JP2012198669A - 割当装置、通信装置、仲介装置、仲介システム、割当方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

割当装置、通信装置、仲介装置、仲介システム、割当方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の第1の通信装置と、第2の通信装置との間の通信を、複数の仲介装置によって仲介させる通信システムを、円滑に運用することができるようにする。
【解決手段】 通信装置10が管理装置40と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置30A〜30Cの中から割り当てる割当装置20が、上記各仲介装置30A〜30Cから、その仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を受信し(S101〜103)、通信装置10から、管理装置40と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める通信先確認通知を受信した場合に(S108)、各仲介装置の負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置を通信先確認通知の送信元の通信装置10に割り当て(S109)、その割り当てた仲介装置にアクセスするための識別情報を、その通信装置10に送信する(S110)ようにした。
【選択図】 図7

Description

この発明は、複数の第1の通信装置の各々について、該第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当装置、このような割当装置から仲介装置の割当を受ける通信装置、このような割当装置により第1の通信装置に割り当てられる、複数の第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を仲介する仲介装置、複数の相手先装置と該各相手先装置と対応付けた仲介装置をそれぞれ介して通信する通信装置、上記のような割当装置と仲介装置とを備えた仲介システム、複数の第1の通信装置の各々について、該第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当方法、コンピュータを上記の割当装置、通信装置あるいは仲介装置として機能させるためのプログラム、及びこのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来から、例えば特許文献1に見られるように、ユーザ環境に配置した複数の画像形成装置と、その画像形成装置を管理する管理装置とがインターネットを介して通信する遠隔管理システムを構成する場合に、ユーザ環境に、画像形成装置と管理装置との通信を仲介する仲介装置を設け、画像形成装置と管理装置とがこの仲介装置を介して通信を行うようにすることが知られている。
ユーザ環境には通常ファイアウォールが設けられており、外部からのアクセスが制限されるが、例えばこの仲介装置が定期的に管理装置にアクセスして、管理装置から複数の画像形成装置へ送信すべきコマンドをまとめて取得し、これを各画像形成装置へ送信する等することにより、ファイアウォールを跨いだコマンドやその応答結果の送受信を効率よく行うことができる。
しかしながら、上述のように仲介装置をユーザ環境に配置するとすると、少なくとも仲介装置を物理的にユーザのオフィス等へ配送して設置する手間が必要となる。また、通信を仲介すべき管理対象装置の台数が増えた場合、それに見合った仲介機能を有する仲介装置に交換したり、仲介装置の台数を増やしたりする必要もある。仲介装置のメンテナンスも、仲介装置側からのアクセスをトリガとして仲介装置にアップデート用のファームを転送する等して遠隔で行う必要があり、必ずしも柔軟性の高い対応が可能とは言えなかった。
このような問題を解決するためには、ネットワーク構成上も物理的にも、仲介装置を、遠隔管理サービスの提供者が容易に管理できる場所に置くことが好ましい。すなわち、例えばいわゆるクラウドサービスとして、仲介機能を提供することが考えられる。この場合、仲介装置から管理対象装置へのアクセスは自由に行えなくなるが、管理対象装置が定期的に仲介装置にアクセスして、該仲介装置にプールしておいた、管理装置からその管理対象装置へ送信すべきコマンドを取得するようにすれば、管理対象装置と管理装置との間でのコマンドの送受信は、仲介装置がユーザ環境にある場合と概ね同様に行うことができる。また、管理装置は、複数の管理対象装置に送信するコマンドをまとめて仲介装置にプールさせ、後の処理を委託できるので、管理装置の処理負荷低減も、仲介装置がユーザ環境にある場合と概ね同様に可能である。
しかし、ユーザ環境外に仲介装置を配置した場合、管理対象装置と同じユーザ環境に仲介装置を配置する場合と比べ、管理対象装置と仲介装置との対応関係が明確でないため、どの仲介装置にどの管理対象装置の通信を仲介させればよいのか、また、管理対象装置側から見れば、管理装置と通信するためにどの仲介装置にアクセスすればよいのかを定めづらいという問題があった。管理対象装置あるいはそのユーザが複数の候補の中から任意に仲介装置を選択できるとすると、特定の仲介装置へアクセスが集中し、処理の遅延や通信エラーの発生につながる恐れもある。
このような問題は、遠隔管理システムを構成する場合に限らず、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置との間の通信を、複数の仲介装置によって仲介させる場合には、同様に発生するものである。
この発明は、このような問題を解決し、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置との間の通信を、複数の仲介装置によって仲介させる通信システムを、円滑に運用できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の割当装置は、複数の第1の通信装置の各々について、その第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当装置において、上記各仲介装置から、その仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を受信する第1の受信手段と、上記第1の通信装置から、上記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を受信する第2の受信手段と、上記第2の受信手段が指定要求を受信した場合に、上記第1の受信手段が受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置をその指定要求の送信元の第1の通信装置に割り当て、その割り当てた仲介装置にアクセスするための識別情報を、その指定要求の送信元の第1の通信装置に送信する割当手段とを設けたものである。
このような割当装置において、上記割当手段が上記第1の通信装置に上記仲介装置を割り当てた場合、その第1の通信装置に直近に割り当てた仲介装置を示す情報を取得し、今回割り当てた仲介装置が直近に割り当てた仲介装置と異なる場合、上記直近に割り当てた仲介装置に対し、その第1の通信装置に対するその直近に割り当てた仲介装置の割り当てが解除された旨を通知する第1の通知手段を設けるとよい。
さらに、上記第1の受信手段が受信した負荷情報に基づき、一の仲介装置において処理負荷の高さが所定の閾値を超えたと判断した場合、その一の仲介装置よりも処理負荷の小さい第2の仲介装置を選択し、その一の仲介装置に対し、その一の仲介装置の処理を代替可能な仲介装置の情報として上記第2の仲介装置の情報を通知する第2の通知手段を設けるとよい。
さらに、上記第2の通知手段が上記処理を代替可能な仲介装置の情報の通知をした後、上記第1の受信手段が受信した負荷情報に基づき、上記一の仲介装置において処理負荷の高さが所定の閾値を下回ったと判断した場合、上記一の仲介装置に対し、上記処理を代替可能な仲介装置の情報を無効にすべきことを通知する第3の通知手段を設けるとよい。
また、上記のいずれかの割当装置において、上記第1の受信手段を、上記各仲介装置から、その仲介装置が機能を停止する旨を示す停止情報及び機能を再開する旨を示す再開情報も受信する手段とし、上記割当手段が、上記停止情報を送信してきた仲介装置を、その仲介装置から上記再開情報を受信するまでは上記第1の通信装置に割り当てないようにするとよい。
あるいは、上記第1の受信手段を、上記各仲介装置から、その仲介装置が機能を停止する旨を示す停止情報も受信する手段とし、上記第1の受信手段が上記停止情報を受信した場合、上記第1の受信手段が受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、その停止情報の送信元である仲介装置の処理を代替可能な仲介装置を選択する代替装置選択手段と、上記代替装置選択手段が仲介装置を選択した場合に、上記停止情報の送信元である仲介装置の仲介機能をその選択した仲介装置が代替する旨を上記第2の通信装置に通知する第4の通知手段とを設け、上記割当手段が、上記第1の受信手段が上記停止情報を受信した後で上記第2の受信手段が上記指定要求を受信した場合に、その指定要求の送信元の第1の通信装置に直近に割り当てた仲介装置を示す情報を取得し、その直近に割り当てた仲介装置が上記停止情報の送信元である仲介装置である場合、その指定要求の送信元の第1の通信装置に、上記代替装置選択手段が選択した仲介装置を割り当てるようにするとよい。
さらに、上記第1の受信手段を、上記各仲介装置から、その仲介装置が機能を再開する旨を示す再開情報も受信する手段とし、上記第1の受信手段が上記再開情報を受信した場合に、その旨を上記第2の通信装置に通知する第5の通知手段を設けるとよい。
また、この発明の通信装置は、上記のいずれかの割当装置から、上記第2の通信装置と通信する際にアクセスすべき仲介装置の割り当てを受ける通信装置において、上記第2の通信装置と通信するためにアクセスすべき仲介装置を示す識別情報を記憶する記憶手段と、上記第2の通信装置と通信しようとした際に、アクセスすべき仲介装置を示す識別情報を記憶していない場合及び記憶している識別情報に従ってアクセスした仲介装置と通信ができなかった場合に、上記割当装置に対し、上記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を送信する手段と、上記指定要求の送信に応じて上記割当装置から送信されてくる識別情報を、上記第2の通信装置と通信するためにアクセスすべき仲介装置を示す識別情報として上記記憶手段に記憶させる手段とを設けたものである。
このような通信装置において、上記記憶手段に記憶している識別情報に従ってアクセスした仲介装置から、その仲介装置に代えてアクセスすべき仲介装置を示す識別情報を通知された場合、上記記憶手段に記憶している、上記第2の通信装置と通信するためにアクセスすべき仲介装置を示す識別情報を、その通知された識別情報に更新するようにするとよい。
