JP2004297777A - 電子装置とその遠隔管理システムおよびログ管理方法並びにプログラム - Google Patents

電子装置とその遠隔管理システムおよびログ管理方法並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【目的】 コストアップせずに画像形成装置等の電子装置で生成される重要通知に関するログを機器利用者や機器管理者が簡単且つ確実に確認可能にする。
【構成】
【解決手段】 画像形成装置100のSCSは、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知がある度に、その各通知に関するログを順次作成し、HDDのログ保存エリア(所定記憶領域)におけるログの種類毎に異なる各分割エリアのうちの対応する分割エリアに順次書き込み、その分割エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きする。また、管理装置102等からログ取得要求があった場合に、そのログ取得要求によって指示されたログ取得先とログ出力先を判別し、ログ保存エリアの各分割エリアのうち、その判別したログ取得先の分割エリアに保存されているログを取得し、その取得したログをログ出力先へ送信させる。
【選択図】 図3

Description

この発明は、画像形成装置等の電子装置と、この電子装置とこれをネットワークを介して遠隔管理する管理装置とによって構成された遠隔管理システム、および上記電子装置におけるログ管理方法、並びに上記電子装置を制御するコンピュータに必要な機能(この発明に係わる機能)を実現させるためのプログラムに関する。
従来から、通信機能を備えたプリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像処理装置を始め、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能(通信手段)を持たせた電子装置(通信装置)を被管理装置とし、サービスセンタ(管理センタ)の管理装置が公衆回線やインタネット等のネットワーク経由でこれらの被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムが提案されている。
あるいは、被管理装置が通信機能を備えていない場合や、通信機能を備えていてもその機能が管理装置と通信するための機能を持っていない場合には、その被管理装置に管理装置と通信可能な通信機能を有する仲介装置をネットワーク経由で接続し、管理装置がネットワークおよび仲介装置経由で被管理装置を遠隔管理する遠隔管理システムも提案されている。
ここで、例えば被管理装置を画像形成装置とし、その画像形成装置について簡単に説明する。
画像形成装置としては、既知の感光体静電プロセスを用いて普通紙に画像形成するプリンタエンジンを備えたものが一般的であるが、このような感光体静電プロセスを行う機構のプリンタエンジンからは、トラブル(異常)が発生する割合も高く、更に性能維持のための定期的なオーバホールの必要性から、保守管理のサービス体制を採っている。
この保守管理を充実させる目的で、画像形成装置の遠隔管理システムとして、画像形成装置の内部又は外部に通信手段を設け、画像形成装置とサービスセンタに設置された管理装置とを公衆回線(電話回線)を介して接続し、画像形成装置のプリンタエンジンで自己診断異常又は警告(センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とするもの)等の所定の事象が発生した場合に、その事象をセンサ等からなる事象検出手段によって検出し、その事象の発生を知らせる事象情報等を通信手段によって管理装置(外部装置)へ送信させるようにしたものが既に開発され(例えば特許文献1参照)、市販されている。管理装置への事象情報の送信としては、自己診断異常の発生による自己診断異常情報の通報であるサービスマンコールや、警告の発生による警告情報の通報であるアラームコール(例えばサプライコール)がある。
ところで、このような画像形成装置等の電子装置においては、一般的に、プログラム実行状況や処理内容(例えばFAX送受信に関連する内容)などをログ(履歴情報)として記憶手段(ハードディスク等の記録媒体)の予め設定された所定記憶領域に書き込むようにしている(例えば特許文献2参照)。
上述したような画像形成装置の遠隔管理システムにおいては、機器利用者(例えば画像形成装置を利用しているユーザ)が画像形成装置内の機密情報をサービスマン等の機器管理者が取り出していないかを確認したり、あるいは機器管理者が画像形成装置の動作を分析するために、画像形成装置にログ保存機能を備えている。
特開2002−6693号公報 特開2001−45204号公報
しかしながら、上述したような画像形成装置遠隔管理システムに使用される画像形成装置においては、複数の処理実行手段を備えており、それらのうち、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知(異常等の所定の事象が発生した旨あるいは処理結果等の通知)がある度に、その各通知に関するログを順次作成(生成)し、その各ログを記憶手段の所定記憶領域に順次書き込み、その所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするようにしている(ログ書き込み制御)ため、ポーリング等の頻繁に行われる処理によって発生する通知により、上記所定記憶領域上のログが次々に上書きされてしまい、重要な通知に関するログが機器利用者もしくは機器管理者によって確認される前に消えてしまうという問題があった。
なお、機器利用者は、画像形成装置で異常が発生した場合に、必要に応じてその異常を解消するための作業を行うが、その際に過去のログを参照する。
例えば、画像形成装置は、異常が発生した場合でも、その異常の種類によっては機器利用者がその異常を解消できるため、異常の発生を知らせる情報(異常情報)をサービスセンタの管理装置へ通報(送信)しない。しかし、機器利用者は、過去のログを参照した結果、今回発生した異常が過去に何度も発生していることを確認できた場合、そのことを管理装置の機器管理者であるオペレータ(以下「センタオペレータ」という)に連絡することが考えられる。この連絡の要否は、過去のログを参照した結果に基づいて決定されるものなので、異常に関するログが記憶手段に保存されている必要がある。
一方、サービスセンタの管理装置は、機器利用者側の画像形成装置から異常情報を受け取った場合、その異常情報を表示部に表示してセンタオペレータに知らせるようにしている。
センタオペレータは、異常情報の内容を見て通報元の画像形成装置内で異常が発生したことを確認できると、該当する機器利用者へ電話をかけて異常の解消方法を指示するか、あるいはサービスステーションに連絡を取り、サービスマンを手配するという作業を実施する。このとき、どの作業を実施するかは、例えば該当する機器利用者へ電話をかけて異常発生状況と過去のログを確認して決める。よって、異常に関するログが画像形成装置の記憶手段に保存されている必要がある。
ここで、上述した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理を含む動作について、図34〜図37を参照して詳細に説明する。
図34および図35は、従来の画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの異なる例を示す図である。なお、図34はラインアダプタ(仲介装置)を使用した場合の例を、図35はラインアダプタを使用しない場合の例をそれぞれ示している。
まず、ラインアダプタを使用した場合の画像形成装置によるログ保存処理を含む処理について、図34を参照して説明する。
画像形成装置は、プロッタエンジンや操作パネルを含む各種ハードウェア資源と、それらのハードウェア資源をそれぞれ動作させて所定の機能を実現させる複数のCPU(処理実行手段)とを備え、例えばプロッタエンジンを制御するCPUが、センサを用いてプロッタエンジンの状態を監視し、警告としてトナーニアエンドが発生した場合(トナーサプライであるトナーボトル内のトナー量が所定量以下になった場合)、そのトナーニアエンドを検出し、トナーニアエンドが発生した旨をコントローラ内のCPU(処理実行手段)へ通知する。
そのコントローラ内のCPUは、プロッタエンジンからトナーニアエンドが発生した旨の通知を受けると、プロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生したと判定し、トナーサプライコール(トナーニアエンドの発生つまりトナーボトルの発注を知らせるトナーサプライコール情報の自動通報)用のメッセージをラインアダプタへ送信(送出)する。
ラインアダプタは、コントローラからトナーサプライコール用のメッセージを受信すると、公衆回線経由でサービスセンタの管理装置に対してトナーサプライコールを行う。つまり、トナーボトルの発注を知らせるトナーサプライコール情報(警告情報)を公衆回線経由でサービスセンタの管理装置へ自動通報する。
サービスセンタの管理装置は、機器利用者側に設置されているラインアダプタから通報されたトナーサプライコール情報を受信し、その受信が正常に終了すると、その旨(トナーサプライコールに対する処理が成功した旨)のコール結果OKを公衆回線経由で通報元のラインアダプタへ送信する。
また、受信したトナーサプライコール情報をキュー(例えばハードディスク装置内のデータベース)に格納し、センタオペレータによって対応する処理、つまりトナーボトルの受注作業等が行われるまでキューイング(保持)する。
さらに、受信したトナーサプライコール情報を表示部に表示してセンタオペレータに知らせる。
センタオペレータは、管理装置の表示部の表示内容を見て通報元のラインアダプタに接続されている画像形成装置のプロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生し、トナーボトルが発注されたことを認識すると、トナーボトルの受注作業等を行い、例えばサービスマンを手配して通報元のラインアダプタの設置場所にトナーボトルを届けさせる。
通報元のラインアダプタは、サービスセンタの管理装置へのトナーサプライコールの結果(トナーサプライコール情報の送信結果)として、その管理装置からコールOK(トナーサプライコール情報の受信が正常に終了した旨の送信結果)を受信すると、そのコールOKを画像形成装置のコントローラへ通知する。
画像形成装置のコントローラ内のCPUは、ラインアダプタからコールOKの通知を受けると、管理装置へのトナーサプライコールが正常に終了した(成功した)と判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが正常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段(フラッシュメモリやハードディスク等の記録媒体)の所定記憶領域であるログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
なお、通報元のラインアダプタは、サービスセンタの管理装置へのトナーサプライコールの結果として、その管理装置からコールOKを予め設定された所定時間が経過しても受信できなかった場合、コールNGを画像形成装置のコントローラへ通知する。
画像形成装置のコントローラのCPUは、ラインアダプタからコールNGを受けると、管理装置へのトナーサプライコールが異常に終了した(失敗した)と判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが異常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
いずれかのハードウェア資源(コントローラ以外)を制御するCPUは、異常としてSC_Bが発生した場合には、センサによってSC_Bを検出し、SC_Bが発生した旨(異常)をコントローラへ通知する。
なお、「SC」とは、サービスマンコールのことであり、複数のタイプがある。ここでは、タイプAのSCをSC_A(SC(A))、タイプBのSCをSC_B(SC(B))とする。コールタイプについては実施例で説明する。
コントローラのCPUは、いずれかのハードウェア資源からSC_Bが発生した旨の通知を受けると、対応するハードウェア資源でSC_Bが発生したと判定し、SC_Bが発生した旨の通知に関するログであるSC_Bコールログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
同様に、いずれかのハードウェア資源からSC_Aが発生した旨の通知を受けると、対応するハードウェア資源でSC_Aが発生したと判定し、以後SC_Bに対する処理と同様の処理を行う。
次に、ラインアダプタを使用しない場合の画像形成装置によるログ保存処理を含む処理について、図35を参照して説明する。この例の画像形成装置は、ラインアダプタとしての機能を有している。
画像形成装置のコントローラ内のCPUは、プロッタエンジンからトナーニアエンドが発生した旨の通知を受けると、プロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生したと判定し、公衆回線経由でサービスセンタの管理装置に対してトナーサプライコールを行う。つまり、トナーボトルの発注を知らせるトナーサプライコール情報(警告情報)を公衆回線経由でサービスセンタの管理装置へ自動通報(自動送信)する。
サービスセンタの管理装置は、機器利用者側に設置されている画像形成装置から通報されたトナーサプライコール情報を受信し、その受信が正常に終了すると、その旨のコール結果OKを公衆回線経由で通報元の画像形成装置へ送信する。
通報元の画像形成装置は、サービスセンタの管理装置へのトナーサプライコールを行った後、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、サービスセンタに対してトナーサプライコールを行った旨を示すセンタ通知ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
また、サービスセンタの管理装置へのトナーサプライコールの結果として、その管理装置からコールOKを受信すると、管理装置へのトナーサプライコールが成功したと判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが正常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
なお、通報元の画像形成装置は、サービスセンタの管理装置へのトナーサプライコールの結果として、その管理装置からコールOKを予め設定された所定時間が経過しても受信できなかった場合には、管理装置へのトナーサプライコールが失敗したと判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが異常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
一方、画像形成装置のコントローラ内のCPUは、図示しないタイマを使用して時間管理を行っており、定期的に送信要求の有無の問い合わせ情報(ポーリング情報)を公衆回線経由でサービスセンタの管理装置へ自動通報する。これを、ポーリングという。
このポーリングを行った後、そのポーリングに関するログとして、サービスセンタに対してポーリングを行った旨を示すポーリングログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
その後、いずれかのハードウェア資源からSC_A又はSC_Bが発生した旨の通知を受けると、上述と同様の処理を行う。
図36は、従来の画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理の一例を示すフローチャートである。
図37は、従来の画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理を説明するためのメモリマップ図である。
画像形成装置のコントローラ内のCPUは、いずれかのハードウェア資源等からの通知時に、図36の処理を開始し、まずステップS101で予め設定されたログ保存エリア指定情報の内容(値)を参照して記憶手段におけるログ保存エリアの先頭アドレスを取得することにより、記憶手段におけるログ保存エリアを決定し、ステップS102でログ保存エリア番号nと予め設定された(ROM等に格納されているプログラムによる)ログ保存可能数(最大値)とを比較し、ログ保存エリア番号nがログ保存可能数に達したか否かを判断する。
そして、ログ保存エリア番号nがログ保存可能数に達していない場合には、ステップS103でログ保存エリア番号nをインクリメント(n=n+1)し、ステップS104で上記通知に関するログを作成してログ保存エリア番号nによる指定エリアに書き込んで保存させる。
ログ保存エリア番号nがログ保存可能数に達した場合、つまりログ保存エリアに空きがなくなった場合には、ステップS105でログ保存エリア番号nを初期化(n=1)し、ステップS104で上記通知に関するログを作成してログ保存エリア番号nによる指定エリアに書き込んで保存させる。このとき、ログ保存エリア番号nが「1」であり、そのログ保存エリア番号「1」による指定エリアには最も古いログが保存されているため、そのログに上記通知に関する最新のログを上書きすることになる。
このように、図34〜図36によって説明したログ保存処理によれば、ログ管理が必要な複数のハードウェア資源のCPU(処理実行手段)のいずれかから所定の通知がある度に、その各通知に関するログを順次作成し、例えば図37に示すように、記憶手段のログ保存エリア(所定記憶領域)に順次書き込み、そのログ保存エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きする(ログ書き込み制御)ようにしているため、ポーリング等の頻繁に行われる処理によって発生する通知により、ログ保存エリア上のログが次々に上書きされてしまい、重要な通知に関するログが機器利用者もしくは機器管理者によって確認される前に消えてしまうという問題があった。
次に、上述した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ取得のための操作およびログ取得処理について、図38〜図41を参照して詳細に説明する。
図38および図39は、従来の画像形成装置の操作パネルによるログ取得のための操作手順を説明するための説明図である。
画像形成装置のCPUは、例えば操作パネルのタッチパネル上のログ表示キー2001がタッチ(押下)されると、記憶手段のログ保存エリアに保存されている複数のログ(この例では最新10個のログ)にそれぞれ対応する「1」キー2002a,「2」キー2002b,「3」キー2002c,・・・,「10」キー2002jをタッチパネル上に表示させる。
その後、例えば「1」キー2002aがタッチされると、ログ表示エリア2003上に「1」キー2002aに対応するログを記憶手段のログ保存エリアから読み出し、そのログを図37に示すようにログ表示エリア2003に表示させる。
また、「2」キー2002aがタッチされると、ログ表示エリア2003上に「2」キー2002aに対応するログを記憶手段のログ保存エリアから読み出し、そのログを図39に示すようにログ表示エリア2003に表示させる。
この場合、記憶手段のログ保存エリアでは、前述したように、空きがなければ、新たに生成された最新ログ(最も新しいログ)が最古ログ(最も古いログ)に上書きされるため、その最古ログが重要なログであれば、それを確認することはできない。また、重要なログが最新ログの上書きによって消去されていない場合でも、ログ保存エリアには各種のログが混在して保存されるため、機器利用者もしくは機器管理者が重要なログを直ちに読み出して確認することは難しい。
図40および図41は、従来の画像形成装置と通信可能な外部装置によるログ取得のための操作手順を説明するための説明図である。
画像形成装置のCPUは、例えばウェブ(Web)ブラウザを用いてインタネット等のネットワーク経由で通信可能なパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略称する)やワークステーション等のウェブデバイス(他の外部装置でもよい)に備えられている図40に示す表示部上のログ取得キー2010がキーボードやポインティングデバイス(マウス等)によって選択されることにより、そのウェブデバイスからログ取得要求があるので、記憶手段のログ保存エリアに保存されているログ(この例では最新2個のログ)を記憶手段のログ保存エリアから読み出し、そのログを図41に示すように表示部に表示させる。
この場合、記憶手段のログ保存エリアでは、空きがなければ、やはり新たに生成された最新ログが最古ログに上書きされるため、その最古ログが重要なログであれば、それを確認することはできない。また、重要なログが最新ログの上書きによって消されていない場合でも、ログ保存エリアには各種のログが混在して保存されるため、機器利用者もしくは機器管理者が重要なログを直ちに読み出して確認することは難しい。
