JP2012516030A - 薄膜熱電発電機及びその製造方法 - Google Patents

薄膜熱電発電機及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、薄膜熱電池及びその製造方法に関する。本発明は、P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層が堆積されて三層膜のPN接合が形成されることによって、熱電対が形成されているため、熱電材料フィルム層を堆積するプロセスにおいて、特にP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層とを接続するためのプロセスが必要ではないので、薄膜熱電池の製造技術が簡単になる。また、フィルム熱電材料の特性によって、且つ多層膜構造が三層PN接合の接続構造であるため、製造された薄膜熱電池の性能も大幅に向上させることができる。
【解決手段】本発明の熱電池の製造方法は、基板(101)にP型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層を堆積することによって、三層膜PN接合又は直列になる複数の三層膜PN接合が形成されている。それぞれの三層PN接合における絶縁材料フィルム層は当該三層PN接合を隔てて、且つ基板の上面及び最後の三層膜PN接合において最も外側のフィルム層から電極(102,110)が引き出されている。
【選択図】図1i

Description

本発明は、熱電技術分野に関して、特に薄膜熱電池及びその製造方法に関する。
熱電池は、温度差により製造された電池であり、ゼーベック効果によって、熱エネルギーを電気エネルギーへ直接に変換させる装置である。熱電池の動作原理は、二種類の異なる金属又は二種類の異なる類型の熱電変換材料であるP型及びN型半導体の一端が接続され、高温状態に置かれるが、他の端が開放され、低温を与えることである。高温端は熱励起作用が強く、正孔濃度及び電子濃度も低温端より高いため、このようなキャリア(電荷担体)濃度勾配によって、正孔及び電子が低温端に広がって、低温開放端には電位差が形成されている。複数対のP型及びN型熱電変換材料が接続されてモジュールを構成すると、十分に高い電圧が得られ、熱電気発電機を形成することができる。
熱電池は、クリーンエネルギーとして、無騒音、無有害物質排出、高信頼性、長寿命等の一連のメリットがあり、長期にわたって安全で且つ連続的に安定した電気エネルギー出力を提供することができる。近年、熱電材料をワイヤカッティングしてシート状になった後、溶接によって熱電池を形成する方法が主として用いられる。マイクロ熱電池の製造方法には主に2つの種類がある。その1つは、同じ基板に感光性レジストをコーティングし、2回のフォトリソグラフィーによって感光性レジストの上でP型及びN型微細化領域を順に形成した後、P型及びN型微細化領域においてP型及びN型熱電材料を順に沈着する方法である。その製造方法は、難しくて、特に熱電ユニットを接続する導電層の製造工程において、基板をその上に沈着した熱電ユニットと完全に剥離する必要がある。もう1つは、P型熱電ユニット基板とN型熱電ユニット基板とを別々に独立して製造することによって、マイクロ熱電池の製造プロセスにおいて、基板を熱電ユニットと剥離しない条件でP型とN型熱電ユニットを接続する導電層の製造を行える方法である。上記の製造方法で熱電池を製造するプロセスは複雑で、熱電池ユニットのフィルム部分も単層フィルムにしか係わらないので、熱電池の性能が限定されている。
本発明の目的は、かかる従来技術に存在する問題について薄膜熱電池及びその製造方法を提供することである。当該薄膜熱電池は性能の向上が図られ、さらにその製造プロセスが簡単である。
本発明の技術的手段は、以下の通りである。
本発明の第1の薄膜熱電池は、基板を備え、
上記基板の一面には、P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層が順に繰り返して堆積されており、
一組の上記P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層によって三層膜が形成されており、上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されており、
隣接した2つの上記PN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれており、且つ上記挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、上記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、上記PN接合が直列に形成されており、
上記基板の一面における最後の三層膜において、最も外側のフィルム層から一方の電極が引き出されており、且つ、上記基板の上面から他方の電極が引き出されている。
ここで、上記基板は厚さが0.1mm〜100mmであり、上記P型熱電材料フィルム層は厚さが1nm〜10μmであり、上記N型熱電材料フィルム層は厚さが1nm〜10μmである。
ここで、上記基板の形状は規則矩形、方形、又は任意の不規則形状である。
ここで、上記基板における露出している側面の形状は平面又は曲面である。
ここで、上記基板は、絶縁材料基板、P型熱電材料基板又はN型熱電材料基板である。
本発明の第2の薄膜熱電池は、基板を備えており、
上記基板の両面には、P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層が順に繰り返して堆積されており、
一組の上記P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層によって三層膜が形成されており、上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されており、
