JP2012192697A - タイヤ加硫成形用金型およびタイヤの製造方法 - Google Patents

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【課題】コストダウンを図りつつ商品価値を高める上で有利なタイヤ加硫成形用金型を提供すること。
【解決手段】各セクター20は、トレッド面を成形用の金型面26と、縦溝成形用の縦溝成形骨28と、ウェアインジケータ成形用の凹部30とを備えている。凹部30は、周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aを含んだ箇所毎に形成されている。分割面20Aにおいて周方向に互いに隣り合う各セクター20のウェアインジケータ成形用凹部30を形成する箇所の一方に、金型面26からの寸法が互いに異なる高所32と低所34のうちの一方が形成されると共に、ウェアインジケータ成形用凹部30を形成する箇所の他方に、高所32と低所34のうちの他方が形成されている。周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aが合わされた状態で、高所32と低所34とで段差36が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、セクショナルタイプのタイヤ加硫成形用金型に関し、より詳細には、トレッド面またはショルダー部の表面に縦溝や横溝を有するタイヤを製造するためのセクショナルタイプのタイヤ加硫成形用金型とそれを用いたタイヤの製造方法に関する。
セクショナルタイプのタイヤ加硫成形用金型は、タイヤの周方向に分割された複数のセクターを備え、各セクターは、タイヤのトレッド面およびショルダー部の表面を成形するための金型面と、前記金型面から突設された前記トレッド面および前記表面に縦溝または横溝を成形するための溝成形骨とを備えている。
そして、タイヤの加硫成形工程において、開かれた各セクターの内側にグリーンタイヤを位置させ、各セクターおよび一対のサイドプレートや一対のビードリングなどからなる金型を閉じ、高温、高圧の加硫媒体を供給してグリーンタイヤの内側からブラダーを膨張させ、加硫媒体および金型によりグリーンタイヤを加熱することが行われる。
この場合、各セクターを閉じると、各セクターの金型面がグリーンタイヤの表面に押し付けられ、また、溝成形骨がグリータイヤの表面に潜り込んでいく。
そのため、溝成形骨により押し出されたゴムは、溝成形骨の突出方向で金型の分割面側に流れ込み、金型の分割面の箇所において溝成形骨の先部でゴムが挟まれ易くなる。
そのため、成形されたタイヤの縦溝や横溝の底部に、分割面により挟まれたゴムの薄い膜すなわちオーバーフローが発生し易い。
特開2004−188648
タイヤの溝の底部にこのようなオーバーフローが形成されると、見栄えが悪く、売り物にならないため、手作業によりこのようなオーバーフローを取り除かなければならない。
一方、タイヤのトレッド面の縦溝の底部にウェアインジケータが突出形成され、タイヤの摩耗によりウェアインジケータがトレッド面に露出すると、縦溝または横溝の深さが1.6mmになったことが示され、タイヤの摩耗限界が知らされる。
本発明は、ウェアインジケータのような縦溝または横溝の底部に設けられる凸部に着目して案出されたものであって、本発明の目的は、コストダウンを図りつつ商品価値を高める上で有利なタイヤ加硫成形用金型とそれを用いたタイヤの製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、タイヤの周方向に分割された複数のセクターを備え、各セクターは、タイヤのトレッド面およびショルダー部の表面を成形するための金型面と、前記金型面から突設され前記トレッド面または前記表面に縦溝または横溝を成形するための溝成形骨とを備えるセクショナルタイプのタイヤ加硫成形用金型であって、前記縦溝または前記横溝の底部に凸部を成形するための凹部が、周方向において互いに隣り合うセクターの分割面を含んだ前記溝成形骨の箇所に形成されており、前記分割面において周方向に互いに隣り合う前記各セクターの前記凹部を形成する箇所の一方に、前記金型面からの寸法が互いに異なる高所と低所のうちの一方が形成されると共に、互いに隣り合う前記各セクターの前記凹部を形成する箇所の他方に、前記高所と低所のうちの他方が形成され、前記周方向に互いに隣り合うセクターの分割面が合わされた状態で、前記高所と低所とで段差が形成されることを特徴とする。
また、本発明は、タイヤの周方向に分割された複数のセクターを開き、その内側にグリーンタイヤを位置させたのち各セクターを閉じ、グリーンタイヤの内側からブラダーを膨張させてグリーンタイヤを加硫成形するタイヤの製造方法において、前記セクターとして上記のタイヤ加硫成形用金型を構成するセクターを用いることを特徴とする。
本発明によれば、タイヤの加硫成形工程において、開かれた各セクターの内側にグリーンタイヤを位置させ、各セクターを閉じると、各セクターの金型面がグリーンタイヤの表面に押し付けられ、また、溝成形骨がグリータイヤの表面に潜り込んでいく。