そこで、ログ保存エリアに保存されたログを全てサービスセンタの管理装置へ送信することも考えられるが、その送信を行う画像形成装置あるいは仲介装置(ラインアダプタ)の設置台数はかなり多いため、それらから頻繁に送られてくるログを全て保存することは、技術面およびコスト面から非常に難しい。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子装置で生成(作成)された重要な通知に関するログを機器利用者もしくは機器管理者がコストアップせずに簡単且つ確実に確認できるようにすることを目的とする。
この発明は、上記の目的を達成するため、電子装置と、その遠隔管理システム、および上記電子装置のログ管理方法、並びに上記電子装置を制御するコンピュータに必要な機能を実現させるためのプログラムを提供する。
請求項1の発明による電子装置は、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知(異常等の所定の事象が発生した旨あるいは処理結果等の通知)があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを上記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段とを有する電子装置であって、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定(選択)する領域管理手段と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、該手段によって取得されたログを上記ログ取得要求によって指示された出力先へ出力するログ出力手段とを設けたものである。
請求項2の発明による電子装置は、請求項1の電子装置において、上記領域管理手段を、上記ログ生成手段による初めてのログ生成時に、上記管理情報に基づいて上記複数の分割領域を決定する手段を有し、該手段による決定結果に従って上記ログの書き込み先の分割領域を指定する手段としたものである。
請求項3の発明による電子装置は、請求項1又は2の電子装置において、上記出力先を、情報を表示する表示部を有する操作手段としたものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項1又は2の電子装置において、上記出力先を、情報を印刷する印刷手段としたものである。
請求項5の発明による電子装置は、請求項1又は2の電子装置において、外部装置と通信する通信手段を設け、上記ログ出力手段を、上記ログ取得要求によって指示された出力先が上記外部装置の場合に、上記ログ取得手段によって取得されたログを上記通信手段によって上記外部装置へ送信させる手段としたものである。
請求項6の発明による電子装置は、請求項5の電子装置において、上記通信手段に、上記外部装置へ送信すべきログを構造化言語形式に変換する手段を備えたものである。
請求項7の発明による遠隔管理システムは、管理装置によりネットワークを介して複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、上記複数の電子装置にそれぞれ、上記管理装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを上記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段と、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、上記ログ取得要求によって指示された出力先が上記外部装置の場合に、上記ログ取得手段によって取得されたログに自己の識別情報を付加して上記通信手段によって上記管理装置へ送信させるログ送信手段とを設けたものである。
請求項8の発明による遠隔管理システムは、請求項7の遠隔管理システムにおいて、ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段を設け、上記ログ取得手段を、上記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段としたものである。
請求項9の発明による遠隔管理システムは、請求項7の遠隔管理システムにおいて、上記ログ取得手段を、上記管理装置からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段としたものである。
請求項10の発明による遠隔管理システムは、管理装置によりネットワークおよび複数の仲介装置を介して複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、上記複数の電子装置にそれぞれ、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを上記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段と、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、上記ログ取得要求によって指示されたログ出力先が上記管理装置の場合に、上記ログ取得手段によって取得されたログに自己の識別情報を付加して自己に接続されている仲介装置へ送出するログ送出手段とを設け、上記複数の仲介装置にそれぞれ、上記管理装置と通信する通信手段と、自己に接続されている電子装置から送られてくるログに自己の識別情報を付加して上記通信手段によって上記管理装置へ送信させるログ送信手段とを設けたものである。
請求項11の発明による遠隔管理システムは、請求項10の遠隔管理システムにおいて、ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段を設け、上記ログ取得手段を、上記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段としたものである。
請求項12の発明による遠隔管理システムは、請求項10の遠隔管理システムにおいて、上記ログ取得手段を、上記管理装置から自己に接続されている仲介装置を介してログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段としたものである。
請求項13の発明によるログ管理方法は、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを該ログ取得要求によって指示された出力先へ出力するものである。
請求項14の発明によるログ管理方法は、ログ取得要求用の操作スイッチおよび情報を表示する表示部を有する操作手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、上記操作表示手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が上記操作表示手段の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを上記操作手段に出力して上記表示部に表示させるものである。
請求項15の発明によるログ管理方法は、ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、情報を印刷する印刷手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、上記操作手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が上記印刷手段の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを上記印刷手段に出力して用紙に印刷させるものである。
請求項16の発明によるログ管理方法は、ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、上記操作手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が上記外部装置の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを上記通信手段によって上記外部装置へ送信させるものである。
請求項17の発明によるログ管理方法は、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、上記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、上記外部装置からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が上記外部装置の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを上記通信手段によって上記外部装置へ送信させるものである。
請求項18の発明によるプログラムは、情報を記憶保存する記憶手段を有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に上記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、該機能によって取得されたログを上記ログ取得要求によって指示された出力先へ出力するログ出力機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項19の発明によるプログラムは、ログ取得要求用の操作スイッチおよび情報を表示する表示部を有する操作手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に上記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、上記ログ取得要求によって指示されたログ出力先が上記操作表示手段の場合に、上記ログ取得機能によって取得されたログを前記操作手段に出力して前記表示部に表示させるログ出力機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項20の発明によるプログラムは、ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、情報を印刷する印刷手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に上記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、上記操作表示手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、上記ログ取得要求によって指示された出力先が上記印刷手段の場合に、上記ログ取得機能によって取得されたログを上記印刷手段に出力して用紙に印刷させるログ出力機能とを実現させるためのプログラムである。
請求項21の発明によるプログラムは、ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に上記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、上記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、上記ログ取得要求によって指示された出力先が上記外部装置の場合に、上記ログ取得機能によって取得されたログを上記通信手段によって上記外部装置へ送信させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
請求項22の発明によるプログラムは、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように上記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて上記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に上記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、上記外部装置からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、上記ログ取得要求によって指示された出力先が上記外部装置の場合に、上記ログ取得機能によって取得されたログを上記通信手段によって上記外部装置へ送信させるログ出力機能とを実現させるためのプログラムである。
この発明によれば、画像形成装置等の通信装置で生成された重要な通知に関するログを機器利用者もしくは機器管理者がコストアップせずに簡単且つ確実に確認することが可能になる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、この発明による通信装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例について説明する。
図1は、その遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。なお、ここでは、通信機能を持ち、管理装置によって管理される電子装置(通信装置)を説明の便宜上「被管理装置」と云う。
この遠隔管理システムは、プリンタ,FAX装置,デジタル複写機,デジタル複合機等の画像形成装置やスキャナ装置などの画像処理装置、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能を持たせた電子装置(通信装置)を被管理装置10(10a,10b,10c,10d,10e,10f)とする管理システムである。そして、この被管理装置10と接続される(被管理装置側から見た)外部装置として、被管理装置10とLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークによって接続された遠隔管理仲介装置である仲介装置101(101a,101b,101c)、更に仲介装置101とインタネット103(公衆回線等の他のネットワークでもよい)を介して接続されるサーバ装置として機能する管理装置102を備え、当該管理装置102が、仲介装置101を介して各被管理装置10を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。被管理装置10および仲介装置101は機器利用者(ユーザ)側のオフィス等に、管理装置102はサービスセンタ(管理センタ)にそれぞれ設置されている。
ここで、管理装置102が新たな方式を用いて遠隔管理するサービス(NRS)を実現するために、機器利用者側のLAN等のネットワークに、NRSに対応するソフトウェアを実装した仲介装置101および被管理装置10が接続されている。その仲介装置101および被管理装置10には、管理装置102が従来の方式を用いて遠隔管理するサービス(CSS)も実現するために、CSSに対応するソフトウェアも実装している。NRSを実現するためには、CSSを実現する場合と同様に、仲介装置101および被管理装置10を初期設置すればよい。
公衆回線(又は専用回線)としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
なお、仲介装置101と被管理装置10との接続は、ネットワークに限らず、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。例えば、RS−485規格の場合には、仲介装置101に直列に5台までの被管理装置10を接続することができる。
仲介装置101および被管理装置10は、その利用環境に応じて多様な階層構造を成す。
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置102とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による直接的なコネクションを確立できる仲介装置101aが被管理装置10aおよび10bを従える単純な階層構造になっているが、同図に示す設置環境Bでは、4台の被管理装置10を設置するため、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。そのため、管理装置102とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる仲介装置101bが、被管理装置10cおよび10dだけでなく、他の仲介装置101cを従え、この仲介装置101cが被管理装置10eおよび10fを更に従えるという階層構造を形成している。この場合、被管理装置10eおよび10fを遠隔管理するために管理装置102から発せられた情報は、仲介装置101bとその下位のノードである仲介装置101cとを経由して、被管理装置10e又は10fに到達することになる。
また、設置環境Cのように、被管理装置10に仲介装置101の機能を併せ持たせた仲介機能付被管理装置(以下単に「被管理装置」ともいう)11a,11bを、別途仲介装置101を介さずにインタネット103によって管理装置102に接続するようにしてもよい。
図示はしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10を接続することもできる。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104(104a,104b,104c)を設置する。このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
また、各被管理装置10,11に、ネットワーク経由で外部装置(パーソナルコンピュータ等のウェブデバイスなど)を接続することもできる。
このような遠隔管理システムにおいて、仲介装置101は、これに接続された被管理装置10の制御管理のためのアプリケーションプログラムを実装している。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
すなわち、仲介装置101又はこれと接続された被管理装置10では、管理装置102への要求を生成してこれを管理装置102へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できる一方で、管理装置102は、上記仲介装置101側への要求を生成してこれを仲介装置101側へ引き渡し、この要求に対する応答を取得できるようになっている。この要求には、仲介装置101に被管理装置10に対して各種要求を送信させ、被管理装置10からの応答を仲介装置101を介して取得することも含まれる。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
この送受信のデータ送受モデルを図2の概念図に示す。
(A)は、被管理装置10で管理装置102に対する要求が発生したケースである。このケースでは、被管理装置10が被管理装置側要求aを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。同図に示す仲介装置101は複数であるケースも想定できる(上記図1に示す設置環境B)。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置102を、仲介装置101を経由して被管理装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し(通信可能状態を解除し)、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
(B)は、管理装置102で被管理装置10に対する要求が発生したケースである。このケースでは、管理装置102が管理装置側要求bを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った被管理装置10が、当該要求に対する応答bを返すというモデルになっている。なお、(B)のケースでも、応答を即座に返せないときに応答遅延通知b′を返すことは(A)のケースと同様である。
次に、図1に示す管理装置102の物理的構成について簡単に説明すると、当該管理装置102は、CPU,ROM,RAM等からなる制御装置や、データベース,モデム,プロキシ(Proxy)サーバ等によって構成されている。その構成については、追って詳細に説明する。
さらに、図1に示す仲介装置101における物理的構成について簡単に説明すると、当該仲介装置101は、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,ネットワークインタフェース(NIC)等によって構成されている。
また、仲介機能付被管理装置11については、仲介装置101の機能を実現するためにこれらのユニットを単に被管理装置10に付加しても良いが、被管理装置10に備えるCPU,ROM,RAM等のハードウェア資源を利用し、CPUに適当なアプリケーションやプログラムモジュールを実行させることによって仲介装置101の機能を実現することもできる。
以下、図1に示した遠隔管理システムのより具体的な例として、この発明による電子装置である画像形成装置を被管理装置とする遠隔管理システムである画像形成装置遠隔管理システムについて説明する。
図3は、その画像形成装置遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図であるが、被管理装置10を画像形成装置100に、仲介機能付被管理装置11を仲介機能付画像形成装置(以下単に「画像形成装置」ともいう)110に変更した点が図1と相違するのみであるので、システムの全体構成についての説明は省略する。