隣接した2つの上記PN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれており、且つ上記挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、上記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、上記PN接合が直列に形成されており、
上記基板の両面における最後の三層膜において、最も外側のフィルム層からそれぞれ電極が引き出されている。
本発明の第1の薄膜熱電池の製造方法は、
基板を選定し、且つ上記基板の側面を遮蔽する工程と、
上記基板の一面に一方の電極をプリセットする工程と、
上記基板における電極がプリセットされた面にP型熱電材料フィルム層を堆積する工程と、
上記基板並びに堆積されたフィルム層の一端及び全ての側面を遮蔽し、上記P型熱電材料フィルム層に絶縁材料フィルム層を堆積する工程と、
上記基板及び堆積されたフィルム層の側面を遮蔽し、堆積された絶縁材料フィルム層にN型熱電材料フィルム層を堆積することによって三層膜が形成され、上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、上記遮蔽された一端において接続することでPN接合を形成する工程と、
上記工程を繰り返して複数のPN接合を形成する工程と、
隣接した2つの上記PN接合の間に絶縁材料フィルム層を挟んで堆積し、且つ上記挟まれた絶縁材料フィルムを堆積するとき、上記基板並びに堆積されたフィルム層の他端及び全ての側面を遮蔽し、上記挟まれた絶縁材料フィルム層と隣接された2つの三層膜PN接合は、上記遮蔽された一端において接続することによって、上記2つのPN接合を直列に形成する工程と、
最後の三層膜のPN接合における最も外側のフィルム層から他方の電極を引き出し、薄膜熱電池の主体構造を形成する工程と、
を備える。
本発明の第2の薄膜熱電池の製造方法は、
基板を選定し、且つ上記基板の側面を遮蔽する工程と、
上記基板の一方の面にP型熱電材料フィルム層を堆積する工程と、
上記基板並びに堆積されたフィルム層の一端及び全ての側面を遮蔽し、上記P型熱電材料フィルム層に絶縁材料フィルム層を堆積する工程と、
上記基板及び堆積されたフィルム層の側面を遮蔽し、堆積された絶縁材料フィルム層にN型熱電材料フィルム層を堆積することによって三層膜が形成され、上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、上記遮蔽された一端において接続することでPN接合を形成する工程と、
上記工程を繰り返して複数のPN接合を形成する工程と、
隣接した2つの上記PN接合の間に絶縁材料フィルム層を挟んで堆積し、且つ上記挟まれた絶縁材料フィルムを堆積するとき、上記基板並びに堆積されたフィルム層の他端及び全ての側面を遮蔽し、上記挟まれた絶縁材料フィルム層と隣接された2つの三層膜PN接合は、上記遮蔽された一端において接続することによって、上記2つのPN接合を直列に形成する工程と、
上記工程を繰り返して上記基板の他方の面に複数の三層膜PN接合が直列に形成され、上記基板の両面における最後の三層膜において、PN接合の最も外側のフィルム層からそれぞれ電極を引き出し、薄膜熱電池の主体構造を形成する工程と、
を備える。
本発明にかかる薄膜熱電池及びその製造方法は、基板にP型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層が堆積されて三層膜のPN接合が形成され、三層膜からなる複数のPN接合の直列が可能であり、直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれ、且つ、基板の上面及び最後の三層膜のPN接合において最も外側のフィルム層からそれぞれ電極が引き出される。本発明は、P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層が堆積されて三層膜のPN接合が形成されることによって熱電対が形成されている。また、絶縁材料フィルム層を堆積するプロセスにおいて、意図的に基板並びに堆積されたフィルム層の一端又は他端を遮蔽する方法によって、P型又はN型材料は、基板並びに堆積されたフィルム層の一端又は他端に直接に沈着して1つのPN接合の接続端または2つのPN接合の間における直列端となる。したがって、本発明は、特にP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層とを接続するためのプロセスが必要ではないので、熱電池の製造プロセスが簡単になるという優れた効果がある。また、フィルム熱電材料の特性のため、且つ、多層膜構造が三層膜からなる複数のPN接合が直列に形成する構造のため、製造された薄膜熱電池の性能も大幅に向上させることができる。
図1aは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1bは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1cは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1dは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1eは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1fは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1gは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1hは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図1iは本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2aは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2bは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