JP2004297777A - 電子装置とその遠隔管理システムおよびログ管理方法並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【構成】
【解決手段】 画像形成装置100のSCSは、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知がある度に、その各通知に関するログを順次作成し、HDDのログ保存エリア(所定記憶領域)におけるログの種類毎に異なる各分割エリアのうちの対応する分割エリアに順次書き込み、その分割エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きする。また、管理装置102等からログ取得要求があった場合に、そのログ取得要求によって指示されたログ取得先とログ出力先を判別し、ログ保存エリアの各分割エリアのうち、その判別したログ取得先の分割エリアに保存されているログを取得し、その取得したログをログ出力先へ送信させる。
【選択図】 図3
Description
ここで、例えば被管理装置を画像形成装置とし、その画像形成装置について簡単に説明する。
画像形成装置としては、既知の感光体静電プロセスを用いて普通紙に画像形成するプリンタエンジンを備えたものが一般的であるが、このような感光体静電プロセスを行う機構のプリンタエンジンからは、トラブル(異常)が発生する割合も高く、更に性能維持のための定期的なオーバホールの必要性から、保守管理のサービス体制を採っている。
上述したような画像形成装置の遠隔管理システムにおいては、機器利用者(例えば画像形成装置を利用しているユーザ)が画像形成装置内の機密情報をサービスマン等の機器管理者が取り出していないかを確認したり、あるいは機器管理者が画像形成装置の動作を分析するために、画像形成装置にログ保存機能を備えている。
例えば、画像形成装置は、異常が発生した場合でも、その異常の種類によっては機器利用者がその異常を解消できるため、異常の発生を知らせる情報(異常情報)をサービスセンタの管理装置へ通報(送信)しない。しかし、機器利用者は、過去のログを参照した結果、今回発生した異常が過去に何度も発生していることを確認できた場合、そのことを管理装置の機器管理者であるオペレータ(以下「センタオペレータ」という)に連絡することが考えられる。この連絡の要否は、過去のログを参照した結果に基づいて決定されるものなので、異常に関するログが記憶手段に保存されている必要がある。
センタオペレータは、異常情報の内容を見て通報元の画像形成装置内で異常が発生したことを確認できると、該当する機器利用者へ電話をかけて異常の解消方法を指示するか、あるいはサービスステーションに連絡を取り、サービスマンを手配するという作業を実施する。このとき、どの作業を実施するかは、例えば該当する機器利用者へ電話をかけて異常発生状況と過去のログを確認して決める。よって、異常に関するログが画像形成装置の記憶手段に保存されている必要がある。
図34および図35は、従来の画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの異なる例を示す図である。なお、図34はラインアダプタ(仲介装置)を使用した場合の例を、図35はラインアダプタを使用しない場合の例をそれぞれ示している。
まず、ラインアダプタを使用した場合の画像形成装置によるログ保存処理を含む処理について、図34を参照して説明する。
そのコントローラ内のCPUは、プロッタエンジンからトナーニアエンドが発生した旨の通知を受けると、プロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生したと判定し、トナーサプライコール(トナーニアエンドの発生つまりトナーボトルの発注を知らせるトナーサプライコール情報の自動通報)用のメッセージをラインアダプタへ送信(送出)する。
サービスセンタの管理装置は、機器利用者側に設置されているラインアダプタから通報されたトナーサプライコール情報を受信し、その受信が正常に終了すると、その旨(トナーサプライコールに対する処理が成功した旨)のコール結果OKを公衆回線経由で通報元のラインアダプタへ送信する。
さらに、受信したトナーサプライコール情報を表示部に表示してセンタオペレータに知らせる。
センタオペレータは、管理装置の表示部の表示内容を見て通報元のラインアダプタに接続されている画像形成装置のプロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生し、トナーボトルが発注されたことを認識すると、トナーボトルの受注作業等を行い、例えばサービスマンを手配して通報元のラインアダプタの設置場所にトナーボトルを届けさせる。
画像形成装置のコントローラ内のCPUは、ラインアダプタからコールOKの通知を受けると、管理装置へのトナーサプライコールが正常に終了した(成功した)と判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが正常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段(フラッシュメモリやハードディスク等の記録媒体)の所定記憶領域であるログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
画像形成装置のコントローラのCPUは、ラインアダプタからコールNGを受けると、管理装置へのトナーサプライコールが異常に終了した(失敗した)と判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが異常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
なお、「SC」とは、サービスマンコールのことであり、複数のタイプがある。ここでは、タイプAのSCをSC_A(SC(A))、タイプBのSCをSC_B(SC(B))とする。コールタイプについては実施例で説明する。
コントローラのCPUは、いずれかのハードウェア資源からSC_Bが発生した旨の通知を受けると、対応するハードウェア資源でSC_Bが発生したと判定し、SC_Bが発生した旨の通知に関するログであるSC_Bコールログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
同様に、いずれかのハードウェア資源からSC_Aが発生した旨の通知を受けると、対応するハードウェア資源でSC_Aが発生したと判定し、以後SC_Bに対する処理と同様の処理を行う。
画像形成装置のコントローラ内のCPUは、プロッタエンジンからトナーニアエンドが発生した旨の通知を受けると、プロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生したと判定し、公衆回線経由でサービスセンタの管理装置に対してトナーサプライコールを行う。つまり、トナーボトルの発注を知らせるトナーサプライコール情報(警告情報)を公衆回線経由でサービスセンタの管理装置へ自動通報(自動送信)する。
通報元の画像形成装置は、サービスセンタの管理装置へのトナーサプライコールを行った後、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、サービスセンタに対してトナーサプライコールを行った旨を示すセンタ通知ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
このポーリングを行った後、そのポーリングに関するログとして、サービスセンタに対してポーリングを行った旨を示すポーリングログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それを記憶手段のログ保存エリアに書き込む。このとき、そのログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
その後、いずれかのハードウェア資源からSC_A又はSC_Bが発生した旨の通知を受けると、上述と同様の処理を行う。
図37は、従来の画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置によるログ保存処理を説明するためのメモリマップ図である。
画像形成装置のコントローラ内のCPUは、いずれかのハードウェア資源等からの通知時に、図36の処理を開始し、まずステップS101で予め設定されたログ保存エリア指定情報の内容(値)を参照して記憶手段におけるログ保存エリアの先頭アドレスを取得することにより、記憶手段におけるログ保存エリアを決定し、ステップS102でログ保存エリア番号nと予め設定された(ROM等に格納されているプログラムによる)ログ保存可能数(最大値)とを比較し、ログ保存エリア番号nがログ保存可能数に達したか否かを判断する。
ログ保存エリア番号nがログ保存可能数に達した場合、つまりログ保存エリアに空きがなくなった場合には、ステップS105でログ保存エリア番号nを初期化(n=1)し、ステップS104で上記通知に関するログを作成してログ保存エリア番号nによる指定エリアに書き込んで保存させる。このとき、ログ保存エリア番号nが「1」であり、そのログ保存エリア番号「1」による指定エリアには最も古いログが保存されているため、そのログに上記通知に関する最新のログを上書きすることになる。
図38および図39は、従来の画像形成装置の操作パネルによるログ取得のための操作手順を説明するための説明図である。
画像形成装置のCPUは、例えば操作パネルのタッチパネル上のログ表示キー2001がタッチ(押下)されると、記憶手段のログ保存エリアに保存されている複数のログ(この例では最新10個のログ)にそれぞれ対応する「1」キー2002a,「2」キー2002b,「3」キー2002c,・・・,「10」キー2002jをタッチパネル上に表示させる。
