JP2012228897A - 緩衝装置支持部材、緩衝装置支持構造体および車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】特定方向に外力が加えられた場合に、確実に屈曲することのできる、緩衝装置支持部材、緩衝装置支持構造体および車両を提供する。
【解決手段】バンパ補強材2と、バンパ補強材2に取り付けられるバンパ3との間に介在され、バンパ3を支持するためのバンパ支持部材1であって、平板状部材8と、平板状部材8に一方向に沿って形成され、外力が加わることによって屈曲する応力集中部とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、緩衝装置支持部材、緩衝装置支持構造体および車両、詳しくは、緩衝装置の支持に用いられる緩衝装置支持部材、それを備える緩衝装置支持構造体、および、車両に関する。
自動車などの車両には、車体の前側および/または後側に、緩衝装置が設けられており、自動車が、歩行者や周囲の他の自動車などの対象物と衝突した際には、緩衝装置によって急激な衝撃を緩和するようにしている。そのような緩衝装置は、バンパリインフォースメントなどの車体に取り付けられる。
また、拘束層と、それに積層される粘弾性層とを備え、拘束層が、第1壁と、それと間隔を隔てて対向配置される第2壁と、それらの間に架設される筋壁とを一体的に備える補強シートが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2010−99867号公報
しかるに、特許文献1で提案される補強シートを、バンパリインフォースメントと緩衝装置との間に配置して、バンパリインフォースメントを支持することが検討されている。そのような補強シートからなる支持部材は、剛性に優れていることから、緩衝装置を確実に支持することができる。
しかるに、支持部材には、対象物との衝突方向から大きな衝撃が加えられたときに、緩衝装置で緩衝し切れない衝撃を吸収する必要があり、つまり、所定方向からの衝撃に緩衝作用を奏することも要求されている。しかし、上記した補強シートからなる支持部材は、変形しにくく、上記した衝撃を吸収することができないという不具合がある。
本発明の目的は、特定方向に外力が加えられた場合に、確実に屈曲することのできる、緩衝装置支持部材、緩衝装置支持構造体および車両を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の緩衝装置支持部材は、車体と、前記車体に取り付けられる緩衝装置との間に介在され、前記緩衝装置を支持するための緩衝装置支持部材であって、平板状部材と、前記平板状部材に一方向に沿って形成され、外力が加わることによって屈曲する応力集中部とを備えることを特徴としている。
この緩衝装置支持部材には、外力が加わることによって屈曲する応力集中部が、平板状部材に形成されている。そのため、外力が緩衝装置から応力集中部に加えられると、平板状部材を屈曲させることができる。
しかも、応力集中部が平板状部材に、一方向に沿って形成されているので、外力がかかる部位において、平板状部材を、一方向に沿って確実に屈曲させることができる。
換言すれば、外力がかかる部位において、平板状部材は、一方向に対する交差方向に沿って屈曲しにくいので、交差方向に沿う屈曲などの変形を有効に防止することができる。
その結果、緩衝装置支持部材は、特定方向にかかる外力を、平板状部材の一方向に沿う屈曲によって、確実に吸収することができるとともに、特定方向以外の方向にかかる外力に起因する変形を有効に防止することができる。
また、本発明の緩衝装置支持部材では、前記応力集中部は、前記平板状部材の全面にわたって形成されていることが好適である。
この緩衝装置支持部材では、応力集中部は、平板状部材の全面にわたって形成されているので、平板状部材をどのような形状に形成しても、外力を応力集中部に作用させることができる。
また、本発明の緩衝装置支持部材では、前記平板状部材には、前記緩衝装置に隣接する隣接部分に弾性部材が設けられていることが好適である。
この緩衝装置支持部材によれば、緩衝装置を、緩衝装置支持部材によって、弾性的に支持することができる。
また、本発明の緩衝装置支持部材では、前記平板状部材には、前記緩衝装置に隣接する隣接部分に、前記緩衝装置に対して滑る滑り部材が設けられていることが好適である。
この緩衝装置支持部材では、緩衝装置が変形する際には、緩衝装置が、滑り部材によって、緩衝装置支持部材に対して滑ることができる。そのため、緩衝装置の円滑な変形を確保して、緩衝装置にかかる外力を効率的に吸収することができる。
また、滑り部材を設けることにより、緩衝装置の摩擦による劣化を防止することができる。
また、本発明の緩衝装置支持部材では、前記平板状部材が、複数設けられていることが好適である。
