JP2012241345A - 機械式駐車場 - Google Patents

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Abstract

【課題】二輪車を駐車可能な機械式駐車場において、入出庫時の二輪車の取り回しを容易にする。
【解決手段】パレット32bには、前後いずれの方向からも二輪車の進入または退出が可能に構成された収納スペース64が設置される。ターンテーブル60は、駐車室から移動されたパレット32bを旋回可能に構成される。制御装置は、ターンテーブル60の旋回角度を制御する。制御装置は、乗降室12において二輪車が収納スペース64への入出庫時のいずれも、二輪車74を前進状態で収納スペース64から出し入れできるようにターンテーブル60の旋回角度を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、機械式駐車場に関する。
一般に、少ないスペースで多数の車両を効率的に駐車できる駐車場として、機械式駐車場が知られている。機械式駐車場の一つとして、パレットの上に車両を載置し、このパレットを前後あるいは左右にレールや溝を利用して移動させることにより、空いているパレットスペースへ運ぶ構成としたパレット式の機械式駐車場が知られている。
また、機械式駐車場のパレットに自動車のみならず二輪車を収容することも行われている。例えば、特許文献1には、複数台の二輪車を収納可能な二輪車用パレットを備える機械式駐車設備において、二輪車用パレットがターンテーブルに固定された後、二輪車の前後方向が入出庫口に向かう方向となる入出庫位置にターンテーブルを停止させるように制御する技術が開示されている。これによると、方向転換の必要なく二輪車を移動させることができるとしている。
特開2009−180005号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、パレット上に二輪車を収納する際に前輪の移動を規制する起立係留具に二輪車が固定されるので、入庫時には二輪車を前進させて収納することができるものの、出庫時には二輪車を後退させて出さなくてはならない。収納スペースの両側には柵が設けられており、このような狭い空間で二輪車を後退させるのは不安定な操作となる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、入庫時および出庫時の二輪車の取り回しが容易になるように構成された機械式駐車場を提供することにある。
本発明の一態様は、二輪車を積載可能なパレットと、乗降室内に設置され前記パレットを旋回させるターンテーブルと、を備える機械式駐車場であって、前記パレットは、二輪車を前進方向でパレット上に積載し、かつパレットから前進方向で二輪車を取り出し可能に構成されていることを特徴とする機械式駐車場である。
この態様によると、パレット上への二輪車の移動およびパレットからの二輪車の移動を常に前進方向で行うことができるので、二輪車の入出庫操作が容易になる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、二輪車を駐車可能な機械式駐車場において、入出庫時の二輪車の取り回しを容易にすることができる。
本発明の一実施形態に係る機械式駐車場の側面図である。 乗降室の平面図である。 各階の駐車室の平面図を示す図である。 (a)、(b)は、二輪車用パレットの詳細な構成を示す図である。 (a)、(b)は、大型二輪車用の収納スペースが二台分設置された二輪車用パレットが乗降室内にある様子を示す図である。 (a)、(b)は、小型二輪車用の収納スペースが四台分設置された二輪車用パレットが乗降室内にある様子を示す図である。 (a)、(b)は、大型二輪車用の収納スペースが一台分、小型二輪車用の収納スペースが二台分設置された二輪車用パレットが乗降室内にある様子を示す図である。 本実施形態に係る機械式駐車場における二輪車入出庫時の制御フローチャートである。
図1は、本発明の一実施形態に係る機械式駐車場10の側面図である。機械式駐車場10は、例えば地上に設けられた建物104の地下に設けられたいわゆる地下式の機械式駐車場である。
機械式駐車場10は、地下1〜3階にそれぞれ位置する駐車室14、16、18、複数のパレット32、第1移載装置56、複数の第2移載装置58および昇降装置94を備える。
機械式駐車場10は、パレット32を用いたパレット式の駐車場である。このパレット式の機械式駐車場10は、昇降装置94を用いて自動車20または二輪車74(図2以下を参照)等が積載された状態のパレット32を昇降させたり、あるいは第1移載装置56や第2移載装置58を使用して面方向に移動させたりすることにより、駐車室に自動車20または二輪車74を駐車させる構成になっている。