また、「2」キー2002aがタッチされると、ログ表示エリア2003上に「2」キー2002aに対応するログを記憶手段のログ保存エリアから読み出し、そのログを図39に示すようにログ表示エリア2003に表示させる。
この場合、記憶手段のログ保存エリアでは、前述したように、空きがなければ、新たに生成された最新ログ(最も新しいログ)が最古ログ(最も古いログ)に上書きされるため、その最古ログが重要なログであれば、それを確認することはできない。また、重要なログが最新ログの上書きによって消去されていない場合でも、ログ保存エリアには各種のログが混在して保存されるため、機器利用者もしくは機器管理者が重要なログを直ちに読み出して確認することは難しい。
画像形成装置のCPUは、例えばウェブ(Web)ブラウザを用いてインタネット等のネットワーク経由で通信可能なパーソナルコンピュータ(以下「パソコン」と略称する)やワークステーション等のウェブデバイス(他の外部装置でもよい)に備えられている図40に示す表示部上のログ取得キー2010がキーボードやポインティングデバイス(マウス等)によって選択されることにより、そのウェブデバイスからログ取得要求があるので、記憶手段のログ保存エリアに保存されているログ(この例では最新2個のログ)を記憶手段のログ保存エリアから読み出し、そのログを図41に示すように表示部に表示させる。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子装置で生成(作成)された重要な通知に関するログを機器利用者もしくは機器管理者がコストアップせずに簡単且つ確実に確認できるようにすることを目的とする。
請求項3の発明による電子装置は、請求項1又は2の電子装置において、上記出力先を、情報を表示する表示部を有する操作手段としたものである。
請求項4の発明による電子装置は、請求項1又は2の電子装置において、上記出力先を、情報を印刷する印刷手段としたものである。
請求項6の発明による電子装置は、請求項5の電子装置において、上記通信手段に、上記外部装置へ送信すべきログを構造化言語形式に変換する手段を備えたものである。
請求項9の発明による遠隔管理システムは、請求項7の遠隔管理システムにおいて、上記ログ取得手段を、上記管理装置からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段としたものである。
請求項12の発明による遠隔管理システムは、請求項10の遠隔管理システムにおいて、上記ログ取得手段を、上記管理装置から自己に接続されている仲介装置を介してログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段としたものである。
まず、この発明による通信装置を被管理装置とする遠隔管理システムの構成例について説明する。
図1は、その遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。なお、ここでは、通信機能を持ち、管理装置によって管理される電子装置(通信装置)を説明の便宜上「被管理装置」と云う。
公衆回線(又は専用回線)としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
なお、仲介装置101と被管理装置10との接続は、ネットワークに限らず、RS−485規格等に準拠したシリアル接続や、SCSI(Small Computer System Interface)規格等に準拠したパラレル接続等によって行ってもよい。例えば、RS−485規格の場合には、仲介装置101に直列に5台までの被管理装置10を接続することができる。
例えば、図1に示す設置環境Aでは、管理装置102とHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)による直接的なコネクションを確立できる仲介装置101aが被管理装置10aおよび10bを従える単純な階層構造になっているが、同図に示す設置環境Bでは、4台の被管理装置10を設置するため、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。そのため、管理装置102とHTTPによる直接的なコネクションを確立できる仲介装置101bが、被管理装置10cおよび10dだけでなく、他の仲介装置101cを従え、この仲介装置101cが被管理装置10eおよび10fを更に従えるという階層構造を形成している。この場合、被管理装置10eおよび10fを遠隔管理するために管理装置102から発せられた情報は、仲介装置101bとその下位のノードである仲介装置101cとを経由して、被管理装置10e又は10fに到達することになる。
図示はしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10を接続することもできる。
なお、各設置環境A,B,Cには、セキュリティ面を考慮し、ファイアウォール104(104a,104b,104c)を設置する。このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
また、各被管理装置10,11に、ネットワーク経由で外部装置(パーソナルコンピュータ等のウェブデバイスなど)を接続することもできる。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
なお、RPCを実現するために、SOAP(Simple Object Access Protocol),HTTP,FTP(File Transfer Protocol),COM(Component Object Model),CORBA(Common Object Request Broker Architecture)等の既知のプロトコル(通信規格),技術,仕様などを利用することができる。
(A)は、被管理装置10で管理装置102に対する要求が発生したケースである。このケースでは、被管理装置10が被管理装置側要求aを生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答aを返すというモデルになる。同図に示す仲介装置101は複数であるケースも想定できる(上記図1に示す設置環境B)。なお、(A)では、応答aだけでなく応答遅延通知a′を返信するケースが表記されている。これは、管理装置102を、仲介装置101を経由して被管理装置側要求を受け取って、当該要求に対する応答を即座に返せないと判断したときには、応答遅延通知を通知して一旦接続状態を切断し(通信可能状態を解除し)、次回の接続の際に上記要求に対する応答を改めて引き渡す構成としているためである。
さらに、図1に示す仲介装置101における物理的構成について簡単に説明すると、当該仲介装置101は、CPU,ROM,RAM,不揮発性メモリ,ネットワークインタフェース(NIC)等によって構成されている。
また、仲介機能付被管理装置11については、仲介装置101の機能を実現するためにこれらのユニットを単に被管理装置10に付加しても良いが、被管理装置10に備えるCPU,ROM,RAM等のハードウェア資源を利用し、CPUに適当なアプリケーションやプログラムモジュールを実行させることによって仲介装置101の機能を実現することもできる。
図3は、その画像形成装置遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図であるが、被管理装置10を画像形成装置100に、仲介機能付被管理装置11を仲介機能付画像形成装置(以下単に「画像形成装置」ともいう)110に変更した点が図1と相違するのみであるので、システムの全体構成についての説明は省略する。
画像形成装置100は、コピー,プリンタ,ファクシミリ,スキャナ等の機能および外部装置と通信を行う機能を備えたデジタル複合機であり、それらの機能に係るサービスを提供するためのアプリケーションプログラムを実装しているものである。また、仲介機能付画像形成装置110は、画像形成装置100に仲介装置101の機能を併せ持たせたものである。
図4は、画像形成装置100内の物理的構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、画像形成装置100は、コントローラボード200,HDD(ハードディスクドライブ)201,NV−RAM(不揮発性RAM)202,PI(パーソナルインタフェース)ボード203,PHY(物理メディアインタフェース)204,操作パネル205,プロッタ/スキャナエンジンボード206,電源ユニット207,フィニッシャ208,ADF(自動原稿給送装置)209,給紙バンク210,その他周辺機211を備えている。これらのユニットは、それぞれがこの画像形成装置100におけるハードウェア資源である。
図5は、画像形成装置100のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。
この画像形成装置100のソフトウェア構成は、アプリケーションモジュール層,サービスモジュール層,汎用OS層からなる。そして、これらのソフトウェアを構成するプログラムはHDD201やコントローラボード200上のRAMに記憶され、必要に応じて読み出されてコントローラボード200上のCPU(コントローラCPU)によって実行される。そして、そのCPUは、これらのプログラムを必要に応じて実行し、装置の制御を行うことにより、この発明による各機能(処理実行手段,ログ生成手段,ログ書込制御手段,領域管理手段,ログ取得手段,ログ出力手段,ログ送信手段,ログ送出手段としての機能)を実現することができる。
また、画像形成装置100は、スキャナエンジンおよびプロッタエンジンを含むエンジンユニット内に異常等の所定の事象を検出するためのセンサ等からなる事象検出部(事象検出手段)を備えている。