この緩衝装置支持部材では、前記平板状部材が、複数設けられている。そのため、緩衝装置支持部材は、特定方向にかかる外力を、複数の平板状部材の一方向に沿う屈曲によって、より一層確実に吸収することができるとともに、特定方向以外の方向にかかる外力に起因する変形を複数の平板状部材の交差方向に沿う変形防止によって、より一層有効に防止することができる。
また、本発明の緩衝装置支持部材では、前記平板状部材は、第1平板、第1平板と間隔を隔てて対向配置される第2平板、および、第1平板と第2平板との間に架設され、前記一方向に対する交差方向に互いに間隔を隔てて併設される複数の柱部を備え、前記応力集中部は、各前記柱部の間に形成される脆弱部であることが好適である。
この緩衝装置支持部材では、平板状部材が、第1平板、第2平板および柱部を備え、柱部の間に脆弱部が形成されている。
そのため、柱部によって、平板状部材の強度を維持することができる。
一方、柱部が、交差方向に互いに間隔を隔てて併設されている。すなわち、脆弱部が、交差方向に沿って形成される。そのため、交差方向において、平板状部材を屈曲させることができる。
また、本発明の緩衝装置支持部材では、前記平板状部材における前記交差方向の垂直圧縮強さが、前記平板状部材における前記一方向の垂直圧縮強さの0.1倍以上1倍未満であることが好適である。
この緩衝装置支持部材では、平板状部材の交差方向における垂直圧縮強さが、平板状部材の一方向における垂直圧縮強さの0.1倍以上1倍未満である。すなわち、平板状部材において、脆弱部が並設される方向における垂直圧縮強さが、一方向における垂直圧縮強さよりも低く設定されている。そのため、脆弱部が併設される方向に沿って外力が加わることによって、容易に、平板状部材を屈曲させることができる。
また、本発明の緩衝装置支持構造体は、車体と、前記車体に取り付けられる緩衝装置と、前記車体と前記緩衝装置との間に介在され、前記緩衝装置を支持するための、上記した緩衝装置支持部材とを備えることを特徴としている。
この緩衝装置支持構造体では、緩衝装置支持部材は、特定方向にかかる外力を、平板状部材の一方向に沿う屈曲によって、確実に吸収することができるとともに、特定方向以外の方向にかかる外力に起因する変形を有効に防止することができる。
そのため、特定方向にかかる外力を、平板状部材の一方向に沿う屈曲によって、確実に吸収することができるとともに、特定方向以外の方向にかかる外力に起因する変形を有効に防止することができる。
また、本発明の車両は、車体と、前記車体に取り付けられる緩衝装置と、前記車体と前記緩衝装置との間に介在され、前記緩衝装置を支持するための、上記した緩衝装置支持部材とを備えることを特徴としている。
この車両では、緩衝装置支持部材は、特定方向にかかる外力を、平板状部材の一方向に沿う屈曲によって、確実に吸収することができるとともに、特定方向以外の方向にかかる外力に起因する変形を有効に防止することができる。
そのため、特定方向にかかる外力を、平板状部材の一方向に沿う屈曲によって、確実に吸収することができるとともに、特定方向以外の方向にかかる外力に起因する変形を有効に防止することができる。
本発明の緩衝装置支持構造体および車両に備えられる緩衝装置支持部材は、特定方向にかかる外力を、平板状部材の一方向に沿う屈曲によって、確実に吸収することができるとともに、特定方向以外の方向にかかる外力に起因する変形を有効に防止することができる。
図1は、本発明の緩衝装置支持部材の一実施形態としてのバンパ支持部材の斜視図を示す。 図2は、図1に示すバンパ支持部材の平板状部材の拡大斜視図を示す。 図3は、平板状部材を形成するための支持シートの平面図を示す。 図4は、図3に示す支持シートの部分拡大平面図を示す。 図5は、図4に示す支持シートの突出部列に沿う断面図を示す。 図6は、図1に示すバンパ支持部材の平板状部材に設けられる弾性部材および滑り部材の断面図を示す。 図7は、自動車の一部拡大斜視図を示す。 図8は、図7の自動車のバンパがバンパ支持部材によって支持された緩衝装置支持構造体の側断面図を示す。 図9は、図8に示す緩衝装置支持構造体の平面図を示す。 図10は、図9の緩衝装置支持構造体における平板状部材の屈曲を説明する平面図を示す。 図11は、本発明の緩衝装置支持部材の他の実施形態としてのバンパ支持部材の平板状部材を形成するための支持シート(前後方向に隣接する各突出部列18が重複する態様)の部分拡大平面図を示す。
図1は、本発明の緩衝装置支持部材の一実施形態としてのバンパ支持部材の斜視図、図2は、図1に示すバンパ支持部材の平板状部材の拡大斜視図、図3は、平板状部材を形成するための支持シートの平面図、図4は、図3に示す支持シートの部分拡大平面図、図5は、図4に示す支持シートの突出部列に沿う断面図、図6は、図1に示すバンパ支持部材の平板状部材に設けられる弾性部材および滑り部材の断面図を示す。