また、この発明の仲介装置は、複数の第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を仲介する仲介装置において、その仲介装置を上記第1の通信装置に割り当てるための割当装置に対し、その仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を送信する負荷情報送信手段と、上記割当装置から、その仲介装置の処理を代替可能な仲介装置の情報の通知を受信する代替装置情報受信手段と、上記代替装置情報受信手段が上記仲介装置の情報の通知を受信した後で上記第1の通信装置からアクセスされた場合に、通信の仲介を拒否すると共に、その第1の通信装置に対し、自身に代えてアクセスすべき仲介装置を示す識別情報として、上記代替装置情報受信手段が受信した通知に係る仲介装置の識別情報を送信する変更手段とを設けたものである。
このような仲介装置において、上記代替装置情報受信手段が上記仲介装置の情報の通知を受信した場合に、上記第2の通信装置に対し、自身が行っていた通信の仲介機能を、上記代替装置情報受信手段が受信した通知に係る仲介装置に代替させる旨を通知する代替通知手段を設けるとよい。
さらに、上記割当装置から、上記代替装置情報受信手段が受信した上記仲介装置の情報の通知を無効にすべきことを通知された場合に、上記変更手段の機能を無効にするようにするとよい。
さらにまた、第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を仲介する機能を停止させる場合に、上記割当装置に対して、その旨を示す停止情報を送信する停止情報送信手段を設けるとよい。
また、この発明の別の通信装置は、複数の相手先装置と、その各相手先装置と対応付けた仲介装置をそれぞれ介して通信する通信装置において、いずれかの仲介装置を介して上記相手先装置からその通信装置の通信相手として登録するよう要求する登録要求が送信されてきた場合に、その相手先装置を通信相手として登録すると共に、その登録要求の送信を仲介した仲介装置を、その相手先装置と対応付けて登録する登録手段と、いずれかの相手先装置に宛てた要求を送信しようとする場合に、その要求をその相手先装置と対応付けた仲介装置に送信する送信手段と、上記仲介装置から、その相手先装置に宛てた要求に対する上記相手先装置の応答を受信する受信手段と、上記仲介装置又は、上記仲介装置を上記相手先装置に割り当てるための割当装置から、ある仲介装置が行っていた通信の仲介機能を、別の仲介装置に代替させる旨の通知を受信した場合、そのある仲介装置と対応づけられている相手先装置に宛てて送信した要求であってまだ応答を受信していないものを、上記別の仲介装置に送信する代替手段と、上記送信手段が送信した要求及び上記代替手段が送信したその要求と対応する要求のうち一方について、上記受信手段が上記相手先装置の応答を受信した場合に、他方をキャンセルするキャンセル手段とを設けたものである。
このような通信装置において、上記相手先装置と対応付けた仲介装置と異なる仲介装置を介して、その相手先装置からその通信装置へ宛てた要求又はその相手先装置に宛てた要求に対する応答を受信した場合に、その相手先装置と対応付ける仲介装置を、その要求の送信を仲介した仲介装置に変更する変更手段を設けるとよい。
また、この発明の仲介システムは、複数の第1の通信装置の各々について、その第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当装置と、上記複数の仲介装置とを備えた仲介システムにおいて、上記各仲介装置にそれぞれ、上記割当装置に対し、自身における処理負荷の高さを示す負荷情報を送信する負荷情報送信手段を設け、上記割当装置に、上記各仲介装置から上記負荷情報を受信する第1の受信手段と、上記第1の通信装置から、上記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を受信する第2の受信手段と、上記第2の受信手段が指定要求を受信した場合に、上記第1の受信手段が受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置をその指定要求の送信元の第1の通信装置に割り当て、その割り当てた仲介装置にアクセスするための識別情報を、その指定要求の送信元の第1の通信装置に送信する割当手段とを設けるとよい。
また、この発明の割当方法は、複数の第1の通信装置の各々について、その第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当方法において、割当装置が、上記各仲介装置から、その仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を受信する第1の受信手順と、上記第1の通信装置から、上記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を受信する第2の受信手順と、上記第2の受信手順で指定要求を受信した場合に、上記第1の受信手順で受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置をその指定要求の送信元の第1の通信装置に割り当て、その割り当てた仲介装置にアクセスするための識別情報を、その指定要求の送信元の第1の通信装置に送信する割当手順とを実行するものである。
また、この発明のプログラムは、コンピュータを、上記のいずれかの割当装置、通信装置あるいは仲介装置として機能させるためのプログラムである。
また、この発明の記録媒体は、上記のいずれかのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
以上のようなこの発明による割当装置、通信装置、仲介装置、仲介システム、割当方法、プログラム又は記録媒体によれば、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置との間の通信を、複数の仲介装置によって仲介させる通信システムを、円滑に運用することができる。
この発明の割当装置、仲介装置及び通信装置の実施形態を備える通信システムの概略構成を示す図である。 図1に示した通信装置10のハードウェア構成を示す図である。 同じくそのソフトウェア構成を示す図である。 図1に示した仲介装置30のソフトウェア構成を示す図である。 図1に示した通信システムにおける遠隔管理の動作において通信装置10とセンター通信装置40との間で行う典型的な通信の手順を示す図である。 その別の例を示す図である。 図1に示した通信システムにおける、通信装置に仲介装置が割り当てられていない状態で仲介装置を割り当てる処理の手順を示す図である。 図7の処理の後で通信装置が管理装置にカウンタ値を通知する場合の処理手順を示す図である。 通信装置に既に仲介装置が割り当てられている状態で通信装置が起動された場合の、特にその割り当てを変更する場合の処理手順を示す図である。 特定の仲介装置の処理負荷が大きくなった場合の負荷分散の処理手順を示す図である。
特定の仲介装置が一時的に仲介機能を停止する場合の処理手順を示す図である。 その続きを示す図である。 仲介装置を追加する場合の処理手順を示す図である。 その続きを示す図である。 代替要求による仲介装置の負荷分散を行う場合の、管理装置から通信装置に宛てて送信する要求の取扱いに関する処理手順を示す図である。 その続きを示す図である。 仲介装置の停止が起こる場合の、管理装置から通信装置に宛てて送信する要求の取扱いに関する処理手順を示す図である。 その続きを示す図である。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明の割当装置、仲介装置及び通信装置の実施形態を備える通信システムについて説明する。
図1は、その通信システムの概略構成を示す図である。
図1に示す通信システムは、LAN(ローカルエリアネットワーク)環境Aに配置された、この発明の通信装置(第1の通信装置)の実施形態である通信装置10A,10B(個体を区別する必要がない場合には「10」の符号を用いる)と、この発明の通信装置(第2の通信装置)の実施形態であるセンター通信装置40と、これらの通信装置10とセンター通信装置40との間の通信を仲介する仲介システムMとを備える。ここでは、この通信システムは遠隔管理システムとして構成し、センター通信装置40は、複数の通信装置10を遠隔管理する管理装置として機能する。
また、仲介システムMは、通信装置10とセンター通信装置40との間の通信を仲介する複数の仲介装置30A,30B,30C(個体を区別する必要がない場合には「30」の符号を用いる)と、各通信装置10に複数の仲介装置30のいずれかを、センター通信装置40との間の通信を仲介させる装置として割り当てる割当装置20とを備える。
これらのうち通信装置10は、インターネットNを介していずれかの仲介装置30と通信し、その仲介装置30に、センター通信装置40との間の通信の仲介を受ける。この場合、通信装置10からセンター通信装置40に送信すべき情報(通知、コマンド、コマンドの実行結果など)は、通信装置10から仲介装置30にアクセスして仲介装置30へ送信し、仲介装置30がその情報をセンター通信装置40に転送することができる。もちろん、仲介装置30にある程度の数や期間プールしてからこの転送を行うようにしてもよい。
しかし、LAN環境Aには通常はファイアウォールが設けられており、仲介装置30から通信装置10にアクセスすることはできない。そこで、センター通信装置40から通信装置10に送信すべき情報については、一旦仲介装置30にプールしておき、通信装置10が仲介装置30に定期的なアクセス(ポーリング)を行い、その際にプールされている情報の中から自装置宛の情報を取得する、という手順で伝送を行う。もちろん、通信装置10からセンター通信装置40に情報を送信するために仲介装置30にアクセスした際に、自装置宛ての情報を取得することも可能である。
なお、通信装置10は、センター通信装置40との通信に係る機能が有効になった場合(初めにその通信に係る機能を提供するアプリケーションがインストールされた場合や、インターネットNに接続された状態でそのアプリケーションが起動された場合、そのアプリケーションが起動された状態でインターネットNに新たに接続された場合等)に、割当装置20に接続し、センター通信装置40と通信する際にその仲介を担当する仲介装置30の割り当てを受ける。このとき、仲介装置30にアクセスするために必要な識別情報(URL(Uniform Resource Locator)等のアドレスや、必要であればID、パスワードなど)を割当装置20から取得し、それに基づいて仲介装置30にアクセスする。
図1には、通信装置10Aに仲介装置30Bが、通信装置10Bに仲介装置30Aがそれぞれ割り当てられた状態を示しているが、1台の仲介装置を複数の通信装置に割り当てることももちろん可能である。
割当装置20は、各仲介装置30からその仲介装置の処理負荷の情報を収集し、特定の仲介装置に処理負荷が集中しないように、上記の割り当てを行う。また、その割り当ての内容は記憶しておき、必要に応じて仲介装置30やセンター通信装置40に通知する。
また、仲介装置30も、割当装置20からの通知あるいは通信装置10からのアクセスに基づき、どの通信装置10について通信の仲介を行っているかの情報を把握しておくことが好ましい。
