JP2002253931A - 再生テトラアルキルアンモニウムヒドロオキシドの製造方法および製造装置 - Google Patents

再生テトラアルキルアンモニウムヒドロオキシドの製造方法および製造装置

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JP2002253931A
JP2002253931A JP2001054049A JP2001054049A JP2002253931A JP 2002253931 A JP2002253931 A JP 2002253931A JP 2001054049 A JP2001054049 A JP 2001054049A JP 2001054049 A JP2001054049 A JP 2001054049A JP 2002253931 A JP2002253931 A JP 2002253931A
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tetraalkylammonium
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developing waste
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Masaru Noyori
賢 野寄
Motohiro Okazaki
素弘 岡崎
Masasuke Miyamoto
昌祐 宮本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】フォトレジストおよびテトラアルキルアンモニ
ウムイオンを主として含む現像廃液から、安価で容易に
高純度のテトラアルキルアンモニウムヒドロオキシドと
水を回収する方法を提供する。 【解決手段】フォトレジストおよびテトラアルキルアン
モニウムイオンを主として含む現像廃液においてpH調
整槽1でpH2〜6に調整した後、逆浸透膜装置4で処
理した濃縮液(貯槽5)または透過液をイオン交換体で
処理(装置7)してテトラアルキルアンモニウムヒドロ
オキシド(例えばテトラメチルアンモニウムヒドロオキ
シドTMAH)と水を回収する。pHを調整した現像廃
液を逆浸透膜で濃縮処理する前に限外濾過膜で不溶化し
たアルカリ可溶性の不純物を除去するのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生テトラアルキ
ルアンモニウムヒドロオキシドの製造方法および製造装
置に関する。より詳しくは、半導体デバイス(LSI,
超LSI等)製造工程、液晶ディスプレイ(LCD)製
造工程等で発生するテトラアルキルアンモニウムイオン
を含有するフォトレジスト現像廃液から再生テトラアル
キルアンモニウムヒドロオキシドを製造する方法および
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス、液晶ディスプレイ、プ
リント基板等の電子部品等を製造するには,ウェハー等
の基板上にフォトレジストの被膜を形成し、パターンマ
スクを通して光等を照射し、次いで現像液により不要の
フォトレジストを溶解して現像し、さらにエッチング等
の処理を行った後、基板上の不溶性のフォトレジスト膜
を剥離しなければならない。フォトレジストは、露光部
分が可溶性となるポジ型と露光部分が不溶性となるネガ
型があり、ポジ型フォトレジストの現像液としてはアル
カリ現像液が主流であり、ネガ型フォトレジストの現像
液としては有機溶剤系現像液が主流であるが、アルカリ
現像液を用いるものもある。
【0003】上記アルカリ現像液としては、たとえばテ
トラアルキルアンモニウムヒドロオキシド(特に、テト
ラメチルアンモ二ウムヒドロオキシド:TMAH)や水
酸化β-ヒドロキシエチルトリメチルアンモニウム(コ
リン)等の水酸化有機アンモニウム水溶液が用いられ
る。かかる現像工程や現像後の洗浄工程から排出される
廃液(「フォトレジスト現像廃液」と略称する)には、
通常、テトラアルキルアンモニウムイオンが数10〜2
0000ppm程度、レジストとして使用されたキノン
ジアジドとフエノールノボラック樹指の混合物又は縮合
物(光分解型フォトレジスト)等の種々の感光性樹脂由
来のレジスト剥離物が通常10〜1000ppm程度の
濃度でそれぞれ含有されている。
【0004】従来、かかるフォトレジスト現像廃液は、
単に廃液として処分されていた。この廃液には、フォト