画像形成装置100は、コピー,プリンタ,ファクシミリ,スキャナ等の機能および外部装置と通信を行う機能を備えたデジタル複合機であり、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているものである。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
このような画像形成装置100(又は110)の物理的構成について、図4を用いて説明する。
図4は、画像形成装置100内の物理的構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置100は、コントローラボード200,HDD(ハードディスクドライブ)201,NV−RAM(不揮発性RAM)202,PI(パーソナルインタフェース)ボード203,PHY(物理メディアインタフェース)204,操作パネル205,プロッタ/スキャナエンジンボード206,電源ユニット207,フィニッシャ208,ADF(自動原稿給送装置)209,給紙バンク210,その他周辺機211を備えている。これらのユニットは、それぞれがこの画像形成装置100におけるハードウェア資源である。
ここで、コントローラボード200は、制御手段に該当し、CPU,ROM,RAM等を備え、PCI−BUS(Peripheral Components Interconnect-Bus)212を介して各機能を制御している。また、HDD201は、電源ユニット207からの給電に関係なく情報を記憶保存する記憶手段(記録媒体)である。NV−RAM202は、不揮発性記憶手段であり、RAMと電池を利用したバックアップ回路を集積した不揮発性RAMや、EEPROM,フラッシュメモリ等の不揮発性メモリを使用することができる。コントローラボード200内のRAMは、電源ユニット207からの給電中だけ情報を記憶保存する揮発性記憶手段である。
PIボード203とPHY204は、通信手段に該当し、外部との通信を行うためのものであって、例えば通信ボード等が該当する。PIボード203はRS485規格に準拠したインタフェースを備え、ラインアダプタを介して公衆回線に接続している。なお、上述したように、このPIボード203を用いて画像形成装置100と仲介装置101とを接続することも可能である。PHY204は、LAN等のネットワークを介して外部装置と通信を行うためのインタフェースである。
また、操作パネル205は、各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)を有する操作部(操作手段)と、タッチパネル付きのLCD又はCRTの文字表示器(表示手段)を含む表示部とを備えた操作手段である。タッチパネルは、ログ取得要求用の操作キーを表示することができる。あるいは、操作部にログ取得要求用の操作キーを設けるようにしてもよい。あるいはまた、タッチパネルを省略し、表示部にログ取得要求用の操作キーを含む各種の操作キーを表示することにより、それらのキー操作を操作部上の操作キーの操作によって行うようにしてもよい。
ここで、同図中のENGRDYは、エンジンユニット(プロッタエンジン,スキャナエンジン)側の各種初期設定が完了して、コントローラボード200とコマンドの送受信の準備ができたことをコントローラボード200側に通知するための信号線である。また、PWRCTLは、エンジンユニットへの電源供給をコントローラボード200側から制御するための信号線である。これら信号線の動作に関しては後述する。
次に、画像形成装置100(又は110)のソフトウェア構成について、図5を参照して説明する。
図5は、画像形成装置100のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
この画像形成装置100のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層,サービスモジュール層,汎用OS層からなる。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムはHDD201やコントローラボード200上のRAMに記憶され、必要に応じて読み出されてコントローラボード200上のCPU(コントローラCPU)によって実行される。そして、そのCPUは、これらのプログラムを必要に応じて実行し、装置の制御を行うことにより、この発明による各機能(処理実行手段,ログ生成手段,ログ書込制御手段,領域管理手段,ログ取得手段,ログ出力手段,ログ送信手段,ログ送出手段としての機能)を実現することができる。
アプリケーションモジュール層のソフトウェアは、コントローラCPUを、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段として機能させるためのプログラムによって構成され、サービスモジュール層のソフトウェアは、コントローラCPUを、ハードウェア資源と各アプリケーション制御手段との間に介在し、複数のアプリケーション制御手段からのハードウェア資源に対する動作要求の受付,その動作要求の調停,およびその動作要求に基づく動作の実行制御を行うサービス制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成される。
なお、コントローラCPUの機能のうち、管理装置102との通信に係わる機能(通信手段としての機能)の実現方法は、画像形成装置100と画像形成装置110とによって異なる。つまり、画像形成装置110の場合は、仲介装置101の機能を備えているため、コントローラCPUが対応するプログラムを実行することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。画像形成装置100の場合には、コントローラCPUが対応するプログラムを実行すると共に、仲介装置101を利用することにより、管理装置102との通信に係わる機能を実現することができる。
また、画像形成装置100は、スキャナエンジンおよびプロッタエンジンを含むエンジンユニット内に異常等の所定の事象を検出するためのセンサ等からなる事象検出部(事象検出手段)を備えている。
仲介装置101は、この発明による通信手段およびログ送信手段としての機能を有している。
サービスモジュール層には、オペレーションコントロールサービス(OCS)300、エンジンコントロールサービス(ECS)301、メモリコントロールサービス(MCS)302、ネットワークコントロールサービス(NCS)303、ファクスコントロールサービス(FCS)304、システムコントロールサービス(SCS)306、システムリソースマネージャ(SRM)307、イメージメモリハンドラ(IMH)308、デリバリーコントロールサービス(DCS)316、ユーザコントロールサービス(UCS)317を実装している。また、アプリケーションモジュール層には、NRSアプリ(以下単に「NRS」という)305、CSSアプリ(以下単に「CSS」という)315、コピーアプリ309、ファクスアプリ310、プリンタアプリ311、スキャナアプリ312、ネットファイルアプリ313、ウェブアプリ314を実装している。更に、汎用OS層には、汎用OS320を実装している。
これらを更に詳述する。
OCS300は、操作パネル205を制御するモジュールである。
ECS301は、ハードウェアリソース等のエンジンユニットを制御するモジュールである。
MCS302は、メモリ制御をするモジュールであり、例えば、画像メモリの取得および開放、HDD201の利用等を行う。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS304は、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行うモジュールである。
SCS306は、コマンドの内容に応じたアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムの起動管理および終了管理を行うモジュールである。このSCS306は、順次生成するログをグループ分けして保存できるようにHDD201のログ保存エリア(所定記憶領域)を複数に分割して複数の分割エリア(分割領域)を管理するための管理情報(ログ保存エリア指定情報およびログ種別保存数決定テーブル)を有している。
SRM307は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。
IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
DCS316は、HDD201やコントローラボード200上のメモリに記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、ユーザ(機器利用者)が登録した宛先情報や宛名情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
NRS305およびCSS315はそれぞれ、互いに異なる方式による遠隔管理に関する機能(管理装置102との通信に係わる機能)をまとめたモジュールである。
コピーアプリ309は、コピーサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ファクスアプリ310は、ファクスサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
プリンタアプリ311は、プリンタサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
スキャナアプリ312は、スキャナサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ネットファイルアプリ313は、ネットファイルサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ウェブアプリ314は、ウェブサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
汎用OS320は、UNIX(登録商標),Linux(登録商標),Windows(登録商標)等のオペレーティングシステムを使用することができる。オペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIXやLinuxを用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。
ここで、上述したENGRDY信号とPWRCTL信号との動作について、図6を用いて説明する。
図6の(A)は機器の立ち上がり時のENGRDY信号とPWRCTL信号の動作の一例を示している。主電源スイッチ(AC−POWER−SW)のONにより、AC−POWER(AC100V)の電源部から電源ユニット(主電源)207へ給電される(AC電源がONになる)と、電源ユニット207がON状態になり、電源ユニット207からコントローラボード200を含む装置全体への給電(電源供給)が開始され、これと同時にENGRDY信号はHighになる。この状態ではエンジンユニット側との通信はできない。なぜなら、エンジンユニット側の初期設定が完了していないからである。そして、一定期間経過後にエンジンユニット側の初期設定が完了し、ENGRDY信号がLowになった段階でエンジンユニット側との通信が可能となる。
次に、同図(B)は省エネモードに移行した時のENGRDY信号とPWRCTL信号の動作の一例を示している。電源ユニット207がON状態の時(電源ユニット207から装置全体への給電中)に、例えば操作パネル205上の図示しないソフト電源キーの操作により、ハードユニットであるエンジンユニットへの給電停止が指示されると、省エネモードに移行するため、コントローラボード200によりPWRCTL信号をOFFにする。これと同時に、電源ユニット207からエンジンユニットへの給電が停止する。これに伴って、ENGRDY信号は、Highとなり省エネモードに移行する。次に、省エネモードから復帰する場合を同図(C)に示す。
同図(C)は、省エネモードから復帰する時のENGRDY信号とPWRCTL信号の動作の一例を示している。上記(B)の省エネモードから復帰する際には、例えばソフト電源キーの操作によってエンジンユニットへの給電停止の解除が指示され、コントローラボード200によりPWRCTL信号をONにする。これと同時に、電源ユニット207からエンジンユニットへの給電停止が解除される。しかし、上記の(A)で示したように、エンジンユニット側の初期設定が完了するまで、ENGRDY信号はHighの状態であり、初期設定が完了するとエンジンユニット側との通信が可能となり、Lowとなる。
次に、上述した画像形成装置100のソフトウェアの構成に含まれるNRS305の内部構成について、図7を用いて更に説明する。
図7は、NRS305の構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、NRS305は、SCS306とNCS303との間で処理を行っている。ウェブサーバ機能部500は、外部から受信した要求に関する応答処理を行う。ここでの要求は、例えば、構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載された、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるSOAPリクエストであることが考えられる。ウェブクライアント機能部501は、外部への要求を発行する処理を行う。libsoap502は、SOAPを処理するライブラリであり、libxml503は、XML形式で記載されたデータを処理するライブラリである。また、libgwww504は、HTTPを処理するライブラリであり、libgw_ncs505は、NCS303との間の処理をするライブラリである。
次に、管理装置102の物理的構成について、図8を参照して説明する。
図8は、管理装置102の物理的構成の一例を示すブロック図である。
この管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,データベース605,制御装置606等からなる。
モデム601は、図示しない公衆回線を介して機器利用者側(例えば画像形成装置を利用しているユーザ先)の仲介装置101又は画像形成装置110と通信を司るものであり、送受信するデータを変復調する。このモデム601と後述する通信端末602により通信手段としての機能を果たす。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
プロキシサーバ603は、インタネット103を介してユーザ(機器利用者)側の仲介装置101又は画像形成装置110との通信(データ送受信)およびセキュリティ管理を行う。このプロキシサーバ603も、通信手段としての機能を果たす。
操作者端末604は、サービスセンタの管理者であるセンタオペレータが操作する端末であり、各種データの入力をセンタオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付けたり、センタオペレータに通知すべき情報を表示部に表示したりする。入力されるデータとしては、例えば、各ユーザ側の仲介装置101又は画像形成装置110が管理装置102へ通信する際に使用するIPアドレスや電話番号(発呼先電話番号)等の顧客情報がある。
データベース605は、図示しないサーバのHDD(ハードディスク装置)等の記憶装置に存在し、各ユーザ側の仲介装置101および画像形成装置110のIPアドレスや電話番号、それらの装置から受信したデータ(情報)、操作者端末604から入力されたデータ、機種データベースや顧客データベース、およびこの発明に係るプログラム等の各種データを記憶する。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。そのCPUが、上記プログラムに従って動作する(上記プログラムを必要に応じて実行する)と共に、モデム601,通信端末602,プロキシサーバ603,操作者端末604,又はデータベース605を必要に応じて選択的に使用することにより、この発明に係わるログ管理を含む各種処理を行うことができる。
上述した構成を踏まえて、図3の画像形成装置遠隔管理システム内で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例について、図9を用いて説明する。なお、以下に示すSCS306およびNRS305による処理は、実際には画像形成装置100のCPU(コントローラCPU)がそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。以後も、プログラムが何らかの処理を行うものとして説明を行う場合には、同様とする。
図9は、図3に示した管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100間で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、仲介装置101は、インタネット103経由で管理装置102に対してポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を行う(S601)。つまり、自己の識別情報である識別子を付加したポーリング用のSOAPメッセージを生成し(ポーリング情報を構造化言語形式であるXML形式に変換し)、そのSOAPメッセージに基づいてそれを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する。図3に示したように、仲介装置101と管理装置102との間にはファイアウォール104を設けているため、管理装置102から仲介装置101に向けて通信セッションを張ることができないので、管理装置102から仲介装置101(あるいは仲介装置101を介して画像形成装置100)に要求を送信したい場合でも、このように仲介装置101からのポーリング(送信要求があるかどうかの問い合わせ)を待つ必要があるのである。なお、ファイアウォール104がなければ、あるいは外部からの通信を許可する設定になっていれば、ポーリングを行う必要はない。
管理装置102は、仲介装置101から上記HTTPメッセージ(HTTPリクエスト)を受信すると、課金カウンタ(カウンタ情報)取得要求を示す情報のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージ(HTTPレスポンス)を生成し、それをインタネット103経由で該当する仲介装置101(受信したSOAPメッセージの送信元)へ、ポーリングに対する応答として送信する(S602)。このとき、受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージに付加された識別子に基づいて該当する仲介装置101を認識する。このように、ファイアウォール104の内側からの通信(HTTPリクエスト)に対する応答(HTTPレスポンス)であれば、ファイアウォール104の外側から内側に対してデータを送信することができる。
仲介装置101は、管理装置102から上記HTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてそのパケット上の課金カウンタ取得要求を示す情報のSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由で自己に接続されている画像形成装置100のNRS305へ送信する(S603)。
NRS305は、仲介装置101から受信したSOAPメッセージに記述されている課金カウンタ取得要求をSCS306へ通知する(S604)。
SCS306は、NRS305から課金カウンタ取得要求の通知を受けると、NV−RAM202(又はHDD201)に格納されている課金カウンタのデータを読み取る(S605)。そして、その読み取った課金カウンタのデータ(応答データ)をNRS305へ引き渡す(S606)。
NRS305は、SCS306から課金カウンタのデータ(カウンタ値を示すカウンタ情報)を受け取る(取得する)と、そのデータのSOAPメッセージを生成し(受け取ったデータを構造化言語形式であるXML形式に変換し)、それをネットワーク経由で仲介装置101へ送信する(S607)。
仲介装置101は、NRS305から課金カウンタのデータのSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに基づいてそれを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する(S608)。
このように、上記通信シーケンスにより、データの送受信が行われる。
次に、上記図9と異なり、画像形成装置100から仲介装置101を経て管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例について、図10を参照して説明する。
図10は、画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、OCS300は、操作パネル205上の図示しないユーザコールキーが押下された旨をSCS306へ通知する(S701)。
SCS306は、OCS300からユーザコールキーが押下された旨の通知を受けると、ユーザコール要求をNRS305へ通知する(S702)。