仲介装置101は、この発明による通信手段およびログ送信手段としての機能を有している。
OCS300は、操作パネル205を制御するモジュールである。
ECS301は、ハードウェアリソース等のエンジンユニットを制御するモジュールである。
MCS302は、メモリ制御をするモジュールであり、例えば、画像メモリの取得および開放、HDD201の利用等を行う。
NCS303は、ネットワークとアプリケーションモジュール層の各アプリケーションプログラムとの仲介処理を行わせるモジュールである。
FCS304は、ファクシミリ送受信、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷等を行うモジュールである。
SRM307は、システムの制御およびリソースの管理を行うモジュールである。
IMH308は、一時的に画像データを入れておくメモリを管理するモジュールである。
DCS316は、HDD201やコントローラボード200上のメモリに記憶している(する)画像ファイル等をSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やFTP(File Transfer Protocol)を用いて送受信するモジュールである。
UCS317は、ユーザ(機器利用者)が登録した宛先情報や宛名情報等のユーザ情報を管理するモジュールである。
コピーアプリ309は、コピーサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ファクスアプリ310は、ファクスサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
プリンタアプリ311は、プリンタサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
スキャナアプリ312は、スキャナサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
ウェブアプリ314は、ウェブサービスを実現するためのアプリケーションプログラムである。
汎用OS320は、UNIX(登録商標),Linux(登録商標),Windows(登録商標)等のオペレーティングシステムを使用することができる。オペレーティングシステムは、サービスモジュール層やアプリケーションモジュール層のプログラムなどを実行させる処理を司る。ここで、UNIXやLinuxを用いれば、オープンソースゆえの安全性が担保され、ソースコード入手の容易性などの利点がある。
図6の(A)は機器の立ち上がり時のENGRDY信号とPWRCTL信号の動作の一例を示している。主電源スイッチ(AC−POWER−SW)のONにより、AC−POWER(AC100V)の電源部から電源ユニット(主電源)207へ給電される(AC電源がONになる)と、電源ユニット207がON状態になり、電源ユニット207からコントローラボード200を含む装置全体への給電(電源供給)が開始され、これと同時にENGRDY信号はHighになる。この状態ではエンジンユニット側との通信はできない。なぜなら、エンジンユニット側の初期設定が完了していないからである。そして、一定期間経過後にエンジンユニット側の初期設定が完了し、ENGRDY信号がLowになった段階でエンジンユニット側との通信が可能となる。
図7は、NRS305の構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、NRS305は、SCS306とNCS303との間で処理を行っている。ウェブサーバ機能部500は、外部から受信した要求に関する応答処理を行う。ここでの要求は、例えば、構造化言語であるXML(Extensible Markup Language)形式で記載された、SOAP(Simple Object Access Protocol)によるSOAPリクエストであることが考えられる。ウェブクライアント機能部501は、外部への要求を発行する処理を行う。libsoap502は、SOAPを処理するライブラリであり、libxml503は、XML形式で記載されたデータを処理するライブラリである。また、libgwww504は、HTTPを処理するライブラリであり、libgw_ncs505は、NCS303との間の処理をするライブラリである。
図8は、管理装置102の物理的構成の一例を示すブロック図である。
この管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,データベース605,制御装置606等からなる。
モデム601は、図示しない公衆回線を介して機器利用者側(例えば画像形成装置を利用しているユーザ先)の仲介装置101又は画像形成装置110と通信を司るものであり、送受信するデータを変復調する。このモデム601と後述する通信端末602により通信手段としての機能を果たす。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
操作者端末604は、サービスセンタの管理者であるセンタオペレータが操作する端末であり、各種データの入力をセンタオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付けたり、センタオペレータに通知すべき情報を表示部に表示したりする。入力されるデータとしては、例えば、各ユーザ側の仲介装置101又は画像形成装置110が管理装置102へ通信する際に使用するIPアドレスや電話番号(発呼先電話番号)等の顧客情報がある。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。そのCPUが、上記プログラムに従って動作する(上記プログラムを必要に応じて実行する)と共に、モデム601,通信端末602,プロキシサーバ603,操作者端末604,又はデータベース605を必要に応じて選択的に使用することにより、この発明に係わるログ管理を含む各種処理を行うことができる。
図9は、図3に示した管理装置102,仲介装置101,および画像形成装置100間で行われるデータ送受信の際の通信シーケンスの一例を示す図である。
NRS305は、仲介装置101から受信したSOAPメッセージに記述されている課金カウンタ取得要求をSCS306へ通知する(S604)。
SCS306は、NRS305から課金カウンタ取得要求の通知を受けると、NV−RAM202(又はHDD201)に格納されている課金カウンタのデータを読み取る(S605)。そして、その読み取った課金カウンタのデータ(応答データ)をNRS305へ引き渡す(S606)。
仲介装置101は、NRS305から課金カウンタのデータのSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに基づいてそれを含むHTTPメッセージを生成し、それをインタネット103経由で管理装置102へ送信する(S608)。
このように、上記通信シーケンスにより、データの送受信が行われる。
図10は、画像形成装置100から管理装置102へデータを送信する場合の通信シーケンスの一例を示す図である。
この例においては、まず、OCS300は、操作パネル205上の図示しないユーザコールキーが押下された旨をSCS306へ通知する(S701)。
SCS306は、OCS300からユーザコールキーが押下された旨の通知を受けると、ユーザコール要求をNRS305へ通知する(S702)。
仲介装置101は、NRS305からユーザコール用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてそれを含むHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由で管理装置102に対してユーザコールを行う。つまり、自己の識別子を付加したユーザコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由で管理装置102へ通報する(S704)。この場合には、ファイアウォール104の内側から外側に向けての送信であるので、仲介装置101が自ら管理装置102に向けてセッションを張ってデータを送信することができる。
ここで、ステップS704の処理後のパターンを以下の(A)から(C)に分けて説明する。
仲介装置101は、管理装置102からコール結果を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてそのパケット上のコール結果を示すSOAPメッセージを生成し、それをネットワーク経由でユーザコールキーが押下された画像形成装置100のNRS305へ送信する(S706)。
SCS306は、コール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが成功したか失敗したかを示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S708)。
NRS305は、失敗した旨のコール結果を示すSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに記述されている失敗した旨のコール結果を解釈し、それをSCS306へ通知する(S710)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
次に(C)において、NRS305は、規定時間が経っても仲介装置101から応答がないと判断した場合には、ユーザコールが失敗した旨のコール結果をSCS306へ通知する(S712)。
SCS306は、NRS305からコール結果を受け取ると、それをOCS300へ引き渡す。