2cは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2dは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2eは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2fは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2gは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図2hは本発明の実施例2にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図3aは本発明の実施例3にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図3bは本発明の実施例3にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図3cは本発明の実施例3にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図3dは本発明の実施例3にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図3eは本発明の実施例3にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図3fは本発明の実施例3にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図3gは本発明の実施例3にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4aは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4bは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4cは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4dは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4eは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4fは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4gは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図4hは本発明の実施例4にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図5aは本発明の実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図5bは本発明の実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図5cは本発明の実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図5dは本発明の実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図5eは本発明の実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図5fは本発明の実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。 図5gは本発明の実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスを示す図である。
本発明は薄膜熱電池及びその製造方法を提供する。以下、本発明の目的、技術的手段及びメリットをよりはっきりと明確にするため、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
実施例1
図1a〜図1iは、本発明の実施例1にかかる薄膜熱電池の詳しい製造プロセスを示す図である。図1iは当該薄膜熱電池の端面構造を示す図である。この実施例にかかる薄膜熱電池は、基板101、引き出し電極102、P型熱電材料フィルム層103、絶縁材料フィルム層104、N型熱電材料フィルム層105、絶縁材料フィルム層106、P型熱電材料フィルム層107、絶縁材料フィルム層108、N型熱電材料フィルム層109、及び引き出し電極110を備える。
図1aは、絶縁基板1の一面に一方の電極102をプリセットするプロセスを示す。
図1bは、絶縁基板1における電極がプリセットされた面にP型熱電材料フィルム層103を堆積するプロセスを示す。
図1cは、堆積されたP型熱電材料フィルム層103に絶縁材料フィルム層104を堆積するプロセスを示す。
図1dは、堆積された絶縁材料フィルム層104にN型熱電材料フィルム層105を堆積するプロセスを示す。
図1eは、N型熱電材料フィルム層105にさらに絶縁材料フィルム層106を堆積するプロセスを示す。
図1fは、絶縁材料フィルム層106にP型熱電材料フィルム層107を堆積するプロセスを示す。
図1gは、P型熱電材料フィルム層107に絶縁材料フィルム層108を堆積するプロセスを示す。
図1hは、絶縁材料フィルム層108にN型熱電材料フィルム層109を堆積するプロセスを示す。
図1iは、フィルム層106〜109が堆積されるプロセスを繰り返すことによって、絶縁材料フィルム層116、P型熱電材料フィルム層117、絶縁材料フィルム層118、及びN型熱電材料フィルム層119を形成するプロセスを示す。