さらに、センター通信装置40は、管理対象(通信相手)となる全ての通信装置10について、その通信装置10がどの仲介装置30に通信の仲介を受けるのかを示す対応関係を管理している。通信装置10に情報を送信しようとする場合、その通信装置10の通信を仲介している仲介装置30に情報を送信してプールさせる必要があるためである。
この対応関係の管理は、割当装置20からの通知に基づいて行うことも出来るが、実際にどの仲介装置30を介して通信装置10から情報が送信されてきたか、に基づいて随時更新することが好ましい。後述するように、通信装置10に対する仲介装置30の割り当ては、随時変更されるものだからである。
また、センター通信装置40において管理対象を信頼性よく管理できるよう、通信装置10は、初めにセンター通信装置40と(仲介装置30を介して)通信を行う際に、センター通信装置40に管理対象(通信相手)として登録を受ける。また、通信装置10は、センター通信装置40との通信に係る機能を無効にして管理対象から離脱する場合には、それに先立って自動的にセンター通信装置40と通信を行い、自身の登録を削除させる。
以上のような通信に係る通信装置10の機能は、初めから通信装置10に組み込んでおいてもよいが、通信装置10が備えるOS(Operating System)等のプラットフォーム上で動作するソフトウェアを開発するためのSDK(Software Development Kit)を用いて開発される、SDKアプリケーションとして提供することが望ましい。このようにすれば、センター通信装置40や仲介装置30のメーカーが提供する通信装置10のみならず、他社が提供する通信装置10にも、容易にセンター通信装置40との通信に係る機能を付加し、遠隔管理の対象とすることができる。
なお、以上の通信システムにおいては、仲介装置30も、システムの動作中に任意に追加及び撤去が可能である。この場合、追加された又は撤去される仲介装置30がその旨を割当装置20に通知する。このことにより、割当装置20は、現在通信装置10に割り当て可能な仲介装置30の候補を把握することができる。また、仲介装置30は、メンテナンス等により一時的に通信の仲介に係る機能を停止することがあるが、この場合にも同様な対応が可能である。また、仲介装置30はセンター通信装置40にも同様な情報を通知し、センター通信装置40においてもシステム中にどのような仲介装置30が存在するのかを把握できるようにするとよい。
なお、LAN環境Bに備える通信装置50、ローカル仲介装置60及び仲介機能付通信装置70は、背景技術の項で説明した、ユーザ環境に仲介装置を配置する遠隔管理システムを構成するものである。通信装置50は、同じLAN内に配置されたローカル仲介装置60の仲介によりセンター通信装置40と通信し、仲介機能付通信装置70は、自身が備えるローカル仲介装置60と同等の仲介機能を用いた仲介によりセンター通信装置40と通信する。そして、通信のシーケンスは異なるものの、LAN環境Aに備える通信装置10の場合と概ね同様に、センター通信装置40による遠隔管理を受けることができる。
次に、図1に示した通信システムを構成する装置のハードウェア構成について説明する。
図2に、通信装置10のハードウェア構成を示す。
図2に示すように、通信装置10は、少なくともCPU11、メモリ12及び通信インタフェース(I/F)13を備え、これらがシステムバス17により接続されている。
このうちCPU11は、通信装置10全体を制御する制御手段であり、メモリ12に記憶された種々のプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。
メモリ12は、CPU11が実行するプログラムや固定的なパラメータ等を記憶する不揮発性記憶手段、一時的に使用するデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶するフラッシュメモリやHDD(ハードディスクドライブ)等による書き換え可能な不揮発性記憶手段等により構成される。
通信I/F13は、通信装置10をネットワークに接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)方式の通信を行うためのネットワークインタフェースとすることができる。なお、通信経路や使用するプロトコルについては、有線無線を問わず任意のものでよい。ただし、暗号化や認証等を利用した安全な通信経路であることが好ましい。
また、通信装置10は、必要な機能に応じて表示器14、操作部15及びエンジン部16を備える。
表示器14は、ユーザにメッセージやGUI(Graphical User Interface)等を表示したり、装置の動作状況を知らせたりするためのディスプレイやランプ等である。
操作部15は、ユーザからの操作を受け付けるためのスイッチ、タッチパネル、キーボード、ポインティングデバイス等である。
エンジン部16は、他の各部以外で外部に対して物理的な入出力を行う手段を総称したものであり、例えば通信装置10がレーザプリンタであれば、電子写真方式で画像形成を行うプリントエンジンがこれに該当する。通信装置10がスキャナであれば、画像読み取りを行うスキャナエンジンがこれに該当する。
割当装置20、仲介装置30及びセンター通信装置40も、図2に示した範囲でのハードウェア構成は通信装置10と同様であるので、これらについての説明は省略する。ハードウェアとしては、公知のコンピュータも採用することができる。
次に、図3に、通信装置10のソフトウェア構成を示す。
図3に示すように、通信装置10は、通信ライブラリ101、セキュリティライブラリ102、イベント管理ライブラリ103、遠隔管理SDKアプリ104、設定データ105、機種依存吸収モジュール106、SDK_I/F107、プラットフォーム108を備える。
このうち通信ライブラリ101は、インターネットNを含むネットワークを介した通信に関する機能を実現するためのプログラムを集めたライブラリである。
セキュリティライブラリ102は、装置間の認証及び装置を操作するユーザの認証や、通信の暗号化に関する機能を実現するためのプログラムを集めたライブラリである。
イベント管理ライブラリ103は、通信装置10において発生したイベントや、外部から受信したコマンドや通知等のイベントを管理する機能を実現するためのプログラムを集めたライブラリである。
遠隔管理SDKアプリ104は、通信装置10において発生したイベントをセンター通信装置40に通知したり、センター通信装置40から受信したコマンドに従った動作を通信装置10の各部に実行させたりすることにより、センター通信装置40による遠隔管理を受ける機能を実現するためのアプリケーションである。この遠隔管理SDKアプリ104は、通信ライブラリ101、セキュリティライブラリ102及びイベント管理ライブラリ103が提供する機能を適宜利用しつつ、上述したような、仲介装置30を介したセンター通信装置40との通信を行うことにより、遠隔管理を受ける機能を実現する。
設定データ105は、遠隔管理SDKアプリ104が参照する、センター通信装置40との通信に使用するパラメータである。これには、アクセスすべき仲介装置30のアドレスや、ポーリングの周期等が含まれる。これらのデータは、通信装置10に常に保存しておいてもよいが、遠隔管理SDKアプリ104が起動された際に、割当装置20や仲介装置30にアクセスしてそこからダウンロードしてもよい。
このようにすれば、遠隔管理SDKアプリ104が起動されていない状態では、通信装置10側に、遠隔管理SDKアプリ104が使用するデータを記憶するためのメモリを用意する必要がないため、遠隔管理を受ける機能と通信装置10のその他の機能との独立性を高めることができる。
なお、初めにアクセスすべき割当装置20のアドレスは、遠隔管理SDKアプリ104のプログラム中に記載したり、通信装置10全体で使用するパラメータの一部として記憶させる等して、遠隔管理SDKアプリ104が起動時に取得できるようにしておく。
機種依存吸収モジュール(ラッパー)106は、データフォーマットやパラメータの項目等に関する通信装置10の機種による変動を吸収し、遠隔管理SDKアプリ104を、広範な機種の通信装置10で動作させることができるようにするためのモジュールである。例えば、遠隔管理SDKアプリ104によりセンター通信装置40に送信する通知には、必ず含まれていなければならない固定のパラメータがあるので、SDK_I/F107から提供されるパラメータの名称がそれと異なる場合には、機種依存吸収モジュール106が、これを遠隔管理SDKアプリ104の要求に合わせて名称変更する処理を行う。
プラットフォーム108は、通信装置10が備えるOS(Operating System)等が提供する、通信装置10の制御のための環境であり、SDK_I/F107は、プラットフォーム108に対してアクセスするソフトウェアを開発するために提供されたAPI(Application Program Interface)である。
次に、図4に、仲介装置30のソフトウェア構成を示す。
図4に示すように、仲介装置30は、機器通信モジュール301、センター通信クライアントモジュール302、センター通信サーバモジュール303、セキュリティ・認証モジュール304、機器管理モジュール305、WebUI(ウェブユーザインタフェース)306、機器管理DB(データベース)307、設定パラメータ308、スケジューラ309、コマンドプール310を備える。
このうち機器通信モジュール301は、通信装置10との間の通信を行うための機能を実現するモジュールである。ここでは、通信装置10はファイアウォールの内側にあることを前提としており、機器通信モジュール301は、通信装置10からのアクセス(通信要求)を受けて、それに対する応答を返すというサーバの動作を行う。
センター通信クライアントモジュール302は、仲介装置30がクライアントとしてセンター通信装置40にアクセスしてセンター通信装置40と通信を行うための機能を実現するモジュールである。同様に、センター通信サーバモジュール303は、仲介装置30がサーバとしてセンター通信装置40からアクセスを受けてセンター通信装置40と通信を行うための機能を実現するモジュールである。
ここでは、仲介装置30とセンター通信装置40とは、同じ管理者が管理しており、どちらからもアクセスを行うことができることを前提としているため、このような構成としているが、一方からしかアクセスを行えない環境の場合、その方向の通信を行うためのモジュールのみとしてもよい。また、割当装置20との通信にもこれらのモジュールを用いることができる。
セキュリティ・認証モジュール304は、装置間の認証及び装置を操作するユーザの認証や、通信の暗号化に関する機能を実現するためのモジュールである。
機器管理モジュール305は、他の各部の機能を利用して、センター通信装置40と通信装置10との間の通信を仲介することにより、センター通信装置40が通信装置10を管理できるようにするための機能を実現するためのモジュールである。具体的には、センター通信装置40からファイアウォールの内側の通信装置10に対して情報を送信できるようにすると共に、通信装置10からセンター通信装置40に対する情報の送信も、センター通信装置40に過度な負荷をかけずに行えるように、通信のタイミングや情報伝送状況の管理を行う。その詳細については、後述する。
