JP2012183954A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、溝を無くすことを抑制しつつトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を配設した空気入りタイヤを提供することにより、スパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を大幅に向上させることを目的とする。
【解決手段】トレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を有する空気入りタイヤであって、トレッド踏面の少なくとも一部に、細溝によって区画された小ブロックを互いに密集させてなる小ブロック群が設けられ、小ブロック群における単位実接地面積当たりの小ブロック群の個数密度が0.0028個/mm2〜0.013個/mm2であり、小ブロックの少なくとも一部が、スパイクピン打ち込み用の穴を有する、穴配設小ブロックであることを特徴とする、空気入りタイヤ。
【選択図】図2A

Description

本発明は、空気入りタイヤに関し、特に、トレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を有する空気入りタイヤに関する。
氷雪路面上での走行性能を向上させた空気入りタイヤとして、トレッド踏面に配設した穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤが知られている。そして、空気入りスパイクタイヤでは、スパイクピン打ち込み用の穴に打ち込まれたスパイクピンが氷雪を引っ掻くことにより、空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上における制動性や駆動性などの走行性能を確保している。
ここで、トレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を有する従来の空気入りタイヤのトレッド踏面の一部を図3に示す。スパイクピン打ち込み用の穴26は、一般に、タイヤ赤道CLを中心としたタイヤ幅方向における所定の範囲内に、タイヤ周方向に複数列(図3では、タイヤ幅方向片側について、L1〜L4の4列)配設される。また、スパイクピン打ち込み用の穴26は、各列においてタイヤ周方向に一定のピッチP0で配設される。
スパイクピン打ち込み用の穴の配設にあたっては、スパイクピンのピン抜けを防止するために、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲の剛性を確保する必要がある。そのため、従来の空気入りタイヤでは、スパイクピン打ち込み用の穴26の周囲に、溝やサイプを形成しない平滑領域25を設けている。
一方、氷雪路面上での走行性能を向上させた空気入りタイヤのトレッド踏面には、通常、氷雪路面上での排水性等を確保するために、所望のパターンで溝等が形成される。
しかしここで、空気入りタイヤのトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を配設しようとすると、スパイクピン打ち込み用の穴の配設位置と溝の形成位置とが干渉することがある。しかし、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲には平滑領域が必要となるため、穴の配設位置と溝の形成位置とが干渉する場合、トレッド踏面に所望のパターンで溝等を形成することができない。
そのため、従来のスパイクピン打ち込み用の穴を有する空気入りタイヤでは、図3に示すように、トレッド踏面21において、スパイクピン打ち込み用の穴26の配設を優先させ、溝22等を形成するパターンを変更している。すなわち、スパイクピン打ち込み用の穴を一定のピッチP0でトレッド踏面21に配設するために、一部の溝22を無くした(すなわち、溝の形成をやめてパターンを変更した)トレッド踏面としている(図3に、無くした溝28を破線で示す)。そして、スパイクピン打ち込み用の穴26に打ち込まれたスパイクピンのピン抜けを防止するために、スパイクピン打ち込み用の穴26の周囲を平滑領域25としたパターンを形成している(例えば、特許文献1, 2参照)。
特開2007−50718号公報 特開2009−23604号公報