OCS300は、SCS306からコール結果を受け取ると、その内容つまりユーザコールが失敗した旨を示すメッセージを操作パネル205上の文字表示器に表示する(S713)。
「タイプC」は、異常発生時にも操作パネル205へのSC表示は行わず、内部的にSCの発生のロギングのみを行うものである。例えば、通信が不能になった場合が該当する。
上記判定の基準情報は、上述したNV−RAM202(又はHDD201)の所定の格納領域に格納されていることが考えられる。なお、スキャナエンジンのSC,プロッタエンジンのSCのように、ユニット別の事象も種類の異なる事象として扱うものとする。
この画像形成装置には、上述したように、公衆回線に対応した通信手段とインタネット通信に対応した通信手段の双方を設けている。
以下、説明の都合上、画像形成装置100および画像形成装置110がNRS305を使用する場合のこの発明に係わる動作について説明する。なお、画像形成装置100および画像形成装置110がCSS315を使用することによってもこの発明に係わる動作を行うことができる。
図12は、この画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置100によるこの発明に係わるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、以下に示す各アプリ(アプリケーション),SCS306,およびNRS305による処理は、実際にはCPUがそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。
この例では、まずプロッタエンジンを制御するアプリが、そのプロッタエンジンの状態を監視し、プロッタエンジン内でトナーボトルのトナーニアエンドが発生した場合(トナーサプライであるトナーボトル内のトナー量が所定量以下になった場合)、そのトナーボトル事象をセンサを用いて検出し、トナーニアエンドが発生した旨をSCS306へ通知する。
NRS305は、トナーサプライコール要求の通知を受けると、トナーボトルの発注(トナーニアエンドの発生)を知らせるトナーサプライコール情報であるトナーサプライコール用のSOAPメッセージ(トナーサプライコール要求に付加された機番情報を含む)を生成して、それを仲介装置101へ送信する。
さらに、受信したHTTPメッセージ内のSOAPメッセージの内容を操作者端末604の表示部に表示してセンタオペレータに知らせる。
センタオペレータは、操作者端末604の表示部の表示内容を見て通報元の仲介装置101に接続されている画像形成装置100のプロッタエンジン内でトナーニアエンドが発生し、トナーボトルが発注されたことを認識すると、トナーボトルの受注作業等を行い、例えばサービスマンを手配して通報元の仲介装置101の設置場所にトナーボトルを届けさせる。
そのNRS305は、仲介装置101からコールOKを示すSOAPメッセージを受信すると、SCS306へコールOK(トナーサプライコールが正常に終了した旨)を通知する。
図13は、SCS306によって作成されるログの内容の一例を示す説明図である。
この図を見て分かるように、ログは、その作成日時(発生日時)、異常(障害)又は通信が発生したアプリケーション名とソース名、ログ作成時に発生した異常(ERROR),警告(WARNING),操作(OPERATION),又は情報(INFORMATION)等のログのレベル、エラーの行数、エラーコード、ログの機能詳細によって構成されている。
この図を見て分かるように、この例のログは、トナーニアエンドが発生し(トナーサプライであるトナーボトル内のトナー量が所定量以下になり)、トナーサプライコール(トナーボトルの発注を知らせるトナーサプライコール情報の自動通報)が行われた時に作成されるログ(トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログ)である。この例では、ログのレベルが情報(INFORMATION)となっているが、警告(WARNING)としてもよい。ログとしては、ログ管理が必要なアプリ等のプログラムから前述した各タイプのSC(タイプAのSCであるSC_A,タイプBのSCであるSC_B,タイプCのSCであるSC_C,タイプDのSCであるSC_D)等の他の事象が発生した旨あるいは処理結果等の通知があった場合に作成されるログ(各通知に関するログ)もある。
そのSCS306は、NRS305からコールNGの通知を受けると、管理装置102へのトナーサプライコールが異常に終了した(失敗した)と判断し、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、トナーサプライコールが異常に終了した旨を示すトナーサプライコール終了ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それをHDD201のログ保存エリアのサプライログ保存エリアに書き込む。このとき、そのサプライログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
プロッタエンジンを含む各ハードウェア資源を制御するアプリはそれぞれ、対応するハードウェア資源でSC_A(又はSC_B等のSC)が発生した場合、そのSC_Aを検出し、そのSC_Aが発生した旨をSCS306へ通知する。
NRS305は、SC_Aコール要求の通知を受けると、図示は省略するが、SC_Aの発生を知らせるSC_Aコール情報であるSC_Aコール用のSOAPメッセージ(SC_Aコール要求に付加された機番情報を含む)を生成して、それを仲介装置101へ送信してSC_Aコールを行わせる。なお、SC_Aコール等の各SCコールについては、上述したトナーサプライコールとコールの種類が異なるだけで処理内容は略同様なので、詳細な説明は省略する。
仲介装置101は、NRS305から定期通知用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対して定期通知を行う。つまり、自己の仲介装置識別子を付加した定期通知用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
NRS305は、仲介装置101から定期通知が終了した旨を示すSOAPメッセージを受信すると、SCS306へ定期通知が終了した旨を通知する。
SCS306は、NRS305から定期通知が終了した旨の通知を受けると、定期通知に関するログとして、サービスセンタに対して定期通知を行った旨を示す定期通知ログ(現在の時刻情報を含む)を作成し、それをHDD201のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。このとき、その通信ログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
画像形成装置100のSCS306は、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかから異常等の所定の事象が発生した旨あるいは処理結果(例えば定期通知が終了した旨)等の通知があった場合に、図15の処理を開始し、まずステップS1でログ保存エリアが決定済みか否かを判断し、ログ保存エリアが決定済みであればそのままステップS3へ進むが、ログ保存エリアが決定済みでなければステップS2で管理情報であるログ保存エリア指定情報およびログ種別保存数決定テーブルに基づいてログ保存エリア決定処理を行った後、ステップS3へ進む。
図17は、図15のログ保存エリア決定処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
図18は、コントローラボード200のRAM上のこの発明に係わるメモリを説明するための図である。この図を見て分かるように、コントローラボード200のRAM(HDD201又はNV−RAM202でもよい)上には、SC_Aログ保存エリア指定メモリ,SC_Bログ保存エリア指定メモリ,サプライログ保存エリア指定メモリ,通信ログ保存エリア指定メモリを含む各ログ保存エリア指定メモリとして使用する領域が予め確保されている。
図20は、SCS306によるログ保存処理を説明するためのメモリマップ図である。
この図20から、生成される各ログを対応する分割エリアに書き込み、その分割エリアに空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすることが分かる。
したがって、上記決定結果に従ってログの書き込み先の分割エリアを指定することができる。
ステップS3では、ログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知に関するログが通信ログ(定期通知に関するログ)であるか否かを判別し、通信ログであればステップS4で通信ログ保存エリア指定メモリの内容(通信ログ保存エリア番号n4)を参照し、ステップS5で通信ログ保存エリア番号n4と通信ログ保存可能数(最大値)とを比較し、通信ログ保存エリア番号n4が通信ログ保存可能数(図19の例では「20」)に達したか否かを判断する。
通信ログ保存エリア番号n4が通信ログ保存可能数に達した場合、つまり通信ログ保存エリアに空きがなくなった場合には、ステップS8で通信ログ保存エリア番号n4を初期化(n1=1)し、ステップS6で上記通知に関するログを作成して通信ログ保存エリア中の通信ログ保存エリア番号n4による指定エリアに書き込んで保存させる。このとき、通信ログ保存エリア番号n4が「1」であり、その通信ログ保存エリア番号n4による指定エリアには最も古いログが保存されているため、そのログに上記通信ログを上書きすることになる。