NRS305は、SCS306からユーザコール要求の通知を受けると、ユーザコールを知らせるユーザコール情報であるユーザコール用のSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由で仲介装置101へ送信する(S703)。
仲介装置101は、NRS305からユーザコール用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてそれを含むHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由で管理装置102に対してユーザコールを行う。つまり、自己の識別子を付加したユーザコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由で管理装置102へ通報する(S704)。この場合には、ファイアウォール104の内側から外側に向けての送信であるので、仲介装置101が自ら管理装置102に向けてセッションを張ってデータを送信することができる。
ここで、ステップS704の処理後のパターンを以下の(A)から(C)に分けて説明する。
まず、(A)において、管理装置102は、ユーザ先の仲介装置101からユーザコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信し、その受信が正常に終了した場合には、その旨(ユーザコールが成功した旨)のコール結果を、正常に終了しなかった(異常に終了した)場合には、その旨(ユーザコールが失敗した旨)のコール結果を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それを応答としてインタネット103経由で通報元の仲介装置101へ送信する(S705)。
仲介装置101は、管理装置102からコール結果を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてそのパケット上のコール結果を示すSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由でユーザコールキーが押下された画像形成装置100のNRS305へ送信する(S706)。
NRS305は、仲介装置101からコール結果を示すSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージが示すコール結果を解釈(判定)し、それをSCS306へ通知する(S707)。
SCS306は、コール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが成功したか失敗したかを示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S708)。
次に(B)において、仲介装置101は、規定時間(予め設定された所定時間)が経っても管理装置102から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果を示すSOAPメッセージを生成し、それをNRS305へ送信する(S709)。
NRS305は、失敗した旨のコール結果を示すSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに記述されている失敗した旨のコール結果を解釈し、それをSCS306へ通知する(S710)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S711)。
次に(C)において、NRS305は、規定時間が経っても仲介装置101から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果をSCS306へ通知する(S712)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S713)。
なお、ここでは管理装置102からファイアウォール104を越えて仲介装置101(あるいは仲介装置101を介して画像形成装置100)にデータを送信するために、仲介装置101からのHTTPリクエストに対するレスポンスという形で送信を行う例について説明したが、ファイアウォール104を越える手段はこれに限られるものではなく、例えば、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)を利用して、送信したいデータを記載あるいは添付したメールを管理装置102から仲介装置101に送信することも考えられる。ただし、信頼性の面ではHTTPが優れている。
ここで、画像形成装置100は、プロッタエンジンや操作パネル205等の各ハードウェア資源を制御するCPU(コントローラCPU)が、その各ハードウェア資源の状態を監視し、いずれかのハードウェア資源で異常等の所定の事象が発生した場合、その事象を検出し、その事象の種類によって異なる処理を行う。よって、事象の種類を判定するための基準となる情報が必要であり、図11の例は事象の種類を判定するための基準となる情報の一例を示すテーブルのデータ構造を示している。ここで、「SC(サービスマンコール)」は「異常」に相当するものである。同図に示すように、検出されたSCによって種類(タイプ)が判定される。そこで、それぞれの種類について説明する。
「タイプA」のSCは、操作パネル205上にSC表示を行って使用禁止(使用不可)とするもののうち、ユーザ(機器利用者)が解除できないSCである。このタイプAのSCは、管理装置102からの「SCリセット」もできない。例えば、定着系のSCなどである。「タイプA」は画像形成装置100(機器)側のメインスイッチ(主電源スイッチ)のOFF/ONによる主電源のOFF/ONもしくはソフト電源キーの操作によるエンジンユニットへの給電停止/解除によっては復旧できない。
「タイプB」は、異常が検出(検知)された特定の機能のみが使用できないSCである。通常使用時には操作パネル205上にSC表示を行わないが、異常が検出されている機能が選択された時だけ、その操作パネル205上にSC表示を行う。例えば、両面ユニット(両面トレイ)異常時に両面モードが選択された場合が該当する。
「タイプC」は、異常発生時にも操作パネル205へのSC表示は行わず、内部的にSCの発生のロギングのみを行うものである。例えば、通信が不能になった場合が該当する。
「タイプD」は、操作パネル205上にSC表示を行って使用禁止とするが、画像形成装置100側のメインスイッチのOFF/ONによる主電源のOFF/ONもしくはソフト電源キーの操作によるエンジンユニットへの給電停止/解除によって解除できるSCである。但し、主電源ON(電源投入)後もしくはエンジンユニットへの給電停止/解除後に、再度異常を検出して、見かけ上解除されない場合もある。例えば、モータ異常がそれに該当する。
上記判定の基準情報は、上述したNV−RAM202(又はHDD201)の所定の格納領域に格納されていることが考えられる。なお、スキャナエンジンのSC,プロッタエンジンのSCのように、ユニット別の事象も種類の異なる事象として扱うものとする。
次に、上述した画像形成装置および画像形成装置遠隔管理システムにおける実施例、つまりこの発明の特徴となる動作(画像形成装置によるログ保存処理を含む動作)およびその動作を実現するための構成について説明する。
この画像形成装置には、上述したように、公衆回線に対応した通信手段とインタネット通信に対応した通信手段の双方を設けている。
そして、画像形成装置100は、仲介装置101および公衆回線を介して管理装置102と通信するCSS方式による遠隔管理(リモートサービス:RS)と、仲介装置101およびインタネット103を介して管理装置102と通信するNRS方式による遠隔管理の対象となり得るように構成している。画像形成装置110は、仲介装置101の機能を備えているため、公衆回線を介して管理装置と通信するCSS方式による遠隔管理と、インタネット103を介して管理装置102と通信するNRS方式による遠隔管理の対象となり得るように構成している。
ここで、画像形成装置100および画像形成装置110は、自己のエンジンユニットの状態を示す情報を送信したり、自己のエンジンユニット等のハードウェア資源で通報要因となる事象が発生した場合に、その事象を知らせる事象情報等を管理装置102へ通報したりするためのプログラムとして、上記のCSS方式に対応したCSS315と、上記のNRS方式に対応したNRS305とを設けている。
以下、説明の都合上、画像形成装置100および画像形成装置110がNRS305を使用する場合のこの発明に係わる動作について説明する。なお、画像形成装置100および画像形成装置110がCSS315を使用することによってもこの発明に係わる動作を行うことができる。
〔第1実施例〕
図12は、この画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100によるこの発明に係わるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、以下に示す各アプリ(アプリケーション),SCS306,およびNRS305による処理は、実際にはCPUがそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。
画像形成装置100では、ログ管理が必要なアプリ等のプログラムがそれぞれ、対応するハードウェア資源で異常等の所定の事象が発生した場合あるいは処理結果等の通知を行いたい場合、その事象が発生した旨あるいは処理結果等をSCS306へ通知する。
この例では、まずプロッタエンジンを制御するアプリが、そのプロッタエンジンの状態を監視し、プロッタエンジン内でトナーボトルのトナーニアエンドが発生した場合(トナーサプライであるトナーボトル内のトナー量が所定量以下になった場合)、そのトナーボトル事象をセンサを用いて検出し、トナーニアエンドが発生した旨をSCS306へ通知する。
そのSCS306は、プロッタエンジンを制御するアプリからトナーニアエンドが発生した旨の通知を受けると、プロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生したと判定し、トナーサプライコール要求をNRS305へ通知する。このとき、そのトナーサプライコール要求に、画像形成装置100の識別情報である機番情報を付加する。
NRS305は、トナーサプライコール要求の通知を受けると、トナーボトルの発注(トナーニアエンドの発生)を知らせるトナーサプライコール情報であるトナーサプライコール用のSOAPメッセージ(トナーサプライコール要求に付加された機番情報を含む)を生成して、それを仲介装置101へ送信する。
仲介装置101は、NRS305からトナーサプライコール用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対してトナーサプライコールを行う。つまり、自己の仲介装置識別子を付加したトナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動通報(自動送信)する。
サービスセンタの管理装置102は、いずれかの機器利用者側の仲介装置101から通報されたトナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信し、その受信が正常に終了した場合に、その受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージに付加された機番情報および仲介装置識別子に基づいて、そのHTTPメッセージの受信が正常に終了した旨(トナーサプライコールに対する処理が成功した旨)のコール結果であるコールOKを示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で通報元の仲介装置101(トナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを送信した仲介装置101)へ送信する。
また、受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージ(トナーサプライコール情報)をキュー(データベース605)に格納し、センタオペレータによって対応する処理、つまりトナーボトルの受注作業等が行われるまでキューイング(保持)する。
さらに、受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージの内容を操作者端末604の表示部に表示してセンタオペレータに知らせる。
センタオペレータは、操作者端末604の表示部の表示内容を見て通報元の仲介装置101に接続されている画像形成装置100のプロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生し、トナーボトルが発注されたことを認識すると、トナーボトルの受注作業等を行い、例えばサービスマンを手配して通報元の仲介装置101の設置場所にトナーボトルを届けさせる。
仲介装置101は、サービスセンタの管理装置102へのトナーサプライコール(トナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージの自動通報)の結果として、その管理装置102からコールOK(上記HTTPメッセージの受信が正常に終了した旨のコール結果)を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコールOKを示すSOAPメッセージを生成し、それを該当する(トナーニアエンドが発生した)画像形成装置100のNRS305へ送信する。
そのNRS305は、仲介装置101からコールOKを示すSOAPメッセージを受信すると、SCS306へコールOK(トナーサプライコールが正常に終了した旨)を通知する。
SCS306は、NRS305からコールOKの通知を受けると、管理装置102へのトナーサプライコールが正常に終了した(成功した)と判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが正常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログを作成し、それをHDD201(NV−RAM202等の他の記憶手段でもよい)の所定記憶領域であるログ保存エリアのサプライログ保存エリアに書き込む。このとき、そのサプライログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
ここで、SCS306によって作成(生成)されるログの記述内容について、説明しておく。
図13は、SCS306によって作成されるログの内容の一例を示す説明図である。
この図を見て分かるように、ログは、その作成日時(発生日時)、異常(障害)又は通信が発生したアプリケーション名とソース名、ログ作成時に発生した異常(ERROR),警告(WARNING),操作(OPERATION),又は情報(INFORMATION)等のログのレベル、エラーの行数、エラーコード、ログの機能詳細によって構成されている。
図14は、SCS306によって作成されるログの内容の具体例を示す説明図である。
この図を見て分かるように、この例のログは、トナーニアエンドが発生し(トナーサプライであるトナーボトル内のトナー量が所定量以下になり)、トナーサプライコール(トナーボトルの発注を知らせるトナーサプライコール情報の自動通報)が行われた時に作成されるログ(トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログ)である。この例では、ログのレベルが情報(INFORMATION)となっているが、警告(WARNING)としてもよい。ログとしては、ログ管理が必要なアプリ等のプログラムから前述した各タイプのSC(タイプAのSCであるSC_A,タイプBのSCであるSC_B,タイプCのSCであるSC_C,タイプDのSCであるSC_D)等の他の事象が発生した旨あるいは処理結果等の通知があった場合に作成されるログ(各通知に関するログ)もある。
なお、通報元の仲介装置101は、サービスセンタの管理装置102へのトナーサプライコール(トナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージの自動通報)の結果として、その管理装置102からコールOK(上記HTTPメッセージの受信が正常に終了した旨のコール結果)を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを予め設定された所定時間が経過しても受信できなかった場合、そのHTTPメッセージに基づいてコールNGを示すSOAPメッセージを生成し、それを該当する画像形成装置100のNRS305へ送信する。
あるいは、通報元の仲介装置101は、上記HTTPメッセージの受信が正常に終了しなかった旨のコール結果(コールNG)を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信した場合に、コールNGを示すSOAPメッセージを該当する画像形成装置100のNRS305へ送信する。この場合、サービスセンタの管理装置102は、いずれかの機器利用者側の仲介装置101から通報されたトナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信し、その受信が正常に終了しなかった場合に、その受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージに付加された機番情報および仲介装置識別子に基づいて、そのHTTPメッセージの受信が正常に終了しなかった旨(トナーサプライコールに対する処理が失敗した旨)のコール結果であるコールNGを示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で通報元の仲介装置101へ送信する。
該当する画像形成装置100のNRS305は、仲介装置101からコールNGを示すSOAPメッセージを受信すると、SCS306へコールNG(トナーサプライコールが正常に終了しなかった旨)を通知する。
そのSCS306は、NRS305からコールNGの通知を受けると、管理装置102へのトナーサプライコールが異常に終了した(失敗した)と判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが異常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それをHDD201のログ保存エリアのサプライログ保存エリアに書き込む。このとき、そのサプライログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
プロッタエンジンを含む各ハードウェア資源を制御するアプリはそれぞれ、対応するハードウェア資源でSC_A(又はSC_B等のSC)が発生した場合、そのSC_Aを検出し、そのSC_Aが発生した旨をSCS306へ通知する。
そのSCS306は、各ハードウェア資源をそれぞれ制御するアプリのいずれかからSC_Aが発生した旨の通知を受けると、そのアプリ(又はハードウェア資源)でSC_Aが発生したと判定し、そのSC_Aコール要求をNRS305へ通知する。
NRS305は、SC_Aコール要求の通知を受けると、図示は省略するが、SC_Aの発生を知らせるSC_Aコール情報であるSC_Aコール用のSOAPメッセージ(SC_Aコール要求に付加された機番情報を含む)を生成して、それを仲介装置101へ送信してSC_Aコールを行わせる。なお、SC_Aコール等の各SCコールについては、上述したトナーサプライコールとコールの種類が異なるだけで処理内容は略同様なので、詳細な説明は省略する。
SCS306は、NRS305へのSC_Aコール要求に対して、NRS305からコールOKの通知を受けると、管理装置102へのSC_Aコールが正常に終了したと判断し、SC_Aが発生した旨の通知に関するログとして、SC_Aコールが正常に終了した旨を示すSC_Aコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それをHDD201のログ保存エリアの対応するSC_A保存エリアに書き込む。このとき、そのSC_A保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。NRS305からコールNGの通知を受けた場合には、管理装置102へのSC_Aコールが異常に終了したと判断し、SC_Aが発生した旨の通知に関するログとして、SC_Aコールが異常に終了した旨を示すSC_Aコール終了ログを作成し、それをHDD201のログ保存エリアの対応するSC_A保存エリアに書き込む。
なお、各ハードウェア資源をそれぞれ制御するアプリのいずれかからSC_B等の他のSCが発生した旨の通知がなされた場合のSCS306,NRS305,仲介装置101による処理については、SC_Aが発生した旨の通知がなされた場合とSCの種類が異なるだけで処理内容は略同様なので、詳細な説明は省略する。
NRS305は、図示しないタイマを使用して時間管理を行っており、図示は省略するが、定期的にトータルカウンタ値(積算画像形成枚数)等の定期情報を示す定期通知用(ポーリング用でもよい)のSOAPメッセージを生成して、それを仲介装置101へ送信する。