なお、図1において、バンパ支持部材1に関し、方向について言及する場合には、鉛直方向に取り付けたときの方向を基準として、具体的には、各図に示した方向矢印を基準とする。
また、図4において、突出部の相対配置を明確に示すため、第2平板を省略している。
図1において、このバンパ支持部材1は、図8および図9が参照されるように、車体としてのバンパ補強材(後述、前側バンパ補強材:フロントバンパリインフォースメント)2と、緩衝装置としてのバンパ(後述、フロントバンパ)3との間に介在される。
バンパ支持部材1は、図1に示すように、板状部材4と、板状部材4の周縁部に設けられる弾性部材5と、弾性部材5に設けられる滑り部材6(図6参照)と、板状部材4に装着され、バンパ補強材2に取り付けられるクリップ7とを備えている。
板状部材4は、図1および図9に示すように、下方および上方に向かって開く正面視略H字状で、かつ、前方に向かって開く平面視略コ字状に形成されている。板状部材4は、平板状部材としての第1平板状部材8Aと、第1平板状部材8Aの左側に間隔を隔てて対向配置される平板状部材としての第2平板状部材8Bと、第1平板状部材8Aおよび第2平板状部材8Bを連結する連結部材9とを一体的に備えている。
第1平板状部材8Aと第2平板状部材8Bは、連結部材9の左右方向両端部において、1対をなし、左右方向に投影した時に、外形形状が略同一となるように形成されている。
第1平板状部材8Aは、図8に示すように、バンパ補強材2とバンパ3との外形形状に対応する外形形状に形成されている。第1平板状部材8Aは、具体的には、その後部11が、前後方向に長い側面視略矩形状に形成され、その前部12が、その後部11の前端部から前方に突出する側面視略五角形状に形成されている。
第1平板状部材8Aの後部11には、その下端部に、左右方向に貫通する側面略矩形状の係止孔26(図8参照)が形成されている。
また、第1平板状部材8Aの前部12は、後部11の前端部から、前方斜め上側および下方に延びるように形成され、前方斜め上側および下方の2つの頂点部分が面取りされた側面視略三角形状に形成されている。
第2平板状部材8Bは、図1に示すように、第2平板状部材8Aと同様の形状に形成されている。
なお、以下の記載において、第1平板状部材8Aと第2平板状部材8Bとは、構成および作用において特に相違がない場合には、単に「平板状部材8」と総称する。
連結部材9は、各平板状部材8の後部11の上端部を連結しており、左右方向に延びる平面視略矩形状に形成されている。
そして、板状部材4は、次に説明する1枚の支持シート10を熱プレスなどによる折曲加工によって上記した形状に成形される。
支持シート10は、図3に示すように、略平板シート状をなし、図5に示すように、第1平板13と、第1平板13の厚み方向に間隔を隔てて対向配置される第2平板14と、第1平板13および第2平板14の間に介在される架橋層15とを一体的に備えている。
第1平板13は、薄層の略平板形状に形成されている。
第2平板14は、薄層の略平板形状をなし、第1平板13の下に間隔を隔てて対向配置されている。
架橋層15は、第1平板13および第2平板14に融着(熱融着)されており、それによって、第1平板13および第2平板14間を架橋している。架橋層15は、平面視において千鳥状に整列配置される複数の柱部としての突出部16と、各突出部16の間を連結する略平板状の下壁17とを一体的に備えている。
各突出部16は、上側に向かって突出しており、図4に示すように、平面視において、左右方向に長い略楕円形状に形成されている。
突出部16は、左右方向に微少な間隔を隔てて複数並列配置(並設)されており、左右方向に並列配置される突出部16が1列の突出部列18をなしている。
また、突出部16は、前後方向にも間隔を隔てて複数並列配置されている。つまり、突出部列18は、前後方向に間隔を隔てて複数整列配置されている。
また、突出部列18をなし、前後方向に隣接する突出部16は、齟齬状に並列配置されている。
詳しくは、一の突出部列18(18a)における各突出部16は、前後方向に投影したときに、一の突出部列18(18a)の後側の他の突出部列18(18b)における各突出部16と、ずれるように配置されている。
また、突出部16は、前後方向に投影したときに、互いに重複するように配置されている。すなわち、一の突出部16aの左右方向一方(右)側端部は、一の突出部16aの後側に隣接配置される他の突出部16bの左右方向他方(左)側端部と、前後方向に投影したときに重複している。そのため、突出部16は、前後方向に投影したときに、支持シート10の左右方向の全体にわたって形成されている。
各突出部16は、図5に示すように、上壁19と、周側壁20とを一体的に備え、側断面視および正断面視において、下方が開放され、下方に向かうに従って拡径する略円錐台形状に形成されている。
上壁19は、平面視略楕円形状をなし、その周側端が、周側壁20の上端に連結されている。また、上壁19は、第2平板14に融着(熱融着)されており、それによって、第2平板14と一体的に成形されている。