そして、SC_Aログ保存エリア番号n1がSC_Aログ保存可能数に達していない場合には、ステップS12でSC_Aログ保存エリア番号n1をインクリメント(n1=n1+1)し、ステップS13で上記通知に関するログを作成してSC_Aログ保存エリア中のSC_Aログ保存エリア番号n2による指定エリアに書き込んで保存させる。
そして、サプライログ保存エリア番号n3がサプライログ保存可能数に達していない場合には、ステップS18でサプライログ保存エリア番号n3をインクリメント(n3=n3+1)し、ステップS19で上記通知に関するログを作成してサプライログ保存エリア中のサプライログ保存エリア番号n3による指定エリアに書き込んで保存させる。
ステップS15でログ管理が必要なアプリを含む各プログラムのいずれかからの通知に関するログがサプライログでないと判別した場合には、その通知に関するログがSC_Bに関連するログ(SC_Bログ)等の他のログであるか否かを判別し、その判別結果に応じて他のログに対する処理を行うが、その処理は上述した通信ログ等に対する処理と同様に行う。
画像形成装置100のSCS306はまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをNRS305および仲介装置101によって管理装置102へ送信させる。
NRS305は、ログ送信要求の通知を受けると、ログの内容を示すログ送信用のSOAPメッセージ(ログ送信要求に付加された機番情報を含む)を生成して、それを仲介装置101へ送信する。
仲介装置101は、NRS305からログ送信用のSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、そのHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
なお、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをOCS300に渡し、操作パネル205上の文字表示器に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、表示すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
あるいはまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをウェブアプリ314に渡し、外部のウェブデバイスに送信させ、その表示部に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又はウェブデバイスからの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
(c)順次作成するログを各プログラム(処理実行手段)別にグループ分けして保存できるように、その各プログラム別にHDD201のログ保存エリアを複数に分割して複数の分割エリアを管理するための管理情報を持ち、その管理情報に基づいてログの書き込み先の分割エリアを指定する。
したがって、重要なログを機器利用者もしくは機器管理者がコストアップせずに容易に確認することが可能になる。
さらに、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをNRS305および仲介装置101によって管理装置102へ送信させることにより、管理装置102によって管理すべきログが減るため、管理効率の向上につながる。操作パネル205あるいは外部装置(管理装置102やウェブデバイス等)からの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定可能にすれば、管理装置102では必要最小限のログのみを管理すればよく、一層管理効率の向上につながる。
図21は、この画像形成装置遠隔管理システムにおける画像形成装置110によるこの発明に係わるログ保存処理を含む動作時の通信シーケンスの一例を示す図である。なお、画像形成装置110は、画像形成装置100の機能に仲介装置101の機能を加えたものである。よって、画像形成装置110の構成(ハード構成およびソフト構成)は、画像形成装置100の構成に仲介装置101の構成を加えたものとなるため、再び図4および図5等の各図面も使用する。
この例では、まずプロッタエンジンを制御するアプリが、そのプロッタエンジンの状態を監視し、プロッタエンジン内でトナーボトルのトナーニアエンドが発生した場合、そのトナーボトル事象をセンサを用いて検出し、トナーニアエンドが発生した旨をSCS306へ通知する。
NRS305は、トナーサプライコール要求の通知を受けると、トナーボトルの発注(トナーニアエンドの発生)を知らせるトナーサプライコール情報であるトナーサプライコール用のSOAPメッセージ(トナーサプライコール要求に付加された機番情報を含む)を生成し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対してトナーサプライコールを行う。つまり、トナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動通報する。
画像形成装置110のNRS305は、サービスセンタの管理装置102に対してトナーサプライコールを行った後、センタ通知が終了した旨をSCS306へ通知する。
SCS306は、NRS305からセンタ通知が終了した旨の通知を受けると、トナーニアエンドが発生した旨の通知に関するログとして、サービスセンタに対してトナーサプライコールを行った旨を示すセンタ通知ログを作成し、それをHDD201(NV−RAM202等の他の記憶手段でもよい)のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。このとき、その通信ログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
NRS305は、SCS306からセンタ通知ログの作成が終了した旨の通知を受けた後、サービスセンタの管理装置102へのトナーサプライコール(トナーサプライコール用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージの自動通報)の結果として、その管理装置102からコールOK(上記HTTPメッセージの受信が正常に終了した旨のコール結果)を示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコールOKをSCS306へコールOK(トナーサプライコールが正常に終了した旨)を通知する。
NRS305は、定期的に定期通知(又はポーリング)用のSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、インタネット103経由でサービスセンタの管理装置102に対して定期通知を行う。つまり、自己の仲介装置識別子を付加した定期通知用のSOAPメッセージを含むHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
SCS306は、NRS305から定期通知が終了した旨の通知を受けると、定期通知に関するログとして、サービスセンタに対して定期通知を行った旨を示す定期通知ログを作成し、それをHDD201のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。このとき、その通信ログ保存エリアに空きがなければ、最も古いログに上書きする。
センタ通知ログの書き込み(作成)が終了すると、センタ通知ログの作成が終了した旨をNRS305へ通知する。
そのSCS306は、各ハードウェア資源をそれぞれ制御するアプリのいずれかからSC_Aが発生した旨の通知を受けると、第1実施例と同様に、そのアプリ(又はハードウェア資源)でSC_Aが発生したと判定し、SC_Aコール要求をNRS305へ通知する。
SCS306は、NRS305へのSC_Aコール要求に対して、NRS305からセンタ通知が終了した旨の通知を受けると、SC_Aが発生した旨の通知に関するログとして、サービスセンタに対してSC_Aコールを行った旨を示すセンタ通知ログを作成し、それを上述と同様にHDD201のログ保存エリアの通信ログ保存エリアに書き込む。
NRS305は、SCS306からセンタ通知ログの作成が終了した旨の通知を受けた後、サービスセンタの管理装置102へのSC_Aコールの結果として、その管理装置102からコールOKを示すSOAPメッセージを含むHTTPメッセージを受信すると、そのHTTPメッセージに基づいてコールOKをSCS306へコールOK(SC_Aコールが正常に終了した旨)を通知する。
なお、各ハードウェア資源をそれぞれ制御するアプリのいずれかからSC_B等の他のSCが発生した旨の通知がなされた場合のSCS306,NRS305,仲介装置101による処理については、SC_Aが発生した旨の通知がなされた場合とSCの種類が異なるだけで処理内容は略同様なので、詳細な説明は省略する。
また、画像形成装置110のSCS306によるログ保存処理は、図15〜図19によって説明したログ保存処理と同様である。
画像形成装置110のSCS306はまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをNRS305によって管理装置102へ送信させる。
NRS305は、ログ送信要求の通知を受けると、ログの内容を示すログ送信用のSOAPメッセージ(ログ送信要求に付加された機番情報を含む)を生成して、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、更にそのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、そのHTTPメッセージをインタネット103経由でサービスセンタの管理装置102へ自動送信する。
