JP2012219725A - ラッシュアジャスタを備えた内燃機関 - Google Patents
ラッシュアジャスタを備えた内燃機関 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012219725A JP2012219725A JP2011087002A JP2011087002A JP2012219725A JP 2012219725 A JP2012219725 A JP 2012219725A JP 2011087002 A JP2011087002 A JP 2011087002A JP 2011087002 A JP2011087002 A JP 2011087002A JP 2012219725 A JP2012219725 A JP 2012219725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- valve
- lash adjuster
- oil
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【解決手段】潤滑系統から油圧室に供給される潤滑油の油圧を利用して、動弁機構におけるバルブクリアランスの発生を抑制するラッシュアジャスタ7を備えた内燃機関において、潤滑系統からラッシュアジャスタ7に潤滑油を分配するラッシュアジャスタ油路33に、機関が所定の高回転域で運転されているときにそのラッシュアジャスタ油路33に生じる高圧状態で開弁して油圧室の最高圧力を制限する圧力調整弁35を接続する。
【選択図】図3
Description
図1〜図5を参照して、本発明の第1の形態に係る内燃機関を説明する。図1は、内燃機関(以下、エンジンと略称する。)1に設けられた動弁機構を示している。動弁機構2は、カム軸3と、そのカム軸3上に一体回転可能に設けられたカム4と、カム4によって開閉駆動されるべき機関弁(以下、その一例として排気弁とするが、吸気弁も同様でよい。)5と、カム4と排気弁5との間に介在するロッカアーム6と、ラッシュアジャスタ7とを備えている。排気弁5は、その弁軸5aがシリンダヘッド8のバルブガイド9に通されることにより、排気ポート10を開閉可能に支持されている。弁軸5aの外周にはバルブスプリング11が設けられる。バルブスプリング11は、弁軸5aに取り付けられたばね受け12とシリンダヘッド8との間に配置され、排気弁5を閉弁方向に駆動する反発力を発生する。ロッカアーム6はアーム軸13の回りに揺動自在である。ロッカアーム6は、アーム軸13に嵌り合う軸受部6aがカム4に接し、一端部6bが弁軸5aに接し、他端部6cがラッシュアジャスタ7のプランジャ14に接するように設けられている。
図8は、本発明の第2の形態に係るエンジンのラッシュアジャスタ油ギャラリを示す図であって、図4に対応する図である。なお、図4との共通部分には同一の参照符号を付してあり、以下では相違部分を説明する。本形態のエンジン1では、リリーフ路34が排気側油路33cの終端部に接続され、そのリリーフ路34に圧力調整弁35が設けられている。圧力調整弁35の動作は第1の形態のそれと同じである。
図9は、本発明の第3の形態に係るエンジンの潤滑系統を示す図であって、図3に対応する図である。なお、図3との共通部分には同一の参照符号を付してあり、以下では相違部分を説明する。本形態のエンジン1では、ラッシュアジャスタ7の上流側の油路33にリリーフ路34が接続されている点で第1の形態と共通するが、そのリリーフ路34は、シリンダヘッド8からVVT31に潤滑油を供給する油路、より具体的にはOCV32の上流に潤滑油を排出するように設けられている。リリーフ路34には圧力調整弁35が設けられ、その動作は第1の形態のそれと同じである。つまり、この形態では、圧力調整弁35がラッシュアジャスタ油路33と、潤滑油の補給対象箇所としてのVVT31との間に設けられている。圧力調整弁35の下流側には、圧力調整弁35からOCV32への潤滑油の流れを許容し、反対方向の潤滑油の流れを阻止する逆止弁36が設けられている。
図10は、本発明の第4の形態に係るエンジンの潤滑系統を示す図であって、図3に対応する図である。なお、図3との共通部分には同一の参照符号を付してあり、以下では相違部分を説明する。本形態のエンジン1では、シリンダヘッド8とラッシュアジャスタ7との間の油路33に複数のリリーフ路34が接続され、各リリーフ路34に圧力調整弁35と逆止弁36とが順次接続されている。圧力調整弁35の動作は第1の形態と同様である。逆止弁36は、いずれもラッシュアジャスタ7の油路33からの油の流出を許容し、反対方向の流れを阻止するように設けられている。
図11は、本発明の第5の形態に係るエンジンの潤滑系統を示す図であって、図10に対応する図である。なお、図10との共通部分には同一の参照符号を付してあり、以下では相違部分を説明する。本形態のエンジン1では、シリンダヘッド8とラッシュアジャスタ7との間の油路33に、圧力取出路50を介してアキュムレータ油路51が接続され、そのアキュムレータ油路51には複数(図では2個)のアキュムレータ52が接続されている。アキュムレータ52は、圧力取出路50からアキュムレータ油路51に導かれた潤滑油の圧力を蓄える蓄圧手段として機能する。アキュムレータ油路51に複数のリリーフ路34が接続され、それらのリリーフ路34の先端部(末端部)は図10の例と同様に、メインオイルホール24からの潤滑油が分配されるべき複数の補給対象箇所に接続されている。そして、各リリーフ路34には、圧力調整弁35と逆止弁36とが図10に例と同様に設けられている。圧力調整弁35は、弁制御手段としての電子制御装置(ECU)40からの指示に従って、開閉動作が許可された状態と、開閉動作が禁止されて閉弁位置に固定された状態との間で切り替え可能である。
2 動弁機構
7 ラッシュアジャスタ
7EX 排気側のラッシュアジャスタ
16 油圧室
26 クランクジャーナル(補給対象箇所)
28 コネクティングロッド(補給対象箇所)
29 カムジャーナル(補給対象箇所)
30 チェーンテンショナ(補給対象箇所)
31 可変バルブタイミング機構(補給対象箇所)
33 ラッシュアジャスタ油路
34 リリーフ路
35 圧力調整弁
37 ピストン裏面(補給対象箇所)
38 ターボチャージャー(補給対象箇所)
40 電子制御装置(弁制御手段)
43 圧力計(圧力検出手段)
52 アキュムレータ(蓄圧手段)
Claims (6)
- 潤滑系統から油圧室に供給される潤滑油の油圧を利用して、動弁機構におけるバルブクリアランスの発生を抑制するラッシュアジャスタを備えた内燃機関において、