そして、溝成形骨により押し出されたゴムがセクターの分割面の箇所に流れ込む。
しかしながら、周方向に隣り合うセクターの分割面が合わされる箇所で溝成形骨の先部に段差が形成されているため、溝成形骨により押し出されたゴムは段差の箇所に一旦収容されることで、溝成形骨の先部で挟まれにくくなり、溝内でのオーバーフローの発生が抑制される。
タイヤ加硫成形用金型の断面図である。 第1の実施の形態のトレッド面成形用の金型面および縦溝成形骨ならびに段差を含んだウェアインジケータ成形用凹部部分の斜視図である。 第1の実施の形態の縦溝成形骨および段差を含んだウェアインジケータ成形用凹部部分の説明図である。 (A)はセクターが閉じる際の分割面における段差の作用の説明図、(B)はセクターが閉じる際に分割面でゴムが挟まれる状態の説明図である。 第1の実施の形態の他の縦溝成形骨および段差を含んだウェアインジケータ成形用凹部部分の説明図である。 第1の実施の形態の他の縦溝成形骨および段差を含んだウェアインジケータ成形用凹部部分の説明図である。 第2の実施の形態のショルダー部の表面の成形用の金型面およびラグ溝成形骨ならびに段差を含んだ凹部部分の斜視図である。
以下、本発明のタイヤ加硫成形用金型とそれを用いたタイヤの製造方法の実施の形態を図面にしたがって説明する。
まず、図1〜図3を参照して第1の実施の形態から説明する。
図1に示すように、タイヤ加硫成形用金型10はセクショナルタイプであり、トレッド部12とその両側のショルダー部14を成形するための複数のセクター20と、サイドウォール部16を成形するための一対のサイドプレート22と、ビード部18を成形するための一対のビードリング24とを備えている。
複数のセクター20は、タイヤTのトレッド部12の周方向に間隔をおいた箇所で分割されており、各セクター20は、図2に示すように、金型面26と、縦溝成形骨28および横溝成形骨(不図示)と、ウェアインジケータ成形用凹部30とを含んでいる。
金型面26は、タイヤTのトレッド面を成形するためのものである。
縦溝成形骨28は、トレッド面にタイヤ周方向に延在する縦溝2002を成形するためのものであり、金型面26から突出している。
図3に示すように、ウェアインジケータ成形用凹部30は、縦溝2002(図1参照)の底部にウェアインジケータを成形するもので、周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aを含んだ箇所毎に、全ての縦溝成形骨28の突出方向の先部に形成されている。すなわち、本実施の形態のタイヤ加硫成形用金型10によれば、全ての縦溝2002の底部でセクター20の分割面20Aの箇所毎にウェアインジケータが形成される。
そして、分割面20Aにおいて周方向に互いに隣り合う各セクター20のウェアインジケータ成形用凹部30を形成する箇所の一方に、金型面26からの寸法が互いに異なる高所32と低所34のうちの一方が形成されると共に、互いに隣り合う各セクター20のウェアインジケータ成形用凹部30を形成する箇所の他方に、高所32と低所34のうちの他方が形成されている。
したがって、周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aが合わされた状態で、高所32と低所34とで段差36が形成される。
本実施の形態では、分割面20Aに形成されたウェアインジケータ成形用凹部30は、底面3002と、底面3002の一側から斜めに起立する傾斜面3004と、底面3002の他側からほぼ直角に起立する起立面3006と、起立面3006の上端から斜めに起立する傾斜面3008とで構成されている。そして、高所32が起立面3006の上端で構成され、低所34が底面3002で構成されている。
次に、作用、効果について説明する。
タイヤの加硫成形工程において、図1に示すように、開かれた各セクター20の内側にグリーンタイヤを位置させ、各セクター20および一対のサイドプレート22、一対のビードリング24を閉じ、高温、高圧の加硫媒体を供給してグリーンタイヤの内側からブラダー50を膨張させ、加硫媒体および金型によりグリーンタイヤを加熱することが行われる。
この場合、開かれた各セクター20の内側にグリーンタイヤを位置させ、各セクター20を閉じると、各セクター20の金型面26がグリーンタイヤの表面に押し付けられ、また、縦溝成形骨28がグリータイヤの表面に潜り込んでいく。
そして、縦溝成形骨28により押し出されたゴムがセクター20の分割面20Aの箇所に流れ込む。
しかしながら、図4(A)で示すように、周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aが合わされる箇所で縦溝成形骨28の先部に段差36が形成されているため、縦溝成形骨28により押し出されたゴムRは、段差36の箇所に一旦収容されることで、図4(B)で示す段差36がない場合に比べて、縦溝成形骨28の先部で挟まれにくくなり、縦溝2002内でのオーバーフローの発生が抑制される。