仲介装置101は、NRS305から定期通知用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対して定期通知を行う。つまり、自己の仲介装置識別子を付加した定期通知用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
サービスセンタの管理装置102への定期通知が終了すると、その旨を示すSOAPメッセージを生成し、それを該当する画像形成装置100のNRS305へ送信する。
NRS305は、仲介装置101から定期通知が終了した旨を示すSOAPメッセージを受信すると、SCS306へ定期通知が終了した旨を通知する。
SCS306は、NRS305から定期通知が終了した旨の通知を受けると、定期通知に関するログとして、サービスセンタに対して定期通知を行った旨を示す定期通知ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それをHDD201のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。このとき、その通信ログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
なお、サプライログ保存エリア,SC_Aログ保存エリア,SC_Bログ保存エリア,通信ログ保存エリアを含む各分割エリア(分割領域)のうち、管理情報であるログ保存エリア指定情報およびログ種別保存数決定テーブルに基づいてログの書き込み先の分割エリアを指定することができるが、それについては後述する。
図15および図16は、画像形成装置100のSCS306によるログ保存処理の一例を示すフローチャートである。
画像形成装置100のSCS306は、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかから異常等の所定の事象が発生した旨あるいは処理結果(例えば定期通知が終了した旨)等の通知があった場合に、図15の処理を開始し、まずステップS1でログ保存エリアが決定済みか否かを判断し、ログ保存エリアが決定済みであればそのままステップS3へ進むが、ログ保存エリアが決定済みでなければステップS2で管理情報であるログ保存エリア指定情報およびログ種別保存数決定テーブルに基づいてログ保存エリア決定処理を行った後、ステップS3へ進む。
ここで、ログ保存エリア決定処理について、詳細に説明する。
図17は、図15のログ保存エリア決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図18は、コントローラボード200のRAM上のこの発明に係わるメモリを説明するための図である。この図を見て分かるように、コントローラボード200のRAM(HDD201又はNV−RAM202でもよい)上には、SC_Aログ保存エリア指定メモリ,SC_Bログ保存エリア指定メモリ,サプライログ保存エリア指定メモリ,通信ログ保存エリア指定メモリを含む各ログ保存エリア指定メモリとして使用する領域が予め確保されている。
SC_Aログ保存エリア指定メモリには、SC_Aコールログ(SC_Aが発生した旨の通知に関するログ)が保存されているSC_Aログ保存エリアを指定(選択)するためのログ保存エリア指定情報としてSC_Aログ保存エリアの先頭アドレス(先頭書き込み位置)を示す番号(SC_Aログ保存エリア番号)n1が、SC_Bコールログ(SC_Bが発生した旨の通知に関するログ)が保存されているSC_Bログ保存エリアを指定するためのログ保存エリア指定情報としてSC_Bログ保存エリアの先頭アドレスを示す番号(SC_Bログ保存エリア番号)n2が、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログ(トナーサプライコール終了ログ)が保存されているサプライログ保存エリアを指定するためのログ保存エリア指定情報としてサプライログ保存エリアの先頭アドレスを示す番号(サプライログ保存エリア番号)n3が、定期通知に関するログ(定期通知ログ)が保存されている通信ログ保存エリアを指定するためのログ保存エリア指定情報として通信ログ保存エリアの先頭アドレスを示す番号(通信ログ保存エリア番号)n4がそれぞれ記憶されている。
図19は、SCS306が有するログ種別保存数決定テーブルを説明するための図である。このログ種別保存数決定テーブルには、上述した各ログ別のログ保存可能数が記憶されている。
図20は、SCS306によるログ保存処理を説明するためのメモリマップ図である。
この図20から、生成される各ログを対応する分割エリアに書き込み、その分割エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすることが分かる。
画像形成装置100のSCS306は、図17のログ保存エリア決定処理のサブルーチンを開始すると、図18に示したRAM上の各保存エリア指定メモリにそれぞれ記憶されているログ保存エリア指定情報(番号)を参照してHDD201におけるログ保存エリアの先頭書き込み位置(先頭アドレス)を取得し、例えば図19に示すログ種別保存数決定テーブル内の各ログ別のログ保存可能数を参照することにより、HDD201のログ保存エリアの各分割エリア(SC_Aログ保存エリア,SC_Bログ保存エリア,サプライログ保存エリア,通信ログ保存エリアを含む)を決定する。
このとき、RAM上の各保存エリア指定メモリにそれぞれ記憶されている各保存エリア(分割エリア)の先頭書き込み位置に対応する番号nを「1」に初期化する。例えば、RAM上の図18に示すSC_Aログ保存エリア指定メモリ,SC_Bログ保存エリア指定メモリ,サプライ保存エリア指定メモリ,通信ログ保存エリア指定メモリにそれぞれ記憶されているSC_Aログ保存エリア番号n1,SC_Bログ保存エリア番号n2,サプライログ保存エリア番号n3,通信ログ保存エリア番号n4をそれぞれ「1」に初期化する。
したがって、上記決定結果に従ってログの書き込み先の分割エリアを指定することができる。
図15に戻ってステップS3以降の処理を説明する。
ステップS3では、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知に関するログが通信ログ(定期通知に関するログ)であるか否かを判別し、通信ログであればステップS4で通信ログ保存エリア指定メモリの内容(通信ログ保存エリア番号n4)を参照し、ステップS5で通信ログ保存エリア番号n4と通信ログ保存可能数(最大値)とを比較し、通信ログ保存エリア番号n4が通信ログ保存可能数(図19の例では「20」)に達したか否かを判断する。
そして、通信ログ保存エリア番号n4が通信ログ保存可能数に達していない場合には、ステップS6で通信ログ保存エリア番号n4をインクリメント(n4=n4+1)し、ステップS7で上記通知に関するログを作成して通信ログ保存エリア中の通信ログ保存エリア番号n4による指定エリアに書き込んで保存させる。
通信ログ保存エリア番号n4が通信ログ保存可能数に達した場合、つまり通信ログ保存エリアに空きがなくなった場合には、ステップS8で通信ログ保存エリア番号n4を初期化(n1=1)し、ステップS6で上記通知に関するログを作成して通信ログ保存エリア中の通信ログ保存エリア番号n4による指定エリアに書き込んで保存させる。このとき、通信ログ保存エリア番号n4が「1」であり、その通信ログ保存エリア番号n4による指定エリアには最も古いログが保存されているため、そのログに上記通信ログを上書きすることになる。
ステップS3でログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知に関するログが通信ログでないと判別した場合には、図16のAに移行し、ステップS9でその通知に関するログがSC_Aに関連するログ(SC_Aログ)であるか否かを判別し、SC_AログであればステップS10でSC_Aログ保存エリア指定メモリの内容(SC_Aログ保存エリア番号n1)を参照し、ステップS11でSC_Aログ保存エリア番号n1とSC_Aログ保存可能数(図19の例では「10」)とを比較し、SC_Aログ保存エリア番号n1がSC_Aログ保存可能数に達したか否かを判断する。
そして、SC_Aログ保存エリア番号n1がSC_Aログ保存可能数に達していない場合には、ステップS12でSC_Aログ保存エリア番号n1をインクリメント(n1=n1+1)し、ステップS13で上記通知に関するログを作成してSC_Aログ保存エリア中のSC_Aログ保存エリア番号n2による指定エリアに書き込んで保存させる。
SC_Aログ保存エリア番号n1がSC_Aログ保存可能数に達した場合、つまりSC_Aログ保存エリアに空きがなくなった場合には、ステップS14でSC_Aログ保存エリア番号n1を初期化(n1=1)し、ステップS13で上記通知に関するログを作成してSC_Aログ保存エリア中のSC_Aログ保存エリア番号n1による指定エリアに書き込んで保存させる。このとき、SC_Aログ保存エリア番号n1が「1」であり、そのSC_Aログ保存エリア番号n1による指定エリアには最も古いログが保存されているため、そのログに上記SC_Aログを上書きすることになる。
ステップS9でログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知に関するログがSC_Aログでないと判別した場合には、ステップS15でその通知に関するログがサプライに関連するログ(サプライログ)であるか否かを判別し、サプライログであればステップS16でサプライログ保存エリア指定メモリの内容(サプライログ保存エリア番号n3)を参照し、ステップS17でサプライログ保存エリア番号n3とサプライログ保存可能数(図19の例では「5」)とを比較し、サプライログ保存エリア番号n3がサプライログ保存可能数に達したか否かを判断する。
そして、サプライログ保存エリア番号n3がサプライログ保存可能数に達していない場合には、ステップS18でサプライログ保存エリア番号n3をインクリメント(n3=n3+1)し、ステップS19で上記通知に関するログを作成してサプライログ保存エリア中のサプライログ保存エリア番号n3による指定エリアに書き込んで保存させる。
サプライログ保存エリア番号n3がサプライログ保存可能数に達した場合、つまりサプライログ保存エリアに空きがなくなった場合には、ステップS20でサプライログ保存エリア番号n3を初期化(n3=1)し、ステップS19で上記通知に関するログを作成してサプライログ保存エリア中のサプライログ保存エリア番号n3による指定エリアに書き込んで保存させる。このとき、サプライログ保存エリア番号n3が「1」であり、そのサプライログ保存エリア番号n3による指定エリアには最も古いログが保存されているため、そのログに上記サプライログを上書きすることになる。
ステップS15でログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知に関するログがサプライログでないと判別した場合には、その通知に関するログがSC_Bに関連するログ(SC_Bログ)等の他のログであるか否かを判別し、その判別結果に応じて他のログに対する処理を行うが、その処理は上述した通信ログ等に対する処理と同様に行う。
このように、画像形成装置100のSCS306は、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知がある度に、その各通知に関するログを順次作成し、例えば図20に示すように、HDD201のログ保存エリア(所定記憶領域)におけるログの種類別の各分割エリアのうちの対応する分割エリアに順次書き込み、その分割エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きする(ログ書き込み制御)。
画像形成装置100のSCS306はまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをNRS305および仲介装置101によって管理装置102へ送信させる。
すなわち、予め設定された分割エリアに記憶されているログを送信するためのログ送信要求をNRS305へ通知する。このとき、そのログ送信要求に、画像形成装置100の識別情報である機番情報を付加する。
NRS305は、ログ送信要求の通知を受けると、ログの内容を示すログ送信用のSOAPメッセージ(ログ送信要求に付加された機番情報を含む)を生成して、それを仲介装置101へ送信する。
仲介装置101は、NRS305からログ送信用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、そのHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
SCS306はさらに、操作パネル205あるいは外部装置(管理装置102やウェブブラウザを用いてインタネット103等のネットワーク経由で通信可能なデスクトップ型又はノート型のパーソナルコンピュータ,携帯端末,携帯電話等のウェブデバイスなど)からの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
なお、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをOCS300に渡し、操作パネル205上の文字表示器に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、表示すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
あるいは、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをプリンタアプリ311に渡し、用紙への印刷(画像形成)を行わせることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、印刷すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
あるいはまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをウェブアプリ314に渡し、外部のウェブデバイスに送信させ、その表示部に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又はウェブデバイスからの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
また、この第1実施例では、画像形成装置100のSCS306が、順次作成するログをその種類別にグループ分けして保存できるように、その種類別にHDD201のログ保存エリアを複数に分割して複数の分割エリアを管理するための管理情報(ログ保存エリア指定情報およびログ種別保存数決定テーブル)を持ち、その管理情報に基づいてログの書き込み先の分割エリアを指定する(但し、未だログが何も記憶されていないHDD201にログを記憶させようとする時つまり初めてのログ作成時には、管理情報に基づいて各ログ保存エリアの各分割エリアを決定する)ようにしたが、以下の(a)〜(c)に示すようにしてもよい。
(a)順次作成するログをその重要度別にグループ分けして保存できるように、その重要度別にHDD201のログ保存エリアを複数に分割して複数の分割エリアを管理するための管理情報を持ち、その管理情報に基づいてログの書き込み先の分割エリアを指定する。例えば、SC_Aログを一般SCログ、SC_Bログを重大SCログとすると共に、SC_Aログ保存エリアを一般SCログ保存エリア、SC_Bログ保存エリアを重大SCログ保存エリアとし、SC_Aログは一般SCログ保存エリアに、SC_Bログは重大SCログ保存エリアにそれぞれ書き込んで保存させるようにする。あるいは、保守料金に関係しないログ(例えば通信ログ)は一般SCログ、保守料金に関係するログ(例えばサプライログ)を重大SCログとし、保守料金に関係しないログは一般SCログ保存エリアに、保守料金に関係するログは重大SCログ保存エリアにそれぞれ書き込んで保存させるようにする。この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、送信,表示,又は印刷すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
(b)順次作成するログをその作成要因別にグループ分けして保存できるように、その作成要因別にHDD201のログ保存エリアを複数に分割して複数の分割エリアを管理するための管理情報を持ち、その管理情報に基づいてログの書き込み先の分割エリアを指定する。
(c)順次作成するログを各プログラム(処理実行手段)別にグループ分けして保存できるように、その各プログラム別にHDD201のログ保存エリアを複数に分割して複数の分割エリアを管理するための管理情報を持ち、その管理情報に基づいてログの書き込み先の分割エリアを指定する。
第1実施例によれば、画像形成装置100のSCS306が、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知がある度に、その各通知に関するログを順次作成し、HDD201のログ保存エリア(所定記憶領域)におけるログの種類別,重要度別,生成要因別,又はプログラム別の各分割エリアのうち、対応する分割エリアに順次書き込み、その分割エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするため、定期通知やポーリング等の頻繁に行われる通信に係わる処理によって発生する通知により、対応する分割エリア(通信ログ保存エリア)上のログが次々に上書きされても、その分割エリア以外の分割エリア上のログ(重要なログ)は次々に上書きされることはない。
したがって、重要なログを機器利用者もしくは機器管理者がコストアップせずに容易に確認することが可能になる。
また、初めてのログ生成時にのみ、管理情報に基づいてHDD201のログ保存エリアの各分割エリアを決定し、その決定結果に従ってログの書き込み先の分割エリアを指定する処理を行うようにすれば、その処理をログを生成する度に行う必要がないため、処理効率の向上につながる。
さらに、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをNRS305および仲介装置101によって管理装置102へ送信させることにより、管理装置102によって管理すべきログが減るため、管理効率の向上につながる。操作パネル205あるいは外部装置(管理装置102やウェブデバイス等)からの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定可能にすれば、管理装置102では必要最小限のログのみを管理すればよく、一層管理効率の向上につながる。
〔第2実施例〕
図21は、この画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置110によるこの発明に係わるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、画像形成装置110は、画像形成装置100の機能に仲介装置101の機能を加えたものである。よって、画像形成装置110の構成(ハード構成およびソフト構成)は、画像形成装置100の構成に仲介装置101の構成を加えたものとなるため、再び図4および図5等の各図面も使用する。
画像形成装置110では、ログ管理が必要なアプリ等のプログラムがそれぞれ、対応するハードウェア資源で異常等の所定の事象が発生した場合あるいは処理結果等の通知を行いたい場合、その事象が発生した旨あるいは処理結果等をSCS306へ通知する。
この例では、まずプロッタエンジンを制御するアプリが、そのプロッタエンジンの状態を監視し、プロッタエンジン内でトナーボトルのトナーニアエンドが発生した場合、そのトナーボトル事象をセンサを用いて検出し、トナーニアエンドが発生した旨をSCS306へ通知する。
そのSCS306は、プロッタエンジンを制御するアプリからトナーニアエンドが発生した旨の通知を受けると、第1実施例と同様に、プロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生したと判定し、トナーサプライコール要求をNRS305へ通知する。
NRS305は、トナーサプライコール要求の通知を受けると、トナーボトルの発注(トナーニアエンドの発生)を知らせるトナーサプライコール情報であるトナーサプライコール用のSOAPメッセージ(トナーサプライコール要求に付加された機番情報を含む)を生成し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対してトナーサプライコールを行う。つまり、トナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動通報する。
サービスセンタの管理装置102は、いずれかの機器利用者側の画像形成装置110から通報されたトナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、第1実施例のトナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージの受信時の処理と同様の処理を行い、コールOK又はコールNGを示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを通報元の画像形成装置110へ送信する。