P型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、絶縁材料フィルム層の一端において接続されて三層膜のPN接合が形成されている。隣接した2つのPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれ、且つ、挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、上記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、上記PN接合が直列に形成されている。最後の三層膜のPN接合におけるN型熱電材料フィルム層119から他方の電極110を引き出し、図1iに示すような薄膜熱電池の主体構造を形成する。
その後、スクライビング、ラッキング、パッケージィング等の一般的な後続プロセスステップを行うことによって、本発明の薄膜熱電池の製造プロセスを完成する。
熱電池の材料として、一般的に、金属及び半導体の二種類がある。本発明の実施例にかかるP型及びN型熱電材料は、二種類の異なる金属材料であってもよく、二種類の異なる半導体材料であってもよい。即ち、二種類の異なる金属材料フィルム又は二種類の異なる半導体材料を堆積することによって熱電対が形成されている。製造プロセスにおいて、順にP型熱電材料フィルムを堆積した後、N型熱電材料フィルムを堆積してもよく、順にN型熱電材料フィルムを堆積した後、P型熱電材料フィルムを堆積してもよい。
P型及びN型熱電材料フィルムの製造技術として、さまざまなフィルムの製造プロセスが用いられる。熱電フィルムを製造するための技術として、主に真空蒸着法、分子線エピタキシー法(MBE)、マグネトロンスパッタリング法、イオンビームスパッタリング法、パルスレーザー沈着法、電気化学的原子層エピタキシー法(ECALE)、有機金属化学気相成長法(MOCVD)及び連続的イオン層吸着反応による沈着法(SILAR)等がある。
また、本発明の実施例1は、イオンビームスパッタリング法が用いられる当該薄膜熱電池の製造プロセスを提供する。
実施例1において、当該薄膜熱電池を製造するための装置は超高真空イオンビームスパッタ装置である。ゼーベック係数がそれぞれP型及びN型である金属Sb、Bi及び絶縁材料Alをターゲット材として用いて、ターゲット材の純度が99.99%である。スパッタリングターゲットを選択するように回転可能なターゲット部位にP型及びN型である金属Sb、Bi及び絶縁材料Alがそれぞれ配置されている。一般的なソーダ石灰ガラスを基板とし、有機溶媒で基板を超音波洗浄した後、堆積室における治具に取り付けた。当該治具は、基板における両端及び側面をそれぞれ意図的に遮蔽可能な装置に構成され、基板における両端及び側面をそれぞれ遮蔽するようにする。室温において、ターゲット材を順に調整しながら、イオンビームスパッタリング法で堆積を行っている。
堆積手順は、次の通りである。
ステップ1:図1aに示すように、ガラス基板101における一面に一方の電極102をプリセットし、基板101の全ての側面を遮蔽する。
ステップ2:図1bに示すように、基板101における電極102がプリセットされた面に、厚さが300nmであるSbフィルム層103を堆積する。
ステップ3:図1cに示すように、基板101並びに堆積されたSbフィルム層103の一端及び全ての側面を遮蔽する。そして、堆積されたSbフィルム層103に厚さが500nmであるAlフィルム層104を堆積する。
ステップ4:図1dに示すように、基板101及び堆積されたフィルム層の全ての側面を遮蔽し、堆積されたAlフィルム層104に厚さが300nmであるBiフィルム層105を堆積する。そして、Sbフィルム層103とBiフィルム層105は、Alフィルム層104の一端において沈着して接続することで第1のPN接合を形成する。
ステップ5:図1eに示すように、基板101並びに堆積されたフィルム層の他端及び全ての側面を遮蔽する。そして、Biフィルム層105にさらに厚さが500nmであるAlフィルム層106を堆積する。
ステップ6:図1fに示すように、基板101及び堆積されたフィルム層の全ての側面を遮蔽し、Alフィルム層106に厚さが300nmであるSbフィルム層107を堆積する。そして、Sbフィルム層107とBiフィルム層105は、Alフィルム層106の一端において沈着して接続することによって、第1のPN接合と第2のPN接合の間における接続端になる。
ステップ7:図1gに示すように、基板101並びに堆積されたフィルム層の一端及び全ての側面を遮蔽する。そして、Sbフィルム層107に厚さが500nmであるAlフィルム層108を堆積する。
ステップ8:図1hに示すように、基板101及び堆積されたフィルム層の全ての側面を遮蔽する。Alフィルム層108に厚さが300nmであるBiフィルム層109を堆積する。そして、Sbフィルム層107とBiフィルム層109は、Alフィルム層108の一端において沈着して接続することで第2のPN接合を形成し、第1のPN接合と第2のPN接合は、Alフィルム層106の一端を介して直列に接続される。
ステップ9:図1iに示すように、この製造プロセスにおけるフィルム層106〜109を堆積するステップ5〜8を繰り返すことによって、Alフィルム層116、Sbフィルム117、Alフィルム層118、及びBiフィルム119を形成する。
このようにして、PN接合と沈着したPN接合が直列に形成されることができ、三層膜からなる複数のPN接合が直列になされることが可能である。さらに、直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれる。沈着製造において、ベース真空度が4.5×10-2Paであり、動作用真空度が4.1×10-2Paである。動作用ガスとして、純度が99.99%である高純度Arガスを用い、流量が4sccmである。イオンビーム沈着のプロセスパラメータは、プレート電圧が1KV、陽極電圧が75V、加速電圧が220V、陰極電圧が7V、陰極電流が11A、ビーム電流が14mAである。
基板101に三層膜からなる一つ又は複数のPN接合が直列に形成された構造を得た後、最後のPN接合におけるBiフィルム層119から他方の電極110を引き出する。このようにして、図1iに示す薄膜熱電池の主体構造を形成する。