レジストの主要な成分であるノボラック樹脂をはじめと
する有機物が含まれており、また、テトラアルキルアン
モニウムイオンには窒素が含まれているために、水質汚
染の原因となるためにそのまま投棄することはできず、
各種の処理工程を経て処分されていた。また、使用量の
増加によって処理すべき廃液量も多くなっており、廃液
の活用、廃液量の減少が求められていた。
【0005】そこで、このような問題を解決する方法と
して、特開昭60−118282号公報においては、テ
トラアルキルアンモニウムイオンを含有する廃液をpH
9〜12の条件で逆浸透膜装置に加圧供給して濃縮し、
テトラアルキルアンモニウムイオン濃度の低いあるいは
このテトラアルキルアンモニウムイオンをほとんど含ま
ない処理水として放流する方法が提案されており、ま
た、特開昭60−247641号公報においては、TM
AH等由来の第4級アンモニウムイオンを含有する廃液
を逆浸透膜濾過で濃縮し、得られた濃縮水を電気分解
し、濃縮水中の第4級アンモニウムイオンを第4級アン
モニウムアルカリとして回収する方法が提案されてい
る。しかしながら、これら何れの方法も、基本的には高
価な逆浸透膜を用いてTMAH等の水酸化有機第四アン
モニウムを濃縮するものであり、逆浸透膜の耐久性を考
慮すると長期間に亘って使用可能なpH領域は実際には
pH10程度以下であり、水酸化有機第四アンモニウム
が濃縮されるにつれてpHが上昇するため、高濃度に濃
縮するといってもTMAHはその濃度が0.02モル/
リットルでpH12になるため、高濃度に濃縮できず、
処理の効率が低くなってしまうという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フォ
トレジストおよびテトラアルキルアンモニウムイオンを
含有する現像廃液を処理・回収する方法の欠点を解消
し、安価でしかも容易にフォトレジスト現像廃液から高
純度の再生テトラアルキルアンモニウムを製造する方法
および装置、ならびに水を回収する方法および装置を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、テトラアルキルアンモニウムイオンを含む
フォトレジスト現像廃液のpHを下げた後、逆浸透膜を
用いてテトラアルキルアンモニウムイオンを濃縮し、濃
縮液をイオン交換して精製することを特徴とする再生テ
トラアルキルアンモニウムヒドロオキシドの製造方法を
提供する。ここで、逆浸透膜を用いてテトラアルキルア
ンモニウムイオンを濃縮するに際しては、不溶物を分
離、除去した後の現像廃液を濃縮することが好ましい。
【0008】不溶物の分離、除去は濾過膜を用いて行う
のが好ましく、濾過膜としては限外濾過膜を用いること
がさらに好ましい。
【0009】また、現像廃液のpHは2〜6の範囲内に
下げることが好ましい。
【0010】現像廃液の濃縮は、現像廃液を循環させな
がら、および/または多段で行うことが好ましい。
【0011】また、本発明は、テトラアルキルアンモニ
ウムイオンを含むフォトレジスト現像廃液のpHを下げ
た後、逆浸透膜を用いて処理することを特徴とする造水
方法を提供する。ここで、逆浸透膜を用いて処理するに
際しては、不溶物を分離、除去した後の現像廃液を処理
することが好ましい。
【0012】さらにまた、本発明は、テトラアルキルア
ンモニウムイオンを含むフォトレジスト現像廃液を供給
する現像廃液供給手段と、供給される現像廃液に酸を供
給してその現像廃液のpHを下げるpH調整手段と、p
Hを調整した後の現像廃液中のテトラアルキルアンモニ
ウムイオンを濃縮分離する逆浸透膜処理手段と、逆浸透
膜処理手段による濃縮水から不純物イオンを除去するイ
オン交換処理手段とを設けてなる再生テトラアルキルア
ンモニウムヒドロオキシドの製造装置を特徴とするもの
である。逆浸透膜処理手段の前段には、不溶物を現像廃
液中から分離、除去する分離、除去手段を設けることが
好ましい。
【0013】分離、除去手段は濾過膜処理手段であるこ
とが好ましく、濾過膜処理手段は限外濾過膜処理手段で
あることがさらに好ましい。
【0014】また、本発明は、テトラアルキルアンモニ
ウムイオンを含むフォトレジスト現像廃液を供給する現
像廃液供給手段と、供給される現像廃液に酸を供給して
その現像廃液のpHを下げるpH調整手段と、pH調整
した後の現像廃液中のテトラアルキルアンモニウムイオ
ンを濃縮分離して除去する逆浸透膜処理手段とを設けて
なることを特徴とする造水装置を提供する。逆浸透膜処
理手段の前段には、不溶物を現像廃液中から分離、除去