前記潤滑系統から前記ラッシュアジャスタに潤滑油を分配するラッシュアジャスタ油路には、機関が所定の高回転域で運転されているときに当該ラッシュアジャスタ油路に生じる高圧状態で開弁して前記油圧室の最高圧力を制限する圧力調整弁が接続されている、内燃機関。 - 前記ラッシュアジャスタが少なくとも排気側に設けられ、前記圧力調整弁は、前記排気側のラッシュアジャスタの下流側にて前記ラッシュアジャスタ油路に接続されている請求項1に記載の内燃機関。
- 前記圧力調整弁は、前記潤滑系統内における前記ラッシュアジャスタ以外の少なくとも一つの補給対象箇所に前記潤滑油を排出するように設けられている請求項1又は2に記載の内燃機関。
- 前記潤滑系統には複数の補給対象箇所が存在し、
各補給対象箇所と前記ラッシュアジャスタ油路との間に前記圧力調整弁が設けられるとともに、各圧力調整弁の動作を制御する弁制御手段がさらに設けられ、
前記弁制御手段は、前記機関の運転状態に応じて前記補給対象箇所から前記潤滑油の補給が必要な少なくとも一つの補給実施箇所を選択し、選択された補給実施箇所に通じる圧力調整弁が前記高圧状態で開弁するように各圧力調整弁の動作を制御する請求項3に記載の内燃機関。 - 前記ラッシュアジャスタ油路の油圧を検出する圧力検出手段を有し、
前記弁制御手段は、前記圧力検出手段が検出した圧力に基づいて前記高圧状態か否かを判別し、該高圧状態のときに前記補給実施箇所に通じる圧力調整弁が開弁するように前記圧力調整弁の動作を制御する、請求項4に記載の内燃機関。 - 前記ラッシュアジャスタ油路の圧力を蓄える蓄圧手段を有し、前記蓄圧手段と前記補給対象箇所との間に前記圧力調整弁が設けられている請求項3〜5のいずれか一項に記載の内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011087002A JP5569456B2 (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | ラッシュアジャスタを備えた内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011087002A JP5569456B2 (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | ラッシュアジャスタを備えた内燃機関 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012219725A true JP2012219725A (ja) | 2012-11-12 |
JP5569456B2 JP5569456B2 (ja) | 2014-08-13 |
Family
ID=47271511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011087002A Expired - Fee Related JP5569456B2 (ja) | 2011-04-11 | 2011-04-11 | ラッシュアジャスタを備えた内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5569456B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197089A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 大豊工業株式会社 | エンジンの潤滑油供給機構 |
JP2015197090A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 大豊工業株式会社 | エンジンの潤滑油供給機構 |
US10815841B2 (en) | 2018-11-06 | 2020-10-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Valve drive system of internal combustion engine |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749509U (ja) * | 1980-09-03 | 1982-03-19 | ||
JPS6121809U (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-08 | 富士重工業株式会社 | エンジンの潤滑装置 |
JPS61120010U (ja) * | 1985-01-17 | 1986-07-29 | ||
JPS61138807U (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-28 | ||
JPS6251711A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-06 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の給油装置 |
JPH04318212A (ja) * | 1991-04-17 | 1992-11-09 | Honda Motor Co Ltd | 油圧タペット付動弁機構における給油装置 |
JPH051806U (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関のバルブ作動制御装置 |
JPH07317516A (ja) * | 1994-05-24 | 1995-12-05 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の油圧動弁装置 |
JP2007187135A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の動弁装置 |
JP2007192112A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の動弁装置 |
-
2011
- 2011-04-11 JP JP2011087002A patent/JP5569456B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5749509U (ja) * | 1980-09-03 | 1982-03-19 | ||
JPS6121809U (ja) * | 1984-07-12 | 1986-02-08 | 富士重工業株式会社 | エンジンの潤滑装置 |