上記従来のトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を有する空気入りタイヤにおいては、溝等の形成よりもスパイクピン打ち込み用の穴の配設を優先させることによりスパイクピンを打ち込んだ際のピン抜けを防止することができる。また、トレッド踏面に一定のピッチで配設したスパイクピン打ち込み用の穴に、氷雪を引っ掻くスパイクピンを打ち込むことにより空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を向上させることができる。しかしその反面、溝を無くすことにより、空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での排水性が低下してしまうという一面も有していた。そのため、従来の空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んでなる空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能は向上しにくかった。
そこで、本発明は、溝を無くすことを抑制しつつトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を配設した空気入りタイヤを提供することにより、スパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を大幅に向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を有利に解決することを目的とするものであり、本発明の空気入りタイヤは、トレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を有する空気入りタイヤであって、前記トレッド踏面の少なくとも一部に、細溝によって区画された小ブロックを互いに密集させてなる小ブロック群が設けられ、該小ブロック群における単位実接地面積当たりの前記小ブロックの個数密度が0.0028個/mm2〜0.013個/mm2であり、前記小ブロックの少なくとも一部が、前記スパイクピン打ち込み用の穴を有する、穴配設小ブロックであることを特徴とする。このように、前記小ブロックの少なくとも一部を穴配設小ブロックとすれば、トレッド踏面において溝を無くすことを抑制しつつトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を配設することができる。また、トレッド踏面の少なくとも一部に、細溝によって区画された小ブロックを互いに密集させてなる小ブロック群を設けることにより、トレッド踏面におけるスパイクピン打ち込み用の穴の配設位置の自由度を向上させることができる。従って、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を大幅に向上させることができる。ここで、本発明の空気入りタイヤは、小ブロック群における単位実接地面積当たりの小ブロックの個数密度を0.0028個/mm2〜0.013個/mm2とする必要がある。0.0028個/mm2以上とすれば空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの接地性およびエッジ効果が高まるため、空気入りスパイクタイヤの氷上性能を確保することができ、個数密度を0.013個/mm2以下とすれば、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲のトレッド部の剛性を確保し、スパイクピンのピン抜けを防止することができる。
単位実接地面積当たりの小ブロックの個数密度(個/mm2)とは、小ブロック群GBにおける小ブロックの基準ピッチ長さをQ(mm)、小ブロック群GBの幅をW(mm)、基準ピッチ長さPと小ブロック群GBの幅Wとで区画される小ブロック群GBの基準区域Z内に存在する小ブロックの個数をa(個)、基準区域Z内のネガティブ率をN(%)としたとき、a/{Q×W×(1−N/100)}で与えられる値である。
小ブロックの基準ピッチ長さPとは、小ブロック群GBを構成する小ブロックの繰り返し模様の最小単位のタイヤ周方向幅を指すものとする。例えば1つの小ブロックと該小ブロックにタイヤ周方向に隣接する小ブロックを区画する溝とによってトレッド踏面の繰り返し模様が規定されている場合は、小ブロック1個のタイヤ周方向長さと該小ブロックのタイヤ周方向に隣接する溝1個分のタイヤ周方向長さとを加えた長さである。
小ブロック群GBの幅Wとは、小ブロックを密集させてなる小ブロック群GBのトレッド幅方向長さである。例えば小ブロック群がトレッド踏面全体に存在する場合は、トレッド踏面の接地幅を指すものとする。
実接地面積とは、実際に路面に接地する部分の面積をいい、路面に接地するトレッド踏面部分の面積から該トレッド踏面部分の溝面積を差し引いた面積に相当する。そして、小ブロック群GBの実接地面積とは、小ブロック群GBの基準区域Z内にある全小ブロックの実接地面積をいうものとし、言い換えれば、基準区域Zの面積から個々の小ブロックを区画している溝の面積を差し引いた面積である。なお、本発明ではスパイクピン打ち込み用の穴を配設した小ブロック部分の面積は実接地面積に含めるものとする。
基準区域Z内のネガティブ率Nとは、基準区域Zの面積に対する基準区域Z内の溝の面積の割合である。