周側壁20は、その下端が、下壁17と連結されている。
下壁17は、平面視において、突出部16の周囲の領域に形成され、また、第1平板13に融着(熱融着)されており、それによって、第1平板13と一体的に成形されている。
そして、支持シート10において、周側壁20と、下壁17(およびそれに融着される第1平板13)と、上壁19(およびそれに融着される第2平板14)とによって、断面視略円錐台形構造が形成される。
支持シート10の寸法は、特に限定されず、図4に示すように、各周側壁20間の左右方向の間隔D1(突出部16の下底部間の長軸方向の間隔)が、例えば、5mm以下、好ましくは、1〜3mmであり、各周側壁20間の前後方向の間隔D2(突出部16の下底部間の短軸方向の間隔)は、例えば、3mm以下、好ましくは、2mm以下である。
各周側壁20間の前後方向の間隔D2が、上記範囲に満たない場合には、平板状部材8を脆弱部29(後述)において円滑に屈曲させることができない場合がある。各周側壁20間の前後方向の間隔D2が、上記範囲を超える場合には、平板状部材8の剛性が過度に低下する場合がある。
また、各周側壁20の下端部の長径D3(左右方向の外径、長軸方向の長さ)は、例えば、3〜10mm、好ましくは、6〜9mmであり、各周側壁20の下端部の短径D4(前後方向の外径、つまり、短軸方向の長さ)は、例えば、4〜9mm、好ましくは、5〜8mmである。
また、各上壁19の長径D5(左右方向の外径)は、例えば、1〜10mm、好ましくは、2〜9mmであり、各上壁19の短径D6(左右方向の外径)は、例えば、1〜9mm、好ましくは、2〜8mmである。
図5に示すように、第1平板13の厚みT1および第2平板14の厚みT2は、例えば、同一であり、具体的には、例えば、0.1〜1.0mm、好ましくは、0.1〜0.6mmである。
架橋層15の厚み(上下方向長さ、突出部16の高さ)T3は、例えば、2〜8mm、好ましくは、2.5〜6.5mmである。
支持シート10の厚みT4は、例えば、2.2〜10mm、好ましくは、2.7〜7.7mmである。
また、支持シート10を形成する材料としては、熱可塑性樹脂が挙げられ、具体的には、オレフィン系樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、または、これらの共重合体など)、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスチレン、アクリル樹脂などが挙げられる。好ましくは、オレフィン系樹脂、さらに好ましくは、ポリプロピレンが挙げられる。
第1平板13および第2平板14は、例えば、上記した熱可塑性樹脂を押出成形などによって、平板状に形成することにより得られる。
また、架橋層15は、上記した熱可塑性樹脂を押出成形などにより、平板状に形成し、その後、それを、金型を用いた熱プレス加工によって、上記した形状に形成することにより得られる。
そして、支持シート10は、図5に示すように、第1平板13と第2平板14とを、架橋層15を上下方向に挟むように配置して、それらを積層し、そして、熱プレスなどによって熱融着させ、その後、上記した形状に切断加工するとともに、係止孔26を穿孔加工することによって、得ることができる。
支持シート10は、例えば、市販のプラスチックダンボールシート(ダンプラシート)を上記した形状に切断加工することによって、得ることができる。
支持シート10の目付けは、例えば、200〜2000g/m、好ましくは、300〜1500g/mである。平板状部材2の目付けが上記範囲より少ないと、支持シート10(平板状部材8)の強度(剛性)が低くなりすぎる場合がある。また、支持シート10の目付けが上記範囲より多いと、支持シート10(平板状部材8)が屈曲しにくくなる場合がある。
支持シート10の前後方向における垂直圧縮強さS1は、例えば、左右方向における垂直圧縮強さS2に対して、例えば、0.1倍以上1倍未満であり、好ましくは、0.14〜0.67倍である。
支持シート10の前後方向における垂直圧縮強さS1が上記範囲より低いと、支持シート10(平板状部材8)の形状を保持することが困難となる場合がある。また、支持シート10の前後方向における垂直圧縮強さS1が上記範囲より高いと、意図する方向に沿って支持シート10(平板状部材8)を屈曲することが困難となる場合がある。
なお、垂直圧縮強さ(エンドクラッシュ)は、上記した方向において、JIS Z 0403−2に準じて求められる。
そして、図1に示す板状部材4は、上記した支持シート10を、平板状部材8および連結部材9に対応する外形形状に切断加工して、次いで、熱プレスなどによって、平板状部材8および連結部材9の境界34(1点破線)に沿って折曲加工することによって、得られる。