上記製造プロセスにおいて、順にP型熱電材料フィルムを堆積した後、N型熱電材料フィルムを堆積してもよく、また、順にN型熱電材料フィルムを堆積した後、P型熱電材料フィルムを堆積してもよい。 また、本発明の実施例1は、マグネトロンスパッタリング法が用いられる当該薄膜熱電池の製造プロセスを提供する。
実施例1において、当該薄膜熱電池を製造するための装置は3元マグネトロンスパッタリング装置である。金属Sb、Bi及びAlをターゲット材として用いて、ターゲット材の純度が99.99%である。金属Sb、Bi及びAlは、それぞれ3つの直流スパッタリングターゲット部位に配置される。一般的なソーダ石灰ガラスを基板とし、有機溶媒で当該基板を超音波洗浄した後、堆積室における治具に取り付ける。当該治具は、基板における両端及び側面をそれぞれ意図的に遮蔽可能な装置に構成され、基板における両端及び側面をそれぞれ遮蔽するようにする。室温において、フィルムが沈着して製造されるためのベース真空度が4.5×10-3Paであり、動作用真空度が4.5×10-1Paである。直流スパッタリング法でSb、Biフィルムを堆積する。動作用ガスとして、純度が99.99%である高純度Arガスを用い、流量が50sccmである。直流反応性マグネトロンスパッタリング法でAlフィルムを堆積する。動作用ガスとして、純度が99.99%である高純度Arガスを用い、流量が50sccmであり、反応ガスとして、純度が99.99%であるOを用い、流量が50sccmである。
堆積手順は、次の通りである。
ステップ1:図1aに示すように、ガラス基板101における一面に一方の電極102をプリセットし、基板101の全ての側面を遮蔽する。
ステップ2:図1bに示すように、基板101における電極102がプリセットされた面に厚さが300nmであるSbフィルム層103を堆積する。
ステップ3:図1cに示すように、基板101並びに堆積されたSbフィルム層103の一端及び全ての側面を遮蔽する。そして、堆積されたSbフィルム層103に厚さが500nmであるAlフィルム層104を堆積する。
ステップ4:図1dに示すように、基板101及び堆積されたフィルム層の全ての側面を遮蔽する。堆積されたAlフィルム層104に厚さが300nmであるBiフィルム層105を堆積する。そして、Sbフィルム層103とBiフィルム層105は、Alフィルム層104の一端において沈着して接続することで第1のPN接合を形成する。
ステップ5:図1eに示すように、基板101並びに堆積されたフィルム層の他端及び全ての側面を遮蔽する。そして、Biフィルム層105にさらに厚さが500nmであるAlフィルム層106を堆積する。
ステップ6:図1fに示すように、基板101及び堆積されたフィルム層の全ての側面を遮蔽する。Alフィルム層106に厚さが300nmであるSbフィルム層107を堆積する。そして、Sbフィルム層107とBiフィルム層105は、Alフィルム層106の一端において沈着して接続することによって、第1のPN接合と第2のPN接合の間における接続端になる。
ステップ7:図1gに示すように、基板101並びに堆積されたフィルム層の一端及び全ての側面を遮蔽する。そして、Sbフィルム層107に厚さが500nmであるAlフィルム層108を堆積する。
ステップ8:図1hに示すように、基板101及び堆積されたフィルム層の全ての側面を遮蔽する。Alフィルム層108に厚さが300nmであるBiフィルム層109を堆積する。そして、Sbフィルム層107とBiフィルム層109は、Alフィルム層108の一端において沈着して接続することで第2のPN接合を形成し、第1のPN接合と第2のPN接合は、Alフィルム層106の一端に介して直列に接続された。
ステップ9:図1iに示すように、この製造プロセスにおけるフィルム層106〜109を堆積するステップ5〜8を繰り返すことによって、Alフィルム層116、Sbフィルム117、Alフィルム層118、及びBiフィルム119を形成する。
このようにして、PN接合と沈着したPN接合の接続が直列になされることができ、三層膜からなる複数のPN接合の接続が直列になされることが可能である。さらに、直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれている。
基板101に三層膜からなる一つ又は複数のPN接合が直列に形成された構造を得た後、最後のPN接合におけるBiフィルム層119から他方の電極110を引き出する。このようにして、図1iに示す薄膜熱電池の主体構造を形成する。
上記製造プロセスにおいて、順にP型熱電材料フィルムを堆積した後、N型熱電材料フィルムを堆積してもよく、順にN型熱電材料フィルムを堆積した後、P型熱電材料フィルムを堆積してもよい。
実施例2
当該薄膜熱電池は基板において製造されることができるが、この限りではなく、P型熱電材料(又は金属)の基板において製造されてもよく、N型熱電材料(又は金属)の基板において製造されてもよい。P型熱電材料の基板において製造すれば、当該P型熱電材料の基板による新型薄膜熱電池の断面構造は図2hに示される。この実施例にかかる薄膜熱電池は、P型熱電材料基板201、絶縁材料フィルム層202、N型熱電材料フィルム層203、絶縁材料フィルム層204、P型熱電材料フィルム層205、絶縁材料フィルム層206、N型熱電材料フィルム層207、及び引き出し電極208,209を備える。
図2aは、P型熱電材料基板201の一面に絶縁材料フィルム層202を堆積するプロセスを示す。
図2bは、堆積された絶縁材料フィルム層202にN型熱電材料フィルム層203を堆積するプロセスを示す。
図2cは、堆積されたN型熱電材料フィルム層203に絶縁材料フィルム層204を堆積するプロセスを示す。
図2dは、堆積された絶縁材料フィルム層204にP型熱電材料フィルム層205を堆積するプロセスを示す。
図2eは、堆積されたP型熱電材料フィルム層205に絶縁材料フィルム層206を堆積するプロセスを示す。
図2fは、堆積された絶縁材料フィルム層206にN型熱電材料フィルム層207を堆積するプロセスを示す。
図2gは、この製造プロセスにおいてフィルム層204〜207が堆積されるプロセスを繰り返すことによって、絶縁材料フィルム層214、P型熱電材料フィルム215、絶縁材料フィルム層216、及びN型熱電材料フィルム層217を形成するプロセスを示す。