各階の駐車室14、16、18はそれぞれ複数の駐車スペースを含む。図1に示される駐車スペース14aを例にとって説明する。駐車スペース14aは、床98の上に設置された第2移載装置58と、第2移載装置58に搭載されたパレット32と、パレット32に積載された自動車20と、を含む。すなわち駐車スペース14aは自動車20が駐車されている駐車状態にある。駐車スペースの他の状態としては、パレット32に二輪車74が積載された状態と、パレット32はあるが自動車20または二輪車74はない空車状態と、パレット32がない無パレット状態と、がある。
機械式駐車場10においては、断面が略矩形の昇降路96が鉛直方向(図のz方向)に沿って設けられている。昇降路96は、各階の駐車室14、16、18と連通する。昇降路96の下端には昇降装置94が設置されている。リフトフレーム88は、昇降路の四隅のマストに昇降自在に支持されている。リフトフレーム88の上部には第1移載装置56が搭載される。昇降装置94は昇降路96に沿ってリフトフレーム88を昇降させる。
第1移載装置56の上部にはパレット32が搭載される。第1移載装置56は、移載方向および交差方向にパレット32を移動可能に構成される。
機械式駐車場10へ自動車または二輪車を入庫したり機械式駐車場10から自動車または二輪車を出庫したりするための乗降室12が、建物104内に設けられる。乗降室12は昇降路96の上端に設けられている。より具体的には、乗降室12と昇降路96とはパレット32が通過できる程度の大きさの連通孔100を介して連結されている。また、乗降室12内には、パレットを入出庫口70の方向に旋回させるためのターンテーブル60も設置される。
第1移載装置56および第2移載装置58には、本出願人が先に出願した特公平7−29681号公報に記載の搬送装置を適用することができる。すなわち、第1移載装置56の四隅には、モータにより駆動される駆動車輪が配設されている。第1移載装置56は、搭載されたパレット32をこれらの駆動車輪を回すことで移動する。また、この四隅に配設された4個の駆動車輪は、アクチュエータにより約90°回転可能な構成とされている。更に、駆動車輪は正転および逆転のいずれも行いうるよう構成される。したがって、第1移載装置56は、パレット32を移載方向および交差方向のいずれにも移動することができる。第2移載装置58についても同様である。
図2は、乗降室12の平面図である。乗降室12は、ターンテーブル60を取り囲むように設置される。ターンテーブル60の中央部には長方形の開口部61が形成されている。パレット32は昇降装置94によって下方から乗降室12まで運搬され、ターンテーブル60の開口部61にパレット32が係合するように構成されている。ターンテーブル60は、パレット32上にまたはパレット上から自動車または二輪車を移動しやすい方向にパレット32を旋回させる。
乗降室12の入出庫口70の近傍には、操作パネル90が設置される。操作パネル90には、例えば、表示画面、数字入力ボタン、運転開始ボタン、音声案内用スピーカー等が設けられている。ユーザは、車両の入出庫時に操作パネル90を使用して、パレット番号の入力、(必要であれば)暗証番号の入力等を行い、運転開始ボタンを押す。操作パネル90に接続された制御装置110は、番号で指定されたパレットを特定し、第1移載装置56、第2移載装置58および昇降装置94に対して、特定されたパレットを駐車室14、16、18のいずれかから乗降室12まで移動させるように指令する。
図3は、各階の駐車室の平面図を示す。図示のように、駐車室内の複数の駐車スペースは、平面視した場合に移載方向(図のx方向)と、移載方向と実質的に直交する交差方向(図のy方向)のマトリクス状に配列される。各駐車スペースは一つのパレット32を収容可能に構成される。
本実施形態では、パレット32は、自動車20を積載する自動車用パレット32aと、二輪車74、76を積載する二輪車用パレットとを含む。二輪車用パレットは、大型二輪車74を二台積載するパレット32bと、小型二輪車76を四台積載するパレット32cと、大型二輪車74を一台、小型二輪車76を二台それぞれ積載するパレット32dとを含む。
二輪車用パレット32b、32c、32dには、後述する理由により、パレットの長手方向両端を区別する必要がある。図2に示されているように、本明細書ではこれをA側、B側として区別する。
図4は、二輪車用パレット32bの詳細な構成を示す。図4(a)は二輪車用パレット32bの平面図であり、図4(b)は図4(a)のC−C線断面図である。二輪車用パレット32bには、大型二輪車用の収納スペース64が二台分設置されている。各収納スペース64は、パレット32bの長手方向中心線Eに対してその中心線Cが所定の角度αだけ傾斜するように、パレット上に設置されている。これは、標準的な大きさのパレットの場合、大型二輪車用の収納スペース64を中心線Eと直交する方向に配置すると、二輪車の前後がパレットからはみ出すことになるからである。