これにより、平板状部材8が、前後方向および上下方向に延びる平板状になるように配置される。また、図2に示すように、平板状部材8において、各突出部列18は、上下方向に沿って形成される。
そして、平板状部材8において、突出部列18の間が、突出部列18に比べて脆弱な脆弱部29(応力集中部)として区画される。
すなわち、脆弱部29は、一直線状に形成される各突出部16の間において、図1において、上下方向(一方向。図2において、脆弱部形成方向Fとして示す。)に沿って形成されており、)に沿って形成されており、各脆弱部29は、前後方向(脆弱部形成方向Fに直交する方向)に間隔を隔てて、平板状部材8の全面にわたって形成されている。
なお、脆弱部29には、突出部16が形成されておらず、第1平板13(および下壁17)と、第2平板14とが形成されている。
弾性部材5は、図2および図6に示すように、平板状部材8の前部12の前縁部21に、断面視略コ字状となるように巻き付けられている。
なお、前縁部21は、図8が参照されるように、バンパ3に対向する対向部分とされる。また、前縁部21は、前方に向かうに従って下側に傾斜している。
弾性部材5は、公知の接着剤などからなる第1接着剤層27を介して、平板状部材8の前部12の前縁部21に接着されている。
弾性部材5を形成する弾性材料としては、例えば、ポリウレタンゴム発泡体、エチレン・プロピレンゴム発泡体、エチレン・プロピレン・ジエンゴム発泡体などの合成ゴム発泡体が挙げられ、好ましくは、エチレン・プロピレン・ジエンゴム発泡体が挙げられる。
弾性部材5の厚みT5は、例えば、3〜10mmである。
滑り部材6は、シート状をなし、弾性部材5の表面全面に設けられている。
滑り部材6を形成する材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂、例えば、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステルなどの合成樹脂が挙げられる。
また、滑り部材6の表面には、好ましくは、滑り処理(具体的には、離型処理などの低摩擦化処理)が施されている。
滑り部材6の厚みは、例えば、0.1〜0.5mmである。
なお、滑り部材6は、公知の接着剤などからなる第2接着剤層28を介して、弾性部材5の表面に接着されている。
クリップ7は、例えば、硬質の合成樹脂成形品などから形成され、図1および図8に示すように、平板状部材8の後部11を左右方向から挟む挟持部22と、バンパ補強材2に取り付けるための固定部23とを一体的に備えている。クリップ7は、第1平板状部材8Aおよび第2平板状部材8Bに1つずつ配置されている。
挟持部22は、底面視略矩形状の底部24と、底部24の左右方向両端縁から上方に向かって延びる2枚の挟持片25とを一体的に備えている。各挟持片25の上端部は、その対向部分が、互いに係止するように形成されている。
固定部23は、底部24の下端面から下方に向かって突出するように、略円柱形状に形成されている。また、固定部23の径方向長さ(外径)は、底部24の前後方向長さおよび左右方向長さよりも短く形成されている。
そして、バンパ支持部材1を製造するには、まず、上記した形状に形成された板状部材4を用意するとともに、滑り部材6が予め接着された弾性部材5(積層体)を用意する。
次に、板状部材4の平板状部材8の前部12の前縁部21に、滑り部材6が接着された弾性部材5を接着する。
また、クリップ7を、クリップ7の底部24が後部11の下端縁に当接するまで、板状部材4の平板状部材8の後部11の下端部に挿入する。これにより、各挟持片25の上端部は、係止孔26と対向する。次いで、各挟持片25を互いに係止させる。
これによって、バンパ支持部材1を得る。
このようにして得られるバンパ支持部材1は、バンパ(フロントバンパ)3の支持などに使用される。
次に、図1に示されるバンパ支持部材1を備える車両としての自動車(緩衝装置支持構造体)30について、図7〜図9を参照して説明する。
図7は、自動車の一部拡大斜視図、図8は、図7の自動車のバンパがバンパ支持部材によって支持された緩衝装置支持構造体の側断面図、図9は、図8に示す緩衝装置支持構造体の平面図を示す。
自動車30は、図7に示すように、ラジエータ35(図9参照)およびエンジン(図示せず)などを収容するラジエータサポート31と、ラジエータサポート31の前端部の下側に設けられるバンパ補強材2と、バンパ補強材2の前方に間隔を隔てて設けられるバンパ3(図8および図9参照)とを備えている。
ラジエータサポート31は、自動車30の前側に設けられ、平面視略矩形枠状に形成されている。
バンパ補強材2は、前側バンパ補強材であって、ラジエータサポート31の前壁32の下部に設けられている。また、バンパ補強材2は、ラジエータサポート31の前壁32の下部の左右方向両端を架設するように、左右方向に延びるように形成されている。