なお、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをOCS300に渡し、操作パネル205上の文字表示器に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、表示すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
あるいはまた、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、予め設定された分割エリアに記憶されているログをウェブアプリ314を介してNCS303に渡し、上述したようなウェブデバイスに送信させ、その表示部に表示させることもできる。そして、この場合、操作パネル205又は外部装置からの要求により、送信すべきログが記憶される分割エリアを指定することもできる。
この第2実施例によれば、画像形成装置110のSCS306が、仲介装置101を利用せずに、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
以下、ログ取得処理の具体例について、図22〜図32を参照して説明する。なお、以下に示す各アプリ,OCS300,NCS303,NRS305,およびSCS306による各処理は、実際にはCPUがそれらのプログラムに従って動作することによって実行するが、説明の都合上、それらのプログラムが処理を実行するものとする。また、HDD201のログ保存エリアの分割エリアであるSC_Aログ保存エリアに保存されているログをSC_Aログ、SC_Bログ保存エリアに保存されているログをSC_Bログ、サプライログ保存エリアに保存されているログをサプライログ、通信ログ保存エリアに保存されているログを通信ログという。
図22は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第1例を示す図である。
図23および図24は、画像形成装置100,110の操作パネル205にログを表示させるための操作手順を説明するための説明図である。
画像形成装置100,110のOCS300は、操作パネル205に設けられているタッチパネル上のログ取得要求用の操作キーであるログ表示キー(ログ取得キー)1001がタッチ(押下)されると、図23に示すように、通信ログキー1002,SC_Aログキー1003,SC_Bログキー1004,サプライログキー1005を含む各種ログキーを文字表示器のタッチパネル上に表示する。
SCS306は、OCS300からサプライログ表示指示があった場合に、そのサプライログ表示指示に付加された(サプライログ表示指示によって指示された)ログ取得先およびログ出力先(この例ではログ取得元)を判別し、HDD201のサプライログ保存エリア内の各サプライログがそれぞれ保存されている各エリアのうち、その判別したログ取得先のエリアに保存(記憶)されているサプライログを取得する。
OCS300は、SCS306からサプライログおよびそのサプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を受け取ると、そのサプライログを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させる。このとき、サプライログの取得が正常に終了した旨のメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させてもよい。SCS306からサプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)のみを受け取った場合には、サプライログの取得が正常に終了しなかった旨のメッセージを操作パネル205へ出力してそのタッチパネルのログ表示エリア1006上に表示させてもよい。
そして、その取得したSC_Aログを先に判別した出力先であるOCS300へ送信する。このとき、SC_Aログの取得が正常に終了していれば、その旨を示す応答情報(OK)もOCS300へ送信する。SC_Aログの取得が正常に終了しなかった場合には、その旨を示す応答情報(NG)のみをOCS300へ送信する。
以後のSCS306による処理およびOCS300による処理は、サプライログキー1005およびSC_Aログキー1003がタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
SCS306は、OCS300から対応するログ表示指示があった場合に、そのログ表示指示に付加された(ログ表示指示によって指示された)ログ取得先およびログ出力先を判別し、HDD201の対応するログ保存エリア(分割エリア)に保存されている各ログを取得する。
以後のSCS306による処理およびOCS300による処理は、サプライログキー1005およびSC_Aログキー1003がタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
図25は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第2例を示す図である。
画像形成装置100,110のOCS300は、操作パネル205に設けられているタッチパネル上のログ取得要求用の操作キーである図示しないログ印刷キー(ログ取得キー)がタッチされた場合でも、通信ログキー,SC_Aログキー,SC_Bログキー,サプライログキーを含む各種ログキーをタッチパネル上に表示する。
SCS306は、OCS300からサプライログ印刷指示があった場合に、そのサプライログ印刷指示に付加された(サプライログ印刷指示によって指示された)ログ取得元,ログ取得先,およびログ出力先を判別し、その判別したログ取得先のサプライログ保存エリアに保存されている各サプライログを取得する。
そして、各サプライログの取得結果を示す応答情報をOCS300へ送信する。つまり、各サプライログの取得が正常に終了した場合にはその旨を示す応答情報(OK)を、各サプライログの取得が正常に終了しなかった場合にはその旨を示す応答情報(NG)をそれぞれログ取得元のOCS300へ送信する。
その後、各サプライログの取得が正常に終了している場合に、その取得した各サプライログをログ出力先のプリンタアプリ311へ送信する。
プリンタアプリ311は、SCS306から各サプライログを受け取ると、その各サプライログをプロッタエンジンへ出力して用紙上に印刷させる。
SCS306は、OCS300からSC_Aログ印刷指示があった場合に、そのSC_Aログ印刷指示に付加された(SC_Aログ印刷指示によって指示された)ログ取得元,ログ取得先,およびログ出力先を判別し、その判別したログ取得先のSC_Aログ保存エリアに保存されている各SC_Aログを取得する。
以後のSCS306による処理,OCS300による処理,およびプリンタアプリ311による処理は、サプライログキーがタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
SCS306は、OCS300から通信ログ印刷指示があった場合に、その通信ログ印刷指示に付加された(通信ログ印刷指示によって指示された)ログ取得元,ログ取得先,およびログ出力先を判別し、その判別したログ取得先の通信ログ保存エリアに保存されている各通信ログを取得する。
以後のSCS306による処理,OCS300による処理,およびプリンタアプリ311による処理は、サプライログキーがタッチされた場合と略同様なので、説明を省略する。
図26は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第3例を示す図である。
図27および図28は、Webデバイスの表示部にログを表示させるための操作手順を説明するための説明図である。
ウェブデバイスは、ウェブブラウザを用いてインタネット103等のネットワーク経由で通信可能なパソコン等の情報処理装置(外部装置)である。
このウェブデバイスのCPUはそれぞれ、キーボードやポインティングデバイス等の入力部により、図27に示すような表示部上に各種操作を示す画面を表示させることができる。
SCS306は、NCS303からサプライログ取得指示があった場合に、そのサプライログ取得指示に付加された(サプライログ取得指示によって指示された)ログの種類(又はログ取得先)を判別し、その判別したログの種類に対応するサプライログ保存エリア(又はログ取得先のサプライログ保存エリア)に保存されている各サプライログを取得する。
NCS303は、SCS306から各サプライログ(ログ情報)およびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)あるいは各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を受け取ると、その受け取った情報(データ)を示すHTMLメッセージを生成し、そのHTMLメッセージに画像形成装置の識別情報である機番情報を付加し、そのHTMLメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、そのHTTPメッセージをネットワーク経由で先に判別したログ取得元のウェブデバイスへ送信する。
SCS306は、NCS303からSC_Aログ取得指示があった場合に、そのSC_Aログ取得指示に付加された(SC_Aログ取得指示によって指示された)ログの種類を判別し、その判別したログの種類に対応するSC_Aログ保存エリアに保存されている各SC_Aログを取得する。
以後のSCS306による処理,OCS300による処理,ウェブデバイスによる処理は、サプライログ取得キー1014が選択された場合と略同様なので、説明を省略する。
SCS306は、NCS303から通信ログ取得指示があった場合に、その通信ログ取得指示に付加された(通信ログ取得指示によって指示された)ログの種類を判別し、その判別したログの種類に対応する通信ログ保存エリアに保存されている各通信ログを取得する。