画像形成装置110のNRS305は、サービスセンタの管理装置102に対してトナーサプライコールを行った後、センタ通知が終了した旨をSCS306へ通知する。
SCS306は、NRS305からセンタ通知が終了した旨の通知を受けると、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、サービスセンタに対してトナーサプライコールを行った旨を示すセンタ通知ログを作成し、それをHDD201(NV−RAM202等の他の記憶手段でもよい)のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。このとき、その通信ログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
SCS306は、センタ通知ログの書き込み(作成)が終了した後、センタ通知ログの作成が終了した旨をNRS305へ通知する。
NRS305は、SCS306からセンタ通知ログの作成が終了した旨の通知を受けた後、サービスセンタの管理装置102へのトナーサプライコール(トナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージの自動通報)の結果として、その管理装置102からコールOK(上記HTTPメッセージの受信が正常に終了した旨のコール結果)を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコールOKをSCS306へコールOK(トナーサプライコールが正常に終了した旨)を通知する。
SCS306は、NRS305からコールOKの通知を受けると、第1実施例のコールOK通知時の処理と同様の処理を行う。
NRS305は、定期的に定期通知(又はポーリング)用のSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対して定期通知を行う。つまり、自己の仲介装置識別子を付加した定期通知用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
サービスセンタの管理装置102への定期通知が終了すると、その旨をSCS306へ通知する。
SCS306は、NRS305から定期通知が終了した旨の通知を受けると、定期通知に関するログとして、サービスセンタに対して定期通知を行った旨を示す定期通知ログを作成し、それをHDD201のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。このとき、その通信ログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
センタ通知ログの書き込み(作成)が終了すると、センタ通知ログの作成が終了した旨をNRS305へ通知する。
プロッタエンジンを含む各ハードウェア資源を制御するアプリはそれぞれ、対応するハードウェア資源でSC_A(又はSC_B等のSC)が発生した場合、そのSC_Aを検出し、そのSC_Aが発生した旨をSCS306へ通知する。
そのSCS306は、各ハードウェア資源をそれぞれ制御するアプリのいずれかからSC_Aが発生した旨の通知を受けると、第1実施例と同様に、そのアプリ(又はハードウェア資源)でSC_Aが発生したと判定し、SC_Aコール要求をNRS305へ通知する。
NRS305は、SC_Aコール要求の通知を受けると、図示は省略するが、SC_Aの発生を知らせるSC_Aコール情報であるSC_Aコール用のSOAPメッセージ(SC_Aコール要求に付加された機番情報を含む)を生成し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対してSC_Aコールを行った後、センタ通知が終了した旨をSCS306へ通知する。なお、SC_Aコール等の各SCコールについては、上述したトナーサプライコールとコールの種類が異なるだけで処理内容は略同様なので、詳細な説明は省略する。
SCS306は、NRS305へのSC_Aコール要求に対して、NRS305からセンタ通知が終了した旨の通知を受けると、SC_Aが発生した旨の通知に関するログとして、サービスセンタに対してSC_Aコールを行った旨を示すセンタ通知ログを作成し、それを上述と同様にHDD201のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。
SCS306は、センタ通知ログの書き込みが終了した後、センタ通知ログの作成が終了した旨をNRS305へ通知する。
NRS305は、SCS306からセンタ通知ログの作成が終了した旨の通知を受けた後、サービスセンタの管理装置102へのSC_Aコールの結果として、その管理装置102からコールOKを示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコールOKをSCS306へコールOK(SC_Aコールが正常に終了した旨)を通知する。
SCS306は、NRS305からコールOKの通知を受けると、第1実施例と同様の処理を行う。
なお、各ハードウェア資源をそれぞれ制御するアプリのいずれかからSC_B等の他のSCが発生した旨の通知がなされた場合のSCS306,NRS305,仲介装置101による処理については、SC_Aが発生した旨の通知がなされた場合とSCの種類が異なるだけで処理内容は略同様なので、詳細な説明は省略する。
また、画像形成装置110のSCS306によるログ保存処理は、図15〜図19によって説明したログ保存処理と同様である。
このように、画像形成装置110のSCS306は、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知がある度に、その各通知に関するログを順次作成し、例えば図20に示すように、HDD201のログ保存エリアにおけるログの種類別の各分割エリアのうちの対応する分割エリアに順次書き込み、その分割エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きする。
画像形成装置110のSCS306はまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをNRS305によって管理装置102へ送信させる。
すなわち、予め設定された分割エリアに記憶されているログを送信するためのログ送信要求をNRS305へ通知する。このとき、そのログ送信要求に、画像形成装置110の識別情報である機番情報を付加する。
NRS305は、ログ送信要求の通知を受けると、ログの内容を示すログ送信用のSOAPメッセージ(ログ送信要求に付加された機番情報を含む)を生成して、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、そのHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
SCS306はさらに、操作パネル205あるいは外部装置(管理装置102,ウェブデバイスなど)からの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
なお、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをOCS300に渡し、操作パネル205上の文字表示器に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、表示すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
あるいは、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをプリンタアプリ311に渡し、用紙への印刷(画像形成)を行わせることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、印刷すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
あるいはまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをウェブアプリ314を介してNCS303に渡し、上述したようなウェブデバイスに送信させ、その表示部に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
また、この第2実施例では、画像形成装置110のSCS306が、順次作成するログをその種類別にグループ分けして保存できるように、その種類別にHDD201のログ保存エリアを複数に分割して複数の分割エリアを管理するための管理情報を持ち、その管理情報に基づいてログの書き込み先の分割エリアを指定する(但し、初めてのログ作成時には、管理情報に基づいて各ログ保存エリアの各分割エリアを決定する)ようにしたが、上記(a)〜(c)に示すようにしてもよい。
この第2実施例によれば、画像形成装置110のSCS306が、仲介装置101を利用せずに、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
〔第3実施例〕
以下、ログ取得処理の具体例について、図22〜図32を参照して説明する。なお、以下に示す各アプリ,OCS300,NCS303,NRS305,およびSCS306による各処理は、実際にはCPUがそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。また、HDD201のログ保存エリアの分割エリアであるSC_Aログ保存エリアに保存されているログをSC_Aログ、SC_Bログ保存エリアに保存されているログをSC_Bログ、サプライログ保存エリアに保存されているログをサプライログ、通信ログ保存エリアに保存されているログを通信ログという。
まず、画像形成装置100,110による操作パネル205からのログ表示要求時の処理について、図22〜図24を参照して説明する。
図22は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第1例を示す図である。
図23および図24は、画像形成装置100,110の操作パネル205にログを表示させるための操作手順を説明するための説明図である。
画像形成装置100,110は、操作パネル205,プロッタエンジンを含む周辺装置,外部装置(管理装置102やウェブデバイス等)とそれぞれやりとりするための各種の入力又は出力のI/F(インタフェース)を備えているため、第1実施例又は第2実施例と同様のログ書き込み制御に加え、以下に示す処理を行うことができる。
画像形成装置100,110のOCS300は、操作パネル205に設けられているタッチパネル上のログ取得要求用の操作キーであるログ表示キー(ログ取得キー)1001がタッチ(押下)されると、図23に示すように、通信ログキー1002,SC_Aログキー1003,SC_Bログキー1004,サプライログキー1005を含む各種ログキーを文字表示器のタッチパネル上に表示する。
その後、その各種ログキーのうち、サプライログキー1005がタッチされると、HDD201(NV−RAM202等の他の記憶手段でもよい)のログ保存エリアの分割エリアの1つであるサプライログ保存エリア内の各サプライログ(例えば最新5個のサプライログ)がそれぞれ保存されている各エリアにそれぞれ対応する複数のサプライログ保存エリア番号キーをタッチパネル上に表示させる。なお、図23では、サプライログ保存エリア番号キーの図示は省略している。
続いて、複数のサプライログ保存エリア番号キーのいずれかがタッチされると、図22に示すように、サプライログ表示指示(サプライログ取得要求)をSCS306へ通知する。このとき、そのサプライログ表示指示に、タッチされたサプライログ保存エリア番号キーに対応するログ取得先およびログ出力先の情報を付加する。
SCS306は、OCS300からサプライログ表示指示があった場合に、そのサプライログ表示指示に付加された(サプライログ表示指示によって指示された)ログ取得先およびログ出力先(この例ではログ取得元)を判別し、HDD201のサプライログ保存エリア内の各サプライログがそれぞれ保存されている各エリアのうち、その判別したログ取得先のエリアに保存(記憶)されているサプライログを取得する。
そして、その取得したサプライログ(データ)を先に判別したログ出力先のOCS300へ送信する。このとき、サプライログの取得が正常に終了していれば、その旨を示す応答情報(OK)もOCS300へ送信する。サプライログの取得が正常に終了しなかった場合には、その旨を示す応答情報(NG)のみをOCS300へ送信する。
OCS300は、SCS306からサプライログおよびそのサプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を受け取ると、そのサプライログを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させる。このとき、サプライログの取得が正常に終了した旨のメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させてもよい。SCS306からサプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)のみを受け取った場合には、サプライログの取得が正常に終了しなかった旨のメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させてもよい。
OCS300は、ログ表示キーのタッチによって操作パネル205のタッチパネル上に表示された各種ログキーのうち、SC_Aログキー1003がタッチされると、図23に示すように、HDD201のSC_Aログ保存エリア内の各SC_Aログ(この例では最新10個のSC_Aログ)がそれぞれ保存されている各エリアにそれぞれ対応する複数のSC_Aログ保存エリア番号キー1003a,1003b,・・・,1003jをタッチパネル上に表示させる。また、タッチ(選択)されたキーの表示の白黒を反転させる(斜線を施して示す)。
続いて、操作パネル205のタッチパネル上の複数のSC_Aログ保存エリア番号キー1003a,1003b,・・・,1003jのうち、SC_Aログ保存エリア番号キー1003a又は1003bがタッチされると、図22に示すように、SC_Aログ表示指示(SC_Aログ取得要求)をSCS306へ通知する。このとき、そのSC_Aログ表示指示に、タッチされたSC_Aログ保存エリア番号キー1003a又は1003bに対応するログ取得先およびログ出力先の情報を付加する。また、例えば図23又は図24に示すように、タッチされたキーの表示の白黒を反転させる。
SCS306は、OCS300からSC_Aログ表示指示があった場合に、そのSC_Aログ表示指示に付加された(SC_Aログ表示指示によって指示された)ログ取得先およびログ出力先を判別し、HDD201のSC_Aログ保存エリア内の各SC_Aログがそれぞれ保存されている各エリアのうち、その判別したログ取得先のエリアに保存されているSC_Aログを取得する。
そして、その取得したSC_Aログを先に判別した出力先であるOCS300へ送信する。このとき、SC_Aログの取得が正常に終了していれば、その旨を示す応答情報(OK)もOCS300へ送信する。SC_Aログの取得が正常に終了しなかった場合には、その旨を示す応答情報(NG)のみをOCS300へ送信する。
OCS300は、SCS306からSC_AログおよびそのSC_Aログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を受け取ると、そのSC_Aログを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させる(図23又は図24)。このとき、SC_Aログの取得が正常に終了した旨のメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させてもよい。SCS306からSC_Aログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)のみを受け取った場合に、SC_Aログの取得が正常に終了しなかった旨のメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させてもよい。
OCS300は、ログ表示キーのタッチによって操作パネル205のタッチパネル上に表示された各種ログキーのうち、通信ログキー1002がタッチされると、HDD201のサプライログ保存エリア内の各通信ログ(例えば最新20個の通信ログ)がそれぞれ保存されている各エリアにそれぞれ対応する複数の通信ログ保存エリア番号キーをタッチパネル上に表示させる。なお、図23では、通信ログ保存エリア番号キーの図示も省略している。 続いて、複数の通信ログ保存エリア番号キーのいずれかがタッチされると、図22に示すように、通信ログ表示指示(通信ログ取得要求)をSCS306へ通知する。このとき、その通信ログ表示指示に、タッチされた通信ログ保存エリア番号キーに対応するログ取得先およびログ出力先の情報を付加する。
SCS306は、OCS300から通信ログ表示指示があった場合に、その通信ログ表示指示に付加された(通信ログ表示指示によって指示された)ログ取得先およびログ出力先を判別し、HDD201の通信ログ保存エリア内の各通信ログがそれぞれ保存されている各エリアのうち、その判別したログ取得先のエリアに保存されている通信ログを取得する。
以後のSCS306による処理およびOCS300による処理は、サプライログキー1005およびSC_Aログキー1003がタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
なお、SC_Aログキー1003を含む各種ログキーのいずれかががタッチされた場合に、直ちに対応するログ表示指示をSCS306へ通知してもよい。このとき、そのログ表示指示に、タッチされたログキーに対応するログ取得先(又はログの種類)およびログ出力先の情報を付加する。
SCS306は、OCS300から対応するログ表示指示があった場合に、そのログ表示指示に付加された(ログ表示指示によって指示された)ログ取得先およびログ出力先を判別し、HDD201の対応するログ保存エリア(分割エリア)に保存されている各ログを取得する。
以後のSCS306による処理およびOCS300による処理は、サプライログキー1005およびSC_Aログキー1003がタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
次に、画像形成装置100,110による操作パネル205からのログ印刷要求時の処理について、図25を参照して説明する。
図25は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第2例を示す図である。
画像形成装置100,110のOCS300は、操作パネル205に設けられているタッチパネル上のログ取得要求用の操作キーである図示しないログ印刷キー(ログ取得キー)がタッチされた場合でも、通信ログキー,SC_Aログキー,SC_Bログキー,サプライログキーを含む各種ログキーをタッチパネル上に表示する。
その後、操作パネル205の各種ログキーのうち、サプライログキーがタッチされると、サプライログ印刷指示(サプライログ取得要求)をSCS306へ通知する。このとき、そのサプライログ印刷指示に、ログ取得元,タッチされたサプライログキーに対応するログ取得先,およびログ出力先の情報を付加する。
SCS306は、OCS300からサプライログ印刷指示があった場合に、そのサプライログ印刷指示に付加された(サプライログ印刷指示によって指示された)ログ取得元,ログ取得先,およびログ出力先を判別し、その判別したログ取得先のサプライログ保存エリアに保存されている各サプライログを取得する。
そして、各サプライログの取得結果を示す応答情報をOCS300へ送信する。つまり、各サプライログの取得が正常に終了した場合にはその旨を示す応答情報(OK)を、各サプライログの取得が正常に終了しなかった場合にはその旨を示す応答情報(NG)をそれぞれログ取得元のOCS300へ送信する。
その後、各サプライログの取得が正常に終了している場合に、その取得した各サプライログをログ出力先のプリンタアプリ311へ送信する。
OCS300は、SCS306から応答情報を受け取った場合に、その応答情報の内容を示すメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア上に表示させる。なお、SCS306から各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を受け取った場合にのみ、各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨のメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア上に表示させてもよい。
プリンタアプリ311は、SCS306から各サプライログを受け取ると、その各サプライログをプロッタエンジンへ出力して用紙上に印刷させる。