このようにして、PN接合と沈着したPN接合の接続が直列になされることができ、三層膜からなる複数のPN接合の接続が直列になされることが可能である。さらに、直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれている。上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されている。隣接した2つのPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれ、且つ、挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、上記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、上記PN接合が直列に形成されている。
最後の三層膜のPN接合におけるN型熱電材料フィルム層217から電極208を引き出し、且つP型熱電材料基板201におけるフィルムが堆積されなかった一面から電極209を引き出すことによって、図2hに示すようなP型熱電材料を基板とする薄膜熱電池の主体構造を形成する。
この実施例2の改良として、N型熱電材料を基板とすると、製造ステップにおいて、P型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層を順に入れ替えればよい。
実施例3
本発明の実施例は他の変化形態を有してもよい。例えば、図2gに示すP型熱電材料を基板とする薄膜熱電池の構造に基づいて、当該P型熱電材料基板201の他方の面に同じ三層膜からなる複数のPN接合が直列に堆積され、且つ直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれることによって、実施例3にかかる薄膜熱電池が形成されている。図3gに示すように、この実施例にかかる薄膜熱電池は、P型熱電材料を基板とする薄膜熱電池の構造基盤301、絶縁材料フィルム層302、N型熱電材料フィルム層303、絶縁材料フィルム層304、P型熱電材料フィルム層305、及び引き出し電極306,307を備える。
図3aは、図2gにおけるP型熱電材料基板の薄膜熱電池の構造基盤301を示す。
図3bは、実施例2にかかるP型熱電材料基板の薄膜熱電池の構造基盤301における他方の面に絶縁材料フィルム層302を堆積するプロセスを示す。
図3cは、堆積された絶縁材料フィルム層302にN型熱電材料フィルム層303を堆積するプロセスを示す。
図3dは、堆積されたN型熱電材料フィルム層303に絶縁材料フィルム層304を堆積するプロセスを示す。
図3eは、堆積された絶縁材料フィルム層304にP型熱電材料フィルム層305を堆積するプロセスを示す。
図3fは、フィルム層302〜305が堆積されるプロセスを繰り返すことによって、絶縁材料フィルム層312、P型熱電材料フィルム層313、絶縁材料フィルム層314、及びN型熱電材料フィルム層315を形成するプロセスを示す。
このようにして、PN接合と沈着したPN接合が直列に形成されることができ、三層膜からなる複数のPN接合が直列になされることが可能である。さらに、直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれている。ここで、上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されている。隣接した2つのPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれ、且つ、挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、上記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、上記PN接合の接続が直列に形成されている。
P型熱電材料基板の両面のそれぞれにおける最後の三層膜PN接合のN型熱電材料フィルム層から電極306,307を引き出すことによって、図3gに示すような両面堆積されたP型熱電材料基板の薄膜熱電池の主体構造を形成する。
この実施例3の改良として、N型熱電材料を基板とすると、製造ステップにおいて、P型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層を順に入れ替えればよい。
実施例4
実施例1にかかる基板の薄膜熱電池が以下のような構造を有してもよい。
図4hは、本発明にかかる基板の薄膜熱電池のもう一つの構造を示す断面図である。この実施例4にかかる薄膜熱電池は、基板401、P型熱電材料フィルム402、N型熱電材料フィルム403、絶縁材料フィルム層404、P型熱電材料フィルム層405、絶縁材料フィルム層406、N型熱電材料フィルム層407、引き出し電極408,409を備える。
図4aは、基板401の一方の面にP型熱電材料フィルム層402を堆積するプロセスを示す。
図4bは、基板401の他方の面にN型熱電材料フィルム層403を堆積するプロセスを示す。
図4cは、堆積されたN型熱電材料フィルム層403に絶縁材料フィルム層404を堆積するプロセスを示す。
図4dは、堆積された絶縁材料フィルム層404にP型熱電材料フィルム層405を堆積するプロセスを示す。
図4eは、P型熱電材料フィルム層405にさらに絶縁材料フィルム層406を堆積するプロセスを示す。
図4fは、絶縁材料フィルム層406にN型熱電材料フィルム層407を堆積するプロセスを示す。
図4gは、フィルム層404〜407が堆積されるプロセスを繰り返すことによって、絶縁材料フィルム層414、P型熱電材料フィルム層415、絶縁材料フィルム層416、及びN型熱電材料フィルム層417を形成するプロセスを示す。