WebUI306は、外部からウェブブラウザにより仲介装置30にアクセスして、機器管理DB307の情報を参照したり必要な設定を行ったりするためのユーザインタフェースを提供するモジュールである。
機器管理DB307は、仲介装置30が通信の仲介を行っている通信装置10の情報を管理するためのデータベースである。
設定パラメータ308は、通信装置10、割当装置20及びセンター通信装置40と通信を行う際に使用するパラメータである。例えば、通信装置10から受信した情報をセンター通信装置40に転送するタイミングや、仲介装置30の処理負荷を示す情報を割当装置20に通知するタイミング等の情報が含まれる。
スケジューラ309は、センター通信装置40や割当装置20に対して各種通知を行うタイミングや、センター通信装置40から受信したコマンドのタイムアウト等のタイミング管理を行う機能を提供する。
コマンドプール310は、センター通信装置40から受信した通信装置10宛の情報(コマンドに限らず通知や応答等も含む)や、通信装置10から受信したセンター通信装置40宛の情報を、宛先に転送するまで一時的にメモリに蓄積しておく機能を提供する。
なお、割当装置20及びセンター通信装置40の機能については、後にシーケンス図を用いて詳述する。
次に、仲介装置30が仲介する通信装置10とセンター通信装置40との間の通信の手順について説明する。なお、以降の説明では、図1に示した通信システムを、センター通信装置40が通信装置10を管理する遠隔管理システムとして構成した場合を例として採り上げ、センター通信装置40は、「管理装置40」と呼ぶことにする。また、通信装置10は、コピー機やプリンタ、MFP(デジタル複合機)等の画像形成装置であるとする。
図5及び図6に、遠隔管理の動作において通信装置10とセンター通信装置40との間で行う典型的な通信の手順を示す。なお、これらの図には、管理装置40と連携して通信装置10のユーザに対するサービスの提供又はその支援を担う他システム80も示した。例えばメーカーのサービス拠点に備えるシステムがこの他システム80に該当する。
図5(a)は、通信装置10が管理装置40に対して行う定期的な通知の例である。
この場合、通信装置10は、予め指定された時刻になると、印刷枚数を示すカウンタ情報や、ジャム等の異常の発生回数、トナーの消費量等の必要な情報を収集し、管理装置40宛ての情報通知あるいは状態通知として仲介装置30に送信する(S11)。この収集は、遠隔管理SDKアプリ104が、機種依存吸収モジュール106及びSDK_I/F107を介してプラットフォーム108に所望のパラメータの値を要求して行うことができる。
そして、仲介装置30は受信した通知を管理装置40に転送する(S12)。この転送は、直ちに行っても、ある程度の数の通信装置10からの通知が溜まってからまとめて行ってもよい。
管理装置40は、この通知を受け取ると、通知された情報を、通信装置10の動作状況を示す情報として蓄積しておく(S13)。そして、他システム80が適当なタイミングで管理装置40にアクセスしてこの情報を取得し(S14)、顧客に送付する通信装置10の動作状況レポート作成や、カウント値に基づく課金等に利用する。
なお、ここでは図示を省略したが、通信装置10からの通知を仲介装置30が受信した場合に、通信装置10に対してその旨を示す応答を返すようにしてもよい。また、管理装置40が通信装置10からの通知に基づく処理を完了した場合に、その旨を示す応答を仲介装置30を介して通信装置10に返すようにしてもよい。
図5(b)は、通信装置10が管理装置40に対して行う緊急性のある通知の例である。
この場合、通信装置10は、管理装置40に通知する必要のある異常(直ちに装置の修理が必要な異常など)を検出すると、その内容を通知するため管理装置40宛ての異常通知を仲介装置30に送信する(S21)。そして、仲介装置30はこの通知をただちに管理装置40に転送する(S22)。そして、管理装置40はこの通知を受けると、通知された異常の内容を含む修理担当派遣依頼を生成して通信装置10を担当するサービス拠点の他システム80に対して送信する(S23)。サービス拠点では、この通知に基づき、顧客への連絡や修理担当派遣を行うことができる。
トナー切れ等のサプライエンドの場合にも、同様な手順(S24〜S26)で、サプライの自動発注を行うことができる。
図5(c)は、管理装置40から通信装置10に対してコマンド等を送信する場合の例である。
サービス拠点等において、特定の通信装置10で故障が頻発している場合や、顧客から修理の依頼があった場合等に、通信装置10にアクセスしてその動作状況を示すデータを取得したり、通信装置10の設定を変更したり、通信装置10に何らかの動作(テストなど)を行わせたい場合がある。このような場合、他システム80が管理装置40に対し、通信装置10にそれらを実行させる要求を送信することを指示する(S31)。
管理装置40は、この指示に応じて通信装置10宛ての要求を生成し、その通信装置10の通信を仲介している仲介装置30に対して送信する(S32)。仲介装置30は、この要求をプールしておき(S33)、通信装置10からポーリングがあった場合(S34)に、そのポーリングに対する応答として、プールしておいたその通信装置10宛の要求を、通信装置10に転送する(S35)。もちろん、ステップS11やS21のような通知送信のためのアクセスがあった際に要求の転送を行ってもよい。
いずれにしろ、管理装置40からの要求を受信した通信装置10は、その要求に応じた処理を行って(S36)その結果を示す結果通知を生成し、受信した要求に対する(管理装置40宛ての)応答として、仲介装置30に送信する(S37)。仲介装置30は、この応答を、ステップS12又はS22の場合と同様、管理装置40に転送する(S38)。
管理装置40は、受信した応答に基づき、ステップS31の指示元の他システム80に対して動作の結果を通知する(S39)。
以上により、サービス拠点等において通信装置10の状態を把握することができる。なお、管理装置40が自律的に通信装置10に何らかの動作を要求してもよいことはもちろんである。
図6(a)は、仲介装置30のファーム(ファームウェア)を更新する場合の例である。
遠隔管理システムの運用者が仲介装置30のバージョンアップされたファームを入手すると、他システム80を通じて管理装置40に対して仲介装置30のファーム更新指示を行う(S51)。このとき、管理装置40に更新用のファームを記憶させ、仲介装置30からダウンロードできるようにする。
管理装置40は、自身と通信を行う(又はそのうち更新が必要な)全ての仲介装置30に対し、仲介装置30宛てのファーム更新要求を送信する(S52)。この要求を受信した仲介装置30は、自身宛の要求であるので自身でその要求に応じた処理を実行し、管理装置40にアクセスして更新用のファームをダウンロードする(S53)と共に、ファームの更新を行う(S54)。そして、更新結果を管理装置40に通知する(S55)。管理装置40は、その結果をまとめて他システム80に通知するようにしてもよい。
以上の処理は、遠隔管理の機能を提供する側の環境で行われるため、基本的にはポーリングやポーリング待ちのための要求のプールは不要であり、迅速な更新が可能である。
図6(b)は、通信装置10のファームを更新する場合の例である。
遠隔管理システムの運用者が通信装置10のバージョンアップされたファームを入手すると、他システム80を通じて管理装置40に対して通信装置10のファーム更新指示を行う(S61)。このとき、管理装置40に更新用のファームを記憶させ、通信装置10からダウンロードできるようにする。
管理装置40は、更新が必要な全ての通信装置10について、その通信装置10宛てのファーム更新要求を生成し、その通信装置10の通信を仲介する仲介装置30に送信する(S62)。仲介装置30は、ステップS33乃至S35の場合と同様に、この要求をプールしておき、通信装置10からのポーリングに応じて通信装置10に転送する(S63〜S65)。
この要求を受信した通信装置10は、要求に応じた処理として、管理装置40にアクセスして更新用のファームをダウンロードする(S66)と共に、ファームの更新を行う(S67)。そして、更新結果を仲介装置30を介して管理装置40に通知する(S68〜S69)。なお、ステップS66でのアクセス先は、仲介装置30であっても、その他の装置であっても、更新用ファームがダウンロード可能な装置であれば構わない。アクセス先は、例えばファーム更新要求により指定すればよい。
以上の処理により、管理装置40からの要求に従い、ユーザ環境にある通信装置10のファームを更新することができる。
以上のような通信システムにおいて特徴的な点は、割当装置20による通信装置10に対する仲介装置30の割り当て及びその管理と、その割り当て結果に応じた各装置の動作、及び割り当て内容を適切な状態に維持するための各装置の動作である。以下、これらの動作について説明する。
なお、以降の図において通信装置10は1台のみ示すが、通信装置10に対する仲介装置30の割り当ては、複数の通信装置10の各々について行うものである。
まず、図7に、通信装置10に遠隔管理SDKアプリ104がインストールされた時点で、すなわち通信装置10に仲介装置30が割り当てられていない状態で仲介装置30を割り当てる場合の処理シーケンスを示す。
まず、割当装置20による割り当ての候補となっている各仲介装置30A〜30Cは、定期的に、自身が実行している通信の仲介処理の処理負荷の高さを示す負荷情報を通知する利用状況通知を、割当装置20に送信する(S101〜S103)。利用状況通知には、負荷情報以外の、仲介装置30の利用状況を示す情報が含まれていてもよい。
図7の例では、許容限界に比べ、仲介装置30Aが20%、仲介装置30Bが40%、仲介装置30Cが30%の負荷であることを示す情報を通知している。これらの負荷の高さは、各仲介装置の管理台数のキャパシティに対する現在割り当てられている通信装置10の台数の割合や、CPUやメモリの利用率等に基づき算出することが考えられる。また、通知するタイミングは、一定時間(例えば1時間)おき、10%刻みでの閾値を超えて変化した場合など、任意に定めることができる。
割当装置20は、利用状況通知を受信すると、そこに含まれる負荷情報を仲介装置毎に保持する(S104)。ここまでの処理は、通信装置10から割当装置20へのアクセスとは無関係に行う。
一方、通信装置10は、遠隔管理SDKアプリ104がインストールされ(S105)、割当装置20のアドレスが設定された後(S106)、管理装置40による遠隔管理の管理対象となるべきこと、すなわち管理装置40に自身を管理対象として登録させることを指示されると(S107)、まず、ステップS106で設定されたアドレスの割当装置20にアクセスし、管理装置40と通信する際に使用する仲介装置30の指定を求める通信先確認通知を送信する(S108)。このとき、通信装置10のIDや遠隔管理契約の契約番号等も通知と共に送信するとよい。