各ウェブデバイスのCPUはそれぞれ、いずれかの画像形成装置からネットワーク経由で各通信ログおよびその各通信ログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)を示すHTTPメッセージを受信すると、図28に示すように、そのHTTPメッセージ中の各通信ログを表示部に表示させる。なお、図28は、2個の通信ログを表示する例を示しているが、表示するログの個数は2個に限らない。例えば、図19に示したログ種別保存数決定テーブルに合わせることもできる。
図29は、画像形成装置100,110によるログ取得処理時の通信シーケンスの第4例を示す図である。
サービスセンタの管理装置102の制御装置606は、操作者端末604の入力部により、表示部上に各種操作キーを示す画面を表示させることができる。
図30はHTTPメッセージ内のSOAPメッセージのフォーマット例を、図31はそのHTTPメッセージの主要部分(データ)の構成をそれぞれ示す説明図である。
これらの図を見て分かるように、サプライログやSC_Aログ等のログの取得指示(取得要求)を示すHTTPメッセージのSOAPメッセージは、ログ取得指示の名称(情報取得命令名)および取得したいログの種類(取得情報種類)の情報を有している。ログ取得元(命令送信元)の情報は、HTTPメッセージのヘッダ部に位置する。
SCS306は、NRS305からサプライログ取得指示があった場合に、そのサプライログ取得指示に付加された(サプライログ取得指示によって指示された)ログの種類(又はログ取得先)を判別し、その判別したログの種類に対応するサプライログ保存エリア(又はログ取得先のサプライログ保存エリア)に保存されている各サプライログを取得する。
NRS305は、SCS306から各サプライログおよびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)あるいは各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を受け取ると、その受け取った情報を示すSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージに画像形成装置の識別情報である機番情報を付加し、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成した後、そのHTTPメッセージをインタネット103経由で先に判別したログ取得元の管理装置102へ送信する。
SCS306は、NRS305からSC_Aログ取得指示があった場合に、そのSC_Aログ取得指示に付加された(SC_Aログ取得指示によって指示された)ログの種類を判別し、その判別したログの種類に対応するSC_Aログ保存エリアに保存されている各SC_Aログを取得する。
以後のSCS306による処理,NRS305による処理,管理装置102による処理は、サプライログ取得キーが選択された場合と略同様なので、説明を省略する。
サービスセンタの管理装置102の制御装置606は、操作者端末604の表示部上の各種ログキーのうち、例えばサプライログ取得キーが入力部によって選択されると、サプライログ取得指示(サプライログ取得要求)を示すHTTPメッセージをインタネット103経由でいずれかの仲介装置101へ送信する。このとき、サプライログ取得指示に選択されたサプライログ取得キーに対応するログの種類を付加してSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージにログ取得元の情報を付加してHTTPメッセージを生成する。この場合、ログ取得元がログ出力先を兼ねているが、ログ出力先の情報を別に付加してもよい。
各画像形成装置100のNRS305はそれぞれ、仲介装置101からサプライログ取得指示を示すSOAPメッセージを受信すると、サプライログ取得指示をSCS306へ通知する。
SCS306は、NRS305からサプライログ取得指示があった場合に、そのサプライログ取得指示に付加された(サプライログ取得指示によって指示された)ログの種類(又はログ取得先)を判別し、その判別したログの種類に対応するサプライログ保存エリア(又はログ取得先のサプライログ保存エリア)に保存されている各サプライログを取得する。
NRS305は、SCS306から各サプライログおよびその各サプライログの取得が正常に終了した旨を示す応答情報(OK)あるいは各サプライログの取得が正常に終了しなかった旨を示す応答情報(NG)を受け取ると、その受け取った情報を示すSOAPメッセージを生成し、そのSOAPメッセージを仲介装置101へ送出する。
仲介装置101は、NRS305からSOAPメッセージを受信すると、そのSOAPメッセージに自己の識別情報である仲介装置識別子を付加し、そのSOAPメッセージに基づいてHTTPメッセージを生成し、そのHTTPメッセージをインタネット103経由で先に判別したログ取得元の管理装置102へ送信する。
図32は、画像形成装置100,110のSCS306によるログ取得処理の概略例を示すフローチャートである。
画像形成装置100,110のSCS306は、操作パネル205,ウェブデバイス,管理装置102とのやりとりを制御する各アプリやOCS300,NCS303,NRS305を含む各プログラムのいずれかからログ取得要求があった場合に、図32の処理を開始し、ログ取得要求によって指示されたログ取得先(又はログの種類)を判別する。
次に、ステップS33でHDD201の通信ログ保存エリアからログ種別保存数決定テーブル(図19参照)で定義された数のログを取得し、ステップS34でその取得したログを送信する。
次に、ステップS33でHDD201のSC_Aログ保存エリアからログ種別保存数決定テーブルで定義された数のログを取得し、ステップS34でその取得したログを送信する。
次に、ステップS33でHDD201のサプライログ保存エリアからログ種別保存数決定テーブルで定義された数のログを取得し、ステップS34でその取得したログを送信する。
但し、ステップS31,ステップS35,ステップS37等で通信ログ保存エリア番号キー,SC_Aログ保存エリア番号キー,サプライログ保存エリア番号キー等に対応するログ取得先を判別した場合には、ログ取得エリアをそのログ取得先のエリアに保存されている1個のログのみを取得し、その取得したログを送信する。
例えば、OCS300からログ取得要求があった場合に、取得したログをNCS303又はNRS305に送信する。あるいは、NCS303又はNRS305からログ取得要求があった場合に、取得したログをOCS300又はプリンタアプリ311へ送信する。
また、この第3実施例では、ログの種類別に決定した各分割エリアのうち、ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割エリアに保存されているログを取得するようにしたが、ログの重要度別,作成要因別,又はプログラム別に決定した各分割エリアのうち、ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割エリアに保存されているログを取得するようにすることもできる。
すなわち、画像形成装置100,110のCPUがそれぞれ、操作パネル205又は外部装置(管理装置102やウェブデバイスなど)からログ取得要求があった場合に、そのログ取得要求によって指示されたログ取得先(又はログの種類)およびログ出力先を判別し、HDD201のログ保存エリアの各分割エリアのうち、その判別したログ取得先の分割エリア(又はログの種類に対応する分割エリア)に保存されているログを取得し、その取得したログをログ出力先へ送信させる。
よって、重要なログを機器利用者もしくは機器管理者がコストアップせずに簡単且つ確実に確認することができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
Claims (22)
- 情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを前記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段とを有する電子装置であって、
前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、
ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、
該手段によって取得されたログを前記ログ取得要求によって指示された出力先へ出力するログ出力手段と
を設けたことを特徴とする電子装置。 - 請求項1記載の電子装置において、
前記領域管理手段が、前記ログ生成手段による初めてのログ生成時に、前記管理情報に基づいて前記複数の分割領域を決定する手段を有し、該手段による決定結果に従って前記ログの書き込み先の分割領域を指定する手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項1又は2記載の電子装置において、
前記出力先が、情報を表示する表示部を有する操作手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項1又は2記載の電子装置において、
前記出力先が、情報を印刷する印刷手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項1又は2記載の電子装置において、
外部装置と通信する通信手段を設け、