する分離、除去手段を設けることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の再生テトラアルキルアン
モニウムヒドロオキシドは以下において説明するような
方法によって製造することができる。
【0016】すなわち、テトラアルキルアンモニウムイ
オンを含むフォトレジスト現像廃液のpHを下げた後、
逆浸透膜を用いてテトラアルキルアンモニウムイオンを
濃縮し、濃縮液をイオン交換して精製する。
【0017】また、本発明の再生テトラアルキルアンモ
ニウムヒドロオキシドの製造装置は、テトラアルキルア
ンモニウムイオンを含むフォトレジスト現像廃液を供給
する現像廃液供給手段と、供給される現像廃液に酸を供
給してその現像廃液のpHを下げるpH調整手段と、p
Hを調整した後の現像廃液中のテトラアルキルアンモニ
ウムイオンを濃縮分離する逆浸透膜処理手段と、逆浸透
膜処理手段による濃縮水から不純物イオンを除去するイ
オン交換処理手段とを設けてなる。
【0018】本発明でいうテトラアルキルアンモニウム
ヒドロオキシドは、テトラメチルアンモニウムヒドロオ
キシド(TMAH)、テトラエチルアンモニウムヒドロ
オキシド、テトラプロピルアンモニウムヒドロオキシ
ド、テトラブチルアンモニウムヒドロオキシド、メチル
トリエチルアンモニウムヒドロオキシド、トリメチルエ
チルアンモニウムヒドロオキシド、ジメチルジエチルア
ンモニウムヒドロオキシド、トリメチル(2−ヒドロキ
シエチル)アンモニウムヒドロオキシド、トリエチル
(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムヒドロオキシ
ド、ジメチルジ(2−ヒドロキシエチル)アンモニウム
ヒドロオキシド、ジエチルジ(2−ヒドロキシエチル)
アンモニウムヒドロオキシド、メチルトリ(2−ヒドロ
キシエチル)アンモニウムヒドロオキシド、エチルトリ
(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムヒドロオキシ
ド、テトラ(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムヒド
ロオキシド等であるが、この中でもTMAHの水溶液は
フォトレジストの現像液として用いられることが多い。
テトラアルキルアンモニウムイオンはテトラアルキルア
ンモニウムヒドロオキシドが水溶液中でイオン化したも
のである。
【0019】上記のテトラアルキルアンモニウムヒドロ
オキシド水溶液を用いてフォトレジストを現像した後に
排出される現像廃液には、テトラアルキルアンモニウム
イオン、フォトレジスト等が含まれている。このフォト
レジスト現像廃液のpHを下げることによりフォトレジ
ストを不溶化させることができる。溶存フォトレジスト
濃度を低下させることにより、再生テトラアンモニウム
ヒドロオキシドの純度の向上が容易となり、さらに、逆
浸透膜の詰まりを防止することができる。また、フォト
レジスト現像廃液のpHを下げることは、逆浸透膜の劣
化防止のためにも必要である。
【0020】本発明において、フォトレジスト現像廃液
のpHを下げるには、アルカリを中和する硫酸、塩酸、
硝酸などの鉱酸あるいは有機酸、または溶解して酸を生
成する炭酸や二酸化炭素などのを使用することができ
る。なかでも、逆浸透膜処理やイオン交換処理の際に負
荷が比較的小さい、鉱酸あるいは炭酸や二酸化炭素を用
いることが好ましい。なお、再生テトラアルキルアンモ
ニウムヒドロオキシドの純度を高くするために、使用す
る酸は、無機物などの不純物の含有量が少ないほど好ま
しい。pHを下げる方法および装置としては、たとえば
pH測定機器を備えた耐薬品性の材料からなるpH調整
槽に現像廃液を供給し、現像廃液を撹拌しながら酸を供
給してバッチ式で処理を行う方法、あるいは、現像廃液
ラインに、所望のpHになるように酸を連続注入するp
H調整手段を設けて連続処理を行う方法を使用すること
ができる。酸の添加は、現像廃液中のテトラアルキルア
ンモニウムイオン濃度や廃液の排出量を考慮しながら行
うとよい。また、このpH調整槽には、供給された液を
撹拌する撹拌機や、不活性ガス吹き込み装置などの撹拌
混合機能を有する装置を付帯設備として設けることが好
ましい。
【0021】フォトレジスト現像廃液のpHは、逆浸透
膜の劣化防止の観点から2〜6の範囲内に下げることが
好ましく、より好ましくは3〜5以下であり、特に3〜
4の範囲内であることが好ましい。pHを2〜6の範囲