ここで、基準区域Z内の小ブロックを数える際に、小ブロックが基準区域Zの内外に跨って存在し、1個として数えることができない場合には、基準区域Zに跨る小ブロックの面積に対する基準区域Z内に位置する小ブロック部分の面積の比率を用いて計算するものとする。
また、本発明の空気入りタイヤは、前記小ブロックの表面積が、75mm2〜350mm2であることが好ましい。小ブロックの表面積を75mm2以上とすれば、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲のトレッド部の剛性を確保し、スパイクピンのピン抜けを防止することができ、また、350mm2以下とすれば、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの接地性およびエッジ効果が高まるため、空気入りスパイクタイヤの氷上性能を確保することができるからである。
なお、小ブロックの表面積とは、小ブロックの実接地面積そのものを指すものとし、スパイクピン打ち込み用の穴を配設する小ブロック部分の面積は実接地面積に含めるものとする。
更に、本発明の空気入りタイヤは、前記スパイクピン打ち込み用の穴の数が、タイヤ全周で30個〜200個であることが好ましい。スパイクピン打ち込み用の穴の数を上記個数とすれば、諸国の法例に定められるスパイクピン打ち込み本数に対応することができるからである。
更に、本発明の空気入りタイヤは、前記トレッド踏面の少なくとも一部に、略タイヤ周方向に延びる一本以上の太溝および略タイヤ幅方向に延びる複数本の太溝の少なくとも一方を有し、前記小ブロック群が、前記太溝によって区画されることが好ましい。小ブロック群が太溝によって区画されるようにすれば、太溝において、特に両太溝どうしが交わる部分において、雪柱が形成されやすくなり、雪柱せん断力が高まるため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの雪上性能を向上させることができると共に、トレッド踏面の排水性を高めることができる。そのため、空気入りスパイクタイヤの氷雪上性能を更に向上させることができるからである。
なお、本発明における「略タイヤ周方向」とは、厳密にタイヤ周方向と平行であるという限定的な意味ではなく、タイヤ周方向に延びる方向を指す。同様に、本発明における「略タイヤ幅方向」とは、厳密にタイヤ幅方向と平行であるという限定的な意味ではなく、タイヤ幅方向に延びる方向を指す。
更に、本発明の空気入りタイヤは、前記穴配設小ブロック以外の小ブロックが、サイプを有することが好ましい。前記穴配設小ブロック以外の小ブロックにサイプを設ければ、トレッド踏面におけるエッジ効果および排水性が高まるため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪上性能を更に向上させることができるからである。
更に、本発明の空気入りタイヤは、前記細溝の幅が、0.5mm〜2.0mmであることが好ましい。前記細溝の幅を0.5mm以上とすれば、雪上走行時に雪柱が形成されやすくなり、雪柱せん断力が高まるため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ本発明の空気入りタイヤの雪上性能を確保することができ、また、細溝の幅を2.0mm以下とすれば、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの湿潤路面、乾燥路面および氷雪路面での走行性能を確保することができるからである。
本発明の空気入りタイヤによれば、溝を無くすことを抑制しつつトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を配設した空気入りタイヤを提供することにより、スパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を大幅に向上させることができる。
本発明の第一実施形態の空気入りタイヤのトレッド踏面の一部を示す図である。 図1Aに示すトレッド踏面に設けられた小ブロック群GBの一部を拡大して示す図である。 本発明の第二実施形態の空気入りタイヤのトレッド踏面の一部を示す図である。 図2Aに示すトレッド踏面に設けられた小ブロック群GBの一部を拡大して示す図である。 従来の空気入りタイヤのトレッド踏面の一部を示す図である。
本発明の空気入りタイヤは、例えば、トレッド部と、該トレッド部の両側部からタイヤ径方向内方に延びる一対のサイドウォール部と、各サイドウォール部からタイヤ径方向内方に延びるビード部とにわたってトロイド状に延びるカーカスと、該カーカスのタイヤ径方向外方に配置されたベルトとを有する。そして、本発明の空気入りタイヤは、トレッド端間のトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を有し、該穴にスパイクピンを打ち込むことで空気入りスパイクタイヤとして使用される。