割当装置20は、この通知を受信すると、ステップS104で保持した負荷情報に基づいて、通信装置10に割り当てる仲介装置30を選定し(S109)、通知送信元の通信装置10の通信を仲介する仲介装置として、通信装置10に割り当てる。このとき、処理負荷の小さい仲介装置30を選定するようにすると、仲介装置30間での処理負荷を平準化し、特定の装置に負荷が集中してダウンしてしまうような事態を防止できる。このことにより、通信システムの運用を円滑に行うことができる。
次に、割当装置20は、ステップS109で選定した仲介装置にアクセスするための識別情報(仲介装置のアドレスや、必要に応じて、認証に必要なID、パスワードなど)を、通信先確認通知に対する応答として通信装置10に通知する(S110)。図7には、仲介装置30Aを割り当てて、そのURLとして「URL−A」を通知した例を示している。
この通知を受けた通信装置10は、通知された識別情報(ここではURL)を、管理装置40と通信するためにアクセスすべき仲介装置を示す識別情報として記憶する(S111)。その後、その識別情報に基づき仲介装置30Aにアクセスし、管理装置40に対して自身を管理対象として登録することを要求する管理装置40宛ての登録要求を、仲介装置30Aに送信する(S112)。
仲介装置30Aは、現在仲介対象と認識していない通信装置10からアクセスされ、所定の認証により仲介対象となり得る装置であることを確認すると、その通信装置10を仲介対象として登録する(S113)と共に、登録要求を正常に受信したことを示す受領確認の応答を返す(S114)。なお、図に示す「001」は、通信装置10を識別するためのIDである。
また、仲介装置30Aは、新たな通信装置10を仲介対象としたことに伴い、その旨を通知する仲介開始通知を割当装置20に送信する(S115)。また、仲介対象が増えたことにより処理負荷が変化することが考えられるため、処理負荷を再計算して、最新の状況を反映した利用状況通知を割当装置20に送信する(S117)。
また、割当装置20は、ステップS115の仲介開始通知を受けると、ステップS109で行った選定に従った仲介が実際に開始されたことを把握できるため、通信装置10と、その通信装置10についての仲介を行う仲介装置30Aとを対応付けて登録する(S116)。
さらに、仲介装置30Aは、通信装置10から受信した登録要求を管理装置40に転送する(S118)。管理装置40は、この要求に応じて、通信装置10を管理対象として登録すると共に、送信元の仲介装置30Aを、その通信装置10の通信を仲介する仲介装置として、通信装置10と対応付けて登録する(S119)。その後その結果を通信装置10宛ての登録結果応答として仲介装置30Aに返す(S120)。
仲介装置30Aは、直ちにはこの登録結果応答を通信装置10に転送できないため、一旦プールしておき(S121)、通信装置10からポーリングがあった場合に(S122)、これに対する応答として通信装置10に転送する(S123)。
そして、登録結果応答を受信した通信装置10は、自身が管理装置40に登録されたことを確認できるため、登録結果をディスプレイに表示してユーザに通知する(S124)。
以上により、初めて通信システムに接続される通信装置10に、適当な仲介装置30を割り当てると共に、その仲介装置30を介して管理装置40と通信し、管理装置40の管理を受けることができる状態にすることができる。
この場合において、割当装置20が、各仲介装置30から、その仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を受信し、その負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置を通信装置10に割り当てるので、特定の仲介装置に仲介処理の負担が集中することを防止し、このことにより、仲介装置の動作が遅くなったりダウンしたりすることを防止し、通信システムを安定して動作させることができる。
なお、図7の処理において、仲介装置30Aは、ステップS114,S115,S117及びS118を、順番を変えて行ってもよい。すなわち、これらの処理は、どれもステップS112の登録要求に応じて行う処理であるが、実行順は図示のものに限られない。
次に、図8に、図7の処理の後で通信装置10が管理装置40にカウンタ値を通知する場合の処理シーケンスを示す。この処理は、基本的に図5(a)に示したものと同じであるが、管理装置40から通信装置10の応答送信に係る処理も示した。
図8の処理において、通信装置10は、所定の通知タイミングになると、カウンタ値の情報を収集し、その値を通知する管理装置40宛てのカウンタ通知を、図7のステップS111で記憶した識別情報に基づき仲介装置30Aに送信する(S131)。この通知には、通信装置10のIDも含めるとよい。そして、仲介装置30Aはこの通知を管理装置40に転送する(S132)。
管理装置40は通知されたカウンタ値を通知元の通信装置10の情報として登録し(S133)、正常に登録できると、その旨を示すカウンタ通知応答を、カウンタ通知を送信してきた仲介装置30Aに返す(S134)。なお、通知の処理に時間がかかった場合には、処理中に後述の処理により通信装置10と仲介装置の対応関係が変更されている可能性も考慮して、応答送信時の対応関係を検索して応答を送信する仲介装置を決定してもよい。
ステップS134の応答を受信した仲介装置30Aは、図7のステップS121乃至S123の場合と同様、応答を一旦プールし、通信装置10からのアクセスに応じて通信装置10へ送信する(S135〜S137)。
以上のように、通信装置10は、図7の処理で割り当てられた仲介装置を介して管理装置40に情報を送信することができる。
次に、図9に、通信装置10に既に仲介装置30が割り当てられている状態で通信装置が起動された場合の、特にその割り当てを変更する場合の処理シーケンスを示す。なお、図9の例では、通信装置10には、電源ON時には(すなわち前回電源OFFされた際に)仲介装置30Bが割り当てられているとする。
図9の例でも、各仲介装置30A〜30Cが通信装置10から割当装置20へのアクセスとは無関係に利用状況通知を割当装置20に送信し、割当装置20が負荷情報を保持する(S141〜S144)ことは、図7の場合と同様である。
そして、通信装置10の電源がONされ(S145)、遠隔管理SDKアプリ104が起動されると、通信装置10はまず割当装置20にアクセスし、図7のステップS108の場合と同様に通信先確認通知を送信する(S146)。
そして、図7のステップS109乃至S111の場合と同様に、割当装置20が通信装置10に割り当てる仲介装置を選定すると共に、通信装置10にその仲介装置の識別情報を通知し、通信装置10もアクセスすべき仲介装置の識別情報を更新する(S147〜S149)。
図9の例では、割当装置は仲介装置30Aを割り当て、起動時と割り当て内容を変更している。しかし、通信装置10側では、割り当て内容が変更されたかどうかを特に意識する必要はなく、新たに通知された識別情報に基づき、仲介装置30Aにアクセスして、管理装置40との通信を行う(S150〜S152)。この部分の処理は、実際には図8のステップS131乃至S137と同様な手順で行われるが、記載を簡略化している。以後の図においても同様である。
一方、管理装置40は、ステップS151の通知を受信した時点では、過去の対応付けを反映して、通信装置10と仲介装置30Bを対応付けて登録しているが、ステップS151ではその対応付けと異なる仲介装置30Aから、通信装置10が送信した通知を受信することになる。そして、このことにより対応付けが変更されたことを認識し、変更後の対応付けを反映させるべく、通知の送信元である通信装置10と、今回通知を送信してきた仲介装置30Aとを対応付けて登録する(S153)。
また、仲介装置30Aも、ステップS150の通知を受信すると、それまで仲介対象と認識していなかった通信装置10が新たに仲介対象となったことを認識できる。従って、通信装置10を仲介対象として登録し(S154)、図7のステップS115及びS117の場合と同様に、割当装置20に対して仲介開始通知と利用状況通知を行う(S155,S157)。
また、割当装置20は、ステップS155の仲介開始通知を受けると、ステップS147で行った選定に従った仲介が実際に開始されたことを把握できるため、通信装置10と、その通信装置10についての仲介を新たに行うこととなった仲介装置30Aとを対応付けて登録する(S156)。
また、この登録に際し、それまでに通信装置10と対応付けられていた仲介装置30Bは、もはや通信装置10の通信を仲介しなくなったことを把握できる。そこで、仲介装置30Bに対し、通信装置10の通信を仲介する仲介装置が仲介装置30Aになったことを通知する仲介機器変更通知を送信する(S158)。この通知は、通信装置10及び変更後の仲介装置30AのIDを含むものである。
そして、この通知を受けた仲介装置30Bは、通知に係る通信装置を自身の仲介対象から削除する(S159)。また、仲介対象が減ったことにより処理負荷が変化することが考えられるため、処理負荷を再計算して、最新の状況を反映した利用状況通知を割当装置20に送信する(S160)。
通信装置10の起動時に以上の処理を行うことにより、通信装置に、処理負荷の小さい仲介装置を随時割り当てることができ、一層の処理負荷の平準化を図ることができる。
また、割当装置20が通信装置10に割り当てた仲介装置がその通信装置10に直近に割り当てた仲介装置と異なる場合、直近に割り当てた仲介装置に対し、その通信装置10に対するその直近に割り当てた仲介装置の割り当てが解除された旨を通知することにより、仲介装置の割り当て変更に伴う処理負荷の変化を仲介装置に速やかに把握させることができる。
次に、図10に、特定の仲介装置30の処理負荷が大きくなった場合の負荷分散の処理シーケンスを示す。
図10の例でも、各仲介装置30A〜30Cが利用状況通知を割当装置20に送信し、割当装置20が負荷情報を保持する(S171〜S174)ことは、図7の場合と同様である。
そして、割当装置20が、この利用状況通知に基づいて特定の仲介装置の処理負荷が所定の閾値を超えたと判断すると、その仲介装置の仲介動作を代替させる仲介装置を、処理負荷が比較的小さいものの中から選定する(S175)。図10の例では、処理負荷の大きい仲介装置30Aの代替として、処理負荷の小さい仲介装置30Cを選定している。
そして、代替元の仲介装置30Aに、仲介処理を仲介装置30Cに代替することを要求する代替要求を送信する(S176)。この代替要求には、仲介装置30Cに対するアクセスを行わせるために通信装置10に通知すべき識別情報を含める。
この代替要求を受けた仲介装置30Aは、その後通信装置10からアクセスを受けると(S177)、通信の仲介を拒否すると共に、現在処理負荷が大きい状態であり、代わりにステップS176で通知された代替先にアクセスすべきことを示す応答を返す(S178)。この応答には、代替先にアクセスするために用いる識別情報を含める。
この応答を受けた通信装置10は、アクセスすべき仲介装置の識別情報を通知された内容に更新する(S179)と共に、その識別情報に従って代替先の仲介装置30Cにアクセスし、その仲介装置30Cを介して管理装置40と通信を行う(S180〜S182)。