このようにして、PN接合と沈着したPN接合が直列になされることができ、三層膜からなる複数のPN接合が直列になされることが可能である。さらに、直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれている。上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されている。隣接した2つのPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれ、且つ、挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、上記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、上記PN接合が直列に形成されている。基板の両面のそれぞれにおける最後の三層膜PN接合のN型熱電材料フィルム層から電極408,409が引き出されている。
実施例5
図4gに示す構造に基づいて基板の他方の面にP型熱電材料フィルムが堆積されることを踏まえ、同様に三層膜からなる複数のPN接合が直列に堆積され、且つ直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれている。図5gに示すように、この実施例5にかかる薄膜熱電池は、図4gにおける薄膜熱電池の構造基盤501、絶縁材料フィルム層502、N型熱電材料フィルム層503、絶縁材料フィルム層504、P型熱電材料フィルム層505、及び引き出し電極506,507を備える。
図5aは、図4gにかかる薄膜熱電池の構造基盤501を示す。
図5bは、図4gにかかる薄膜熱電池の基板の他方の面にP型熱電材料フィルム層が堆積された構造基盤501において、絶縁材料フィルム層502を堆積するプロセスを示す。
図5cは、堆積された絶縁材料フィルム層502にN型熱電材料フィルム層503を堆積するプロセスを示す。
図5dは、堆積されたN型熱電材料フィルム層503に絶縁材料フィルム層504を堆積するプロセスを示す。
図5eは、絶縁材料フィルム層504にP型熱電材料フィルム層505を堆積するプロセスを示す。
図5fは、フィルム層502〜505が堆積されるプロセスを繰り返すことによって、絶縁材料フィルム層512、N型熱電材料フィルム層513、絶縁材料フィルム層514、及びP型熱電材料フィルム層515を形成するプロセスを示す。
このようにして、PN接合と沈着したPN接合が直列になされることができ、三層膜からなる複数のPN接合が直列になされることが可能である。さらに、直列になるそれぞれの三層膜のPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれている。ここで、上記三層膜におけるP型熱電材料フィルム層とN型熱電材料フィルム層は、絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されている。隣接した2つのPN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれ、且つ、挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、上記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、上記PN接合が直列に形成されている。
基板の両面のそれぞれにおける最後の三層膜PN接合のN型熱電材料フィルム層から電極506,507を引き出すことによって、図5gに示すような両面堆積された基板の薄膜熱電池の主体構造を形成する。
この実施例5にかかる薄膜熱電池の製造プロセスにおいて、順にP型熱電材料フィルムを堆積した後、N型熱電材料フィルムを堆積してもよく、順にN型熱電材料フィルムを堆積した後、P型熱電材料フィルムを堆積してもよい。
上記全ての実施例において、基板材料の形状は規則矩形、方形、又は任意の不規則形状である。上記基板は厚さが0.1mm〜100mmであるが、この限りではなく、それより厚い基板又はそれより薄い基板を用いてもよい。上記基板は絶縁材料基板、P型熱電材料基板又はN型熱電材料基板であるが、この限りではなく、他の材料基板を用いてもよい。薄膜熱電池の構造におけるそれぞれのPN接合のP型及びN型熱電材料は、同じものであってもよく、異なったものであってもよい。即ち、薄膜熱電池構造の全体において、あるPN接合は二種類の異なる金属フィルム層及び絶縁材料フィルム層からなるが、あるPN接合は別のP型とN型熱電材料フィルム層及び絶縁材料フィルム層からなる。絶縁材料フィルム層を堆積するとき、どのような場合であっても、その一端はわざと遮蔽されている。ここで、実施例2〜実施例5の製造プロセスは、実施例1と同じように、マグネトロンスパッタリング法及びイオンビームスパッタリング法で当該実施例2〜実施例5の製造プロセスを完成させてもよく、他の方法で完成させてもよい。例えば、真空蒸着法、分子線エピタキシー法(MBE)、パルスレーザー沈着法、電気化学的原子層エピタキシー法(ECALE)、有機金属化学気相成長法(MOCVD)及び連続的イオン層吸着反応による沈着法(SILAR)等がある。上記プロセスを完成した後、スクライビング、ラッキング、パッケージィング等の一般的な後続プロセスステップを行える。
熱電現象そのものが可逆的であるため、半導体熱電気発電及び半導体冷凍は、熱電現象の2つの方向であって、互いに可逆的のものである。同一のPN接合に対して、温度差をかけると発電のために利用することができるが、通電させるとその一端で冷凍を行うために利用することができる。したがって、この実施例にかかる薄膜熱電池の主体構造は、同時に熱電気冷凍装置の主体構造でもある。
なお、上記の実施例は、本発明の技術的手段を説明するためであり、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。最良の実施例に基づいて本発明を詳細に説明したが、当業者は、本発明の技術的手段を修正又は等価的に置き換えを行うことができるということを分かるべきである。本発明の技術的手段の主旨及び範囲から抜き出されたものは、依然として本発明の特許請求の範囲に属するべきである。

Claims (8)

  1. 基板を備え、
    前記基板の一面には、P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層が順に繰り返して堆積されており、