本発明の第一実施形態の空気入りタイヤのトレッド踏面の一部を図1Aに、本発明の第二実施形態の空気入りタイヤのトレッド踏面の一部を図2Aに示す。
なお、以下では、同様の要素には同一の符号を付し、同様の要素に係る説明を省略する。
本発明の第一実施形態の空気入りタイヤは、図1Aに示すように、両トレッド端8の間にあるトレッド踏面1に、小ブロック3を互いに密集させてなる小ブロック群GBを有する。小ブロック3は、図1Bに示すように、タイヤ幅方向に延びる溝2a、およびタイヤ周方向に対して傾斜する方向(図1Bでは45°の方向)に延びる細溝2bによって区画されてなり、平面視八角形状をしている。また、小ブロック3はタイヤ周方向に沿って並べられ、タイヤ幅方向に複数列をなす(図1Aでは13列)。小ブロック3は隣り合う小ブロック同士で互いに半ピッチずらして千鳥格子状に配列されている。
小ブロック3には、スパイクピン打ち込み用の穴6およびサイプ7のいずれか一方が配設されている。以下、スパイクピン打ち込み用の穴6を配設した小ブロックを穴配設小ブロック12とし、サイプ7を配設した小ブロックをサイプ配設小ブロック13とする。
穴配設小ブロックにおいては、スパイクピンのピン抜けを防止するためにスパイクピン打ち込み用の穴の周囲の剛性を確保する必要がある。そのため、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲を、サイプを形成しない平滑領域としている。
なお、本実施形態ではスパイクピン打ち込み用の穴6は、穴配設小ブロック12の略中央部に配設されている。
このように、小ブロック群の少なくとも一部の小ブロックを穴配設小ブロックとすることにより、スパイクピン打ち込み用の穴を一定のピッチでトレッド踏面に配設する際に、穴の配設位置と溝の形成位置とが干渉することを低減することができる。そのため、トレッド踏面に形成した所望のパターンの溝を無くすことを抑制しつつ、トレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を配設することができる。そこで、氷雪路面上での排水性等を確保することができる。従って、トレッド踏面に穴配設小ブロックを設けることにより、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を向上させることができる。
小ブロック群GBを構成する小ブロック3は、単位実接地面積当たりの個数密度を0.0028個/mm2〜0.013個/mm2として配設されている。
ここで、単位実接地面積当たりの小ブロックの個数密度(個/mm2)を定義する。すなわち、小ブロック群GBにおける小ブロックの基準ピッチ長さをP(mm)、小ブロック群GBの幅をW(mm)、基準ピッチ長さQと小ブロック群GBの幅Wとで区画される、小ブロック群GBの基準区域Z(図1Aでは、領域Zとし、斜線で示す)内に存在する小ブロックの個数をa(個)、基準区域Z内のネガティブ率をN(%)としたとき、a/{Q×W×(1−N/100)}で与えられる値を、単位実接地面積当たりの小ブロックの個数密度(個/mm2)とする。
本実施形態においては、図1Aに示すように、1つの小ブロックと該小ブロックを区画する溝2によってトレッド踏面1の繰り返し模様が規定されている。ここで、図1Bに示すように、基準ピッチ長さQ1は、タイヤ周方向に隣接する小ブロック同士を隔てる溝2aのタイヤ周方向幅d1の半分の値d1/2を小ブロック3のタイヤ周方向両側にそれぞれ加えた値、すなわち小ブロック3のタイヤ周方向幅D1に2×d1/2を加えた値D1+d1である。
小ブロックの個数密度を0.0028個/mm2以上とすれば空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの接地性およびエッジ効果が高まるため、空気入りスパイクタイヤの氷上性能を確保することができ、個数密度を0.013個/mm2以下とすれば、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲のトレッド部の剛性を確保し、スパイクピンのピン抜けを防止することができる。
このように、小ブロックにスパイクピン打ち込み用の穴を配設し、小ブロック3を互いに密集させてなる小ブロック群GBを設け、単位実接地面積当たりの小ブロックの個数密度を0.0028個/mm2〜0.013個/mm2とすることにより、トレッド踏面におけるスパイクピン打ち込み用の穴の配設位置を多数用意することができる。そのため、空気入りタイヤのトレッド踏面におけるスパイクピン打ち込み用の穴の配設位置の自由度を向上させることができる。
