JP2012210566A - Taah回収装置の洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】膜分離処理に用いた分離膜をTAAH溶液で洗浄するTAAH回収装置の洗浄方法。TAAH溶液のpHは12以上であることが好ましい。TAAH溶液を用いて洗浄することにより、分離膜を効率的に洗浄すると共に、押し出し洗浄工程を短縮することができ、結果として膜の洗浄工程に要する時間を短縮することができる。
【選択図】図1
Description
本発明はこのような知見に基いて達成されたものであり、以下を要旨とする。
また、このようなNF膜であれば、陰イオン系界面活性剤入りの現像廃液の場合も効果的に陰イオン系界面活性剤を濃縮液側に分離除去することができる。また、一般に、NF膜は非イオン系界面活性剤や陽イオン系界面活性剤等も濃縮液側に分離除去することが可能であり、第2の膜分離装置の分離膜として好適である。
従って、洗浄に用いるTAAH溶液は、pH13.5〜14程度であることが好ましい。
なお、洗浄に用いるTAAH溶液は、水酸化ナトリウム等の無機アルカリ剤のような膜を透過する薬剤を含まないことが重要である。水酸化ナトリウム等の無機アルカリ剤が含まれていると、これが膜透過側にリークし、洗浄後の押し出し洗浄に長時間を要するようになり、好ましくない。
膜洗浄に用いるTAAH溶液としては、このTAAH回収装置で得られる回収液(処理液)を、一般的に市販されている高純度かつ高濃度(例えばTAAH濃度10重量%以上)のTAAH溶液を用いてpH12以上に調整したものを用いてもよい。
一般的には、膜面及び膜内部をTAAH溶液が流通することによる物理的な洗浄効果も得られる点において、通水循環洗浄の方が循環洗浄や浸漬洗浄よりも効果が高いと考えられるが、通水循環洗浄を長時間連続して行うと、循環ポンプの発熱により洗浄液の液温が上昇し、膜の耐熱温度を超えてしまう場合があるため、浸漬洗浄の方が実用的である場合もある。
図1に示す回収装置において、NF膜の洗浄を行った。この回収装置は、MF膜、NF膜として以下の膜を使用してTMAH含有現像廃液(TMAH濃度15重量%、pH14)の処理を行っているものである。
MF膜:旭化成社製「PSP−303」
NF膜:NADIR社製「NP030」
次に、中継槽4内のTMAH溶液を循環ポンプ(図示せず)でNF膜分離装置5の一次側に圧力3.0MPaで送給して洗浄を行い、一次側及び二次側の洗浄液を再び中継槽4に戻す通水循環洗浄を150分行った(通水循環洗浄工程)。
次いで、NF膜の一次側にTMAH溶液が満たされた状態で循環ポンプを停止してそのまま10時間保持した(浸漬洗浄工程)。その後、再び循環ポンプを作動させてTMAH溶液を中継槽4とNF膜の一次側に60分循環させた(循環洗浄工程)。
この押し出し洗浄工程には5分を要した。
なお、この押し出し洗浄工程でNF膜分離装置5から得られる透過液は、廃液貯槽1に返送した。
実施例1において、洗浄液として、試薬を純水で希釈したTMAH溶液の代わりに、この回収装置の被処理液であるTMAH含有現像廃液を用いたこと以外は同様にして洗浄操作を行った。その結果、押し出し洗浄工程には15分を要した。
実施例1において、洗浄液として、試薬を純水で希釈したTMAH溶液の代わりに、pH13.5の水酸化ナトリウム水溶液を用いたこと以外は同様にして洗浄操作を行った。その結果、押し出し洗浄工程には120分を要した。また、この押し出し洗浄工程でNF膜分離装置5から得られる透過液は不純物(水酸化ナトリウム)が含まれているため、廃液貯槽1には返送できずに、その全量を廃液処分することとなった。
表1より、本発明によれば、押し出し洗浄工程に要する時間を大幅に低減短縮すると共に、押し出し洗浄液量を大幅に低減することができ、結果として洗浄時間の短縮、回収率の向上、ランニングコストの低減が可能であることが分かる。また、押し出し液をTAAH回収装置で処理するTAAH含有現像廃液と共に処理することも可能であり、この点からも水回収率の向上を図ることができる。
2 中和槽
3 MF膜分離装置
4 中継槽
5 NF膜分離装置
Claims (6)
- テトラアルキルアンモニウムハイドロオキサイド(以下、「TAAH」という。)含有現像廃液を膜分離処理することにより、該廃液中の不純物を除去してTAAHを回収する装置において、該膜分離処理に用いた分離膜をTAAH溶液で洗浄することを特徴とするTAAH回収装置の洗浄方法。
- 請求項1において、該TAAHがテトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(以下「TMAH」という。)であることを特徴とするTAAH回収装置の洗浄方法。
- 請求項1又は2において、該TAAH溶液のpHが12以上であることを特徴とするTAAH回収装置の洗浄方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項において、該TAAHの回収装置が該TAAH含有廃液の中和設備と、該中和設備の後段に2段階に設けられた膜分離装置とを備えることを特徴とするTAAH回収装置の洗浄方法。
- 請求項4において、該2段階に設けられた膜分離装置のうち、2段目の膜分離装置の分離膜を洗浄した液で1段目の膜分離装置の分離膜を洗浄することを特徴とするTAAH回収装置の洗浄方法。
- 請求項1ないし5のいずれか1項において、該分離膜の洗浄に用いたTAAH溶液を前記TAAH含有現像廃液と共に前記回収装置で処理することを特徴とするTAAH回収装置の洗浄方法。
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- 2011-03-31 JP JP2011077082A patent/JP2012210566A/ja active Pending
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