    一組の前記P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層によって三層膜が形成されており、前記三層膜における前記P型熱電材料フィルム層と前記N型熱電材料フィルム層は、前記絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されており、
    隣接した2つの前記PN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれており、且つ前記挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、前記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、前記PN接合が直列に形成されており、
    前記基板の一面における最も外側のフィルム層から一方の電極が引き出されており、且つ、前記基板の上面から他方の電極が引き出されている、
    ことを特徴とする薄膜熱電池。
  2. 前記基板は厚さが0.1mm〜100mmであり、前記P型熱電材料フィルム層は厚さが1nm〜10μmであり、前記N型熱電材料フィルム層は厚さが1nm〜10μmである、
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜熱電池。
  3. 前記基板の形状は規則矩形又は方形である、
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜熱電池。
  4. 前記基板における露出している側面の形状は平面又は曲面である、
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜熱電池。
  5. 前記基板は、絶縁材料基板、P型熱電材料基板又はN型熱電材料基板である、
    ことを特徴とする請求項1記載の薄膜熱電池。
  6. 基板を備え、
    前記基板の両面には、P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層が順に繰り返して堆積されており、
    一組の前記P型熱電材料フィルム層、絶縁材料フィルム層及びN型熱電材料フィルム層によって三層膜が形成されており、前記三層膜における前記P型熱電材料フィルム層と前記N型熱電材料フィルム層は、前記絶縁材料フィルム層の一端において接続されてPN接合が形成されており、
    隣接した2つの前記PN接合の間に絶縁材料フィルム層が挟まれており、且つ、前記挟まれた絶縁材料フィルム層の両側における三層膜PN接合は、前記挟まれた絶縁材料フィルム層の一端において接続されることによって、前記PN接合が直列に形成されており、
    前記基板の両面における最も外側のフィルム層からそれぞれ電極が引き出されている、
    ことを特徴とする薄膜熱電池。
  7. 基板を選定し、且つ、前記基板の側面を遮蔽する工程と、
    前記基板の面に一方の電極をプリセットする工程と、
    前記基板における電極がプリセットされた面にP型熱電材料フィルム層を堆積する工程と、
    前記基板並びに堆積されたフィルム層の一端及び全ての側面を遮蔽し、前記P型熱電材料フィルム層に絶縁材料フィルム層を堆積する工程と、
    前記基板及び堆積されたフィルム層の側面を遮蔽し、堆積された絶縁材料フィルム層にN型熱電材料フィルム層を堆積することによって三層膜が形成され、前記三層膜における前記P型熱電材料フィルム層と前記N型熱電材料フィルム層は、前記遮蔽された一端において接続することでPN接合を形成する工程と、
    前記工程を繰り返して複数のPN接合を形成する工程と、
    隣接した2つの前記PN接合の間に絶縁材料フィルム層を挟んで堆積し、且つ、前記挟まれた絶縁材料フィルムを堆積するとき、前記基板並びに堆積されたフィルム層の他端及び全ての側面を遮蔽し、前記挟まれた絶縁材料フィルム層と隣接された2つの三層膜PN接合は、前記遮蔽された一端において接続することによって、前記2つのPN接合を直列に形成する工程と、
    最後の三層膜のPN接合における最も外側のフィルム層から他方の電極を引き出し、薄膜熱電池の主体構造を形成する工程と、
    を備える、
    ことを特徴とする薄膜熱電池の製造方法。
  8. 基板の両面に多層膜を堆積し、且つ
    基板を選定し、且つ前記基板の側面を遮蔽する工程と、
    前記基板の一方の面にP型熱電材料フィルム層を堆積する工程と、
    前記基板並びに堆積されたフィルム層の一端及び全ての側面を遮蔽し、前記P型熱電材料フィルム層に絶縁材料フィルム層を堆積する工程と、
    前記基板及び堆積されたフィルム層の側面を遮蔽し、堆積された絶縁材料フィルム層にN型熱電材料フィルム層を堆積することによって三層膜が形成され、前記三層膜における前記P型熱電材料フィルム層と前記N型熱電材料フィルム層は、前記遮蔽された一端において接続することでPN接合を形成する工程と、
    前記工程を繰り返して複数のPN接合を形成する工程と、
    隣接した2つの前記PN接合の間に絶縁材料フィルム層を挟んで堆積し、且つ前記挟まれた絶縁材料フィルムを堆積するとき、前記基板並びに堆積されたフィルム層の他端及び全ての側面を遮蔽し、前記挟まれた絶縁材料フィルム層と隣接された2つの三層膜PN接合は、前記遮蔽された一端において接続することによって、前記2つのPN接合を直列に形成する工程と、
    最後の三層膜のPN接合における最も外側のフィルム層から一つの電極を引き出す工程と、
    前記工程を繰り返して前記基板の他方の面に複数の三層膜PN接合が直列に形成され、前記基板の両面における最後の三層膜において、PN接合の最も外側のフィルム層からそれぞれ電極を引き出し、薄膜熱電池の主体構造を形成する工程と、
    を備える、
    ことを特徴とする薄膜熱電池の製造方法。
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