この動作は、図9のステップS150乃至S152で変更後の割り当てに従って管理装置40と通信を行う場合と同様な位置付けとなる。従って、管理装置40及び仲介装置30Cは、通信装置10からの通知の受信により、通信装置10への仲介装置の割り当てが変更されたことを認識し、図9のステップS153乃至S157と同様に、対応付けの更新や、割当装置20への通知を行う(S183〜S187)。割当装置20がステップS185の通知に従って対応付けの登録を変更すること(S186)も、図9のステップS156の場合と同様である。
また、割当装置20が変更元の仲介装置30Aに対し仲介機器変更通知を行い(S188)、仲介装置30Aが仲介対象の更新(S189)及び利用状況通知(S190)を行うことも、図9のステップS158乃至S160の場合と同様である。
そして、割当装置20は、最新の利用状況通知に基づき、代替要求先の仲介装置30Aの処理負荷が所定の閾値を下回ったと判断した場合、仲介装置30Aに対して代替要求のクリアを通知する(S191)。仲介装置30Aは、この通知を受けると、以後は代替要求を受ける前と同様に仲介動作を行う状態に戻る。
以上の処理を行うことにより、割当装置20が、一の仲介装置において処理負荷の高さが所定の閾値を超えたと判断した場合、その一の仲介装置よりも処理負荷の小さい別の仲介装置を選択し、その一の仲介装置に対し、処理を代替可能な仲介装置の情報として上記別の仲介装置の情報を通知するので、特定の仲介装置の処理負荷が大きくなった場合に、仲介装置の割り当てを適切に変更して処理を他の仲介装置に分散させ、処理負荷の平準化を図ることができる。
また、割当装置20が、その後上記一の仲介装置において処理負荷の高さが所定の閾値を下回ったと判断した場合、その一の仲介装置に対し、処理を代替可能な仲介装置の情報を無効にすべきことを通知するので、上記特定の仲介装置の処理負荷が小さくなった段階で分散を終了させることができる。このため、代替要求の送信から代替要求クリアの通知までの間に上記特定の仲介装置にアクセスしなかった通信装置については、代替要求により仲介装置の割り当てが変更されることはない。従って、上記特定の仲介装置が担当していた全ての処理を他の仲介装置に割り振ってしまうことはなく、分散により却って処理負荷の分布が偏ってしまうような事態も起こらない。
なお、代替を開始させる基準とする閾値は、代替を終了させる基準とする閾値よりも大きい値とするとよい。
次に、図11及び図12に、特定の仲介装置30が一時的に仲介機能を停止する場合の処理シーケンスを示す。
図11の処理においては、仲介装置30Aがメンテナンス等の理由により一時的に通信の仲介機能を停止する(S202)。この場合、停止に先立って、割当装置20に停止通知を行う(S201)。この停止通知には、復帰予定時刻の情報を含めると良い。割当装置20は、この停止通知を受けると、以後、通知元を通信装置10に対する割り当ての候補から除外する(S203)。なお、仲介装置が不具合により停止する場合に、停止通知を行えない場合もあるが、このような場合でも、例えばある仲介装置から所定時間利用状況通知がなかった場合にその仲介装置が仲介機能を停止したと判断し、割り当ての対象から除外することも考えられる。
また、停止しない仲介装置は、図7の場合と同様に利用状況通知を割当装置20に送信し、割当装置20が負荷情報を保持する(S204〜S206)。
この状態で通信装置10が通信を行うために仲介装置30Aにアクセスすると(S207)、仲介装置30Aは仲介機能を停止しているため、エラー応答を返すか、または何も応答を返さない(S208)。
通信装置10は、このことにより自身に割り当てられた仲介装置が機能していないことを把握できるため、他の仲介装置の割り当てを受けるべく、割当装置20に通信先確認通知を送信する(S209)。そして、図7のステップS109乃至S111の場合と同様に、割当装置20が通信装置10に割り当てる仲介装置(ここでは仲介装置30C)を選定すると共に、通信装置10にその仲介装置の識別情報を通知し、通信装置10もアクセスすべき仲介装置の識別情報を更新する(S210〜S212)。ただしこのとき、停止した仲介装置30Aは割り当ての候補に入らない。
そして、新たな仲介装置の割り当てを受けた通信装置10は、通知された識別情報に従って仲介装置30Cにアクセスし、その仲介装置30Cを介して管理装置40と通信を行う(S213〜S215)。
この動作は、図9のステップS150乃至S152で変更後の割り当てに従って管理装置40と通信を行う場合と同様な位置付けとなる。従って、管理装置40及び仲介装置30Cは、通信装置10からの通知の受信により、通信装置10への仲介装置の割り当てが変更されたことを認識し、図9のステップS153乃至S157と同様に、対応付けの更新や、割当装置20への通知を行う(S216〜S220)。割当装置20がステップS218の通知に従って対応付けの登録を変更すること(S219)も、図9のステップS156の場合と同様である。ただし、停止中の仲介装置30Aから他の仲介装置へ割り当てを変更した通信装置10を後で抽出できるよう、必要な情報を保持しておく。
その後、処理は図12に示す部分に進み、仲介装置30Aが仲介機能の動作を再開すると(S221)、割当装置20に対し、その旨を通知する復帰通知を送信する(S222)。この復帰通知を受けた割当装置20は、通知の送信元を割り当ての候補に追加する(S223)。
その後、通知の送信元である仲介装置30Aが停止していた間にその仲介装置30Aから他の仲介装置へ割り当てを変更した通信装置10を抽出し(S224)、その各通信装置10について、仲介機器変更通知を仲介装置30Aに送信する(S225)。これに応じて仲介装置30Aは仲介対象の更新(S226)及び利用状況通知(S227)を行う。これらの処理は、図9のステップS158乃至S160の場合と概ね同様である。
以上のような処理を行うことにより、割当装置20が、仲介装置から受信する情報に基づき、仲介装置が停止してから再開するまでその仲介装置を通信装置10に割り当てないようにすることができるので、一部の仲介装置が機能を停止する場合でも、その機能を他の仲介装置に容易に代替させ、通信システムの動作を安定して継続させることができる。
次に、図13及び図14に、仲介装置を追加する場合の処理シーケンスを示す。この例は、30A〜30Cの3台の仲介装置を運用中のシステムに、仲介装置30Dを追加する場合の例である。
図13の処理において、管理装置40及び割当装置20(及び通信装置10)と通信可能な状態になり、システムに追加された仲介装置30Dは、管理装置40及び割当装置20に対し、自身が追加されたことを通知する装置追加通知を送信する(S231,S233)。
管理装置40は、ステップS231の通知を受けると通知元の仲介装置30Dを、管理装置40に対する通信を仲介する仲介装置として登録する(S232)。この登録は必須ではないが、登録されていない仲介装置による仲介は受け付けないようにすることによりセキュリティの向上を図るといった用途が考えられる。
また、割当装置20は、ステップS233の通知を受けると、送信元の仲介装置30Dを割り当ての候補に追加する(S234)。この処理により、仲介装置30Dが通信システムに組み入れられたことになる。なお、装置追加通知は、初回の利用状況通知を兼ねるようにするとよい。このときの負荷は、まだ仲介を行っていないため通常は0%である。
また、以上とは関係なく、既に通信システムに組み入れられている各仲介装置30A〜30Cは、図7等の場合と同様、利用状況通知を割当装置20に送信し、割当装置20が負荷情報を保持する(S235〜S238)。
また、仲介装置30Dが新たに追加された場合、明らかに処理負荷の小さい仲介装置が存在することになるため、割当装置20は、処理負荷を平準化すべく、処理負荷の比較的大きい仲介装置を抽出し(S239)、それらの仲介装置(ここでは30A及び30B)に対し、仲介処理を仲介装置30Dに代替することを要求する代替要求を送信する(S240,S241)。ステップS239の抽出の基準とする閾値は、ステップS175で用いる閾値より低い値でよい。あるいは、単純に処理負荷の高い方からいくつかの仲介装置を抽出してもよい。
ステップS240及びS241での代替要求に従った仲介装置の割り当て変更の手順(S242〜S254)は、図10に示した負荷分散時のものと同様であるので、説明を省略する。図13には、仲介装置30Aから仲介装置30Dへ割り当てを変更する処理を示した。
また、最新の利用状況通知に基づき、代替要求先の仲介装置の処理負荷が所定の閾値を下回ったと判断した場合、その仲介装置に対して代替要求のクリアを通知する(S255〜S258)ことも、図10の処理と同様である。
以上の処理により、通信システムに任意に仲介装置を追加して、システム全体の仲介処理のキャパシティを高めることができる。なお、ステップS239以下の処理は、処理負荷が高い仲介装置がなければ、行わなくてもよい。
次に、仲介装置の割り当て変更があっても管理装置40から通信装置10に宛てて送信する要求を確実に通信装置10に伝送できるようにするための処理について説明する。
まず図15及び図16に、図10を用いて説明したような、代替要求による仲介装置の負荷分散を行う場合の処理シーケンスを示す。
図15のステップS261乃至S265の処理は、管理装置40が通信装置10に宛てて機器情報取得要求Xを送信し、その要求に対する応答として機器情報取得結果Xを受信する処理である。図中の「001」は、宛先となる通信装置のIDである。これらの処理は、基本的に図5(c)のステップS32乃至S38の処理と同様な手順で行われるが、記載を簡略化している。以後の図においても同様である。
また、管理装置40は、通信装置10に宛てた要求のステップS261での送信先を、図7のステップS119等で行った登録に基づき、宛先の通信装置10と対応する仲介装置に決定する。また、管理装置40は、通信装置10宛ての要求は応答の受信まで多少の時間を要することを前提に、送信した要求を、どの仲介装置30に送信したかを示す情報と共に記憶しておき、応答を受信するまで、応答未受信の要求として管理する。
一方、各仲介装置30A〜30Cは、ステップS261乃至S265等における要求の処理状況とは関係なく、利用状況通知を割当装置20に送信し(S266,S267,S269)、割当装置20が負荷情報を保持する。
従って、仲介装置30Aが機器情報取得要求Yを受信した後(S268)、これを通信装置に転送する前に、利用状況通知(S269)を行うことになる場合もある。そして、同じく転送前に、図10のステップS175及びS176のように仲介装置30Aが代替要求を受ける場合もある(S270)。
この場合、仲介装置30Aは、図10のステップS177,S178の場合と同様に、通信装置10からのアクセスに対して通信の仲介を拒否する(S271,S272)と共に以後のアクセス先を変更させる(S273)。従って、仲介装置30AがステップS268で受信した機器情報取得要求Yは、通信装置10へ転送されずに仲介装置30Aにプールされたままとなってしまう。
そこで、仲介装置30Aは、ステップS270で代替要求を受信すると、自身の仲介機能を代替要求に従って仲介装置30Cに代替させる旨を通知する負荷分散通知を管理装置40に送信する(S274)。