JPS61120010U (ja) * | 1985-01-17 | 1986-07-29 | ||
JPS61138807U (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-28 | ||
JPS6251711A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-06 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の給油装置 |
JPH04318212A (ja) * | 1991-04-17 | 1992-11-09 | Honda Motor Co Ltd | 油圧タペット付動弁機構における給油装置 |
JPH051806U (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | いすゞ自動車株式会社 | 内燃機関のバルブ作動制御装置 |
JPH07317516A (ja) * | 1994-05-24 | 1995-12-05 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の油圧動弁装置 |
JP2007187135A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の動弁装置 |
JP2007192112A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の動弁装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015197089A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 大豊工業株式会社 | エンジンの潤滑油供給機構 |
JP2015197090A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 大豊工業株式会社 | エンジンの潤滑油供給機構 |
US10815841B2 (en) | 2018-11-06 | 2020-10-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Valve drive system of internal combustion engine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5569456B2 (ja) | 2014-08-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9217339B2 (en) | Hydraulic rolling cylinder deactivation systems and methods | |
JP6439751B2 (ja) | ピストン冷却装置 | |
JP6308251B2 (ja) | エンジンのオイル供給装置 | |
JP6123575B2 (ja) | 多気筒エンジンの制御装置 | |
JP6217236B2 (ja) | 多気筒エンジンの制御装置及び制御方法 | |
JP6278049B2 (ja) | エンジンのオイル供給装置 | |
US9650922B2 (en) | External oil groove on a hydraulic lash adjuster | |
JP6187416B2 (ja) | エンジンのオイル供給装置 | |
GB2480474A (en) | Engine piston cooling jet oil supply system comprising a pressure operated valve | |
JP2014199011A (ja) | エンジンのオイル供給装置 | |
JP5898107B2 (ja) | 可変容量型オイルポンプの制御装置 | |
US20150377115A1 (en) | Oil jet abnormality determination apparatus of internal combustion engine and control apparatus of internal combustion engine | |
JP5966999B2 (ja) | 多気筒エンジンの制御装置 | |
US9828900B2 (en) | Oil jet apparatus of internal combustion engine | |
JP2011058458A (ja) | 内燃機関のオイル供給装置 | |
US20120118251A1 (en) | Hydraulic variable valve lift apparatus | |
US20100080724A1 (en) | Two stage pressure regulation system for variable displacement hydraulic pumps | |
JP6094545B2 (ja) | エンジンのオイル供給装置 | |
JP5569456B2 (ja) | ラッシュアジャスタを備えた内燃機関 | |
JP6460140B2 (ja) | エンジンの制御装置及び制御方法 | |
JP2018168704A (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6330700B2 (ja) | エンジンのオイル供給装置 | |
JP6098570B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP6020307B2 (ja) | 多気筒エンジンの制御装置 | |
JP5531762B2 (ja) | エンジンの給油装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130520 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140527 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140609 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5569456 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |