JP2012515253A - 酢酸セルロースエステル廃棄物をリサイクルする方法 - Google Patents

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Abstract

リアクターを提供するステップと、リアクターに酢酸セルロースエステル廃棄物および加水分解剤を添加して、薬剤/廃棄物混合物を作製し、それに続いて、薬剤/廃棄物混合物を、一定期間、撹拌および加熱することによって酢酸セルロースエステル廃棄物を加水分解して、加水分解された混合物を作製するステップとを含む、酢酸セルロースエステル廃棄物をリサイクルする方法。次いで、加水分解剤を、加水分解された混合物から蒸留および/または分離し、それに続いて、加水分解された混合物から固体物質を分離および除去して、単糖、多糖、部分加水分解されたセルロース、酢酸またはそれらの組合せを含む水溶性製品流を作製する。次いで、水溶性製品流を回収する。
【選択図】 図1

Description

本出願は、2009年1月15日に出願された仮出願出願番号第61/144,775号の優先権を主張する。
本発明は、カルボン酸の使用による物質(例えば、タバコ製品)の製造に起因する酢酸セルロースエステル廃棄物をリサイクルする方法に関する。
限られた天然資源を守り、潜在的に有用な物質を無駄にすることを防ぐ両方のために、古い物質を新しい製品に処理することを可能にするリサイクル方法を開発することは長年にわたって必要とされている。最初の製造と比較すると、リサイクルは、製造業者がエネルギー利用を低減すること、大気汚染を低減すること、水汚染を低減すること、「従来の」廃棄物処理(すなわち、埋立地)の必要性を低減することおよび温室効果ガス生成を低下させることも可能にする。ガラス、金属および紙などの一部の物質は、容易にリサイクル可能である。プラスチック、繊維製品および電子機器などのその他の物質は、リサイクルすることがより困難である。
酢酸セルロースは、セルロースの酢酸エステルであり、中でも、繊維製品(すなわち、裏地、ブラウス、ドレス、ウェディング用品およびパーティー用品、家財道具、カーテン生地、いす張り材料およびスリップカバー)、工業的用途(すなわち、タバコ製品用の紙巻タバコおよびその他のフィルター、マジックペン用のインク容器)、高吸収性製品(すなわち、おむつおよび手術用製品)、写真撮影用フィルムおよびコンピュータのテープをはじめとするさまざまな製品に使用される。製造プロセスは、多くのプロセスと同様に、最終的な、目的生成物には利用されない何らかの廃棄物ならびに相当な消費財廃棄物をもたらす。これまでは、酢酸セルロースを包含する製品の製造または使用済み物質に由来するこれらの廃棄物の多くは、埋立地に単純に引き渡されていた。今日、いわゆる「環境にやさしい」製造の望ましさが著しく増大した。「環境にやさしい」製造は、最終製品へのリサイクルされた物質の組み込みならびにこれまでに使用された物質を、製造されている物質の新規供給または異なる物質の製造における元材の再使用のいずれかとして再生する能力を含む。
したがって、その他の製品の製造に起因する酢酸セルロースエステル廃棄物をリサイクルする方法に対して、満たされていないニーズが存在する。
リアクターを提供するステップと、リアクターに酢酸セルロースエステル廃棄物および加水分解剤を添加して、薬剤/廃棄物混合物を作製し、続いて、薬剤/廃棄物混合物を、一定期間、撹拌および加熱することによって、酢酸セルロースエステル廃棄物を加水分解して、加水分解混合物を作製するステップとを含む、酢酸セルロースエステル廃棄物をリサイクルする方法。次いで、加水分解剤を、加水分解混合物から蒸留および/または分離し、続いて、固体物質を加水分解された混合物から分離および除去することによって、単糖、多糖、部分加水分解されたセルロース、酢酸またはそれらの組合せを含む水溶性製品流を作製する。次いで、水溶性製品流を回収する。
本発明を例示する目的で、現在好ましい形態が図に示されているが、本発明は、示される正確な配置および手段には制限されないということは理解される。
酢酸セルロース廃棄物をリサイクルする方法の一実施形態を示す図である。
本発明は、タバコ製品などの物質の製造に起因する酢酸セルロースエステル廃棄物10をリサイクルする方法に関する。本発明は、既存の酢酸セルロース廃棄物からの酢酸セルロースの製造に必要な物質の再生をもたらす。本発明はまた、埋立地または同様の処分場に処分されるはずである固体廃棄物の低減をもたらす。