また、バンパ補強材2は、図8に示すように、側断面略矩形枠状に形成されている。さらに、バンパ補強材2の上壁の左右方向途中(中央)には、厚み方向(上下方向)を貫通する固定孔33が形成されている。固定孔33は、図7に示すように、平面視略円形状をなし、左右方向に間隔を隔てて複数(2つ)形成されている。
バンパ3は、図8および図9に示すように、バンパ補強材2の前方斜め上側に、間隔を隔てて設けられ、左右方向に延びる板状をなし、左右方向中央部が前側に向かって湾曲する平断面略弓形状に形成されている。なお、バンパ3は、その左右方向両端部において、連結部(図示せず)を介して、バンパ補強材2の左右方向両端部に連結されている。
そして、バンパ支持部材1は、バンパ補強材2と、バンパ3との間に配置されている。
バンパ支持部材1をバンパ補強材2とバンパ3との間に配置するには、例えば、図7の自動車30において、まず、図8に示すように、バンパ補強材2の固定孔33に、クリップ7の固定部23を挿入する。
これにより、平板状部材8の後部11の下端縁が、バンパ補強材2の上面に当接する。なお、これと同時に、平板状部材8の前部12の後端縁が、バンパ補強材2の前面に当接する。
次いで、バンパ3を、その裏面(後面)が、平板状部材8の前部12の前縁部21と前後方向に隣接するように、バンパ補強材2に連結部(図示せず)を介して連結させる。
なお、バンパ3のバンパ補強材2への連結によって、バンパ3の裏面は、弾性部材5の表面に設けられる滑り部材6と摺動自在に接触し、それにより、バンパ3は、バンパ支持部材1によって弾性的に支持される。
この自動車30では、図9の矢印で示すように、第1平板状部材8Aと第2平板状部材8Bとによって、バンパ3の前方から、パンパ3とラジエータ35との間の空間を通過して、ラジエータ35に入る空気の流れを整えることができる。つまり、第1平板状部材8Aと第2平板状部材8Bとが、空気の整流板の作用を発現することができる。
そのため、ラジエータ35の空気特性(空力特性)を向上させることができる。
図10は、図9の緩衝装置支持構造体における平板状部材の屈曲を説明する平面図を示す。
次に、バンパ3に外力としての衝撃力Iが加わった場合におけるバンパ支持部材1の作用について、図10を参照して説明する。
衝撃力Iが加わる方向(図10において矢印で示す方向)は、例えば、自動車30が対象物と正面衝突することにより、バンパ3の前面に衝撃力Iが前側から後側に向かう方向として想定される。
バンパ3は、図10に示すように、衝撃力Iが前側から後側に加わることにより、変形する。このとき、衝撃力Iが、バンパ3によって吸収しきれない場合には、バンパ3は、平板状部材8を後側に向かって強く押圧する。
すると、平板状部材8にかかる応力は、衝撃力Iの加わり方(衝撃力の大きさ、方向、加わる部位など)に対応して、平板状部材8のいずれかの部位に集中する。
例えば、各平板状部材8には、脆弱部29(図4および図8)が形成されているので、特に応力が集中する脆弱部29において、第1平板13および第2平板14(図2)のいずれかが左右方向に屈曲することにより、平板状部材8が屈曲する。
例えば、平板状部材8は、後部11および前部12との境界34(図8参照)の近傍における脆弱部29において、上下方向に沿って屈曲する。
次に、バンパ3に外力としての荷重Gが加わった場合におけるバンパ支持部材1の作用について、図8を参照して説明する。
荷重Gが加わる方向(図8において矢印で示す方向)は、例えば、ラジエータサポート31に収容されるラジエータやエンジンなどの保守および点検する作業者が、足をバンパ3に掛けて、荷重Gが上側から下側に向かう方向、あるいは、バンパ3の自重による荷重Gが鉛直方向下側に向かう方向が想定される。
また、荷重Gは、上記したように作業者の体重あるいはバンパ3の自重に基づくため、上記した衝撃力Iに比べて小さい。
バンパ30は、図8に示すように、荷重Gが上側から下側に向かって加わることによっても、変形を実質的に生じず(あるいは、わずかに変形し)、次いで、バンパ3が、平板状部材8を下側に向かって比較的弱く押圧する。つまり、平板状部材8に、荷重Gに基づく応力が上下方向にかかる。
すると、板状部材4にかかる応力は、荷重Gによっても、脆弱部29(図2参照)が、上下方向に沿って形成されていることから、平板状部材8において応力集中が発生せず、平板状部材の上下方向全体にかかる。そのため、平板状部材8は、上記した屈曲などの変形を生じない。
そして、このバンパ支持部材1には、外力(衝撃力I)が加わることによって屈曲する応力集中部(脆弱部)21が、平板状部材8に形成されている。そのため、衝撃力Iがバンパ3から応力集中部に加えられると、平板状部材8を屈曲させることができる。
しかも、応力集中部が平板状部材8に、上下方向に沿って形成されているので、衝撃力Iがかかる部位、例えば、上記した境界34において、平板状部材8を、上下方向に沿って確実に屈曲させることができる。