前記ログ出力手段は、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得手段によって取得されたログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させる手段であることを特徴とする電子装置。 - 請求項5記載の電子装置において、
前記通信手段は、前記外部装置へ送信すべきログを構造化言語形式に変換する手段を有することを特徴とする電子装置。 - 管理装置によりネットワークを介して複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、
前記複数の電子装置にそれぞれ、前記管理装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを前記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段と、前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得手段によって取得されたログに自己の識別情報を付加して前記通信手段によって前記管理装置へ送信させるログ送信手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項7記載の遠隔管理システムにおいて、
ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段を設け、
前記ログ取得手段は、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項7記載の遠隔管理システムにおいて、
前記ログ取得手段は、前記管理装置からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 管理装置によりネットワークおよび複数の仲介装置を介して複数の電子装置を遠隔管理する遠隔管理システムであって、
前記複数の電子装置にそれぞれ、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段と、該手段によって生成されるログを前記記憶手段の所定記憶領域に書き込み、該所定記憶領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御手段と、前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理手段と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得手段と、前記ログ取得要求によって指示されたログ出力先が前記管理装置の場合に、前記ログ取得手段によって取得されたログに自己の識別情報を付加して自己に接続されている仲介装置へ送出するログ送出手段とを設け、
前記複数の仲介装置にそれぞれ、前記管理装置と通信する通信手段と、自己に接続されている電子装置から送られてくるログに自己の識別情報を付加して前記通信手段によって前記管理装置へ送信させるログ送信手段とを設けたことを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項10記載の遠隔管理システムにおいて、
ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段を設け、
前記ログ取得手段は、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 請求項10記載の遠隔管理システムにおいて、
前記ログ取得手段は、前記管理装置から自己に接続されている仲介装置を介してログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得する手段であることを特徴とする遠隔管理システム。 - 情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に該通知に関するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを該ログ取得要求によって指示された出力先へ出力することを特徴とするログ管理方法。 - ログ取得要求用の操作スイッチおよび情報を表示する表示部を有する操作手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
前記操作表示手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記操作表示手段の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記操作手段に出力して前記表示部に表示させることを特徴とするログ管理方法。 - ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、情報を印刷する印刷手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
前記操作手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記印刷手段の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記印刷手段に出力して用紙に印刷させることを特徴とするログ管理方法。 - ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
前記操作手段からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させることを特徴とするログ管理方法。 - 外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段と、ログ管理が必要な複数の処理実行手段のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成手段とを有する電子装置におけるログ管理方法であって、
前記ログ生成手段によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定し、該分割領域に前記ログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きすると共に、
前記外部装置からログ取得要求があり、該ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得した後、該ログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させることを特徴とするログ管理方法。 - 情報を記憶保存する記憶手段を有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、ログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、該機能によって取得されたログを前記ログ取得要求によって指示された出力先へ出力するログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
- ログ取得要求用の操作スイッチおよび情報を表示する表示部を有する操作手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示されたログ出力先が前記操作表示手段の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記操作手段に出力して前記表示部に表示させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
- ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、情報を印刷する印刷手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記操作表示手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記印刷手段の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記印刷手段に出力して用紙に印刷させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
- ログ取得要求用の操作スイッチを有する操作手段と、外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記操作手段からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
- 外部装置と通信する通信手段と、情報を記憶保存する記憶手段とを有する電子装置を制御するコンピュータに、ログ管理が必要な複数の処理実行機能のいずれかから所定の通知があった場合に、該通知に関するログを生成するログ生成機能と、該機能によって生成されるログをグループ分けして保存できるように前記所定記憶領域を複数に分割して複数の分割領域を管理するための管理情報を持ち、該管理情報に基づいて前記ログの書き込み先の分割領域を指定する領域管理機能と、該機能によって指定された分割領域に前記ログ生成機能によって生成されるログを書き込み、該分割領域に空きがなくなった場合に最も古いログに上書きするログ書込制御機能と、前記外部装置からログ取得要求があった場合に、該ログ取得要求によって指示されたログ取得先の分割領域に記憶されているログを取得するログ取得機能と、前記ログ取得要求によって指示された出力先が前記外部装置の場合に、前記ログ取得機能によって取得されたログを前記通信手段によって前記外部装置へ送信させるログ出力機能とを実現させるためのプログラム。
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