本発明は、リアクター20内で酢酸セルロースエステルおよび加水分解剤15を含んでなる薬剤/廃棄物混合物を加水分解することによって、酢酸セルロースエステル廃棄物10をリサイクルする方法を記載する。薬剤廃棄物混合物を、リアクター20内で一定時間撹拌および加熱して、加水分解された混合物を作製し、それから、加水分解剤15および固体物質50の両方を蒸留および/または分離し、その結果、単糖、多糖、部分加水分解されたセルロース、酢酸またはそれらの組合せを含む水溶性製品流60が得られる。次いで、水溶性製品流60を、さらなる使用および/または処理のために集める。
本明細書において、リサイクルすることとは、最初の製造と比較した場合に、(1)潜在的に有用な物質を無駄にすることを防ぐ、(2)新しい物質の消費を低減する、(3)エネルギー使用を低減する、(4)大気汚染を低減する、(5)水汚染を低減する、(6)「従来の」廃棄物処理(すなわち、埋立地)の必要性を低減する、(7)温室効果ガス生成を低下させるために、使用済み物質が新規製品に変換される廃棄物管理のプロセスを指す。リサイクルとは、リサイクルされている同じ物質の新規供給の作製を指す場合もある。リサイクルすることとはまた、異なる物質の製造における元材の再使用(すなわち、使用済み事務用紙からのボール紙)を指す場合もある。
本明細書において、酢酸セルロースエステル廃棄物10とは、酢酸セルロースが利用され得る任意の工業プロセスから残される酢酸セルロースを指す。酢酸セルロースエステル廃棄物10はまた、使用済み物質を含めた、酢酸セルロースが利用され得る任意の工業プロセスに起因する製品に組み込まれた酢酸セルロースを指す場合もある。酢酸セルロースエステル廃棄物10は、酢酸セルロース(DS 0.5〜3)、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース(種々の混合エステル組成で)、酢酸酪酸セルロース(種々の混合エステル組成で)、その他の酢酸セルロースエステルまたはそれらの組合せを含み得るセルロースカルボン酸エステルであり得る。
本明細書において、リアクター20とは、化学反応を含むよう設計された容器である装置を指す。リアクター20は、タンク(混合を伴うか、伴わない)、パイプまたはそれらの組合せの形態をとり得る。リアクター20は、その形態にかかわらず、連続リアクターまたはバッチリアクターとして使用され得る。リアクター20は、利用可能な種々の種類のリアクターのいずれも含み得、これとして、それだけには限らないが、連続撹拌槽型リアクター、栓流リアクター、セミバッチリアクター、固定床リアクターまたは触媒リアクターが挙げられる。
本明細書において、加水分解または加水分解することとは、その間に水の分子が、このプロセスにおいて消費され、1種以上のポリマーまたはその他の化学種から1種以上の化学結合を分解する化学反応を指す。この化学プロセスの間に、水の分子の付加によって分子が2つの部分に切断される。本出願では、酢酸セルロース廃棄物上に存在するアセテート基は、酢酸の分子がポリマーから遊離されるように、水の分子によって置換される。さらに、セルロースポリマー骨格も、加水分解され、より小さな鎖の糖類の形成をもたらし、最終的には、グルコース分子の遊離につながり得る。
本明細書において、加水分解剤15とは、通常の加水分解条件下で酢酸セルロースを加水分解可能な、任意の適した薬剤、すなわち、別の方法でセルロースに悪影響を及ぼさないものを指す。加水分解剤15は、酢酸、ギ酸またはそれらの組合せを含み得るカルボン酸などの酸であり得る。加水分解剤15は、外部供給源から、または酢酸セルロース廃棄物の加水分解ならびに本発明内に記載される反応における水の消費から、その場で(in−sito)生成される、もしくは増大されるのいずれかから、リアクター20に供給され得る。使用される加水分解剤の初期濃度は、0%〜30%の範囲であり得る。本発明の一実施形態では、加水分解剤は全く使用されなかった。別の実施形態では、10%濃度の加水分解剤が使用された。さらに別の実施形態では、20%濃度の加水分解剤が使用された。なお別の実施形態では、30%濃度の加水分解剤が使用された。
酢酸セルロース廃棄物をリサイクルする方法は、その後の使用のために精製または単離によって加水分解剤40を回収することを含むさらなるステップをさらに含み得る。