内、より好ましくは3〜5の範囲内、さらに好ましくは
3〜4の範囲内にすることによりフォトレジストなどの
アルカリ可溶成分の大部分が不溶物となるので、逆浸透
膜による処理で得られる濃縮液中には不純物である溶存
フォトレジストが少なくなり再生テトラアルキルアンモ
ニウムヒドロオキシドの純度を向上させることができ
る。pHが6より高い場合はフォトレジストなどのアル
カリ可溶成分が一部不溶化しないばかりか濃縮工程での
逆浸透膜の耐久性が悪くなる。
【0022】またpHを2より低くすると、pHを下げ
るために加えた大過剰の酸成分が濃縮されることにな
り、逆浸透膜への負荷が増大し高圧力での運転が必要で
あるばかりか逆浸透膜の耐久性が悪くなる。さらに酸由
来のアニオンが高濃度であるとイオン交換処理工程での
イオン交換体への負荷も増大する。イオン交換体の寿命
が短くなり、コストが高くなるばかりか得られる再生テ
トラアルキルアンモニウムヒドロオキシドの純度が低く
なりやすいため好ましくない。
【0023】本発明に用いられる逆浸透膜は、酢酸セル
ロース系ポリマ、ポリアミド、ポリエステル、ポリイミ
ド、ビニルポリマ等のポリマからなる。代表的な逆浸透
膜としては、酢酸セルロース系やポリアミド系の非対称
膜およびポリアミド系、ポリ尿素系の活性層を有する複
合膜などが挙げられる。これらの中でも、酢酸セルロー
ス系の非対称膜、ポリアミド系の複合膜が、排除率が高
く透過水量が大きいため好ましい。逆浸透膜の形態とし
て、平膜はスパイラル、チューブラー、プレート・アン
ド・フレームのモジュールに組み込み、また中空糸は束
ねた上でモジュールに組み込んで使用することができる
が、本発明ではこれらの逆浸透膜モジュールの形態に左
右されるものではない。
【0024】逆浸透膜による濃縮では、フォトレジスト
現像廃液から所定濃度のテトラアルキルアンモニウムイ
オンの濃縮液を得るため、循環機構を設けたり、逆浸透
膜処理手段を多段に設けて、任意の回数の逆浸透膜処理
操作を循環させながら、および/または多段で行うこと
ができる。循環回数または段数は所望の濃度により異な
る。
【0025】本発明では、逆浸透膜での濃縮工程のあと
で、逆浸透膜の劣化を防ぐためおよびフォトレジストな
どを不溶化するために用いた酸に由来するアニオンや、
溶存しているフォトレジストを除去するために、濃縮液
をイオン交換して精製する必要がある。イオン交換処理
手段としては、イオン交換体が配置されたイオン交換装
置が好適に使用できる。イオン交換体にはアニオン交換
体を好適に用いることができる。アニオン交換体として
は、交換処理能力の点から繊維状や粒状等のスチレン系
やアクリル系のなどの交換体が好ましく、あるいはこれ
らの複数の種類の交換体を任意の割合で混合もしくは積
層して用いてもよいが、特にフォトレジストの主成分で
あるノボラック樹脂と類似の構造を持つために親和性が
高くそのためフォトレジストを高効率かつ高選択的に除
去できるスチレン系アニオン交換体を用いることが好ま
しい。また、フォトレジスト除去効率の点で強塩基性ア
ニオン交換体が好ましいが、弱塩基性アニオン交換体も
特に中性または酸性側では、フォトレジスト除去効果が
ありこれらの複数の種類を任意の割合で混合もしくは積
層して用いることもフォトレジスト等の除去率を高める
ために効果的である。また、アニオン交換体の対イオン
は,OH形が最も好ましい。さらに、アニオン交換体は
使用に際して不純物などの溶出物がないことが好まし
く、アルカリ水溶液で処理した後、純水により十分洗浄
したものを用いるのが好ましい。
【0026】本発明では、濃縮液をイオン交換して精製
する際にアニオン交換体を用いることで、現像液として
十分に再使用可能なテトラアルキルアンモニウムヒドロ
オキシドが得られるが、濃縮液に溶存する陽イオンの種
類によってはカチオン交換体と併用してもよい。カチオ
ン交換体としては、特に限定されないが対イオンとして
H形やテトラアルキルアンモニウム(TAA)形などと
して用いるのが好ましいが特にTAA形が好ましい。
【0027】なお、アニオン、カチオン両方のイオン交
換体を用いる場合には、両者を混合してカラムに充填す
る方法(混床)やカチオン(アニオン)交換体を上流側
に用いてアニオン(カチオン)交換体を下流側にして積
層(同じカラム)または複床(別々のカラム)の形でカ
ラムに充填する方法がある。pHを下げた酸性の濃縮液
には、不純物として鉄イオンやカルシウムイオン等の無
機イオンが溶解していることが多いことから、これらの