収納スペース64は、大型二輪車の左右にそれぞれ位置する転倒防止柵82と、跳ね上げ式(フラップ式)の車輪止め機構84とを含む。転倒防止柵82は、例えば金網などの内側が見えるような構造であることが好ましい。また、転倒防止柵82は、例えば二輪車の座面よりも高いことが好ましい。車輪止め機構84は、パレット移動中の二輪車の前後方向の移動を防止するために、二輪車の前輪および後輪を止める位置にそれぞれ配置される。図4(b)に示すように、車輪止め機構84は、二輪車の出し入れ時にはパレットと略同一面になるように収納され、二輪車の収納時には二輪車の前後輪が乗り越えないような角度まで上方に跳ね上がるように構成される。
このように、本実施形態では、車輪止め機構84のいずれもが平面的に収納されるので、二輪車を収納スペースから出すときでも二輪車を前進方向に移動させることが可能になっている。一般に、二輪車は後進させるよりも前進させる方が容易であるので、このような構成により二輪車の出庫が容易になる。
なお、収納スペースは、収納するべき二輪車の種類に応じて適切な大きさに設計することができる。後述する図6のように、収納すべき二輪車の前後方向の大きさがパレットの幅未満である場合には、各収納スペースをパレットの中心線Eと直交するように設置してもよい。
上述のように、本実施形態の二輪車積載パレットでは、各収納スペースがパレットの中心線と所定の角度をなしているものがある。このようなパレットを、通常の自動車用パレットと同一の方向にターンテーブルで旋回させると、入出庫口の方向と収納スペースから二輪車を出す方向とが一致しなくなる。この場合、ユーザは収納スペースから二輪車を出し入れする際に、狭い乗降室の中で二輪車のハンドルを操作して向きを変えなくてはならない。
そこで、本実施形態では、入出庫時に二輪車を収納スペースから出し入れしやすくなる角度にターンテーブルが旋回制御される。
以下、本実施形態に係る機械式駐車場10の動作について説明する。
図5(a)、(b)は、大型二輪車用の収納スペース64が二台分設置された二輪車用パレット32bが乗降室12内にある様子を示す。なお、図中の点線は、自動車用パレット32aが入出庫される場合の位置を表している。
図5(a)は大型二輪車74の入庫時の様子である。ユーザは、操作パネル90を使用して二輪車の入庫指示をするとともに、パレット番号およびパレット上の収納スペース(この例では、A側の収納スペース)を指定する。制御装置110は、指定された二輪車用パレット32bを特定し乗降室12に呼び出す。呼び出されたパレット32bはターンテーブル60と係合される。そして、制御装置110は、A側の収納スペース64の中心線Cが入出庫口70を通る乗降室12の中心線Dと略平行になり、かつB側の収納スペースよりもA側の収納スペースが入出庫口側になる位置までパレット32bを旋回させる。これにより、ユーザは大型二輪車を直進状態で収納スペース64に移動させることができる。また、A側の収納スペースがB側の収納スペースよりも手前側にあるので、B側の収納スペースが移動の妨げになることもない。
このとき、制御装置110は、パレット32bのA側の収納スペース64に二輪車が収納されたこと、および二輪車の前進方向を記録しておく。
B側の収納スペースが指定された場合には、B側の収納スペース64の中心線が入出庫口70を通る乗降室12の中心線と略平行になり、かつA側の収納スペースよりもB側の収納スペースが入出庫口側になる位置までパレット32bを旋回させることは言うまでもない。
図5(b)は大型二輪車74の出庫時の様子である。入庫時と同様に、制御装置110はユーザにより指定された二輪車用パレット32bを特定し乗降室12に呼び出す。呼び出されたパレット32bはターンテーブル60と係合される。そして、制御装置110は、A側の収納スペース64の中心線Cが入出庫口70を通る乗降室12の中心線Dと略平行になるまでパレット32bを旋回させる。しかし、入庫時と異なり、A側の収納スペースよりもB側の収納スペースが入出庫口側になるようにする。これは、収納されている二輪車の前進方向が入出庫口側に向くようにするためである。これにより、ユーザは大型二輪車を直進状態で収納スペース64から取り出すことができる。
図6(a)、(b)は、小型二輪車用の収納スペース66が四台分設置された二輪車用パレット32cが乗降室12内にある様子を示す。
図6(a)は小型二輪車76の入庫時の様子である。ユーザは、操作パネル90を使用して二輪車の入庫指示をするとともに、パレット番号およびパレット上の収納スペース(この例では、A側の収納スペース)を指定する。制御装置110は、指定された二輪車用パレット32cを特定し乗降室12に呼び出す。呼び出されたパレット32cはターンテーブル60と係合される。