換言すれば、平板状部材8は、上下方向(脆弱部形成方向F)に対して交差する前後方向に沿って屈曲しにくいので、前後方向に沿う屈曲などの変形を有効に防止することができる。
その結果、バンパ支持部材1は、前後方向にかかる衝撃力Iを、平板状部材8の上下方向に沿う屈曲によって、確実に吸収することができるとともに、上下方向にかかる荷重Gに起因する変形を有効に防止することができる。
また、このバンパ支持部材1では、脆弱部29は、平板状部材8の全面にわたって形成されているので、平板状部材8をどのような形状に形成しても、衝撃力Iを脆弱部29に作用させることができる。
また、平板状部材8は、突出部16によって、強度を維持することができる。
また、突出部16の列(突出部列18)が、前後方向に互いに間隔を隔てて併設されている。すなわち、脆弱部29が、前後方向に沿って形成される。そのため、前後方向(脆弱部形成方向F)において、平板状部材8を確実に屈曲させることができる。
また、平板状部材8において、脆弱部29が並設される方向(前後方向)における垂直圧縮強さS1が、上下方向における垂直圧縮強さS2よりも低い特定範囲に設定されている。そのため、前後方向(脆弱部形成方向F)に沿って衝撃力Iが加わることによって、容易に、平板状部材8をそれぞれ屈曲させることができる。
なお、図8の実施形態では、弾性部材5を、平板状部材8において、バンパ3に隣接する前縁部21に設けているが、例えば、図示しないが、弾性部材5を設けることなく、平板状部材8の前縁部21を、バンパ3に隣接させることもできる。
好ましくは、弾性部材5を、平板状部材8の前縁部21に設ける。これにより、バンパ3を、バンパ支持部材1によって、弾性的に支持することができる。
また、図8の実施形態では、滑り部材6を平板状部材8の前縁部21に設けているが、例えば、図示しないが、滑り部材6を設けることなく、平板状部材8の前縁部21を、バンパ3に隣接させることもできる。
好ましくは、滑り部材6を平板状部材8の前縁部21に設ける。これにより、バンパ3が変形する際には、バンパ3が、滑り部材6によって、バンパ支持部材1に対して、例えば、左右方向にスライドすることができる。そのため、バンパ3の円滑な変形を確保して、バンパ3にかかる衝撃力Iを効率的に吸収することができる。
また、滑り部材6を設けることにより、自動車30の振動に起因して、平板状部材8の前縁部21とバンパ3とが摩擦することを低減できるので、上記した摩擦に基づく平板状部材8の前縁部21の劣化を防止することができる。
また、図1の実施形態では、平板状部材8を、2つ(第1平板状部材8Aおよび第2平板状部材8B)設けているが、例えば、図示しないが、1つ(第1平板状部材8Aおよび第2平板状部材8Bのいずれか一方のみ)、あるいは、3つ以上設けることができる。
好ましくは、図1の実施形態のように、平板状部材を複数設ける。これにより、例えばバンパ支持部材1は、前後方向にかかる衝撃力Iを、2つの平板状部材8の屈曲によって、より一層確実に吸収することができるとともに、前後方向にかかる荷重Gに起因する変形をより一層有効に防止することができる。
また、図1の実施形態では、2つの平板状部材8を板状部材9によって連結しているが、板状部材9を形成することなく、それらを独立して設けることもできる。
好ましくは、2つの平板状部材8を板状部材9によって連結する。これにより、1枚の1枚の支持シート10を折曲加工することによって、板状部材9によって連結される2つの平板状部材8を容易に形成することができる。
さらに、板状部材9の左右方向長さによって、2つの平板状部材8間の間隔を確実に設定することができる。
また、図1の実施形態では、第1平板状部材8Aと第2平板状部材8Bとを、左右方向に投影した時に、外形形状が略同一となるように形成しているが、第1平板状部材8Aと第2平板状部材8Bとの形状は上記に限定されない。例えば、図示しないが、第1平板状部材8Aと第2平板状部材8Bとは、それらが配置されるバンパ支持部材1およびバンパ3の形状に対応して、左右方向に投影した時に、互いに異なる形状に形成することもできる。
また、図1および図3の実施形態では、支持シート10を熱プレスによって、境界34(1点破線)に沿って折曲加工することによって、板状部材4を得ているが、例えば、図示しないが、境界34(1点破線)に沿って、薄肉部を形成して、支持シート10を平板状に形成して、用意することもできる。
薄肉部は、その周囲の支持シート10に比べて、厚みが薄い部分として形成され、具体的には、第1平板13(図5参照)と第2平板14(図5参照)とが、上下方向中央に(厚み方向途中)に向かって圧縮されるように形成されている。
これにより、薄肉部は、その周囲に比べて強度が低下しているので、可撓性を有し、これによって、薄肉部は、境界34に沿って、折曲可能に形成されている。
そのような薄肉部は、平板状の支持シート10を、上下方向両側からプレスすることによって、形成される。