したがって、加硫成形後のタイヤの縦溝2002内でのオーバーフローの取り除き作業を省略でき、タイヤのコストダウンを図りつつ商品価値を高める上で有利となる。
しかも、段差36は、ウェアインジケータ成形用凹部30を利用することで簡単に制作でき、セクター20の低コストを図りつつオーバーフローの発生を抑制することができる。
なお、ウェアインジケータ成形用凹部30に形成される段差36の形状は、上記の実施の形態の形状に限定されず、従来公知の様々な形状が適用可能である。
例えば、図5に示すように、分割面20Aに形成されたウェアインジケータ成形用凹部30を、底面3002と、底面3002の一側から斜めに起立する傾斜面3004と、底面3002の他側からほぼ直角に起立する起立面3006とで構成してもよく、この場合には、高所32が起立面3006の上端で構成され、低所34が底面3002で構成されることになる。
また、図6(A)乃至(C)に示すように、周方向に互いに隣り合う各セクター20の凹部30を形成する箇所の少なくとも一方で分割面20Aを含んだ箇所を、セクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成してもよい。
セクター20は多くの場合にアルミ製であり、セクター20がアルミ製の場合には、セクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38として、スチールやステンレスなどが使用可能である。
このように凹部30を形成する箇所の少なくとも一方で分割面20Aを含んだ箇所を、セクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成すると、ウェアインジケータの表面の光沢を他の箇所よりも出すことができ、ウェアインジケータの視認性を向上させ、特に、店頭で販売する際にタイヤのデザインにアクセントを付け購買意欲を喚起させる上で有利となる。
また、セクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38を、分割面20Aを含んだ箇所に設けるので、材料38をセクター20に簡単に取り付ける上でも有利となる。
図6(A)の場合は、周方向に互いに隣り合う各セクター20のうちの一方のセクター20の起立面3006、高所32、分割面20Aを含んだ部分をセクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成したものである。
図6(B)の場合は、周方向に互いに隣り合う各セクター20のうちの一方のセクター20の底面3002、低所34、分割面20Aを含んだ部分をセクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成したものである。
図6(C)の場合は、周方向に互いに隣り合う双方のセクター20の分割面20Aを含んだ箇所を、セクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成したものである。すなわち、一方のセクター20では、起立面3006、高所32、分割面20Aを含んだ部分をセクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成しており、また、他方のセクター20では、底面3002、低所34、傾斜面3004、分割面20Aを含んだ部分をセクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成している。
つぎに、図6を参照して本発明の第2の実施の形態について、第1の実施の形態と同様な箇所、部材に統一の符号を付して説明する。
第2の実施の形態では、タイヤのデザイン性を向上させるため、タイヤのショルダー部に表面にラグ溝を設けたタイヤに本発明を適用したものである。すなわち、セクター20の分割面20Aに位置するラグ溝成形骨40の箇所に段差48を有する凹部42を設けたものである。言い換えると、タイヤのショルダー部に表面に、タイヤ周方向と交差する方向に延在するラグ溝がタイヤの周方向に間隔をおいて設けられているタイヤにおいて、セクター20の分割面20Aの箇所毎に、ラグ溝を位置させ、かつ、ラグ溝の底部に段差を有する凸部を設けたものである。
より詳細に説明すると、セクショナルタイプのタイヤ加硫成形用金型を構成する各セクター20は、タイヤのトレッド面およびショルダー部の表面を成形するための金型面26と、ショルダー部の表面を成形するための金型面26から突設されタイヤのショルダー部の表面にラグ溝を成形するためのラグ溝成形骨40と、ラグ溝成形骨40に形成されラグ溝の底部に凸部を成形するための凹部42とを備えている。
ラグ溝成形骨40は、トレッド部から離れるにつれて金型面26からの高さが次第に低くなるように形成されている。