本明細書において、薬剤/廃棄物混合物とは、リアクター20に酢酸セルロースエステル廃棄物10および加水分解剤15の両方が添加された後にリアクター20内に存在する混合物を指す。次いで、リアクター20内で薬剤/廃棄物混合物を、一定時間撹拌および加熱して、酢酸セルロースエステル廃棄物10を加水分解し、加水分解された混合物を作製する。
本明細書において、撹拌すること(agitating)とは、振盪することまたは撹拌すること(stirring)により何かを動かすという行為を指す。本発明では、物質は、リサイクルプロセスを通じて、特に、リアクター20内に存在する間、撹拌される。
本明細書において、加熱することとは、別の物体を高温に達するようにさせる行為を指す。本発明では、物質は、リアクター20内に存在する間、好ましくは、140℃〜210℃の範囲の、より好ましくは、150℃〜200℃の範囲の、最も好ましくは、150℃〜185℃の範囲の温度に加熱される。
本明細書において、期間とは、好ましくは、0分〜120分、より好ましくは、30分〜90分の範囲であり得る期間を指す。
本明細書において、加水分解された混合物とは、薬剤廃棄物混合物が、リアクター20内で一定期間、撹拌および加熱された後に結果として生じる混合物を指す。加水分解された混合物は、中でも、加水分解剤15、固体物質50および水溶性生成物を含んでなる。本発明の一実施形態では、加水分解された混合物は、酢酸セルロース廃棄物の固体物質50が75パーセント(75%)を超えて低減されるように主に水溶性である。別の実施形態では、酢酸セルロース廃棄物の固体物質50は、85パーセント(85%)を超えて低減される。さらに別の実施形態では、酢酸セルロース廃棄物の固体物質50は、95パーセント(95%)を超えて低減される。次いで、加水分解された混合物は、リアクター20を出て、残存する、および新規に生じた加水分解剤40から蒸留または分離される。
本明細書において、蒸留すること30とは、沸騰液体混合物中でのその揮発度の相違に基づいて混合物を分離する方法を指す。より詳しくは、蒸留すること30とは、異なる揮発度を有する2種以上の化合物の混合物が、1種の化合物を揮発させ、同時に、混合物中の残存する化合物が実質的に液体のままであるのに実質的に十分な温度に加熱されるプロセスを指す。次いで、揮発した化合物を、混合物から分離し、回収する。次いで、より精製された化合物を達成するよう、揮発した化合物をさらなる蒸留30に付してもよい。より精製された混合物を達成する、および/または混合物からさらなる化合物を分離するいずれかのために、残存する混合物をさらなる蒸留30に付してもよい。蒸留30は、当技術分野で公知のいずれの方法で実施してもよく、これとして、それだけには限らないが、バッチ蒸留、連続蒸留、単蒸留、分別蒸留、蒸気蒸留、真空蒸留、分子蒸留、遠心分離またはそれらの組合せが挙げられる。
本明細書において、取り出すこと(separating out)または分離すること(separating)35とは、2種以上の化合物の混合物から1種以上の化合物を分離し、混合物から化合物を除去するプロセスを指す。化合物は、それだけには限らないが、蒸留、濾過、吸収、吸着、重力分離、液液抽出、浸透、逆浸透、精製、単離またはそれらの組合せをはじめとする任意の公知の手段によって、混合物から分離35および除去され得る。
本明細書において、固体物質50とは、加水分解された混合物内で可溶性ではない、本明細書内に記載されるプロセスに起因する加水分解混合物内に含有される物質を指す。より詳しくは、固体物質50とは、水溶性ではない、加水分解された混合物内に含有される物質を指す。固体物質50は、最後には、埋立地廃棄物70となり得る。
本明細書において、水溶性製品流60とは、単糖、多糖、部分加水分解されたセルロース、酢酸および/またはそれらの組合せを含む上記の加水分解された混合物の成分を指す。
本明細書において、単糖とは、概して、水溶性である炭水化物の最も簡単な形態を指す。単糖として、それだけには限らないが、グルコース、フルクトース、ガラクトース、キシロース、マンノースおよびリボースが挙げられる。単糖は、多糖の構成単位である。
本明細書において、多糖とは、2以上の単糖からなる高分子炭水化物構造を指す。多糖は、水溶性、部分水溶性または非水溶性であり得る。多糖として、それだけには限らないが、デンプン、グリコーゲン、セルロース、キチンを挙げることができる。
本明細書において、部分加水分解されたセルロースとは、加水分解の間に引き起こされた鎖切断のために分子量が低減された多糖として存在するセルロースであるが、10未満のグルコース単位のオリゴ糖への加水分解の程度ではないものを指す。