そして、薄肉部が形成されるように用意された支持シート10を、バンパ補強材2に配置する際、具体的には、クリップ7を係止穴26に係止させる際に、支持シート10の薄肉部を境界34に沿って折り曲げる。この折曲によって、バンパ支持部材1において、平面視略コ字状の板状部材4が形成される。
図11は、本発明の緩衝装置支持部材の他の実施形態としてのバンパ支持部材の平板状部材を形成するための支持シート(前後方向に隣接する各突出部列18が重複する態様)の部分拡大平面図を示す。
また、図4の実施形態では、前後方向に隣接する各突出部列18を、前後方向に間隔を隔てて、つまり、左右方向に投影したときに、重複しないように配置しているが、例えば、図11に示すように、部分的に重複するように配置することもできる。
図11において、一の突出部列18aにおける突出部16の後端部は、他の突出部列18bにおける突出部16の前端部と、左右方向に投影したときに、重複している。
重複部分の幅Wは、例えば、1mm以下である。
また、一の突出部列18aと、他の突出部列18bとは、前後方向に対して左右方向に傾斜する方向に傾斜する傾斜方向において、間隔を隔てて配置されている。
これによって、脆弱部11は、各突出部列18の間に沿う波状に形成されている。
また、図7〜図9の実施形態では、本発明の車体および緩衝装置を、それぞれ、前側バンパ補強材およびフロントバンパとして、説明しているが、例えば、図示しないが、後側バンパ補強材およびリアバンパなどとして用いることもできる。
また、図7の実施形態では、本発明の車両を自動車として説明しているが、これに限定されず、例えば、自動二輪車など、他の車両とすることができる。
1 バンパ支持部材
2 バンパ補強材
3 バンパ
5 弾性部材
6 滑り部材
8 平板状部材
8A 第1平板状部材
8B 第2平板状部材
13 第1平板
14 第2平板
16 突出部(柱部)
21 前縁部(隣接部分)
30 自動車
S1 垂直圧縮強さ(前後方向)
S2 垂直圧縮強さ(上下方向)

Claims (9)

  1. 車体と、前記車体に取り付けられる緩衝装置との間に介在され、前記緩衝装置を支持するための緩衝装置支持部材であって、
    平板状部材と、
    前記平板状部材に一方向に沿って形成され、外力が加わることによって屈曲する応力集中部と
    を備えることを特徴とする、緩衝装置支持部材。
  2. 前記応力集中部は、前記平板状部材の全面にわたって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の緩衝装置支持部材。
  3. 前記平板状部材には、前記緩衝装置に隣接する隣接部分に弾性部材が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の緩衝装置支持部材。
  4. 前記平板状部材には、前記緩衝装置に隣接する隣接部分に、前記緩衝装置に対して滑る滑り部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の緩衝装置支持部材。
  5. 前記平板状部材が、複数設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の緩衝装置支持部材。
  6. 前記平板状部材は、
    第1平板、
    第1平板と間隔を隔てて対向配置される第2平板、および、
    第1平板と第2平板との間に架設され、前記一方向に対する交差方向に互いに間隔を隔てて併設される複数の柱部
    を備え、
    前記応力集中部は、各前記柱部の間に形成される脆弱部であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の緩衝装置支持部材。
  7. 前記平板状部材における前記一方向に対する交差方向の垂直圧縮強さが、
    前記平板状部材における前記一方向の垂直圧縮強さの0.1倍以上1倍未満であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の緩衝装置支持部材。
  8. 車体と、
    前記車体に取り付けられる緩衝装置と、
    前記車体と前記緩衝装置との間に介在され、前記緩衝装置を支持するための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の緩衝装置支持部材と
    を備えることを特徴とする、緩衝装置支持構造体。
  9. 車体と、
    前記車体に取り付けられる緩衝装置と、
    前記車体と前記緩衝装置との間に介在され、前記緩衝装置を支持するための、請求項1〜7のいずれか一項に記載の緩衝装置支持部材と
    を備えることを特徴とする、車両。
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