OCS300は、ログ印刷キーのタッチによって操作パネル205のタッチパネル上に表示された各種ログキーのうち、SC_Aログキーがタッチされると、SC_Aログ印刷指示(SC_Aログ取得要求)をSCS306へ通知する。このとき、そのSC_Aログ印刷指示に、ログ取得元,タッチされたSC_Aログキーに対応するログ取得先,およびログ出力先の情報を付加する。
SCS306は、OCS300からSC_Aログ印刷指示があった場合に、そのSC_Aログ印刷指示に付加された(SC_Aログ印刷指示によって指示された)ログ取得元,ログ取得先,およびログ出力先を判別し、その判別したログ取得先のSC_Aログ保存エリアに保存されている各SC_Aログを取得する。
以後のSCS306による処理,OCS300による処理,およびプリンタアプリ311による処理は、サプライログキーがタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
OCS300は、ログ印刷キーのタッチによって操作パネル205のタッチパネル上に表示された各種ログキーのうち、通信ログキーがタッチされると、通信ログ印刷指示(通信ログ取得要求)をSCS306へ通知する。このとき、その通信ログ印刷指示に、ログ取得元,タッチされたSC_Aログキーに対応するログ取得先,およびログ出力先の情報を付加する。
SCS306は、OCS300から通信ログ印刷指示があった場合に、その通信ログ印刷指示に付加された(通信ログ印刷指示によって指示された)ログ取得元,ログ取得先,およびログ出力先を判別し、その判別したログ取得先の通信ログ保存エリアに保存されている各通信ログを取得する。
以後のSCS306による処理,OCS300による処理,およびプリンタアプリ311による処理は、サプライログキーがタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
次に、画像形成装置100,110によるウェブデバイスからのログ取得要求時の処理について、図26〜図28を参照して説明する。
図26は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第3例を示す図である。
図27および図28は、Webデバイスの表示部にログを表示させるための操作手順を説明するための説明図である。
ウェブデバイスは、ウェブブラウザを用いてインタネット103等のネットワーク経由で通信可能なパソコン等の情報処理装置(外部装置)である。
このウェブデバイスのCPUはそれぞれ、キーボードやポインティングデバイス等の入力部により、図27に示すような表示部上に各種操作を示す画面を表示させることができる。
そして、表示部上のログ取得要求用の操作キーである各種ログキーのうち、サプライログ取得キー1014が入力部によって選択されると、図26に示すように、サプライログ取得指示(サプライログ取得要求)を示すHTTPメッセージをネットワーク経由でいずれかの画像形成装置のNCS303へ送信する。このとき、サプライログ取得指示に選択されたサプライログ取得キー1014に対応するログの種類(ログ取得先)を付加してHTMLメッセージを生成し(HTML形式に変換し)、そのHTMLメッセージにログ取得元(命令送信元)の情報であるウェブデバイスの識別情報を付加してHTTPメッセージを生成する。この場合、ログ取得元がログ出力先を兼ねているが、ログ出力先の情報を別に付加してもよい。
各画像形成装置100,110のNCS303はそれぞれ、ウェブデバイスからネットワーク経由でサプライログ取得指示を示すHTTPメッセージを受信すると、サプライログ取得指示をSCS306へ通知する。このとき、受信したHTTPメッセージ中の(サプライログ表示指示によって指示された)ログ取得元(ログ出力先)を判別する。
SCS306は、NCS303からサプライログ取得指示があった場合に、そのサプライログ取得指示に付加された(サプライログ取得指示によって指示された)ログの種類(又はログ取得先)を判別し、その判別したログの種類に対応するサプライログ保存エリア(又はログ取得先のサプライログ保存エリア)に保存されている各サプライログを取得する。
そして、その取得した各サプライログをNCS303へ送信する。このとき、各サプライログの取得が正常に終了していれば、その旨を示す応答情報(OK)もNCS303へ送信する。各サプライログの取得が正常に終了しなかった場合には、その旨を示す応答情報(NG)のみをNCS303へ送信する。
NCS303は、SCS306から各サプライログ(ログ情報)およびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)あるいは各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を受け取ると、その受け取った情報(データ)を示すHTMLメッセージを生成し、そのHTMLメッセージに画像形成装置の識別情報である機番情報を付加し、そのHTMLメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、そのHTTPメッセージをネットワーク経由で先に判別したログ取得元のウェブデバイスへ送信する。
各ウェブデバイスのCPUはそれぞれ、いずれかの画像形成装置からネットワーク経由で各サプライログおよびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を示すHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージ中の各サプライログを表示部に表示させる。このとき、各サプライログの取得が正常に終了した旨のメッセージも表示部に表示させてもよい。いずれかの画像形成装置からネットワーク経由で各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を示すHTTPメッセージを受信した場合には、各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨のメッセージを表示部に表示させてもよい。
各ウェブデバイスのCPUはそれぞれ、表示部上の各種ログキーのうち、SC_Aログ取得キー1012が入力部によって選択されると、図26に示すように、SC_Aログ取得指示(SC_Aログ取得要求)を示すHTTPメッセージをネットワーク経由でいずれかの画像形成装置のNCS303へ送信する。このとき、SC_Aログ取得指示に選択されたSC_Aログ取得キー1012に対応するログの種類を付加してHTMLメッセージを生成し、そのHTMLメッセージにログ取得元の情報を付加してHTTPメッセージを生成する。
各画像形成装置100,110のNCS303はそれぞれ、ウェブデバイスからネットワーク経由でSC_Aログ取得指示を示すHTTPメッセージを受信すると、SC_Aログ取得指示をSCS306へ通知する。このとき、受信したHTTPメッセージ中の(SC_Aログ表示指示によって指示された)ログ取得元を判別する。
SCS306は、NCS303からSC_Aログ取得指示があった場合に、そのSC_Aログ取得指示に付加された(SC_Aログ取得指示によって指示された)ログの種類を判別し、その判別したログの種類に対応するSC_Aログ保存エリアに保存されている各SC_Aログを取得する。
以後のSCS306による処理,OCS300による処理,ウェブデバイスによる処理は、サプライログ取得キー1014が選択された場合と略同様なので、説明を省略する。
各ウェブデバイスのCPUはそれぞれ、表示部上の各種ログキーのうち、通信ログ取得キー1011が入力部によって選択されると、図26に示すように、通信ログ取得指示(通信ログ取得要求)を示すHTTPメッセージをネットワーク経由でいずれかの画像形成装置のNCS303へ送信する。このとき、通信ログ取得指示に選択された通信ログ取得キー1011に対応するログの種類を付加してHTMLメッセージを生成し、そのHTMLメッセージにログ取得元の情報を付加してHTTPメッセージを生成する。
各画像形成装置100,110のNCS303はそれぞれ、ウェブデバイスからネットワーク経由で通信ログ取得指示を示すHTTPメッセージを受信すると、通信ログ取得指示をSCS306へ通知する。このとき、受信したHTTPメッセージ中の(通信ログ表示指示によって指示された)ログ取得元を判別する。
SCS306は、NCS303から通信ログ取得指示があった場合に、その通信ログ取得指示に付加された(通信ログ取得指示によって指示された)ログの種類を判別し、その判別したログの種類に対応する通信ログ保存エリアに保存されている各通信ログを取得する。
以後のSCS306による処理およびOCS300による処理は、サプライログ取得キー1014およびSC_Aログ取得キー1012が選択された場合と略同様なので、ほとんどの説明を省略する。
各ウェブデバイスのCPUはそれぞれ、いずれかの画像形成装置からネットワーク経由で各通信ログおよびその各通信ログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を示すHTTPメッセージを受信すると、図28に示すように、そのHTTPメッセージ中の各通信ログを表示部に表示させる。なお、図28は、2個の通信ログを表示する例を示しているが、表示するログの個数は2個に限らない。例えば、図19に示したログ種別保存数決定テーブルに合わせることもできる。
次に、画像形成装置100,110による管理装置102からのログ取得要求時の処理について、図29〜図31を参照して説明する。
図29は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第4例を示す図である。
サービスセンタの管理装置102の制御装置606は、操作者端末604の入力部により、表示部上に各種操作キーを示す画面を表示させることができる。
そして、表示部上のログ取得要求用の操作キーである各種ログキーのうち、サプライログ取得キーが入力部によって選択されると、図29に示すように、サプライログ取得指示(サプライログ取得要求)を示すHTTPメッセージをインタネット103経由でいずれかの画像形成装置110のNRS305へ送信する。このとき、サプライログ取得指示に選択されたサプライログ取得キーに対応するログの種類(ログ取得先)を付加してSOAPメッセージを生成し(構造化言語形式であるXML形式に変換し)、そのSOAPメッセージにログ取得元(命令送信元)の情報を付加してHTTPメッセージを生成する。この場合、ログ取得元がログ出力先を兼ねているが、ログ出力先の情報を別に付加してもよい。
ここで、HTTPメッセージ内のSOAPメッセージのフォーマット例について、図30および図31を参照して簡単に説明する。
図30はHTTPメッセージ内のSOAPメッセージのフォーマット例を、図31はそのHTTPメッセージの主要部分(データ)の構成をそれぞれ示す説明図である。
これらの図を見て分かるように、サプライログやSC_Aログ等のログの取得指示(取得要求)を示すHTTPメッセージのSOAPメッセージは、ログ取得指示の名称(情報取得命令名)および取得したいログの種類(取得情報種類)の情報を有している。ログ取得元(命令送信元)の情報は、HTTPメッセージのヘッダ部に位置する。
各画像形成装置110のNRS305はそれぞれ、図29に示すように、サービスセンタの管理装置102からインタネット103経由でサプライログ取得指示を示すHTTPメッセージを受信すると、サプライログ取得指示をSCS306へ通知する。このとき、受信したHTTPメッセージ中の(サプライログ表示指示によって指示された)ログ取得元を判別する。
SCS306は、NRS305からサプライログ取得指示があった場合に、そのサプライログ取得指示に付加された(サプライログ取得指示によって指示された)ログの種類(又はログ取得先)を判別し、その判別したログの種類に対応するサプライログ保存エリア(又はログ取得先のサプライログ保存エリア)に保存されている各サプライログを取得する。
そして、その取得した各サプライログをNRS305へ送信する。このとき、各サプライログの取得が正常に終了していれば、その旨を示す応答情報(OK)もNRS305へ送信する。各サプライログの取得が正常に終了しなかった場合には、その旨を示す応答情報(NG)のみをNRS305へ送信する。
NRS305は、SCS306から各サプライログおよびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)あるいは各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を受け取ると、その受け取った情報を示すSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージに画像形成装置の識別情報である機番情報を付加し、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、そのHTTPメッセージをインタネット103経由で先に判別したログ取得元の管理装置102へ送信する。
サービスセンタの管理装置102の制御装置606は、いずれかの画像形成装置110からインタネット103経由で各サプライログおよびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を示すHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージ中の各サプライログを操作者端末604の表示部に表示させる。このとき、各サプライログの取得が正常に終了した旨のメッセージも表示部に表示させてもよい。いずれかの画像形成装置110からインタネット103経由で各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を示すHTTPメッセージを受信した場合には、各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨のメッセージを表示部に表示させてもよい。
サービスセンタの管理装置102の制御装置606は、操作者端末604の表示部上の各種ログキーのうち、SC_Aログ取得キーが入力部によって選択されると、SC_Aログ取得指示(ログ取得要求)を示すHTTPメッセージをネットワーク経由でいずれかの画像形成装置のNRS305へ送信する。このとき、SC_Aログ取得指示に選択されたSC_Aログ取得キーに対応するログの種類を付加してHTMLメッセージを生成し、そのHTMLメッセージにログ取得元の情報を付加してHTTPメッセージを生成する。
各画像形成装置110のNRS305はそれぞれ、サービスセンタの管理装置102からインタネット103経由でSC_Aログ取得指示を示すHTTPメッセージを受信すると、SC_Aログ取得指示をSCS306へ通知する。このとき、受信したHTTPメッセージ中の(SC_Aログ表示指示によって指示された)ログ取得元を判別する。
SCS306は、NRS305からSC_Aログ取得指示があった場合に、そのSC_Aログ取得指示に付加された(SC_Aログ取得指示によって指示された)ログの種類を判別し、その判別したログの種類に対応するSC_Aログ保存エリアに保存されている各SC_Aログを取得する。
以後のSCS306による処理,NRS305による処理,管理装置102による処理は、サプライログ取得キーが選択された場合と略同様なので、説明を省略する。
なお、管理装置102が仲介装置101経由で画像形成装置100からログを取得する場合における管理装置102,仲介装置101,画像形成装置100の処理についても簡単に説明しておく。
サービスセンタの管理装置102の制御装置606は、操作者端末604の表示部上の各種ログキーのうち、例えばサプライログ取得キーが入力部によって選択されると、サプライログ取得指示(サプライログ取得要求)を示すHTTPメッセージをインタネット103経由でいずれかの仲介装置101へ送信する。このとき、サプライログ取得指示に選択されたサプライログ取得キーに対応するログの種類を付加してSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージにログ取得元の情報を付加してHTTPメッセージを生成する。この場合、ログ取得元がログ出力先を兼ねているが、ログ出力先の情報を別に付加してもよい。
各仲介装置101はそれぞれ、サービスセンタの管理装置102からインタネット103経由でサプライログ取得指示を示すHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージを対応する画像形成装置100のNRS305へ送出(送信)する。このとき、受信したHTTPメッセージ中の(サプライログ表示指示によって指示された)ログ取得元を判別する。
各画像形成装置100のNRS305はそれぞれ、仲介装置101からサプライログ取得指示を示すSOAPメッセージを受信すると、サプライログ取得指示をSCS306へ通知する。
SCS306は、NRS305からサプライログ取得指示があった場合に、そのサプライログ取得指示に付加された(サプライログ取得指示によって指示された)ログの種類(又はログ取得先)を判別し、その判別したログの種類に対応するサプライログ保存エリア(又はログ取得先のサプライログ保存エリア)に保存されている各サプライログを取得する。
そして、その取得した各サプライログをNRS305へ送信する。このとき、各サプライログの取得が正常に終了していれば、その旨を示す応答情報(OK)もNRS305へ送信する。各サプライログの取得が正常に終了しなかった場合には、その旨を示す応答情報(NG)のみをNRS305へ送信する。
NRS305は、SCS306から各サプライログおよびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)あるいは各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を受け取ると、その受け取った情報を示すSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージを仲介装置101へ送出する。
仲介装置101は、NRS305からSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、そのHTTPメッセージをインタネット103経由で先に判別したログ取得元の管理装置102へ送信する。
サービスセンタの管理装置102の制御装置606は、いずれかの仲介装置101からインタネット103経由で各サプライログおよびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を示すHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージ中の各サプライログを操作者端末604の表示部に表示させる。このとき、各サプライログの取得が正常に終了した旨のメッセージも表示部に表示させてもよい。いずれかの仲介装置101からインタネット103経由で各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を示すHTTPメッセージを受信した場合には、各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨のメッセージを表示部に表示させてもよい。
次に、画像形成装置100,110のSCS306によるログ取得処理について、図32を参照してもう少し詳細に説明する。但し、ログ送信の詳細は省略する。
図32は、画像形成装置100,110のSCS306によるログ取得処理の概略例を示すフローチャートである。
画像形成装置100,110のSCS306は、操作パネル205,ウェブデバイス,管理装置102とのやりとりを制御する各アプリやOCS300,NCS303,NRS305を含む各プログラムのいずれかからログ取得要求があった場合に、図32の処理を開始し、ログ取得要求によって指示されたログ取得先(又はログの種類)を判別する。
すなわち、まずステップS31でログ取得要求によって指示されたログ取得先が通信ログ保存エリア(又はログ取得要求によって指示されたログが通信ログ)であるか否かを判別し、通信ログ保存エリアであればステップS32でログ取得エリア(ログ取得先)を通信ログ保存エリアと設定する。
次に、ステップS33でHDD201の通信ログ保存エリアからログ種別保存数決定テーブル(図19参照)で定義された数のログを取得し、ステップS34でその取得したログを送信する。
ステップS31でログ取得要求によって指示されたログ取得先が通信ログ保存エリア(又はログ取得要求によって指示されたログが通信ログ)でないと判別した場合には、ステップS35でそのログ取得先がSC_Aログ保存エリア(又はログ取得要求によって指示されたログがSC_Aログ)であるか否かを判別し、SC_Aログ保存エリアであればステップS36でログ取得エリアをSC_Aログ保存エリアと設定する。
次に、ステップS33でHDD201のSC_Aログ保存エリアからログ種別保存数決定テーブルで定義された数のログを取得し、ステップS34でその取得したログを送信する。
ステップS35でログ取得要求によって指示されたログ取得先が通信ログ保存エリア(又はログ取得要求によって指示されたログが通信ログ)でないと判別した場合には、ステップS37でそのログ取得先がサプライログ保存エリア(又はログ取得要求によって指示されたログがサプライログ)であるか否かを判別し、サプライログ保存エリアであればステップS38でログ取得エリアをサプライログ保存エリアと設定する。