無機イオンを上流側で除去するために、カチオン交換体
を上流側に用いてアニオン交換体を下流側にした複床に
するか、あるいは、混床にすることが好ましい。なお、
強塩基性アニオン交換体は安定性を考慮して通常Cl形
で保管されており水酸化ナトリウムなどでOH形に再生
する必要がある。この時、完全にOH形に変換できない
でCl形で微量残存しているため、pHを調整する際硫
酸などの塩素より選択性の大きいアニオンを含む酸を用
いると、前記アニオンと微量残存している塩素イオンが
交換され、アニオン交換処理液中に塩素イオンが混入す
る。従って、処理液中の塩素イオンをできる限り減らし
たい場合には、アニオン交換体での処理を2段以上で行
うのが好ましい。
【0028】本発明では、イオン交換体で処理した後に
イオン交換体などから漏出する微粒子を除去するための
フィルターを用いてもよい。用いるフィルターはテトラ
アルキルアンモニウムヒドロオキシドが塩基性であるこ
とから、アルカリ性に耐えられる素材の物がよい。たと
えば、ポリプロピレン製、ポリテトラフルオロエチレン
製などが好ましい。
【0029】本発明では、フォトレジストの現像廃液の
pHを下げた後、逆浸透膜での濃縮工程の前に、レジス
トなどの不溶物を分離、除去することが好ましい。分
離、除去手段としては、沈降分離させる沈降槽や遠心分
離させる遠心分離装置、濾過膜装置等を用いることがで
きるが、濾過膜装置を用いると現像廃液の連続処理が可
能であるので好ましい。濾過膜としては、析出したレジ
ストなどの不溶性有機物を90重量%以上、好ましくは
95重量%以上、特に98重量%以上が除去できる分離
膜であれば特に限定しないが、限外濾過膜であることが
特に好ましい。素材としては、たとえば、公知の、セル
ロース系・ポリアミド系・ポリスルホン系・ポリオレフ
ィン系およびポリアクリロニトリル系等の高分子物質が
使用できる。また形態としては平膜あるいは中空糸膜で
あるが使用中における膜面付着物を洗浄・除去(空気洗
浄や逆圧洗浄などの物理的洗浄)するのに好都合な中空
糸膜が好ましい。なお、濾過膜の細孔径は、1nm以
上、10μm以下のものが好ましく、中空糸膜の場合は
外径が100μm以上、2000μm以下、内径が50
μm以上、1000μm以下、膜厚が20μm以上、5
00μm以下の範囲のものが好ましいが特に限定はされ
ない。不溶物の分離、除去を行うと、逆浸透膜への負荷
が軽減され耐久性が向上するばかりかイオン交換体への
負荷も減り、さらにテトラアルキルアンモニウムヒドロ
オキシドの純度も向上する。
【0030】なお、現像廃液のpHは前述したように逆
浸透膜の耐久性などの点で6以下であるが、さらに不溶
物の分離、除去工程で濾過膜を使用する場合は濾過膜の
耐久性および濾過差圧を考慮するとpHは5以下が好ま
しい。但し、pHが2より低くなると逆浸透膜およびイ
オン交換体への負荷が増大するなど好ましくないことは
前述の通りである。
【0031】また、分離、除去手段を逆浸透膜処理手段
の濃縮側の後段にさらに設け、分離、除去工程を逆浸透
膜濃縮工程の後で再度行うと、濃縮されて不溶化した不
純物を効率的に除去することができるため好ましい。
【0032】本発明の造水方法は、テトラアルキルアン
モニウムイオンを含有するフォトレジスト現像廃液のp
Hを下げた後、逆浸透膜を用いて処理するものである。
現像廃液に酸を添加してアルカリ可溶成分を不溶化した
後、逆浸透膜によりテトラアルキルアンモニウムイオン
と水を分離・濃縮することで水を効率的に回収すること
ができる。フォトレジストの現像廃液のpHを下げた
後、逆浸透膜での濃縮工程の前に、レジストなどの不溶
物を分離、除去すると、逆浸透膜への負荷が軽減され耐
久性が向上するので好ましい。前記分離・濃縮工程にお
いて得られる逆浸透膜の透過水はそのまま再利用できる
が、逆浸透膜処理工程の後で透過液をイオン交換処理す
るとさらに高純度の水が回収できるので好ましい。逆浸
透膜の透過水には、微量のテトラアルキルアンモニウム
イオンと添加した酸由来のアニオンが含まれるため、カ
チオン交換体とアニオン交換体を併用するのが好まし
い。用いる方法としては、両者を混合してカラムに充填
する方法や積層(同じカラム)または複床(別々のカラ
ム)の形でカラムに充填するのが好ましいが、特に限定
されるものではない。イオン交換体としては特に限定さ
れないが、H形の強酸性カチオン交換体やOH形の強塩
基性アニオン交換体が好ましい。
【0033】また、本発明の造水装置は、テトラアルキ