管理装置40は、この通知を受信すると、送信済み要求の管理情報を参照し、分散元装置(ここでは仲介装置30A)に送信した応答未受信の要求を抽出し(S275)、その要求を、分散先装置(ここでは仲介装置30C)に送信する(S276)。それまで仲介装置30Aに仲介させて送信していた宛先には、以後仲介装置30Cに仲介させて送信することになると考えられるためである。ただし、この時点では仲介装置の割り当て変更が実際に行われる保証はないため、仲介装置30Aに送信した要求もキャンセルしない。なお、ステップS276で送信した要求も、ステップS261及びS268で送信した要求と同様に管理する。
そして、ステップS276の後、ステップS273でのアクセス先変更に伴い、通信装置10が仲介装置30Cにアクセスすると(S277)、仲介装置30Cから機器情報取得要求Yを受信し(S278)、応答として機器情報取得結果Yを返すことができる(S279)。この機器情報取得結果は、仲介装置30Cから管理装置40に転送される(S280)。
管理装置40は、これを受信したことにより、通信装置10の通信を仲介する仲介装置が仲介装置30Cに変更されたことを認識できるので、通信装置と仲介装置の対応付けを更新する(S281)。また、もはや分散元の仲介装置30Aに送信した機器情報取得要求Yは不要であるので、これが後で重複して転送されることを防止するため、仲介装置30Aにそのキャンセルを指示する(S282)。
ステップS283乃至S290の処理は、図10のステップS184乃至S191と同様な処理であり、仲介装置30C,30Aと、割当装置20が、割り当て変更の内容を、自身が記憶するデータに反映させる。また、仲介装置30Aの負荷が低くなった時点で、代替要求をクリアする。
仲介装置30Aは、代替要求がクリアされると、その旨を管理装置40に通知する(S291)。管理装置40は、この通知に応じて、ステップS276で分散先の仲介装置30Cに送信した要求のうち応答未受信のものを抽出し(S292)、仲介装置30Cにそのキャンセルを指示する(S293)。代替要求がクリアされるまでに仲介装置30Cから通信装置10に転送されなかった要求は、ステップS270での代替要求に応じた仲介装置の割り当て変更がなされなかった通信装置に宛てた要求であると考えられ、代替要求がクリアされた後は、仲介装置30Aを通して通信装置10に転送できると考えられるためである。
以上の処理を行うことにより、管理装置40が、ある仲介装置が行っていた通信の仲介機能を、別の仲介装置に代替させる旨の通知を受信した場合、該ある仲介装置と対応づけられている相手先装置に宛てて送信した要求であってまだ応答を受信していないものを、上記別の仲介装置に送信することができるので、仲介装置の割り当て変更があった場合でも、変更後の仲介装置を介して要求を目的の装置に送信することができる。従って、管理装置40からの通信装置10宛ての要求が仲介装置30にプールされた後で仲介装置の割り当てが変更される場合であっても、要求が仲介装置30にプールされたまま放置されてしまう事態を防止し、確実に通信装置10に伝送することができる。
また、通知前に上記ある仲介装置に送信した要求と、通知に応じて上記別の仲介装置に送信したその要求と対応する要求のうち一方について応答を受信した場合に、他方をキャンセルすることができるので、要求の送信が重複して通信システムの動作に不具合を来すこともない。
次に、図17及び図18に、図11及び図12を用いて説明したような、仲介装置の停止が起こる場合の処理シーケンスを示す。
図17の処理において、ステップS301乃至S305の処理は、図15のステップS261乃至S265と同様である。また、図17には、管理装置40が通信装置10宛ての機器情報取得要求Yを仲介装置30Aに送信し(S306)、仲介装置30Aにプールされている状態で、仲介装置30Aが仲介機能を停止する(S308)例を示している。
この場合、仲介装置30Aは、図11のステップS201と同様に、停止に先立って割当装置20に対して停止通知を送信する(S307)。
図11の例では、割当装置20は、この停止通知に応じて通知元を割り当ての候補から除外するのみであったが、図17の処理では、割当装置20は停止通知に応じて、通知元装置の仲介機能を代替させる仲介装置を、図10のステップS175の場合と同様に選定する(ここでは仲介装置30Cを選定する)(S309)。そして、その旨を通知する停止装置代替通知を管理装置40に送信する(S310)。図15の場合と異なり割当装置20がその通知を送信するのは、仲介装置30Aが、代替先の装置がどれになるか把握していないためである。
管理装置40は、ステップS310の通知を受信すると、図15のステップS275及びS276の場合と同様に、代替元装置(ここでは仲介装置30A)に送信した応答未受信の要求を抽出し(S311)、その要求を、代替先装置(ここでは仲介装置30C)に送信する(S312)。
一方、仲介装置30Aが割り当てられている通信装置10は、仲介機能の停止している仲介装置30Aにアクセスすると(S313)、エラー応答が返ってくるか、又は応答が返ってこない(S314)。
通信装置10は、このことにより自身に割り当てられた仲介装置が機能していないことを把握できるため、図11のステップS209乃至S212の場合と同様、割当装置20に通信先確認通知を送信して、代わりにアクセスすべき仲介装置の割り当てを受ける(S315〜S317)。ただし、割当装置20は、通信先確認通知の送信元が、停止中の仲介装置30Aが割り当てられている装置であることを確認すると、その時点で新たな割り当て先を選定するのではなく、ステップS309で選定した代替先を割り当てる。
そして、ステップS317でのアクセス先変更に伴い、通信装置10が仲介装置30Cにアクセスすると(S318)、仲介装置30Cから機器情報取得要求Yを受信し(S319)、応答として機器情報取得結果Yを返すことができる(S320)。この機器情報取得結果は、仲介装置30Cから管理装置40に転送される(S321)。
管理装置40は、これを受信したことにより、通信装置10の通信を仲介する仲介装置が仲介装置30Cに変更されたことを認識できるので、通信装置と仲介装置の対応付けを更新する(S322)。
また、もはや代替元の仲介装置30Aに送信した機器情報取得要求Yは不要であるので、図15のステップS282の場合と同様に、仲介装置30Aにそのキャンセルを行わせる必要がある。しかし、仲介装置30Aは停止中であって直ちにキャンセルができないため、そのキャンセルを予約する(図18のS323)。
ステップS324乃至S327の処理は、図11のステップS217乃至S220と同様な処理であり、仲介装置30C,30Aと、割当装置20が、割り当て変更の内容を、自身が記憶するデータに反映させる。
また、仲介装置30Aが仲介機能の動作を再開すると(S328)、図12のステップS222乃至S227と同様に、復帰通知(S329)及び、停止中の割り当て変更を仲介装置30Aの登録内容に反映させる処理を行う(S334〜S337)。
また、割当装置20は、ステップS329で復帰通知を受信すると、仲介装置30Aの停止に伴う仲介装置の代替を終了する旨を通知する仲介装置代替終了通知を管理装置40に送信する(S330)。管理装置40は、この通知により、仲介装置30Aの動作が復帰し、ステップS323で予約した、代替元装置に送信した要求のキャンセルが実行できる状態になったことを把握できるため、これを実行する(S331)。
その後、ステップS312で代替先の仲介装置30Cに送信した要求のうち応答未受信のものを抽出し(S332)、仲介装置30Cにそのキャンセルを指示する(S333)。これらの処理は、図16のステップS292,S293と同趣旨である。
以上の処理を行うことにより、管理装置40からの通信装置10宛ての要求が仲介装置30にプールされた後でその仲介装置が仲介動作を停止する場合であっても、図15及び図16の場合と同じように、要求が仲介装置30にプールされたまま放置されてしまう事態を防止し、確実に通信装置10に伝送することができる。
なお、仲介装置が停止通知なしで停止し、利用状況通知のないことをトリガに割当装置20が仲介装置30の停止を判断した場合であっても、ステップS309以降については同様な処理が可能である。
以上で実施形態の説明を終了するが、以上説明してきた実施形態において、装置やシステムの構成や具体的な処理内容、データの形式等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、通信システム及びこれを構成する通信装置、割当装置、仲介装置及び管理装置を、図7乃至図18を用いて説明した動作が全て可能なように構成しなくてもよい。これらのうち1以上の任意の組み合わせの動作のみ可能なように構成することもできる。
また、通信装置10は、画像形成装置に限らず、任意の電子装置に上述の実施形態で説明した通信機能を設けた装置として構成可能である。例えば、ネットワーク家電、自動販売機、医療機器、電源装置、空調システム、ガス・水道・電気等の計量システム、自動車、航空機あるいは汎用コンピュータ等に適用可能である。
また、この発明が、遠隔管理機能を有さない通信システムにも適用可能であることは、もちろんである。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータを、上述したような通信装置10、割当装置20、仲介装置30あるいはセンター通信装置40として機能させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各処理を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
また、以上説明してきた実施形態の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
以上のようなこの発明による割当装置、通信装置、仲介装置、仲介システム、割当方法、プログラム又は記録媒体によれば、複数の第1の通信装置と、第2の通信装置との間の通信を、複数の仲介装置によって仲介させる通信システムを、円滑に運用することができる。そして、このことにより、柔軟性の高い通信システムを構築可能となる。
10:通信装置、20:割当装置、30A〜30D:仲介装置、40:センター通信装置(管理装置)
特開2003−323360号公報

Claims (21)

  1. 複数の第1の通信装置の各々について、該第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当装置であって、
    前記各仲介装置から、該仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の通信装置から、前記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段が指定要求を受信した場合に、前記第1の受信手段が受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置を該指定要求の送信元の第1の通信装置に割り当て、該割り当てた仲介装置にアクセスするための識別情報を、該指定要求の送信元の第1の通信装置に送信する割当手段とを備えることを特徴とする割当装置。
  2. 請求項1に記載の割当装置であって、