本明細書において、加水分解剤を回収することとは、リアクター20内で作製された加水分解された混合物からこれまでに使用された加水分解剤および新規に生じた加水分解剤を回収するプロセスを指す。回収される加水分解剤40は、それだけには限らないが、蒸留、濾過、吸収、吸着、重力分離、液液抽出、浸透、逆浸透、精製、遠心分離、単離またはそれらの組合せを挙げることができる当技術分野で公知の任意の手段によって回収され得る。
本明細書において、その後の使用とは、回収された加水分解剤40の再使用またはリアクター20内で加水分解された混合物から回収された新規に生じた回収された加水分解剤40の最初の使用を指す。
本明細書において、分解とは、化合物の、成分またはより小さい化合物への化学分解を指す。より詳しくは、本発明のプロセスでは、酢酸セルロースエステル廃棄物10の加水分解に起因するセルロースポリマーの分解とは、セルロースポリマーの、単糖、多糖またはそれらの組合せなどのより小さい化合物への分解を指す。酢酸セルロース廃棄物をリサイクルする方法は、酢酸セルロースエステル廃棄物10の加水分解に起因するセルロースポリマーを分解することを含むさらなるステップをさらに含み得る。本発明の一実施形態では、酢酸セルロースエステル廃棄物10の加水分解に起因するセルロースポリマーは、理論上のグルコース収率の30パーセントを超えて進行する。
本明細書において、グルコース変換とは、セルロースの、当技術分野で公知の任意のプロセスによるグルコースへの変換を指す。
本明細書において、原料とは、その後の処理に使用され得る物質を指す。
本明細書において、理論的収量とは、1種のみの反応に従う制限反応物の完全消費および生成物の完全回収を仮定して、特定の量の反応物から得ることができる特定の生成物の最大量を指す。理論的収量は、所与の反応から実際に得られる特定の生成物の量である実際の収量と比較され得る。本発明の一実施形態では、酢酸セルロースエステル廃棄物10からのエステル基の加水分解は、理論的収量の70パーセント(70%)超に進行する。
本発明の一実施形態では、本発明の方法の間に生じた単糖および/または多糖は、その後の処理の原料として使用するために単離され得る。本発明の別の実施形態では、本発明の方法の間に生じた単糖および多糖は、それだけには限らないが、酢酸、エタノールまたはそれらの組合せをはじめとする生成物にさらに処理され得る。
本発明はまた、リアクター20を提供するステップと、リアクター20に酢酸セルロース廃棄物および加水分解剤15を添加して、薬剤/廃棄物混合物を作製し、それに続いて、薬剤/廃棄物混合物を一定期間撹拌および加熱することによって酢酸セルロースエステル廃棄物10を加水分解し、加水分解された混合物を作製するステップとを含む、酢酸セルロース廃棄物をリサイクルする方法を開示する。
酢酸セルロース廃棄物をリサイクルする方法は、前記の加水分解された混合物から前記加水分解剤15を蒸留すること30および/または分離すること35を含む、さらなるステップをさらに含み得る。
酢酸セルロース廃棄物をリサイクルする方法は、加水分解された混合物から固体物質50を分離および除去し、単糖、多糖、部分加水分解されたセルロースまたはそれらの組合せからなる水溶性製品流を作製することを含む、さらなるステップをさらに含み得る。本方法は、水溶性製品流を回収するステップをさらに含み得る。この方法は、その後の使用のために精製または単離によって加水分解剤40を回収するステップをさらに含み得る。本方法は、理論上のグルコース収量の30パーセント超に進行する、酢酸セルロースエステル廃棄物10の加水分解に起因するセルロースポリマーを分解するステップをさらに含み得る。
本方法は、単糖および/または多糖を、酢酸、エタノールまたはそれらの組合せなどの生成物に処理するステップをさらに含み得る。
本発明の一実施形態では、酢酸セルロースエステル廃棄物10は、リアクター20において加水分解されて、加水分解された混合物を生成し、酢酸について70%超の理論的収量およびグルコースについて30%超の理論的収量が生じる。次いで、加水分解された混合物を固体物質50から分離し、埋立地廃棄物70を低減でき、ならびに、酢酸の回収またはその他の製造プロセスのためのグルコースのさらなる使用をはじめとするその後の処理のために水溶性製品流60を使用できる。