ルアンモニウムイオンを含むフォトレジスト現像廃液を
供給する現像廃液供給手段と、供給される現像廃液に酸
を供給してその現像廃液のpHを下げるpH調整手段
と、pHを調整した後の現像廃液中のテトラアルキルア
ンモニウムイオンを濃縮分離して除去する逆浸透膜処理
手段とを設けてなる。不溶物を現像廃液中から分離、除
去する分離除去手段を逆浸透膜処理手段の前段に設ける
と、逆浸透膜への負荷が軽減され耐久性が向上するので
好ましい。逆浸透膜処理手段の透過水側の後段にイオン
交換処理手段を設けると、さらに高純度の水を造水する
ことができるので、好ましい。
【0034】本発明のテトラアルキルアンモニウムヒド
ロオキシドの製造装置および造水装置には、現像廃液や
その各種処理液のフォトレジスト濃度の定量装置、テト
ラアルキルアンモニウムヒドロオキシド濃度の定量装置
などの分析装置を適宜設けることが好ましい。
【0035】
【実施例および比較例】以下、実施例により本発明を具
体的に説明する。
【0036】
【実施例1】図1に示すように、電子部品製造工程にお
けるTMAHを含む現像廃水(pH11.7)を1m3
の攪拌機付きpH調整槽1に一旦貯留し、この中へ酸添
加ポンプ2で60重量%の硫酸水溶液を添加してpH6
に調整した。pH調整された洗浄廃水を逆浸透膜供給ポ
ンプ3を用いて、原水が500mg/Lの塩化ナトリウ
ム水溶液で操作圧力が0.75MPaでの塩排除率が9
9%以上、透水量が5.5m3/日以上である逆浸透膜
(SUL−G10(東レ(株)製))を備えた逆浸透膜
装置4に供給し、逆浸透膜で操作圧力1.7MPaでT
MAイオン濃度が1wt%の濃度になるまで循環しなが
ら濃縮処理した。濃縮に要した時間は2時間であった。
この濃縮液を逆浸透膜濃縮液貯槽5からイオン交換供給
ポンプ6を用いて、アニオン交換樹脂として強塩基性陰
イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400(OH
形)(ローム・アンド・ハース社製)1000mLを直
径45mmのポリカーボネート製カラムに充填したイオ
ン交換装置7に供給して、線速度2m/h(空塔速度6
L/L−樹脂/h)でアニオン交換処理し再生TMAH
を得た。再生TMAHおよび現像廃液の分析結果を表1
に示す。ここで、TMAH濃度は、電気伝導度を測定し
予め純TMAHで作成しておいた検量線から算出した。
レジスト濃度は、吸光光度法分析により得られた吸光度
から予め作成しておいた検量線を用いて算出した。Fe
濃度はICP発光分析法から得た。処理前の現像廃水の
TMAH濃度は0.02重量%であったが、本実施例で
得られた再生TMAH水溶液は濃度0.95重量%であ
り、さらに溶存レジスト濃度は、処理前には95ppm
であったが処理後には35ppmと大幅に減少してお
り、この再生TMAH水溶液は現像液として再利用でき
た。
【0037】
【実施例2】図2に示すように実施例1で用いた現像廃
水を実施例1と同様のpH調整槽8に一旦貯留し、この
中へ酸添加ポンプ9で60重量%の硫酸水溶液を添加し
てpHを調整(pH3および6)した。pH調整された
現像廃水を限外濾過膜供給ポンプ10を用いて高重合度
ポリアクリロニトリル製で公称孔径が0.01μm、操
作圧力50kPaで初期濾過水量が1.0m3/h以上
である膜面積12m2の限外濾過膜を備えた限外濾過膜
装置11(外圧全濾過式PAN中空糸膜モジュールCP
20−1010(東レ(株)製))に供給し、限外濾過
膜で処理した。限外膜処理は、膜透過速度0.7m/
日、物理洗浄間隔60分で行った。初期膜間差圧は20
KPaであった。なお、物理洗浄として濾過水による逆
圧洗浄と空気による中空糸膜外表面の洗浄を併用した。
この処理液を逆浸透膜供給ポンプ12を用いて逆浸透膜
装置13に供給し、逆浸透膜で実施例1と同様に濃縮処
理した。この濃縮液を逆浸透膜濃縮液貯槽14からイオ
ン交換供給ポンプ15を用いてイオン交換装置16に供
給し、アニオン交換樹脂で処理し再生TMAHを得た。
各pHにおけるイオン交換処理液を分析した結果を表1
に示した。なお、樹脂が破過するまでの通液量は両者と
も樹脂1L当たり8Lであった。限外濾過膜を使用した
フローでは差圧上昇は小さく順調に運転できた。さらに
逆浸透膜およびアニオン交換体への負荷が軽減されてお
り、得られた再生TMAH水溶液中の溶存レジスト濃度
は、pH調整槽でpH3に調整したものは2ppm、p
H6に調整したものは3ppmであり不純物は一層少な
くなった。
【0038】