次に、ステップS33でHDD201のサプライログ保存エリアからログ種別保存数決定テーブルで定義された数のログを取得し、ステップS34でその取得したログを送信する。
ステップS37でログ取得要求によって指示されたログ取得先がサプライログ保存エリア(又はログ取得要求によって指示されたログがサプライログ)でないと判別した場合には、そのログ取得先がSC_Bログ保存エリア等の他の分割エリア(又はログ取得要求によって指示されたログがSC_Bログ等の他のログ)であるか否かを判別し、その判別結果に応じて他の分割エリア(又は他のログ)に対する処理を行うが、その処理は上述した通信ログ保存エリア等に対する処理と同様に行う。
但し、ステップS31,ステップS35,ステップS37等で通信ログ保存エリア番号キー,SC_Aログ保存エリア番号キー,サプライログ保存エリア番号キー等に対応するログ取得先を判別した場合には、ログ取得エリアをそのログ取得先のエリアに保存されている1個のログのみを取得し、その取得したログを送信する。
なお、前述したように、OCS300(操作パネル205),NCS303(ウェブデバイス),又はNRS305(管理装置102)等からログ取得要求があった場合に、取得したログをログ取得要求元以外にも送信することができる。
例えば、OCS300からログ取得要求があった場合に、取得したログをNCS303又はNRS305に送信する。あるいは、NCS303又はNRS305からログ取得要求があった場合に、取得したログをOCS300又はプリンタアプリ311へ送信する。
また、この第3実施例では、ログの種類別に決定した各分割エリアのうち、ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割エリアに保存されているログを取得するようにしたが、ログの重要度別,作成要因別,又はプログラム別に決定した各分割エリアのうち、ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割エリアに保存されているログを取得するようにすることもできる。
第3実施例によれば、第1実施例又は第2実施例と同様の作用に加え、以下の作用も達成できる。
すなわち、画像形成装置100,110のCPUがそれぞれ、操作パネル205又は外部装置(管理装置102やウェブデバイスなど)からログ取得要求があった場合に、そのログ取得要求によって指示されたログ取得先(又はログの種類)およびログ出力先を判別し、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、その判別したログ取得先の分割エリア(又はログの種類に対応する分割エリア)に保存されているログを取得し、その取得したログをログ出力先へ送信させる。
よって、重要なログを機器利用者もしくは機器管理者がコストアップせずに簡単且つ確実に確認することができる。
また、電子装置(通信装置)の例として通信機能(仲介機能)を持つ画像形成装置110および通信機能を果たす仲介装置101を接続した画像形成装置100について説明したが、この発明はこれらに限られるものではなく、通信機能を持つか、通信機能を果たす仲介装置を接続したネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等や、ネットワークに接続可能なコンピュータ等も含め、通信機能を備えた各種電子装置に適用可能である。また、これらの装置を被管理装置とした場合にも、遠隔管理システムを上述した場合と同様に動作させることができる。さらに、通信装置の遠隔管理システムについても、通信装置,遠隔管理仲介装置,管理装置の構成及びこれらの接続形式は、以上の実施例に限られるものではない。
例えば、図1に示した遠隔管理システムにおいて、上述した各種電子装置を被管理装置とし、図33に示すような遠隔管理システムを構成することが考えられる。この図33においては、仲介装置101を別途設ける被管理装置の例として、テレビ受像機12aや冷蔵庫12bのようなネットワーク家電、医療機器12c,自動販売機12d,計量システム12e,空調システム12fを挙げている。そして、仲介装置101の機能を併せ持つ被管理装置の例として、自動車13aや航空機13bを挙げている。また、自動車13aや航空機13bのように広範囲を移動する装置においては、ファイアウォール(FW)104の機能も併せ持つようにすることが好ましい。
また、この発明によるプログラムは、外部装置と通信を行う通信手段を備えた上述の画像形成装置等の通信装置を制御するコンピュータに、この発明による各機能、つまり処理実行手段,ログ生成手段,ログ書込制御手段,領域管理手段,ログ取得手段,ログ出力手段,ログ送信手段,ログ送出手段としての機能としての機能を実現させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
この発明を、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等や、ネットワークに接続可能なコンピュータ等も含め、通信機能を備えた各種電子装置(被管理装置,仲介装置)、その電子装置とそれを管理する管理装置とからなる遠隔管理システムに適用可能である。
この発明による電子装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例を示す概念図である。 その遠隔管理システムにおけるデータ送受モデルを示す概念図である。 この発明による電子装置を画像形成装置とする画像形成装置遠隔管理システムの構成例を示す概念図である。 図3の画像形成装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図3の画像形成装置100のソフトウェア構成例を示すブロック図である。
図4,図5に示した画像形成装置100におけるENGRDY信号とPWRCTL信号について説明するための図である。 図5のNRS305の構成例を示す機能ブロック図である。 図3の管理装置102の概略構成例を示すブロック図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システム内で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。 図3の画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
異常の種類を判定するための基準となる情報のテーブルの一例を示す説明図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100によるこの発明に係わるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの一例を示す図である。 図5のSCS306によって作成されるログの内容の一例を示す説明図である。 図5のSCS306によって作成されるログの内容の具体例を示す説明図である。 図5のSCS306によるログ保存処理の一例を示すフロー図である。
その続きを示すフロー図である。 図15のログ保存エリア決定処理のサブルーチンを示すフロー図である。 図4のコントローラボード200のRAM上のこの発明に係わるメモリを説明するための図である。 図5のSCS306が有するログ種別保存数決定テーブルを説明するための図である。 図5のSCS306によるログ保存処理を説明するためのメモリマップ図である。
図3に示した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置110によるこの発明に係わるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの一例を示す図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第1例を示す図である。 同じく画像形成装置100,110の操作パネル205にログを表示させるための操作手順を説明するための説明図である。 その続きを示す説明図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第2例を示す図である。
図3に示した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第3例を示す図である。 ウェブデバイスの表示部にログを表示させるための操作手順を説明するための説明図である。 その続きを示す説明図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第4例を示す図である。 HTTPメッセージ内のSOAPメッセージのフォーマット例を示す説明図である。
そのHTTPメッセージの主要部分の構成を示す説明図である。 図3に示した画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100,110のSCS306によるログ取得処理の概略例を示すフロー図である。 図1に示した遠隔管理システムの別の構成例を示す図である。 従来の画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの一例を示す図である。 同じくログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの他の例を示す図である。
従来の画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理の一例を示すフロー図である。 同じくログ保存処理を説明するためのメモリマップ図である。 従来の画像形成装置の操作パネルによるログ取得のための操作手順を説明するための説明図である。 その続きを示す説明図である。 従来の画像形成装置と通信可能な外部装置によるログ取得のための操作手順を説明するための説明図である。 その続きを示す説明図である。
符号の説明
10:被管理装置 11:仲介機能付被管理装置 100:画像形成装置 101:仲介装置 102:管理装置 103:インタネット 104:ファイアウォール 110:仲介機能付画像形成装置 200:コントローラボード 201:HDD 202:NV−RAM 203:PIボード 204:PHY 205:操作パネル 206:プロッタ/スキャナエンジンボード 207:電源ユニット 212:PCI−BUS 300:OCS 301:ECS 302:MCS 303:NCS 304:FCS 305:NRS 306:SCS 307:SRM 308:IMH 309:コピーアプリ 310:ファクスアプリ 311:プリンタアプリ 312:スキャナアプリ 313:ネットファイルアプリ 314:ウェブアプリ 601:モデム 602:通信端末 603:プロキシサーバ 604:操作者端末 605:データベース 606:制御装置

Claims (22)

  1. 情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを前記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段とを有する電子装置であって、
    前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、
    ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、
    該手段によって取得されたログを前記ログ取得要求によって指示された出力先へ出力するログ出力手段と
    を設けたことを特徴とする電子装置。
  2. 請求項1記載の電子装置において、
    前記領域管理手段が、前記ログ生成手段による初めてのログ生成時に、前記管理情報に基づいて前記複数の分割領域を決定する手段を有し、該手段による決定結果に従って前記ログの書き込み先の分割領域を指定する手段であることを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1又は2記載の電子装置において、
    前記出力先が、情報を表示する表示部を有する操作手段であることを特徴とする電子装置。
  4. 請求項1又は2記載の電子装置において、
    前記出力先が、情報を印刷する印刷手段であることを特徴とする電子装置。
  5. 請求項1又は2記載の電子装置において、
    外部装置と通信する通信手段を設け、
    前記ログ出力手段は、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得手段によって取得されたログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させる手段であることを特徴とする電子装置。
  6. 請求項5記載の電子装置において、
    前記通信手段は、前記外部装置へ送信すべきログを構造化言語形式に変換する手段を有することを特徴とする電子装置。
  7. 管理装置によりネットワークを介して複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、
    前記複数の電子装置にそれぞれ、前記管理装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを前記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段と、前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得手段によって取得されたログに自己の識別情報を付加して前記通信手段によって前記管理装置へ送信させるログ送信手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  8. 請求項7記載の遠隔管理システムにおいて、
    ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段を設け、
    前記ログ取得手段は、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  9. 請求項7記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記ログ取得手段は、前記管理装置からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  10. 管理装置によりネットワークおよび複数の仲介装置を介して複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、
    前記複数の電子装置にそれぞれ、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを前記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段と、前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、前記ログ取得要求によって指示されたログ出力先が前記管理装置の場合に、前記ログ取得手段によって取得されたログに自己の識別情報を付加して自己に接続されている仲介装置へ送出するログ送出手段とを設け、
    前記複数の仲介装置にそれぞれ、前記管理装置と通信する通信手段と、自己に接続されている電子装置から送られてくるログに自己の識別情報を付加して前記通信手段によって前記管理装置へ送信させるログ送信手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。
  11. 請求項10記載の遠隔管理システムにおいて、
    ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段を設け、
    前記ログ取得手段は、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  12. 請求項10記載の遠隔管理システムにおいて、
    前記ログ取得手段は、前記管理装置から自己に接続されている仲介装置を介してログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。
  13. 情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に該通知に関するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
    前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
    ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを該ログ取得要求によって指示された出力先へ出力することを特徴とするログ管理方法。
  14. ログ取得要求用の操作スイッチおよび情報を表示する表示部を有する操作手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
    前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
    前記操作表示手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記操作表示手段の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記操作手段に出力して前記表示部に表示させることを特徴とするログ管理方法。
  15. ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、情報を印刷する印刷手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
    前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
    前記操作手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記印刷手段の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記印刷手段に出力して用紙に印刷させることを特徴とするログ管理方法。
  16. ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
    前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
    前記操作手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させることを特徴とするログ管理方法。
  17. 外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
    前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
    前記外部装置からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させることを特徴とするログ管理方法。
  18. 情報を記憶保存する記憶手段を有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、該機能によって取得されたログを前記ログ取得要求によって指示された出力先へ出力するログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
  19. ログ取得要求用の操作スイッチおよび情報を表示する表示部を有する操作手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示されたログ出力先が前記操作表示手段の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記操作手段に出力して前記表示部に表示させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
  20. ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、情報を印刷する印刷手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記操作表示手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記印刷手段の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記印刷手段に出力して用紙に印刷させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
  21. ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
  22. 外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記外部装置からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
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