制御装置110は、各収納スペース66の中心線Fが入出庫口70を通る乗降室12の中心線Dに対して予め設定された角度βをなし、かつB側の収納スペースよりもA側の収納スペースが入出庫口側になる位置までパレット32cを旋回させる。図5の例と異なり、仮に収納スペース66の中心線Fが乗降室12の中心線Dと平行になるようにパレット32cを回転させると、入出庫口の壁70bと二輪車の移動方向とが交差して方向転換が必要になる。このような事態を回避するため、小型二輪車用のパレット32cの場合には、A側の収納スペースに向かう二輪車の移動方向が入出庫口の中央付近を通過するような角度βにパレット32cを旋回させるのである。これにより、ユーザは小型二輪車76を直進状態で収納スペース64に移動させることができる。
図6(b)は小型二輪車76の出庫時の様子である。入庫時と同様に、制御装置110はユーザにより指定された二輪車用パレット32cを特定し乗降室12に呼び出す。呼び出されたパレット32cはターンテーブル60と係合される。そして、制御装置110は、各収納スペース66の中心線Fが入出庫口70を通る乗降室12の中心線Dに対して予め設定された角度βをなし、かつA側の収納スペースに収納されている二輪車の前進方向が入出庫口側に向くようにパレット32cを旋回させる。これにより、ユーザは小型二輪車76を直進状態で収納スペース64から取り出すことができる。
図7(a)、(b)は、大型二輪車用の収納スペース64が一台分、小型二輪車用の収納スペース66が二台分設置された二輪車用パレット32dが乗降室12内にある様子を示す。
図7(a)は大型二輪車76の入庫時の様子であり、図7(b)は大型二輪車76の出庫時の様子である。図から分かるように、大型二輪車を収納するとき、すなわちA側の大型用収納スペース64を利用するときは、図5(a)、図5(b)に関して説明したのと同様の制御が行われる。
また、小型二輪車を収納するとき、すなわちB側の小型用収納スペース66を利用するときは、図6(a)、図6(b)に関して説明したのと同様の制御が行われる。
上記の制御を可能にすべく、ターンテーブル60には絶対角度を検出するためのセンサが設けられていることが望ましい。また、制御装置110には、収納スペースの区別(大型か小型か)および入庫時か出庫時かに応じて、最も二輪車の出し入れがしやすいターンテーブルの角度が予め設定されていることが望ましい。
ユーザがパレット番号等を指定する代わりに、空きスペースに自由に入庫するようにしてもよい。この場合、ユーザは操作パネルで二輪車の区別(大型か小型か)を入力する。制御装置110は、入力された区別の空き収納スペースを有するパレットを特定し、そのパレットを乗降室まで移動させる。
また、上述のようにパレット番号と収納スペース位置の組み合わせで指定する代わりに、全パレット上の全ての収納スペース位置に固有の番号を付与しておき、ユーザはこの固有番号を指定するようにしてもよい。この場合、制御装置は、固有番号とパレット番号との対照テーブルを参照して、移動すべきパレットを特定する。
図8は、本実施形態に係る機械式駐車場における二輪車入出庫時の制御フローチャートである。
二輪車を入出庫するとき、ユーザは、操作パネル90を使用してパレット番号およびパレット上の収納スペースを入力し、運転開始ボタンを押す(S10)。制御装置110は、入力されたパレット番号のパレット32を特定し(S12)、第1移載装置56、第2移載装置58および昇降装置94に対して、特定されたパレットを駐車室から乗降室12まで移動させるように指令する(S14)。パレット32が乗降室12に到着してターンテーブル60と係合されると、制御装置110は、ユーザにより入力された収納スペースと、入庫または出庫のいずれであるかに応じて、予め設定された角度をメモリから呼び出す(S16)。そして、制御装置110は、乗降室12の中心線Dに対して予め設定された角度になるようにターンテーブル60を旋回させる(S18)。これにより、入庫時であれば二輪車を前進方向で収納スペースに移動しやすい方向、出庫時であれば二輪車を前進方向で収納スペースから移動しやすい方向になり、ユーザの入出庫操作が容易になる(S20)。
制御装置110に予約機能を追加してもよい。一般に、機械式駐車場が大規模になるほど、ユーザが操作パネルを操作してからパレットが乗降室に到達するには時間がかかる。そこで、ユーザは、パレット番号および収納スペースの入力に加えて、入出庫予定時刻を操作パネルで入力しておく。制御装置110は、指定されたパレットの移動および収納スペースに応じたターンテーブルの旋回が予定時刻に完了しているように、第1移載装置56、第2移載装置58および昇降装置94に対して適切な時刻(例えば5分前)に指令を発するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、二輪車を駐車可能に構成された機械式駐車場において、パレット上の収納スペースへの二輪車の移動および収納スペースからの二輪車の移動を常に前進方向で行うことができる。したがって、二輪車の入出庫操作が容易になる。
