、以下の条件(5)〜(8)の少なくとも一つを満足する、請求項9に記載のチップ型積層キャパシタ。
    Figure 2013008973
    ここで、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さであり、C1≠C2、D1≠D2である。
  11. 3μm以下の厚さを有する誘電体層を介して配置される第1及び第2の内部電極を含むセラミック本体と、
    前記セラミック本体の長さ方向の両端部に形成され、前記第1及び第2の内部電極にそれぞれ連結される第1及び第2の外部電極と、
    を含み、
    前記第1及び第2の内部電極間に配置されるグレインの数は、誘電体層の厚さ方向に10個以上であり、
    前記セラミック本体の前記長さ方向の両端部から長さ方向内側に伸び、L−W平面上の第1の面と第3の面及びL−T平面上の第2の面と第4の面においてそれぞれ対向して形成される第1から第8のバンド部をさらに含み、
    前記第1から第4の面の少なくとも一面のバンド部の長さは相違し、以下の条件(1)〜(4)の少なくとも一つを満足する、チップ型積層キャパシタ。
    Figure 2013008973
    ここで、BWave1は、前記第1及び第2のバンド部の長さの平均値でBWave1=(A1+A2)/2であり、BWave2は、前記第3及び第4のバンド部の長さの平均値でBWave2=(B1+B2)/2であり、BWave3は、前記第5及び第6のバンド部の長さの平均値でBWave3=(C1+C2)/2であり、BWave4は、前記第7及び第8のバンド部の長さの平均値でBWave4=(D1+D2)/2である。
  12. 前記セラミック本体の一面における前記バンド部の長さの差の絶対値と前記BWave1〜BWave4は、以下の条件(5)〜(8)の少なくとも一つを満足する、請求項11に記載のチップ型積層キャパシタ。
    Figure 2013008973
    ここで、A1は、第1のバンド部の長さであり、A2は、第2のバンド部の長さであり、B1は、第3のバンド部の長さであり、B2は、第4のバンド部の長さであり、C1は、第5のバンド部の長さであり、C2は、第6のバンド部の長さであり、D1は、第7のバンド部の長さであり、D2は、第8のバンド部の長さであり、C1≠C2、D1≠D2である。
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