    前記割当手段が前記第1の通信装置に前記仲介装置を割り当てた場合、該第1の通信装置に直近に割り当てた仲介装置を示す情報を取得し、今回割り当てた仲介装置が直近に割り当てた仲介装置と異なる場合、前記直近に割り当てた仲介装置に対し、該第1の通信装置に対する該直近に割り当てた仲介装置の割り当てが解除された旨を通知する第1の通知手段を備えることを特徴とする割当装置。
  3. 請求項1又は2に記載の割当装置であって、
    前記第1の受信手段が受信した負荷情報に基づき、一の仲介装置において処理負荷の高さが所定の閾値を超えたと判断した場合、該一の仲介装置よりも処理負荷の小さい第2の仲介装置を選択し、該一の仲介装置に対し、該一の仲介装置の処理を代替可能な仲介装置の情報として前記第2の仲介装置の情報を通知する第2の通知手段を備えることを特徴とする割当装置。
  4. 請求項3に記載の割当装置であって、
    前記第2の通知手段が前記処理を代替可能な仲介装置の情報の通知をした後、前記第1の受信手段が受信した負荷情報に基づき、前記一の仲介装置において処理負荷の高さが所定の閾値を下回ったと判断した場合、前記一の仲介装置に対し、前記処理を代替可能な仲介装置の情報を無効にすべきことを通知する第3の通知手段を備えることを特徴とする割当装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の割当装置であって、
    前記第1の受信手段は、前記各仲介装置から、該仲介装置が機能を停止する旨を示す停止情報及び機能を再開する旨を示す再開情報も受信する手段であり、
    前記割当手段は、前記停止情報を送信してきた仲介装置を、該仲介装置から前記再開情報を受信するまでは前記第1の通信装置に割り当てないことを特徴とする割当装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の割当装置であって、
    前記第1の受信手段は、前記各仲介装置から、該仲介装置が機能を停止する旨を示す停止情報も受信する手段であり、
    前記第1の受信手段が前記停止情報を受信した場合、前記第1の受信手段が受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、該停止情報の送信元である仲介装置の処理を代替可能な仲介装置を選択する代替装置選択手段と、
    前記代替装置選択手段が仲介装置を選択した場合に、前記停止情報の送信元である仲介装置の仲介機能を該選択した仲介装置が代替する旨を前記第2の通信装置に通知する第4の通知手段とを備え、
    前記割当手段は、前記第1の受信手段が前記停止情報を受信した後で前記第2の受信手段が前記指定要求を受信した場合に、該指定要求の送信元の第1の通信装置に直近に割り当てた仲介装置を示す情報を取得し、該直近に割り当てた仲介装置が前記停止情報の送信元である仲介装置である場合、該指定要求の送信元の第1の通信装置に、前記代替装置選択手段が選択した仲介装置を割り当てることを特徴とする割当装置。
  7. 請求項6に記載の割当装置であって、
    前記第1の受信手段は、前記各仲介装置から、該仲介装置が機能を再開する旨を示す再開情報も受信する手段であり、
    前記第1の受信手段が前記再開情報を受信した場合に、その旨を前記第2の通信装置に通知する第5の通知手段を備えたことを特徴とする割当装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の割当装置から、前記第2の通信装置と通信する際にアクセスすべき仲介装置の割り当てを受ける通信装置であって、
    前記第2の通信装置と通信するためにアクセスすべき仲介装置を示す識別情報を記憶する記憶手段と、
    前記第2の通信装置と通信しようとした際に、アクセスすべき仲介装置を示す識別情報を記憶していない場合及び記憶している識別情報に従ってアクセスした仲介装置と通信ができなかった場合に、前記割当装置に対し、前記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を送信する手段と、
    前記指定要求の送信に応じて前記割当装置から送信されてくる識別情報を、前記第2の通信装置と通信するためにアクセスすべき仲介装置を示す識別情報として前記記憶手段に記憶させる手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  9. 請求項8に記載の通信装置であって、
    前記記憶手段に記憶している識別情報に従ってアクセスした仲介装置から、該仲介装置に代えてアクセスすべき仲介装置を示す識別情報を通知された場合、前記記憶手段に記憶している、前記第2の通信装置と通信するためにアクセスすべき仲介装置を示す識別情報を、該通知された識別情報に更新することを特徴とする通信装置。
  10. 複数の第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を仲介する仲介装置であって、
    当該仲介装置を前記第1の通信装置に割り当てるための割当装置に対し、当該仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を送信する負荷情報送信手段と、
    前記割当装置から、当該仲介装置の処理を代替可能な仲介装置の情報の通知を受信する代替装置情報受信手段と、
    前記代替装置情報受信手段が前記仲介装置の情報の通知を受信した後で前記第1の通信装置からアクセスされた場合に、通信の仲介を拒否すると共に、該第1の通信装置に対し、自身に代えてアクセスすべき仲介装置を示す識別情報として、前記代替装置情報手段が受信した通知に係る仲介装置の識別情報を送信する変更手段とを備えることを特徴とする仲介装置。
  11. 請求項10に記載の仲介装置であって、
    前記代替装置情報受信手段が前記仲介装置の情報の通知を受信した場合に、前記第2の通信装置に対し、自身が行っていた通信の仲介機能を、前記代替装置情報受信手段が受信した通知に係る仲介装置に代替させる旨を通知する代替通知手段を設けたことを特徴とする仲介装置。
  12. 請求項10又は11に記載の仲介装置であって、
    前記割当装置から、前記代替装置情報受信手段が受信した前記仲介装置の情報の通知を無効にすべきことを通知された場合に、前記変更手段の機能を無効にすることを特徴とする仲介装置。
  13. 請求項10乃至12のいずれか一項に記載の仲介装置であって、
    第1の通信装置と第2の通信装置との間の通信を仲介する機能を停止させる場合に、前記割当装置に対して、その旨を示す停止情報を送信する停止情報送信手段を備えることを特徴とする仲介装置。
  14. 複数の相手先装置と、該各相手先装置と対応付けた仲介装置をそれぞれ介して通信する通信装置であって、
    いずれかの仲介装置を介して前記相手先装置から当該通信装置の通信相手として登録するよう要求する登録要求が送信されてきた場合に、該相手先装置を通信相手として登録すると共に、該登録要求の送信を仲介した仲介装置を、該相手先装置と対応付けて登録する登録手段と、
    いずれかの相手先装置に宛てた要求を送信しようとする場合に、その要求を該相手先装置と対応付けた仲介装置に送信する送信手段と、
    前記仲介装置から、該相手先装置に宛てた要求に対する前記相手先装置の応答を受信する受信手段と、
    前記仲介装置又は、前記仲介装置を前記相手先装置に割り当てるための割当装置から、ある仲介装置が行っていた通信の仲介機能を、別の仲介装置に代替させる旨の通知を受信した場合、該ある仲介装置と対応づけられている相手先装置に宛てて送信した要求であってまだ応答を受信していないものを、前記別の仲介装置に送信する代替手段と、
    前記送信手段が送信した要求及び前記代替手段が送信した該要求と対応する要求のうち一方について、前記受信手段が前記相手先装置の応答を受信した場合に、他方をキャンセルするキャンセル手段とを備えたことを特徴とする通信装置。
  15. 請求項14に記載の通信装置であって、
    前記相手先装置と対応付けた仲介装置と異なる仲介装置を介して、該相手先装置から当該通信装置へ宛てた要求又は該相手先装置に宛てた要求に対する応答を受信した場合に、該相手先装置と対応付ける仲介装置を、該要求の送信を仲介した仲介装置に変更する変更手段を備えたことを特徴とする通信装置。
  16. 複数の第1の通信装置の各々について、該第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当装置と、前記複数の仲介装置とを備えた仲介システムであって、
    前記各仲介装置にそれぞれ、
    前記割当装置に対し、自身における処理負荷の高さを示す負荷情報を送信する負荷情報送信手段を設け、
    前記割当装置に、
    前記各仲介装置から前記負荷情報を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の通信装置から、前記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を受信する第2の受信手段と、
    前記第2の受信手段が指定要求を受信した場合に、前記第1の受信手段が受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置を該指定要求の送信元の第1の通信装置に割り当て、該割り当てた仲介装置にアクセスするための識別情報を、該指定要求の送信元の第1の通信装置に送信する割当手段とを備えることを特徴とする仲介システム。
  17. 複数の第1の通信装置の各々について、該第1の通信装置が第2の通信装置と通信する際にその通信を仲介させる仲介装置を、所定の複数の仲介装置の中から割り当てる割当方法であって、
    割当装置が、
    前記各仲介装置から、該仲介装置における処理負荷の高さを示す負荷情報を受信する第1の受信手順と、
    前記第1の通信装置から、前記第2の通信装置と通信する際に使用する仲介装置の指定を求める指定要求を受信する第2の受信手順と、
    前記第2の受信手順で指定要求を受信した場合に、前記第1の受信手順で受信した各仲介装置の負荷情報に基づいて、処理負荷の小さい仲介装置を該指定要求の送信元の第1の通信装置に割り当て、該割り当てた仲介装置にアクセスするための識別情報を、該指定要求の送信元の第1の通信装置に送信する割当手順とを実行することを特徴とする割当方法。
  18. コンピュータを請求項1乃至7のいずれか一項に記載の割当装置として機能させるためのプログラム。
  19. コンピュータを請求項8、9、14及び15のいずれか一項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
  20. コンピュータを請求項10乃至13のいずれか一項に記載の仲介装置として機能させるためのプログラム。
  21. 請求項18乃至20のいずれか一項に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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