ラグ溝成形骨40と凹部42とは、周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aを含んだ箇所毎に形成されている。すなわち、本実施の形態のタイヤ加硫成形用金型10によれば、セクター20の分割面20Aの毎にラグ溝および凸部が形成される。
そして、分割面20Aにおいて周方向に互いに隣り合う各セクター20の凹部42を形成する箇所の一方に、金型面26からの寸法が互いに異なる高所44と低所46のうちの一方が形成されると共に、互いに隣り合う各セクター20の凹部42を形成する箇所の他方に、高所44と低所46のうちの他方が形成されている。
したがって、周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aが合わされた状態で、高所44と低所46とで段差48が形成される。
次に、作用、効果について説明する。
タイヤの加硫成形工程において、図1に示すように、開かれた各セクター20の内側にグリーンタイヤを位置させ、各セクター20および一対のサイドプレート22、一対のビードリング24を閉じ、高温、高圧の加硫媒体を供給してグリーンタイヤの内側からブラダー50を膨張させ、加硫媒体および金型によりグリーンタイヤを加熱することが行われる。
この場合、開かれた各セクター20の内側にグリーンタイヤを位置させ、各セクター20を閉じると、各セクター20の金型面26がグリーンタイヤの表面に押し付けられ、また、ラグ溝成形骨40がグリータイヤの表面に潜り込んでいく。
そして、ラグ溝成形骨40により押し出されたゴムがセクター20の分割面20Aの箇所に流れ込む。
しかしながら、周方向に隣り合うセクター20の分割面20Aが合わされる箇所でラグ溝成形骨40の先部に段差48が形成されているため、ラグ溝成形骨40により押し出されたゴムは、段差48の箇所に一旦収容されることで、ラグ溝成形骨40の先部で挟まれにくくなり、ラグ溝内でのオーバーフローの発生が抑制される。
したがって、加硫成形後のタイヤのラグ溝内でのオーバーフローの取り除き作業を省略でき、タイヤのコストダウンを図りつつ商品価値を高める上で有利となる。
なお、この実施の形態でも、周方向に互いに隣り合う各セクター20の凹部30を形成する箇所の少なくとも一方で分割面20Aを含んだ箇所を、セクター20の母材よりも高い硬度を有する材料38で構成してもよいことは無論のことである。
10……タイヤ加硫成形用金型、20……セクター、20A……分割面、26……金型面、28……縦溝成形骨、30……ウェアインジケータ成形用凹部、32……高所、34……低所、36……段差、40……ラグ溝成形骨、42……凹部、44……高所、46……低所、48……段差。

Claims (5)

  1. タイヤの周方向に分割された複数のセクターを備え、各セクターは、タイヤのトレッド面およびショルダー部の表面を成形するための金型面と、前記金型面から突設され前記トレッド面または前記表面に縦溝または横溝を成形するための溝成形骨とを備えるセクショナルタイプのタイヤ加硫成形用金型であって、
    前記縦溝または前記横溝の底部に凸部を成形するための凹部が、周方向において互いに隣り合うセクターの分割面を含んだ前記溝成形骨の箇所に形成されており、
    前記分割面において周方向に互いに隣り合う前記各セクターの前記凹部を形成する箇所の一方に、前記金型面からの寸法が互いに異なる高所と低所のうちの一方が形成されると共に、互いに隣り合う前記各セクターの前記凹部を形成する箇所の他方に、前記高所と低所のうちの他方が形成され、
    前記周方向に互いに隣り合うセクターの分割面が合わされた状態で、前記高所と低所とで段差が形成される、
    ことを特徴とするタイヤ加硫成形用金型。
  2. 前記溝成形骨は、トレッド面に形成される縦溝の成形用であり、
    前記凹部はウェアインジケータの成形用である、
    ことを特徴とする請求項1記載のタイヤ加硫成形用金型。
  3. 前記溝成形骨は、ショルダー部の表面に形成されるラグ溝の成形用であり、
    前記凹部は、ラグ溝の底部に形成される凸部の成形用である、
    ことを特徴とする請求項1記載のタイヤ加硫成形用金型。
  4. 周方向に互いに隣り合う前記各セクターの前記凹部を形成する箇所の少なくとも一方で前記分割面を含んだ箇所は、前記セクターの母材よりも高い硬度を有する材料で構成されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至3に何れか1項記載のタイヤ加硫成形用金型。
  5. タイヤの周方向に分割された複数のセクターを開き、その内側にグリーンタイヤを位置させたのち各セクターを閉じ、グリーンタイヤの内側からブラダーを膨張させてグリーンタイヤを加硫成形するタイヤの製造方法において、
    前記セクターとして請求項1〜4に何れか1項記載のタイヤ加硫成形用金型を構成するセクターを用いる、
    ことを特徴とするタイヤの製造方法。
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