また、小ブロック群GBにおいて、穴配設小ブロック12は、空気入りタイヤのタイヤ赤道CLを中心としたタイヤ幅方向における所定の範囲内、例えばタイヤ赤道を中心としてトレッド半幅の25%の位置からトレッド半幅の90%の位置までの範囲内にある、10本(図1Aでは、タイヤ幅方向片側については、l11〜l15の5本)のタイヤ周方向線上に、タイヤ周方向に一定のピッチP1で配設される。このように、スパイクピン打ち込み用の穴を、タイヤ赤道CLを中心としたタイヤ幅方向における所定の範囲内にある複数のタイヤ周方向線上にタイヤ周方向に一定のピッチPで配設することにより、スパイクピン打ち込み用の穴に打ち込まれたスパイクピンがトレッド踏面においてタイヤ周方向およびタイヤ幅方向について均等に氷雪路面を引っ掻くことができる。そのため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を更に向上させることができる。
本発明の空気入りタイヤでは、穴配設小ブロックの列数および穴配設小ブロックを配設するピッチPは、実施形態によって異なるものとすることができるが、諸国の法例に定められるスパイクピン打ち込み本数に対応できるように、穴配設小ブロックの数、すなわちスパイクピン打ち込み用の穴の数は、タイヤ全周のトレッド踏面について30個〜200個であることが好ましい。
穴配設小ブロックに配設されるスパイクピン打ち込み用の穴は、打ち込まれるスパイクピンの径に合わせた大きさであり、スパイクピンの直径は、例えば2.0mm〜3.0mmである。通常は、トレッド部の剛性を確保する観点から、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲少なくとも5mm以内の領域を平滑領域とする。
一方、サイプ配設小ブロック13にはサイプ7が設けられている。本実施形態の空気入りタイヤでは、小ブロック13にタイヤ幅方向に直線状に延びるサイプ7が2本設けられている。
なお、サイプの本数は適宜変更することができ、サイプの幅は例えば、0.3mm〜0.7mmとすることができる。このように、小ブロックにサイプを設けることにより、トレッド踏面におけるエッジ効果および排水性が高まるため、この空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪上性能を更に向上させることができる。
穴配設小ブロック12とサイプ配設小ブロック13とからなる小ブロック群GBを構成する小ブロック3の表面積、例えば全ての小ブロック3の表面積は、75mm2〜350mm2であることが好ましい。小ブロックの表面積を75mm2以上とすれば、穴配設小ブロックについて、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲のトレッド部の剛性を確保し、スパイクピンのピン抜けを防止することができる。また、小ブロックの表面積を350mm2以下とすれば、接地性およびエッジ効果が高まるため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷上性能を確保することができる。
ここで、図1Bに示すように、小ブロック群GBにおいて、平面視正八角形状である小ブロック3のタイヤ周方向辺3aおよびタイヤ幅方向辺3b、ならびに残りの辺3cが、それぞれタイヤ幅方向に延びる溝2a、およびタイヤ周方向に対して傾斜する方向(図1Bでは45°)に延びる細溝2bによって区画されている。このとき、細溝2bの幅が、0.5mm〜2.0mmの範囲内であることが好ましい。細溝の幅を0.5mm以上とすれば、雪柱の雪柱が形成されやすくなり、雪柱せん断力が高まる。そのため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの雪上性能を確保することができる。また、細溝の幅を2.0mm以下とすれば、小ブロックの剛性を確保することができる。そのため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの湿潤路面と乾燥路面とでの走行性能を確保することができる。
なお、細溝の幅は小ブロック群の中で同じである必要はなく、空気入りタイヤの目標性能に応じて細溝ごとに溝幅を変えてもよい。
本発明の第二実施形態の空気入りタイヤは、図2Aに示すように、トレッド端8の間にあるトレッド踏面1に、略タイヤ周方向にジグザグ状に延びる2本の略タイヤ周方向太溝10および略タイヤ幅方向にジグザグ状に延びる多数の略タイヤ幅方向太溝11が設けられ、2本の周方向太溝10によって区画された中央陸部18、および略タイヤ周方向太溝10と略タイヤ幅方向太溝11とによって区画された側方陸部19が設けられている。図2Bに示すように、中央陸部18は、略タイヤ幅方向に延びる細溝2eによって、また、側方陸部19は、略タイヤ周方向に延びる細溝2dおよび略タイヤ幅方向に延びる細溝2eおよび細溝2fによって、更に小ブロック3に区画され、該小ブロック3が互いに密集して小ブロック群GBをなす。中央陸部18および側方陸部19に形成された小ブロック3は、平面視略六角形状である。また、小ブロック3は、中央陸部18においてはタイヤ幅方向に2列をなしてタイヤ周方向に沿って並び、側方陸部19においてはタイヤ幅方向に3列、およびタイヤ周方向に2列をなして合計で6個並ぶ。