以下の実施例は、本発明をさらに例示する。表1〜4は、本発明によって記載される方法によって達成された酢酸セルロース加水分解について得られたデータを詳述する。表1に関して、ブランクは、リアクターへの挿入に先立って測定された水性酢酸の濃度である。この値を使用して、酢酸収率を算出した。また、表1に関して、酢酸プロピオン酸セルロース−0.6重量%アセチル;42.5重量%プロピオニル含量および酢酸酪酸セルロース−2重量%アセチル+52重量%ブチリル含量。各サンプルは、Pressure Products Industries LCシリーズ(Part No. LC−1X−F−SI−2X260−5−1B)1L磁気的撹拌316Gradeステンレス鋼リアクター(LCおよびFCシリーズリアクター1/15/98の操作および維持マニュアル利用)内で40グラムの酢酸セルロースエステル廃棄物を用いて始め、これを、600mlの加水分解剤(酢酸)と組み合わせ、ここでは、本方法は、以下に示される期間実施された。酸の獲得(グラムで)および各サンプルの達成された加水分解パーセントが以下に詳述されている。酢酸パーセントは、フェノールフタレインの目視による終点を使用する手作業での酸−塩基滴定によって求めた。滴定は、標準化された1Nの水酸化ナトリウムを使用して完了した。滴定終点は、透明溶液の桃色への推移によって決定した。色の推移時点でのNaOH滴定剤の容量を使用して、それぞれのサンプル中の酢酸%を算出した。サンプルは、比較的固体を含まないサンプルが得られるよういずれの固体も沈降させた後のリアクター内容物のアリコートから得た。
表5〜10では、本発明によって記載される方法によって達成されたグルコース変換について得られたデータを詳述している。各サンプルは、リアクター内で、40グラムの酢酸セルロースエステル廃棄物を用いて始め、これを、600mlの加水分解剤(酢酸および/または水)を組み合わせ、ここでは、本方法は、以下に示される期間実施した。表5〜9に関して、「生成したグルコースg」と表示された列は、溶液中のグルコースの量を示す。この量を使用して、理論的収量に対して比較し、各サンプルのグルコースの収率%を決定した。
表1は、種々の反応時間で本発明の方法において得られた酢酸の濃度を示す。濃度%は、表2〜4では収量に換算されている。
表2は、30分時点での、本発明の酢酸を生成する方法に対する、種々の温度および加水分解剤の濃度の効果を示す。
表3は、60分時点での、本発明の方法に対する、酢酸を生成するための種々の温度および加水分解剤の濃度の効果を示す。
表4は、90分時点での、本発明の方法に対する、酢酸を生成するための種々の温度および加水分解剤の濃度の効果を示す。
表5は、特定の温度での、0、30、60および90分後のサンプル1A〜5Aのグルコースの収率%を示す。
表6は、特定の温度での、0、30、60および90分後のサンプル6A〜11Aのグルコースの収率%を示す。
表7は、特定の温度での、0、30、60および90分後のサンプル1B〜6Bのグルコースの収率%を示す。
表8は、特定の温度での、0、30、60および90分後のサンプル7B〜12Bのグルコースの収率%を示す。
表9は、特定の温度での、0、30、および60分後のサンプル13B〜16Bのグルコースの収率%を示す。
表10は、特定の温度で(特に断りのない限り)90分後の表5〜9に含有されるデータの要約である。
表11は、本発明内に記載される方法が完了した後に残存する固体廃棄物の量の全体的な減少を示す。

Claims (20)

  1. 酢酸セルロースエステル廃棄物をリサイクルする方法であって、
    リアクターを提供するステップと;
    前記リアクターに、酢酸セルロースエステル廃棄物を添加するステップと;
    前記リアクターに、加水分解剤を添加して、薬剤/廃棄物混合物を作製するステップと;
    前記薬剤/廃棄物混合物を、一定期間撹拌および加熱することによって、前記酢酸セルロースエステル廃棄物を加水分解して、加水分解された混合物を作製するステップと;
    前記の加水分解された混合物から、前記加水分解剤を蒸留および/または分離するステップと;
    前記の加水分解された混合物から固体物質を分離および除去して、水溶性製品流を作製し、前記水溶性廃棄物流が、単糖、多糖、部分加水分解されたセルロース、酢酸またはそれらの組合せを含むステップと;
    前記水溶性製品流を回収するステップと
    を含む方法。