また、一つのパレット上に複数の二輪車用収納スペースが設けられる場合、パレット上の収納スペースの向き、および入庫時か出庫時かに応じて、入出庫口の方向に対するパレットの旋回角度が変更される。これによって、入出庫時に乗降室内での二輪車の方向転換または切り返しといった動作を不要にまたは最小限にすることができ、二輪車の入出庫操作が容易になる。
また、二輪車用パレットについては長手方向両端が区別されているので、パレット上の各収納スペースに複数台の二輪車が異なる向きで積載された場合でも、それぞれの前進方向を特定することができる。したがって、出庫時に収納スペースから入出庫口に向けて二輪車を前進方向で移動できるようにパレットを旋回することができる。
以上、実施の形態に係る機械式駐車場について説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素の組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
実施の形態では、大型二輪車および小型二輪車を積載可能なパレットについて説明したが、これらに限定されるわけではない。例えば、中型二輪車用の収納スペースが三台分設置されたパレット、自転車用の収納スペースが複数台分設置されたパレット等も考えられる。また、大型二輪車用パレットおよび小型二輪車用パレットの旋回角度も実施の形態で述べたものに限定されるわけではない。入出庫時にそれぞれのパレットを旋回すべき角度は、パレット上の各収納スペースのパレット中心軸に対する向き、入出庫口の間口の大きさ、入出庫口に対する停止位置等を考慮して、二輪車を最も移動させやすい角度を設定することができる。
実施の形態では、乗降室が昇降路の上端に位置するいわゆる地下式駐車場について説明した。しかしながら、パレットの移動により車両を収納するような構造であれば、乗降室が昇降路の下端や中間に位置する立体式駐車場についても本発明を等しく適用できる。昇降装置を備えない平面の駐車場についても同様である。
10 機械式駐車場、 12 乗降室、 14、16、18 駐車室、 20 自動車、 32a〜d パレット、 60 ターンテーブル、 64、66 収納スペース、 70 入出庫口、 74、76 二輪車、 82 転倒防止柵、 84 車輪止め機構、 90 操作パネル、 94 昇降装置、 110 制御装置。

Claims (7)

  1. 二輪車を積載可能なパレットと、
    乗降室内に設置され前記パレットを旋回させるターンテーブルと、を備える機械式駐車場であって、
    前記パレットは、二輪車を前進方向でパレット上に積載し、かつパレットから前進方向で二輪車を取り出し可能に構成されていることを特徴とする機械式駐車場。
  2. 前記パレットを収容可能な複数の駐車スペースを有する駐車室と、
    前記パレットを前記駐車室と乗降室との間で移動可能な移載装置と、
    前記ターンテーブルの旋回角度を制御する制御装置と、を備え、
    前記パレットには、前後いずれの方向からも二輪車の進入または退出が可能に構成された収納スペースが一つまたは複数設置されており、
    前記制御装置は、二輪車が前記収納スペースに入出庫されるときのいずれも、二輪車を前進させて前記収納スペースから出し入れできるように前記ターンテーブルの旋回角度を制御することを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車場。
  3. 自動車を積載可能なパレットと、二輪車を積載可能なパレットとを混在して前記駐車室に収容可能であることを特徴とする請求項2に記載の機械式駐車場。
  4. 前記制御装置は、前記パレット上の個々の収納スペースの配置に応じて、ユーザが二輪車を入出庫するときの前記ターンテーブルの旋回角度が異なるように制御することを特徴とする請求項2または3に記載の機械式駐車場。
  5. 前記制御装置は、個々の収納スペースに収納された二輪車の向きに応じて、前記ターンテーブルの旋回角度を制御することを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載の機械式駐車場。
  6. 前記制御装置は、ユーザによって予め設定された時間に予め指定されたパレットを前記乗降室内に移動することを特徴とする請求項2ないし5のいずれかに記載の機械式駐車場。
  7. 前記収納スペースは、二輪車を出し入れする方向の両端に、跳ね上げ式の車輪止め機構をそれぞれ備えることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載の機械式駐車場。
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