小ブロック3には、第一実施形態と同様に、スパイクピン打ち込み用の穴6を配設した小ブロックを穴配設小ブロック12またはサイプ7を配設した小ブロックをサイプ配設小ブロック13がある。そして、本実施形態ではスパイクピン打ち込み用の穴6は、穴配設小ブロック12の略中央部に配設されている。
このように、小ブロック群の少なくとも一部の小ブロックを穴配設小ブロックとすることにより、スパイクピン打ち込み用の穴を一定のピッチでトレッド踏面に配設する際に、穴の配設位置と溝の形成位置とが干渉することを低減することができる。従って、第一実施形態と同様に、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を向上させることができる。
小ブロック群GBを構成する小ブロック3は、第一実施形態と同様に、単位実接地面積当たりの個数密度を0.0028個/mm2〜0.013個/mm2として配設されている。
ここで、単位実接地面積当たりの小ブロックの個数密度(個/mm2)は、第一実施形態における個数密度と同様に定義する。
本実施形態においては、図2Aに示すように、中央陸部18においては、小ブロック群をなす2個の小ブロック、細溝2e、および細溝2fによって繰り返し模様が規定されている。ここで、図2Bに示すように、中央陸部18における基準ピッチ長さQ2は、小ブロック3のタイヤ周方向幅D2の2倍の長さ2D2に細溝2eのタイヤ周方向幅d2を加えた長さに、細溝2fの周方向幅d2’の半分の値d2’/2をタイヤ周方向両側にそれぞれ加えた長さ、すなわち2D2+d2+d2’である。また、側方陸部19においては、小ブロック群をなす2個の小ブロック、細溝2e、および略タイヤ幅方向太溝11とよって繰り返し模様が規定されている。ここで、側方陸部19における基準ピッチ長さQ2’は、小ブロック3のタイヤ周方向幅D2’の2倍の長さ2D2’に細溝2eのタイヤ周方向幅d2を加えた長さに、略タイヤ幅方向太溝11のタイヤ周方向幅d2’’の半分の値d2’’/2を小ブロック3のタイヤ周方向両側に加えた値、すなわち2D2’+d2+d2’’である。
なお、本実施形態では、中央陸部18の基準ピッチ長さQ2と側方陸部19の基準ピッチ長さQ2’は等しくなっている。
小ブロックの個数密度を0.0028個/mm2以上とすれば空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの接地性およびエッジ効果が高まるため、空気入りスパイクタイヤの氷上性能を確保することができ、個数密度を0.013個/mm2以下とすれば、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲のトレッド部の剛性を確保し、スパイクピンのピン抜けを防止することができる。
このように、小ブロックにスパイクピン打ち込み用の穴を配設し、小ブロック3を互いに密集させてなる小ブロック群GBを設け、単位実接地面積当たりの小ブロックの個数密度を0.0028個/mm2〜0.013個/mm2とすることにより、トレッド踏面におけるスパイクピン打ち込み用の穴の配設位置を多数用意することができる。そのため、空気入りタイヤのトレッド踏面におけるスパイクピン打ち込み用の穴の配設位置の自由度を向上させることができる。
また、小ブロック群GBにおいて、穴配設小ブロック12は、空気入りタイヤのタイヤ赤道CLを中心としたタイヤ幅方向における所定の範囲内、例えばタイヤ赤道を中心としてトレッド半幅の25%の位置からトレッド半幅の90%の位置までの範囲内にある、8本(図2Aでは、タイヤ幅方向片側については、l21〜l24の4本)のタイヤ周方向線上に、タイヤ周方向に一定のピッチP2で配設される。このように、スパイクピン打ち込み用の穴を、タイヤ赤道CLを中心としたタイヤ幅方向における所定の範囲内にある複数のタイヤ周方向線上にタイヤ周方向に一定のピッチPで配設することにより、スパイクピン打ち込み用の穴に打ち込まれたスパイクピンがトレッド踏面においてタイヤ周方向およびタイヤ幅方向について均等に氷雪路面を引っ掻くことができる。そのため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を更に向上させることができる。
本発明の空気入りタイヤは、穴配設小ブロックの列数および穴配設小ブロックを配設するピッチPは、実施形態によって異なるものとすることができるが、諸国の法例に定められるスパイクピン打ち込み本数に対応できるように、穴配設小ブロックの数、すなわちスパイクピン打ち込み用の穴の数は、タイヤ全周のトレッド踏面について30個〜200個であることが好ましい。