  2. 前記酢酸セルロースエステル廃棄物が、セルロースカルボン酸エステルである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記セルロースカルボン酸エステルが、酢酸セルロース(DS 0.5〜3)、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース(種々の混合エステル組成で)、酢酸酪酸セルロース(種々の混合エステル組成で)、その他の酢酸セルロースエステルまたはそれらの組合せである、請求項2に記載の方法。
  4. 前記加水分解剤が、酢酸、ギ酸またはそれらの組合せからなる群から選択されるカルボン酸である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記加水分解剤が、前記酢酸セルロース廃棄物の加水分解並びに反応における水の消費から、その場で生成または増大される、請求項4に記載の方法。
  6. その後の使用のために精製または単離によって、前記加水分解剤を回収するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記の加水分解された混合物が、酢酸セルロース廃棄物の前記固体物質が75%超低減される程度に主に水溶性である、請求項1に記載の方法。
  8. 前記の加水分解された混合物が、酢酸セルロース廃棄物の前記固体物質が、185℃で95%超低減される程度に主に水溶性である、請求項1に記載の方法。
  9. 理論上のグルコース収量の30パーセント超に進行する、前記酢酸セルロースエステル廃棄物の加水分解に起因するセルロースポリマーを分解するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  10. 前記酢酸セルロースエステル廃棄物からのエステル基の加水分解が、理論的収量の70パーセント超に進行する、請求項1に記載の方法。
  11. その後の処理の原料として使用するために、前記単糖および/または多糖が、単離される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記単糖および/または多糖を、酢酸、エタノールまたはそれらの組合せなどの生成物に処理するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  13. 前記単糖および/または多糖を、酢酸、エタノールまたはそれらの組合せなどの生成物に処理するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  14. 酢酸セルロース廃棄物をリサイクルする方法であって、
    リアクターを提供するステップと;
    前記リアクターに、酢酸セルロース廃棄物を添加するステップと;
    前記リアクターに、加水分解剤を添加して、薬剤/廃棄物混合物を作製するステップと;
    前記薬剤/廃棄物混合物を、一定期間、撹拌および加熱することによって、前記酢酸セルロースエステル廃棄物を加水分解して、加水分解された混合物を作製するステップと
    を含む方法。
  15. 前記の加水分解された混合物から、前記加水分解剤を蒸留および/分離するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記の加水分解された混合物から固体物質を分離および除去して、水溶性製品流を作製するステップをさらに含み、前記水溶性製品流が、単糖、多糖、部分加水分解されたセルロースまたはそれらの組合せを含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記水溶性製品流を回収するステップをさらに含む、請求項16に記載の方法。
  18. 前記の加水分解された混合物が、酢酸セルロース廃棄物の前記固体物質が、75%超低減される程度に主に水溶性である、請求項14に記載の方法。
  19. その後の使用のために、精製または単離することによって前記加水分解剤を回収するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
  20. 理論上のグルコース収量の30パーセント超に進行する、前記酢酸セルロースエステル廃棄物の加水分解に起因するセルロースポリマーを分解するステップをさらに含む、請求項14に記載の方法。
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