【実施例3】実施例2でpH3に調整した液を用いて、
イオン交換処理に、強塩基性陰イオン交換樹脂アンバー
ライトIRA−400(OH形)(ローム・アンド・ハ
ース社製)と、20重量%のTMAH水溶液でテトラメ
チルアンモニウム(TMA)形にした強酸性陽イオン交
換樹脂アンバーライトIR−120B(ローム・アンド
・ハース社製)を混合した樹脂からなる混床型イオン交
換樹脂を用いた以外は実施例2と全く同様に処理した。
処理液の分析結果を表1に示した。再生TMAH水溶液
は、溶存レジスト濃度は2ppm、Fe含有量は5pp
b未満と不純物濃度は低く、TMAH濃度が1.05重
量%で新品のTMAH現像液(約1重量%)と同等に用
いることができた。
【0039】
【実施例4】実施例2でpH3に調整した液を用いて、
アニオン交換樹脂で処理した後混床型イオン交換樹脂で
処理した以外は実施例2と同様に処理した。処理液の分
析結果を表1に示した。再生TMAH水溶液は、溶存レ
ジスト濃度は1ppm未満、Fe含有量は5ppb未満
と不純物濃度は極めて低く、TMAH濃度が1.05重
量%で新品のTMAH現像液(約1重量%)とまったく
同等に用いることができた。
【0040】
【比較例1】実施例1で用いた現像廃水をpH調整しな
いでそのまま逆浸透膜で濃縮処理した。逆浸透膜の劣化
が起こり排除率が悪くなった。さらに、TMAイオンが
透過して所望の濃度まで濃縮できなかった。
【0041】
【比較例2および3】実施例1で用いた現像廃水に60
重量%の硫酸水溶液を添加しpH7(比較例2)および
pH1.5(比較例3)にそれぞれ調整した。pH調整
した液をそれぞれ実施例2と同様に限外濾過膜で処理し
たところ、pH7の液では濾過60分で膜間差圧が10
0KPa以上に上昇したため運転を中止した。
【0042】一方、pH1.5の液を実施例2と同様に
限外濾過膜で処理後、逆浸透膜で濃縮したが、濃縮には
通常2〜3時間のところ、10時間以上かかり効率が悪
かった。この濃縮液を実施例2と同様にアニオン交換樹
脂で処理した。得られたTMAHの純度は実施例2と同
等であったが、樹脂が破過するまでの通液量は樹脂1L
当たり5.3Lと少なく、実施例2と同量のTMAHを
得るのに1.5倍の樹脂量が必要であった。
【0043】
【表1】
【0044】
【実施例5】実施例2でpH3に調整した液を用いて、
実施例2と同様に逆浸透膜処理した後、透過液を実施例
3と同様に混床型イオン交換樹脂で処理した。処理液の
分析を行った結果を表2に示した。なお、Na濃度はI
CP発光分析法によって得た。回収水はpHが6.8で
あり、また電気伝導度や不純物濃度が低く、工程水とし
てまったく問題なく再利用できた。
【0045】
【表2】
【0046】
【発明の効果】本発明の方法ではフォトレジスト現像廃
液のpHを下げ、好ましくはpHを2〜6の範囲で調整
すれば、テトラアルキルアンモニウムイオンを逆浸透膜
を劣化させることなく簡単でかつ安価に濃縮でき、イオ
ン交換処理することで再生テトラアルキルアンモニウム
ヒドロオキシドを、フォトレジスト現像廃液中のテトラ
アルキルアンモニウムイオンの濃度に左右されないで広
範囲の濃度に対して、製造することができる。さらに、
逆浸透膜処理の前に分離、除去処理を好ましくは濾過
膜、特に限外濾過膜を用いた処理を行って不溶化したア
ルカリ可溶性のフォトレジストなどの不純物を除去する
と、さらに高純度の再生テトラアルキルアンモニウムヒ
ドロオキシドを製造できる。
【0047】また、逆浸透膜で処理した透過液は河川や
一般下水処理施設へそのまま排出でき、あるいは再利用
可能な水として回収することができる。
【0048】これにより、比較的高価なテトラアルキル
アンモニウムヒドロオキシドを回収し、現像液として再
利用することが可能となり、回収水も工程水として再利
用が可能となる。さらに、排水中の有機物が除去できる
ので、廃液処理にかけられていた多大なエネルギーも不
用になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1にかかるフローを示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例2にかかるフローを示す図であ
る。
【符号の説明】