穴配設小ブロック12においては、実施形態1と同様に、スパイクピン打ち込み用の穴6を配設する小ブロック部分以外の領域を、サイプ7を形成しない平滑領域5としている。
一方、サイプ配設小ブロック13にはサイプ7が設けられている。本実施形態の空気入りタイヤでは、小ブロック13にタイヤ幅方向にジグザグ状に延びるサイプ7が2本設けられている。
なお、サイプの本数は適宜変更することができ、サイプの幅は例えば、0.3mm〜0.7mmとすることができる。このように、小ブロックにサイプを設けることにより、トレッド踏面におけるエッジ効果および排水性が高まるため、本発明の空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪上性能を更に向上させることができる。
小ブロック3の表面積、例えば全ての小ブロック3の表面積は、第一実施形態と同様に、75mm2〜350mm2であることが好ましい。小ブロックの表面積を75mm2以上とすれば、穴配設小ブロックについて、スパイクピン打ち込み用の穴の周囲の剛性を確保し、スパイクピンのピン抜けを防止することができる。また、小ブロックの表面積を350mm2以下とすれば、接地性およびエッジ効果が高まるため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷上性能を確保することができる。
本発明の第二実施形態の空気入りタイヤにおいては、トレッド踏面が略タイヤ周方向太溝10および略タイヤ幅方向太溝11を有することにより、太溝において、特に略タイヤ周方向太溝10と略タイヤ幅方向太溝11とが交わる部分において、雪上走行時に雪柱が形成されやすくなり、雪柱せん断力が高まるため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの雪上性能を向上させると共に、トレッド踏面の排水性を高めることができる。そのため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪上性能を更に向上させることができる。
なお、本発明においては、トレッド踏面全部でなくとも、トレッド踏面の少なくとも一部に、略タイヤ周方向に延びる太溝および略タイヤ幅方向に延びる太溝の少なくとも一方を設ければ、上記効果を得ることができる。更になお、トレッド踏面に設けられた小ブロック群を区画することを可能にするため、略タイヤ周方向の太溝は一本以上とし、また、略タイヤ幅方向の太溝は複数本とすることが好ましい。
ここで、図2Bに示すように、中央陸部18における小ブロック群GBにおいて、平面視六角形状である小ブロック3は、略タイヤ周方向辺3g、略タイヤ幅方向辺3fが、それぞれ略タイヤ周方向太溝10、細溝2eまたは細溝2fによって区画されている。また、側方陸部19における小ブロック群GBにおいては、平面視六角形状である小ブロック3は、略タイヤ周方向辺3e、略タイヤ幅方向辺3fが、それぞれ略タイヤ周方向太溝10または細溝2d、略タイヤ幅方向太溝11または細溝2eによって区画されている。このとき、細溝2d、細溝2eおよび細溝2fのうちいずれの細溝の幅も、0.5mm〜2.0mmであることが好ましい。細溝の幅を0.5mm以上とすれば、雪柱の雪柱が形成されやすくなり、雪柱せん断力が高まる。そのため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの雪上性能を確保することができる。また、細溝の幅を2.0mm以下とすれば、小ブロックの剛性を確保することができる。そのため、空気入りタイヤのスパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの湿潤路面と乾燥路面とでの走行性能を確保することができる。
なお、細溝の幅は小ブロック群の中で同じである必要はなく、空気入りタイヤの目標性能に応じて細溝ごとに溝幅を変えてもよい。
なお、本発明の空気入りタイヤは、上記第一および第二実施形態に限定されることなく、適宜変更することができるものとする。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1)
表1に示す諸元のトレッド踏面を有する空気入りラジアルタイヤを作製し、該空気入りラジアルタイヤを用いて、下記の走行性能評価を行った。
(比較例1)
表1に示す諸元のトレッド踏面を有する空気入りラジアルタイヤを作製し、該空気入りラジアルタイヤを用いて、実施例1と同様に下記の走行性能評価を行った。
(走行性能評価)
自動車用空気入りラジアルタイヤ(195/65R15)にスパイクピンを打ち込んで、JATMA規格に定める適用リム(6J×15)に装着し、上記空気入りラジアルタイヤとした。該空気入りスパイクタイヤを乗用自動車に装着した。そして、上記空気入りタイヤを、内圧220kPa、荷重2.0tの条件の下で用いて以下(1)〜(3)に示す試験を行い、空気入りラジアルタイヤの走行性能を評価した。
(1)氷上制動性能
氷板路面上のテストコースにおいて、テストドライバーが、速度20km/hからフル制動したときの乗用自動車の制動距離を測定し、該制動距離から空気入りラジアルタイヤの氷上制動性能を評価した。具体的には、比較例1の評価結果を100とした相対評価となる指数を算出した。指数が大きいほど制動性能が高いことを示す。
(2)氷上フィーリング性
氷板路面上のテストコースにおいて、テストドライバーが、様々な走行を行い、制動性、発進性、直進性、コーナリング性について総合的にフィーリング評価することにより、空気入りラジアルタイヤの氷上フィーリング性を評価した。具体的には、比較例1の評価結果を100とした相対評価となる指数を算出した。指数が大きいほど氷上フィーリング性が高いことを示す。
(3)雪上フィーリング性
圧雪路面上のテストコースにおいて、テストドライバーが、様々な走行を行い、制動性、発進性、直進性、コーナリング性について総合的にフィーリング評価することにより、空気入りラジアルタイヤの雪上フィーリング性を評価した。具体的には、比較例1の評価結果を100とした相対評価となる指数を算出した。指数が大きいほど雪上フィーリング性が高いことを示す。
(実施例2)
表1に示す諸元のトレッド踏面を有する空気入りラジアルタイヤを作製し、該空気入りラジアルタイヤを用いた以外は実施例1と同様に上記走行性能評価を行った。
Figure 2012183954
本発明の空気入りタイヤによれば、溝を無くすことを抑制しつつトレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を配設した空気入りタイヤを提供することにより、スパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んだ空気入りスパイクタイヤの氷雪路面上での走行性能を大幅に向上させることができる。
1 トレッド踏面
2, 2a 溝
2b, 2d, 2e, 2f 細溝
3 小ブロック
3a, 3b, 3c, 3d, 3e, 3f, 3g 小ブロックの辺
4 ショルダーブロック
5 平滑領域
6 スパイクピン打ち込み用の穴
7 サイプ
8 トレッド端
10 タイヤ周方向の太溝
11 タイヤ幅方向の太溝
12 穴配設小ブロック
13 サイプ配設小ブロック
18 中央陸部
19 側方陸部
21 トレッド踏面
22 溝
25 平滑領域
26 スパイクピン打ち込み用の穴
27 サイプ
28 無くした溝
CL タイヤ赤道
1, d2, d2’, d2’’ 細溝の幅
1, D2, D2’ ブロックの幅
B 小ブロック群
L, l タイヤ周方向線
P, P0, P1, P2 スパイクピン打ち込み用の穴のピッチ長さ
Q, Q1, Q2 小ブロックの基準ピッチ長さ
W 小ブロック群の幅
Z 基準区域

Claims (7)

  1. トレッド踏面にスパイクピン打ち込み用の穴を有する空気入りタイヤであって、
    前記トレッド踏面の少なくとも一部に、細溝によって区画された小ブロックを互いに密集させてなる小ブロック群が設けられ、
    該小ブロック群における単位実接地面積当たりの前記小ブロックの個数密度が0.0028個/mm2〜0.013個/mm2であり、
    前記小ブロックの少なくとも一部が、前記スパイクピン打ち込み用の穴を有する、穴配設小ブロックであることを特徴とする、空気入りタイヤ。
  2. 前記小ブロックの表面積が、75mm2〜350mm2であることを特徴とする、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記スパイクピン打ち込み用の穴の数が、タイヤ全周で30個〜200個であることを特徴とする、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記トレッド踏面の少なくとも一部に、略タイヤ幅方向に延びる複数本の太溝および略タイヤ周方向に延びる一本以上の太溝の少なくとも一方を有し、
    前記小ブロック群は、前記太溝によって区画されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記穴配設小ブロック以外の小ブロックが、サイプを有することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記細溝の幅が、0.5mm〜2.0mmであることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤの、前記スパイクピン打ち込み用の穴にスパイクピンを打ち込んでなる、空気入りスパイクタイヤ。
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