1,8 pH調整槽 2,9 酸添加ポンプ 3,12 逆浸透膜供給ポンプ 4,13 逆浸透膜装置 5,14 逆浸透膜濃縮液貯槽 6,15 イオン交換供給ポンプ 7,16 イオン交換装置 10 限外濾過膜供給ポンプ 11 限外濾過膜装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 209/86 C07C 209/86 211/62 211/62 G03F 7/32 G03F 7/32 H01L 21/027 H01L 21/30 569Z Fターム(参考) 2H096 AA25 BA11 GA09 LA30 4D006 GA03 GA06 HA01 HA41 HA61 KA02 KA52 KA71 KB11 KB30 MA03 MA06 MC18 MC27 MC48 MC54 MC58 PB08 PB70 PC01 4D025 AA09 AB34 BA13 BA22 BA25 DA10 4H006 AA02 AD19 AD32 BB31 BC53 5F046 LA07 LA12 LA19

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テトラアルキルアンモニウムイオンを含む
    フォトレジスト現像廃液のpHを下げた後、逆浸透膜を
    用いてテトラアルキルアンモニウムイオンを濃縮し、濃
    縮液をイオン交換して精製することを特徴とする再生テ
    トラアルキルアンモニウムヒドロオキシドの製造方法。
  2. 【請求項2】不溶物を分離、除去した後の現像廃液を濃
    縮する、請求項1記載の再生テトラアルキルアンモニウ
    ムヒドロオキシドの製造方法。
  3. 【請求項3】不溶物の分離、除去を濾過膜を用いて行
    う、請求項2記載の再生テトラアルキルアンモニウムヒ
    ドロオキシドの製造方法。
  4. 【請求項4】濾過膜として限外濾過膜を用いる、請求項
    3記載の再生テトラアルキルアンモニウムヒドロオキシ
    ドの製造方法。
  5. 【請求項5】現像廃液のpHを2〜6の範囲内に下げ
    る、請求項1〜4のいずれかに記載の再生テトラアルキ
    ルアンモニウムヒドロオキシドの製造方法。
  6. 【請求項6】現像廃液の濃縮を、現像廃液を循環させな
    がら、および/または多段で行う、請求項1〜5のいず
    れかに記載の再生テトラアルキルアンモニウムヒドロオ
    キシドの製造方法。
  7. 【請求項7】テトラアルキルアンモニウムイオンを含む
    フォトレジスト現像廃液のpHを下げた後、逆浸透膜を
    用いて処理することを特徴とする造水方法。
  8. 【請求項8】不溶物を分離、除去した後の現像廃液を逆
    浸透膜を用いて処理する、請求項7記載の造水方法。
  9. 【請求項9】テトラアルキルアンモニウムイオンを含む
    フォトレジスト現像廃液を供給する現像廃液供給手段
    と、供給される現像廃液に酸を供給してその現像廃液の
    pHを下げるpH調整手段と、pHを調整した後の現像
    廃液中のテトラアルキルアンモニウムイオンを濃縮分離
    する逆浸透膜処理手段と、逆浸透膜処理手段による濃縮
    水から不純物イオンを除去するイオン交換処理手段とを
    設けてなることを特徴とする再生テトラアルキルアンモ
    ニウムヒドロオキシドの製造装置。
  10. 【請求項10】逆浸透膜処理手段の前段に、不溶物を現
    像廃液中から分離、除去する分離、除去手段を設けてな
    る、請求項9記載の再生テトラアルキルアンモニウムヒ
    ドロオキシドの製造装置。
  11. 【請求項11】分離、除去手段が濾過膜処理手段であ
    る、請求項10記載の再生テトラアルキルアンモニウム
    ヒドロオキシドの製造装置。
  12. 【請求項12】濾過膜処理手段が限外濾過膜処理手段で
    ある、請求項11記載の再生テトラアルキルアンモニウ
    ムヒドロオキシドの製造装置。
  13. 【請求項13】テトラアルキルアンモニウムイオンを含
    むフォトレジスト現像廃液を供給する現像廃液供給手段
    と、供給される現像廃液に酸を供給してその現像廃液の
    pHを下げるpH調整手段と、pH調整した後の現像廃
    液中のテトラアルキルアンモニウムイオンを濃縮分離し
    て除去する逆浸透膜処理手段とを設けてなることを特徴
    とする造水装置。
  14. 【請求項14】逆浸透膜処理手段の前段に、不溶物を現
    像廃液中から分離、除去する分離、除去手段を設けてな
    る、請求項13記載の造水装置。
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